JP2009011084A - コンミテータ、アーマチュア、およびブラシ付モータ - Google Patents

コンミテータ、アーマチュア、およびブラシ付モータ Download PDF

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義親 川島
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貴寛 永井
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Abstract

【課題】製造コストを低減し、且つ給電効率の低減を防止することが可能なコンミテータ、アーマチュア、およびブラシ付モータを提供する。
【解決手段】回転軸の周囲に固定された樹脂モールド体と、樹脂モールド体の周囲に配設され、樹脂モールド体からの離反防止のためのアンカー44が形成された複数のセグメント41と、セグメント41のうちの同電位セグメント同士を短絡し、樹脂モールド体に埋設される短絡部材42とを備えたコンミテータ13であって、短絡部材42は、複数の短絡リング46が互いに絶縁された状態で積層されて成り、短絡リング46は、リング本体47と、リング本体47から放射状に突出し、同電位セグメントに接触する接続部48とで構成され、短絡リング46の接続部48とセグメント41のアンカー44は、互いに係合可能に形成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、コンミテータ、アーマチュア、およびブラシ付モータに関するものである。
一般に、ブラシ付モータは、内周面に磁石を取付けた円筒状のヨークの内側にアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアは、回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有している。アーマチュアコアには、アーマチュアコイルを巻装するためのティースが複数個放射状に形成され、ここにアーマチュアコイルがインシュレータを介して巻装されている。アーマチュアコイルは、回転軸にアーマチュアコアと隣接して外嵌固定されているコンミテータと導通している。
コンミテータは、導電材で形成された複数のセグメントを有している。セグメントは板状の金属片から成るものであって、コンミテータの回転摺動面に露出配置されている。各セグメントの端部にはライザが一体形成され、ここにアーマチュアコイルの巻き始め端部と巻き終わり端部とが掛け回されて接続されている。また、各セグメントはブラシと摺接しており、このブラシからセグメントを介してアーマチュアコイルに給電を行うことによりアーマチュアコイルに磁界が形成され、ヨークの磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって回転軸が駆動されるようになっている。
ところで、コンミテータに配設されたセグメントのうち、同電位セグメント同士を短絡させる短絡部材を設ける場合がある。このように構成することで、ブラシが摺接していないセグメントにも電流を供給することができるため、ブラシの設置個数を低減することが可能になる。この短絡部材の形状としては、さまざまな形状が提案されている。例えば、円環状に形成された環状部と、その環状部の内周面を所定の角度間隔で接続している短絡部とで構成されたブランク板部材を軸方向に積層させたものがある。
このものは、環状部の内周側に絶縁材料としての樹脂が配置され、環状部が周方向に複数に分割されるように除去することでセグメント部を形成している。このため、コンミテータの外部に短絡部材を露出させることなく、アーマチュアを小型化することが可能になる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−201490号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、環状部にセグメントの役割をさせているため、ブランク板部材が大型化しコンミテータの成形にコストがかかるという課題がある。
また、ブランク板部材を積層させてセグメントを形成しているため、積層間で発生する電圧降下が大きくなり、ブラシからセグメントを介してアーマチュアコイルに効率よく給電することが困難になるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、製造コストを低減し、且つ給電効率の低減を防止することが可能なコンミテータ、アーマチュア、およびブラシ付モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、回転軸の周囲に固定された樹脂モールド体と、前記樹脂モールド体の周囲に配設され、前記樹脂モールド体からの離反防止のためのアンカーが形成された複数のセグメントと、前記セグメントのうちの同電位セグメント同士を短絡し、前記樹脂モールド体に埋設される短絡部材とを備えたコンミテータであって、前記短絡部材は、複数の短絡リングが互いに絶縁された状態で積層されて成り、前記短絡リングは、リング本体と、前記リング本体から放射状に突出し、前記同電位セグメントに接触する接続部とで構成され、前記短絡リングの接続部と前記セグメントのアンカーは、互いに係合可能に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記セグメントのアンカーにダブテール溝を形成すると共に、前記短絡リングの接続部先端にダブテールを形成し、これらアンカーと接続部とを嵌着結合したことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1または請求項2に記載のコンミテータと、該コンミテータに隣接して設けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアとを備え、前記コイルが前記セグメントに接続されていることを特徴とするアーマチュアとした。
請求項4に記載した発明は、前記コイルは、前記アーマチュアコアに集中巻にて巻装されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項3または請求項4に記載のアーマチュアと、該アーマチュアの周囲を覆うように形成され、複数の磁極を有するヨークと、前記セグメントに摺接可能に設けられたブラシとを備えたことを特徴とするブラシ付モータとした。
請求項6に記載した発明は、前記磁極の数が8極であって、前記スロットの数が10スロットであることを特徴とする。
本発明によれば、短絡部材を複数の短絡リングで構成して樹脂モールド体に埋設させると共に、この短絡リングをリング本体と、リング本体から放射状に突出し、同電位セグメントに接触する接続部とで構成するため、短絡部材の大型化を防止できる。すなわち、従来のように環状部をセグメントとして構成することなく、セグメントよりも径方向内側に位置するように短絡部材を形成することができる。このため、コンミテータの成形コストを低減することができる。
また、セグメントを樹脂モールド体に固定するためのアンカーに短絡部材を係合させるため、各セグメントをそれぞれ1枚の金属片で構成することが可能になる。よって、従来のようにブランク板部材を積層させてセグメントを形成する場合と比較して積層間で発生する電圧降下を小さくすることが可能になり、給電効率の低減を防止することができる。
さらに、短絡部材の接続部にセグメントを係合させたものを樹脂モールドするだけで容易に同電位セグメントを短絡させたコンミテータを形成することができる。このため、製造コストを削減することが可能、且つコンパクトなコンミテータ、アーマチュア、およびブラシ付モータを提供することができる。
そして、セグメントのアンカーにダブテール溝を形成すると共に、短絡部材を構成する短絡リングの接続部先端にダブテールを形成し、これらアンカーと接続部とを嵌着結合させている。このため、セグメントと短絡部材との固着を確実なものとし、コンミテータ13を組立てる際、同電位セグメントと短絡リングとのズレを防止することができる。このため、容易、且つ確実に同電位セグメント同士を短絡させることができる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、ブラシ付モータ1は、車両に搭載する電装品(例えば、ラジエータファン)の駆動源となるものであって、有底円筒形状のヨーク2内に回転自在に設けられたアーマチュア3を備え、ヨーク2の開口部2cをエンドブラケット17で閉塞したものである。
ヨーク2の周壁2aには、内面に周方向に沿って永久磁石4が複数個(本実施形態では8個)並設されている。また、ヨーク2のエンド部(底部)2bには、径方向略中央にボス部10が形成されている。このボス部10には、アーマチュア3の回転軸5を挿通するための挿通孔11が形成されていると共に、回転軸5の一端側を回転自在に支持するための軸受け12が内装されている。
アーマチュア3は、回転軸5に外嵌固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル7と、回転軸5の他端側に配置されたコンミテータ13とから構成されている。アーマチュアコア6は、複数の金属板を軸方向に積層したものである。
アーマチュアコア6は、略円環状に形成されたコア本体8を有している。コア本体8の径方向中央には、両側面に凹部30が形成されている。この凹部30には、軸方向に貫通する貫通孔31が周方向に沿って等間隔に複数個(本実施形態では5個)形成されている。
貫通孔31は、軸方向平面視略扇状に形成されている。また、凹部30の径方向中央には、挿通孔32が形成されている。これら貫通孔31、および挿通孔32によって、コア本体8は軸方向平面視で同心円状に形成された2つの円環部33,34と、これら円環部33,34を互いに連結するスポーク部35とで構成された状態になっている。ここで、挿通孔32には、回転軸5が圧入されるようになっている。
コア本体8の外周部には軸方向平面視略T字状のティース36が周方向に沿って等間隔に複数個(本実施形態では10個)放射状に形成されている。隣接するティース36間には、蟻溝状のスロット37が形成されている。スロット37は軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に複数個(本実施形態では10個)形成されている。そして、このスロット37を通ってエナメル被覆の巻線38が集中巻にてティース36に巻装されている。これにより、アーマチュアコア6の外周に複数のアーマチュアコイル7が形成されるようになっている。
回転軸5の他端側に配置されたコンミテータ13は、回転軸5に外嵌固定され円柱状に形成されている樹脂モールド体40と、この樹脂モールド体40の外周面に露出配設された複数(本実施形態では20枚)のセグメント41と、樹脂モールド体40に埋設され複数のセグメント41のうちの同電位セグメント同士を短絡させる短絡部材42とで構成されている。
図1、および図3〜図7に示すように、セグメント41は軸方向に長い板状の金属片から成るものであって、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。各セグメント41のアーマチュアコア6側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ43が一体形成されている。
ライザ43はセグメント41にアーマチュアコイル7を接続させるためのものであって、アーマチュアコイル7から引き出された巻線38の巻き始め端と巻き終わり端とがそれぞれ掛け回わされ、ヒュージングにより固定されるようになっている。これにより、セグメント41とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。
また、セグメント41には、樹脂モールド体40側にアンカー44が一体成形されている。図4、図5に詳示するように、アンカー44は、セグメント41が樹脂モールド体40から剥離しないようにするためのものであって、セグメント41から径方向内側に向かって、つまり、樹脂モールド体40に向かって突出形成されている。アンカー44を設けることにより、セグメント41は、確実に樹脂モールド体40に固着することができるようになっている。
また、アンカー44には、ダブテール溝45が形成されている。ダブテール溝45は、底壁45aと、この底壁45aから立ち上がる2つの側壁45bとで構成されており、両側壁45bは、開口部45c側から底壁45aに向かって、つまり、径方向内側から径方向外側に向かって末広がり状に形成されている。このダブテール溝45をアンカー44に形成することによって、アンカー44は、二又に割れた状態になっている。
図3(a)、図3(b)、図6、図7に示すように、短絡部材42は、複数の短絡リング46を軸方向に間隔をあけて積層したものである。すなわち、同電位セグメント同士を1つの短絡リング46で短絡させている。本実施形態のブラシ付モータ1は、永久磁石4(磁極)が8極、スロット37が10個、セグメント41が20枚であって、アーマチュアコア6のティース36に巻線38が集中巻にて巻装された8極10スロット20セグメントの5相直流モータである。このため、4つ置きに配置されたセグメント41が同電位セグメント同士となる。したがって、同電位セグメントの組みが5つ形成されるので、短絡部材42は5つの短絡リング46で構成されている。
短絡リング46は、円環状に形成されたリング本体47と、このリング本体47から径方向外側に向かって放射状に突出形成された4つの接続部48とで構成されている。接続部48は、周方向に沿って等間隔に配設され、セグメント41のアンカー44に係合されている。すなわち、接続部48は、4つ置きのセグメント41に接続された状態になっており、且つこれらセグメント41に接続された接続部48がリング本体47で連結された状態になっている。
接続部48の先端には、セグメント41のアンカー44に形成されたダブテール溝45に対応するようにダブテール49が形成されている。ダブテール49は、先端壁49aと、両側壁49b,49bとで構成されており、両側壁49b,49bは基端側から先端側に向かって、つまり、径方向内側から径方向外側に向かって末広がり状に形成されている。
このように構成されたコンミテータ13の組立て方法としては、まず、各短絡リング46の4つの接続部48のダブテール49に、それぞれセグメント41をアンカー44を軸方向から差し込むようにして嵌着させる。このとき、各短絡リング46の軸方向の位置がそれぞれセグメント41に対して軸方向に所定の間隔をあけてずれた状態にする。そして、セグメント41を取付けた各短絡リング46を周方向に所定角度ずらしながら積層していく(図3(b)参照)。
続いて、各セグメント41に囲まれた内部空間K(図3(a)参照)に樹脂モールド体40を流し込んでコンミテータ13が完成する。このとき、予め回転軸5の他端側をコンミテータ13に対して所定の位置にセットしてもよいし、後工程で回転軸5を圧入するための挿通孔を樹脂モールド体40に形成してもよい。
ここで、各短絡リング46は、樹脂モールド体40に埋設された状態となり、且つ軸方向に所定の間隔をあけて樹脂モールドされるため、互いに絶縁した状態になっている。また、セグメント41は、4つ置きのセグメント41、つまり同電位同士のセグメント41が短絡部材42で短絡された状態になっている。
図1に示すように、エンドブラケット17は、金属製で略円盤形状に形成されたものであって、径方向略中央にボス部18が突出形成されている。このボス部18には、回転軸5の他端側を回転自在に支持するための軸受け19が圧入固定されている。
エンドブラケット17の外周部側には、外側に向かって延出するステー9が設けられている。このステー9は、ブラシ付モータ1を固定するときに使用されるものであって、バーリング加工によって形成されヨーク2とは反対側に向かって突出するボルト孔9aが設けられている。
エンドブラケット17の内側(図1における右側)には、ホルダステー20が取り付けられている。ホルダステー20は、樹脂製で略円盤状に形成されたものであって、ここにブラシホルダ21が固定されている。ブラシホルダ21には、それぞれブラシ22がスプリング23を介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ22の先端部は、スプリング23によって付勢されているためコンミテータ13のセグメント41に摺接した状態になっている。なお、ブラシ22は、不図示の外部電源に接続されている。これにより、ブラシ22が摺接されているセグメント41を介してアーマチュアコイル7に電流を供給することができる。
次に、図8に基づいて8極10スロット20セグメントのブラシ付モータ1におけるアーマチュア3への巻線38の巻装方法について説明する。
図8は、アーマチュア3のセグメント41(ライザ43)とティース36、ヨーク2側に固着される永久磁石4、そして、短絡部材42の短絡リング46を展開した図面であり、隣接するティース36間の空隙がスロット37に相当している。なお、以下の図面においては、各セグメント41、各ティース36および巻装された巻線38にそれぞれ符号を附して説明する。
同図に示すように、各ティース36には、それぞれU,V,W,X,Y相が周回り方向にこの順で割り当てられている。つまり、1番、6番ティース36がU相、2番、7番ティース36がV相、3番、8番ティース36がW相、4番、9番ティース36がX相、5番、10番ティース36がY相になっている。
巻線38は、例えば、その巻き始め端50が1番セグメント41aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント41aのライザ43に掛け回された後、巻線38を1番セグメント41aの近傍に存在する1−10番ティース36の間のスロット37aに引き込む。そして、1番ティース36にn(nは1以上の自然数)回巻装して第一コイル7aを形成する。
続いて、1−2番ティース36の間のスロット37bから巻線38を引き出し、5−6番ティース36の間のスロット37cに引き込む。そして、6番ティース36にn回巻装して第二コイル7bを形成する。これら1番ティース36と6番ティース36は、互いに回転軸5を中心に点対称位置に存在している。
巻線38は、第二コイル7bを形成した後、6−7番ティース36の間のスロット37dから引き出し、6番ティース36の近傍に存在する12番セグメント41bのライザ43に掛け回される。そして、12番セグメント41bに巻線38の巻き終わり端51が接続される。これにより、1,12番セグメント41a,41bの間には1番ティース36と6番ティース36に巻装され、且つ直列接続された一対のコイル7a,7bを備えるアーマチュアコイル7(U相)が形成される。
なお、巻き終わり端51が接続されている12番セグメント41bと1番セグメント41aに隣接する2番セグメント41eは、短絡部材42により短絡されている。このため、1番セグメント41a、12番セグメント41b間の電位差は、隣接するセグメント(セグメント41a,41e)間の電位差と等しくなる。
同様にして、例えば、巻線38の巻き始め端50が3番セグメント41cより巻き始められた場合、まず、3番セグメント41cのライザ43に掛け回された後、巻線38を3番セグメント41c近傍に存在する1−2番ティース36の間のスロット37bに引き込む。そして、2番ティース36にn回巻装して第一コイル7aを形成する。
続いて、2−3番ティース36の間のスロット37eから巻線38を引き出し、6−7番ティース36の間のスロット37dに引き込む。そして、7番ティース36にn回巻装して第二コイル7bを形成する。これら2番ティース36と7番ティース36は、互いに回転軸5を中心に点対称位置に存在している。
巻線38は、第二コイル7bを形成した後、7−8番ティース36の間のスロットから引き出され、7番ティース36の近傍に存在する14番セグメント41dのライザ43に掛け回される。そして、14番セグメント41dに巻線38の巻き終わり端51が接続される。これにより、2,14番セグメント41c,41dの間には2番ティース36と7番ティース36に巻装され、且つ直列接続された一対のコイル7a,7bを備えるアーマチュアコイル7(V相)が形成される。
そして、これを順次各ティース36に2つのコイル7a,7bを繰り返し形成しながら巻き進むことにより、アーマチュアコア6には5相(U,V,W,X,Y相)巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
また、同電位となるセグメント41同士が短絡部材42によって短絡されているため、結果的に隣接するセグメント41間には、U,X,V,Y,W相のアーマチュアコイル7がこの順で電気的に順次接続された構造となっている。つまり、1−2番セグメント41a,41e間にはU相のアーマチュアコイル7が、2−3番セグメント41e,41c間にはX相のアーマチュアコイル7が接続され、続けて隣接するセグメント41間にV,Y,W相のアーマチュアコイル7がそれぞれ接続されている。
したがって、上述の実施形態によれば、短絡部材42を複数の短絡リング46で構成して樹脂モールド体40に埋設させると共に、この短絡リング46をリング本体47と、リング本体47から放射状に突出し、同電位セグメントに接触する接続部48とで構成している。このため、従来のように環状部をセグメント41として構成することなく、セグメント41よりも内側に位置するように短絡部材42を形成することができる。よって、短絡部材42を大型化することなく、コンミテータ13の成形コストを低減することができる。
また、セグメント41を樹脂モールド体40に固定するためのアンカー44に短絡部材42の短絡リング46を係合させるため、各セグメント41をそれぞれ1枚の金属片で構成することが可能になる。よって、従来のようにブランク板部材を積層させてセグメントを形成する場合と比較して銅損を小さくすることが可能になり、給電効率の低減を防止することができる。
さらに、短絡リング46の接続部48にセグメント41を嵌着し、これを樹脂モールドするだけで容易に同電位セグメントを短絡させたコンミテータ13を形成することができる。このため、製造コストを削減することが可能、且つコンパクトなコンミテータ13、アーマチュア3、およびブラシ付モータ1を提供することができる。
しかも、セグメント41のアンカー44にダブテール溝45を形成すると共に、短絡リング46の接続部48先端にダブテール49を形成し、これらアンカー44と接続部48とを嵌着結合させているので、セグメント41と短絡部材42との固着を確実なものとすることができる。このため、コンミテータ13を組立てる際、同電位セグメントと短絡リング46とのズレを防止することができる。このため、容易、確実に同電位セグメント同士を短絡させることができる。
そして、ブラシ付モータ1を8極10スロットの5相巻き構造のモータとすることによって、回転中の電流変化の回数を多くすることができる。このため、転流ごとの電流の変化が3相巻き構造のモータよりも小さくなるため、モータのコギングトルク、およびトルクむらを減少させることができる。
また、8極10スロットの集中巻のブラシ付モータ1のように、同電位セグメントを短絡させる必要があるモータにあっては、銅線(コイル)等を用いて同電位セグメントを短絡させる必要がなくなる。このため、結線工数を削減することが可能になる。
さらに、同電位同士を短絡させる部分をコンミテータ13の外部に露出させることなく、コンミテータ13の樹脂モールド体40に埋設させることができる。このため、コンミテータ13の周囲の配線が簡素化され、アーマチュアを小型化することが可能になる
そして、集中巻の巻線方法によっては、巻線38を掛け回す必要がないライザ43が存在している場合がある。つまり、集中巻の巻線方法によっては、巻線38を掛け回す必要がないライザ43を削除することが可能になる。
例えば、本実施形態の8極10スロット20セグメントのブラシ付モータ1にあっては、2番セグメント41e、4番セグメント41f、6番セグメント41g、8番セグメント41h、10番セグメント41i、11番セグメント41j、13番セグメント41k、15番セグメント41l、17番セグメント41m、19番セグメント41nのライザ43にそれぞれ巻線38を掛け回す必要がない。このため、これらのライザ43を削除することが可能になるので、銅量削減やアーマチュア3の軽量化を図ることが可能になる。
ここで、ライザ43を削除可能な集中巻の巻線方法を他の実施例を用いて説明する。
図9は、永久磁石4が8極、スロット37が12個、セグメント41が12個である8極12スロット12セグメントの3相集中巻のブラシ付モータにおけるアーマチュア3の展開図である。
同図に示すように、各ティース36には、それぞれU,V,W相が周回り方向にこの順で割り当てられている。また、同電位となるセグメント41同士、つまり、2つ置きのセグメント41同士(例えば、1番セグメント41aと4番セグメント41f)が短絡部材42によってそれぞれ短絡されている。
巻線38は、例えば、その巻き始め端50が1番セグメント41aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント41aのライザ43に掛け回された後、巻線38を1番セグメント41aの近傍に存在する1−12番ティース36の間のスロット37aに引き込む。そして、1番ティース36にn回巻装して第一コイル7aを形成する。
続いて、1−2番ティース36の間のスロット37bから巻線38を引き出し、3−4番ティース36の間のスロット37gに引き込む。そして、4番ティース36にn回巻装して第二コイル7bを形成する。
次に、4−5番ティース36の間のスロット37hから巻線38を引き出し、6−7番ティース36の間のスロット37dに引き込む。そして、7番ティース36にn回巻装して第三コイル7cを形成する。
そして、7−8番ティース36の間のスロット37fから巻線38を引き出し、9−10番ティース36の間のスロット37iに引き込む。そして、10番ティース36にn回巻装して第四コイル7dを形成する。
巻線38は、第四コイル7dを形成した後、10−11番ティース36の間のスロット37jから引き出し、10番ティース36の近傍に存在する11番セグメント41jのライザ43に掛け回される。そして、11番セグメント41jに巻線38の巻き終わり端51が接続される。これにより、1,11番セグメント41a,41jの間には1,4,7,10番ティース36のそれぞれに巻装され、且つ直列接続されたコイル7a,7b,7c,7dを備えるアーマチュアコイル7(U相)が形成される。
これを順次各ティース36に4つのコイル7a,7b,7c,7dを繰り返し形成しながら巻き進むことにより、アーマチュアコア6には3相(U,V,W相)巻き構造のアーマチュアコイル7が形成される。
したがって、この8極12スロット12セグメントの3相集中巻のブラシ付モータにおいても4〜10番セグメント41に巻線38が掛け回されないので、これらのセグメント41のライザ43を削除することが可能になる。
図10は、永久磁石4が10極、スロット37が8つ、セグメント41が40個である10極8スロット40セグメントの8相集中巻のブラシ付モータにおけるアーマチュア3の展開図である。
同図に示すように、各ティース36には、それぞれA,B,C,D,E,F,G,H相が周方向にこの順で割り当てられている。また、同電位となるセグメント41同士、つまり、7つ置きのセグメント41同士(例えば、1番セグメント41aと9番セグメント41o)が短絡部材42によってそれぞれ短絡されている。
巻線38は、例えば、その巻き始め端50が1番セグメント41aより巻き始められた場合、まず、1番セグメント41aのライザ43に掛け回された後、巻線38を1番セグメント41aの近傍に存在するH相のティース36とA相のティース36との間のスロット37aに引き込む。そして、A相のティース36にn回巻装してA相のアーマチュアコイル7を形成する。
続いて、A相のティース36とB相のティース36との間のスロット37bから巻線38を引き出し、1番セグメント41aに隣接する2番セグメント41eのライザ43に掛け回す。そして、巻線38の巻き終わり端51を2番セグメント41bに接続する。これにより、1−2番セグメント41a−14bの間には、A相のアーマチュアコイル7が接続された状態になる。
B,C,D,E,F,G,H相のティース36についてもA相のティース36と同様に巻線38をn回巻装してその巻き始め端50、および巻き終わり端51を各々ティース36の近傍で、且つ隣接するセグメント41間に接続する。なお、B相のアーマチュアコイル7は6−7番セグメント41g−14pの間に、C相のアーマチュアコイル7は11−12番セグメント41j−41bの間に、D相のアーマチュアコイル7は16−17番セグメント41q−14mの間に、E相のアーマチュアコイル7は21−22番セグメント41r−14sの間に、F相のアーマチュアコイル7は26−27番セグメント41t−14uの間に、G相のアーマチュアコイル7は31−32番セグメント41v−14wの間に、H相のアーマチュアコイル7は36−37番セグメント41x−14yの間に接続されている。
したがって、この10極8スロット40セグメントの8相集中巻のブラシ付モータにおいても3〜5番セグメント41、8〜10番セグメント41、13〜15番セグメント41、18〜20番セグメント41、23〜25番セグメント41、28〜30番セグメント41、33〜35番セグメント41、38〜40番セグメント41のそれぞれに巻線38が掛け回されないので、これらのセグメント41のライザ43を削除することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、セグメント41のアンカー44にダブテール溝45を形成すると共に、短絡リング46の接続部48先端にダブテール49を形成し、これらアンカー44と接続部48とを嵌着結合させた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、セグメント41のアンカー44と、短絡リング46の接続部48先端とが互いに係合可能に形成されていればよい。例えば、短絡リング46の接続部48先端にダブテール溝45を形成し、セグメント41のアンカー44にダブテール49を形成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、ブラシ付モータ1が車両に搭載する電装品である場合について説明したが、これに限られるものではなく、このブラシ付モータ1を家電等に搭載してもよい。
そして、上述の実施形態では、アーマチュアコア6が圧粉磁性体により形成されたものである場合について説明したが、これに限られるものではなく、アーマチュアコア6は複数の電磁鋼板を軸方向に積層して成るものであってもよい。
また、上述の実施形態では、コンミテータ13の樹脂モールド体40が回転軸5に外嵌固定されている場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、樹脂モールド体40がカラーを介して回転軸5の周囲に固定されていてもよい。
さらに、上述の実施形態では、アーマチュアコア6が複数の金属板を軸方向に積層したものである場合について説明したが、これに限られるものではなく、アーマチュアコアを軟磁性粉末を加圧成形することで形成される、所謂圧粉磁性体により形成してもよい。
本発明の実施形態におけるブラシ付モータの構成を示す断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるコンミテータの短絡部材を取付けた状態を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の実施形態におけるコンミテータの短絡部材を取付ける前の状態を示す平面図である。 図4のB部詳細図である。 本発明の実施形態における短絡リングの平面図である。 図6のC部詳細図である。 本発明の実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の他の実施形態におけるアーマチュアの展開図である。
符号の説明
1 ブラシ付モータ
2 ヨーク
3 アーマチュア
4 永久磁石(磁極)
5 回転軸
6 アーマチュアコア
7,7a,7b アーマチュアコイル(コイル)
13 コンミテータ
22 ブラシ
36 ティース
37,37a〜37j スロット
38 巻線
40 樹脂モールド体
41、41a〜41y セグメント
42 短絡部材
44 アンカー
45 ダブテール溝
46 短絡リング
47 リング本体
48 接続部
49 ダブテール

Claims (6)

  1. 回転軸の周囲に固定された樹脂モールド体と、
    前記樹脂モールド体の周囲に配設され、前記樹脂モールド体からの離反防止のためのアンカーが形成された複数のセグメントと、
    前記セグメントのうちの同電位セグメント同士を短絡し、前記樹脂モールド体に埋設される短絡部材とを備えたコンミテータであって、
    前記短絡部材は、複数の短絡リングが互いに絶縁された状態で積層されて成り、
    前記短絡リングは、リング本体と、前記リング本体から放射状に突出し、前記同電位セグメントに接触する接続部とで構成され、
    前記短絡リングの接続部と前記セグメントのアンカーは、互いに係合可能に形成されていることを特徴とするコンミテータ。
  2. 前記セグメントのアンカーにダブテール溝を形成すると共に、前記短絡リングの接続部先端にダブテールを形成し、これらアンカーと接続部とを嵌着結合したことを特徴とする請求項1に記載のコンミテータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンミテータと、
    該コンミテータに隣接して設けられ径方向に向かって放射状に延び、コイルを巻装するための複数のティースと、前記ティース間に形成され軸方向に沿って延びる複数のスロットを有するアーマチュアコアとを備え、
    前記コイルが前記セグメントに接続されていることを特徴とするアーマチュア。
  4. 前記コイルは、前記アーマチュアコアに集中巻にて巻装されていることを特徴とする請求項3に記載のアーマチュア。
  5. 請求項3または請求項4に記載のアーマチュアと、
    該アーマチュアの周囲を覆うように形成され、複数の磁極を有するヨークと、
    前記セグメントに摺接可能に設けられたブラシとを備えたことを特徴とするブラシ付モータ。
  6. 前記磁極の数が8極であって、前記スロットの数が10スロットであることを特徴とする請求項5に記載のブラシ付モータ。


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