JPWO2014092093A1 - 蓄熱材組成物、蓄熱材及び輸送容器 - Google Patents
蓄熱材組成物、蓄熱材及び輸送容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2014092093A1 JPWO2014092093A1 JP2014552055A JP2014552055A JPWO2014092093A1 JP WO2014092093 A1 JPWO2014092093 A1 JP WO2014092093A1 JP 2014552055 A JP2014552055 A JP 2014552055A JP 2014552055 A JP2014552055 A JP 2014552055A JP WO2014092093 A1 JPWO2014092093 A1 JP WO2014092093A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- storage material
- heat storage
- melting
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K5/00—Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
- C09K5/02—Materials undergoing a change of physical state when used
- C09K5/06—Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to solid or vice versa
- C09K5/063—Materials absorbing or liberating heat during crystallisation; Heat storage materials
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/38—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents with thermal insulation
- B65D81/3813—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents with thermal insulation rigid container being in the form of a box, tray or like container
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D20/00—Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00
- F28D20/02—Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00 using latent heat
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Packages (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Abstract
Description
(1)炭素数18の高級アルカンであるn−オクタデカンと炭素数12の高級アルコールであるラウリルアルコールを、モル分率でn−オクタデカン5〜35%、ラウリルアルコール95〜65%となるよう配合することで、融解温度を18〜22℃の範囲に調節する。具体的には、モル分率でn−オクタデカン11〜35%、ラウリルアルコール89〜65%となるように配合することで、n−オクタデカン由来の融解ピーク温度とラウリルアルコール由来の融解ピーク温度を近接又は一致させ、かつ融解ピーク温度を20〜22℃に設定することができる。望ましくは、n−オクタデカン15〜30%、ラウリルアルコール85〜70%となるように配合することで、n−オクタデカン由来の融解ピーク温度とラウリルアルコール由来の融解ピーク温度を略一致させることができる。この配合により得られた蓄熱材組成物により形成した蓄熱材は、管理温度20±5℃に対応可能であり、さらには20±2.5℃にも対応可能である。
ラウリルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール2098)とn−オクタデカン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS8)を、それぞれ40℃の湯浴中で融解させた。融解したラウリルアルコールとオクタデカンを、表1の各試料Noに示すモル分率で配合し、40℃の湯浴中で撹拌して試料1−1〜1−10を得た。なお、表中のラウリルアルコール(a)の(a)とは、同一の製造ロットを意味しており、本実施例1においては、全て同じ製造ロット(a)のラウリルアルコールを使用した。同様に、オクタデカンについても本実施例1においては、全て同じ製造ロット(b)のオクタデカンを使用した。
実施例1で用いたラウリルアルコール(a)の製造ロットと異なる製造ロットのラウリルアルコール(c)及び(d)(いずれも、花王株式会社製、製品名:カルコール2098)と、実施例1で用いたn−オクタデカン(b)及びこれと異なる製造ロットのn−オクタデカン(e)(いずれも、JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS8)を準備した。表2に示すようにこれら原料を組み合わせて所定の配合で混合させた以外は、実施例1と同様にして試料1−11〜1−14を得た。得られた試料について、実施例1と同様にDSC測定を行った。また、組成物原料の製造ロット間の融解/凝固挙動の差を調べるため、ラウリルアルコール(a)、(c)及び(d)、並びに、オクタデカン(b)及び(e)といった原料のみのDSC測定を同条件で行った。
40℃の湯浴中で融解させたラウリルアルコール(c)7.74gと40℃の湯浴中で融解させたオクタデカン(b)1.86gとを40℃の湯浴中で撹拌混合して、ラウリルアルコールのモル分率が85.0%、オクタデカンのモル分率が15.0%の混合液を得た。得られた混合液中に、ゲル化剤であるヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製、製品名:NISSOH HPC−H)を0.4g添加し、40℃の湯浴中で10分程度撹拌してよく分散させた。その後、室温で12時間放置して高粘度で透明な試料1−15を得た。得られた試料1−15について、実施例1及び2と同様にDSC測定を行った。
40℃の湯浴中で融解させたラウリルアルコール(a)7.57gと60℃の湯浴中で融解させたラウリル酸(花王株式会社製、製品名:ルナックL−98)2.03gを40℃の湯浴中で撹拌混合して、ラウリルアルコールのモル分率が80.0%、ラウリル酸のモル分率が20.0%の混合液を得た。実施例3と同様に、得られた混合液中にゲル化剤であるヒドロキシプロピルセルロースを0.4g添加し、40℃の湯浴中で10分程度撹拌してよく分散させた。その後、室温で12時間放置し、高粘度で透明な試料1−16を得た。また、使用したラウリルアルコールをラウリルアルコール(c)とした以外は、上述と同様にして試料1−17を得た。得られた試料1−16〜1−17について、実施例1及び2と同様にDSC測定を行った。また、組成物原料のDSCスペクトルとして、使用したラウリル酸単体のDSC測定を同条件で行った。
1−デカノール(花王株式会社製、製品名:カルコール1098)とn−ヘキサデカン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS6)を、それぞれ23℃の雰囲気下にて融解させた。融解した1−デカノールとヘキサデカンを、表3の各試料Noに示すモル分率で配合し、23度の雰囲気下で撹拌して試料2−1〜2−9を得た。なお、表中の1−デカノール(f)の(f)とは、同一の製造ロットを意味しており、本実施例4においては、全て同じ製造ロット(f)の1−デカノールを使用した。同様に、ヘキサデカンについても本実施例4においては、全て同じ製造ロット(g)のヘキサデカンを使用した。
実施例4で用いた1−デカノール(f)及びこれと異なる製造ロットの1−デカノール(h)(花王株式会社製、製品名:カルコール1098)と、実施例4で用いたn−ヘキサデカン(g)及びこれと異なる製造ロットのn−ヘキサデカン(i)(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS6)を準備した。以下表4に示すようにこれら原料を組み合わせて所定の配合で混合させた以外は、実施例4と同様にして試料2−10〜2−12を得た。得られた試料について、実施例4と同様にDSC測定を行った。また、組成物原料の製造ロット間の融解/凝固挙動の差を調べるため、1−デカノール(f)及び(h)、並びに、ヘキサデカン(g)及び(i)といった原料のみのDSC測定を同条件で行った。
23℃の雰囲気下で1−デカノール(f)8.64gとヘキサデカン(g)1.36gとを撹拌混合して、1−デカノールのモル分率が90.0%、ヘキサデカンのモル分率が10.0%の混合液を得た。得られた混合液中に、ゲル化剤であるヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製、製品名:NISSOH HPC−H)を0.4g添加し、23℃の雰囲気下で10分程度撹拌してよく分散させた。その後、室温で12時間放置して高粘度で透明な試料2−13を得た。得られた試料2−13について、上記実施例と同様にDSC測定を行った。
ラウリルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール2098)とヘキサデカン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS6)を、それぞれ40℃の湯浴中で融解させた。融解したラウリルアルコールとヘキサデカンを、表5の各試料Noに示すモル分率で配合し、40℃の湯浴中で撹拌して試料3−1〜3−7を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのラウリルアルコールを使用した。同様に、ヘキサデカンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのヘキサデカンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のラウリルアルコール由来の融解ピーク温度及びヘキサデカン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表5に示す。
40℃の湯浴中で融解させたラウリルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール2098)と23℃の雰囲気下で溶解させたペンタデカン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS5)を準備した。溶解したラウリルアルコールとペンタデカンを、表6の各試料Noに示すモル分率で配合し、40℃の湯浴中で撹拌して試料4−1〜4−9を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのラウリルアルコールを使用した。同様に、ペンタデカンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのヘキサデカンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のラウリルアルコール由来の融解ピーク温度及びペンタデカン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表6に示す。
40℃の湯浴中で融解させたラウリルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール2098)と23℃の雰囲気下で溶解させたテトラデカン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS4)を準備した。溶解したラウリルアルコールとテトラデカンを、表7の各試料Noに示すモル分率で配合し、40℃の湯浴中で撹拌して試料5−1〜5−9を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのラウリルアルコールを使用した。同様に、テトラデカンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのテトラデカンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のラウリルアルコール由来の融解ピーク温度及びテトラデカン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表7に示す。
1−デカノール(花王株式会社製、製品名:カルコール1098)とテトラデカン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS4)とを23℃の雰囲気下で溶解させた。溶解した1−デカノールとテトラデカンを、表8の各試料Noに示すモル分率で配合し、23℃の雰囲気下で撹拌して試料6−1〜6−7を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットの1−デカノールを使用した。同様に、テトラデカンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのテトラデカンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料の1−デカノール由来の融解ピーク温度及びテトラデカン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表8に示す。
ミリスチルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール4098)とn−オクタデカン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS8)を、それぞれ50℃の湯浴中で融解させた。融解したミリスチルアルコールとオクタデカンを、表9の各試料Noに示すモル分率で配合し、50℃の湯浴中で撹拌して試料7−1〜7−9を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのミリスチルアルコールを使用した。同様に、n−オクタデカンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのn−オクタデカンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のミリスチルアルコール由来の融解ピーク温度及びオクタデカン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表9に示す。
ミリスチルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール4098)とn−エイコサン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS20)を、それぞれ50℃の湯浴中で融解させた。融解したミリスチルアルコールとエイコサンを、表10の各試料Noに示すモル分率で配合し、50℃の湯浴中で撹拌して試料8−1〜8−9を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのミリスチルアルコールを使用した。同様に、n−エイコサンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのn−エイコサンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のミリスチルアルコール由来の融解ピーク温度及びエイコサン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表10に示す。
ミリスチルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール4098)とn−ドコサン(和光純薬社製、ドコサン)を、それぞれ60℃の湯浴中で融解させた。融解したミリスチルアルコールとドコサンを、表11の各試料Noに示すモル分率で配合し、60℃の湯浴中で撹拌して試料9−1〜9−9を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのミリスチルアルコールを使用した。同様に、n−ドコサンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのn−ドコサンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のミリスチルアルコール由来の融解ピーク温度及びドコサン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表11に示す。
セチルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール6098)とn−エイコサン(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、TSパラフィンTS20)を、それぞれ50℃の湯浴中で融解させた。融解したセチルアルコールとエイコサンを、表12の各試料Noに示すモル分率で配合し、50℃の湯浴中で撹拌して試料10−1〜10−9を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのセチルアルコールを使用した。同様に、n−エイコサンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのn−エイコサンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のセチルアルコール由来の融解ピーク温度及びエイコサン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表12に示す。
セチルアルコール(花王株式会社製、製品名:カルコール6098)とn−ドコサン(和光純薬社製、ドコサン)を、それぞれ60℃の湯浴中で融解させた。融解したセチルアルコールとドコサンを、表13の各試料Noに示すモル分率で配合し、60℃の湯浴中で撹拌して試料11−1〜11−5を得た。なお、本実施例においては、全て同じ製造ロットのセチルアルコールを使用した。同様に、n−ドコサンについても本実施例においては、全て同じ製造ロットのn−ドコサンを使用した。得られた試料について、上述の実施例と同様の機器及び測定条件でDSC測定を行い、得られたチャートの融解挙動を解析すると共に、各試料のセチルアルコール由来の融解ピーク温度及びドコサン由来の融解ピーク温度及び融解潜熱量を求めた。得られた結果を表13に示す。
(蓄熱材1)
40℃の湯浴中で融解させたラウリルアルコール(a)(花王株式会社製、製品名:カルコール2098)812gと40℃の湯浴中で融解させたオクタデカン(b)(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、製品名:TSパラフィンTS8)196gとを40℃の湯浴中で撹拌混合して、ラウリルアルコールのモル分率が約85.0%、オクタデカンのモル分率が約15.0%の混合液を得た。得られた混合液中に、ゲル化剤であるヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製、製品名:NISSOH HPC−H)を42g添加し、40℃の湯浴中で10分程度撹拌してよく分散させて蓄熱材組成物を得た。この蓄熱材組成物を、塩化ビニル製のブロー容器(巾180mm×長さ280mm×厚み32mm)に1000g充填し、表14に示す蓄熱材1を得た。得られた蓄熱材1について、−20℃と60℃のヒートサイクルを100回繰り返す試験を行ったところ、固液分離がみられず物性が安定しており、融解潜熱量の減少もみられないこと(212mJ/mg→217mJ/mg)が確認された。
ラウリルアルコール(a)の代わりにラウリルアルコール(c)を使用した以外は、上述と同様にして、表14に示す蓄熱材2を得た。得られた蓄熱材2について、−20℃と60℃のヒートサイクルを100回繰り返す試験を行ったところ、固液分離がみられず物性が安定しており、融解潜熱量の減少もみられないこと(215mJ/mg→222mJ/mg)が確認された。
23℃雰囲気下で1‐デカノール(f)(花王株式会社製、製品名:カルコール1098)870gとヘキサデカン(j)(JX日鉱日石エネルギー株式会社製、製品名:TSパラフィンTS6)138gとを撹拌混合して、1−デカノールのモル分率が約90モル%、ヘキサデカンのモル分率が約10モル%の混合液を得た。得られた混合液中にヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製、製品名:NISSOH HPC−H)を42g添加し、10分程度撹枠し、よく分散させて蓄熱材組成物を得た。この蓄熱材組成物を、上記と同じブロー容器に1000g充填し、表14に示す蓄熱材3を得た。得られた蓄熱材3について、−20℃と60℃のヒートサイクルを100回繰り返す試験を行ったところ、固液分離がみられず物性が安定しており、融解潜熱量の減少も殆どみられないこと(200mJ/mg→198mJ/mg)が確認された。
表14に示すように、ラウリルアルコール(a)又はラウリルアルコール(c)(いずれも花王株式会社製、製品名:カルコール2098、(a)及び(c)は製造ロットが異なる)のみからなる蓄熱材4、5を作成した。ラウリルアルコールを1008gとり、40℃の湯浴中で融解させた。この溶液にヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製、製品名:NISSOH HPC−H)を42g添加し、40℃の湯浴中で10分程度撹枠し、よく分散させて蓄熱材組成物を得た。この蓄熱材組成物を塩化ビニル製のブロー容器(巾180mm×長さ280mm×厚み32mm)に1000g充填し、表14に示す蓄熱材4及び蓄熱材5を得た。
表14に示すように、融点又は凝固点が20℃近傍にある市販の蓄熱材組成物(ポリエチレングリコールを主成分とするもの)を、塩化ビニル製のブロー容器(巾180mm×長さ280mm×厚み32mm)に1000g充填し、比較例としての蓄熱材6を得た。同様に、融点又は凝固点が5℃近傍にある市販の蓄熱材組成物(ポリエチレングリコールを主成分とするもの)を用いて、蓄熱材7を得た。
実施例16で作成した蓄熱材1を用いて、図41〜42に示す輸送容器を作製した。輸送容器の箱体としては、発泡ポリスチレンで形成された断熱容器41(玉井化成株式会社製品、AC−525、外寸:巾620mm×奥行420mm×高さ470mm、内寸:巾500mm×奥行300mm×高さ350mm、断熱厚60mm、内容積約52.5L)を用いた。まず、12個の蓄熱材1を25℃の恒温槽中に24時間静置させ、融解状態とした。次に、図41〜42に示すように、この断熱容器41内部に、温度管理対象物品を収容する空間5の周囲を囲むように、蓄熱材1を底面部411側に4つ、各側面部412に2つずつ、開口部410側に4つ、の計12個配置させた。断熱容器41の中心部に温度データロガー(株式会社ティアンドディ製 製品名:RTR−51)を取り付けた後、蓋を閉めて輸送容器とした。得られた輸送容器を−20℃に設定したビルトインチャンバー内に入れ、5分間隔で容器内中心部の温度推移を測定した。図43〜45に、蓄熱材1を収容した輸送容器を−20℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。縦軸は容器内の温度(℃)を示し、横軸はビルトインチャンバーに輸送容器を入れた後の経過時間(hr)を示している。
蓄熱材1の代わりに蓄熱材2を使用した以外は実施例17と同様にして、輸送容器をそれぞれ作製し、容器内中心部の温度推移をそれぞれ測定した。図43に、蓄熱材2を収容した輸送容器を−20℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。また、図47に、蓄熱材2を収容した輸送容器を35℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。
蓄熱材1の代わりに蓄熱材3を使用した以外は実施例17と同様にして、輸送容器をそれぞれ作製し、容器内中心部の温度推移をそれぞれ測定した。図51に、蓄熱材3を収容した輸送容器を−20℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。また、図52に、蓄熱材3を収容した輸送容器を35℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。
蓄熱材1の代わりに蓄熱材4を使用した以外は実施例17と同様にして、輸送容器をそれぞれ作製し、容器内中心部の温度推移をそれぞれ測定した。図45及び46に、蓄熱材4を収容した輸送容器を−20℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。また、図49及び50に、蓄熱材4を収容した輸送容器を35℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。
蓄熱材1の代わりに蓄熱材5を使用した以外は実施例17と同様にして、輸送容器をそれぞれ作製し、容器内中心部の温度推移をそれぞれ測定した。図46に、蓄熱材5を収容した輸送容器を−20℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。また、図50に、蓄熱材5を収容した輸送容器を35℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。
蓄熱材1の代わりに蓄熱材6を使用した以外は実施例17と同様にして、輸送容器をそれぞれ作製し、容器内中心部の温度推移をそれぞれ測定した。図44に、蓄熱材6を収容した輸送容器を−20℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。また、図48に、蓄熱材6を収容した輸送容器を35℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。
蓄熱材1の代わりに蓄熱材7を使用し、パッキング前の蓄熱材7を15℃の恒温槽中に24時間静置させた以外は実施例17と同様にして、輸送容器を作製した。この輸送容器を−20℃に設定したビルトインチャンバー内に入れ、5分間隔で容器内中心部の温度推移を測定した。また、パッキング前の蓄熱材7を−2℃の恒温槽中に24時間静置させた以外は上記と同様にして、輸送容器を作製した。この輸送容器を35℃に設定したビルトインチャンバー内に入れ、5分間隔で容器内中心部の温度推移を測定した。図51に、蓄熱材7を収容した輸送容器を−20℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。また、図52に、蓄熱材7を収容した輸送容器を35℃環境下においた際の輸送容器内の温度変化の推移のグラフを示す。
10 蓄熱材
40 断熱容器
41 箱体
410 箱体の開口部
411 箱体の底面部
412 箱体の側面部
42 蓋
5 温度管理対象物品を収容する空間
6 スペーサー
Claims (26)
- 炭素数9〜24の高級アルカンと炭素数6〜20の高級アルコールの混合物を主成分とし、前記混合物は、示差走査型熱量計(DSC)により測定されたDSC曲線において、実質的に単一の融解ピークを有していることを特徴とする蓄熱材組成物。
- 炭素数18の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数18の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数12の高級アルコールのモル分率が65〜89モル%であることを特徴とする請求項2に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数16の高級アルカンと炭素数10の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数16の高級アルカンと炭素数10の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数10の高級アルコールのモル分率が85〜94モル%であることを特徴とする請求項4に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数16の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数16の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数12の高級アルコールのモル分率が21〜60モル%であることを特徴とする請求項6に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数15の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数15の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数12の高級アルコールのモル分率が10〜30モル%であることを特徴とする請求項8に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数14の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数14の高級アルカンと炭素数12の高級アルコールの混合物中に占める前記炭素数12の高級アルコールのモル分率が10〜30モル%であることを特徴とする請求項10に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数14の高級アルカンと炭素数10の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数14の高級アルカンと炭素数10の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数10の高級アルコールのモル分率が50〜80モル%であることを特徴とする請求項12に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数18の高級アルカンと炭素数14の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数18の高級アルカンと炭素数14の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数14の高級アルコールのモル分率が10〜40モル%であることを特徴とする請求項14に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数20の高級アルカンと炭素数14の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数20の高級アルカンと炭素数14の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数14の高級アルコールのモル分率が40〜70モル%であることを特徴とする請求項16に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数22の高級アルカンと炭素数14の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数22の高級アルカンと炭素数14の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数14の高級アルコールのモル分率が73〜95モル%であることを特徴とする請求項18に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数20の高級アルカンと炭素数16の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数20の高級アルカンと炭素数16の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数16の高級アルコールのモル分率が10〜29モル%であることを特徴とする請求項20に記載の蓄熱材組成物。
- 炭素数22の高級アルカンと炭素数16の高級アルコールの混合物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱材組成物。
- 前記炭素数22の高級アルカンと炭素数16の高級アルコールの混合物中に占める、前記炭素数16の高級アルコールのモル分率が40〜60モル%であることを特徴とする請求項22に記載の蓄熱材組成物。
- さらに、ヒドロキシプロピルセルロースを含有することを特徴とする請求項1から23のいずれか1項に記載の蓄熱材組成物。
- 請求項1から24のいずれか1項に記載の蓄熱材組成物を含むことを特徴とする蓄熱材。
- 断熱性の箱体と、その内側に配置される請求項25に記載の蓄熱材を備えることを特徴とする輸送容器。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012270781 | 2012-12-11 | ||
JP2012270781 | 2012-12-11 | ||
PCT/JP2013/083115 WO2014092093A1 (ja) | 2012-12-11 | 2013-12-10 | 蓄熱材組成物、蓄熱材及び輸送容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2014092093A1 true JPWO2014092093A1 (ja) | 2017-01-12 |
JP6227559B2 JP6227559B2 (ja) | 2017-11-08 |
Family
ID=50934381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014552055A Active JP6227559B2 (ja) | 2012-12-11 | 2013-12-10 | 蓄熱材組成物、蓄熱材及び輸送容器 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10662358B2 (ja) |
EP (1) | EP2933304B1 (ja) |
JP (1) | JP6227559B2 (ja) |
CN (1) | CN104937065B (ja) |
WO (1) | WO2014092093A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9475040B2 (en) * | 2012-12-10 | 2016-10-25 | GM Global Technology Operations LLC | Synthesis of Cu/SAPO-34 with variable copper loadings |
EP2784476B1 (de) * | 2013-03-27 | 2016-07-20 | Ul Llc | Vorrichtung und Verfahren zur Lagerung von Probenkörpern |
JP2016014088A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 株式会社カネカ | 蓄熱材組成物 |
JP6501579B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2019-04-17 | 玉井化成株式会社 | 定温保管容器 |
CN105838332A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-08-10 | 中国民航大学 | 一种低温相变储能材料及其制备方法 |
DE102016108829A1 (de) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | Laurens G. J. Wolters | Wärmespeicheranordnung |
CN108003839A (zh) * | 2017-08-09 | 2018-05-08 | 浙江蓄冷能源科技有限公司 | 非冷冻低温区的二元有机相变蓄冷剂及其制备方法 |
CN112368355A (zh) * | 2018-06-28 | 2021-02-12 | 株式会社钟化 | 蓄热材料组合物和其应用 |
CN110003863A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-07-12 | 上海海事大学 | 一种微冻冷藏食品保鲜用相变蓄冷材料及制备方法 |
JP7191803B2 (ja) * | 2019-11-19 | 2022-12-19 | アイシン化工株式会社 | 蓄熱材組成物 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05237368A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 蓄熱材用マイクロカプセル |
JPH0617042A (ja) * | 1992-07-02 | 1994-01-25 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 蓄熱成分及び蓄熱材 |
JPH0931451A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-02-04 | Osaka Gas Co Ltd | 蓄熱材及び蓄熱材分散液 |
JP2003311118A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-11-05 | Osaka Gas Co Ltd | 蓄熱機能付き吸着材およびその製造方法 |
JP2004143229A (ja) * | 2002-10-22 | 2004-05-20 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 潜熱蓄熱剤組成物 |
JP2006502903A (ja) * | 2002-10-10 | 2006-01-26 | ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 空調設備における蒸発温度制御方法 |
JP2007031685A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-02-08 | Kuraray Chem Corp | 潜熱蓄熱材およびその製造方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4100092A (en) * | 1976-07-16 | 1978-07-11 | General Electric Company | Dual temperature thermal energy storage composition for heat pumps |
CN2051837U (zh) * | 1989-01-29 | 1990-01-31 | 路英梅 | 相变蓄冷凉垫 |
US5718835A (en) * | 1989-08-04 | 1998-02-17 | Mitsubishi Cable Industries | Heat storage composition |
US5058563A (en) * | 1990-06-15 | 1991-10-22 | Prism Technologies, Inc. | Reusable warmers of the type employing a super-cooled solution and an activator |
US5453213A (en) * | 1993-04-12 | 1995-09-26 | Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. | Latent heat storage material containing Na2 SO4.10H2 O, NH4 Cl, NaCl and (NH4)2 SO4 |
JPH08100171A (ja) | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Kao Corp | 蓄熱材組成物 |
US5916478A (en) * | 1995-12-22 | 1999-06-29 | Osaka Gas Co, Ltd | Heat-accumulating microcapsule dispersion |
JPH10330741A (ja) | 1997-05-28 | 1998-12-15 | Mitsubishi Chem Corp | 蓄熱材組成物 |
DE19749731A1 (de) * | 1997-11-11 | 1999-05-12 | Basf Ag | Verwendung von Mikrokapseln als Latentwärmespeicher |
US20040046147A1 (en) * | 2002-04-26 | 2004-03-11 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Thermal storage medium, process for producing the same and thermal storage system using the same |
US7294374B2 (en) * | 2003-08-07 | 2007-11-13 | Tcp Reliable, Inc. | Thermal packaging system |
JP2008509263A (ja) * | 2004-08-10 | 2008-03-27 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 粗粒マイクロカプセル調製物 |
US8045846B2 (en) * | 2005-01-27 | 2011-10-25 | Sk Kaken Co., Ltd. | Composition for heat-storage object formation, heat-storage object, and process for producing heat-storage object |
-
2013
- 2013-12-10 EP EP13862748.4A patent/EP2933304B1/en active Active
- 2013-12-10 WO PCT/JP2013/083115 patent/WO2014092093A1/ja active Application Filing
- 2013-12-10 JP JP2014552055A patent/JP6227559B2/ja active Active
- 2013-12-10 CN CN201380064328.3A patent/CN104937065B/zh active Active
- 2013-12-10 US US14/649,657 patent/US10662358B2/en active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05237368A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 蓄熱材用マイクロカプセル |
JPH0617042A (ja) * | 1992-07-02 | 1994-01-25 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 蓄熱成分及び蓄熱材 |
JPH0931451A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-02-04 | Osaka Gas Co Ltd | 蓄熱材及び蓄熱材分散液 |
JP2003311118A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-11-05 | Osaka Gas Co Ltd | 蓄熱機能付き吸着材およびその製造方法 |
JP2006502903A (ja) * | 2002-10-10 | 2006-01-26 | ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 空調設備における蒸発温度制御方法 |
JP2004143229A (ja) * | 2002-10-22 | 2004-05-20 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 潜熱蓄熱剤組成物 |
JP2007031685A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-02-08 | Kuraray Chem Corp | 潜熱蓄熱材およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6227559B2 (ja) | 2017-11-08 |
EP2933304A1 (en) | 2015-10-21 |
CN104937065B (zh) | 2018-08-31 |
US20150299549A1 (en) | 2015-10-22 |
WO2014092093A1 (ja) | 2014-06-19 |
EP2933304A4 (en) | 2016-08-03 |
CN104937065A (zh) | 2015-09-23 |
US10662358B2 (en) | 2020-05-26 |
EP2933304B1 (en) | 2019-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6227559B2 (ja) | 蓄熱材組成物、蓄熱材及び輸送容器 | |
CN110461987B (zh) | 蓄冷材料组合物、蓄冷材料组合物的使用方法、蓄冷材料和输送容器 | |
WO2016204284A1 (ja) | 蓄冷材組成物、蓄冷材及び輸送容器 | |
JP6634510B2 (ja) | 蓄熱材組成物及びその利用 | |
JP2016014088A (ja) | 蓄熱材組成物 | |
WO2013002324A1 (ja) | 温度管理システム | |
WO2012081581A1 (ja) | 定温保管容器及び定温保管方法 | |
Chang et al. | Thermal performance evaluation of macro-packed phase change materials (PCMs) using heat transfer analysis device | |
EP2864729B1 (en) | A container for pcm | |
US20230061277A1 (en) | Temperature control cart for a payload | |
WO2015045029A1 (ja) | 定温保管箱 | |
JPWO2013179653A1 (ja) | パラフィン系潜熱蓄熱材組成物及びその使用 | |
JP6134273B2 (ja) | 潜熱蓄熱材および潜熱蓄熱槽 | |
JP2015078307A (ja) | 蓄熱材容器 | |
JP7019811B2 (ja) | 蓄熱材組成物、およびその利用 | |
EP3009489A1 (en) | Paraffin latent heat storage material composition and use of paraffin composition as latent heat storage material | |
JP7242643B2 (ja) | 蓄冷材組成物、蓄冷材および輸送容器 | |
JP6134272B2 (ja) | 潜熱蓄熱材および潜熱蓄熱槽 | |
CA3136120A1 (en) | Multiple immiscible phase change materials contained in common vessel | |
US20210292629A1 (en) | A phase change material composition and method of preparation thereof | |
JP7242371B2 (ja) | 蓄冷材組成物およびその利用 | |
Wang et al. | Phase change materials for a blood transport container to support long-term storage and transportation of red blood cells in extreme conditions | |
WO2017165715A1 (en) | Thermal energy storage systems having phase change materials and organic nucleating agents and methods for making and using them | |
JP2023549578A (ja) | 温度の影響を受けやすい貨物を保存および/または運搬するシステム | |
JP2020176730A (ja) | 蓄熱材シート、および定温保管方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6227559 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |