JPWO2014184888A1 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

バッテリに接続された第1のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子に直列接続されると共にモータを駆動する駆動回路に接続された第2のスイッチング素子とからなる電源リレーと、駆動回路と第2のスイッチング素子との間の電圧をモニタするモニタ回路と、電源リレーを制御する指令信号とモニタ回路によりモニタされた電圧とに基づいて電源リレーの異常を判定する演算装置とを備えた。

Description

この発明は、ハンドルの操舵力を電動モータによりアシストする電動パワーステアリング装置に関するものである。
周知のように、電動パワーステアリング装置は、ハンドルに加えられた運転者による操舵トルクを検出し、この検出した操舵トルクに対応したトルクを電動モータにより発生して運転者の操舵力をアシストするように構成されている。
従来、車載バッテリ等の電源から電動モータへの給電経路にメカニカル電源リレーを配置し、この電源リレーを制御することにより電動モータへの給電回路を開閉するようにした電動パワーステアリング装置が存在している。又、そのメカニカル電源リレーをMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子により構成した電動パワーステアリング装置が存在している。更に、車両に搭載されたバッテリが誤って逆極性に接続されたときに装置が破壊されるのを防止のために、同一のMOSFETを直列接続して電源リレーを構成し、この電源リレーを電動モータの給電経路に配置するようにした電動パワーステアリング装置も存在している。
前述のように同一のMOSFETを直列接続して電動モータの給電経路に配置した従来の電動パワーステアリング制御装置では、夫々のMOSFETの異常検出のために、夫々のMOSFETを個別に駆動することができるゲート駆動信号を発生するモータ駆動回路とは別に、直列接続された2個のMOSFETの間とMOSFETとモータ駆動回路との間に夫々モニタ回路を付加し、このモニタ回路により夫々のMOSFETの異常をチェックするようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−188101号公報
前述のようにMOSFETにより電源リレーを構成した従来の電動パワーステアリング装置の場合、MOSFETのドレイン・ソース間に寄生ダイオードが内蔵されており、MOSFETがオープン故障してもこの寄生ダイオードのためMOSFETの故障を検出することができない。又、MOSFETを直列接続して構成した電源リレーを有する従来の電動パワーステアリング装置に於いては、回路素子が増加し、それらの異常をチェックする手段も複雑化する等の課題が存在していた。
この発明は、従来の電動パワーステアリング装置に於ける前述のような課題を解決するためになされたもので、装置を複雑化することなくMOSFET等のスイッチング素子の異常を容易に行ない得るようにした電動パワーステアリング装置を得ることを目的とするものである。
この発明による電動パワーステアリング装置は、
車両を運転する運転者の操舵トルクに対応したアシストトルクを発生するモータと、前記モータを制御する制御ユニットとを備え、前記モータにより発生したアシストトルクを前記操舵トルクに加えて前記運転者の操舵を補助するようにした電動パワーステアリング装置であって、
前記制御ユニットは、
前記モータを駆動する駆動回路と、
前記駆動回路を制御する制御信号を演算して前記駆動回路に出力すると共に、第1の指令信号を発生する演算装置と、
前記駆動回路と前記車両の搭載されたバッテリとの間に接続され、前記演算装置からの前記第1の指令信号に基づいて開閉する電源リレーと、
を備え、
前記電源リレーは、
第1のダイオードが並列接続され、前記バッテリに接続された第1のスイッチング素子と、
第2のダイオードが並列接続され、前記第1のスイッチング素子に直列接続されると共に前記駆動回路に接続された第2のスイッチング素子と、
により構成され、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子は、前記演算装置からの前記第1の指令信号により同時に開閉するように駆動され、
前記第1のダイオードと前記第2のダイオードは、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とが直列接続されているとき、互いに逆極性となるように直列接続され、
前記駆動回路と前記第2のスイッチング素子との間の電圧をモニタする第1のモニタ回路を備え、
前記演算装置は、前記第1の指令信号と前記第1のモニタ回路によりモニタされた電圧とに基づいて、前記電源リレーの異常を判定する、
ことを特徴とする。
この発明によれば、電源リレーの駆動回路を簡略化でき、その異常を判定するモニタ回路も削減でき、引いては異常判定工程も削減できるものである。
この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置の主要部の構成図である。 この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置に於ける、充電回路の回路構成図である。 この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置に於ける、モニタ回路と電源リレー駆動回路の回路構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置を、図に基づいて説明する。図1は、この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置の主要部の構成図である。図1に於いて、モータ19は、その出力軸が減速機構(図示せず)を介して車両のステアリング装置に連結されており、後述するように、運転者の操舵トルクに対応したトルクを発生し、この発生したトルクをアシストトルクとして減速機構を介して車両のステアリング装置に加える。
制御ユニット2は、モータ駆動回路18と、演算装置(以下、CPUと称する)17と、電源リレー3と、電源リレー駆動回路14と、コンデンサとしての電解コンデンサ8と、充電回路16と、第1のモニタ回路9と、第2のモニタ回路12とを備えている。車両に搭載されたバッテリ1は、電源リレー3とモータ駆動回路18を介してモータ19に接続され、モータ19に電源を供給する。
CPU17は、運転者によりステアリング軸に加えられた操舵トルクを検出するトルク検出器(図示せず)からのトルク信号や、車両の速度を検出する車速検出器(図示せず)からの車速信号等が入力され、これ等の入力された信号に基づいて制御信号を演算し、その演算した制御信号をモータ駆動回路18へ出力する。モータ駆動回路18は、CPU17からの制御信号に対応した駆動電流を発生してモータ19を駆動し、モータ19に運転者の操舵トルクに対応したトルクを発生させる。
電源リレー3は、直列接続された第1のスイッチング素子としての第1のMOSFET4と、第2のスイッチング素子としての第2のMOSFET5により構成されている。第1のMOSFET4は、この第1のMOSFET4に並列接続された第1の寄生ダイオード7を内蔵している。第2のMOSFET5は、この第2のMOSFET5に並列接続された第2の寄生ダイオード6を内蔵している。このように、第1のMOSFET4と第2のMOSFET5とを直列接続して構成された電源リレー3は、電解コンデンサ1の正極端子とモータ駆動回路18の正極側入力端子との間に挿入されている。又、第1のMOSFET4と第2のMOSFET5のゲート電極は、電源リレー駆動回路14に接続されている。
第1のMOSFET4及び第2のMOSFET5は、CPU17から出力される第1の指令信号13に基づく電源リレー駆動回路14からの駆動信号がゲート電極に与えられたときにオンとなり、車両に搭載された電源としてのバッテリ1とモータ駆動回路18とを接続し、電源リレー駆動回路14からの駆動信号がゲート電極に与えられなければオフとなり、バッテリ1とモータ駆動回路18との接続を遮断する。
ここで、第1のMOSFET4の第1の寄生ダイオード7は、バッテリ1が図1に示す極性に正しく接続されていれば、第1のMOSFET4がオフであればバッテリ1とモータ駆動回路18との間を遮断する方向の極性に接続されている。一方、第2のMOSFET5の第2の寄生ダイオード6は、バッテリ1が誤って図1に示す極性とは逆極性に接続されたとき、第2のMOSFET5がオフのときにバッテリ1とモータ駆動回路18との間を遮断する方向の極性に接続されており、モータ駆動回路18が逆極性のバッテリに誤って接続されるのを防止してモータ駆動回路18を保護する。
第1のモニタ回路9は、モータ駆動回路18の正極側入力端子と負極側入力端子との間に接続された抵抗10と抵抗11の直列接続体により構成されており、抵抗10と抵抗11の直列接続点の電圧がCPU17に入力されている。CPU17は、第1のモニタ回路9から入力される電圧に基づいて、電源リレー3とモータ駆動回路18との間の電圧をモニタすることができる。
電解コンデンサ8は、モータ駆動回路18の正極側入力端子と負極側入力端子との間に接続され、CPU17からの第2の指令信号15に基づいて動作する充電回路16により充電され、バッテリ1からモータ駆動回路18に流れる電流が不足するときに放電し、モータ駆動回路18の電流リップルを吸収する動作を行なう。
次に、充電回路16について説明する。図2は、この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置に於ける、充電回路の回路構成図である。図2に於いて、充電回路16は、第1のトランジスタ25と、第2のトランジスタ26と、抵抗20、21、22、23、及び24とにより構成されている。第2のトランジスタ26は、前述の車両に搭載されたバッテリ1の正極側端子にエミッタが接続され、コレクタが抵抗24を介して電解コンデンサ6の正極側端子に接続されている。第1のトランジスタ25は、第2のトランジスタ26のベースに抵抗22を介してコレクタが接続され、エミッタが車両の接地電位の部位に接続されている。
以上のように構成された充電回路16に於いて、CPU17からの第2の指令信号15が第1のトランジスタ25のベースに抵抗20を介して印加されると、第1のトランジスタ25がオンとなり、従って第2のトランジスタ26がオンとなる。その結果、電解コンデンサ6は、第2のトランジスタ26及び抵抗24を介してバッテリ1から充電される。CPU17からの第2の指令信号がオフとなれば、第1のトランジスタ25及び第2のトランジスタ26はオフとなり、電解コンデンサ8への充電は停止される。
前述したように、充電回路16は、CPU17からの第2の指令信号15によりオン、オフ制御され、電源リレー3をオンする際に、電解コンデンサ8に流れる電流から電源リレー3を保護するために予め電解コンデンサ8を充電しておくように動作する。
次に、第2のモニタ回路12と電源リレー駆動回路14について説明する。図3は、この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置に於ける、モニタ回路と電源リレー駆動回路の回路構成図である。図3に於いて、電源リレー駆動回路14は、第3のトランジスタ35と、第4のトランジスタ36と、抵抗29、30、31、32、33、及び34とにより構成されている。第4のトランジスタ36は、エミッタが車両の電源37に接続され、コレクタが抵抗33を介して電源リレー3を構成する第1のMOSFET4と第2のMOSFET5のゲート電極に接続されている。第3のトランジスタ35は、エミッタが車両の接地電位の部位に接続され、コレクタが抵抗31を介して第4のトランジスタ36のベースに接続されている。
CPU17からの第1の指令信号13が、抵抗29を介して電源リレー駆動回路14の第3のトランジスタ35のベースに与えられると、第3のトランジスタ35がオンとなり、これにより第4のトランジスタ36がオンとなる。第4のトランジスタ36がオンとなることにより、電源37の電圧が第1のMOSFET4と第2のMOSFET5のゲート電極に印加され、第1のMOSFET4と第2のMOSFET5はオンとなる。電源37の電圧はバッテリ1の電圧より高く、第1のMOSFET4と第2のMOSFET5のソース電圧がバッテリ1の電圧と同電位となった場合でも、十分に第1のMOSFET4及び第2のMOSFET5をオンすることが可能である。このように、電源リレー駆動回路14は、CPU17からの第1の指令信号に基づいて電源リレー3をオン、オフすることができる。
第2のモニタ回路12は、電源リレー駆動回路14に於ける第4のトランジスタ36のコレクタと車両の接地電位の部位との間に接続された抵抗27、28の直列接続体により構成され、抵抗27と抵抗28の直列接続点の電圧がCPU17に入力される。この第2のモニタ回路12は、第1のMOSFET4と第2のMOSFET5の間の電圧をモニタすることができ、CPU17の第1の指令信号13から分岐した回路である。
CPU17は、第1の指令信号13に基づいて電源リレー3がオフしているとき、第1のモニタ回路9により第1のMOSFET4にショート故障が発生しているか否かの検出を行う。このとき、電源リレー3がオフしているのに第1のMOSFET4がショート故障していれば、バッテリ1の電圧がショート故障をしている第1のMOSFET4と第2のMOSFET5の第2の寄生ダイオード6を介して第1のモニタ回路9に印加されるので、第1のモニタ回路9からCPU17に入力されるモニタ電圧が所定の閾値電圧以上となる。従って、CPU17は、第1のモニタ回路9のモニタ電圧が所定の閾値電圧以上の場合に、第1のMOSFET4にショート故障が発生していると判定することができる。
一方、前述の判定の結果、第1のモニタ回路9のモニタ電圧が所定の閾値電圧より小さく、第1のMOSFET4にショート故障が発生していないと判定した場合は、CPU17の第2の指令信号15により充電回路16がオンしているときに第1のモニタ回路9により電解コンデンサ8が充電されていることを確認した後、CPU17は第2のモニタ回路12により第2のMOSFET5のショート故障の検出を行う。このとき、電源リレー3がオフしているのに第2のMOSFET5がショート故障していれば、電解コンデンサ8の電圧がショート故障をしている第2のMOSFET5を介して第2のモニタ回路12に印加されるので、第2のモニタ回路12からCPU17に入力されるモニタ電圧が所定の閾値電圧以上となる。従って、CPU17は、第2のモニタ回路12のモニタ電圧が所定の閾値電圧以上の場合に、第2のMOSFET5にショート故障が発生していると判定することができる。
次に、前述の判定に於いて第2のモニタ回路12のモニタ電圧が所定の閾値電圧より小さく第2のMOSFET5にショート故障が発生していないと判定した場合は、CPU17からの第1の指令信号13により電源リレー3をオンさせ、第1のモニタ回路9により第1のMOSFET4のオープン故障の検出を行う。このとき、電源リレー3がオンしているのに第1のMOSFET4がオープン故障をしていれば、バッテリ1の電圧が第1のモニタ回路9に印加されないので、第1のモニタ回路9のモニタ電圧は所定の閾値電圧より小さくなる。従って、CPU17は、第1のモニタ回路9のモニタ電圧が所定の閾値電圧より小さい場合に、第1のMOSFET4にオープン故障が発生していると判定することができる。
前述の手順に沿って第1のMOSFET4及び第2のMOSFET5の故障を判定することで、前述したMOSFET4およびMOSFET5の有する機能を検査することができる。
以上述べたように、この発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置によれば、第1及び第2のMOSFET4、5の保護のために設けられた充電回路16の充電電圧と、電源リレー駆動回路14の一部を第2のモニタ回路として利用することで、従来、第1及び第2のMOSFET4、MOSFET5に各々に必要であったMOSFET駆動信号を1つにすることができ、制御装置を小型化するとともに電源リレー3の異常判定工程を削減することができる。
尚、この発明は、その発明の範囲内に於いて、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、自動車等の車両の分野、とりわけ電動パワーステアリングの分野に利用することができる。
1 バッテリ、2 制御ユニット、3 電源リレー、
4 第1のMOSFET、5 第2のMOSFET、
6 第1の寄生ダイオード、7 第2の寄生ダイオード、
8 電解コンデンサ、9 第1のモニタ回路、
10、11、20〜24、27、28、29〜34 抵抗、
12 第2のモニタ回路、13 第1の指令信号、
14 電源リレー駆動回路、15 第2の指令信号、
16 充電回路、17 演算装置、18 モータ駆動回路、
19 モータ、25 第1のトランジスタ、
26 第2のトランジスタ、35 第3のトランジスタ、
36 第4のトランジスタ、37 電源端子。
この発明による電動パワーステアリング装置は、
車両を運転する運転者の操舵トルクに対応したアシストトルクを発生するモータと、前記モータを制御する制御ユニットとを備え、前記モータにより発生したアシストトルクを前記操舵トルクに加えて前記運転者の操舵を補助するようにした電動パワーステアリング装置であって、
前記制御ユニットは、
前記モータを駆動する駆動回路と、
前記駆動回路を制御する制御信号を演算して前記駆動回路に出力すると共に、第1の指令信号と第2の指令信号を発生する演算装置と、
前記駆動回路と前記車両の搭載されたバッテリとの間に接続され、前記演算装置からの前記第1の指令信号に基づいて開閉する電源リレーと、
前記電源リレーと前記駆動回路との間に接続されたコンデンサと、
前記演算装置からの前記第2の指令信号により制御されて前記コンデンサを充電するように構成された充電回路と、
を備え、
前記電源リレーは、
第1のダイオードが並列接続され、前記バッテリに接続された第1のスイッチング素子と、
第2のダイオードが並列接続され、前記第1のスイッチング素子に直列接続されると共に前記駆動回路に接続された第2のスイッチング素子と、
により構成され、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子は、前記演算装置からの前記第1の指令信号により同時に開閉するように駆動され、
前記第1のダイオードと前記第2のダイオードは、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とが直列接続されているとき、互いに逆極性となるように直列接続され、
前記制御ユニットは、更に、
前記駆動回路と前記第2のスイッチング素子との間の電圧をモニタする第1のモニタ回路と、
前記コンデンサの充電電圧をモニタする第2のモニタ回路と、
を備え、
前記演算装置は、
前記第1の指令信号と前記第1のモニタ回路によりモニタされた電圧とに基づいて、前記電源リレーの異常を判定するように構成されていると共に、前記第2の指令信号と前記第2のモニタ回路によりモニタされた電圧とに基づいて、前記電源リレーの異常を判定するように構成されている、
ことを特徴とする。

Claims (4)

  1. 車両を運転する運転者の操舵トルクに対応したアシストトルクを発生するモータと、前記モータを制御する制御ユニットとを備え、前記モータにより発生したアシストトルクを前記操舵トルクに加えて前記運転者の操舵を補助するようにした電動パワーステアリング装置であって、
    前記制御ユニットは、
    前記モータを駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路を制御する制御信号を演算して前記駆動回路に出力すると共に、第1の指令信号を発生する演算装置と、
    前記駆動回路と前記車両の搭載されたバッテリとの間に接続され、前記演算装置からの前記第1の指令信号に基づいて開閉する電源リレーと、
    を備え、
    前記電源リレーは、
    第1のダイオードが並列接続され、前記バッテリに接続された第1のスイッチング素子と、
    第2のダイオードが並列接続され、前記第1のスイッチング素子に直列接続されると共に前記駆動回路に接続された第2のスイッチング素子と、
    により構成され、
    前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子は、前記演算装置からの前記第1の指令信号により同時に開閉するように駆動され、
    前記第1のダイオードと前記第2のダイオードは、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とが直列接続されているとき、互いに逆極性となるように直列接続され、
    前記駆動回路と前記第2のスイッチング素子との間の電圧をモニタする第1のモニタ回路を備え、
    前記演算装置は、前記第1の指令信号と前記第1のモニタ回路によりモニタされた電圧とに基づいて、前記電源リレーの異常を判定する、
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記制御ユニットは、
    前記電源リレーと前記駆動回路との間に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサを充電する充電回路と、
    前記コンデンサの充電電圧をモニタする第2のモニタ回路と、
    を備え、
    前記演算装置は、第2の指令信号を発生するように構成され、
    前記充電回路は、前記演算装置からの前記第2の指令信号により制御されて前記コンデンサを充電するように構成され、
    前記演算装置は、前記第2の指令信号と前記第2のモニタ回路によりモニタされた電圧とに基づいて、前記電源リレーの異常を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記第2のモニタ回路は、前記第1の指令信号が前記電源リレーに伝達される回路に接続されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記演算装置は、所定の手順に基づいて前記充電回路と前記電源リレーを制御することにより電源リレーの異常を判定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング制御装置。
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