JP2014161143A - コンミテータ、アーマチュア、及びブラシ付モータ - Google Patents

コンミテータ、アーマチュア、及びブラシ付モータ Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程や管理工程の簡略化を図り、製造コストを抑えることができるコンミテータ、アーマチュア、及びブラシ付モータを提供する。
【解決手段】回転軸に外嵌固定される絶縁性を有するコンミテータ本体と、コンミテータ本体の回転摺動面に露出され、巻線が接続される複数のセグメント15と、複数のセグメント15のうち、同電位となるセグメント15同士を短絡する短絡部材16とを備えたコンミテータ10であって、同電位となるセグメント15と短絡部材16とを同一の部材により一連に、且つ一体に形成して組付体50a,50b,50cを形成し、これら組付体50a,50b,50cをコンミテータ本体に組み付けた。
【選択図】図2

Description

この発明は、コンミテータ、アーマチュア、及びブラシ付モータに関するものである。
一般に、ブラシ付モータは、内周面に永久磁石を取付けた円筒状のヨークの内側にアーマチュアが回転自在に配置された構成となっている。アーマチュアは、回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有している。アーマチュアコアには、アーマチュアコイルを巻装するためのティースが複数個放射状に形成され、ここにアーマチュアコイルがインシュレータを介して巻装されている。アーマチュアコイルは、回転軸にアーマチュアコアと隣接して外嵌固定されているコンミテータと導通している。
コンミテータは、樹脂により形成された略円柱状のコンミテータ本体と、このコンミテータ本体の回転摺動面に露出配置された複数のセグメントとを有している。セグメントは板状の金属片により形成されており、各セグメントの端部にライザが一体成形されている。このライザに、アーマチュアコイルが掛け回されて接続されている。
また、各セグメントには、ブラシが摺接されている。このブラシからセグメントを介してアーマチュアコイルに給電を行うことにより、アーマチュアコイルに磁界が形成されるようになっている。そして、アーマチュアコイルに形成された磁界と、ヨークの永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によって、回転軸が回転する。
ところで、コンミテータに配設されたセグメントのうち、同電位となるセグメント同士を短絡させる短絡部材を設ける場合がある。このように構成することで、ブラシが摺接していないセグメントにも電流を供給することができるため、ブラシの設置個数を低減することが可能になる。この短絡部材の形状としては、さまざまな形状が提案されている。
例えば、短絡部材を、同電位となるセグメントにそれぞれ接合される接合部と、これら接合部同士を連結する円環状の連結部とにより構成し、コンミテータ本体内に高さ方向に寸法差を持たせて埋設した技術が開示されている。
このものは、短絡部材の接合部と、各接合部に対応するセグメントとを溶接して接合し、この後、短絡部材をコンミテータ本体に埋設するようになっている。このように構成することで、コンミテータの外部に短絡部材を露出させることなく、アーマチュアを小型化することが可能になる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−117897号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、それぞれ別体となっているセグメントと短絡部材とを溶接して接合するので、この分、コンミテータの製造工程が増えるばかりか、セグメントと短絡部材との電気的接続を確実に保障するための管理工程も複雑になる。このため、コンミテータの製造コストが増大するという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、製造工程や管理工程の簡略化を図り、製造コストを抑えることができるコンミテータ、アーマチュア、及びブラシ付モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るコンミテータは、回転軸に外嵌固定される絶縁性を有するコンミテータ本体と、前記コンミテータ本体の回転摺動面に露出され、巻線が接続される複数のセグメントと、前記複数のセグメントのうち、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材とを備えたコンミテータであって、前記同電位となるセグメントと前記短絡部材とを同一の部材により一連に、且つ一体に形成して組付体を形成し、複数の前記組付体を前記コンミテータ本体に組み付けたことを特徴とする。
このように構成することで、セグメントと短絡部材との接合作業を無くすことができる。この分、コンミテータの製造工程を簡略化できる。また、接合作業が無くなるので、セグメントと短絡部材との電気的接続を保証するための管理工程を無くすことができる。このため、コンミテータの製造コストを抑えることができる。
本発明に係るコンミテータは、前記組付体は、金属板を打ち抜いて形成されたものであって、前記同電位となるセグメントの一端に、前記短絡部材が一連に、且つ一体に形成されており、前記セグメントと前記短絡部材との間が曲折されていることを特徴とする。
このように構成することで、組付体を容易に、且つ低コストに製造することが可能になる。
本発明に係るコンミテータは、前記短絡部材は、円環状で、且つ板状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、短絡部材として導線を使用する場合と比較して、組付体の導通面積を大きく確保することができ、組付体に流れる電気の抵抗を低減できる。
本発明に係るコンミテータは、前記短絡部材は、C字状に形成されていることを特徴とする。
また、前記短絡部材は、直線状に形成されたものをC字状に湾曲させて成るように構成してもよい。
このように構成することで、例えば金属板を打ち抜いて組付体を形成する場合、金属板上に打ち抜かれる組付体をできる限り隙間無く配置することができるので、金属板から組付体を打ち抜く際の歩留まりを向上させることができる。
本発明に係るコンミテータは、前記セグメントの一端と前記短絡部材との間に、脆弱部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、脆弱部が形成されている箇所で組付体を容易に折り曲げることができるので、金属板から製造する組付体の生産性を向上できる。
本発明に係るコンミテータは、前記コンミテータ本体に、少なくとも各組付体の前記短絡部材を埋設したことを特徴とする。
このように構成することで、コンミテータ本体から短絡部材が露出することがなく、コンミテータの小型化を図ることができる。
また、短絡部材を、コンミテータ本体からセグメントが剥離してしまうことを防止するためのアンカーとして機能させることができる。このため、安定した品質のコンミテータを提供することが可能になる。
本発明に係るコンミテータは、前記コンミテータ本体内に、各短絡部材を互いに間隔をあけて軸方向に沿って配置したことを特徴とする。
この場合、前記コンミテータ本体内に、各短絡部材を互いに間隔をあけて同心円状に配置してもよい。
このように構成することで、短絡部材同士が接触してしまうことを防止しつつ、省スペースに短絡部材を配置することができる。このため、確実にコンミテータを小型化できる。
本発明に係るコンミテータは、前記セグメントに、このセグメントと前記コンミテータ本体との固着力を高めるためのアンカーを形成したことを特徴とする。
このように構成することで、コンミテータ本体からセグメントが剥離してしまうことを確実に防止できる。
本発明に係るアーマチュアは、コンミテータと、前記コンミテータが外嵌固定される回転軸と、前記回転軸に外嵌固定され、巻線が巻装されるアーマチュアコアとを備えたことを特徴とする。
このように構成することで、製造工程や管理工程の簡略化を図り、製造コストを抑えることができるアーマチュアを提供できる。
本発明に係るブラシ付モータは、アーマチュアと、前記アーマチュアの周囲を覆うように筒状に形成され、その内周面に磁極が設けられているヨークと、前記セグメントに摺接可能に設けられたブラシとを備えたことを特徴とする。
このように構成することで、製造工程や管理工程の簡略化を図り、製造コストを抑えることができるブラシ付モータを提供できる。
本発明によれば、セグメントと短絡部材との接合作業を無くすことができる。この分、コンミテータの製造工程を簡略化できる。また、接合作業が無くなるので、セグメントと短絡部材との電気的接続を保証するための管理工程を無くすことができる。このため、コンミテータの製造コストを抑えることができる。
本発明の第1実施形態における減速機付モータの構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における組付体の斜視図である。 本発明の第1実施形態における1番目の組付体を示し、(a)が展開図、(b)が側面図である。 本発明の第1実施形態における2番目の組付体を示し、(a)が展開図、(b)が側面図である。 本発明の第1実施形態における3番目の組付体を示し、(a)が展開図、(b)が側面図である。 本発明の第1実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の第2実施形態における組付体の斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるブランクの状態のセグメントの拡大図である。 本発明の第3実施形態におけるブランクの平面図である。 本発明の第3実施形態における金属板上のブランクの配置図である。 本発明の第4実施形態における組付体の製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。 本発明の第4実施形態における金属板上のブランクの配置図である。 本発明の第5実施形態における組付体の製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。 本発明の第6実施形態における組付体の製造方法の説明図であって、(a)〜(d)は、各工程を示す。 本発明の第7実施形態における組付体の斜視図である。 本発明の第7実施形態における各組付体の側面図であって、(a)は1番目の組付体を示し、(b)は2番目の組付体を示し、(c)は3番目の組付体を示す。 本発明の第8実施形態における組付体の斜視図である。 本発明の第9実施形態における組付体の製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。 本発明の第9実施形態における金属板上のブランクの配置図である。 本発明の第10実施形態における組付体の製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。 本発明の第10実施形態における金属板上のブランクの配置図である。 本発明の第11実施形態における組付体の製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。 本発明の第12実施形態における組付体の製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。
(第1実施形態)
(減速機付モータ)
次に、この発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る直流モータ2が適用された減速機付モータ1の構成を示す断面図である。
同図に示すように、減速機付モータ1は、例えば車両に搭載される電装品(例えば、パワーウインドウ、サンルーフ、電動シート等)の駆動源となるものであって、直流モータ2と直流モータ2の回転軸3に連結されたウォームギヤ減速機4とを備えている。
(直流モータ)
直流モータ2は、有底円筒形状のヨーク5内に、アーマチュア6を回転自在に配置した構成となっている。ヨーク5の内周面5aには周方向に分割された瓦状の永久磁石7が6つ等間隔に固定されている。これら永久磁石7は、希土類磁石、例えば、ネオジ焼結磁石を用いて形成されている。
アーマチュア6は、回転軸3に固定されたアーマチュアコア8と、アーマチュアコア8に巻かれたアーマチュアコイル9と、アーマチュアコア8のウォームギヤ減速機4側の端部(図1における左側の端部、以下、単に一端という)に配置されたコンミテータ10とから構成されている。アーマチュアコア8は、リング状の金属板11を軸方向に複数枚積層したものである。
金属板11の外周部には、T字型のティース12が周方向に沿って等間隔に9つ放射状に形成されている。複数枚の金属板11を回転軸3に外側から嵌めて固定することにより、アーマチュアコア8の外周には、隣接するティース12間に蟻溝状のスロット(不図示)が形成されている。このスロットは軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に9つ形成されている。
そして、各スロット間にエナメル被覆された巻線14(図1では不図示、図6参照)が挿通され、この巻線14がインシュレータ13の上から各ティース12に巻回されている。これによりアーマチュアコア8の外周に、複数のアーマチュアコイル9が形成される。また、巻線14は、コンミテータ10の回転摺動面(外周面)に配置された9つのセグメント15に接続されている。すなわち、直流モータ2は、永久磁石7(磁極)の数が6、スロットの数が9、セグメント15の数が9に設定されたいわゆる6極9スロット9セグメントの3相(U相、V相、W相)モータとなっている。尚、コンミテータ10の詳細については後述する。
回転軸3のウォームギヤ減速機4とは反対側の端部(図1における右側の端部)は、ヨーク5に突出形成された軸受ハウジング19に内装された軸受18によって、回転自在に支持されている。一方、ヨーク5の開口部5bは僅かに拡径形成されており、ここに、ホルダステー20の一部が収納されている。
ホルダステー20は樹脂により略有底筒状に形成されたものであって、開口部20aをヨーク5側に向けた状態で配置されている。また、ホルダステー20の底部20bにおける内面側には、一対のブラシホルダ20cが、互いに周方向に所定間隔をあけて配置されている。
各ブラシホルダ20cには、それぞれブラシ21が出没自在に収納されている。ブラシ21は、不図示のスプリングによって径方向内側に向かって付勢されており、これによってコンミテータ10のセグメント15に摺接している。
また、ヨーク5の開口部5bの周縁には、フランジ部17が一体成形されている。このフランジ部17には、直流モータ2をウォームギヤ減速機4のギヤハウジング23に締結固定するためのボルト孔24が形成されている。このボルト孔24に、不図示のボルトが螺入される。
(ウォームギヤ減速機)
ウォームギヤ減速機4を構成するギヤハウジング23は、ヨーク5のフランジ部17が取り付けられる側面23aに、ホルダステー20が収納される収納凹部29が形成されている。また、ギヤハウジング23には、収納凹部29の直流モータ2とは反対側に、収納凹部29に連通するコネクタユニット収納部30が形成されている。このコネクタユニット収納部30には、外部電源からの電力をブラシ21に供給するためのコネクタユニット31が収納されている。コネクタユニット31は、外部電源に接続可能なコネクタと、このコネクタとブラシ21との間に跨るバスバー(何れも不図示)とを備えている。
さらに、ギヤハウジング23には、コネクタユニット収納部30に連通するように、直流モータ2の回転軸3の一端に連結されたウォーム25を収容するウォーム収容部27と、ウォーム25に噛合されているウォームホイール26を収容するウォームホイール収容部28とが形成されている。
回転軸3とウォーム25は、互いに相対回転不能に連結されている。ウォーム25の回転軸3側の端部は、ウォーム収容部27に設けられた軸受32によって回転自在に支持されている。ウォームホイール26には、不図示の出力軸が直流モータ2の回転軸3に直交する方向に沿って設けられている。出力軸が回転することによって、各種の電装品(パワーウインドウ、サンルーフ、電動シート等)が駆動する。
(コンミテータ)
次に、図1〜図5に基づいて、コンミテータ10について説明する。
図2は、コンミテータ10を構成する組付体50a〜50cの斜視図である。
図1、図2に示すように、コンミテータ10は、回転軸3の一端側に取り付けられた円柱状のコンミテータ本体41と、コンミテータ本体41の回転摺動面に配置された板状の9つのセグメント15と、同電位となるセグメント15同士を短絡する平面視略円環状で、且つ板状の短絡部材16とを備えている。
コンミテータ本体41は樹脂により形成されたものであって、径方向中央に、回転軸3が圧入可能な貫通孔42が形成されている。このように構成されたコンミテータ本体41に、短絡部材16が埋設されている。
尚、直流モータ2は、いわゆる6極9スロット9セグメントの3相モータであるので、1相につき、同電位となるセグメント15は3つになる。このため、3つのセグメント15と1つの短絡部材16とが1つのセットとなり、このセットが3つ存在していることになる。すなわち、コンミテータ本体41には、3つの短絡部材16が埋設されている。これら3つの短絡部材16は、軸方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。
ここで、同電位となる3つのセグメント15と、これらを短絡する短絡部材16は一体化されており、それぞれ3つの組付体50a〜50cを構成している。
図3〜図5は、各組付体50a〜50cを示し、それぞれ(a)が展開図、(b)が側面図である。
図3(a)、図3(b)に示す1番目の組付体50a、図4(a)、図4(b)に示す2番目の組付体50b、及び図5(a)、図5(b)に示す3番目の組付体50cは、それぞれ不図示の金属板を、プレス加工によって打ち抜いて3つのブランク51a〜51cを形成し、これら3つのブランク51a〜51cを折り曲げることにより形成したものである。
各ブランク51a,51b,51cは、円環状の短絡部材16を有し、この短絡部材16の外周縁に、3つのセグメント15が周方向に等間隔に配置され、且つ放射状に延出するように、一体成形されている。短絡部材16の内径E1は、回転軸3の軸径E2よりも大きくなるように設定されている。
各セグメント15には、コンミテータ本体41に当接する内面15aに、アンカー溝54が形成されている。アンカー溝54は、蟻溝状に形成されており、セグメント15の先端15bから基端15cの手前に至る間に、セグメント15の長手方向に沿って3条形成されている。アンカー溝54は、コンミテータ本体41とセグメント15との固着力を高め、コンミテータ本体41からセグメント15が剥離してしまうことを防止するためのものである。
また、各セグメント15の先端15bには、幅方向中央にライザ52が延出形成されている。一方、各セグメント15の基端15c側には、それぞれ脆弱部53a〜53cが一体成形されている。脆弱部53a〜53cは、各セグメント15の基端15cから短絡部材16側に向かうにしたがって徐々に先細りとなるように形成されている。これにより、各セグメント15と比較して剛性が弱まっている。
ここで、各ブランク51a〜51cに形成されている脆弱部53a〜53cは、それぞれの長さl1〜l3が異なる。具体的には、
l1<l2<l3・・・(1)
を満たすように設定されている。これにより、各ブランク51a〜51cにおける短絡部材16の外周縁からライザ52の先端に至るまでの間の距離L1〜L3の長さは、
L1<L2<L3・・・(2)
を満たす。
(コンミテータの製造方法)
続いて、上述のように構成された各ブランク51a〜51cを用いてコンミテータ10を製造する方法について説明する。
まず、各ブランク51a〜51cを用いて3つの組付体50a〜50cを形成する。
組付体50a〜50cを形成するには、最初に、ライザ52をセグメント15の外面(ブラシ摺接面)15d側に折り返す。続いて、各ブランク51a〜51cのセグメント15を軸方向に沿うように折り曲げる。
次に、セグメント15の基端15cを中心にして脆弱部53a〜53cを径方向内側へと折り返す。脆弱部53a〜53cは、各セグメント15と比較して剛性が弱まっているので、容易に折り返すことができる。
脆弱部53a〜53cを折り返す際、コンミテータ本体41の回転摺動面に、各セグメント15を沿わせるように折り返す。これにより、図3(b)〜図5(b)に示すように、3つの組付体50a〜50cが形成される。尚、上述の各部を折り曲げる順序は、一例を挙げただけであり、上述の折り曲げ順序に限られるものではない。
ここで、各ブランク51a〜51cに形成されている脆弱部53a〜53cの長さl1〜l3は、式(1)を満たすように設定されているので、各組付体50a〜50cのセグメント15の基端15cと短絡部材16との間の距離X1〜X3は、
X1<X2<X3・・・(3)
を満たす。
続いて、セグメント15の基端15cと短絡部材16との間の距離が最も低い(X1)1番目の組付体50aの短絡部材16の上に、2番目の組付体50bの短絡部材16が位置するように重ね合わせる。さらに、2番目の組付体50bの短絡部材16の上に、3番目の組付体50cの短絡部材16が位置するように重ね合わせる。
これにより、3つの短絡部材16が軸方向に沿って、互いに間隔をあけて配置された状態になる。尚、3つの組付体50a〜50cを重ね合わせる際、各セグメント15が互いに接触しないように、回転方向にずらしながら重ね合わせる。
この後、各短絡部材16に回転軸3と同一の軸径に設定されている不図示の治具シャフトを挿入し、この治具と各セグメント15の内面15aとの間に樹脂材を充填し、コンミテータ本体41を形成する。これにより、コンミテータ本体41に短絡部材16埋設されたコンミテータ10の製造が完了する。
ここで、同電位となるセグメント15同士と、短絡部材16とが一体成形されているので、コンミテータ本体41に短絡部材16が埋設されることにより、この短絡部材16は、コンミテータ本体41からのセグメント15の剥離を防止するアンカーとしても機能する。また、セグメント15の内面15aに、アンカー溝54が形成されているので、コンミテータ本体41からセグメント15が剥離されてしまうことが確実に防止される。
(アーマチュアコイルの形成方法)
次に、図6に基づいて、アーマチュアコア8に形成されるアーマチュアコイル9の形成方法について説明する。
図6は、アーマチュア6の展開図であって、隣接するティース12間の空隙がスロットに相当している。尚、以下の図面においては、各セグメント15、各ティース12及び巻回された巻線14にそれぞれ符号を附して説明する。また、各セグメント15に付された番号と、各ティース12に付された番号は、それぞれ対応しているものとし、同一の番号のセグメント15とティース12は、周方向でほぼ同じ位置に存在しているものとする。
図6に示すように、同電位となるセグメント15同士は、コンミテータ本体41に埋設されている短絡部材16によって短絡されている。つまり、2つ置き(例えば、1番セグメント15、4番セグメント15、及び7番セグメント15)のセグメント15同士が短絡部材16によってそれぞれ短絡されている。
このような構成のもと、巻線14は、例えば、その巻き始め端14aが7番セグメント15より巻き始められた場合、まず、7番セグメント15のライザ52に掛け回された後、巻線14を7番セグメント15から周方向に120°間隔をあけて形成されている9−1番ティース12の間のスロットに引き込む。そして、1番ティース12にn(nは1以上の自然数)回巻回して第1コイル9aを形成する。
続いて、1−2番ティース12の間のスロットから巻線14を引き出し、3−4番ティース12の間のスロットに引き込む。そして、4番ティース12にn回巻回して第2コイル9bを形成する。
さらに、4−5番ティース12の間のスロットから巻線14を引き出し、6−7番ティース12の間のスロットに引き込む。そして、7番ティース12にn回巻回して第3コイル9cを形成する。
巻線14は、第3コイル9cを形成した後、7−8番ティース12の間のスロットから引き出され、このスロットから周方向に120°間隔をあけて配置されている2番セグメント15のライザ52に掛け回され、巻線14の巻き終わり端14bが接続される。これにより、7−2番セグメント15間に、直列接続された3つのコイル9a,9b,9cを備えたアーマチュアコイル9が形成される。
尚、巻線14の巻き終わり端14bが接続されている2番セグメント15は、巻き始め端14aが接続されている7番セグメント15に隣接して配置されている8番セグメント15と短絡部材16により短絡されている。このため、7−2番セグメント15間の電位差は、隣接するセグメント間の電位差と等しくなっている。また、7番セグメント15と2番セグメント15は、周方向に40°間隔をあけて配置されている。
続いて、上述と同様に、40°間隔に配置されたセグメント15間に、直列接続された3つのコイル9a,9b,9cを備えたアーマチュアコイル9を順次形成していく。これにより、アーマチュアコア8に、3相集中巻き方式にて巻回されたアーマチュアコイル9が形成される。
(効果)
したがって、上述の第1実施形態によれば、同電位となる3つのセグメント15と、これらを短絡する短絡部材16とが一体化された3つの組付体50a〜50cを形成し、それぞれの短絡部材16をコンミテータ本体41に埋設することでコンミテータ10を構成しているので、従来のようにセグメント15と短絡部材16との接合作業を無くすことができる。このため、この分、コンミテータ10の製造工程を簡略化できる。これに加え、セグメント15と短絡部材16との接合作業が無くなるので、従来のようにセグメント15と短絡部材16との電気的接続を保証するための管理工程を無くすことができる。よって、コンミテータ10の製造コストを抑えることができる。
また、短絡部材16を埋設することにより、コンミテータ本体41から短絡部材16が露出することがないので、コンミテータ10の小型化を図ることができる。
さらに、短絡部材16とセグメント15とが一体化されているので、コンミテータ本体41に埋設された短絡部材16が、コンミテータ本体41からセグメント15が剥離してしまうことを防止するためのアンカーとして機能する。このため、安定した品質のコンミテータ10を提供することが可能になる。
そして、セグメント15の内面15aに、アンカー溝54が形成されているので、コンミテータ本体41からセグメント15が剥離してしまうことを、より確実に防止することができる。
また、3つの組付体50a〜50cは、不図示の金属板をプレス加工によって打ち抜いた3つのブランク51a〜51cを、それぞれ折り曲げることにより形成されている。換言すれば、同一の部材から一連に、且つ一体に3つの組付体50a〜50cが構成されている。このため、3つの組付体50a〜50cを容易に、且つ低コストに製造することが可能になる。
さらに、短絡部材16が円環状で、且つ板状に形成されているので、導線等で同電位となるセグメント15同士を短絡する場合と比較して、短絡部分の導通面積を大きく確保することができる。この結果、組付体50a〜50cに流れる電気の抵抗を低減できる。
そして、各セグメント15の基端15c側に脆弱部53a〜53cを一体成形することにより、セグメント15と短絡部材16との間の折り曲げ作業を容易にしている。このため、不図示の金属板からブランク51a〜51c、組付体50a〜50cへと形成していく過程の労働負荷を低減でき、組付体50a〜50cの生産性を向上できる。
また、各ブランク51a〜51cにおける短絡部材16の外周縁からライザ52の先端に至るまでの間の距離L1〜L3の長さを、式(2)を満たすように設定することにより、3つの組付体50a〜50cを重ね合わせた際、3つの短絡部材16をそれぞれ軸方向に沿って、互いに間隔をあけて配置した状態にすることができる。このため、省スペースに各短絡部材16を接触させることなく配置することができる。このため、確実にコンミテータ10を小型化できる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を図7、図8に基づいて説明する。尚、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する(以下の第3〜第7実施形態についても同様)。
図7は、第2実施形態における組付体250a〜250cの斜視図であって、図2に対応している。
この第2実施形態において、コンミテータ210は、樹脂により形成されたコンミテータ本体41(図1参照)に、3つの組付体250a〜250cが埋設されている点は、前述の第1実施形態と同様である。また、3つの組付体250a〜250cは、同電位となる3つのセグメント215と、これら3つのセグメント215を短絡する短絡部材16(図2参照)とが一連に、且つ一体に形成されたものである点も前述の第1実施形態と同様である。さらに、3つの組付体250a〜250cは、不図示の金属板をプレス加工によって打ち抜いたブランク251a〜251cを折り曲げることにより形成されている点も前述の第1実施形態と同様である。(これらの点は、以下の実施形態についても同様)。
ここで、図7に示すように、前述の第1実施形態と、第2実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第1実施形態のセグメント15には、内面15aにアンカー溝54が形成されているのに対し、第2実施形態のセグメント215には、先端215bにアンカー254が形成されている。
より具体的に、図7、図8に基づいて説明する。
図8は、ブランク251a〜251cの状態のセグメント215の拡大図である。
図7、図8に示すように、セグメント215の先端215bには、幅方向中央にライザ252が延出形成され、このライザ252の両側から一対のアンカー254が延出形成されている。
このように、ブランク251a〜251cの状態のセグメント215は、先端215bが三つ又状に形成されている。そして、3つのブランク251a〜251cをそれぞれ折り曲げて3つの組付体250a〜250cとする際、図7に示すように、ライザ252をセグメント215の外面(ブラシ摺接面)215d側に折り返すと共に、アンカー254をセグメント215の内面215a側に折り返す。
そして、このように構成された組付体250a〜250cにおけるセグメント215の内面215d側に、樹脂材を充填してコンミテータ本体41(図1参照)を形成する。このとき、アンカー254がセグメント215の内面215a側に折り返されているので、コンミテータ本体41内に食い込む。これにより、コンミテータ本体41からセグメント215が剥離してしまうことを防止できる。
したがって、上述の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を図9、図10に基づいて説明する。
図9は、第3実施形態における組付体350a〜350cのブランク351a〜351cの平面図、図10は、金属板60からブランク351a〜351cを打ち抜く際のブランク351a〜351cの配置図である。
図9に示すように、前述の第1実施形態と、第3実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第1実施形態の短絡部材16が略円環状で、且つ板状に形成されているのに対し、第3実施形態の短絡部材316が平面視略C字状で、且つ板状に形成されている。
このような構成のもと、図10に示すように、金属板60からプレス加工によってブランク351a〜351cを打ち抜く際、1つのブランク351a〜351cの短絡部材316の内側から隣接する他のブランク351a〜351cのセグメント15を打ち抜くことができる。
したがって、上述の第3実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果に加え、金属板60上にブランク351a〜351cをできる限り隙間無く配置することができるので、金属板60からブランク351a〜351cを打ち抜く際の歩留まりを向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を図11、図12に基づいて説明する。
図11は、第4実施形態における組付体450a〜450cの製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。
図11(a)に示すように、前述の第1実施形態と、第4実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第1実施形態の短絡部材16が略円環状で、且つ板状に形成されているのに対し、第4実施形態の短絡部材416は、ブランク451a〜451cの状態では直板状に形成されている。
そして、短絡部材416の長手方向両端に、それぞれセグメント15が突出形成されていると共に、短絡部材416の長手方向中央に、セグメント15が突出形成されている。これにより、ブランク451a〜451c全体としては、平面視略E字状になっている。
また、短絡部材416には、各セグメント15の間で、且つ各セグメント15とは反対側の側縁に、それぞれ切込み部461が2つずつ形成されている。これら切込み部461は、組付体450a〜450cを形成する際に、短絡部材416を平面視略C字状に湾曲させるために利用されるものである。
(組付体の製造方法)
続いて、図11(a)〜図11(c)、図12に基づいて、組付体450a〜450cの製造方法について説明する。
図12は、金属板60からブランク451a〜451cを打ち抜く際のブランク451a〜451cの配置図である。
同図に示すように、まず、金属板60からプレス加工によってブランク451a〜451cを打ち抜く。ここで、金属板60からプレス加工によってブランク451a〜451cを打ち抜く際、1つのブランク451a〜451cの各セグメント15の間に、隣接する他のブランク451a〜451cのセグメント15を打ち抜くことができる。
続いて、図11(a)に示すように、平面視略E字状に形成されたブランク451a〜451cの短絡部材416を、図11(b)に示すように、幅方向に湾曲させて平面視略C字状にする。このとき、短絡部材416に切込み部461が形成されているので、この切込み部461の開口が閉じる形で短絡部材416が平面視略C字状になる。そして、3つのセグメント15が周方向に等間隔に配置され、且つ放射状に延出した状態になる。
次に、図11(c)に示すように、ライザ52をセグメント15の外面15d側に折り返すと共に、脆弱部53a〜53cをセグメント15の内面15a側に折り返す。これにより、3つの組付体450a〜450cが形成される。
したがって、上述の第4実施形態によれば、前述の第3実施形態と比較して、さらに金属板60からブランク451a〜451cを打ち抜く際の歩留まりを向上させることができる。
(第5実施形態)
次に、この発明の第5実施形態を図13に基づいて説明する。
図13は、第5実施形態における組付体550a〜550cの製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。
図13(a)に示すように、前述の第4実施形態と、第5実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第4実施形態の短絡部材416には、各セグメント15の間に、それぞれ切込み部461が2つずつ形成されているのに対し、第5実施形態の短絡部材516には、長手方向中央のセグメント15とは反対側の側縁に、切込み部561が1つ形成されている。
(組付体の製造方法)
このような構成のもと、図13(a)に示すように、不図示の金属板からプレス加工によってブランク551a〜551cを打ち抜いた後、図13(b)に示すように、厚さ方向に湾曲させて略C字状にする。すると、3つのセグメント15が周方向に等間隔に配置され、且つ軸方向に沿って延出した状態になる。
次に、この状態から、図13(c)に示すように、ライザ52をセグメント15の外面15d側に折り返すと共に、脆弱部53a〜53cをセグメント15の内面15a側に折り返す。これにより、3つの組付体450a〜450cが形成される。ここで、短絡部材516には、切込み部561が1つ形成されているので、容易に脆弱部53a〜53cを折り返すことができると共に、容易に短絡部材561を各セグメント15の内側に配置させることができる。
したがって、上述の第5実施形態によれば、前述の第4実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第6実施形態)
次に、この発明の第6実施形態を図14に基づいて説明する。
図14は、第6実施形態における組付体650a〜650cの製造方法の説明図であって、(a)〜(d)は、各工程を示す。
図14(d)に示すように、第5実施形態の組付体550a〜550cと、第6実施形態の組付体650a〜650cとの相違点は、以下の点にある。すなわち、第5実施形態の組付体550a〜550cの短絡部材516は、軸方向に沿って、互いに間隔をあけて配置されているのに対し、第6実施形態の組付体650a〜650cの短絡部材616は、同心円状に互いに間隔をあけて配置されている。
(組付体の製造方法)
組付体650a〜650cの製造方法について説明する。
図14(a)に示すように、まず、不図示の金属板からプレス加工によってブランク651a〜651cを打ち抜く。
ここで、ブランク651a〜651cの短絡部材616には、第4実施形態の短絡部材416に形成されている切込み部461(図11参照)や、第5実施形態の短絡部材516に形成されている切込み部561(図13参照)が形成されていない。また、各ブランク651a〜651cは、短絡部材616からライザ52の先端に至るまでの間の距離L4が異なるように設定されている。
次に、図14(b)に示すように、短絡部材616を折り返し、さらに、図14(c)に示すように、短絡部材616を厚さ方向湾曲させて略C字状に形成する。これにより、3つの組付体650a〜650cが形成される。このとき、各ブランク651a〜651cの短絡部材616は、セグメント15の基端15cからの高さH1がそれぞれ同一となるように折り返される。
ここで、各ブランク651a〜651cは、短絡部材616からライザ52の先端に至るまでの間の距離L4が異なるように設定されている。このため、短絡部材616を折り返した状態では、この短絡部材616とセグメント15との間の距離W1〜W3がそれぞれ異なる(図14(d)参照)。尚、図14(b)、図14(c)においては、3つの組付体650a〜650cのうち、1つの組付体650aのみ図示し、他の2つの組付体650b,650cの図示を省略する。
そして、それぞれ短絡部材616とセグメント15との間の距離W1〜W3が異なる3つの組付体650a〜650cを重ね合わせる。このとき、各距離W1〜W3が異なるので、短絡部材616が同心円状に互いに間隔をあけて配置された状態になる。
したがって、上述の第6実施形態によれば、前述の第5実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第7実施形態)
次に、この発明の第7実施形態を図15、図16に基づいて説明する。
図15は、第7実施形態における組付体750a〜750cの斜視図、図16(a)〜図16(c)は、各組付体750a〜750cの側面図である。
図15、図16(a)〜図16(c)に示すように、第1実施形態と第7実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第1実施形態のコンミテータ10は、円柱状のコンミテータ本体41の外周面が回転摺動面になっており、外周面に各セグメント15が周方向に沿って配置されるようになっているのに対し、第7実施形態のコンミテータ710は、円板状のコンミテータ本体741の端面が回転摺動面になっており、端面に各セグメント715が周方向に沿って配置されている。
より詳しく、各組付体750a〜750cについて説明する。
各組付体750a〜750cは、不図示の金属板をプレス加工によって打ち抜いて3つのブランク751a〜751cを形成し、これら3つのブランク751a〜751cを折り曲げることにより形成したものである。
組付体750a〜750cは、略円環状に、且つ板状に形成された短絡部材716を有し、この短絡部材716の外周縁に、3つのセグメント715が周方向に等間隔に配置され、且つ放射状に延出するように、一体形成されている。
セグメント715は、径方向内側から径方向外側に向かうにしたがって徐々に周方向の幅が拡がるように、平面視略扇状に形成されている。3つの組付体750a〜750cのうち、2番目の組付体750bの基端715cには、脆弱部753bが形成されていると共に、3番目の組付体750cの基端715cには、脆弱部753cが一体成形されている。これら脆弱部753b,753cを介してセグメント715と短絡部材716とが連結されている。
脆弱部753b,753cは、各セグメント715の基端715cから短絡部材716側に向かうにしたがって徐々に先細りとなるように形成されている。これにより、各セグメント715と比較して剛性が弱まっている。
ここで、各脆弱部753b,753cの長さは、それぞれ異なるように設定されている。これにより、1番目の組付体750aにおけるセグメント15の基端715cと短絡部材716との間の距離X71と、2番目の組付体750bにおけるセグメント15の基端715cと短絡部材716との間の距離X72と、3番目の組付体750cにおけるセグメント715の基端715cと短絡部材716との間の距離X73は、
X71<X72<X73・・・(4)
を満たしている。
このため、3つの組付体750a〜750cを重ね合わせた際、3つの短絡部材716が軸方向に沿って、互いに間隔をあけて配置される。
また、各セグメント715の先端には、コンミテータ本体741の外周面に沿うように立ち上がり部762が屈曲形成されている。この立ち上がり部762の内面762aに、アンカー溝754が3条形成されている。また、立ち上がり部762の先端762bには、幅方向略中央に、ライザ752が一体成形されている。ライザ752は、立ち上がり部762の外面762d側に折り返し形成されている。
したがって、上述の第7実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果に加え、第1実施形態のコンミテータ10と比較してコンミテータ710を偏平化できるので、直流モータ2(図1参照)を小型化できる。
(第8実施形態)
次に、この発明の第8実施形態を図17に基づいて説明する。
図17は、第8実施形態における組付体850a〜850cの斜視図であって、図15に対応している。尚、第7実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明を省略する(以下の第9〜第12実施形態についても同様)。
同図に示すように、前述の第7実施形態と、第8実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第7実施形態の組付体750a〜750c(ブランク751a〜751c)には、立ち上がり部762の内面762aにアンカー溝754が形成されているのに対し、第8実施形態の組付体850a〜850c(851a〜851c)には、立ち上がり部862の先端862bに、それぞれアンカー854が2つずつ形成されている。各アンカー854は、立ち上がり部862の内面862a側に折り返されている。
したがって、上述の第8実施形態によれば、前述の第7実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第9実施形態)
次に、この発明の第9実施形態を図18、図19に基づいて説明する。
図18は、第9実施形態における組付体950a〜950cの製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。図19は、金属板60から組付体950a〜950cのブランク951a〜951cを打ち抜く際のブランク951a〜951cの配置図である。
図18(a)に示すように、前述の第7実施形態と、第9実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第7実施形態の短絡部材716が略円環状で、且つ板状に形成されているのに対し、第9実施形態の短絡部材916が平面視略C字状で、且つ板状に形成されている。
このような構成のもと、図19に示すように、金属板60からプレス加工によってブランク951a〜951cを打ち抜く際、1つのブランク951a〜951cの短絡部材916の内側から隣接する他のブランク951a〜951cのセグメント715を打ち抜くことができる。
次に、金属板60からプレス加工によって打ち抜かれたブランク951a〜951c(図18(a)参照)のうち、2つのブランク951b,951cに形成されている脆弱部753b,753cを折り曲げ、2つの組付体950b,950cを形成する。そして、これら組付体950b,950cと、1番目のブランク951aにより構成されている組付体950aとを重ね合わせる(図18(b)、図18(c)参照)。
この後、各セグメント715の内面715a、及び立ち上がり部762の内面762aに樹脂材を充填し、コンミテータ本体741を形成する。これにより、コンミテータ910の製造が完了する。
したがって、上述の第9実施形態によれば、前述の第7実施形態と同様の効果に加え、金属板60上にブランク951a〜951cをできる限り隙間無く配置することができる。このため、金属板60からブランク951a〜951cを打ち抜く際の歩留まりを向上させることができる。
(第10実施形態)
次に、この発明の第10実施形態を図20、図21に基づいて説明する。
図20は、第10実施形態における組付体1050a〜1050cの製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。
図20(a)に示すように、前述の第7実施形態と、第10実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第7実施形態の短絡部材716が略円環状で、且つ板状に形成されているのに対し、第10実施形態の短絡部材1016は、ブランク1051a〜1051cの状態では直板状に形成されている。
そして、短絡部材1016の長手方向両端に、それぞれセグメント715が突出形成されていると共に、短絡部材1016の長手方向中央に、セグメント715が突出形成されている。これにより、ブランク1051a〜1051c全体としては、平面視略E字状になっている。
また、短絡部材1016には、各セグメント715の間で、且つ各セグメント715とは反対側の側縁に、それぞれ切込み部1061が2つずつ形成されている。これら切込み部1061は、組付体1050a〜1050cを形成する際に、短絡部材1016を平面視略C字状に湾曲させるために利用されるものである。
(組付体の製造方法)
続いて、図20(a)〜図20(c)、図21に基づいて、組付体1050a〜1050cの製造方法について説明する。
図21は、金属板60からブランク1051a〜1051cを打ち抜く際のブランク1051a〜1051cの配置図である。
同図に示すように、まず、金属板60からプレス加工によってブランク1051a〜1051cを打ち抜く。ここで、金属板60からプレス加工によってブランク1051a〜1051cを打ち抜く際、1つのブランク1051a〜1051cの各セグメント715の間に、隣接する他のブランク1051a〜1051cの各セグメント715を打ち抜くことができる。
続いて、図20(a)に示すように、平面視略E字状に形成されたブランク1051a〜1051cの短絡部材1016を、図20(b)に示すように、幅方向に湾曲させて平面視略C字状にする。このとき、短絡部材1016に切込み部1061が形成されているので、この切込み部1061の開口が閉じる形で短絡部材1016が平面視略C字状になる。そして、3つのセグメント715が周方向に等間隔に配置され、且つ放射状に延出した状態になる。
次に、図20(c)に示すように、ライザ752を立ち上がり部762の外面762d側に折り返すと共に、脆弱部753b,753cを折り曲げ、2つの組付体1050b,1050cを形成する。そして、これら組付体1050b,1050cと、1番目のブランク1051aにより構成されている組付体1050aとを重ね合わせる。
したがって、上述の第10実施形態によれば、前述の第9実施形態と比較して、さらに金属板60からブランク1051a〜1051cを打ち抜く際の歩留まりを向上させることができる。
(第11実施形態)
次に、この発明の第11実施形態を図22に基づいて説明する。
図22は、第11実施形態における組付体1150a〜1150cの製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。
図22(a)に示すように、前述の第10実施形態と、第11実施形態との相違点は、以下の点にある。すなわち、第10実施形態の短絡部材1016には、各セグメント715の間に、それぞれ切込み部1061が2つずつ形成されているのに対し、第11実施形態の短絡部材1116には、長手方向中央のセグメント715とは反対側の側縁に、切込み部1161が1つ形成されている。
(組付体の製造方法)
このような構成のもと、図22(a)に示すように、不図示の金属板からプレス加工によってブラン1151a〜1151cを打ち抜いた後、図22(b)に示すように、厚さ方向に湾曲させて略C字状にする。すると、3つのセグメント715が周方向に等間隔に配置され、且つ軸方向に沿って延出した状態になる。
次に、この状態から、図22(c)に示すように、ライザ752を立ち上がり部762の外面762d側に折り返すと共に、脆弱部753b、753cを折り曲げる。ここで、短絡部材1116には、切込み部1161が1つ形成されているので、容易に脆弱部753b、753cを折り曲げることができる。
したがって、上述の第11実施形態によれば、前述の第4実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第12実施形態)
次に、この発明の第12実施形態を図23に基づいて説明する。
図23は、第12実施形態における組付体1250a〜1250cの製造方法の説明図であって、(a)〜(c)は、各工程を示す。
図23(c)に示すように、第11実施形態の組付体1150a〜1150cと、第12実施形態の組付体1250a〜1250cとの相違点は、以下の点にある。すなわち、第11実施形態の組付体1150a〜1150cの短絡部材1116は、軸方向に沿って、互いに間隔をあけて配置されているのに対し、第12実施形態の組付体1250a〜1250cの短絡部材1216は、同心円状に互いに間隔をあけて配置されている。
(組付体の製造方法)
組付体1250a〜1250cの製造方法について説明する。
図23(a)に示すように、まず、不図示の金属板からプレス加工によってブランク1251a〜1251cを打ち抜く。
ここで、ブランク1251a〜1251cの短絡部材1216には、第10実施形態の短絡部材1016に形成されている切込み部1061(図21参照)や、第11実施形態の短絡部材1116に形成されている切込み部1161(図22参照)が形成されていない。また、各ブランク1251a〜1251cは、短絡部材1216からライザ752の先端に至るまでの間の距離L5が異なるように設定されている。
次に、図23(b)に示すように、短絡部材1216を折り返し、さらに、短絡部材1216を厚さ方向湾曲させて略C字状に形成する。これにより、3つの組付体1250a〜1250cが形成される。このとき、各ブランク1251a〜1251cの短絡部材1216は、セグメント715からの高さH2がそれぞれ同一となるように折り返される。
ここで、各ブランク1251a〜1251cは、短絡部材1216からライザ752の先端に至るまでの間の距離L5が異なるように設定されている。このため、短絡部材1216を折り返した状態では、この短絡部材1216と立ち上がり部762との間の距離W4〜W5がそれぞれ異なる(図23(C)参照)。尚、図23(b)においては、3つの組付体1250a〜1250cのうち、1つの組付体1250bのみ図示し、他の2つの組付体1250a,1250cの図示を省略する。
そして、それぞれ短絡部材1216と立ち上がり部762との間の距離W4〜W5が異なる3つの組付体1250a〜1250cを重ねわせる。このとき、各距離W4〜W5が異なるので、短絡部材1216が同心円状に互いに間隔をあけて配置された状態になる。
したがって、上述の第12実施形態によれば、前述の第11実施形態と同様の効果を奏することができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、各組付体50a〜1250cを、金属板60から打ち抜いたブランク51a〜1251cを折り曲げることにより形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、各組付体50a〜1250cは、同一の部材により一連に、且つ一体に形成されていればよい。例えば、各組付体50a〜1250cを、不図示の金型に溶融された金属を流し込むことにより形成してもよい。
また、上述の第1,図3〜第6実施形態では、各セグメント15の内面15aに、蟻溝状のアンカー溝54が3条形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、セグメント15の内面15aにアンカー効果のある形状の溝が形成されていればよい。また、アンカー溝54の数も3条に限られるものではなく、2条以下であっても4条以上であってもよい。
さらに、上述の第7,図9〜第12実施形態では、各立ち上がり部762の内面762aに、蟻溝状のアンカー溝754が3条形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、立ち上がり部762の内面762aにアンカー効果のある形状の溝が形成されていればよい。また、アンカー溝754の数も3条に限られるものではなく、2条以下であっても4条以上であってもよい。
1 減速機付モータ
2 直流モータ(ブラシ付モータ)
3 回転軸
5 ヨーク
5a 内周面
7 永久磁石(磁極)
8 アーマチュアコア
9 アーマチュアコイル
10,210,710,910 コンミテータ
14 巻線
15,215,715 セグメント
16,316,416,516,616,716,916,1016,1116,1216 短絡部材
21 ブラシ
41,741 コンミテータ本体
50a〜50c、250a〜250c、350a〜350c、450a〜450c、550a〜550c,650a〜650c,750a〜750c,850a〜850c,950a〜950c,1050a〜1050c,1150a〜1150c,1250a〜1250c 組付体
51a〜51c、251a〜251c、351a〜351c、451a〜451c、551a〜551c,651a〜651c,751a〜751c,851a〜851c,951a〜951c,1051a〜1051c,1151a〜1151c,1251a〜1251c ブランク
53a〜53c,753b,753c 脆弱部
54,754 アンカー溝(アンカー)
254,854 アンカー
60 金属板

Claims (12)

  1. 回転軸に外嵌固定される絶縁性を有するコンミテータ本体と、
    前記コンミテータ本体の回転摺動面に露出され、巻線が接続される複数のセグメントと、
    前記複数のセグメントのうち、同電位となるセグメント同士を短絡する短絡部材とを備えたコンミテータであって、
    前記同電位となるセグメントと前記短絡部材とを同一の部材により一連に、且つ一体に形成して組付体を形成し、複数の前記組付体を前記コンミテータ本体に組み付けたことを特徴とするコンミテータ。
  2. 前記組付体は、金属板を打ち抜いて形成されたものであって、前記同電位となるセグメントの一端に、前記短絡部材が一連に、且つ一体に形成されており、前記セグメントと前記短絡部材との間が曲折されていることを特徴とする請求項1に記載のコンミテータ。
  3. 前記短絡部材は、円環状で、且つ板状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンミテータ。
  4. 前記短絡部材は、C字状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンミテータ。
  5. 前記短絡部材は、直線状に形成されたものをC字状に湾曲させて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンミテータ。
  6. 前記セグメントの一端と前記短絡部材との間に、脆弱部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のコンミテータ。
  7. 前記コンミテータ本体に、少なくとも各組付体の前記短絡部材を埋設したことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のコンミテータ。
  8. 前記コンミテータ本体内に、各短絡部材を互いに間隔をあけて軸方向に沿って配置したことを特徴とする請求項7に記載のコンミテータ。
  9. 前記コンミテータ本体内に、各短絡部材を互いに間隔をあけて同心円状に配置したことを特徴とする請求項7に記載のコンミテータ。
  10. 前記セグメントに、このセグメントと前記コンミテータ本体との固着力を高めるためのアンカーを形成したことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のコンミテータ。
  11. 請求項1〜請求項10の何れか1項に記載のコンミテータと、
    前記コンミテータが外嵌固定される回転軸と、
    前記回転軸に外嵌固定され、巻線が巻装されるアーマチュアコアとを備えたことを特徴とするアーマチュア。
  12. 請求項11に記載のアーマチュアと、
    前記アーマチュアの周囲を覆うように筒状に形成され、その内周面に磁極が設けられているヨークと、
    前記セグメントに摺接可能に設けられたブラシとを備えたことを特徴とするブラシ付モータ。
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