JPWO2014188800A1 - 金属セパレータの成形装置および成形方法 - Google Patents

金属セパレータの成形装置および成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プレス成形時に生じる歪みを除去し、歪みが残存することなく成形可能な金属セパレータの成形装置および成形方法を提供する。【解決手段】薄板状基材90を相対的に接近離反移動自在に設けられた流路加工用上型31(第1型)と流路加工用下型32(第2型)とによってプレス成形する金属セパレータ91の成形装置100であって、薄板状基材を加熱する第1加熱部10(加熱部)と、第1加熱部によって加熱された薄板状基材を第1型および第2型によって押圧して媒体を流通させる流路90cを形成する流路加工部30(加工部)と、第1加熱部と流路加工部との作動を制御する制御部180と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、金属セパレータの成形装置および成形方法に関する。
燃料電池用の金属セパレータは、プレスマシンおよび金型を用いて、プレス成形によって形成する(たとえば特許文献1参照)。2枚の金属セパレータを重ね合わせることによって、燃料ガス、酸化ガスおよび冷却水(冷媒)がそれぞれ流通する各流路を形成する。
特開2008−84843号公報
ところで、一般的に、燃料電池用の金属セパレータは、板厚が比較的薄く、かつ長尺の基材をプレス成形して形成するため、しわなどの歪みが生じやすい。歪みが残存したままの金属セパレータは、十分な位置精度を得ることができず、膜電極接合体に重ねて積層するときの位置決めが難しい。さらに、金属セパレータの基材の厚み方向に歪が残存するため、金属セパレータおよび膜電極接合体をスタッキングしてセルモジュールを組み立てた後に、セルモジュールの変形を招いてしまう。このため、金属セパレータの成形においては、歪みをいかにして除去するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、プレス成形時に生じる歪みを除去し、歪みが残存することなく成形可能な金属セパレータの成形装置および成形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る金属セパレータの成形装置は、薄板状基材を相対的に接近離反移動自在に設けられた第1型と第2型とによってプレス成形するものであり、加熱部と、加工部と、制御部とを有している。加熱部は、薄板状基材を加熱する。加工部は、加熱部によって加熱された薄板状基材を第1型および第2型によって押圧して媒体を流通させる流路を形成する。制御部は、加熱部と加工部との作動を制御する。
上記目的を達成する本発明に係る金属セパレータの成形方法は、薄板状基材を相対的に接近離反移動自在に設けられた第1型と第2型とによってプレス成形するものであり、加熱工程および加工工程を有している。加熱工程は、薄板状基材を加熱する。加工工程は、加熱された薄板状基材を第1型および第2型によって押圧して媒体を流通させる流路を形成する。
実施形態に係る金属セパレータの成形装置を示す模式図である。 実施形態に係る成形装置を用いて様々な成形加工を施した薄板状基材を示す模式図である。 実施形態に係る成形装置で成形する金属セパレータを示す斜視図である。 実施形態に係る成形装置の予備加工部の構成を示す端面図である。 実施形態に係る成形装置の流路加工部と第2加熱部と断熱部との構成を示す端面図である。 実施形態に係る金属セパレータの成形方法を示すフローチャートである。 実施形態に係る成形装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る成形装置の予備加工部から予備成形体の成形が完了した薄板状基材を搬出する状態を示す端面図である。 実施形態に係る成形装置の流路加工部に予備成形した薄板状基材を搬入する状態を示す端面図である。 実施形態に係る成形装置の流路加工部と第2加熱部と断熱部とにより薄板状基材に流路を形成している状態を示す端面図である。 実施形態に係る成形装置の流路加工部から流路の成形が完了した薄板状基材を搬出する状態を示す端面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本願発明に係る実施形態を説明する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
本実施形態に係る金属セパレータ91の成形装置100について、図1〜図11を参照しながら説明する。
まず、金属セパレータ91の成形装置100の構成について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1は、金属セパレータ91の成形装置100を示す模式図である。図2は、成形装置100を用いて様々な成形加工を施した薄板状基材90を示す模式図である。図3は、成形装置100で成形する金属セパレータ91を示す斜視図である。図4は、成形装置100の予備加工部20の構成を示す端面図である。図5は、成形装置100の流路加工部30と第2加熱部40と断熱部50との構成を示す端面図である。
成形装置100は、長尺の薄板状基材90のうち、図3に示す金属セパレータ91となる領域に対して、開口および凹凸等を形成する。開口は、たとえば後述するロケート孔90aやマニホールド孔90d〜90iに相当する。凹凸は、後述する予備成形体90bの凹凸や流路90cに相当する。成形装置100は、図1に示すように、上型110、下型120、搬入フィーダー130、搬出コンベア140、搬出フィーダー150、および制御部180を含んでいる。
上型110および下型120は、薄板状基材90に対して開口および凹凸等を成形する複数種類のプレス型を有する。複数種類のプレス型は、薄板状基材90の搬送方向に沿って配設している。複数種類のプレス型によって、図2に示すように、薄板状基材90に対して、位置決め用のロケート孔90a、凹凸状の予備成形体90b、媒体を流通する流路90c、媒体を供給および排出するマニホールド孔90d〜90iを成形する。その後、金属セパレータ91の外縁部分を打ち抜いて、打ち抜き孔90jを開口する。マニホールド孔90d〜90iは、図3に示すように、アノードガス供給口90d、冷却流体供給口90e、カソードガス供給口90f、カソードガス排出口90g、冷却流体排出口90h、アノードガス排出口90iである。アノードガスは、燃料ガス(水素)であり、カソードガスは、酸化ガス(空気)である。
搬入フィーダー130は、加工前の薄板状基材90を上型110および下型120の間に搬入する。搬入フィーダー130は、上型110および下型120の上流側に設けている。搬出コンベア140は、薄板状基材90から打ち抜かれた金属セパレータ91を搬出する。搬出フィーダー150は、金属セパレータ91を打ち抜いた後の破棄する薄板状基材90を上型110および下型120の間から搬出する。搬出フィーダー150は、上型110および下型120の下流側に設けている。制御部180は、搬入フィーダー130による薄板状基材90の搬入速度やタイミング、および搬出フィーダー150による薄板状基材90の搬出速度やタイミングを、それぞれ制御する。制御部180は、移動型である上型110を、固定型である下型120に対して付勢させた後、その下型120から離間させるように制御する。
つぎに、金属セパレータ91の成形装置100の特徴となる構成について、図1、図2、図4、図5を参照しながら説明する。
成形装置100は、薄板状基材90に対し加熱および加工を行い、薄板状基材90上に流路90cを形成する。成形装置100は、相対的に接近離反移動自在に設けられた流路加工用上型31(第1型に相当する)と流路加工用下型32(第2型に相当する)とによって、薄板状基材90をプレス成形する。成形装置100は、第1加熱部10(加熱部に相当する)および流路加工部30(加工部に相当する)を有している。第1加熱部10は、薄板状基材90を加熱する。流路加工部30は、加熱された薄板状基材90を流路加工用上型31および流路加工用下型32によって押圧して媒体を流通させる流路90cを形成する。制御部180は、第1加熱部10と流路加工部30との作動を制御する。
第1加熱部10は、流路加工部30によって薄板状基材90をプレス成形して流路90cを形成する前に、薄板状基材90を充分加熱するために設けている。図1および図2に示すように、第1加熱部10は、薄板状基材90を加熱するための第1加熱部材11を有している。第1加熱部材11は、たとえば高周波コイル、遠赤外線ヒーター、スチーム加熱器、熱風器などのように、瞬間的かつ均等に薄板状基材90を加熱可能なものから構成されている。
第1加熱部材11は、図1に示すように、薄板状基材90の上下面を加熱するために、上型110と薄板状基材90との間、および下型120と薄板状基材90との間にそれぞれ設けている。第1加熱部10は、制御部180の制御により、成形装置100による薄板状基材90の搬送が開始するとともに加熱を開始する。第1加熱部10は、成形装置100により搬送される薄板状基材90のうち流路90cを形成する領域(第1領域a1)を加熱する。第1加熱部10による加熱によって、薄板状基材90の第1領域a1は、充分に軟化している。
成形装置100は、加熱により軟化している薄板状基材90を流路加工部30によって薄板状基材90をプレス成形して流路90cを形成する前に、薄板状基材90の第1領域a1を予備成形して予備成形体90bを形成するための予備加工部20をさらに有している。予備加工部20による予備成形は、第1加熱部10による加熱処理後に行う。
予備加工部20は、薄板状基材90に流路90cを成形する前に、薄板状基材90に予備的な形状を付与する予備成形を行って予備成形体90bを形成してから流路90cを成形するために設けられている。予備加工部20は、図4に示すように、上型110の動作に連動する予備加工用上型21と、下型120と同様に固定している予備加工用下型22とを有している。予備加工部20は、第1加熱部10の加熱により軟化している薄板状基材90を予備加工用上型21および予備加工用下型22により押圧して予備成形体90bを形成する。薄板状基材90の上記予備的な形状とは、たとえば流路加工部30で流路90cを加工しやすい凹凸形状である。予備加工部20において軟化している薄板状基材90を押圧して予備成形体90bを形成してから、流路加工部30で予備成形体90bを押圧して流路90cを形成する。このように、予備加工部20で予備成形体90bを形成することにより、薄板状基材90を段階的に曲げ加工するので、しわなどの歪みを取り除いた流路90cを形成することができる。
流路加工部30は、予備加工部20で形成した軟化している予備成形体90bを押圧して流路90cを成形するために設けられている。流路加工部30は、図5に示すように、上型110の動作に連動する流路加工用上型31と、下型120と同様に固定している流路加工用下型32を有している。流路加工用上型31と流路加工用下型32とで軟化している予備成形体90bを押圧して流路90cの形成を開始すると、形成している流路90cには、しわなどの歪みがほとんど生じていない。また、流路加工部30が軟化している状態の予備成形体90bを押圧しているので、しわなどの歪みは、流路加工部30が押圧して形成している流路90cを形成している第1領域a1の外周方向に押し出され、第1領域a1の中央部には残りにくい。
成形装置100では、上述したように、第1加熱部10によって薄板状基材90を加熱し、流路加工部30において加熱した薄板状基材90を流路加工用上型31および流路加工用下型32で押圧する。このように、薄板状基材90を加熱して柔らかくした状態において流路加工用上型31および流路加工用下型32で押圧するので、プレス成形時に生じるしわなどの歪みを面方向に除去することができ、歪みが残存することなく金属セパレータ91を成形することができる。
成形装置100は、上記構成を有することによりプレス成形時に生じるしわなどの歪みが残存することなく金属セパレータ91を成形することができるが、より確実に歪みを取り除くために下記構成をさらに有している。以下に、成形装置100が有するさらなる構成について、図5を参照しながら説明する。
成形装置100は、流路加工用上型31および流路加工用下型32によって流路90cを形成しているときに、薄板状基材90のうち流路90cが形成された領域(第1領域a1)の外周の一部を加熱する第2加熱部40(他の加熱部に相当する)、をさらに有する。
第2加熱部40は、流路加工部30が軟化している薄板状基材90を押圧して流路90cを形成しているときに、薄板状基材90のうち流路90cが形成されている第1領域a1の外周方向に押し出されたしわなどの歪みを取り除くために設けている。第2加熱部40は、流路加工用上型31の薄板状基材90を押圧する押圧面31aと反対側の上面31b側に、流路加工用上型31を加熱するための複数の第2加熱部材41を有している。また、第2加熱部40は、流路加工用下型32の薄板状基材90を押圧する押圧面32aと反対側の下面32b側に、流路加工用下型32を加熱するための複数の第2加熱部材41を有している。複数の第2加熱部材41は、流路加工用上型31の上面31bおよび流路加工用下型32の下面32bのそれぞれの外周の一部に設けている。第2加熱部材41は、流路加工用上型31および流路加工用下型32にそれぞれ直接取り付いている。第2加熱部材41は、たとえば高周波コイル、遠赤外線ヒーター、スチーム加熱器、熱風器などのように、瞬間的かつ均等に薄板状基材90の外周の一部を加熱可能なものから構成されている。
流路加工用上型31および流路加工用下型32により薄板状基材90を押圧して流路90cの成形を開始して所定の時間が経過すると、第2加熱部材41は、制御部180の制御により加熱を開始する。第2加熱部材41は、流路加工部30で押圧して流路90cを形成している薄板状基材90の第1領域a1の外周の一部(第2領域a2)を加熱する。押圧により薄板状基材90の第1領域a1の外周方向に押し出されたしわなどの歪みは、第2加熱部40が薄板状基材90の第2領域a2を加熱することにより第2領域a2が特に軟化するので、第2領域a2の外周の端部方向へさらに押し出される。このように、流路加工部30で薄板状基材90を押圧して流路90cを形成中に、薄板状基材90の第1領域a1の外周の一部である第2領域a2を第2加熱部40で加熱することにより、流路90cに生じるしわなどの歪みをより確実に取り除くことができる。第2加熱部材41は、制御部180の制御により、流路90cの成形が完了して流路加工用上型31が流路加工用下型32から離反すると同時に電力の供給が遮断され、加熱を停止する。
第2加熱部40は、矩形形状を有する領域の四隅を加熱する。
流路加工部30が薄板状基材90を押圧して流路90cを形成している第1領域a1の外周のうち、特に第1領域a1の中央部から最も遠い四隅方向にしわなどの歪みが残存しやすい。このため、第2加熱部40は、薄板状基材90の流路90cを形成している第1領域a1の外周のうち、特に四隅方向に押し出されたしわなどの歪みを取り除くために設けられている。第2加熱部材41は、図5に示すように、流路加工用上型31の上面31bおよび流路加工用下型32の下面32bのそれぞれの四隅に設けられている。流路加工部30の押圧により流路90cの四隅方向に押し出されているしわなどの歪みは、第2加熱部40で流路90cの四隅(第2領域a2)を加熱することにより第2領域a2が特に軟化するので、第2領域a2の端部方向へさらに押し出される。このように、流路加工部30で薄板状基材90を押圧して流路90cを形成中に、薄板状基材90の第1領域a1の四隅である第2領域a2を第2加熱部40で加熱することにより、流路90cに生じるしわなどの歪みをより確実に取り除くことができる。
成形装置100は、薄板状基材90の流路90cが形成された第1領域a1のうち、第2領域(外周の一部の領域に相当する)a2と、その他の領域とを断熱して隔てる流路加工部30に設けられた断熱部50を、さらに有する。
断熱部50は、第2加熱部40が流路90cが形成された第1領域a1の外周の一部のみを加熱するために設けられている。断熱部50は、図5に示すように、流路加工用上型31および流路加工用下型32にそれぞれ設けている。断熱部50は、流路加工用上型31および流路加工用下型32が薄板状基材90に流路90cを形成しているとき、薄板状基材90の第1領域a1のうち、第2領域a2と、その他の領域とを隔て、両領域間で熱が伝導することを防止する。断熱部50は、流路加工用上型31または流路加工用下型32の外周の一部または四隅に断熱部材51を有している。
断熱部材51は、断熱性があり、かつ硬度の高い部材から構成されており、たとえばセラミックス(ガラスを含む)から構成されている。図5などに示すように、断熱部材51は、第2加熱部材41を囲む形状をしており、たとえば第2加熱部材41がコイル形状の加熱部材である場合には、円筒の形状から構成されている。断熱部材51は、図4に示すように、流路加工用上型31に加工している溝31cおよび流路加工用下型32に加工している溝32cに取り付けている。
図2に示すように、まず第1加熱部10が薄板状基材90のうち流路90cが形成される範囲の第1領域a1を加熱する(第1加熱)。その後、予備加工部20および流路加工部30において、軟化している薄板状基材90をプレス成形して流路90cを形成する。流路加工部30が薄板状基材90を押圧して流路90cを形成しているときに、第2加熱部40によって、第1領域a1の外周の一部または四隅である第2領域a2を加熱する(第2加熱)。断熱部50を設けることにより、第2加熱部40のそれぞれの第2加熱部材41は、薄板状基材90のうち第2領域a2のみを加熱することができる。したがって、断熱部50を設けることで、薄板状基材90の第1領域a1のうち、第2領域a2とその他の領域との間での熱伝導を遮断することができる。これにより、第1加熱部10および第2加熱部40による薄板状基材90に対する時間差を付けた二段階加熱を行うことができる。
制御部180は、流路加工用上型31および流路加工用下型32によって流路90cを形成しているときに、第2加熱部40によって流路90cの外周の一部を加熱する。
制御部180は、第1加熱部10および第2加熱部40の加熱作動を制御する。制御部180は、ROM、CPU、およびRAMを含んでいる。ROM(Read Only Memory)は、第1加熱部10および第2加熱部40の加熱作動を制御するための制御プログラムを格納している。
流路加工用上型31と流路加工用下型32とは、流路90c形成時において、それぞれの型の温度を異ならせることが好ましい。
制御部180は、流路加工用上型31と、流路加工用下型32との両型の温度を制御するために、流路加工用上型31側に取り付けた第2加熱部材41と、流路加工用下型32側に取り付けた第2加熱部材41との加熱温度の制御を行う。ここで、制御部180は、流路加工用上型31の型の温度に比べ、流路加工用下型32の型の温度が低くなるよう両型の温度の制御を行う。このような加熱制御することにより、流路加工用上型31と流路加工用下型32とを離間したとき、流路90cを形成した薄板状基材90は、収縮変形により流路加工用下型32側に吸着する。流路90cを形成した薄板状基材90が流路加工用下型32側に吸着するので、図2に示すようなマニホールド孔90d〜90iを形成する次の加工部へ、しわなど歪みを生じさせずに容易に搬送することができる。
つぎに、金属セパレータ91(図2参照)の成形方法について、図6を参照しながら説明する。
図6は、金属セパレータ91の成形方法を示すフローチャートである。
金属セパレータ91の成形方法は、薄板状基材90(図2参照)を相対的に接近離反移動自在に設けられた流路加工用上型31(第1型に相当する、図5参照)と流路加工用下型32(第2型に相当する、図5参照)とによってプレス成形する金属セパレータ91の成形方法である。図6に示すように、成形方法は、加熱工程および加工工程を有している。加熱工程では、薄板状基材90を加熱する。加工工程では、加熱された薄板状基材90を流路加工用上型31および流路加工用下型32によって押圧して媒体を流通させる流路90c(図2参照)を形成する。上述した成形装置100は、金属セパレータ91の成形方法を具現化した成形装置である。
つぎに、成形装置100の動作について、図7のフローチャートに加えて図8〜図11を参照しながら説明する。
図7は、成形装置100の動作を示すフローチャートである。図8は、成形装置100の予備加工部20から予備成形体90bの成形が完了した薄板状基材90を搬出する状態を示す端面図である。図9は、成形装置100の流路加工部30に予備成形した薄板状基材90を搬入する状態を示す端面図である。図10は、成形装置100の流路加工部30と第2加熱部40と断熱部50とにより薄板状基材90に流路90cを形成している状態を示す端面図である。図11は、成形装置100の流路加工部30から流路90cの成形が完了した薄板状基材90を搬出する状態を示す端面図である。
成形装置100による成形を開始(スタート)すると、図1および図2に示すように、第1加熱部10の第1加熱部材11は、制御部180の制御によって加熱を開始する。第1加熱部10は、成形装置100により搬送される薄板状基材90のうち流路90cを形成する領域(第1領域a1)を加熱する(ステップS1)。第1加熱部10による加熱によって、薄板状基材90の第1領域a1は、充分に軟化している。成形装置100が薄板状基材90を所定ピッチ搬送すると、第1加熱部10による加熱によって軟化した部分は、予備加工部20に達する。
予備加工部20は、予備加工用上型21および予備加工用下型22によって薄板状基材90を押圧し、予備成形体90bを形成する(ステップS2)。成形装置100が薄板状基材90を所定ピッチ搬送すると、予備加工部20による予備成形によって形成された予備成形体90bの部分は、流路加工部30に達する。
流路加工部30は、図9に示すように、流路加工用上型31が流路加工用下型32と離反している状態において、両型の間に薄板状基材を搬入する(ステップS3)。
流路加工部30は、流路加工用下型32の凹凸形状に、搬入した予備成形体90bの凹凸形状が対応するように薄板状基材90を流路加工用下型32に載置する。つぎに、流路加工部30は、制御部180の制御により、流路加工用上型31を、流路加工用下型32および予備成形体90bを形成している薄板状基材90に向けて下降する。流路加工用上型31は、薄板状基材90に形成している予備成形体90bを図中下向きに押し出す。
流路加工用上型31の下降が完了すると、図10に示すように、流路加工用上型31の押圧面31aおよび流路加工用下型32の押圧面32aが薄板状基材90に形成している予備成形体90bの押圧を開始する。薄板状基材90に形成している予備成形体90bが軟化しているので、予備成形体90bを押圧して流路90cを形成しているとき、しわなどの歪みは、流路90cを形成している第1領域a1の外周方向の特に四隅に徐々に押し出される。
つぎに、流路加工用上型31および流路加工用下型32が薄板状基材90を押圧して流路90cの形成を開始してから所定の時間が経過すると、第2加熱部40は、制御部180の制御によりそれぞれの第2加熱部材41へ電力を供給する。それぞれの第2加熱部材41は、電力の供給により加熱を開始し、流路加工用上型31および流路加工用下型32の四隅の加熱を開始する。このとき、制御部180は、流路加工用上型31の型の温度に比べ、流路加工用下型32の型の温度が低くなるよう両型の温度の制御を行う。
流路加工用上型31および流路加工用下型32のそれぞれの四隅の加熱を開始すると、これら両型に加熱されながら押圧されている薄板状基材90の第1領域a1の四隅(第2領域)は、さらに軟化する。これにより、薄板状基材90の第1領域a1の四隅(第2領域)に押し出されているしわなどの歪みは、第2領域a2の端部方向へさらに押し出される(ステップS4)。
つぎに、流路加工用上型31は、制御部180の制御により流路加工用下型32から離反するように移動する。流路加工用上型31が流路加工用下型32から離反することにより、しわなどの歪みを取り除いた流路90cの成形が完了する(ステップS5)。第2加熱部材41は、制御部180の制御により、流路加工用上型31が流路加工用下型32から離反すると同時に電力の供給が遮断され、加熱を停止する。成形装置100が薄板状基材90を所定ピッチ搬送すると、流路90cの成形が完了した薄板状基材90は、抜き落しを行うプレス型へと搬送される。以後、成形装置100においては、マニホールド孔90d〜90iを形成した後に、薄板状基材90から金属セパレータ91を打ち抜く。搬出コンベア140は、打ち抜いた金属セパレータ91を搬出し、搬出フィーダー150は、金属セパレータ91を打ち抜いた後の破棄する薄板状基材90を搬出する。
上述した実施形態に係る金属セパレータの成形装置100により以下の作用効果を奏する。
本金属セパレータ91の成形装置100では、薄板状基材90を相対的に接近離反移動自在に設けられた流路加工用上型31(第1型)と流路加工用下型32(第2型)とによってプレス成形する。金属セパレータ91の成形装置100は、第1加熱部10(加熱部)と、流路加工部30(加工部)と、制御部180とを有している。第1加熱部10は、薄板状基材90を加熱する。流路加工部30は、加熱された薄板状基材90を流路加工用上型31および流路加工用下型32によって押圧して媒体を流通させる流路90cを形成する。制御部180は、第1加熱部10と流路加工部30との作動を制御する。
かかる構成によれば、第1加熱部10によって薄板状基材90を加熱し、流路加工部30において加熱した薄板状基材90を流路加工用上型31および流路加工用下型32によって押圧する。このように、薄板状基材90を加熱して柔らかくした状態において流路加工用上型31および流路加工用下型32によって押圧するので、プレス成形時に生じるしわなどの歪みを面方向に除去することができ、歪みが残存することなく金属セパレータを成形することができる。金属セパレータに歪みが残存しない結果、十分な位置精度を得ることができ、膜電極接合体に重ねて積層するときの位置決めが容易なものとなる。さらに、金属セパレータの基材の厚み方向に歪が残存しないため、金属セパレータおよび膜電極接合体をスタッキングしてセルモジュールを組み立てた後に、セルモジュールに変形が生じることも防止できる。
流路加工部30に設けられ、薄板状基材90のうち流路90cが形成された領域(第1領域a1)の外周の一部(第2領域a2)を加熱する第2加熱部40(他の加熱部)をさらに有し、制御部180は、流路加工用上型31(第1型)および流路加工用下型32(第2型)によって流路90cを形成しているときに、第2加熱部40によって流路90cの外周の一部を加熱することが好ましい。
かかる構成によれば、第2加熱部40によって薄板状基材90の第1領域a1の外周の一部(第2領域a2)を加熱するので、しわなどの歪みを第2領域a2の端部方向にさらに押し出すことができる。このように、第1加熱部10および第2加熱部40によって薄板状基材90を2段階加熱することにより、プレス成形時に生じるしわなどの歪みをより確実に面方向に除去することができる。
第2加熱部40(他の加熱部)は、矩形形状を有する第1領域a1(領域)の四隅(第2領域)を加熱することが好ましい。
かかる構成によれば、第2加熱部40によって薄板状基材90の第1領域a1の外周のうち四隅(第2領域a2)を加熱するので、しわなどの歪みを第2領域a2の端部方向にさらに押し出すことができる。このように、第1加熱部10および第2加熱部40によって薄板状基材90を2段階加熱することにより、プレス成形時に生じるしわなどの歪みをより確実に面方向に除去することができる。
薄板状基材90の流路90cが形成された領域(第1領域a1)のうち、外周の一部の領域(第2領域a2)と、その他の領域とを断熱して隔てる流路加工部30(加工部)に設けられた断熱部50を、さらに有することが好ましい。
かかる構成によれば、断熱部50を設けることで薄板状基材90の第2領域a2(流路90cの外周の一部または四隅)と、その他の領域との間での熱伝導を遮断することができる。これにより、第1領域a1を加熱する第1加熱部10および第2領域a2を加熱する第2加熱部40による時間差を付けた二段階加熱を行うことができる。
流路加工用上型31(第1型)と流路加工用下型32(第2型)とは、流路90c形成時において、それぞれの型の温度が異なることが好ましい。
かかる構成によれば、制御部180の制御により、流路加工用上型31の型の温度に比べ、流路加工用下型32の型の温度が低くなるよう両型の温度の制御を行うことができる。このような加熱制御を行うことにより、流路加工用上型31と、流路加工用下型32とを離間したとき、流路90cが形成された薄板状基材90が、収縮変形により流路加工用下型32側に吸着する。このように、流路90cが形成された薄板状基材90が流路加工用下型32側に吸着するので、図2に示すようなマニホールド孔90d〜90iを形成する次の加工部へ、しわなど歪みを生じさせずに容易に搬送することができる。
上述した実施形態に係る金属セパレータの成形方法により以下の作用効果を奏する。
本金属セパレータ91の成形方法では、薄板状基材90を相対的に接近離反移動自在に設けられた流路加工用上型31(第1型)と流路加工用下型32(第2型)とによってプレス成形するものであり、加熱工程および加工工程を有している。加熱工程は、薄板状基材90を加熱する。加工工程は、加熱された薄板状基材90を流路加工用上型31および流路加工用下型32によって押圧して媒体を流通させる流路90cを形成する。
かかる方法によれば、加熱した薄板状基材90を流路加工用上型31(第1型)および流路加工用下型32(第2型)によって押圧する。このように、薄板状基材90を加熱して柔らかくした状態において流路加工用上型31および流路加工用下型32によって押圧するので、プレス成形時に生じるしわなどの歪みを面方向に除去することができ、歪みが残存することなく金属セパレータを成形することができる。金属セパレータに歪みが残存しない結果、十分な位置精度を得ることができ、膜電極接合体に重ねて積層するときの位置決めが容易なものとなる。さらに、金属セパレータの基材の厚み方向に歪が残存しないため、金属セパレータおよび膜電極接合体をスタッキングしてセルモジュールを組み立てた後に、セルモジュールに変形が生じることも防止できる。
加工工程では、薄板状基材90のうち流路90cが形成された領域(第1領域a1)の外周の一部(第2領域a2)を加熱することが好ましい。
かかる方法によれば、加工工程では、薄板状基材90の第1領域a1の外周の一部(第2領域a2)を加熱するので、しわなどの歪みを第2領域a2の端部方向にさらに押し出すことができる。このように、薄板状基材90を2段階加熱することにより、プレス成形時に生じるしわなどの歪みをより確実に面方向に除去することができる。
加工工程では、矩形形状を有する第1領域a1(領域)の四隅(第2領域)を加熱することが好ましい。
かかる方法によれば、加工工程では、薄板状基材90の第1領域a1の外周のうち四隅(第2領域a2)を加熱するので、しわなどの歪みを第2領域a2の端部方向にさらに押し出すことができる。このように、第1加熱部10および第2加熱部40によって薄板状基材90を2段階加熱することにより、プレス成形時に生じるしわなどの歪みをより確実に面方向に除去することができる。
流路加工用上型31と流路加工用下型32とは、流路90c形成時において、それぞれの型の温度が異なることが好ましい。
かかる方法によれば、流路加工用上型31の型の温度に比べ、流路加工用下型32の型の温度が低くなるようにすることができる。このようにすることにより、流路加工用上型31と、流路加工用下型32とを離間したとき、流路90cが形成された薄板状基材90が、収縮変形により流路加工用下型32側に吸着する。このように、流路90cが形成された薄板状基材90が流路加工用下型32側に吸着するので、図2に示すようなマニホールド孔90d〜90iを形成する次の加工部へ、しわなど歪みを生じさせずに容易に搬送することができる。
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
たとえば、本実施形態では、上型110(予備加工用上型21、流路加工用上型31を含む)を移動型、下型120(予備加工用下型22、流路加工用下型32を含む)を固定型とする構成として説明した。しかしながら、このような構成に限定されることなく、たとえば上型110および下型120を移動型とし、両方の型が互いに接近離反可能な構成にすることができる。
また、本実施形態では、流路加工用上型31の型の温度に比べて、流路加工用下型32の型の温度を低くした形態を示したが、これとは逆に、流路加工用上型31の型の温度に比べて、流路加工用下型32の型の温度を高くすることができる。この場合には、流路90cが形成された薄板状基材90を流路加工用上型31側に吸着させることができる。
本出願は、2013年5月22日に出願された日本特許出願番号2013−108064号に基づいており、その開示内容は、参照され、全体として、組み入れられている。
10 第1加熱部(加熱部)、
11 第1加熱部材、
20 予備加工部、
21 予備加工用上型、
22 予備加工用下型、
30 流路加工部(加工部)、
31 流路加工用上型(第1型)、
31a 押圧面、
31b 上面、
31c 溝、
32 流路加工用下型(第2型)、
32a 押圧面、
32b 上面、
32c 溝、
40 第2加熱部(他の加熱部)、
41 第2加熱部材、
50 断熱部、
51 断熱部材、
90 薄板状基材、
90a ロケート孔、
90b 予備成形体、
90c 流路、
90d アノードガス供給口、
90e 冷却流体供給口、
90f カソードガス供給口、
90g カソードガス排出口、
90h 冷却流体排出口、
90i アノードガス排出口、
90j 打ち抜き孔、
91 金属セパレータ、
100 成形装置、
110 上型、
120 下型、
130 搬入フィーダー、
140 搬出コンベア、
150 搬出フィーダー、
180 制御部、
a1 第1領域(薄板状基材のうち流路を形成する領域)、
a2 第2領域(薄板状基材のうち流路が形成された領域の外周の一部)。
【0002】
材を相対的に接近離反移動自在に設けられた第1型と第2型とによってプレス成形するものであり、加熱部と、加工部と、他の加熱部と、制御部とを有している。加熱部は、薄板状基材を加熱する。加工部は、加熱部によって加熱された薄板状基材を第1型および第2型によって押圧して媒体を流通させる流路を形成する。他の加熱部は、加工部に設けられ、薄板状基材のうち流路が形成された領域の外周の一部を加熱する。制御部は、加熱部と加工部と他の加熱部との作動を制御する。制御部は、第1型および第2型によって流路を形成しているときに、他の加熱部によって流路の外周の一部を加熱する。
[0007]
上記目的を達成する本発明に係る金属セパレータの成形方法は、薄板状基材を相対的に接近離反移動自在に設けられた第1型と第2型とによってプレス成形するものであり、加熱工程および加工工程を有している。加熱工程は、薄板状基材を加熱する。加工工程は、加熱された薄板状基材を第1型および第2型によって押圧して媒体を流通させる流路を形成する。加工工程では、薄板状基材のうち流路が形成された領域の外周の一部を加熱する。
図面の簡単な説明
[0008]
[図1]実施形態に係る金属セパレータの成形装置を示す模式図である。
[図2]実施形態に係る成形装置を用いて様々な成形加工を施した薄板状基材を示す模式図である。
[図3]実施形態に係る成形装置で成形する金属セパレータを示す斜視図である。
[図4]実施形態に係る成形装置の予備加工部の構成を示す端面図である。
[図5]実施形態に係る成形装置の流路加工部と第2加熱部と断熱部との構成を示す端面図である。
[図6]実施形態に係る金属セパレータの成形方法を示すフローチャートである。
[図7]実施形態に係る成形装置の動作を示すフローチャートである。
[図8]実施形態に係る成形装置の予備加工部から予備成形体の成形が完了した薄板状基材を搬出する状態を示す端面図である。
[図9]実施形態に係る成形装置の流路加工部に予備成形した薄板状基材を搬入する状態を示す端面図である。
[図10]実施形態に係る成形装置の流路加工部と第2加熱部と断熱部とにより薄板状基材に流路を形成している状態を示す端面図である。

Claims (9)

  1. 薄板状基材を相対的に接近離反移動自在に設けられた第1型と第2型とによってプレス成形する金属セパレータの成形装置であって、
    前記薄板状基材を加熱する加熱部と、
    前記加熱部によって加熱された前記薄板状基材を前記第1型および前記第2型によって押圧して媒体を流通させる流路を形成する加工部と、
    前記加熱部と前記加工部との作動を制御する制御部と、を有する金属セパレータの成形装置。
  2. 前記加工部に設けられ、前記薄板状基材のうち前記流路が形成された領域の外周の一部を加熱する他の加熱部をさらに有し、
    前記制御部は、前記第1型および前記第2型によって前記流路を形成しているときに、前記他の加熱部によって前記流路の外周の一部を加熱する、請求項1に記載の金属セパレータの成形装置。
  3. 前記他の加熱部は、矩形形状を有する前記領域の四隅を加熱する、請求項2に記載の金属セパレータの成形装置。
  4. 前記薄板状基材の前記流路が形成された領域のうち、前記外周の一部の領域と、その他の領域とを断熱して隔てる前記加工部に設けられた断熱部を、さらに有する請求項2または請求項3に記載の金属セパレータの成形装置。
  5. 前記第1型と前記第2型とは、前記流路形成時において、それぞれの型の温度が異なる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属セパレータの成形装置。
  6. 薄板状基材を相対的に接近離反移動自在に設けられた第1型と第2型とによってプレス成形する金属セパレータの成形方法であって、
    前記薄板状基材を加熱する加熱工程と、
    加熱された前記薄板状基材を前記第1型および前記第2型によって押圧して媒体を流通させる流路を形成する加工工程と、を有する金属セパレータの成形方法。
  7. 前記加工工程では、前記薄板状基材のうち前記流路が形成された領域の外周の一部を加熱する、請求項6に記載の金属セパレータの成形方法。
  8. 前記加工工程では、矩形形状を有する前記領域の四隅を加熱する、請求項7に記載の金属セパレータの成形方法。
  9. 前記第1型と前記第2型とは、前記プレス成形時において、それぞれの型の温度が異なる、請求項6〜8のいずれか1項に記載の金属セパレータの成形方法。
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