JPWO2013157508A1 - 押圧力センサ - Google Patents

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Abstract

押圧力センサ(10)は、平膜型圧電素子(20)、支持体(30)を備える。平膜型圧電素子(20C)は、d14圧電定数を有する圧電性シート(210)を備える。当該圧電性シート(210)の第1主面には矩形の第1電極(220)が形成され、第2主面には矩形の第2電極(230)が形成されている。第1電極(220)および第2電極(230)の長手方向と、圧電性シート(210)の一軸延伸方向は、45?の角度を成す。支持体(30)の本体(310)には、断面が長円形の開口部(320)が形成されている。支持体(30)の開口部(320)が開口する第3主面には、平膜型圧電素子(20)の第2主面側が当接する。支持体(30)と平膜型圧電素子(20)は、第3主面に直交する方向から見て、第2電極(230)の範囲内に開口部(320)が含まれるように配置されている。

Description

本発明は、平膜状の圧電素子を用いて外部からの押圧力を検出する押圧力センサに関する。
従来、平膜状の圧電素子を用いた各種の押圧力センサが考案されている。特許文献1には、可撓性基板の主面に平膜状の圧電素子を形成した押圧力センサが記載されている。特許文献1に記載の押圧力センサは、主面が正方形の可撓性基板の全面に圧電結晶薄膜が形成されている。可撓性基板は、背面側に配置された下地基板に対して所定の間隔を置くように、支持体によって支持されている。支持体は、可撓性基板を平面視した四角に配置されている。これにより、可撓性基板の主面の中央領域は、主面に直交する方向からの押圧力によって凹みやすく、この凹みにより生じる電圧から押圧力を検出している。
特許文献1に記載の圧電結晶薄膜は、金属を主成分とする複合酸化物で形成されている。このため、圧電結晶薄膜の形成状態によって、外力に対して脆くなったり、所定の検出感度を得られなくなったりしてしまう場合がある。
このような金属を主成分とする複合酸化物による圧電結晶薄膜で生じる欠点を克服する圧電素子として、ポリ乳酸を主成分とする圧電性シートを用いることが考えられる。ポリ乳酸を主成分とする圧電性シートを用いた平膜状圧電素子は、可撓性に優れ、押圧力検出に十分な電圧を得られることが知られている。また、ポリ乳酸を主成分とする圧電性シートは、押圧力により圧電性シート全体が伸長する。したがって、ポリ乳酸を主成分とする圧電性シートは、圧電性シートの凹みだけでなく伸長も圧電フィルムの歪みとして検出できるので、特許文献1の圧電性シートと比べてより効率的に押圧力を検出することができる。
このようなポリ乳酸の圧電性シートは、d14の圧電定数を備えており、当該圧電性シートを用いた平膜状圧電素子は、d14の圧電定数に起因する圧電性を利用して、検出電圧を得ている。
特開2000−275114号公報
しかしながら、d14の圧電定数を利用して検出電圧を得る場合、圧電性シートの固定構造によっては、圧電性シートで発生した電荷が、圧電性シートの両主面に形成された電極において相殺されてしまい、検出電圧が低くなってしまうことが分かった。すなわち、押圧力に対する検出感度が低くなってしまうことがある。
本発明の目的は、d14の圧電定数を備える圧電性シートを用いても、検出感度を低下させることなく押圧力を検出することができる押圧力センサを提供することにある。
この発明の押圧力センサは、対向する第1主面および第2主面を有する平膜の圧電性シートと第1主面に形成された第1電極と第2主面に形成された第2電極とを備える平膜型圧電素子と、平膜型圧電素子の第2主面側に当接する第3主面を備える支持体と、を備える。また、支持体は、第2電極の少なくとも一部の変形を許容する空間部を第3主面側に備える。該空間部に亘る圧電性シートへ外力によって生じる歪みが第3主面の略直交する二方向で異なるように、平膜型圧電素子と支持体が配置されている。
この構成では、圧電性シートにおける空間部に対向する範囲が操作者の押し込み等によって変位すると、圧電性シートの空間部に対向する範囲は歪む。この際、直交する二方向で圧電性シートの歪み量が異なるので、それぞれの方向の歪みによって電荷同士が相殺されることを抑制できる。これにより、圧電性シートの変位による検出電圧を高くすることができ、変位に対する検出感度が向上する。
また、この発明の押圧力センサでは、支持体の第3主面側から見た空間部の平面視形状が略直行する二方向で長さが異なる形状であることが好ましい。例えば、長円形、長方形、楕円形等、平面視形状で長手方向と短手方向で長さが異なる形状が考えられる。
この構成では、支持体の空間部の平面視形状により、直交する二方向で圧電性シートの歪み量を容易に異ならせることができる。
また、この発明の押圧力センサでは、圧電性シートは、ポリ乳酸を含み、直交する二方向とは異なる少なくとも一軸方向に延伸されていることが好ましい。
この構成では、圧電性シートの具体的な材質を示しており、d14の圧電定数を有するポリ乳酸を含んでいる。ポリ乳酸はポリマーであり、柔軟性を有するので、上述の従来技術に示した圧電結晶薄膜とは異なり、外部からの押圧力によって大きな変位が生じても、破損しにくい。また、ポリ乳酸は焦電性の影響を受けないので、外部環境の温度変化の影響を受けず、変位量のみに応じた検出電圧を得ることができる。
また、この発明の押圧力センサでは、圧電性シートの一軸に延伸されている方向は、略直交する二方向に対して略45°であることが好ましい。
この構成のように、d14の圧電定数を有するポリ乳酸を支持体に配置すれば、押し込みによる変位に対して、より効率的に検出電圧を得ることができる。
また、この発明の押圧力センサでは、平膜型圧電素子は、支持体の空間部の長手方向の両端にのみ固定されていることが好ましい。
この構成では、圧電性シートの空間部に対応する範囲が、押し込みにより長手方向にのみ伸長し、短手方向(長手方向に略直交する方向)には殆ど伸長しない。したがって、長手方向と短手方向との二方向の伸長量(歪み量)の差が、より大きくなる。これにより、押し込みによる変位に対して、さらに効率良く検出電圧を得ることができる。
また、この発明の押圧力センサでは、空間部は、支持体の第3主面側から所定深さを有する凹部であってもよい。
また、この発明の押圧力センサでは、凹部内に弾性体が配置されていることが好ましい。
また、この発明の押圧力センサでは、空間部は、支持体における第3主面以外の面において開口していることが好ましい。
この構成では、空間部の具体的形状を示している。空間部は、第3主面から支持体内部に凹ませた凹部であってもよい。特に、凹部である場合、該凹部内に弾性体を配置してもよい。このような構成の場合、強い押し込みにより圧電性シートが所望以上に変形することを抑制でき、圧電性シートの破損を回避することができる。また、空間部は、支持体を貫通する貫通穴であってもよい。特に、空間部の少なくとも一部が外部に開口していることで、押し込みにより圧電性シートが空間部内に湾曲して入り込んだ際に、空間部内の空気が外部へ放出される。これにより、空間部内の空気圧の影響を受けずに、変位量のみに応じた検出電圧を得ることができる。
また、この発明の押圧力センサでは、第1電極、第2電極および空間部の組は、複数であってもよい。
この構成では、各組毎に押圧力を検出することができる。すなわち、複数箇所の押圧力の検出を1つの押圧力センサで検出することができる。
また、この発明の押圧力センサでは、圧電性シートの第1主面側に保護層を備えてもよい。
この構成では、平膜状圧電素子の操作入力側の面が保護される。
また、この発明の押圧力センサでは、圧電性シートの第1主面側に、圧電性シートの空間部に対向する範囲を押し込む押し込み部材を備えてもよい。
この構成では、操作者の操作方法によることなく、押し込み部材によって圧電性シートの空間部が確実に押し込まれる。これにより、操作者の操作をより確実に検出することができる。
この発明によれば、d14の圧電定数を備える圧電性シートを用いても、検出感度を低下させることなく押圧力を検出することができる。
本発明の第1の実施形態に係る押圧力センサの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る押圧力センサの三面図およびA−A’面の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る押圧力センサの平膜型圧電素子の三面図およびA−A’面の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る押圧力センサの支持体の三面図である。 押し込み状態での押圧力センサの形状および押圧力検出概念を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る押圧力センサの分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る押圧力センサの分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る押圧力センサの三面図である。 押し込み状態での押圧力センサの形状および押圧力検出概念を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る押圧力センサの側面を部分拡大した図である。 押し込み部材が操作者の指で押し込まれた状態での押圧力センサの側面を部分拡大した図である。 本発明の第5の実施形態に係る押圧力センサの部分拡大図である。 本発明の第6の実施形態に係る押圧力センサの部分拡大図である。 本発明の第7の実施形態に係る押圧力センサの三面図およびA−A’面の断面図である。 本発明の第8の実施形態に係る押圧力センサの三面図およびA−A’面の断面図である。
本発明の第1の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る押圧力センサの分解斜視図である。図2(A)は、本発明の第1の実施形態に係る押圧力センサの平面図、図2(B)は押圧力センサの長手面側面図、図2(C)は押圧力センサの短手面側面図、図2(D)はA−A’面の断面図である。
押圧力センサ10は、平膜型圧電素子20、支持体30、および保護層40を備える。平膜型圧電素子20、支持体30、および保護層40は、平面視した形状(操作面側(押圧力の加わる面側)から見た形状)が、矩形であり、それぞれの主面が並行になるように、互いに当接するように配置されている。
図3(A)は平膜型圧電素子20の平面図、図3(B)は平膜型圧電素子20の長手面側面図、図3(C)は平膜型圧電素子20の短手面側面図である。平膜型圧電素子20は、圧電性シート210、第1電極220、第2電極230を備える。
圧電性シート210は、矩形状からなる平膜によって形成されている。すなわち、圧電性シート210は、平面視して直交する二方向である長手方向と短手方向とを有する形状で形成されている。
圧電性シート210は、L型ポリ乳酸(以下、PLLAと称する。)によって形成されている。なお、圧電性シート210は、D型ポリ乳酸(以下、PDLAと称する。)によって形成されていてもよい。
圧電性シート210に用いられるPLLAは、キラル高分子であり、主鎖が螺旋構造を有する。このPLLAシートは、一軸方向(図の太矢印900の方向)に延伸され、分子が配向すると、圧電性を有する。一軸方向に延伸されたPLLAの圧電定数は、高分子中で非常に高い部類に属する。
なお、二軸方向に延伸した場合はそれぞれの軸の延伸倍率を異ならせることによって一軸方向に延伸と同様の効果を得ることが出来る。例えばある方向をX軸としてその方向に8倍、その軸に直交するY軸方向に2倍の延伸を施した場合、圧電定数に関してはおよそX軸方向に4倍の一軸延伸を施した場合と同等の効果が得られる。単純に一軸延伸したフィルムは延伸軸方向に沿って裂け易いため、前述したような二軸延伸を行うことにより幾分強度を増すことが出来る。
また、PLLAは、延伸のみで圧電性を生じ、PVDF等の他のポリマーや従来技術に示した圧電結晶薄膜を用いた圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、PVDFやPZT等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性は、PLLAには生じない。さらに、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。
このように、PLLAを用いれば、焦電性による影響を受けない。したがって、検出時、検出位置の温度に依存することなく、変位量(押圧力)のみに応じた検出電圧を得ることができる。また、PLLAはポリマーであり、柔軟性を有するので、圧電セラミックスのように、大きな変位で破損することがない。したがって、変位量が大きくても、当該変位量を確実に検出することができる。
また、PLLAは比誘電率が約2.5と非常に低いため、dを圧電定数とし、εを誘電率とすると、圧電出力定数(=圧電g定数、g=d/ε)が大きな値となる。
ここで、誘電率ε33 =13×ε,圧電定数d31=25pC/NのPVDFの圧電g定数は、上述の式から、g31=0.2172Vm/Nとなる。一方、圧電定数d14=10pC/NであるPLLAの圧電g定数をg31に換算して求めると、d14=2×d31であるので、d31=5pC/Nとなり、圧電g定数は、g31=0.2258Vm/Nとなる。したがって、圧電定数d14=10pC/NのPLLAで、PVDFと同様の十分なセンサ感度を得ることができる。そして、本願発明の発明者らは、d14=15〜20pC/NのPLLAを実験的に得ており、当該PLLAシートを用いることで、非常に高感度のセンサを実現している。
圧電性シート210は、矩形の長手方向と短手方向とに対して、一軸延伸方向(上述の延伸処理により最終的に最も延びている方向(図の太矢印900の方向))が略45°になるように、形成されている。なお、正確な45°に限ることなく、略45°であってもよい。略45°とは、例えば45°±10°程度を含む角度をいう。これらの角度は、変位センサの用途に基づき、曲げの検知精度など全体の設計に応じて、適宜決定されるべき設計事項である。
このような形状とすることで、圧電性シート210は長手方向の伸長(歪み)および短手方向の伸長(歪み)のみに対して、電荷を発生する。これは、圧電性シート210を構成するPLLAがd14の圧電定数を有するからである。
圧電性シート210は、矩形の平膜であるので、厚み方向に対向する第1平面と第2平面とを備える。第1電極220は、圧電性シート210の第1主面に形成されている。第2電極230は、圧電性シート210の第2主面に形成されている。第1電極220と第2電極230は、平面視して矩形状であり、圧電性シート210の所定領域を覆う形状で形成されている。具体的には、後述する支持体30の開口部320を少なくとも覆う形状で形成されている。第1電極220と第2電極230は、対向する形状で形成されている。
第1電極220と第2電極230には、ITO、ZnO、ポリチオフェンを主成分とする有機電極、ポリアニリンを主成分とする有機電極、銀ナノワイヤ電極、カーボンナノチューブ電極のいずれかを用いるのが好適である。これらの材料を用いることで、透光性の高い電極パターンを形成できる。尚、透明性が必要とされない場合には銀ペーストにより形成された電極や、蒸着やスパッタ、あるいはメッキなどにより形成された金属系の電極を用いることもできる。タッチパネル10は大きく変位させられるため、屈曲性に優れているポリチオフェンを主成分とする有機電極、ポリアニリンを主成分とする有機電極、銀ナノワイヤ電極、カーボンナノチューブ電極、金属系の電極は特に好適である。
このような形状からなる平膜状圧電素子20では、圧電性シート210が長手方向および短手方向に伸長する(歪む)と、伸長量に応じた電荷を発生し、第1電極220と第2電極230との間に検出電圧が発生する。この検出電圧によって、押圧力を検出することができる。
支持体30は、本体310と、該本体310に形成された開口部320を備える。図4(A)は支持体30の平面図、図4(B)は支持体30の長手面側面図、図4(C)は支持体30の短手面側面図、図4(D)は支持体30のA−A’断面図である。
本体310は、平面視して長手方向と短手方向とからなる直交する二方向に広がる矩形状である。本体310は、絶縁性基板によって形成されている。本体310のヤング率は、圧電性シート210のヤング率よりも高い。すなわち、本体310は、圧電性シート210よりも、外力によって湾曲し難くなっている。
本体310は、上記直交する二方向に広がる平面に対して垂直な厚み方向に貫通する開口部320を備える。開口部320は、本体310の当該平面の略中央に形成されている。開口部320は、本体310の長手方向に沿って長く、本体310の短手方向に沿って短い形状で形成されている。すなわち、開口部320の長手方向長さBLは、短手方向長さBSよりも長い(BL>BS)。この長さの比は、2倍程度であるとよい。開口部320は、平面視して長円形状からなる。ただし、開口部320の平面視した形状はこれに限るものではない。また、本実施形態では、開口部320は、断面積が厚み方向において一定であるが、異ならせてもよい。
このような形状の支持体30の一方主面(第3主面)に、上述の構成からなる平膜状圧電素子20を配置する。この際、平膜型圧電素子20の第2電極230側が支持体30の本体310の第3主面に当接するように配置されている。支持体30と平膜型圧電素子20は、それぞれの長手方向が一致するように配置されている。支持体30と平膜型圧電素子20は、この当接する部分において固着されている。そして、この開口部320に第2電極230が対向する部分が、本発明の「空間部」に相当する。
また、平膜型圧電素子20と支持体30とは、平面視して(第1主面、第2主面、第3主面に直交する方向に沿って見て)、第2電極230の形成範囲と、開口部320の形成範囲とが重なるように、接着材等で固定されている。より具体的には、平膜型圧電素子20と支持体30は、第2電極230の形成範囲内に開口部320の形成範囲が含まれるように、固定されている。逆に言えば、第2電極230の形成範囲と、開口部320の形成範囲とが重なるように、もしくは第2電極230の形成範囲内に開口部320の形成範囲が含まれるように、平膜型圧電素子20の第1電極220および第2電極230と、支持体30の開口部320が形成されている。
このような支持体30と平膜型圧電素子20との複合体における平膜型圧電素子20の第1電極220側には、保護層40が配置されている。保護層40は、平膜型圧電素子20および支持体30と同様に、平面視した形状が矩形からなる。保護層40は絶縁性材料からなり、圧電性シート210よりもヤング率が低い材料からなる。言い換えれば、外部からの押圧力による圧電性シート210の変位を阻害しない材質からなる。また、保護層40は接着剤等で平膜型圧電素子20の第1電極220側に固定されており、接着剤等も圧電性シート210の変位を阻害しない材質が選択されている。
このような形状からなる押圧力センサ10は、保護層40側から、開口部320の範囲を押し込んだ押圧力を検出する。図5は、押し込み状態での押圧力センサの形状および押圧力検出概念を説明するための図である。図5(A)は平面図、図5(B)は長手側面図、図5(C)は短手面側面図である。
図5に示すように、操作者の指によって、保護層40の表面(平膜型圧電素子20側と反対側の面)が押し込まれると、この押し込みによって、保護層40とともに圧電性シート210も変位する。
圧電性シート210(平膜型圧電素子20)は、開口部320と第2電極230とが対向する範囲、すなわち空間部を除き、支持体30に固着されている。そして、圧電性シート210の一軸延伸方向は、開口部320の長手方向および短手方向に対して45°の角をなす。
したがって、平膜型圧電素子20は、上述の押し込みによって、長手方向に沿った歪み(伸長)による変位と短手方向に沿った歪み(伸長)による変位に応じた検出電圧を発生する。この検出電圧は、長手方向に沿った変位によって発生する電荷と短手方向に沿った変位によって発生する電荷との加算値となる。
開口部320は、上述のように、長手方向の長さBLと短手方向の長さBSとが異なる。したがって、図5に示すように、長手方向の伸長による圧電性シート210の変位量Lは、短手方向の伸長による圧電性シート210の変位量Lよりも大きくなる(L>L)。このため、長手方向の伸長による発生電荷量と、短手方向の伸長による発生電荷量とに適切な差が生じる。これにより、平膜型圧電素子20からは、押し込みに応じた所望の検出電圧が発生し、当該押し込みを検出することができる。
さらに、PLLAは、変位量に応じて、発生する電荷量が略線形に変化する。したがって、検出電圧値を計測することによって、押し込み量を検出することができる。これを用いることで、例えば、当該押圧力センサ10を、テレビジョン装置や録画再生装置のリモコン装置に利用する場合に、押し込み量に応じて音量調整速度を変化させたり、早送り巻き戻しの速度を変化させたりすることも可能になる。
また、さらに、PLLAは焦電性の影響を受けないので、操作者の指の温度に影響されることなく、押し込み量を正確に検出することができる。
以上のように、本実施形態の構成を用いること、押し込みおよび押し込み量を、確実且つ正確に検出することができる押圧力センサを実現することができる。この際、押圧力センサを簡素な構成で実現することができる。
なお、上述の説明では、開口部320の第3主面側の端部が直角になっているが、この端部は面取りするとよい。特に、所定の湾曲率で曲がるR面取りであると、よりよい。このような面取り形状により、第2電極230や圧電性シート210に傷が付いたり、破損したりすることを抑制できる。
次に、第2の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る押圧力センサの分解斜視図である。
本実施形態の押圧力センサ10Aは、第1の実施形態に示した、開口部と第1、第2電極との組を、複数組備えるものである。
平膜型圧電素子20Aは、圧電性シート210Aを備える。圧電性シート210Aは、圧電性シート210と同じ材質からなり、一軸方向に延伸されている。本実施形態の場合では、第1の実施形態の圧電性シート210と同様に、長手方向および短手方向に対して、45°の角度を成すように、一軸方向に延伸されている。
圧電性シート210Aの第1主面には、複数の第1電極221,222,223,224,225,226(以下、まとめる場合221−226と記載する。)が形成されている。複数の第1電極221−226は、矩形である。複数の第1電極221−226は、それぞれの長手方向が圧電性シート210Aの長手方向に一致するように、配置されている。複数の第1電極221,222,223は、圧電性シート210Aの短手方向に沿って間隔をおいて配置されている。複数の第1電極224,225,226は、圧電性シート210Aの短手方向に沿って間隔をおいて配置されている。第1電極221,224は長手方向に沿って間隔をおいて配置されている。第1電極222,225は長手方向に沿って間隔をおいて配置されている。第1電極223,225は長手方向に沿って間隔をおいて配置されている。なお、複数の第1電極221−226の配置パターンは、これに限るものではなく、押圧力センサ10Aの仕様に応じて適宜設定することができる。
圧電性シート210Aの第2主面には、複数の第2電極231,232,233,234,235,236が形成されている。第2電極231は、第1電極221に対向する位置に配置されており、第2電極232は、第1電極222に対向する位置に配置されている。第2電極233は、第1電極223に対向する位置に配置されており、第2電極234は、第1電極224に対向する位置に配置されている。第2電極235は、第1電極225に対向する位置に配置されており、第2電極236は、第1電極226に対向する位置に配置されている。
支持体30Aは、平面視して、圧電性シート210Aと同じ形状である。支持体30Aには、本体310Aに対して、複数の開口部321,322,323,324,325,326(以下、まとめる場合321−326と記載する。)が形成されている。複数の開口部321−326は、第1の実施形態に示した開口部320と同じ形状であり、平膜型圧電素子20Aが配置される支持体30Aの第3主面に直交する方向へ支持体30Aを貫通する貫通孔からなる。複数の開口部321−326は、開口する面の一方向の長さが長く、当該一方向に直交する他方向に短い長円状である。すなわち、複数の開口部321−326の長手方向長さBLは、短手方向長さBSよりも長い(BL>BS)。複数の開口部321−326は、本体310Aの長手方向に沿って長く、本体310Aの短手方向に沿って短い形状で形成されている。
複数の開口部321−326は、上述の第1電極221−226および第2電極231−236と同様に、所定の配列パターンで配列形成されている。この際、平膜型圧電素子20Aを支持体30Aの第3主面側に配置した時に、第3主面に直交する方向から見て、開口部321が第2電極231の範囲内に配置され、開口部322が第2電極232の範囲内に配置され、開口部323が第2電極233の範囲内に配置され、開口部324が第2電極234の範囲内に配置され、開口部325が第2電極235の範囲内に配置され、開口部326が第2電極236の範囲内に配置されるように、開口部321−326が形成されている。
平膜型圧電素子20Aの第1電極221−226側には、保護層40Aが配置されている。保護層40Aは、第1の実施形態に示した保護層40と同じ材料からなる。保護層40Aは、平面視して、平膜型圧電素子20Aおよび支持体30Aと同じ形状からなる。
平膜型圧電素子20Aのそれぞれの第1電極と第2電極との組は、それぞれ異なる検出回路に接続されている。
このような構成とすることで、1つの押圧力センサで、異なる複数点の押圧力を検出することができる。これにより、例えば、複数ボタンのリモコンを1つの押圧力センサで形成することができる。
次に、第3の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係る押圧力センサの分解斜視図である。図8(A)は、本発明の第3の実施形態に係る押圧力センサの平面図、図8(B)は押圧力センサの第1側面図、図8(C)は押圧力センサの第2側面図である。
押圧力センサ10Bは、平膜型圧電素子20B、支持体30B、および保護層40Bを備える。平膜型圧電素子20Bは、圧電性シート210Bと、第1電極221B,222B,223B,224Bと、第2電極231B,232B,233B,234Bを備える。圧電性シート210Bは、第1の実施形態に示した圧電性シート210と同じ材料からなる。圧電性シート210Bは、平面視して矩形からなる。特に、本実施形態の圧電性シート210Bは、平面視して正方形からなる。
第1電極221B,222B,223B,224Bは、圧電性シート210Bの第1主面に配置されている。第1電極221B,222B,223B,224Bは、平面視して矩形からなる。第1電極221B,222B,223B,224Bは、第1の実施形態に示した第1電極220と同じ材料からなる。第1電極221B,222B,223B,224Bは、圧電性シート210Bの第1主面の各辺の近傍にそれぞれ配置されている。この際、第1電極221B,222B,223B,224Bは、それぞれの長手方向が、それぞれに沿う辺に平行になるように配置されている。
第2電極231B,232B,233B,234Bは、圧電性シート210Bの第2主面に配置されている。第2電極231B,232B,233B,234Bは、平面視して矩形からなる。第2電極231Bは第1電極221Bに対向する位置に配置されている。第2電極232Bは第1電極222Bに対向する位置に配置されている。第2電極233Bは第1電極223Bに対向する位置に配置されている。第2電極234Bは第1電極224Bに対向する位置に配置されている。
平膜型圧電素子20Bの第2主面側には、支持体30Bが配置されている。支持体30Bは、第1の実施形態に示した支持体30と同じ材料からなる。支持体30Bは、平面視して矩形からなる。特に、本実施形態の支持体30Bは、圧電性シート210Bと同じで、平面視して正方形からなる。
支持体30Bには、平膜型圧電素子20Bに当接する第3主面に直交する方向に支持体30Bの本体310Bを貫通する開口部321B,322B,323B,324Bが形成されている。複数の開口部321B,322B,323B,324Bは、それぞれ、支持体30Bの第3主面に直交する方向から見て、それぞれの辺の近傍に形成されている。この際、開口部321Bは、平膜型圧電素子20Bの第2主面を支持体30Bの第3主面に当接させた状態で、第3主面に直交する方向から見て、第2電極231Bと部分的に重なる位置に形成されている。同様に、開口部322B,323B,324Bは、平膜型圧電素子20Bの第2主面を支持体30Bの第3主面に当接させた状態で、第3主面に直交する方向から見て、それぞれ第2電極232B,233B,234Bと部分的に重なる位置に形成されている。
複数の開口部321B,322B,323B,324Bは、それぞれに近い支持体30Bの側壁を所定幅で分断するように、外部へ開口する形状で形成されている。これら側壁を分断する幅は、第2電極231B,232B,233B,234Bの長手方向の長さよりも短い。複数の開口部321B,322B,323B,324Bは、支持体30Bを第3主面に直交する方向から見て、それぞれ近接する側壁から中央に向かって所定長さに亘って開口する形状で形成されている。これらの側壁から中央に向かう開口の長さは、第2電極231B,232B,233B,234Bの短手方向の長さよりも長い。
平膜型圧電素子20Bの第1電極221B,222B,223B,224B側には、保護層40Bが配置されている。保護層40Bは、第1の実施形態に示した保護層40と同じ材料からなる。保護層40Bは、平面視して、平膜型圧電素子20Bおよび支持体30Bと同じ形状からなる。
このような構造の押圧力センサ10Bでは、保護層40B側から、開口部321B、322B,323B,324Bの範囲を押し込んだ押圧力を検出する。図9は、押し込み状態での押圧力センサの形状および押圧力検出概念を説明するための図である。図9(A)は開口部321B付近の拡大平面図、図9(B)は図9(A)に示す拡大部分の側面図である。以下では、開口部321Bについて説明するが、他の開口部322B,323B,324Bについても同様の作用により押圧力を検出することができる。
図9に示すように、保護層40Bの表面(平膜型圧電素子20B側と反対側の面)が押し込まれると、この押し込みによって、保護層40Bとともに圧電性シート210Bも変位する。
圧電性シート210B(平膜型圧電素子20B)の第2電極231B(第1電極221B)の形成領域では、第2電極231Bの長手方向の端部付近のみが支持体30Bに固着されている。このため、この両端間の領域は開口部321Bに対向しており、空間部となる。したがって、第2電極231Bの短手方向の両端は、略全長に亘り固定されていない。そして、圧電性シート210Bの一軸延伸方向は、開口部321Bの第2電極231Bに対向する領域の長手方向および短手方向に対して45°の角をなす。
したがって、平膜型圧電素子20Bの第2電極231B、第1電極221Bおよびこれらに挟まれる圧電性シート210Bからなる部分は、上述の押し込みによって、図9(B)に示すように、第2電極231Bおよび第1電極221Bの長手方向に沿った歪み(伸長)による変位LLBのみが生じ、短手方向に沿った変位は殆ど生じない。したがって、長手方向の変位によって発生する電荷が短手方向の変位によって発生する電荷で相殺されることが無く、変位による検出電圧をより高くすることができる。すなわち、より効率的に変位による検出電圧を発生することができる。
なお、第1電極および第2電極が平面視して矩形(長方形)である場合を示したが、本実施形態に示すように、電極の直交する二方向のうちの一方向の端部のみが支持体に固着される構成であれば、正方形であっても、同様の作用効果を得ることができる。
すなわち、本発明の構成としては、圧電性シートに電極が形成されている部分の直交する二方向において、押し込みによる歪みに差が生じる構造であれば、同様の作用効果を得ることができる。そして、この直交する二方向に対して、圧電性シートの一軸延伸方向が略45°の角度を成すことが好適である。
次に、第4の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図10は、本発明の第4の実施形態に係る押圧力センサの側面を部分拡大した図である。
本実施形態の押圧力センサ10Cは、第3の実施形態に示した押圧力センサ10Bに対して、さらに押し込み部材50を追加したものである。
平膜型圧電素子20Cは、第3実施形態に示した平膜型圧電素子20Bと同じであり、支持体30Cは、第3実施形態に示した支持体30Bと同じであり、保護層40Cは、第3実施形態に示した保護層40Bと同じである。保護層40Cは、省略することができる。
支持体30Cの平膜型圧電素子20Cと反対側の面は、押圧力センサ10Cが組み込まれる操作装置のベース回路基板820に当接している。
保護層40Cの平膜型圧電素子20Cと反対側には、押し込み部材50が配置されている。押し込み部材50は、平板部510、首部520、および頭部530を備える。押し込み部材50は、平板部510が押し込みにより湾曲する程度の可撓性を有する材料からなる。例えば、押し込み部材50は、ゴム等からなる。
平板部510は、少なくとも第1電極221C、第2電極231Cの長手方向に沿った長さが、これらの長さよりも長い形状からなる。そして、外部からの押し込みが無い状態では、平板部510の保護層40C側の面が平坦になる形状で形成されている。
首部520は、開口部321Cよりも断面積が小さな柱状に形成されている。首部520における柱の延伸する方向の一方端には、平板部510が当接している。また、首部520における柱の延伸する方向の他方端には、頭部530が当接している。首部520は、外部からの押し込みによる変形が生じ難い形状および硬度からなる。
頭部530は、所定面積に操作面を有する略平板の形状からなる。なお、操作面の面積は、例えば一般的な操作者の指の大きさ等から適宜設定すればよい。
このような形状からなる押し込み部材50は、首部520の途中から頭部530側が、操作装置の筐体810に設けられた貫通孔811から外部に露出するように配置されている。
このような押し込み部材50を用いて、操作入力を行う場合、図11に示すように、平膜型圧電素子20Cが変位して、押圧力を検出できる。図11は、押し込み部材が操作者の指で押し込まれた状態での押圧力センサの側面を部分拡大した図である。
図11に示すように、操作者が押し込み部材50を押し込むと、頭部530および首部520が、外部から開口部321C側に移動する。ここで、平板部510の端部は、平膜型圧電素子20Cの第1主面側に当接すると、平膜型圧電素子20Cを介して支持体310Cで保持される。しかし、平板部510の首部520が接続する中央部分は、押し込み量(押圧力)に応じて、湾曲しながら開口部321C側に押し込まれる。これにより、平膜型圧電素子20Cの圧電性シート210Cも長手方向に沿って伸長して歪み、変位LLCが生じる。この変位LLCによる検出電圧により、押し込み量(押圧力)を検出することができる。
そして、本実施形態の構成では、平板部510を押し込む首部520が開口部321Cの範囲内にあるので、押し込み部材50の頭部530のいずれの位置を押し込んでも、圧電性シート210Cの開口部321Cに対向する部分が押し込まれる。これにより、確実に押し込みを検出することができる。
次に、第5の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図12は、本発明の第5の実施形態に係る押圧力センサの部分拡大図である。本実施形態の押圧力センサ10Dは、第3の実施形態に示した押圧力センサ10Bに対して、開口部の形状が異なるものであり、他の構成は同じである。なお、図12では、開口部321Dのみを示すが支持体310Dに形成された他の開口部の同様の構造からなる。
図12に示すように、開口部321Dは、支持体30Dの本体310Dの端辺側の開口幅WFDが中央側の開口幅WBDよりも短い(WFD<WBD)形状からなる。このような構造であっても、上述の第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、第6の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図13は、本発明の第6の実施形態に係る押圧力センサの部分拡大図である。本実施形態の押圧力センサ10Eは、第3の実施形態に示した押圧力センサ10Bに対して、開口部の形状が異なるものであり、他の構成は同じである。なお、図13では、開口部321Eのみを示すが支持体310Eに形成された他の開口部の同様の構造からなる。
図13に示すように、開口部321Eは、支持体30Eの本体310Eの端辺側の開口幅WFEが中央側の開口幅WBEよりも長い(WFE>WBE)形状からなる。このような構造であっても、上述の第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、第7の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図14(A)は、本発明の第7の実施形態に係る押圧力センサの平面図、図14(B)は押圧力センサの長手面側面図、図14(C)は押圧力センサの短手面側面図、図14(D)はA−A’面の断面図である。
本実施形態の押圧力センサ10Fは、支持体30Fの本体310Fの開口部320Fの形状が第1の実施形態の押圧力センサ10の支持体30の開口部320と異なるものであり、他の構成は同じである。したがって、異なる箇所のみを説明する。
支持体30Fには、開口部320Fが形成されている。開口部320Fは、支持体30Fの第3主面から所定深さで掘った凹部からなる。開口部320Fの第3主面側の開口形状は、第1の実施形態の開口部320と同じである。開口部320Fの底面には、本体310Fを貫通する貫通孔321Fが形成されている。この貫通孔321Fは、平膜型圧電素子20Fが、開口部320F内に押し込まれた時に、開口部320F内の空気を外部へ放出するための孔である。
このような構造であっても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、このような凹部の構造は、第2の実施形態に示した各開口部321−326にも適用することができる。また、第3の実施形態以降の各実施形態の開口部にも適用することができる。
次に、第8の実施形態に係る押圧力センサについて、図を参照して説明する。図15(A)は、本発明の第8の実施形態に係る押圧力センサの平面図、図15(B)は押圧力センサの長手面側面図、図15(C)は押圧力センサの短手面側面図、図15(D)はA−A’面の断面図である。
本実施形態の押圧力センサ10Gは、第7の実施形態に示した押圧力センサ10Fに対して弾性体60がさらに配置されたものであり、他の構成は、押圧力センサ10Fと基本的に同じである。なお、本実施形態の構成では、図15に示すように、第7の実施形態に示した押圧力センサ10Fで形成した空気放出用の貫通孔をなくてもよいが、形成してもよい。
押圧力センサ10Gの開口部320G内には、弾性体60が配置されている。弾性体60には、圧電性シート210Gの変位を阻害しない材質を選択することが好ましいが、単に押圧の有無を検出するだけであるのならば、弾性体60は、圧電性シート210Gよりもヤング率が低ければよい。
このような構成とすることで、強い押し込みにより圧電性シート210Gが所望以上に変形することを抑制でき、圧電性シート210Gの破損を回避することができる。
なお、上述の説明では、ポリ乳酸を含む圧電性シートを用いる例を示したが、d14の圧電定数を有する圧電性シートであれば、上述の構成を適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G:押圧力センサ、
20,20A,20B,20C:平膜型圧電素子、
210,210A,210B,210C:圧電性シート、
220,221,222,223,224,225,226,221B,222B,223B,224B,221C:第1電極、
230,231,232,233,234,235,236,231B,232B,233B,234B,231C:第2電極、
30,30A,30B,30C,30D,30E,30F,30G:支持体、
310,310A,310B,310C,310D,310E,310F,310G:本体、
320,321,322,323,324,325,326,321B,322B,323B,324B,321C,321D,320F:開口部、
321F:貫通孔、
40,40A,40B,40C:保護層、
50:押し込み部材、
60:弾性体、
510:平板部、
520:首部、
530:頭部、
810:筐体、
811:貫通孔、
820:ベース回路基板

Claims (11)

  1. 対向する第1主面および第2主面を有する平膜の圧電性シートと、前記第1主面に形成された第1電極と、前記第2主面に形成された第2電極とを備える平膜型圧電素子と、
    前記平膜型圧電素子の前記第2主面側に当接する第3主面を備える支持体と、を備える押圧力センサであって、
    前記支持体は、前記第2電極の少なくとも一部の変形を許容する空間部を、前記第3主面側に備え、
    該空間部に亘る圧電性シートへ外力によって生じる歪みが、前記第3主面の略直交する二方向で異なるように、前記平膜型圧電素子と前記支持体が配置されている、押圧力センサ。
  2. 前記支持体の第3主面から見た前記空間部の平面視形状は、略直交する二方向で長さが異なる形状である、請求項1に記載の押圧力センサ。
  3. 前記圧電性シートは、ポリ乳酸を含み、前記略直交する二方向とは異なる少なくとも一軸方向に延伸されている、請求項1または請求項2に記載の押圧力センサ。
  4. 前記圧電性シートの一軸に延伸されている方向は、前記略直交する二方向に対して略45°である、請求項3に記載の押圧力センサ。
  5. 前記平膜型圧電素子は、前記支持体の前記空間部の長手方向の両端にのみ固定されている、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の押圧力センサ。
  6. 前記空間部は、前記支持体の前記第3主面側から所定深さを有する凹部である、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の押圧力センサ。
  7. 前記凹部内には弾性体が配置されている、請求項6に記載の押圧力センサ。
  8. 前記空間部は、前記支持体における前記第3主面以外の面において開口している、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の押圧力センサ。
  9. 前記第1電極、前記第2電極および前記空間部の組は、複数である、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の押圧力センサ。
  10. 前記圧電性シートの前記第1主面側に保護層を備える、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の押圧力センサ。
  11. 前記圧電性シートの前記第1主面側に、前記圧電性シートの前記空間部に対向する範囲を押し込む押し込み部材を備える、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の押圧力センサ。
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