JPWO2014148140A1 - 検出用構造体 - Google Patents

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誠治 神波
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Abstract

強度が高く、製造工程の煩雑さを招き難く、コストを低減し得る検出用構造体を提供する。電磁波が照射された場合の被測定物の保持の有無による共振特性の変化を検出して被測定物を検出する方法に用いられる検出用構造体であって、第1の主面1a及び第2の主面1bを有するベース部1Aと前記ベース部1Aの第1の主面1aに設けられている周期的構造体部1Bとを備え、周期的構造体部1Bは、周期的に配置された単位構造13を有し、該単位構造13は、厚み方向または厚み方向に対して斜め方向に交差している方向に延びる厚み方向面3〜6を有する、検出用構造体1。

Description

本発明は、電磁波の照射により共振する構造を有する検出用構造体に関し、より詳細には、被測定物の保持の有無により共振特性が変化する、検出用構造体に関する。
従来、テラヘルツ波のような電磁波を空隙配置構造体に照射することにより、被測定物を検出する方法が知られている。下記の特許文献1には、このような検出方法に用いられる空隙配置構造体が開示されている。特許文献1に記載の空隙配置構造体では、空隙が周期的に配置されている空隙配置構造体シートが用いられている。この空隙配置構造体シートが薄いため、空隙配置構造体シートの背面側に空洞を隔てて基板材が連結部材によって接合されている。それによって、厚みの薄い空隙配置構造体シートが補強されている。
WO2012/132111
特許文献1に記載の空隙配置構造体では、連結部材を用いて基板材を空隙配置構造体シートに接合しなければならなかった。そのため、製造工程が煩雑であった。またコストが高くつくという問題があった。さらに、上記空洞を隔てて基板材が薄い空隙配置構造体シートに連結されている構造であるため、補強効果も充分でなかった。
本発明の目的は、強度を高くすることができ、かつ製造が容易であり、安価な検出用構造体を提供することにある。
本発明に係る検出用構造体は、電磁波が照射された場合の被測定物の保持の有無による共振特性の変化を検出して被測定物を検出する方法に用いられる検出用構造体である。
本発明に係る検出用構造体は、厚み方向に対向する第1及び第2の主面を有する板状のベース部と、前記ベース部の第1の主面に設けられている周期的構造体部とを備える。
周期的構造体部は、前記ベース部の第1の主面の面方向において周期的に配置されている単位構造を有する。該単位構造は、前記厚み方向または該厚み方向に対して斜め方向に交差する方向に延びる厚み方向面を有する。
本発明に係る検出用構造体では、前記周期的構造体部と、前記ベース部とが同じ材料により一体的に構成されていてもよい。
また、本発明に係る検出用構造体では、周期的構造体部とベース部とは、別部材により構成されていてもよい。
本発明に係る検出用構造体の他の特定の局面では、前記厚み方向面が、前記周期的構造体の単位構造において複数設けられており、該複数の面が組み合わさって前記ベース部とは反対側に開いている1つの開口を形成しており、該開口に露出している底部が前記第1の主面により構成されている。
本発明に係る検出用構造体のさらに別の特定の局面では、前記周期的構造体の単位構造において、前記厚み方向面が複数設けられており、該複数の面が、前記ベース部とは反対側の端部において集合されており、該単位構造が、前記第1の主面から突出している形状を有する。
本発明に係る検出用構造体のさらに他の特定の局面では、前記単位構造における前記開口と前記底部とを有する形状が、前記ベース部とは反対側の面に向かって開いた凹部であり、該凹部が角錐台状である。
本発明に係る検出用構造体のさらに別の特定の局面では、前記単位構造が、直方体状である。
本発明に係る検出用構造体では、好ましくは、上記ベース部が導体からなる。
本発明に係る検出用構造体によれば、検出用構造体の強度を充分に高めることができる。しかも、製造工程が煩雑にはならないため、検出用構造体のコストを低減することができる。
図1(a)及び図1(b)は、本発明の第1の実施形態に係る検出用構造体の斜視図及びその要部を示す側面断面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る検出用構造体の周期的構造体部の単位構造の外表面からみた図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る検出用構造体における電磁波を照射した際の反射波の周波数特性を示す図である。 図4は、本発明の第2の実施形態に係る検出用構造体の斜視図である。 図5(a)及び図5(b)は、第2の実施形態に係る検出用構造体における周期的構造体部の単位構造の第1の主面側からみた図及び側面図である。 図6は、第2の実施形態に係る検出用構造体を用いた場合の電磁波の反射スペクトルを示す図である。 図7は、第3の実施形態に係る検出用構造体の斜視図である。 図8は、第4の実施形態に係る検出用構造体の斜視図である。 図9は、第5の実施形態に係る検出用構造体の斜視図である。 図10は、第6の実施形態に係る検出用構造体の斜視図である。 図11は、第1の実施形態に係る検出用構造体の変形例を示す斜視図である。 図12は、第3の実施形態に係る検出用構造体の変形例を示す斜視図である。 図13は、第1の実施形態に係る検出用構造体の他の変形例を示す斜視図である。 図14は、第3の実施形態に係る検出用構造体の他の変形例を示す斜視図である。 図15は、第1の実施形態に係る検出用構造体のさらに他の変形例を示す斜視図である。 図16は、第3の実施形態に係る検出用構造体のさらに他の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る検出用構造体の外観を示す斜視図である。
検出用構造体1は、全体が板状の形状を有する。なお、図1(a)では、検出用構造体1は、矩形板状の形状を有するが、円板状等の任意の形状とすることができる。
検出用構造体1は、本実施形態では、Niからなる。もっとも、検出用構造体1を構成する材料は特に限定されず、ステンレス、Auめっきした金属などにより形成することができる。
検出用構造体1は、ベース部1Aと、周期的構造体部1Bとを有する。本実施形態では、ベース部1Aと周期的構造体部1Bは一体に構成されている。ベース部1Aは、平板状の形状を有し、厚み方向に対向する第1及び第2の主面1a,1bを有する。
外表面1cにおいては、外側に向かって開いた凹部2が、第1の主面1aの面方向において周期的に配置されている。本実施形態では、この凹部2を有する単位構造が、ベース部1Aの第1の主面1aの面方向においてマトリクス状に配列されている。もっとも、周期的配置構造は、このようなマトリクス状のものに限定されるものではない。また、本発明において、「周期的に配置されている」とは、全ての単位構造が周期的に配列されている必要はない。例えば図1(a)のようにマトリクス状に多数の単位構造が配置されている構造において、1個あるいは数個の単位構造が欠落していてもよい。すなわち、全体として周期的に単位構造が配置されておればよい。
凹部2を有する単位構造の詳細を、図1(b)及び図2を参照して説明する。図1(b)は、上記凹部2を有する単位構造の側面断面図である。また、図2は、上記単位構造の外表面1cからみた正面図である。ベース部1Aの第1の主面1aと第2の主面1bとを結ぶ方向を以下、厚み方向とする。凹部2は、厚み方向に延びている。すなわち、図1(b)に示すように、凹部2は外表面1cに開口している。他方、凹部2は4つの厚み方向面3〜6により囲まれている。厚み方向面3〜6とは、上記厚み方向と斜め方向に交差する方向に延びる面をいう。すなわち、本発明において、厚み方向面とは、上記厚み方向に沿う面または厚み方向と斜め方向に交差する方向に延びる面をいうものとする。本実施形態では、4つの厚み方向面3〜6は、凹部2の内側面を構成している。
また、厚み方向面3〜6の第1の主面1a側の端部は、第1の主面1aには至っていない。言い換えれば、厚み方向面3〜6の第1の主面1a側の端部は、第1の主面1aよりも外表面1c側に位置している。本実施形態では、上記厚み方向面3〜6の第1の主面1a側の端部が組み合わさって、第1の主面1aの一部によって底部7が構成されている。外表面1c側から見たとき、底部7は、凹部2の開口に露出している。
上記のように、底部7は、第1の主面1aの一部により構成されている。
本実施形態では、凹部2は、四角錐台状の形状を有している。従って、底部7を構成している第1の主面1aは、外表面1cと平行とされている。
四角錐台形状とされているため、凹部2は、外表面1cに開口している側から、底部7にいくにつれて、厚み方向面3〜6が近づくように構成されている。
なお、本実施形態では、凹部2は、上記のように、四角錘台の形状を有しているが、六角錘台などの他の多角錘台形状を有していてもよい。
本実施形態の検出用構造体1では、上記凹部2を有する単位構造が前述したように、第1の主面1aの面方向において周期的に配置されている。この部分が、本発明における周期的構造体部1Bを構成している。他方、上記底部7と第2の主面1bとの間の部分が、本実施形態の平板状のベース部1Aを構成している。
本実施形態の検出用構造体1では、凹部2を有する、言い換えれば、複数の厚み方向面3〜6を有する単位構造が周期的に配置されているため、外表面1c側から電磁波を照射した場合、上記凹部2を有する各単位構造において共振が生じる。この共振現象により、検出用構造体1で散乱された電磁波の周波数スペクトルが変化する。ここで、散乱された電磁波とは、検出用構造体1で反射されたすなわち後方散乱された電磁波及び検出用構造体1を透過した電磁波すなわち前方散乱された電磁波を含む。
従って、検出用構造体1の外表面1c側に被測定物が保持されている場合と、保持されていない場合とで、上記散乱電磁波の周波数特性が変化する。本実施形態の検出用構造体1によれば、上記散乱電磁波の周波数スペクトルの変化により、被測定物を測定することができる。図3は、上記検出用構造体1に、10〜60THzの電磁波を照射した場合の反射されてきた電磁波の周波数特性を示す。ここでは、単位構造における凹部2の深さHを6μmの大きさとし、凹部2の外表面1cにおける開口部の寸法を7μm×7μmとした。
図3から明らかなように、42.703THz、50.097THz及び55.159THzに大きなディップ波形が表れていることがわかる。被測定物が存在する場合と存在しない場合とで、このディップ波形における反射されてきた電磁波の強度が大きく変化する。例えば、42.703THzの反射電磁波の強度の変化により、被測定物の有無を検出することができる。
なお、ディップ波形に代えて、ピーク波形や、その他の周波数位置の電磁波の強度の変化を利用して、被測定物を検出してもよい。
なお、上記前方散乱すなわち透過した電磁波の周波数スペクトルの変化を利用する場合には、検出用構造体1は照射される電磁波を透過する材料からなることが必要である。このような材料としては、例えば、樹脂、ガラス、セラミックスなどを挙げることができる。
本実施形態の検出用構造体1を用いれば、上記のように、凹部2を有する単位構造が周期的に配列されているため、被測定物を検出することができる。加えて、検出用構造体1では、複数の厚み方向面3〜6により凹部2が形成されている単位構造が周期的に配置されている。さらに、該周期的構造体部1Bが、ベース部1Aと一体化されている。従って、機械的強度も充分に高い。
さらに、製造に際しては、例えば図示しないステージ上において、薄膜形成法などにより、上記検出用構造体1を容易に形成することができる。例えば、ステージ上において、検出用構造体1を構成する材料を薄膜形成法により成膜する。なお成膜に際しては、上記底部7が位置する部分まで先ず成膜を行う。しかる後、上記凹部2が形成される部分にレジストを付与する。このレジストの付与は、フォトリソグラフィー法により行い得る。しかる後、再度、検出用構造体を構成する材料を成膜し、第1の主面1aの位置まで成膜を続ける。次に、レジストを溶剤により除去する。
あるいは、検出用構造体1の全厚みとなるように検出用構造体構成材料を成膜する。しかる後、エッチングにより、凹部2を形成してもよい。
上記のように、検出用構造体1は、周知の薄膜形成法を用いて形成することができる。従って、製造工程の煩雑さを招き難い。また、検出用構造体1のコストを低減することもできる。
図4は、第2の実施形態に係る検出用構造体11の斜視図である。検出用構造体11は、ベース部としての平板状のベース部材12を有する。この平板状のベース部材12上に、四角錐状の単位構造13が多数形成されている。ベース部材12の下面が第2の主面12bであり、上面が第1の主面12aである。本実施形態では、四角錐状の複数の単位構造13により本発明における周期的構造体部が構成されている。従って、周期的構造体部において、上記第1の主面12aと第2の主面12bとを結ぶ方向を厚み方向としたとき、単位構造13は、厚み方向面14〜17を有する。この厚み方向面14〜17は、上記四角錐の側面に相当する。
本実施形態においては、上記厚み方向面14〜17を有する単位構造13が第1の主面12aの面方向において、周期的に配置されている。従って、第1の実施形態と同様に、電磁波を照射した場合、被測定物の保持の有無により、散乱された電磁波の周波数特性が変化する。よって、第1の実施形態と同様に被測定物を検出することができる。
また、本実施形態においても、周期的構造体部がベース部材12に連ねられているため、機械的強度を充分に高めることができる。
さらに、本実施形態の検出用構造体11においては、ベース部材12を成膜した後に、各単位構造13を構成している四角錐状部分を形成することにより、検出用構造体11を容易に得ることができる。また、上記ベース部材12を形成した後に、単位構造13をベース部材12の第1の主面12aに接合することにより、検出用構造体11を形成してもよい。従って、製造工程の煩雑さを招くことなく、安価に検出用構造体11を提供することができる。
図6は、本実施形態の検出用構造体11を用い、10THz〜60THzの電磁波を照射した場合の反射された電磁波の周波数特性を示す。
なお、図6の周波数特性は、単位構造13を以下の寸法で構成した場合の結果である。
単位構造13の高さH=9μm、単位構造13の幅W=7μm、四角錐状部分の底部の寸法Y1=Z1=5.4μm。
図6から明らかなように、42.402THz付近に、共振によるディップ波形が現れていることがわかる。被測定物が保持されると、この共振現象が変化し、ディップ波形の周波数位置及び強度が変化する。従って、被測定物を測定することができる。
この構造の場合、電界強度は、上記四角錐形状の外側の部分において、上記四角錐台状の形状の頂点から上記厚み方向面である四角錐形状の側面の中間位置に至る部分で高くなる。
上記第1及び第2の実施形態では、それぞれ、角錐台状の凹部2や角錐台状の突出部を有するように単位構造が構成されていた。しかしながら、本発明の検出用構造体における単位構造の形状はこれらに限定されるものではない。図7〜図10に示す第3〜第6の実施形態の検出用構造体は、このような単位構造の形状が異なる例を示す。
図7に示す第3の実施形態の検出用構造体31では、周期的構造体部の単位構造は、直方体状の突出部32を有する。すなわち、直方体状の突出部32は、上記厚み方向に沿う第1〜第4の側面33〜36を有する。その他の構造は第2の実施形態の検出用構造体11と同様である。すなわち、本実施形態においても、ベース部材12上に、上記突出部32を有する複数の単位構造がマトリクス状に配置されている。
図8に示す第4の実施形態の検出用構造体41では、複数のストリップ状の突出部42が互いに平行に配置されており、それによって周期的構造体部が構成されている。ここでは、側面43〜46が厚み方向面である。このように、単位構造を構成している突出部は、細長いストリップ状の平面形状を有していてもよい。そして、複数の単位構造は、このように互いに平行に配置されていてもよい。
図9に示す第5の実施形態の検出用構造体51では、ベース部材12上に、周期的構造体部52が積層されている。周期的構造体部52は、矩形板状の形状を有する。そして、矩形の開口部を有する貫通孔52aがマトリクス状に配置されている。この場合、貫通孔52aの4つの側面が第1〜第4の厚み方向面53〜56を構成している。
本実施形態においても、上記複数の厚み方向面を有する単位構造が周期的に配置されている。従って、電磁波を照射した場合、被測定物の有無による散乱された電磁波の周波数特性の変化により、被測定物を検出することができる。
本実施形態においても、ベース部材12上に、上記貫通孔52aがマトリクス状に配置された周期的構造体部をフォトリソグラフィー法などにより容易に形成することができる。従って、機械的強度に優れており、かつ安価な検出用構造体51を提供することができる。
図10に示す第6の実施形態に係る検出用構造体61では、周期的構造体部62がベース部材12に積層されている。周期的構造体部62では、貫通孔62aを有する単位構造がマトリクス状に配置されている。ここでは、貫通孔62aは、外表面61aから、ベース部材12の第1の主面12aに向かってその面積が小さくなる角錐台の形状とされている。また、内側面63〜66が厚み方向面である。本実施形態においても、ベース部材12により周期的構造体部62が補強されている。従って、機械的強度を充分に高め得る。
また、本実施形態の検出用構造体61もまた、薄膜形成法や、エッチング法などの成膜方法を用いて容易に製造することができる。従って、製造工程の煩雑さを招き難い。また、検出用構造体61では、低コスト化を進めることもできる。
本発明に係る検出用構造体における周期的構造体部は第1〜第6の実施形態の構造に限定されるものではなく、適宜変形することができる。
例えば、図11は、第1の実施形態に係る検出用構造体1の変形例を示す斜視図である。本変形例では、矢印Aで示す部分において、凹部2が設けられていない。すなわち、複数の凹部2がマトリクス状に配置されている構造において、一部に凹部2が設けられていない部分が存在していてもよい。
図12は、第3の実施形態に係る検出用構造体31の変形例を示す斜視図である。図12では、矢印Bで示す部分において、突出部32が設けられていない。すなわち、複数の突出部32がマトリクス状に配置されている構造において、一部の部分において突出部が欠損していてもよい。
図11及び図12に示した各変形例から明らかなように、本発明においては、周期的に配置されている単位構造のうち一部の単位構造が欠落していてもよい。
図13は、第1の実施形態に係る検出用構造体1の他の変形例を示す斜視図である。図13では、矢印Cで示す部分において、隣接する3つの凹部2がつながっている。このように、複数の凹部2がマトリクス状に配置されている構造において、一部の部分において、凹部2がつながっていてもよい。
図14は、第3の実施形態に係る検出用構造体の他の変形例を示す斜視図である。ここでは、矢印Dで示す部分において、複数の突出部32がつながっている。このように、複数の突出部32が一部でつながっていてもよい。
図13及び図14に示す各変形例から明らかなように、本発明においては、周期的に配置された単位構造において、一部の複数の単位構造がつながっていてもよい。
図15は、第1の実施形態に係る検出用構造体1のさらに他の変形例を示す斜視図である。図15の矢印Eで示す部分において、隣り合う凹部2が、連結凹部2Aを介して連なっている。このように、凹部2が、隣の凹部2と、凹部2よりも幅の狭い連結凹部2Aを介してつながっていてもよい。
図16は、第3の実施形態に係る検出用構造体31のさらに他の変形例を示す斜視図である。図16では、矢印Fで示す部分において、突出部32が隣の突出部32と、突出部32よりも幅の狭い突出部32Aによりつながっている。
図15及び図16に示したように、本発明においては、周期的に配置されている単位構造同士が、該単位構造と異なる形状の連結部分により連結されていてもよい。
図1及び図7に示した検出用構造体1,31の変形例を図11〜図16に示したが、他の実施形態の検出用構造体について同様に変形することができる。
上述した第1〜第6の実施形態から明らかなように、本発明においては、上記厚み方向面としては、第1の主面と第2の主面とを結ぶ方向である厚み方向に沿う面に限らず、厚み方向に対して斜め方向に傾斜している面をも広く含むものとする。さらに、上記周期的に配置される単位構造は、上記厚み方向面を有する単位構造であればよく、厚み方向面は凹部の内側面で形成されてもよく、突出部の外側面で形成されてもよい。
さらに、上述したように、ベース部と周期的配置構造体部とは一体に同じ材料で構成されてもよく、別部材で構成されてもよい。同じ材料で一体に構成されている場合には、材料の種類を少なくすることができ、かつ製造工程のより一層の簡略化を果たすことができる。
1…検出用構造体
1A…ベース部
1B…周期的構造体部
1a,1b…第1,第2の主面
1c…外表面
2…凹部
3〜6…厚み方向面
7…底部
11…検出用構造体
12…ベース部材
12a,12b…第1,第2の主面
13…単位構造
14〜17…厚み方向面
31…検出用構造体
32…突出部
33〜36…第1〜第4の側面
41…検出用構造体
42…突出部
43〜46…側面
51…検出用構造体
52…周期的構造体部
52a…貫通孔
53〜56…厚み方向面
61…検出用構造体
61a…外表面
62…周期的構造体部
62a…貫通孔
63〜66…内側面

Claims (8)

  1. 電磁波が照射された場合の被測定物の保持の有無による共振特性の変化を検出して被測定物を検出する方法に用いられる検出用構造体であって、
    厚み方向に対向する第1及び第2の主面を有する板状のベース部と、前記ベース部の第1の主面に設けられている周期的構造体部とを備え、
    前記周期的構造体部は、前記ベース部の第1の主面の面方向において周期的に配置されている単位構造を有し、該単位構造は、前記厚み方向または該厚み方向に対して斜め方向に交差する方向に延びる厚み方向面を有する、検出用構造体。
  2. 前記周期的構造体部と、前記ベース部とが同じ材料により一体的に構成されている、請求項1に記載の検出用構造体。
  3. 前記周期的構造体部と前記ベース部とが別部材からなる、請求項1に記載の検出用構造体。
  4. 前記厚み方向面が前記単位構造において複数設けられており、該複数の面が、組み合わさって前記ベース部とは反対側に開いている1つの開口を形成しており、該開口に露出している底部が前記第1の主面により構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出用構造体。
  5. 前記単位構造において、前記厚み方向面が複数設けられており、該複数の面が、前記ベース部とは反対側の端部において集合されており、該単位構造が、前記第1の主面から突出している形状を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出用構造体。
  6. 前記単位構造における前記開口と前記底部とを有する形状が、前記ベース部とは反対側の面に向かって開いた凹部であり、該凹部が角錐台状である、請求項4に記載の検出用構造体。
  7. 前記単位構造が、直方体状である、請求項5に記載の検出用構造体。
  8. 前記ベース部が導体からなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の検出用構造体。
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