JP5408535B2 - 電動工具 - Google Patents

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    • H02P6/06Arrangements for speed regulation of a single motor wherein the motor speed is measured and compared with a given physical value so as to adjust the motor speed

Description

本発明は電動工具のモータ制御に関し、特に電源電圧が低下した際のモータ制御を改良した電動工具に関する。
ドライバドリル等のネジ締め電動工具においては、ネジ締め作業の開始前に、複数設定できるモータの回転数の中から、所定の回転数を選択し、選択された回転数にてモータを回転させて作業を行う。このようなモータの制御方法は、例えば特許文献1にて知られている。回転数の選択は、モード選択ダイヤルを用いて行う方式や、タクトスイッチ等を所定回数押して選択する方式などが知られている。モータ回転数を複数個選択可能とすることにより、低負荷作業から高負荷作業まで幅広い作業を効率よく行うことができる。ネジ締め作業等の作業の際に重要なのは、作業者のトリガ操作に対してモータの追従性を良くすることと、トリガ操作をしてトリガ操作を解除するまで、途中でモータが止まることなく安定して作業を完了させることである。
従来の電動工具におけるモータの回転数と発生トルクとの関係を示すモータ特性、及び、各速度モードの目標回転数を示すのが図14である。このモータ特性は、電源電圧が満充電状態であるときの特性であり、無負荷時のモータの回転数はN(rpm)である。そしてモータにかかる負荷が増えるにつれてモータの回転数が反比例して低下し、トルクTの時点で回転数が0になってしまう。このような特性を有するモータを用いた電動工具においては、回転数のモードとして例えば3つの目標回転数が設定される。目標回転数が設定されると、電動工具の制御部はモータを目標回転数で回転させるように、公知の任意の制御方法(例えばPID制御)を用いて制御する。
PID制御を用いたモータの回転制御状況を説明するのが図15である。図15において、縦軸は、モータの回転数(rpm)又はモータを駆動するスイッチング素子のPWMデューティー(%)である。時間0においてモータが起動され、矢印c1で示すようにPWM駆動信号のパルス幅のデューティー比(以下、「PWMデューティー」と称する)を100%にまで上昇させる。これはこの区間でPID制御を行うと目標回転数と実際の回転数の差が大きいため、PWMデューティーを上げるようにフィードバック制御されるからである。この制御に伴いモータの回転数が、矢印b1に示すように増加する。矢印c2の領域では、目標回転数と実際の回転数の差が小さくなってきたため、PWMデューティーを下げるようにフィードバック制御され、その結果、矢印b2の領域のようにモータが目標回転数Ntにて定速制御される。モータが目標回転数Ntにて一定速度で回転している場合は、デューティーは矢印c3で示すように所定の値に維持される。
図15において矢印b3で示す時点で、何らかの理由でモータにかかる負荷が増大すると、矢印b4で示すようにモータの回転数が一時的に目標回転数から低下する。この際、モータの目標回転数と実際の回転数の差が生じたためPID制御により、時点c4にてPWMデューティーを上昇させるように制御される。その後、増加した負荷において矢印c5で示す区間のように、モータを目標回転数で回転させるためのPWMデューティーで運転され、矢印b5、b6で示すようにモータは目標回転数にて一定の速度で回転する。
特開平9−65675号公報
図5は、電池パック30の電池残量が低下した際の、各モード時の目標回転数とモータ特性m3の関係を示したものである。この図から理解できるように、電池残量が少なくなった際にはモータ特性m3とモード1〜3のいずれの目標回転数とも交差しないため、モード1〜3のいずれの目標回転数で回転させることができなくなる。そのため、作業者が意図して速度のモード切り替えを行っているのにもかかわらず、回転数の制御が不可能となり作業性が悪くなるという弊害が生じる。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、設定されたモータの目標回転数に応じて、安定してモータを回転させることができる電動工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、電池パックの電圧低下に起因するモータの不安定な運転を回避することができる電動工具を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、モータの回転中は目標回転数になるように精度良く定速度制御を行う電動工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、電源からの電力をモータに供給する駆動回路と、複数モードの目標回転数を設け、設定されたモードの目標回転数にてモータを回転させる制御部を有する電動工具において、モータが停止しているときの電源の電圧値を検出する電圧検出回路を設け、検出された電圧値をもとに目標回転数を可変に設定するように構成した。電動工具は、モータを回転させるスイッチトリガを備え、制御部は、スイッチトリガがオンにされた後であってモータが回転する前に電圧値を測定し、測定された電圧値をもとに目標回転数を設定するようにした。
本発明の他の特徴によれば、電動工具は、目標回転数を設定する切替スイッチを有し、制御部は、切替スイッチによって目標回転数が変更された際の電圧値を測定し、測定された電圧値をもとに目標回転数を設定する。この目標回転数は、電源電圧と比例させて増減するように設定すると好ましい。
本発明のさらに他の特徴によれば、駆動回路は、半導体スイッチング素子を含むインバータ回路であり、制御部はインバータ回路に供給されるPWMデューティーを制御することによりブラシレスDCモータの回転を制御する。制御部はPWMデューティーをPID制御することにより、モータの回転数が目標回転数になるように定速度制御をおこなう。測定された電圧値をもとにPID制御のゲインを変更するが、好ましくは電圧値に反比例させて制御ゲインを増加させる。
請求項1の発明によれば、モータが停止しているときの電源の電圧値を測定する電圧検出回路を設け、測定された電圧値をもとに目標回転数を可変に設定するので、電源電圧が変化しても適切に目標回転数の切り替えが可能となる。また、モータが回転する前に電源の電圧値を測定し、測定された電圧値をもとに目標回転数を設定するので、各作業前に電源電圧に応じた最適な目標回転数を設定することができる。
請求項の発明によれば、制御部は、切替スイッチによって目標回転数が変更された際の電源電圧を測定し、測定された電圧値をもとに目標回転数を設定するので、切替スイッチが操作されない限り目標回転数を変更しないので、目標回転数のばらつきが生じず、均一な作業を行うことができる。
請求項の発明によれば、目標回転数は、電源電圧と比例させて増減するように設定されるので、電源電圧が変化しても適切に目標回転数の切り替えが可能となる。
請求項の発明によれば、制御部はインバータ回路に供給されるPWMデューティーを制御することによりモータの回転を制御するので、高効率で高精度なモータの回転制御を行うことができる。
請求項の発明によれば、制御部はPID制御によりPWMデューティーを制御することにより、モータの回転数が目標回転数になるように定速度制御をおこなうので、精度の良いモータの回転制御を行うことができる。また、負荷の変動等によってモータの回転が乱れた場合であっても、即座に目標回転数に復帰させることができる。
請求項の発明によれば、制御部は測定された電圧値をもとにPID制御のゲインを変更するので、PID制御の制御性向上を図ることができる。
請求項の発明によれば、変更される制御ゲインは、電値に反比例させて増加させるので、電源電圧が比較的低いときには、フィードバックゲインが大きくなって目標回転数への追従性が維持され、電源電圧が比較的高いときにはフィードバックゲインを小さくなってオーバーシュートの発生が抑止される。これにより、電源電圧にかかわらず定回転数制御を正確に行うことができる。
請求項の発明によれば、使用されるモータはブラシレスDCモータであるので、精度の高い回転制御を行うことができ、高効率で消費電力の少ない電動工具を実現できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る電動工具の全体を示す図であり、一部にその断面を示す。 図1のモータ2の断面構造を模式的に示す図である。 本発明の実施例に係る電動工具の機能ブロック図である。 モータの回転数と出力トルクとの関係を示す図である。 電源電圧が低下した際のモータの回転数と出力トルクとの関係を示すグラフである。 モータの電源電圧と各モード時の目標回転数を示すグラフである。 電源電圧が低下した際のモータの回転数と出力トルクとの関係を示すグラフである。 本発明の実施例における、モータの制御手順を示すフローチャートである。 発明の実施例における、モータの速度モードを切り替えた際の目標回転数を変化させる状況を説明するための図である。 本発明の第2の実施例における、モータの制御手順を示すフローチャートである。 PWMデューティーの固定制御と、PID制御時のモータの回転数とモータ電流との関係を示すグラフである。 PID制御で用いる各種ゲインと電源電圧との関係を示すグラフである。 本発明の第3の実施例における、モータの制御手順を示すフローチャートである。 従来におけるモータのPWMデューティー固定制御と定速度制御方式の場合の回転数と電流の関係を示すグラフである。 従来におけるモータの定速度制御方式における回転数及びPWMデューティーと時間の関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本明細書の説明において上下及び前後の方向は、図1中に示した方向として説明する。図1は本発明の実施例に係る電動工具の全体を示す図であり、一部にその断面を示す。本実施例においては、電動工具の一実施例としてドライバドリル1を用いて説明するが、本発明はこれに限られずにインパクトドライバ、ハンマドリルなどの他の電動工具でも良い。
図1において、ドライバドリル1は、胴体ハウジング部6a内にモータ2を収納し、モータ2の駆動力を伝達する動力伝達部25により、スピンドル(出力軸)8に装着されたチャック28に着脱自在に保持されるドライバまたはドリルの先端工具(図示せず)に回転力を与える。胴体ハウジング部6aの後方側には、モータ2を駆動するためのインバータ回路部(回路基板)3が収容され、胴体ハウジング部6aの中間部および前方側には、モータ2の回転軸2e方向に回転力を伝達し、モータ2の回転数を減速するための減速機構部26と、減速機構部26の出力軸に得られる回転トルクをスピンドル8に伝達するクラッチ機構部27が収容される。クラッチ機構部27は、減速機構部26の回転力をスピンドル(出力軸)8に伝達するように結合される。また、このクラッチ機構部27の代わりに、通常のインパクト機構を設けてもよい。
クラッチ機構部27は、モード切替およびトルク調整のためのダイヤル(クラッチダイヤル)5を有し、ダイヤル5によって作業者がドライバモードまたはドリルモードを設定できるように構成される。ダイヤル5がドライバモードを選択している場合、トルク調整ダイヤル5を複数段階の所定の回転角度に回転させることによって、クラッチ機構部27は、ダイヤル5の回転角度に従って減速機構部26の出力軸からスピンドル8に伝達される回転トルクを負荷に対応する所望の締付けトルクに調整することができる。このダイヤル5は、例えば10段階のトルク設定が可能である。設定した締付けトルク(滑り出しトルク)以上の負荷トルクがスピンドル8に加わると、トルク調整部5のクラッチ機構により減速機構部26の出力軸はスピンドル8との結合から遮断されて空転することになり、これによってモータ2のロックが防止される。
ダイヤル5をドリルモードに設定する場合は、ダイヤル5を最大限の回転角度に回転させて減速機構部26で得られる回転力を、クラッチを動作させずにスピンドル8に伝達させるように切り替える。このドリルモードにおいて負荷がスピンドルの締付けトルクより大きい場合、クラッチ機能が働かないので、スピンドルに保持された先端工具はロックされ、モータ2はロック状態となる。減速機構部26は、周知の技術によって構成され、モータ2の回転軸2eの前端に形成されたピニオンギアに噛合う、例えば、2段の遊星歯車減速機構(変速ギアケース)(図示せず)から構成される。
モータ2は、本実施例では3相ブラシレス直流モータを用いる。図2は、図1のモータ2の断面構造を模式的に示す図である。この断面は、モータ2の出力回転軸と垂直に切断した面である。図2に示すように、モータ2は回転子(ロータ)2aと固定子巻線(電機子巻線)2dを含んで構成される。回転子2aは、回転軸2e方向に延びるN極およびS極の永久磁石(マグネット)2bを有し、固定子2cは円筒状の外形であってティース部2hに巻かれる固定子巻線2dを有する、いわば内部磁石配置形のモータである。
固定子巻線2dは、樹脂材料からなる絶縁層2f(図1参照)を介して固定子2cに巻回される。回転子2aの近傍には、回転子2aの回転位置を検出するために、回転方向に60°毎に配置され、回転子2aの位置を電磁結合的に検出する3つのホールIC(回転位置検出素子)10〜12が配置される。スター結線された固定子巻線2d(U相、V相、W相)には、インバータ回路部3よりホールIC10〜12の位置検出信号に基づいて電気角120°の通電区間に制御された電流が供給される。尚、回転位置を検出するための別の方法として、固定子巻線2dの誘起起電圧(逆起電力)を、フィルタを通して論理信号として取出すことによって回転子位置を検出するセンサレス方式を採用することもできる。
再び図1を参照して、胴体ハウジング部6aとハンドルハウジング部6bは、一体に成型された合成樹脂材料からなる。胴体ハウジング部6aとハンドルハウジング部6bは、モータ2の回転軸2eを通る鉛直面で左右に2分割可能に構成される。組み立て時には、ハウジング部材(胴体ハウジング部6aとハンドルハウジング部6bの左又は右側部分)の一対を準備し、予め、図1の部分断面図で示すような一方のハウジング部材に、モータ2の固定子2c及び回転子2a等の組込みを行い、しかる後、他方のハウジング部材を重ねて、ネジ締め等で双方のハウジング部材を締結させる。固定子2cの外周面に対向するハウジング部分の内壁には、胴体ハウジング部6aと一体成型により形成された複数の固定子保持部(リブ部)(図示せず)が形成され、固定子保持部によってモータ2が把持または挟持される。
モータ2の先端側には冷却用ファン24が同軸上に設けられ、冷却用ファン24近傍の胴体ハウジング部6aには、図示されていないが、排気口(通風口)が形成される。胴体ハウジング部6aの後端部には吸気口(通風口)21が形成され、この吸気口21から冷却用ファン24の近傍に形成される排気口に至る通路23は、冷却用空気の流通路を形成し、インバータ回路部3の半導体スイッチング素子3aの温度上昇、およびモータ2の固定子巻線2dの温度上昇を抑制する。ドライバモードまたはドリルモードにおいて、モータ2の負荷状況によってはスイッチング素子3aに大電流が流れてスイッチング素子3aの発熱が大きくなるので、冷却用ファン24によってインバータ回路部3を強制的に空冷することが重要である。
インバータ回路部3は、円板状の回路基板を有し、モータ2の固定子2cの一端部側(後方側)を全面的に覆う。一方、固定子2cの他端部側(前方側)には、防塵カバー22が設けられ、インバータ回路部3と同様に、固定子2cの他端部側面を覆う。これらインバータ回路部3および防塵カバー22の両者は、固定子2cと共に、回転子2aを閉塞または密封する防塵構造(密閉構造)を形成する。これにより、モータ2への粉塵の侵入を防止できる。
ハンドルハウジング部6bの下端部には、モータ2の駆動電源となる電池パック30が着脱可能に装着される。電池パック30の上部には、モータ2の回転を制御する制御部31を含む制御回路基板4が、前後左右方向に延在するように設けられる。
ハンドルハウジング部6bの上端付近にはスイッチトリガ7が配設され、スイッチトリガ7のトリガ操作部7aがバネ力によって付勢された状態でハンドルハウジング部6bから突出する。作業者がトリガ操作部7aを後方に押し込むことにより、トリガ押込量(操作量)を調整し、モータ2の回転数を制御することができる。本実施例によれば、スイッチトリガ7によるトリガ押込量は、インバータ回路部3の半導体スイッチング素子3aを駆動するPWM駆動信号のPWMデューティーに反映される。
電池パック30は、スイッチトリガ7および制御回路基板4へ駆動電源を供給し、さらにインバータ回路部3へ駆動電力を供給するように電気的に接続される。電池パック30を構成する二次電池は、リチウムイオン電池が使用されるが、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池を用いても良い。リチウムイオン電池は、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池に比較して約3倍のエネルギー密度を持ち、小形軽量であるという利点をもっている。この電池パック30の出力電圧は、例えば、18.0Vである。
次に図3を用いて、本発明の実施例に係る電動工具の機能ブロック図を説明する。インバータ回路13はインバータ回路部3に搭載され、3相ブリッジ形式に接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6により主に構成される。スイッチング素子Q1〜Q6として、本実施例では絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)を用いるが、電界効果トランジスタ(MOSFET)、バイポーラトランジスタでも良い。ブリッジ接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、制御部31に含まれる制御信号出力回路33に接続される。スイッチング素子Q1〜Q6のコレクタまたはエミッタは、スター結線された固定子巻線2d(巻線:U、V、W)に接続される。これによって、6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、制御信号出力回路33から入力されたスイッチング素子のPWM駆動信号H1〜H6によってスイッチング動作を行い、インバータ回路13に印加される電池パック30の直流電圧を、3相(U相、V相、W相)の駆動電圧Vu、Vv、Vwに変換して、固定子巻線2d(3相巻線U、V、W)へ3相交流電力を供給する。
図3において、制御部31は、制御回路基板4(図1参照)に搭載される各種回路により構成される。演算部32は、モータ2の回転制御を含むドライバドリル1の全体の制御を行う。演算部32は、図示していないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するためのCPU、後述するような制御フローを実行する処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、時間をカウントするためのタイマ等を含むマイコンによって構成され、処理プログラムとデータに基づいて各種処理を実行する。回転子位置検出回路34は、ホールIC10〜12の出力信号に基づいて回転子2aの回転位置を検出し、演算部32へ回転子2aの位置情報を出力する。回転数検出回路35は、ホールIC10〜12から一定間隔で出力される信号の時間間隔からモータ2の回転数を検出する。
電源スイッチ回路38は、制御部31内へ電源を供給するためのメインスイッチであり、電源スイッチ回路38をオンにすることにより、電源電圧供給回路39に電池パック30からの電力が供給される。通常、電源電圧供給回路39のスイッチのオン又はオフは、スイッチトリガ7に連動して動作するが、本実施例においては演算部32からの制御信号によってもオン/オフが制御可能である。このため、演算部32から電源スイッチ回路38への制御信号線が接続される。電源電圧供給回路39は、電池パック30から供給される電圧を、制御部31で使用される所定の電圧(例えば5V)に変換し、演算部32及びその他の電気回路(図示せず)に供給する。
電流検出回路36は、シャント抵抗18を用いてモータ2の駆動電流を検出し、その情報を演算部32に出力する。電圧検出回路37は、電池パック30から供給される電圧値を測定して演算部32に出力する。スイッチ操作検出回路40は、スイッチトリガ7のトリガ操作部7aによるトリガ操作の有無を判別して演算部32に出力する。印加電圧設定回路41は、スイッチトリガ7のトリガ操作部7aによるトリガ押込量に応答してスイッチトリガ7において発生する出力制御信号に対応するPWM信号のPWMデューティーを設定する。尚、図3では図示していないが、モータ2の回転方向設定回路を設けて、正逆切替レバー9(図1参照)による正方向回転または逆方向回転の操作を検出して演算部32に出力する。
演算部32は、電流検出回路36、電圧検出回路37、スイッチ操作検出回路40、および印加電圧設定回路41の各出力情報に基づいて、制御信号出力回路33への出力駆動信号を作成し、スイッチング素子Q1〜Q6のPWM駆動信号のPWMデューティーを制御することによって、モータ2への印加電圧Vu、Vv、Vwを制御する。この際、モータ2は、速度モード切替スイッチ42によって設定された目標回転数で回転される。また、図示しない回転方向設定回路と回転子位置検出回路34の情報を基に、所定のスイッチング素子Q1〜Q6を所定の順序にスイッチングすることによって固定子巻線U、V、Wに印加電圧Vu、Vv、Vwを所定の順序に供給するように制御し、これによって、正逆切替レバー9によって設定された回転方向にモータ2を回転させるよう制御する。
演算部32は、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートを駆動するスイッチング駆動信号(3相信号)のうち、3個の負電源側のスイッチング素子Q4、Q5、Q6をPWM駆動信号H4、H5、H6として供給し、スイッチトリガ7(図1参照)のトリガ操作部7aのトリガ押込量に応答する印加電圧設定回路41の出力信号に基づいて、PWM駆動信号のパルス幅のデューティー比(PWMデューティー)を変化させることによりモータ2への電力を調整し、モータ2の起動および回転速度を制御する。なお、PWM駆動信号は、3個の負電源側のスイッチング素子Q4、Q5、Q6に供給する代わりに、正電源側のスイッチング素子Q1、Q2、Q3の駆動信号H1〜H3をPWM駆動信号として形成しても、結果的に、電池パック30の直流電圧から各固定子巻線U、V、Wへ供給する印加電圧を制御することができる。
また、演算部32は、スイッチング素子Q1〜Q6のうち、3個の負電源側のスイッチング素子Q4、Q5、Q6をオンし、3個の正電源側のスイッチング素子Q1、Q2、Q3をオフし、固定子巻線を短絡することによりブレーキ時の電流が流れる経路を形成し、モータ回転時の運動エネルギーを電気エネルギーに変換して、短絡制動によるブレーキ動作を行う。
以上の構成により、制御部31は、制御信号出力回路33からインバータ回路13へPWM駆動信号H1〜H6を出力し、スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングを交互に制御することにより、3相交流電圧がモータ2の固定子巻線U、V、Wへ出力されるように制御する。また、PWM駆動信号H1〜H6のPWMデューティーを調整することによりモータ2のモータ電流およびモータ回転数(回転速度)を制御する。
次に、電源電圧の低下とモータの回転数、発生トルクとの関係を図4を用いて説明する。図4は、モータの回転数とモータにかかる負荷の関係を示すグラフであって、縦軸にモータの回転数(rpm)、横軸に負荷トルク(N・m)を示す。電池パックの電源電圧が低下してきた場合は、モータの回転数もそれに合わせて低下する。電源電圧、即ち電池パック30が満充電時のモータ2の無負荷時の回転数がN01とすると、締め付け可能な最大トルクがTとなり、回転数と発生トルクの関係は直線状のモータ特性m1になる。このモータ特性m1は、電池パック30の電池残量が低下するにつれて矢印41の方向に平行移動し、電圧が低下した場合は、モータ特性m2で示すような特性になる。つまり、電圧が低下した電池パック30を用いると、無負荷時のモータ回転数がN02であり、締め付け可能な最大トルクがTとなる。この結果、速度モード切替スイッチ42によって設定される「モード3の目標回転数」として、回転数NT3に設定していたとすると、電池残量が低下した電池パック30では、目標回転数でモータ2を回転させることができないことになる。
図5は、電池パック30の電池残量が低下した際の、各モード時の目標回転数とモータ特性m3の関係を示したものである。この図から理解できるように、電池残量が少なくなった際にはモータ特性m3とモード1〜3のいずれの目標回転数とも交差しないため、モード1〜3のいずれの目標回転数で回転させることができなくなる。このため、作業者が速度のモード切り替えを行ってもモータの回転数が変わらないという不具合が生じる。
そこで本実施例においては、図6に示すように電源電圧の変化に応じて各モードの目標回転数を可変とすることにより、電源電圧が変化しても適切に速度モードの段数切替を可能とした。電動工具の定速度制御の目的は、高負荷時の回転数低下を防ぎ、作業性を向上させることであり、また速度モードの切り替えも作業内容に応じてきめ細かい制御を行うことであるが、本実施例においては電源電圧が低下したとしても速度モードの切り替えが可能となった。電源電圧の低下に応じて、どの程度回転速度を低下させるかは、モータや電動工具の特性、使用用途に応じて適切に設定すればよいが、例えば、18.0V仕様の電池パック30の満充電時(21.0V)の際のモード1、2、3の目標回転数がそれぞれ14000rpm、17500rpm、21000rpmの場合、電池パック30の電圧が16.0Vに低下した際には、モード1、2、3の目標回転数をそれぞれ10666rpm、13333rpm、16000rpmとすれば良い。
図7は、電池残量が少ない時のモータ特性m3と、各モードの目標回転数との関係を示すグラフである。この図から理解できるように、電池残量が少なくなった際にはモータ特性m3とモード1〜3のいずれの目標回転数とも交差するため、目標回転数でモータを回転させることができることが理解できるであろう。このように電池電圧の残量によって、各速度モードの切り替えによって目標回転数を変更することができるため、電源電圧の変動によって目標回転数が変わらなくなってしまうという不具合を解消し、作業内容に応じて適切に回転数を切り替えることができる。
次に図8のフローチャートを用いて、本発明の実施例における、モータの制御手順を説明する。まず、ステップ81において、スイッチトリガ7がオンになったか否かを判定する。スイッチトリガ7がオフのままの場合は、速度モード切替スイッチ42であるタクトスイッチ(図示せず)がオンになったか否かを判定し(ステップ91)、オンの場合はそのオンの場合はモータ2の速度モードの切り替えを行う(ステップ92)。オンになっていない場合はステップ81に戻る(ステップ91)。
ステップ81でスイッチトリガ7がオンになると、電源スイッチ回路38にその旨の信号が送られて、電源スイッチ回路38は電池パック30からの電圧を電源電圧供給回路39に供給を開始する。電源電圧供給回路39は、電池パック30の電圧から、制御部31内の各素子に必要な電源電圧(例えば直流5V)を生成し、演算部32やその他の素子に供給を開始する。この電源電圧の供給によって、演算部32を含む制御部31の電源が入ることになる。
次に、演算部32は電圧検出回路37の出力を受けて、電池パック30の電圧値を検出する(ステップ82)。この電圧は、モータ2の回転が開始される直前の電圧であり、モータ2の停止時の電源電圧である。次に演算部32は、設定されているモータ2の速度モードを判別する(ステップ83)。速度モードは、変更されない限り以前の状態を保持するもので、作業者がトリガスイッチを押す前に速度モードを切り替えていない場合は、従前に設定された速度モードを維持する。次に、演算部32は、電圧検出回路37で検出された電圧値を元に図6で示した関係から、目標回転数を設定する(ステップ84)。この目標回転数の設定のために、図6で示す関係を式またはデータテーブルの形で予め記憶手段内に格納しておくと良い。目標回転数が設定されると、演算部32はモータ2の起動を開始し、設定された目標回転数までモータ2の回転を加速させる。モータ2の起動制御は、公知のPWM制御で行うことができるので、詳細な説明は省略する。尚、ステップ81からステップ85までの処理に要する時間は、数ms以下であってほんの僅かであるので、スイッチトリガ7を操作する作業者は、そのタイムラグを感じないであろう。
次に、作業者によりスイッチトリガ7がオフにされたか否かを検出する(ステップ86)。オフにされた場合は、作業の終了又は停止であるので、演算部32は、制御信号出力回路33に制御信号を送り、モータ2に供給される駆動電力を0にするように制御してモータ2を停止させ、ステップ81に戻る(ステップ90)。ステップ86でトリガがオンのままの場合は、モータの駆動制御を継続し(ステップ87)、演算部32は回転数検出回路35を用いて、モータ2の回転数を検出する(ステップ88)。次に演算部32は検出された回転数と目標回転数との偏差を求め、PID制御を用いてモータの回転数が目標回転数となるようにフィードバック制御(定速度制御)を行い(ステップ89)、ステップ86に戻る。
以上説明したように、本実施例においては、目標回転数の大きさを速度モードおよび電源電圧値を基に算出し、その目標回転数になるように定速度制御を行うように構成した。この結果、電池電圧が変化しても適切に速度モードの段数切替が可能となった。
次に、図9及び図10を用いて第2の実施例に基づくモータの制御手順について説明する。第1の実施例においてはスイッチトリガ7が引かれるごとに電源電圧値に基づく目標回転数を設定するように構成した。しかしながら、第2の実施例においては頻繁な目標回転数の変更を行わずに、速度モード切替スイッチ42が切り替えられた際に電源電圧を測定して、目標速度を再設定するように構成した。この制御の状態を説明するのが図9である。図9においては、縦軸は電源電圧(電池パック30の電圧)とモータ2の目標回転数(rpm)であり、横軸は時間(sec)である。また、図の下側には、グラフに対応させてスイッチトリガ7の操作状況(スイッチ操作検出回路40の出力)と、速度切替スイッチ42の出力信号波形を記載した。
図9において、電池電圧は、スイッチトリガ7を引いて複数回の作業を行った場合に、電圧降下により徐々に低下する。本図では、目標回転数がモード3に設定されており、3回の作業101、102、103が行われ、その後速度モード切替スイッチの操作が行われ、さらに2回の作業108、109が行われた状態を示している。ここで、作業103のあとに作業者が速度モード切替スイッチ42を操作し、モード3からモード4、モード1、モード2、そして、再びモード3に設定したとする。本実施例における速度モード切替スイッチ42は、トグルスイッチで実現されているので、ボタンを押すたびにパルス信号104〜107が演算部32に送られる。演算部32はこのパルス信号104〜106を元に速度モードを変更し、目標回転数の切り替えを行う。速度モード1、2、3の設定の際には、電池パック30の電圧値が測定され、図6に示した対応関係をもとにその電圧値に対応した目標回転数が設定される。従って、電池電圧が高い矢印a1の時に対応する目標回転数a3に比べて、電池電圧が低下した矢印a2の時に設定された目標回転数a4は、その差ΔN(=N31−N33)だけ低くなる。このように、本実施例においては速度モードの切り替え時において目標回転数を電池電圧に応じて変化させるようにした。
次に、図10のフローチャートを用いて、本発明の第2の実施例におけるモータの制御手順を説明する。本フローチャートにおいて、図8と同じ制御の部分は同じ参照符号を付している。まず、ステップ81において、スイッチトリガ7がオンになったか否かを判定する。スイッチトリガ7がオフのままの場合は、ドライバドリルの制御ボタンの一つであるタクトスイッチ(図示せず)がオンになったか否かを判定し(ステップ91)、オンの場合はタクトスイッチの演算部に記憶されている速度モードを読み出す。(ステップ93)。オンになっていない場合はステップ81に戻る(ステップ91)。
次に、演算部32は電圧検出回路37の出力を受けて、電池パック30の電圧値を検出し(ステップ94)、検出された電圧値と判別された速度モードに基づき図6の関係から、目標回転数を設定し(ステップ95)、ステップ81に戻る。ステップ81でスイッチトリガ7がオンになると、演算部32はモータ2の起動を開始し、設定された目標回転数までモータ2の回転を加速させる。その後のステップ86〜90までの制御は、図8のステップ86〜90までの制御と同じである。
以上説明したように、第2の実施例の制御によれば目標回転数の大きさは、速度モードおよび電源電圧値を基に算出するので、電池電圧の変化に応じて目標回転数を可変とすることにより、電池電圧が変化しても適切に速度モードの段数切替が可能となる。また、目標回転数の切り替えは速度モードの切替時のみ行うので、速度モードを切り替えない限り常に一定の回転数制御が可能となる。これは、モータ起動ごとに、目標回転数を変更すると、電池電圧の変動の影響を受けやすく、1回ごとの操作で回転数が変動する可能性があるためである。
次に、図11〜13を用いて本発明の第3の実施例を説明する。図11は、モータの目標回転数と出力トルクとの関係を示すグラフである。従来のPWMデューティーを固定してモータの回転制御を行う方式においては、先端工具からうける反力等の負荷が増大してモータに流れる電流が大きくなると、点線111で示す特性のように電流値に反比例してモータの回転数が低下してしまう。これに対して、実線113で示すPID制御を用いた定速度制御方式においては、モータを目標速度で回転させるために、入力値の制御を出力値と目標値との偏差、その積分、および微分の3つの要素を用いてフィードバックし制御を行う。このようにPID制御を用いることによって、モータの回転数を少なくとも矢印112で示す平坦部部分のように、モータの電流がある電流値I04になるまではモータの回転数は一定に保たれる。
次に、図12を用いてPID制御における偏差(比例)ゲイン、積分ゲイン、および微分ゲインと電源電圧との関係を説明する。本実施例においては、定速度制御をするためにPWMデューティーをPID制御するが、PID制御の制御ゲインを電圧の大きさに連動させて切り替えるようにした。その連動状況を示すのが図12のグラフである。このように各制御ゲインを電池電圧により可変とすることによりPID制御の制御性向上を図ることができる。
次に図13のフローチャートを用いて、本発明の第3の実施例における、モータの制御手順を説明する。本フローチャートにおいて、図10で示したフローチャートとほぼ同じ手順の制御であり、同じ部分には同じ参照符号を付している。第2の実施例と異なる点は、ステップ96を追加した点であり、ステップ95において電源電圧に応じた目標回転数の設定を行った後に、電源電圧に応じてPID制御の制御ゲインを切り替えるようにした。この制御ゲインの設定のために、図12で示す関係を式またはデータテーブルの形で予め記憶手段内に格納しておくと良い。
以上説明した第3の実施例によれば、第二の実施例に加えて、制御ゲインを電圧の大きさに連動させて切り替えるので、PID制御の制御性向上を図ることができる。
以上、本発明を示す実施例に基づき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例ではモータとしてブラシレスDCモータを用いた例で説明したが、他の形式のモータであって、目標回転数を設定してマイコン等で制御するモータであれば、他のモータ形式でもよい。
1 ドライバドリル 2 ブラシレス直流モータ
2a 回転子(ロータ) 2b 永久磁石
2c 固定子(ステータヨーク) 2d 固定子巻線
2e 回転軸 2f 絶縁層
2h ティース部 3 インバータ回路部
3a 半導体スイッチング素子 4 制御回路基板
5 トルク設定ダイヤル 6 ハウジング
6a 胴体ハウジング部 6b ハンドルハウジング部
7 スイッチトリガ 7a トリガ操作部
8 スピンドル 9 正逆切替レバー
10、11、12 回転位置検出素子(ホールIC)
13 インバータ回路 18 ャント抵抗
21 吸気口 22 防塵カバー
23 空気流通路 24 冷却用ファン 25 動力伝達部
26 減速機構部 27 クラッチ機構部
28 チャック(先端工具取付部) 30 電池パック(リチウムイオン二次電池)
31 制御部 32 演算部 33 制御信号出力回路
34 回転子位置検出回路 35 回転数検出回路
36 電流検出回路 37 電圧検出回路 38 電源スイッチ回路
39 電源電圧供給回路 40 スイッチ操作検出回路
41 印加電圧設定回路 42 速度モード切替スイッチ
H1〜H6 PWM駆動信号
Q1〜Q6 スイッチング素子
U、V、W 3相固定子巻線

Claims (8)

  1. モータと、
    電源からの電力を前記モータに供給する駆動回路と、
    前記モータを回転させるスイッチトリガと、
    複数モードの目標回転数を設け、設定されたモードの目標回転数にて前記モータを回転させる制御部を有する電動工具において、
    前記電源の電圧値を測定する電圧検出回路を設け、
    前記制御部は、前記スイッチトリガがオンにされた後であってモータが回転する前に前記電圧検出回路を用いて電圧値を測定し、
    前記測定された電圧値に基づいて前記目標回転数を設定することを特徴とする電動工具。
  2. モータと、
    電源からの電力を前記モータに供給する駆動回路と、
    複数モードの目標回転数を設け、設定されたモードの目標回転数にて前記モータを回転させる制御部と、
    前記目標回転数を設定する切替スイッチを有する電動工具において、
    前記電源の電圧値を測定する電圧検出回路を設け、
    前記制御部は、前記切替スイッチによって前記目標回転数が変更された際の前記電圧値を測定し、
    前記測定された電圧値に基づいて前記目標回転数を設定することを特徴とする電動工具。
  3. 前記目標回転数は、電源電圧と比例関係を保つように設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記駆動回路は、半導体スイッチング素子を含むインバータ回路であり、
    前記制御部は前記インバータ回路に供給されるPWMデューティーを制御することにより前記モータの回転を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記制御部は前記PWMデューティーをPID制御することにより、前記モータの回転数が目標回転数になるように定速度制御をおこなうことを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  6. 前記制御部は測定された電圧値をもとに前記PID制御のゲインを変更することを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  7. 変更される前記ゲインは、前記電値に比例させて増減させることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  8. 前記モータは、ブラシレスDCモータであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の電動工具。
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