JPWO2014073308A1 - クラッチ用シール - Google Patents

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Abstract

シールの構成部品であるゴム状弾性体よりなる膜部の耐久性を高めることができるクラッチ用シールを提供することを目的とし、加えて、膜部の凹み面に作動油が溜まるのを抑制することができるクラッチ用シールを提供することを目的とする。この目的を達成するため、乾式クラッチにおけるクラッチ板および前記クラッチ板を押圧するピストン間に介装される環状のシールであって、クラッチハウジングに固定する外環および内環間に前記ピストンに固定する中環を有し、前記外環および中環間ならびに前記内環および中環間にそれぞれゴム状弾性体よりなる膜部を有するクラッチ用シールにおいて、前記膜部の初期形状で前記中環をそのストロークの中間位置に配置したことを特徴とする。また外側膜部のストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて縮径する向きの傾斜角を設けたことを特徴とする。

Description

本発明は、乾式クラッチにおけるクラッチ板および前記クラッチ板を押圧するピストン間に介装される環状のクラッチ用シールに関する。本発明のクラッチ用シールは例えば、自動車等車両のハイブリッド駆動力伝達装置や自動変速機などに用いられる。
従来から図5に示すように、乾式クラッチ51におけるクラッチ板52および前記クラッチ板52を押圧するピストン53間に介装される環状のシール54であって、クラッチハウジング55に固定する外環56および内環57間にピストン53に固定する中環58を有し、外環56および中環58間ならびに内環57および中環58間にそれぞれゴム状弾性体よりなる膜部59,60を有するクラッチ用シール54が知られている。ピストン53は作動油に押されて図上右方へ移動し、クラッチ板52を押圧することによりクラッチONとなり、左方へ復帰動することによりクラッチOFFとなる。シール54には作動油がクラッチ板52側へ浸入しないようこれをシールする役割がある。
上記クラッチ用シール54において、ゴム状弾性体よりなる膜部59,60はピストン53のストローク作動に伴って繰り返し弾性変形し、かつこの膜部59,60には高速回転時に絶えず遠心力が作用するため、膜部59,60の耐久性を極力高める努力がなされなければならない。
また、膜部59,60の凹み面に作動油が溜まるようなことがあると、膜部59,60が異常変形し、発生ひずみが大となり、膜部59,60の破損に至るため、膜部59,60の凹み面に作動油が溜まらないようにすることが肝要である。
特開2012−52562号公報 特開2010−151312号公報
本発明は以上の点に鑑みて、シールの構成部品であるゴム状弾性体よりなる膜部の耐久性を高めることができるクラッチ用シールを提供することを目的とし、加えて、膜部の凹み面に作動油が溜まるのを抑制することができるクラッチ用シールを提供することを目的とする。また更に加えて、クラッチハウジングに対するシールの固定力を高めるとともにクラッチハウジングおよびシール間のシール性を維持することができるクラッチ用シールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるクラッチ用シールは、乾式クラッチにおけるクラッチ板および前記クラッチ板を押圧するピストン間に介装される環状のシールであって、クラッチハウジングに固定する外環および内環間に前記ピストンに固定する中環を有し、前記外環および中環間ならびに前記内環および中環間にそれぞれゴム状弾性体よりなる膜部を有するクラッチ用シールにおいて、前記膜部の初期形状で前記中環をそのストロークの中間位置に配置したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2によるクラッチ用シールは、上記した請求項1記載のクラッチ用シールにおいて、前記ストロークの中間位置は、前記中環のピストン側ストローク端限からクラッチ板側ストローク端限へかけてのストロークにおける25〜95%の位置であることを特徴とする。
また、本発明の請求項3によるクラッチ用シールは、上記した請求項1または2記載のクラッチ用シールにおいて、前記外環および中環間に配置された外側の膜部は、前記外環に固定された外側固定部および前記中環に固定された内側固定部間に外側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および内側根元部をこの順に一体に有し、前記ストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて縮径する向きの傾斜角を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4によるクラッチ用シールは、上記した請求項3記載のクラッチ用シールにおいて、前記傾斜角の大きさは、15度未満であることを特徴とする。
また、本発明の請求項5によるクラッチ用シールは、上記した請求項1ないし4の何れかに記載のクラッチ用シールにおいて、前記外環および中環間に配置された外側の膜部は、前記外環に固定された外側固定部および前記中環に固定された内側固定部間に外側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および内側根元部をこの順に一体に有し、前記外側の膜部に前記第1折り返し部の頂部から前記外側根元部へかけての軸方向厚みが徐々に厚くなる徐変形状を設け、前記内環および中環間に配置された内側の膜部は、前記内環に固定された内側固定部および前記中環に固定された外側固定部間に内側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および外側根元部をこの順に一体に有し、前記内側の膜部に前記第1折り返し部の頂部から前記内側根元部へかけての軸方向厚みが徐々に厚くなる徐変形状を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6によるクラッチ用シールは、上記した請求項1ないし5の何れかに記載のクラッチ用シールにおいて、前記外環および/または内環は、プレス成形された金属環であって、クラッチハウジングに金属嵌合する金属嵌合部を有し、前記膜部は、クラッチハウジングに密接するゴムシール部を有することを特徴とする。
更にまた、本発明の請求項7によるクラッチ用シールは、上記した請求項6記載のクラッチ用シールにおいて、前記ゴムシール部は、シール方向性を備える軸方向一方に傾斜したリップ状とされていることを特徴とする。
例えば自動車等車両におけるハイブリッド駆動力伝達装置の乾式クラッチにおいてクラッチを断続すべくピストンがストローク作動するとシールの中環がこれに従動するので、ゴム状弾性体よりなる膜部が弾性変形し、このとき膜部は中環のストローク一端限から他端限の間で弾性変形する。したがって膜部の初期形状で中環がストローク一端限に配置されていると、膜部は中環がストローク他端限に達するまで全ストロークに亙って弾性変形するので、弾性変形量(ひずみ量)が大きく、これに伴って大きな内部応力が発生し、これが繰り返されるので、膜部が早期に疲労する。これに対し本発明では、膜部の初期形状で中環がストロークの中間位置に配置されているので、この中間位置から中環がストローク一端限へ向かう場合も他端限へ向かう場合も膜部の弾性変形量は小さくて済み、発生する内部応力も小さくて済む。したがって膜部の疲労度合が緩和されるので、膜部の耐久性が高められる。膜部の初期形状とは、膜部が金型によって成形されたときの形状であって、外的負荷を受けて変形していない形状のことを云う。
膜部の初期形状で中環が配置されるストロークの中間位置は、ストロークの中央位置(例えば中環のピストン側ストローク端限からクラッチ板側ストローク端限へかけてのストロークにおける25〜75%の位置)であることを原則とするが、クラッチが長時間使用されるとクラッチ板が摩耗してゆくので、ストロークは伸びる傾向となる。したがってこのように中環のストロークが伸びることを考慮すると、その初期的な位置はクラッチ板側ストローク端限へ向かって長く、すなわち中環のピストン側ストローク端限からクラッチ板側ストローク端限へかけてのストロークにおける25〜95%の位置であることが好ましく、これによればクラッチ板が摩耗しても中環がストロークの中間位置(ほぼ中央位置)に配置されるため、依然として膜部の弾性変形量が小さくて済む。
また、膜部の耐久性を一層高めるには、以下の構成とするのが好適である。
(1)外環および中環間に配置された外側の膜部について
(1−1)この外側膜部を、外環に固定された外側固定部および中環に固定された内側固定部の間に、外側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および内側根元部をこの順に一体に有するものとする。
(1−2)外側膜部をストローク一端限(ピストン側ストローク端限)へ向けて引き戻したときに外側根元部にひずみが集中せずかつ第1折り返し部が外側固定部に接触しないように、以下の構成とする。
(1−2−1)第1折り返し部の頂部(断面円弧形の頂部)から外側根元部へかけての軸方向厚みを径方向内方から外方へかけて徐々に厚くなる徐変形状とする。
(1−2−2)外側根元部の最大軸方向厚みをストレート部の厚みよりも大きくする(例えば1.5〜3倍)。
(1−2−3)外側根元部に軸方向に対する所定の開き角度(立ち上がり角度、例えば40〜70度)を設定する。
(1−3)また、外側膜部をストローク他端限(クラッチ板側ストローク端限)へ向けて押し出したときに内側根元部にひずみが集中せずかつストレート部が遠心力により膨らまないように、以下の構成とする。
(1−3−1)第1および第2折り返し部の折り返し幅をそれぞれ膜全体幅の半分以下(例えば1/5〜1/3)とする。
(1−3−2)ストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて縮径する向きの傾斜角(例えば10度以下の傾斜角)を付ける。
(2)内環および中環間に配置された内側の膜部について
(2−1)この内側膜部を、内環に固定された内側固定部および中環に固定された外側固定部の間に、内側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および外側根元部をこの順に一体に有するものとする。
(2−2)内側膜部をストローク一端限(ピストン側ストローク端限)へ向けて引き戻したときに第1折り返し部が他の部品と接触しないように、以下の構成とする。
(2−2−1)第1折り返し部の頂部(断面円弧形の頂部)から内側根元部へかけての軸方向厚みを径方向外方から内方へかけて徐々に厚くなる徐変形状とする。
(2−2−2)内側根元部の最大軸方向厚みをストレート部の厚みよりも大きくする(例えば2〜4倍)。
(2−2−3)内側根元部に軸方向に対する所定の開き角度(立ち上がり角度、例えば25〜45度)を設定する。
(2−3)また、内側膜部をストローク他端限(クラッチ板側ストローク端限)へ向けて押し出したときに第2折り返し部にひずみが集中せずかつストレート部が遠心力により膨らまないように、以下の構成とする。
(2−3−1)第1および第2折り返し部の折り返し幅をそれぞれ膜全体幅の半分以下(例えば1/5〜1/3)とする。
(2−3−2)ストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて拡径する向きの傾斜角(例えば10度以下の傾斜角)を付ける。
上記(1−1)〜(2−3−2)の各構成はいずれも本願発明者らが鋭意研究の結果として導き出したものであって、これら構成によれば膜部の耐久性を一段と高めることができる。
また、これら構成にあって上記(1−3−2)ストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて縮径する向きの傾斜角を付けることは、膜部の凹み面に作動油が溜まるのを抑制するうえでも有効である。
すなわち、上記したように外側膜部を、外環に固定された外側固定部および中環に固定された内側固定部の間に、外側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および内側根元部をこの順に一体に有するものとする場合、膜部の凹み面はストレート部の内周側であって第2折り返し部の裏面側(ピストン側)に形成されるので、ここに作動油が溜まりやすいところ、ストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて縮径する向きの傾斜角が付けられてストレート部が傾斜面状(テーパー面状)とされていると、この傾斜面に沿って作動油が凹み面から外部へと流れ出す。したがって膜部の凹み面に作動油が溜まるのを抑制することが可能とされる。この場合の傾斜角の大きさとしては15度未満であることが好ましい。
また、従来のシールは、ゴム状弾性体のみがクラッチハウジングに接触した状態でシールがクラッチハウジングに装着されるので、クラッチハウジングに対するシールの固定力が比較的小さかったところ、本発明では、外環および/または内環がプレス成形された金属環とされるとともに金属嵌合部を有してクラッチハウジングに金属嵌合されるので、クラッチハウジングに対するシールの固定力を高めることが可能とされている。またこのように金属嵌合にすると固定力が高められる反面、シール性が低下する懸念があるところ、本発明では、膜部がクラッチハウジングに密接するゴムシール部を有しているので、このゴムシール部が発揮するシール作用によってシール性の低下を抑制することが可能とされている。したがって固定力が高くかつシール性が維持されると云う実用的なクラッチ用シールが実現される。
ゴムシール部としては、シール方向性を備える軸方向一方に傾斜したリップ状のゴムシール部とするのが好ましく、このように方向性を備えるゴムシール部によれば、ピストン作動油がクラッチ板側へ洩れるのを有効に抑制することが可能とされる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明においては以上説明したように、膜部の初期形状で中環をストロークの中間位置に配置すること、ストロークの中間位置を中環のピストン側ストローク端限からクラッチ板側ストローク端限へかけてのストロークにおける25〜95%の位置とすること、外側および内側の膜部に折り返し部の頂部から根元部へかけての軸方向厚みが徐々に厚くなる徐変形状を設けることによりゴム状弾性体よりなる膜部の耐久性を高めることができる。また、外側膜部のストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて縮径する向きの傾斜角を設けることにより膜部の凹み面に作動油が溜まるのを抑制することができる。また、外環および/または内環をプレス成形された金属環としてクラッチハウジングに金属嵌合するとともに膜部にゴムシール部を併設することによりクラッチハウジングに対するシールの固定力を高めるとともにクラッチハウジングおよびシール間のシール性を維持することができる。また、シール方向性を備える軸方向一方に傾斜したリップ状のゴムシール部を用いることによりピストン作動油がクラッチ板側へ洩れるのを有効に抑制することができる。
本発明の実施例に係るクラッチ用シールの要部断面図 図1の一部拡大図 同じく図1の一部拡大図 (A)は比較例に係るクラッチ用シールの作動状態を示す要部断面図、(B)は本発明の実施例に係るクラッチ用シールの作動状態を示す要部断面図 従来例に係るクラッチ用シールの装着状態を示す要部断面図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係るクラッチ用シール11を示している。当該実施例に係るクラッチ用シール(蛇腹シール)11は、例えば自動車等車両のハイブリッド駆動力伝達装置における乾式クラッチ51(図5参照)におけるクラッチ板52(図5参照)および前記クラッチ板52を押圧するピストン53(図5参照)の間に介装される環状のシールであって、クラッチハウジング55(図5参照)に固定される外環12および内環13と、外環12および内環13の間に配置されるとともにピストン53に固定される中環14と、外環12および中環14の間に配置されるゴム状弾性体よりなる環状の外側膜部15と、内環13および中環14の間に配置されるゴム状弾性体よりなる環状の内側膜部16とを有し、更に以下の構成を有している。
すなわち中環14のストローク端限位置における膜部15,16のひずみ量を低減するために、膜部15,16の初期形状において中環14がそのストロークの中間位置に配置されており、換言すると中環14がそのストロークの中間に位置する状態において膜部15,16の初期形状が設定されている。膜部15,16の初期形状は、膜部15,16が金型によって成形されたときの形状であって、ひずみ量が零または最小値のときの形状である。
膜部15,16の初期形状において中環14が配置されるストロークの中間位置は、ストロークの中央位置、例えば中環14のピストン側ストローク端限からクラッチ板側ストローク端限へかけてのストロークにおける25〜75%の位置であることが原則とされるが、クラッチ51が長時間使用されるとクラッチ板52が徐々に摩耗してゆくので、ストロークは徐々に伸びる傾向となる。したがってこのように中環14のストロークが徐々に伸びることを考慮するとその初期的な位置はクラッチ板側ストローク端限へ向かって長く、すなわち中環14のピストン側ストローク端限からクラッチ板側ストローク端限へかけてのストロークにおける25〜95%の位置であることが好ましく、また50%を超えて55〜90%の位置であることが一層好ましい。そしてこれらによればクラッチ板52が摩耗しても中環14がストロークの中間位置に配置されるため、依然として膜部15,16の弾性変形量を小さく抑えることができる。
また、膜部15,16はその耐久性を一層高めるため、以下の構成とされている。
(1)外環12および中環14の間に配置された外側膜部15について
(1−1)図2に拡大して示すように外側膜部15は、外環12に固定(加硫接着)された外側固定部(外周側外側固定部)15aおよび中環14に固定(加硫接着)された内側固定部(外周側内側固定部)15bの間に、外側根元部(外周側外側根元部)15c、中環14のストローク一端限側(ピストン側、図では下方)へ向けて張り出した断面円弧状の第1折り返し部(外周側第1折り返し部)15d、ストレート部(外周側ストレート部)15e、中環14のストローク他端限側(クラッチ板側、図では上方)へ向けて張り出した断面円弧状の第2折り返し部(外周側第2折り返し部)15fおよび内側根元部(外周側内側根元部)15gをこの順に一体に有している。
(1−2)外側膜部15をストローク一端限へ向けて引き戻したときに外側根元部15cにひずみが集中せずかつ第1折り返し部15dが外側固定部15aに接触しないように、以下の構成が設けられている。
(1−2−1)第1折り返し部15dの頂部(断面円弧状の頂部)から外側根元部15cへかけての軸方向厚みが、径方向内方から外方へかけて徐々に厚くなる徐変形状とされている。
(1−2−2)外側根元部15cの最大軸方向厚みtが、ストレート部15eの厚みtの1.5〜3倍とされている。
(1−2−3)外側根元部15cの開き角度(立ち上がり角度)θが、40〜70度とされている。
(1−3)外側膜部15をストローク他端限へ向けて押し出したときに内側根元部15gにひずみが集中せずかつストレート部15eが遠心力により膨らまないように、以下の構成が設けられている。
(1−3−1)第1および第2折り返し部15d,15fの折り返し幅(根元部からの軸方向突出長さ)t,tがそれぞれ、膜全体幅(外側根元部15c、第1折り返し部15d、ストレート部15e、第2折り返し部15fおよび内側根元部15gよりなる可撓部の軸方向長さ)tの1/5〜1/3とされている。
(1−3−2)ストレート部15eに、第1折り返し部15dから第2折り返し部15fへかけて縮径する向きの10度以下の傾斜角θが付けられている。
(2)内環13および中環14の間に配置された内側膜部16について
(2−1)図3に拡大して示すように内側膜部16は、内環13に固定(加硫接着)された内側固定部(内周側内側固定部)16aおよび中環14に固定(加硫接着)された外側固定部(内周側外側固定部)16bの間に、内側根元部(内周側内側根元部)16c、中環14のストローク一端限側へ向けて張り出した断面円弧状の第1折り返し部(内周側第1折り返し部)16d、ストレート部(内周側ストレート部)16e、中環14のストローク他端限側へ向けて張り出した断面円弧状の第2折り返し部(内周側第2折り返し部)16fおよび外側根元部(内周側外側根元部)16gをこの順に一体に有している。
(2−2)内側膜部16をストローク一端限へ向けて引き戻したときに第1折り返し部16dが他の部品と接触しないように、以下の構成が設けられている。
(2−2−1)第1折り返し部16dの頂部(断面円弧状の頂部)から内側根元部16cへかけての軸方向厚みが、径方向外方から内方へかけて徐々に厚くなる徐変形状とされている。
(2−2−2)内側根元部16cの最大軸方向厚みtが、ストレート部16eの厚みtの2〜4倍とされている。
(2−2−3)内側根元部16cの開き角度(立ち上がり角度)θが、25〜45度とされている。
(2−3)内側膜部16をストローク他端限へ向けて押し出したときに第2折り返し部16fにひずみが集中せずかつストレート部16eが遠心力により膨らまないように、以下の構成が設けられている。
(2−3−1)第1および第2折り返し部16d,16fの折り返し幅(根元部からの軸方向突出長さ)t,tがそれぞれ、膜全体幅(内側根元部16c、第1折り返し部16d、ストレート部16e、第2折り返し部16fおよび外側根元部16gよりなる可撓部の軸方向長さ)t10の1/5〜1/3とされている。
(2−3−2)ストレート部16eに、第1折り返し部16dから第2折り返し部16fへかけて拡径する向きの10度以下の傾斜角θが付けられている。
膜部15,16はそれぞれ、以下の(イ)〜(ヘ)から選択される材料によって成形されている。
(イ)疲労性・低温性を改良したアクリルゴム
(ロ)高温性・耐油性を改良したクロロプレンゴム
(ハ)耐油性・ゴム強度・疲労性を改良したシリコンゴム
(ニ)高温性・疲労性を改良したニトリルゴム
(ホ)疲労性・低温性を改良した水素化ニトリルゴム
(ヘ)疲労性・低温性を改良したフッ素ゴム
外環12、内環13および中環14はそれぞれ、プレス成形された金属環によって成形されている。
外環12および内環13にはそれぞれ、クラッチハウジング55に金属嵌合する金属嵌合部12a,13aが設けられている。
外環12および内環13にはそれぞれ、クラッチハウジング55に密接するゴムシール部15h,16hが被着(加硫接着)されており、これらゴムシール部15h,16hは膜部15,16の一部として設けられている。
また、外環12に被着されたゴムシール部15hは、シール方向性を備える軸方向一方に傾斜したリップ状のゴムシール部とされている。
上記構成のクラッチ用シール11においては上記したように、膜部15,16の初期形状において中環14がそのストロークの中間位置に配置されていること、および上記(1−1)〜(2−3−2)の構成が採用されていることにより、ゴム状弾性体よりなる膜部15,16の耐久性を高めることが可能とされている。また、外環12および内環13をプレス成形された金属環としてクラッチハウジング55に金属嵌合するとともに膜部15,16にゴムシール部15h,16hを併設することにより、クラッチハウジング55に対するシール11の固定力を高めるとともにクラッチハウジング55およびシール11間のシール性を維持することが可能とされている。また、シール方向性を備える軸方向一方に傾斜したリップ状のゴムシール部15hを用いることにより、ピストン作動油がクラッチ板側へ洩れるのを有効に抑制することが可能とされている。
また、これら構成にあって上記(1−3−2)外側膜部15のストレート部15eに、第1折り返し部15dから第2折り返し部15fへかけて縮径する向きの傾斜角θが付けられているために、膜部15の凹み面に作動油が溜まるのを抑制することが可能とされている。
すなわち、上記したように外側膜部15が、外環12に固定された外側固定部15aおよび中環14に固定された内側固定部15bの間に、外側根元部15c、中環14のストローク一端限側へ向けて張り出した断面円弧状の第1折り返し部15d、ストレート部15e、中環14のストローク他端限側へ向けて張り出した断面円弧状の第2折り返し部15fおよび内側根元部15gをこの順に一体に有する場合、膜部15の凹み面はストレート部15eの内周側であって第2折り返し部15fの裏面側(ピストン側)に形成されるので、図4(A)の比較図に示すようにこの凹み面に作動油Oが溜まりやすいところ、図4(B)に示すように当該実施例に係るシール11では、ストレート部15eに第1折り返し部15dから第2折り返し部15fへかけて縮径する向きの傾斜角θが付けられているために、この傾斜角θが付けられたストレート部15eに沿って作動油Oが凹み面から外部へと流れ出す(矢印C)。したがって膜部15の凹み面に作動油Oが溜まるのが抑制され、これにより膜部15が異常変形し、発生ひずみが大となり、膜部15が破損するのを抑制することが可能とされている。この場合の傾斜角θの大きさとしては15度未満が好ましく、5〜10度の範囲が一層好ましい。また、傾斜角θは中環14の全ストロークに亙って維持されることが好ましい。
尚、ストレート部に傾斜角を付けることにより膜部の凹み面に作動油が溜まるのを抑制することは、必要に応じて内側の膜部16に適用することも可能である。内側の膜部16は、油が溜まる可能性がある方向での使い方をされることがあり、このような場合にストレート部16eに油を排出する方向の傾斜角を付けると良い。
11 クラッチ用シール
12 外環
12a,13a 金属嵌合部
13 内環
14 中環
15 外側膜部
15a,16b 外側固定部
15b,16a 内側固定部
15c,16g 外側根元部
15d,16d 第1折り返し部
15e,16e ストレート部
15f,16f 第2折り返し部
15g,16c 内側根元部
15h,16h ゴムシール部
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるクラッチ用シールは、乾式クラッチにおけるクラッチ板および前記クラッチ板を押圧するピストン間に介装される環状のシールであって、クラッチハウジングに固定する外環および内環との間に前記ピストンに固定する中環を有し、前記外環および中環との間ならびに前記内環および中環との間にそれぞれゴム状弾性体よりなる膜部を有するクラッチ用シールにおいて、前記膜部の初期形状で前記中環をそのストロークの中間位置に配置し、前記外環および中環との間に配置された外側の膜部は、前記外環に固定された外側固定部および前記中環に固定された内側固定部との間に外側から外側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および内側根元部をこの順に一体に有し、前記外側の膜部に前記第1折り返し部の頂部から前記外側根元部へかけての軸方向厚みが徐々に厚くなる徐変形状を設け、前記内環および中環との間に配置された内側の膜部は、前記内環に固定された内側固定部および前記中環に固定された外側固定部との間に内側から内側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および外側根元部をこの順に一体に有し、前記内側の膜部に前記第1折り返し部の頂部から前記内側根元部へかけての軸方向厚みが徐々に厚くなる徐変形状を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5によるクラッチ用シールは、上記した請求項1ないし4の何れかに記載のクラッチ用シールにおいて、前記外環および/または内環は、クラッチハウジングに金属嵌合する金属嵌合部を有し、前記膜部は、クラッチハウジングに密接するゴムシール部を有することを特徴とする。
更にまた、本発明の請求項6によるクラッチ用シールは、上記した請求項5記載のクラッチ用シールにおいて、前記ゴムシール部は、シール方向性を備える軸方向一方に傾斜したリップ状とされていることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 乾式クラッチにおけるクラッチ板および前記クラッチ板を押圧するピストン間に介装される環状のシールであって、クラッチハウジングに固定する外環および内環間に前記ピストンに固定する中環を有し、前記外環および中環間ならびに前記内環および中環間にそれぞれゴム状弾性体よりなる膜部を有するクラッチ用シールにおいて、
    前記膜部の初期形状で前記中環をそのストロークの中間位置に配置したことを特徴とするクラッチ用シール。
  2. 請求項1記載のクラッチ用シールにおいて、
    前記ストロークの中間位置は、前記中環のピストン側ストローク端限からクラッチ板側ストローク端限へかけてのストロークにおける25〜95%の位置であることを特徴とするクラッチ用シール。
  3. 請求項1または2記載のクラッチ用シールにおいて、
    前記外環および中環間に配置された外側の膜部は、前記外環に固定された外側固定部および前記中環に固定された内側固定部間に外側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および内側根元部をこの順に一体に有し、前記ストレート部に第1折り返し部から第2折り返し部へかけて縮径する向きの傾斜角を設けたことを特徴とするクラッチ用シール。
  4. 請求項3記載のクラッチ用シールにおいて、
    前記傾斜角の大きさは、15度未満であることを特徴とするクラッチ用シール。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載のクラッチ用シールにおいて、
    前記外環および中環間に配置された外側の膜部は、前記外環に固定された外側固定部および前記中環に固定された内側固定部間に外側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および内側根元部をこの順に一体に有し、前記外側の膜部に前記第1折り返し部の頂部から前記外側根元部へかけての軸方向厚みが徐々に厚くなる徐変形状を設け、
    前記内環および中環間に配置された内側の膜部は、前記内環に固定された内側固定部および前記中環に固定された外側固定部間に内側根元部、ピストン側へ張り出した第1折り返し部、ストレート部、クラッチ板側へ張り出した第2折り返し部および外側根元部をこの順に一体に有し、前記内側の膜部に前記第1折り返し部の頂部から前記内側根元部へかけての軸方向厚みが徐々に厚くなる徐変形状を設けたことを特徴とするクラッチ用シール。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載のクラッチ用シールにおいて、
    前記外環および/または内環は、プレス成形された金属環であって、クラッチハウジングに金属嵌合する金属嵌合部を有し、
    前記膜部は、クラッチハウジングに密接するゴムシール部を有することを特徴とするクラッチ用シール。
  7. 請求項6記載のクラッチ用シールにおいて、
    前記ゴムシール部は、シール方向性を備える軸方向一方に傾斜したリップ状とされていることを特徴とするクラッチ用シール。
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