JP2011200091A - モータのステータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータのティースに巻装するコイルの配線処理を容易に行うと共に、モータ軸長を短くして小型化が可能なモータのステータを提供する。
【解決手段】ステータコアにヨーク9aから半径方向に突出するティース9bを円周方向に所定間隔を保って所定数配設し、前記ティース9bにインシュレータIL1〜IL12を介してコイル11を巻装したモータのステータ7であって、前記インシュレータIL1〜IL12は、前記ヨーク9aの端部を覆う端板部12cに前記コイル11の配線処理部11a,11bを案内する配線案内部13bを有する。
【選択図】図5
【解決手段】ステータコアにヨーク9aから半径方向に突出するティース9bを円周方向に所定間隔を保って所定数配設し、前記ティース9bにインシュレータIL1〜IL12を介してコイル11を巻装したモータのステータ7であって、前記インシュレータIL1〜IL12は、前記ヨーク9aの端部を覆う端板部12cに前記コイル11の配線処理部11a,11bを案内する配線案内部13bを有する。
【選択図】図5
Description
本発明は、所定数のティースを円周方向に所定間隔を保って配置し、各ティースにインシュレータを介してコイルを巻装したモータのステータに関する。
この種のモータのステータとしては、例えば固定子鉄心に樹脂形成されたインシュレータを介して巻線を巻装し、インシュレータの内壁で巻線を保持すると共に、内壁に形成した圧入孔に端子ピンを圧入し、巻線の巻線端末を端子ピンに巻き付けて半田付けした構成を有するブラシレスモータの固定子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ステータの軸方向端部に、3相電力が供給される3つのバスバーを収納する円環形状で樹脂製のバスバーハウジングを装着し、このバスバーハウジングに形成された端子にステータコイルを構成する3相のコイルを接続してスター結線したブラシレスモータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、ステータの軸方向端部に、3相電力が供給される3つのバスバーを収納する円環形状で樹脂製のバスバーハウジングを装着し、このバスバーハウジングに形成された端子にステータコイルを構成する3相のコイルを接続してスター結線したブラシレスモータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、インシュレータに端子ピンを圧入して固定するので、部品点数が多くなるとともに、インシュレータを構成する工数も多くなり、製作コストが嵩むという未解決の課題がある。
また、上記特許文献2に記載された従来例にあっては、ティースに巻装されたコイルの端末を処理するために別途バスバーハウジングを設ける必要があり、部品点数が増加すると共に、バスバーハウジング自体にモータ軸方向の厚みがあるので、モータを組み立てた際のモータ軸長が長くなり、小型化の要求に応えられないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、部品点数を少なくすると共に、モータ軸長を短くして小型化が可能なモータのステータを提供することを目的としている。
また、上記特許文献2に記載された従来例にあっては、ティースに巻装されたコイルの端末を処理するために別途バスバーハウジングを設ける必要があり、部品点数が増加すると共に、バスバーハウジング自体にモータ軸方向の厚みがあるので、モータを組み立てた際のモータ軸長が長くなり、小型化の要求に応えられないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、部品点数を少なくすると共に、モータ軸長を短くして小型化が可能なモータのステータを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一の形態に係るモータのステータは、ステータコアにヨークから半径方向に突出するティースを円周方向に所定間隔を保って所定数配設し、前記ティースにインシュレータを介してコイルを巻装したモータのステータであって、前記インシュレータは、前記ヨークの端部を覆う端板部に前記コイルの配線処理部を案内する配線案内部を有することを特徴としている。
この構成によると、インシュレータに絶縁機能に加えて配線案内部によってコイルの配線処理部を案内することができ、配線処理のために別途配線処理部材を設ける必要がない。
この構成によると、インシュレータに絶縁機能に加えて配線案内部によってコイルの配線処理部を案内することができ、配線処理のために別途配線処理部材を設ける必要がない。
また、本発明の他の形態に係るモータのステータは、前記配線案内部が、前記コイルの配線処理部を沿わせて案内する配線案内板部と、該配線案内板部から軸方向に突出して前記配線処理部を引っ掛ける案内棒部とを有することを特徴としている。
この構成によると、例えば中性点接続部のように各相コイルの一端を纏めて接続する場合に、中性点接続部を配線案内板部に沿わせて巻き回すことができ、中性点接続処理を容易に行うことができるとともに、各相コイルの他端を個別にバスバーに接続する場合に、バスバー接続部を案内棒部に引っ掛けながら引き回すことができ、中性点接続部と交錯することなく接続処理を行うことができる。
この構成によると、例えば中性点接続部のように各相コイルの一端を纏めて接続する場合に、中性点接続部を配線案内板部に沿わせて巻き回すことができ、中性点接続処理を容易に行うことができるとともに、各相コイルの他端を個別にバスバーに接続する場合に、バスバー接続部を案内棒部に引っ掛けながら引き回すことができ、中性点接続部と交錯することなく接続処理を行うことができる。
また、本発明の他の形態に係るモータのステータは、前記配線案内板部が、前記コイルの配線処理部の案内面に、当該配線処理部を案内して円周方向に延長する案内溝が複数平行に形成されていることを特徴としている。
この構成によると、配線案内板部の案内溝内にコイルの配線処理部を収納することにより、配線処理部が軸方向に移動することを阻止して配線処理部を安定して処理することができる。
この構成によると、配線案内板部の案内溝内にコイルの配線処理部を収納することにより、配線処理部が軸方向に移動することを阻止して配線処理部を安定して処理することができる。
また、本発明の他の形態に係るモータのステータは、前記配線案内板部が、前記コイルの端末部を当該コイルとは反対側の外側に通過させる横断溝部を有することを特徴としている。
この構成によると、コイルの捲き始め又は捲き終わりの一端側を、インシュレータを越えて反対側に導出する際に、横断溝部を通じて導出することが可能となり、配線を容易に行うことができる。
この構成によると、コイルの捲き始め又は捲き終わりの一端側を、インシュレータを越えて反対側に導出する際に、横断溝部を通じて導出することが可能となり、配線を容易に行うことができる。
また、本発明の他の形態に係るモータのステータは、前記案内棒部に、前記コイルの配線処理部が係合する凹部が複数並列に形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、案内棒部に引っ掛けるコイルの配線処理部を凹部に係合させて軸方向のずれを防止して配線を容易に行うことができる。
また、本発明の他の形態に係るモータのステータは、前記案内棒部に装着する前記各コイルの中性点接続部を電気的に接続する中性点接続金具を備えていることを特徴としている。
この構成によれば、インシュレータの案内棒部に、中性点接続部を電気的に接続する中性点接続金具を装着することにより、この中性点接続金具によって各相コイルの中性点接続を容易に行うことができる。
この構成によれば、案内棒部に引っ掛けるコイルの配線処理部を凹部に係合させて軸方向のずれを防止して配線を容易に行うことができる。
また、本発明の他の形態に係るモータのステータは、前記案内棒部に装着する前記各コイルの中性点接続部を電気的に接続する中性点接続金具を備えていることを特徴としている。
この構成によれば、インシュレータの案内棒部に、中性点接続部を電気的に接続する中性点接続金具を装着することにより、この中性点接続金具によって各相コイルの中性点接続を容易に行うことができる。
また、本発明の他の形態に係るモータのステータは、前記ステータコアが円筒を所定数で分割した分割コアで構成されていることを特徴としている。
この構成によれば、ステータコアが分割コアで形成されているので、コイルの巻装を容易に行うことができ、コイルを巻装した状態の分割コアを所定数円周上に連接するだけでステータコアを形成することができる。
この構成によれば、ステータコアが分割コアで形成されているので、コイルの巻装を容易に行うことができ、コイルを巻装した状態の分割コアを所定数円周上に連接するだけでステータコアを形成することができる。
本発明によれば、ステータコアのティースとこれに巻装するコイルとの間を絶縁するインシュレータに、コイルの配線処理部を案内する配線案内部を形成したので、コイルの端部の中性点への接続処理やバスバーへの接続処理を、配線案内部を使用して容易に行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明のステータを適用したブラシレスモータを示す断面図である。図中、1は有底筒状のモータフレームであって、このモータフレーム1の開放端面がモータフランジ2によって閉塞されている。
モータフレーム1の底面及びモータフランジ2の中央部には回転軸3が軸受4及び5によって回転自在に支持され、この回転軸3のモータフレーム1内位置にロータ6が固定されている。
図1は本発明のステータを適用したブラシレスモータを示す断面図である。図中、1は有底筒状のモータフレームであって、このモータフレーム1の開放端面がモータフランジ2によって閉塞されている。
モータフレーム1の底面及びモータフランジ2の中央部には回転軸3が軸受4及び5によって回転自在に支持され、この回転軸3のモータフレーム1内位置にロータ6が固定されている。
また、モータフレーム1の内周面にはロータ6との間に所定の空隙を介して対向するステータ7が配置されている。このステータ7は、図2及び図3に示すように、ステータコア8が円筒体を12分割した12個の分割コアDC1〜DC12を円周方向に連接させて構成されている。各分割コアDC1〜DC12の夫々は、成層鉄心で構成されており、図5に示すように、円筒体を12等分した円弧状のヨーク9aと、このヨーク9aの円周方向の中央部から半径方向に突出して形成されたティース9bとから構成されている。ティース9bには先端に円周方向に突出し、ロータ6に所定の空隙を介して対向する磁極部9cが形成されている。
そして、ヨーク9a、ティース9b及び磁極部9cの円周方向の両端部で形成される略コ字状のコイル装着面に絶縁材となるインシュレータIL1〜IL12を介してコイル11が巻装される。
インシュレータIL1〜IL12の夫々は、絶縁性を有する合成樹脂材で成形され、図4及び図5に示すように、軸方向の中間部で2分割された分割半体10A及び10Bで構成されている。
インシュレータIL1〜IL12の夫々は、絶縁性を有する合成樹脂材で成形され、図4及び図5に示すように、軸方向の中間部で2分割された分割半体10A及び10Bで構成されている。
分割半体10Aは、コイル装着面のモータフレーム1の底面板部1a側を覆い、分割半体10Bはコイル装着面のモータフレーム1の開放端面側を覆っている。
分割半体10Aは、ヨーク9a、ティース9b及び磁極部9cのコイル装着面に装着される断面コ字状で軸方向からみてU字状の絶縁板部12aと、この絶縁板部12aのティース9bの端面と対向する中央板部12bに一体に形成されたヨーク9aのモータフレーム1の底板部1a側の端面を覆うヨーク9aの厚みと略等しい厚みの端板部12cと、中央板部12bに一体に形成された磁極部9cのモータフレーム1の底板部1a側の端面を覆う磁極部9cの厚みと略等しい厚みの端板部12dとを備えている。
分割半体10Aは、ヨーク9a、ティース9b及び磁極部9cのコイル装着面に装着される断面コ字状で軸方向からみてU字状の絶縁板部12aと、この絶縁板部12aのティース9bの端面と対向する中央板部12bに一体に形成されたヨーク9aのモータフレーム1の底板部1a側の端面を覆うヨーク9aの厚みと略等しい厚みの端板部12cと、中央板部12bに一体に形成された磁極部9cのモータフレーム1の底板部1a側の端面を覆う磁極部9cの厚みと略等しい厚みの端板部12dとを備えている。
分割半体10Bは、ヨーク9a、ティース9b及び磁極部9cのコイル装着面に装着される断面コ字状で軸方向からみてU字状の絶縁板部12aと、この絶縁板部12aのティース9bの端面と対向する中央板部12bに一体に形成されたヨーク9aの端面を覆う端板部12cと、中央板部12bに一体に形成された磁極部9cの端面を覆う端板部12dとを備えている。
端板部12cは、図4及び図5に示すように、前述した分割半体10Aの端板部12cの外周側を切り欠いた形状を有し、ヨーク9aの端面を覆う扇状板部13aと、この扇状板部13aの内周側端部から軸方向に突出して形成された配線案内部13bとを備えている。このため、配線案内部13bの外側の扇状板部13a上にコイル11の配線処理部を収納可能な収納空間が形成されている。
そして、配線案内部13bは、扇状板部13aから軸方向に突出する配線案内板部13cと、この配線案内板部13cの軸方向端部から軸方向に突出する円周方向に所定間隔を保つ2本の案内棒部13dとを有する。配線案内板部13cは、コイル装着側とは反対側の外周面にコイル11の巻き始め又は巻き終わりの配線処理部を沿わせて案内するもので、外周面に3本の円周方向に延長する案内溝13eが軸方向に平行に形成されている。また、配線案内板部13cの案内棒部13dより円周方向の端部側に、コイル11の巻き始め又は巻き終わりの配線処理部をコイル11とは反対側の外側に通過させる横断溝13fが形成されている。さらに、案内棒部13dには外周側にコイル11の配線処理部11bが係合する3つの凹部13gが形成されている。
また、図2に示すように、ステータコア8の12個の分割コアDC1〜DC12中の1つの分割コア例えばDC2における配線案内部13bの案内棒部13dに、導電性金属で形成された中性点接続金具15が装着されている。この中性点接続金具15は、図2及び図6に示すように、案内棒部13dが挿通される貫通孔16aを形成した配線案内板部13cの厚みと等しい幅を有する扇状基部16bと、この扇状基部16bの外周面側に半径方向外方に突出して形成されて扇状基部16bの厚みより高い軸方向高さを有する突出板部16cによって形成される円周方向に3つ連接する配線収納部16dとを備えている。
上記構成を有するブラシレスモータを組み立てるには、先ず、ステータコア8を構成する分割コアDC1〜DC12のヨーク9a、ティース9b及び磁極部9cの円周方向の側面を含むコイル装着面に、モータフレーム1の底板部1aに対向する側からインシュレータIL1〜IL12の分割半体10Aを装着するとともに、モータフレーム1の開放端面に対向する側からインシュレータIL1〜IL12の分割半体10Bを挿通する。これにより、分割半体10A及び10BのU字状の絶縁板部12aによってヨーク9a、ティース9b及び磁極部9cのコイル装着面が覆われる。
この状態で、捲線機によって、図4に示すように、インシュレータIL1〜IL12の分割半体10A及び10Bの外周側にコイル11を巻装し、コイル11の巻き始め及び巻き終わりの然るべき何れか一方の配線処理部11aをヨーク9a側に導出させ、分割半体10Bの配線案内板部13cの横断溝13fを通じて配線案内板部13cの案内溝13eに沿わせる。また、コイル11の他方の配線処理部11bを磁極部9c側から導出させる。
このようにしてコイル11を巻装した12個の分割コアDC1〜DC12を、図2及び図3に示すように、モータフレーム1の内周面にヨーク9aの円周方向端面が互いに接触するように挿入して溶接等の固定手段で固定してステータコア8を形成する。
その後、12個の分割コアDC1〜DC12のうちの1つの分割コアDC2の案内棒部13dに、図2に示すように、中性点接続金具15を、その扇状基部16bの貫通孔16a内に案内棒部13dを挿通して装着する。
その後、12個の分割コアDC1〜DC12のうちの1つの分割コアDC2の案内棒部13dに、図2に示すように、中性点接続金具15を、その扇状基部16bの貫通孔16a内に案内棒部13dを挿通して装着する。
そして、各分割コアDC1〜DC12のヨーク9a側の配線処理部11aを、配線案内板部13cの横断溝13fを通して外周側に引き出してから各配線処理部11aを、円環状に連接されたインシュレータIL1〜IL12の配線案内板部13cの案内溝13eに沿わせて中性点接続金具15まで順次引き回す。このとき、中性点接続金具15の円周方向両側の配線処理部11aの数は夫々6本ずつであるので、中性点接続金具15に近い3本の配線処理部11aを配線案内板部13cの案内溝13eに沿わせる。次いで、案内溝13eに沿わせた3本の配線処理部11aの外周側に形成される溝部で残りの3本の配線処理部11aを案内することにより、6本の配線処理部11aを軸方向にずれることなく確実に中性点接続金具15まで案内することができる。
そして、中性点接続金具15に集めた各配線処理部11aを、中性点接続金具15を加締めるか又は半田付けすることによって中性点接続金具15に電気的に接続する。
そして、中性点接続金具15に集めた各配線処理部11aを、中性点接続金具15を加締めるか又は半田付けすることによって中性点接続金具15に電気的に接続する。
一方、インシュレータIL1〜IL12の端板部12d側の配線処理部11bについては、12個のコイル11を隣接する3個のコイルで1組を構成する4組に分け、各組の3個のコイルを夫々例えば時計方向に順次3相のU相コイルLu1〜Lu4、V相コイルLv1〜Lv4及びW相コイルLw1〜Lw4とする。
そして、コイルLu1及びLu3の配線処理部11bがインシュレータIL3、IL5の外側巡って、U相バスバーBBuに接続されている。また、コイルLv1及びLv2の配線処理部11bがインシュレータIL5の外側を巡って、V相バスバーBBvに接続されている。さらに、コイルLw1及びLw4の配線処理部11bがインシュレータIL1及びIL11の案内棒部13dの外側を巡って、W相バスバーBBwに接続されている。
そして、コイルLu1及びLu3の配線処理部11bがインシュレータIL3、IL5の外側巡って、U相バスバーBBuに接続されている。また、コイルLv1及びLv2の配線処理部11bがインシュレータIL5の外側を巡って、V相バスバーBBvに接続されている。さらに、コイルLw1及びLw4の配線処理部11bがインシュレータIL1及びIL11の案内棒部13dの外側を巡って、W相バスバーBBwに接続されている。
同様に、コイルLu2及びLu4の配線処理部11bがインシュレータIL6の案内棒部13dの外側を巡って、U相バスバーBBuに接続されている。また、コイルLv3及びLv4の配線処理部11bがインシュレータIL11の案内棒部13dの外側を巡って、V相バスバーBBvに接続されている。さらに、コイルLw2及びLw3の配線処理部11bがW相バスバーBBwに接続されている。
ここで、U相バスバーBBu、V相バスバーBBv及びW相バスバーBBwは、図3で一点鎖線図示のように、中性点接続金具15とは対角側に半径方向に並列に配設されている。これらU相バスバーBBu、V相バスバーBBv及びW相バスバーBBwに夫々U相駆動電流、V相駆動電流及びW相駆動電流が供給される。
ここで、U相バスバーBBu、V相バスバーBBv及びW相バスバーBBwは、図3で一点鎖線図示のように、中性点接続金具15とは対角側に半径方向に並列に配設されている。これらU相バスバーBBu、V相バスバーBBv及びW相バスバーBBwに夫々U相駆動電流、V相駆動電流及びW相駆動電流が供給される。
上述したように各相コイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4を結線することにより、各相コイルを並列に接続したスター結線構成とすることができる。
このように、上記実施形態によると、各相コイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4の配線処理部11aについてはインシュレータIL1〜IL12の配線案内部13bの配線案内板部13cの外周面に沿わせて案内されて中性点接続金具15に集められて電気的に接続されることにより、中性点接続を容易に行うことができる。
このように、上記実施形態によると、各相コイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4の配線処理部11aについてはインシュレータIL1〜IL12の配線案内部13bの配線案内板部13cの外周面に沿わせて案内されて中性点接続金具15に集められて電気的に接続されることにより、中性点接続を容易に行うことができる。
また、各相コイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4の配線処理部11bについては、インシュレータIL1〜IL12の案内棒部13dを巡って引き回すことにより、各相のバスバーBBu、BBv及びBBwに容易に接続することができる。
したがって、インシュレータIL1〜IL12の案内板部13c及び案内棒部13dを使用して、各相コイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4の中性点接続と、バスバー接続とを互いに干渉することなく容易に接続することができる。
したがって、インシュレータIL1〜IL12の案内板部13c及び案内棒部13dを使用して、各相コイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4の中性点接続と、バスバー接続とを互いに干渉することなく容易に接続することができる。
また、インシュレータIL1〜IL12に各相コイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4の配線処理部11a及び11bを案内する配線案内部13bを形成したので、別途配線処理部を処理するための部材を設ける必要がなく、部品点数を減少させて製作コストを低減することができると共に、モータの軸方向長さを短くすることができるので、車両用電動機などに使用する場合に搭載性を向上させることができる。
なお、上記実施形態においては、ステータコア8を分割コアDC1〜DC12で構成した場合について説明したが、分割数は12に限定されるものではなく、任意の分割数とすることができ、さらには分割コアではなく一体型のステータコアとすることもできる。この場合でも一体に形成された各ティースに個別にインシュレータIL1〜IL12の分割半体10A及び10Bを装着してからコイルLu1〜Lu4、Lv1〜Lv4及びLw1〜Lw4を巻装し、その巻き始め及び巻き終わりをインシュレータIL1〜IL12の配線案内板部13c及び案内棒部13dを使用して干渉することなく巻き回すようにすれば良い。
1…モータフレーム、2…モータフランジ、3…回転軸、6…ロータ、7…ステータ、8…ステータコア、DC1〜DC12…分割コア、9a…ヨーク、9b… ティース、9c…磁極部、IL1〜IL12…インシュレータ、10A,10B…分割半体、11…コイル、11a,11b…配線処理部、Lu1〜Lu4…U相コイル、Lv1〜Lv4…V相コイル、Lw1〜Lw4…W相コイル、12a…絶縁板部、12b…中央板部、12c,12d…端板部、13a…扇状板部、13b… 配線案内部、13c…配線案内板部、13d…案内棒部、13e…案内溝、13f…横断溝、13g…凹部、15…中性点接続金具、16a… 貫通孔、16b…扇状基部、16c…突出板部、16d…配線収納部
Claims (7)
- ステータコアにヨークから半径方向に突出するティースを円周方向に所定間隔を保って所定数配設し、前記ティースにインシュレータを介してコイルを巻装したモータのステータであって、
前記インシュレータは、前記ヨークの端部を覆う端板部に前記コイルの配線処理部を案内する配線案内部を有することを特徴とするモータのステータ。 - 前記配線案内部は、前記コイルの配線処理部を沿わせて案内する配線案内板部と、該配線案内板部から軸方向に突出して前記配線処理部を引っ掛ける案内棒部とを有することを特徴とする請求項1に記載のモータのステータ。
- 前記配線案内板部は、前記コイルの配線処理部の案内面に、当該配線処理部を案内して円周方向に延長する案内溝が複数平行に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のモータのステータ。
- 前記配線案内板部は、前記コイルの端末部を当該コイルとは反対側の外側に通過させる横断溝部を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のモータのステータ。
- 前記案内棒部は、前記コイルの配線処理部が係合する凹部が複数並列に形成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のモータのステータ。
- 前記案内棒部に装着する前記各コイルの中性点接続部を電気的に接続する中性点接続金具を備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のモータのステータ。
- 前記ステータコアは円筒を所定数で分割した分割コアで構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のモータのステータ。
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