JPWO2014132857A1 - 高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット - Google Patents

高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014132857A1
JPWO2014132857A1 JP2014527097A JP2014527097A JPWO2014132857A1 JP WO2014132857 A1 JPWO2014132857 A1 JP WO2014132857A1 JP 2014527097 A JP2014527097 A JP 2014527097A JP 2014527097 A JP2014527097 A JP 2014527097A JP WO2014132857 A1 JPWO2014132857 A1 JP WO2014132857A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
particles
purity
ppm
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014527097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5837202B2 (ja
Inventor
長田 健一
健一 長田
富男 大月
富男 大月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JX Nippon Mining and Metals Corp
Original Assignee
JX Nippon Mining and Metals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JX Nippon Mining and Metals Corp filed Critical JX Nippon Mining and Metals Corp
Priority to JP2014527097A priority Critical patent/JP5837202B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5837202B2 publication Critical patent/JP5837202B2/ja
Publication of JPWO2014132857A1 publication Critical patent/JPWO2014132857A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/06Alloys based on copper with nickel or cobalt as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/08Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of copper or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/06Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the coating material
    • C23C14/14Metallic material, boron or silicon
    • C23C14/16Metallic material, boron or silicon on metallic substrates or on substrates of boron or silicon
    • C23C14/165Metallic material, boron or silicon on metallic substrates or on substrates of boron or silicon by cathodic sputtering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
    • C23C14/3414Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3411Constructional aspects of the reactor
    • H01J37/3414Targets
    • H01J37/3426Material
    • H01J37/3429Plural materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットであって、該ターゲット組織の析出物のサイズ(大きさ)が10μm以下で、かつ該析出物の個数が500個/mm2以下であることを特徴とする高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット。スパッタリング時のパーティクルの発生を抑制でき、特に微細化・高集積化が進む半導体製品の歩留まりや信頼性を向上するために有用な、高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットを提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、パーティクルの発生を抑制できる高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットに関する。本願明細書で成分組成を%表示する場合で、特に表示が無い場合においても、全て「at%」を意味するものとする。
従来、半導体素子の配線材料としてAl合金(比抵抗:3.0μΩ・cm程度)が使われてきたが、配線の微細化に伴い、より抵抗の低い銅配線(比抵抗:2.0μΩ・cm程度)が実用化されてきた。銅配線の形成プロセスとしては、配線又は配線溝にTaやTaNなどの拡散バリア層を形成した後、銅をスパッタ成膜することが一般に行われる。銅は通常、純度4N(ガス成分抜き)程度の電気銅を粗金属として湿式や乾式の高純度化プロセスによって、5N〜6Nの高純度のものを製造し、これをスパッタリングターゲットとして使用していた。
上記の通り、半導体用配線として、銅は非常に有効であるが、配線の微細化に伴い、エレクトロマイグレーションやストレスインデューストボイドの形成により銅配線の信頼性が低下するようになり、銅配線材そのものの改良も要求されている。このような材料として、銅コバルト合金を挙げることができる。
スパッタリング法により薄膜の層を形成する場合には、銅コバルト合金のターゲットが必要となる。このターゲットの製造は、大きく分けて焼結法によるものと、溶解・鋳造法によるものと2種類に分けられる。ターゲットの強度、密度及び生産効率の面から見て、溶解・鋳造法により作製するのが望ましいと言える。
しかしながら、銅コバルト合金のターゲットについては、固有の問題があり、スパッタリング時にパーティクルが多く発生するという問題が発生した。
そこで、従来技術を見ると、銅(Cu)にコバルト(Co)を添加した、銅コバルト合金スパッタリングターゲットがいくつか提案されている。
例えば、下記特許文献1には(Cr、Co、Mo、W、Fe、Nb、V)から選ばれる1 種または2種以上の遷移金属元素を2〜20at%含有するCu系スパッタリングターゲットであって、Cuを主体とするマトリックスに、該マトリックスに非固溶な前記遷移金属元素の単体または合金相でなる遷移金属元素相が分散していることを特徴とする電極膜形成用Cu系スパッタリングターゲットが記載されている。しかし、この技術は、粉末冶金法により製作するもので、ターゲットの強度、密度及び生産効率の面から見て得策ではない。
また、下記特許文献2には、高純度銅または低濃度銅合金からなる銅素材に対して、異なる方向からそれぞれ圧縮加工を施す多軸鍛造加工処理を行い、結晶粒が微細化された銅材料を製出する微細結晶粒銅材料の製造方法であり、前記多軸鍛造加工処理における1パス目の圧縮加工を行う初期加工温度T1が、銅素材において動的再結晶が少なくとも部分的に発生する温度とするものである。
そしてこの製造方法によって製造される微細結晶粒銅材料並びにこの微細結晶粒銅材料からなるスパッタリングターゲットを提供することが記載されている。この文献2の銅材料の添加元素として、Coも挙げられているが、その具体例はなく、ターゲットに加工した後の、パーティクルの発生状況を示すものは、一切記載されていない。
また、下記特許文献3には、本発明は、低固有抵抗および高耐食性を有し、成分不均一の小さい薄膜を製造できるCu系スパッタリングターゲット材を提供するという目的で、Cuベースのマトリックスを主相とし、Cuと非固溶、偏晶系または包晶系の状態図を示す元素を含み、その元素を主とする第2相がCuマトリックス中に平均面積率5%以下析出したスパッタリングターゲット材において、第2相の平均径が50μm以下であることを特徴とするCu系スパッタリングターゲット材が記載されている。
この材料にはCo添加も含まれているが、原料は粉末であり、これをHIP処理して製造するものなのでターゲットの強度、密度及び生産効率の面から見て得策ではない。
また、下記特許文献4には、Cuを主成分とする合金(Cu合金)であって、ガラス基板やシリコン膜との密着性が改善された合金を実現し、このCu合金を用いた配線材料を提供するという目的で、Auおよび/またはCoと、CuとからなるCu合金であって、Cuの組成比率が80〜99.5wt%であり、Auの組成比率とCuの組成比率の和が0.5〜20wt%であることを特徴とするCu合金を、配線材料として提案することが記載されている。そして、このような構成の配線材料をスパッタ法によってガラス基板やシリコンウエハ上に成膜したところ、電気抵抗が十分に低く、かつ、基板との強い密着強度が観察されたと記載されている。
しかし、文献4の段落0053で、スパッタリングターゲットを製造する工程が簡略的に記載され、ターゲットに加工された場合のパーティクルの発生等の問題に全く関心がないようである。
一般に、ターゲットの製作に際しては、溶解鋳造した銅コバルト合金インゴットを加工して、所定の寸法のターゲット形状に加工した後、表面を切削して製作される。
ターゲット表面の平滑性が改善されると、スパッタリング時のパーティクルの発生を抑制し、均一性(ユニフォーミティ)に優れた薄膜を形成することができる。
しかしながら、銅コバルト合金では、単に表面を平滑にしただけでは解決できない問題があり、従来技術では、このような観点でターゲット材料を開発した例が見られない。
特許第3710022号公報 特開2010−65252号公報 特開2005−220384号公報 特開2003−342653号公報
一般に、CuCo合金は強度の向上を狙いとして、時効硬化処理(例えば、大気中で1000℃×1hr加熱後、水冷するという処理)後、700℃以下の温度で時効硬化処理を行う。このような従来方法で作成したターゲットをスパッタしたところパーティクルが大量に発生するという問題が発生した。
この原因を調査したところ、組織中に球状のCu−Co析出物が多量存在しており、これがパーティクルの原因であることが分かった。そして、この析出物の生成は、CuCo合金の純度、酸素濃度、カーボン濃度に依存していることがわかった。このことから、さらに詳細な原因の究明と対策が必要であった。
スパッタリング時のパーティクルの発生を解決することが喫緊の課題であるが、これを解決すれば、微細化・高集積化が進む半導体製品の歩留まりや信頼性を大きく向上させることができ、半導体用銅合金配線の形成に有用な高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットを提供することができる。本願発明は、これらの対策を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の発明を提供するものである。
1)Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットであって、該ターゲット組織の析出物のサイズ(大きさ)が10μm以下で、かつ該析出物の個数が500個/mm以下であることを特徴とする高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット。
2)Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットであって、該ターゲットに含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)がそれぞれ10ppm以下であり、純度が99.99%(4N)以上であることを特徴とする上記1)に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット。
3)ターゲット原料を、溶解、鋳造、鍛造、熱処理、機械加工により製造したターゲットであることを特徴とする上記1)〜2)のいずれか一項に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット。
4)Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造方法であって、コバルト及び銅の原料を溶解・鋳造してインゴットを作製し、このインゴットを時効硬化処理せずに、熱間鍛造、冷間圧延、熱処理を行い、ターゲットに加工することを特徴とする上記1)〜2)のいずれか一項に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造方法。
5)原料の純度が99.99%(4N)以上であり、該原料に含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)がそれぞれ10ppm以下である原料を用いることを特徴とする上記4)に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造方法。
本発明の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットは、Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットであり、該ターゲットに含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)をそれぞれ10ppm以下とし、純度が99.99%(4N)以上である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットを提供するものであり、これによってスパッタリング時のパーティクルの発生を抑制することが可能となった。
そして、これにより、微細化・高集積化が進む半導体製品の歩留まりや信頼性を向上させることができるスパッタリングターゲットを提供できる効果を有する。
ターゲットの析出物の評価を行う場合の測定箇所を示す図であり、5箇所(中心部、R/2部×2箇所、外周部×2箇所)で実施した説明図である。
本発明の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットは、Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である、純度が99.99%(4N)以上の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットである。そして、このターゲットに含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)をそれぞれ10ppm以下とする。
これによって、ターゲット組織中のCu−Co析出物を著しく減少させることができる。なお、ターゲット組織のマトリックスは、Cuの中にCoが固溶した状態にある。
上記の通り、ターゲット組織中のCu−Co析出物は、スパッタリング中のパーティクルの発生の直接的原因となり、成膜の品質を低下させるので、析出物の抑制(低減)は、高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの大きな効果と言える。
なお、Co0.1at%未満では、耐エレクトロマイグレーション性能、耐ストレスインデュースボイド性能が小さくなり、Co20at%を超えると抵抗が増大し、半導体用銅合金配線としての機能は低下するため好ましくないので、銅コバルト合金の組成範囲は、上記の範囲とすることが必要である。
また、前記の範囲の添加であると、切削性や加工性が向上するという効果もあるので、ターゲットの製作が容易となり、生産性を向上させる効果もある。
また、切削性は、ターゲットの表面の平滑性が改善され、スパッタリング時のパーティクルの発生を、さらに抑制する効果もある。
また、高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットは、ターゲット組織中の析出物のサイズ(大きさ)を10μm以下とし、かつ該析出物の個数が500個/mm以下とすることができる。これも本願発明の大きな特徴の一つである。析出物のサイズ(大きさ)をより小さくすること、そして析出物の個数を低減することは、良好なターゲットを獲得するための大きな指標である。
そして、高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットは、ターゲットの原料を、溶解、鋳造、鍛造、熱処理、機械加工により製造することができる。これは、従来の焼結体ターゲットに比べて、密度及び強度を向上させることができる。
高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造方法は、コバルト及び銅の原料を溶解・鋳造してインゴットを作製し、このインゴットを時効硬化処理せずに、熱間鍛造、冷間圧延、熱処理を行い、ターゲットに加工するものである。
ここで重要なことは、銅コバルト合金の製造に際して、強度を向上させるために、時効硬化処理することが通常の技術手段と考えられていることである。しかし、本願発明のスパッタリングターゲットの製造では、この工程は実施してはならないことである。
すなわち、時効硬化すると、上記の成分の範囲であっても、ターゲット組織中のCu−Co析出物の発生を抑制することが難しくなるからである。
高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造に際しては、純度を99.99%(4N)以上とし、該原料に含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)がそれぞれ10ppm以下である原料を用いることである。製造の途中での、これらの不純物の増加を極力制限することが必要である。炭素(C)及び酸素(O)は炭化物及び酸化物形成の原因となる。
以上の工程によって、ターゲット組織の析出物のサイズ(大きさ)を10μm以下とし、かつ該析出物の個数を500個/mm以下とすることを可能とし、これによって得られた高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットを用いてスパッタリングすると、パーティクルの発生を著しく低減することができる。
高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造に際しては、カーボンルツボ(坩堝)内に純度が4N以上である高純度銅と純度が4N以上である添加元素のコバルトを入れて溶解する。または、予め純度が4N以上である高純度銅をカーボンルツボ(坩堝)内で溶解し、これに4N以上の純度を有するコバルトを、目的とする成分組成となるように添加することもできる。
このようにして得た合金を鋳造して、本発明のCo0.1〜20at%と添加元素を含有する高純度の銅コバルト合金インゴットを得ることができる。
また、この銅コバルト合金には、必要に応じて、Sb、Zr、Ti、Cr、Ag、Au、Cd、In、As、Be,B,Mg,Mn,Al,Si,Ca,Ba,La,Ceから選択した一元素以上を総計が500ppm以下添加することもできる。これらの添加元素は、粒径を微細にする効果があるので、結晶粒径を制御する必要がある場合は、これらを適宜添加することができる。
その後、この銅コバルト合金のインゴットを、所定の鍛造比で熱間鍛造し、その後所定の圧下率で圧延して圧延板を得る。これをさらに、所定の温度及び時間で熱処理する。
この後、研削及び研磨等の表面加工し、バッキングプレートにボンディングし、さらに仕上げ加工して、前記高純度銅コバルト合金から作製されたスパッタリングターゲット組立体に製造する。
次に、実施例に基づいて本発明を説明する。以下に示す実施例は、理解を容易にするためのものであり、これらの実施例によって本発明を制限するものではない。すなわち、本発明の技術思想に基づく変形及び他の実施例は、当然本発明に含まれる。
(実施例1)
実施例1では、純度4Nの高純度銅(Cu)を、カーボンルツボ(坩堝)を用いて高真空雰囲気中で溶解した。また、純度4Nの高純度コバルト(Co)を調整し、銅の溶湯に投入した。この銅コバルト合金の溶湯を、高真空雰囲気中で水冷銅鋳型に鋳込んでインゴットを得た。インゴットのサイズは、φ160mm×300mmLとした。ここまでの工程は、以下の実施例において同様の手順を経る(但し、純度を除く)。
得られた純度4N、C:4ppm、O:5ppm,Cu−0.1at%Coインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。ターゲットのサイズはφ430mm×7mmtとした。以下の実施例、比較例におけるターゲットの寸法は同様なので、寸法の記載は省略する。
作成したターゲットは10μm以下の析出物が130個/mmであった。
次に、スパッタリングによって形成した薄膜の膜質評価として、実施例1のターゲットをスパッタして成膜し、パーティクルの発生を評価した。その結果を、表1に示す。
スパッタ条件は、以下の通りである。
投入電力:38 [kW]
成膜時間:6.5 [秒]
Ar流量:4 [sccm]
析出物の評価方法は、以下の通りである。
ターゲットにおいて、図1に示すように、1mm×1mmの面積を5ヶ所観察し、各々について、10μm以下のサイズ(大きさ)の析出物の個数を求め、これらの平均を1mm×1mmの面積で除した。なお、析出物のサイズ(大きさ)は、長径と短径の平均とした。
パーティクルの評価は、KLA-Tencor社製Surfscanで成膜表面のパーティクル数の計測によるもので、0.08μm以上のパーティクル数(個/ウエハ)と、0.2μm以上のパーティクル数(個/ウエハ)をカウントした。
ウエハ上のパーティクル数(平均値)は、0.2μm以上のパーティクル数が5.2個/ウエハ、0.08μm以上パーティクル数が9.8個/ウエハと、非常に少ない結果となった。なお、このパーティクル数(平均値)とは、300mmφのウエハ3枚の“平均値”であり、以下同様である。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(実施例2)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N5、C: 5ppm、O: 9ppm,Cu−1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。
作成したターゲットは、10μm以下の析出物が300個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が6.1個/ウエハ、0.08μm以上が11.3個/ウエハと非常に少ない結果となった。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(実施例3)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N5、C:2ppm、O:8ppm、Cu−5at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が290個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が6.0個/ウエハ、0.08μm以上が10.8個/ウエハと、非常に少ない結果となった。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(実施例4)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N5、C:7ppm、O:5ppm、Cu−10at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が360個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が6.3個/ウエハ、0.08μm以上が12.1個/ウエハと、非常に少ない結果となった。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(実施例5)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度5N、C:9ppm、O:9ppm、Cu−20at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が450個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が6.7個/ウエハ、0.08μm以上が12.5個/ウエハと、非常に少ない結果となった。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例1)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N、C:4ppm、O:6ppm、Cu−0.1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを、大気1000℃×1hr加熱して時効硬化処理した後水冷し、これを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。
作成したターゲットは10μm以下の析出物が800個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。その結果Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が38.3個/ウエハ、0.08μm以上が102.8個/ウエハと非常に多い結果となった。これは時効硬化処理を行ったことにより、Cu−Coが析出したことが原因と考えられる。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例2)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N5、C:3ppm、O:8ppm、Cu−1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを大気1000℃×1hr加熱して時効硬化処理した後水冷し、これを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が750個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が49.1個/ウエハ、0.08μm以上が111.5個/ウエハと非常に多い結果となった。
これは時効硬化処理を行ったことにより、Cu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例3)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N5、C:2ppm、O:7ppm、Cu−5at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを大気1000℃×1hr加熱して時効硬化処理した後水冷し、これを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が680個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が42.1個/ウエハ、0.08μm以上が98.3個/ウエハと非常に多い結果となった。
これは時効硬化処理を行ったことにより、Cu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例4)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N5、C:6ppm、O:9ppm、Cu−10at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを大気1000℃×1hr加熱して時効硬化処理した後水冷し、これを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が560個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が33.1個/ウエハ、0.08μm以上が65.2個/ウエハと非常に多い結果となった。
これは時効硬化処理を行ったことにより、Cu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例5)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度5N、C:5ppm、O:8ppm、Cu−20at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを大気1000℃×1hr加熱して時効硬化処理した後水冷し、鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が900個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。その結果Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が56.3個/ウエハ、0.08μm以上が123.2個/ウエハと、非常に多い結果となった。
これは時効硬化処理を行ったことにより、Cu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例6)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度3N5、C:2ppm、O:7ppm、Cu−0.1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が890個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。結果Coの面内分布は一定であった。またウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が32.1個/ウエハ、0.08μm以上が121.1個/ウエハと非常に多い結果となった。これは純度が悪く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例7)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度3N5、C:6ppm、O:3ppm、Cu−1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が850個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。結果Coの面内分布は一定であった。またウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が31.9個/ウエハ、0.08μm以上が111.9個/ウエハと非常に多い結果となった。これは純度が悪く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例8)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度3N5、C:3ppm、O:4ppm、Cu−5at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が820個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。結果Coの面内分布は一定であった。またウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が34.8個/ウエハ、0.08μm以上が100.2個/ウエハと非常に多い結果となった。これは純度が悪く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例9)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度3N5、C:8ppm、O:5ppm、Cu−10at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が860個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。結果Coの面内分布は一定であった。またウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が35.2個/ウエハ、0.08μm以上が140.2個/ウエハと非常に多い結果となった。これは純度が悪く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例10)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度3N5、C:4ppm、O:5ppm、Cu−20at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは、10μm以下の析出物が760個/mmであった。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。結果Coの面内分布は一定であった。またウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が43.7個/ウエハ、0.08μm以上が79.2個/ウエハと非常に多い結果となった。これは純度が悪く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。
表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例11)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 12ppm , O: 4ppm,Cu−0.1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が800個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が39.2個/ウエハ、0.08μm以上が78.9個/ウエハと、非常に多い結果となった。
これは不純物としてのC濃度が高く、結果として多量にCu−Coが析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例12)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 6ppm , O: 13ppm,Cu−0.1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が830個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が33.8個/ウエハ、0.08μm以上が65.3個/ウエハと非常に多い結果となった。これは不純物としてのO濃度が高く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例13)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 20ppm , O: 5ppm,Cu−1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が680個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が28.9個/ウエハ、0.08μm以上が49.7個/ウエハと、非常に多い結果となった。
これは不純物としてのC濃度が高く、結果として多量にCu−Coが析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例14)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 7ppm , O: 30ppm,Cu−1at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が800個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が31.1個/ウエハ、0.08μm以上が57.7個/ウエハと非常に多い結果となった。これは不純物としてのO濃度が高く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例15)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 15ppm , O: 5ppm,Cu−5at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が560個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が35.2個/ウエハ、0.08μm以上が78.9個/ウエハと、非常に多い結果となった。
これは不純物としてのC濃度が高く、結果として多量にCu−Coが析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例16)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 5ppm , O: 14ppm,Cu−5at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が620個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が44.2個/ウエハ、0.08μm以上が77.9個/ウエハと非常に多い結果となった。これは不純物としてのO濃度が高く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例17)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 11ppm , O: 6ppm,Cu−10at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が590個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が32.5個/ウエハ、0.08μm以上が69.2個/ウエハと、非常に多い結果となった。
これは不純物としてのC濃度が高く、結果として多量にCu−Coが析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例18)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 9ppm , O: 19ppm,Cu−10at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が540個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が29.7個/ウエハ、0.08μm以上が56.6個/ウエハと非常に多い結果となった。これは不純物としてのO濃度が高く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例19)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 14ppm , O: 9ppm,Cu−20at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が630個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果、Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が23.4個/ウエハ、0.08μm以上が59.8個/ウエハと、非常に多い結果となった。
これは不純物としてのC濃度が高く、結果として多量にCu−Coが析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
(比較例20)
インゴットを得るまでの工程は、上記実施例1と同様の手順を経る(但し、純度を除く)ので、記載を省略する。これによって、純度4N, C: 5ppm , O: 20ppm,Cu−20at%Coインゴットを製造し、次にこのインゴットを鍛造温度900℃、冷間圧延(圧下率70%)、熱処理(500℃)で組織調整してターゲットを作成した。作成したターゲットは 10μm以下の析出物が810個/mmであった。作成したターゲットをスパッタ装置で成膜してウエハ上のパーティクルを測定した。
パーティクル数の計測は、実施例1と同様にして行った。この結果Coの面内分布は一定であったが、ウエハ上のパーティクル数(平均値)は0.2μm以上が26.7個/ウエハ、0.08μm以上が69.4個/ウエハと非常に多い結果となった。これは不純物としてのO濃度が高く、結果としてCu−Coが多量に析出したことが原因と考えられる。表1に、ターゲットのCoの含有量、時効硬化処理の有無、純度(%)、C濃度(ppm)、O濃度(ppm)、析出物数(10μm以下)、パーティクル数(平均値)を測定した結果と評価を示す。
本発明の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットは、Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットであり、該ターゲットに含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)をそれぞれ10ppm以下とし、純度が99.99%(4N)以上である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットを提供するものであり、これによってスパッタリング時のパーティクルの発生を抑制することが可能となる。
そして、これにより、微細化・高集積化が進む半導体製品の歩留まりや信頼性を向上させることができる。さらに、高純度銅コバルト合金固有の特性であるエレクトロマイグレーション(EM)耐性、耐食性等に優れた半導体用銅合金配線の形成に有用である。

Claims (5)

  1. Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットであって、該ターゲット組織の析出物のサイズ(大きさ)が10μm以下で、かつ該析出物の個数が500個/mm以下であることを特徴とする高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット。
  2. Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットであって、該ターゲットに含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)がそれぞれ10ppm以下であり、純度が99.99%(4N)以上であることを特徴とする請求項1に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット。
  3. ターゲット原料を、溶解、鋳造、鍛造、熱処理、機械加工により製造したターゲットであることを特徴とする請求項1〜2のいずれか一項に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット。
  4. Co0.1〜20at%を含有し、残部がCu及び不可避的不純物である高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造方法であって、コバルト及び銅の原料を溶解・鋳造してインゴットを作製し、このインゴットを時効硬化処理せずに、熱間鍛造、冷間圧延、熱処理を行い、ターゲットに加工することを特徴とする請求項1〜2のいずれか一項に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造方法。
  5. 原料の純度が99.99%(4N)以上であり、該原料に含まれる不純物の炭素(C)及び酸素(O)がそれぞれ10ppm以下である原料を用いることを特徴とする請求項4に記載の高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲットの製造方法。
JP2014527097A 2013-03-01 2014-02-19 高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット Active JP5837202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014527097A JP5837202B2 (ja) 2013-03-01 2014-02-19 高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013040697 2013-03-01
JP2013040697 2013-03-01
PCT/JP2014/053892 WO2014132857A1 (ja) 2013-03-01 2014-02-19 高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット
JP2014527097A JP5837202B2 (ja) 2013-03-01 2014-02-19 高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5837202B2 JP5837202B2 (ja) 2015-12-24
JPWO2014132857A1 true JPWO2014132857A1 (ja) 2017-02-02

Family

ID=51428128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014527097A Active JP5837202B2 (ja) 2013-03-01 2014-02-19 高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9909196B2 (ja)
EP (1) EP2915898B1 (ja)
JP (1) JP5837202B2 (ja)
KR (1) KR102030875B1 (ja)
TW (1) TWI612157B (ja)
WO (1) WO2014132857A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109913689B (zh) * 2017-12-13 2021-05-07 中国石油化工股份有限公司 一种用于油水井及管网的防垢合金及其制备方法
CN113667860A (zh) * 2021-08-17 2021-11-19 宁波微泰真空技术有限公司 一种超高纯铜铝铸锭及其制备方法和用途

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3710022B2 (ja) 1997-07-28 2005-10-26 日立金属株式会社 電極膜形成用Cu系スパッタリングターゲットおよびその製造方法
KR20020070443A (ko) * 1999-11-24 2002-09-09 허니웰 인터내셔널 인코포레이티드 전도성 상호연결장치
US6878250B1 (en) * 1999-12-16 2005-04-12 Honeywell International Inc. Sputtering targets formed from cast materials
CN100365737C (zh) 2002-05-17 2008-01-30 出光兴产株式会社 布线材料和使用该材料的布线板
JP2003342653A (ja) 2002-05-17 2003-12-03 Idemitsu Kosan Co Ltd 配線材料及びそれを用いた配線基板
JP2005220384A (ja) 2004-02-04 2005-08-18 Sanyo Special Steel Co Ltd Cu系スパッタリングターゲット材
JP4330517B2 (ja) * 2004-11-02 2009-09-16 株式会社神戸製鋼所 Cu合金薄膜およびCu合金スパッタリングターゲット並びにフラットパネルディスプレイ
JP5277808B2 (ja) 2008-09-09 2013-08-28 三菱マテリアル株式会社 微細結晶粒銅材料の製造方法
CN102747326A (zh) * 2011-04-21 2012-10-24 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 镀膜件的制备方法及由该方法制得的镀膜件

Also Published As

Publication number Publication date
TW201504462A (zh) 2015-02-01
KR102030875B1 (ko) 2019-10-10
EP2915898A4 (en) 2015-12-16
WO2014132857A1 (ja) 2014-09-04
EP2915898A1 (en) 2015-09-09
TWI612157B (zh) 2018-01-21
JP5837202B2 (ja) 2015-12-24
KR20160002673A (ko) 2016-01-08
US9909196B2 (en) 2018-03-06
EP2915898B1 (en) 2020-04-22
US20150354047A1 (en) 2015-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4118814B2 (ja) 銅合金スパッタリングターゲット及び同ターゲットを製造する方法
JP4756458B2 (ja) パーティクル発生の少ないMn含有銅合金スパッタリングターゲット
JP5635188B2 (ja) 高純度銅マンガン合金スパッタリングターゲット
JP2012149346A (ja) Cu−Mn合金スパッタリングターゲット及び半導体配線
JP2004169136A (ja) 銅合金スパッタリングターゲット及び半導体素子配線
JP5893797B2 (ja) 銅合金スパッタリングターゲット
JP2015061943A (ja) 高純度銅マンガン合金スパッタリングターゲット
JP5722427B2 (ja) 銅チタン合金製スパッタリングターゲット、同スパッタリングターゲットを用いて形成した半導体配線並びに同半導体配線を備えた半導体素子及びデバイス
JP4790782B2 (ja) 銅合金スパッタリングターゲット及び半導体素子配線
JP5638697B2 (ja) 高純度銅クロム合金スパッタリングターゲット
JP6356357B2 (ja) Ti−Ta合金スパッタリングターゲット及びその製造方法
WO2018092547A1 (ja) 磁気ディスク用アルミニウム合金基板及びその製造方法
JP5837202B2 (ja) 高純度銅コバルト合金スパッタリングターゲット
JPWO2017164302A1 (ja) Ti−Nb合金スパッタリングターゲット及びその製造方法
JP2001011610A (ja) スパッタリングターゲットおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5837202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250