JPWO2014084158A1 - インパクト工具 - Google Patents

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Abstract

温度上昇を抑えつつ効率良くモータを駆動して高トルクの締め付け作業を行うことができるインパクト工具を提供するため、半導体スイッチング素子を用いてモータへ供給する駆動電力を制御する制御手段と、モータの回転力により先端工具を連続的に又は断続的に駆動する打撃機構を有するインパクト工具であって、作業者がトリガを引いてから離すまでの一つの作業(時間t0〜t9)において、制御手段は半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号を変化させて、高デューティ比(100%)の制御による高デューティ打撃(62a、63a・・)が、低デューティ比(80%)の制御による低デューティ打撃(62b、62c、63b、63c・・)の間に間欠的に出現するよう制御する。制御手段はモータ電流80を監視して閾値I1を越えたらデューティ比を100%にし、その後閾値I2を2回越えたらデューティ比を80%に切り替える。

Description

本発明はインパクト工具に関し、特に、駆動源として用いられるモータの制御方法を改良したインパクト工具に関する。
手持ち式のインパクト工具、特にバッテリに蓄電された電気エネルギーにて駆動するコードレスタイプのインパクト工具が広く用いられている。ドリルやドライバ等の先端工具をモータによって回転駆動して所要の作業を行うインパクト工具においては、例えば特許文献1に開示されているように、バッテリを用いてブラシレスDCモータを駆動する。ブラシレスDCモータは、ブラシ(整流用刷子)の無いDC(直流)モータであり、コイル(巻線)をロータ側に、永久磁石をステータ側に用い、インバータで駆動された電力を所定のコイルへ順次通電することによりロータを回転させる。ブラシレスモータはブラシ付きモータに比べて高効率であり、充電可能な二次電池を使用したインパクト工具においては1充電当りの作業時間を向上させることが可能である。また、モータの回転駆動のためのスイッチング素子を搭載した回路を有するので、電子制御により高度なモータの回転制御が容易となる。
ブラシレスDCモータは、永久磁石を備えたロータ(回転子)と、3相巻線等の複数相の電機子巻線(固定子巻線)を備えたステータ(固定子)と、ロータの永久磁石の磁力を検出してロータ位置を検出する複数のホールICより構成された位置検出素子と、電池パック等から供給される直流電圧をFET(電界効果トランジスタ)やIGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)等の半導体スイッチング素子を用いてスイッチングして各相の固定子巻線への通電を切換えてロータを駆動するインバータ回路を含んで構成される。複数の位置検出素子は複数相の電機子巻線に対応しており、各位置検出素子によるロータの位置検出結果に基づいて各相の電機子巻線の通電タイミングを設定する。
特開2008−278633号公報
ところで、上記ステータやスイッチング素子は、インパクト工具の使用に伴い発熱を生じるが、ブラシレスDCモータの構成要素には使用温度条件が規定されており、その範囲内で動作させることが重要である。インパクト工具においては、連続運転や過負荷により、モータ本体やモータ本体に固定駆動回路の半導体スイッチング素子などに温度上昇が生じ、それらの部品やそれらを構成する素子に熱的損傷を与える恐れがある。この問題を解消するためには、熱的損傷が生じる前に作業者はモータの回転数を抑えるか、もしくはモータを停止させてモータ部を冷却するのが好ましいが、この冷却のために締付け作業や切削作業を中止しなければならないので作業効率の低下となる。更に、作業者にとってモータ部が異常に温度上昇しているかどうかの判別は困難であった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、温度上昇を抑えつつ効率良くモータを駆動して高トルクの締め付け作業を行うことができるインパクト工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、モータの駆動電力を調整して締め付けトルクを低減させること無く、1本の充電可能なバッテリによる作業可能回数を向上させることができるインパクト工具を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、小型であって高出力発生が可能なモータを利用する際のモータの寿命を延ばすことができるインパクト工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、複数の半導体スイッチング素子を用いてモータへ供給する駆動電力を制御する制御手段と、モータの回転力により先端工具を連続的に又は断続的に駆動する打撃機構を有するインパクト工具であって、作業者がトリガを引いてから離すまでの一つの作業(モータの起動から停止までの一駆動)において、制御手段は半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号を変化させて、高デューティ比の制御による高デューティ打撃と低デューティ比の制御による低デューティ打撃を混在させてモータを駆動する。制御手段は、高デューティ打撃が、低デューティ打撃の間に間欠的に出現するように制御すると好ましい。モータとしてブラシレスモータを用いる場合は、ブラシレスモータへ駆動電力を供給するインバータ回路を設け、制御手段はインバータ回路を制御するように構成すれば良い。モータとしてブラシ付き直流モータを用いる場合は、バッテリからモータへの接続回路の途中に半導体スイッチング素子を介在させて、制御手段により半導体スイッチング素子をPWM制御すると良い。
本発明の他の特徴によれば、打撃機構による打撃を検出する打撃検出手段を設け、制御手段は、検出された打撃のタイミングを基準にデューティ比を高又は低に切り替えるように構成した。打撃検出手段は、モータまたは半導体スイッチング素子に流れる電流値を検出することにより打撃の有無を検出するか、又は打撃検出手段を加速度センサにて構成する。例えば制御手段は、低デューティ打撃の複数回に1度ずつ(又は複数回ごとに2〜3度ずつ)高デューティ打撃が出現するようにPWM駆動信号を変化させる。低デューティ比は、高デューティ比の90%以下であることが望ましく、特に好ましくは、低デューティ比を高デューティ比の50%以上80%以下とする。
請求項1の発明によれば、トリガを引いてから離すまでの一つの作業において、制御手段は半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号を変化させて、高デューティ比の制御による高デューティ打撃と低デューティ比の制御による低デューティ打撃を混在させるので、必要な締め付けトルクを確保しつつモータに連続的な高負荷が掛かることを効果的に防止できる。この結果、高出力型モータを採用することができる上にモータの省電力化を図ることができ、さらにはインパクト工具の信頼性及び寿命を向上できる。
請求項2の発明によれば、制御手段は高デューティ打撃が、低デューティ打撃の間に間欠的に出現するように制御するので、モータの温度上昇を効果的に抑制することができる。また、間欠的にモータの高出力領域まで利用した締め付け作業を行うので、締め付けトルクを高めることができる。
請求項3の発明によれば、制御手段は打撃検出手段で検出された打撃のタイミングを基準にデューティ比を高又は低に切り替えるので、打撃毎に確実にデューティ比を変更することができ、精度の高い締め付け作業を実現できる。
請求項4の発明によれば、打撃検出手段は電流値を検出することにより打撃の有無を検出するので、新たな検出手段を追加すること無く既存の制御回路にて打撃を検出することができ、本発明実施のための製造コストの上昇を抑えることができる。
請求項5の発明によれば、打撃検出手段は加速度センサあるので、安価な衝撃センサを追加するだけで確実に打撃のタイミングを検出することができ、精度の高いモータの回転制御を実現できる。
請求項6の発明によれば、制御手段は、低デューティ打撃の複数回に1度ずつ周期的に高デューティ打撃が出現するようにPWM駆動信号を変化させるので、締め付けトルク不足を生ずること無く規定のトルクにて確実に締め付け作業を完遂できる。また、締め付け途中で急にモータ出力の不連続に変化するような不自然な状態の発生を防止でき、スムーズなモータ制御を行うことができる。
請求項7の発明によれば、低デューティ比は、高デューティ比の90%以下であるので、所望の締め付けトルク値を実現しつつ1割以上の消費電力の削減を実現できる。
請求項8の発明によれば低デューティ比は、高デューティ比の50%以上80%以下であるので、大幅な消費電力の削減が実現でき、バッテリによる作業時間を大幅に伸ばすことができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係るインパクト工具の内部構造を示す縦断面図である。 インバータ回路基板4を示す図であり、(1)はインパクト工具1の後側から見た背面図であり、(2)は側面から見た側面図である。 本発明の実施例に係るモータ3の駆動制御系の回路構成を示すブロック図である。 本実施例の本実施例のインパクト工具における締め付けトルク、モータ電流、PWM駆動信号のデューティ比の関係との関係を示すグラフである。 本実施例のインパクト工具1を用いて締め付け作業を行う際のモータ制御用のデューティ比の設定手順について示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例のインパクト工具1を用いて締め付け作業を行う際のモータ制御用のデューティ比の設定手順について示すフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明において、上下、前後の方向は、図1の矢印に示した方向として説明する。
図1は、本発明に係るインパクト工具1の内部構造を示す図である。インパクト工具1は、充電可能なバッテリ9を電源とし、モータ3を駆動源として回転打撃機構21を駆動し、出力軸であるアンビル30に回転力と打撃力を与え、スリーブ31の取付穴30aに保持されるドライバビット等の図示しない先端工具に回転打撃力を間欠的に伝達してネジ締めやボルト締め等の作業を行う。ブラシレスDC方式のモータ3は、側面視で略T字状の形状を成すハウジング2の筒状の胴体部2a内に収容される。モータ3の回転軸12は、ハウジング2の胴体部2aの中央部付近に設けられる軸受19aと後端側の軸受19bによって回転可能に保持され、モータ3の前方には、回転軸12と同軸に取り付けられモータ3と同期して回転するロータファン13が設けられ、モータ3の後方には、モータ3を駆動するためのインバータ回路基板4が配設される。ロータファン13によって起こされる空気流は、空気取入孔17a、17b及びインバータ回路基板4の周囲のハウジング部分に形成されたスロット(図示せず)からハウジング2の内部に取り込まれ、主にロータ3aとステータ3bの間を通過するように流れ、ロータファン13の後方から吸引されてロータファン13の半径方向に流れ、ロータファン13の周囲のハウジング部分に形成された後述するスロット(図示せず)からハウジング2の外部に排出される。インバータ回路基板4はモータ3の外形とほぼ同形の円形の両面基板であり、この基板上にはFET等の複数のスイッチング素子5や、ホールIC等の位置検出素子33が搭載される。
ロータ3aと軸受19aの間には、スリーブ14とロータファン13が回転軸12と同軸上に取り付けられる。ロータ3aは、マグネット15によって形成される磁路を形成するもので、例えば4つの平板状のスロットが形成された薄い金属板の積層により構成される。スリーブ14は、ロータファン13とロータ3aが空転せずに回るようにする接続部材で、例えばプラスチックによって形成される。スリーブ14の外周部には、必要に応じてバランス修正用溝(図示せず)を形成する。ロータファン13は、例えばプラスチックのモールドにより一体成形されるもので、後方の内周側から空気を吸引し、前方側の半径方向外側に排出する、いわば遠心ファンであり、回転軸12が貫通する貫通穴の周囲から放射状に延びる複数のブレードを有する。ロータ3aと軸受19bの間には、プラスチック製のスペーサ35が設けられる。スペーサ35の形状は略円筒形で、軸受19bとロータ3aとの間の間隔を設定する。この間隔はインバータ回路基板4(図1)を同軸上に配置するためと、スイッチング素子5を冷却する空気流の流路として必要とされる空間を形成するために必要とされるものである。
ハウジング2の胴体部2aから略直角に一体に延びるハンドル部2b内の上部にはトリガスイッチ6が配設され、トリガスイッチ6の下方にはスイッチ基板7が設けられる。トリガスイッチ6の上方には、モータ3の回転方向を切り替えるための正逆切替レバー10が設けられる。ハンドル部2b内の下部には、トリガスイッチ6の引き動作によって前記モータ3の速度を制御する機能を備えた制御回路基板8が収容され、この制御回路基板8は、バッテリ9とトリガスイッチ6に電気的に接続される。制御回路基板8は、信号線11bを介してインバータ回路基板4と接続される。ハンドル部2bの下方には、ニカド電池、リチウムイオン電池等を含んで構成されるバッテリ9が着脱可能に装着される。バッテリ9は例えばリチウムイオン電池等の複数本の二次電池をパック化したもので、バッテリ9を充電するときは、インパクト工具1からバッテリ9を取り外して、図示しない専用の充電器に装着することにより充電される。
回転打撃機構21は、遊星歯車減速機構22とスピンドル27とハンマ24を備え、後端が軸受20、前端がメタル29により保持される。トリガスイッチ6が引かれてモータ3が起動されると、正逆切替レバー10で設定された方向にモータ3が回転を始め、その回転力は遊星歯車減速機構22によって減速されてスピンドル27に伝達され、スピンドル27が所定の速度で回転駆動される。ここで、スピンドル27とハンマ24とはカム機構によって連結され、このカム機構は、スピンドル27の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝25と、ハンマ24の内周面に形成されたハンマカム溝28と、これらのカム溝25、28に係合するボール26によって構成される。
ハンマ24は、スプリング23によって常に前方に付勢されており、静止時にはボール26とカム溝25、28との係合によってアンビル30の端面とは隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ24とアンビル30の相対向する回転平面上の2箇所には図示しない凸部がそれぞれ対称的に形成されている。スピンドル27が回転駆動されると、その回転はカム機構を介してハンマ24に伝達され、ハンマ24が半回転しないうちにハンマ24の凸部がアンビル30の凸部に係合してアンビル30を回転させるが、そのときの係合反力によってスピンドル27とハンマ24との間に相対回転が生ずると、ハンマ24はカム機構のスピンドルカム溝25に沿ってスプリング23を圧縮しながらモータ3側へと後退を始める。
そして、ハンマ24の後退動によってハンマ24の凸部がアンビル30の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ24は、スピンドル27の回転力に加え、スプリング23に蓄積されていた弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング23の付勢力によって前方へ移動し、その凸部がアンビル30の凸部に再び係合して一体に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル30に加えられるため、アンビル30の取付穴30aに装着される図示しない先端工具を介してネジに回転打撃力が伝達される。以後、同様の動作が繰り返されて先端工具からネジに回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、例えば、ネジが木材等の図示しない被締めつけ材にねじ込まれる。
次に図2を用いて、本実施例のインバータ回路基板4を説明する。図2は、インバータ回路基板4を示す図であり、(1)はインパクト工具1の後側から見た背面図であり、(2)は側面から見た側面図である。インバータ回路基板4は、例えばガラエポ (ガラス繊維をエポキシ樹脂で固めたもの)で構成され、モータ3の外形とほぼ同形の略円形であり、中央にはスペーサ35を貫通させるための穴4aが形成される。インバータ回路基板4の周囲には、4つのねじ穴4bが形成され、このねじ穴4bを貫通するねじによって、インバータ回路基板4がステータ3bに固定される。インバータ回路基板4には、穴4aを囲むように6つのスイッチング素子5が取り付けられる。本実施例ではスイッチング素子5として薄型のFETを用いたが、通常サイズのFETであっても良い。
スイッチング素子5は厚さが非常に薄いので、本実施例においては、基板上に寝かせた状態で、表面実装(SMT:Surface mount technology)によってスイッチング素子5をインバータ回路基板4に取り付ける。尚、図示していないが、インバータ回路基板4の6つのスイッチング素子5全体を覆うように、シリコンなどの樹脂をコーティングすることが望ましい。インバータ回路基板4は両面基板となっており、その前面側には3つの位置検出素子33(図2(2)では2つだけ図示)と、サーミスタ34等の電子素子が搭載される。インバータ回路基板4は、モータ3と同形の円よりも下方にやや突出する形状であり、その突出した部分に複数の貫通穴4dが形成され、前面側から信号線11bが貫通されて後面側においてはんだ付け38bにより固定される。同様に電源線11aも前面側からインバータ回路基板4の貫通穴4cを貫通されて、後面側においてはんだ付け38aにより固定される。尚、信号線11bと電源線11aのインバータ回路基板4への固定は、基板上に固定されるコネクタを介しても良い。
次に、図3を用いてモータ3の駆動制御系の構成と作用を説明する。図3はモータの駆動制御系の構成を示すブロック図であり、本実施例では、モータ3は3相のブラシレスDCモータで構成される。
モータ3は、いわゆるインナーロータ型で、一対のN極およびS極を含むマグネット15(永久磁石)を埋め込んで構成されたロータ3aと、ロータ3aの回転位置を検出するために60°毎に配置された3つの位置検出素子33と、位置検出素子33からの位置検出信号に基づいて電気角120°の電流の通電区間に制御されるスター結線された3相巻線U、V、Wからなるステータ3bを含んで構成される。なお、本実施例では、ロータ3aの位置検出は、ホールIC等の位置検出素子33を用いて電磁結合的に行っているが、電機子巻線の誘起起電圧(逆起電力)を、フィルタを通して論理信号として取出すことによってロータ3aの位置を検出するセンサレス方式を採用することもできる。
インバータ回路基板4に搭載されるインバータ回路は、3相ブリッジ形式に接続された6個のFET(以下、単に「トランジスタ」という。)Q1〜Q6と、フライホイールダイオード(図示なし)から構成され、インバータ回路基板4に搭載される。温度検出用素子(サーミスタ)38は、インバータ回路基板4上のトランジスタに近接する位置に固定される。ブリッジ接続された6個のトランジスタQ1〜Q6の各ゲートは制御信号出力回路48に接続され、また、6個のトランジスタQ1〜Q6のソースまたはドレインはスター結線された電機子巻線U、VおよびWに接続される。これによって、6個のトランジスタQ1〜Q6は、制御信号出力回路48から出力されたスイッチング素子駆動信号によってスイッチング動作を行い、インバータ回路に印加されるバッテリ9の直流電圧を、3相(U相、V相、W相)交流電圧Vu、Vv、Vwとして、電機子巻線U、V、Wへ電力を供給する。
制御回路基板8には、演算部40、電流検出回路41、電圧検出回路42、印加電圧設定回路43、回転方向設定回路44、回転子位置検出回路45、回転数検出回路46、温度検出回路47、及び制御信号出力回路48が搭載される。演算部40は、図示されていないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するためのCPU、後述するフローチャートに相当するプログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含むマイコンによって構成される。電流検出回路41はシャント抵抗36の両端電圧を測定することによりモータ3に流れる電流を検出する電圧検出手段であって、検出電流は演算部40に入力される。電圧検出回路42はバッテリ9のバッテリ電圧を検出するための回路であり、検出された検出電圧は演算部40に入力される。
印加電圧設定回路43は、トリガスイッチ6の移動ストロークに応答してモータ3の印加電圧、すなわちPWM信号のデューティ比を設定するための回路である。回転方向設定回路44は、モータの正逆切替レバー10による正方向回転または逆方向回転の操作を検出してモータ3の回転方向を設定するための回路である。回転子位置検出回路45は、3つの位置検出素子33の出力信号に基づいてロータ3aとステータ3bの電機子巻線U、V、Wとの関係位置を検出するための回路である。回転数検出回路46は、単位時間内にカウントされる回転子位置検出回路45からの検出信号の数に基づいてモータの回転数を検出する回路である。制御信号出力回路48は、演算部40からの出力に基づいてトランジスタQ1〜Q6にPWM信号を供給する。PWM信号のパルス幅の制御によって各電機子巻線U、V、Wへ供給する電力を調整して設定した回転方向へのモータ3の回転数を制御することができる。
加速度センサ49は、アンビル30に発生する衝撃に起因する加速度の大きさを検出するもので、その出力は演算部40に入力される。演算部40は加速度センサ49の出力を監視することによって打撃が行われたタイミングや締め付けトルクの大きさ検出し、規定のトルク値で締め付けが完了したか否かを検出することができる。このように、加速度センサ49と演算部40との組み合わせによって打撃検出手段が実現されるが、本実施例の制御を行うには加速度センサ49は必須の構成ではないので、加速度センサ49の搭載を省略することもできる。加速度センサ49を取り付ける位置はハウジング2の内部であれば任意であるが、例えば制御回路基板8又はインバータ回路基板4の上に加速度センサ49を半田付けやネジ止めするようにして直接搭載しても良いし、基板から配線を引いて基板の近傍に加速度センサを固定するようにしても良い。加速度センサ49は、例えば圧電型加速度センサと呼ばれているものであり、加速度センサ49内部の図示しない圧電素子がひずむことにより電圧が発生する現象(圧電効果)を利用して加速度を計測する。
次に、図4を用いて本実施例のインパクト工具における締め付けトルク、モータ電流、PWM駆動信号のデューティ比の関係を説明する。(1)〜(3)の各グラフは横軸が時間(ミリ秒)であり、互いの横軸を合わせて図示している。本実施例においては、インパクト工具1を用いて、負荷の重い作業、例えば締め付けトルク100N・m以上のボルト締め作業を1回行う制御であって、時間tにおいて作業者がトリガスイッチ6を引くことによりモータ3が始動し、それによってアンビル30に所定のトルク60が発生する。ボルトが着座するとトルク値が増大し、ハンマ24の後退動によってハンマ24の凸部がアンビル30の凸部を乗り越えて両者の係合が解除される。この結果、ハンマ24はスプリング23に蓄積されていた弾性エネルギーとカム機構の作用によってアンビル30の凸部を打撃する(矢印61a)。このハンマ24の打撃の後に衝撃によりハンマ24が後ろに後退するため、その直後にモータ3にかかる負荷が最大となり電流値がピークに達する。同様にして、矢印61b〜61dの打撃まで行われると、先端工具から受ける反力が徐々に増大してその直後のモータ3に流れる電流が大きくなって矢印82aのように第1の閾値Iを越える。この第1の閾値Iは、高めに設定されていたデューティ比を低めに切り替えるタイミングを設定するための閾値であって、本実施例では図4(3)に示すように閾値Iを越えたらデューティ比100%(高デューティ比)から、デューティ比80%(低デューティ比)に切り替える。この切替の判断や実行は制御手段たる演算部40によって制御される。本明細書では閾値Iを越える駆動、即ち高いデューティ比で駆動されて発生する打撃を「高デューティ打撃」と呼ぶことにする。
次に低デューティ比(デューティ比80%)で複数回、ここでは2回の打撃(矢印62b、62c)、が行われたら、演算部40は図4(3)に示すように時間tにおいてデューティ比90を80%(低デューティ比)から100%(高デューティ比)に切り替える。本明細書では矢印62aの打撃の際のデューティ比に比べて低いデューティ比で駆動されて発生する打撃を「低デューティ打撃」と呼ぶことにする。矢印62b、62cのように打撃が2回行われたか否かは、電流値が第2の閾値Iを越えたタイミングをカウントすることにより演算部40によって検出可能である。ここで、第2の閾値Iは、低デューティ打撃以上の打撃の発生を検出するための閾値である。第2の閾値Iを基準に判定することで、低デューティ打撃と高デューティ打撃の両方を検出できる。この演算部40による検出の結果、次の打撃(時間t、矢印63aの高デューティ打撃)は、その直前の2つの打撃(矢印62b、62c)よりも大きくなる。この矢印63aの打撃の際に、電流値が第1の閾値Iを再び越えるので、時間tにおいてデューティ比90を100%(高デューティ比)から80%(低デューティ比)に再び切り替える。同様にして、矢印63b、63cのように低デューティ比(デューティ比80%)で2回の打撃が行われたら、時間tにて再びデューティ比90を100%(高デューティ比)にする。以下、作業者が時間tにてトリガスイッチ6を離すまで高デューティ打撃と低デューティ打撃を繰り返すという同様の制御を行う。
以上のように、本実施例では連続してデューティ比100%で打撃を行うのでは無く、高デューティ比の打撃の後に1〜数回の低デューティ比での打撃が行われるようにした。このように周期的にまたは間欠的に高デューティ打撃を行うようにしたのは、発明者らの解析によりボルトを締め付けるときは、ピークトルクを発生する高デューティ打撃が1回でも2回でも入れば十分ということがわかったからである。また、すべてを高デューティ打撃とすると、打撃機構や減速機構等のメカ部分に負荷が掛かるためインパクト工具の寿命増大には好ましくないためである。本実施例では、打撃を開始したら最大トルクを発生する高デューティ打撃を間欠的におこなうようにして、必要な締め付けトルクを確保しつつ、バッテリの消費を節約すると共に製品寿命を伸ばすことができた。尚、間欠的に高デューティ打撃を挿入する周期は規則的でも良いし、不規則的でも良いが、一定の規則性を持たせないとモータ3の駆動音がばらついて作業者が違和感を覚えることがあるので一定周期、または徐々に増える(減らす)周期とした方が良い。また、本実施例では高デューティ比を100%、低デューティ比を80%としたが、これらを90%、70%というようにその他のデューティ比の組み合わせとなるように設定しても良い。
次に図5のフローチャートを用いて、インパクト工具1を用いて締め付け作業を行う際のモータ制御用のデューティ比の設定手順について説明する。図5で示す制御手順は、例えば、マイクロプロセッサを有する演算部40においてコンピュータプログラムを実行することによりソフトウェア的に実現できる。まず、演算部40は作業者によってトリガスイッチ6が引かれてONになったか否かを検出し、引かれたらステップ102に進む(ステップ101)。ステップ101でトリガスイッチ6が引かれたことを検出したら、演算部40はPWMのデューティ比を100%に設定するように制御信号出力回路48に制御信号を出力することによりモータ3を駆動する(ステップ102)。次に演算部40は、モータ3の駆動時の電流検出回路41の出力を監視し(ステップ103)、電流値Iが第1の閾値Iを越えたか否かを判定する。この判定は電流80の値が立ち上がった際であって第1の閾値I以上になったら、演算部40はPWMのデューティ比を80%に設定するように制御信号出力回路48に制御信号を出力することによりモータ3を駆動する(ステップ105)。
次に演算部40はトリガスイッチ6が引かれたままであるかを判定し(ステップ106)、トリガスイッチ6の引きが解除されたとき、即ち、作業者が締め付け作業を終了させた時はステップ109に進み、演算部40はモータ3を停止して作業を終了する。ステップ106にてトリガスイッチ6が引かれたままの場合は、演算部40は、モータ3の駆動時の電流検出回路41の出力を監視し(ステップ107)、電流値Iが第2の閾値Iを2回越えたか否かを判定する(ステップ108)。ここで、2回としたのは、図4で示したように高デューティ打撃(例えば矢印62a)の後に、低デューティ打撃が2回(例えば矢印62b、62c)出現するようにするためである。本実施例では、高デューティ打撃をH、低デューティ打撃をLとすると、演算部は時間t以降において、HLLHLLHLL・・のように出現するように制御している。但し、この出現パターンは実施例の例に限られずに、例えば、HLLLHLLLHLLL・・でも良いし、HLHLHLHL・・でも良い。また、高デューティ比と低デューティ比の2段階で切り替えるようにしたが、これを3段階程度として、中間のデューティ比を設定して中デューティ打撃Mを加えて、それらをHLMLHLMLHLLM・・のように規則的に繰り返すようにしても良い。ステップ108において電流値Iが第2の閾値Iを2回越えたらステップ101に戻る。以上の処理を繰り返すことにより、高デューティ打撃と低デューティ打撃を混在させてモータ3を駆動するので、モータ3の耐久性を大幅に向上させることができる。また、間欠的ではあるが高デューティ打撃が行われるので、規定のトルク値による締め付け作業を完了させることができる。さらに、モータ3の消費電力を削減することができ、バッテリ寿命を伸ばすことができる。
次に図6のフローチャートを用いて、第2の実施例におけるデューティ比の設定手順について説明する。第1の実施例においてはデューティ比の切り替えはモータ3に流れる電流値の大きさを基準に切り替えを行うようにした。これは打撃の際に先端工具側から受ける負荷の増大により電流値が増大するので、その電流値を監視することにより打撃のタイミングを検出した。これに対して第2の実施例では制御回路基板8上又は任意の位置に搭載した加速度センサ49(図3参照)等の衝撃検出手段又は打撃検出手段を用いて制御を行うようにした。まず、演算部40は作業者によってトリガスイッチ6が引かれてONになったか否かを検出し、引かれたらステップ202に進む(ステップ201)。ステップ201でトリガスイッチ6が引かれたことを検出したら、演算部40はPWMのデューティ比を100%に設定してモータ3を駆動する(ステップ202)。次に演算部40は、モータ3の加速度センサ49の出力を監視し(ステップ203)、加速度センサ49が所定の大きさ以上、即ち打撃位置を検出したか否かを判定する(ステップ204)。打撃位置を検出した際には、演算部40はPWMのデューティ比を80%に設定してモータ3を駆動する(ステップ205)。
次に演算部40はトリガスイッチ6が引かれたままであるかを判定し(ステップ206)、トリガスイッチ6の引きが解除されたときはステップ209に進み、演算部40はモータ3を停止して作業を終了する。ステップ206にてトリガスイッチ6が引かれたままの場合は、演算部40は、モータ3の加速度センサ49の出力を監視し(ステップ207)、加速度センサ49がステップ204での検出後にさらに2回の打撃を検出したか否かを判定する(ステップ208)。ここで打撃位置を2回検出したらステップ201に戻る。以上の処理を繰り返すことにより、高デューティ打撃と低デューティ打撃を混在させてモータ3を駆動するので、モータ3の耐久性を大幅に向上させることができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例ではバッテリで駆動されるインパクト工具の例を用いて説明したが、本発明はコードレスタイプのインパクト工具に限られず、商用電源を用いたインパクト工具であっても同様に適用できる。また、打撃の際の駆動電力の調整を、PWM制御のデューティ比の調整で行うようにしたが、それ以外にでも何らかの方法により打撃の際のモータに印加する電圧又は/及び電流を変更するようにして、間欠的に高電圧又は/及び高電流を駆動するように制御することによりインパクト工具を駆動するようにしても良い。さらに、複数回の打撃が行われているときにデューティ比を増減させながらモータを打撃する制御は、高デューティ打撃と低デューティ打撃の間を2〜3段階で制御するだけでなく、4段階以上で増減させても良いし、デューティ比を周期的に増減するような関数式により打撃の都度デューティ比を算出して連続的に変更するような制御としても良い。
1 インパクト工具
2 ハウジング
2a 胴体部
2b ハンドル部
3 モータ
3a ロータ
3b ステータ
4 インバータ回路基板
4a、4b 穴
4c、4d 貫通穴
5 スイッチング素子
6 トリガスイッチ
7 スイッチ基板
8 制御回路基板
9 バッテリ
10 正逆切替レバー
11a 電源線
11b 信号線
12 回転軸
13 ロータファン
14 スリーブ
15 マグネット
17a 空気取入孔
19a、19b、20 軸受
21 回転打撃機構
22 遊星歯車減速機構
23 スプリング
24 ハンマ
25 スピンドルカム溝
26 ボール
27 スピンドル
28 ハンマカム溝
29 メタル
30 アンビル
30a 取付穴
31 スリーブ
33 位置検出素子
34 サーミスタ
35 スペーサ
36 シャント抵抗
40 演算部
41 電流検出回路
42 電圧検出回路
43 印加電圧設定回路
44 回転方向設定回路
45 回転子位置検出回路
46 回転数検出回路
47 温度検出回路
48 制御信号出力回路
49 加速度センサ
60 トルク
80 電流
90 デューティ比

Claims (8)

  1. モータと、半導体スイッチング素子を用いて前記モータへ供給する駆動電力を制御する制御手段と、前記モータの回転力により先端工具を連続的に又は断続的に駆動する打撃機構を有するインパクト工具であって、 トリガを引いてから離すまでの一つの作業において、前記制御手段は前記半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号を変化させて、高デューティ比の制御による高デューティ打撃と低デューティ比の制御による低デューティ打撃を混在させて前記モータを駆動することを特徴とするインパクト工具。
  2. 前記制御手段は、前記高デューティ打撃が、前記低デューティ打撃の間に間欠的に出現するように制御することを特徴とする請求項1に記載のインパクト工具。
  3. 前記打撃機構による打撃を検出する打撃検出手段を設け、 前記制御手段は、検出された打撃のタイミングを基準に前記デューティ比を高又は低に切り替えることを特徴とする請求項2に記載のインパクト工具。
  4. 前記打撃検出手段は、前記モータまたは前記半導体スイッチング素子に流れる電流値を検出することにより打撃の有無を検出することを特徴とする請求項3に記載のインパクト工具。
  5. 前記打撃検出手段は加速度センサあることを特徴とする請求項3に記載のインパクト工具。
  6. 前記制御手段は、前記低デューティ打撃の複数回に1度、前記高デューティ打撃が出現するように前記PWM駆動信号を変化させることを特徴とする請求項4又は5に記載のインパクト工具。
  7. 前記低デューティ比は、前記高デューティ比の90%以下であることを特徴とする請求項6に記載のインパクト工具。
  8. 前記低デューティ比は、前記高デューティ比の50%以上80%以下であることを特徴とする請求項7に記載のインパクト工具。
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