JPWO2014192497A1 - チューブレスタイヤ用の耐パンクシート、チューブレスタイヤおよびチューブレスタイヤのパンク修復方法 - Google Patents

チューブレスタイヤ用の耐パンクシート、チューブレスタイヤおよびチューブレスタイヤのパンク修復方法 Download PDF

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Abstract

耐パンクシート(3)は、チューブレスタイヤ(100)の内面(1A)に貼り付けられるべきチューブレスタイヤ用の耐パンクシートである。この耐パンクシート(3)は、第1の基材フィルム(23)と、第1の基材フィルム(23)上に積層された第1のアクリル系粘着剤層(24)と、を備える。耐パンクシート(3)は、第1の基材フィルム(23)の、第1のアクリル系粘着剤層(24)とは反対側に、チューブレスタイヤ(100)の内面(1A)に接着すべき第2の粘着シート(11)をさらに備えていてもよい。

Description

本発明は、チューブレスタイヤの内面に貼り付けてパンクを防止するチューブレスタイヤ用の耐パンクシートに関するものである。
従来から、チューブレスタイヤの内面に耐パンク性の組成物層を形成してパンクを防止することが行われている。
特開昭62−149501号公報(特許文献1)には、内部にシリコン剤や柔軟性ゴム等の半凝固性粘着剤を融着させたノーパンクタイヤが記載されている。
国際公開第99/62998号(特許文献2)には、チューブレスタイヤに適合した耐パンク性組成物として、スチレン系ブロック共重合体である熱可塑性エラストマーを活性成分として含む組成物が記載されている。
特開2003−159917号公報(特許文献3)には、粘着性シーラントの内面に熱可塑性樹脂フィルムを配置したパンク防止性能を有するタイヤが記載されている。
特開昭62−149501号公報 国際公開第99/62998号 特開2003−159917号公報
しかしながら、上記特許文献1には、「シリコン剤や柔軟性ゴム等の半凝固性粘着剤」として、「空気に接する部分は凝固するが内部は糊状を保つ性質の粘着剤」と記載されている。すなわち、もともと糊状を呈する粘着剤をタイヤの内面に塗布し、空気に接触する部分だけを凝固させなければならない。糊状の粘着剤をタイヤの内面に塗布する際に、厚みを均一にするのは極めて困難である。粘着剤をタイヤの内面に塗布する際に粘着剤の厚みが不均一で薄いところがあると、その部分の耐パンク性は著しく低下することになってしまう。
また、上記特許文献2には、耐パンク性を付与する組成物として「スチレン系ブロック共重合体である熱可塑性エラストマーを活性成分として含む組成物」が開示されている。ところが、この組成物は、高温でホットメルティング法によりタイヤの内側に塗布しなければならないとされている。このように、ホットメルティング法によって組成物をタイヤの内側に塗布する際に、厚みを均一にするのは極めて困難である。粘着剤の厚みが不均一になって薄いところができると、その部分の耐パンク性は大幅に低下する。
また、上記特許文献3には、耐パンク性を付与する組成物として「ポリイソブチレンを含有するゴム組成物を熱処理して得られる粘着性シーラント」が開示されている。ところが、この粘着性シーラントに関しては、未加硫タイヤの内面にゴム組成物と熱可塑性樹脂フィルムを配置し、未加硫タイヤを加硫するときに粘着性シーラント層を形成するとされている。そうすると、加硫のための加熱の際に、熱可塑性樹脂フィルムによって粘着性シーラントの流動性がある程度抑制されるものの、粘着性シーラント層の厚みに部位によるばらつきが生じるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、チューブレスタイヤに対して安定した耐パンク性能を容易に付与することができるチューブレスタイヤ用の耐パンクシート、チューブレスタイヤおよびチューブレスタイヤのパンク修復方法を提供することを目的とする。
本発明のチューブレスタイヤ用の耐パンクシートは、チューブレスタイヤの内面に貼着されるチューブレスタイヤ用の耐パンクシートであって、上記耐パンクシートは、基材フィルムにアクリル系粘着剤層が積層された粘着シートが用いられていることを要旨とする。
すなわち、本発明に従ったチューブレスタイヤ用の耐パンクシートは、チューブレスタイヤの内面に貼着されるべきチューブレスタイヤ用の耐パンクシートである。この耐パンクシートは、基材フィルムと、当該基材フィルム上に積層されたアクリル系粘着剤層と、を備える。
本発明に従ったチューブレスタイヤは、タイヤ本体と、タイヤ本体の内面上に配置された耐パンクシート部と、を備える。この耐パンクシート部は、上記本発明の耐パンクシートであり、上記第1の基材フィルム側が上記内面に対して貼り付けられている。
本発明のチューブレスタイヤのパンク修復方法は、チューブレスタイヤの内面に、基材フィルムにアクリル系粘着剤層が積層された粘着シートが用いられた耐パンクシートを貼着し、チューブレスタイヤを貫通した尖鋭体を除去したあとの貫通孔に、チューブレスタイヤの外側から、先端に掻き寄せ部が形成された掻き寄せ部材を差し込み、上記掻き寄せ部によってチューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤を上記貫通孔に向かって掻き寄せることを要旨とする。
すなわち、本発明に従ったチューブレスタイヤのパンク修復方法は、上記本発明の耐パンクシートを、チューブレスタイヤの内面に、上記第1の基材フィルム側において貼り付ける工程と、上記内面に上記耐パンクシートが貼り付けられた上記チューブレスタイヤを貫通した尖鋭体を除去する工程と、尖鋭体が除去されたあとの貫通孔に、チューブレスタイヤの外面側から先端に掻き寄せ部が形成された掻き寄せ部材を差し込み、当該掻き寄せ部によって上記第1のアクリル系粘着剤層を構成するアクリル系粘着剤を上記貫通孔に向けて掻き寄せる工程と、を備える。
本発明のチューブレスタイヤ用の耐パンクシート、チューブレスタイヤ、およびチューブレスタイヤのパンク修復方法によれば、チューブレスタイヤに対して安定した耐パンク性能を容易に付与することができるチューブレスタイヤ用の耐パンクシート、チューブレスタイヤ、およびチューブレスタイヤのパンク修復方法を提供することができる。
耐パンクシートが貼り付けられたチューブレスタイヤを示す断面図である。 チューブレスタイヤ用の耐パンクシートの構造の一例を示す断面図である。 第1の粘着シートの積層構造を示す図である。 第2の粘着シートの積層構造を示す図である。 第1の粘着シートと第2の粘着シートを積層して耐パンクシートを作製する状態を示す図である。 チューブレスタイヤ用の耐パンクシートの構造の一例を示す図である。 チューブレスタイヤ用の耐パンクシートをチューブレスタイヤに貼り付けた状態を示す断面図である。 チューブレスタイヤ用の耐パンクシートをチューブレスタイヤに貼り付けた状態を示す断面図である。 チューブレスタイヤのパンク修復方法を説明するための断面図である。 パンク修復方法の他の例を説明するための断面図である。
はじめに、本発明の実施形態の概要を説明する。チューブレスタイヤ用の耐パンクシートは、チューブレスタイヤの内面に貼着されるチューブレスタイヤ用の耐パンクシートであって、上記耐パンクシートは、基材フィルムにアクリル系粘着剤層が積層された粘着シートが用いられている。
すなわち、上記チューブレスタイヤ用の耐パンクシートは、チューブレスタイヤの内面に貼着されるべきチューブレスタイヤ用の耐パンクシートである。この耐パンクシートは、第1の基材フィルムと、第1の基材フィルム上に積層された第1のアクリル系粘着剤層と、を備える。
上記チューブレスタイヤ用の耐パンクシートにおいては、基材フィルムにアクリル系粘着剤層が積層された粘着シートが、チューブレスタイヤの内面に貼り付けられる。これによって、市販のチューブレスタイヤに対して耐パンク性能を容易に付与することができる。すなわち、チューブレスタイヤに釘等の尖鋭体が突き刺さって貫通したとしても、それを抜く時に、チューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤が尖鋭体に付着して貫通孔の中に侵入する。また、尖鋭体が除去されて貫通孔が形成されると、チューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤がチューブレスタイヤの内圧によって貫通孔内へと押し出される。こうしてアクリル系粘着剤によって貫通孔が塞がれる。チューブレスタイヤに充填された空気は、尖鋭体を抜く時に少し洩れるが、貫通孔が塞がれたあとはほとんど洩れない。
また、チューブレスタイヤの内面に粘着シートを貼着する際は、あらかじめ層状になったアクリル系粘着剤を、基材フィルムごとに取り扱って貼着することができる。したがって、チューブレスタイヤに耐パンク性を付与するアクリル系粘着剤の厚みが不均一にならず、厚みの不均一性に起因した耐パンク性の低下を抑制することができる。
上記耐パンクシートは、上記粘着シートがさらに複数積層されて構成されていてもよい。これにより、チューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤層が複数層になり、トータルの厚みが厚くなる。したがって、その分だけ耐パンク性能も向上し、太い釘などの尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔ができたとしても、その貫通孔はアクリル系粘着剤が充分に侵入して塞がれる。したがって、チューブレスタイヤに充填された空気の抜けは少なく、より優れた耐パンク性能を発揮する。
上記耐パンクシートは、上記粘着シートとして、基材フィルムの両面にアクリル系粘着剤層が形成された第2の粘着シートを備えていてもよい。
これにより、チューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤層が基材フィルムの両面に形成された2層存在することとなり、トータルの厚みが厚くなる。したがって、その分だけ耐パンク性能も向上し、太い釘などの尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔ができたとしても、その貫通孔はアクリル系粘着剤が充分に侵入して塞がれる。したがって、チューブレスタイヤに充填された空気の抜けは少なく、より優れた耐パンク性能を発揮する。
上記耐パンクシートは、上記粘着シートとして、基材フィルムの片面にアクリル系粘着剤層が形成された第1の粘着シートを備えていてもよい。
これにより、チューブレスタイヤの内面に粘着シートを貼着する際は、あらかじめ層状になったアクリル系粘着剤を、基材フィルムごとに取り扱って貼着することができる。したがって、チューブレスタイヤに耐パンク性を付与するアクリル系粘着剤の厚みが不均一にならず、厚みの不均一性に起因した耐パンク性の低下を抑制することができる。
また、この場合、上記耐パンクシートは、第1の粘着シートおよび第2の粘着シートの2つを備えていていもよい。
これにより、チューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤層が、第2の粘着シートを構成する2層と、第1の粘着シートを構成する1層とを合わせて3層を含むことになり、トータルの厚みが厚くなる。したがって、その分だけ耐パンク性能も向上し、太い釘などの尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔ができたとしても、その貫通孔はアクリル系粘着剤が充分に侵入して塞がれる。したがって、チューブレスタイヤに充填された空気の抜けは少なく、より優れた耐パンク性能を発揮する。
上記耐パンクシートは、チューブレスタイヤの内面に貼着される側に上記第2の粘着シートが配置され、チューブレスタイヤの内部空間側に上記第1の粘着シートが配置されてもよい。
基材フィルムの両面にアクリル系粘着剤層が形成された第2の粘着シートをチューブレスタイヤの内面に貼着される側に配置することにより、この第2の粘着シートを両面テープ代わりにして第1の粘着シートを貼着することができる。このため、第1の粘着シートと第2の粘着シートの複数の粘着シートを容易に積層し、その後ずれたり剥がれたりしなくなる。このように、チューブレスタイヤに対して確実に耐パンク性能が付与される。
上記耐パンクシートは、上記第1の粘着シートが、上記基材フィルム側を上記第2の粘着シートに密着させるように積層されていてもよい。
これにより、第1の粘着シートは、アクリル系粘着剤層がチューブレスタイヤの内部空間に露呈するよう配置される。このため、チューブレスタイヤに釘等の尖鋭体が突き刺さって貫通した時に、刺さった尖鋭体におけるチューブレスタイヤの内部空間に突き出た部分にアクリル系粘着剤がしっかり付着する。そして、その尖鋭体を抜く時に、尖鋭体に付着したアクリル系粘着剤が貫通孔の中に侵入する。また、尖鋭体が除去されて貫通孔が形成されると、アクリル系粘着剤がチューブレスタイヤの内圧によって貫通孔内へと押し出される。その結果、アクリル系粘着剤によって貫通孔が塞がれる。このように、チューブレスタイヤに対して確実に耐パンク性能が付与される。
上記耐パンクシートにおいては、第1の基材フィルムの、第1のアクリル系粘着剤層とは反対側に、チューブレスタイヤの内面に接着すべき接着部をさらに備えていてもよい。
また、上記耐パンクシートにおいては、上記接着部は、第2の基材フィルムと、第2の基材フィルム上に積層された第2のアクリル系粘着剤層と、を備えていてもよい。
また、上記耐パンクシートにおいては、第2のアクリル系粘着剤層は、第2の基材フィルムの両面上に積層されていてもよい。
また、上記耐パンクシートにおいては、上記第2のアクリル系粘着剤層と上記第1の基材フィルムとが貼り合わされていてもよい。
チューブレスタイヤは、タイヤ本体と、タイヤ本体の内面上に配置された耐パンクシート部と、を備えている。耐パンクシート部は、上記耐パンクシートである。そして、第1の基材フィルム側が上記内面に対して貼り付けられている。
チューブレスタイヤ用のパンク修復方法は、チューブレスタイヤを貫通した尖鋭体を除去したあとの貫通孔に、チューブレスタイヤの外側から、先端に掻き寄せ部が形成された掻き寄せ部材を差し込む。そして、上記掻き寄せ部によってチューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤を上記貫通孔に向かって掻き寄せる。
このようにすることにより、掻き寄せ部材を貫通孔から抜く時に、チューブレスタイヤの内面に存在するアクリル系粘着剤が掻き寄せ部材に付着して貫通孔の中に侵入する。こうしてアクリル系粘着剤によって貫通孔が塞がれる。したがって、チューブレスタイヤに太い尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔があいたとしても、その貫通孔をアクリル系粘着剤で確実に塞ぐことができる。
すなわち、チューブレスタイヤのパンク修復方法は、上記耐パンクシートを、チューブレスタイヤの内面に、上記第1の基材フィルム側において貼り付ける工程と、内面に耐パンクシートが貼り付けられた上記チューブレスタイヤを貫通した尖鋭体を除去する工程と、尖鋭体が除去されたあとの貫通孔に、チューブレスタイヤの外面側から先端に掻き寄せ部が形成された掻き寄せ部材を差し込み、掻き寄せ部によって第1のアクリル系粘着剤層を構成するアクリル系粘着剤を上記貫通孔に向けて掻き寄せる工程と、を備えている。
次に、本発明に従った耐パンクシートおよびチューブレスタイヤの一実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
まず、本発明の一実施の形態(第1実施形態)におけるチューブレスタイヤ用の耐パンクシートおよびチューブレスタイヤについて説明する。
図1に示すように、本実施形態の耐パンクシート3は、チューブレスタイヤ100のタイヤ本体1の内面に貼着されるものである。チューブレスタイヤ100は、タイヤ本体1の内側にチューブのように空気圧を保持するためのインナーライナー(図示していない)を備え、タイヤがリムに密着することで空気圧を保持できる構造を有している。チューブレスタイヤ100は、特に限定されたチューブレスタイヤである必要はなく、たとえば市販されている各種のチューブレスタイヤであってもよい。チューブレスタイヤ100の内面1Aとは、空気が充填される内部空間側の面をいう。チューブレスタイヤ100は、タイヤ本体1と、タイヤ本体1のビード部内に埋設され、鋼線が束ねられた構造を有するビード4と、一方のビード4から他方のビード4にまで延在するようにタイヤ本体1内に埋設され、ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどのコードからなるカーカス2とを備えている。また、耐パンクシート3は、チューブレスタイヤ100の内面1Aにおいて、少なくともトレッド1Cに対応する部分をカバーするように貼着される。
すなわち、本実施の形態におけるチューブレスタイヤ100は、タイヤ本体1と、タイヤ本体1の内面1A上に配置された耐パンクシート部としての耐パンクシート3とを備えている。
図2に示すように、上記耐パンクシート3には、基材フィルム13,23にアクリル系粘着剤層14a,14b,24が積層された粘着シート11,22が用いられている。
すなわち、図2を参照して、耐パンクシート3は、第1の基材フィルム23と、第1の基材フィルム23上に積層された第1のアクリル系粘着剤層24とを備えている。第1の基材フィルム23および第1のアクリル系粘着剤層24は、第1の粘着シート22を構成する。
上記耐パンクシート3は、上記粘着シート11,22が積層されて構成されている。この例では第1の粘着シート22と第2の粘着シート11とが積層されて構成されている。なお、第1の粘着シート22と第2の粘着シート11との2つの粘着シート11,22を積層するだけでなく、さらに図示しない第3の粘着シートや第4の粘着シートを積層する態様も、本発明の範囲に含む趣旨である。
図4に示すように、上記耐パンクシート3において、第2の粘着シート11は、第2の基材フィルム13と、第2の基材フィルム13上に積層された第2のアクリル系粘着剤層14a,14bとを備えている。第2の基材フィルム13の両面に第2のアクリル系粘着剤層14a,14bが形成されている。
図4を参照して、上記第2の粘着シート11は、第2の剥離フィルム15の上に、第2のアクリル系粘着剤層14aが積層され、その上に第2の基材フィルム13が積層され、第2の基材フィルム13の上にさらに第2のアクリル系粘着剤層14bが積層されて構成された剥離フィルム付き粘着シートから、第2の剥離フィルム15が除去されたものであってもよい。
上記第2の剥離フィルム15としては、例えばPETフィルム等を採用することができる。上記第2の基材フィルム13としては、例えばアクリル系不織布等を採用することができる。上記第2のアクリル系粘着剤層14a,14bとしては、例えばアクリル系感圧型接着剤を層状に成形したものを採用することができる。
上記第2の粘着シート11の具体例として、例えば、住友スリーエム社のBlack Elastic TAcky(BETA)Tapes(ベータテープ)両面接着タイプ4405を用いることができる。この具体例においては、上記第2のアクリル系粘着剤層14a,14bは黒色を呈している。
図3に示すように、この例においては、上記耐パンクシート3は、第1の粘着シート22が、第1の基材フィルム23の片面に第1のアクリル系粘着剤層24が形成されて構成されたものである。
第1の粘着シート22は、第1の剥離フィルム25の上に、第1の基材フィルム23が積層され、第1の基材フィルム23の上に第1のアクリル系粘着剤層24が積層されて構成された剥離フィルム付き粘着シートから、第1の剥離フィルム25が除去されたものであってもよい。
第1の剥離フィルム25としては、例えばPETフィルム等を採用することができる。上記第1の基材フィルム23としては、例えばアクリル系アイオノマーフィルム等を採用することができる。第1のアクリル系粘着剤層24は、例えばアクリル系感圧型接着剤を層状に成形したものを用いることができる。
上記第1の粘着シート22の具体例として、例えば、住友スリーエム社のスマートシールテープ4412Nを用いることができる。この具体例においては、上記第1のアクリル系粘着剤層24は白色を呈している。
図5に示すように、上記第2の剥離フィルム15を除去した第2の粘着シート11と、上記第1の剥離フィルム25を除去した第1の粘着シート22とを積層する。すなわち、第2のアクリル系粘着剤層14bと第1の基材フィルム23とが貼り合わされる。このようにすることにより、本実施の形態の耐パンクシート3を作製することができる。この例における第2の粘着シート11では、第2の基材フィルム13の両面に形成された第2のアクリル系粘着剤層14a,14bはそれぞれおよそ2mmの厚みを有している。また、第1の粘着シート22では、第1の基材フィルム23の片面に形成されたアクリル系粘着剤層24がおよそ2mmの厚みを有している。したがって、耐パンクシート3全体として、アクリル系粘着剤層の厚みはトータルでおよそ6mmとなっている。
耐パンクシート3の運搬や保管を容易にする観点から、耐パンクシート3の両面には剥離フィルムが配置されていてもよい。具体的には、図6を参照して、第1のアクリル系粘着剤層24の、第1の基材フィルム23とは反対側の面には、剥離フィルム92が配置されていてもよい。また、第2のアクリル系粘着剤層14aの、第2の基材フィルムとは反対側の面には、剥離フィルム91が配置されていてもよい。剥離フィルム92および剥離フィルム91は、それぞれ第1の剥離フィルム25および第2の剥離フィルム15であってもよい。
図7に示すように、上記耐パンクシート3は、チューブレスタイヤ100の内面1Aに貼着される側に上記第2の粘着シート11が配置され、チューブレスタイヤ100の内部空間側に上記第1の粘着シート22が配置されるのが好ましい。
また、上記耐パンクシート3においては、上記第1の粘着シート22が、上記第1の基材フィルム23側を上記第2の粘着シート11に密着させるように積層されているのが好ましい。
本実施形態の耐パンクシート3は、基材フィルム13,23にアクリル系粘着剤層14a,14b,24が積層された粘着シート11,22を含み、チューブレスタイヤ100の内面1Aに貼着される。これによって、市販のチューブレスタイヤ100に対して耐パンク性能を容易に付与することができる。すなわち、チューブレスタイヤ100に釘等の尖鋭体が突き刺さって貫通したとしても、それを抜く時に、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤が尖鋭体に付着して貫通孔の中に侵入する。また、尖鋭体が除去されて貫通孔が形成されると、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤がチューブレスタイヤ100の内圧によって貫通孔内へと押し出される。こうしてアクリル系粘着剤によって貫通孔が塞がれる。チューブレスタイヤ100に充填された空気は、尖鋭体を抜く時に少し洩れるが、貫通孔が塞がれたあとはほとんど洩れない。
また、チューブレスタイヤ100の内面1Aに粘着シート11,22を貼着する際は、あらかじめ層状になったアクリル系粘着剤を、基材フィルム13,23ごとに取り扱って貼着することができる。したがって、チューブレスタイヤ100に耐パンク性を付与するアクリル系粘着剤の厚みが不均一となることが抑制され、不均一性に起因した耐パンク性の低下が抑制される。また、図6に示すように、予め第1の粘着シート22と第2の粘着シート11とが積層されて作製された耐パンクシート3から、まず剥離フィルム91が除去されて第2のアクリル系粘着剤層14aにおいて耐パンクシート3がチューブレスタイヤ100の内面1Aに貼り付けられた後、剥離フィルム92が除去されてもよい。
上記耐パンクシート3は、上記粘着シート11,22が積層されて構成されているため、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤層14a,14b,24が複数層になり、トータルの厚みが厚くなる。したがって、その分だけ耐パンク性能も向上し、太い釘などの尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔ができたとしても、その貫通孔はアクリル系粘着剤が充分に侵入して塞がれる。したがって、チューブレスタイヤ100に充填された空気の抜けは少なく、より優れた耐パンク性能を発揮する。
上記耐パンクシート3は、第2の基材フィルム13の両面に第2のアクリル系粘着剤層14a,14bが形成された第2の粘着シート11を備えている。そのため、チューブレスタイヤ100の内面に存在する第2のアクリル系粘着剤層14a、14bが第2の基材フィルム13の両面に形成された2層を含むことになり、トータルの厚みが厚くなる。したがって、その分だけ耐パンク性能も向上し、太い釘などの尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔ができたとしても、その貫通孔はアクリル系粘着剤が充分に侵入して塞がれる。したがって、チューブレスタイヤ100に充填された空気の抜けは少なく、より優れた耐パンク性能を発揮する。
上記耐パンクシート3は、第1の基材フィルム23の片面に第1のアクリル系粘着剤層24が形成された第1の粘着シート22を備えている。そのため、チューブレスタイヤ100の内面1Aに第1の粘着シート22を貼着する際は、あらかじめ層状になった第1のアクリル系粘着剤24を、第1の基材フィルム23ごとに取り扱って貼着することができる。したがって、チューブレスタイヤ100に耐パンク性を付与するアクリル系粘着剤の厚みが不均一となることが抑制され、不均一性に起因した耐パンク性の低下が抑制される。
また、上記耐パンクシート3は、第2の粘着シート11と第1の粘着シート22の2つの粘着シートを備えている。そのため、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤層14a,14b,24が、第2の粘着シート11を構成する2層と、第1の粘着シート22を構成する1層とを含む合計3層となり、トータルの厚みが厚くなる。したがって、その分だけ耐パンク性能も向上し、太い釘などの尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔ができたとしても、その貫通孔はアクリル系粘着剤が充分に侵入して塞がれる。したがって、チューブレスタイヤ100に充填された空気の抜けは少なく、より優れた耐パンク性能を発揮する。
上記耐パンクシート3は、チューブレスタイヤ100の内面1Aに貼着される側に上記第2の粘着シート11が配置され、チューブレスタイヤ100の内部空間側に上記第1の粘着シート22が配置される。つまり、第1の基材フィルム23と第1のアクリル系粘着剤層24とを備える耐パンクシート3の、第1の基材フィルム23側が内面1Aに対して貼り付けられている。そのため、第2の基材フィルム13の両面に第2のアクリル系粘着剤層14a,14bが形成された第2の粘着シート11をチューブレスタイヤ100の内面1Aに貼着される側に配置することとなる。その結果、この第2の粘着シート11を両面テープ代わりにして第1の粘着シート22を貼着することができる。すなわち、耐パンクシート3は、第1の基材フィルム23の、第1のアクリル系粘着剤層24とは反対側に、チューブレスタイヤ100の内面1Aに接着すべき接着部としての第2の粘着シート11を備えている。このため、第2の粘着シート11と第1の粘着シート22とを内面1A上に容易に積層することが可能となっており、その後ずれたり剥がれたりしなくなる。このように、チューブレスタイヤ100に対して確実に耐パンク性能が付与される。
耐パンクシート3においては、上記第1の粘着シート22が、上記第1の基材フィルム23側を上記第2の粘着シート11に密着するように積層されている。
第1の粘着シート22は、第1のアクリル系粘着剤層24がチューブレスタイヤ100の内部空間に露呈するよう配置される。このため、チューブレスタイヤ100に釘等の尖鋭体が突き刺さって貫通した時に、刺さった尖鋭体におけるチューブレスタイヤ100の内部空間に突き出た部分にアクリル系粘着剤がしっかり付着する。そして、その尖鋭体を抜く時に、尖鋭体に付着したアクリル系粘着剤が貫通孔の中に侵入する。また、尖鋭体が除去されて貫通孔が形成されると、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤がチューブレスタイヤ100の内圧によって貫通孔内へと押し出される。その結果、アクリル系粘着剤によって貫通孔が塞がれる。このように、チューブレスタイヤ100に対して確実に耐パンク性能が付与される。
耐パンクシート3においては、チューブレスタイヤ100の内部空間側に配置された第1の粘着シート22の第1のアクリル系粘着剤層24が、白色のアクリル系粘着剤からなる。そのため、尖鋭体を抜いた時に、アクリル系粘着剤が貫通孔の中に侵入して貫通孔が塞がれた状態を容易に目視できる。耐パンク性能を外観的に把握できる。
チューブレスタイヤ100の内部空間側に第1のアクリル系粘着剤層24が露呈している。このため、チューブレスタイヤ100に釘等の尖鋭体が突き刺さって貫通した時に、刺さった尖鋭体におけるチューブレスタイヤ100の内部空間に突き出た部分にアクリル系粘着剤がしっかり付着する。そして、その尖鋭体を抜く時に、尖鋭体に付着したアクリル系粘着剤が貫通孔の中に侵入する。また、尖鋭体が除去されて貫通孔が形成されると、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤がチューブレスタイヤ100の内圧によって貫通孔内へと押し出される。その結果、アクリル系粘着剤によって貫通孔が塞がれる。このように、チューブレスタイヤ100に対して確実に耐パンク性能が付与される。
図8は、第2実施形態の耐パンクシートを示す。この例では、上記耐パンクシート3は、第2の基材フィルム13の両面に第2のアクリル系粘着剤層14a,14bが形成された第2の粘着シート11から構成されている。この例における第2の粘着シート11においては、第2の基材フィルム13の両面に形成された第2のアクリル系粘着剤層14a,14bはそれぞれおよそ4mmの厚みである。したがって、耐パンクシート3全体として、アクリル系粘着剤の厚みはトータルでおよそ8mmとなっている。この第2の粘着シート11がチューブレスタイヤ100の内面1Aに貼着されている。
第2実施形態によれば、複数の粘着シートを積層する手間が省ける。それ以外は上記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
つぎに、本発明の一実施の形態におけるチューブレスタイヤ100のパンク補修方法を説明する。図9は、一実施形態のパンク補修方法を説明する図である。
この方法では、あらかじめ、チューブレスタイヤ100の内面1Aに、上述した耐パンクシート3を貼着しておく。そして、チューブレスタイヤ100を釘などの尖鋭体が貫通したときに、チューブレスタイヤ100を貫通した尖鋭体を除去したあとの貫通孔31に、チューブレスタイヤ100の外側(外面1B側)から、先端に掻き寄せ部32aが形成された掻き寄せ部材32を差し込み、上記掻き寄せ部32aによってチューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤を上記貫通孔31に向かって掻き寄せる。
すなわち、本実施の形態におけるチューブレスタイヤのパンク修復方法は、耐パンクシート3を、チューブレスタイヤ100の内面1Aに、第1の基材フィルム23と第1のアクリル系粘着剤層24とを備える耐パンクシート3の第1の基材フィルム23側において貼り付ける工程と、内面1Aに耐パンクシート3が貼り付けられたチューブレスタイヤ100を貫通した尖鋭体を除去する工程と、尖鋭体が除去されたあとの貫通孔31に、チューブレスタイヤ100の外面1B側から先端に掻き寄せ部32aが形成された掻き寄せ部材32を差し込み、掻き寄せ部32aによって第1のアクリル系粘着剤層24を構成するアクリル系粘着剤を貫通孔31に向けて掻き寄せる工程と、を備えている。
上記掻き寄せ部材32は、この例では、金属製の棒状体の先端を鉤状に曲げて掻き寄せ部32aを形成したものである。掻き寄せ部32aの先端は、アクリル系粘着剤を掻き寄せやすいように平らにしてへら状にするのが好ましい。根元には把持部が取り付けてある。
本実施形態においては、チューブレスタイヤ100を貫通した尖鋭体を除去したあとの貫通孔31に、チューブレスタイヤ100の外側から、先端に掻き寄せ部32aが形成された掻き寄せ部材32を差し込む。そして、上記掻き寄せ部32aによってチューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤を上記貫通孔31に向かって掻き寄せる。
このようにすることにより、掻き寄せ部材32を貫通孔31から抜く時に、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤が掻き寄せ部材32に付着して貫通孔31の中に侵入する。こうしてアクリル系粘着剤によって貫通孔31が塞がれる。したがって、チューブレスタイヤ100に太い尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔31があいたとしても、その貫通孔31をアクリル系粘着剤で確実に塞ぐことができる。
図10は、パンク補修方法の他の例を説明する図である。この方法は、あらかじめ、チューブレスタイヤ100の内面1Aに、上述した耐パンクシート3を貼着しておく。そして、チューブレスタイヤ100を釘などの尖鋭体が貫通したときに、チューブレスタイヤ100を貫通した尖鋭体を除去したあとの貫通孔31に、チューブレスタイヤ100の外側から、先端に抜け止め部41aが形成されたプラグ部材41を差し込み、上記抜け止め部41aとチューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤を接着し、上記貫通孔31を塞ぐ。
上記プラグ部材41は、この例では、樹脂製の棒状体の先端に複数の傘状の抜け止め部41aを形成したものである。根元にはプラグ部材41を貫通孔31に押し込むときの指当部41bが形成されている。また、指当部41bと抜け止め部41aの間には棒状部41cが確保され、この部分がチューブレスタイヤ100の厚みに対応している。プラグ部材41を押し込むときに変形した抜け止め部41aが、チューブレスタイヤ100の内部に突出して変形が復元する。内部で広がった抜け止め部41aにアクリル系粘着剤が接着する。
この例は、チューブレスタイヤ100を貫通した尖鋭体を除去したあとの貫通孔31に、チューブレスタイヤ100の外側から、先端に抜け止め部41aが形成されたプラグ部材41を差し込む。そして、上記抜け止め部41aとチューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤を接着する。
このようにすることにより、貫通孔31がプラグ部材41で塞がれ、チューブレスタイヤ100の内面1Aに存在するアクリル系粘着剤が抜け止め部41aに接着して空気が漏れなくなる。したがって、チューブレスタイヤ100に太い尖鋭体が突き刺さって大きな貫通孔31があいたとしても、その貫通孔31を確実に塞ぐことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、請求の範囲によって規定され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のチューブレスタイヤ用の耐パンクシート、チューブレスタイヤおよびチューブレスタイヤのパンク修復方法は、種々の車両用のチューブレスタイヤに適用され得る。
1 タイヤ本体、1A 内面、1B 外面、1C トレッド、2 カーカス、3 耐パンクシート、4 ビード、11 第2の粘着シート、13 第2の基材フィルム、14a,14b 第2のアクリル系粘着剤層、15 第2の剥離フィルム、22 第1の粘着シート、23 第1の基材フィルム、24 第1のアクリル系粘着剤層、25 第1の剥離フィルム、31 貫通孔、32 掻き寄せ部材、32a 掻き寄せ部、41 プラグ部材、41a 抜け止め部、41b 指当部、41c 棒状部、91,92 剥離フィルム、100 チューブレスタイヤ。

Claims (7)

  1. チューブレスタイヤの内面に貼り付けられるべきチューブレスタイヤ用の耐パンクシートであって、
    第1の基材フィルムと、
    前記第1の基材フィルム上に積層された第1のアクリル系粘着剤層と、を備える、耐パンクシート。
  2. 前記第1の基材フィルムの、前記第1のアクリル系粘着剤層とは反対側に、前記チューブレスタイヤの前記内面に接着すべき接着部をさらに備える、請求項1に記載の耐パンクシート。
  3. 前記接着部は、
    第2の基材フィルムと、
    前記第2の基材フィルム上に積層された第2のアクリル系粘着剤層と、を備える、請求項2に記載の耐パンクシート。
  4. 前記第2のアクリル系粘着剤層は、前記第2の基材フィルムの両面上に積層される、請求項3に記載の耐パンクシート。
  5. 前記第2のアクリル系粘着剤層と前記第1の基材フィルムとが貼り合わされている、請求項3または4に記載の耐パンクシート。
  6. タイヤ本体と、
    前記タイヤ本体の内面上に配置された耐パンクシート部と、を備え、
    前記耐パンクシート部は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐パンクシートであり、
    前記第1の基材フィルム側が前記内面に対して貼り付けられている、チューブレスタイヤ。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐パンクシートを、チューブレスタイヤの内面に、前記第1の基材フィルム側において貼り付ける工程と、
    前記内面に前記耐パンクシートが貼り付けられた前記チューブレスタイヤを貫通した尖鋭体を除去する工程と、
    前記尖鋭体が除去されたあとの貫通孔に、前記チューブレスタイヤの外面側から先端に掻き寄せ部が形成された掻き寄せ部材を差し込み、前記掻き寄せ部によって前記第1のアクリル系粘着剤層を構成するアクリル系粘着剤を前記貫通孔に向けて掻き寄せる工程と、を備えた、チューブレスタイヤのパンク修復方法。
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