JPWO2014027644A1 - 照明装置及び画像記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲を明るくする目的での懐中電灯や装飾目的で用いられるペンライトには、ホログラムを最適に鑑賞する機能はなく、一方、従来からのホログラム用照明装置には装飾効果を持つものは無かった。【解決手段】ホログラム支持部と、光源と、光拡散体を有し、光源から主に光拡散体に照射することにより装飾効果を上げるとともに、同一または異なる光源から主にホログラムの画像領域に所定の角度から照明できるようにした。また、ホログラムを、観察者に対して、上方から照明光を照射すべきか、下方から照明光を照射すべきか、のいずれかを、当該ホログラム材料と一体化されている媒体材料の一部に記載することにより、適正な観察を行えるようにした。

Description

この発明は、暗いところで明るくしたり、演出したりするための懐中電灯、ペンライトであって、ホログラム又はホログラフィックステレオグラムを効果的に観察するための機能を有する照明装置、及びその媒体に関する。
ホログラムは、再生光が入射されることによって立体画像(ホログラム像)を再生することが可能とされている。この再生光としては、例えばレーザ光などのようにコヒーレントな光が必要とされる場合もあるが、例えばいわゆるレインボーホログラムやリップマンホログラム等を再生する場合には、ハロゲンランプや自然光などのインコヒーレントな白色光源を再生光として用いることができる。
このように再生光として白色光源を用いることが可能なホログラムは、従来から、立体画像を再生することが可能なホログラムが、例えばクレジットカードにおける偽造防止等の目的で広く利用されている。また、例えば、鑑賞目的でホログラム像を展示する装置として、各種のホログラム展示装置が利用されている。
ホログラムに再生光が入射されると、記録時における物体光の波面が再生され、この波面が観察者によってホログラム像として観察されることとなる。
また、ホログラムの一種としては、いわゆるホログラフィックステレオグラムと称されるものがある。ホログラフィックステレオグラムは、例えば、被写体を異なる観察点から順次撮像することによって得られた多数の画像を原画として、これらを1枚のホログラム用記録媒体に短冊状又はドット状の要素ホログラムとして順次露光記録することによって作製される。
例えば、横方向のみに視差情報を有するホログラフィックステレオグラムは、図12に示すように、被写体100を横方向の異なる観察点から順次撮影することによって得られた複数の原画101a〜101eを、所定の光学系を有するホログラフィックステレオグラム作製装置における表示器に順次表示し、表示された画像にレーザ光を照射することで画像変調した物体光と参照光との干渉によって生じる干渉縞を短冊状の要素ホログラムとしてホログラム用記録媒体102に順次露光記録することによって作製される。
このようにして作製されたホログラフィックステレオグラムは、横方向の異なる観察点から順次撮影することによって得られた画像情報が、短冊状の要素ホログラムとして横方向に順次記録されていることから、観察者がこれをある位置から片方の目で見た場合には、各要素ホログラムの一部分として記録されている画像情報の集合体が2次元画像として識別され、また、この位置とは異なる他の位置から片方の目で見た場合には、各要素ホログラムの他の一部分として記録されている画像情報の集合体が他の2次元画像として識別される。したがって、ホログラフィックステレオグラムは、観察者がこれを両目で見た場合には、左右の目の視差により、露光記録画像が3次元画像として認識される。
ところで、上述したようなホログラフィックステレオグラム等のホログラムを良好に再生してホログラム像の視認性を向上させるためには、光源から再生光として放射される光の発散角をホログラムの記録時における参照光に近い状態とすること、あるいは、平行光とすることが求められる。したがって、ホログラムを再生する場合には、このホログラムと光源や観察者との空間的な位置関係、或いはこれらの物理的な形状などに応じて、観察されるホログラム像の視認性や画質が変化する。
したがって、特に鑑賞目的でホログラムを展示する場合には、ホログラム、光源、及び観察者の位置関係を制限することによってホログラム像の良好な再生を可能とすることが要求される。
このようなホログラム展示装置としては、例えば下記の特許文献1に記載されているように、ホログラムと、このホログラムに再生光を照射する光源とを備えるものが各種提案されている。
特開平10−063210号公報 特開2007−249114号公報 (ペン型ビューワー) 特開2008−70478号公報 (ホログラム包装体)
また、コンサートなどで用いるペンライトとして、各種提案がある。
特開2009−176697号公報(マルチカラーペンライト)
また、災害時などに使用できる懐中電灯機能としても、様々な提案がある。
ところで、特許文献1に記載されている従来のホログラム展示装置は、ホログラム、光源、及び観察者の位置関係を制限してホログラム像の視認性を向上させるために、ホログラムに対して再生光を照明する光源や光学系が複雑で大掛かりな構造とされており、大きな体積や重量を有する立体構造物とされている。したがって、従来のホログラム展示装置は、輸送や運搬に多くの労力が必要であった。
特許文献2に記載されているペン型ビューワーは可搬性の良いものではあるが、あくまでもホログラムを照明するための装置であり、観察するための準備に手間がかかるといった欠点があった。
さらに、特許文献3に記載されているホログラム包装体は、輸送中や運搬中にホログラム面に破損や損傷などが生じる危険性を排除しつつ、観察時にはホログラムと光源との相対的な位置関係を適切な位置関係を保つものではあったが、これもあくまでもホログラムを照明するための装置であり、それ以外の目的として、暗いところを明るくするとか、装飾性を高めるとかの機能をもつものとして使用することは困難であった。他にも可搬性をよくした上で所定の角度からホログラムを照明する提案はあったが、いずれも光源と光拡散体とを組み合わせたことにより、ホログラムに装飾効果を与えたり、ホログラムを観察していないときに装飾効果を与えたりするものは存在していなかった。
さらに、コンサートなどで用いられるペンライトとしては、特許文献4に記載されているようなマルチカラーペンライトが提案されていたり、災害時や暗闇で鍵穴を探したりする目的で懐中電灯や小型ペンライトなども多種提案されていたりするが、これを使ってホログラムを照明するためには、どの方向から光源を照明しなければならないか、の基礎知識を理解している必要があり、啓蒙しない限り使用は困難であった。
したがって、この発明の目的は、可搬性が良く、懐中電灯、ペンライトのように使えるもの、あるいは人に感動を与えるような装飾用ライトとして使えるものに、ホログラム像を良好に再生することが可能なホログラム観察機能を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明は、ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムを支持するホログラム支持部と、光源と、電池、及び、光拡散体を有し、当該光源を光拡散させる部分が存在するとともに、光源から当該ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの画像領域に照射される光路中と、当該ホログラムの領域中央から観察者側垂線に対して少なくとも上下20度、左右45度の方向領域内には、光学的に略透明な部材以外は存在していない状態で固定できることを特徴とする照明装置である。
好ましい形態の一例としては、上記光源支持体と上記導光拡散体とは可動部を介して連接されており、光源を導光拡散体に入射させる第一の形態と、光源を所定の角度から当該ホログラム支持部を照射する第二の形態とを切り替えられる機構を有する。
この発明によれば、懐中電灯やペンライトなど、災害時・非常時に使える機能、コンサートやイベントでの装飾・演出のために使える機能を有しつつ、ホログラムと光源との相対的な位置関係を適切な位置関係として容易に設置し、維持することができる。したがって、容易に高画質のホログラムを鑑賞することができる。
さらに、本発明の照明装置に配設される光拡散体も、同時または順次に照明されることにより、ホログラム単体では表現できなかったような、装飾性を持たせることが可能になる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。この発明は、ホログラム又はホログラフィックステレオグラムを包装体や展示装置に取り付ける場合に適用されるものである。
そこで、以下では、この発明を適用した包装体や展示装置についての説明に先だって、これら包装体や展示装置に取り付けられるホログラムやホログラフィックステレオグラムの一例として、ホログラフィックステレオグラムについて具体的に説明する。
まず、ホログラム用記録媒体に対する要素ホログラムの露光記録原理について説明する。
ホログラム用記録媒体3は、図1に示すように、例えばポリエチレンテレフタラート(PolyEthylene Terephthalate;以下、PETという。)フィルムからなる支持材料たるベースフィルム4の上に光重合型フォトポリマからなる記録層たるフォトポリマ層5が形成されるとともに、このフォトポリマ層5の上に、例えばPETフィルムからなる支持材料たるカバーフィルム6が被着形成されてなり、いわゆるフィルム塗布型記録媒体として構成されている。
このようなホログラム用記録媒体3は、図2Aに示すように、フォトポリマ層5を構成する光重合型フォトポリマが、初期状態においてはマトリクスポリマ中にモノマMが均一に分散している状態にある。光重合型フォトポリマは、10mJ/cm2 乃至400mJ/cm2 のパワーを有するレーザ光LAが照射されることにより、図2Bに示すように、露光部においてマトリクスポリマ中に均一に分散していたモノマMが重合してポリマ化した状態となる。
光重合型フォトポリマは、ポリマ化するにつれて、モノマMが周囲から移動することによりモノマMの濃度の不均一さが生じ、これにより露光部と未露光部とで屈折率の変調が生じる。光重合型フォトポリマは、この後、図2Cに示すように、1000mJ/cm2程度のパワーの紫外線又は可視光LBが全面に照射されることにより、マトリクスポリマ中においてモノマMの重合が完了する。
ホログラム用記録媒体3においては、上述のように、フォトポリマ層5を構成する光重合型フォトポリマが、入射されたレーザ光LAに応じて屈折率が変化することによって、物体光と参照光との干渉によって生じる干渉縞を屈折率の変化として露光記録される。
また、ホログラム用記録媒体3は、いわゆるフィルム塗布型記録媒体として構成されていることから、露光記録後に、特別な現像処理を施す工程が不要とされている。したがって、このようなホログラム用記録媒体3を用いてホログラム像を記録することによって、ホログラフィックステレオグラム作製装置において現像工程を行う構造が不要となり、装置構成を簡易化することができるとともに、ホログラフィックステレオグラムを迅速に作製することができる。
ここで、上述したホログラム用記録媒体3を用いてホログラフィックステレオグラムを作製するホログラフィックステレオグラム作製装置について説明する。
なお、以下の説明においては、短冊状の複数の要素ホログラムを1つのホログラム用記録媒体3に露光記録することにより、横方向の視差情報を有するホログラフィックステレオグラムを作製するものとして説明する。ただし、ホログラフィックステレオグラムは、例えば、ドット状の複数の要素ホログラムを1つのホログラム用記録媒体に露光記録することにより、横方向及び縦方向の視差情報を有するものであってもよいことは云うまでもない。
ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、図3に示すように、感光フィルムからなるホログラム用記録媒体3に対してホログラフィックステレオグラム画像を露光記録するものである。ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、露光記録対象の画像データの処理を行う画像データ処理部11と、当該ホログラフィックステレオグラム作製装置10を統括的に制御する制御用コンピュータ12と、ホログラフィックステレオグラム作製用の光学系を有するホログラフィックステレオグラム作製部13とを備える。
画像データ処理部11は、少なくとも画像処理用コンピュータ14及び記憶装置15を有し、例えば多眼式カメラや移動式カメラ等を有する視差画像列撮像装置1から供給される視差情報を含む撮像画像データD1や、画像データ生成用コンピュータ2によって生成された視差情報を含むコンピュータ画像データD2等の画像データに基づいて、視差画像データ列D3を生成する。
なお、撮像画像データD1は、例えば多眼式カメラによる同時撮影又は移動式カメラによる連続撮影によって得られた複数の画像データであり、撮像画像データD1を構成する各画像データ間には視差情報が含まれる。また、コンピュータ画像データD2は、例えばCAD(Computer Aided Design )やCG(Computer Graphics)として作成された複数の画像データであり、コンピュータ画像データD2を構成する各画像データ間には視差情報が含まれる。
画像データ処理部11は、これらの撮像画像データD1及び/又はコンピュータ画像データD2に基づく視差画像データ列D3に対して、画像処理用コンピュータ14によってホログラフィックステレオグラム用の所定の画像処理を施してホログラム画像データD4を生成する。ホログラム画像データD4は、例えばメモリやハードディスク装置等の記憶装置15に一時的に格納される。画像データ処理部11は、後述するように、ホログラム用記録媒体3に対して要素ホログラム画像を露光記録する際に、記憶装置15に格納されたホログラム画像データD4から1画像分毎の要素ホログラム画像データD5を順次読み出し、これらの要素ホログラム画像データD5を、制御用コンピュータ12に供給する。
制御用コンピュータ12は、ホログラフィックステレオグラム作製部13を制御して、画像データ処理部11から供給された要素ホログラム画像データD5に基づく要素表示画像を、ホログラフィックステレオグラム作製部13の一部に設けられたホログラム用記録媒体3に短冊状の要素ホログラムとして順次露光記録させる。この際、制御用コンピュータ12は、後述するように、ホログラフィックステレオグラム作製部13の各機構の動作を制御する。
ホログラフィックステレオグラム作製部13は、光学系を構成する各部材が図示しない支持基板(光学定盤)に配設支持されるとともに、この支持基板が図示しないダンパ等を介して装置筐体に支持された構造とされている。ホログラフィックステレオグラム作製部13は、ホログラフィックステレオグラム作製用の光学系として、入射光学系、物体光学系及び参照光学系を有する。なお、ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、感光材であるホログラム用記録媒体3を用いることから、装置筐体は、少なくとも光学系の遮光性を保持した構造となっている。
ホログラフィックステレオグラム作製部13は、図4Aに示すように、入射光学系として、所定の波長のレーザ光を出射するレーザ光源21と、このレーザ光源21からのレーザ光L1の光軸上に配されてレーザ光L1を後段へ入射させる又は遮断するシャッタ機構22と、レーザ光L1を物体光L2と参照光L3とに分割するハーフミラー23とを有する。
レーザ光源21は、例えば単一波長で且つ干渉性のよいレーザ光L1を出射する半導体励起YAGレーザ装置、水冷アルゴンイオンレーザ装置又は水冷クリプトンレーザ装置等のレーザ装置から構成される。
シャッタ機構22は、要素ホログラム画像データD5の出力タイミングに対応して制御用コンピュータ12から出力された制御信号C1によって開閉動作され、レーザ光L1を後段の光学系へと入射させる。または、レーザ光L1の後段の光学系への入射を遮断する。
ハーフミラー23は、入射されたレーザ光L1を透過光と反射光とに分割する。レーザ光L1は、透過光が上述した物体光L2として用いられる一方、反射光が参照光L3として用いられる。これらの物体光L2と参照光L3とは、それぞれ、後段に設けられた物体光学系又は参照光学系に入射される。
なお、入射光学系には、図示しないが、レーザ光L1の進行方向を適宜変化させ、物体光L2と参照光L3との光路長を同一にすること等を目的としてミラー等を設けてもよい。また、シャッタ機構22は、例えば、シャッタ片を機械的に駆動するように構成したものや、音響光学変調器(Acousto-Optic Modulation;AOM)を用いた電子シャッタによって構成したものであってもよい。すなわち、シャッタ機構22は、レーザ光L1を遮蔽及び透過可能とする開閉自在なものであればよい。
また、ホログラフィックステレオグラム作製部13は、図4A及び図4Bに示すように、物体光学系として、ミラー24、スペーシャルフィルタ25、コリメータレンズ26、投影レンズ27、シリンドリカルレンズ28及びマスク29等の光学部品を有し、これらの各光学部品を光軸に沿ってその入力側から順次配列させている。
ミラー24は、ハーフミラー23を透過した物体光L2を反射する。このミラー24によって反射された物体光L2は、スペーシャルフィルタ25へと入射される。
スペーシャルフィルタ25は、例えば凸レンズとピンホールとを組み合わせて構成されており、ミラー24によって反射された物体光L2を後述する透過型液晶表示器30の表示面幅に対応して等方的に拡大させる。
コリメータレンズ26は、スペーシャルフィルタ25によって拡大された物体光L2を、平行光化して透過型液晶表示器30へと導光する。
投影レンズ27は、物体光L2を若干拡散させ、シリンドリカルレンズ28へと投影する。この投影レンズ27は、物体光L2を若干拡散させることにより、作製されるホログラフィックステレオグラムの画質の向上に寄与するものである。
シリンドリカルレンズ28は、平行光化された物体光L2を横方向に対して集光する。
マスク29は、短冊状の開口部を有しており、シリンドリカルレンズ28によって集光された物体光L2のうち、開口部を通過したものを、ホログラム用記録媒体3へと入射させる。
また、物体光学系には、コリメータレンズ26と投影レンズ27との間に位置して透過型液晶表示器30が配設されている。透過型液晶表示器30には、制御用コンピュータ12から供給された要素ホログラム画像データD5に基づいて、要素ホログラム画像が順次表示される。なお、制御用コンピュータ12は、要素ホログラム画像データD5の出力タイミングに対応して、駆動信号C2を後述するホログラム用記録媒体3の記録媒体送り機構34に供給し、その動作制御を行うことにより、ホログラム用記録媒体3の送り動作を制御する。
このような物体光学系においては、入射光学系から分割されて入射される細いビーム状である物体光L2が、スペーシャルフィルタ25によって拡大されるとともに、コリメータレンズ26に入射することで平行光とされる。さらに、物体光学系においては、コリメータレンズ26を介して透過型液晶表示器30に入射された物体光L2が、この透過型液晶表示器30に表示された要素ホログラム画像に応じて画像変調されるとともに、投影レンズ27を介してシリンドリカルレンズ28へと入射される。そして、物体光学系は、シャッタ機構22が開放動作されている間、画像変調された物体光L2をマスク29の開口部を介してホログラム用記録媒体3に入射させ、要素ホログラム画像に対応してこれを露光記録する。
さらに、ホログラフィックステレオグラム作製部13は、参照光学系として、スペーシャルフィルタ31、コリメータレンズ32及びミラー33を有し、これらの各光学部品を光軸に沿ってその入力側から順次配列させている。
スペーシャルフィルタ31は、上述した物体光学系におけるスペーシャルフィルタ25とは異なり、例えばシリンドリカルレンズとスリットとが組み合わされて構成され、ハーフミラー23によって反射分割された参照光L3を所定幅、具体的には、透過型液晶表示器30の表示面幅に対応して1次元方向に拡大させる。
コリメータレンズ32は、スペーシャルフィルタ31によって拡大された参照光L3を平行光化する。
ミラー33は、参照光L3を反射させてホログラム用記録媒体3の後方へと導光して入射させる。
このような光学系を備えるホログラフィックステレオグラム作製部13は、ハーフミラー23によって分割された物体光L2が通過する光学系である物体光学系と、参照光L3が通過する光学系である参照光学系との光路長がほぼ同一に構成されている。したがって、ホログラフィックステレオグラム作製部13は、物体光L2と参照光L3との干渉性の向上が図られて、より鮮明な再生像が得られるホログラフィックステレオグラムを作製することができる。
さらに、ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、ホログラム用記録媒体3を図4B中の矢印で示す方向へと1要素ホログラム分だけ間欠送りする記録媒体送り機構34を備える。
記録媒体送り機構34は、制御用コンピュータ12から供給される駆動信号C2に基づいて、ホログラム用記録媒体3を間欠的に走行駆動する。また、ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、この記録媒体送り機構34の動作に連動して制御用コンピュータ12から供給される制御信号C1に基づいて、上述したシャッタ機構22が動作されてレーザ光L1の光路を開放する。
このようなホログラフィックステレオグラム作製装置10は、1要素画像分の露光記録終了毎に制御用コンピュータ12から1要素ホログラムに対応した駆動信号C2が記録媒体送り機構34に対して供給されることにより、ホログラム用記録媒体3を1要素ホログラムに対応した量だけ走行路に沿って走行駆動させ、マスク29の開口部に未露光部位を対応させて停止させる。なお、ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、ホログラム用記録媒体3の走行動作に伴って当該ホログラム用記録媒体3に生じた振動が速やかに停止されるように構成される。ここで、ホログラム用記録媒体3は、長尺状の感光フィルムからなり、図示しないが、例えば全体が遮光状態に保持されたフィルムカートリッジの内部に回転自在に設けられた供給ロールに巻回されている。ホログラム用記録媒体3は、このフィルムカートリッジがホログラフィックステレオグラム作製装置10に装填されると、ホログラフィックステレオグラム作製装置10の内部に繰り出され、記録媒体送り機構34によって走行路を走行駆動させられる。
ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、この状態でシャッタ機構22が開放動作されてホログラム用記録媒体3に対してその表裏面から画像変調された物体光L2と参照光L3とをホログラム用記録媒体3に入射させ、要素ホログラム画像に対応した干渉縞を露光記録する。ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、1要素画像の露光記録が終了すると制御用コンピュータ12から記録媒体送り機構34に対して駆動信号C2が供給され、ホログラム用記録媒体3を速やかに所定量だけ走行駆動させ停止させる。
さらに、ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、図示しない定着処理部により、ホログラム用記録媒体3に対する紫外線の照射処理と、ホログラム用記録媒体3に対する所定温度での加熱処理とからなる定着処理を行い、ホログラム用記録媒体3に対して露光記録されたホログラフィックステレオグラム画像を定着させる。ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、定着処理が施されたホログラム用記録媒体3を、ホログラフィックステレオグラム画像毎に所定の大きさに順次切り抜き、1枚のホログラフィックステレオグラムとして外部に排出する。
ホログラフィックステレオグラム作製装置10は、以下順次この動作を行うことにより、長尺状のホログラム用記録媒体3に対して、複数のホログラフィックステレオグラム画像を順次露光記録し、1枚のホログラフィックステレオグラム画像が露光記録されたホログラフィックステレオグラムを作製する。
次に、以下では、この発明を適用して構成され、上述のようにして作成されたホログラフィックステレオグラムや、各種のホログラムが取り付けられる照明装置の具体例について説明する。各種のホログラムとは、上述のような横方向視差のリップマン型(体積型)ワンステップホログラフィックステレオグラムに限らず、上下視差も付加したフルパララックスステレオグラム、模型等にレーザー照射撮影した実写ホログラム、それらを原版にして複製されたホログラム、表面レリーフ型の所謂エンボスホログラム、回折格子なども含む。なお、以下、特に明記しない限り、ホログラフィックステレオグラムもホログラムの一種として、ホログラムに含まれるものとする。
第一の実施の形態として、図5に示すようなペンライト500について説明する。ペンライト500は、光源54a, 54b, 54cや電池55を内蔵する光源支持体55、その光源支持体50と固定されたブラケット部60、そのブラケット部からヒンジ53を介して、可動する薄板状に樹脂材料などによって形成された導光拡散体51を有する。
導光拡散体51には、部分的に表面面粗度が大きくなっている部分52があり、導光拡散体51の端面61から入射した光は、面粗度が小さい部分は光らず、面粗度が大きい部分だけ面の法線方向に拡散して出てくる。本実施例では、サンドブラスト、エッチング、レーザーマーキングなどの手法で面粗度が大きくなっているが、これに限らず、様々な手法が使える。また、部分的に乳白色の材料が煉りこんであっても良い。着色拡散材料、蛍光塗料、ブラックライトの反応する材料、セロファンなどが部分的、あるいは全体的に形成されていてもよい。表面レリーフ型、またはリップマン型の回折格子、ホログラムなどであってもよい。形状は、星形などの模様に限らず、文字、英数字などを形成してあっても良い。
また、この導光拡散体の一部には反射型ホログラムが、直接、または図9に示すような、ホログラムのフレーム枠62を介してクリップ59で挟持固定されている。クリップによる固定ではなく、直接粘着材、接着剤などにより、導光拡散体51に固着されていてもよい。
導光拡散体51全体は、ヒンジ53の部分で連接され、回転できる構造となっている。図5(a)の状態にあるとき、光源支持体50の内部に配設された発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの光源54a, 54b, 54cからの光が、導光拡散体51の端面61から入射しやすい。また、図5(b)の状態にあるとき、導光拡散体51の端面から光は入らないが、ホログラム58を所定の角度から照射できる位置となっている。この所定の角度とは、ホログラム58によって決まる適正照明角度に合わせたもので、この例の場合は、上記光源54bとホログラム58の中心とを結ぶ線と、上記ホログラム58の面の法線とのなす角度が、45°と設定されている。
導光拡散体51とブラケット部60との為す角度は、0度から45度の間にて回転可能であるが、ストッパーa56、ストッパーb57により、それ以外の角度にまでは広がらないようになっている。つまり、装飾中心に照明を行う第一の形態とホログラム観察を行う第二の形態の間は連続的に可動し、それを超えた状態には至らないようになっている。
また、図示しない機構により、0度、45度の状態では、ある程度の外力をかけない限り、固定できるようになっている。 即ち、装飾を中心に照明を行う第一の形態とホログラム観察を行う第二の形態のそれぞれの位置で、固定できる機構を有している。
光源は、赤色LED54a、緑色LED54b、青色LED54cが、光源支持体の中に内蔵されている。図5(a)の状態にあるとき、それぞれのLEDが順次に点灯、あるいは点滅し、装飾性を高めることができる。
図5(b)の状態にあるとき、赤色LED54a、緑色LED54b、青色LED54cの全てが点灯することにより、フルカラーのホログラムを最適に照明することができる。ホログラムの特性に合わせて、赤色LED54a、緑色LED54b、青色LED54cの輝度バランスを調整することができるようになっている。
光源支持体50には、図示しないスイッチがあり、図5(a)の状態にあるときには、スイッチを押すことにより、LEDの点灯をスタートできる。押しボタン式スイッチにて、一定時間点灯後、自動的に消灯するようになっている。消灯し忘れると、使用していないにもかかわらず電池を消耗してしまうことを防ぐための機能である。または、スイッチを押してから、再度押すまでの間だけ点灯されるようになっていても良い。または、スイッチを押し続けている間だけ点灯されるようになっていても良い。
ストッパー56bの位置、または光導入端面61には、図示しないマイクロスイッチ、光スイッチなどがあり、導入拡散体51の位置に応じて、光源54a〜54cの発光制御を変更するようにしてもよい。図5(b)の状態にあるときは、図5(a)のペンライトモードよりも輝度を明るくしてホログラムを観察したいという要望がある。図5(b)の状態に至る前に、LEDを高輝度に光らせてしまうと、無駄に電力消費をしてしまうことに加え、ペンライトとしての使用状態で人の目に直接眩しいほどの光を入れてしまう危険性もあるため、図5(b)の状態以外では高輝度には光らないように制御することも可能である。このように、装飾中心に照明する第一の形態であるか、ホログラム観察を目的にする第二の形態であるかを判別できる判別装置を有し、該判別装置により、上記第一の形態または第二の形態に適した異なる光源制御をおこなうことができるようになっている。
あるいは、プッシュスイッチ、スライドスイッチなどは使用せずに、導光拡散体の位置を動かすことのみで光り方を制御できるようにしても良い。例えば、図5(a)の状態にセットされるとペンライト機能で光拡散体が光り、R、G、Bが順次切り替わり1分間点滅、点灯してから消灯する。図5(b)の状態にセットされると、R,G、Bが同時に高輝度モードで光り、ホログラムを照明し、30秒後に消灯する。これは一例であって、発光状態や輝度の制御は、様々なバリエーションが可能である。即ち、上述、状態判別装置により、ホログラム観察中心に照明する第二の形態に設定されてから所定の時間のみホログラム支持部を照明する光源を点灯させ、その後消灯させるようにしてもよい。
第一の実施例において、光源は、赤色LED54a、緑色LED54b、青色LED54cを内蔵させているため、ペンライト機能、ホログラム照明機能の両方に、同一の光源を使用でき、効率的である。これに加えて、白色LEDが配設されていても良い。この場合は、図5(a)の状態においては、赤、緑、青のLEDを個別に順次光らせ、白色LEDは消灯のままにしておき、図5(b)の状態においては、白色LEDのみを光らせる、あるいは、白色LEDを高輝度に光らせると共に、装飾的に赤、緑、青のLEDを低輝度にて光らせるといったバリエーションも可能である。
第一の実施例に用いたホログラムの層構成について、その断面図を図8に示して説明する。フレーム付きホログラム媒体70は、ホログラム記録層72がPETなどの基材層72、73で挟まれており、その周囲を枠74、75で保護するように粘着材72で接着されている。ホログラム記録層72は透明であって、枠A74、枠B75共にくり抜かれているため、ホログラム像越しに奥がシースルーとして見える。
ホログラムは、表裏、画像の上下、光を斜め上から入れるか、斜め下から入れるか、が重要である。特にリップマンホログラムは、記録層の内部の屈折率変調により干渉縞が形成されているため、照明光を照射するまでは、その向きがわかりにくい。図8の構造でホログラム層が透明である場合、表裏も含めてどのようにセットするか、間違えやすい。図11において、斜め上から光を入れて、リップマンホログラム像が正常に見えるものだとして、B軸を中心に回転して180度反転させた場合、像はほとんど見えない。A軸を中心に回転して180度反転させた場合、ホログラムは倒立像となって見えるが、奥行き・手前も逆になるいわゆるスードスコピック(Pseudoscopic)像にもなる。つまり、ホログラムの製作時に設定された推奨再生条件に合わせて観察する必要がある。
本発明では、ホログラムの表裏、画像の上下、入射再生光の向きを、照明光を照射せずにもわかるようにするため、ホログラム媒体、またはその枠に図12、図13のようなマークを印刷してある。まず、観察者は、図12のマークが正立してみえるようにホログラム媒体を保持する。即ち、矢印が上を向き、UPの文字が鏡像となっていないことを確認する。不透明な媒体に印刷されていれば、図12のマークが見えている面が表であり、観察者側にきていることは間違いないが、透明媒体に印刷されていた場合は見間違えることもあるため、UPのような左右対称でない文字またはシンボルマークを印刷してある。その上で、図13のマークがあれば、図13(a)矢印のマークがあれば、光源を観察者側上方から照射することにより、像が再生される。図13(b)矢印のマークがあれば、光源を観察者下方から照射することにより、像が再生される。
図14には、最適照明入射光を表すマークのバリエーションを記載した。最適照明光の入射方向は、厳密には、角度まで含めて決まっており、(a)では、観察者がホログラム法線方向から観察するとして、ホログラムの法線に対して斜め上45°の方向から光源を入射することを意味している。(b)では、同様に、ホログラムの法線に対して斜め下、60°の方向から光源を入射することを意味している。また、(c)(d)では、角度に加えて、ホログラム面の観察者側から光を入れる反射型を示すR(Reflectionの頭文字)、あるいは、観察者と反対側から光を入れる透過型を示すT(Transmissionの頭文字)も加えた。他に、反射型、透過型の中間にあたり、媒体端面から入射させるエッジリット型Eなどを加えても良い。また、推奨光源の種類、波長、平行度などを記載してもよい。また、このようなマークはホログラムの観察面側に印画できない場合、(e)のように、点線で矢印を示すことにより、裏面に記載していることを意味するようにしてもよい。
図12のマークに関しては、ホログラム面、あるいはホログラムが貼付あるいは組み込まれる媒体面に、文字などの印刷が施されていれば必ずしも必要ではない。文字が印刷されていると上下、表裏は容易に判断できるためである。その上で、図13、図14のような推奨照明光マークが形成されているとわかりやすい。
本実施例においては、推奨照明光マークがなくても、間違えずに照明装置に装着できるようにするために、フレーム枠62に形状加工を施してある。図9に示すようにホログラムのフレーム枠62は、断面図、図8における枠A74、接着剤76、枠B75から形成されているが、これらすべての材料を貫通する穴64を設けてある。
一方、本実施例の照明装置には、円柱状凸部63が形成されており、その円柱状凸部の径は、ホログラム媒体の枠に設けられた貫通穴64より小さくなっている。ホログラム媒体70を装着する際、まず、貫通穴64を装置の円柱状凸部に挿入してから、クリップ59にて固定させる。上下、左右、表裏、いずれかでも間違った向きに装着しようとすると、ホログラム媒体の貫通穴64と照明装置の円柱状凸部63とは合わず、収まらないため、誤挿入を防ぐことができる。凸部は円柱状ではなく半球状の丸い突起凸部であったり、大きな面取りが施された円柱であったりしてもよい。こうすると、ガイドに沿わせて滑らせて挿入し、押し込むだけで貫通穴64と凸部63とが嵌り、位置決めされると同時に力をかけて外そうとしない限り自然排出されないストッパーの役割も兼ねることができる。
上記、円柱状凸部と、貫通穴にて、媒体の向きを規定できるようにした例を説明したが、上下、左右、表裏が一意的に決まるものであれば、これに限らない。例えば、四隅の角のうちの一つのみが他とは異なる形状をしているといった、枠全体の構造が非対称になっていて、その形状と合わせた加工が照明装置側に施されていても良い。
上述の例では、ホログラム基材を透明化して、背景がシースルーで見えるようにされているが、観察者に対してホログラム記録層72の反対側に、黒色乃至は暗い色の基材または粘着材を配置し、背景が見えにくいようになっていても良い。その場合は、ホログラム像のコントラストが上がって見やすくなる、表裏を間違えにくい、といった利点がある。即ち枠B75側は、ホログラム部分が貫通穴となっているのでなく、未加工の基材のままとし遮光性をもたせても良い。
フレーム枠62を構成する枠A74と枠B75の素材は、紙、プラスチック、金属、木など、いろいろなものを選択できる。枠A74と枠B75は一辺が予めつながっていて、折り目が形成されており、ホログラムを位置決めした上で、上述折り目で折り曲げて、接着剤で再剥離できないように接着すると枠A74と枠B75をずれないように貼り合せることが可能である。
接着剤は再剥離できるようなものであっても良い。また、接着剤は使わず、枠A74と枠B75に加工された形状で、嵌合や、折曲によって、固定することもできる。
フレーム枠62には、単体でストラップや鍵やLED光源などをつなげられるように、65の位置に、貫通穴または、凹部が形成されている。キーホルダータイプのLED光源を組み合わせで用いれば、簡易的に観察することも可能である。また、複数のホログラムのフレーム枠の穴65どうしを鎖や紐、ゴムなどでつなげておくと、紛失しにくい。それが本発明である照明装置とつなげておけば、観察者の意思で異なるホログラムを交換して照明装置に装着し、観察することも可能である。このような目的を達成すべく、本発明の照明装置には、装着された際に、図9の穴65の位置に組み合わされる部品が照明装置に当たらないように設計上の工夫が施されている。
第一の実施例において、図5(b)の状態のまま、図6のように机などの面に置くと、ブラケット部60と、ストッパーa56とが接地することにより手で持たずにホログラムを鑑賞することができる。
図6のような鑑賞形態を想定し、ホログラムの向きは、図10−aのような向きで、図5(b)に装着されるようにした。普及しているホログラムのほとんどは天井照明や太陽光など、観察者に対して上方からの照明で観察しやすいように、図9のような向きで制作されている。このため、図10−aのホログラム媒体を、照明装置とは分離して観察したとしても、一般的なホログラム同様、斜め上45°から光を照射すれば良いので、直感的にわかりやすいという利点がある。
図5(a)、図5(b)に図示した実施例をペンライトとしての使用を前提に手に持つときは、図5(a)に図示するように光源支持体50より導光拡散体51を上にして持つと、画像が上下逆さまの配置となるが、ペンライトとしての照明位置関係では、上方にある外光でもホログラム像はほとんど再生されないため、不要像が再生されず、むしろ、鑑賞時にのみインパクトのある像を再生でき好都合である。
第二の実施例として、図10−bのように形成されたホログラム媒体を図5(a)に装着する場合について説明する。図5(a)の状態のまま図7−aのように手に持つと、ペンライトとして使用できる。これを図5(b)のような状態にし、図7−bのように傾けるとホログラム鑑賞状態となる。また、図7−bと同じような状態を、手に持たずに再現できるように、光源支持体を保持する置き台81に挿入、固定した例を図15に示す。
この第二の実施例の場合、光源支持体を持つ角度を変えるだけでホログラムを観察できるため、操作をシンプルにすることができる。第一の実施例の場合、光源支持体部分が導光拡散体に比較して大きすぎると、図6のように置いた場合に、安定感が悪くなったり、観察時に光源支持体部分が邪魔になったりすることも考えられるが、第二の実施例では安定感も良く、観察の妨げにもならないように構成できるため、設計の自由度が向上する。
第二の実施例の場合、使用されるホログラム媒体は、観察者に対して下斜めから照明光を照射する必要が生じ、一般的に流通しているホログラムとは異なるため、照明装置との組み合わせをしないと観察方法がわかりにくいという問題が起こりうる。これに対し、本発明では、前述のように、ホログラム媒体に図12、13、14のようなマークを表示しているため、観察者は混乱することなく最適な照明条件を理解することが可能になる。
第二の実施例において、図15のように置き台81に装着される場合、置き台側には、電源トランス、接点が設けられており、装着されるとともに、光源支持体に外部から電力供給がなされるようにしても良い。この場合、光源支持体に内蔵した電池を消耗せずに、光源を光らせることもできる。また、光源支持体には繰り返し充電可能な蓄電池を内蔵しておき、置き台に装着されるとともに充電される機能を持たせても良い。図15の例では、取っ手部が略円筒だと仮定し円筒の中心軸が水平に対して0度〜45度の範囲で固定できるように置き台81の凹部は作られている。これは、ホログラムが、上から見下ろすような角度に置くと見やすいことと、取っ手部に対してホログラムが装着される面が略45度となることによる。
第三の実施例として、図16を用いて説明する。第一の実施例と同様に、導光拡散体の一部にホログラムが装着される構造となっているが、この導光拡散体の導光される光源は、導光拡散体と一体化された構造となっている。その上で、ホログラムを照明するための光源は、別のホログラム照明用光源支持体151に保持されており、可動部を介して導光拡散板と連接している。
ホログラム観察時以外は、図16(a)に示すように、ホログラム照明用光源支持体151はその光源と共に、電池格納を兼ねた取っ手部に格納されており、この状態ではホログラム照明用光源には電力供給されないようになっている。
ホログラム観察時には、図16(b)に示すように、ホログラム照明用光源支持体151を所定の位置まで動かすと、ホログラム照明用光源に電力供給がなされる。
第四の実施例として、図17を用いて説明する。第二の実施例と同様の構成であるが、光源支持体950は、手で持つ部分を兼ねる電池収納部と一体化しており、その光源支持体にはL1、L2、L3、L4、L5、L6、L7の計7個の白色LEDが、各々略一定の距離を隔てて、かつ、ホログラム部分を照射する向きに収納されている。ホログラムは観察者の目の位置とホログラムの位置の関係が固定されている状況で、照明光が動くと、それに応じてホログラム像が変化する。このため、図18−a乃至、図18−cのように、L1乃至L7の光源を順次に光らせることにより、観察者が動かなくても立体像が動くという視覚効果が得られる。図18−bのように、光源の輝度をグラデーション制御すると、図18−aのように制御した場合よりも、滑らかな動きが再現される。隣り合うLEDから再現される画像の輝度が滑らかに変化するため、装飾効果も大きい。図18−cのように光源の輝度を制御すると、立体像や動画像の順送りと逆送りとを連続的にループ再生させることもできる。
L1乃至L7は、白色LEDとして説明したが、各々が赤色、緑色、青色等、複数の発光素子から構成されており、それぞれを個別に発光制御してもよい。あるいは、LED自体は白色であって、導光拡散体951のそれぞれのLEDが入射する位置に個別の色のフィルタがあっても良い。そうすることにより、ホログラム観察に好適な白色再生、ペンライトの装飾に好適な多色発色が実現できる。また、光源の個数は7個に限るものではない。
L1乃至L7のように、複数個で照明するようにしたことにより、ホログラム照明時には上述のように、効果が期待できる他、導光拡散体に入射させた場合は、例えば図17の例における「LIVE!」という文字を一文字ずつ強調発光させるなど、装飾効果やメッセージ効果を加えることもできる。ホログラムを効果的に鑑賞するモードのときは、ホログラム面には主に一つの光源、あるいは隣り合う近傍の光源のみが発光していることが重要である。離れた位置や角度からの複数の光源から同時に照射されると多重像が見えてしまうからである。意図的に異なる方向からの複数の光源を照射して、多重像を観察させるモードを作って装飾効果を上げても良いが、一つの光源のみが照射されるホログラム鑑賞モードも作ってあり、観察者が選択できるようになっている。
第四の実施例では、ブラケット部960をヒンジ部で一緒に回転可能の構造となっており、図17(c)のような形態にした上で、机の上などに置くと、観察しやすい角度に固定できるようになっている。図示しない凸部、凹部が可動部に形成されていて、外力を加えない限り、図17(b)、または、図17(c)のような形態に固定できるようになっている。
第五の実施例として、図19を用いて説明する。第四の実施例と同様の構造体であるが、光源はL4の部分にある一つのLEDのみが、スライドレール981上のスライドユニット982に配設されており、L1の位置からL7の位置まで連続的に、ホログラム照射部方向を向いたまま、動く構造となっている。スライド構造では摩擦が極めて低くなっており、LED部を配設したユニットには図示しない重りもついているため、ペンライト980全体を傾けると、一番下の位置にLEDは移動し、相対的にホログラムを照射する角度が変わる。コンサート会場等でペンライトを振ること想定されるが、手で持って左右に傾けながら使用することが多く、それに応じて、ペンライト使用時には異なる部分が照射される装飾効果、ホログラム観察時には異なるホログラム像が見える映像効果、など、期待できる。
変形例として、重力には頼らず、ばね力などの弾性力やモータ等のアクチュエータにより、駆動するようにしても良い。
第六の実施例として、図20を用いて説明する。ペンライト600は、電池655やスイッチ665、図示しない電気回路などを格納する取手部619の上部に約1mmの厚さの透明プラスチック部材でできた透明中空体610が固定されている。透明中空体610の観察者から見て遠い側の面は開口部615があり、その外側にホログラム保持部614が構成されている。ホログラム保持部610は、ホログラムを左右、下から支えて位置を確定するためのホログラムガイド617と、遮光体616とで構成され、中空体610との間に囲まれた空隙にホログラムを滑り込ませることができるようになっている。中空体側、または遮光体側のいずれか、または両方には、一部凸部が形成されており、ホログラム側の相当する部分には穴が形成されている。ホログラムが装着された際には、この装置側の凸部とホログラム側の凹部が合わさるため、力をかけないと自然にホログラムが外れてしまうことを防ぐ。また、この凸部と穴は、左右上下非対象の位置に形成されているため、表裏上下を間違えることなく装着できる利点も持っている。このようにすることで、第1の実施例のように枠を使わないでも、図1のような構成のままの媒体も使用することができる。
透明中空体610の内部には、L1,L2〜L7のように複数のLEDが配置されている。このうち、L2、L4、L6のLEDの出射直後には、ミラー813が配置され、ミラーによっていずれもホログラムの中央部分を向くように固定されている。ミラーを用いることでコンパクトに中空体の中に配置させることができている。
L1,L3、L5、L7の出射直後にはミラーはなく、中空体を内部から照射しているが、中空体のLEDが照射される部分近辺には内側に鋸状に斜めに光が入射しやすいプリズム形状が形成されており、中空体を形成するプラスチック部材内部に構成面に平行に近い角度で導光される。臨界角を超えた角度となるため、透明中空体が理想的な鏡面平板であれば端面から導光した場合と同じように、プラスチック材料内を全反射伝搬し、面から外に光は出てこない。装飾拡散部611には中空体表面に微小な凹凸加工が施されておりその部分だけ光って見えることになる。
透明中空体610の内部にホログラムや光源、各部材が収まることで、埃やゴミなどが入りづらくなり堅牢性が上がるが、観察者は中空体611を通してホログラムを見ることになるため、微小な凹凸加工がホログラムの観察の妨げになるのは好ましくはない。そのため、ホログラムの領域中央から観察者側垂線に対して少なくとも上下20度、左右45度の方向領域内には、光を拡散させる部材は存在させないようにした。ホログラムの観察可能領域は、ホログラムの仕様によるが、左右方向に視野角を持つ鑑賞用のホログラムは一般的に上下20度、左右45度以上で作られることが多いため、この領域とした。プラスチック成型の際のゲートもこの位置を避けるように配置して製作した。透明中空体810の材質は、ホログラムの明るさ、画質を劣化させないようにするため、全光線透過率80%以上、ヘイズ値10%以下の物質でできており、一部に拡散性のある部材があったとしても、ホログラムの観察に著しい悪影響を与えないようにするため、拡散部分や遮光部分は面積比で10%を超えないようにした。
ヘイズ値とは、濁度(曇度)を示すもので、拡散透過光の全光線透過光に対する割合から求める。JIS-K-7105、JIS-K-7136で規定されている。
ヘイズ(%)=Td/Tt x 100 (Td:拡散透過率 Tt:全光線透過率)
さらに、中空体810の材料表面にて、不要な反射があると、ホログラムの再生に寄与する光量が減って像が暗くなったり、不要光によって不要ホログラム像が再生されたり、不要反射光が直接観察者の眼に届き、妨げになったりすることがある。これを回避するため、本実施例では、中空体810の表面を無反射コーティング、モスアイ加工などを施した。
L1、L3、L5、L7を同時または順次に点滅させると、ペンライトとしての装飾効果が出せる一方、L4をひとつだけ点灯させれば、ホログラムを観察できるモードとなる。L2、L4、L6を順次に点灯させていけば、照明装置を動かしたり観察者が動いたりせずとも、ホログラム像が動くのを鑑賞できる。
変形例としては、L1〜L7のLEDからの出射直後には、613の位置に全てハーフミラーが配置されていて、それぞれのLEDの光の一部がホログラム照明に使われ、残りが、中空体の光拡散体に導光されても良い。ハーフミラーの透過光と反射光の比は、それぞれのLEDで異なっていても良い。
ホログラムの裏側、即ち、観察者の反対側は重要である。図20の616の位置に黒い遮光部材を置けば、コントラストの高いホログラム像を観察することが可能ではあるが、前述したようなシースルー効果は出せない。一方、手持ちのペンライトで下斜めから拡散しない光が当たると、多くの人がいる前でペンライトを点灯したり、ホログラム観察時、観察者以外の人が対面にいたりした場合、眩しすぎて迷惑となったり、最悪の場合、目に障害を与えたりすることにもなりかねない。そこで本発明においては、異方性遮光体や異方性拡散体を用いた例を示す。
携帯電話やモニターの覗き見防止目的で商品化されているルーバーフィルムを、図20の616の位置の遮光体に配置すると、正面からは背面がシースルーで見える状況を作り出しつつ、かつ、斜め下からのLEDの照明光はブロックされて背面には透過しないようにできる。例としては、3M社製のPFシリーズを使用することができる。
次に、図20の616の位置に、異方性拡散体を配置した場合について説明する。スペックルを記録したスペックルグラム、屈折率の異なる部分が不規則な形状で分布した樹脂フィルムなどを用いると、ある方向からはすりガラス状に曇って見え、他の角度範囲から見ると、透明なフィルムのように見える。このような機能をもつものとして、「ルミスティー(住友化学株式会社の登録商標)」を挙げることができる。
ルミスティーは、光重合可能なモノマおよびオリゴマの少なくともいずれかを含む樹脂
組成物の少なくとも2種類から形成される。
光重合可能なモノマまたはオリゴマとしては、例えば、2,4,6−トリブロムフェニルアクリレート、トリブロムフェノキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、エチルカルビトールアクリレート、ペンテニルオキシエチルアクリレート、フェニルカルビトールアクリレート、ポリオールポリアクリレート、イソシアヌル酸骨格のポリアクリレート、メラミンアクリレート、ヒダントイン骨格のポリアクリレート、ウレタンアクリレートなどが挙げられる。
ルミスティーを構成する各樹脂組成物としては、互いに屈折率が異なる樹脂組成物が使用される。各樹脂組成物の組合せとしては、例えば、モノマから選ばれる2種、モノマの1種およびオリゴマの1種もしくはオリゴマから選ばれる2種またはこれらの組合せにさらに1種以上のモノマもしくはオリゴマを加えたものが挙げられる。拡散光における拡散角を確保する観点から、これらの組合せにおける各樹脂組成物のうちの少なくとも2種の間の屈折率差は、0.01以上であることが好ましい。
ルミスティーを構成する組成物として、光重合開始剤や可塑剤、安定剤、平均粒径が0.05〜20μmの充填剤、紫外線吸収剤、光重合性のない化合物などがさらに含有されていてもよい。
このような光学異方性拡散体をホログラムの背面に配置すると、ホログラム像を観察する際には後ろが透明になりシースルー効果がある一方で、LEDの光の進行方向から見ると拡散光となるため、眩しさを感じることはなく、ペンライトとしての効果的な装飾効果を楽しむことができる。
第六の実施例では、照明装置側に異方性遮光体や異方性拡散体を配したが、各ホログラムに配してもよい。即ち、図27に示すように、観察者側から順に、透明基材72、ホログラム媒体71、透明基材73、ルーバーフィルム77、透明基材78が配されている。
ルーバ―フィルム77は、シリコン系ゴムで作られていると基材73との間で空気を介さず接着しやすい。正面からの光に対しては透過し、斜めからの光は遮光するようなルーバーフィルムを用いた場合、背景はシースルーで見えるが、45°からの照明光は遮光し、媒体が装着されたときに、ホログラムの観察者以外の人が後ろから見て眩しい思いをするようなことはなくすことができる。ルーバーの角度など、仕様はこれに限らず、例えば、正面からの光は遮光し、斜めからの光を通すものを配しても良い。その場合は、ホログラムの観察時のコントラストを向上させるとともに、LEDの光をそのまま透過させることにより、懐中電灯のように使うことも可能である。これら異方性遮光体、拡散体を、照明装置側でなく交換する媒体側に配すると、媒体ごとに違う効果を楽しむことが可能となる。
ここまで説明してきたように、ホログラムに対して、観察者と反対側に異方性遮光体、異方性拡散体、あるいは単なる遮光体や拡散体などの機能体を配置する例として、機能体が照明装置側に配されていても、ホログラム媒体側に配されていてもどちらでも良い。さらには、ホログラム媒体と機能体と照明装置はそれぞれ分離しており、照明装置にホログラム媒体と機能体とを、重ねて挿入するようにしても良い。
次に、第七の実施例を図21のペンライト700を用いて説明する。第六の実施例とは異なり、ホログラム貼付部714に貼られたホログラムを観察する範囲は、開口部720を設けた。こうすることにより、710の中空体筐体は面粗度が悪くてもホログラムの画質が劣化することはない。むしろ710の筐体全体を光拡散体にしても良い。また、筐体の上部にはスポンジ状の光拡散体721が配され、それを照明するLED、LX1及びLX2が、ホログラムを照明するL1〜L7の光源とは別に配されている。取っ手部719の下部は太くなっており、テーブルなどの上に置いて鑑賞することも可能である。
次に、第八の実施例を図22のペンライト800を用いて説明する。透明中空球体B810の内部に、それより小さい透明中空球体A809がヒンジ807を介して回転可能なように保持されており、その間には液体808が充填されている。この液体の中には、液体よりも比重が若干小さい材料でできた装飾拡散体片811が分散されており、静止した状態で放置しておくと、図中で上の方に集まる。LED813は、透明中空球体A809の内部、ホログラム支持部814に貼付されたホログラム815に向けて照射され、ホログラム像を再生する。ペンライト800全体を振ると、装飾拡散体811が液体中に分散され、LED813からの照明光を拡散し、装飾効果が上がる。透明中空球体の内部には錘812が偏心した位置に固定されており、図23のように傾けて持ち、さらに取手部819を軸中心に回すように動かすと、図22の上面図に図示した矢印方向に搖動する。取手部内部には図示しない電池、電磁石があり、錘812を永久磁石化させたもので構成すると、電磁石と錘の間にて引き合ったり反発したりするため、揺らさなくとも中空球体Aが中空球体Bに対して往復回転運動をし、ホログラム像が動く効果を出すことができる。
次に第九の実施例として、液体砂時計付きホログラム820としたものを図24を用いて説明する。第八の実施例の取っ手部を置き台821に代え、透明中空球体B810の外側にフランジ822をつけ、置き台に施されたガイド824と嵌合されるようになっている。置き台821の内部に固定されたLEDから透明中空球体B810、液体808、透明中空球体A809の順に透過してホログラム815を下斜め45度から照射し、ホログラム像が再生される。液体809の中にはこの液体より比重が若干低い装飾拡散体片811が分散されている。透明中空球体Bより内側の部分をフランジがガイドに嵌合されたまま180度、上下が逆さまになるまで回転させると、下部にあった装飾拡散体片811が徐々に上に上がっていく。その過程でLEDからホログラムに照射される光は遮られたり拡散されたりするが、時が経つと、装飾拡散体片811は上部に集まり、観察が可能となる。
フランジ部には823に図示したような切欠きがあり、これと180度反対側にも同様の切欠きがあるため、図示しない位置決め部材により、ホログラムが正対する位置で固定される。
封入する液体はシリコンオイルを使用した。粘性の高いオイルを使うことで、装飾拡散体が移動する速度を遅くさせることができる。透明中空球体B180と透明中空球体A809の間隙は、図24ではほぼ均一としているが、流路を規制するように細隙を設けても良い。装飾拡散体片811は、微粒子、着色粒子、蓄光体、蛍光体などの固体に限らず、該液体とは混ざり合わない液体、さらには、気体であっても良い。装飾拡散体片811の比重は、液体よりも小さいものを選ぶことにより、静止状態では装飾拡散体片が上部に集まるようにしたが、逆に比重の大きいものを選び、下部に集まるようにしても良い。さらに、常温常圧ではほぼ同一の比重のもので、気圧や気温などの環境変化で、装飾拡散体が上に行くか下に行くか変わるようなものを選んでも良い。
ホログラムが、多重記録されたリップマンホログラムであり、異なる参照光角度での多重露光されたものだったり、異なる参照光角のホログラムを2枚重ねあわせたものだったりすれば、180度反転させると異なるホログラム像を再生させることも可能である。
第十の実施例を図25の円柱状照明装置850を用いて説明する。透明な円柱状筐体851の内部にはホログラム852、光拡散体853、ホログラム照明用LED854、光拡散体照明用LED855、電池856、さらに図示しないスイッチ、電気回路などが収まっている。装飾モードでは、LED855が順次に光拡散体853を照明させた後、ホログラム照明モードでは、LED854からホログラムが照明され、これら2つのモードを切り替えて鑑賞することができる。モードの切り替えは、スイッチで観察者が切り替えられるようになっている他、自動で交互に切り替わり、例えば10サイクル終わった後、電池消耗を防ぐ目的で自動的に消灯されるようになっていても良い。
第十一の実施例を図26のペンライト750を用いて説明する。光源は、指向特性として半値指向角が70度以上のような広がりをもつLED774を用いており、ホログラムを中心に照明しているが、周囲に配置した光拡散体770にも照射され、装飾効果があがっている。光拡散体770は表面粗さの大きい凹凸加工が表面になされており、一部は表面粗さの小さい部分で文字771が形成されている。また、光拡散体770は、例えば、3mmの厚さがあり、くりぬかれた内壁は鏡面加工されているため、この内壁から入射した光は内部反射成分があり全体が光りやすい。光源774からの光は、光拡散体の表面から照射されるとともに、その内壁772から内部に入射する光もあり、それらからホログラムの再生と同時に光拡散体からの拡散効果も観察することができる。一つの光源だけで照明しているため、光量分布としてはホログラム照明に多くが使われ、それ以外の光を有効に使って、ホログラムの再生像の観察を妨げていない位置において、ホログラムの再生像を装飾する効果を生んでいる。
筐体前面773は曲率を持った曲面で構成されている。この場合、外側、即ち、観察者と内側、ホログラム側との間に曲率差があると、レンズ効果のようにして拡大、または、縮小されたり、画像が歪んだりする。既知の歪が生じてしまう場合、ホログラフィックステレオグラムを記録する前に歪を補償するように予め記録用画像データを画像処理しておくことも可能である。
第十二の実施例を図28〜31のホログラム照明装置300を用いて説明する。ホログラム照明装置300は、ペンライト部350と置台部310により構成されており、取り外し可能となっている。
まず、ペンライト部350について図29を用いて説明する。取手部360は円筒状に形成され、内部に電池355、スイッチ365、図示しないLED点灯回路とともに、その円筒の中心軸近辺に中心軸に沿って発するように光源LED374などが配設されている。光源LED374から軸方向に発せられた光は、レンズ377により、平行光、または、所定の距離はなれた位置にて所定の面積に効率よく照明できるように平行度が調整された光となった後、プリズムシート375に入射される。プリズムシートは、例えば断面が0.01mmから1mm程度、好ましくは0.1mm程度の間隔で鋸刃状に形成された透明光学プラスチックであり、そのスロープ角度によって、所定の方向に曲げることができる。図29の例では一旦このプリズムシートにより観察者側に光は曲げられた後、反射鏡376により、観察者から遠ざかる方向に曲げられ、ホログラム314に到達する。このホログラムへの照射角度は、ホログラム観察に最適な角度となっているため、ホログラム正面近傍から明るい画像が観察できる。
レンズ377、プリズムシート375、反射鏡376、ホログラム支持部は、扁平球状の筐体360に取り付けられていて、図示しないネジ部で筐体360と取手部とは、取り付けられるようになっている。筐体360は、ホログラムを観察する部分373のみが、透明にできているが、その部分以外は内部に光拡散させる部材が塗布または隣接配置されているため、ホログラム照射に利用されなかった一部の光や図示しない別光源が照射されて装飾効果を出すことができる。
光源LED374からの光は、レンズ377やプリズムシート375などの透過部材を通り、そのまま筐体の光学的開口部373から外に出ると、眩しすぎたり、装飾性が劣化したりするが、遮蔽板378が配置されていて、故意に光源部を覗き込もうとしても直接眩しいほどの明るい光は見えないようになっている。
遮蔽板378は、文字などの装飾が施されていても良い。遮蔽板378は、光を完全に遮蔽するものでなくとも、拡散体でできていてもよいし、部分的に光学的開口を持っているものであっても良い。
本発明において、取手部の円筒軸方向に発せられる光源を一旦偏向させることにした理由は、従来からある懐中電灯、ペンライトなどの大半が、取手部の円筒軸方向に光を発せられることにある。即ち、図29における筐体360を図示しないネジ部から取り外せば懐中電灯として使うことができたり、図30のような別の円筒状拡散体に取り換えて装着すれば従来型のペンライトとして使うことができたりする。図30において、円筒拡散体とは、透明な円筒状プラスチック380の内部に円筒状に拡散シート381を配置したようなものである。
言い換えれば、従来型の懐中電灯やペンライトに、本発明の筐体360とそれに内蔵された必要な光学部品、光拡散体、ホログラムを配設すれば、容易にホログラム観察装置を構成することが可能となる。
光源LED374として1W以上の高輝度パワーLEDを使用すると、拡散または遮蔽しないまま、人の目に入ると眩しい場合がある。上述のような交換を使用者に委ねると、交換中に意に反して明るい光を見てしまい目を傷めることなどがありうるため、図29における筐体360や図30における円筒状プラスチック380が装着されない状態では発光しないように、装着部にスイッチをつけ、インターロック機構が働くようにしている。
この例では、円筒軸方向に出た光を曲げるのにプリズムシート、そこから再度ホログラム方向へ曲げるのに反射鏡を用いたが、いずれも、反射鏡、ブロック状のプリズム、レンズ、回折格子、ホログラム素子、電気光学変調素子、音響光学変調素子などを用いても良い。
ペンライト350単体では、ホログラムと光源の位置、角度の相対関係は固定されているが、ペンライト350全体を専用の置台、兼、揺動装置310に置くと、静止している観察者からも動きを観察できる。置台、兼、揺動装置の例について図28を用いて説明する。置台は、ペンライト350をその取手部の中心軸、または、ホログラム面を含む中心軸近辺を軸として摩擦が少なく回転できるように、ピボット部390、391が構成されている。ピボット部390と391とは、支持部392によってペンライト350の観察者に対して後ろ側で繋がっており、支持部392の弾性力によりペンライト350部が着脱可能となっている。ペンライト350側のピボットに接する部分は、小さな凹部が形成されており、位置が定まるとともに、接する面積を少なくすることで、揺動回転時の摩擦を少なくしてある。接地部397は照明装置全体の中で相対的に重く作られており、重心低く安定保持でき、しかもホログラムを接地部よりは5〜45度程度上方から観察できるように調整可能となっている。ペンライト350の内部には、重り393、394が配置されており、回転軸を中心に剛体振り子として揺動する。さらに、重り393、394が磁性体でできており、対抗する置台の支持部392側に、コイルを含む電磁石395、396が配設されており、ペンライト350が剛体振り子として揺動する固有振動数に近い周波数にて電磁石の電流を向きも含めて制御することで、継続的に揺動させることができる。つまり、重り393と対抗する電磁石395が反発するか、重り394と対抗する電磁石396が引合するかのいずれか、または両方が起こるように電磁石に電流を流す時間帯と、その逆で重り393と対抗する電磁石395が引合するか、重り394と対抗する電磁石396が反発するかのいずれか、または両方が起こるように電磁石に電流を流す時
間帯とが交互にくるように繰り返し制御すると、上述のような継続的な揺動が実現できる。
揺動機構は、電磁石を使うものとして説明したが、モータを歯車やベルトなどで伝動する機構を作り、モータを正逆反転させても良い。また、モータから偏心カムやリンク機構を介して伝達させることにより、モータが等速一方向回転していても繰り返し揺動させることもできる。モータや電磁石の駆動電源は、家庭用ACコンセント電源からの供給、電池からの供給、太陽電池からの供給など、いろいろ方法を選択できる。
電気駆動を使わなくともゼンマイやバネの弾性力を持ったものを駆動源に用いて揺動させてもよい。さらに、重力のみを利用し、やじろべえのように揺動させても良い。第十三の例について図33を用いて説明する。ホログラム照明装置200は、ホログラム214を含むペンライト部210とそれを置く揺動機構をもつペンライト保持部220により構成されている。ペンライト保持部220は、軸受223、224を介して支持部225とつながり、回転できるとともに、その回転軸中心より若干重心が重力に対して下方に配置されるよう重り221、222が配されている。この機構により、ペンライトを保持部に収めたときゆっくりとした速さで往復運動をする。
上述のように、ペンライト部と置台とを分離できるような構造の例では、ペンライト部を置台にセットした段階で、スイッチが入り、所定の時間点灯したり、所定の時間揺動したりするようにしても良い。また、重力による揺動装置では、人間の手で初動を与えることにより揺動が開始され、静止するまでの間点灯していて、揺動が止まると自然消灯するようにしても良い。光電検出器を設置し、揺動動作により、光電検出器が遮断されたかどうかを見ることにより、この制御は行われる。また、ペンライト部には充電池が内蔵されており、置台にセットされると充電池が充電されるようにしても良い。
第十四の実施例を図32のホログラム照明装置250を用いて説明する。ホログラム251は、10mm〜100mm程度の厚さのガラス板252の表面に貼付されている。ガラス板252は、ケーシング262に装着され、ケーシングが机などに置かれた際にホログラムを正面から見やすいように0度から45度の間でホログラムが上方向を向くようになっている。この角度は調整できるようになっていると好適である。同じケーシングに内蔵されたLED255からホログラムに対し、さまざまな角度から照射される。複数のLEDから照射する他、一つのLEDを電磁力や重力、弾性力などを利用して揺動させてもよい。
一方、ガラス板252の端部から赤、緑、青色のLED256、257、258による光がガラス内部に入射される。ガラス板は、その外形がダイヤモンドカットと呼ばれるさまざまな角度で切削、研磨されていたり、内部には3Dレーザー彫刻されていたりするものを使うと、LED256、257、258による装飾効果が上がる。
ホログラムはガラス板の観察者側に貼付されていてもよいし、観察者の反対側に貼付されていてもよく、さらには、複数のガラス板の間に挟まれるように配置されていてもよい。上述、複数の位置に、複数枚のホログラムが配置されていても良い。異なる位置に異なる光源が配置されており、それらを順次に点灯し、一番目のホログラムを照明する際に背景の光拡散体は青を基調に照明し、二番目のホログラムを照明する際には背景の光拡散体は赤を基調に照明する、というように時系列で異なる装飾、演出効果を与えることもできる。
ガラス板の観察者と反対側、ホログラムが貼付される場合はさらにその奥に、すりガラス状のアクリル材254を配置した。このアクリル材には、表面がレーザ加工により装飾されており、光を当てるとその加工部分が強調されて光る。ケーシング262内蔵された、赤、緑、青色のLED259、260、261により、アクリル材254に照射される。このように、ホログラムが貼付されている基材の内部または外部から光を照射し、ホログラムの装飾性を上げることが可能である。
ガラス板252の一部には、時計253が埋め込まれている。図示したようなアナログ時計に限らず、デジタル表示時計、温度計、湿度計、カレンダー、フォトディスプレイ、液晶ディスプレイなど、またそれらのうちの幾つかが配置されていても良い。
ガラス板252は、ガラスではなく、アクリル、ポリカーボネイト、ポリスチレンなどの樹脂材料、蛍光材料が含まれた上述材料などであってもよい。
上記、第一乃至第十四の全ての実施例において説明してきたように、光拡散体に入射させる光源と、ホログラム照明用の光源とは同一であっても良いし、別であってもよい。別である場合でも、電池など電力供給部分を共通化させた上で、電力消費量を抑えるため、ホログラム照明時と非照明時とで、光源に供給する電力量のバランスを変えている。
光拡散体を光らせる光が強すぎるとホログラム像が引き立たないため、ホログラム観察時のみには光拡散体を光らせる光を弱くするなどの連動を行っている。即ち、スイッチを入れると、まず、光拡散体が赤、緑、青のそれぞれのLEDが順次に異なるタイミングで明るく光ることにより、いろいろな色や明るさで光った後で消灯、ホログラムを照明する白色LEDがまず一個点灯、その後、ホログラムを照明するLEDが複数個、順次に点灯し、その後ゆっくりとホログラム照明のLEDが暗くなるとともに、光拡散体を照明する赤、緑、青のLEDが若干明るくなり、全LEDが消灯する、といったように、時間とともに変化するライティングの演出を施しても良い。
上記の実施例において、ホログラムの最適照明角度に合わせた、装置の所定の角度として、45°の場合を例に挙げた。即ち、上記ホログラム支持部を照射する状態において、上記光源と上記ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの中心とを結ぶ線と、上記ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの面の法線とのなす角度が、観察者に対して上方45°、または、下方45°に設定したが、これに限定するものではない。好ましくは、上記の角度は、上方40度から70度の間、または下方40度から70度の間の特定の角度を保つようにして支持するのがよい。40度より小さい角度であると、観察時に光源が目に入りやすくなり好ましくない。70度より大きい角度であるとコンパクトな照明装置となる一方、ホログラム表面での表面反射が大きくなり、ホログラム像を明るく鑑賞することが難しくなるからである。
上記の実施例において、光源からの光が、遮光も吸収も拡散もされずに観察者の眼に到達すると眩しくて観察を妨げるため、光源近傍観察者側に、図示しない遮光体、吸収体、拡散体など、あるいはそれらが組み合わされたものが配されている。
以上、この発明の第一乃至第十二の実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、第三の変形例として、基本構成は第三の実施例と同じであるが、導光拡散体を放射状の骨格をもつ、うちわ形状にしてもよい。
また、例えば光源の電池を交換可能としたり、光源は交換できるようにソケット式にしたりしてもよい。
また、電池は商品展示したり、店頭のPOP(Point of purchase advertising)として使ったりする場合は、電池だと長時間の展示で電池を交換しないとならないため、ACアダプタ変圧器を介して、コンセントから電源供給してもよい。
また、太陽電池を内蔵して、乾電池やボタン電池を不要としても良い。
光源はLEDを例として挙げたが、クリプトン、キセノン、ハロゲン、などのランプ、レーザー、蛍光灯、あるいは、有機ELなどの自発光素子でも良い。第一乃至第三の実施例では、LEDは、赤、緑、青の3種、一個ずつ内蔵させた例を記したが、白色LED一個でもかまわない。
光拡散体の基材は、ガラスやレーザー加工性の良いアクリル・キャスト材などが好適であるが、それに限らず、ポリカーボネイト、ポリスチレンなどの高分子樹脂材料であってもよい。また、各種蛍光体、ブラックライトで光る材料などで部分的にでも作られていれば、LEDの発光波長と、必ずしも同一の色ではない視覚効果を得ることも可能である。
また、ホログラム支持体に備えられるものは、カード式のものに限定されるものではなく、ホログラムを有し、観察できる状態で保持されるものに適用でき、キーホルダやシールなどであってもよい。
さらには、上述の実施の形態においては、観察者の意思があれば、自由にホログラムカードなどをホログラム支持体から分離できる例や、再剥離不可能な接着剤や画面テープなどで固着されている例を説明したが、初期には、一枚だけホログラムが再剥離不可能な形で固着されており、観察者の意思により、その上に重ねて別のホログラムを装着できるようにしてもよい。
複数のホログラムを照明装置に格納できるようにしておき、順次に観察者の意思でホログラム支持部にホログラム媒体を装着して観察するようにしてもよい。
本照明装置には、音声を再生できる装置が内蔵されていてもよい。ホログラムの被写体の人物の声や動物の鳴き声などを再生したりすることもできる。
本照明装置には、集音マイクが内蔵されていても良い。特に、第八の実施例の形状で、音声を集音できれば、カラオケなどのマイクとしても活用可能である。
本照明装置には、通信機能をもっていても良い。光り方の制御、点灯、点滅、消灯などを外部から制御することもできる。複数の照明装置を同時制御することも可能である。音楽や環境音、様々な演出に合わせて光制御することも可能である。
本照明装置には、赤外線、超音波、可視光などを利用して周囲温度と温度差のあるものが本照明装置近辺で動いたときに、その温度変化を検知する人感センサーや音に反応するセンサーなどを内蔵し、観察者がいるときだけ、ホログラム観察用の光源が点灯したり、揺動したりし、観察者がいないときには消灯し動きも止めることも可能である。
本照明装置には、吊り下げやすい鉤形状部品やが付属していたり、貫通穴が加工されていても良い。こうすることにより、クリスマスツリーなどの飾りとしての使用したり、キーホルダーやストラップなどを取り付けたりすることも可能となる。
ホログラム用記録媒体の説明に用いる断面図である。 ホログラム用記録媒体の感光プロセスを説明するための概略図である。 ホログラフィックステレオグラム作製装置の全体構成を説明する図である。 ホログラフィックステレオグラム作製装置の光学系を説明する図である。 第一の実施の形態のペンライトとしての使用状態、及び、ホログラム観察状態での図である。 第一の実施の形態のホログラム観察を平らな台の上にて行う場合の図である。 第二の実施の形態にて、手で照明装置を持つ場合の、ペンライトとしての使用状態の図(a)と、ホログラム観察状態での図(b)である。 ホログラム媒体の一例の層構成を示す断面図である。 ホログラム媒体の一例として、観察者側から見た図である。 第一の実施の形態と、第二の実施の形態において、ホログラム媒体が装着される向きを示す図である。 ホログラムの向き(表裏、左右、上下)の重要性を示す図である。 ホログラムの画像の上下を示すマークの一例の図である。 ホログラムの照明入射光の向きを示すマークの一例の図である。 ホログラムの照明入射光の向きに加えて角度や透過・反射区別を示すマークの一例の図である。 第二の実施形態のホログラム観察を平らな台の上にて行う場合の図である。 第三の実施の形態のペンライトとしての使用状態、及び、ホログラム観察状態での図である。 第四の実施の形態のペンライトとしての使用状態、ホログラム観察状態、及び、ホログラム観察を平らな台の上にて行う場合の図である。 第四の実施の形態における光源の輝度制御を示す図である。 第四の実施の形態における光源の輝度制御を示す図である。 第四の実施の形態における光源の輝度制御を示す図である。 第五の実施の形態のホログラム観察状態での図である。 第六の実施の形態のホログラム観察状態での図である。 第七の実施の形態のホログラム観察状態での図である。 第八の実施の形態のホログラム観察状態での図である。 第八の実施の形態のホログラム観察状態で、傾けた場合の図である。 第九の実施の形態のホログラム観察状態での図である。 第十の実施の形態のホログラム観察状態での図である。 第十一の実施の形態のホログラム観察状態での図である。 ホログラム媒体の一例の層構成を示す断面図である。 第十二の実施の形態のホログラム照明装置の図である。 第十二の実施の形態のホログラム照明装置のうち、置台部分からペンライト状装置を取り外した観察状態での図である。 第十二の実施の形態のホログラム照明装置のペンライト筐体を変更し従来型のペンライトとして使用できることを示す図である。 第十二の実施の形態のホログラム照明装置のうち、置台部分のみを示す図である。 第十二の実施の形態のホログラム照明装置で、置台に置いて観察する状態での図である。 第十三の実施の形態のホログラム照明装置の例を説明する図である。 第十四の実施の形態のホログラム観察状態での図である。
3・・・・ホログラム用記録媒体
4・・・・ベースフィルム
5・・・・フォトポリマ層
10・・・ホログラフィックステレオグラム作製装置
500: ペンライト
50: 光源支持体
51: 導光拡散体
52: 拡散部
53: ヒンジ
54a、54b, 54c: 光源
55: 電池
56: ストッパーa
57: ストッパーb
58: ホログラム
59: クリップ
60: ブラケット部
61: 光導入端面
62: フレーム枠
63: 円柱状凸部
64: 位置決め穴
65: 穴
70: ホログラム媒体
71: ホログラム記録層
72: 基材層A
73: 基材層B
74: 枠A
75: 枠B
76: 接着剤
150: 導光拡散体用光源支持体
152: ホログラム照明用光源支持体
153: ヒンジ
154a、154b、 154c: 導光拡散体用光源
154d: ホログラム照明用光源
200:揺動装置付ホログラム照明
214:ホログラム
221、222:重り
223、224:軸受
225:接地部
250:ホログラム照明装置
251:ホログラム
252:ガラス板
253:時計
254:アクリル板
255〜261:LED
310:揺動装置
314:ホログラム
350:ペンライト
355:電池
360:筐体・光拡散部
365:スイッチ
369:取手部
370:光拡散体
373:筐体前面・透明部
374:LED
375:プリズムシート
376:反射鏡
377:レンズ
378:遮蔽板
380:円筒状プラスチック
381:拡散シート
390:下部ピボット
391:上部ピボット
392:置台支持部
393、394:重り
395、396:電磁石コイル
397:置台接地部
600:ペンライト
610:透明中空体
611:装飾拡散部
612:光導入部
613:ミラー
614:ホログラム保持部
615:ホログラム保持開口部
616:遮光体
617:ホログラムガイド
618:ストッパー
619:取手部
620:光学的開口部
655:電池
665:スイッチ
700:ペンライト
710:筐体
713:ミラー
714:ホログラム貼付部
719:取手部
720:光学的開口部
721:光拡散体
750:ペンライト
760:筐体
764:ホログラム貼付部
769:取手部
770:光拡散体
771:文字部
772:光拡散体内壁
773:筐体前面
774:LED
800:ペンライト
807:ヒンジ
808:液体
809:透明中空球体A
810:透明中空球体B
811:装飾拡散体片
812:錘
813:LED
814:ホログラム保持部
815:ホログラム
819:取手部
820:液体砂時計付きホログラム
821:置き台
822:フランジ部
823:切欠き部
824:ガイド
850:円柱状照明装置
851:円柱状筐体
852:ホログラム
853:光拡散体
854:ホログラム照明用LED
855:光拡散体照明用LED
856:電池
865:スイッチ
900:ペンライト
950:光源支持体
951:導光拡散体
955:電池収納部
960:ブラケット部
965:スイッチ
969:机
980:光源移動型ペンライト
981:スライドレール
982:スライドユニット
L1〜L7:光源
LX1、LX2:LED

Claims (13)

  1. ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムを支持するホログラム支持部と、光源と、上記光源を少なくとも上記ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの観察領域以外にも光拡散させる部分が存在する光拡散体を有するとともに、上記光源と上記ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムとが最適な位置関係を形成するように、上記光源と上記ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの中心とを結ぶ線と、上記ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの面の法線とのなす角度が所定の角度で固定させることができることを特徴とする照明装置。
  2. 上記、光源から主に上記光拡散体に照射される第一の状態と、光源から主にホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの画像領域に所定の角度から照射される第二の状態という少なくとも二つの異なる状態を、一つの装置で切り替えられることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 上記、ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムを支持するホログラム支持部は、光拡散体を構成する板状部材に形成されており、上記光源と上記板状部材とは可動部を介して連接されており、光源を板状部材に入射させる第一の形態と、光源を所定の角度から当該ホログラム支持部を照射する第二の形態とを切り替えられる機構を有することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 上記光拡散体に入射する光源とは別に、ホログラム支持部を所定の角度から照明する光源を有することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. 上記、光拡散体に入射する光源と、ホログラム支持部を所定の角度から照明する光源とは同一であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  6. 上記、照明装置において、少なくともホログラム支持部を照明する光源は複数有し、異なる角度から順次に照明する機能を有することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  7. 上記所定の角度は、上記ホログラム支持部を照射する状態において、上記光源と上記ホログラム、またはホログラフィックステレオグラムの中心とを結ぶ線と、上記ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムの面の法線とのなす角度が、観察者に対して上方40度から70度の間、または下方40度から70度の間の特定の角度を保つようにして支持することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  8. 上記、照明装置において、光源を制御する方法は少なくとも2種類以上は用意し、そのうちの1種類は単一の光源が一定の時間、一定の明るさで点灯させることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  9. 上記、照明装置において、略円筒状の手持ち部分内部に、該円筒軸の該中心に、該円筒軸方向に照射するように配設された光源を有し、該光源からの光を透過または反射によって偏向させる部材を少なくとも一つを使い、上記ホログラム支持部に所定の角度で照射させることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  10. 上記、ホログラム支持部のホログラム媒体が配される領域、観察者と反対側に、異方性散乱部材、または異方性吸収部材を配置することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  11. 上記、光拡散体は液体中に存在する粒子、気体、異種の液体、のいずれかであることを特徴とすると請求項1記載の照明装置。
  12. 上記、照明装置において、重力、静電力、磁力、電磁力、弾性力などにより、搖動が生じ、観察者が静止していても異なるホログラム像を観察できることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  13. ホログラムまたはホログラフィックステレオグラムを記録した媒体において、観察者に対して、上方から照明光を照射すべきか、下方から照明光を照射すべきか、のいずれかが、該ホログラム材料と一体化されている材料の一部に記載されていることを特徴とするホログラム再生媒体。
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