JP2019198205A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの巻回作業を容易化するために、ダブルフライヤ方式を採用してもアーマチュアの重量バランスが悪化してしまうことを防止できるとともに、均圧線に流れる電流値を低減できる電動モータを提供する。【解決手段】第1小コイル71U〜71Wと、第2小コイル72U〜73Wと、をそれぞれ別々のティース50に配置してなる第1コイル71と、第3小コイル73U〜73Wと、第4小コイル74U〜74Wと、をそれぞれ別々のティース50に配置してなる第2コイル72と、からなり、一方のティース50に、第1小コイル71U〜71Wと第4小コイル74U〜74Wとを配置し、他方のティース50に、第2小コイル72U〜73Wと第3小コイル73U〜73Wとを配置し、各セグメントには、コイルと、所定のセグメント間とを接続する均圧線とが接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、電動モータに関するものである。
モータの中には、車両等に搭載されるブラシ付きの3相直流モータ(以下、ブラシ付きモータという)がある。このブラシ付きモータは、内周面に永久磁石を取り付けた円筒状のヨークと、ヨークの径方向内側に回転自在に設けられたアーマチュアと、を備えている。
アーマチュアは、回転軸と、回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアと、回転軸にアーマチュアコアと隣接するように外嵌固定されたコンミテータと、を有している。
アーマチュアコアは、径方向に沿って延び、放射状に配置された複数のティースを有している。周方向に隣接する各ティース間には、蟻溝状のスロットが形成される。これらスロットを介して各ティースにコイルが巻回される。
コンミテータには、複数のセグメントが周方向に沿って配置されている。これらセグメントに、コイルが接続されている。また、各セグメントには、ブラシが摺接される。ブラシは、外部電源に電気的に接続される。そして、外部電源の電力がブラシを介して各セグメントに印加されることにより、各コイルに電流が供給される。
これにより、アーマチュアコアに所定の磁界が形成され、この磁界と永久磁石との間で磁気的な吸引力や反発力が生じる。このため、アーマチュアが回転する。
また、アーマチュアが回転することによって、ブラシが摺接するセグメントが順次変更され、コイルに供給される電流の向きが切替えられる、いわゆる整流が行われる。これにより、アーマチュアが継続的に回転する。
ところで、モータの小型化、軽量化を図ろうとした場合の手段として、永久磁石の多極化が考えられる。多極化することによって磁極の1極当たりの有効磁束量を低減することが可能になる。この結果、磁気を形成するアーマチュアコアの小型化、軽量化を図ることができる。
ここで、単純に多極化しようとするとスロット数が多くなるので、アーマチュアコアの外径を一定に保とうとすると、スロットが小さくなってしまう。この結果、コイルの巻回作業が困難になってしまう。このため、コイルの巻回作業を容易化しつつ、モータを小型化できるさまざまな技術が提案されている。
例えば、6個のティースと、12個のセグメントを有し、ティースに周方向に1から6まで順に番号を付するとともに、セグメントに周方向に1から12まで順に番号を付したとき、コイルは、巻き始め端が7番セグメントに接続され、7番セグメントから1番セグメントに接続され、1番セグメントから1番ティースに順方向に巻回され、1番ティースから2番セグメントに接続され、2番セグメントから8番セグメントに接続され、8番セグメントから3番ティースに逆方向に巻回され、3番ティースから3番セグメントに接続され、3番セグメントから9番セグメントに接続され、9番セグメントから5番ティースに順方向に巻回され、5番ティースから10番セグメントに接続され、10番セグメントから4番セグメントに接続され、4番セグメントから1番ティースに逆方向に巻回され、1番ティースから11番セグメントに接続され、11番セグメントから5番セグメントに接続され、5番セグメントから3番ティースに順方向に巻回され、3番ティースから6番セグメントに接続され、6番セグメントから12番セグメントに接続され、12番セグメントから5番ティースに逆方向に巻回され、5番ティースから引き出された巻き終わり端が、再び7番セグメントに接続されているものがある。同電位となるセグメント同士は、均圧線(接続線)によって短絡されている。このように構成することで、コイルを形成する際に用いるフライヤの数を2つに増大し、一度に2つのコイルを形成する、いわゆるダブルフライヤ方式が採用できる。このため、コイルの巻回作業の工数を減少することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、各ティースは、互いに隣接するセグメント間に電気的に接続され順方向に巻装された第1コイルと、互いに隣接する他のセグメント間に電気的に接続され逆方向に巻装された第2コイルとを備えたものがある。そして、第1コイルの巻き始め端が接続されているセグメントと、第2コイルの巻き始め端が接続されているセグメントとの相対位置が、一対のブラシ同士の相対位置に対応するように設定されている。同電位となるセグメント同士は、均圧線(接続線)によって短絡されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2017−131035号公報 特開2008−113485号公報
ところで、コイルには、同じ線径であっても製造誤差による僅かな線径の違いが生じてしまうことが多い。このため、上述の特許文献1のように、ダブルフライヤ方式によってコイルを形成する場合、各ティースに巻回されたコイルの巻回数が同じであっても、別々のコイルで巻回された箇所の重量が異なってしまう可能性があった。この結果、アーマチュアの重量バランスが悪化してしまう可能性があった。
また、上述の特許文献2にあっては、ティースに巻回されたコイルが接続されないセグメントが存在する。このようなセグメントにブラシが摺接された場合、均圧線に流れる電流値が大きくなってしまい、均圧線が損傷する可能性があった。
図8に基づいて、より具体的に説明する。
図8は、特許文献2におけるコイル207の電気回路を示す説明図である。
図8に示すように、例えば、1番セグメント214と4番セグメント14とに各々ブラシ222が摺接されている場合、コイル207は、1番セグメント214と均圧線252を介して接続されている7番セグメント214と、4番セグメント214と均圧線252を介して接続されている1番セグメント214と、の間で電気回路が並列となるように接続されている形になる。
このため、例えば、ブラシ222に供給される電流の電流値が4[i]である場合、コイル207に供給される電流の電流値は2[i]となるものの、1番−7番セグメント214間の均圧線252に供給される電流の電流値は4[i]となる。同様に、4番−1番セグメント214間の均圧線252に供給される電流の電流値も4[i]となる。
このように、均圧線252に流れる電流値が大きくなってしまい、均圧線252が損傷する可能性があった。
そこで、本発明は、コイルの巻回作業を容易化するために、ダブルフライヤ方式を採用してもアーマチュアの重量バランスが悪化してしまうことを防止できるとともに、均圧線に流れる電流値を低減できる電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、筒部を有するヨークと、前記筒部の内周面に設けられた4極の永久磁石と、前記筒部の径方向内側に回転自在に設けられる回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、径方向外側に向かって放射状に延びる6個のティース、及び周方向に隣接する各前記ティース間に形成される6個のスロットを有するアーマチュアコアと、各前記ティースに、それぞれ集中巻き方式により巻回されるコイルと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ12個のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、各前記セグメントを介して前記コイルに給電を行う複数のブラシと、を備え、N、及びAを0以上の整数とし、αを、α=0.5Aを満たすように設定したとき、前記コイルは、前記回転軸を中心にして対向する位置に存在する2つの前記ティースに、N/2+α回巻回されて形成される第1小コイルと、N/2−α回巻回されて形成される第2小コイルと、をそれぞれ別々の前記ティースに配置してなる第1コイルと、前記第1コイルが形成された2つの前記ティースに、N/2+α回巻回されて形成される第3小コイルと、N/2−α回巻回されて形成される第4小コイルと、をそれぞれ別々の前記ティースに配置してなる第2コイルと、からなり、2つの前記ティースのうち、一方の前記ティースに、前記第1小コイルと前記第4小コイルとを配置し、2つの前記ティースのうち、他方の前記ティースに、前記第2小コイルと前記第3小コイルとを配置し、各前記セグメントには、前記コイルと、所定の前記セグメント間とを接続する均圧線とが接続されていることを特徴とする。
このように構成することで、ダブルフライヤ方式を用いて各ティースにコイルを巻回した場合であっても、各ティースに別々の2つのコイルが配置される。このため、ダブルフライヤ方式を採用してもアーマチュアの重量バランスが悪化してしまうことを防止できる。
また、各セグメントに、ティースに巻回されたコイルを接続することができる。このため、同電位のセグメント同士を接続した均圧線に流れる電流値が大きくなってしまうことを防止でき、均圧線の損傷を防止できる。
本発明に係る電動モータは、前記ティースに周方向に1から6まで順に番号を付するとともに、前記セグメントに周回り方向に1から12まで順に番号を付したとき、前記第1コイルは、巻き始め端が7番セグメントに接続され、前記回転軸の回転方向の一方向に向かって引き回されてから1番セグメントに接続され、1番セグメントから前記一方向に向かって引き回されてから1番ティースに順方向に巻回され、1番ティースから前記一方向とは逆方向の他方向に引き回されてから4番ティースに前記順方向に巻回され、4番ティースから前記他方向に引き回されてから2番セグメントに接続され、2番セグメントから前記一方向に引き回されてから8番セグメントに接続され、8番セグメントから前記一方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向とは逆向きの逆方向に巻回され、3番ティースから前記一方向に引き回されてから6番ティースに前記逆方向に巻回され、6番ティースから前記一方向に引き回されてから3番セグメントに接続され、3番セグメントから前記一方向に引き回されてから9番セグメントに接続され、9番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番ティースに前記順方向に巻回され、5番ティースから前記他方向に引き回されてから2番ティースに前記順方向に巻回され、2番ティースから前記一方向に引き回されてから10番セグメントに接続され、10番セグメントから前記一方向に引き回されてから4番セグメントに接続され、4番セグメントから前記一方向に引き回されてから1番ティースに前記逆方向に巻回され、1番ティースから前記一方向に引き回されてから4番ティースに前記逆方向に巻回され、4番ティースから前記一方向に引き回されてから11番セグメントに接続され、11番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番セグメントに接続され、5番セグメントから前記一方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向に巻回され、3番ティースから前記他方向に引き回されてから6番ティースに前記順方向に巻回され、6番ティースから前記他方向に引き回されてから6番セグメントに接続され、6番セグメントから前記一方向に引き回されてから12番セグメントに接続され、12番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番ティースに前記逆方向に巻回され、5番ティースから前記一方向に引き回されてから2番ティースに前記逆方向に巻回され、2番ティースから前記一方向に引き回されてから7番セグメントに接続され、1番ティース及び4番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、2番ティース及び5番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、3番ティース及び6番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、前記第2コイルは、前記第1コイルと前記回転軸を中心に点対称に配置され、1番ティース及び4番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、2番ティース及び5番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、3番ティース及び6番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであることを特徴とする。
また、前記ティースに周方向に1から6まで順に番号を付するとともに、前記セグメントに周回り方向に1から12まで順に番号を付したとき、前記第1コイルは、巻き始め端が7番セグメントに接続され、前記回転軸の回転方向の一方向に向かって引き回されてから1番セグメントに接続され、1番セグメントから前記一方向とは逆方向の他方向に向かって引き回されてから1番ティースに順方向に巻回され、1番ティースから前記他方向に引き回されてから4番ティースに前記順方向に巻回され、4番ティースから前記他方向に引き回されてから2番セグメントに接続され、2番セグメントから前記一方向に引き回されてから8番セグメントに接続され、8番セグメントから前記一方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向とは逆向きの逆方向に巻回され、3番ティースから前記一方向に引き回されてから6番ティースに前記逆方向に巻回され、6番ティースから前記一方向に引き回されてから3番セグメントに接続され、3番セグメントから前記一方向に引き回されてから9番セグメントに接続され、9番セグメントから前記他方向に引き回されてから5番ティースに前記順方向に巻回され、5番ティースから前記他方向に引き回されてから2番ティースに前記順方向に巻回され、2番ティースから前記他方向に引き回されてから10番セグメントに接続され、10番セグメントから前記一方向に引き回されてから4番セグメントに接続され、4番セグメントから前記一方向に引き回されてから1番ティースに前記逆方向に巻回され、1番ティースから前記一方向に引き回されてから4番ティースに前記逆方向に巻回され、4番ティースから前記一方向に引き回されてから11番セグメントに接続され、11番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番セグメントに接続され、5番セグメントから前記他方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向に巻回され、3番ティースから前記他方向に引き回されてから6番ティースに前記順方向に巻回され、6番ティースから前記他方向に引き回されてから6番セグメントに接続され、6番セグメントから前記一方向に引き回されてから12番セグメントに接続され、12番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番ティースに前記逆方向に巻回され、5番ティースから前記一方向に引き回されてから2番ティースに前記逆方向に巻回され、2番ティースから前記一方向に引き回されてから7番セグメントに接続され、1番ティース及び4番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、2番ティース及び5番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、3番ティース及び6番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、前記第2コイルは、前記第1コイルと前記回転軸を中心に点対称に配置され、1番ティース及び4番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、2番ティース及び5番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、3番ティース及び6番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであってもよい。
このように構成することで、各ティースに配置される別々の2つのコイルの比率をほぼ同じようにすることができる。このため、ダブルフライヤ方式を採用してもアーマチュアの重量バランスが悪化してしまうことをより確実に防止できる。
本発明によれば、ダブルフライヤ方式を用いて各ティースにコイルを巻回した場合であっても、各ティースに別々の2つのコイルが配置される。このため、ダブルフライヤ方式を採用してもアーマチュアの重量バランスが悪化してしまうことを防止できる。
また、各セグメントに、ティースに巻回されたコイルを接続することができる。このため、同電位のセグメント同士を接続した均圧線に流れる電流値が大きくなってしまうことを防止でき、均圧線の損傷を防止できる。
本発明の実施形態におけるブラシ付きモータの軸方向に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態における永久磁石、ティース、セグメント、及びコイル、を展開した図であり、一方のコイルの巻回状態を示す。 本発明の第1実施形態における本発明の実施形態における永久磁石、ティース、セグメント、及びコイル、を展開した図であり、他方のコイルの巻回状態を示す。 本発明の第1実施形態におけるアーマチュアコアに対する各コイルの配置説明図である。 本発明の第1実施形態におけるコイルの電気回路を示す説明図である。 本発明の第2実施形態における永久磁石、ティース、セグメント、及びコイル、を展開した図であり、一方のコイルの巻回状態を示す。 本発明の第2実施形態における本発明の実施形態における永久磁石、ティース、セグメント、及びコイル、を展開した図であり、他方のコイルの巻回状態を示す。 従来におけるコイルの電気回路を示す説明図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ブラシ付きモータ)
図1は、ブラシ付きモータ1の軸方向に沿う断面図である。
ブラシ付きモータ1は、例えば、車両に搭載する電装品の駆動源として用いられる。
図1に示すように、ブラシ付きモータ1は、略有底円筒形状のヨーク2内に回転自在に設けられたアーマチュア3を備え、ヨーク2の開口部2cをエンドブラケット17で閉塞してある。なお、以下の説明では、アーマチュア3の回転軸線方向を単に軸方向、アーマチュア3の回転方向を周方向、軸方向及び周方向に直交するアーマチュア3の径方向を単に径方向、と称して説明する。
ヨーク2の内周面には、周方向に永久磁石4が4個固定されている。つまり、磁極を4個有している。
アーマチュア3は、回転軸5に固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻回されたコイル7と、アーマチュアコア6の一端側に配置されたコンミテータ13とから構成されている。アーマチュアコア6は、例えばリング状の金属板8を軸方向に複数枚積層したものである。しかしながら、アーマチュアコア6を、軟磁性粉を加圧成形することにより形成してもよい。
金属板8の外周部には、軸方向からみてT字型のティース50が径方向外側に向かって突出するように6個形成されている。各ティース50は、周方向に沿って等間隔に配置されている。複数枚の金属板8を回転軸5に外嵌することにより、アーマチュアコア6の外周には隣接するティース50間に蟻溝状のスロット51が形成されている。スロット51は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に6個形成されている。これらスロット51を通して、ティース50にコイル7が集中巻方式により巻回されている(詳細は後述する)。
コンミテータ13は、回転軸5の一端に外嵌固定されている。コンミテータ13の外周面には、導電材で形成されたセグメント14が12枚取り付けられている。このように、本実施形態のブラシ付きモータ1は、4個の永久磁石4(磁極数が4極)、6個のスロット51(6個のティース50)、及び12枚のセグメント14を有する、いわゆる4極6スロット12セグメント(倍セグメント)のモータである。
セグメント14は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。各セグメント14のアーマチュアコア6側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ15が、セグメント14と一体形成されている。ライザ15には、ティース50に巻回されたコイル7が掛け回わされ、例えばヒュージングにより固定されている。これにより、セグメント14とこれに対応するコイル7とが電気的に接続される。
また、各セグメント14のうち、所定の2個のセグメント14、つまり、同電位となる2個のセグメント14同士を短絡するように、コイル7が接続されている(図2参照、詳細は後述する)。同電位となる2個のセグメント14同士を短絡するコイル7は、均圧線(接続線)52として機能する。これら均圧線52も、所定のセグメント14のライザ15に掛け回され、例えばヒュージングにより固定されている。
回転軸5の他端側は、ヨーク2の底部2bに突出形成されたボス内の軸受12によって回転自在に支持されている。ヨーク2の開口部2c側端にはエンドブラケット17が設けられている。このエンドブラケット17の内側にはホルダステー20が取り付けられている。ホルダステー20には、例えば、周回り方向に90°の間隔を開けて一対のブラシホルダ21が形成されている。ブラシホルダ21には、それぞれブラシ22が各々スプリング23を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。
各ブラシ22は、ピグテール16を介して外部電源に電気的に接続されている。各ブラシ22は、正極ブラシと負極ブラシとに分類される。これらブラシ22の先端部は、スプリング23によって付勢されているためコンミテータ13に摺接しており、外部からの電源がブラシ22を介してコンミテータ13に供給される。
(第1実施形態)
(コイルの巻回方法)
次に、図2、図3に基づいて、コイル7の巻回方法について説明する。
ここで、各ティース50、及び各セグメント14にコイル7を巻回するにあたり、使用される巻線装置としては、コイル7を繰り出すフライヤ(巻線装置、及びフライヤのいずれも不図示)を2つ有する巻線装置が用いられる。すなわち、各ティース50、及び各セグメント14には、ダブルフライヤ方式により2つの別々のコイルが巻回される。
そこで、説明を分かりやすくするために、図2では、2つのフライヤのうち、第1フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。図3では、2つのフライヤのうち、第2フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。
図2、図3は、永久磁石4と、アーマチュア3のティース50、セグメント14、及びコイル7(均圧線52)と、を展開した図であり、隣接するティース50間の空隙がスロット51に相当している。
ここで、図2、図3に示すように、アーマチュア3は、3相(U相、V相、W相)構造であり、各ティース50は、周方向に沿ってU相、V相、W相の順に割り当てられている。以下の説明では、各ティース50に割り当てられた相と番号を順に付すとともに、各セグメント14に周方向に順に番号を付して説明する。なお、図2、図3では、U1(1)番のティース50の近傍に、1番のセグメント14が位置するように各セグメント14に番号を付しているが、これに限られるものではなく、1番のセグメント14の位置を任意に設定することができる。
まず、図2に基づいて、第1フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。
図2に示すように、コイル7は、巻き始め端7aが7番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。続いて、アーマチュア3(回転軸5)の回転方向一方向(図2における右方向、以下の説明では単に一方向という)に向かってコイル7が引き回される。その後、コイル7は、1番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、7,1番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、1番セグメント14から一方向に向かって引き回された後、U1(1)番ティース50に順方向(図2における時計回り方向)に巻回されて第1U相順コイル171Uaを形成する。
続いて、コイル7は、U1(1)番ティース50から一方向とは逆方向(アーマチュア3(回転軸5)の回転方向他方向、図2における左方向、以下の説明では単に他方向という)に引き回される。その後、コイル7は、U2(4)番ティース50に順方向に巻回されて第2U相順コイル172Uaを形成する。
続いて、コイル7は、U2(4)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、2番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、2番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、8番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、2,8番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、8番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、W1(3)番ティース50に順方向とは逆向きの逆方向(図2における反時計回り方向)に巻回されて第1W相逆コイル171Wbを形成する。
続いて、コイル7は、W1(3)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、W2(6)番ティース50に逆方向に巻回されて第2W相逆コイル172Wbを形成する。
続いて、コイル7は、W2(6)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、3番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、3番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、9番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、3,9番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、9番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、V2(5)番ティース50に順方向に巻回されて第2V相順コイル172Vaを形成する。
続いて、コイル7は、V2(5)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、V1(2)番ティース50に順方向に巻回されて第1V相順コイル171Vaを形成する。
続いて、コイル7は、V1(2)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、10番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、10番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、4番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、10,4番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、4番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、U1(1)番ティース50に逆方向に巻回されて第1U相逆コイル171Ubを形成する。
続いて、コイル7は、U1(1)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、U2(4)番ティース50に逆方向に巻回されて第2U相逆コイル172Ubを形成する。
続いて、コイル7は、U2(4)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、11番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、11番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、5番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、11,5番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、5番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、W1(3)番ティース50に順方向に巻回されて第1W相順コイル171Waを形成する。
続いて、コイル7は、W1(3)番ティース50から他方向に引き回される。その後、W2(6)番ティース50に順方向に巻回されて第2W相順コイル172Waを形成する。
続いて、コイル7は、W2(6)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、6番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、6番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、12番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、6,12番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、12番セグメント14から一方向に引き回される。その後、V2(5)番ティース50に逆方向に巻回されて第2V相逆コイル172Vbを形成する。
続いて、コイル7は、V2(5)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、V1(2)番ティース50に逆方向に巻回されて第1V相逆コイル171Vbを形成する。
続いて、コイル7は、V1(2)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、巻き終わり端7bが7番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。これにより、第1フライヤから繰り出されるコイル7の巻回作業が完了する。
次に、図3に基づいて、第2フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。
ここで、第2フライヤは、第1フライヤに対して回転軸5を中心に点対称に動作する。すなわち、図3に示すように、第2フライヤのコイル7は、第1フライヤのコイル7(図2参照)に対して、回転軸5を中心にして点対称に形成されている。このため、第2フライヤのコイル7の具体的な引き回しについての説明は、省略する。
第2フライヤのコイル7は、U1(1)番ティース50に、第1U相順コイル271Uaを形成するとともに、第1U相逆コイル271Ubを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、V1(2)番ティース50に、第1V相順コイル271Vaを形成するとともに、第1V相逆コイル271Vbを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、W1(3)番ティース50に、第1W相順コイル271Waを形成するとともに、第1W相逆コイル271Wbを形成する。
また、第2フライヤのコイル7は、U2(4)番ティース50に、第2U相順コイル272Uaを形成するとともに、第2U相逆コイル272Ubを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、V2(5)番ティース50に、第2V相順コイル272Vaを形成するとともに、第2V相逆コイル272Vbを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、W2(6)番ティース50に、第2W相順コイル272Waを形成するとともに、第2W相逆コイル272Wbを形成する。
このように、各ティース50には、第1フライヤによって形成された2本の各相コイル171Ua〜172Wbと、第2フライヤによって形成された2本の各相コイル271Ua〜272Wbと、の合計4本の相コイル171Ua〜272Wbが形成されている。
ここで、図2〜図4に基づいて、各ティース50に形成された各4本の相コイル171Ua〜272Wbの関係について説明する。
図4は、アーマチュアコア6に対する各相コイル171Ua〜272Wbの配置説明図である。図4では、アーマチュアコア6を軸方向からみている。
まず、第1フライヤによって、各ティース50に形成された相コイル171Ua〜172Wbのうち、回転軸5を中心にして対向する位置に存在する同相の2つのティース50に形成された相コイル171Ua〜172Wbを第1コイル71とする。また、第1コイル71が形成された2つのティース50のうち、一方のティース50に形成されている2つの相コイル171Ua〜172Wbを第1小コイル71U〜71Wとし、他方のティース50に形成されている2つの相コイル171Ua〜172Wbを第2小コイル72U〜72Wとする。
本第1実施形態では、U1(1)番ティース50から順に、第1小コイル71U〜71W、第2小コイル72U〜72Wとしている。すなわち、U1(1)番ティース50、V1(2)番ティース50、及びW1(3)番ティース50のそれぞれに形成されている相コイル171Ua〜171Wbを、それぞれ第1小コイル71U〜71Wとしている。また、U1(1)番ティース50、V1(2)番ティース50、及びW1(3)番ティース50に回転軸5を中心としてそれぞれ対向するU2(4)番ティース50、V2(5)番ティース50、及びW2(6)番ティース50のそれぞれに形成されている相コイル172Ua〜172Wbを、それぞれ第2小コイル72U〜72Wとしている。
次に、第2フライヤによって、各ティース50に形成された相コイル271Ua〜272Wbのうち、回転軸5を中心にして対向する位置に存在する同相の2つのティース50に形成された相コイル271Ua〜272Wbを第2コイル72とする。また、第2コイル72が形成された2つのティース50のうち、一方のティース50に形成されている2つの相コイル271Ua〜272Wbを第3小コイル73U〜73Wとし、他方のティース50に形成されている2つの相コイル271Ua〜272Wbを第4小コイル74U〜74Wとする。
ここで、第2フライヤは、第1フライヤとは点対称に動作するので、第3小コイル73U〜73W、第4小コイル74U〜74Wとする順番は第1フライヤとは回転軸5を中心に反対になる。つまり、U1(1)番ティース50とは回転軸5を中心にして対向する位置に存在するU2(4)番ティース50から順に、第3小コイル73U〜73W、第4小コイル74U〜74Wとしている。すなわち、U2(4)番ティース50、V2(5)番ティース50、及びW2(6)番ティース50のそれぞれに形成されている相コイル272Ua〜272Wbを、それぞれ第3小コイル73U〜73Wとしている。また、U2(4)番ティース50、V2(5)番ティース50、及びW2(6)番ティース50に回転軸5を中心としてそれぞれ対向するU1(1)番ティース50、V1(2)番ティース50、及びW1(3)番ティース50のそれぞれに形成されている相コイル271Ua〜271Wbを、それぞれ第2小コイル72U〜72Wとしている。
このように、U1(1)番ティース50には、U相の第1小コイル71U、及び第4小コイル74Uが形成されている。V1(2)番ティース50には、V相の第1小コイル71V、及び第4小コイル74Vが形成されている。W1(3)番ティース50には、W相の第1小コイル71W、及び第4小コイル74Wが形成されている。
また、U1(1)番ティース50とは回転軸5を中心にして対向する位置に存在するU2(4)番ティース50には、U相の第2小コイル72U、及び第3小コイル73Uが形成されている。V1(2)番ティース50とは回転軸5を中心にして対向する位置に存在するV2(5)番ティース50には、V相の第2小コイル72V、及び第3小コイル73Vが形成されている。W1(3)番ティース50とは回転軸5を中心にして対向する位置に存在するW2(6)番ティース50には、W相の第2小コイル72W、及び第3小コイル73Wが形成されている。
(コイルの巻回数について)
次に、各小コイル71,72(第1〜第4小コイル71U〜74W)の巻回数について説明する。
N、及びAを0以上の整数とし、αを、α=0.5Aを満たすように設定したとき、
第1コイル71を構成する各第1小コイル71U〜71Wの巻回数M1は、それぞれ、
M1=N/2+α ・・・(1)
を満たすように設定されている。
第1コイル71を構成する各第2小コイル72U〜72Wの巻回数M2は、それぞれ、
M2=N/2−α ・・・(2)
を満たすように設定されている。
第2コイル72を構成する各第3小コイル73U〜73Wの巻回数M3は、それぞれ、
M3=N/2+α ・・・(3)
を満たすように設定されている。
第2コイル72を構成する各第4小コイル74U〜74Wの巻回数M4は、それぞれ、
M4=N/2−α ・・・(4)
を満たすように設定されている。
ここで、各小コイル71U〜74Wは、それぞれ2本の各相コイル171Ua〜272Wbにより構成されている。すなわち、2本の各相コイル171Ua〜272Wbの巻回数の合計が、上記式(1)〜(4)を満たす巻回数M1〜M4となればよい。
(コイルの電気回路について)
次に、図5に基づいて、上記のように巻回されたコイル7の電気回路について説明する。
図5は、コイル7の電気回路を示す説明図である。
図5に示すように、例えば、1番セグメント14と4番セグメント14とに各々ブラシ22が摺接されている場合、ブラシ22間に4つの並列回路1H〜4Hが形成される。このため、例えば、ブラシ22に供給される電流値が4[i]である場合、各回路に供給される電流は、それぞれ電流値が1[i]となる。また、均圧線52に供給される電流も、電流値が1[i]となる。
このように、上述の第1実施形態では、4極6スロット12セグメント(倍セグメント)のブラシ付きモータ1において、各ティース50に、対応する相コイル171Ua〜272Wbを巻回している。そして、これら相コイル171Ua〜272Wbによって構成される各小コイル71U〜74Wの巻回数M1〜M4を、上記式(1)〜(4)を満たすように設定している。このため、ダブルフライヤ方式を用いて各ティース50にコイル7を巻回した場合であっても、各ティース7に別々の2つのコイル7が配置される。したがって、ダブルフライヤ方式を採用してもアーマチュア3の重量バランスが悪化してしまうことを防止できる。
また、各セグメント14に、ティース50に巻回されたコイル7を接続することができる。このため、同電位のセグメント14同士を接続した均圧線52に流れる電流値が大きくなってしまうことを防止でき、均圧線52の損傷を防止できる。
(第2実施形態)
次に、図1を援用し、図6、図7に基づいて、第2実施形態のコイル7の巻回方法について説明する。なお、前述の第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する。
ここで、第2実施形態において、ブラシ付きモータ1は、略有底円筒形状のヨーク2内に回転自在に設けられたアーマチュア3を備え、ヨーク2の開口部2cをエンドブラケット17で閉塞してある点は前述の第1実施形態と同様である。また、第2実施形態において、各ティース50、及び各セグメント14にコイル7を巻回するにあたり、使用される巻線装置としては、コイル7を繰り出すフライヤ(巻線装置、及びフライヤのいずれも不図示)を2つ有する巻線装置が用いられ、各ティース50、及び各セグメント14には、ダブルフライヤ方式により2つの別々のコイルが巻回される点も前述の第1実施形態と同様である。
第1実施形態と第2実施形態とで異なる点は、コイル7の巻回方法である。
(コイルの巻回方法)
図6は、2つのフライヤのうち、第1フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。図7では、2つのフライヤのうち、第2フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。
図6、図7は、永久磁石4と、アーマチュア3のティース50、セグメント14、及びコイル7(均圧線52)と、を展開した図であり、隣接するティース50間の空隙がスロット51に相当している。
ここで、図6、図7に示すように、アーマチュア3は、第1実施形態と同様に、3相(U相、V相、W相)構造であり、各ティース50は、周方向に沿ってU相、V相、W相の順に割り当てられている。
まず、図6に基づいて、第1フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。
図6に示すように、コイル7は、巻き始め端7aが7番セグメント14のライザ15に掛け回され、一方向(図6における右方向)に向かってコイル7が引き回される。その後、コイル7は、1番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、7,1番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、1番セグメント14から他方向(図6における左方向)に向かって引き回された後、U1(1)番ティース50に順方向(図6における時計回り方向)に巻回されて第1U相順コイル171Uaを形成する。
続いて、コイル7は、U1(1)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、U2(4)番ティース50に順方向に巻回されて第2U相順コイル172Uaを形成する。
続いて、コイル7は、U2(4)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、2番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、2番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、8番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、2,8番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、8番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、W1(3)番ティース50に逆方向(図6における反時計回り方向)に巻回されて第1W相逆コイル171Wbを形成する。
続いて、コイル7は、W1(3)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、W2(6)番ティース50に逆方向に巻回されて第2W相逆コイル172Wbを形成する。
続いて、コイル7は、W2(6)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、3番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、3番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、9番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、3,9番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、9番セグメント14から他方向に引き回される。その後、コイル7は、V2(5)番ティース50に順方向に巻回されて第2V相順コイル172Vaを形成する。
続いて、コイル7は、V2(5)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、V1(2)番ティース50に順方向に巻回されて第1V相順コイル171Vaを形成する。
続いて、コイル7は、V1(2)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、10番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、10番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、4番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、10,4番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、4番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、U1(1)番ティース50に逆方向に巻回されて第1U相逆コイル171Ubを形成する。
続いて、コイル7は、U1(1)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、U2(4)番ティース50に逆方向に巻回されて第2U相逆コイル172Ubを形成する。
続いて、コイル7は、U2(4)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、11番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、11番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、5番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、11,5番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、5番セグメント14から他方向に引き回される。その後、コイル7は、W1(3)番ティース50に順方向に巻回されて第1W相順コイル171Waを形成する。
続いて、コイル7は、W1(3)番ティース50から他方向に引き回される。その後、W2(6)番ティース50に順方向に巻回されて第2W相順コイル172Waを形成する。
続いて、コイル7は、W2(6)番ティース50から他方向に引き回される。その後、コイル7は、6番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。
続いて、コイル7は、6番セグメント14から一方向に引き回される。その後、コイル7は、12番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続され、6,12番セグメント14間に均圧線52を形成する。
続いて、コイル7は、12番セグメント14から一方向に引き回される。その後、V2(5)番ティース50に逆方向に巻回されて第2V相逆コイル172Vbを形成する。
続いて、コイル7は、V2(5)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、V1(2)番ティース50に逆方向に巻回されて第1V相逆コイル171Vbを形成する。
続いて、コイル7は、V1(2)番ティース50から一方向に引き回される。その後、コイル7は、巻き終わり端7bが7番セグメント14のライザ15に掛け回されて接続される。これにより、第1フライヤから繰り出されるコイル7の巻回作業が完了する。
次に、図7に基づいて、第2フライヤから繰り出されるコイル7について説明する。
ここで、第2フライヤは、第1フライヤに対して回転軸5を中心に点対称に動作する。すなわち、図7に示すように、第2フライヤのコイル7は、第1フライヤのコイル7(図6参照)に対して、回転軸5を中心にして点対称に形成されている。このため、第2フライヤのコイル7の具体的な引き回しについての説明は、省略する。
第2フライヤのコイル7は、U1(1)番ティース50に、第1U相順コイル271Uaを形成するとともに、第1U相逆コイル271Ubを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、V1(2)番ティース50に、第1V相順コイル271Vaを形成するとともに、第1V相逆コイル271Vbを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、W1(3)番ティース50に、第1W相順コイル271Waを形成するとともに、第1W相逆コイル271Wbを形成する。
また、第2フライヤのコイル7は、U2(4)番ティース50に、第2U相順コイル272Uaを形成するとともに、第2U相逆コイル272Ubを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、V2(5)番ティース50に、第2V相順コイル272Vaを形成するとともに、第2V相逆コイル272Vbを形成する。また、第2フライヤのコイル7は、W2(6)番ティース50に、第2W相順コイル272Waを形成するとともに、第2W相逆コイル272Wbを形成する。
このように、各ティース50には、第1フライヤによって形成された2本の各相コイル171Ua〜172Wbと、第2フライヤによって形成された2本の各相コイル271Ua〜272Wbと、の合計4本の相コイル171Ua〜272Wbが形成されている。
このように、上述の第2実施形態においても、前述の第1実施形態と同様に、第1フライヤによって、各ティース50に形成された相コイル171Ua〜172Wbのうち、回転軸5を中心にして対向する位置に存在する同相の2つのティース50に形成された相コイル171Ua〜172Wbが、第1コイル71となる。また、第1コイル71が形成された2つのティース50のうち、一方のティース50に形成されている2つの相コイル171Ua〜172Wbが、第1小コイル71U〜71Wとなり、他方のティース50に形成されている2つの相コイル171Ua〜172Wbが、第2小コイル72U〜72Wとなる。
また、上述の第2実施形態においても、前述の第1実施形態と同様に、U1(1)番ティース50から順に、第1小コイル71U〜71W、第2小コイル72U〜72Wとなる。すなわち、U1(1)番ティース50、V1(2)番ティース50、及びW1(3)番ティース50のそれぞれに形成されている相コイル171Ua〜171Wbが、それぞれ第1小コイル71U〜71Wとなる。また、U1(1)番ティース50、V1(2)番ティース50、及びW1(3)番ティース50に回転軸5を中心としてそれぞれ対向するU2(4)番ティース50、V2(5)番ティース50、及びW2(6)番ティース50のそれぞれに形成されている相コイル172Ua〜172Wbが、それぞれ第2小コイル72U〜72Wとなる。
また、第2フライヤによって、各ティース50に形成された相コイル271Ua〜272Wbのうち、回転軸5を中心にして対向する位置に存在する同相の2つのティース50に形成された相コイル271Ua〜272Wbが、第2コイル72となる。さらに、第2コイル72が形成された2つのティース50のうち、一方のティース50に形成されている2つの相コイル271Ua〜272Wbが、第3小コイル73U〜73Wとなり、他方のティース50に形成されている2つの相コイル271Ua〜272Wbが、第4小コイル74U〜74Wとなる。
したがって、上述の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第1実施形態に加え、第2実施形態のようにコイル7の巻回方法のバリエーションを増やすことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、ブラシ付きモータ1は、車両に搭載する電装品(例えば、パワーウインドウ)の駆動源として用いられる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな機器の駆動用としてブラシ付きモータ1を採用することができる。
また、上述の実施形態では、U1(1)番ティース50から順に、第1小コイル71U〜71W、第2小コイル72U〜72Wとするとともに、U1(1)番ティース50とは回転軸5を中心にして対向する位置に存在するU2(4)番ティース50から順に、第3小コイル73U〜73W、第4小コイル74U〜74Wとした場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、U2(4)番ティース50から順に、第1小コイル71U〜71W、第2小コイル72U〜72Wとするとともに、U1(1)番ティース50から順に、第3小コイル73U〜73W、第4小コイル74U〜74Wとしてもよい。
1…ブラシ付きモータ(モータ)、2…ヨーク、3…アーマチュア、4…永久磁石、5…回転軸、6…アーマチュアコア、7…コイル、7a…巻き始め端、7b…巻き終わり端、14…セグメント、22…ブラシ、50…ティース、51…スロット、52…均圧線、71…第1コイル、72…第2コイル、71U,71V,71W…第1小コイル、72U,72V,72W…第2小コイル、73U,73V,73W…第3小コイル、74U,74V,74W…第4小コイル、171Ua,271Ua…第1U相順コイル、171Ub,271Ub…第1U相逆コイル、171Va,271Va…第1V相順コイル、171Vb,271Vb…第1V相逆コイル、171Wa,271Wa…第1W相順コイル、171Wb,271Wb…第1W相逆コイル、172Ua,272Ua…第2U相順コイル、172Ub,272Ub…第2U相逆コイル、172Va,272Va…第2V相順コイル、172Vb,272Vb…第2V相逆コイル、172Wa,272Wa…第2W相順コイル、172Wb,272Wb…第2W相逆コイル

Claims (3)

  1. 筒部を有するヨークと、
    前記筒部の内周面に設けられた4極の永久磁石と、
    前記筒部の径方向内側に回転自在に設けられる回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ、径方向外側に向かって放射状に延びる6個のティース、及び周方向に隣接する各前記ティース間に形成される6個のスロットを有するアーマチュアコアと、
    各前記ティースに、それぞれ集中巻き方式により巻回されるコイルと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ12個のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、
    各前記セグメントを介して前記コイルに給電を行う複数のブラシと、
    を備え、
    N、及びAを0以上の整数とし、αを、α=0.5Aを満たすように設定したとき、
    前記コイルは、
    前記回転軸を中心にして対向する位置に存在する2つの前記ティースに、N/2+α回巻回されて形成される第1小コイルと、N/2−α回巻回されて形成される第2小コイルと、をそれぞれ別々の前記ティースに配置してなる第1コイルと、
    前記第1コイルが形成された2つの前記ティースに、N/2+α回巻回されて形成される第3小コイルと、N/2−α回巻回されて形成される第4小コイルと、をそれぞれ別々の前記ティースに配置してなる第2コイルと、
    からなり、
    2つの前記ティースのうち、一方の前記ティースに、前記第1小コイルと前記第4小コイルとを配置し、
    2つの前記ティースのうち、他方の前記ティースに、前記第2小コイルと前記第3小コイルとを配置し、
    各前記セグメントには、前記コイルと、所定の前記セグメント間とを接続する均圧線とが接続されている
    ことを特徴とする電動モータ。
  2. 前記ティースに周方向に1から6まで順に番号を付するとともに、前記セグメントに周回り方向に1から12まで順に番号を付したとき、
    前記第1コイルは、
    巻き始め端が7番セグメントに接続され、前記回転軸の回転方向の一方向に向かって引き回されてから1番セグメントに接続され、
    1番セグメントから前記一方向に向かって引き回されてから1番ティースに順方向に巻回され、
    1番ティースから前記一方向とは逆方向の他方向に引き回されてから4番ティースに前記順方向に巻回され、
    4番ティースから前記他方向に引き回されてから2番セグメントに接続され、
    2番セグメントから前記一方向に引き回されてから8番セグメントに接続され、
    8番セグメントから前記一方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向とは逆向きの逆方向に巻回され、
    3番ティースから前記一方向に引き回されてから6番ティースに前記逆方向に巻回され、
    6番ティースから前記一方向に引き回されてから3番セグメントに接続され、
    3番セグメントから前記一方向に引き回されてから9番セグメントに接続され、
    9番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番ティースに前記順方向に巻回され、
    5番ティースから前記他方向に引き回されてから2番ティースに前記順方向に巻回され、
    2番ティースから前記一方向に引き回されてから10番セグメントに接続され、
    10番セグメントから前記一方向に引き回されてから4番セグメントに接続され、
    4番セグメントから前記一方向に引き回されてから1番ティースに前記逆方向に巻回され、
    1番ティースから前記一方向に引き回されてから4番ティースに前記逆方向に巻回され、
    4番ティースから前記一方向に引き回されてから11番セグメントに接続され、
    11番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番セグメントに接続され、
    5番セグメントから前記一方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向に巻回され、
    3番ティースから前記他方向に引き回されてから6番ティースに前記順方向に巻回され、
    6番ティースから前記他方向に引き回されてから6番セグメントに接続され、
    6番セグメントから前記一方向に引き回されてから12番セグメントに接続され、
    12番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番ティースに前記逆方向に巻回され、
    5番ティースから前記一方向に引き回されてから2番ティースに前記逆方向に巻回され、
    2番ティースから前記一方向に引き回されてから7番セグメントに接続され、
    1番ティース及び4番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、
    2番ティース及び5番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、
    3番ティース及び6番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、
    前記第2コイルは、前記第1コイルと前記回転軸を中心に点対称に配置され、
    1番ティース及び4番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、
    2番ティース及び5番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、
    3番ティース及び6番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記ティースに周方向に1から6まで順に番号を付するとともに、前記セグメントに周回り方向に1から12まで順に番号を付したとき、
    前記第1コイルは、
    巻き始め端が7番セグメントに接続され、前記回転軸の回転方向の一方向に向かって引き回されてから1番セグメントに接続され、
    1番セグメントから前記一方向とは逆方向の他方向に向かって引き回されてから1番ティースに順方向に巻回され、
    1番ティースから前記他方向に引き回されてから4番ティースに前記順方向に巻回され、
    4番ティースから前記他方向に引き回されてから2番セグメントに接続され、
    2番セグメントから前記一方向に引き回されてから8番セグメントに接続され、
    8番セグメントから前記一方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向とは逆向きの逆方向に巻回され、
    3番ティースから前記一方向に引き回されてから6番ティースに前記逆方向に巻回され、
    6番ティースから前記一方向に引き回されてから3番セグメントに接続され、
    3番セグメントから前記一方向に引き回されてから9番セグメントに接続され、
    9番セグメントから前記他方向に引き回されてから5番ティースに前記順方向に巻回され、
    5番ティースから前記他方向に引き回されてから2番ティースに前記順方向に巻回され、
    2番ティースから前記他方向に引き回されてから10番セグメントに接続され、
    10番セグメントから前記一方向に引き回されてから4番セグメントに接続され、
    4番セグメントから前記一方向に引き回されてから1番ティースに前記逆方向に巻回され、
    1番ティースから前記一方向に引き回されてから4番ティースに前記逆方向に巻回され、
    4番ティースから前記一方向に引き回されてから11番セグメントに接続され、
    11番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番セグメントに接続され、
    5番セグメントから前記他方向に引き回されてから3番ティースに前記順方向に巻回され、
    3番ティースから前記他方向に引き回されてから6番ティースに前記順方向に巻回され、
    6番ティースから前記他方向に引き回されてから6番セグメントに接続され、
    6番セグメントから前記一方向に引き回されてから12番セグメントに接続され、
    12番セグメントから前記一方向に引き回されてから5番ティースに前記逆方向に巻回され、
    5番ティースから前記一方向に引き回されてから2番ティースに前記逆方向に巻回され、
    2番ティースから前記一方向に引き回されてから7番セグメントに接続され、
    1番ティース及び4番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、
    2番ティース及び5番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、
    3番ティース及び6番ティースのいずれか一方に巻回された前記コイルが前記第1小コイルであり、他方に巻回された前記コイルが前記第2小コイルであり、
    前記第2コイルは、前記第1コイルと前記回転軸を中心に点対称に配置され、
    1番ティース及び4番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、
    2番ティース及び5番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルであり、
    3番ティース及び6番ティースのいずれか前記他方に巻回された前記コイルが前記第3小コイルであり、前記一方に巻回された前記コイルが前記第4小コイルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
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