JPWO2014132401A1 - ロボットシステム - Google Patents

ロボットシステム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014132401A1
JPWO2014132401A1 JP2015502662A JP2015502662A JPWO2014132401A1 JP WO2014132401 A1 JPWO2014132401 A1 JP WO2014132401A1 JP 2015502662 A JP2015502662 A JP 2015502662A JP 2015502662 A JP2015502662 A JP 2015502662A JP WO2014132401 A1 JPWO2014132401 A1 JP WO2014132401A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
annular member
instruction unit
feeder
robot system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015502662A
Other languages
English (en)
Inventor
晃大 塩田
晃大 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Publication of JPWO2014132401A1 publication Critical patent/JPWO2014132401A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1679Programme controls characterised by the tasks executed
    • B25J9/1687Assembly, peg and hole, palletising, straight line, weaving pattern movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/08Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members
    • B23P19/084Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members for placing resilient or flexible rings, e.g. O-rings, circlips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/001Article feeders for assembling machines
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/40Robotics, robotics mapping to robotics vision
    • G05B2219/40029Mount elastic ring on a cylinder
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/40Robotics, robotics mapping to robotics vision
    • G05B2219/40307Two, dual arm robot, arm used synchronously, or each separately, asynchronously

Abstract

環状部材の供給から取り付けまでを効率的かつ確実に行うことを課題とする。かかる課題を解決するために、実施形態の一態様に係るロボットシステム(1)は、供給機(30)と、ロボット(10)と、指示部(51b)とを備える。供給機(30)は、環状部材を吊り下げ可能に設けられた螺旋軸(スクリュー部)(32)を有し、かかる螺旋軸(32)を軸心まわりに回転させることによって環状部材を螺旋軸(32)の先端部へ向けて送り出す。指示部(51b)は、供給機(30)から環状部材を1つずつ取り出す動作をロボット(10)に対して指示する。

Description

開示の実施形態は、ロボットシステムに関する。
従来、製品の生産ラインなどにおいて人によってなされていた所定の作業をロボットに行わせることで、生産ラインの効率化を図るロボットシステムが種々提案されている。
かかるロボットシステムには、たとえば、搬送装置などによって部品の供給を行いつつ、ロボットを用いてモータのような機械製品を組み立てる組立システムがある。
ところで、このような機械製品を組み立てる組立システムの場合、部品として、Oリングのような環状部材が用いられることも多い。かかる環状部材は、軟性素材からなり、無定形である場合も多いため、その供給には専用装置が用いられてきた(たとえば、特許文献1参照)。
なお、特許文献1に開示の「ベルト搬送装置」は、フレームに対して基部を旋回可能に取り付けられ、ベルトが架け渡されたアームへ環状部材を吊り下げて、アームの差し出し方向およびベルトの送り出し方向を切り替えることで環状部材を搬送するものである。
特開平6−239452号公報
しかしながら、上述した従来技術には、環状部材の供給から取り付けまでを効率的かつ確実に行う点で更なる改善の余地がある。
たとえば、上述のベルト搬送装置は、アームやベルトといった機構を要するため、設置スペースやコストがかさみやすく、非効率的であった。また、ロボットが確実に把持可能なように環状部材を1つずつ供給するのには適していなかった。
また、上述のように環状部材は軟性素材からなることが多いため、かかる環状部材を機械製品の所定の部位(たとえば、モータのブラケットに環状に形成された溝部など)に取り付けるのは、ロボットを用いてなお、行いにくかった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、環状部材の供給から取り付けまでを効率的かつ確実に行うことができるロボットシステムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るロボットシステムは、供給機と、ロボットと、指示部とを備える。前記供給機は、環状部材を吊り下げ可能に設けられた螺旋軸を有し、該螺旋軸を軸心まわりに回転させることによって前記環状部材を前記螺旋軸の先端部へ向けて送り出す。前記指示部は、前記供給機から前記環状部材を1つずつ取り出す動作を前記ロボットに対して指示する。
実施形態の一態様によれば、環状部材の供給から取り付けまでを効率的かつ確実に行うことができる。
図1Aは、実施形態に係るロボットシステムの構成を示す平面模式図である。 図1Bは、ワークおよび環状部材の斜視模式図である。 図2は、実施形態に係るロボットシステムのブロック図である。 図3Aは、ロボットの構成を示す正面模式図である。 図3Bは、ロボットの構成を示す平面模式図である。 図4Aは、右ハンドの構成を示す斜視模式図である。 図4Bは、左ハンドの構成を示す斜視模式図である。 図5Aは、供給機の構成を示す斜視模式図である。 図5Bは、供給機の動作を示す模式図である。 図6Aは、供給台の構成を示す平面模式図である。 図6Bは、図6Aに示すA−A’線略断面図である。 図6Cは、図6Bに対応する右ハンドの動作を示す模式図である。 図7Aは、環状部材の供給から取り付けまでの一連の動作を示す模式図(その1)である。 図7Bは、環状部材の供給から取り付けまでの一連の動作を示す模式図(その2)である。 図7Cは、環状部材の供給から取り付けまでの一連の動作を示す模式図(その3)である。 図7Dは、環状部材の供給から取り付けまでの一連の動作を示す模式図(その4)である。 図7Eは、環状部材の供給から取り付けまでの一連の動作を示す模式図(その5)である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するロボットシステムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、説明の便宜上、被加工品(ワーク)へ環状部材を取り付ける工程に特化したロボットシステムを例に挙げて説明を行うが、一製品が完成に至るまでの部分的な工程の一例とみなしてよい。
図1Aは、実施形態に係るロボットシステム1の構成を示す平面模式図である。なお、図1Aには、説明を分かりやすくするために、鉛直上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。なお、本実施形態では、X軸の正方向がロボット10の前方を指すものとする。
また、以下では、複数個で構成される構成要素については、複数個のうちの一部にのみ符号を付し、その他については符号の付与を省略する場合がある。かかる場合、符号を付した一部とその他とは同様の構成であるものとする。
図1Aに示すように、ロボットシステム1は、直方体状の作業スペースを形成するセル2を備える。また、ロボットシステム1は、かかるセル2の内部に、ロボット10と、作業台20と、供給機30と、カメラ40とを備える。
また、ロボットシステム1は、セル2の外部に制御装置50を備える。制御装置50は、ロボット10やカメラ40といったセル2内部の各種装置と情報伝達可能に接続される。
ここで、制御装置50は、接続された各種装置の動作を制御するコントローラであり、種々の制御機器や演算処理装置、記憶装置などを含んで構成される。制御装置50の詳細については、図2を用いて後述する。
なお、図1Aでは、1筐体の制御装置50を示しているが、これに限られるものではなく、たとえば、制御対象となる各種装置のそれぞれに対応付けた複数個の筐体で構成されてもよい。また、セル2の内部に配設されてもよい。
ロボット10は、制御装置50からの動作指示を受けて動作する双腕のマニュピレータであり、腕(以下、「アーム」と記載する)ごとに、後述するロボットハンド(以下、「ハンド」と記載する)を備える。なお、ロボット10の構成の詳細については、図3A〜図4Bを用いて後述する。
作業台20は、ロボット10が、環状部材apの供給から取り付けまでの一連の作業を行う場所である。かかる作業台20は、図1Aに示すように、供給台21と、取り付け台22とを備える。
供給台21は、供給機30から供給される環状部材apを、ロボット10が把持する場所である。なお、供給台21の構成の詳細については、図6A〜図6Cを用いて後述する。取り付け台22は、ロボット10が、環状部材apをワークWへ取り付ける場所である。
ここで、ワークWおよび環状部材apについて述べておく。図1Bは、ワークWおよび環状部材apの斜視模式図である。図1Bに示すように、本実施形態におけるワークWは、モータのブラケットなどとして用いられる、低背な略円柱状に形成された部材であるものとする。
そして、かかるワークWには、環状部材apと嵌合可能に設けられた環状の溝部Wdが形成されており、環状部材apは、かかる溝部Wdへはめ込まれて取り付けられるものとする(図中の矢印参照)。また、環状部材apは、ゴムなどの軟性素材から形成されているものとする。
図1Aの説明に戻る。供給機30は、環状部材apを1つずつ供給台21へ供給する機構である。なお、供給機30の構成の詳細については、図5Aおよび図5Bを用いて後述する。
カメラ40は、所定の撮像領域を有する撮像デバイスであり、作業台20の上に置かれた環状部材apやワークWなどを撮像する。なお、図1Aでは分かりにくいが、カメラ40は、本実施形態では、セル2の天井部から作業台20の上方に吊設されているものとする。ここで、カメラ40は、ロボット10のハンドの近傍に設けられてもよい。
また、本実施形態では、カメラ40の撮像データに基づいて環状部材apやワークWの状態を取得することとするが、撮像デバイスに限らず、たとえば、光学センサといった検出デバイスを用いてもよい。
次に、実施形態に係るロボットシステム1のブロック構成について、図2を用いて説明する。図2は、実施形態に係るロボットシステム1のブロック図である。なお、図2では、ロボットシステム1の説明に必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
また、図2を用いた説明では、主として制御装置50の内部構成について説明することとし、既に図1Aで示した各種装置については説明を簡略化する場合がある。
図2に示すように、制御装置50は、制御部51と、記憶部52とを備える。制御部51は、状態取得部51aと、指示部51bとをさらに備える。
記憶部52は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリといった記憶デバイスであり、取得情報52aと、教示情報52bとを記憶する。
なお、図2に示す制御装置50の各構成要素は、すべてが制御装置50単体に配置されなくともよい。たとえば、記憶部52の記憶する取得情報52aおよび教示情報52bのいずれかまたは双方を、ロボット10が有する内部メモリに記憶させてもよい。
制御部51は、制御装置50の全体制御を行う。状態取得部51aは、供給機30から供給された環状部材apや、取り付け台22に載置されたワークWの撮像データをカメラ40から受け取り、取得情報52aとして記憶させる。
すなわち、取得情報52aには、環状部材apの位置やワークWの形状、溝部Wdの位置といった作業台20における現在の状態を示す各種情報が含まれることとなる。
指示部51bは、状態取得部51aによって取得された取得情報52aと、あらかじめ登録された教示情報52bとに基づき、ロボット10を動作させる動作信号を生成して、ロボット10へ向け出力する。
なお、教示情報52bは、特定のワークWに応じて実際にロボット10を動作させる特定のプログラムである「ジョブ」を含む。そして、指示部51bは、かかる「ジョブ」に対して、取得情報52aに含まれる各種情報をパラメータとして加味しつつ、ロボット10を動作させる動作信号を生成する。なお、動作信号は、たとえば、ロボット10が、その各関節部に搭載するサーボモータへのパルス信号として生成される。
また、指示部51bは、ロボット10の行う一連の動作における所定のタイミングで、適宜、カメラ40にあらたな撮像データを撮像させる。
なお、双腕ロボットであるロボット10は、右ハンド14R(第1のロボットハンド)および左ハンド14L(第2のロボットハンド)を備える。そして、本実施形態では、供給機30は、かかるロボット10の右ハンド14Rによって動かされる(図中の破線の矢印参照)。
したがって、ロボットシステム1は、供給機30を自律的に駆動させる駆動機構を必ずしも要しない。すなわち、低コストかつ省スペースで効率的にシステムを構成することができる。
なお、この点、供給機30の駆動機構を備えることとしてもよい。かかる場合、指示部51bは、所定のタイミングで供給機30を駆動するように、この駆動機構に対しても指示することとなる。
以下、指示部51bの指示に基づいて動作するロボット10の構成、供給機30および供給台21の構成、そして、ロボットシステム1における環状部材apの供給から取り付けまでの一連の動作について、順次詳細に説明する。
まず、ロボット10の構成例について、図3Aおよび図3Bを用いて説明する。図3Aは、ロボット10の構成を示す正面模式図であり、図3Bは、ロボット10の構成を示す平面模式図である。
図3Aに示すように、ロボット10は、双腕型の多軸ロボットである。具体的には、ロボット10は、基台部11と、胴部12と、左アーム部13Lと、右アーム部13Rとを備える。
基台部11は、セル2(図1A参照)内部の床面などに固定され、先端部において胴部12を軸SWまわりに旋回が可能となるように支持する(図3A中の軸SWまわりの両矢印参照)。
胴部12は、基端部を基台部11によって支持され、右肩部において右アーム部13Rの基端部を軸Sまわりに回動が可能となるように支持する。同様に、左肩部において左アーム部13Lの基端部を軸Sまわりに回動が可能となるように支持する(いずれも図中の軸Sまわりの両矢印参照)。
左アーム部13Lおよび右アーム部13Rはそれぞれ、複数個のリンクと関節部によって構成され、基端部から先端部にかけての各関節部において、軸S、軸Eおよび軸Tまわりの回動が可能となるように設けられる(図中の軸S、軸Eおよび軸Tまわりの両矢印参照)。
また、図3Bに示すように、左アーム部13Lおよび右アーム部13Rはそれぞれ、軸L、軸U、軸Rおよび軸Bまわりの回動が可能である(図中の軸L、軸U、軸Rおよび軸Bまわりの両矢印参照)。すなわち、ロボット10は、1個のアーム部につき7軸を有する。
そして、ロボット10は、制御装置50からの動作指示に基づき、かかる7軸のアーム2個分と、軸SWまわりの旋回を組み合わせた多様な多軸動作を行うこととなる。
なお、右アーム部13Rの軸Tまわりの終端可動部には右ハンド14Rが、左アーム部13Lの軸Tまわりの終端可動部には左ハンド14Lが、それぞれ取り付けられる。
つづいて、右ハンド14Rおよび左ハンド14Lの構成例について、図4Aおよび図4Bを用いて説明する。図4Aは、右ハンド14Rの構成を示す斜視模式図であり、図4Bは、左ハンド14Lの構成を示す斜視模式図である。
図4Aに示すように、右ハンド14Rは、右アーム部13Rの終端可動部に取り付けられる。また、右ハンド14Rは、1組の把持爪14Raを有しており、かかる把持爪14Raを図中の矢印401の向きに閉じて環状部材apを挟み付けることによって、環状部材apを把持する。
なお、図4Aに示すように、把持爪14Raの少なくとも一方には切り欠き14Rbが形成されており、環状部材apがかかる切り欠き14Rbを通るように把持することで、環状部材apを破損させることなく確実に把持することができる。
また、図4Bに示すように、左ハンド14Lは、左アーム部13Lの終端可動部に取り付けられる。左ハンド14Lは、略L字形状に形成された継手部14Laと、かかる継手部14Laの先端部に取り付けられるローラ部14Lbとを備える。
継手部14Laは、左アーム部13Lの終端可動部が軸Tまわりに回転した際に(図中の矢印402参照)、この継手部14Laの先端部がかかる回転に応じて円弧を描くように設けられる(図中の矢印403参照)。
また、ローラ部14Lbは、継手部14Laの先端部において軸ax1まわりに回転自在となるように設けられる(図中の矢印404参照)。
そして、ロボットシステム1では、指示部51bが、かかるローラ部14Lbの回転面を環状部材apに押し付けた状態で、左アーム部13Lの終端可動部を軸Tまわりに回転させることによって、環状部材apをその環状形状に沿って押圧する。
すなわち、左ハンド14Lでは、ローラ部14Lbは、その回転面が描く軌跡の径が、環状部材apの径と略同一となるように設けられている。このため、環状部材apの種別が変わり、その径が異なるものとなれば、ロボットシステム1では、この径に応じた軌跡を描くようにローラ部14Lbが設けられた別の左ハンド14Lへの交換を行う。言い換えれば、環状部材apの多様性に対して、左ハンド14Lの交換を行うだけでよいので、低コストかつ効率的にシステムを構成することができる。
次に、供給機30の構成およびその動作について、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。図5Aは、供給機30の構成を示す斜視模式図であり、図5Bは、供給機30の動作を示す模式図である。
図5Aに示すように、供給機30は、基部31と、スクリュー部32と、ハンドル部33とを備える。基部31は、作業台20へ据え付けられる供給機30のベースである。
スクリュー部32は、環状部材apを吊り下げ可能に設けられた螺旋軸であり、基部31に対して、軸心である図中の軸ax2まわりに回転可能に設けられる部材である(図中の矢印501参照)。なお、螺旋の形成面は、たとえば、螺子として切られていてもよいし、コイルを巻き付けることによって形成されていてもよい。
環状部材apは、かかるスクリュー部32の螺旋の形成面に吊り下げられてあらかじめセットされる。ハンドル部33は、かかるスクリュー部32の基端部に設けられる。また、ハンドル部33は、図5Bに示すように、把手部33aを有する。
そして、図5Bに示すように、かかる把手部33aが把持されて、ハンドル部33が回されることにより(図中の矢印502参照)、スクリュー部32が軸ax2まわりに回転し、吊り下げられた環状部材ap(図中では、便宜的にap1〜ap3とする)を供給台21の方へ順次送り出す(図中の矢印503参照)。そして、環状部材apは、1つずつ供給台21へ供給される(図中の矢印504参照)。
したがって、スクリュー部32を、ハンドル部33の回転量(すなわち、スクリュー部32の回転量)と環状部材apの送り出し量(すなわち、スクリュー部32の回転面に対する垂直成分量)とを適切に調整した螺旋状とすることによって、確実に1つずつ環状部材apを供給台21へ供給することが可能となる。
たとえば、ハンドル部33をちょうど1回転させるのに対し、ちょうど1つ環状部材apを供給台21へ供給可能とすれば、供給機30を動かすロボット10の動作の制御も容易となり、効率的な環状部材apの取り付けに資することができる。
次に、供給台21の構成について、図6A〜図6Cを用いて説明する。図6Aは、供給台21の構成を示す平面模式図である。また、図6Bは、図6Aに示すA−A’線略断面図である。また、図6Cは、図6Bに対応する右ハンド14Rの動作を示す模式図である。
図6Aおよび図6Bに示すように、供給台21は、枠部21aと、孔部21bとを備える。枠部21aは、凸状に形成された供給台21の外枠である。かかる枠部21aにより、供給機30から供給される環状部材apが供給台21の外にはみ出すのを規制することができる。
孔部21bは、供給台21の底面に形成された貫通孔である。また、孔部21bは、環状部材apが落下しない形状を有している。たとえば、ここでは、少なくとも短辺が環状部材apの径よりも短い略トラック形状に形成された孔部21bを示している。また、ここで、かかる孔部21bの長辺は、少なくとも右ハンド14Rの把持爪14Raの把持幅よりも長いことが好ましい。
これにより、図6Cに示すように、1組の把持爪14Raを孔部21bへ差し入れることができるので(図中の矢印601参照)、かかる把持爪14Raで環状部材apを確実に把持することが可能となる。したがって、確実な環状部材apの取り付けに資することができる。
なお、ここでは、孔部21bが貫通孔である場合を例に挙げて説明したが、底部を有する凹状に形成された孔でも構わない。また、その形状も、1組の把持爪14Raを差し入れ可能であり、かつ、環状部材apが落下しない形状であるならば、図6Aに示した略トラック形状に限られない。
次に、ロボットシステム1における環状部材apの供給から取り付けまでの一連の動作について、図7A〜図7Eを用いて説明する。図7A〜図7Eは、環状部材apの供給から取り付けまでの一連の動作を示す模式図(その1)〜(その5)である。なお、上述のように、図7A〜図7Eを用いて以下に示す一連の動作は、指示部51bの指示に基づいて行われることとなる。
まず、図7Aに示すように、指示部51bは、右ハンド14Rの把持爪14Raを用いて供給機30の把手部33aを把持する動作をロボット10に対して指示する。
そして、指示部51bは、かかる把手部33aを把持したままの状態で、右アーム部13Rを駆動させて、ハンドル部33を所定の回転量分回転させる動作をロボット10に対して指示する(図中の矢印701参照)。
なお、ここに言う所定の回転量は、環状部材apを1つだけ供給台21へ供給可能な回転量である。これにより、環状部材apは、1つだけ供給台21へ供給される(図中の矢印702参照)。
つづいて、図7Bに示すように、指示部51bは、右ハンド14Rの把持爪14Raを孔部21bへ差し入れて環状部材apを把持する動作をロボット10に対して指示する。
なお、このとき、指示部51bは、カメラ40の撮像データに基づく取得情報52aによって環状部材apの位置を確認しながら、把持爪14Raを差し入れる位置を調整する。また、あわせて、環状部材apが切り欠き14Rbを通るように、把持爪14Raの差し入れ量を調整する。
そして、指示部51bは、把持爪14Raが環状部材apを把持したならば、右アーム部13Rを駆動させて、環状部材apを取り付け台22へ搬送する動作をロボット10に対して指示する(図中の矢印703参照)。
つづいて、図7Cに示すように、指示部51bは、取り付け台22に載置されたワークWの溝部Wdへ右ハンド14Rを用いて環状部材apを位置合わせし、把持爪14Raを開いて環状部材apを溝部Wdへ仮置きする動作をロボット10に対して指示する。
なお、かかる環状部材apの位置合わせおよび仮置きの際にも、指示部51bは、取得情報52aを参照しながら、把持爪14Raを開く位置を調整する。
そして、図7Dに示すように、指示部51bは、左アーム部13Lを駆動させて、左ハンド14Lのローラ部14Lbの回転面を環状部材apに押し付ける動作をロボット10に対して指示する。
なお、このとき、図7Dに示すように、指示部51bは、右アーム部13Rを駆動させて、右ハンド14Rの先端部を環状部材apに押し付けて固定しておく動作をロボット10に対して指示してもよい。
これにより、ローラ部14Lbを回転させる間に、環状部材apが仮置きされた位置からずれるのを防ぐことができる。すなわち、効率的かつ確実な環状部材apの取り付けに資することができる。
そして、図7Eに示すように、指示部51bは、左アーム部13Lを駆動させて、ローラ部14Lbを押し付けた状態を保ちながら軸T(図3Aおよび図4B参照)を回転させる動作をロボット10に対して指示する。
これにより、ローラ部14Lbは、その回転面で、円弧を描きながら環状部材apを環状形状に沿って押圧し(図中の矢印704参照)、仮置きされた環状部材ap全体をワークWの溝部Wdへ徐々にはめ込んで固定する。以上をもって、1つの環状部材apの供給から取り付けまでの一連の動作が終了する。
このように、本実施形態のロボットシステム1では、ロボット10に供給機30を回転させ、供給機30から環状部材apを1つずつ取り出すこととしたので、環状部材apを供給するための大がかりな、かつ、複雑な機構を必要としない。したがって、設置スペースやコストを抑えた効率的なシステムを構成することができる。
また、本実施形態のロボットシステム1では、供給機30から供給された環状部材apをロボット10に把持させて搬送し、軸Tまわりに左ハンド14Lを回転させることで環状部材apを押し付けてはめ込むこととしたので、軟質素材からなる環状部材apであっても確実に取り付けることができる。また、環状部材apの種別が変わっても、これに応じた左ハンド14Lに交換するだけでよいので効率的である。
上述してきたように、実施形態に係るロボットシステムは、供給機と、ロボットと、指示部とを備える。供給機は、環状部材を吊り下げ可能に設けられた螺旋軸(スクリュー部)を有し、かかる螺旋軸を軸心まわりに回転させることによって環状部材を螺旋軸の先端部へ向けて送り出す。指示部は、供給機から環状部材を1つずつ取り出す動作をロボットに対して指示する。
したがって、実施形態に係るロボットシステムによれば、環状部材の供給から取り付けまでを効率的かつ確実に行うことができる。
なお、上述した実施形態では、環状部材が、ゴムなどの軟性素材からなるものとして説明を行ったが、環状部材が、金属などの硬性部材からなる場合にも上述した実施形態を適用してよい。
また、上述した実施形態で示した左ハンドおよび右ハンドは、必ずしも左アーム部および右アーム部へそれぞれ対応付けられなくともよい。すなわち、セル内のレイアウト構成などに応じて、たとえば、左アーム部へ右ハンドを、右アーム部へ左ハンドを、それぞれ取り付けることとしてもよい。
また、上述した実施形態では、双腕ロボットを例示したが、これに限られるものではなく、たとえば、3つ以上の腕を備える多腕ロボットを用いることとしてもよい。また、1つの腕を備える単腕ロボットを2基設けることとしてもよい。
また、上述した実施形態では、1つのアーム部につき7軸を有する多軸ロボットを例示したが、軸数を限定するものではない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ロボットシステム
2 セル
10 ロボット
11 基台部
12 胴部
13L 左アーム部
13R 右アーム部
14L 左ハンド
14La 継手部
14Lb ローラ部
14R 右ハンド
14Ra 把持爪
14Rb 切り欠き
20 作業台
21 供給台
21a 枠部
21b 孔部
22 取り付け台
30 供給機
31 基部
32 スクリュー部
33 ハンドル部
33a 把手部
40 カメラ
50 制御装置
51 制御部
51a 状態取得部
51b 指示部
52 記憶部
52a 取得情報
52b 教示情報
B 軸
E 軸
L 軸
R 軸
S 軸
SW 軸
T 軸
U 軸
W ワーク
Wd 溝部
ap 環状部材
ax1、ax2 軸

Claims (8)

  1. 環状部材を吊り下げ可能に設けられた螺旋軸を有し、該螺旋軸を軸心まわりに回転させることによって前記環状部材を前記螺旋軸の先端部へ向けて送り出す供給機と、
    ロボットと、
    前記供給機から前記環状部材を1つずつ取り出す動作を前記ロボットに対して指示する指示部と
    を備えることを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記指示部は、
    前記螺旋軸を回転させる動作を前記ロボットに対して指示すること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記指示部は、
    前記螺旋軸を回転させる動作を該螺旋軸の駆動機構に対して指示すること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  4. 前記螺旋軸に連結された前記供給機のハンドル部ならびに前記環状部材を把持するための機構を含む第1のロボットハンドと、
    前記ロボットの終端可動部に取り付けられ、先端部には回転自在に設けられたローラ部を有する第2のロボットハンドと
    をさらに備え、
    前記指示部は、
    前記第1のロボットハンドを用いて前記ハンドル部を把持し、該ハンドル部を所定の回転量分回すことで前記螺旋軸を回転させ、1つずつ前記環状部材を前記供給機から供給させる動作を前記ロボットに対して指示すること
    を特徴とする請求項2に記載のロボットシステム。
  5. 前記供給機から供給された前記環状部材が載置される場所であり、少なくとも凹状に形成された孔部を有する供給台
    をさらに備え、
    前記指示部は、
    前記孔部に前記第1のロボットハンドを差し入れながら前記環状部材を把持する動作を前記ロボットに対して指示すること
    を特徴とする請求項4に記載のロボットシステム。
  6. 前記指示部は、
    前記第1のロボットハンドを用いて把持した前記環状部材を被加工品に形成された環状の溝部に仮置きしたうえで、前記第2のロボットハンドを用いて前記ローラ部で押し付けることによって前記環状部材を前記溝部へ取り付ける動作を前記ロボットに対して指示すること
    を特徴とする請求項4または5に記載のロボットシステム。
  7. 前記指示部は、
    前記ローラ部の回転面を前記環状部材へ押し付けながら、前記第2のロボットハンドを前記終端可動部の回転軸まわりに回転させることで、前記環状部材全体を前記溝部へはめ込む動作を前記ロボットに対して指示すること
    を特徴とする請求項6に記載のロボットシステム。
  8. 前記指示部は、
    前記第2のロボットハンドを前記環状部材へ押し付けるに際して、あわせて前記第1のロボットハンドを前記環状部材へ押し付けて固定しておく動作を前記ロボットに対して指示すること
    を特徴とする請求項7に記載のロボットシステム。
JP2015502662A 2013-02-28 2013-02-28 ロボットシステム Pending JPWO2014132401A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/055467 WO2014132401A1 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 ロボットシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2014132401A1 true JPWO2014132401A1 (ja) 2017-02-02

Family

ID=51427702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015502662A Pending JPWO2014132401A1 (ja) 2013-02-28 2013-02-28 ロボットシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2014132401A1 (ja)
WO (1) WO2014132401A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6823390B2 (ja) * 2016-07-04 2021-02-03 川崎重工業株式会社 ワークの反転装置
WO2019157641A1 (en) * 2018-02-13 2019-08-22 Abb Schweiz Ag Apparatuses and methods for separating, feeding and mounting o-rings
CN111699072A (zh) * 2018-02-13 2020-09-22 Abb瑞士股份有限公司 用于分离、馈送和安装o型环的装置和方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131899U (ja) * 1974-08-30 1976-03-08
JPH08187624A (ja) * 1995-01-10 1996-07-23 T K M Eng:Kk Oリングの分離供給装置とその装置を用いたoリングの組付装置およびoリングの組付方法
JP4029435B2 (ja) * 1997-04-22 2008-01-09 日産自動車株式会社 シールリングの分離方法および装置
JP3378845B2 (ja) * 2000-02-22 2003-02-17 株式会社メイセイ 手押ワゴン及び搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014132401A1 (ja) 2014-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6039187B2 (ja) 組立装置、把持ハンドおよび物品の組立方法
JP5423415B2 (ja) 生産システム
US9643277B2 (en) Robot
WO2013005330A1 (ja) エンドエフェクタおよびロボット
CN106457576B (zh) 末端执行器、工业用机器人及其运转方法
CN103085067A (zh) 机械手编程装置
JP2010069587A (ja) ロボットシステム
JP6212905B2 (ja) 工作機械
JP6252597B2 (ja) ロボットシステム
WO2013157119A1 (ja) ロボットシステム
WO2014132401A1 (ja) ロボットシステム
JP2018183830A (ja) 溶接ロボットの教示システムおよび教示方法
CN109465806A (zh) 具备中空的手腕要素的机器人
JP2012196768A (ja) ハンドリングシステムおよびハンドリング方法
JP6420533B2 (ja) 作業装置
JP2015223649A (ja) ギヤ組み込みシステムおよびギヤ組み込み方法
US10596664B2 (en) Robot
JP2014200860A (ja) ネジ締めシステム
JP6603480B2 (ja) 電気機器取付装置および方法
JP5187048B2 (ja) ハンドリングシステム
JP6366665B2 (ja) ロボット装置、組立装置、把持ハンド、および物品の製造方法
JP5423361B2 (ja) ハンドリングシステムおよび部品供給システム
WO2014132400A1 (ja) ロボットシステム
JP7167924B2 (ja) ロボットハンド、ロボット装置及び電子機器の製造方法
JP2014000645A (ja) ロボットシステムおよび嵌合物の製造方法