JP2009240031A - 電動モータ - Google Patents

電動モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2009240031A
JP2009240031A JP2008081124A JP2008081124A JP2009240031A JP 2009240031 A JP2009240031 A JP 2009240031A JP 2008081124 A JP2008081124 A JP 2008081124A JP 2008081124 A JP2008081124 A JP 2008081124A JP 2009240031 A JP2009240031 A JP 2009240031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brushes
brush
side brush
segment
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008081124A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshichika Kawashima
義親 川島
Naoki Shioda
直樹 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2008081124A priority Critical patent/JP2009240031A/ja
Publication of JP2009240031A publication Critical patent/JP2009240031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Abstract

【課題】磁極数を8極としてもブラシの設置個数とブラシのレイアウトを最適化することで、さらなる長寿命化、高性能化を図ることが可能な電動モータを提供する。
【解決手段】ヨークの筒部に配設された8極の永久磁石4と、回転軸にアーマチュアコアと隣接して設けられコイルが接続されているセグメントを周方向に複数配置したコンミテータ13と、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材と、セグメントに摺接し、このセグメントを介してコイルに給電を行う4つのブラシ22とを備えた電動モータ1であって、4つのブラシ22は、陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの組みを2つ備えて構成され、同極側同士のブラシ22は、機械角で90°周方向に間隔をあけて配置されていると共に、異極側同士のブラシ22は、一方では機械角で135°周方向に間隔をあけて配置され、他方では機械角で45°周方向に間隔をあけて配置されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両に搭載される電動モータに関するものである。
従来から、車両等に搭載されるブラシ付きの電動モータが知られている。この電動モータは、内周面に複数個の磁石を取り付けた円筒状のヨークの内周面にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアは回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有している。アーマチュアコアには、巻線を巻装するためのティースが放射状に形成され、これらティース間に軸方向に長いスロットが形成されている。
各ティースには巻線が巻装され、アーマチュアコイルが形成されている。アーマチュアコイルは、回転軸に取り付けられた各セグメントに導通している。各セグメントはブラシと摺接可能になっており、このブラシからセグメントに電圧を印加することによってアーマチュアコイルに電流が給電されるようになっている。このとき、アーマチュアコイルに磁界が形成され、ヨークの磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が回転するようになっている。
ここで、ブラシは陽極側ブラシ(正ブラシ)と陰極側ブラシ(負ブラシ)との組みで構成され、ヨークの内周面に設けられた磁石が4個、つまり、磁極が4極の電動モータにあっては、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みが2組設けられる。そして、同極側同士のブラシを機械角で180°周方向に間隔をあけて配置すると共に、異極側同士のブラシを電気角で180°周方向に間隔をあけて配置する。磁石が4個の場合、各磁石を周方向に等間隔で配置すると、各磁石は機械角で90°間隔に配置されることになる。このため、各ブラシは、周方向に等間隔で配置された状態になる(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−262507号公報
ところで、近年、この種の電動モータにおいては、さらなる小型化、長寿命化、および高性能化が望まれている。そこで、例えば、磁極数を8極に多極化するなどして、電動モータの高出力化、小型化、および長寿命化を図ることが考えられる。このような8極の電動モータにあっては、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みが4組必要になる。この場合、各ブラシの摺動損の増加を考慮するとブラシの設置個数が多すぎる。このため、ブラシの設置個数を減少すべく同電位となるセグメント同士を短絡することが考えられる。
同電位となるセグメント同士を短絡すると陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みは1組で足りることになるが、ブラシ1つあたりの電流密度を考慮するとブラシの設置個数が少なすぎる。これらに対し、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2組とすると、ブラシの摺動損とブラシ1つあたりの電流密度とのバランスをとることができるが、これらのブラシをただ単に周方向に等間隔で配置したのでは所定のコイルに所定の電流を供給することが困難で、電動モータが正常に動作しなくなる。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、磁極数を8極としてもブラシの設置個数とブラシのレイアウトを最適化しつつ、部品点数を低減できる電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、筒部を有するヨークと、前記筒部の内周面に配設された8極の磁極と、前記ヨークに回転自在に軸支される回転軸と、前記回転軸に外嵌固定されコイルが巻装されたアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ前記コイルが接続されているセグメントを周方向に複数配置したコンミテータと、同電位となる前記セグメント同士を短絡する短絡部材と、前記セグメントに摺接し、このセグメントを介して前記コイルに給電を行う4つのブラシとを備えた電動モータであって、前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、同極側同士のブラシは、機械角で90°周方向に間隔をあけて配置されていると共に、異極側同士のブラシは、一方では機械角で135°周方向に間隔をあけて配置され、他方では機械角で45°周方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする。
この場合、請求項2に記載した発明のように、前記筒部の開口部を閉塞するブラケットと、前記ブラケットの内側に設けられ前記4つのブラシを保持するためのホルダステーと、前記ホルダステーに設けられ外部電源に電気的に接続される給電部とを備え、前記ホルダステーに、前記給電部と前記陽極側ブラシとを接続する陽極側ターミナルを1つ設けると共に、前記給電部と前記陰極側ブラシとを接続する陰極側ターミナルを1つ設けてもよい。
このように構成することで、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2組とすることができ、ブラシの摺動損とブラシ1つあたりの電流密度とのバランスをとることができる。また、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2組としても、所定のコイルに所定の電流を供給することができ、電動モータを正常に動作させることができる。
さらに、同極同士のブラシを一箇所に集中配置できる。つまり、例えば、陽極側ブラシをホルダステーの右半分に配置し、陰極側ブラシをホルダステーの左半分に配置することができる。
請求項3に記載した発明は、筒部を有するヨークと、前記筒部の内周面に配設された8極の磁極と、前記ヨークに回転自在に軸支される回転軸と、前記回転軸に外嵌固定されコイルが巻装されたアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ前記コイルが接続されているセグメントを周方向に複数配置したコンミテータと、同電位となる前記セグメント同士を短絡する短絡部材と、前記セグメントに摺接し、このセグメントを介して前記コイルに給電を行う4つのブラシとを備えた電動モータであって、前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、同極側同士のブラシは、機械角で180°周方向に間隔をあけて配置されていると共に、異極側同士のブラシは、機械角で45°周方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする。
この場合、請求項4に記載した発明のように、前記筒部の開口部を閉塞するブラケットと、前記ブラケットの内側に設けられ前記4つのブラシを保持するためのホルダステーと、前記ホルダステーに設けられ外部電源に電気的に接続される一対の給電部とを備え、前記ホルダステーに、前記給電部と前記陽極側ブラシとを接続する陽極側ターミナルと、前記給電部と前記陰極側ブラシとを接続する陰極側ターミナルとの組みを2組設け、一方の給電部には、これと一方の陽極側ブラシとが一方の陽極側ターミナルで接続されると共に、前記一方の給電部と一方の陰極側ブラシとが一方の陰極側ターミナルで接続され、他方の給電部には、これと他方の陽極側ブラシとが他方の陽極側ターミナルで接続されると共に、前記他方の給電部と他方の陰極側ブラシとが他方の陰極側ターミナルで接続されてもよい。
このように構成することで、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2組とし、各ブラシを回転軸を中心にして点対称に配置することができる。
請求項1、および請求項2に記載した発明によれば、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2組とすることができ、ブラシの摺動損とブラシ1つあたりの電流密度とのバランスをとることができる。また、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2組としても、所定のコイルに所定の電流を供給することができ、電動モータを正常に動作させることができる。
さらに、同極同士のブラシを一箇所に集中配置できる。つまり、例えば、陽極側ブラシをホルダステーの右半分に配置し、陰極側ブラシをホルダステーの左半分に配置することができる。このため、外部電源の電力を各ブラシに供給するために、給電部を1つ設けると共に、陽極側ターミナルと陰極側ターミナルをそれぞれ1つずつ設けるだけでよくなる。このため、ホルダステーに配設される部品点数を従来よりも削減することができる。
請求項3、および請求項4に記載した発明によれば、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2組とし、各ブラシを回転軸を中心にして点対称に配置することができるので、電動モータの重量バランスを向上させることができ、さらに、ブラシ同士が対向に配置されることで、コンミテータへの接圧のバランスを最適にすることができる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、電動モータ1は、所謂ブラシ付の直流(DC)モータであって、車両に搭載する電装品(例えば、ラジエータファン)の駆動源となるものである。電動モータ1は、有底円筒形状のヨーク2内に回転自在に設けられたアーマチュア3を備え、ヨーク2の開口部2cがエンドブラケット17で閉塞されている。
ヨーク2の筒部2aには、内面に周方向に沿って等間隔に永久磁石4が8個並設され、磁極数は8極になっている。また、ヨーク2のエンド部(底部)2bには、径方向略中央にボス部10が形成されている。このボス部10には、アーマチュア3の回転軸5を挿通するための挿通孔11が形成されていると共に、回転軸5の一端側を回転自在に支持するための軸受け12が内装されている。
アーマチュア3は、回転軸5に外嵌固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7と、回転軸5の他端側に配置されたコンミテータ13とから構成されている。アーマチュアコア6は、複数の金属板を軸方向に積層したり、軟磁性粉末を加圧成形したりすることで成るものである。
アーマチュアコア6は、回転軸5に外嵌固定される略円環状の回転軸固定部61を有している。回転軸固定部61に形成されている挿通孔61aに回転軸5が圧入固定されている。この回転軸固定部61の径方向外側には、回転軸固定部61と同心円上に形成された外側環状部62が設けられている。これら回転軸固定部61と外側環状部62との間には、両者61,62に跨り互いを連結するスポーク部63が周方向に等間隔で複数本設けられている。すなわち、アーマチュアコア6には、回転軸固定部61、外側環状部62、およびスポーク部63によって、軸方向に貫通する貫通孔64が複数形成されていることになる。
外側環状部62の径方向外側には、軸方向平面視略T字状のティース36が周方向に沿って等間隔に10個放射状に形成されている。隣接するティース36間には、蟻溝状のスロット37(図3参照)が形成されている。スロット37は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に10個形成されている。そして、このスロット37にエナメル被覆の巻線38が通され、この巻線38が不図示のインシュレータを介して集中巻にてティース36に巻装されている。これにより、アーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成されるようになっている。
また、アーマチュアコア6には、径方向中央に軸方向の平面視で略円形の凹部30,30が形成されている。これら凹部30,30のうち、コンミテータ13側に形成されている凹部30には、リング状のガイド部66がインロー嵌合されている。このガイド部66は、各ティース36間に配索される巻線38の渡り線部分がコンミテータ13の後述するライザ43と干渉しないようにするためのものである。
コンミテータ13は、回転軸5に外嵌固定され円柱状に形成されている樹脂モールド体40と、この樹脂モールド体40の外周面に露出配設された20枚のセグメント41と、樹脂モールド体40に埋設され20枚のセグメント41のうちの同電位セグメント同士を短絡させる短絡部材42とで構成されている。
セグメント41は軸方向に長い板状の金属片から成るものであって、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。セグメント41のアーマチュアコア6側端には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ43が一体成形されている。
ライザ43はセグメント41にアーマチュアコイル7を接続させるためのものであって、アーマチュアコイル7から引き出された巻線38の巻き始め端と巻き終わり端とがそれぞれ掛け回わされ、ヒュージングにより固定されるようになっている。これにより、セグメント41とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。
短絡部材42は、複数の短絡リング46を軸方向に間隔をあけて積層したものである。
すなわち、同電位セグメント同士を1つの短絡リング46で短絡させている。
ここで、この第一実施形態の電動モータ1は、永久磁石4(磁極)が8個、スロット37が10個、セグメント41が20枚であって、アーマチュアコア6のティース36に巻線38が集中巻にて巻装された8極10スロット20セグメントの5相直流モータである。このため、4つ置きに配置されたセグメント41が同電位セグメント同士となる(図3参照)。したがって、同電位セグメントの組みが5つ形成されるので、短絡部材42は5つの短絡リング46で構成されている。
エンドブラケット17は、金属製で略円盤形状に形成されたものであって、径方向略中央にボス部18が突出形成されている。このボス部18には、回転軸5の他端側を回転自在に支持するための軸受け19が圧入固定されている。
エンドブラケット17の外周部側には、外側に向かって延出するステー9が設けられている。このステー9は、電動モータ1を外部機器に固定するときに使用されるものであって、バーリング加工によって形成されたボルト孔9aがヨーク2とは反対側に向かって突設されている。
エンドブラケット17の内側には、ホルダステー20が取り付けられている。ホルダステー20は、樹脂製で略円盤状に形成されたものであって、この内面にブラシホルダ21が4つ固定されている。
図2に示すように、ブラシホルダ21は真鋳などで直方体の箱状に形成されたものであって、長手方向が径方向に沿うように放射状に配置されている。ブラシホルダ21には、それぞれブラシ22がスプリング23を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ22の先端部は、スプリング23によって付勢されているためコンミテータ13のセグメント41に摺接した状態になっている。
ここで、ブラシ22は、陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの組みを2つ備えた構成となっている。そして、陽極側ブラシ22a、および陰極側ブラシ22bは、それぞれ同極側同士のブラシ22が機械角で90°周方向に間隔をあけた状態で配置され、異極側同士のブラシ22が一方で機械角135°、他方で機械角45°周方向に間隔をあけた状態で配置されている。
すなわち、この第一実施形態では8個の永久磁石4が周方向に等間隔で配設されているので、同極側同士のブラシ22は電気角で360°周方向に間隔をあけた状態で配置され、異極側同士のブラシ22は電気角で180°周方向に間隔をあけた状態で配置されていることになる。そして、同極同士のブラシが一箇所に集中配置された状態になっている。つまり、陽極側ブラシ22a,22aは、ホルダステー20の右半分(図2における紙面右半分)に配置された状態である一方、陰極側ブラシ22b,22bは、ホルダステー20の左半分(図2における紙面左半分)に配置された状態になっている。
また、ホルダステー20には、互いに機械角で135°間隔をあけて配置されている陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの間の略中央に、給電部70が設けられている。この給電部70は陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとに電力を供給するためのものであって、不図示の外部電源が電気的に接続されている。さらに、給電部70には、弧状に形成された陽極側ターミナル71、および陰極側ターミナル72の一端がそれぞれ接続されている。
陽極側ターミナル71は、ホルダステー20の内面側に配設され給電部70と陽極側ブラシ22aとを接続するためのものであって、給電部70から2つの陽極側ブラシ22a,22aが配置されている部位に対応するように延出している。そして、陽極側ブラシ22aに一端が接続されているピグテール73は、この他端が陽極側ターミナル71に接続されるようになっている。陽極側ターミナル71には、陽極側ブラシ22aのピグテール73に対応する部位に、径方向外側に向かって突出する接続部74,74が形成されている。この接続部74,74にピグテール73の他端が接続される。
一方、陰極側ターミナル72は、ホルダステー20の内面側に配設され給電部70と陰極側ブラシ22bとを接続するためのものであって、給電部70から2つの陰極側ブラシ22b,22bが配置されている部位に対応するように延出している。そして、陰極側ブラシ22bに一端が接続されているピグテール73は、この他端が陰極側ターミナル72に接続されるようになっている。陰極側ターミナル72には、陰極側ブラシ22bのピグテール73に対応する部位に、径方向外側に向かって突出する接続部75,75が形成されている。この接続部75,75にピグテール73の他端が接続される。
このような構成のもと、外部電源の電力は、給電部70、各ターミナル71,72、ピグテール73、ブラシ22、およびセグメント41を介してアーマチュアコイル7に供給される。
次に、図3に基づいて、アーマチュアコイル7の巻装状態について説明する。
同図は、アーマチュア3のセグメント41(ライザ43)とティース36、ヨーク2側に固着される永久磁石4、そして、短絡部材42の短絡リング46を展開した図面であり、隣接するティース36間の空隙がスロット37に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント41、各ティース36、および巻装された巻線38にそれぞれ符号を付して説明する。
同図に示すように、同電位となるセグメント41同士は、短絡リング46によって短絡されている。つまり、4つ置きのセグメント41同士が短絡リング46によってそれぞれ短絡されている。
また、各ティース36には、それぞれU,V,W,X,Y相が周回り方向にこの順で割り当てられている。つまり、1番、6番ティース36がU相、2番、7番ティース36がV相、3番、8番ティース36がW相、4番、9番ティース36がX相、5番、10番ティース36がY相になっている。
巻線38は、例えば、その巻き始め端81が1番セグメント41aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント41aのライザ43に掛け回された後、巻線38を1番セグメント41aの近傍に存在する1−10番ティース36の間のスロット37aに引き込む。
そして、1番ティース36にn(nは1以上の自然数)回巻装して第一コイル7aを形成する。
続いて、1−2番ティース36の間のスロット37bから巻線38を引き出し、5−6番ティース36の間のスロット37cに引き込む。そして、6番ティース36にn回巻装して第二コイル7bを形成する。これら1番ティース36と6番ティース36は、互いに回転軸5を中心に点対称位置に存在している。
巻線38は、第二コイル7bを形成した後、6−7番ティース36の間のスロット37dから引き出し、6番ティース36の近傍に存在する12番セグメント41bのライザ43に掛け回される。そして、12番セグメント41bに巻線38の巻き終わり端82が接続される。これにより、1,12番セグメント41a,14bの間には1番ティース36と6番ティース36に巻装され、かつ直列接続された一対のコイル7a,7bを備えるアーマチュアコイル7(U相)が形成される。なお、巻き終わり端82が接続されている12番セグメント41bと1番セグメント41aに隣接する2番セグメント41eは、短絡リング46により短絡されている。このため、1番セグメント41a、12番セグメント41b間の電位差は、隣接するセグメント(セグメント41a,41e)間の電位差と等しくなる。
同様にして、例えば、巻線38の巻き始め端81が3番セグメント41cより巻き始められた場合、まず、3番セグメント41cのライザ43に掛け回された後、巻線38を3番セグメント41c近傍に存在する1−2番ティース36の間のスロット37bに引き込む。そして、2番ティース36にn回巻装して第一コイル7aを形成する。
続いて、2−3番ティース36の間のスロット37eから巻線38を引き出し、6−7番ティース36の間のスロット37dに引き込む。そして、7番ティース36にn回巻装して第二コイル7bを形成する。これら2番ティース36と7番ティース36は、互いに回転軸5を中心に点対称位置に存在している。
巻線38は、第二コイル7bを形成した後、7−8番ティース36の間のスロット37fから引き出され、7番ティース36の近傍に存在する14番セグメント41dのライザ43に掛け回される。そして、14番セグメント41dに巻線38の巻き終わり端82が接続される。これにより、2,14番セグメント41e,41dの間には2番ティース36と7番ティース36に巻装され、かつ直列接続された一対のコイル7a,7bを備えるアーマチュアコイル7(V相)が形成される。
そして、これを順次各セグメント41間に二つのコイル7a,7bを繰り返し形成しながら巻き進むことにより、アーマチュアコア6には5相(U,V,W,X,Y相)巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
また、同電位となるセグメント41同士が短絡リング46によって短絡されているため、結果的に隣接するセグメント41間には、U,X,V,Y,W相のアーマチュアコイル7がこの順で電気的に順次接続された構造となっている。つまり、1−2番セグメント41a,14e間にはU相のアーマチュアコイル7が、2−3番セグメント41e,14c間にはX相のアーマチュアコイル7が接続され、続けて隣接するセグメント41間にV,Y,W相のアーマチュアコイル7がそれぞれ接続されている。
したがって、上述の第一実施形態によれば、磁極が8極の電動モータ1であっても、陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの組みを2組とすることができる。また、陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの組みを2組としても、所定のコイルに所定の電流を供給することができ(図2、図3参照)、電動モータ1を正常に動作させることができる。
さらに、同極同士のブラシが一箇所に集中配置された状態になっている。つまり、陽極側ブラシ22a,22aは、ホルダステー20の右半分(図2における紙面右半分)に配置された状態である一方、陰極側ブラシ22b,22bは、ホルダステー20の左半分(図2における紙面左半分)に配置された状態になっている。このため、外部電源の電力を各ブラシ22に供給するために、ホルダステー20に給電部70を1つ、また、陽極側ターミナル71と陰極側ターミナル72をそれぞれ1つずつ設けるだけでよくなる。よって、ホルダステー20に配設される部品点数を従来よりも削減することができる。
そして、給電部70は、陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの間のうち、互いに機械角で135°間隔をあけて配置されている陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの間の略中央に設けられている。このため、陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの間隔が機械角で45°のスペースに給電部70を設けるよりも電動モータ1の重量バランスがよい。
なお、この第一実施形態では、陽極側ターミナル71、および陰極側ターミナル72がホルダステー20の内面側に配設されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、図4に示すように、ホルダステー20に陽極側ターミナル71、および陰極側ターミナル72をインサートモールドしてもよい。この場合、各ターミナル71,72の接続部74,75を露出させてピグテール73と接続するようにする。このようにすることで、ホルダステー20上に陽極側ターミナル71、および陰極側ターミナル72が露出配置されず、各ターミナル71,72の損傷を防止することが可能になる。
次に、この発明の第二実施形態を図5に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
この第二実施形態において、電動モータ1は、永久磁石4(磁極)が8個、スロット37が10個、セグメント41が20枚であって、アーマチュアコア6のティース36に巻線38が集中巻にて巻装された8極10スロット20セグメントの5相直流モータである点、4つ置きに配置された同電位のセグメント41同士が短絡部材42の短絡リング46でそれぞれ短絡されている点、エンドブラケット17の内側に樹脂製のホルダステー20が取り付けられ、このホルダステー20の内面に陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの組みが2組配設されている点等の基本的構成は、前記第一実施形態と同様である。
ここで、陽極側ブラシ22a、および陰極側ブラシ22bは、それぞれ同極側同士のブラシ22が機械角で180°周方向に間隔をあけた状態で配置され、異極側同士のブラシ22が一方で機械角135°、他方で機械角45°周方向に間隔をあけた状態で配置されている。すなわち、異極側同士のブラシ22は電気角で180°周方向に間隔をあけた状態で配置されていることになる。
また、ホルダステー20には、機械角で135°間隔をあけて配置されている陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの間の略中央に、一対の給電部90a,90b、つまり、第一給電部90aと第二給電部90bとがそれぞれ設けられている。第一給電部90a(図5における下方側の給電部)には、1組の陽極側ブラシ22a、および陰極側ブラシ22bと、第一給電部90aとを接続する1組の第一陽極側ターミナル91a、および第一陰極側ターミナル92aの一端が接続されている。
第一陽極側ターミナル91aは、ホルダステー20の内面側に配設され、第一給電部90aからこれに近設する陽極側ブラシ22aが配置されている部位に至るまで延出している。また、第一陽極側ターミナル91aの陽極側ブラシ22a側端には、陽極側ブラシ22aのピグテール73を接続するための接続部94が形成されている。
一方、第一陰極側ターミナル92aは、ホルダステー20の内面側に配設され、第一給電部90aからこれに近設する陰極側ブラシ22bが配置されている部位に至るまで延出している。また、第一陰極側ターミナル92aの陰極側ブラシ22b側端には、陰極側ブラシ22bのピグテール73を接続するための接続部95が形成されている。
第二給電部90b(図5における上方側の給電部)には、1組の陽極側ブラシ22a、および陰極側ブラシ22bと、第二給電部90bとを接続する1組の第二陽極側ターミナル91b、および第二陰極側ターミナル92bの一端が接続されている。これら第二陽極側ターミナル91b、および第二陰極側ターミナル92bは、上述の第一陽極側ターミナル91a、および第一陰極側ターミナル92aと同様に形成されているので説明を省略する。
したがって、上述の第二実施形態によれば、陽極側ブラシ22aと陰極側ブラシ22bとの組みを2組とすることができる。
これに加え、磁極が8極の4つのブラシ22を有する電動モータ1において、ブラシ22のレイアウトのバリエーションを増加させることができる。
さらに、陽極側ブラシ22a、および陰極側ブラシ22bは、それぞれ同極側同士のブラシ22が機械角で180°周方向に間隔をあけた状態で配置され、異極側同士のブラシ22が一方で機械角135°、他方で機械角45°周方向に間隔をあけた状態で配置されている。すなわち、各ブラシ22が回転軸5を中心にして点対称に配置された状態になっているので、電動モータ1の重量バランスをさらに向上させることができ、さらに、ブラシ同士が対向に配置されることで、コンミテータへの接圧のバランスを最適にすることができる。
なお、この第二実施形態では、各ターミナル91a〜92bがホルダステー20の内面側に配設されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、図6に示すように、ホルダステー20に各ターミナル91a〜92bを接続部94,95を露出させた状態でインサートモールドしてもよい。
また、上述の実施形態では、図3のアーマチュア3の展開図に基づいて、アーマチュアコイル7の巻装状態の一例を説明したが、これに限られるものではなく、例えば、以下の図7〜図9に示す他の実施形態のように、さまざまな巻装状態のアーマチュアコイル7を形成することができる。
図7の場合、巻線38は、例えば、その巻き始め端81が1番セグメント41aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント41aのライザ43に掛け回された後、巻線38を1番セグメント41a近傍に存在する1−10番ティース36の間のスロット37aに引き込む。そして、1番ティース36にn回巻装する。
続いて、巻線38は1−2番ティース36の間のスロット37bから引き出され、1番セグメント41aに隣接する2番セグメント41eのライザ43に掛け回される。そして、2番セグメント41eに巻き終わり端82が接続される。これにより、1,2番セグメント41a,41eの間には1番ティース36に巻装されたU相のアーマチュアコイル7が形成される。そして、これを順次隣接するセグメント41間にティース36毎に巻装されたアーマチュアコイル7を繰り返し形成しながら巻き進むことにより、アーマチュアコア6には5相(U,V,W,X,Y相)巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
また、同電位となるセグメント41同士が短絡部材42の短絡リング46によって短絡されているため、結果的に隣接するセグメント41間には、U,X,V,Y,W相のアーマチュアコイル7がこの順で電気的に順次接続された構造となっている。
このように、ティース36毎にアーマチュアコイル7を形成すると、同じ相同士のティース36にそれぞれ形成された一対のコイル7a,7bを直列接続してアーマチュアコイル7を形成する場合の並列回路数(モータの並列回路数が2)と比較して、並列回路数を増加させることができる(モータの並列回路数が4)。このため、巻線38の線径を細くすることが可能になる。
図8の場合、巻線38は、例えば、その巻き始め端81が19番セグメント41fより巻き始められた場合、まず、19番セグメント41fのライザ43に掛け回された後、巻線38を1−10番ティース36の間のスロット37aに引き込む。そして、1番ティース36にn(nは1以上の自然数)回巻装して第一U相コイル76aを形成する。
続いて、1−2番ティース36の間のスロット37bから巻線38を引き出し、5−6番ティース36の間のスロット37cに引き込む。そして、6番ティース36にn回巻装して第二U相コイル76bを形成する。なお、これら1番ティース36と6番ティース36は、互いに回転軸5を中心に点対称位置に存在している。
巻線38は、第二U相コイル77bを形成した後、6−7番ティース36の間のスロット37dから引き出し、15番セグメント41gのライザ43に掛け回される。これにより19,15番セグメント41f,41g間には、1番ティース36と6番ティース36に巻装され、かつ直列巻きされたU相のアーマチュアコイル7が形成される。
ここで、第二U相コイル77bを形成した後に巻線38が掛け回される15番セグメント41gは、短絡リング46によって20番セグメント41jと短絡している。この20番セグメント41jは、巻線38の巻き始め端81が掛け回されている19番セグメント41fに隣接配置されている。すなわち、19番セグメント41f、15番セグメント41g間の電位差は、隣接するセグメント41間の電位差と等しくなる。
続いて、15番セグメント41gに掛け回された巻線38を8−9番ティース36の間のスロット37gに引き込む。そして、9番ティース36にn回巻装して第一X相コイル77aを形成する。そして、9−10番ティース36の間のスロット37hから巻線38を引き出し、3−4番ティース36の間のスロット37iに引き込んで4番ティース36にn回巻装された第二X相コイル77bを形成する。なお、これら9番ティース36と4番ティース36も互いに回転軸5を中心に点対称位置に存在している。
巻線38は、第二X相コイル72bを形成した後、4−5番ティース36の間のスロット37jから引き出し、11番セグメント41hのライザ43に掛け回される。これにより15,11番セグメント41g,41h間には、9番ティース36と4番ティース36に巻装され、かつ直列巻きされたX相のアーマチュアコイル7が形成される。15,11番セグメント41g,41h間の電位差も短絡部材42の短絡リング46によって隣接するセグメント41間の電位差と等しくなっている。
次に、X相のアーマチュアコイル7を形成した巻線38は、7番ティース36、2番ティース36に直列巻きのV相のアーマチュアコイル7を形成して7番セグメント41iのライザ43に掛け回される。引き続き、巻線38は5番ティース36、10番ティース36にY相のアーマチュアコイル7を形成し、3番セグメント41cに掛け回された後、3番ティース36、8番ティース36にW相コイル80を形成する。そして、W相コイル80を形成した巻線38は、この巻き終わり端82を19番セグメント41fに接続して巻装作業を完了する。
これにより、アーマチュアコア6には、5相のコイル、つまり、U相、X相、V相、Y相、およびW相のアーマチュアコイル7が形成される。
ここで、巻線38は、各相のアーマチュアコイル7を形成する度に所定のセグメント41に掛け回されるが、その都度巻線38を切断することなく引き回して他相のコイルを形成しているので、結果的にU相、X相、V相、Y相、W相のアーマチュアコイル7がこの順で直列に接続された状態になっている。
また、各相のコイルが直列に接続されているので、結果的にU相のアーマチュアコイル7とX相のアーマチュアコイル7との間に配索された巻線38が15番セグメント41gに接続された状態になっている。これと同様に、X相のアーマチュアコイル7とV相のアーマチュアコイル7との間に配索された巻線38が11番セグメント41hに接続され、V相のアーマチュアコイル7とY相のアーマチュアコイル7との間に配索された巻線38が7番セグメント41iに接続され、Y相のアーマチュアコイル7とW相のアーマチュアコイル7との間に配索された巻線38が3番セグメント41cに接続され、W相のアーマチュアコイル7とU相のアーマチュアコイル7との間に配索された巻線38が19番セグメント41fに接続された状態になっている。すなわち、異相間に配索される巻線38が接続されたセグメント41においては、隣り合うセグメント41、例えば、3番セグメント41cと7番セグメント41iが隣接するセグメント41である2−3番セグメント41e,41c間の電位差に等しくなっている。
したがって、各ティース36に巻線38を一連に巻装しつつ、電動モータ1を正常に回転駆動させることができる。このため、各ティース36に巻線38を巻装する度に切断し、巻き始め端81、および巻き終わり端82となる端末部をそれぞれセグメント41に結線する必要がなくなる。よって、巻装作業の工数を低減することが可能になる。
図9の場合、例えば、その巻き始め端81が19番セグメント41fより巻き始められた場合、まず、19番セグメント41fのライザ43に掛け回された後、巻線38を1−10番ティース36の間のスロット37aに引き込む。そして、1番ティース36にn回巻装してU相のアーマチュアコイル7を形成する。
続いて、1−2番ティース36の間のスロット37bから巻線38を引き出し、5番セグメント41kのライザ43に掛け回される。5番セグメント41kは、短絡リング46によって19番セグメント41fに隣接する20番セグメント41jと短絡している。
次に、5番セグメント41kから引き出された巻線38は4番ティース36にn回巻装してX相のアーマチュアコイル7を形成し、11番セグメント41hに掛け回される。
このように巻線38を順次各ティース36にU相、X相、V相、Y相、W相の順に形成するように一連で巻装していく。また、異相間に配索される巻線38が接続されるセグメント41にあっては、隣り合うセグメント41が隣接するセグメント41間の電位差に等しくなるように巻装する。
したがって、図8の電動モータ1の並列回路数が2であるのに対して、図9の電動モータ1の並列回路数を増加させることができる(並列回路数が4)。このため、巻線38の線径を細くすることが可能になる。
本発明の第一実施形態における電動モータの構成を示す縦断面図である。 本発明の第一実施形態におけるブラシの配置図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるブラシの配置図である。 本発明の第二実施形態におけるブラシの配置図である。 本発明の第二実施形態におけるブラシの配置図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。
符号の説明
1 電動モータ
2 ヨーク
2a 筒部
2b エンド部
2c 開口部
3 アーマチュア
4 永久磁石(磁極)
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7 アーマチュアコイル(コイル)
13 コンミテータ
17 エンドブラケット(ブラケット)
20 ホルダステー
22 ブラシ
22a 陽極側ブラシ
22b 陰極側ブラシ
41 セグメント
42 短絡部材
46 短絡リング
70,90a,90b 給電部
71 陽極側ターミナル
72 陰極側ターミナル
74,75,94,95 接続部
91a 第一陽極側ターミナル(一方の陽極側ターミナル)
91b 第二陽極側ターミナル(他方の陽極側ターミナル)
92a 第一陰極側ターミナル(一方の陰極側ターミナル)
92b 第二陰極側ターミナル(他方の陰極側ターミナル)

Claims (4)

  1. 筒部を有するヨークと、
    前記筒部の内周面に配設された8極の磁極と、
    前記ヨークに回転自在に軸支される回転軸と、
    前記回転軸に外嵌固定されコイルが巻装されたアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ前記コイルが接続されているセグメントを周方向に複数配置したコンミテータと、
    同電位となる前記セグメント同士を短絡する短絡部材と、
    前記セグメントに摺接し、このセグメントを介して前記コイルに給電を行う4つのブラシとを備えた電動モータであって、
    前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、
    同極側同士のブラシは、機械角で90°周方向に間隔をあけて配置されていると共に、
    異極側同士のブラシは、一方では機械角で135°周方向に間隔をあけて配置され、他方では機械角で45°周方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記筒部の開口部を閉塞するブラケットと、
    前記ブラケットの内側に設けられ前記4つのブラシを保持するためのホルダステーと、
    前記ホルダステーに設けられ外部電源に電気的に接続される給電部とを備え、
    前記ホルダステーに、前記給電部と前記陽極側ブラシとを接続する陽極側ターミナルを1つ設けると共に、前記給電部と前記陰極側ブラシとを接続する陰極側ターミナルを1つ設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 筒部を有するヨークと、
    前記筒部の内周面に配設された8極の磁極と、
    前記ヨークに回転自在に軸支される回転軸と、
    前記回転軸に外嵌固定されコイルが巻装されたアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ前記コイルが接続されているセグメントを周方向に複数配置したコンミテータと、
    同電位となる前記セグメント同士を短絡する短絡部材と、
    前記セグメントに摺接し、このセグメントを介して前記コイルに給電を行う4つのブラシとを備えた電動モータであって、
    前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、
    同極側同士のブラシは、機械角で180°周方向に間隔をあけて配置されていると共に、
    異極側同士のブラシは、機械角で45°周方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする電動モータ。
  4. 前記筒部の開口部を閉塞するブラケットと、
    前記ブラケットの内側に設けられ前記4つのブラシを保持するためのホルダステーと、
    前記ホルダステーに設けられ外部電源に電気的に接続される一対の給電部とを備え、
    前記ホルダステーに、前記給電部と前記陽極側ブラシとを接続する陽極側ターミナルと、前記給電部と前記陰極側ブラシとを接続する陰極側ターミナルとの組みを2組設け、
    一方の給電部には、これと一方の陽極側ブラシとが一方の陽極側ターミナルで接続されると共に、前記一方の給電部と一方の陰極側ブラシとが一方の陰極側ターミナルで接続され、
    他方の給電部には、これと他方の陽極側ブラシとが他方の陽極側ターミナルで接続されると共に、前記他方の給電部と他方の陰極側ブラシとが他方の陰極側ターミナルで接続されることを特徴とする請求項3に記載の電動モータ。
JP2008081124A 2008-03-26 2008-03-26 電動モータ Pending JP2009240031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008081124A JP2009240031A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 電動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008081124A JP2009240031A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 電動モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009240031A true JP2009240031A (ja) 2009-10-15

Family

ID=41253320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008081124A Pending JP2009240031A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 電動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009240031A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105990954A (zh) * 2015-02-02 2016-10-05 王凯杰 一种气流发电机
JP2016185025A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 日本電産株式会社 モータおよびファン
AU2014287349B2 (en) * 2013-07-08 2018-01-18 Thas Llc Electric DC motor system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2014287349B2 (en) * 2013-07-08 2018-01-18 Thas Llc Electric DC motor system
CN105990954A (zh) * 2015-02-02 2016-10-05 王凯杰 一种气流发电机
JP2016185025A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 日本電産株式会社 モータおよびファン
US10411550B2 (en) 2015-03-26 2019-09-10 Nidec Corporation Motor with brush card having an X capacitor and double Y capacitors

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8378547B2 (en) Electric motor
US8125117B2 (en) Electric motor and rotor therefor
JP5097555B2 (ja) 回転電機におけるアーマチュアおよびその製造方法
US8941280B2 (en) DC motor with concentrated windings having connecting wires run through armature slots
JP2011036010A (ja) 回転電機
JP2009183114A (ja) 電動モータ
JP2008236941A (ja) 回転電機の電機子、電機子の巻線方法、及び回転電機
JPWO2010010906A1 (ja) 3相直流モータ
KR20060131541A (ko) 토로이달 권선 방식을 적용한 하이브리드 유도전동기
JP2008136343A (ja) 直流モータのアーマチュア、直流モータ及び直流モータのアーマチュア巻線方法
JP2009240031A (ja) 電動モータ
JP2006094633A (ja) ブラシ付きインナーマグネットモータ
JP2012196043A (ja) 直流モータの巻線巻装方法、及び直流モータ
JP2011041389A (ja) 3相直流モータ
JP2010004597A (ja) ブラシ付モータ
JP6595594B2 (ja) 電動モータおよび電動モータの巻線方法
JP5491588B2 (ja) ブラシ付モータ
JP6579967B2 (ja) モータ
JP5300339B2 (ja) ブラシ付モータ
JP2009011084A (ja) コンミテータ、アーマチュア、およびブラシ付モータ
JP2019198205A (ja) 電動モータ
JP2009038935A (ja) 電動モータ
EP3739735B1 (en) Motor
JP5714948B2 (ja) 直流モータの巻線巻装方法、及び直流モータ
JP5546146B2 (ja) 直流モータ