JP2015029370A - 回転電機用ステータコアおよびブラシレスモータ - Google Patents

回転電機用ステータコアおよびブラシレスモータ Download PDF

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Abstract

【課題】クローズステータ構造の回転電機に用いられるステータコアの組み付け時の作業性を改善すると共に、構成部品の種類を削減する。
【解決手段】ステータコア1はインナーコア2とアウターコア3から構成される。インナーコア2とアウターコア3は接合部13にて接合される。接合部13は、嵌合接続部A,Bにより、径方向と積層方向の二重嵌合構造となっており、径方向からのスライド移動によってティース4の外端部がコアピース7と接合される。ティース4の外端部には周方向に沿って凹部14(in)と凸部15(in)が交互に形成されている。コアピース7の内周側にも凹部16(out)と凸部17(out)が交互に形成されており、これらの凹凸嵌合にて嵌合接続部Aが形成される。凸部15(in),凸部17(out)には、ボス部18(in),19(out)と窪み部23(in),24(out)が設けられており、これらにより嵌合接続部Bが形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動モータ等の回転電機に使用されるステータコア(固定子鉄心)およびブラシレスモータに関し、特に、コイルが配設されるスペースが径方向に開放されていないクローズステータ構造のステータコアに関する。
近年、電動パワーステアリング装置等に使用されるブラシレスモータでは、コギング低減等の観点から、ステータ側の隣接するティースの端部同士を連結し、コイル配設スペースの径方向両端を閉ざしたクローズ構造のステータコアを採用したものが提案されている。クローズ構造のステータコアを用いたモータでは、ティース先端の連結部を介してロータからの磁束が漏れるため、ロータの回転に伴う磁束変化を和らげる効果が得られ、コギングの低減が図られる。また、磁束を漏らすことにより、界磁側からの磁束変化も同様に和らげられるため、トルクリップルの低減も図られる。
特開平10−271716号公報 特開2006−81302号公報
一方、このようなクローズ構造のステータコアでは、ティースの径方向両端が隣接するティースと接続されており、コイルが配設されるスペース(スロット)が閉じた状態となっている。このため、フライヤ式やノズル式の巻線機によってティースにコイルを巻装することができず、巻線を形成するためには、予め、略コの字状に成形された銅線部材をスロット内に差し込み、その端部をそれぞれ他の銅線部材の必要箇所と溶接する必要がある。例えば、24スロットのモータでは、溶接箇所を合わせるためコイルを捻った上で、48箇所にて溶接を行わなければならず、作業性の点で問題があった。また、コイルの種類も多くなるため(3相24スロットでは8種類)、部品管理上や生産コストの点でも問題があった。
本発明の目的は、いわゆるクローズステータ構造の回転電機に用いられるステータコアの組み付け時の作業性を改善すると共に、構成部品の種類を削減することにある。
本発明の回転電機用ステータコアは、薄板状のインナーコアシートを複数枚積層して構成されたインナーコアと、薄板状のアウターコアシートを複数枚積層して構成され、前記インナーコアの外側に取り付けられるアウターコアと、を有してなる回転電機用のステータコアであって、前記インナーコアは、径方向に向かって延び放射状に配置された複数個のティースと、前記ティースの径方向内側に設けられ隣接する前記ティースの端部同士を接続するブリッジ部と、を備え、前記アウターコアは、前記ティースの径方向外側に取り付けられるコアピースを複数個備え、前記インナーコアシートの前記ティース外端部を径方向に凹部又は凸部に形成し、該凹部と凸部を周方向に沿って該ティース毎に交互に配置すると共に、積層方向に隣接する前記インナーコアシートの前記凹部と前記凸部が積層方向に交互に配置されるよう前記コアシートを積層し、前記アウターコアシートの前記コアピース内径側に該コアピース毎に径方向に凹部又は凸部を形成し、該凹部と凸部を周方向に沿って該コアシート毎に交互に配置すると共に、積層方向に隣接する前記アウターコアシートの前記凹部と前記凸部が積層方向に交互に配置されるよう前記コアシートを積層し、前記ティースと前記コアピースは、前記ティースの前記凹部と前記コアピースの前記凸部、及び、前記ティースの前記凸部と前記コアピースの前記凹部によって形成される第1嵌合接続部によって嵌合状態にて接合されることを特徴とする。
前記回転電機用ステータコアにおいて、前記第1嵌合接続部を径方向から接合可能とし、前記アウターコアを、径方向からのスライド移動により前記インナーコアに取り付けられるようにしても良い。前記凹部と前記凸部が積層方向に交互に配置された前記インナーコア及び前記アウターコアの前記凸部の間に、前記凹部によって嵌合凹部を形成し、前記インナーコアの前記嵌合凹部に前記アウターコアの前記凸部を、前記アウターコアの前記嵌合凹部に前記インナーコアの前記凸部をそれぞれ挿入するようにしても良い。
また、前記インナーコアと前記アウターコアの前記各凸部に、積層方向に向かって同一方向に突出するボス部と、該ボス部の反対面に形成される窪み部とを設け、前記インナーコア側の前記ボス部と前記アウターコア側の前記窪み部、及び、前記アウターコア側の前記ボス部と前記インナーコア側の前記窪み部をそれぞれ嵌合可能に形成し、前記ティースと前記コアピースを、前記ボス部と前記窪み部によって形成される第2嵌合接続部によって嵌合状態にて接合するようにしても良い。この場合、前記第2嵌合接続部を径方向から接合可能とし、前記アウターコアを、径方向からのスライド移動により前記インナーコアに取り付けられるようにしても良い。
さらに、前記インナーコア側に形成された前記ボス部の外径側と、前記アウターコア側に形成された前記ボス部の内径側のそれぞれに、対向する各前記凸部の先端部が該ボス部に当接した後乗り上げる案内面を設けても良く、これにより、前記第2嵌合接続部における前記ボス部と前記窪み部をスムーズに嵌合させることが可能となる。
一方、前記アウターコアに前記コアピースを複数個連設し、前記アウターコアを前記インナーコアの外側に巻き付けるようにして取り付けても良い。また、前記アウターコアを、前記ティースの径方向外側に個々に取り付けられる複数個の前記コアピースと、前記コアピースの外側に嵌装され前記コアピースを前記インナーコアの外側に固定する嵌装部材と、を有する構成としても良い。
さらに、前記ステータコアと、該ステータコアの内周側に回転自在に軸支されたロータとを有するブラシレスモータとして利用可能となるので、ブラシレスモータとしてコギングの低減やトルクリップルの低減を図ることが可能となる。
本発明の回転電機用ステータコアによれば、インナーコアとアウターコアとを有してなるステータコアにて、凹凸嵌合構成の嵌合接続部によってインナーコアとアウターコアを接合するようにしたので、嵌め込み作業によって両者を容易に接合することができ、ステータコアの製造工数を大幅に削減することが可能となる。
本発明の一実施形態である電動モータ用のステータコアの構成を示す斜視図である。 インナーコアの平面図である。 アウターコアの平面図である。 インナーコアにアウターコアを取り付ける過程を示す説明図である。 接合部の構成を示す斜視図である。 接合部における接合過程を示す説明図である。 本発明によるステータコアの変形例を示す説明図である。 ボス部案内面の変形例を示す説明図である。 本発明のステータコアを用いたブラシレスモータの一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態である電動モータ用のステータコアの構成を示す斜視図である。図1に示すように、ステータコア1は、インナーコア2とアウターコア3とから構成されている。インナーコア2とアウターコア3はそれぞれ、厚さ0.5mm程度の電磁鋼板からなる平板状のコアシート(インナーコアシート21,アウターコアシート22)を積層して形成されている。インナーコア2は、径方向に向かって延び放射状に配置された複数個のティース4と、ティース4の径方向内側に設けられ、隣接するティース4の端部同士を接続するブリッジ部5とを有している。隣接するティース4の間には、コイルが収容されるスロット6が形成される。
アウターコア3は、略台形状のコアピース7が複数個互いに連設された形となっており、図4に示すように、インナーコア2の外側に巻き付けるように取り付けられる。隣接するコアピース7の間は切欠部8となっており、連結部9によって接続されている。切欠部8の最奥部には、連結部9内に入り込む形で応力集中緩和用の円孔部11が形成されている。インナーコア2にアウターコア3を取り付けると、スロット6の径方向両端部は、ブリッジ部5とコアピース7によって閉鎖され、いわゆるクローズステータ構造となる。本発明のステータコア1では、アウターコア3が巻き付けられる前のインナーコア2の外側が開放されたティース4に対し、フライヤ式やノズル式の巻線機によってコイル10を巻装でき、ティース4に巻装されたコイル10はスロット6内に収容される。その後、インナーコア2の外周にアウターコア3を取り付け、アウターコア3の両端部を溶接し(溶接部12)、ステータコア1を形成する。
一方、ステータコア1では、インナーコア2とアウターコア3の接合部13は、径方向と軸方向(積層方向)の二重嵌合構造(嵌合接続部A,B)となっており、径方向からのスライド移動により、ティース4の外端部がコアピース7と接合されるようになっている。図5は、接合部13の構成を示す斜視図である。前述のように、インナーコア2を形成するインナーコアシート21には、径方向に向かってティース4が突設されており、このティース4の外端部には、嵌合部として、周方向に沿って凹部14(in)と凸部15(in)がティース4毎に交互に形成されている。インナーコアシート21は、ティース4を1ピッチずつずらしながら回転積層され、図5に示すように、インナーコア2では、凹部14(in)と凸部15(in)が上下(軸方向)に交互に配置される。なお、以下の説明において、(in)はインナーコア2側の部分,部材、(out)はアウターコア3側の部分,部材であることを示す。
これに対し、アウターコア3を形成するアウターコアシート22の各コアピース7にも、嵌合部として、凹部16(out)と凸部17(out)がコアピース7毎に1個ずつ交互に形成されている。凹部16(out)と凸部17(out)は、アウターコア3をインナーコア2の外周に取り付けたとき、内径側、すなわち、ティース4と対向する側(径方向)に形成されている。図3に示すように、アウターコアシート22は、予め、長尺状に形成されたアウターコアシート22をコアピース7毎に長手方向にずらしながら積層され、図5に示すように、アウターコア3もまた、凹部16(out)と凸部17(out)が上下に交互に配置される。凹部14(in)や凸部15(in)、凹部16(out)、凸部17(out)は共に同じ半径の半円形に形成されており、アウターコア3の凹部16(out)と凸部17(out)はそれぞれ、インナーコア2の凸部15(in)と凹部14(in)と嵌合するようになっている。
また、ティース4の凸部15(in)とコアピース7の凸部17(out)にはそれぞれ、軸方向に向かって同一方向に半球状のボス部18(in),19(out)が突設されている。ボス部18(in),19(out)は、上下方向に隣接する各凹部14(in)、凹部16(out)に臨んで設けられている。従って、インナーコア2やアウターコア3を上方から見ると、図2,3に示すように、各凹部14(in),16(out)の窪んだ部分に配置される形となる。また、ティース4やコアピース7のボス部18(in),19(out)の反対面(裏面)側は、窪み部23(in),24(out)となっている。これらのボス部18(in),19(out)と窪み部23(in),24(out)により、嵌合接続部Bが形成される。
前述のように、アウターコア3はインナーコア2の外周に取り付けられるが、その際、接合部13が嵌合し、両者はガタなく固定される。図6は、接合部13における接合過程を示す説明図である。図5,6に示すように、インナーコア2では、凹部14(in)と凸部15(in)が交互に配置され、凸部15(in)の間には、凹部14(in)によって嵌合凹部25(in)が形成されている。また、アウターコア3も、アウターコア3と同様に、凹部16(out)と凸部17(out)が交互に配置され、凸部17(out)の間には、凹部16(out)によって嵌合凹部26(out)が形成されている。そして、アウターコア3をインナーコア2に取り付けるに際し、インナーコア2の嵌合凹部25(in)にはアウターコア3の凸部17(out)が、また、アウターコア3の嵌合凹部26(out)にはインナーコア2の凸部15(in)がそれぞれ挿入される(図6(a))。
各嵌合凹部25(in),26(out)に凸部17(out),15(in)をそれぞれ挿入すると、各凸部17(out),15(in)に形成されたボス部19(out),18(in)は、相手側の凸部15(in),17(out)の先端に当接する(図6(b))。両者当接後、さらに、凸部17(out),15(in)を各嵌合凹部25(in),26(out)に押し込むと、凸部17(out),15(in)が上下方向に撓みつつ、半球状となったボス部19(out),18(in)が相手側の凸部15(in),17(out)の先端部を乗り越え、相手側の凸部15(in),17(out)上の窪み部23(in),24(out)(ボス部18(in),19(out)の裏側)に嵌まり込む(図6(c))。
この際、少なくとも、ボス部19(out)の内径側とボス部18(in)の外径側は、対向する各凸部15(in),17(out)の先端部がボス部19(out),18(in)に当接した後、容易に乗り上げ可能な案内面27(ここでは球面)となっている。従って、凸部15(in),17(out)の先端部は、容易にボス部19(out),18(in)を乗り越え、それぞれ窪み部23(in),24(out)に嵌合する。これにより、接合部13では、嵌合接続部Aにて、インナーコア2の凸部15(in)とアウターコア3の凹部16(out)、及び、アウターコア3の凸部17(out)とインナーコア2の凹部14(in)が径方向に凹凸嵌合すると共に、嵌合接続部Bにて、ボス部18(in),19(out)が相手方の窪み部23(in),24(out)と軸方向に凹凸嵌合する。
このように、本発明のステータコア1にあっては、ティース4を有しコイル10が巻装されるインナーコア2の外周に、コアピース7を連設したアウターコア3を巻き付けるように取り付ける。このため、クローズ構造のステータコアにおいても、予め、アウターコア3を巻き付ける前のインナーコア2に、フライヤ式やノズル式の巻線機によってコイルを巻装した後、アウターコアを取り付ける形で回転電機のステータを形成することができ、従来のような煩雑な溶接作業や多品種の部品管理を伴うことなく、分布巻きのステータを形成することが可能となる。また、アウターコア3をインナーコア2に取り付けるに際し、二重の嵌合構造(嵌合接続部A,B)を有する接合部13により、一度の嵌め込み作業によって両者を容易かつ確実に接合することができる。従って、溶接作業の簡易化も相俟って、ステータの製造工数を大幅に削減することが可能となる。
図9は、本発明の回転電機用ステータコア1を用いたブラシレスモータ100(以下、モータ100)の一例を示す断面図である。モータ100は、リラクタンスモータをベースとしつつ、ロータにマグネットを配することにより、マグネットの磁力を補助的に利用したマグネット補助型のリラクタンスモータとなっており、電動パワーステアリング装置の駆動源として使用される。モータ100は、図9に示すように、通常のリラクタンスモータと同様に、外側にステータ(固定子)101、内側にロータ(回転子)102を配したインナーロータ型のブラシレスモータとなっている。
ステータ101は、有底円筒形状のモータケース103の内側に固定されている。ステータ101は、本発明のステータコア1と、ステータコア1にインシュレータ104を介して取り付けられたコイル10と電気的に接続されるバスバーユニット(端子ユニット)105とから構成されている。モータケース103は、鉄等にて有底円筒状に形成されており、その開口部には、図示しない固定ネジによってアルミダイキャスト製のブラケット106が取り付けられる。
ステータコア1の一端側には、バスバーユニット105が取り付けられている。バスバーユニット105は、合成樹脂製の本体部内に銅製のバスバーがインサート成形された構成となっている。バスバーユニット105の周囲には、複数個の給電用端子107が径方向に突設されている。バスバーユニット7の取り付けに際し、給電用端子107は、ステータコア1から引き出されたコイル10の端部108が溶接される。バスバーユニット105では、バスバーはモータ100の相数に対応した個数(ここでは、U相,V相,W相分の3個と各相同士の接続用の1個の計4個)設けられている。各コイル10は、その相に対応した給電用端子107と電気的に接続される。ステータコア1は、バスバーユニット105を取り付けた後、モータケース103内に圧入固定される。
ステータ101の内側にはロータ102が挿入されている。ロータ102はロータシャフト109を有しており、ロータシャフト109はベアリング110a,110bによって回転自在に軸支されている。ベアリング110aはモータケース103の底部中央に、ベアリング110bはブラケット106の中央部にそれぞれ固定されている。ロータシャフト109には、円筒形状のロータコア111と、回転角度検出手段であるレゾルバ112のロータ(レゾルバロータ)113が取り付けられている。ロータコア111もまた、円板状の電磁鋼板を多数積層して形成されている。レゾルバ112のステータ(レゾルバステータ)114は、合成樹脂製のレゾルバブラケット115に収容されており、取付ネジ116によってブラケット106の内側に固定される。
このように、本発明の回転電機用ステータコア1は、ブラシレスモータ100のステータコア1として用いられ、これにより、コギングの低減やトルクリップルの低減を図っている。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態では、アウターコア3として、コアピース7を連設したものを使用した例を示したが、図7(a)に示すように、コアピース7を個々に分割形成したコアピース31をインナーコア2の外周にそれぞれ取り付け、その外側に「たが」を嵌めるように、円筒状のケース(嵌装部材)32を取り付けても良い(図7(b))。この場合、ケース32としてモータのケースを使用し、インナーコア2にコアピース31を取り付けた後、これを直接嵌装部材を兼ねたモータケース内に嵌め込んでも良い。
また、前述の実施の形態では、案内面27を球面状とした構成を示したが、これを図8に示したような平面状のスロープとしても良く、さらに、案内面27の反対側の面を係合面28として、抜け止め作用を強化しても良い。
なお、前述の実施形態とは逆に、アウターコア側にティースを設け、インナーコアに巻き付ける構成も可能である。但し、このような構成の場合、予めアウターコアにコイルを巻装し、その後、アウターコアをインナーコアに巻き付けると、巻き付けの際にティース同士が接近し、ティース間の距離が短くなる。すると、分布巻きのようにスロットを跨いで巻線を行う仕様の場合、コアの巻き付けに伴って巻装ティース間の距離が縮まり、コイルが上下方向にはみ出たりするなどして、コイル長を調整しきれない場合が生じる。このため、ティースの配置はアウター・インナー何れも可能ではあるが、インナーコア側にティースを配し巻線を行う方が好ましい。
本発明による固定子は、スタータモータなど、電動パワーステアリング装置以外の他の車載電動装置や、ハイブリッド自動車、電気自動車、エアコン等の電気製品等に使用されるモータや、オルタネータ等の発電機など、広く回転電機一般に適用可能である。
1 ステータコア
2 インナーコア
3 アウターコア
4 ティース
5 ブリッジ部
6 スロット
7 コアピース
8 切欠部
9 連結部
10 コイル
11 円孔部
12 溶接部
13 接合部
14 凹部
15 凸部
16 凹部
17 凸部
18 ボス部
19 ボス部
21 インナーコアシート
22 アウターコアシート
23 窪み部
24 窪み部
25 嵌合凹部
26 嵌合凹部
27 案内面
28 係合面
31 コアピース
32 ケース
A 嵌合接続部
B 嵌合接続部
100 ブラシレスモータ
101 ステータ
102 ロータ
103 モータケース
104 インシュレータ
105 バスバーユニット
106 ブラケット
107 給電用端子
108 コイル端部
109 ロータシャフト
110a,110b ベアリング
111 ロータコア
112 レゾルバ
113 レゾルバロータ
114 レゾルバステータ
115 レゾルバブラケット
116 取付ネジ

Claims (9)

  1. 薄板状のインナーコアシートを複数枚積層して構成されたインナーコアと、
    薄板状のアウターコアシートを複数枚積層して構成され、前記インナーコアの外側に取り付けられるアウターコアと、を有してなる回転電機用のステータコアであって、
    前記インナーコアは、径方向に向かって延び放射状に配置された複数個のティースと、前記ティースの径方向内側に設けられ隣接する前記ティースの端部同士を接続するブリッジ部と、を備え、
    前記アウターコアは、前記ティースの径方向外側に取り付けられるコアピースを複数個備え、
    前記インナーコアシートの前記ティース外端部を径方向に凹部又は凸部に形成し、該凹部と凸部を周方向に沿って該ティース毎に交互に配置すると共に、積層方向に隣接する前記インナーコアシートの前記凹部と前記凸部が積層方向に交互に配置されるよう前記コアシートを積層し、
    前記アウターコアシートの前記コアピース内径側に該コアピース毎に径方向に凹部又は凸部を形成し、該凹部と凸部を周方向に沿って該コアピース毎に交互に配置すると共に、積層方向に隣接する前記アウターコアシートの前記凹部と前記凸部が積層方向に交互に配置されるよう前記コアシートを積層し、
    前記ティースと前記コアピースは、前記ティースの前記凹部と前記コアピースの前記凸部、及び、前記ティースの前記凸部と前記コアピースの前記凹部によって形成される第1嵌合接続部によって嵌合状態にて接合されることを特徴とする回転電機用ステータコア。
  2. 請求項1記載の回転電機用ステータコアにおいて、
    前記第1嵌合接続部は径方向から接合可能であり、
    前記アウターコアは、径方向からのスライド移動により前記インナーコアに取り付けられることを特徴とする回転電機用ステータコア。
  3. 請求項1又は2記載の回転電機用ステータコアにおいて、
    前記インナーコア及び前記アウターコアは、前記凹部と前記凸部が積層方向に交互に配置され、前記凸部の間に前記凹部によってそれぞれ嵌合凹部が形成され、
    前記インナーコアの前記嵌合凹部には前記アウターコアの前記凸部が挿入され、
    前記アウターコアの前記嵌合凹部には前記インナーコアの前記凸部が挿入されることを特徴とする回転電機用ステータコア。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の回転電機用ステータコアにおいて、
    前記インナーコアと前記アウターコアの前記各凸部に、積層方向に向かって同一方向に突出するボス部と、該ボス部の反対面に形成される窪み部とを設け、
    前記インナーコア側の前記ボス部と前記アウターコア側の前記窪み部、及び、前記アウターコア側の前記ボス部と前記インナーコア側の前記窪み部は、それぞれ嵌合可能に形成され、
    前記ティースと前記コアピースは、前記ボス部と前記窪み部によって形成される第2嵌合接続部によって嵌合状態にて接合されることを特徴とする回転電機用ステータコア。
  5. 請求項4記載の回転電機用ステータコアにおいて、
    前記第2嵌合接続部は径方向から接合可能であり、
    前記アウターコアは、径方向からのスライド移動により前記インナーコアに取り付けられることを特徴とする回転電機用ステータコア。
  6. 請求項4又は5記載の回転電機用ステータコアにおいて、
    前記インナーコア側に形成された前記ボス部の外径側と、前記アウターコア側に形成された前記ボス部の内径側のそれぞれに、対向する各前記凸部の先端部が該ボス部に当接した後乗り上げる案内面を設けたことを特徴とする回転電機用ステータコア。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の回転電機用ステータコアにおいて、
    前記アウターコアは、前記コアピースが複数個連設され、前記インナーコアの外側に巻き付けるように取り付けられることを特徴とする回転電機用ステータコア。
  8. 請求項1〜6の何れか1項に記載の回転電機用ステータコアにおいて、
    前記アウターコアは、前記ティースの径方向外側に個々に取り付けられる複数個の前記コアピースと、前記コアピースの外側に嵌装され前記コアピースを前記インナーコアの外側に固定する嵌装部材と、を有することを特徴とする回転電機用ステータコア。
  9. 請求項1〜7記載の回転電機用ステータコアと、該ステータコアの内周側に回転自在に軸支されたロータとを有するブラシレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022075952A1 (en) * 2020-10-05 2022-04-14 Bursa Uludağ Üni̇versi̇tesi̇ Axial electric engine control mechanism with varying magnetic field

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WO2022075952A1 (en) * 2020-10-05 2022-04-14 Bursa Uludağ Üni̇versi̇tesi̇ Axial electric engine control mechanism with varying magnetic field

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