JP2008236941A - 回転電機の電機子、電機子の巻線方法、及び回転電機 - Google Patents

回転電機の電機子、電機子の巻線方法、及び回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】電機子コアと整流子との間の巻線を減少することができる回転電機の電機子を提供すること。
【解決手段】巻線部15は、回転軸9を中心として180度対向して通電される2つのセグメント16にそれぞれ結線され、その始端の第1セグメント(例えば番号「1」のセグメント16)及び終端の第2セグメント(例えば番号「1」に対しては番号「10」のセグメント16)とは互いに異なる電極特性を持ち、前記第2セグメントは、第1セグメントに対し回転軸を中心として180度対向したセグメントに隣接するセグメントである。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機の電機子、電機子の巻線方法、及び回転電機に関するものである。
従来、ブラシ付き直流モータの電機子には、例えば特許文献1に開示されているように、ロングα結線方式と言われる方式により巻線が巻回されている。図12(a)に示すように、まず、セグメント1(詳細には結線爪)に結線した後、セグメント1と回転軸を中心として対向する位置を中心として配設された複数のティース13aを跨ぐようにスロット8−11間にて巻線を巻回してコイル部121を形成する。そして、巻線をセグメント1と隣接するセグメント2に接続する。このように、コイル部121を形成する角度範囲以外に設けられた隣接する2つのセグメント1,2にコイル部121の巻線端を接続する。コイル部121とセグメント1,2間の巻線を渡り線とよぶ。
図12(b)には、巻線により、回転軸9を中心として対向する位置に配置されたセグメント1,9を接続する短絡線122を形成した電機子が示されている。短絡線122は、均圧線、又は分配線として設けられている。均圧線は、複数の給電ブラシ(ブラシ)間の整流タイミングの乱れで発生する誘起電圧歪みによる磁界アンバランス(騒音、振動)、電位差による火花増大を軽減するために、同電位である複数のセグメント間を短絡し、整流タイミングのズレをキャンセルするものである。分配線は、同電位である複数のセグメント間を短絡することで、給電ブラシの本数を減少させるために設けられるものである。尚、図13(a)には図12(a)の電機子の展開図が示されており、図13(b)には、図12(b)の電機子の展開図が示されている。
特開2005−341654号公報(第15図)
しかしながら、従来用いられている巻線の巻回方法は、回転軸9を一周するように渡り線が巻回されているため、コイル部121の収まりを妨げ、占積率の低下や、コイルエンドが長くなる。このため、占積率の低下を抑えようとすると、モータが大型化するという問題があった。また、短絡線122を接続する場合は、ティースが形成された電機子コア(ロータコア)とセグメントが形成された整流子との間の巻線の本数が多くなって巻線の収まりが更に悪化し、電機子コアと整流子とを近づけることができなくなり、モータが軸方向に長くなってしまうという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電機子コアと整流子との間の巻線を減少することができる回転電機の電機子、電機子の巻線方法、及び回転電機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のティースを有する電機子コアと、陽極側給電ブラシ及び陰極側給電ブラシが摺接される複数のセグメントを有する整流子と、所定の2個の前記セグメントにそれぞれ接続された渡り線と前記渡り線を両端として少なくとも1つ以上の前記ティースに所定回数巻回された巻線部とを有する主巻線部と、前記電機子コア及び前記整流子が装着された回転軸と、を備えた回転電機の電機子であって、前記整流子には、前記回転軸を中心として180度対向する第1のセグメントと第2のセグメントとが同電位となるように前記陽極側給電ブラシと前記陰極側給電ブラシとが接触され、前記主巻線部は前記第1のセグメントに接続されるとともに第2のセグメントと隣接するセグメントに接続されてなることを要旨とする。
この構成によれば、1つのセグメントと、そのセグメントに対して180度対向したセグメントに隣接するセグメントとの間に主巻線部を形成することで、主巻線部の渡り線を短くし、電機子コアと整流子との間の巻線を減少することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の回転電機の電機子において、前記巻線部は前記第1のセグメントに接続される渡り線と前記第2のセグメントに接続される渡り線とが同じ長さとなるように前記ティースに巻回されてなる、ことを要旨とする。この構成によれば、2つのセグメントに対して渡り線がほぼ同じ傾きを持って引っ張られるため、巻き始め及び巻き終りにおいて渡り線がセグメントから外れることを防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の回転電機の電機子において、前記主巻線は、180度対向したダブルフライヤ方式にて巻回される、ことを要旨とする。この構成によれば、巻回巻線機における巻線ダイヤグラムは動作プログラムを変更するだけで対応することができ、二本のフライヤをもって巻回を行なうため、巻線巻回機における巻回の効率上げることができる。そして、作業効率を上げて製造時間を短縮することで製造コストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の回転電機の電機子において、180度対向する2つの前記セグメントは短絡線により互いに接続されてなる、ことを要旨とする。この構成によれば、短絡線を整流改善となる均圧線として追加すればモータの低騒音、低振動、及び長寿命化を図ることができる。また、短絡線を分配線として追加すれば給電ブラシの本数及び利用する巻線量を低減し、製造コストの削減に繋がる。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の回転電機の電機子において、前記短絡線は、前記主巻線部と交互に巻回されてなる、ことを要旨とする。この構成によれば、主巻線部を各渡り線の外周部に巻回するに当たり、回転軸周りに渡り線が形成され渡り線の弛み防止、並びにふくらみを適度に締めることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のうちの何れか一項に記載の電機子と、前記電機子を収容するモータハウジングと、前記モータハウジングの内周面に固着され、周方向に等角度間隔に配置された複数のマグネットと、前記整流子のセグメントに摺接される陽極側給電ブラシ及び陰極側給電ブラシと、を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、1つのセグメントと、そのセグメントに対して180度対向したセグメントに隣接するセグメントとの間に主巻線部を形成することで、主巻線部の渡り線を短くし、電機子コアと整流子との間の巻線を減少することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の回転電機において、前記陽極側給電ブラシは2つ設けられるとともに前記電機子の回転軸を中心として180度対向して配置され、前記陰極側給電ブラシは2つ設けられるとともに前記陽極側給電ブラシと90度の角度を成すように配置された、ことを要旨とする。この構成によれば、回転軸を中心として対向して配置されたセグメントに同じ電圧を供給することができる。
請求項8に記載の発明は、複数のティースを有する電機子コアと、陽極側給電ブラシ及び陰極側給電ブラシが摺接される複数のセグメントを有する整流子と、所定の2個の前記セグメントにそれぞれ接続された渡り線と前記渡り線を両端として少なくとも1つ以上の前記ティースに所定回数巻回された巻線部とを有する主巻線部と、前記電機子コア及び前記整流子が装着された回転軸と、を備えた電機子の巻線方法であって、前記整流子の1つのセグメントを前記主巻線の巻き始めとし、前記セグメントに対して所定角度をなす位置を中心として前記複数のティースに巻線を巻回して前記巻線部を形成し、前記巻き始めのセグメントに対して、前記回転軸を中心として180度対向するセグメントと隣接するセグメントに前記主巻線の巻き終りを接続した、ことを要旨とする。
この構成によれば、1つのセグメントと、そのセグメントに対して180度対向したセグメントに隣接するセグメントとの間に主巻線部を形成することで、主巻線部の渡り線を短くし、電機子コアと整流子との間の巻線を減少することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8記載の電機子の巻線方法において、前記巻線部は、前記2つのセグメントにそれぞれ接続された渡り線の長さが等しくなるように巻回されてなる、ことを要旨とする。この構成によれば、2つのセグメントに対して渡り線がほぼ同じ傾きを持って引っ張られるため、巻き始め及び巻き終りにおいて渡り線がセグメントから外れることを防ぐことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の電機子の巻線方法において、前記主巻線は、180度対向したダブルフライヤ方式にて巻回される、ことを要旨とする。この構成によれば、巻回巻線機における巻線ダイヤグラムは動作プログラムを変更するだけで対応することができ、二本のフライヤをもって巻回を行なうため、巻線巻回機における巻回の効率上げることができる。そして、作業効率を上げて製造時間を短縮することで製造コストの低減を図ることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項8〜10のうちの何れか一項に記載の電機子の巻線方法において、180度対向する2つの前記セグメントを短絡線により互いに接続した、ことを要旨とする。この構成によれば、短絡線を整流改善となる均圧線として追加すればモータの低騒音、低振動、及び長寿命化を図ることができる。また、短絡線を分配線として追加すれば給電ブラシの本数及び利用する巻線量を低減し、製造コストの削減に繋がる。
請求項12に記載の発明は、請求項11記載の電機子の巻線方法において、前記短絡線と前記主巻線部とを交互に巻回した、ことを要旨とする。この構成によれば、主巻線部を各渡り線の外周部に巻回するに当たり、回転軸周りに渡り線が形成され渡り線の弛み防止、並びにふくらみを適度に締めることができる。
従って、上記記載の発明によれば、電機子コアと整流子との間の巻線を減少することができる回転電機の電機子、電機子の巻線方法、及び回転電機を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、モータ1は、モータハウジング2と、そのモータハウジング2の内側に配置される電機子3とから構成されている。モータハウジング2のヨークハウジング2aは有底円筒状に形成され、そのヨークハウジング2aの内周面には、周方向に沿って等角度間隔に複数(本実施の形態では4個)のマグネット4が固着されている。図2に示すように、本実施の形態のモータ1は断面略円弧状を成す4つのマグネット4を有し、それらマグネット4は隣接する磁極が異極となるようにモータハウジング2の周方向において等間隔に配置されている。つまり、マグネット4の極数は「4」となっている。
また、ヨークハウジング2aの閉塞部中央(図1において上部中央)には、軸受5が設けられるとともに、同ヨークハウジング2aの開口部は、略円板状のエンドフレーム2bにて閉塞されている。そして、エンドフレーム2bの中央には、前記軸受5と対をなす軸受6が設けられるとともに、該エンドフレーム2bの内側面(ヨークハウジング2a側の面)上には、4つのブラシホルダ7が設けられている。尚、図1には1つのブラシホルダ7を示している。各ブラシホルダ7は、径方向に沿って延びる四角筒状をなすとともに、周方向に互いに90°間隔を空けて配置されている。そして、各ブラシホルダ7内には、図2に示すように、四角柱状の給電ブラシ8a〜8dがそれぞれ収容されている。
前記電機子3の回転軸9は、一対の軸受5,6によって軸支されており、その回転軸9の先端はヨークハウジング2aから突出されている。回転軸9の略中央には電機子コア10が固定されており、その電機子コア10には電機子巻線11が巻装されている。また、回転軸9の基端側には整流子12が固定されている。
図3に示すように、電機子コア10は、回転軸9を中心として放射状に延びる複数(本実施の形態では16個)のティース13をこれらティース13の基端部で連結した略円環状に形成されている。また、電機子コア10には、軸方向の両側から同電機子コア10の内周面及び外周面(即ちティースの先端面)以外の部位を覆う絶縁性のインシュレータ(図示略)が装着されている。尚、周方向に隣り合うティース13間で形成される空間はスロット14を構成し、該スロット14に巻線が配置される。
電機子コア10のティース13には少なくとも1つ以上のティース13を跨ぐように巻線が巻回されて電機子巻線11を構成する巻線部15が形成されている。巻線部15は、複数(図3において3つ)のティース13(スロット14)を跨いで巻回されている、つまり、巻線部15は、分布巻きにて巻回されている。
上記整流子12は円筒状に形成され、その外周面には回転軸9の軸方向に沿って延びる複数(図2では16個)のセグメント(整流子片)16が設けられており、それらセグメント16は、図2に示すように整流子12の周方向において等間隔に配置されている。図1に示すように、各セグメント16はそれぞれ結線爪17を有し、該結線爪17には巻線部15の巻き始め又は巻き終りが結線されている。従って、巻線部15は、電機子コア10に巻回されたコイル状の部分と、その部分をセグメント16に接続する部分とを有し、このセグメント16に接続する部分を渡り線と呼ぶ。
図2に示すように、整流子12には、互いに所定角度を有して配置される複数(図において4個)の給電ブラシ8a〜8dがそれぞれ摺接される。相対向する(互いに180°間隔を有して配置される)第1給電ブラシ8aと第3給電ブラシ8cは電気的に接続され、相対向する第2給電ブラシ8bと第4給電ブラシ8dは電気的に接続されている。第1給電ブラシ8a及び第3給電ブラシ8cは例えば図示しない電源のプラス端子に接続され陽極側給電ブラシとなり、第2給電ブラシ8b及び第4給電ブラシ8dは例えば図示しない電源のマイナス端子に接続され陰極側給電ブラシとなる。従って、整流子12において、回転軸9を中心として対向する2つのセグメント16には、同じ電圧を供給する給電ブラシ8a,8c(8b,8d)が同時に接触される。そして、各給電ブラシ8a〜8dから整流子12を介して電機子巻線11に電源が供給されると、その電機子巻線11を構成する複数の巻線部15に対して電流が流れ、その電流によって磁極が形成される。この形成された磁極とマグネット4との間に発生する吸引力・反発力によって電機子3が回転する。そして、この回転に伴って、整流子12に対する各給電ブラシ8a〜8dの接触する位置が順次移動することで電機子巻線11による磁極が各マグネット4に対して略同位置に発生するため、該モータ1の回転が継続するようになっている。
次に、電機子コア10に対する巻線部15について図3,図4を用いて説明する。
図3は、2つの巻線部15を示し、図4は、電機子の一部展開図である。尚、図3及び図4に示す電機子コア10は、16個のセグメント16及び16個のティース13を有するものである、16個のティース13によって同じく16個のスロット14が形成されている。各スロット14に対して、所定位置(図3において下部左側)から時計回りに「1」〜「16」のスロット番号(スロットNo)を付すとともに、各セグメント16に対して、同様に、「1」〜「16」のセグメント番号(セグメントNo)を付す。そして、ことにする。更に、各ティース13に巻回スロット番号(スロットNo)を時計回り方向に「1」〜「16」と付すことにする。
図3に示すように、1つの巻線部15(便宜上、第1巻線部15aという)は、番号「1」のセグメント16と番号「10」のセグメント16との間に接続されており、もう1つの巻線部15(便宜上、第2巻線部15bという)は、番号「9」のセグメント16と番号「2」のセグメント16との間に接続されている。巻線に付した矢印は、巻線部15を形成する方向(巻回方向)を示している。つまり、第1巻線部15aは、番号「1」のセグメント16(結線爪17)に巻線を係止した後、3つのティース13aに対して巻線を複数回巻回し、番号「10」のセグメント16に巻線を係止することにより形成されている。この第1巻線部15aにおいて、巻線を最初に係止するセグメント16を第1セグメントとよび、最後に巻線を係止するセグメント16を第2セグメントと呼ぶ。この第1巻線部15aは、3つのティース13aに跨って所定回数巻回されたコイル部21aと、コイル部21aと第1セグメント16を接続する第1渡り線22aと、コイル部21aと第2セグメント16を接続する第2渡り線23aとを有している。尚、コイル部21aは、図3では単に3つのティース13aに掛けられた線として示してあるが、実際には所定回数(例えば10回)ティース13aに巻回されている。
コイル部21aは、3つのティース13aに巻回された巻線により形成されている。この3つのティース13aは、回転軸9を中心として、巻き始めが接続される第1セグメント16に対して略90度をなすティース13aを中心とするように設定されている。更に詳しくは、コイル部21aは、回転軸9を中心として第1セグメント16と第2セグメント16とが成す範囲の中心のティース13aと、そのティース13aの周方向において両側のティース13aに巻線を巻回しての形成されている。従って、コイル部21aと第1セグメント16を接続する第1渡り線22aの長さは、コイル部21aと第2セグメント16を接続する渡り線23aの長さと等しくなる。
また、図3において、コイル部21aは、番号「12」のスロット14と番号「15」のスロット14とに挿入され、それらスロット14間のティース13aに巻回されている。従って、第1渡り線22aは、番号「1」のセグメント16と番号「12」のスロット14との間に渡され、第2渡り線23aは、番号「15」のスロット14と番号「10」のセグメント16との間に渡される。番号「1」のセグメント16と番号「12」のスロット14とは回転軸9を中心として90度以上の角度をなし、番号「15」のスロット14と番号「10」のセグメント16とは回転軸9を中心として90度以上の角度を成す。従って、扁平型の直流モータにこの巻線を適用した場合、巻き始めの第1渡り線22a及び巻き終りの第2渡り線23aがそれぞれ接続されるセグメント16の結線爪17の突出方向に対して90度以上の傾きを持って引っ張られるため、その渡り線22a,23aが結線爪17から外れることを防ぐことができる。
第2巻線部15bは、第1巻線部15aと同様に、番号「9」のセグメント16(結線爪17)に巻線を係止した後、3つのティース13bに対して巻線を複数回巻回し、番号「2」のセグメント16に巻線を係止することにより形成されている。この第2巻線部15bにおいて、巻線を最初に係止するセグメント16を第1セグメントとよび、最後に巻線を係止するセグメント16を第2セグメントと呼ぶ。この第2巻線部15bは、3つのティース13bに跨って所定回数巻回されたコイル部21bと、コイル部21bと第1セグメント16を接続する第1渡り線22bと、コイル部21bと第2セグメント16を接続する第2渡り線23bとを有している。
第2巻線部15bについても、第1巻線部15aと同様に構成及び接続されている。従って、コイル部21bの両端となる第1渡り線22b及び第2渡り線23bは同じ長さとなる。また、コイル部21bに対して、巻き始めの第1渡り線22b及び巻き終りの第2渡り線23bがそれぞれ接続されるセグメント16の結線爪17の突出方向に対して90度以上の傾きを持って引っ張られるため、その渡り線22b,23bが結線爪17から外れることを防ぐことができる。
第1巻線部15aが接続された第1セグメント16は番号「1」のセグメント16であり、第2巻線部15bが接続された第1セグメント16は番号「9」のセグメント16である。整流子12には16個のセグメント16が設けられているため、番号「1」のセグメント16と番号「9」のセグメント16は、回転軸9を中心として対称位置にある、つまり回転軸9を中心として180度対向位置にある。そして、番号「9」のセグメント16に隣接する番号「10」のセグメント16と番号「1」のセグメント16との間に第1巻線部15aが形成され、番号「1」のセグメント16に隣接する番号「2」のセグメント16と番号「9」のセグメント16との間に第2巻線部15bが形成されている。従って、第1巻線部15aと第2巻線部15bは、回転軸9を中心として対称位置にある、つまり回転軸9を中心として180度対向位置にある。更に、番号「1」のセグメント16と番号「9」のセグメント16には、同じ電圧を供給するブラシが同時に接触する。従って、第1巻線部15aと第2巻線部15bは同時に通電される。即ち、同じ180度対向する位置に同じ極性の磁極が形成される。
上述した巻線部15は、次の巻線巻回装置を用いて巻回される。
図5に電機子コアに巻線を巻回する巻線巻回装置の一例を示す。巻線巻回装置の図示しない回動機構は、回転軸9を支持し回動駆動する。回転軸9に固定された電機子コア10にはフライヤ82a,82bを介して巻線15が供給されている。巻線15はフライヤ82a,82bが回転されることによって電機子コア10の所定ティース13を囲むスロット14間に巻回される。尚、この図5は、巻線巻回装置を模式的に示すものであり、図示された電機子コア10は、ティース13(スロット14)の数、及び巻線15を巻回するスロット14の位置が、上記の説明(例えば図3)とは異なっている。
巻線巻回装置は、センタフォーマ84,85及びサイドフォーマ86を備えている。各フォーマ84〜86はコア81の周囲に配設されており、それぞれがコア81の所定箇所を被覆している。コア81は各フォーマ84〜86にて所定箇所が被覆されているため、巻線15a,15bは所定のスロット14、具体的には、センタフォーマ84,85とサイドフォーマ86との間に形成された隙間と連通する巻回スロット部(ティース13a,13bを囲む)に誘導される。巻線巻回装置はこのようにして巻線15a,15bを所定のスロット14に巻回している。
巻線巻回装置は巻線15をコア81の所定スロット14間に所定回数(例えば10回)巻回すると、回転軸9を中心に電機子コア10を回転させ、異なるスロット14間に巻線15a,15bを巻回する。
本実施の形態においては、180度の角度を成すティース13a,13bを中心とし、複数のティース13a,13bに跨って巻回されている。このようにして、180度対向する巻線部15a,15bを同時に形成することができる。
尚、第1渡り線22及び第2渡り線23と回転軸9とが成す角度は、結線爪17の巻付け性に影響する。図1に示すように、電機子コア10と整流子12とが軸線方向において離間し、その距離がある程度ある場合には、セグメント16との間隔が短いスロット14に対して巻き始めても、セグメント16の結線爪17に巻付けた巻線部15がその結線爪17から外れることがない。しかし、軸線方向の外形寸法が短い扁平形状の直流モータでは、電機子コア10と整流子12との軸線方向の距離が短いため、結線爪17の突出方向に巻き始め又は巻き終りのスロット14があると、巻線部15が結線爪17から外れてしまう。これに対し、本実施の形態による巻線部15は、セグメント16と巻き始めるスロット14とが90度以上の間隔を有している。従って、扁平型の直流モータにこの巻線を適用した場合、巻き始め及び巻き終りの巻線部15が結線爪17の突出方向に対して90度以上の傾きを持って引っ張られるため、その巻線部15が結線爪17から外れることを防ぐことができる。
本実施の形態の第1巻線部21aと第2巻線部21bは、第1渡り線22a,22bの長さと第2渡り線23a,23bの長さとがほぼ等しくなるようにティース13a,13bに巻回されている。つまり、第1渡り線22が接続されたセグメント16と第1コイル部21aの巻き始めが配置されたスロット14の間隔と、第2渡り線23が接続されたセグメント16と第2コイル部21bの巻き終りが配置されたスロット14との間隔がほぼ同じである。従って、第1渡り線22と第2渡り線23が結線爪17に対してほぼ同じ傾きを持って引っ張られるため、巻き始め及び巻き終りにおいて巻線部15が結線爪17から外れることを防ぐことができる。
次に、第1の実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)整流子12には、回転軸9を中心として180度対向する第1のセグメントと第2のセグメントとが同電位となるように給電ブラシ8a〜8dが接触される。巻線部15は第1のセグメントに接続されるとともに第2のセグメントと隣接するセグメントに接続されてなる。従って、1つのセグメントと、そのセグメントに対して180度対向したセグメントに隣接するセグメントとの間に主巻線部を形成することで、主巻線部の渡り線を短くし、電機子コアと整流子との間の巻線を減少することができる。
(2)巻線部15は、回転軸9を中心として第1セグメント(例えば番号「1」のセグメント16)及び第2セグメント(例えば番号「1」に対しては番号「10」のセグメント16)の形成する角度が小さくなる位置にある前記ティースに巻回される。これにより、渡り線の短い主巻線部を形成することができる。
(3)巻線部15は第1のセグメントに接続される渡り線22と第2のセグメントに接続される渡り線23とが同じ長さとなるようにティース13に巻回されてなる。従って、2つのセグメント16に対して渡り線22,23がほぼ同じ傾きを持って引っ張られるため、巻き始め及び巻き終りにおいて渡り線22,23がセグメント16から外れることを防ぐことができる。
(4)主巻線部は180度対向したダブルフライヤ方式で巻回される。巻回巻線機における巻線ダイヤグラムは動作プログラムを変更するだけで対応することができ、二本のフライヤをもって巻回を行なうため、巻線巻回機における巻回の効率上げることができる。そして、作業効率を上げて製造時間を短縮することで製造コストの低減を図ることができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図6,図7に従って説明する。
尚、本実施の形態は、電機子コアに対する巻線が第1の実施の形態と異なるため、第1の実施の形態と同じ構成部材については説明及び図面を省略する。
図6は、回転軸の軸方向から見た電機子を示し、図7は、電機子の展開図である。
図6に示すように、電機子コア10には、第1の実施の形態と同様に形成された第1巻線部21aが巻装されている。更に、番号「10」のセグメント16と番号「2」のセグメント16との間には短絡線25aが接続されている。この短絡線25aは、第1巻線部21aに続いて形成される。
この短絡線25aが接続するセグメント16は、回転軸9を中心として180度対向した位置にあり、同じ電圧を供給する2つのブラシが接触する。つまり、短絡線25aは、同じ電圧を供給する複数のブラシが同時に接触する複数のセグメントを互いに接続する。尚、短絡線25aは、他の対向した位置の2つのセグメント間にも同様に設けられている。つまり、図6において、図示しないが、番号「1」のセグメント16と番号「9」のセグメント16が短絡線25aにより互いに接続されている。
従って、図6に示す第1巻線部21aが接続された第1セグメントと、図3に示す第2巻線部21bが接続された第1セグメントとが、図6に示す短絡線25aにより互いに接続される。このため、両セグメントにそれぞれ接触される給電ブラシ(例えば、図2に示す第2給電ブラシ8bと第2給電ブラシ8d)の何れか一方の接触が不良となった場合であれ、第1巻線部21aと第2巻線部21bとに駆動電流が流れる。そして、第1巻線部21aと第2巻線部21bは、回転軸9を中心として180度対向する位置に形成されている。その結果、第1巻線部21aと第2巻線部21bに同時の電磁力が発生し、両電磁力は同じ大きさで互いに逆方向に向いている。従って、本実施の形態の電機子では、電磁力のバランスがよく、電機子を径方向に移動させるような力が発生しないため、ブラシの接触不良や接触タイミングのずれによる回転の振動や騒音は発生しない。
次に、第1の実施の形態の作用効果に対して付加される第2の実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)渡り線22,23の外周部に巻回される所定の2個のセグメント16間を同電位とする短絡線25と、電機子コア10及び整流子12が装着された回転軸9と、を備えた回転電機の電機子であって、巻線部15は、回転軸9を中心として180度対向して通電される2つのセグメント16にそれぞれ結線される。そして、その始端の第1セグメント(例えば番号「1」のセグメント16)及び終端の第2セグメント(例えば番号「1」に対して「10」のセグメント16)とは互いに異なる電極特性を持つ。前記第2セグメントは、第1セグメントに対し回転軸9を中心として180度対向したセグメント16に隣接するセグメント16であり、短絡線25は、巻線部15と交互に巻回されている。このため、短絡線25を整流改善となる均圧線として追加すればモータの低騒音、低振動、及び長寿命化を図ることができる。また、短絡線25を分配線として追加すれば給電ブラシの本数及び利用する巻線量を低減し、製造コストの削減に繋がる。
(2)巻線部15と連続して短絡線25を形成するようにした。従って、短絡線を巻線の連続線で構成するため、渡り線22,23を抑えるように短絡線を追加することで渡り線22,23の収まりを良く回転電機をコンパクトにまとめることできる。
(3)巻線部15は、180度対向して同時に通電される第1のセグメントに対し、180度対向したセグメントに隣接する第2のセグメントにそれぞれ結線されているとともに、セグメント16の結線部から電機子コア10のスロット14までの渡り線22,23が略同一の長さに設定されている。渡り線22,23が略同一の長さに設定されていることにより、磁気に対応する間隔でコイル部21a,21bによる磁気が同時に発生し、給電ブラシ8a〜8dの接触が不安定になった場合においても磁気バランスのズレを抑制することができる。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記第2の実施の形態において、巻線部21aに続いて短絡線25aを形成したが、図8,図9に示すように、短絡線25bに続いて巻線部21bを形成するようにしてもよい。
・各上記実施の形態において、巻線部は、前記回転軸9を中心として第1セグメント及び第2セグメントの形成する角度が小さくなる位置にある前記ティースに巻回されるが、逆の位置にあるティースに巻回しても良い。第1の実施の形態の場合、図3において、番号「1」のセグメント16と、そのセグメントと対向位置にある番号「9」のセグメント16に隣接する番号「8」のセグメント16との間に巻線部15を形成するようにしてもよい。第2の実施の形態の場合、図10(a)及び図11(a)に示すように、番号「1」のセグメント16と番号「9」のセグメント16とを接続する短絡線25を形成した後、巻線部15を形成してその巻き終わりを番号「16」のセグメント16に接続してもよい。また、図10(b)及び図11(b)に示すように、番号「1」のセグメント16に接続された巻線部15を形成し、その巻線部15の巻き終りを番号「9」のセグメント16に接続し、続いて番号「9」のセグメント16と番号「16」のセグメント16を接続する短絡線25を形成する。を接続する短絡線25を形成した後、巻線部21を形成してその巻き終わりを番号「16」のセグメント16に接続してもよい。これにより、巻線部15同士で押さえ合うため、渡り線22,23の収まりを良くコンパクトにまとめることできる。
・上記各実施の形態において、巻線巻回装置は2つのフライヤを使用して巻線を巻回する場合について説明したが、このフライヤの数は生産性の向上のために複数用意しても、巻線巻回装置のコンパクト化のために1つのフライヤであってもよい。
・上記各実施の形態において、コイル部21a,21bの両端を2つのセグメント16にそれぞれ接続する渡り線22a,23a,22b,23bを略同一の長さに形成したが、コイル部21a,21bを巻回するティース13の中心位置を変更してもよい。
第1の実施の形態の回転電機の概略断面図。 第1の実施の形態の回転電機の要部平面説明図。 第1の実施の形態の巻線を示す説明図。 第1の実施の形態における電機子の展開図。 巻線巻回装置の概略構成図。 第2の実施の形態の巻線及び短絡線を示す説明図。 第2の実施の形態における電機子の展開図。 別の巻線及び短絡線を示す説明図。 図8の巻線及び短絡線が巻装された電機子の展開図。 (a)(b)は別の巻線及び短絡線を示す説明図。 (a)(b)は図10の巻線及び短絡線が巻装された電機子の展開図。 (a)(b)は従来の実施の形態の巻線を示す説明図。 (a)(b)は図12の巻線が巻装された電機子の展開図。
符号の説明
2…モータハウジング、3…電機子、4…マグネット、8a〜8d…ブラシ、9…回転軸、10…電機子コア、11…電機子巻線、12…整流子、13,13a,13b…ティース、14…スロット、15…巻線部、16…セグメント、21a,21b…コイル部、22a,22b,23a,23b…渡り線、25,25a,25b…短絡線。

Claims (12)

  1. 複数のティースを有する電機子コアと、
    陽極側給電ブラシ及び陰極側給電ブラシが摺接される複数のセグメントを有する整流子と、
    所定の2個の前記セグメントにそれぞれ接続された渡り線と前記渡り線を両端として少なくとも1つ以上の前記ティースに所定回数巻回された巻線部とを有する主巻線部と、
    前記電機子コア及び前記整流子が装着された回転軸と、
    を備えた回転電機の電機子であって、
    前記整流子には、前記回転軸を中心として180度対向する第1のセグメントと第2のセグメントとが同電位となるように前記陽極側給電ブラシと前記陰極側給電ブラシとが接触され、
    前記主巻線部は前記第1のセグメントに接続されるとともに第2のセグメントと隣接するセグメントに接続されてなる
    ことを特徴とする回転電機の電機子。
  2. 前記巻線部は前記第1のセグメントに接続される渡り線と前記第2のセグメントに接続される渡り線とが同じ長さとなるように前記ティースに巻回されてなる、ことを特徴とする請求項1記載の回転電機の電機子。
  3. 前記主巻線は、180度対向したダブルフライヤ方式にて巻回される、ことを特徴とする請求項1又は2記載の回転電機の電機子。
  4. 180度対向する2つの前記セグメントは短絡線により互いに接続されてなる、ことを特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の回転電機の電機子。
  5. 前記短絡線は、前記主巻線部と交互に巻回されてなる、ことを特徴とする請求項4記載の回転電機の電機子。
  6. 請求項1〜5のうちの何れか一項に記載の電機子と、
    前記電機子を収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの内周面に固着され、周方向に等角度間隔に配置された複数のマグネットと、
    前記整流子のセグメントに摺接される陽極側給電ブラシ及び陰極側給電ブラシと、
    を備えたことを特徴とする回転電機。
  7. 前記陽極側給電ブラシは2つ設けられるとともに前記電機子の回転軸を中心として180度対向して配置され、
    前記陰極側給電ブラシは2つ設けられるとともに前記陽極側給電ブラシと90度の角度を成すように配置された、
    ことを特徴とする請求項6記載の回転電機。
  8. 複数のティースを有する電機子コアと、
    陽極側給電ブラシ及び陰極側給電ブラシが摺接される複数のセグメントを有する整流子と、
    所定の2個の前記セグメントにそれぞれ接続された渡り線と前記渡り線を両端として少なくとも1つ以上の前記ティースに所定回数巻回された巻線部とを有する主巻線部と、
    前記電機子コア及び前記整流子が装着された回転軸と、
    を備えた電機子の巻線方法であって、
    前記整流子の1つのセグメントを前記主巻線の巻き始めとし、前記セグメントに対して所定角度をなす位置を中心として前記複数のティースに巻線を巻回して前記巻線部を形成し、前記巻き始めのセグメントに対して、前記回転軸を中心として180度対向するセグメントと隣接するセグメントに前記主巻線の巻き終りを接続した、
    ことを特徴とする電機子の巻線方法。
  9. 前記巻線部は、前記2つのセグメントにそれぞれ接続された渡り線の長さが等しくなるように巻回されてなる、
    ことを特徴とする請求項8記載の電機子の巻線方法。
  10. 前記主巻線は、180度対向したダブルフライヤ方式にて巻回される、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の電機子の巻線方法。
  11. 180度対向する2つの前記セグメントを短絡線により互いに接続した、ことを特徴とする請求項8〜10のうちの何れか一項に記載の電機子の巻線方法。
  12. 前記短絡線と前記主巻線部とを交互に巻回した、ことを特徴とする請求項11記載の電機子の巻線方法。
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