JP2014036533A - ブラシ付き直流モータ及びそれを用いた車両用ブレーキシステム - Google Patents

ブラシ付き直流モータ及びそれを用いた車両用ブレーキシステム Download PDF

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    • F16D2121/24Electric or magnetic using motors

Abstract

【課題】
ブラシの数を4個とした場合においても、トルク脈動を抑制できるブラシ付き直流モータを提供する。
【解決手段】
2×P(但し、Pは3以上の奇数)個の磁極を備えた固定子と、固定子に対して回転可能に保持され、周方向にP×N±2(但し、Nは4以上の偶数)個のティースを有した電機子コアと、電機子コアと一体回転するように保持され、ティースと同数の整流子片を有した整流子と、ティースに二重波巻で巻かれた巻線と、整流子に摺接配置された陽極及び陰極ブラシをそれぞれ2個備えたブラシ付き直流モータにおいて、各ブラシの整流子に摺接する幅角度WBを、WB>WP+WI(但し、WP:整流子ピッチの幅角度、WI:整流子間の幅角度)を満たすように設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブラシ付き直流モータに関するものである。
自動車の補機類に用いられるブラシ付き直流モータとして、6個の磁極と、偶数個のティースと、該ティースに波巻で巻かれた巻線を有したものが知られている。図8に、そのブラシ付き直流モータの断面(XZ)図を示す。ブラシ付き直流モータはハウジング100と、ハウジング内に固定された磁石102と、ベアリング107を用いてハウジング100内で回転可能に支持されたシャフト110と、シャフト110と一体となって回転するコア112、巻線113及び整流子111と、整流子111に摺接可能に押しつけられたブラシ104を有する。また、ハウジング100に固定されたフロントプレート101は、シャフト110を回転可能に支持するためのベアリング107と、ブラシ104を保持するためのブラシホルダ103を有している。
このようなティースの数が偶数のブラシ付き直流モータは、ティースの数が奇数のブラシ付き直流モータに比べて振動が小さい一方でトルク脈動が大きい。そのため、トルク脈動を低減する必要がある。そこで、特許文献1では、6個の磁極と、偶数個のティースと、該ティースに二重波巻で巻かれた巻線を有したブラシ付き直流モータにおいて、通常2個であるブラシの数を6個としている。
図9に、特許文献1と同様に、6個のブラシを備えた直流モータをシャフト110の回転軸方向から見たXY断面図を示す。ハウジング100の内周部に、略等間隔で6個の磁石102を配置することで、6個の磁極を形成している。整流子111は、絶縁材111bと、その外周部に周期的に配置された20個の整流子片111aを有する。この整流子片111aに対し、その外周部から摺接するように6個のブラシ104が配置されている。6個のブラシ104は、回転方向に交互に等間隔で配置された陽極ブラシ105と陰極ブラシ106で構成されている。コア112は、シャフト110を中心として放射状に延び、周方向に周期的に配置された20個のティース112aと、ティース112aを接続するコアバック112bを有する。周方向に隣り合うティース112aの間はスロット114を形成し、巻線113が挿入される。巻線113は、複数のティース112aに跨って巻かれたコイル113aを複数有している。但し、図9は一つのコイル113aのみ示している。
図10に、図9に示したブラシ付き直流モータのティース112a及び、スロット114、巻線113、整流子片111a、ブラシ104を平面的に展開した模式図を示す。コイル113aは、複数のティースに跨って巻かれ、その両端を異なる整流子に接続された導線を有している。例えば、導線の一端部が2番の整流子片111aに接続されたコイル113aは、T4〜T6のティース112aに巻かれ、もう一方の端部が8番の整流子片111aに接続されている。そして、前記8番の整流子片111aに接続された導線は、続いてT10〜T12のティース112aに巻かれ、もう一方の端部が14番の整流子片111aに接続される。これを繰り返すと、偶数番目の整流子片111aに対してはコイル113aが接続される。次に、接続される整流子片111aの位置を一つずらして、同様にコイル113aを巻くことで、奇数番目の整流子片111aに対してコイル113aが接続される。このようにして、全てのティース112aに対してコイル113aが巻かれ、この結線状態を二重波巻と言う。
一般に、ブラシ付き直流モータにおいて、陽極ブラシから陰極ブラシに流れる電流がトルクを生みだす一方で、同極ブラシ間で閉回路を構成するコイルはトルクに寄与しない無効コイルとなる。そのため、その無効コイルの数がコア112の回転と共に変化する事がトルク脈動の原因となる。図10においては、図中の太線で表わされるコイル113aが無効コイルとなり、陽極ブラシ間の無効コイルの数は合計で2個である。この陽極ブラシ間の無効コイルはコア112の回転に伴い2個→1個→2個→1個と周期的に変化し、その変化幅が1と小さいため低トルク脈動となると、特許文献1では述べられている。
特開2010−273532号公報
特許文献1のように、6個の磁極と偶数個のティースと、波巻で巻かれた巻線を備えたブラシ付き直流モータにおいて、トルク脈動を小さくするためにブラシの数を6個とすると、陽極ブラシと陰極ブラシが周方向に交互に並ぶため、電源配線が複雑化する。一方、図11に示すようにブラシの数を6個から4個に減らすと、ブラシの数が6個であった場合に比べてトルク脈動が増大する。
そこで、本発明は、ブラシの数を4個とした場合においても、トルク脈動を抑制できるブラシ付き直流モータを提供する。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、2×P(但し、Pは3以上の奇数)個の磁極を備えた固定子と、前記固定子に対して回転可能に保持され、周方向にP×N±2(但し、Nは4以上の偶数)個のティースを有した電機子コアと、前記電機子コアと一体回転するように保持され、前記ティースと同数の整流子片を有した整流子と、前記ティースに二重波巻で巻かれた巻線と、前記整流子に摺接配置された陽極及び陰極ブラシをそれぞれ2個備えた直流モータにおいて、前記各ブラシの整流子に摺接する幅角度WBをWB>WP+WI(但し、WP:整流子ピッチの幅角度、WI:整流子間の幅角度)を満たすように設定する。
本発明によれば、ブラシの数を4個としても、ブラシ幅角度をある幅角度より広くとることで、無効コイル数の変化の割合(但し、無効コイル数の変化の割合は(最大無効コイル数−最小無効コイル数)/最小無効コイル数とする)が1以下となるため、トルク脈動を抑制する事が出来る。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1のブラシ付き直流モータを平面上に展開した模式図 実施例1のブラシ付き直流モータにおいて、ブラシの幅角度を24度とした場合の、無効コイル数と時間変化の関係 実施例1における無効コイル数の変化の割合とブラシ幅角度の関係 実施例2のブラシ付き直流モータにおいて、ブラシの幅角度を16度とした場合の、無効コイル数と時間変化の関係 実施例2における、無効コイル数の変化の割合とブラシ幅角度の関係 実施例1もしくは実施例2と同等の効果を得られる極数とティース数の組み合わせの例 本発明のブラシ付き直流モータを用いた車両用ブレーキシステムの概略図 ブラシ付き直流モータのXZ断面図 6個のブラシを有した直流モータの軸方向(XY)断面図 従来技術のブラシ付き直流モータを平面上に展開した模式図 4個のブラシを有した直流モータの軸方向(XY)断面図
(実施例1)
図1に、本発明の実施例1のブラシ付き直流モータのティース112a及び、スロット114、巻線113、整流子片111a、ブラシ104を平面的に展開した模式図を示す。但し、図示しない磁極の数を2×P(但し、Pは3以上の奇数)個とし、またティースの数はP×N±2(但し、Nは4以上の偶数)個であればよい。本実施例では、P=3、N=6として、磁極の数を6個、ティースの数を20個とした。コイル113aは、図10と同様に、二重波巻で巻かれている。このようにして構成されたブラシ付き直流モータにおいて、4つのブラシ104の整流子片111aに摺接される周方向の各幅角度WBが、整流子片111aの配置される周方向の周期の幅角度をWP、隣り合う整流子片111a間の周方向の幅角度をWIとして、WB>WP+WIを満たすように設定されている。
なお、前記WB、WP、WI及び隣り合う異極ブラシの周方向の幅角度LBに関しては、図1に部分的に拡大して示している。本実施の形態では、WP=18度、WI=2度、LB=60度であるため、例えばブラシの幅角度を24度とすると、上記ブラシ幅角度WBに関する関係式を満たす。
図2に、本実施例における陽極ブラシ間の無効コイル113aの数Nsの時間変化の詳細を示す。但し、コア112の回転を、ブラシ104の位置を移動させることで模擬する事とする。図2(a)に示すように、陽極ブラシ105bが整流子片111a間の周方向の略中心に位置する場合、もう一方の陽極ブラシ105aも2つの整流子片111aに摺接しており、陽極ブラシ間で陽極ブラシと接触していない整流子片111aの数は5個となる。この時、図中の太線で表わされるコイル113aが無効コイルとなり、無効コイルの合計3個である。次に、図2(b)に示すように、コア112が僅かに回転し、陽極ブラシ105aが三つの整流子片111aに摺接する場合、無効コイルは合計4個となる。さらにコア112が僅かに回転すると、図2(c)に示すように、2つの陽極ブラシ105がそれぞれ2つの整流子片111aと接触し、陽極ブラシ間で陽極ブラシと接触していない整流子片111aの数は4個となる。この時、無効コイルは合計2個となる。さらにコア112が僅かに回転し、図2(d)に示すように、陽極ブラシ105bが三つの整流子片111aに摺接する場合、無効コイルは合計4個となる。さらにコア112が僅かに回転すると、図2(a)と同様の状態となり、コア112が整流子ピッチWP分回転した事となり、以後はこれの繰り返しとなる。このようにして、コア112が回転している間に陽極ブラシ間の無効コイルの数は3個、4個、2個、4個を繰り返す事となる。
図3に、本発明の実施例1と同様に、2×P個の磁極と、P×N±1個のティースと、4個のブラシと二重波巻で巻かれた巻線を有するブラシ付き直流モータの、陽極ブラシ間の無効コイル数の時間変化のブラシ幅依存性をまとめる。この時、ブラシ幅を変えた場合のトルク脈動に関しては、無効コイル数の変化の割合((最大無効コイル数−最小無効コイル数)/最小無効コイル数)に依存する。
背景技術で示した通り、ブラシの数を6個とした従来技術においては無効コイル数の変化の割合は(2−1)/1より1である。ブラシの数を4個とした場合、ブラシの幅角度をWP+WIより大きくする事で、無効コイル数の変化の割合が1以下となるため、ブラシの数が6個の場合と同等の低トルク脈動を実現できる。また、ブラシ数を4個とできることから、電源配線が簡単になり、コストを低減させることもできる。
(実施例2)
図4に、本発明の実施例2のブラシ付き直流モータのティース112a及び、スロット114、巻線113、整流子片111a、ブラシ104を平面的に展開した模式図を示す。但し、図示しない磁極の数を2×P個とし、またティースの数はP×N−1個であればよい。本実施例では、P=3、N=7として、磁極の数を6個、ティースの数を20個とした。導線の一端部が2番の整流子片111aに接続されたコイル113aは、T4〜T6のティース112aに巻かれ、もう一方の端部が9番の整流子片111aに接続されている。そして、前記9番の整流子片111aに接続された導線は、続いてT11〜T13のティース112aに巻かれ、もう一方の端部が16番の整流子片111aに接続される。これを繰り返すことで、複数のコイル113aが連続的に全てのティース112aに巻かれ、この結線状態を一重波巻と言う。このようにして構成されたブラシ付き直流モータにおいて、4つのブラシ104の整流子片111aに摺接される周方向の各幅角度WBが、WB>WP×(N+1)/2+WI−LBを満たすように設定されている。本実施の形態では、WP=18度、WI=2度、LB=60度であるため、例えばブラシの幅角度を16度とすると、上記ブラシ幅角度WBに関する関係式を満たす。
次に、図4を用いた、本実施例における陽極ブラシ間の無効コイル113aの数Nsの時間変化の詳細を述べる。図4(a)に示すように、陽極ブラシ105bが整流子片111a間の周方向の略中心に位置する場合、もう一方の陽極ブラシ105aは2つの整流子片111aに摺接しており、陽極ブラシ間で陽極ブラシと接触していない整流子片111aの数は5個となる。この時、図中の太線で表わされるコイル113aが無効コイルとなり、無効コイルは合計4個である。次に、図4(b)に示すように、コア112が僅かに回転し、陽極ブラシ105aが一つの整流子片111aに摺接する場合、無効コイルは合計3個となる。さらにコア112が僅かに回転すると、図4(c)に示すように、2つの陽極ブラシ105がそれぞれ2つの整流子片111aと接触し、陽極ブラシ間で陽極ブラシと接触していない整流子片111aの数は4個となる。この時、無効コイルは合計5個となる。さらにコア112が僅かに回転し、図4(d)に示すように、陽極ブラシ105bが一つの整流子片111aに摺接する場合、無効コイルは合計3個となる。さらにコア112が僅かに回転すると、図4(a)と同様の状態となり、コア112が整流子ピッチWP分回転した事となり、以後はこれの繰り返しとなる。このようにして、コア112が回転している間に無効コイルの数は4個、3個、5個、3個を繰り返す事となる。
図5に、本発明の実施例2と同様に、2×P個の磁極と、P×N−1個のティースと、4個のブラシと一重波巻で巻かれた巻線を有するブラシ付き直流モータの、陽極ブラシ間の無効コイル数の時間変化のブラシ幅依存性をまとめる。一重波巻の場合、ブラシの幅角度をWP×(N+1)/2−LB+WIよりも大きくすることで、無効コイル数の変化の割合を1以下とする事が出来、6ブラシと同等の低トルク脈動を実現する事が出来る。
また、磁極の数を2×P個、ティースの数をP×N+1個、巻線を一重波巻で巻いた場合は、ブラシの幅角度をWP×(N+1)−(180−LB)+WIよりも大きくすることで、同様の効果を得る事が出来る。
図6に、本実施例と同等の効果を得られる磁極の数とティースの数、結線状態の組み合わせの例を示す。磁極の数が6個、ティースの数が20個の組み合わせとすることで、磁極の数とティースの数の最小公倍数が60となり、例えば磁極の数を4個、ティースの数を13個(磁極の数とティースの数の最小公倍数が52)とした現行製品に比べて、コギングトルク脈動が小さくなる。ティースの数を16個以下とすると、ティースの数を20個とした場合に比べて一つのブラシ幅角度を広くする事が出来るため、ブラシの電流密度が低下し、ブラシの温度上昇を抑える事が出来る。また、ティースの数を22個以上とすると、ティースの数を20個とした場合に比べて、さらにコギングトルク脈動を小さくする事が出来る。
(実施例3)
図7を用いて、本発明のブラシ付き直流モータを用いた車両用ブレーキシステムの実施例を述べる。4輪車両に取り付けられたブレーキペダル21に入力された力が、マスターシリンダー22により油圧に変換される。但し、ブレーキペダル21に入力された力はシャフト等を介してマスターシリンダー22に伝えても、ブレーキペダル21に入力された力を電気信号に変えてマスターシリンダー22に伝えてもよい。直接マスターシリンダー22で生成された油圧は、油圧配管23を介して油圧制御ユニット24に送られる。油圧制御ユニット24は、ブラシ付き直流モータ及びポンプ部、電子制御部を備えている。油圧制御ユニット24において、油圧が分配され、4輪それぞれに取り付けられた車輪制動装置25に伝達され、車両の制動力を生み出す。この際、車両の挙動に応じて油圧制御ユニット24により油圧の加圧や減圧を行うことで、車両の姿勢を安定させる。この油圧制御ユニット24に本発明のブラシ付き直流モータを用いることで、油圧制御ユニット24から吐出される油圧の時間変動を小さくする事が出来る。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100 ハウジング
101 フロントプレート
102 磁石
103 ブラシホルダ
104 ブラシ
105 陽極ブラシ
106 陰極ブラシ
107 ベアリング
110 シャフト
111 整流子
111a 整流子片
111b 絶縁材
112 コア
112a ティース
112b コアバック
113 巻線
113a コイル
114 スロット
21 ブレーキペダル
22 マスターシリンダー
23 油圧配管
24 油圧制御ユニット
25 車輪制動装置

Claims (8)

  1. 2×P(但し、Pは3以上の奇数)個の磁極を備えた固定子と、
    前記固定子に対して回転可能に保持され、周方向にP×N±2(但し、Nは4以上の偶数)個のティースを有した電機子コアと、
    前記電機子コアと一体回転するように保持され、前記ティースと同数の整流子片を有した整流子と、
    前記ティースに二重波巻で巻かれた巻線と、
    前記整流子に摺接配置された陽極及び陰極ブラシをそれぞれ2個備えたブラシ付き直流モータであって、
    前記各ブラシの整流子に摺接する幅角度WBが、WB>WP+WI(但し、WP:整流子ピッチの幅角度、WI:整流子間の幅角度)を満たすように設定されたブラシ付き直流モータ。
  2. 2×P(但し、Pは3以上の奇数)個の磁極を備えた固定子と、
    前記固定子に対して回転可能に保持され、周方向にP×N−1(但し、Nは5以上の奇数)個のティースを有した電機子コアと、
    前記電機子コアと一体回転するように保持され、前記ティースと同数の整流子片を有した整流子と、
    前記ティースに一重波巻で巻かれた巻線と、
    前記整流子に摺接配置された陽極及び陰極ブラシをそれぞれ2個備えたブラシ付き直流モータであって、
    前記各ブラシの整流子に摺接する幅角度WBが、WB>WP×(N+1)/2−LB+WI(但し、WP:整流子ピッチの幅角度、WI:整流子間の幅角度、LB:隣り合う異極ブラシ間の幅角度)を満たすように設定されたブラシ付き直流モータ。
  3. 2×P(但し、Pは3以上の奇数)個の磁極を備えた固定子と、
    前記固定子に対して回転可能に保持され、周方向にP×N+1(但し、Nは5以上の奇数)個のティースを有した電機子コアと、
    前記電機子コアと一体回転するように保持され、
    前記ティースと同数の整流子片を有した整流子と、
    前記ティースに一重波巻で巻かれた巻線と、
    前記整流子に摺接配置された陽極及び陰極ブラシをそれぞれ2個備えたブラシ付き直流モータであって、前記各ブラシの整流子に摺接する幅角度WBが、WB>WP×(N+1)−(180−LB+WI(但し、WP:整流子ピッチの幅角度、WI:整流子間の幅角度、LB:隣り合う異極ブラシ間の幅角度)を満たすように設定されたブラシ付き直流モータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載のブラシ付き直流モータであって、
    磁極の数を6個としたブラシ付き直流モータ。
  5. 請求項4に記載のブラシ付き直流モータであって、
    ティースの数を20個としたブラシ付き直流モータ。
  6. 請求項4に記載のブラシ付き直流モータであって、
    ティースの数を16個以下としたブラシ付き直流モータ。
  7. 請求項4に記載のブラシ付き直流モータであって、
    ティースの数を22個以上としたブラシ付き直流モータ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一つに記載のブラシ付き直流モータを有した車両用ブレーキシステム。
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