JP2021039480A - 操作入力装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリップ性と耐衝撃性を向上させるとともに、押圧体の大きさや押圧位置による影響を低減し、より検出性能の高い圧力センサを備えた操作入力装置を提供する。【解決手段】撮像装置の把持部に設けられた操作入力装置は、外観面から弾性部材61、外装部材65、圧力センサ64、ベース部材66の順に配置されている。外装部材65は、ベース部材66に対して当接する複数の支持部65aを有する。弾性部材61は外表面側に複数の凸部61aを有し、内表面側に複数の押圧部61bを有する。押圧体70により弾性部材61に外力が加わると、弾性部材61の複数の押圧部61bが圧力センサ64を押圧し、圧力センサ64はその圧力を検出する。【選択図】 図6

Description

本発明は、電子機器の操作入力に使用する操作入力装置の機械的構造に関する。
携帯端末装置や撮像装置等の電子機器は、ユーザが設定の変更や特定の操作を行うための操作入力装置を備える。一般的には、電子機器の上面または背面等に機械的なボタンやダイヤル等の操作部材が配置され、ボタンの押下、ダイヤルの回転の検出によって操作入力が検出される。また機械的な操作部材に代わる操作入力手段として、静電容量センサや圧力センサ等のタッチセンサを搭載する電子機器がある。
特許文献1に開示の操作入力装置は、操作入力部にてマトリクス状に配置された静電容量センサと圧力センサを重ねて配置した操作検出部を有する。操作入力部に対する操作者の手指の検出において、操作入力部に対する接触位置、接触圧(押圧力)、手指の接触面積、手指の離れた(または近接した)距離等の種々の操作入力情報の取得が可能である。
また特許文献2に開示された静電容量型圧力センサは、固定電極と、固定電極の上方に形成された誘電体層と、誘電体層の上方に空隙を隔てて形成された導電性のダイアフラムとを備える。押圧体がダイアフラムを押すと、ダイアフラム上面の突起を介してダイアフラムが誘電体に押し付けられる。印加圧力が小さいときには押圧体の大きさや位置によらずダイアフラムは圧力に応じて一定の形状で変形する。よって、圧力センサの立ち上がり特性のばらつきが小さくなり、圧力センサの出力特性が向上する。また、押圧体の押圧位置が多少ずれていても、ダイアフラムの一定位置に設けられた突起を介してダイアフラムが押さえられる。これにより、押圧位置のずれによるばらつきを小さくでき、特に立ち上がり特性を向上させることが可能である。
特開2018−25848号公報 特開2014−173993号公報
特許文献1に記載の技術では、外部から大きな圧力が加わることで圧力センサが破損する可能性がある。また、特許文献2に記載の技術では、ダイアフラムに突起が設けられていない場所を押圧体が押圧した場合、圧力センサの出力の線形性が低下する可能性がある。静電容量型圧力センサは、圧力で撓んだダイアフラムと固定電極との間の静電容量の変化から圧力を検出するが、凹部以外の場所の圧力を検出できないか、または検出精度が低い。
本発明は、グリップ性と耐衝撃性を向上させるとともに、押圧体の大きさや押圧位置による影響を低減し、より検出性能の高い圧力センサを備えた操作入力装置の提供を目的とする。
本発明の実施形態の装置は、弾性部材と、外装部材と、ベース部材と、圧力を検出する第1の検出手段と、を有する操作入力装置であって、前記弾性部材は第1の面に複数の凸部を有し、前記第1の面とは反対側の第2の面に複数の押圧部を有し、前記外装部材は、前記ベース部材に当接する複数の支持部を有し、前記複数の押圧部が前記第1の検出手段を押圧することにより圧力が検出される。
本発明によれば、グリップ性と耐衝撃性を向上させるとともに、押圧体の大きさや押圧位置による影響を低減し、より検出性能の高い圧力センサを備えた操作入力装置を提供することができる。
実施形態の撮像装置の外観図である。 撮像装置のハードウェア構成例を示す概略ブロック図である。 圧力センサの変形前後の状態を示す図である。 第1実施形態のグリップ部の構成を表す分解斜視図である。 グリップ性と耐衝撃性を向上させた構成の一例を示す図である。 第1実施形態のグリップ部の構成を表す要部の断面図である。 第2実施形態のグリップ部の構成を表す要部の断面図である。 第2実施形態のグリップ部の構成を表す分解斜視図である。 デジタルカメラへの適用における各構成要素の配置を説明する図である。 第3実施形態のグリップ部の構成を表す分解斜視図である。 簡易的に圧力検出ダイナミックレンジを広くした構成を示す図である。 突起部を用いて圧力検出ダイナミックレンジを向上させた構成を表す図である。 圧力センサの導体パターンの配線例を表す図である。 検出荷重のばらつきを抑制した構成を示す断面図である。 図14の構成にて押圧体による圧力センサの変形状態を示す断面図である。 図14の構成における突起部の拡大図である。 第4実施形態における突起部の構成を示す図である。 より小さいストロークで圧力検出のダイナミックレンジを維持しつつ、耐久性能を向上させた構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。各実施形態では、操作入力装置を備える電子機器の一例として撮像装置を示すが、本発明は操作入力装置を備える各種電子機器への適用が可能である。
[第1実施形態]
図1は、実施形態に係る撮像装置の例として、デジタルカメラ100を示す外観斜視図である。図1(A)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(B)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。デジタルカメラ(以下、単にカメラともいう)100は、その本体部に不図示のレンズ装置を装着可能なレンズ交換式カメラである。カメラ100の底面には、互いに直交するX軸およびZ軸を定義し、X軸およびZ軸のそれぞれに対して直交する軸をY軸と定義する。Z軸方向は撮像装置の光軸に平行な方向である。
図1(B)に示すメイン表示部11はカメラ本体部の背面に設けられており、画像や各種情報を表示する。メイン表示部11の表示面にタッチパネルを有する構成の場合、表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。サブ表示部12はカメラ本体部の上面に設けられており、シャッタ速度や絞り値等の、様々な設定値を表示する。
カメラ100は覗き込み型ファインダを備え、ユーザは接眼部20を介して内部のEVF(Electronic View Finder)に表示された映像を視認することができる。接眼検知部22は、接眼部20に対する目の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する。
カメラ100は、ユーザが各種の操作に用いる操作部材を備え、その例を以下に示す。
(カメラ上面部)
・メイン電子ダイヤル31:回転操作部材であり、その回転によりシャッタ速度や絞り値等の設定値の変更等の指示が行われる。
・電源スイッチ32:カメラ100の電源のONおよびOFFを切り替える操作部材。
・サブ電子ダイヤル33:回転操作部材であり、その回転により選択枠の移動や画像送り等の指示が行われる。
・動画ボタン36:動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。
・モード切替スイッチ41:各種モードを切り替えるための操作部材。
・シャッタボタン42:被写体側に配置され、撮影指示を行うための操作部材。
(カメラ背面部)
・十字キー34:上下左右の各部分をそれぞれ押し込み可能な十字キー(4方向キー)。
・SETボタン35:押しボタンであり、主に選択項目の決定等に用いられる。
・AEロックボタン37:撮影待機状態で押下され、露出状態を固定することができる。
・拡大ボタン38:ライブビュー表示において拡大モードのON、OFFを行うための操作部材。
・再生ボタン39:撮影モードと再生モードとを切り替える操作部材。
・メニューボタン40:各種の設定用のメニュー画面をメイン表示部11に表示するための操作部材。
グリップ部60の内部には操作入力装置が設けられており、図2に示す静電容量センサ63および圧力センサ64を備える。その詳細については後述する。
記録媒体300(図2参照)を格納したスロットの蓋50は、カメラ本体部の側面部に配置される。通信端子51は、カメラ100がレンズ装置と通信を行う為の端子である。端子カバー52はカメラ本体部の側面部に配置され、外部機器とカメラ100とを電気的に接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護する。
グリップ部60は、ユーザがカメラ本体部を把持する際に右手で握りやすい形状とした把持部である。ユーザがグリップ部60を右手の小指、薬指、中指で握ってカメラ100を把持した状態にて、右手の人差指で操作可能な位置にシャッタボタン42、メイン電子ダイヤル31が配置されている。この状態にて右手の親指で操作可能な位置には、サブ電子ダイヤル33、十字キー34、SETボタン35、AEロックボタン37、拡大ボタン38、再生ボタン39が配置されている。
図2は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。カメラ本体部はシステム制御部80を備え、レンズユニット200はレンズシステム制御回路203を備え、両者は互いに通信可能である。
まず、カメラ本体部の構成を説明する。接眼検知部22は赤外線近接センサ等を有し、ファインダの接眼部20に対する接眼および離眼を検知する。システム制御部80は、接眼検知部22による検知状態に応じて、メイン表示部11とEVF21の表示状態と非表示状態とを切り替える。具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、自動切替である場合、非接眼中にメイン表示部11の表示がオンとなり、EVF21が非表示となる。また、接眼中にはEVF21の表示がオンとなり、メイン表示部11は非表示となる。
操作部30はシステム制御部80に各種指示を入力する際にユーザが使用し、ユーザ操作を受け付ける入力部としての各種の操作部材を備える。操作部材については図1で説明済みであり、例えば、メニューボタン40の押下によりメニュー画面がメイン表示部11に表示され、ユーザはメニュー画面を見ながら十字キー34、SETボタン35を用いて直感的に設定を行える。また、拡大ボタン38により、拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル31を操作することにより、ライブビュー画像の拡大、縮小の指示を行い、再生モードにて再生画像の拡大指示を行うことができる。
操作部30には、グリップ部60がその内部に備える静電容量センサ63および圧力センサ64が含まれる。グリップ部60において、ユーザがカメラ本体部を把持する領域には静電容量センサ63および圧力センサ64が配置され、ユーザによるカメラ100の把持状態や指の動きを検出することができる。
システム制御部80はモード切替スイッチ41からの信号により、動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等に切り替える。第1シャッタスイッチ43および第2シャッタスイッチ44は、シャッタボタン42の操作によってON・OFFする段階式スイッチである。第1シャッタスイッチ43は、シャッタボタン42の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタスイッチ信号SW1を発生する。システム制御部80はSW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始させる。第2シャッタスイッチ44は、シャッタボタン42の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタスイッチ信号SW2を発生する。システム制御部80はSW2により、撮像部84からの信号読み出しから撮像された画像を記録媒体300に画像ファイルとして書き込むまでの一連の撮影処理を開始させる。
AEセンサ81は、レンズユニット200を通した被写体の輝度を測光し、測光結果をシステム制御部80に出力する。焦点検出部82は、撮像光学系の焦点状態を検出してシステム制御部80にデフォーカス量の情報を出力する。システム制御部80は当該情報に基づいてレンズユニット200を制御し、位相差AFを行う。焦点検出部82は、専用の位相差センサを有するか、または撮像部84が備える撮像素子(撮像面位相差センサ)を利用して焦点検出を行う。シャッタ83はフォーカルプレーンシャッタであり、システム制御部80の指令により撮像部84の露光時間を制御する装置である。
撮像部84は、撮像光学系を介して結像される光学像を電気信号に光電変換する撮像素子を備える。CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)を用いたイメージセンサが使用される。A/D変換器85は、撮像部84の出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器85の出力データは、画像処理部86およびメモリ制御部87を介して、或いは、メモリ制御部87を介してメモリ88に直接書き込まれる。
画像処理部86は、A/D変換器85からのデータ、または、メモリ制御部87からのデータに対してリサイズ処理や色変換処理等を行い、また、撮像画像のデータを用いて所定の演算処理を行う。演算結果に基づいてシステム制御部80は露光制御、測距制御を行い、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF処理、AWB処理、AE処理、EF処理等が行われる。
メモリ88は、A/D変換器85による変換後のデジタル画像データと、メイン表示部11,EVF21に表示するための画像データを記憶する。メモリ88は、所定枚数の静止画像や所定時間に亘る動画像および音声のデータの格納に十分な記憶容量を有し、画像表示用のビデオメモリを兼ねている。
D/A変換器89は、メモリ88に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換してメイン表示部11,EVF21に供給する。メモリ88に書き込まれた表示用の画像データは、メイン表示部11,EVF21により表示される。メモリ88に蓄積されたデジタル信号を、D/A変換器89においてアナログ変換して、メイン表示部11またはEVF21に逐次転送して表示させることにより、ライブビュー表示が行われる。サブ表示部駆動回路90はシステム制御部80の指令にしたがい、サブ表示部12の画面上にシャッタ速度や絞り値等の設定値を表示させる。
不揮発性メモリ91は、EEPROM等の電気的に消去および記録が可能なメモリであり、システム制御部80の動作用の定数、プログラム等を記憶している。システム制御部80は、例えばCPU(中央演算処理装置)を備え、デジタルカメラ100全体を制御する。CPUは不揮発性メモリ91に記録されたプログラムを実行することで各処理を実現する。システムメモリ92は、例えばRAM(ランダム・アクセス・メモリ)が用いられ、システム制御部80の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ91から読み出したプログラム等が展開される。システムタイマ93は各種制御に用いる時間や内蔵時計の時間を計測する。
電源制御部94は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。電源スイッチ32の操作信号をトリガーとして電源制御部94は、その検出結果およびシステム制御部80の指令にしたがい、内部のDC−DCコンバータを制御し、記録媒体300を含む各部への電源供給を行う。電源部95は一次電池または二次電池、ACアダプター等を備える。
記録媒体I/F(インターフェース)部96は記録媒体300とシステム制御部80とを接続する。撮像画像データ等を記録する記録媒体300は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。例えば、撮影モード中にユーザが再生ボタン39を押下すると、再生モードに移行し、記録媒体300に記録された画像のうち最新の画像をメイン表示部11に表示させることができる。
通信部97は、映像信号や音声信号の送受信を行う際、ネットワークに接続可能である。通信部97は撮像部84による撮像画像データや記録媒体300に記録された画像データを外部機器へ送信可能であり、また外部機器から画像データや各種情報を受信可能である。
姿勢検知部98は加速度センサやジャイロセンサ等を備え、重力方向に対するカメラ100の姿勢を検知する。例えば、姿勢検知部98で検知された姿勢に基づいて、ユーザがカメラ100を横に構えているか、縦に構えているかを判別可能であり、パンニング等の状態や静止状態を検知可能である。
次にレンズユニット200の構成を説明する。レンズユニット200はズームレンズ、フォーカスレンズ等のレンズ群を備えるが、図2では1枚のレンズ201として簡略的に示す。レンズユニット200は、デジタルカメラ100と通信を行う通信端子202を備える。レンズユニット200は、通信端子51、202を介してシステム制御部80と通信可能である。レンズシステム制御回路203は、システム制御部80の指令にしたがって、絞り駆動回路204とAF駆動回路206を制御する。絞り駆動回路204を介して絞り205の制御が行われ、AF駆動回路206を介して、レンズ201内のフォーカスレンズの位置を変位させることで焦点調節制御が行われる。
次に、本実施形態の操作入力装置を、特許文献1に開示された構成と比較しつつ説明する。特許文献1の図1に示された操作入力装置は、操作入力部にてマトリクス状に配置された静電容量センサ(120)と圧力センサ(130)を重ねて配置した操作検出部を有する。静電容量センサを介して圧力センサに圧力が加わると、圧力センサは圧延される。
図3は圧力センサ64が圧力を受けて変形する前後の様子を表している。図3(A)は、圧力センサ64が変形する前の状態を表し、図3(B)は、圧力センサ64が圧力を受けて変形した後の状態を表している。図3には圧力センサ64の導体パターン64aおよび基材69を模式的に示す。圧力センサ64の導体パターン64aの断面積をAと表記し、その長さをLと表記する。圧延による圧力センサ64の変形前後で断面積Aと長さLは変化する。導体固有の電気抵抗率をρと表記し、電気抵抗値をRと表記するとき、Rとρ、L、Aとの関係は下記式で表される。
Figure 2021039480
圧力センサ64が手指等の押圧体から圧力を受けたときに、導体パターン64aの断面積Aは小さくなり、長さLは大きくなるので、電気抵抗値Rは大きくなる。従って、一定の圧力を受けたときの導体の変形が大きくなるほど、電気抵抗値Rの変化は大きくなる。導体の変形が容易な構成にすることで、圧力の検出をより敏感に、すなわち圧力検出のダイナミックレンジを大きくすることが可能である。
このような構成を、本実施形態の撮像装置のグリップ部60に適用する場合、ユーザが撮影姿勢を維持し、且つ、撮像画像のブレを抑制させるためには、高いグリップ性能を有する必要がある。以後、ユーザがグリップ部60を把持した時のグリップ性能を、グリップ性と称する。グリップ部60に圧力が加わる前の状態と、ユーザがグリップ部60を把持して圧力が加わっている状態との間で、グリップ部60の形状差は小さいことが好ましい。特にユーザが力を加える方向への変形量、すなわちストローク量は小さいほど好ましい。特許文献2に記載される静電容量型圧力センサは、ダイアフラムの変形を利用して圧力センサで圧力を検出するので、高いグリップ性を実現することは難しく、本構成ではひずみゲージ式圧力センサを用いている。
図4および図5を参照して、特許文献2に開示された構成をデジタルカメラ100のグリップ部60に適用するために、一部に改良を施した構成例について説明する。図4は、グリップ部60の構成部品を表す分解斜視図である。グリップ部60は外観面から順に、弾性部材61、外装部材65、静電容量センサ63、圧力センサ64、ベース部材66が配置されている。外観面は操作入力装置の外観上の外表面である。
図5はグリップ部60の構成を表す断面図である。弾性部材61は、外装部材65の外形形状に対応する形状を有し、エラストマー等の弾性を有する材料で形成されている。弾性部材61は、その外観面側に複数の凸部61aを有し、内側(圧力センサ64側)には凸部61aの中心軸と略同一軸上に複数の押圧部61bを有する。押圧部61bは、圧力センサ64に当接している。
外装部材65は、グリップ部60のグリップ形状を成す部材であり、高い剛性を有する。外装部材65は、その強度を向上させるための複数の支持部65aを有する。支持部65aがベース部材66に当接することで、外装部材65の厚み方向への変形が規制されるので、高いグリップ性と耐衝撃性を実現できる。支持部65aは、強度の向上を目的として、ベース部材66と当接しているため、支持部65aとベース部材66との間に静電容量センサ63や圧力センサ64を配置することは好ましくない。仮に、支持部65aとベース部材66との間に静電容量センサ63や圧力センサ64を配置した場合、グリップ部60に外力が加わると弾性部材61を介して静電容量センサ63や圧力センサ64は潰れてしまい、破損の可能性がある。外装部材65は複数の貫通孔65bを有し、弾性部材61の備える複数の押圧部61bが複数の貫通孔65bをそれぞれ貫通している。
静電容量センサ63には、ポリイミド等の基材に金属製の導体パターンが配線されたフレキシブルプリント基板(以下、FPCという)が用いられる。あるいは、弾性部材61自体に金属導体パターンが配線される筐体配線を用いてもよい。静電容量センサ63は、押圧体70(操作者の手指等)による静電容量の変化を検知することで、押圧体70が触れたことを検知する。例えば、押圧体70がグリップ部60に触れることで、グリップ部60に配置されているFPC上の金属導体パターンにおける静電容量の変化が検知される。このときの検知信号に応じた各種操作によって所望の処理が可能となる。
圧力センサ64は、タッチ操作の強度を検出するためのセンサであり、グリップ部60に対して押圧体70から受ける押圧の強度を検出する。グリップ部60がタッチ操作によって押圧された場合、圧力センサ64により、押圧の強度を連続的に検出することができる。つまり、押圧体70がグリップ部60の弾性部材61を押圧すると、弾性部材61に設けられた複数の押圧部61bが圧力センサ64を押下し、圧力センサ64は圧力を検出する。圧力センサ64としては、ポリイミド等の基材に金属導体パターンが配線されたFPCが用いられる。あるいは、伸縮可能な繊維質の基材に対して、伸縮可能な伸縮性導体パターンが配線された構成でもよい。
圧力センサ64は、金属導体パターンに応力が加えられた際の歪みに応じて電気抵抗値が変化するピエゾ抵抗効果を利用して圧力を検出する。つまり、圧力センサ64に荷重を加えて導体パターンを変形させたときに、導体の抵抗値の変化を読み取ることで加えた荷重を逆算することができる。例えば導体の電気抵抗値(または電気抵抗値に対応する検出信号)に対して、1つまたは複数の閾値が設定される。検出部は導体の抵抗値と閾値とを比較し、所定の閾値に対して抵抗値が小さくなる方向に変化したときにシステム制御部80が所定の制御を行う。所定の制御とは、例えば電子機器の電源のON/OFFや、操作入力に応じて予め定められた機能の呼出等を行うための制御である。圧力センサ64の検出結果から操作入力の判別が可能であり、ユーザの意図する処理を実行することができる。
あるいは、グリップ部60と平行に備えられた静電容量センサ63により、距離検出を行い、距離に対応する圧力を検出することができる。この場合の距離とは、グリップ部60に対する押圧体70の押圧力によって操作面が歪んだことによる、グリップ部60上の押圧体70と静電容量センサ63との距離であり、静電容量値から算出できる。この距離に基づいて圧力を算出する方法、あるいは距離を圧力と同等に扱う方法がある。
本実施形態にて圧力センサ64については、グリップ部60に対する押圧の強度を検出可能であれば、他の方式のセンサを使用してもよい。様々な方法、および様々なセンサ、または複数のセンサの組合せ(例えば加重平均による出力信号の合成)を使用してタッチ操作の強度(圧力)を検出することが可能である。
ベース部材66は、外装部材65を支持し、高い剛性を有する部材である。ベース部材66は、弾性部材61の押圧部61bの直下にて対向する箇所に複数の凹部66aを有する。押圧体70により弾性部材61が押圧され、押圧部61bによって圧力センサ64が変形した際、圧力センサ64が押圧部61bとベース部材66に挟まれて潰れないように、凹部66aは圧力センサ64が変形可能な深さを有する。つまり凹部66aの深さは圧力センサ64が変形した時の最大変形量よりも大きい。
図5(A)と図5(B)は、押圧体70の押圧位置の違いによる弾性部材61の変形について説明するための図である。図5(A)は押圧体70が弾性部材61の凸部61aを押圧した状態を示す要部の断面図である。図5(B)は押圧体70が凸部61aから外れた位置を押圧した状態を示す要部の断面図である。図5(B)中に示す距離L1は、押圧体70が弾性部材61に接触している範囲、つまり接触幅を表す。距離L2は弾性部材61において隣り合う2つの凸部61aの中心間距離を表している。L1<L2の関係である。弾性部材61にて隣り合う2つの凸部61aの中間位置には、外装部材65の支持部65aが配置されている。
図5(A)に示す押圧体70は、弾性部材61の凸部61aの直上、またはその近傍を押圧しており、弾性部材61は凸部61aを介して押圧方向(P方向)に変形する。凸部61aと略同一軸上の裏面側に位置する押圧部61bは押下され、押圧部61bの直下に位置する圧力センサ64が押圧される。これにより、圧力センサ64は圧力を検出することができる。
図5(B)に示す押圧体70は、弾性部材61にて隣り合う2つの凸部61aの間の領域、つまり凸部61aから外れた領域を押圧している。押圧により弾性部材61は押圧方向(P方向)に変形しようとするが、押圧箇所の直下には外装部材65の支持部65aが配置されているので、弾性部材61は押圧方向に変形することができない。加えて、押圧体70は凸部61aを押圧していないので、凸部61aと略同一軸上の裏面側に位置する押圧部61bは殆ど押下されない。このため、押圧体70が弾性部材61を押圧しても、弾性部材61は潰れるのみで押圧方向に殆ど変形しないので、圧力センサ64が押圧されることはなく圧力を検出できない。したがって、押圧体70が凸部61aから外れた位置を押圧する場合に圧力センサ64が圧力を検出できないと、検出感度の低下に繋がる。
図5に示す構成では、押圧位置によっては圧力センサ64が圧力を検出できないだけでなく、押圧体70の押圧力を正確に検出できない可能性がある。ゆえに、高いグリップ性と耐衝撃性を確保しつつ、圧力センサ64の検出感度を向上させることは難しい。
図6を参照して、本実施形態の操作入力装置を説明する。図6は、高いグリップ性と耐衝撃性を確保しつつ、圧力センサ64の検出感度を向上させることが可能な構成例を示す。図6(A)は、押圧体70の押圧範囲の中心位置が弾性部材61の凸部61aの略中心である状態を示す要部の断面図である。図6(B)は、押圧体70の押圧範囲の中心位置が隣り合う2つの凸部61aの略中間である状態を示す要部の断面図である。図6に示す距離L70は押圧体70が弾性部材61に接触している範囲(接触幅)を表す。距離L61aは弾性部材61にて隣り合う2つの凸部61aの中心間距離を表す。距離L65aは外装部材65にて隣り合う2つの支持部65aの中心間距離を表す。弾性部材61にて隣り合2つの凸部61aの略中間位置に対応する箇所には外装部材65の支持部65aが配置されている。
図6に示す弾性部材61にて隣り合う2つの凸部61aの中心間距離L61aは、図5(B)に示す凸部61aの中心間距離L2よりも小さい。図6(A)に示す押圧体70の押圧範囲の中心位置は、弾性部材61の凸部61aの略中心にある。押圧体70は弾性部材61の凸部61aの直上、またはその近傍領域を押圧する。つまり、押圧体70は弾性部材61に対して複数の凸部61aを含む範囲(距離L70の範囲)で接触する。弾性部材61は、凸部61aを介して押圧方向(P方向)に変形し、凸部61aと略同一軸上の裏面側に設けられる押圧部61bが押下される。押圧部61bにより、その直下に位置する圧力センサ64が押圧されるので、圧力センサ64は圧力を検出することができる。この時、押圧体70は複数の凸部61aを同時に押圧するので、複数の凸部61aの裏面側に設けられる複数の押圧部61bによって、圧力センサ64は複数個所で押圧されることとなる。
上述のように圧力センサ64は、一定の圧力を受けたときの導体の変形が大きくなるほど、電気抵抗値Rの変化は大きくなる。その結果、圧力検出をより敏感に、すなわち圧力検出のダイナミックレンジを大きくすることが可能となる。また、ある一定の電気抵抗値Rを得るために、1つの押圧部61bから生じる電気抵抗値は、押圧体70が1つの凸部61aのみを押圧する場合と比べて小さくすることができる。凸部61aの1つ当たりの押圧量を小さくすることができる。このように、図6(A)で示す構成では、複数の押圧部61bにより圧力センサ64が押圧されるので、圧力検出のダイナミックレンジをより大きくすることが可能である。
次に、図6(B)を参照して、押圧体70の押圧範囲の中心位置が隣り合う2つの凸部61aの略中間の位置である場合について説明する。これは、押圧体70の押圧範囲の中心位置が凸部61aから最も離れた位置にある場合を示している。押圧体70が弾性部材61の隣り合う2つの凸部61aの略中間位置を押圧する時、押圧体70の接触範囲(距離L70)に対して凸部61aの中心間距離L61aは小さい。つまり、L70>L61aおよびL70>L65aの関係であり、外装部材65にて隣り合う2つの支持部65aの中心間距離もL70に比べて小さい。これは、押圧体70が弾性部材61を押圧する際、1つ以上の支持部65aを跨ぎ、常に2つ以上の凸部61aを押圧することを意味する。したがって、押圧体70の押圧範囲の中心位置が隣り合う2つの凸部61aの略中間に位置する場合でも、押圧体70は凸部61aを押圧する。よって、弾性部材61は凸部61aを介して押圧方向に変形し、凸部61aと略同一軸上の裏面側に設けられる押圧部61bが押下される。押圧部61bによって、その直下に位置する圧力センサ64は押圧され、圧力センサ64は圧力を検出することができる。
図6(B)に示す押圧体70は、複数の凸部61aを同時に押圧するので、凸部61aの裏面側に設けられる複数の押圧部61bにより、圧力センサ64は複数個所で押圧されることとなる。図6(A)の場合と同様に、図6(B)に示す構成においても、圧力検出のダイナミックレンジをより大きくすることが可能である。
本実施形態では、グリップ部60のグリップ性を確保しつつ、押圧体70の押圧位置に依らずに弾性部材61にて2つ以上の凸部61aを押圧することを可能とし、圧力センサ64の検出感度を向上させることができる。
次に、弾性部材61と外装部材65、押圧体70の大きさの関係について説明する。ユーザがグリップ部60を把持した時に圧力センサ64が必ず圧力を検出できるようにするためには、L70>L61aの関係を満たす必要がある。つまり、押圧体70の接触幅は弾性部材61が備える凸部61aの中心間距離より大きい。仮に、L70がL61aより小さい場合、押圧位置によって押圧体70は凸部61aに接触しない可能性があり、その場合には押圧体70の押圧力の一部、または全てが凸部61aへ伝わらなくなる。凸部61aと略同一軸上の裏面側に設けられる押圧部61bの押下量は減少し、圧力センサ64の検出感度が低下する。距離L70と距離L61aとの関係については、条件「L70/L61a≧1」を満たすことが望ましいが、これに限らず、条件「L70/L61a≧0.67」を満たしていればよい。また、ベース部材66の凹部66aの深さは、圧力センサ64が撓むことができる最大変形量以上である。押圧体70による押圧の際に圧力センサ64がベース部材66に接触してしまうと、ユーザの意図しない力で圧力センサ64が圧延され、適切な圧力検出ができなくなる可能性がある。
押圧体70はユーザの手指であり、グリップ部60の把持状態においてスライド操作やタップ操作を行うことができる。この時、グリップ部60には薬指、中指の指先が接触することを想定しており、その時の接触部分の形状は略円形状になる。日本人の場合、成人の薬指の指先の幅は、最小値が10.2mm、最大値が17.7mmであり、中指の指先の幅は、最小値が10.7mm、最大値が18.6mmである。ユーザがグリップ部60を把持した時の接触幅L70は最大でも指の幅以下であるので、その最大値である20mm以下に設計される。また、指の大きい人でも確実に圧力センサ64による検知を可能にするためには、グリップ部60の把持時の接触幅L70を、その最大値の1.5倍程度の30mm以下と想定して設計すればよい。また、押圧体70の押圧力が弱くなるほど接触幅L70は小さくなる。圧力センサ64の圧力検出のダイナミックレンジを拡大するためには、圧力センサ64は可能な限り小さい圧力を検出できることが望ましく、その時の押圧体70の接触幅L70はゼロに近づく。以上のことから、弾性部材61にて隣り合う2つの凸部61aの中心間距離としては、0mm<L61a<20mmの範囲が望ましいが、本実施形態の効果を達成するためには、0mm<L61a<14mmの範囲でもよい。
弾性部材61については1層で形成されていなくてもよい。例えば、弾性部材61は2層構成であり、外観面側が柔らかい材料で形成され、内方側が硬い材質で形成されていてもよい。あるいは、押圧部61bがインサート成型等により、別体で構成されていてもよい。また、静電容量センサ63や圧力センサ64については、押圧体70の押圧方向から見たときに外装部材65の支持部65aと重なる領域において、支持部65aとベース部材66との間に配置してもよい。その場合、当該領域にて静電容量センサ63や圧力センサ64の導体パターンは配線されていないことが望ましい。その理由は、押圧体70から過度な圧力を受けた場合、局所的な圧力センサ64への加圧が破損に繋がり、適切な検出ができなくなる可能性があることによる。
本実施形態において、静電容量センサ63は、圧力センサ64の外側(外観面側)に配置されているが、他の実施形態では圧力センサ64の内側(ベース部材側)に配置される。静電容量センサ63は、ユーザの手指が接触したときの静電容量の変化により接触位置を検出する。静電容量センサ63が静電容量の変化を検出する際に、ユーザの手指と静電容量センサ63との間に電流が流れていると、静電容量が変化し、誤検出が発生しうる。また、静電容量センサ63はユーザの手指に極力近い方が検出性能を高くすることができる。そのため、静電容量センサ63を、電流が流れる圧力センサ64よりも、ユーザの指側に配置することが好ましい。
更に、操作入力装置の組立状態において、圧力センサ64は、弾性部材61とベース部材66との間で、ある程度、変形させた状態となっている。その理由は、部品のばらつき、または、製造上のばらつきにより、組立状態における圧力センサ64の潰れ量Δtが異なり、初期状態に検出される抵抗値が異なる可能性があることによる。組立が完了した初期の変形状態において、検出荷重が0[N]となるようにキャリブレーションが行われる。
[第2実施形態]
次に、図7から図9を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態にて第1実施形態と同様の事項については既に使用した符号や記号を流用することにより、それらの説明を省略し、主に相違点を説明する。このような説明の省略方法は後述の実施形態でも同じである。
図7、図8はグリップ部60の一部の構造を示す。図7は要部の拡大断面図であり、図8は分解斜視図である。図8(A)は外観面側から見た場合の分解斜視図である。外観面から、弾性部材61、外装部材65、静電容量センサ63、圧力センサ64、ベース部材66の順に配置されている。図8(B)は内装側から見た場合の分解斜視図である。Z方向を各部材の配置方向(積層方向)と定義し、Z方向に直交する2つの方向をX方向およびY方向と定義する。
弾性部材61は表裏に複数の凸形状部を有しており、エラストマー等の弾性を有する材料で形成されている。弾性部材61の外観面側には複数の凸部61aが設けられ、内面側には凸部61aの中心軸と略同一軸上に押圧部61bが設けられている。押圧部61bは、外装部材65に形成された貫通孔65bを貫通して圧力センサ64と当接している。弾性部材61は外部から圧力を受けたときに、その押圧部61bが圧力センサ64を変形させる。これにより圧力センサ64が圧力を検出する。弾性部材61は同一の材質で形成されてもよいし、圧力センサ64への圧力の伝達を考慮して押圧部61bのみ剛性を高めた材質であってもよい。
外装部材65は、グリップ部60のグリップ形状を成す部材であり、高い剛性を有する。外装部材65には、外装部材65の強度を向上させるための一方向に延伸した、複数の支持部65a(以後、リブと呼称する。)を有する。複数のリブ65aが圧力センサ64を介してベース部材66に当接することにより、外装部材65の厚み方向への変形が規制されて、高いグリップ性と耐衝撃性が実現される。Z方向から見た場合、外装部材65はリブ65aと投影上重ならない位置に複数の貫通孔65bを有する。つまり複数のリブ65aの間に、複数の貫通孔65bがそれぞれ形成されている。貫通孔65bと、弾性部材61の外観面に設けられた凸部61aのサイズとの関係性により弾性部材61の変形量を規制することができ、圧力検出性能とグリップ性を両立させることが可能となる。
静電容量センサ63は、押圧体70による静電容量の変化を検出することで、例えば押圧体70が接近したことを検出する。押圧体70がグリップ部60に近づくと、グリップ部60に配置されているFPC上の金属導体パターンにて静電容量の変化が検出される。ユーザは検出結果に対応する各種操作が可能である。
圧力センサ64は、タッチ操作の強度を検出するためのセンサであり、押圧体70から受けるグリップ部60への押圧の強度を検出する。グリップ部60がタッチ操作によって押圧された場合、圧力センサ64は押圧の強度を連続的に検出することができる。押圧体70がグリップ部60の弾性部材61を押圧すると、弾性部材61の備える複数の押圧部61bが圧力センサ64を押下するので、圧力センサ64は圧力を検出する。
ベース部材66は複数の凹部66aを備える。凹部66aは、弾性部材61が備える複数の凸部61aおよび押圧部61bの中心軸と略同一軸上に設けられており、弾性部材61に圧力が加わった場合の圧力センサ64の変形代(しろ)となる。本実施形態では円錐台形状の凹部を例示するが、半球状の凹部や貫通孔部でもよい。
圧力センサ64の導体パターン64aは、Z方向にてポケット71と投影上重なる位置に配線される。落下等で装置に強い衝撃が加わった場合でも、圧力センサ64の導体パターン64aには、弾性部材61の変形可能な範囲内での変形の影響しか及ばない。そのため、圧力センサ64の導体パターン64aに加える力には限度が設定される。圧力センサ64の導体パターン64aを断線させるほどの力が加わらないように弾性部材61の最大変形量を設定することで、圧力センサ64の導体パターン64aを断線させる可能性は低くなる。
図7、図8において静電容量センサ63については導体パターン63aのみを示すが、不図示のポリイミド等の基材に配線されたFPCを用いてもよい。あるいは導体パターン63aは外装部材65上の筐体配線でもよいし、圧力センサ64と同じFPCにて同一面内に配線されてもよい。静電容量センサ63の導体パターン63aと、圧力センサ64の導体パターン64aは、外装部材65のリブ65aに対してZ方向への投影上重ならないように配線される。つまり、グリップ部60の検出領域においてリブ65aと導体パターン63aおよび導体パターン64aは略平行となる。これにより、グリップ部60に局所的な大きな衝撃が加わった際、リブ65aが導体パターンを潰すことによる破損の心配がなく、耐衝撃性を向上させることが可能となる。
図9は、本実施形態の構成をデジタルカメラ100のグリップ部60に適用する際に、望ましい向きを説明する図である。図9(A)に示すカメラ100においてZ方向を光軸に平行な方向とし、Z方向と直交する2つの方向をそれぞれX方向、Y方向とする。グリップ部60において異なる2つの領域については円形枠内にa、bの記号を付して示している。第1の検出領域を領域aとし、第2の検出領域を領域bとする。
図9(B)は、領域aに対応する各部材61,63から66の配置を示す分解斜視図である。光軸に平行なZ方向を積層方向として、外観面から弾性部材61、外装部材65、静電容量センサ63、圧力センサ64、ベース部材66の順に配置される。
図9(C)は、領域bに対応する各部材61,63から66の配置を示す分解斜視図である。X方向を積層方向として、外観面から弾性部材61、外装部材65、静電容量センサ63、圧力センサ64、ベース部材66の順に配置される。
本実施形態では、押圧体70としてユーザの手指を想定しており、ユーザはグリップ部60を把持した状態にて手指でスライド操作やタップ操作を行う。このとき、ユーザのグリップ状態でのスライド操作は、手指の第一および第二関節の曲がる方向に限定される。
図9(A)に示すデジタルカメラの正位置状態において、底面部に対し、リブ65a、静電容量センサ63の導体パターン63aおよび圧力センサ64の導体パターン64aは垂直方向(Y方向)に配置される。この配置により、ユーザがスライド操作を行った際、複数の導体パターンを横断した検出が可能となり、一方向のスライド操作に対して検出精度を高めることができる。また、グリップ部60の長手方向に沿って導体パターンが配線されているため、ユーザの手指の大きさに依る操作位置の変化に影響されない検出が可能である。
静電容量センサ63は、圧力センサ64よりも外観面側に配置することが好ましいが、必要に応じて圧力センサ64よりもベース部材66の側に配置してもよい。組立状態において圧力センサ64は、弾性部材61によって、ある程度変形した状態であり、組立が完了した初期の変形状態にて前記キャリブレーションが行われる。
本実施形態によれば、押圧体の大きさや押圧位置に影響され難い検出性能と、高いグリップ性および耐衝撃性を有する操作入力装置を提供できる。撮影中にユーザが、グリップ部に力を加えて把持した際、意図しない操作が行われることを回避でき、かつグリップ感が損なわれることはない。
[第3実施形態]
図10から図15を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図10は、本実施形態のグリップ部60の構成部品を表す分解斜視図である。外観面から弾性部材61、静電容量センサ63、第1の部材(以下、押し部材という)68、圧力センサ64、第2の部材(以下、受け部材という)67、ベース部材66の順に配置される。
図11は、簡易的に圧力検出のダイナミックレンジを広くした構成を示す模式図である。図11(A)は圧力センサ64が変形する前の状態を表し、図11(B)は圧力センサ64が圧力を受けて変形した後の状態を表している。圧力センサ64は両端部が固定され、押圧が想定される箇所での圧力センサ64の変形方向(P方向)には、圧力センサ64の変形代(しろ)となるポケット71が設けられている。圧力センサ64は、ポケット71の底面に到達するまで、圧力を受けた分だけ変形できるので、圧力検出のダイナミックレンジを広くすることができる。
ところで、本実施形態に係る撮像装置のグリップ部60は、ユーザが撮影姿勢を維持しつつ、撮影画像の像ブレを防止するために、高いグリップ性能を有する必要がある。従って、図11に示すように、圧力の有無による形状差が大きくなる構成は好ましくない。特にユーザが力を加える方向へのグリップ部60の変形量に対応するストローク量(図11(B):S参照)は、小さいほど良い。
図12は、圧力検出のダイナミックレンジの向上を目的として、複数の突起部72を用いた構成例を示す。突起部72は押し部材68が備える部分であり、圧力センサ64に変形を加える凸形状部である。ポケット71は、突起部72の形状に合わせて受け部材67が備える凹形状部である。押し部材68と受け部材67との間に圧力センサ64が配置される。
図12(A)は、ユーザが圧力を加えていない状態を表す図である。図12(B)は、ユーザが矢印P1で示す位置および方向に圧力を加え、押し部材68を矢印P1の方向へ押し下げた状態を表す図である。圧力センサ64は変形し、押し部材68の突起部72と、受け部材67のポケット71から成る空間に収納される。このとき、圧力センサ64は突起部72に沿うように変形するため、最短ルートでの変形ができず、圧力センサ64の変形量が増える。そのため、圧力検出のダイナミックレンジの拡大を図りつつも、加圧前の状態と加圧状態とでの形状差を、図11の構成と比較して小さくすることができる。
図12(C)は、ユーザが矢印P2で示す位置および方向に圧力を加えて、突起部72から一定の距離だけ離れた箇所を押圧した状態を示す。図13は、圧力センサ64の導体パターン64aの配線例を表す模式図である。突起部72が導体パターン64aを横断する方向に長い場合、同一信号の導体パターン64aを折り返し周期的に配線することで、導体パターン64aが変形させられて電気抵抗値が変化する箇所を増やすことができる。電気抵抗値が変化する箇所の増加により、圧力検出のダイナミックレンジをさらに拡大することができる。
上記の構成では、以下の課題がある。図12(B)と図12(C)とを比較すると、各図に矢印で示すように、異なる押圧位置にて圧力センサ64が変形する。図12(B)のようにユーザが突起部72の直上の部分を押圧した場合と、図12(C)のようにユーザが、突起部72から一定距離だけ離れた部分を押圧した場合とでは、同じ押圧力でも、圧力センサ64の変形の仕方が異なる。従って、ユーザが同じ力で押圧していても、押圧位置が異なると、圧力センサ64は異なる荷重として検出される可能性がある。本明細書中では、この荷重の違いを、「検出荷重のばらつき」と表現する。
図14は、検出荷重のばらつきを低減させる構成例を模式的に表す断面図である。押し部材68と受け部材67との間には、圧力センサ64が配置されている。押し部材68には、同じ形状をした複数の突起部72が一定の間隔で周期的に配置されている。一方、受け部材67にも、押し部材68に配置されている突起部72と同じ形状をした、複数の突起部72が押し部材68の突起部72と同じ間隔で周期的に配置されている。ただし、押し部材68に配置された突起部72と、受け部材67に配置された突起部72は押圧方向(図14の上下方向)において重なることはなく、互いに噛み合う関係となっている。突起部72の中心から、同一部材内で当該突起部に隣接する突起部72の中心までの距離をL72と表記する。
図15は、図14に示した構成において、押圧体73によって圧力センサ64が変形している状態を表す図である。押圧体73は、例えばユーザの手指やタッチペン等である。押圧体73の接触幅をW1と表記する。突起部72の中心間隔を示す距離L72(図14参照)は複数の凹凸形状部の周期に相当し、W1以下である。
図15(A)は、押圧体73が押し部材68の突起部72の中心を押圧している状態を示す。この状態にて圧力センサ64は、図12と同様に押し部材68の突起部72に沿った形に変形する。一方、図15(B)は、押圧体73が受け部材67の突起部72の中心を押圧している状態を示す。この状態にて圧力センサ64は、受け部材67の突起部72に沿った形に変形する。
押し部材68の突起部72と受け部材67の突起部72は、同じ形状であるから、図15(A)の状態と図15(B)の状態とで圧力センサ64の変形量は同じとなり、同じ荷重が検出される。突起部72の中心から、同一部材内で当該突起部に隣接する突起部72の中心までの距離L72はW1以下である。よって、複数の突起部72のうちの1つの直上には必ず押圧体73が配置され、圧力センサ64が変形する。このことから、少なくとも1つの突起部72による変形に関して、押圧位置に拠らずに、圧力センサ64への力の伝えられ方が等しくなる。結果として、ユーザの手指等で押下する操作エリアにおける検出荷重のばらつきを小さくすることができる。
また、想定される押圧体73の接触幅W1に対し、突起部72の幅が小さいほど、圧力センサ64への力の伝えられ方が等しい面積は増加する。よって、検出荷重のばらつきを小さくすることができるとともに、圧力センサ64の変形量が増加するので、圧力検出のダイナミックレンジを大きくすることがきる。圧力検出のダイナミックレンジに対して圧力センサ64が十分な変形量を超えた場合には、変形量を抑えることができるので、突起部72の高さを低くすることができる。すなわちストローク量を小さくすることができ、グリップ性能を向上させることができる。
本実施形態では、押し部材68および受け部材67がいずれも、圧力センサ64と対向する面に周期的な複数の凹凸形状部を有する。対称な形状をした複数の凹凸形状部は互いに噛み合う位置関係で配置されている。押圧体73の押圧により押し部材68と受け部材67とが近づいたときに、圧力センサ64がその導体の電気抵抗値の変化を検出する。押圧位置の変化による圧力センサの検出荷重のばらつきを小さくし、より小さいストローク量で大きな圧力検出ダイナミックレンジを有する操作入力装置を提供することができる。
[第4実施形態]
図14から図18を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。図16は図14に示した突起部72の拡大図である。突起部72は断面形状が台形状をなし、複数の角部74を有する。隣り合う突起部72の間には、対向面の突起部72に対応する凹形状部が形成され、凹形状部の幅は、対向面の凸形状部(突起部72)の幅以上である。
撮像装置のグリップ部60は、三脚を用いて撮影を行う場合を除いて、撮影の際に使用される場合が非常に多く、その際にユーザはグリップ部60に圧力を加えている。その圧力によって圧力センサ64は変形するが、加圧が繰り返された場合、変形の起点となる角部74により、圧力センサ64の基材69および導体パターン64aが疲労する。突起部72の角部74が鋭利な形状であるほど、圧力センサ64の基材69および導体パターン64aに対する負荷が高く、耐久性能は低くなる。従って、突起部72の角部74は必要な耐久性能を満足するだけの曲率を有することが望ましい。
図17は、突起部72の角部74に曲率を持たせた構成を示す図である。W2は突起部72の幅を表す。押圧体73の接触幅W1(図15(A)参照)に対し、複数の突起部72の中心間距離L72を小さくするほど、圧力検出のばらつきを抑え、圧力検出のダイナミックレンジを大きくすることができる。突起部72の中心間距離L72を小さくするには、突起部72の幅W2を小さくすればよい。
図17に示す曲率半径Rは、突起部72における4箇所の曲率半径である。突起部72の幅W2は、4箇所の曲率半径Rと、幅方向のストレート部75の長さと、斜辺部76の幅方向の長さにより決定される。そのため、突起部72の幅W2を極限まで小さくするには、幅方向のストレート部75と斜辺部76の幅方向の長さをそれぞれゼロに近づければよい。一方、ストローク量Sは、突起部72における2箇所の曲率半径Rと、斜辺部76の押圧方向の長さにより決定される。ストローク量Sを極限まで小さくするには、斜辺部76の押圧方向の長さをゼロに近づければよい。
図18は、図14の構成よりも小さいストローク量で、圧力検出のダイナミックレンジの広さを維持しつつ、耐久性能を向上させた構成を示す断面図である。押し部材68および受け部材67の突起部72は、その断面形状が波形状である。幅方向のストレート部75の長さと押圧方向の斜辺部76の長さをゼロにすることで、突起部72は全面(接触面)に亘って所定の曲率を有する曲面形状である。すなわち全面に曲率を持たせることで、圧力検出のばらつきを低減し、小ストローク量で圧力検出のダイナミックレンジを確保しつつ、耐久性能を向上させることができる。
静電容量センサ63は、ユーザの手指が接触したときの静電容量の変化により、その接触位置を検出する。静電容量センサ63と圧力センサ64とを組み合わせることにより、操作入力部にて、どの位置でどれだけの圧力を受けたかを検出可能である。例えば、同じ圧力を受けた場合でも、受けた位置に違いがあれば、押圧位置ごとに、呼び出される機能が異なるように制御や処理を行うことができる。
図18の例では、押し部材68にて突起部72とは反対側の面にフラットな形状部を設け、平坦な面に静電容量センサ63が配置されている。静電容量センサ63には、ポリイミド等の基材69に金属製の導体パターン64aが配線されたFPCが用いられる。あるいは、押し部材68を非導電材料で形成して、押し部材68自体に金属製の導体パターン64aが配線される筐体配線を用いてもよい。
規制部77は、押し部材68および圧力センサ64を、押圧方向における所定の位置によりも外側に移動しないように規制する。規制部77は、ベース部材66の構成の一部であってもよく、また受け部材67の構成の一部であってもよい。規制部77の位置によって、押し部材68および圧力センサ64が圧力を受けていない状態での位置が確定する。弾性部材61は、静電容量センサ63と規制部77を覆うように配置されることで、グリップ部60の外観性能、感触性能、品位の向上に寄与する。
押し部材68と受け部材67との間隔が圧力センサ64の厚み以上である場合には、ユーザが荷重を与えて弾性部材61の変形が始まっても、圧力センサ64が直ちに変形しない可能性がある。また、押し部材68と受け部材67との間隔が、圧力センサ64の厚みと等しい場合でも、製造上のばらつきがある。それにより、ユーザが荷重を与えて弾性部材61の変形が始まっても、圧力センサ64が変形しない可能性がある。そこで、初期状態において圧力センサ64は、押し部材68および受け部材67の突起部72の間で、既にある程度、変形した状態になっている。つまり圧力センサ64は、凹凸形状部を構成する凸形状部に接して変形した状態である。この場合、製造上のばらつきにより、変形量が異なり、初期状態に検出される抵抗値が異なる可能性がある。従って、組立が完了した状態で、初期状態での検出荷重が0[N]となるように前記キャリブレーションが行われる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
60 グリップ部
61 弾性部材
61a 凸部
61b 押圧部
63 静電容量センサ
64 圧力センサ
65 外装部材
65a 支持部
66 ベース部材
66a 凹部
100 デジタルカメラ

Claims (19)

  1. 弾性部材と、外装部材と、ベース部材と、圧力を検出する第1の検出手段と、を有する操作入力装置であって、
    前記弾性部材は第1の面に複数の凸部を有し、前記第1の面とは反対側の第2の面に複数の押圧部を有し、
    前記外装部材は、前記ベース部材に当接する複数の支持部を有し、
    前記複数の押圧部が前記第1の検出手段を押圧することにより圧力が検出される
    ことを特徴とする操作入力装置。
  2. 前記操作入力装置の外表面から、前記弾性部材、前記外装部材、前記第1の検出手段、前記ベース部材の順に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作入力装置。
  3. 静電容量を検出する第2の検出手段を備え、
    前記第2の検出手段は、前記外装部材と前記ベース部材との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作入力装置。
  4. 前記弾性部材にて前記凸部と前記押圧部は同一軸上に位置し、
    前記複数の押圧部は、前記外装部材が有する貫通孔を貫通しており、前記弾性部材が外部から力を受けた場合に前記第1の検出手段を押圧する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  5. 前記ベース部材は、前記複数の押圧部とそれぞれ対向する位置に複数の凹部を有し、
    前記凹部の深さは前記第1の検出手段が変形した時の最大変形量よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  6. 前記弾性部材にて隣り合う2つの前記押圧部の中心間距離は、前記弾性部材が押圧体によって押圧されるときの接触幅より小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  7. 前記外装部材にて隣り合う2つの前記支持部の中心間距離は、前記弾性部材が押圧体によって押圧されるときの接触幅より小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  8. 外部から力を受けていないときに、前記第1の検出手段は前記押圧部に接して変形した状態である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  9. 前記第1の検出手段は導体が配線されており、
    前記外表面に直交する方向から見たとき、前記外装部材の支持部と前記第1の検出手段の導体とが重ならずに平行である
    ことを特徴とする請求項2に記載の操作入力装置。
  10. 前記操作入力装置は、前記外装部材と前記ベース部材との間に、静電容量を検出する第2の検出手段を備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の操作入力装置。
  11. 前記第2の検出手段は導体が配線されており、
    前記外表面に直交する方向から見たとき、前記第2の検出手段の導体と、前記外装部材の支持部および前記第1の検出手段の導体とが重ならずに平行である
    ことを特徴とする請求項10に記載の操作入力装置。
  12. 導体が配線された第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段を挟みこんで配置される第1の部材および第2の部材と、を備える操作入力装置であって、
    前記第1の部材および前記第2の部材はそれぞれ、前記第1の検出手段と対向する面に周期的な複数の凹凸形状部を有し、
    前記操作入力装置が押圧されて、前記第1の部材と前記第2の部材とが近づいたときに、前記第1の検出手段が前記導体の電気抵抗値の変化を検出する
    ことを特徴とする操作入力装置。
  13. 前記第1の部材および前記第2の部材が備える前記複数の凹凸形状部は互いに噛み合う位置関係で配置されており、
    前記操作入力装置が押圧体と接触している範囲の幅をWと表記し、
    前記第1の部材および前記第2の部材における前記複数の凹凸形状部の周期をLと表記するとき、
    W≧L
    の関係を満たす
    ことを特徴とする請求項12に記載の操作入力装置。
  14. 前記操作入力装置の押圧方向から見た場合、前記第1の検出手段が備える導体に対し、前記複数の凹凸形状部が横断する方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の操作入力装置。
  15. 前記凹凸形状部を構成する凹形状部の幅は、前記凹凸形状部を構成する凸形状部の幅以上である
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  16. 前記複数の凹凸形状部が前記第1の検出手段と接する面は曲面である
    ことを特徴とする請求項12乃至15のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  17. 外部から力を受けていないときに前記第1の検出手段は、前記凹凸形状部を構成する凸形状部に接して変形した状態である
    ことを特徴とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載の操作入力装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の操作入力装置を把持部に備える
    ことを特徴とする電子機器。
  19. 前記電子機器の正位置状態における底面に対して、前記第1の検出手段の備える導体が垂直な方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項18に記載の電子機器。


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