JPWO2014189135A1 - 燃料電池モジュールおよび燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電量の向上した燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供する。【解決手段】 本発明の燃料電池モジュール27は、収納容器2内に、複数個のセルスタック装置1を配列してなるとともに、セルスタック装置1が、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池セル2を複数個配列してなるセルスタック3を備え、セルスタック装置1の間に、燃料電池セル2からの排ガスを排出するための排ガス排出路39、40が設けられている。これにより、排ガスを効率よく排気することができ、発電量を向上することができる。また上記燃料電池モジュール27を備えることで、発電量の向上した燃料電池装置52を提供できる。【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料電池モジュールおよび燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(空気)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルが種々提案されている。さらに、燃料電池セルを複数個配列してなるセルスタック装置を収納容器内に収納してなる燃料電池モジュール、ならびに燃料電池モジュールを外装ケース内に収納してなる燃料電池装置が種々提案されている。
従来の燃料電池モジュールとしては、例えば、収納容器内に4つのセルスタック装置を備えてなる燃料電池モジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−331977号公報
ところで、特許文献1に記載の燃料電池モジュールにおいては、燃料電池セルの発電に使用されなかった排ガスを外部に流すための排ガス排出路が、セルスタック装置の配列方向に沿った両端側にしか設けられていない。このため、特に収納容器内に複数個のセルスタック装置を収納してなる燃料電池装置においては、燃料電池セルの発電に使用されなかった排ガスを効率よく排気することが難しく、それに伴い発電量が低下する、もしくは発電量が向上しないという問題があった。
それゆえ、本発明は、燃料電池セルの発電に使用されなかった排ガスを効率よく排気することができ、発電量を向上できる燃料電池モジュールおよび燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池モジュールは、収納容器内に、複数個のセルスタック装置を配列してなるとともに、前記セルスタック装置が、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池セルを複数個配列してなるセルスタックを具備し、前記セルスタック装置の間に、前記燃料電池セルからの排ガスを排出するための排ガス排出部材が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池装置は、外装ケース内に、上記の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールの運転を行なうための補機とを収納してなることを特徴とする。
本発明の燃料電池モジュールは、収納容器内に、複数個のセルスタック装置を配列してなるとともに、セルスタック装置の間に、燃料電池セルからの排ガスを排出するための排ガス排出部材が設けられていることから、排ガスを効率よく排気することができ、発電量を向上することができる。
また、本発明の燃料電池装置は、上記した燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールの運転を行なうための補機とを収納してなることから、発電量の向上した燃料電池装置を提供できる。
本実施形態の燃料電池モジュールを構成するセルスタック装置の一例を示す外観斜視図である。 図1に示すセルスタック装置を一部抜粋して示し、(a)は平面図、(b)は(a)の破線で囲った部分の一部拡大平面図、(c)は(a)のB−B断面図である。 本実施形態の燃料電池モジュールの一例を示す縦断面図である。 本実施形態の燃料電池モジュールの他の一例を示す縦断面図である。 (a)は、図4の燃料電池モジュールの排ガス排出路とセルスタック装置との関係を示す説明図、(b)は中空平板状の排ガス排出部材を示す斜視図である。 (a)は本実施形態の燃料電池モジュールを構成する排ガス貯留室の一例を抜粋して示す平面図、(b)は排ガス貯留室の他の例を示す平面図である。 本実施形態の燃料電池装置の一例を概略的に示す分解斜視図である。 燃料電池モジュールのさらに他の例の縦断面を示す説明図である。 (a)は2個のセルスタックを有するセルスタック装置を2個並列配置した状態を示す平面図、(b)はマニホールドに2個のセルスタックを設けたセルスタック装置の斜視図である。 改質器を示すもので、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 セルスタック装置およびその近傍を示す側面図である。 原燃料ガス供給管およびその近傍の改質器を示すもので、(a)は横断面を示す説明図、(b)は縦断面を示す説明図である。 (a)は原燃料ガス供給管が気化改質部連結路内に突出していない形態の改質器を示す平面図、(b)は気化部復路内の仕切板を、セルスタックの燃料電池セルの配列方向中央部よりも、原燃料ガス供給管側に位置させた改質器を示す平面図である。 気化部往路と気化部復路との端面同士、および改質部往路と改質部復路との端面同士を補強板で連結した改質器を示す斜視図である。 気化部復路と改質部往路との間の空間の上端部を連結板で塞ぎ、この連結板の下方に低所排ガス流通路を設けた燃料電池モジュールの縦断面を示す説明図である。 気化部復路と改質部往路との間の連結板に排ガス流通孔を形成し、この排ガス流通孔の下方に低所排ガス排出路を設けた燃料電池モジュールの縦断面を示す説明図である。 燃料電池モジュールのさらに他の例を示す縦断面を示す説明図である。 図17の改質器を示すもので、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 気化部復路と改質部往路との間の空間の上端部を連結板で塞ぎ、この連結板の排ガス流通孔に排ガス排出路を連結した燃料電池モジュールの縦断面を示す説明図である。 排ガス流通路の両側に設けた断熱材と、その上方の改質器との間を排ガスが通過しないように阻止部材を設けた燃料電池モジュールの縦断面を示す説明図である。
図1は、本実施形態の燃料電池モジュール(以下、モジュールという場合がある。)を構成するセルスタック装置の一例を示す外観斜視図であり、図2は、図1に示すセルスタック装置を一部抜粋して示し、(a)は平面図、(b)は(a)の破線で囲った部分の一部を拡大して示す断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。なお、以降の図において同一の部材については同一の番号を付するものとする。
図1、図2に示すセルスタック装置1は、セルスタック3を2個備えており、これらのセルスタック3は、燃料電池セル2を立設させた状態で一列に配列し、隣接する燃料電池セル2間が集電部材18を介して電気的に直列に接続して構成されている。燃料電池セル2は、内部を燃料ガスが一端から他端に流通するガス流路11を有しており、燃料電池セル2の下端部をガラスシール材等の絶縁性接合材19でマニホールド4に固定してセルスタック装置1が構成されている。セルスタック3の上方には、燃料電池セル2に供給する燃料ガスを生成するための改質器5が配置されている。
図1、2においては、燃料電池セル2として、内部を燃料ガスが長手方向に流通するガス流路11を複数有する中空平板型で、ガス流路11を有する導電性支持基板12の表面に、燃料極層13、固体電解質層14および酸素極層15を順に積層してなる固体酸化物形の燃料電池セル2を例示している。燃料電池セル2の間を酸素含有ガス(空気)が流通する。燃料電池セル2の構成については後述する。
なお、本実施形態の燃料電池モジュールにおいては、燃料電池セル2は、例えば平板型や円筒型とすることもでき、あわせてセルスタック装置1の形状も適宜変更することができる。
また、セルスタック3の最も外側に位置する燃料電池セル2に端部集電部材18bが接着されており、この端部集電部材18bの外側には、端部集電部材18bに接着して電気的に接続されたセルスタック支持部材21(以下、スタック支持部材21と略することがある)が存在する。スタック支持部材21の外側には保護カバー22がある。保護カバー22は、セルスタック3の周囲に配置された断熱材との接触や外部からの衝撃に対して、スタック支持部材21およびセルスタック3を保護する。また、スタック支持部材21にはセルスタック3の外側に突出する電流引き出し部23が接続されている。
なお、図1、2においては、セルスタック装置1が2つのセルスタック3を備えている場合を示しているが、適宜その個数は変更することができ、例えばセルスタック3を1個だけ備えていてもよい。また、セルスタック装置1を、改質器5を含むとすることもできる。
また、マニホールド4は燃料電池セル2に供給する燃料ガスを貯留するもので、開口部を上面に有するガスケース24と、内側に燃料電池セル2を固定するとともに、ガスケース24に固定される枠体20とを備えている。
燃料電池セル2の一端部(図2(a)の下端部)は枠体20で囲まれており、枠体20の内側に充填された絶縁性接合材19で燃料電池セル2の下端部の外周が固定されている。つまり、セルスタック3は、枠体20の内側に複数の燃料電池セル2の下端部を並べて収容し、絶縁性接合材19で枠体20に接着されている。なお、絶縁性接合材19は、ガラス等の材料からなり、熱膨張係数を加味して所定のフィラーを添加したものを用いることができる。
マニホールド4を構成するガスケース24は、開口部25を上面に有しており、枠体20内に接着されたセルスタック3が開口部25を塞ぐように環状の枠体20の一端部がガスケース24の開口部25を取り囲むように形成された溝部26に挿入され固定されている。そして、枠体20の一端部がガスケース24の溝部26内の絶縁性接合材29に埋設された状態で接着されており、燃料電池セル2のガス流路11以外の部分が気密に封止されている。なお、溝部26は、ガスケース24の開口部25(言い換えれば枠体20)を取り囲むように環状に形成されている。
この構成では、セルスタック3をガスケース24に接着する前に、別途、燃料電池セル2の一端部を絶縁性接合材19で枠体20に接着し、その後で枠体20を絶縁性接合材29でガスケース24に接着して封止することが可能である。
また、図1に示すU字状の改質器5においては、原燃料ガス供給管9を介して供給される天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成する。なお、改質器5は、効率のよい改質反応である水蒸気改質を行うことができる構造とすることが好ましく、水を気化させるための気化部6と、原燃料を燃料ガスに改質するための改質触媒(図示せず)が配置された改質部7とを備えている。そして、改質器5で生成された燃料ガスは、改質ガス導出管8を介してマニホールド4に供給され、マニホールド4より燃料電池セル2の内部に設けられたガス流路11に供給される。
また図1、2に示すセルスタック装置1は、後述する収納容器内にスライドして収納することが可能である。
ここで、燃料電池セル2は、図2(b)に示すように、一対の対向する平坦面をもつ柱状の導電性支持基板12(以下、支持基板12と略す場合がある)の一方の平坦面上に燃料極層13、固体電解質層14及び酸素極層15を順次積層してなる柱状(中空平板状等)からなる。また、燃料電池セル2の他方の平坦面上にはインターコネクタ16が設けられており、インターコネクタ16の外面(上面)にはP型半導体層17が設けられている。P型半導体層17を介して、集電部材18aをインターコネクタ16に接続させることにより、両者の接触がオーム接触となり、電位降下を少なくし集電性能の低下を有効に回避することが可能となる。なお、図2(a)では集電部材18a、端部集電部材18bの記載を省略している。また、支持基板は燃料極層を兼ねるものとし、その表面に固体電解質層および酸素極層を順次積層してセルを構成することもできる。
燃料極層13は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称し、部分安定化も含むものとする)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
固体電解質層14は、燃料極層13、酸素極層15間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrOから形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
酸素極層15は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。酸素極層15はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲にあることが好ましい。
支持基板12としては、燃料ガスを燃料極層13まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ16を介して集電するために導電性であることが要求される。したがって、支持基板12としては、導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。燃料電池セル2を作製するにあたり、燃料極層13または固体電解質層14との同時焼成により支持基板12を作製する場合においては、鉄族金属成分と特定希土類酸化物とから支持基板12を形成することが好ましい。
また、図2に示した燃料電池セル2において、柱状(中空平板状)の支持基板12は、立設方向に細長く延びる板状片であり、平坦な両面と半円形状の両側面を有する。また、支持基板12は、ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は300S/cm以上、特に440S/cm以上であるのが好ましい。また、支持基板12の形状は柱状であれば良く、円筒状であってもよい。
P型半導体層17としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物からなる層を例示することができる。具体的には、インターコネクタ16を構成する材料よりも電子伝導性が大きいもの、例えば、BサイトにMn、Fe、Coなどが存在するLaMnO系酸化物、LaFeO系酸化物、LaCoO系酸化物などの少なくとも一種からなるP型半導体セラミックスを使用することができる。このようなP型半導体層17の厚みは、一般に、30〜100μmの範囲にあることが好ましい。
インターコネクタ16は、上述したとおり、ランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO系酸化物)、もしくは、ランタンストロンチウムチタン系のペロブスカイト型酸化物(LaSrTiO系酸化物)が好適に使用される。これらの材料は、導電性を有し、かつ燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触しても還元も酸化もされない。また、インターコネクタ16は支持基板12に形成されたガス流路11を流通する燃料ガス、および支持基板12の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが好ましい。
そして、燃料電池セル2を電気的に接続するために介装される集電部材18aおよび端部集電部材18bは、弾性を有する金属または合金からなる部材あるいは金属繊維または合金繊維から成るフェルトに所要の表面処理を加えた部材から構成することができる。
図3は、本実施形態の燃料電池モジュール(以下、モジュールということがある)の一例を示す縦断面図である。この図3に示すように、モジュール27を構成する収納容器28は、内壁29と外壁30とを有する二重構造で、外壁30により収納容器28の外枠が形成されるとともに、内壁29によりセルスタック装置1を収納する発電室31が形成されている。なお、図3に示すモジュール27においては、発電室31内に図1に示すセルスタック装置1を4個収納してなる例を示している。
図3に示す収納容器28においては、内壁29と外壁30との間を、燃料電池セル2に導入する酸素含有ガスが流通する酸素含有ガス導入路32としている。
ここで、収納容器28内には、中空平板状の酸素含有ガス導入部材35が、内壁29を貫通してマニホールド4に並置されたセルスタック3の間に挿入されて固定されている。この酸素含有ガス導入部材35は、上端側に酸素含有ガスが流入するための酸素含有ガス流入口(図示せず)とフランジ部33とを備え、下端部に燃料電池セル2の下端部に酸素含有ガスを導入するための酸素含有ガス流出口34が設けられてなる。それにより、酸素含有ガスが燃料電池セル2の側方を下端部から上端部に向けて流れることとなる。なお、フランジ部33と内壁29との間には断熱部材36が配置されている。
なお、図3においては、酸素含有ガス導入部材35が、2個のセルスタック3間に位置するように配置されているが、収納容器28内に収納するセルスタック装置1の数や、セルスタック装置1を構成するセルスタック3の数により、適宜配置することができる。
また発電室31内には、モジュール27内の熱が極端に放散され、燃料電池セル2(セルスタック3)の温度が低下して発電量が低減しないよう、モジュール27内の温度を高温に維持するための断熱部材36が適宜設けられている。
断熱部材36は、セルスタック3の近傍に配置することが好ましく、特には、燃料電池セル2の配列方向xに沿ってセルスタック3の側面側に配置するとともに、セルスタック3の側面における燃料電池セル2の配列方向xに沿った幅と同等またはそれ以上の幅を有する断熱部材36を配置することが好ましい。セルスタック3の両側面側に断熱部材36を配置することが好ましい。
それにより、セルスタック3の温度が低下することを効果的に抑制できる。さらには、酸素含有ガス導入部材35より導入される酸素含有ガスが、セルスタック3の側面側より排出されることを抑制でき、セルスタック3を構成する燃料電池セル2間の酸素含有ガスの流れを促進することができる。図3においては、セルスタック3の両側面側に配置された断熱部材36においては、燃料電池セル2に供給される酸素含有ガスの流れを調整し、燃料電池セル2の長さ方向yおよび燃料電池セル2の配列方向xにおける温度分布を低減するための開口部37が設けられている。
ここで、燃料電池セル2の配列方向xに沿った内壁29の内側、言い換えれば、セルスタック装置1の配列方向sにおける内壁29の内側には、排ガス用内壁38が設けられており、内壁29と排ガス用内壁38との間が、発電室31内の排ガスが上方から下方に向けて流れる排ガス排出路39とされている。さらに、言い換えると、4個のセルスタック装置1の配列方向sの両端部に位置するセルスタック装置1と、収納容器28の内壁29との間に、排ガス排出路39が設けられており、排ガス排出路39は排ガス用内壁38を具備する排ガス排出部材で構成されている。
ところで、収納容器28内に複数のセルスタック装置1を収納してなる場合には、特に中央部側に位置するセルスタック装置1における燃料電池セル2から、上記の排ガス排出路39までの距離が長くなってしまい、中央部側に位置するセルスタック装置1における燃料電池セル2から排出される排ガスを、効率よく外部に排出することが難しい場合がある。
特に燃料電池セル2の上端側で、発電に使用されなかった燃料ガスを燃焼させて、その燃焼熱によって燃料電池セル2の温度を高温に維持する構成の燃料電池モジュールでは、燃料電池セル2の上端側に排ガスが滞留することで、発電に使用されなかった燃料ガスをうまく燃焼させることができず、失火するおそれがある。特に失火を生じた場合には、燃料電池セル2の温度が上昇せず、もしくは高温に維持することができず、結果として燃料電池セル2(セルスタック装置1)の発電量が低下してしまうおそれがある。
それゆえ、図3に示す本実施形態のモジュール27においては、上記の排ガス排出路39に加えて、隣接するセルスタック装置1の間に、発電に使用されなかった排ガスを排出するための排ガス排出路40がそれぞれ設けられている。
この排ガス排出路40は、図5(b)に示すように、中空平板状の排ガス排出部材で構成されており、上端部に発電室31と連通する排ガス流入口41を両側方に備えるとともに、下端である排気口46が発電室31の下方に設けられた排ガス貯留室42と連通している。なお、図5(b)においては、直方体状(中空平板状)の排ガス排出部材にて排ガス排出路40を形成した例を示しているが、円筒状の排ガス排出部材を複数配列した構成としてもよい。
すなわち、それぞれのセルスタック装置1の側方には、セルスタック装置1に沿って排ガス排出路39もしくは排ガス排出路40のいずれかが配置されており、発電で使用されなかった排ガスは、それぞれのセルスタック装置1を構成するセルスタック3にとって近い側の排ガス排出路39、40に効率よく流れることとなる。
それにより、燃料電池セル2の上端側に排ガスが滞留することを抑制でき、排ガスを効率よく排気することができるとともに、燃料電池セル2の上方で燃焼させる構成のセルスタック装置1においては、失火を抑制することができることから、発電量が向上したモジュール27とすることができる。
なお、排ガス排出路39、40は、排ガス貯留室42を介して、収納容器28の底部に設けられた排気孔47と通じている。
それにより、モジュール27の稼動(起動処理時、発電時、停止処理時)に伴って生じる排ガスは、排ガス排出路39、40を流れて排ガス貯留室42に一旦集められた後、排気孔47より排気される構成となっている。なお、排気孔47は収納容器28の底部の一部を切り欠くようにして形成してもよく、また管状の部材を設けることにより形成してもよい。
燃料電池セル2に供給する酸素含有ガスは、収納容器28の底部に設けられた酸素含有ガス導入口(図示せず)より、排ガス貯留室42の下方に設けられた酸素含有ガス導入室43に供給される。酸素含有ガス導入室43に供給された酸素含有ガスは、続いて排ガス排出路39の側方に位置する酸素含有ガス導入路32を流れて発電室31の上方の酸素含有ガス導入路に流れた後、それぞれの酸素含有ガス導入部材35を介して燃料電池セル2に供給される。
それにより、酸素含有ガス導入室43を流れる間に排ガス貯留室42の排ガスと熱交換され、酸素含有ガス導入路32を流れる間に排ガス排出路39を流れる排ガスと熱交換され、さらに発電室31上方の酸素含有ガス導入路および酸素含有ガス導入部材35を流れる間に、発電室31の熱とで熱交換される。それにより、温度の高い酸素含有ガスを燃料電池セル2に供給することができ、発電効率を向上することができる。
なお、酸素含有ガス導入部材35の内部には、セルスタック3近傍の温度を測定するための熱電対44が、その測温部45が燃料電池セル2の長さ方向yの中央部でかつ燃料電池セル2の配列方向xにおける中央部に位置するように配置されている。
また、上述の構成のモジュール27においては、燃料電池セル2におけるガス流路11より排出される発電に使用されなかった燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを燃料電池セル2の上端と改質器5との間で燃焼させることにより、燃料電池セル2の温度を上昇・維持させることができるほか、あわせて、燃料電池セル2(セルスタック3)の上方に配置された改質器5を温めることができ、改質器5で効率よく改質反応を行なうことができる。なお、通常発電時においては、上記燃焼や燃料電池セル2の発電に伴い、モジュール27内の温度は500〜800℃程度となる。
図4は、本実施形態の燃料電池モジュールの他の一例を示す断面図である。この図4に示すモジュール48は、図3に示すモジュール27と比較して、セルスタック装置1間に配置された排ガス排出路の断面積が、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の中央部側における流路の断面積が、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の端部側における流路の断面積よりも大きい点で異なっている。
収納容器内に複数個のセルスタック装置を収納してなるモジュールにおいては、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の中央部側の温度が高くなる温度分布を生じ、発電効率が低下するおそれがある。
それゆえ、図4に示すモジュール48においては、セルスタック装置1の配列方向sにける発電室31の中央部側における排ガス排出路40の幅Bを、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の端部側における排ガス排出路40の幅Bよりも大きくすることで、中央部側の断面積を大きくしている例を示している。
図5(a)に、セルスタック装置1および排ガス排出路40を形成する中空平板状の排ガス排出部材との関係を示す。この図5(a)は、図4のモジュール48をセルスタック装置1の上方から見た図である。また、図5(b)に、排ガス排出路40を形成する排ガス排出部材の斜視図を記載する。
それにより、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の中央部側における温度の高い排ガスがより多く排出されることとなることから、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の中央部側の温度を下げることができ、温度分布を緩和することができる。よって、モジュール48の発電効率を向上することができる。
なお、上記の例では排ガス排出路40の燃料電池セル2の配列方向xに沿った長さLは同じとして幅Bを変えた例を用いて説明したが、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の中央部側における排ガス排出路40の断面積が、セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の端部側における排ガス排出路40の断面積よりも大きければよく、幅Bを同じとして長さLを変えるほか、幅Bおよび長さLの両方を変える等、適宜変更することができる。セルスタック装置1の配列方向sにおける発電室31の中央部側における排ガス排出路40からの排ガス排出量が、端部側よりも多くなるように構成されていれば良い。
図6(a)は、本実施形態のモジュールを構成する排ガス貯留室49を抜粋して示す平面図である。
図3、4に示したモジュール27、48の排ガス貯留室42を流れる排ガスと、酸素含有ガス導入室43を流れる酸素含有ガスとで効率よく熱交換を行なうことで、温度の高い酸素含有ガスを燃料電池セル2に供給することができ、発電効率を向上したモジュールとすることができる。それゆえ、排ガス貯留室42は、その内部において排ガスが流れる距離を極力長くすることが好ましい。
ここで、図6(a)に示す排ガス貯留室49においては、排ガス排出路39、40の一端である排気口46から、排ガスを外部に排出するための排気孔50に向けて排ガスが流れる流路の一部が蛇行流路とされている例を示している。
具体的には図6(a)を用いて説明すると、排ガス貯留室49内にガイド51が設けられており、排気口46より排ガス貯留室49内に流れた排ガスは、ガイド51に沿って排ガス貯留室49の側壁側へ流れたのち手前側に流れ(図6(a)における下側)、さらにそこで中央部側に流れが変化した後、排気孔50を介して外部に排出されることとなる。すなわち、排ガス貯留室49内の流路の一部が蛇行流路とされている。
それにより、排ガス貯留室49内を流れる排ガスと、酸素含有ガス導入室43を流れる酸素含有ガスとで効率よく熱交換を行なうことができ、燃料電池セル2に温度の高い酸素含有ガスを供給することができることから、発電効率の向上したモジュールとすることができる。
なお、排ガス貯留室49内の流路は、その大きさや構成により適宜設定することができ、必ずしも蛇行流路に限られるものではなく、例えば放射状の流路とすることもできる。酸素含有ガス導入室43についても同様に、蛇行流路や放射状の流路とすることができる。
図6(b)に、排ガス貯留室49の他の例を示す。この排ガス貯留室49には、直線状のガイド51が配置されており、このガイド51の排気口50側に位置する排ガス排出路40の排気口46の部分は塞がれ、ガイド51の排気口50と反対側に位置する排ガス排出路40の部分が開口し、これにより排ガス貯留室49内の流路が蛇行流路とされている。
図7は、外装ケース内に図1で示した燃料電池モジュール27と、燃料電池モジュール27を動作させるための補機(図示せず)とを収納してなる本実施形態の燃料電池装置の一例を示す分解斜視図である。なお、図7においては一部構成を省略して示している。
図7に示す燃料電池装置52は、支柱53と外装板54から構成される外装ケース内を仕切板55により上下に区画し、その上方側を上述した燃料電池モジュール27を収納するモジュール収納室56とし、下方側を燃料電池モジュール27を動作させるための補機を収納する補機収納室57として構成されている。なお、補機収納室57に収納する補機を省略して示している。
また、仕切板55には、補機収納室57の空気をモジュール収納室56側に流すための空気流通口58が設けられており、モジュール収納室56を構成する外装板54の一部に、モジュール収納室56内の空気を排気するための排気孔59が設けられている。
このような燃料電池装置52においては、上述したように、長期信頼性の向上した燃料電池モジュール27、48をモジュール収納室56に収納し、燃料電池モジュール27、48を動作させるための補機を補機収納室57に収納して構成されることにより、発電量の向上した燃料電池装置52とすることができる。
図8は、燃料電池モジュールのさらに他の例の縦断面を示す説明図である。なお、異なる図中の同一の構成要素については、同一の符号を付与するものとする。
図8のモジュール61は、直方体状の収納容器62の内部に、4個のセルスタック65を収納して構成されている。セルスタック65は、図9に示すように、燃料ガス流路を有する燃料電池セル63を立設させた状態で一列に配列し、隣接する燃料電池セル63間に集電部材(図示せず)を介して電気的に直列に接続してなる。
4個のセルスタック65のそれぞれの両端には、図9(a)に示すように、引出部65aが接続され、一方側の引出部65a同士は連結部材65bで連結され、4個のセルスタック65が電気的に直列に接続されている。
また、図8、9の燃料電池セル63は、図2で示した燃料電池セル2と同様の構造を有しており、燃料電池セル63にて使用する改質ガスを得るために、図10に示すように、天然ガスや灯油等の燃料を改質して燃料ガス(水素含有ガス)を生成するためのW字状(ミアンダ形状)の改質器66が4個のセルスタック65の上方に配置されている。そして、図11に示すように、改質器66で生成された燃料ガス(改質ガス)は、改質ガス導出管67により2個のマニホールド64に供給され、マニホールド64を介して燃料電池セル63の内部に設けられた燃料ガス流路に供給される。これにより、セルスタック装置68が構成されている。すなわち、セルスタック装置68は、図8に示したように、マニホールド64と、マニホールド64に固定されたセルスタック65とを具備して構成されている。
燃料電池セル63の燃料ガス流路に供給され、発電に使用されなかった余剰の燃料ガスは、燃料電池セル63の上方に放出される。余剰の燃料ガスは、燃料電池セル63の外部に供給された酸素含有ガス(空気)と反応させ燃焼させることができる。
改質器66は、図10に示したように、水を気化して水蒸気を生成する気化部66aと該気化部66aで発生した水蒸気を用いて原燃料ガスを水蒸気改質する改質部66bとを具備している。
気化部66aは、水を供給するための水供給管73が接続された気化部往路66a1と水蒸気が流れる気化部復路66a2とを具備し、原燃料ガス供給管75により供給された原燃料ガスが改質される改質部往路66b1と改質ガスを導出するための改質ガス導出管67が接続された改質部復路66b2とを具備している。水供給管73、原燃料ガス供給管75および改質ガス導出管67は、改質器66の一方側に接続され、同じ方向に引き出されている。
気化部往路66a1、気化部復路66a2、改質部往路66b1および改質部復路66b2の下方には、4個のセルスタック65がそれぞれ配置されており、セルスタック65を構成する燃料電池セル63の配列方向xに沿って、気化部往路66a1、気化部復路66a2、改質部往路66b1および改質部復路66b2が延設されている。図10(b)にセルスタック65を一点鎖線で示す。
気化部往路66a1と気化部復路66a2とが気化部連結路66c1で連結され、気化部復路66a2と改質部往路66b1とが気化改質部連結路66c2で連結され、改質部往路66b1と改質部復路66b2とが改質部連結路66c3で連結されており、原燃料ガス供給管75が気化改質部連結路66c2に接続されている。
このように、原燃料ガス供給管75が、水供給管73が接続された気化部往路66a1よりも下流側の気化改質部連結路66c2に接続されているため、原燃料ガスが低温であったとしても、原燃料ガスが追加混合される時には、供給された水が殆ど気化しており、改質器66の一部(気化部往路66a1)における低温化を抑制できる。これにより改質器66の気化部往路66a1下方におけるセルスタック65の低温化を抑制して発電性能が低下することを抑制でき、モジュール61全体としての発電性能を向上できる。
改質器66は燃料電池セル63の反応熱および燃料電池セル63からの余剰の燃料ガスの燃焼熱で加熱されるため、気化部往路66a1に供給された水は水蒸気となり、気化部連結路66c1、気化部復路66a2、気化改質部連結路66c2、改質部往路66b1を順に流れ、また、気化改質部連結路66c2では、原燃料ガス供給管75から原燃料ガスが供給され、気化改質部連結路66c2で水蒸気と混合され、改質部往路66b1、改質部連結路66c3、改質部復路66b2を流れる間に改質され、水素を含む改質ガス(燃料ガス)が生成され、改質ガス導出管67から各マニホールド64に導出される。
気化部往路66a1、気化部復路66a2、改質部往路66b1、改質部復路66b2、気化部連結路66c1、気化改質部連結路66c2、改質部復路66c3は、横断面が矩形状の管体から構成されている。気化部往路66a1を構成する管体と気化部復路66a2を構成する管体との間、および改質部往路66b1を構成する管体と改質部復路66b2を構成する管体との間には、空間からなる排ガス流通路78が形成されており、この排ガス流通路78を、図8に示したように、酸素含有ガス導入部材72が挿通し、その先端がセルスタック65間の下部に位置している。
一方、気化部復路66a2を構成する管体と改質部往路66b1を構成する管体との間は連結板77で塞がれている。
気化部往路66a1および気化部復路66a2内の、燃料電池セル63の配列方向x中央部に仕切板66a11、66a21がそれぞれ設けられ、これらの仕切板66a11、66a21間が気化室とされており、水供給管73の先端部(供給部)は、図10(b)に示すように、仕切板66a11の上流側に位置し、気化室の手前に水を供給する。気化室内には、気化を促進するためセラミックボールが収納されており、仕切板66a11、66a21は、水蒸気は通過するが、セラミックボールは通過しないように形成されている。水供給管73は、セルスタック65の燃料電池セル63の配列方向x中央部の上方における気化室に水を供給するように構成されている。燃料電池セル63の配列方向x中央部は温度が高くなり易いため、気化を促進できる。
さらに、改質部往路66b1および改質部復路66b2にも、それぞれ仕切板66b11、66b21が配置され、仕切板66b11、66b21間に位置する改質部往路66b1、改質部連結路66c3、改質部復路66b2が改質室とされ、この改質室には改質触媒が収納されている。仕切板66b11、66b21は、水蒸気、原燃料ガス、改質ガス等のガスは通過できるが、改質触媒は通過できないように構成されている。
また、気化改質部連結路66c2に接続した原燃料ガス供給管75は、気化改質部連結路66c2を構成する管体の壁を貫通し、先端部が気化改質部連結路66c2内に突出した突出部75aを有しており、この突出部75aは、図12に示すように、上下に貫通孔75a1が複数所定間隔をおいて形成されている。水蒸気は、貫通孔75a1が形成された原燃料ガス供給管75の突出部75aの外面を滑るように流れ、この際に、貫通孔75a1から出てきた原燃料ガスと混合するように構成されている。突出部75aの先端は開口していても良く、閉塞していても良いが、開口している場合には、開口部が管壁近傍に位置していることが望ましい。
すなわち、原燃料ガス供給管75は、気化改質部連結路66c2の流路内に、原燃料ガス供給管75内の原燃料ガスの流れ方向が水蒸気の流れ方向と交差する突出部75aを有している。それぞれの貫通孔75a1から原燃料ガスが流れ出し、水蒸気との混合を促進できる。
さらに、改質器66から導出された燃料ガスは、図11に示すように、改質ガス導出管67により、分配器79を介して2つのマニホールド64に供給される。すなわち、改質ガス導出管67は、改質器66から分配器79までのU字状の第1改質ガス導出管67aと、分配器79から下方の2つのマニホールド64にそれぞれ延びる第2改質ガス導出管67bとを具備している。第1改質ガス導出管67a、第2改質ガス導出管67bは、改質ガスをマニホールド64に均等に供給すべく、同じ長さ同じ断面積(圧力損失)とされている。
燃料電池モジュール61は、図8に示したように、収納容器62の内部に2個のセルスタック装置68を収納してなるもので、セルスタック65からの排ガスをセルスタック65の上方から下方に流す排ガス排出路89を具備している。
この排ガス排出路89は、セルスタック装置68と交互に配置されており、排ガス排出路89は、流入口が改質器66と同じ高さかまたは上方に位置する高所排ガス排出路83と、流入口が改質器66の下方に位置する低所排ガス排出路84とを具備している。高所排ガス排出路83は第1の排ガス排出部材で形成され、低所排ガス排出路84は第2の排ガス排出部材で形成されている。
すなわち、セルスタック65の配列方向s(燃料電池セル63の配列方向xと直交する方向)の両側における収納容器62の側壁には、外側から酸素含有ガス導入路81、高所排ガス排出路83が形成されている。酸素含有ガス導入路81は、収納容器62の底部から側部を介して上部まで形成され、酸素含有ガス導入部材72に酸素含有ガスを供給するように構成されている。
一方、高所排ガス排出路83は、収納容器62の側部から底部まで形成され、燃料電池セル63の上端からの排ガスが、気化部往路66a1を構成する管体と気化部復路66a2を構成する管体との間、および改質部往路6b1を構成する管体と改質部復路6b2を構成する管体との間に形成された排ガス流通路78を通過し、改質器66の上方に位置する排ガスが、収納容器62の側部から高所排ガス排出路83を介して排気孔から排出されるように構成されている。酸素含有ガスが酸素含有ガス導入路81を流れる間に、高所排ガス排出路83を流れる排ガスにより加熱される。
また、改質器66の下方に位置する排ガスをセルスタック65の下方に排出するための低所排ガス排出路84が、気化部復路66a1と改質部往路66b1との間の連結板77の下方に配置されている。すなわち、気化部復路66a2を構成する管体と改質部往路66b1を構成する管体との間の下側(セルスタック65側)が連結板77で塞がれており、この連結板77の下方に、下端が高所排ガス排出路83の下流側に接続された低所排ガス排出路84が設けられている。
高所排ガス排出路83と低所排ガス排出路84とで排ガス排出路89が構成されており、排ガス排出路89と、2個のセルスタック装置68とが交互に配置されており、セルスタック装置68の一方側には高所排ガス排出路83が、他方側には低所排ガス排出路84が配置されている。
以上のようなモジュール61では、セルスタック数が多くても、高所排ガス排出路83および低所排ガス排出路84により、排ガスを十分に排出することができるとともに、気化部往路66a1、気化部復路66a2、改質部往路66b1、気化部復路66a2の上下面および側面を排ガスが沿って流れ、改質器66を排ガスで効率的に加熱することができる。
なお、上記例では、原燃料ガス供給管75を気化改質部連結路66c2に接続したが、これに限定されるものではなく、原燃料ガス供給管75による原燃料ガスの供給位置は、水供給管73が接続された気化部往路66a1よりも下流側であれば良く、例えば、原燃料ガス供給管75を気化部復路66a2の下流側に接続しても良く、さらには、改質部往路66b1の上流側端に接続しても良い。
また、上記例では、原燃料ガス供給管75が、気化改質部連結路66c2内に突出した突出部75aを有する場合について説明したが、図13(a)に示すように、突出部を有しない場合であっても、原燃料ガス供給管75により原燃料ガスを改質器66の気化改質部連結路66c2内に供給でき、水蒸気と混合できる。
さらに、上記例では、気化部復路66a2内の仕切板66a21は、セルスタック65の燃料電池セル63の配列方向x中央部に位置させたが、図13(b)に示すように、セルスタック65の燃料電池セル63の配列方向x中央部よりも、原燃料ガス供給管75側に位置することが、セルスタック65の燃料電池セル63の配列方向x中央部の熱を水の気化に有効利用できるため望ましい。
また、改質器66は、図14に示すように、気化部往路66a1と気化部復路66a2との端面同士、および改質部往路66b1と改質部復路66b2との端面同士を補強板85で連結することが望ましい。これにより、改質器66を補強できる。
さらに、上記図8の例では、気化部復路66a2を構成する管体と改質部往路66b1を構成する管体との間の下側(セルスタック65側)を連結板77で塞ぎ、この連結板77の下方に低所排ガス排出路84を設けた例について説明したが、図15に示すように、気化部復路66a2を構成する管体と改質部往路66b1を構成する管体との間の上側(収納容器62の壁側)を連結板77で塞ぎ、この連結板77の下方に低所排ガス排出路84を設けても良い。なお、低所排ガス排出路84は、改質器66の下方にあれば良く、連結板77は無くても良い。
このような燃料電池モジュール1では、燃料電池セル63の上端からの排ガスが、気化部復路66a2、改質部往路66b1の下面および側面を通って加熱した後、排ガス導出管91から排出することができ、これにより、気化部復路66a2および改質部往路66b1をさらに加熱できる。
また、上記図8の例では、気化部復路66a2を構成する管体と改質部往路66b1を構成する管体との間の下側(セルスタック65側)を連結板77で塞ぎ、この連結板77の下方に低所排ガス排出路84を設けた例について説明したが、図16に示すように、気化部復路66a2を構成する管体と改質部往路66b1を構成する管体との間の下側(セルスタック65側)を連結板91で連結し、この連結板91に排ガス流通孔93を設け、この排ガス流通孔93の下方に低所排ガス排出路84を設けても良い。
このような燃料電池モジュール61では、燃料電池セル63の上端からの排ガスが、気化部復路66a2、改質部往路66b1の下面および側面を通って加熱した後、低所排ガス排出路84から排出することができるとともに、気化部復路66a2、改質部往路66b1の上面を通った排ガスも、低所排ガス排出路84から排出することができ、これにより、気化部復路66a2および改質部往路66b1をさらに加熱できる。
このような燃料電池装置では、上述したようなモジュール61を外装ケース内に収納することにより、発電効率を向上した燃料電池装置とすることができる。
図17は燃料電池モジュール61のさらに他の例を示すもので、このモジュール61は、図17に示すように、収納容器62の内部に2個のセルスタック装置68を収納してなるもので、セルスタック65の配列方向(燃料電池セル63の配列方向xと直交する方向)の両側における収納容器62の側壁には、外側から酸素含有ガス導入路81、排ガス排出路83が形成されている。酸素含有ガス導入路81は、収納容器62の底部から側部を介して上部まで形成され、酸素含有ガス導入部材72に酸素含有ガスを供給するように構成されている。
2個のセルスタック装置68の上方には、1個の改質器66が配置されており、この改質器66は、図18に示すように、連結板87に排ガス流通孔87aが形成されている点を除き、図10の改質器66と同一構造とされている。
排ガス排出路83は、収納容器62の側部から底部まで形成され、燃料電池セル63の上端からの排ガスが、気化部往路66a1を構成する管体と気化部復路66a2を構成する管体との間、および改質部往路66b1を構成する管体と改質部復路66b2を構成する管体との間の排ガス流通路78を通過し、改質器66の上方に位置する排ガスが、収納容器62の側部から底部の排ガス排出路83を介して排気孔から排出されるように構成されている。酸素含有ガスが酸素含有ガス導入路81を流れる間に、排ガス排出路83を流れる排ガスにより加熱される。
また、気化部復路66a1と改質部往路66b1との間の連結板87の排ガス流通孔87aには、下端が排ガス排出路83の下流側に接続された排ガス排出路89が設けられている。
ガス排出路83、89と、2個のセルスタック装置65とが交互に配置されており、セルスタック装置6の一方側には排ガス排出路83が、他方側には排ガス排出路89が配置されている。
以上のようなセルスタック装置では、セルスタック数が多くても、排ガス排出路83、89により、排ガスを十分に排出することができるとともに、気化部往路66a1、気化部復路66a2、改質部往路66b1、気化部復路66a2の上下面および側面に沿って排ガスが流れ、改質器66を排ガスで効率的に加熱することができる。
なお、上記図17の例では、気化部復路66a2を構成する管体と改質部往路66b1を構成する管体との間の下側(セルスタック65側)を連結板87で塞ぎ、この連結板87の排ガス流通路87aに排ガス排出路89を接続した例について説明したが、図19に示すように、気化部復路を構成する管体と改質部往路を構成する管体との間の上側(収納容器の側壁側)を連結板87で塞ぎ、この連結板87の排ガス流通路87aに排ガス排出路89を接続しても良い。
また、図20に示すように、排ガス排出路89の開口部を改質器66の下方に位置させ、排ガス排出路89の両側に配置させた断熱材95と、その上方の改質器66との間を通過しないように、その間に阻止部材97を設け、改質器66の上方に位置する排ガスのみを、阻止部材97間、排ガス排出路89を介して排出するようにしても良い。
上記図8〜20のモジュールは、図7に示すような燃料電池装置のモジュール室56内に配置されて、燃料電池装置が構成される。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
上述の図1〜20の例では、いわゆる縦縞型と呼ばれる燃料電池セルを用いて説明したが、複数の発電素子部を絶縁性の支持基板上に設けてなる、いわゆる横縞型の燃料電池セルに適用することもできる。
また、上記図1〜6の例では、4個のセルスタック装置1を有するモジュール27、48について説明したが、2個または3個、あるいは5個以上のセルスタック装置1を有するモジュールであっても良い。さらに、上記図1〜6の例では、全てのセルスタック装置1間に排ガス排出路40を設けたが、必ずしも全てのセルスタック装置1間に排ガス排出路40を設ける必要はなく、例えば、セルスタック装置1間に一つ置きに排ガス排出路40を設けても良い。
また、上記図8、17の例では、4個のセルスタック65の上方に1個の改質器66を配置した例について説明したが、例えば、2個または3個のセルスタックの上方に1個の改質器を配置しても良く、さらに、5個以上のセルスタックの上方に1個の改質器6を配置しても良い。
さらに、上記図8、17の例では、1個のマニホールド64に2個のセルスタック5を配置したが、1個のマニホールドに1個のセルスタックを配置しても良く、また、1個のマニホールドに3個以上のセルスタックを配置しても良い。
また、上記図8、17の例では、2個のセルスタック65を具備するセルスタック装置68を用いたが、1個のセルスタック65を具備するセルスタック装置68でも良く、また3個以上のセルスタック65を具備するセルスタック装置68でも良い。
また、上記図8の例では、2個の高所排ガス排出路83と1個の低所排ガス排出路84とで排ガス排出路89を構成したが、排ガス排出路を、3個以上の高所排ガス排出路と1個の低所排ガス排出路とで、または2個の高所排ガス排出路と2個以上の低所排ガス排出路とで、あるいは3個以上の高所排ガス排出路と2個以上の低所排ガス排出路とで構成しても良い。
さらに、上記図8の例では、収納容器62の側壁に高所排ガス排出路83を形成したが、収納容器の側壁に低所排ガス排出路を形成しても良い。例えば、図8の場合では、収納容器62の側壁に低所排ガス排出路を、セルスタック装置68間に、高所排ガス排出路を形成しても良い。
また、上記図8、17の例では、2個のセルスタック装置68を有するモジュールについて説明したが、3個以上のセルスタック装置68を有するモジュールであって、セルスタック装置間に、排ガス排出路89を設けても良い。
また、上記図8、17の例では、W字状の改質器を有するモジュールについて説明したが、改質器の構造については限定されるものではなく、例えば、U字状の改質器であっても良いことは勿論である。
1、68:セルスタック装置
2、63:燃料電池セル
3、65:セルスタック
4、64:マニホールド
27、48、61:燃料電池モジュール
28、62:収納容器
39、40、83、84、89:排ガス排出路
42、49:排ガス貯留室
43:酸素含有ガス導入室
46:排気口
47、50:排気孔
52:燃料電池装置
5、66:改質器
6、66a:気化部
7、66b:改質部
8、67:改質ガス導出管
35、72:酸素含有ガス供給部材
73:水供給管
9、75:原燃料ガス供給管
75a:突出部
75a1:貫通孔

Claims (11)

  1. 収納容器内に、複数個のセルスタック装置を配列してなるとともに、前記セルスタック装置が、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池セルを複数個配列してなるセルスタックを具備し、前記セルスタック装置の間に、前記燃料電池セルからの排ガスを排出するための排ガス排出部材が設けられていることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 前記複数のセルスタック装置の配列方向の両端部に位置する前記セルスタック装置と、前記収納容器との間に、前記排ガス排出部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記複数個のセルスタック装置のそれぞれの側方に前記排ガス排出部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池モジュール。
  4. 前記収納容器内であって、前記セルスタックの上方に改質器を有することを特徴とする請求項2または3に記載の燃料電池モジュール。
  5. 前記排ガス排出部材は、流入口が前記改質器の下面と同じかまたは該下面よりも上方に位置する第1の前記排ガス排出部材と、流入口が前記改質器の下方に位置する第2の前記排ガス排出部材とを具備することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記複数個のセルスタック装置のうち少なくとも一部の前記セルスタック装置の前記配列方向の一方側に前記第1の排ガス排出部材が設けられ、前記配列方向の他方側に前記第2の排ガス排出部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池モジュール。
  7. 前記改質器は、前記燃料電池セルからの排ガスを前記改質器の上方に導出する排ガス流通路を有しており、前記改質器の上方に位置する排ガスを排出するための前記排ガス排出部材を、前記セルスタック装置と交互に設けてなることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池モジュール。
  8. 前記改質器が、水を気化する気化部と該気化部で発生した水蒸気を用いて原燃料ガスを改質する改質部とを具備し、前記気化部が、水供給管が接続された気化部往路および前記水蒸気が流れる気化部復路とを具備し、前記改質部が、前記原燃料ガスが改質される改質部往路および改質ガスを導出する改質ガス導出管が接続された改質部復路とを具備するとともに、前記気化部往路と前記気化部復路とが気化部連結路で連結され、前記気化部復路と前記改質部往路とが気化改質部連結路で連結され、前記改質部往路と前記改質部復路とが改質部連結路で連結されていることを特徴とする請求項4乃至7のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  9. 4個以上の前記セルスタック装置を前記収納容器内に配列してなるとともに、前記セルスタック装置の配列方向の中央部における前記排ガス排出部材の排出路の断面積が、前記配列方向の端部における前記排ガス排出部材の排出路の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  10. 前記収納容器内における前記セルスタック装置の下方に、前記排ガス排出部材の一端である排気口と連通するとともに、前記排ガスを外部に排出するための排気孔を有する排ガス貯留室を備えており、前記排気口から前記排気孔に向けて流れる前記排ガスの流路の少なくとも一部が蛇行流路とされていることを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
  11. 外装ケース内に、請求項1乃至10のうちいずれかに記載の燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールの運転を行なうための補機とを収納してなることを特徴とする燃料電池装置。
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