JP5044315B2 - 電動モータ用アーマチュア、および電動モータ - Google Patents

電動モータ用アーマチュア、および電動モータ Download PDF

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Description

この発明は、車両等に搭載される電動モータ用アーマチュア、およびこれを用いた電動モータに関するものである。
従来から、車両等に搭載されるブラシ付きの電動モータが知られている。この電動モータは、内周面に複数個の磁石を取り付けた円筒状のヨークの内側にアーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアは回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有している。アーマチュアコアには、巻線を巻装するためのティースが放射状に形成され、これらティース間に軸方向に長いスロットが形成されている。
各ティースには巻線が巻装され、集中巻構造のアーマチュアコイルが形成されている。アーマチュアコイルは、回転軸に取り付けられた各セグメントに導通している。各セグメントはブラシと摺接可能になっており、このブラシからセグメント端子に電圧を印加することによってアーマチュアコイルに電流が給電されるようになっている。このとき、アーマチュアコイルに磁界が形成され、ヨークの磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が駆動するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、アーマチュアコアへの巻線の巻装方式としては、集中巻方式の他に重ね巻(分布巻)方式がある。この重ね巻方式によって巻装されたアーマチュアと4つのブラシを用い、各ブラシの通電パターンを変えることで回転速度を切替える電動モータがある。
この種の電動モータの作用を図13〜図15に基づいて説明する。図13〜図15は、アーマチュア100への通電パターンを示す説明図であり、図13は2つの陽極側ブラシ101,103と2つの陰極側ブラシ102,104との4つのブラシに通電した状態、図14は1つの陽極側ブラシ101と2つの陰極側ブラシ102,104との3つのブラシに通電した状態、図15は1つの陽極側ブラシ101と1つの陰極側ブラシ102との2つのブラシに通電した状態を示す。
図13〜図15に示すように、重ね巻方式にて巻線が巻装されたアーマチュア100は、並列回路数が4つの回路(直列コイル)C1,C2,C3,C4となる。
4つのブラシ101,102,103,104に通電すると(図13参照)、回路C1にブラシ101からブラシ104に向かう電流I1が流れ、回路C2にブラシ101からブラシ102に向かう電流I2が流れ、回路C3にブラシ103からブラシ102に向かう電流I3が流れ、回路C4にブラシ103からブラシ104に向かう電流I4が流れる。すなわち、全ての回路C1,C2,C3,C4に電流が流れる。
これに対し、3つのブラシ101,102,104に通電すると(図14参照)、回路C1と回路C2のみに電流I1,I2が流れる。したがって、3ブラシ通電時のトルクは、4ブラシ通電時の半分のトルクしか得られない。
一方、2つのブラシ101,102に通電すると(図15参照)、各回路C1,C2,C3,C4に電流I1,I2,I3,I4’が流れる。
ここで、図15に示すように、回路C4に流れる電流I4’はブラシ104からブラシ103に向かって流れる。つまり、2ブラシ通電時の回路C4に流れる電流I4’は、4ブラシ通電時の回路C4に流れる電流I4と向きが逆になり、回路C1または回路C3のトルクと打ち消しあう。したがって、2ブラシ通電時のトルクは、4ブラシ通電時の1/3のトルクしか得られない。
このように、各ブラシ101,102,103,104の通電パターンを変えることで、有効導体数や通電電流を変えてトルクを変化させ、回転速度を切替えることができる。
特開2006−204070号公報
しかしながら、上述の従来技術のように並列回路数が4回路の4ブラシ付電動モータでは、各ブラシ101,102,103,104の通電パターンを変えることで回転速度を切替えることができるが、アーマチュアコアに巻線を集中巻方式で巻装した場合にあっては並列回路数が2回路になるため、ブラシの通電パターンを変えても回転速度を切替えることが困難であるという課題がある。
そこで、この発明は、巻線を集中巻方式で巻装した場合であっても、4つのブラシの通電パターンを変えることで回転速度の切替えを行うことができる電動モータ用アーマチュア、および電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線を巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記巻線に給電を行うための4つのブラシとから成る電動モータ用アーマチュアであって、前記巻線は、所定のセグメントに接続され全部で2つの閉回路を構成し、且つ該2つの閉回路を前記回転軸を中心にして点対称に配置させるように前記ティースに集中巻方式にて巻装され、前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、異極側同士のブラシは電気角で180°周方向に間隔をあけて配置されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記磁極が4極、前記スロットが6個設けられ、2極3スロットの閉回路が2つ形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記磁極が8極、前記スロットが12個設けられ、4極6スロットの閉回路が2つ形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記磁極が8極、前記スロットが10個設けられ、4極5スロットの閉回路が2つ形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記閉回路毎に、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1〜請求項5の何れかに記載の電動モータ用アーマチュアを用いたことを特徴とする電動モータとした。
請求項7に記載した発明は、複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線を巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記巻線に給電を行うための4つのブラシとから成り、前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材を設けると共に、前記巻線を所定のセグメントに接続して全部で2つの閉回路を構成した電動モータ用アーマチュアであって、前記巻線は、前記2つの閉回路を前記回転軸を中心にして点対称に配置させるように前記ティースに集中巻方式にて巻装され、前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、異極側同士のブラシは、互いの間の角度をθ、極対数をP、Nを0または正の整数としたとき、θ=(180/P)+(360/P)×N≦90°を満たすように、θが決定されていることを特徴とする。
本発明によれば、ティースに集中巻方式にて巻線を巻装しても、閉回路を2つ設けるように巻装するので、並列回路数を4回路とすることができる。つまり、集中巻方式での1つの閉回路での並列回路数が2回路となるため、これを2つ設けることで並列回路数を4回路とすることができる。これに加え、2つの閉回路を回転軸を中心にして点対称に配置すると共に、4つのブラシのうち、同極同士のブラシを回転軸を中心にして対向配置し、且つ異極同士のブラシを電気角で180°間隔をあけて配置している。
このため、4ブラシ通電時、3ブラシ通電時、および2ブラシ通電時において、電流が流れる巻線の本数を変化させることができ、それぞれトルクの大きさを変化させることが可能になる。よって、巻線を集中巻方式で巻装した場合であっても、4つのブラシの通電パターンを変えることで回転速度の切替えを行うことができる。
また、本発明によれば、極対数をP、Nを0または正の整数としたとき、θ=(180/P)+(360/P)×N≦90°を満たすようにθを決定するので、多磁極の電動モータ(例えば、12極以上の電動モータ)であって、1つの閉回路に少なくとも3つの同電位のセグメントが存在する場合などに、ブラシを複数のレイアウトパターンで配置することが可能になる。このため、電動モータの設計の自由度を高めることができる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、電動モータ1は、例えば、自動車のパワーウインドウモータ、ワイパモータ、およびファンモータ等に用いられる車両搭載用の直流モータであって、有底円筒形状のヨーク2内にアーマチュア3を回転自在に配置している。ヨーク2の内周面には周方向に永久磁石4が磁極を順番に変えながら4個固定されている。
アーマチュア3は、回転軸5に固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7と、アーマチュアコア6の一端側に配置されたコンミテータ13とから構成されている。アーマチュアコア6は、リング状の金属板8を軸方向に複数枚積層したものである。金属板8の外周部には軸方向平面視略T字状のティース9が放射状に6個形成されている。
複数枚の金属板8を回転軸5に外嵌することにより、アーマチュアコア6の外周には隣接するティース9間に蟻溝状のスロット11が形成されている。スロット11は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に6個形成されている。このスロット11間にはエナメル被覆の巻線12が巻装され、これによりアーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成される。
コンミテータ13は回転軸5の一端に外嵌固定されている。コンミテータ13の外周面には、導電材で形成されたセグメント14が6個取り付けられている。セグメント14は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。
各セグメント14のアーマチュアコア6側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ15が一体形成されている。ライザ15には、アーマチュアコイル7の巻き始め端部と巻き終わり端部となる巻線12が掛け回わされ、巻線12はヒュージングによりライザ15に固定されている。これにより、セグメント14とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。
回転軸5の他端側は、ヨーク2に突出形成されたボス内の軸受け16によって回転自在に支持されている。ヨーク2の開口端にはカバー17が設けられており、このカバー17の内側にはホルダステー18が取り付けられている。ホルダステー18には周方向に沿ってブラシホルダ19が4箇所形成されている。
ブラシホルダ19には、それぞれブラシ21がスプリング29を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ21の先端部は、スプリング29によって付勢されているためコンミテータ13に摺接しており、外部からの電源がブラシ21を介してコンミテータ13に供給されるようになっている。
図2に示すように、ブラシ21は、陽極側ブラシ21aと陰極側ブラシ21bとの組みを2つ備えた4つのブラシ21a,21a,21b,21bで構成されている。そして、陽極側ブラシ21a,21a同士、および陰極側ブラシ21b,21b同士は互いに回転軸5を中心に対向配置されていると共に、陽極側ブラシ21aと陰極側ブラシ21bは周方向に90°間隔をあけて配置されている。すなわち、同極側同士のブラシは、機械角で180°、異極側同士のブラシは電気角で180°間隔をあけて配置されている。
なお、この第一実施形態では、永久磁石4が4個、つまり、磁極が4極であるため、電気角でいう180°が機械角でいう90°となるが、磁極の数が変わっても異極側同士のブラシは電気角で180°となるように配置すればよい。また、陽極側ブラシ21a,21aと陰極側ブラシ21b,21bを反対にしてもよい。
このように構成された、4極6スロット6セグメントの電動モータ1のアーマチュア3には、以下のように巻線12が巻装されている。
図3はアーマチュア3のセグメント14(ライザ15)とティース9を展開した図面であり、隣接するティース9間の空隙がスロット11に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント14、各ティース9、および巻装された巻線12にそれぞれ符号を附して説明する。
巻線12は、例えば、その巻き始め端30が1番セグメント14aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント14aのライザ15に掛け回された後、1−6番ティース9の間のスロット11aに引き込まれる。続いて、1番ティース9にn回(nは1以上の自然数)巻装された後、1−2番ティース9の間のスロット11bから巻線12が引き出される。そして、2番セグメント14bのライザ15に掛け回され、2番セグメント14bに巻き終わり端40が接続される。これにより、1−2番セグメント14a,14b間には1番ティース9にn回巻装されたコイル7aが形成される。
続いて、巻線12は、2番セグメント14bから1−2番ティース9の間のスロット11bに引き込まれ、2番ティース9にn回巻装された後、2−3番ティース9の間のスロット11cから巻線12が引き出される。そして、3番セグメント14cのライザ15に掛け回され、3番セグメント14cに巻き終わり端40が接続される。これにより、2−3番セグメント14b,14c間には2番ティース9にn回巻装されたコイル7bが形成される。
次に、巻線12は、3番セグメント14cから2−3番ティース9の間のスロット11cに引き込まれ、3番ティース9にn回巻装された後、3−4番ティース9の間のスロット11dから巻線12が引き出される。
ここで、スロット11dから引き出された巻線12は、4番セグメント14dのライザに掛け回されず、再び1番セグメント14aのライザ15に掛け回されて1番セグメント14aに巻き終わり端40が接続される。
これにより、3−1番セグメント14c,14a間に、3番ティース9にn回巻装されたコイル7cが形成されることになる。したがって、1−3番セグメント14間には、1−3番ティース9のそれぞれに巻線12が3相集中巻にて巻装された2極3スロットの閉回路H1が形成される。
続いて、4番セグメント14dのライザ15に巻き始め端30が掛け回された巻線12は、3−4番ティース9の間のスロット11dに引き込まれ、4番ティース9にn回巻装される。そして、4−5番ティース9の間のスロット11eから巻線12が引き出され、5番セグメント14eに巻き終わり端40が接続される。
これにより、4−5番セグメント14d,14e間に、4番ティース9にn回巻装されたコイル7dが形成される。
同様して、4−6番セグメント14間には、4−6番ティース9にそれぞれ巻線12が3相集中巻にて巻装されたコイル7d,7e,7fを有する2極3スロットの閉回路H2が形成される。
このように、4極6スロット6セグメントで構成された電動モータ1は、3相集中巻で2極3スロットの2つの閉回路H1,H2を有している。これら閉回路H1,H2は、周方向に並列した状態で形成されているので、アーマチュア3は、回転軸5を中心にして点対称に2つの閉回路H1,H2を配置した状態になる。
これに加え、同極側同士のブラシ21が機械角で180°、異極側同士のブラシ21が電気角で180°間隔に配置されている。このため、1つの閉回路に並列回路数が2回路となり、アーマチュア3には、集中巻方式であっても並列回路数が4回路構成されることになる。
次に、図4〜図7に基づいて、この第一実施形態のアーマチュア3の作用について説明する。
図4に示すように、例えば、陽極側ブラシ21a,21aがそれぞれ1−2番セグメント14a,14b間、4−5番セグメント14d,14e間に存在し、陰極側ブラシ21b,21bがそれぞれ3番セグメント14c、6番セグメント14fに存在している場合、つまり、各閉回路H1,H2上に各々一対のブラシ21a,21bが存在している場合であって、4つのブラシ21a,21a,21b,21b全てを通電させた状態では、4つのコイル7b,7c,7e,7fに電流が流れる。
すなわち、1−2番セグメント14a,14b間に形成されたコイル7aと、4−5番セグメント14d,14e間に形成されたコイル7dは、陽極側ブラシ21a,21aによって短絡された状態となる。一方、2番ティース9に形成されたコイル7bと、5番ティース9に形成されたコイル7eには順方向(図4における時計回り)に電流が流れ、3番ティース9に形成されたコイル7cと、6番ティース9に形成されたコイル7fには逆方向(図4における反時計回り)に電流が流れる。
図5に示すように、陽極側ブラシ21a,21aがそれぞれ2−3番セグメント14b,14c間、5−6番セグメント14e,14f間に存在し、陰極側ブラシ21b,21bがそれぞれ1番セグメント14a、4番セグメント14dに存在している場合、つまり、一対のブラシ21a,21bが2つの閉回路H1,H2に跨って存在している場合であって、4つのブラシ21a,21a,21b,21b全てを通電させた状態でも4つのコイル7a,7c,7d,7fに電流が流れる。
すなわち、2−3番セグメント14b,14c間に形成されたコイル7bと、5−6番セグメント14e,14f間に形成されたコイル7eは、陽極側ブラシ21a,21aによって短絡された状態となる。一方、3番ティース9に形成されたコイル7cと、6番ティース9に形成されたコイル7fには順方向(図5における時計回り)に電流が流れ、1番ティース9に形成されたコイル7aと、4番ティース9に形成されたコイル7dには逆方向(図5における反時計回り)に電流が流れる。
図6に示すように、3つのブラシを通電させた場合、つまり、例えば、図6において1−2番セグメント14a,14b間、4−5番セグメント14d,14e間に存在する陽極側ブラシ21a,21aと、3番セグメント14cに存在する陰極側ブラシ21bの3つのブラシに通電した場合にあっては、2つのコイル7b,7cに電流が流れる。すなわち、2つの閉回路H1,H2のうちの一方の閉回路(図6においては閉回路H2)は、電流が流れない状態になる。
これは、2つのブラシを通電させた場合であっても、各閉回路H1,H2上に各々一対のブラシ21a,21bが存在している場合であれば同じことがいえる。つまり、図6において1−2番セグメント14a,14b間に存在する陽極側ブラシ21aと3番セグメント14cに存在する陰極側ブラシ21bの2つのブラシ21a,21bに通電した場合であっても2つのコイル7b,7cに電流が流れる。
しかしながら、図7に示すように、例えば、2つのブラシ21a,21bに通電し、且つこれら2つのブラシ21a,21bが2−3番セグメント14b,14c間と、4番セグメント14d上に存在するとき、つまり、一対のブラシ21a,21bが2つの閉回路H1,H2に跨って存在しているときは、何れのコイル7a,7b,7c,7dにも電流が流れない、無通電状態となる。
したがって、上述の第一実施形態によれば、3相集中巻で2極3スロットの閉回路H1,H2を2つ形成することで並列回路数を合計4回路とすることができる。
このため4つのブラシ21a,21a,21b,21b全てを通電させたときには、4つのアーマチュアコイル7(この第一実施形態では、コイル7b,7c,7e,7f)に電流が流れ、通常の4極6スロット集中巻方式と同様のトルク(モータ特性)を得ることができる。一方、3つのブラシに通電させたときには、2つのアーマチュアコイル7(この第一実施形態では、コイル7b,7c)に電流が流れる。よって、3ブラシ通電時のトルクを4ブラシ通電時の半分のトルクとすることができる。
また、2つのブラシに通電させたときには、2つのアーマチュアコイル7に電流が流れる状態(図6参照)と、全てのアーマチュアコイル7(コイル7a,7b,7c,7d,7e,7f)に電流が流れない、つまり無通電になる状態がある(図7参照)。このため、無通電状態の間、アーマチュア3の回転軸5は惰性で回転することになる。この結果、2ブラシ通電時は、3ブラシ通電時よりもトルクが低減される。
すなわち、4つのブラシ21a,21a,21b,21bの通電パターンを変えることで電流が流れる巻線12の本数(アーマチュアコイル7の数)を変化させることができ、トルクの大きさを変化させることが可能になる。よって、巻線12を集中巻方式でアーマチュアコア6に巻装した場合であっても、アーマチュア3の回転軸5の回転速度の切替えを行うことができる。
次に、この発明の第二実施形態を図1を援用し、図8〜図11に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態でも同様)。また、以下の実施形態において、電動モータ1の基本的構造は前記第一実施形態と同様である。
ここで、第二実施形態においては、永久磁石4(磁極)が8個、スロット11が12個、セグメント14が12個設けられた8極12スロット12セグメントの電動モータ1について説明する。なお、この第二実施形態においても、各ブラシ21a,21a,21b,21bは、同極側同士が機械角で180°、異極側同士が電気角で180°間隔をあけて配置されている(以下の実施形態でも同様)。
図8に示すように、1−6番セグメント14間には、各々同電位となるセグメント14(この第二実施形態では2つ置きのセグメント14)に対応するライザ15にそれぞれ接続線25aが掛け回されている。この接続線25aは、ヒュージングによりライザ15に固定されている。
一方、7−12番セグメント14間には、各々同電位となるセグメント14に対応するライザ15にそれぞれ接続線25bが掛け回され、ヒュージングによりライザ15に固定されている。これら接続線25a,25bは、閉回路H1,H2毎に、同電位となるセグメント14同士を短絡するためのものであって、コンミテータ13とアーマチュアコア6との間(図1におけるA部)に配線されている。
接続線25a,25bを有するアーマチュア3には、例えば、1−5番セグメント14a,14e間に1番、4番ティース9に巻線12がそれぞれ集中巻方式にて巻装されたコイル7a,7dが形成されている。そして、このような巻装構造を接続するセグメント14と巻装する2つのティースをずらしながら順次行うことによって、1−6番セグメント14間には、1−6番ティース9にそれぞれコイル7a,7b,7c,7d,7e,7fを有する3相集中巻で4極6スロットの閉回路H1が形成されている。
一方、7−12番セグメント14間には、7−12番ティース9にそれぞれコイル7g,7h,7i,7j,7k,7lを有する3相集中巻で4極6スロットの閉回路H2が形成されている。
したがって、上述の第二実施形態によれば、3相集中巻で4極6スロットの閉回路H1,H2を2つ形成することで並列回路数を合計4回路とすることができるため、上述の第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、この発明の第三実施形態を図9〜図11に基づいて説明する。
この第三実施形態と上述の第一実施形態、および第二実施形態の相違点は、上述の第一実施形態、および第二実施形態のアーマチュア3が3相集中巻構造であったのに対し、第三実施形態のアーマチュア3は、5相集中巻構造となっている。
具体的に、図9に示すように、電動モータ1は、永久磁石4(磁極)が8個、スロット11が10個、セグメント14が20個設けられた8極10スロット20セグメントで構成されている。
巻線12は、例えば、その巻き始め端30が1番セグメント14aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント14aのライザ15に掛け回された後、1−10番ティース9の間のスロット11aに引き込まれる。続いて、1番ティース9にn回巻装された後、1−2番ティース9の間のスロット11bから巻線12が引き出される。そして、2番セグメント14bのライザ15に掛け回され、2番セグメント14bに巻き終わり端40が接続される。これにより、1−2番セグメント14a,14b間には1番ティース9にn回巻装されたコイル7aが形成される。
続いて、巻線12は、2番セグメント14bから引き出さず、3番セグメント14cのライザ15に掛け回して1−2番ティース9の間のスロット11bに引き込まれる。そして、2番ティース9にn回巻装された後、2−3番ティース9の間のスロット11cから巻線12が引き出され、3番セグメント14cに巻き終わり端40が接続される。これにより、3−4番セグメント14b,14c間には2番ティース9にn回巻装されたコイル7bが形成される。
そして、接続するセグメント14と巻装するティース9をずらしながら3−5番ティース9のそれぞれに巻線12を集中巻方式で巻装する。また、1−10番セグメント14間には、各々同電位となるセグメント14(この第三実施形態では4つ置きのセグメント14)に対応するライザ15にそれぞれ接続線25aが掛け回され、ヒュージングにより固定されている。このため、1−10番セグメント14間には、1−5番ティース9にそれぞれコイル7a,7b,7c,7d,7eを有する5相集中巻で4極5スロットの閉回路H1が形成されている。
同様にして、11−20番セグメント14間には、6−10番ティース9にそれぞれコイル7f,7g,7h,7i,7jが形成されている。また、11−20番セグメント14間には、各々同電位となるセグメント14に対応するライザ15にそれぞれ接続線25bが掛け回され、ヒュージングにより固定されている。
したがって、11−20番セグメント14間には、6−10番ティース9にそれぞれコイル7f,7g,7h,7i,7jを有する5相集中巻で4極5スロットの閉回路H2が形成されている。
このため、上述の第三実施形態によれば、5相集中巻で4極5スロットの閉回路H1,H2を2つ形成することで並列回路数を合計4回路とすることができ、上述の第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、閉回路H1,H2は、周方向に並列した状態で形成されているので、アーマチュア3は、回転軸5を中心にして点対称に2つの閉回路H1,H2を配置した状態になることはいうまでもない。
図10は、縦軸をトルク(kgf・cm)とし、横軸を回転軸5の回転数(rpm)とした場合の第三実施形態の電動モータ1(8極10スロット20セグメント)のトルクの変化を示したグラフである。
同図に示すように、4つのブラシ21a,21a,21b,21bへの通電パターンを変えることでトルクが異なることが確認できる。
図11は、縦軸をトルク(kgf・cm)とし、横軸を電流(A)とした場合の第三実施形態の電動モータ1のトルクの変化を示したグラフである。
同図に示すように、4つのブラシ21a,21a,21b,21bへの通電パターンによらず、同じトルクを得るのに、同じ電流が必要であることが確認できる。すなわち、通電パターンによらず、電流が確実にトルクに変換され、モータとして成立していることが確認できる。
図12は、縦軸をトルク(kgf・cm)とし、横軸を回転軸5の回転数(rpm)とした場合の第三実施形態の電動モータ1のトルクの変化を示したグラフである。
同図に示すように、例えば、この電動モータ1にファン(図12における負荷曲線α)を取り付けると、ファンは回転数が上がるに伴って負荷が大きくなる。このため、回転数とトルクのマッチングポイントが各通電パターンで異なり、回転軸5の回転速度の可変が可能になる。
なお、上述の第一実施形態、第二実施形態、および第三実施形態でティース9に集中巻方式にて巻線12を巻装し、2つの閉回路H1,H2を形成した場合について説明したが、これらの実施形態の他に以下の図16〜図33に示す他の実施形態のようにさまざまな極数、およびスロット数の電動モータ1に集中巻方式にて2つの閉回路H1,H2を形成することができる。
図16は、8極6スロット12セグメントである3相の電動モータ1におけるアーマチュア3の展開図である。同図に示すように、1−6番セグメント14間において、各々同電位となるセグメント14(2つ置きのセグメント14)にそれぞれ接続線25aが接続されている。一方、これとは別に7−12番セグメント14間において、各々同電位となるセグメント14(2つ置きのセグメント14)にそれぞれ接続線25bが接続されている。これら接続線25a,25bによって、2つの閉回路H1,H2が形成されている。
この場合、図17に示すように、極数、セグメント数が同一でスロット11が12個設けられた8極12スロット12セグメントの3相の電動モータ1であっても、同様に2つの閉回路H1,H2を形成することができる。また、図18に示すように、各閉回路H1,H2における同相同士のティース9に巻線12をそれぞれ一連の動作で直列に巻装してもよい。
さらに、図19に示すように、1−6番ティース9に巻装された各巻線12の巻き始め端30、および巻き終わり端40を1−6番ティース9とは回転軸5を中心にして点対称位置に存在する7−12番セグメント14間に接続してもよい。このように巻装した場合であっても、閉回路を2つ形成することができるのに加え、コンミテータ13とアーマチュアコア6との間(図1におけるA部)に配線される巻線12が周方向に捩れた状態になる。このため、コンミテータ13とアーマチュアコア6との間の巻き太りを解消することが可能になる。
また、図19では3番ティース9、6番ティース9に巻装された巻線12の巻き終わり端40が7番セグメント14gに接続されているが、図20に示すように、3番ティース9、および6番ティース9に巻装された巻線12の巻き終わり端40を7番セグメント14gと同電位の10番セグメント14hに接続してもよい。なお、7番セグメント14gと10番セグメント14hは互いに同電位同士のセグメント14であるので、互いに接続線25bによって接続されている。すなわち、同電位のセグメント14であれば、どこに接続しても巻線12によって同じ回路を形成することができる。
図21は、8極の電動モータ1における各ブラシ21a,21bの配置図である。同図に示すように、8極の電動モータ1にあっては、電気角でいう180°が機械角でいう45°になる。つまり、陽極側ブラシ21a,21a同士、および陰極側ブラシ21b,21b同士は互いに回転軸5を中心に対向配置されていると共に、陽極側ブラシ21aと陰極側ブラシ21bは周方向に45°間隔をあけて配置されている。
また、異極側同士のブラシ21a,21b間の角度をθ、極対数をP、Nを0または正の整数としたとき、角度θは、θ=(180/P)+(360/P)×N≦90°を満たすようにして決定してもよい。つまり、8極の電動モータ1にあっては、極対数Pが「4」であるため、θ=(180/4)+(360/4)×N≦90°を満たすようにNを決定すると、N=0となり、この結果θ=45°となる。
図22は、12極14スロット42セグメントである7相の電動モータ1におけるアーマチュア3の展開図である。同図に示すように、1−21番セグメント14間において、各々同電位となるセグメント14(6つ置きのセグメント14)にそれぞれ接続線25aが接続されている。一方、これとは別に22−42番セグメント14間において、各々同電位となるセグメント14(6つ置きのセグメント14)にそれぞれ接続線25bが接続されている。これら接続線25a,25bによって、2つの閉回路H1,H2が形成されている。
この場合、図23に示すように、極数が同一でスロット11が16個、セグメント14が48個設けられた12極16スロット48セグメントの8相の電動モータ1であっても、同様に2つの閉回路H1,H2を形成することができる。また、図24に示すように、12極18スロット18セグメントの電動モータ1であっても、同様に2つの閉回路H1,H2を形成することができる。この場合、図25に示すように、各閉回路H1,H2における同相同士のティース9に巻線12をそれぞれ一連の動作で直列に巻装してもよい。
さらに、図26に示すように、12極20スロット30セグメントである5相の電動モータ1であっても、2つの閉回路H1,H2を形成することができる。この場合、図27に示すように、各閉回路H1,H2における同相同士のティース9に巻線12をそれぞれ一連の動作で直列に巻装してもよい。
図28、図29は、12極の電動モータ1における各ブラシ21a,21bの配置図である。同図に示すように、12極の電動モータ1にあっては、電気角でいう180°が機械角でいう30°になる。すなわち、陽極側ブラシ21a,21a同士、および陰極側ブラシ21b,21b同士は互いに回転軸5を中心に対向配置されていると共に、陽極側ブラシ21aと陰極側ブラシ21bは周方向に30°間隔をあけて配置されている(図28参照)。
この他に、異極側同士のブラシ21a,21b間の角度をθ、極対数をP、Nを0または正の整数としたとき、角度θは、θ=(180/P)+(360/P)×N≦90°を満たすようにすればよいので、N=0の場合と、N=1の場合との2通りの角度で配置することができる。すなわち、θ=(180/6)+(360/6)×0=30(°)で異極側同士のブラシ21a,21bを配置する場合(図28参照)の他に、θ=(180/6)+(360/6)×1=90(°)で異極側同士のブラシ21a,21bを配置する場合(図29参照)の2通りで配置することができる。
ここで、例えば図22の2点鎖線で示すように、陽極側ブラシ21aに対してθ=30°の角度で陰極側ブラシ21bを配置する場合と、図22の実線で示すように、陽極側ブラシ21aに対してθ=90°の角度で陰極側ブラシ21bを配置する場合とでは、両者の陰極側ブラシ21bが摺接しているセグメント14は互いに接続線25aで接続された状態にある。このため、異極側同士のブラシ21a,21b間の角度θは30°、または90°の何れの場合であっても、同じセグメント14と導通することになる。
したがって、各閉回路H1,H2に少なくとも3つの同電位のセグメントがある電動モータ1にあっては、ブラシ間の間隔が狭く、ブラシをレイアウトし難い場合や、ブラシ21の周辺部品のレイアウト位置によって、各ブラシ21a,21bのレイアウトパターンを選択することが可能になる。このため、電動モータ1の設計の自由度を高めることができる。
図30は、16極12スロット24セグメントである3相の電動モータ1におけるアーマチュア3の展開図である。同図に示すように、1−12番セグメント14間において、各々同電位となるセグメント14(2つ置きのセグメント14)にそれぞれ接続線25aが接続されている。一方、これとは別に13−24番セグメント14間において、各々同電位となるセグメント14(2つ置きのセグメント14)にそれぞれ接続線25bが接続されている。これら接続線25a,25bによって、2つの閉回路H1,H2が形成されている。
この場合、図31に示すように、各閉回路H1,H2における同相同士のティース9に巻線12をそれぞれ一連の動作で直列に巻装してもよい。
図32、図33は、16極の電動モータ1における各ブラシ21a,21bの配置図である。同図に示すように、16極の電動モータ1にあっては、電気角でいう180°が機械角でいう22.5°になる。すなわち、陽極側ブラシ21a,21a同士、および陰極側ブラシ21b,21b同士は互いに回転軸5を中心に対向配置されていると共に、陽極側ブラシ21aと陰極側ブラシ21bは周方向に22.5°間隔をあけて配置されている(図32参照)。
この他に、異極側同士のブラシ21a,21b間の角度をθ、極対数をP、Nを0または正の整数としたとき、角度θは、θ=(180/P)+(360/P)×N≦90°を満たすようにすればよいので、N=0の場合と、N=1の場合との2通りの角度で配置することができる。すなわち、θ=(180/8)+(360/8)×0=22.5(°)で異極側同士のブラシ21a,21bを配置する場合(図32参照)の他に、θ=(180/8)+(360/8)×1=67.5(°)で異極側同士のブラシ21a,21bを配置する場合(図33参照)の2通りで配置することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の第一実施形態では電動モータ1が4極6スロット6セグメントの3相集中巻構造の場合、第二実施形態では8極12スロット12セグメントの3相集中巻構造の場合、第三実施形態では8極10スロット20セグメントの5相集中巻構造の場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、電動モータ1は、一対の陽極側ブラシ21aと陰極側ブラシ21bで成立する閉回路を2つ形成、つまり、4ブラシ21a,21a,21b,21bで2つの閉回路H1,H2を構成し、且つ同極側同士のブラシが機械角で180°、異極側同士のブラシが電気角で180°周方向に間隔をあけて配置されていればよい。
さらに、巻線12の巻き始め端30、および巻き終わり端40がそれぞれ接続されるセグメント14は上述の実施形態に限られるものではなく、同じ閉回路内であって同電位のセグメント14同士が各接続線25a,25bによって接続されているものである場合、同電位のセグメント14のうちの何れかのセグメント14に接続されていればよい。
そして、上述の実施形態において、極数が12極以上の電動モータ1にあっては、ブラシ21a,21bのレイアウトパターンが2通りある場合について説明した。しかしながら、異極側同士のブラシ21a,21b間の角度をθ、極対数をP、Nを0または正の整数としたとき、角度θがθ=(180/P)+(360/P)×N≦90°を満たすようにすればよいので、電動モータ1は磁極数の増加に伴って、ブラシ21a,21bのレイアウトパターンも増加することはいうまでもない。
本発明の実施形態における電動モータの縦断面図である。 本発明の第一実施形態における電動モータのブラシ配置図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第一実施形態におけるアーマチュアの作用説明図である。 本発明の第二実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の第三実施形態におけるトルクの変化を示すグラフである。 本発明の第三実施形態におけるトルクの変化を示すグラフである。 本発明の第三実施形態におけるトルクの変化を示すグラフである。 従来の電動モータにおけるアーマチュアへの通電パターンを示す説明図である。 従来の電動モータにおけるアーマチュアへの通電パターンを示す説明図である。 従来の電動モータにおけるアーマチュアへの通電パターンを示す説明図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態における電動モータのブラシ配置図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態における電動モータのブラシ配置図である。 本発明の他の実施形態における電動モータのブラシ配置図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアコイルの巻装状態を示すアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態における電動モータのブラシ配置図である。 本発明の他の実施形態における電動モータのブラシ配置図である。
符号の説明
1 電動モータ
2 ヨーク
3 アーマチュア(電動モータ用アーマチュア)
4 永久磁石(磁極)
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7 アーマチュアコイル
7a〜7l コイル
9 ティース
11,11a〜11e スロット
12 巻線
13 コンミテータ
14,14a〜14h セグメント
21 ブラシ
21a 陽極側ブラシ
21b 陰極側ブラシ
25a,25b 接続線(短絡部材)
H1,H2 閉回路

Claims (7)

  1. 複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線を巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、
    前記セグメントを介して前記巻線に給電を行うための4つのブラシとから成る電動モータ用アーマチュアであって、
    前記巻線は、所定のセグメントに接続され全部で2つの閉回路を構成し、且つ該2つの閉回路を前記回転軸を中心にして点対称に配置させるように前記ティースに集中巻方式にて巻装され、
    前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、
    同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、異極側同士のブラシは電気角で180°周方向に間隔をあけて配置されることを特徴とする電動モータ用アーマチュア。
  2. 前記磁極が4極、前記スロットが6個設けられ、2極3スロットの閉回路が2つ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ用アーマチュア。
  3. 前記磁極が8極、前記スロットが12個設けられ、4極6スロットの閉回路が2つ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ用アーマチュア。
  4. 前記磁極が8極、前記スロットが10個設けられ、4極5スロットの閉回路が2つ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ用アーマチュア。
  5. 前記閉回路毎に、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材が設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電動モータ用アーマチュア。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の電動モータ用アーマチュアを用いたことを特徴とする電動モータ。
  7. 複数の磁極を有するヨークに軸支される回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延び、巻線を巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、
    前記セグメントを介して前記巻線に給電を行うための4つのブラシとから成り、
    前記コンミテータに、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材を設けると共に、前記巻線を所定のセグメントに接続して全部で2つの閉回路を構成した電動モータ用アーマチュアであって、
    前記巻線は、前記2つの閉回路を前記回転軸を中心にして点対称に配置させるように前記ティースに集中巻方式にて巻装され、
    前記4つのブラシは、陽極側ブラシと陰極側ブラシとの組みを2つ備えて構成され、
    同極側同士のブラシは、前記回転軸を中心にして対向配置されると共に、
    異極側同士のブラシは、互いの間の角度をθ、極対数をP、Nを0または正の整数としたとき、
    θ=(180/P)+(360/P)×N≦90°
    を満たすように、θが決定されていることを特徴とする電動モータ用アーマチュア。
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