JPWO2014188732A1 - 発光部材 - Google Patents
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Abstract
本発明の目的は、十分な立体感や奥行き感があり、動きを表現することもでき、演出性や装飾性が高められた発光部材を提供することである。本発明の発光部材は、複数の有機EL素子aがパターン配置された面状発光素子Aと、一以上の有機EL素子bがパターン配置された面状発光素子Bとを含み、前記面状発光素子Aと前記面状発光素子Bとは、互いに積層されており、前記面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aは、互いに独立して発光が制御され、かつ前記面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aと前記面状発光素子Bに含まれる有機EL素子bとが、互いに独立して発光が制御されるように構成されており、前記面状発光素子Aにおける前記複数の有機EL素子aのパターンが、前記面状発光素子Bにおける前記有機EL素子bのパターンと異なっている。
Description
本発明は、発光部材に関する。
有機EL素子は、電飾、サイン用光源、発光ポスターおよび照明などの各種装置に用いられている。これらの装置は、演出性や装飾性を高めるためなどから、発光色が調整できること、種々の図柄や模様を表示できること、図柄や模様に立体感または奥行き感をもたせること、動きを表現できることなどが求められている。
これに対して、特許文献1には、複数の有機EL光源が積層された装置が開示されている。このように、複数の有機EL光源を積層することで、輝度や発光色が調整できることが示されている。
特許文献2には、図柄α(人型)が形成された面状発光素子αと、図柄β(矢印)が形成された他の面状発光素子とが積層された表示装置(非常誘導灯)が開示されている。具体的には、一の面状発光素子は、図柄α(人型)の形状を有する発光領域5aと、その図柄αの背景の形状を有する発光領域5bとを含み、これらの発光が互いに独立して制御される。他の面状発光素子は、図柄β(矢印)の形状を有する発光領域8aを含み、前述の発光領域5aおよび5bとは独立して制御される。それにより、一の面状発光素子の図柄α(人型)と、他の面状発光素子の図柄β(矢印)とを切り替えて表示できることが示されている。
しかしながら、特許文献1の装置は、図柄や模様を表示するものではなかった。特許文献2の装置は、図柄や模様を表示できるものの、その表示画像は、十分な立体感や奥行き感を有するものではなく、動きを有するものでもなかった。そのため、これらの装置は、いずれも演出性や装飾性に劣るという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、十分な立体感や奥行き感があり、動きを表現することもでき、演出性や装飾性が高められた発光部材を提供することを目的とする。
[1] 複数の有機EL素子aがパターン配置された面状発光素子Aと、一以上の有機EL素子bがパターン配置された面状発光素子Bとを含み、前記面状発光素子Aと前記面状発光素子Bとは、互いに積層されており、前記面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aは、互いに独立して発光が制御され、かつ前記面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aと前記面状発光素子Bに含まれる有機EL素子bとが、互いに独立して発光が制御されるように構成されており、前記面状発光素子Aにおける前記複数の有機EL素子aのパターンが、前記面状発光素子Bにおける前記有機EL素子bのパターンと異なっている、発光部材。
[2] 前記有機EL素子aのパターンとは、前記有機EL素子aの数、形状、大きさおよび位置の少なくとも一つであり、前記有機EL素子bのパターンとは、前記有機EL素子bの数、形状、大きさおよび位置の少なくとも一つである、[1]に記載の発光部材。
[3] 前記面状発光素子AおよびBを含む複数の面状発光素子を含み、前記複数の面状発光素子のうち、光取り出し部から最も遠くに配置される面状発光素子以外の面状発光素子は透明である、[1]または[2]に記載の発光部材。
[4] 1つの前記有機EL素子aまたは1つの前記有機EL素子bが図柄を表示するものである、[1]〜[3]のいずれかに記載の発光部材。
[5] 前記複数の有機EL素子aが、周期的に配置されている、[1]〜[4]のいずれかに記載の発光部材。
[2] 前記有機EL素子aのパターンとは、前記有機EL素子aの数、形状、大きさおよび位置の少なくとも一つであり、前記有機EL素子bのパターンとは、前記有機EL素子bの数、形状、大きさおよび位置の少なくとも一つである、[1]に記載の発光部材。
[3] 前記面状発光素子AおよびBを含む複数の面状発光素子を含み、前記複数の面状発光素子のうち、光取り出し部から最も遠くに配置される面状発光素子以外の面状発光素子は透明である、[1]または[2]に記載の発光部材。
[4] 1つの前記有機EL素子aまたは1つの前記有機EL素子bが図柄を表示するものである、[1]〜[3]のいずれかに記載の発光部材。
[5] 前記複数の有機EL素子aが、周期的に配置されている、[1]〜[4]のいずれかに記載の発光部材。
本発明によれば、十分な立体感や奥行き感があり、動きを表現することもでき、演出性や装飾性が高められた発光部材を提供することができる。
本発明者らは、発光部材を、「複数の有機EL素子aがパターン配置された面状発光素子A」と「一以上の有機EL素子bがパターン配置された面状発光素子B」とを積層し;面状発光素子Aにおける有機EL素子aのパターンと面状発光素子Bにおける有機EL素子bのパターンとを異ならせることで、立体感や奥行き感があり、かつ動きを有する画像を表示しうることを見出した。
具体的には、面状発光素子Aにおける有機EL素子aの発光光と、面状発光素子Bにおける有機EL素子bの発光光とを重畳させることで、十分な立体感や奥行き感のある画像を表示できる。また、面状発光素子Aにおける複数の有機EL素子aを好ましくは周期的に配置し、これらの発光を独立して制御することで、動きのある画像を表示できる。
即ち、本発明の発光部材は、少なくとも積層された面状発光素子Aと面状発光素子Bとを含む。
面状発光素子Aは、例えば透明基板と、その上にパターン配置された複数の有機EL素子aとを含む。面状発光素子Bは、例えば透明基板と、その上にパターン配置された一以上の有機EL素子bとを含む。
透明基板は、ガラス、樹脂材料、またはセラミック材料で構成されうる。
有機EL素子は、陰極と、陽極と、それらの間に配置された発光層とを含む。本発明における有機EL素子は、1つの有機EL素子によって図柄を表示するものである。図柄とは、目視で視認したときに、美観を感じる程度の大きさを有する画像をいう。具体的には、1つの有機EL素子の面積は、発光部材の光取り出し部全体の面積(例えば図1Bでは、光取り出し部13全体の面積)に対して、例えば5%以上30%以下としうる。また、1つの有機EL素子の面積は、例えば0.5cm2以上としうる。
そして、図柄や模様を表示し、さらには動きを表現しやすくする観点から、面状発光素子Aに含まれる有機EL素子aのパターンと、面状発光素子Bに含まれる有機EL素子bのパターンとが異なっていることが好ましい。「有機EL素子のパターン」とは、有機EL素子の、数、形状、大きさおよび位置の少なくとも一つを意味する。例えば、面状発光素子Aの有機EL素子aと面状発光素子Bの有機EL素子bとの、数、形状、大きさおよび位置の全てが互いに異なってもよいし(後述の図3および図4を参照);形状、数および位置が同じで、大きさのみが異なってもよい(後述の図8B〜図8Dを参照)。
面状発光素子Aにおける複数の有機EL素子aは、互いに周期的に配置されていることが好ましい。それにより、動きのある画像を表示できる。
「周期的に配置される」とは、複数の有機EL素子が、一定の規則性をもって配置されることを意味する。周期的に配置される例には、同じ形状を有する複数の有機EL素子が、互いに一定間隔おきに配置される態様(例えば図4(a)参照)や;同じ形状を有する複数の有機EL素子が、互いに一定角度をなして配置される態様(例えば図8B〜8D参照)などが含まれる。
さらに、面状発光素子Aにおける有機EL素子aと面状発光素子Bの有機EL素子bとが、互いに周期的に配置されていてもよい。
面状発光素子Bに含まれる有機EL素子bの数は、一つであっても、複数であってもよい。種々の動きを表現しやすくするためなどから、面状発光素子Bに含まれる有機EL素子も複数であることが好ましい。
面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aと、面状発光素子Bに含まれる有機EL素子bとは、互いに独立して発光を制御できるように構成されている。また、動きを表現しやすくするためなどから、面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aが、互いに独立して発光を制御できるように構成されていることが好ましい。さらに、面状発光素子Bが複数の有機EL素子bを含む場合、複数の有機EL素子bも、互いに独立して発光を制御できるように構成されていることが好ましい。
各面状発光素子が表示する図柄を視認できるようにするために、少なくとも面状発光素子Aと面状発光素子Bとを含む複数の面状発光素子のうち、発光部材の光取り出し部から最も遠くに配置される面状発光素子以外の面状発光素子は、透明であることが好ましい。ただし、発光部材の両面から視認できるようにするためには、複数の面状発光素子の全てが透明であることが好ましい。
発光部材の発光は、任意に制御されうる。例えば、面状発光素子Aにおける複数の有機EL素子aの発光を順次点灯させたり;面状発光素子Aにおける有機EL素子aと面状発光素子Bにおける有機EL素子bとを順次点灯させたりすることで、動きのある画像を表示できる。
本発明の発光部材は、電飾、サイン用光源、発光ポスター、照明、多機能携帯電話、タブレット端末、時計(腕時計を含む)、自動車ランプなどの種々の用途に用いることができる。
(第一の実施形態)
本実施形態は、本発明の発光部材を含む多機能携帯電話の一例であり、操作画面が配置される側とは反対側の面(背面)に図柄を表示するものである。図1Aは、本発明の発光部材を含む多機能携帯電話10の一例の、操作画面11側の平面図であり;図1Bは、多機能携帯電話10の操作画面11とは反対側(背面側)の平面図である。図1Bに示されるように、背面全体を光取り出し部13としうる。
本実施形態は、本発明の発光部材を含む多機能携帯電話の一例であり、操作画面が配置される側とは反対側の面(背面)に図柄を表示するものである。図1Aは、本発明の発光部材を含む多機能携帯電話10の一例の、操作画面11側の平面図であり;図1Bは、多機能携帯電話10の操作画面11とは反対側(背面側)の平面図である。図1Bに示されるように、背面全体を光取り出し部13としうる。
図2は、図1BのX−X線断面の一例を示す模式図である。図2に示されるように、多機能携帯電話10は、一対の保護ガラス15および17と、それらの間に配置されたディスプレイパネル19と、発光部材21とを含む。
発光部材21は、互いに積層された面状発光素子30および面状発光素子50と、それらと電気的に接続された制御基板70とを含む。
図3は、面状発光素子30の構成の一例を示す図である。このうち、図3(a)は、面状発光素子30の上面図であり;図3(b)は、図3(a)のX−X線断面図であり;図3(c)は、図3(a)のY−Y線断面図である。図3(a)および図3(b)に示されるように、面状発光素子30は、透明基板31と、その上に設けられた1つの陽極33と、その上に配置された発光層35と、発光層35上に配置された2つの陰極37−1および37−2とを含む。なお、図3(a)では、発光層の図示を省略している。
透明基板31は、ガラス、樹脂材料、またはセラミック材料で構成されうる。なかでも、フレキシブルな面状発光素子を得ることができることから、透明基板31は、透明樹脂フィルムであることが好ましい。透明樹脂フィルムを構成する樹脂材料の例には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;セロファン、セルロースアセテート等のセルロースエステル類;ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアルコール、シンジオタクティックポリスチレン、ポリカーボネート、ポリメチルペンテン、ポリエーテルケトン、ポリイミド、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン類、ポリエーテルイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ノルボルネン樹脂などのシクロオレフィン樹脂等が含まれる。透明基板31の厚さは、例えば50μm以上であることが好ましい。
陽極33は、透明基板31上に設けられている。図3(a)に示されるように、陽極33の一方の端部は、透明基板31の外周部に設けられた陽極補助電極33aと接続されており;他方の端部は、陽極補助電極33bと接続されている。陽極補助電極33aおよび33bは、配線などを介して制御基板70と電気的に接続されており、電流が供給されるようになっている(図2参照)。
陽極33は、光透過性を有することが好ましく、例えばITO、IZO、AZO、GZO、ATO、SnO2、ZnO、CuI等の透明導電膜;Ag、Au、Al等の金属薄膜などでありうる。
陽極補助電極33aと33bは、通常、目隠し部18で覆われ、外部からは視認されにくいことから、必ずしも光透過性を有しなくてもよい。そのため、陽極補助電極33aおよび33bは、電気抵抗が低い材料で構成されることが好ましく、例えばAg、Au、Al等の金属膜でありうる。
発光層35は、主にドーパント化合物とホスト化合物とを含む。ホスト化合物とドーパント化合物(発光材料)の種類をそれぞれ選択することで、任意の発光色を表現することができる。これらの化合物は、低分子量;好ましくは分子量1500以下の有機化合物でありうる。ホスト化合物は、室温(25℃)におけるリン光発光のリン光量子収率が0.1未満の化合物であることが好ましく、その具体例には、特開2001−257076号公報、同2002−308855号公報、同2001−313179号公報、同2002−319491号公報などに記載された化合物が挙げられる。ドーパント化合物(発光材料)は、蛍光性化合物、リン光発光材料を用いることができ、中でもリン光性ドーパント化合物が好ましい。リン光発光材料は、好ましくは元素の周期表で8〜10族の金属を含有する錯体系化合物であり、より好ましくはイリジウム化合物、オスミウム化合物、白金化合物(白金錯体系化合物)または希土類錯体であり、さらに好ましくはイリジウム化合物である。
陰極37−1および37−2は、発光層35上にそれぞれ設けられている。図3(b)に示されるように、陰極37−1は、透明基板31の外周部に設けられた陰極補助電極37aと接続されており;陰極37−2は、陰極補助電極37bと接続されている。陰極補助電極37aおよび37bは、配線などを介して制御基板70と電気的に接続されており、電流が供給されるようになっている(図2参照)。
陰極37−1と37−2は、陽極33と同様、光透過性を有することが好ましく、陽極33と同様のものを用いることができる。陰極補助電極37aおよび37bは、陽極補助電極33aおよび33bと同様に、必ずしも光透過性を有しなくてもよく、陽極補助電極33aおよび33bと同様のものを用いることができる。
そして、陽極33と陰極37−1とが重なり合った領域が、発光領域(有機EL素子)40−1となり;陽極33と陰極37−2とが重なり合う領域が、発光領域(有機EL素子)40−2となる。このように、図3(a)では、透明基板31上に、2つの矩形状の発光領域(有機EL素子)40−1と40−2が形成される。このように、有機EL素子40−1および40−2は、それぞれ独立に電流を供給可能に構成されている。
図3(a)では、面状発光素子の層構成を簡略化して示したが、具体的には、以下のような層構成をとることができる。即ち、陽極33の上には、有機機能層ユニット(不図示)がさらに形成されている。有機機能層ユニットは、発光層35の他に、例えば、正孔輸送層、正孔阻止層、電子輸送層等の有機機能層から構成されている。この有機機能層ユニット上に、例えば、陰極37−1と37−2が設けられ、最後に最表層として封止部材(封止層)が設けられている。
発光色が異なる有機機能層または発光層が複数積層されたタンデム型の面状発光素子とすることも可能である。発光層35間に中間層を設けることもできる。また、発光層35間に中間電極を設けることは、調色を容易にすることから好ましい態様である。
面状発光素子の層構造は、種々の態様を適用することが可能で、例えば、下記(i)〜(v)の層構造を有していてもよい。また、下記の発光層は、青色発光層、緑色発光層および赤色発光層からなるものが好ましい。
(i)透明基板/陽極/発光層/電子輸送層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(ii)透明基板/陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(iii)透明基板/陽極/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(iv)透明基板/陽極/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/陰極バッファー層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(v)透明基板/陽極/陽極バッファー層/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/陰極バッファー層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(ii)透明基板/陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(iii)透明基板/陽極/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(iv)透明基板/陽極/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/陰極バッファー層/陰極/封止用接着剤/封止部材
(v)透明基板/陽極/陽極バッファー層/正孔輸送層/発光層/正孔阻止層/電子輸送層/陰極バッファー層/陰極/封止用接着剤/封止部材
注入層(正孔注入層、電子注入層)
注入層は、駆動電圧の低下や発光輝度の向上のために、必要に応じて電極と有機機能層との間に設けられる層である。注入層としては、電子注入層と正孔注入層とがあり、上記のように陽極と発光層または正孔輸送層との間、および陰極と発光層または電子輸送層との間に設けられうる。注入層の詳細は、「有機EL素子とその工業化最前線(1998年11月30日エヌ・ティー・エス社発行)」の第2編第2章「電極材料」(123〜166頁)に記載されている。
注入層は、駆動電圧の低下や発光輝度の向上のために、必要に応じて電極と有機機能層との間に設けられる層である。注入層としては、電子注入層と正孔注入層とがあり、上記のように陽極と発光層または正孔輸送層との間、および陰極と発光層または電子輸送層との間に設けられうる。注入層の詳細は、「有機EL素子とその工業化最前線(1998年11月30日エヌ・ティー・エス社発行)」の第2編第2章「電極材料」(123〜166頁)に記載されている。
正孔注入層としては、例えば、特開平9−45479号公報、同9−260062号公報、同8−288069号公報等にもその詳細が記載されている。正孔注入層に適用可能な正孔注入材料としては、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ピラゾリン誘導体及びピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体等を含むポリマーやアニリン系共重合体、ポリアリールアルカン誘導体、または導電性ポリマーが挙げられ;好ましくはポリチオフェン誘導体、ポリアニリン誘導体、ポリピロール誘導体であり;さらに好ましくはポリチオフェン誘導体である。
電子注入層は、必要に応じて設けられうる。電子注入層としては、例えば、特開平6−325871号公報、同9−17574号公報、同10−74586号公報等にその詳細が記載されており;具体的には、ストロンチウムやアルミニウム等に代表される金属バッファー層、フッ化リチウムに代表されるアルカリ金属化合物バッファー層、フッ化マグネシウムに代表されるアルカリ土類金属化合物バッファー層、酸化アルミニウムに代表される酸化物バッファー層等が挙げられる。上記バッファー層(注入層)は、ごく薄い膜であることが望ましく、フッ化カリウム、フッ化ナトリウムで構成されたものが好ましい。
正孔輸送層
正孔輸送層を構成する正孔輸送材料としては、上記正孔注入層で適用するのと同様の化合物のほか、ポルフィリン化合物、芳香族第3級アミン化合物およびスチリルアミン化合物などを用いることができる。特に芳香族第3級アミン化合物を用いることが好ましい。
正孔輸送層を構成する正孔輸送材料としては、上記正孔注入層で適用するのと同様の化合物のほか、ポルフィリン化合物、芳香族第3級アミン化合物およびスチリルアミン化合物などを用いることができる。特に芳香族第3級アミン化合物を用いることが好ましい。
正孔輸送層は、湿式塗布法(例えば、スピンコート法、キャスト法、インクジェット法を含む印刷法等)を用いて、塗布、乾燥することにより形成することができる。また、その他の正孔輸送層の形成方法としては、上記正孔輸送材料を、例えば、真空蒸着法、ラングミュア−ブロジェット法(LB法)等の公知の方法により、薄膜化して形成することができる。
電子輸送層
電子輸送層は、電子を輸送する機能を有する材料からなり、単層で設けてもよいし、複数層設けてもよい。例えば、正孔ブロック層/電子輸送層の組み合わせとすることができる。
電子輸送層は、電子を輸送する機能を有する材料からなり、単層で設けてもよいし、複数層設けてもよい。例えば、正孔ブロック層/電子輸送層の組み合わせとすることができる。
発光層に対して陰極側に隣接する電子輸送層に用いられる電子輸送材料(正孔ブロック材料を兼ねる)としては、陰極より注入された電子を発光層に伝達する機能を有していればよく;その材料としては、従来公知の化合物の中から任意のものを選択して用いることができる。例えば、フルオレン誘導体、カルバゾール誘導体、アザカルバゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、シロール誘導体、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、8−キノリノール誘導体等の金属錯体等が挙げられる。
本実施形態では、複数の有機EL素子40−1と40−2が、陽極と発光層を共有し、陰極をそれぞれ独立に有する例を示したが、これに限定されず、陽極、発光層および陰極の全てをそれぞれ独立に有してもよいし;発光層のみを共有し、陽極と陰極をそれぞれ独立に有してもよい。
有機EL素子40−1および40−2が、それぞれ独立に発光層を有する場合、これらの発光層の組成は同じであっても異なってもよい。また、有機EL素子40−1および40−2が発光層を共有する場合、必要に応じてカラーフィルタをさらに含んでもよい。それにより、有機EL素子40−1と40−2の発光色を互いに異なるものとしうる。
有機EL素子40−1および40−2(発光領域)の形状、大きさ、数および位置は、製造時にマスクパターンにより自由に設定できる。そのため、図3(a)に示されるような矩形状だけでなく、種々の形状をとりうる。つまり、デザインに応じた任意の図柄を、1つの有機EL素子(固定の発光領域)として透明基板31上に複数配置し、これらを独立に発光制御することができる。
有機EL素子40−1および40−2の面積および光取り出し部13に対する面積割合は、それぞれ前述した範囲としうる。
陰極37−1および37−2上には、さらに光透過性を有する封止層(不図示)が配置されることが好ましい。それにより、発光層35を外気から保護することができる。光透過性の封止層は、ガラス材料;SiON,SiN、SiO2、アルミナ等の無機膜;樹脂材料などで構成されうる。
面状発光素子30は、例えば以下の方法で得ることができる。即ち、透明基板31上に、ITO等の透明導電性材料をスパッタ等により成膜して、陽極33を形成する。次いで、陽極33が形成された透明基板31上の外周部に、電気抵抗が比較的小さいAl等をスパッタなどで成膜して、陽極補助電極33aおよび33b、陰極補助電極37aおよび37bを形成する。陽極33、陽極補助電極33aおよび33bは、陽極33の一方の端部が陽極補助電極33aと重なり、他方の端部が陽極補助電極33bと重なるように形成されることが好ましい。次いで、陽極33上に、発光層35を蒸着法等により成膜した後;該発光層35上に、Al等の金属材料をスパッタ等によりさらに成膜して陰極37−1と37−2を形成する。陰極37−1は、陰極37−1が透明基板31上の陰極補助電極37aと重なるように形成し;陰極37−2は、陰極37−2が透明基板31上の陰極補助電極37bと重なるように形成することが好ましい。
図4は、面状発光素子50の構成の一例を示す図である。このうち、図4(a)は、面状発光素子50の上面図であり;図4(b)は、図4(a)のX−X線断面図であり;図4(c)は、図4(a)のY−Y線断面図である。図4(a)および(b)に示されるように、面状発光素子50は、透明基板51と、その上に設けられた2つの陽極53−1および53−2と、それらの上に配置された発光層55と、発光層55上に配置された3つの陰極57−1、57−2および57−3とを含む。
図4(a)に示されるように、陽極53−1は、陽極補助電極53aおよび53bと重なるように配置され;陽極53−2は、陽極補助電極53cおよび53dと重なるように配置される。陰極57−1は、陰極補助電極57aと重なるように配置され;陰極57−2は、陰極補助電極57bおよび57cと重なるように配置され;陰極57−3は、陰極補助電極57dと重なるように配置される。
このように、面状発光素子50は、主に陽極と陰極の形状、数および位置を図4(a)に示されるように変更して、3つの有機EL素子(発光領域)60−1、60−2および60−3を形成した以外は図3とほぼ同様に構成されうる。
透明基板51の材質などは、前述の透明基板31と同様としうる。透明基板51の厚みは、十分な立体感や奥行き感を得るためなどから、一定以上であることが好ましく、前述と同様の範囲としうる。
陽極53−1と53−2および陰極57−1〜57−3は、前述の陽極33または陰極37−1と37−2と同様に構成されうる。ただし、面状発光素子50は、光取り出し部13から最も遠くに配置されることから、陰極57−1〜57−3は、必ずしも透明である必要はない。そのため、陰極57−1〜57−3は、透明でない金属膜;例えば、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム(Al2O3)混合物、リチウム/アルミニウム混合物、アルミニウムなどの金属膜であってもよい。発光層55の構成や材質は、前述の発光層35と同様としうる。
有機EL素子60−1〜60−3の面積は、前述の有機EL素子40−1および40−2と同様の範囲としうる。
図4(a)では、同じ形状と大きさを有する有機EL素子60−1〜60−3が、互いに平行かつ一定の間隔おきに配置されている。このように、複数の有機EL素子60−1〜60−3が周期的に配置されることで、後述するような動きを表現しやすくなる。
面状発光素子30と50は、例えば透明基板31と51が、それぞれ光取り出し部13側(ボトムエミッション)となるように積層されうる(図2参照)。面状発光素子30と50とは、隙間を介して積層されてもよいし、接着剤層などを介して積層されてもよい。接着剤層は、面状発光素子50の発光光を取り出しやすくするために、透明であることが好ましい。
面状発光素子30と50の外形サイズは、互いに同じであっても異なってもよい。面状発光素子30と50を互いに密着させやすくするためには、面状発光素子30の配線部材との接続部と、面状発光素子50の配線部材との接続部とが互いに重ならないようにすることが好ましく;そのためには、面状発光素子50の外形サイズを、面状発光素子30の外形サイズよりも小さくすることが好ましい。
図5は、制御基板70の制御回路と有機EL素子40−1、40−2、60−1、60−2および60−3との接続状態の一例を示す図である。図5に示されるように、面状発光素子30の有機EL素子40−1と40−2の陽極は、共通(コモン)で制御回路に接続され;陰極は、それぞれ独立に制御回路と接続されうる。同様に、面状発光素子50の有機EL素子60−1、60−2および60−3の陽極は、共通(コモン)で制御回路に接続され;陰極は、それぞれ独立に制御回路と接続されうる。そして、制御回路から個別に電流を供給することで、任意の有機EL素子(発光領域)を発光させることができる。
発光部材21は、保護ガラス17上に配置されうる(図2参照)。保護ガラス17の、発光部材21が配置される面の外周部には、面状発光素子30および50の補助電極や配線部材などが外部から見えないように、目隠し部18が施されていることが好ましい(図1B参照)。目隠し部18は、例えば保護ガラス17の、発光部材21が配置される面の外周部に塗料を印刷することなどによって形成されうる。
多機能携帯電話10は、その背面の光取り出し部13に近い側の面状発光素子30が光透過性を有するため、光取り出し部13から遠い側の面状発光素子50の発光光を、面状発光素子30を介して取り出すことができる。それにより、各面状発光素子の発光光を重畳させることができる。
特に、面状発光素子50の有機EL素子60−1〜60−3は、面状発光素子30の有機EL素子40−1および40−2よりも光取り出し部13から(積層方向に)遠くに配置されている。そのため、面状発光素子50が表示する画像は、立体感や奥行き感を有しうる。本実施形態では、面状発光素子30の封止層の厚みや;面状発光素子50の透明基板51の厚みなどを大きくすることで、面状発光素子50が表示する画像の立体感や奥行き感をさらに高めることができる。
また、各有機EL素子の発光色を互いに異ならせることで、装飾性を高めてもよい。
さらに、任意の有機EL素子の発光を独立して制御することで、複数の有機EL素子を順次点灯させる等、様々の動きを表現することができる。
図6A〜6Cは、表示画像の一例を示す模式図である。例えば、面状発光素子30の有機EL素子40−1への電流供給をOFF、有機EL素子40−2への電流供給をONとし;面状発光素子50の有機EL素子60−1および60−2への電流供給をOFF、有機EL素子60−3への電流供給をONとすることで、図6Aに示される画像を表示することができる。
次いで、面状発光素子30の有機EL素子40−1への電流供給をOFF、有機EL素子40−2への電流供給をONとしたまま、面状発光素子50の有機EL素子60−1および60−3への電流供給をOFF、60−2への電流供給をONとすることで、図6Bに示される画像を表示することができる。
次いで、有機EL素子40−1への電流供給をOFF、有機EL素子40−2への電流供給をONとしたまま、面状発光素子50の有機EL素子(発光領域)60−2および60−3への電流供給をOFF、有機EL素子(発光領域)60−1への電流供給をONとすることで、図6Cに示される画像を表示することができる。
このように、各有機EL素子への電流供給を順次切り替えて、図6A、図6Bおよび図6Cに示されるような画像を順次表示することで、矩形状の発光領域が、一方向に平行移動する動き;即ち、有機EL素子60−3を基準軸(発光基準軸)として、有機EL素子60−3から60−1へと平行移動する動きを表現することができる。それにより、演出性や装飾性を高めることができる。
(第二の実施形態)
本実施形態は、本発明の発光部材を含む腕時計の一例であり、時刻を画像として表示するものである。図7は、光取り出し部83を有する腕時計80の一例を示す上面図である。図8Aは、図7のY−Y線断面の一部であり、発光部材81の一例を示す断面図である。
本実施形態は、本発明の発光部材を含む腕時計の一例であり、時刻を画像として表示するものである。図7は、光取り出し部83を有する腕時計80の一例を示す上面図である。図8Aは、図7のY−Y線断面の一部であり、発光部材81の一例を示す断面図である。
図8Aに示されるように、腕時計80を構成する発光部材81は、3つの積層された面状発光素子90、110および130と、これらの素子と電気的に接続された制御基板(不図示)とを含む。具体的には、面状発光素子90、110および130は、光取り出し部83から近い側からこの順に配置されうる。
図8Bは、面状発光素子90の一例を示す上面図であり;図8Cは、面状発光素子110の一例を示す上面図であり;図8Dは、面状発光素子130の一例を示す上面図である。図8Bに示されるように、面状発光素子90は、透明基板91と、その上に円形枠状に配置された有機EL素子93−1と、その外周上に放射状に設けられた複数の有機EL素子93−2〜93−13とを含む。
透明基板91の材質は、前述と同様としうる。透明基板91の厚みは、十分な立体感や奥行き感を得るためなどから、一定以上であることが好ましく、前述と同様の範囲としうる。
有機EL素子93−1〜93−13の面積および光取り出し部83に対する面積割合は、それぞれ前述した範囲としうる。これらの有機EL素子93−1〜93−13は、互いに独立して制御可能に設けられている。面状発光素子90は、例えば時針を表示しうる。
図8Cに示されるように、面状発光素子110は、透明基板111と、その上に円形枠状に配置された有機EL素子113−1と、その外周上に放射状に設けられた複数の有機EL素子113−2〜113−61とを含む。有機EL素子113−2〜113−61の面積は、前述と同様の範囲としうる。これらの複数の有機EL素子は、互いに独立して制御可能に設けられている。面状発光素子110は、例えば分針を表示しうる。
図8Dに示されるように、面状発光素子130は、透明基板131と、その上に円形枠状に配置された有機EL素子133−1と、その外周上に放射状に設けられた複数の有機EL素子133−2〜133−61とを含む。有機EL素子133−2〜133−61の面積は、前述と同様の範囲としうる。これらの有機EL素子は、互いに独立して制御可能に設けられている。面状発光素子130は、例えば秒針を表示しうる。
面状発光素子90の円形枠状の有機EL素子93−1、面状発光素子110の円形枠状の有機EL素子113−1、および面状発光素子130の円形枠状の有機EL素子133−1は、互いに大きさが異なる以外は同様に構成されうる。そして、面状発光素子90の円形枠状の有機EL素子93−1、面状発光素子110の円形枠状の有機EL素子113−1、および面状発光素子130の円形枠状の有機EL素子133−1の中心点は、互いに積層方向に重なるように積層されている(図8A参照)。
光取り出し部83から最も遠い側に配置される面状発光素子130の発光光を、光取り出し部83から取り出しやすくするために、少なくとも面状発光素子90および110は、透明であることが好ましい。
このように構成された腕時計80では、前述したように、面状発光素子110および130の有機EL素子が、面状発光素子90の有機EL素子よりも光取り出し部83から(積層方向に)遠い位置に配置されている。そのため、面状発光素子110および130が表示する画像は、立体感や奥行き感を有しうる。
さらに、腕時計80は、各有機EL素子の発光を独立に制御することで、時計の針の動きを表示することができる。例えば、面状発光素子90の有機EL素子93−1への電流供給をONにしたまま;時間の経過に従って、有機EL素子93−2〜93−13を時計回りに順次点灯させる。同様に、面状発光素子110の有機EL素子113−1への電流供給をONにしたまま;時間の経過に従って、有機EL素子113−2〜113−61を時計回りに順次点灯させる。面状発光素子130の有機EL素子133−1への電流供給をONにしたまま;時間の経過に従って、有機EL素子133−2〜133−61を時計回りに順次点灯させる。それにより、有機EL素子93−1の中心点を回転中心点として時針、分針、秒針が回転する動きを表現することができる。
そして、面状発光素子90の有機EL素子93−5への電流供給をON;面状発光素子110の有機EL素子113−41への電流供給をON;面状発光素子130の133−51への電流供給をONとし、それ以外の有機EL素子への電流供給をOFFとすることで、図9に示されるような時刻を、画像として表示することができる。
本出願は、2013年5月24日出願の特願2013−110049に基づく優先権を主張する。当該出願明細書および図面に記載された内容は、すべて本願明細書に援用される。
本発明によれば、十分な立体感や奥行き感があり、動きを表現することもでき、演出性や装飾性が高められた発光部材を提供することができる。
10 多機能携帯電話
11 操作画面
13、83 光取り出し部
15、17 保護ガラス
18 目隠し部
19 ディスプレイパネル
21、81 発光部材
30、50、90、110、130 面状発光素子
31、51、91、111、131 透明基板
33、53−1、53−2 陽極
33a、33b、53a〜53d 陽極補助電極
35、55 発光層
37a、37b、57a〜57d 陰極補助電極
37−1、37−2、57−1〜57−3 陰極
40−1、40−2、60−1〜60−3、93−1〜93−13、113−1〜113−61、133−1〜133−61 有機EL素子(発光領域)
70 制御基板
80 腕時計
11 操作画面
13、83 光取り出し部
15、17 保護ガラス
18 目隠し部
19 ディスプレイパネル
21、81 発光部材
30、50、90、110、130 面状発光素子
31、51、91、111、131 透明基板
33、53−1、53−2 陽極
33a、33b、53a〜53d 陽極補助電極
35、55 発光層
37a、37b、57a〜57d 陰極補助電極
37−1、37−2、57−1〜57−3 陰極
40−1、40−2、60−1〜60−3、93−1〜93−13、113−1〜113−61、133−1〜133−61 有機EL素子(発光領域)
70 制御基板
80 腕時計
Claims (5)
- 複数の有機EL素子aがパターン配置された面状発光素子Aと、
一以上の有機EL素子bがパターン配置された面状発光素子Bとを含み、
前記面状発光素子Aと前記面状発光素子Bとは、互いに積層されており、
前記面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aは、互いに独立して発光が制御され、かつ前記面状発光素子Aに含まれる複数の有機EL素子aと前記面状発光素子Bに含まれる有機EL素子bとが、互いに独立して発光が制御されるように構成されており、
前記面状発光素子Aにおける前記複数の有機EL素子aのパターンが、前記面状発光素子Bにおける前記有機EL素子bのパターンと異なっている、発光部材。 - 前記有機EL素子aのパターンとは、前記有機EL素子aの数、形状、大きさおよび位置の少なくとも一つであり、
前記有機EL素子bのパターンとは、前記有機EL素子bの数、形状、大きさおよび位置の少なくとも一つである、請求項1に記載の発光部材。 - 前記面状発光素子AおよびBを含む複数の面状発光素子を含み、
前記複数の面状発光素子のうち、光取り出し部から最も遠くに配置される面状発光素子以外の面状発光素子は透明である、請求項1に記載の発光部材。 - 1つの前記有機EL素子aまたは1つの前記有機EL素子bが図柄を表示するものである、請求項1に記載の発光部材。
- 前記複数の有機EL素子aが、周期的に配置されている、請求項1に記載の発光部材。
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2014
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