JPWO2013175624A1 - 電動モータ - Google Patents
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Abstract
Description
巻線に電流が供給されると磁界が形成され、この磁界と永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によってアーマチュアが回転する。
例えば、略有底筒状のヨークと、コネクタ部が形成され前記ヨークを閉塞するように固定されるエンドブラケットと、を備えた電動モータであって、エンドブラケットに、サーミスタ及び雑防素子(本願の「コンデンサ」及び「チョークコイル」に相当)を搭載した電動モータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、アーマチュアコアに巻線を巻装する工程と、同電位のセグメントに接続線を接続する工程とを別々に行う必要がる。このため、アーマチュアへのコイルの巻装時間、及びセグメントへの接続線の接続時間の総時間が長くなり、この結果、製造コストが高くなるという可能性がある。
そして、コネクタ部は、エンドブラケットの外周壁から突出して形成されている。そして、コネクタ部の内部に配置された給電用ターミナル間には、雑防素子が配置されている。したがって、この様な構成では、コネクタ部を小型化してエンドブラケットの更なる小型化を図るのには限界がある。
この結果、電動モータの小型化、軽量化を図りにくいという可能性がある。
また、アーマチュアへのコイルの巻装時間、及びセグメントへの接続線の接続時間の総時間を短縮し、製造コストを低減できる電動モータを提供することを目的とする。
さらに、スロットに無駄なスペースが生じてしまうことを防止しつつ、コイルの占積率を向上させることができる電動モータを提供することを目的とする。
また、アーマチュアコア自体が異形状に形成されているものの、回転軸を中心に点対称形状になるので、アーマチュアの回転アンバランスが生じてしまうことをより確実に防止できる。
以下に、図1及び図2を用いて第1実施形態の電動モータ2及びこの電動モータ2を用いた減速機構付モータ装置1(請求項の「駆動装置」に相当)の説明をする。
図1及び図2に示す電動モータ2を用いた減速機構付モータ装置1は、例えば車両のパワーウィンドウ、サンルーフ、電動シート及びワイパ装置の少なくとも何れか1つの駆動用として用いられる。
電動モータ2は、ヨーク5の筒部53内にアーマチュア6が回転自在に設けられ、筒部53の開口部53b側に形成されたブラシホルダ収納部90に、ブラシホルダ22が内嵌固定されたものである。
ヨーク5は、例えば鉄等の金属からなる有底筒状の部材であり、例えば深絞りによるプレス加工等により成型される。
第1平坦部61の離間距離は、筒部53内に配置されるアーマチュア6の直径よりも若干広くなるように設定される。
弧状部63は、対向する第1平坦部61のそれぞれの周方向端部を連結している。弧状部63の曲率中心は、軸方向から見てアーマチュア6の回転中心と同一となるように設定される。また、弧状部63の内周面63aの曲率半径は、アーマチュア6の半径よりも若干大きくなるように設定される。
L1<R1・・・(1)
を満たすように設定されている。
ブラシホルダ収納部90は、短手方向で対向する1対の平坦壁91と、長手方向において平坦壁91の周方向端部を連結する1対の弧状壁92とを有している。
前述のとおり、第1平坦部61の幅L1、及び弧状部63の幅R1は(1)式を満たしている。したがって、筒部53に設けられた1対の第1平坦部61、及び1対の弧状部63のうち、より狭小な幅L1を有する1対の第1平坦部61が、ブラシホルダ22の短手方向に配置される。
外フランジ部52は、ブラシホルダ収納部90の長手方向に沿って長くなるように軸方向平面視略5角形状に形成され、且つ頂点となる部分が長手方向に位置するように形成されている。また、外フランジ部52の短手方向の幅は、ブラシホルダ収納部90に設けられた1対の平坦壁91の幅よりも若干大きくなるように設定されている。
ヨーク5の筒部53内に回転自在に設けられたアーマチュア6は、回転軸3に外嵌固定されたアーマチュアコア8と、アーマチュアコア8に巻装されたアーマチュアコイル(不図示)と、回転軸3の他端側に配置されたコンミテータ10とを備えている。アーマチュアコア8は、電磁鋼板等からなるリング状の板部材11を軸方向に複数枚積層したものである。
また、ティース12が周方向に沿って等間隔に配置されているため、各スロット13も周方向に沿って等間隔に複数形成される。
セグメント15は、軸線方向に長い板状の金属片により形成されている。そして、セグメント15は、互いに離間して絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。したがって、電動モータ2は、永久磁石7が4個、スロット13が10スロット、セグメント15が10枚の、4極10スロット10セグメントで構成された直流モータとなっている。
ウォームギヤ減速機構4には、ウォーム軸25及びウォームホイール26を収納するギヤハウジング23が設けられている。
第1実施形態によれば、ヨーク5の筒部53に第1平坦部61を形成することにより、筒部53を円筒状に形成した場合よりも、電動モータ2を小型化することができる。また、第1平坦部61を避けた位置に永久磁石7を配置することで、永久磁石7の厚さに依存することなく電動モータ2の小型化を図ることができる。
次に、第1実施形態の変形例について、図3及び図4を用いて説明する。第1実施形態の電動モータ2には、ヨーク5に1対の第1平坦部61が形成されていた。しかし、本変形例の電動モータ2には、ヨーク5に2対の第1平坦部61が形成されており、隣接する各第1平坦部61を跨るように2対の弧状部63が形成されている点で、第1実施形態の電動モータ2とは異なっている。尚、第1実施形態と同様の構成部分については、詳細な説明を省略する。
L1<R1・・・(1)
を満たすように設定されている。
第1実施形態の変形例によれば、弧状部63の幅よりも狭い幅を有する2対の第1平坦部61を形成することで、ブラシホルダの短手方向に加えて、長手方向においても電動モータ2の筒部53の小型化ができる。したがって、第1実施形態の効果に加えて、レイアウト性に優れた小型な電動モータ2、及びこの電動モータ2を使用した小型な減速機構付モータ装置1の提供ができる。
(断面8角形のヨーク)
次に、第2実施形態について、図5及び図6を用いて説明する。第1実施形態では、1対の第1平坦部61と、1対の弧状部63とにより、筒部53が断面略長円形状に形成されていた。また、第1実施形態の変形例では、2対の第1平坦部61と、2対の弧状部63とにより、筒部53が断面略長円形状に形成されていた。
しかし、第2実施形態では、筒部53が断面8角形状に形成されている点で、第1実施形態の電動モータ2とは異なっている。尚、第1実施形態及び第1実施形態の変形例と同様の構成部分については、詳細な説明を省略する。
さらに、対向する第1平坦部61の幅をL1とし、対向する第2平坦部62の幅をL2としたとき、第1平坦部61の幅L1、及び第2平坦部62の幅L2が、
L1<L2・・・(2)
を満たすように設定されている。
本実施形態によれば、筒部53を断面8角形状に形成することで、第1実施形態のように筒部53に弧状部63(図2参照)を形成した場合よりも、さらに電動モータ2の小型化ができる。
また、第2平坦部62の内面62aに永久磁石7を固定するので、永久磁石7を平板形状に形成することができる。これにより、永久磁石7を略円弧形状に形成する場合と比較して、加工コストを低減させることができる。とりわけ、曲面を形成しにくいネオジ焼結磁石やネオジボンド磁石等の希土類磁石には効果的である。
さらに、第2平坦部62の内面62aに形成された平坦面に平板状の永久磁石7を固定しているので、特に接着剤を用いて固定する場合には、永久磁石7を強固に固定することができる。
また、第2実施形態では、筒部53は断面8角形状に形成されており、2対の第1平坦部61と、隣接する第1平坦部61の周方向端部を直線的に連結する2対の第2平坦部62と、により形成されている場合について説明した。しかしながら、図7、図8に示すように、筒部53を断面略6角形状に形成してもよい。
また、第1平坦部61と、ブラシホルダ収納部90の短手方向に配置された平坦壁91とが面一になるようにヨーク5が配置される(図8参照)。このようにヨーク5を配置することにより、筒部53を断面略6角形状に形成した場合であっても電動モータ2の扁平化を図ることができる。
以下に、図9及び図10を用いて第3実施形態の電動モータ102及びこの電動モータ102を用いた減速機構付モータ装置101の説明をする。
図9及び図10に示す電動モータ102を用いた減速機構付モータ装置101は、例えば車両のパワーウィンドウ、サンルーフ、電動シート及びワイパ装置の少なくとも何れか1つの駆動用として用いられる。
ヨーク105の大部分を占める筒部153は、軸方向平面視で中心軸Oを挟んで径方向で対向する1対の平坦部161と、1対の平坦部161を連結する弧状部163と、により構成されている。
平坦部161の離間距離は、筒部153内に配置されるアーマチュア106の直径よりも若干広くなるように設定される。尚、平坦部161の離間距離は、後述するブラシホルダ122の平坦壁122aの離間距離に対応して設定される。
永久磁石107の内周面の曲率半径は、アーマチュア106の半径よりも若干大きくなるように設定される。また、永久磁石107の外周面の曲率半径は、筒部153に形成された弧状部163の内周面163aの曲率半径と略同一となるように設定される。また、永久磁石107の軸方向の長さは、ヨーク105の筒部153の軸方向の長さと略同一に設定される。
4個の永久磁石107は、周方向に沿ってN極及びS極の磁極が交互になるように配置されている。そして、4個の永久磁石107は、N極及びS極の磁極がそれぞれ対向するように配置されている。また、隣り合う永久磁石107のピッチ角は、約90°になるように設定されている。すなわち、電動モータ102は、2極対のモータを構成している。
ブラシホルダ収納部190の1対の平坦部191及び1対の弧状部192は、後述するブラシホルダ122の外形に対応して形成されている。すなわち、ブラシホルダ収納部190の平坦部191の離間距離は、ブラシホルダ122の平坦壁122aの幅に対応して設定される。また、ブラシホルダ収納部190の弧状部192の内周面における曲率半径は、ブラシホルダ122の弧状壁122bの曲率半径に対応して設定される。
外フランジ部152は、ブラシホルダ収納部190の長手方向に沿って長くなるように軸方向平面視略5角形状に形成され、且つ頂点となる部分が長手方向に位置するように形成されている。また、外フランジ部152の短手方向の幅は、ブラシホルダ収納部190に設けられた1対の平坦部191の幅よりも若干大きくなるように設定されている。
ヨーク105の筒部153内に回転自在に設けられたアーマチュア106は、回転軸103に外嵌固定されたアーマチュアコア108と、アーマチュアコア108に巻装されたアーマチュアコイル(不図示)と、回転軸103の他端側に配置されたコンミテータ110とを備えている。アーマチュアコア108は、電磁鋼板等からなるリング状の板部材111を軸方向に複数枚積層したものである。
また、ティース112が周方向に沿って等間隔に配置されているため、各スロット113も周方向に沿って等間隔に複数形成される。
セグメント115は、軸線方向に長い板状の金属片により形成されている。そして、セグメント115は、互いに離間して絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。したがって、電動モータ102は、永久磁石107が4個、スロット113が10スロット、セグメント115が10枚の、4極10スロット10セグメントで構成された直流モータとなっている。
図11は、ブラシホルダユニット120の斜視図、図12は、ブラシホルダユニット120の平面図、図13は、ブラシホルダユニット120の底面図である。
ブラシホルダユニット120は、本体部分を構成するブラシホルダ122と、ブラシホルダ122を貫通するターミナル132と、ブラシ130を付勢するスプリング121と、ブラシホルダユニット120上の各部品(図12参照)を電気的に接続するジャンパ線133(図13参照)、及び各リード線134(134a〜134f)と、外部電源から供給される電流のノイズを抑制するコンデンサ126及びチョークコイル127と、過電流から電動モータ102を保護する熱保護素子135と、により構成されている。
ブラシホルダ122は、軸方向平面視で略長円形状に形成された、樹脂等からなる部材である。ブラシホルダ122は、短手方向で対向した平坦面を有する1対の平坦壁122aと、長手方向両端に配置され、1対の平坦壁に跨るように設けられた1対の弧状壁122bとを有している。1対の平坦壁122aと、1対の弧状壁122bとにより囲まれた領域に、ブラシ130、ターミナル132、ジャンパ線133、各リード線134、コンデンサ126、チョークコイル127、及び熱保護素子135を配置している。
ターミナル132は、ブラシホルダ122を軸方向に貫通しており、ブラシホルダ122の外側(図13に示す面側)では、ターミナル132に外部電源から延出されたハーネス(不図示)等が接続され、外部電源と電気的に接続される。
ブラシ130の長手方向における外径側端面130aは、平坦に形成されており、後述するスプリング121の押圧部121aが当接する。そして、ブラシ130は、スプリング121によって内径側に押圧される。
スプリング121は、鋼等の線状の金属部材からなる、いわゆるねじりコイルばねであり、市販品を用いることができる。
同図に示すように、ブラシホルダユニット120上では、ブラシ130、チョークコイル127、熱保護素子135、及びコンデンサ126が電気的に接続されることにより、電気回路139が構成されている。
ブラシ130とチョークコイル127とは、リード線134a,134b,134c,134dを介して直列接続されている。一方側(図12における右側)のチョークコイル127と熱保護素子135とは、ジャンパ線133を介して直列接続されている。コンデンサ126は、リード線134e,134fを介してチョークコイル127と並列接続されており、チョークコイル127とともに、いわゆるローパスフィルタを構成している。
ウォームギヤ減速機構104には、ウォーム軸145及びウォームホイール146を収納するギヤハウジング143が設けられている。
第3実施形態の電動モータ102によれば、回転軸103を挟んで2個のブラシ130とは反対側に熱保護素子135を配置しているので、2個のブラシ130が配置されていないスペースを利用して、効率的に電動モータ2の構成部品を配置することができる。特に、磁極数が4極であり、機械角で90°周方向に間隔を空けて2個のブラシを配置した電動モータ102の小型化を図ることができる。
また、回転軸103の近傍に熱保護素子135を配置できるので、アーマチュア106及び電気回路139の各部品の温度を精度よく感知して、電気回路139に流れる電流を遮断できる。
ここで、ブラシホルダユニット120は、ヨーク105の開口を閉塞するように設けられている。したがって、熱保護素子135は、特に発熱しやすいアーマチュア106に巻回されたアーマチュアコイルの温度を精度良く検知し、熱害から有効に保護することができる。
さらに、ブラシホルダ122の弧状壁122bの内側にブラシ130と熱保護素子135とを配置したので、ブラシホルダ122の長手方向に、効率的に電動モータ102の構成部品を配置することができる。したがって、効率的に電動モータ102の構成部品を配置することができるので、電動モータ102の小型化ができる。
したがって、第3実施形態の電動モータ102によれば、熱保護素子135が防護壁の機能を有しているので、ブラシ130から発生する導電性の磨耗粉がコンデンサ126に付着するのを防止できる。これにより、例えば2個のコンデンサ126周りの端子間に磨耗粉が付着するなどし、電気回路139に不良が発生するのを抑制できる。
また、第3実施形態の電動モータ102によれば、コンデンサ126とチョークコイル127とを備えているので、コンデンサ126を並列接続し、チョークコイル127を直列接続することで電気回路139内にローパスフィルタを設けることができる。これにより、高周波ノイズが除去されるので、高性能な電動モータ102を提供することができる。
(電動モータ)
次に、この発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
図15は、電動モータの縦断面図、図16は、電動モータのアーマチュアコア付近の横断面図である。
図15、図16に示すように、電動モータ201は、不図示の減速機構と一体となって、例えば車両のパワーウィンドウやサンルーフの駆動用として用いられるものである。電動モータ201は、有底筒状のモータケース205内にアーマチュア206が回転自在に設けられ、モータケース205の開口部205a側にブラシホルダユニット207が内嵌固定されたものである。
ヨーク208の周壁281は、回転軸212を中心に対向配置されている1対の平坦部281aと、これら1対の平坦部281aの周方向端部をそれぞれ連結する弧状部281bとにより構成されている。
ブラシホルダ収納部209の開口部端には、電動モータ201を不図示の減速機構に締結固定するための外フランジ部217が形成されている。外フランジ部217には、複数のボルト孔(不図示)が形成されている。
セグメント268は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。
さらに、ブラシホルダ270内には、ブラシ210と不図示の外部電源との電源ラインの途中にチョークコイル272等の雑防素子が設けられている。この他に、ブラシホルダ270内には、アーマチュアコイル262に供給される電流を平滑化するためのコンデンサ(不図示)等が設けられている。
図17は、アーマチュアコアを構成するコアプレートの平面図である。
ここで、図17に示すように、アーマチュアコイル262が巻装されるアーマチュアコア261は、異形状に形成された所謂異形コアと呼ばれるものである。より詳しく以下に説明する。
仮想基準ティースKTとは、異形コアでない所謂ノーマルコアの場合に形成され、コア本体241から径方向に対して平行に延びるティースであり、各ティースT1〜T10の巻胴部244は、この径方向中央の基準点Pを中心にして所定の方向に傾倒した状態になっている。
また、3番ティースT3、4番ティースT4、及び5番ティースT5も、2番ティースT2と同様に形成されている。
そして、6番ティースT6は1番ティースT1に対して点対称に形成され、7番ティースT7は2番ティースT2に対して点対称に形成され、8番ティースT8は3番ティースT3に対して点対称に形成され、9番ティースT9は4番ティースT4に対して点対称に形成され、10番ティースT10は5番ティースT5に対して点対称に形成されている。
すなわち、10番ティースT10と1番ティースT1との間に形成される1番スロットS1は、仮想基準スロットKSに対して径方向内側のスロット幅H1が広がる一方、径方向外側のスロット幅H2が狭くなる。
さらに、2番ティースT2と3番ティースT3との間に形成される3番スロットS3は、仮想基準スロットKSに対してやや巻装方向Y1側にずれたような形になっている。4番スロットS4、及び5番スロットS5も3番スロットS3と同様の形になっている。
次に、図18A〜図19に基づいて、巻線243の巻装工程について説明する。
図18A〜図18Eは、巻線の巻装工程の説明図である。図19は、アーマチュアの展開図であって、隣接するティースT1〜T10間の空隙がスロットS1〜S10に相当している。尚、図19においては、各セグメント268に符号を付して説明する。
また、図18A〜図19に示すように、アーマチュアコア261への巻線243の巻装方式は、1つ置きに存在するスロットS1〜S10間に巻線243が巻装される所謂分布巻き方式になっている。
ここで、1番コイルC1、及び1’番コイルC1’はアーマチュアコア261上に最初に形成されたコイルであるので、アーマチュアコア261の径方向内側に最も寄った状態で形成されている。
このように、各コイルC1〜C5’を巻装方向Y1に向かって順次形成する巻装工程を経て、アーマチュアコア261にアーマチュアコイル262が形成される。
また、アーマチュアコア261が異形コアになっているものの、各ティースT1〜T10を互いに点対称となる2つのティース群251,252により構成されているので、アーマチュア206の回転アンバランスが生じてしまうことを防止できる。
図20は、第4実施形態の第1変形例におけるアーマチュアの展開図である。
同図に示すように、1番〜5番コイルC1〜C5と、1’番〜5’番コイルC1’〜C5’は、互いに並列に接続されている。
すなわち、1番コイルC1を形成する巻線243の巻き始め端243aが1番セグメント268に接続されている一方、巻き終わり端243bが2番セグメント268に接続されている。
また、2番コイルC2を形成する巻線243の巻き始め端243aが2番セグメント268に接続されている一方、巻き終わり端243bが3番セグメント268に接続されている。
そして、4番コイルC4を形成する巻線243の巻き始め端243aが4番セグメント268に接続されている一方、巻き終わり端243bが5番セグメント268に接続されている。
また、5番コイルC5を形成する巻線243の巻き始め端243aが5番セグメント268に接続されている一方、巻き終わり端243bが6番セグメント268に接続されている。
この他に、回転軸212を中心に対向配置されている1番コイルC1と1’番コイルC1’とを同時に巻装すると共に、それぞれ2番コイルC2と2’番コイルC2’、3番コイルC3と3’番コイルC3’、4番コイルC4と4’番コイルC4’、5番コイルC5と5’番コイルC5’とを同時に巻装する所謂ダブルフライヤー方式の巻装方法を採用することが可能である。
尚、この第1変形例では、アーマチュアコア261に巻装されたアーマチュアコイル262(コイルC1〜C5’)の巻き始め端243a、及び巻き終わり端243bを、図20の破線で囲む領域R2のように引き回した場合について説明した。しかしながら、図20に示す場合に限られるものではなく、各コイルC1〜C5’の巻き始め端243a、及び巻き終わり端243bが所定の電位のセグメント268に接続されていればよい。
(電動モータ)
次に、この発明の第5実施形態を図21、図22に基づいて説明する。
図21は、電動モータの縦断面図である。
同図に示すように、電動モータ401は、車両に搭載する電装品の駆動源となるものであって、有底円筒形状のヨーク402内にアーマチュア403を回転自在に配置した構成となっている。ヨーク402の内周面には周方向に4つの永久磁石404が磁極が順番となるように配設されている。これによって、電動モータ401は、ヨーク402内に4極の磁極が形成された状態になっている。
このスロット411間にはエナメル被覆の巻線412が巻装され、これによりアーマチュアコア406の外周に複数のアーマチュアコイル407が形成される。
図22は、アーマチュア403のセグメント414(ライザ415)とティース409、そして、ヨーク402側に配設されている永久磁石404とを展開した図面であり、隣接するティース409の空隙がスロット411に相当している(以下の図面についても同様)。尚、以下の図面においては、各セグメント414、及び各ティース409に回転方向に沿って順に番号を付けると共に、巻装された巻線412にそれぞれ符号を付して説明する。また、図22において、アーマチュア403の回転方向(以下、単に回転方向という)は、右方向とする。
このような構成のアーマチュアコイル407、及び接続線425は、互いに一連に巻線412を引き回すことにより形成される。以下、より具体的に説明する。
これにより、8番セグメント414と3番セグメント414とを短絡する接続線425が形成される。
したがって、第5実施形態によれば、アーマチュアコイル407、及び接続線425を形成するにあたって、巻線412を一筆書きの要領で繰り返し移動するように配索することにより、アーマチュアコイル407、及び接続線425を一連に形成することができるので、アーマチュアコア406への巻線412の巻装時間、及びセグメント414間に渡る接続線425の形成時間の総時間を短縮することができる。この結果、電動モータ401の製造コストを低減できる。
次に、この発明の第6実施形態を図21を援用し、図23に基づいて説明する。
図23は、この第6実施形態におけるアーマチュア403のセグメント414(ライザ415)とティース409、そして、ヨーク402側に配設されている永久磁石404とを展開した図である。尚、第5実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態でも同様)。
第6実施形態において、電動モータ401は、永久磁石404を4つ、スロット411を10個、セグメント414を10個有したモータである点、アーマチュアコア406の外周に形成されるアーマチュアコイル407は、隣接する2つのティース409,409に跨るように分布巻き方式で巻線412が巻装されることにより形成され、U相、V相、W相、X相、Y相の5相構造になっている点、そして、各相のアーマチュアコイル407は、それぞれ回転軸405を中心にして対向するように2箇所に形成される点、同電位となるセグメント414同士、つまり、回転軸405を中心にして対向する2つのセグメント414同士は、接続線425によって短絡されている点等の基本的構成は、第5実施形態と同様である(以下の実施形態でも同様)。
図23に示すように、巻線412の巻き始め端431は2つ存在しており、それぞれ同電位となる6番セグメント414のライザ415と、1番セグメント414のライザ415とに掛け回されている。そして、6番セグメント414のライザ415に巻き始め端431が掛け回されている巻線412は、第1U相コイル471U、第1V相コイル471V、第1W相コイル471W、第1X相コイル471X、及び第1Y相コイル471Yと、これらのコイル471U〜471Yに対応するセグメント414に接続される接続線425を一連に形成する。
まず、巻線412の巻き始め端431が6番セグメント414のライザ415に掛け回された後、6番セグメント414と同電位となる1番セグメント414のライザ415に巻線412が掛け回される。そして、6番セグメント414と1番セグメント414とを短絡する接続線425を形成する。
このように、アーマチュアコア406に巻装されるアーマチュアコイル407のうち、第1U相コイル471U、第1V相コイル471V、第1W相コイル471W、第1X相コイル471X、第1Y相コイル471Yと、これらのコイル471U〜471Yに対応するセグメント414に接続される接続線425が形成される。
したがって、第6実施形態によれば、アーマチュアコア406への巻線412の分布巻き方式での巻装方法として、回転軸405を中心にして点対称となる関係で2箇所同時に行う所謂ダブルフライヤ方式を採用することができる。このため、さらにアーマチュアコア406への巻線412の巻装時間、及びセグメント414間に渡る接続線425の形成時間の総時間を短縮することができる。この結果、電動モータ401の製造コストをさらに低減できる。
(巻線の巻装方法)
次に、この発明の第7実施形態を図24に基づいて説明する。
図24は、この第7実施形態におけるアーマチュア403のセグメント414(ライザ415)とティース409、そして、ヨーク402側に配設されている永久磁石404とを展開した図である。
同図に示すように、第5実施形態の巻線412の巻装方法と、第7実施形態の巻線412の巻装方法との相違点は、第5実施形態の各相コイル471U〜472Yは、それぞれ巻線412を一度にN回巻回することにより形成されているのに対し、第7実施形態の各相コイル471U〜472Yは、それぞれN/2回巻回された2つの小コイル571U〜672Yにより構成されている。
ここで、図24に示すように、巻線412の巻き始め端431は、第6実施形態と同様、2つ存在している。2つの巻き始め端431,431のうち、一方の巻き始め端431が、例えば、6番セグメント414のライザ415に掛け回された場合、続いて6番セグメント414と同電位となる1番セグメント414のライザ415に巻線412が掛け回される。そして、6番セグメント414と1番セグメント414とを短絡する接続線425を形成する。
第1U相小コイル571Uを形成した巻線412は、5番−6番ティース409,409間のスロット411から引き出され、回転方向に向かって配索された後、2番−3番ティース409,409間のスロット411に引き込まれる。そして、2番−3番ティース409,409間のスロット411と、10番−1番ティース409,409間のスロット411との間に巻線412がN/2回巻回され、第2U相小コイル572Uが形成される。
次に、2番−3番ティース409,409間のスロット411に巻線412を引き込み、2番−3番ティース409,409間のスロット411と、10番−1番ティース409,409間のスロット411との間に、巻線412がN/2回巻回され、第2U相小コイル672Uが形成される。第2U相小コイル672Uを形成した巻線412は、10番−1番ティース409,409間のスロット411から引き出され、回転方向に向かって配索された後、7番−8番ティース409,409間のスロット411に引き込まれる。そして、7番−8番ティース409,409間のスロット411と、5番−6番ティース409,409間のスロット411との間に巻線412がN/2回巻回され、第1U相小コイル671Uが形成される。
このように、各相コイル471U〜472Yは、それぞれN/2回巻回された2つの小コイル571U〜672Yにより構成され、全体としてN回巻回されたコイル471U〜472Yを形成する。
したがって、第7実施形態によれば、第6実施形態と同様に、所謂ダブルフライヤ方式を用いて巻線412を巻装することができるので、第6実施形態と同様の効果を奏することができる。これに加え、ダブルフライヤ方式を採用しつつ、同相同士の小コイル571U〜572Y、及び小コイル671U〜672Yを直列に接続することができる。つまり、例えば、第1U相小コイル571Uと第2U相小コイル572Uとが直列接続されている。
ここで、例えば、第6実施形態のように、第1各相コイル471U〜471Yと、第2各相コイル472U〜472Yとが異なる巻線412により形成されている場合、多少の巻装誤差等により、導線長さが変化し、同相同士のコイルでも異なる電流が供給されるおそれがある。しかしながら、第7実施形態では、同相同士の小コイル571U〜572Y、及び小コイル671U〜672Yを直列に接続されているので、同相同士のコイルには、同様の電流が安定して供給される。よって、各相のコイル471U〜472Yで形成される磁界を安定させることができ、磁気バランスの優れた電動モータ401を提供することが可能になる。この結果、ブラシ421の耐久性を向上させることができる。
また、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
3,103,212,405 回転軸
5,105,208,218,402 ヨーク
6,106,206,403 アーマチュア
7,107,214,224,404 永久磁石
8,108,261,406 アーマチュアコア
10,110,263,413 コンミテータ
12,112,409 ティース
15,115,268,414 セグメント
53,153 筒部
53a,153a 内周面
61 第1平坦部
130,210,421 ブラシ
135 熱保護素子
241 コア本体
243,412 巻線
251,252 ティース群
262,407 アーマチュアコイル(コイル)
264 コアプレート
471U 第1U相コイル
472U 第2U相コイル
471V 第1V相コイル
472V 第2V相コイル
471W 第1W相コイル
472W 第2W相コイル
471X 第1X相コイル
472X 第2X相コイル
471Y 第1Y相コイル
472Y 第2Y相コイル
571U,671U 第1U相小コイル
572U,672U 第2U相小コイル
571V,671V 第1V相小コイル
572V,672V 第2V相小コイル
571W,671W 第1W相小コイル
572W,672W 第2W相小コイル
571X,671X 第1X相小コイル
572X,672X 第2X相小コイル
571Y,671Y 第1Y相小コイル
572Y,672Y 第2Y相小コイル
S1 1番スロット(第1異形スロット)
S2 2番スロット(第2異形スロット)
S3 3番スロット(第3異形スロット)
S4 4番スロット(第3異形スロット)
S5 5番スロット(第3異形スロット)
S6 6番スロット(第1異形スロット)
S7 7番スロット(第2異形スロット)
S8 8番スロット(第3異形スロット)
S9 9番スロット(第3異形スロット)
S10 10番スロット(第3異形スロット)
T1 1番ティース(第1異形ティース)
T2 2番ティース(第2異形ティース)
T3 3番ティース(第2異形ティース)
T4 4番ティース(第2異形ティース)
T5 5番ティース(第2異形ティース)
T6 6番ティース(第1異形ティース)
T7 7番ティース(第2異形ティース)
T8 8番ティース(第2異形ティース)
T9 9番ティース(第2異形ティース)
T10 10番ティース(第2異形ティース)
Claims (5)
- 筒部を有するヨークと、
前記筒部の内周面に対向配置された2対の永久磁石と、
前記永久磁石よりも径方向内側に回転自在に支持されたアーマチュアと、
を備え、
前記筒部に、径方向で対向する少なくとも1対の第1平坦部を形成し、これら第1平坦部を避けた位置に前記永久磁石を配置した電動モータ。 - 前記筒部に、径方向で対向する1対の第1平坦部を形成した請求項1に記載の電動モータ。
- 前記アーマチュアに給電を行う2個のブラシを備え、
前記2個のブラシを機械角で90°周方向に間隔をあけて配置すると共に、
前記アーマチュアの回転軸を挟んで前記2個のブラシとは反対側に、過熱時に前記アーマチュアへの給電を遮断する熱保護素子を配置した請求項2に記載の電動モータ。 - 前記回転軸に外嵌固定されるコア本体と、
前記コア本体から径方向外側に向かって突設された10個のティースとを有するコアプレートを複数積層してなり、
周方向で隣り合う2つの前記ティース間に巻線が巻装されるアーマチュアコアを備え、
前記ティースは、周方向に隣接する5つの異形ティースにより構成されるティース群を2つ備えて成り、
2つの前記ティース群は、互いに前記回転軸を中心にして点対称に配置され、
前記5つの異形ティースは、
径方向に沿って延びる仮想基準ティースに対し、先端が前記巻線の巻装方向とは反対側に向かって傾倒するように形成された第1異形ティースと、
前記第1異形ティースの前記巻装方向側で周方向に沿って4つ形成され、前記仮想基準ティースに対し、先端が前記巻装方向に向かって傾倒するように形成された第2異形ティースとにより構成され、
前記第2異形ティースと、この第2異形ティースに対して前記巻装方向側で隣り合う前記第1異形ティースとの間で形成される第1異形スロット、
前記第1異形ティースと、この第1異形ティースに対して前記巻装方向側で隣り合う前記第2異形ティースとの間で形成される第2異形スロット、
及び、互いに周方向で隣り合う前記第2異形ティース間で形成される3つの第3異形スロットが、この順で巻装方向に向かって形成されている請求項3に記載の電動モータ。 - 前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられたコンミテータを備え、
各ティースには、それぞれ隣接する2つのティースに跨るように分布巻き方式で巻線が巻装され周方向にU1相、V1相、W1相、X1相、Y1相、U2相、V2相、W2相、X2相、Y2相の順に5相構造の各コイルが形成され、
前記コンミテータは、各相に対応する同電位の2つのセグメントが前記回転軸を中心にして対向配置されるように、総計10個の前記セグメントが周方向に沿って配置され、同電位のセグメント同士が前記巻線で短絡されて4極10スロット10セグメントに構成されており、
前記U1相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記U1相に対応し、且つ前記第1異形スロットと、この第1異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、この後、前記V1相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記V1相に対応し、且つ前記第2異形スロットと、この第2異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、この後、前記W1相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記W1相に対応し、且つ前記3つの第3異形スロットのうち、真ん中の第3異形スロットを間に挟んで両側に存在する2つの第3異形スロットに前記巻線を巻装し、この後、前記X1相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記X1相に対応し、且つ前記第1異形スロットと、この第1異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、この後、前記Y1相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記Y1相に対応し、且つ前記第2異形スロットと、この第2異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、
さらに、これらU1相、V1相、W1相、X1相、Y1相のコイルを形成するのと同時に、前記U2相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記U2相に対応し、且つ前記第1異形スロットと、この第1異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、この後、前記V2相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記V2相に対応し、且つ前記第2異形スロットと、この第2異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、この後、前記W2相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記W2相に対応し、且つ前記3つの第3異形スロットのうち、真ん中の第3異形スロットを間に挟んで両側に存在する2つの第3異形スロットに前記巻線を巻装し、この後、前記X2相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記X2相に対応し、且つ前記第1異形スロットと、この第1異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、この後、前記Y2相のコイルに対応する2つのセグメントに前記巻線を接続した後、前記Y2相に対応し、且つ前記第2異形スロットと、この第2異形スロットの前記巻装方向後方に配置されている前記第3異形スロットとの間に前記巻線を巻装し、
さらに、前記巻線が掛け渡される所定のセグメントと所定のティースとの位置関係は、前記回転軸を中心にして対向する位置関係になっている請求項4に記載の電動モータ。
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