JP2017213619A - 工具 - Google Patents

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祐輔 大澤
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Abstract

【課題】ねじの部材への増し締めを簡単に行う。【解決手段】制御部は、操作パネルで増し締めモードに切り替えられたか否かを判断する(S100)。増し締めモードが選択された場合、操作パネルでDCブラシレスモータにおけるモータ電流値Thやモータ回転積算角度Aが設定される(S110)。次に、制御部は、増し締めモードの実行し、電流検出部からDCブラシレスモータの電流値を取得した後、取得したDCブラシレスモータの電流値が予め設定されたモータ電流値Th以上となったか否かを判断する(S120)。DCブラシレスモータの電流値がモータ電流値Th以上となったら、DCブラシレスモータの回転積算角度の積算処理を実行し(S130)、DCブラシレスモータの回転積算角度が予め設定されたモータ回転積算角度A以上となった場合に、増し締めのための回転が終了したと判断してDCブラシレスモータの駆動を停止させる(S150)。【選択図】図4

Description

本発明は、工具に関する。
電動工具には、強モードや弱モード等、駆動力が異なるモードの他に、石膏ボードの面位置仕上げや、サッシ、建具等の小ねじ締めを行うために用いられる増し締めモードが設けられている。増し締めモードとは、ねじを所定角度だけ回転させてからモータを停止させるモードであり、インパクト回転工具では、打撃を行った際の電流や回転脈動から打撃周期を推定した後、モータの実回転数との差から軸先回転角度を推定し、推定した軸先回転角度でモータの駆動を停止させる。これにより、ねじの締め過ぎによる部材やねじの損傷の低減を図っている。
例えば、特許文献1には、通常モードで締め付けられた被締め付け部材に対してさらに所定の打撃を加えて締め付けを行う増し締めモードを備えたインパクト回転工具が記載されている。また、特許文献2には、トリガが引かれたときにモータを所定時間だけ回転させて停止させるオートストップモードを備えた回転工具が記載されている。
特許第4400303号 特開2013−146846号公報
しかしながら、上述した特許文献1および2に記載される電動工具等では、以下のような問題がある。すなわち、近年、従来よりも高い電圧、例えば18V等の電池が使用されるようになってきており、電池の電圧の上昇に伴ってモータの出力トルクも大きくなっている。そのため、このような状態で増し締めモードを実行しても、石膏ボード等の柔らかい部材に対しては打撃が行われずにねじ頭が石膏ボードと面一以下となる位置まで締め付けられてしまい、面一以下まで締め付けが行われた後に打撃が開始される場合もある。打撃を行った際の電流や回転脈動から軸先回転角度を推定する増し締めモードでは、打撃が発生しない場合に軸先の正確な角度を推定できず、増し締めモードとしての機能を発揮できないという問題がある。
そこで、本発明は、ねじの部材への増し締めを確実に行うことができる工具を提供することを目的とする。
本発明に係る工具は、トリガの操作に応じて駆動するモータと、前記モータの駆動により回転および打撃可能に設けられた打撃機構と、前記モータの負荷を検知する負荷検知部と、を備え、前記負荷検知部により検知される負荷が閾値以上となった場合に、前記モータを所定の角度だけ回転させて停止させるものである。
また、本発明に係る工具は、トリガの操作に応じて駆動するモータと、前記モータの駆動により回転および打撃可能に設けられた打撃機構と、前記モータの負荷を検知する負荷検知部と、を備え、前記負荷検知部により検知される負荷が閾値以上の状態で駆動される前記モータの回転角度を検出し、前記回転角度の積算値に基づいて、回転を停止させるものである。
本発明によれば、ねじの部材への増し締めを確実に行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る電動工具の構成例を示す正面図である。 電動工具の構成例を示す断面図である。 電動工具の機能構成例を示すブロック図である。 増し締めモード時における電動工具の動作例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。
[電動工具10の構成例]
図1は本発明の一実施の形態に係る電動工具10の平面構成の一例を示し、図2はその断面構成の一例を示している。なお、図1および図2において、紙面の左側を電動工具10の前方とし、紙面の右側を電動工具10の後方とする。
本発明に係る電動工具10は、DCブラシレスモータ(以下、モータ20という)を駆動源とするインパクトドライバである。電動工具10は、図1および図2に示すように、筒状の電動工具本体(ハウジング)12と、電動工具本体12の下部から略鉛直方向に延びるグリップ16とを備えている。電動工具本体12の側面部には、モータ20の回転を正回転または逆回転に切り替えるための正逆切替スイッチ60が設けられている。
電動工具本体12には、モータ20と、冷却ファン28と、減速機40と、スピンドル42と、ハンマ44と、アンビル46とがそれぞれ内蔵されている。モータ20は、例えばDCブラシレスモータから構成され、電動工具本体12の後部に組み付けられている。モータ20は、ユーザーによるスイッチ30の引き操作に基づいて回転する。
冷却ファン28は、モータ20の後方であって、モータ20の回転軸20aの同軸上に設けられている。冷却ファン28は、モータ20の回転に伴って回転し、電動工具本体12の側面部に設けられた吸込口から外気を吸い込んでモータ20を冷却し、吸い込んだ空気を電動工具本体12の側面部に設けられた排気孔から外部に排出する。
減速機40は、モータ20の前方に設けられ、モータ20の回転軸20aに接続されている。減速機40は、遊星歯車機構を構成し、モータ20の回転に伴って回転すると共にモータ20の回転を減速させてスピンドル42にモータ20の動力を伝達する。
ハンマ44は、スピンドル42の回転を回転打撃力に変換し、変換した回転打撃力をアンビル46に伝達する。具体的には、ねじ締め動作時(モータ20の起動時)に後述する出力軸46aに設定以上の負荷トルク(ねじ締め抵抗)が付与されると、ハンマ44が圧縮ばね45を圧縮しながら後退することでアンビル46とハンマ44との回転方向の係合が一時的に解除され、その後、圧縮はね45が復元する力でハンマ44が前進してハンマ44がアンビル46を回転方向に打撃する。
アンビル46は、電動工具本体12の先端部に設けられ、図示しないドライバビット(先端工具)が装着可能な出力軸46aを有している。出力軸46aにドライバビットを取り付けた状態でモータ20を回転駆動させると、モータ20の駆動力によりドライバビットが回転すると共に打撃されるようになっている。
グリップ16は、ユーザーが電動工具10を把持するための部位である。グリップ16の下部には、電池70を着脱可能に取り付けることが可能な電池パック取付部18が設けられている。図1および図2では、電池パック取付部18に電池70が取り付けられていない状態を示し、電池70を破線で示す。電池70は例えばリチウムイオン電池であり、電圧は18Vである。電池70には、残量ゲージが設けられており、電池残量が視認できるようになっている。
電池パック取付部18のグリップ16の前端から前方に張り出した部位の上面部には、操作パネル62が設けられている。操作パネル62には、打撃モードを切り替えるためのモード設定ボタンや打撃モード表示LED等が設けられている。
スイッチ30は、グリップ16の上部前方側であって、ユーザーがグリップ16を把持したときに人差し指がかかる位置に配設されている。スイッチ30は、モータ20を起動および停止させると共に、モータ20の回転速度を調整するための操作部として機能する。例えば、ユーザーがスイッチ30を大きく(強く)引き操作するとモータ20が高速で回転駆動し、ユーザーがスイッチ30を小さく(弱く)引き操作するとモータ20が低速で回転駆動する。
[電動工具10の機能構成例]
図3は、本発明に係る電動工具10の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、電動工具10は、モータ20と、モータ駆動回路80と、制御回路50と、電流検出部90と、スイッチ30と、操作パネル62とを備えている。
モータ20は、ロータ22と、ステータ24と、3個のホールセンサ26a,26b,26cとを有している。ロータ22は、複数組のN極とS極を含む永久磁石から構成されている。本例では、4極の永久磁石を用いているが、これに限定されることはない。ステータ24は、スター結線された3相の固定子巻線U,V,Wから構成されている。ステータ24は、スター結線ではなく、デルタ結線により構成しても良い。
ホールセンサ26a,26b,26cは、例えばステータ24に取り付けられたセンサ基板に所定の間隔をあけて配設されている。ホールセンサ26a,26b,26cは、回転するロータ22から発生する磁界を検出し、検出した磁界に応じたホール信号をロータ位置検出回路56に出力する。
モータ駆動回路80は、インバータ回路であって、電池70からの直流を所定の電力量に調整してモータ20に出力する。モータ駆動回路80は、6個のスイッチング素子Q1〜Q6を有している。スイッチング素子Q1〜Q6には、例えばソース,ゲート,ドレインからなるn型のMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)を用いることができる。なお、スイッチング素子Q1〜Q6としては、例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子を用いても良い。
スイッチング素子Q1は、電池70の正極に接続されると共にモータ20のU相の端子に接続されている。スイッチング素子Q2は、電池70の正極に接続されると共にモータ20のV相の端子に接続されている。スイッチング素子Q3は、電池70の正極に接続されると共にモータ20のW相の端子に接続されている。スイッチング素子Q4は、電池70の負極に接続されると共にモータ20のU相の端子に接続されている。スイッチング素子Q5は、電池70の負極に接続されると共にモータ20のV相の端子に接続されている。スイッチング素子Q6は、電池70の負極に接続されると共にモータ20のW相の端子に接続されている。
なお、本実施の形態では、スイッチング素子Q1〜Q3のそれぞれを上アームと呼び、スイッチング素子Q4〜Q6のそれぞれを下アームと呼ぶ場合がある。
制御回路50は、ロータ位置検出回路56と、制御部52と、ゲート信号出力回路54とを有している。ロータ位置検出回路56は、ホールセンサ26a,26b,26cから供給されるホール信号に基づいて、ロータ22の回転位置(回転角度)を検出して制御部52に出力する。
制御回路50には、スイッチ30が配線を介して接続されている。スイッチ30は、ユーザーによるスイッチ30の操作量に基づく操作信号(電圧信号)を生成して制御回路50に出力する。ここで、スイッチ30の操作量は、モータ20の目標回転数に相当する。
制御部52は、CPU(Central Processing Unit)52aと、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を含む記憶部52bとを有している。CPU52aは、入力されるロータ22の回転位置やスイッチ30の操作量に基づいて、記憶部52bに格納されているプログラムやデータを読み出して実行することにより、ハンマ44等による回転打撃によりねじ締めを行う通常モードや、ハンマ44等による回転により増し締めを行う増し締めモード等の各種打撃モードを実行する。
また、制御部52は、ロータ位置検出回路56から出力されるロータ22の回転位置に基づいて所定のMOSFETQ1〜Q6をオン/オフ制御するための各駆動信号を生成する。このとき、制御部52は、スイッチ30から入力される操作信号(操作量)に基づいてデューティー比を設定し、設定したデューティー比に基づいて駆動信号をPWM制御する。すなわち、制御部52は、スイッチ30の操作量に相当する目標回転数に応じて駆動信号のデューティー比を演算し、演算により得られた各駆動信号をゲート信号出力回路54に出力する。なお、デューティー比は、駆動信号における1周期内のオンの時間とオフの時間の割合である。
ゲート信号出力回路54は、制御部52に接続されると共に、対応する6個のスイッチング素子Q1〜Q6のゲートのそれぞれに接続されている。ゲート信号出力回路54は、例えばレベルシフト回路により構成され、制御部52から供給される駆動信号(パルス信号)に基づいて6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートに駆動電圧を印加する。スイッチング素子Q1〜Q6は、後述するゲート信号出力回路54から出力される駆動信号に基づいてスイッチング動作を行い、モータ駆動回路80に印加される電池70の直流電流を固定子巻線U,V,Wのそれぞれに3相電圧Vu,Vv,Vwを供給する。
電流検出部90は、電池70とモータ駆動回路80との間に接続された図示しない抵抗の電圧降下値を取得し、モータ20に流れる電流を検出して電流値を制御部52に供給する。制御部52は、電流検出部90により検出されたモータ20の電流値からモータ20の負荷トルクの変動を判断し、増し締めモードを実行するか否かを判断する。
操作パネル62は、制御部52に接続され、ユーザーによる打撃モードの切り替え操作を受け付け、切り替えられた打撃モードに応じた切替信号を制御部52に供給する。例えば、ユーザーにより打撃モードが増し締めモードに切り替えられた場合には、増し締めモードに応じた切替信号が制御部52に供給される。
[電動工具10の動作例]
図4は、ユーザーが増し締めモードを実施する場合における電動工具10の動作の一例を示すフローチャートである。制御部52のCPU52aは、記憶部52bに記憶されているプログラムやデータを実行することにより図4に示すシーケンスを実行する。
図4に示すように、ステップS100において、制御部52は、ユーザーより操作パネル62において打撃モードが増し締めモードに切り替えられたか否かを判断する。制御部52は、打撃モードが増し締めモードに切り替えられたと判断した場合、ステップS110に進む。一方、打撃モードが増し締めモードに切り替えられていないと判断した場合、操作パネル62で現在選択されている他の打撃モードを実行する。なお、増し締めモードには、低速駆動でねじを部材に締め付けて着座させるねじ締め工程と、締め付け後にねじを部材に対して面一とする増し締め工程とが含まれる。
増し締めモードが選択されると、ステップS110において、操作パネル62では、DCブラシレスモータ20のモータ電流値Thやモータ回転積算角度Aがユーザーにより設定される。なお、モータ電流値Thやモータ回転積算角度Aとして、デフォルトの設定や前回の設定を利用する場合には、本ステップの入力操作を省略して次のステップに進むようにしても良い。
ここで、モータ電流値Thとは、ねじの石膏ボード等の部材への着座(ねじ締め)が終了したか否かを判断する際に用いる閾値であり、例えばねじ頭部の座面が部材に着座するまでのモータ20の負荷トルクに基づいて設定される。モータ回転積算角度Aとは、DCブラシレスモータ20の電流値が設定されたモータ電流値Thを超えた時点から、DCブラシレスモータ20を回転させる角度である。なお、DCブラシレスモータ20の回転角度と先端工具の回転角度とは、打撃機構による打撃が行われない場合には一致している。
制御部52は、モータ電流値Th等の設定が終了したら、ユーザーによるスイッチ30の引き操作に基づいて増し締めモードを実行し、ステップS120に進む。
ステップS120において、制御部52は、増し締めモードの実行に伴い、電流検出部90からDCブラシレスモータ20の電流値を取得した後、取得したDCブラシレスモータ20の電流値が予め設定されたモータ電流値Th以上となったか否かを判断する。制御部52は、DCブラシレスモータ20の電流値がモータ電流値Th以上となった場合、ねじ締め作業が終了(ねじが部材に着座)したと判断してステップS130に進む。一方、DCブラシレスモータ20の電流値がモータ電流値Th未満である場合、ねじ締め作業が終了していないと判断し、DCブラシレスモータ20の電流値を継続して監視する。
ステップS130において、制御部52は、DCブラシレスモータ20の電流値がモータ電流値Th以上となったら、DCブラシレスモータ20の回転積算角度の積算処理を開始する。制御部52は、ロータ位置検出回路56から供給される回転位置に基づいて回転駆動しているDCブラシレスモータ20の回転角度を積算する。ステップS130が終了したら、ステップS140に進む。
ステップS140において、制御部52は、積算により得られたDCブラシレスモータ20の回転積算角度(積算値)が予め設定されたモータ回転積算角度A以上となったか否かを判断する。制御部52は、DCブラシレスモータ20の回転積算角度がモータ回転積算角度A以上となった場合、設定された増し締めのための回転が終了したと判断してステップS150に進み、DCブラシレスモータ20の駆動を停止させる。
一方、ステップS140において、制御部52は、DCブラシレスモータ20の回転積算角度がモータ回転積算角度A未満である場合、ねじの増し締め動作が終了していないと判断してステップS130に戻り、モータ回転積算処理を継続して実行する。本実施の形態では、このような処理を繰り返し実行する。
[本発明の適用例]
次に、上述した増し締めモードを選択して石膏ボードにねじ締めおよび増し締めを行う場合について説明する。まず、ユーザーにより操作パネル62で増し締めモードが選択され、続けて、操作パネル62でモータ電流値Thおよびモータ回転積算角度Aのそれぞれが設定される。
次に、ねじを石膏ボードの表面に押し当てた後、ユーザーによるスイッチ30の引き操作により、ねじを石膏ボードに食いつかせる(ねじ立たせ)作業が行われる。ねじの石膏ボードの着座までは、DCブラシレスモータ20の電流値は設定したモータ電流値Th未満となるので、増し締めモードにおいてねじを石膏ボードに確実に締め付けて着座させることができる。
また、ねじが石膏ボードに着座すると、負荷トルクが上昇し、これに伴ってDCブラシレスモータ20の電流値も上昇する。このとき、電動工具10では、DCブラシレスモータ20の電流値が予め設定したモータ電流値Thを超えるので、これをトリガとしてDCブラシレスモータ20が設定されたモータ回転積算角度Aまで回転した後に停止する。つまり、ねじ頭が石膏ボードに面一となる位置で、DCブラシレスモータ20の回転が停止する。なお、採用される電池70の電圧の上昇に伴ってモータの駆動トルクも上がっているので、石膏ボード施工時には打撃機構による打撃はほとんどの場合で行われない。増し締めモードにおいて、打撃機構により打撃が行われる場合でも、打撃が行われた後にDCブラシレスモータ20の電流値が予め設定したモータ電流値Thを超えたか否かを判断し、その判断結果に基づいて増し締めを実行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電池70の電圧の上昇に伴ってモータの駆動トルクが大きくなった場合でも、モータ20の電流値に基づいて増し締めを行うか否かを判断するので、ねじを部材に締めすぎることなく確実に電動工具10の動作を停止させることができる。すなわち、打撃が行われない場合でも、増し締め作業を確実に実行することができる。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。例えば、本発明は、上述した電動工具10だけでなく、打撃工具以外の回転工具に対しても好適に適用することができる。また、ねじを増し締めする部材も石膏ボードに限定されることはなく、打撃が行われない部材であれば良い。
また、上述したモータ電流値Thは、増し締めを行う部材毎に対応して設定することが好ましい。この場合、増し締めを行う部材毎にモータ電流値Thを予めテーブルとして用意しておき、ユーザーが操作パネル62等で増し締めを行う部材に最適なモータ電流値Thを選択できるようにしても良い。また、上述した実施の形態では、モータ電流値Thおよびモータ回転積算角度Aの設定を操作パネル62で行っていたが、これに限定されることはない。モータ電流値Thおよびモータ回転積算角度Aの少なくとも一方の設定を、電動工具10に接続したコンピュータ等の情報処理端末により設定を行うようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、増し締めを行うか否かを判断する際の負荷としてモータ電流値Thを用いたが、これに限定されることはない。
また、本実施の形態によれば、モータ電流の閾値(Th)を低い値に設定しておけば、モータの回転開始と同時に角度のカウントを始めるので、所定の角度だけ回転させることが可能になる。また、トリガの操作回数に応じて段階的に締め込みを行うことができるので、締め付け状態を確認しながら、最適な締め付けを行うことができる。また、締め込みの初期にネジを少しだけ回転させて部材に食いつかせる「ねじ立たせ」を簡単に行うことができる。
また、上述した実施の形態では、所定の電流値を上回ったときに角度検出を開始して、所定角度回転後にモータを停止しているが、所定の電流値を上回った時の回転角度のみを積算して、所定角度だけ回転したことを判断するようにしても良い。
このような制御にすれば、部材の硬さのバラつきによるトルク変動や、外乱(ノイズ)による誤検知などの影響を無くすことができる。
さらに、本明細書において示した装置やプログラムにおける動作およびステップ等の各処理の実行順序は、前の処理の出力を後の処理で用いない限り、任意の順序で実現可能である。
10 電動工具(工具)
20 モータ
24 操作パネル(操作部)
26a,26b,26c ホールセンサ(位置検知部)
44 ハンマ(打撃機構)
46 アンビル(打撃機構)
52 制御部
56 ロータ位置検出回路(位置検知部)
90 電流検出部(負荷検知部)

Claims (4)

  1. トリガの操作に応じて駆動するモータと、
    前記モータの駆動により回転および打撃可能に設けられた打撃機構と、
    前記モータの負荷を検知する負荷検知部と、
    を備え、
    前記負荷検知部により検知される負荷が閾値以上となった場合に、前記モータを所定の角度だけ回転させて停止させる
    ことを特徴とする工具。
  2. トリガの操作に応じて駆動するモータと、
    前記モータの駆動により回転および打撃可能に設けられた打撃機構と、
    前記モータの負荷を検知する負荷検知部と、
    を備え、
    前記負荷検知部により検知される負荷が閾値以上の状態で駆動される前記モータの回転角度を検出し、
    前記回転角度の積算値に基づいて、回転を停止させる
    ことを特徴とする工具。
  3. 前記モータの電流値によって前記負荷を検出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の工具。
  4. 前記モータを回転させる前記所定角度および前記モータの前記閾値の少なくとも一方を設定可能とした
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の工具。
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JPWO2019208105A1 (ja) * 2018-04-27 2021-04-22 工機ホールディングス株式会社 電動工具

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