JP5058753B2 - 電動モータ - Google Patents

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Description

この発明は、車両等に搭載される電動モータに関するものである。
従来から、車両等に搭載されるブラシ付きの電動モータが知られている。この電動モータは、内周面に複数個の磁石を取り付けた円筒状のヨークの内側にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアは回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有している。アーマチュアコアには、巻線を巻装するためのティースが放射状に形成され、これらティース間に軸方向に長いスロットが形成されている。
各ティースには巻線が巻装され、集中巻き構造のアーマチュアコイルが形成されている。
アーマチュアコイルは、回転軸に取り付けられた各セグメントに導通している。各セグメントはブラシと摺接可能になっており、このブラシからセグメント端子に電圧を印加することによってアーマチュアコイルに電流が給電されるようになっている。このとき、アーマチュアコイルに磁界が形成され、ヨークの磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が駆動するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、アーマチュアコアへの巻線の巻装方式としては、集中巻き方式の他に重ね巻き(分布巻)方式がある。この重ね巻き方式によって巻装されたアーマチュアと4つのブラシを用い、各ブラシの通電パターンを変えることで回転速度を切替える電動モータがある。
この種の電動モータの作用を図13〜図15に基づいて説明する。図13〜図15は、アーマチュア100への通電パターンを示す説明図であり、図13は2つの陽極側ブラシ101,103と2つの陰極側ブラシ102,104との4つのブラシに通電した状態、図14は1つの陽極側ブラシ101と2つの陰極側ブラシ102,104との3つのブラシに通電した状態、図15は1つの陽極側ブラシ101と1つの陰極側ブラシ102との2つのブラシに通電した状態を示す。
図13〜図15に示すように、重ね巻き方式にて巻線が巻装されたアーマチュア100は、並列回路数が4つの回路(直列コイル)C1,C2,C3,C4となる。
4つのブラシ101,102,103,104に通電すると(図13参照)、回路C1にブラシ101からブラシ104に向かう電流I1が流れ、回路C2にブラシ101からブラシ102に向かう電流I2が流れ、回路C3にブラシ103からブラシ102に向かう電流I3が流れ、回路C4にブラシ103からブラシ104に向かう電流I4が流れる。すなわち、全ての回路C1,C2,C3,C4に電流が流れる。
これに対し、3つのブラシ101,102,104に通電すると(図14参照)、回路C1と回路C2のみに電流I1,I2が流れる。したがって、3ブラシ通電時のトルクは、4ブラシ通電時の半分のトルクしか得られない。
一方、2つのブラシ101,102に通電すると(図15参照)、各回路C1,C2,C3,C4に電流I1,I2,I3,I4’が流れる。
ここで、図15に示すように、回路C4に流れる電流I4’はブラシ104からブラシ103に向かって流れる。つまり、2ブラシ通電時の回路C4に流れる電流I4’は、4ブラシ通電時の回路C4に流れる電流I4と向きが逆になり、回路C1または回路C3のトルクと打ち消しあう。したがって、2ブラシ通電時のトルクは、4ブラシ通電時の1/3のトルクしか得られない。
このように、各ブラシ101,102,103,104の通電パターンを変えることで、有効導体数や通電電流を変えてトルクを変化させ、回転速度を切替えることができる。
特開2006−204070号公報
しかしながら、上述の従来技術のように並列回路数が4回路の4ブラシ付電動モータでは、各ブラシ101,102,103,104の通電パターンを変えることで回転速度を切替えることができるが、アーマチュアコアに巻線を集中巻き方式にて巻装した場合にあっては並列回路数が2回路になるため、ブラシの通電パターンを変えても回転速度を切替えることが困難であるという課題がある。
そこで、この発明は、巻線を集中巻き方式にて巻装した場合であっても、4つのブラシの通電パターンを変えることで回転速度の切替えを行うことができる電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、8極の磁極を有するヨークと、前記ヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線が集中巻き方式にて巻装される12個のティースと、該ティース間に形成され軸線方向に沿って延びる12個のスロットとを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ12枚のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記巻線に給電を行うための4つのブラシとを備え、前記4つのブラシを陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成し、同極側同士のブラシを前記回転軸を中心にして対向配置すると共に、異極側同士のブラシを電気角で180度周方向に間隔をあけて配置している3相構造の電動モータであって、前記セグメントを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する2つのセグメント群で構成し、各セグメント群の同電位となるセグメント同士を短絡部材で短絡し、前記セグメント群毎に、同相同士のティース全てに直列に巻装された各相の巻線で構成される回路を形成し、一方の回路の第3相の巻き終わり端と、他方の回路の第1相の巻き始め端とを接続すると共に、一方の回路の第1相の巻き始め端と、他方の回路の第3相の巻き終わり端とを接続することを特徴とする。
このように構成することで、ティースに集中巻き方式にて巻線を巻装しても2つのセグメント群にそれぞれ3相構造の回路が形成される。このため、並列回路数を従来の集中巻き構造での並列回路数と比較して2倍の4回路とすることができる。つまり、1つの3相集中巻きの回路には、並列回路数が2回路存在しているので、これを2つ合わせて全部で4回路とすることができる。
また、各相の巻線はそれぞれ同相同士のティース全てに直列に巻装されているので、ブラシの通電パターンを変化させて例えば、3つのブラシに通電した場合であっても通電される巻線のバランスが悪化することを防止できる。すなわち、ブラシの通電パターンを変化させることで、通電される巻線がアンバランスになった場合であっても、通電している相と同相のティース全てに同程度の磁界を発生させることができる。
請求項2に記載した発明は、nを2以上の自然数、aを1以上の自然数で、かつnよりも小さい数としたとき、前記各相の巻線は、この巻線に対応するティースで、かつ巻き始め端が接続されているセグメントの近傍に存在するティース、または、巻き始め端が接続されているセグメントの近傍に存在するティースと同相であって、かつこのティースに隣接する2つのティースのうちの何れか一方にn−a回巻回し、これらのティースと同相であって、かつその他のティースにn回巻回した後、再度巻き始めのティース、または、巻き始めのティースに隣接する前記一方のティースにa回巻回するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、各相のコイルを形成するにあたり、巻線の巻き始めとなるティースと巻き終わりとなるティースをそれぞれ巻線の巻き始め端が接続されるセグメントと巻線の巻き終わり端が接続されるセグメントの近傍に設定することができる。このため、巻き始め端から巻き始めのティースに至るまでの配線長さ、および巻き終わりのティースから巻き終わり端に至るまでの配線長さを短く設定することができる。
請求項1に記載した発明によれば、ティースに集中巻き方式にて巻線を巻装しても2つのセグメント群にそれぞれ3相構造の回路が形成される。このため、並列回路数を従来の集中巻き構造での並列回路数と比較して2倍の4回路とすることができる。つまり、1つの3相集中巻きの回路には、並列回路数が2回路存在しているので、これを2つ合わせて全部で4回路とすることができる。
このため、4ブラシ通電時、3ブラシ通電時、および2ブラシ通電時において、電流が流れる巻線の本数を変化させることができ、それぞれトルクの大きさを変化させることが可能になる。よって、巻線を3相集中巻き方式にて巻装した場合であっても、4つのブラシの通電パターンを変えることで回転速度の切替えを行うことができる。
また、各相の巻線はそれぞれ同相同士のティース全てに直列に巻装されているので、ブラシの通電パターンを変化させて例えば、3つのブラシに通電した場合であっても通電される巻線のバランスが悪化することを防止できる。すなわち、ブラシの通電パターンを変化させることで、通電される巻線がアンバランスになった場合であっても、通電している相と同相のティース全てに同程度の磁界を発生させることができる。
このため、通電される巻線によるアーマチュアの振れ回りを低減することが可能になると共に、電磁気バランスの差異や抵抗差によって生じる循環電流を低減させることが可能になる。
請求項2に記載した発明によれば、各相のコイルを形成するにあたり、巻線の巻き始めとなるティースと巻き終わりとなるティースをそれぞれ巻線の巻き始め端が接続されるセグメントと巻線の巻き終わり端が接続されるセグメントの近傍に設定することができる。このため、巻き始め端から巻き始めのティースに至るまでの配線長さ、および巻き終わりのティースから巻き終わり端に至るまでの配線長さを短く設定することができる。
よって、アーマチュアコアとコンミテータとの間の巻き太りを解消することができ、アーマチュアの小型化を図ることが可能になる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、電動モータ1は、例えば、自動車のパワーウインドウモータ、ワイパモータ、およびファンモータ等に用いられる車両搭載用の直流モータであって、有底円筒形状のヨーク2内にアーマチュア3を回転自在に配置している。ヨーク2の内周面には周方向にセグメント型の永久磁石4が磁極を順番に変えながら8個固定されている。
アーマチュア3は、回転軸5に固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7と、アーマチュアコア6の一端側に配置されたコンミテータ13とから構成されている。アーマチュアコア6は、リング状の金属板8を軸線方向に複数枚積層したものである。金属板8の外周部には軸線方向平面視で略T字状を有するティース9が放射状に12個形成されている。各ティース9には、U相、V相、W相の3相が周回り方向にこの順で割り当てられている。
複数枚の金属板8を回転軸5に外嵌することにより、アーマチュアコア6の外周には隣接するティース9間に蟻溝状のスロット11が形成されている。スロット11は軸線方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に12個形成されている。このスロット11間にはエナメル被覆の巻線12が巻装され、これによりアーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成される。
コンミテータ13は回転軸5の一端に外嵌固定されている。コンミテータ13の外周面には、導電材で形成されたセグメント14が12枚取り付けられている。セグメント14は軸線方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。
各セグメント14のアーマチュアコア6側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ15が一体形成されている。ライザ15には、アーマチュアコイル7の巻き始め端部と巻き終わり端部となる巻線12が掛け回わされ、巻線12はヒュージングによりライザ15に固定されている。これにより、セグメント14とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。また、ライザ15には、同電位となるセグメント14同士に後述する接続線25a,25bが掛け回されてヒュージングにより固定され、同電位のセグメント14同士が短絡されている。
回転軸5の他端側は、ヨーク2に突出形成されたボス内の軸受け16によって回転自在に支持されている。一方、ヨーク2の開口端にはカバー17が設けられており、このカバー17の内側にはホルダステー18が取り付けられている。ホルダステー18には周方向に沿ってブラシホルダ19が4箇所設けられている。
ブラシホルダ19には、それぞれブラシ21がスプリング29を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ21の先端部は、スプリング29によって付勢されているためコンミテータ13に摺接しており、外部からの電源がブラシ21を介してコンミテータ13に供給されるようになっている。
図2に示すように、ブラシ21は、陽極側ブラシ51a,52aと陰極側ブラシ51b,52bとの組みを2つ備えた4つのブラシ51a〜52bで構成されている。そして、陽極側ブラシ51a,52a同士、および陰極側ブラシ51b,52b同士は互いに回転軸5を中心に対向配置されていると共に、陽極側ブラシ51a,52aと陰極側ブラシ51b,52bは周方向に45°間隔をあけて配置されている。すなわち、同極側同士のブラシは、機械角で180°、異極側同士のブラシは電気角で180°間隔をあけて配置されている。なお、陽極側ブラシ51a,52aと陰極側ブラシ51b,52bとの配置を互いに反対にしてもよい。
このように、永久磁石4が8個、つまり、磁極が8極、スロット11が12個、セグメント14が12枚設けられ、8極12スロット12セグメントの3相に構成された電動モータ1のアーマチュア3には、以下のように巻線12が巻装されてアーマチュアコイル7が形成されている。
図3、図4はアーマチュア3のセグメント14(ライザ15)とティース9を展開した図面であり、隣接するティース9間の空隙がスロット11に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント14、各ティース9、および巻装された巻線12にそれぞれ符号を附し、各ティース9にU相、V相、W相をこの順で割り当てて説明する。
ここで、セグメント14は、回転軸5を中心にして互いに点対称位置に存在する第一セグメント群41と第二セグメント群42との2つのセグメント群41,42で構成され、各々セグメント群41,42には、同電位となるセグメント14同士を短絡する接続線25a,25bが接続されている。すなわち、1番セグメント14aから6番セグメント14fに至る間で第一セグメント群41を構成すると共に、7番セグメント14gから12番セグメント14lに至る間で第二セグメント群42を構成している。そして、第一セグメント群41のうち、同電位となる2つ置きのセグメント14(例えば、1番セグメント14aと4番セグメント14d)同士が接続線25aによって短絡されていると共に、第二セグメント群42のうち、同電位となる2つ置きのセグメント14(例えば、7番セグメント14gと10番セグメント14j)同士が接続線25bによって短絡されている。
巻線12は、例えば、その巻き始め端30が第一セグメント群41の1番セグメント14aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント14aのライザ15に掛け回された後、1番セグメント14aの近傍に存在する1−12番ティース9の間のスロット11aに引き込まれる。続いて、1番ティース9にn回(nは2以上の自然数であって、各ティース9に対する所望の巻回数)巻回された後、1−2番ティース9の間のスロット11bから巻線12が引き出される。
そして、3−4番ティース9の間のスロット11cに引き込んで1番ティース9と同相の4番ティース9に巻線12をn回巻回し、4−5番ティース9の間のスロット11dから引き出す。この巻装手順をその他の同相のティース9、つまり、7番ティース9、10番ティース9にも順次行い、4つのティース9にそれぞれ巻装された巻線12を10−11番ティース9の間のスロット11hから引き出す。そして、スロット11hから引き出された巻線12は、5番セグメント14eに巻き終わり端40が接続される。なお、5番セグメント14eは1番セグメント14aに隣接する2番セグメント14bと接続線25aによって短絡されている。すなわち、5番セグメント14eに巻き終わり端40を接続することは、2番セグメント14bに巻き終わり端40が電気的に接続されていることになる。これにより、1−2番セグメント14a,14b間には、このセグメント14a,14b間に対応するU相の全てのティース9に直列にn回巻装されたU相のアーマチュアコイルUが形成される。
また、V相のアーマチュアコイルV、W相のアーマチュアコイルWについてもそれぞれU相のアーマチュアコイルUと同様に巻線12を巻装し、V相のアーマチュアコイルVの巻き始め端30、および巻き終わり端40を対応する第一セグメント群41のセグメント14間に接続すると共に、W相のアーマチュアコイルWの巻き始め端30を第一セグメント群41の対応するセグメント14に接続する。このようにすることで、第一セグメント群41に、8極12スロットの3相(U,V,W相)構造の第一回路K1が形成される(図4参照)。ここで、W相のアーマチュアコイルWの巻き終わり端40は、第一セグメント群41上のセグメント14ではなく、第二セグメント群42上の7番セグメント14gに接続される。
この7番セグメント14gには、巻線12の巻き終わり端40の他に巻線12の巻き始め端30も接続されている。
この7番セグメント14gに巻き始め端30が接続された巻線12は、7番セグメント14gのライザ15に掛け回された後、7番セグメント14gの近傍に存在する6−7番ティース9の間のスロット11eに引き込まれる。続いて、7番ティース9にn回巻回された後、7−8番ティース9の間のスロット11fから巻線12が引き出される。
その後、巻線12は9−10番ティース9の間のスロット11gに引き込まれ10番ティース9にn回巻回され、さらに、1番ティース9、4番ティース9にも巻線12をn回巻回して4−5番ティース9の間のスロット11dから引き出す。そして、スロット11dから引き出された巻線12は、11番セグメント14kに巻き終わり端40が接続される。なお、11番セグメント14kは、7番セグメント14gに隣接する8番セグメント14hと接続線25bによって短絡されている。これにより、7−8番セグメント14g,14h間には、このセグメント14g,14h間に対応するU相の全てのティース9に直列にn回巻装されたU相のアーマチュアコイルU’が形成される。
また、V相のアーマチュアコイルV’、W相のアーマチュアコイルW’についてもそれぞれU相のアーマチュアコイルU’と同様に巻線12を巻装し、V相のアーマチュアコイルV’の巻き始め端30、および巻き終わり端40を対応する第二セグメント群42のセグメント14間に接続すると共に、W相のアーマチュアコイルW’の巻き始め端30を第二セグメント群42の対応するセグメント14に接続する。このようにすることで、第二セグメント群42に、8極12スロットの3相(U’,V’,W’相)構造の第二回路K2が形成される(図4参照)。ここで、W相のアーマチュアコイルW’の巻き終わり端40は、第二セグメント群42上のセグメント14ではなく、第一セグメント群41上の1番セグメント14aに接続される。
したがって、アーマチュア3は、3相集中巻き構造である第一回路K1のW相のアーマチュアコイルW、つまり、第3相のアーマチュアコイルWの巻き終わり端40と、3相集中巻き構造である第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’、つまり、第1相のアーマチュアコイルU’の巻き始め端30とが互いに接続され、かつ第一回路K1のU相のアーマチュアコイルU(第1相のアーマチュアコイル)の巻き始め端30と、第二回路K2のW相のアーマチュアコイルW’(第3相のアーマチュアコイル)の巻き終わり端40とが互いに接続された状態になっている。
これに加え、同極側同士のブラシ21が機械角で180°、異極側同士のブラシ21が電気角で180°間隔に配置されている。すなわち、例えば、図3、図4に示すように、陽極側ブラシ51a,52aがそれぞれ第一セグメント群41の1−2番セグメント14a,14b間、第二セグメント群42の7−8番セグメント14g,14h間に配置され、陰極側ブラシ51b,52bがそれぞれ第一セグメント群41の3番セグメント14c、第二セグメント群42の9番セグメント14iに配置され、各セグメント群41,42に常に対となるブラシ21が存在する状態となる。このため、1つの回路に並列回路数が2回路となり、アーマチュア3には、集中巻方式であっても並列回路数が4回路構成されることになる。
次に、図5〜図7に基づいて、この第一実施形態のアーマチュア3の作用について説明する。
図5〜図7は、通電させるブラシ別の各アーマチュアコイルU〜W’の通電状態を示す結線図であって、図5(a)、図6(a)、図7(a)は、陽極側ブラシ51a,52aがそれぞれ5番セグメント14e、11番セグメント14kに存在し、陰極側ブラシ51b,52bがそれぞれ1番セグメント14a、7番セグメント14gに存在している場合を示す。また、図5(b)、図6(b)、図7(b)は、陽極側ブラシ51a,52aがそれぞれ5番セグメント14e、11番セグメント14kに存在し、陰極側ブラシ51b,52bがそれぞれ6−7番セグメント14f,14g間、12−1番セグメント14l,14a間に存在している場合を示す。
なお、図5〜図7において、SWは各ブラシ51a〜52bへの通電/非通電状態を切り替えるためのスイッチング素子を示す。
ここで、図5(a)のように各ブラシ51a〜52bを配置した状態で4つのブラシ51a〜52b全てを通電させた場合にあっては、各アーマチュアコイルU〜W’に電流が流れる。このため、各アーマチュアコイルU〜W’の抵抗をR、印加電圧をEとした場合、U相の各アーマチュアコイルU,U’に流れる電流の電流値IはそれぞれI=E/Rとなる。一方、V相、W相のアーマチュアコイルV,W、およびアーマチュアコイルV’,W’に流れる電流の電流値I’はそれぞれI’=E/2Rとなる。
また、図5(b)のように各ブラシ51a〜52bを配置した状態で4つのブラシ51a〜52b全てを通電させた場合にあっては、第一回路K1、および第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU,U’と、第一回路K1、および第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV,V’とに電流が流れる。すなわち、6−7番セグメント14f,14g間に形成された第一回路K1のW相のアーマチュアコイルWと、12−1番セグメント14l,14a間に形成された第二回路K2のW相のアーマチュアコイルW’は、陰極側ブラシ51b,52bによって短絡された状態となる。このため、U相の各アーマチュアコイルU,U’とV相の各アーマチュアコイルV,V’にそれぞれ電流値I=E/Rの電流が流れる。
したがって、4つのブラシ51a〜52b全てを通電させた状態でのモータトルクをT4、極対数をP、円周率をπ、導体数をZ、1極あたりの磁束をφとしたとき、モータトルクT4は次式のようになる。
T4=(P/π)Zφ×(E/R)×4
つまり、通常の8極12スロット集中巻き方式と同様のトルク(モータ特性)を得ることができる。
図6(a)に示すように、5番セグメント14eに存在する陽極側ブラシ51a、1番セグメント14aに存在している陰極側ブラシ51b、および11番セグメント14kに存在している陽極側ブラシ52aの3つのブラシ51a,51b,52aを通電させた場合にあっては、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUと、第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV’、およびW相のアーマチュアコイルW’とに電流が流れる。すなわち、第一回路K1のV相のアーマチュアコイルV、およびW相のアーマチュアコイルWと、第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’は無通電状態になる。
このため、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUに電流値I=E/Rの電流が流れる。一方、第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV’とW相のアーマチュアコイルW’とに電流値I’=E/2Rの電流が流れる。
また、図6(b)に示すように、5番セグメント14eに存在する陽極側ブラシ51a、12−1番セグメント14l,14a間に存在する陰極側ブラシ51b、および11番セグメント14kに存在する陽極側ブラシ52aの3つのブラシ51a,51b,52aを通電させた場合にあっては、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUと、第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV’のみに電流が流れる。すなわち、第一回路K1のW相のアーマチュアコイルWと第二回路K2のW相のアーマチュアコイルW’とがそれぞれ陰極側ブラシ51b,52bによって短絡された状態となると共に、第一回路K1のV相のアーマチュアコイルVと、第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’とが無通電状態になる。
このため、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUと第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV’には、電流値I=E/Rの電流が流れる。
したがって、3つのブラシ51a,51b,52aを通電させた状態でのモータトルクをT3としたとき、モータトルクT3は次式のようになる。
T3=(P/π)Zφ×(E/R)×2=T4/2
つまり、3つのブラシ51a,51b,52aを通電させた状態でのモータトルクT3は、4つのブラシ51a〜52b全てを通電させた状態でのモータトルクT4の半分のトルクとなる。
図7(a)に示すように、5番セグメント14eに存在する陽極側ブラシ51a、および1番セグメント14aに存在している陰極側ブラシ51bの2つのブラシ51a,52aを通電させた場合にあっては、各アーマチュアコイルU〜W’に電流が流れる。すなわち、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUに電流値I=E/Rの電流が流れる一方、第一回路K1のV相のアーマチュアコイルV、W相のアーマチュアコイルW、および第二回路K2の各相のアーマチュアコイルU’,V’,W’に電流値I’=E/5Rの電流が流れる。
ここで、2つのブラシ51a,52aを通電させた場合にあっては、4つのブラシ51a〜52b全てを通電した場合とは異なり、第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’に流れる電流が逆方向となる。つまり、第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’に流れる電流は、本来流れる方向と逆方向に流れる。したがって、第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’に生じるトルクは、第一回路K1のW相のアーマチュアコイルW、または第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV’の何れか一方のトルクと打ち消しあうことになる。
この結果、2つのブラシ51a,52aを通電させた場合のモータトルクをT2とすると、モータトルクT2は次式のようになる。
T2=(2/5)T4
つまり、モータトルクT2は4つのブラシ51a〜52b全てを通電させた状態でのモータトルクT4の2/5のトルクとなる。
一方、図7(b)に示すように、5番セグメント14eに存在する陽極側ブラシ51a、および12−1番セグメント14l,14a間に存在する陰極側ブラシ51bの2つのブラシ51a,51bを通電させた場合にあっては、第一回路K1、および第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU,U’と、第一回路K1、および第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV,V’とに電流が流れる。すなわち、第一回路K1のW相のアーマチュアコイルWと、第二回路K2のW相のアーマチュアコイルW’は、陰極側ブラシ51b,52bによって短絡された状態となり、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUに電流値I=E/Rの電流が流れる一方、第一回路K1のV相のアーマチュアコイルV、第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’、およびV相のアーマチュアコイルV’に電流値I’=E/3Rの電流が流れる。
この場合にあっても第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’に流れる電流は、本来流れる方向と逆方向に流れるので、第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’に生じるトルクは、第一回路K1のV相のアーマチュアコイルV、または第二回路K2のV相のアーマチュアコイルV’の何れか一方のトルクと打ち消しあうことになる。
この結果、モータトルクT2は次式のようになる。
T2=(1/3)T4
つまり、モータトルクT2は4つのブラシ51a〜52b全てを通電させた状態でのモータトルクT4の1/3のトルクとなる。
したがって、上述の第一実施形態によれば、8極12スロット12セグメントの3相に構成された電動モータ1のアーマチュア3に3相集中巻きの2つの回路K1,K2を形成することができる。
これに加え、第一回路K1のW相のアーマチュアコイルWの巻き終わり端40が第二回路K2のU相のアーマチュアコイルU’の巻き始め端30に接続されていると共に、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUの巻き始め端30が第二回路K2のW相の巻き終わり端40に接続されている。さらに、同極側同士のブラシ21が機械角で180°、異極側同士のブラシ21が電気角で180°間隔に配置されている。
このため、1つの閉回路に並列回路数が2回路となり、アーマチュア3には3相集中巻き方式で巻線12が巻装されていても並列回路数が4回路構成されることになる。つまり、4つのブラシ51a〜52b全てを通電させた状態でのモータトルクT4に対して、3つのブラシ51a,51b,52aを通電させた状態でのモータトルクT3をT4/2とすることができる。また、2つのブラシ51a,52aを通電させた場合のモータトルクT2を(2/5)T4、または(1/3)T4とすることができる。
よって、巻線12を集中巻き方式でアーマチュアコア6に巻装した場合であっても、4つのブラシ51a〜52bの通電パターンを変えることでトルクを変化させ、アーマチュア3の回転軸5の回転速度の切替えを行うことが可能になる。
また、各相のアーマチュアコイルU〜W’は、それぞれに対応する相の全てのティース9に直列に巻装されているので、ブラシ51a〜52bの通電パターンを変化させても通電される巻線12のバランスが悪化することを防止できる。すなわち、図6(a)、図6(b)に示すように、例えば、3つのブラシ51a,51b,52aを通電させることで、通電されるアーマチュアコイル7(U〜W’)がアンバランスになった場合であっても、通電している相と同相のティース9全てに同程度の磁界を発生させることができる。このため、通電される巻線12によるアーマチュア3の振れ回りを低減することが可能になると共に、電磁気バランスの差異や抵抗差によって生じる循環電流を低減させることが可能になる。
なお、この第一実施形態では、例えば、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUは、この巻き始め端30が第一セグメント群41の1番セグメント14aに接続されると共に、巻き終わり端40が5番セグメント14eに接続され、これを相毎に対応するセグメント14間で行うことで各相のアーマチュアコイル7(U〜W’)を形成する場合について説明した(図3、図4参照)。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図8、図9に示すように、例えば、第一回路K1のU相のアーマチュアコイルUにおいて、巻き始め端30を1番セグメント14aと同電位の4番セグメント14dに接続すると共に、巻き終わり端40を5番セグメント14eと同電位の2番セグメント14bに接続し、これを相毎に対応するセグメント14間で行うことで各相のアーマチュアコイル7(U〜W’)を形成してもよい。この場合であっても第一回路K1のW相のアーマチュアコイルWの巻き終わり端40を第二セグメント群42の7番セグメント14gに接続するようにする。
次に、この発明の第二実施形態を図1、図2を援用し、図10〜図12に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。また、この第二実施形態において、電動モータ1は8極12スロット12セグメントの3相に構成されたものである点、コンミテータ13に摺接する4つのブラシ51a〜52bは同極側同士が機械角で180°、異極側同士が電気角で180°間隔をあけて配置されている点等の基本的構成は前記第一実施形態と同様である。
ここで、第二実施形態では、各相のアーマチュアコイルU〜W’を形成するにあたり、巻線12の巻き終わりとなるティース9が巻き始めとなるティース9から数えて2番目のティース9に設定されている。すなわち、巻線12の巻き終わりとなるティース9が、巻き始めとなるティース9と同相であって、かつ巻き始めとなるティース9の近傍に存在するティース9に設定されている。
より具体的には、図10、図11に示すように、例えば、巻線12の巻き始め端30が第一セグメント群41の1番セグメント14aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント14aのライザ15に掛け回された後、1番セグメント14aの近傍に存在する1番ティース9にn−a回(aは1以上の自然数であって、かつnよりも小さい数)巻回し、主コイル71を形成する。続いて、1番ティース9と同相であって、かつ1番ティース9の近傍に存在する4番ティース9にn−a回巻回して主コイル71を形成する。
そして、巻線12を4−5番ティース9の間のスロット11dから引き出して6−7番ティース9の間のスロット11eに引き込む。次に、7番ティース9に巻線12をn回巻回し、引き続き10番ティース9にn回巻回する。その後、巻線12は10−11番ティース9の間のスロット11hから引き出され、再び1−12番ティース9の間のスロット11aに引き込まれる。そして、1番ティース9、4番ティース9にそれぞれ巻線12をa回巻回し、副コイル72,72を形成する。
この後、巻線12は4−5番ティース9の間のスロット11dから引き出され、1番セグメント14aに隣接する2番セグメント14bと同電位の5番セグメント14eに巻き終わり端40が接続される。これにより、U相の1番ティース9、および4番ティース9には、n−a回巻回された主コイル71とa回巻回された副コイル72とによって巻線12がn回巻回されていることになる。したがって、1−2番セグメント14a,14b間には各U相のティース9の全てに直列にn回巻装されたU相のアーマチュアコイルUが形成される。
また、V相のアーマチュアコイルV、W相のアーマチュアコイルWについてもそれぞれU相のアーマチュアコイルUと同様に巻線12を巻装し、この巻き始め端30、および巻き終わり端40を対応するセグメント14間に接続する。これにより、第一セグメント群41に8極12スロットの3相(U,V,W)構造の第一回路K1が形成される(図11参照)。
また、これと同様に、第二回路K2の各相のアーマチュアコイルU’,V’,W’も巻き始めのティース9と、巻き始めから2番目のティース9をn−a回巻きの主コイル71とa回巻きの副コイル72とで構成する。そして、対応するセグメント14間に各相のアーマチュアコイルU’,V’,W’の巻き始め端30、および巻き終わり端40を接続する。これにより、第二セグメント群42に4極6スロットの3相(U’,V’,W’)構造の第二回路K2を形成する。
したがって、上述の第二実施形態によれば、前述した第一実施形態と同様の効果を奏することができる。これに加え、各相のアーマチュアコイルU〜W’を形成するにあたり、巻線12の巻き終わりとなるティース9が巻き始めとなるティース9から数えて2番目のティース9に設定されているので、巻き始め端30から巻き始めのティース9に至るまでの配線長さ、および巻き終わりのティース9から巻き終わり端40に至るまでの配線長さを短く設定することができる。このため、アーマチュアコア6とコンミテータ13との間の巻き太りを解消することができ、アーマチュア3の小型化を図ることが可能になる。
なお、この第二実施形態では、巻線12の巻き終わりとなるティース9が巻き始めとなるティース9から数えて2番目のティース9に設定されている場合について説明した。すなわち、巻線12の巻き終わりとなるティース9が巻き始め端30が接続されているセグメント14の近傍に存在するティース9と同相であって、かつこのティース9に隣接するティース9に設定されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、巻線12の巻き終わりとなるティース9と、巻き始めとなるティース9を同じティース9に設定してもよい。
具体的には、図12に示すように、例えば、U相のアーマチュアコイルUとV相のアーマチュアコイルVを形成するにあたり、1番ティース9と2番ティース9のみ、n−a回巻回された主コイル71とa回巻回された副コイル72とで構成してもよい。この場合、それぞれの巻き終わり端40は、巻き終わりのティース9の近傍に存在する所定のセグメント14に接続すればよい。
また、この第二実施形態におけるn−a回巻きの主コイル71とa回巻きの副コイル72とを有する各相のアーマチュアコイルU〜W’を上述の第一実施形態における図9の巻線12の巻装方法に適用することも可能である。すなわち、図9において、第一回路K1のW相のアーマチュアコイルWのうち、6番ティース9に巻回される巻線12をn−a回巻きの主コイル71とa回巻きの副コイル72とで構成し、W相のアーマチュアコイルWの巻き終わり端40を6−7番ティース9の間のスロット11eから引き出すようにしてもよい。これにより、巻き終わりのティース9から巻き終わり端40に至るまでの配線長さを短く設定することができる。
本発明の実施形態における電動モータの縦断面図である。 本発明の実施形態における電動モータのブラシ配置図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の実施形態における各アーマチュアコイルの通電状態を示す結線図である。 本発明の実施形態における各アーマチュアコイルの通電状態を示す結線図である。 本発明の実施形態における各アーマチュアコイルの通電状態を示す結線図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 従来の電動モータにおけるアーマチュアへの通電パターンを示す説明図である。 従来の電動モータにおけるアーマチュアへの通電パターンを示す説明図である。 従来の電動モータにおけるアーマチュアへの通電パターンを示す説明図である。
符号の説明
1 電動モータ
2 ヨーク
3 アーマチュア
4 永久磁石(磁極)
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7,U〜W’ アーマチュアコイル
9 ティース
11,11a〜11h スロット
12 巻線
13 コンミテータ
14、14a〜14l セグメント
21 ブラシ
25a,25b 接続線(短絡部材)
30 巻き始め端
40 巻き終わり端
41 第一セグメント群
42 第二セグメント群
51a,52a 陽極側ブラシ
51b,52b 陰極側ブラシ
71 主コイル
72 副コイル
K1 第一回路(一方の回路)
K2 第二回路(他方の回路)

Claims (2)

  1. 8極の磁極を有するヨークと、
    前記ヨークに軸支される回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線が集中巻き方式にて巻装される12個のティースと、該ティース間に形成され軸線方向に沿って延びる12個のスロットとを有するアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ12枚のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、
    前記セグメントを介して前記巻線に給電を行うための4つのブラシとを備え、
    前記4つのブラシを陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成し、
    同極側同士のブラシを前記回転軸を中心にして対向配置すると共に、異極側同士のブラシを電気角で180度周方向に間隔をあけて配置している3相構造の電動モータであって、
    前記セグメントを前記回転軸を中心にして互いに点対称位置に存在する2つのセグメント群で構成し、
    各セグメント群の同電位となるセグメント同士を短絡部材で短絡し、
    前記セグメント群毎に、同相同士のティース全てに直列に巻装された各相の巻線で構成される回路を形成し、
    一方の回路の第3相の巻き終わり端と、他方の回路の第1相の巻き始め端とを接続すると共に、
    一方の回路の第1相の巻き始め端と、他方の回路の第3相の巻き終わり端とを接続することを特徴とする電動モータ。
  2. nを2以上の自然数、aを1以上の自然数で、かつnよりも小さい数としたとき、
    前記各相の巻線は、この巻線に対応するティースで、かつ巻き始め端が接続されているセグメントの近傍に存在するティース、または、巻き始め端が接続されているセグメントの近傍に存在するティースと同相であって、かつこのティースに隣接する2つのティースのうちの何れか一方にn−a回巻回され、
    これらのティースと同相であって、かつその他のティースにn回巻回した後、再度巻き始めのティース、または、巻き始めのティースに隣接する前記一方のティースにa回巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。


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