JPWO2013157408A1 - 手術装置 - Google Patents

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Abstract

手術装置1は、生体組織を処置するための処置部31と、前記処置部31に高周波電流を与えるための高周波出力部44と、液体を送出するための送液チューブ25と、前記液体を吸引するための吸引チューブ26と、前記処置部31に設けられた送液口から前記液体を送出するために前記送液チューブ25に前記液体を供給するための第1のポンプ47と、前記処置部31に設けられた吸引口から前記吸引チューブ26を介して前記液体を吸引するための第2のポンプ49と、CPU41とを有する。CPU41は、高周波出力部44からの高周波電流の出力停止に連動して、高周波電流の出力停止後、所定の時間だけ、前記第2のポンプ49により前記液体の吸引を行うように、前記第2のポンプ49を制御する。

Description

本発明は、手術装置に関し、特に、高周波電流出力の可能な手術装置に関する。
外科用処置具は、手術において、生体組織の凝固、切開等の処置を行うために用いられている。外科用処置具には、生体組織を挟持したり、あるいは接触させたりして処置するタイプのもの(いわゆるシザース形状あるいはヘラ形状タイプ)がある。また、外科用処置具には、例えば、高周波電流出力が可能な高周波処置具が知られている。外科用処置具には、例えば、超音波振動出力が可能な超音波処置具と、高周波電流出力が可能な高周波処置具、さらに近年は、超音波振動出力と高周波電流出力の同時出力が可能なエネルギー処置具も知られている。
シザース形状タイプの超音波処置具では、一方の部材が超音波振動し、他方のジョー部材は、挟持のために一方の部材に対して開閉される。また、シザース形状タイプの高周波処置具では、2つの部材を用いて高周波電流のバイポーラ出力がなされる。
このような処置具を用いて、生理食塩水を滴下しながら、高周波出力による処置を行う場合がある。例えば、肝臓実質に対する、ウージング出血に対する止血のために、すなわち広範囲に亘って滲み出すような出血を止めるために、生理食塩水を滴下しながら、高周波出力が行われる。ウージング出血している範囲を生理食塩水で浸した状態で高周波出力を与えることによって、ウージング出血に対する止血処置を広範囲に亘って行うことができる。このようなウージング出血に対する止血のための処置を行うと、体内に生理食塩水の水溜りができてしまうため、助手が吸引管を用いて溜まった生理食塩水を吸引する。
また、米国特許公開公報US2010/137751A1号明細書、米国特許公開公報US2003/0040672A1号明細書及び米国特許公開公報US2010/0324458A1号明細書には、処置中に処置具への液体の供給と、液体の吸引を行う手術装置が開示されている。
しかし、助手による液体の吸引中、術者は、処置を行うことはできず、かつ吸引管が術者の視界を遮ることになるため、処置部の状態を見て確認することもできない。
上記米国特許公開公報のいずれにも、ウージング出血に対する止血処置等におけるこのような問題については、考慮されていない。
本願発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、ウージング出血に対する処置等において高周波電流によるエネルギー出力の終了時に、体内に溜まった液体の吸引を適切かつ速やかに行うことができる手術装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、手術装置は、生体組織を処置するための処置部と、前記処置部に高周波電流を与えるためのエネルギーを発生するエネルギー発生部と、液体を送出するための送液管路と、前記液体を吸引するための吸引管路と、前記処置部に設けられ、前記送液管路からの前記液体を送出するための送液口と、前記処置部に設けられ、前記吸引管路内に前記液体を吸引するための吸引口と、前記送液口から前記液体を送出するために前記送液管路に前記液体を供給するための第1のポンプと、前記吸引口から前記吸引管路を介して前記液体を吸引するための第2のポンプと、前記エネルギー発生部からの前記エネルギーの出力停止に連動して、前記エネルギーの出力停止後、所定の時間若しくは所定の量だけ、前記第2のポンプにより前記液体の吸引を行うように、前記第2のポンプを制御する制御部と、を有する。
本発明の第1の実施の形態に係る手術装置の構成を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る、電源ユニット12、送液ユニット13及び吸引ユニット14の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る、記憶部42に記憶された、高周波出力時間Toと、吸引時間Tsの関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る、HF出力部44、及びポンプ駆動部46、48を制御するCPU41の処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る、HF出力部44、及びポンプ駆動部46、48を制御するCPU41の処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る、高周波電流出力のための出力信号EOUTと、ポンプ47、49のポンプ駆動信号PiOUT、PsOUTのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る手術装置1Aの構成を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、HF出力部44及びポンプ駆動部46、48を制御するCPU41の処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る、HF出力部44及びポンプ駆動部46、48を制御するCPU41の処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る、高周波電流出力のための出力信号EOUTと、ポンプ47のポンプ駆動信号PiOUTと、ポンプ49のポンプ駆動信号PsOUTと、開口部21cからの生理食塩水の吸引のタイミングチャートである。
以下、本発明を、実施の形態により説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る手術装置の構成を説明するための図である。図1に示すように、手術装置1は、処置具11、電源ユニット12、送液ユニット13及び吸引ユニット14を含んで構成されている。
処置具11は、超音波振動エネルギー及び高周波電流エネルギーの少なくとも一方を出力可能な、シザース形状タイプの外科用処置具である。処置具11は、処置ユニット21,ハンドルユニット22、振動子ユニット23、信号ケーブル24及び送液チューブ25を有して構成されている。
処置ユニット21は、生体組織を処置するための処置部31と、細長いシース部32とから構成される。処置部31は、プローブ31aと、ジョー部材である可動部材31bとを有する。シース部32は、筒状部材であり、内部にプローブ31a、可動部材31bの開閉を行うための軸部材等が挿通されている。可動部材31bは、ハンドルユニット22に対する操作による軸部材等の動きに応じて、シース部32の先端に設けられたピン32aを軸中心にして回動可能となっている。よって、プローブ31aの先端部と可動部材31bは、生体組織を挟持する挟持部を構成する。
さらに、処置ユニット21の先端部には、生理食塩水を送出するための開口部21aが設けられており、開口部21aは、シース部32内に挿通されたチューブ21bに接続されている。図1の点線の矢印aで示すように、処置部31のプローブ31aと可動部材31bの間の挟持部分に向かって、生理食塩水が送出されて滴下できるように、開口部21aとチューブ12bは配設されている。よって、開口部21aは、処置部31に設けられ、送液管路であるチューブ21bからの生理食塩水を生体組織と処置部31の間に送出するための送液口である。
ハンドルユニット22内にも挿通されたチューブ21bの基端部は、送液チューブ25と接続され、チューブ21bと、送液チューブ25は連通している。後述するように、送液ユニット13から送出された液体である生理食塩水が、送液チューブ25とチューブ21bとを通り、開口部21aから出射可能に、処置具11は構成されている。よって、送液チューブ25とチューブ21bが、生理食塩水を送出するための送液管路を構成する。
また、処置ユニット21の先端部には、生理食塩水を吸引するための開口部21cが設けられており、開口部21cは、シース部32内に挿通されたチューブ21dに接続されている。ハンドルユニット22内にも挿通されたチューブ21dの基端部は、吸引チューブ26と接続され、チューブ21dと、吸引チューブ26は連通している。後述するように、吸引ユニット14により、生理食塩水を、吸引チューブ26とチューブ21dとを介して、開口部21cから吸引可能に、処置具11は構成されている。よって、吸引チューブ26とチューブ21dが、生理食塩水を吸引するための吸引管路を構成する。
そして、開口部21aは、処置部31に設けられ、送液管路であるチューブ21bからの生理食塩水を送出するための送液口である。開口部21cは、処置部31に設けられ、吸引管路であるチューブ21d内に生理食塩水を吸引するための吸引口である。
ハンドルユニット22は、筒状の胴体部34の先端側に回転ノブ35を有する。術者は、回転ノブ35を胴体部34の軸周りに回すことによって、処置部31のプローブ31aの向きを変えることができる。
胴体部34の基端部には、振動子ユニット23が装着されている。振動子ユニット23は、プローブ31aに接続されている。振動子ユニット23は、内部に、超音波振動子(図示せず)を有し、プローブ31aを超音波振動させることができるようになっている。
胴体部34は、ハンドル部36を有し、ハンドル部36は、固定ハンドル36aと可動ハンドル36bを含む。ハンドル部36は、生体組織を挟持するための操作ハンドルである。術者は、可動ハンドル36bを固定ハンドル36aに対して近づくように、すなわちハンドル部36を閉じるように操作すると、処置部31の可動部材31bを回動して、プローブ31aと可動部材31bの間に生体組織を挟持することができる。
さらに、胴体部34には、出力操作用の複数のスイッチ37が設けられている。よって、術者は、ハンドル部36を把持しながら操作して、処置部31のプローブ31aの先端部と可動部材31bによって生体組織を挟持した状態で、スイッチ37をオン操作することによって、超音波振動出力、高周波電流出力あるいは超音波振動と高周波電流の同時出力による処置を行うことができる。
電源ユニット12は、制御装置であり、後述するように、制御部を含み、術者によるスイッチ37の操作に応じて、超音波振動出力及び高周波電流出力、送液及び吸引の制御を行う。
送液ユニット13は、電源ユニット12と信号ケーブル13aにより接続されている。また、送液ユニット13は、送液用の送液チューブ25により処置具11と接続されており、送液ユニット13から処置具11へ生理食塩水を送出可能となっている。
吸引ユニット14は、電源ユニット12と信号ケーブル14aにより接続されている。また、吸引ユニット14は、吸引用の吸引チューブ26により処置具11と接続されており、吸引ユニット14により、開口部21cから生理食塩水を吸引可能となっている。
図2は、電源ユニット12、送液ユニット13及び吸引ユニット14の構成を示すブロック図である。電源ユニット12は、処置具11のエネルギー出力を制御する制御装置である。電源ユニット12は、操作設定部としての操作パネル40,制御部としての中央処理装置(以下、CPUという)41,記憶部42、超音波振動出力のための振動子ユニット23を駆動する駆動信号を出力する超音波出力部(以下、US出力部という)43、高周波電流出力のための高周波電流信号を出力する高周波出力部(以下、HF出力部という)44、及びインピーダンス検出部45を含んでいる。
CPU41は、上述したように、超音波振動出力、高周波電流出力あるいは超音波振動と高周波電流の同時出力の制御を行う。その制御は、CPU41が記憶部42に記憶された制御プログラムを実行することによって行われる。
記憶部42は、その制御プログラムを記憶するROM、プログラム実行時の作業用記憶領域としてのRAM、及び後述する送液時間の情報を記憶する、書き換え可能な不揮発性のメモリなどを含んでいる。
US出力部43は、CPU41からの超音波出力制御信号に基づいて、プローブ31aを超音波振動させるための駆動信号を、信号ケーブル24を介して処置具11へ出力する。
HF出力部44は、CPU41からの高周波出力制御信号に基づいて、処置部31にバイポーラの高周波出力を供給するための高周波電流信号を、信号ケーブル24を介して処置具11へ出力する。
よって、US出力部43及びHF出力部44は、それぞれ処置部31に超音波振動及び高周波電流を与えるためのエネルギーを発生するエネルギー発生部である。
インピーダンス検出部45は、プローブ31aと可動部材31b間に挟持された生体組織のインピーダンスを検出するための回路である。すなわち、インピーダンス検出部45は、処置部31において生体組織を挟持する2つの挟持部材間のインピーダンスを検出する。インピーダンス検出部45は、プローブ31aと可動部材31b間のインピーダンスに応じた検出信号を、CPU41へ供給する。
また、CPU41には、スイッチ37からの操作信号も入力される。なお、ここでは、後述するようにスイッチ37が術者によって操作されることによって、エネルギー出力の指示が行われるが、エネルギー出力の指示は、フットスイッチなどによって行うようにしてもよい。
送液ユニット13は、ポンプ駆動部46と、ポンプ47とを含む。ポンプ駆動部46は、信号ケーブル13aを介して、CPU41からのポンプ駆動信号に基づいて、ポンプ47を駆動する駆動信号を出力する駆動回路である。第1のポンプとしてのポンプ47は、図示しないタンクに接続され、ポンプ駆動部46からの駆動信号に基づいて駆動され、タンクに貯留された生理食塩水をチューブ25へ供給する。ポンプ47の吐出能力は、例えば、20ml/minである。すなわち、ポンプ47は、送液口である開口部21aから生理食塩水の液体を送出するために送液管路に生理食塩水を供給するためのポンプである。
吸引ユニット14は、ポンプ駆動部48と、ポンプ49とを含む。ポンプ駆動部48は、信号ケーブル14aを介して、CPU41からのポンプ駆動信号に基づいて、ポンプ49を駆動する駆動信号を出力する駆動回路である。第2のポンプとしてのポンプ49は、図示しないタンクに接続され、ポンプ駆動部48からの駆動信号に基づいて駆動され、チューブ26を介して吸引された生理食塩水をタンク(図示せず)に排出する。ポンプ49の吸引能力は、例えば、20ml/minである。すなわち、ポンプ49は、吸引口である開口部21cから吸引管路を介して生理食塩水の液体を吸引するためのポンプである。
CPU41は、スイッチ37からの操作信号に応じて、US出力部43とHF出力部44を制御すると共に、ポンプ駆動部46及び48を制御する。
記憶部42には、後述するポンプ49により吸引される生理食塩水の吸引時間のデータが、予め設定されて記憶されている。
図3は、記憶部42に記憶された、高周波出力時間Toと、吸引時間Tsの関係を示す図である。高周波出力と送液ポンプ47の駆動は、連動しているので、高周波出力時間Toに対して、吸引時間Tsは比例関係を有している。よって、高周波出力時間Toが大きくなるにつれて、吸引時間Tsが長くなるように、記憶部42には、高周波出力時間Toに対する吸引時間Tsが予め設定されて記憶されている。高周波出力時間Toに応じた吸引時間Tsは、例えば、テーブルデータの形式で、記憶部42に記憶される。後述するように、高周波出力時間Toは、ポンプ47の駆動時間に等しい。
なお、高周波出力時間Toに応じた吸引時間Tsは、ポンプ47と49の能力の違い、術者の要望に応じて、電源ユニット12の操作パネル40において、術者等が設定変更可能である。
すなわち、吸引時間Tsは、エネルギーによる処置に送出された生理食塩水が吸引してなくなる状態にするのに必要な時間が設定される。
なお、図3では、吸引時間Tsは、高周波出力時間Toに対して、線形的に比例して増加するように設定されているが、一点鎖線で示すように、段階的に増加するように設定してもよい。
図4と図5は、HF出力部44、及びポンプ駆動部46、48を制御するCPU41の処理の例を示すフローチャートである。図6は、高周波電流出力のための出力信号EOUTと、ポンプ47、49のポンプ駆動信号PiOUT、PsOUTのタイミングチャートである。
図4の処理は、スイッチ37が押下されてオンされて、高周波電流のエネルギー出力が指示された時に、CPU41により実行される処理である。
スイッチ37が押下されてエネルギー出力の指示を受けると、CPU41は、その指示されたエネルギー出力を行う(S1)。エネルギー出力が高周波電流出力の場合、所定のあるいは指示された出力でHF出力部44は駆動される。エネルギー出力と同時に、CPU41は、ポンプ駆動部46にポンプ駆動信号PiOUTを出力して、送液用のポンプ47を駆動する(S2)。図6において、出力信号EOUTが時刻t1でHIGHとなって、エネルギー出力と送液が開始される。
CPU41は、さらに、エネルギー出力と同時に、ソフトウエアカウンタなどを利用した計時を開始して、高周波電流の出力時間を計測する(S3)。
そして、CPU41は、スイッチ37がオフされたか、すなわちエネルギー出力の停止がされたかを判定し(S4)、エネルギー出力の停止がされていないときには(S4:NO)、処理は、S1に戻る。エネルギー出力の停止がされたとき(S4:YES)、CPU41は、出力時間の計測を停止し(S5)、ポンプ駆動信号PiOUTの出力を停止して、送液用のポンプ47を停止する(S6)。
そして、CPU41は、出力時間の計測のためのカウンタのカウント値から、エネルギー出力の出力時間を算出し、その算出された出力時間Toに基づいて、記憶部42に記憶されている吸引時間Tsを読み出す(S7)。例えば、図3において、出力時間Toがto1であると、吸引時間Tsの値ts1が読み出される。
CPU41は、ポンプ駆動部48にポンプ駆動信号PsOUTを出力し、ポンプ49を駆動して、吸引を行う(S8)。その結果、処置具11のシース部32の先端部の開口部21cから、ウージング出血の止血ために送液されて溜まった生理食塩水が吸引される。図6では時刻t2において、エネルギー出力と送液用のポンプ47の駆動が停止され、かつ吸引が開始される。
なお、吸引用のポンプ49の駆動は、エネルギー出力の停止後、所定の時間が経過してから行うようにしてもよい。例えば、エネルギー出力の停止後、術者がストレスを感じない程度の時間が経過した後に、ポンプ49を駆動するようにしてもよい。術者がストレスを感じない程度の時間とは、例えば、0.5秒のタイムラグである。
CPU41は、さらに、吸引の開始と同時に、出力時間を計時のためのカウンタとは別のソフトウエアカウンタなどを利用した計時を開始して、吸引時間Tsを計測する(S9)。
CPU41は、吸引をしているときに、スイッチ37が操作されて、エネルギー出力の開始が指示されたか否かを判定する(S10)。エネルギー出力が開始されると(S10:YES)、CPU41は、ポンプ駆動部48へのポンプ駆動信号PsOUTの出力を止め、ポンプ49を停止して吸引を停止し(S11)、処理は、S1に戻る。すなわち、CPU41は、エネルギーの出力停止後に、エネルギー発生部であるHF出力部44に対するエネルギーの発生指示を受けると、ポンプ49を停止させ、術者による操作指示を優先する。
エネルギー出力が開始されないとき(S10:NO)、吸引を開始してからの経過時間が、読み出された吸引時間Tsを経過したか否かが判定される(S12)。CPU41は、吸引を開始してからの時間が、読み出された吸引時間Tsを経過したか否かを判定する。吸引を開始してからの経過時間が、記憶部42から読み出された吸引時間Tsを経過していないときは(S12:NO)、処理は、S8に戻り、吸引は続けられる。
吸引を開始してからの経過時間が吸引時間Tsを経過すると(S12:YES)、CPU41は、ポンプ駆動部48へのポンプ駆動信号PsOUTの出力を停止し、吸引を停止し(S13)、出力時間と吸引時間を係止するために用いられた2つのカウンタをクリアにする(S14)。図6では時刻t3において、吸引が停止されている。
すなわち、制御部であるCPU41は、エネルギー発生部であるHF出力部44からのエネルギーの出力停止に連動して、エネルギーの出力停止後、所定の時間だけ、ポンプ49により生理食塩水の吸引を行うように、ポンプ49を制御する。具体的には、CPU41は、エネルギーの出力停止に応じて、エネルギー出力時間あるいは送液時間に応じた吸引時間だけ、ポンプ49による生理食塩水の吸引を行うように、ポンプ49の駆動を開始し、所定の時間だけ、ポンプ49による生理食塩水の吸引を行った後、ポンプ49を停止するように、制御する。
その結果、設定された吸引時間Tsの間、吸引が行われるので、エネルギーによる処置時に送液されて溜まった生理食塩水を、溜まった分だけ吸引される。すなわち、術者は、助手によらずに、ウージング出血に対する止血のための処置により体内に溜まった生理食塩水が吸引されるので、助手を要せずに、かつ助手の操作する吸引管による視界の妨げもなく、溜まった生理食塩水の除去が行われ、術者は、手術を迅速に続けることができる。
以上のように、上述した本実施の形態の手術装置1によれば、ウージング出血に対する処置などを行った場合に、体内に溜まった生理食塩水が迅速に除去されるので、術者は、迅速に手術を続けることができる。結果として、手術時間の短時間に繋がる。
(第2の実施の形態)
上述した第1の実施の形態では、エネルギー出力の停止に連動して、CPU41がポンプ49を駆動して吸引が開始されるが、第2の実施の形態では、ハンドル部36における挟持操作に応じて、吸引チューブ26あるいは吸引チューブ21dを機械的に押圧することによって吸引を規制し、その挟持操作が解除されると、吸引が開始される。
図7は、本実施の形態に係る手術装置1Aの構成を説明するための図である。図7において、図1と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略する。ここでは、エネルギー出力の指示がされているとき、ハンドル部36Aは、閉じられるように、操作される。
手術装置1Aにおいて、処置具11Aの可動ハンドル36b1は、ハンドル部36Aが閉じると、吸引チューブ21dに当接して、変形させるための突起部51を有する。また、固定ハンドル36a内には、突起部51によって変形される吸引チューブ21dを受ける受け部材52が固定して設けられている。
すなわち、ハンドル部36Aが閉じられて、図7において実線の矢印bで示す方向に、可動ハンドル36b1が移動すると、突起部51は、固定ハンドル36a内において吸引チューブ21dを受け部材52に対して機械的に押圧して、吸引チューブ21dによる、ポンプ49からの吸引を止めるように、吸引チューブ21dを変形させる。術者が、ハンドル部36Aを開くと、吸引チューブ21dは突起部51からの力を受けなくなり、吸引チューブ21d内を生理食塩水が流れる。
よって、ハンドル部36Aにおける突起部51と受け部材52は、吸引チューブ21dの途中に配置され、操作ハンドルである可動ハンドル36に対する操作に応じて、吸引チューブ21d内を吸引される液体の流れを規制する液体吸引規制機構を構成する。
電源ユニット12、送液ユニット13及び吸引ユニット14の構成は、図2に示す構成と同様である。CPU41の処理の内容が、第1の実施の形態の処理と異なる。
図8及び図9は、HF出力部44及びポンプ駆動部46、48を制御するCPU41の処理の例を示すフローチャートである。図8及び図9において、図4及び図5と同じ処理については、同じ符号を付して、説明は簡略に行う。図8及び図9は、図4及び図5の処理の順番等が異なる。図10は、高周波電流出力のための出力信号EOUTと、ポンプ47のポンプ駆動信号PiOUTと、ポンプ49のポンプ駆動信号PsOUTと、開口部21cからの生理食塩水の吸引のタイミングチャートである。
図8では、スイッチ37が押下されてエネルギー出力の指示を受けると、CPU41は、その指示されたエネルギー出力を行い(S1)、続いて、ポンプ駆動部46に駆動信号を出力し、ポンプ47を駆動して、送液を行う(S2)。そして、CPU41は、ポンプ駆動部48にポンプ駆動信号PsOUTを出力し、ポンプ49を駆動して、吸引を行う(S8)。
エネルギー出力の指示がされているとき、ハンドル部36Aは、閉じられているので、突起部51は、送液チューブ21dを変形させている。よって、ポンプ49が駆動されても、ポンプ49による吸引は行われない。図10において、出力信号EOUTが時刻t11で出力を開始しているが、生理食塩水の吸引はされない。
S8の後、CPU41は、出力時間の計測を開始し(S3)、続いて、エネルギー出力の停止がされたかを判定する(S4)。
エネルギー出力の停止が指示されていないときには(S4:NO)、処理は、S1に戻る。スイッチ37の押下されなくなってエネルギー出力の停止が指示されたとき(S4:YES)、CPU41は、出力時間の計測を停止し(S5)、送液用のポンプ47を停止し(S6)、計測された出力時間に応じた、記憶部42に記憶されている吸引時間Tsを読み出す(S7)。
エネルギー出力の停止に伴い、術者がハンドル部36Aを開くと、突起部51が吸引チューブ21dを押圧しなくなるので、吸引が開始される。その結果、処置具11のシース部32の先端部の開口部21cから生理食塩水が吸引される。図10では時刻t12において、エネルギー出力の停止がされ、かつ吸引が開始される。
CPU41は、エネルギー出力の停止後、吸引時間の計測を開始する(S9)。CPU41は、吸引をしているときに、スイッチ37が操作されて、エネルギー出力の開始が指示されたか否かを判定し(S10)、エネルギー出力が開始されると(S10:YES)、ハンドル部36Aは閉じられて、処理は、S1に戻る。これも、第1の実施の形態と同様に、術者による操作指示を優先するためである。
エネルギー出力が開始されないとき(S10:NO)、エネルギー出力の停止がされてからの時間が、読み出された吸引時間Tsを経過したか否かが判定され(S12)、吸引を開始してからの経過時間が吸引時間Tsを経過していないときは(S12:NO)、処理は、S9に戻り、吸引は続けられる。
吸引を開始してからの経過時間が吸引時間Tsを経過すると(S12:YES)、CPU41は、ポンプ駆動部48へのポンプ駆動信号PsOUTの出力をしないで、吸引を停止し(S13)、処理を終了する。図10では時刻t13において、吸引が停止されている。
よって、本実施の形態によっても、吸引が設定された送液時間Tsの間行われるので、ウージング出血に対する処置により体内に溜まった生理食塩水は、エネルギー出力後に吸引される。
以上のように、上述した本実施の形態の手術装置1Aによれば、ウージング出血に対する処置などを行った場合に、体内に溜まった生理食塩水が吸引されるので、助手を要せずに、かつ助手の操作する吸引管による視界の妨げもなく、溜まった生理食塩水の除去が行われ、術者は、迅速に手術を続けることができる。
なお、上記の例では、エネルギー出力のためのスイッチ37の操作とハンドル部36Aの開閉動作は、独立しているが、ハンドル部36Aにスイッチを設け、ハンドル部36Aの可動ハンドル36b1の操作によりスイッチが閉じると、スイッチがオンになって、エネルギー出力の指示信号が発生するようにしてもよい。例えば、図7において、括弧書きで示すように、可動ハンドル36b1に、突起部51とは別の突起部53を設け、固定ハンドル36aに、ハンドル部36Aを閉じたときに突起部53によって押下されるスイッチ54が設けられている。
このような構成によれば、エネルギー出力のためのスイッチの操作とハンドル部36Aの開閉動作とを連動させることができる。
以上のように、上述した各実施の形態の手術装置によれば、ウージング出血に対する処置などを行った場合に、体内に溜まった生理食塩水が迅速に除去されるので、術者は、迅速に手術を続けることができる。
上述した各実施の形態の手術装置は、特に、肝臓実質に対するエネルギー処置に有効である。膜に包まれた肝臓実質の場合、ウージング出血が発生し易い。そのような場合に、上述した各実施の形態の手術装置によれば、処置のためのエネルギー出力の終了後に生理食塩水が迅速に除去されるので、術者は、迅速に手術を続けることができる。
なお、各実施の形態の手術装置は、肝臓実質だけでなく、血管等の他の臓器などに対しても適用可能であり、有効である。
(変形例1)
上述した2つの実施の形態では、エネルギー出力の終了後、吸引を所定の時間行うようにしているが、吸引は、所定の時間に代えて、所定の量だけ行うようにしてもよい。すなわち、エネルギー処置時の出力時の出力時間または送液時間に応じた所定の量の液体を、吸引するように、CPU41は、ポンプ49を制御してもよい。
その場合も、所定の量すなわち吸引量の情報は、記憶部42に記憶され、上述した2つの実施の形態のように、計測された出力時間又は送液時間に応じて異なるように設定される。さらに、その記憶部42に記憶された送液量の値は、術者が設定変更可能である。
(変形例2)
上述した2つの実施の形態及び上記変形例1では、吸引時間あるいは吸引量は、エネルギー出力時間又は送液時間に応じて記憶部42に予め設定された吸引時間あるいは吸引量であるが、吸引時間等の吸引のパターンを、インピーダンス検出部45により検出されたプローブ31aと可動部材31b間に挟持された生体組織のインピーダンスの値に応じて、変更するようにしてもよい。
(変形例3)
上述した2つの実施の形態及び上記変形例1では、吸引時間あるいは吸引量は、エネルギー出力時間又は送液時間に応じて記憶部42に予め設定された吸引時間あるいは吸引量であるが、術者が操作パネル40において、吸引時間あるいは吸引量を設定し、エネルギー出力時間又は送液時間に拘わらず、その設定された吸引時間あるいは吸引量だけ、吸引するようにしてもよい。
よって、CPU41は、エネルギー出力の終了後、その設定された吸引時間あるいは吸引量だけ、吸引するように、ポンプ49を制御する。
(変形例4)
上述した2つの実施の形態及び各変形例では、送液チューブ21bと吸引チューブ21dがそれぞれ処置具11,11A内に設けられているが、チューブをシース部32内に設けることは、シース部32の径が太くなるという問題がある。そこで、送液チューブ21bと吸引チューブ21dの少なくとも一方を、シース部32内のインナーパイプとアウターパイプの間の空間、あるいはインナーパイプとプローブ31aの間の空間で代替するようにしてもよい。
その場合、インナーパイプとアウターパイプのそれぞれの内側と外側を、絶縁材料でコーティングを行う。生理食塩水がインナーパイプとアウターパイプの間あるいはインナーパイプとプローブ31aの間に存在しても、電気的な導通が発生しないようにするためである。
例えば、プローブ31aの外側に生理食塩水を流す場合、プローブ31aとインナーパイプ間の電気的短絡が防止可能となる。さらに、インナーパイプとアウターパイプの間に生理食塩水を流す場合、インナーパイプとアウターパイプの間の電気的短絡が防止可能となる。
インナーパイプとアウターパイプの内側の絶縁材料のコーティングは、それぞれのパイプの内側に噴射式とノズルを挿入し、ノズルをパイプの内部で移動させながら、ノズルから絶縁材料を噴射することによって行うことができる。
このような構成によれば、シース部32の径を太くすることなく、生理食塩水を処置部31へ供給することができる。また、上記のような絶縁性コーティングを行うことは、インナーパイプがシザース形状タイプの駆動軸である場合には、アウターパイプとの摺動抵抗を低下させることにも繋がる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本出願は、2012年4月20日に米国に仮出願された出願番号61/636,269を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。
本発明の一態様の手術装置は、生体組織を処置するための処置部と、前記処置部に高周波電流を与えるためのエネルギー発生部と、前記生体組織に液体を送出するための送液管路と、前記液体を吸引するための吸引管路と、前記エネルギー発生部の高周波電流を制御するための高周波出力制御信号を出力するエネルギー制御部と、前記エネルギー制御部の前記高周波出力制御信号の出力命令に応じて、前記高周波電流が出力されている間、前記送液管路から前記液体を送出するとともに、前記高周波出力制御信号の停止命令に応じて、前記送液管路からの前記液体の送出を停止する第1のポンプ駆動部と、前記エネルギー制御部の前記高周波出力制御信号の停止命令に応じて、所定の時間若しくは所定の量だけ、前記吸引管路から前記液体の吸引を行うとともに、前記所定の時間もしくは所定の量の吸引の後に前記吸引管路から前記液体の吸引を停止する第2のポンプ駆動部と、を有する。

Claims (7)

  1. 生体組織を処置するための処置部と、
    前記処置部に高周波電流を与えるためのエネルギーを発生するエネルギー発生部と、
    液体を送出するための送液管路と、
    前記液体を吸引するための吸引管路と、
    前記処置部に設けられ、前記送液管路からの前記液体を送出するための送液口と、
    前記処置部に設けられ、前記吸引管路内に前記液体を吸引するための吸引口と、
    前記送液口から前記液体を送出するために前記送液管路に前記液体を供給するための第1のポンプと、
    前記吸引口から前記吸引管路を介して前記液体を吸引するための第2のポンプと、
    前記エネルギー発生部からの前記エネルギーの出力停止に連動して、前記エネルギーの出力停止後、所定の時間若しくは所定の量だけ、前記第2のポンプにより前記液体の吸引を行うように、前記第2のポンプを制御する制御部と、
    を有することを特徴とする手術装置。
  2. 前記所定の時間若しくは前記所定の量は、記憶部に記憶され、かつ設定変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の手術装置。
  3. 前記所定の時間若しくは前記所定の量は、前記エネルギーの出力時間又は前記第1のポンプの駆動時間に応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の手術装置。
  4. 前記制御部は、前記エネルギーの出力停止後に前記エネルギー発生部に対する前記エネルギーの発生指示を受けると、前記第2のポンプを停止することを特徴とする請求項1に記載の手術装置。
  5. 前記制御部は、前記エネルギーの出力停止に応じて、前記第2のポンプによる前記液体の吸引を行うように、前記第2のポンプの駆動を開始し、前記所定の時間若しくは前記所定の量だけ、前記第2のポンプによる前記液体の供給を行った後、前記ポンプを停止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の手術装置。
  6. 前記吸引管路の途中に配置され、操作ハンドルに対する操作に応じて、前記吸引管路に流れる前記液体の吸引を規制する液体吸引規制機構を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載の手術装置。
  7. 前記処置部において前記生体組織を挟持する2つの挟持部材間のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部を有し、
    前記所定の時間若しくは前記所定の量は、前記インピーダンス検出部において検出されたインピーダンスに応じて異なることを特徴とする請求項1に記載の手術装置。
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