JPWO2013129417A1 - 燃料電池用カソード電極 - Google Patents

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Abstract

ポアを有する導電性担体と、前記導電性担体のポアに白金合金が担持される触媒と、を含む燃料電池用カソード電極であって、前記触媒は、ポア直径と容積との関係をプロットしたときに、ポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値が1cm3/gを越え、かつBET比表面積が1300m2/gである。

Description

この発明は、燃料電池用カソード電極に関する。
本願に関連する先行技術文献としてWO2009/075264がある。
燃料電池において、従来から使用されている触媒担体(カーボン)では、プロトン(H+)の輸送度を確保するために触媒粒子がアイオノマーに被覆されている。しかしながら、白金粒子がアイオノマーに被覆されてしまうと、触媒粒子が本来持つORR(Oxygen Reduction Reaction;酸素還元反応)活性を十分に発揮できず、燃料電池の性能が制限されていた。触媒粒子が本来の性能を発揮できるように、触媒粒子がアイオノマーに被覆されにくい触媒担体(たとえばケッチェンブラックなど)を用いると、ORR活性がやや向上するものの、特に生成水の多い高電流密度においてフラッディングしやすかった。
そのため、ORR活性を上げるためにカソード電極触媒層に、ORR活性の高いPtCoなどの白金合金を用いると、触媒製造過程で付着する表面官能基の影響で高電流密度において通常の白金触媒と比較してさらにフラッディングしやすくなる。したがって、特に高電流密度型燃料電池スタックには適用できない。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた。本発明の目的は、ORR活性の向上とフラッディング耐性向上との両立を図ることができる燃料電池用カソード電極を提供することである。
本発明による燃料電池用カソード電極のひとつの態様は、ポアを有する導電性担体と、前記導電性担体のポアに白金合金が担持される、触媒を含む。そして、前記触媒は、ポア直径と容積との関係をプロットしたときに、ポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値が1cm3/gを越え、かつBET比表面積が1300m2/gである。
本発明の実施形態、本発明の利点については、添付された図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図1Aは、本発明による燃料電池用カソード電極を適用する燃料電池を説明する外観斜視図である。 図1Bは、本発明による燃料電池用カソード電極を適用する燃料電池の発電セルの拡大図である。 図2Aは、実施形態が解決せんとする課題について説明する図である。 図2Bは、実施形態が解決せんとする課題について説明する図である。 図3は、本実施形態の作用効果を説明する図である。 図4は、炭素材料のポア径(空孔径)の分布を示す図である。 図5は、ポアの径と容積との関係をプロットした図である 図6は、I−V特性図である。
図1A及び図1Bは、本発明による燃料電池用カソード電極を適用する燃料電池を説明する図であり、図1Aは外観斜視図、図1Bは発電セルの拡大図である。
最初に図1を参照して燃料電池の基本構成について説明する。燃料電池スタック1は、積層された複数の発電セル10と、集電プレート20と、絶縁プレート30と、エンドプレート40と、4本のテンションロッド50とを備える。
発電セル10は、燃料電池の単位セルである。各発電セル10は、1ボルト(V)程度の起電圧を生じる。各発電セル10の構成の詳細については後述する。
集電プレート20は、積層された複数の発電セル10の外側にそれぞれ配置される。集電プレート20は、ガス不透過性の導電性部材、たとえば金属や緻密質カーボンなどで形成される。集電プレート20は、上辺の一部に出力端子21を備える。燃料電池スタック1は、出力端子21によって、各発電セル10で生じた電子e-を取り出して出力する。
絶縁プレート30は、集電プレート20の外側にそれぞれ配置される。絶縁プレート30は、絶縁性の部材、たとえば樹脂やゴムなどで形成される。
エンドプレート40は、絶縁プレート30の外側にそれぞれ配置される。エンドプレート40は、剛性のある金属材料、たとえば鋼などで形成される。
一方のエンドプレート40(図1Aでは、左手前のエンドプレート40)には、アノード供給口41aと、アノード排出口41bと、カソード供給口42aと、カソード排出口42bと、冷却水供給口43aと、冷却水排出口43bとが設けられている。本実施形態では、アノード供給口41a、冷却水排出口43b及びカソード排出口42bは図中右側に設けられている。またカソード供給口42a、冷却水供給口43a及びアノード排出口41bは図中左側に設けられている。本図ではこのように配置したが、供給口や排出口が逆に設置される場合もありうる。
テンションロッド50は、エンドプレート40の四隅付近にそれぞれ配置される。燃料電池スタック1は内部に貫通した孔が形成されている。この貫通孔にテンションロッド50が挿通される。テンションロッド50は、剛性のある金属材料、たとえば鋼などで形成される。テンションロッド50は、発電セル10同士の電気短絡を防止するため、表面には絶縁処理されている。このテンションロッド50にナット51が螺合する。テンションロッド50とナット51とが燃料電池スタック1を積層方向に締め付けることで、スタッキング圧が発生する。本図では、燃料電池スタック1の締結手段をテンションロッドによるものとしたが、その他の締結手段であってもよい。
アノード供給口41aにアノードガスとしての水素を供給する方法としては、例えば水素ガスを水素貯蔵装置から直接供給する方法、又は水素を含有する燃料を改質して改質した水素含有ガスを供給する方法などがある。なお、水素貯蔵装置としては、高圧ガスタンク、液化水素タンク、水素吸蔵合金タンクなどがある。水素を含有する燃料としては、天然ガス、メタノール、ガソリンなどがある。また、カソード供給口42aに供給するカソードガスとしては、一般的に空気が利用される。
燃料電池スタック1は、積層された複数の発電セル10の両側に、集電プレート20と、絶縁プレート30と、エンドプレート40と、が配置される。
また燃料電池スタックの片側の絶縁プレート30の外側には、サブエンドプレートが配置され、さらにそのサブエンドプレートの外側にたとえば皿バネなどからなる変動吸収部材が配置され、その外側にエンドプレート40が設けられる。このような積層構造の燃料電池スタックを4本のテンションロッド50で積層方向に締め付ける。このように変動吸収部材が設けられているので、燃料電池スタックに作用する面圧の変動を吸収可能である。
図1Bに示されるように、発電セル10は、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly;MEA)11の両面に、アノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bが配置される構造である。MEA11は、イオン交換膜からなる電解質膜111の両面に電極触媒層112(アノード電極触媒層112a,カソード電極触媒層112b)が形成される。この電極触媒層112(アノード電極触媒層112a,カソード電極触媒層112b)の上にマイクロポーラス層(Micro Porous Layer;MPL)113(113a,113b)が形成される。このMPL113(113a,113b)の上にガス拡散層(Gas Diffusion Layer;GDL)114(114a,114b)が形成される。
電極触媒層112(アノード電極触媒層112a,カソード電極触媒層112b)は、たとえば、触媒粒子(たとえば白金粒子)を担持するカーボン担体、電解質(アイオノマー)及び撥水剤からなる混合層を電解質膜上に、ホットプレス又は直接噴霧することで形成される。なお本実施形態では、触媒として白金合金を使用する。白金合金の具体例を示すと、PtCo,PtNi,PtFe,PtCuなどがある。
MPL113は、おもにカーボンブラックなどの導電性カーボン粉末と四フッ化エチレン樹脂(PolyTetraFluoroEthylene;PTFE)などとの結着剤兼撥水剤の混合層である。MPL113は、GDL114の繊維が電解質膜111を貫通して短絡してしまうことを防止する。またMPL113は、電極触媒層112とGDL114との接触面積を増大する。さらにMPL113は、電極触媒層112の排水性を調整することで、発電時の電極触媒層112の湿潤環境を最適化してフラッディングやドライアウトを防止する。さらにまたMPL113は、反応ガスの分配を促進して燃料電池の発電性能を向上する。
GDL114は、十分なガス拡散性及び導電性を有する部材、たとえばカーボン繊維で形成される。
アノードセパレーター12aは、GDL114a及びMPL113aを介してMEA11の片面(図1Bの左面)に重ねられる。カソードセパレーター12bは、GDL114b及びMPL113bを介してMEA11の片面(図1Bの右面)に重ねられる。アノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bは、たとえばチタン、ステンレス、アルミニウムなどの金属製のセパレーター基体によって形成される。アノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bは、そのようなセパレーター基体が冷間プレスやケミカルエッチング、サンドブラストなどされて形成される。アノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bは、表面が金などの貴金属で被覆されたり、導電性カーボン材料で被覆されており、導電性である。またアノードセパレーター12a及びカソードセパレーター12bは、別形態としてカーボンブラック等の導電性カーボン粉末を用いて樹脂モールディング成型されたものであってもよい。
このような構成の燃料電池スタックにおいて、アノード供給口41aから供給されたアノードガスH2は、GDL114aを流れてアノード電極触媒層112aに到達する。またカソード供給口42aから供給されたカソードガスO2は、GDL114bを流れてカソード電極触媒層112bに到達する。そして、アノード電極触媒層112a及びカソード電極触媒層112bにおいて以下の反応が進行して発電する。
Figure 2013129417
次に、この実施形態が解決せんとする課題について、図2A及び図2Bを参照して説明する。
上述のように、カソード電極触媒層112bでは、発電反応時にカソードガスO2が消費される。しかしながら、発明者らの研究によって、従来の電極触媒層に用いられる白金粒子は、本来持つ性能(ORR活性)を十分に発揮できていない、ということが明らかにされた。その性能低下を補うために、相当量の白金が必要になっていることが知見されたのである。白金は、高価であるので、使用量が低減されることが望ましい。発明者らは、電極触媒層における反応を詳細に検討した。図2Aに示されるように、白金粒子1123がカーボン担体1121の表面に存在する状態では、白金粒子1123の表面がアイオノマー1122に覆われることとなる。このような状態では、アイオノマー1122が白金粒子1123を被覆してしまうので、白金粒子1123が本来の性能(ORR(Oxygen Reduction Reaction;酸素還元反応)活性)を発揮できないということが発明者らによって知見されたのである。
これに対して、白金粒子を担持する担体として、たとえばケッチェンブラックを使用することが考えられる。図2Bに示されるように、ケッチェンブラック1124には、アイオノマー1122が入らない空隙1124aが存在する。白金粒子1123は、この空隙1124aにも担持される。ここは、乾燥時は空隙であるが、湿潤時は水で充たされる。ここにはアイオノマー1122が入らないので、白金粒子1123がアイオノマーに被覆されることがないため、白金粒子1123のORR活性が阻害されない。
しかしながら、ケッチェンブラックを使用した場合は、特に生成水の多い高電流密度においてフラッディングしやすく、また酸素輸送性能が低下することが発明者らによって見いだされた。これについて発明者らは鋭意研究を重ね、ケッチェンブラックの空隙に存在する白金粒子の量の多さが原因であることを見いだした。すなわち、ケッチェンブラックのひとつの空隙には、複数の白金粒子が存在する。そのため、これらの白金粒子が互いに酸素を奪い合ってしまって酸素輸送性能が低下している、というのが発明者らの知見である。
そこで発明者らは、触媒を担持する担体として、メソポーラスカーボンを使用することに想到した。
ここでメソポーラスカーボンについて説明する。メソポーラスカーボンの一つの形態は、炭素を含む棒状体又は環状体が枝分かれしてなる樹状の炭素ナノ構造体である。メソポーラスカーボンは、たとえば以下のように製造される。
すなわち、硝酸銀のアンモニア水溶液に超音波を照射しながらアセチレンガスを吹き込む。このとき、好ましくは、超音波照射と同時に溶液を攪拌する。これによって、溶液中に銀アセチリドの沈殿物が生成する。
次に、その沈殿物を、溶媒を含んだ状態で試験管に小分けし、真空電気炉又は真空高温槽中に入れ、60℃〜80℃の温度でたとえば12時間以上加熱する。すると、銀アセチリドが偏析し、金属銀粒子を内包した金属内包樹状ナノ構造物が形成される。
続いて、その金属内包樹状ナノ構造物を160℃〜200℃でたとえば10分間〜30分間加熱する。この加熱処理は、先の加熱処理と連続して行えばよい。先の加熱温度(60℃〜80℃)よりも高温であるので、温度上昇に伴って、残存した銀アセチリドがナノスケールで爆発し、金属内包樹状ナノ構造物に内包された銀が外部に噴出し、炭素ナノ構造体が得られる。
この炭素ナノ構造体を溶解洗浄し、表面に残存した銀やその他不安定な炭素化合物を除去して、安定な炭素ナノ構造体が得られる。この場合、特に硝酸水溶液を用いて溶解洗浄することにより、残存した銀を硝酸銀として再利用できるので効率的である。
さらに、溶解洗浄した炭素ナノ構造体を真空中又は不活性ガス雰囲気中又は空気雰囲気中に配置し、たとえば180℃〜200℃の温度で、24時間から48時間加熱する。
このようにすることで、メソポーラスカーボンが得られる。ここでは、銀を用いた炭素ナノ構造体の製造例について説明したが、その他の金属原料を用いることも可能である。
このようにして得られたメソポーラスカーボンは、棒状体又は環状体が枝分かれした樹状の炭素による構造体である。またメソポーラスカーボンは、ポア(メソポア)の壁面に形成されたグラフェン層を有する炭素による構造体である。またメソポーラスカーボンは、ポア(空孔)の径と容積との関係をプロットしたときにポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値が1cm3/gを越えかつBET比表面積が1300m2/gを越える構造体である。なお、ポアの径と容積との関係は、窒素吸着法によるガス吸着量に基づいて解析できる。またBET比表面積は、たとえば、JIS Z 8830 : 2001 (気体吸着による粉体(固体)の比表面積測定方法)によって測定される。
図3は、本実施形態の作用効果を説明する図である。
本実施形態では、触媒を担持する担体としてメソポーラスカーボンが使用される。そしてメソポーラスカーボンが触媒粒子(白金合金粒子)を担持する。
白金合金の粒子は、直径が2〜6nm程度である(製法によっては、この値よりも大きくなる場合もありうる)。これに対して、メソポーラスカーボン1125は、直径2〜6nm程度のポア(細孔)1125aが多数存在する。このため、図3に示されるように、触媒粒子1123は、主にこのポア(細孔)1125aに担持される。これについては、触媒粒子を担持する前後で、上述のような手法でポアの径と容積との関係をプロットすることで証明される。すなわち、ポアの径と容積との関係をプロットしたときにポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値は、触媒粒子を担持する前に対して触媒を担持した後のほうが低下している。つまりポアの容積が減っており、触媒粒子がポアの内部に担持されていることがわかる。このときの低下率は、1割以上であることが望ましい。それより少なければ、ポアに担持される触媒粒子が少なく所望の性能が得られないからである。なお低下率が大きいほど、ポアの内部に触媒粒子が多く担持されていることになるが、現実的には低下率の上限値は5割程度である。
このように、本実施形態によれば、触媒粒子1123は、ポア1125aの内部にも担持されているが、アイオノマー1122はポア1125aに入らない。そのため、触媒のORR活性が阻害されず、触媒が本来の性能を発揮できる。またポア1125aの数が十分多いため、ひとつのポア1125aに、多数の触媒粒子1123が存在する可能性が低いので、触媒粒子同士が互いに酸素を奪い合ってしまって酸素輸送性能を低下させてしまうことを防止できたのである。
すなわち、本実施形態によれば、触媒を担持する担体に多数のポア1125aが形成されているので、担体の表面積が大きい。したがって、触媒粒子の分散性がよい。ゆえにECSA(Electrochemical Surface Area;活性表面積)が大きくなるとともに酸素拡散性の悪化が抑制される。またポア1125aに触媒粒子が存在するので、アイオノマー被膜の影響を受けにくくなり、ORR活性が向上するのである。また触媒粒子同士の距離が長くなるので、互いに酸素を奪い合いことを防止でき、また触媒粒子が経時的に結合してしまって粒径が成長してしまうことを抑制できるのである。
またポアの壁面にグラフェン層が形成される。このグラフェン層は撥水性である。したがって、ポアからアイオノマーへの水の移動性が高い。したがってフラッディング耐性が高いのである。
なお触媒の材料として、特に白金合金を使用すれば、フラッディング耐性が顕著に高まり、耐久性が一層向上する。白金合金は、白金に比べもともと低電流密度において触媒の活性が高いので性能が高いといえる。しかしながら、従来のカーボン担体に白金合金粒子を適用すると、高電流密度において酸素拡散性が悪化して性能が極端に低下することがわかっており、実用化されていなかった。また、現状では耐久性も白金と比較して低かった。ところが、触媒を担持する担体を本実施形態のようにすることで、触媒活性を向上させる効果が維持されたままガス拡散性が改善された。すなわち、触媒を担持する担体を本実施形態のようにすることで、はじめて、白金合金を適用できるようになったのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
たとえば、上記説明においては、メソポーラスカーボンの一例として、金属内包樹状ナノ構造物から作製する方法を挙げたが、他の製法、構造体であってもよい。またポア(メソポア)の壁面に形成されたグラフェン層を有する炭素による構造体の一例として、メソポーラスカーボンを挙げたが、他の構造体であってもよい。また、ポアの径と容積との関係をプロットしたときにポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値が1cm3/gを越えかつBET比表面積が1300m2/gを越える構造体の一例として、メソポーラスカーボンを挙げたが、他の構造体であってもよい。
以下では本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
〔1〕膜電極接合体(MEA)および電池の作製
導電性多孔質担体として、カーボン担体を用い、これに触媒として粒径2〜6nmの白金コバルト(PtCo)合金を質量比30%となるように担持させて、触媒粉末とした。なお、PtCo合金以外にPtNi、PtFe、PtCu、PtRu、PtIr、PtAuなどがあり、これらを用いてもよい。その他の金属粒子の具体例としては、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、タングステン(W)、鉛(Pb)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、バナジウム(V)、モリブデン(Mo)、ガリウム(Ga)及びアルミニウム(Al)からなる群より選ばれる少なくとも1種のものであっても良い。上記合金の組成は、合金化する金属の種類にもよるが、白金の含有量を30〜90原子%とし、白金と合金化する金属の含有量を10〜70原子%とするのがよい。なお、合金とは、一般に金属元素に1種以上の金属元素又は非金属元素を加えたものであって、金属的性質をもっているものの総称である。合金の組織には、成分元素が別個の結晶となるいわば混合物である共晶合金、成分元素が完全に溶け合い固溶体となっているもの、成分元素が金属間化合物又は金属と非金属との化合物を形成しているものなどがあり、本発明においてはいずれであってもよい。
この触媒粉末と、固体プロトン伝導材としてのアイオノマー分散液(Nafion(登録商標)D2020、DuPont社製)とをカーボン担体とアイオノマーの質量比が0.9となるよう混合した。さらに、水とNPA(1−プロパノール)を質量比6:4とした溶媒を固形分率(Pt合金+カーボン担体+アイオノマー)が5%となるよう添加して、触媒インクを調製した。そして、親水性多孔質層として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)基材上に、上記により調製したインクをスプレー法により、5cm×2cmのサイズに塗布し、Pt担持量が約0.15mg/cm2となるようにした。塗布後、80℃で15分乾燥処理を施し、触媒層を作製した。
上記のようにして作製した触媒層を電解質膜(Nafion(登録商標)NR211,DuPont社製)へ転写して膜電極接合体(MEA)を作製した。なお、転写は150℃、10min、0.8MPaの条件で行った。このようにして作製した膜電極接合体の両面をガス拡散層(24BC,SGLカーボン社製)、さらにカーボンセパレーター、さらには金メッキした集電板で挟持し、電池を作製した。
今回上記カーボン担体として、以下の表1に示す3種類のカーボンを用いた。
Figure 2013129417
〔2〕導電性多孔質担体の特徴および製法
比較例1は、ケッチェンブラック・インターナショナル社製ケッチェンブラック(登録商標)EC600JDを用いた。
比較例2は、比較例1で使用したケッチェンブラックを電気炉内にて窒素雰囲気下、2000℃、1時間焼成し、グラファイト化ケッチェンブラックを生成し用いた。
実施例1は、本発明の一つの例としてメソポーラスカーボンがある。特徴として、2〜6nm程度のポア(空孔)が多数存在する。ここで図4に炭素材料のポア径(空孔径)の分布を示す。なお図4の横軸はポア半径を示す。図4の実施例1の材料が特に空孔容量が大きいことが分かる。このため、図3に示されたように、白金合金触媒粒子は、主にこのポア(細孔)1125aに担持される。これについては、触媒粒子を担持する前後で、上述のような手法でポアの径と容積との関係をプロットすることで証明される(図5)。すなわち、ポアの径と容積との関係をプロットしたときにポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値は、触媒粒子を担持する前に対して触媒を担持した後のほうが低下している。つまりポアの容積が減っており、触媒粒子がポアの内部に担持されていることがわかる。このときの低下率は、1割以上であることが望ましい。それより少なければ、ポアに担持される触媒粒子が少なく所望の性能が得られないからである。なお低下率が大きいほど、ポアの内部に触媒粒子が多く担持されていることになるが、現実的には低下率の上限値は5割程度である。
メソポーラスカーボンの一種として炭素を含む棒状体又は環状体が枝分かれしてなる樹状の炭素ナノ構造体が挙げられる。なお、上記では、メソポーラスカーボンの一例として、金属内包樹状ナノ構造物から作製する方法を挙げたが、他の製法、構造体であってもよい。また、ポアの径と容積との関係をプロットしたときにポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値が1cm3/gを越えかつBET比表面積が1300m2/gを越える構造体の一例として、メソポーラスカーボンを挙げたが、他の構造体であってもよい。
〔3〕BET比表面積および細孔径分布の測定方法
1.サンプリング、秤量・予備乾燥
粉末は、約0.04〜0.07gを精秤して、それぞれ試料管に封入した。この試料管を真空乾燥器で90℃×数時間予備乾燥し、測定に供した。秤量には、島津製作所株式会社製電子天秤(AW220)を用いた。なお、塗布シートについては、これの全質量から、同面積のテフロン(登録商標)(基材)質量を差し引いた塗布層の正味の質量約0.03〜0.04gを試料質量として用いた。
2.測定条件
測定装置:日本ベル株式会社製高精度全自動ガス吸着装置 BELSORP36
吸着ガス:N2
死容積測定ガス:He
吸着温度:77K(液体窒素温度)
測定前処理:90℃真空乾燥数時間(Heパージ後測定ステージにセット)
測定モード 等温での吸着過程および脱着過程
測定相対圧P/P0 約0〜0.99
平衡設定時間 1相対圧につき180sec
3.測定方法
吸着・脱着等温線の吸着側において、相対圧(P/P0)約0.00〜0.45の範囲から、BETプロットを作成することで、その傾きと切片からBET比表面積を算出する。また、ここで得られる情報に基づきポアの径と容積の関係も同時に得られる。細孔径分布の解析はDH法により行った。
〔4〕ラマン分光法について
カーボン担体の耐久性の一つの指標として、Gバンドピーク強度とDバンドピーク強度の比によって炭素材料の結晶性を評価することができる。
炭素材料をラマン分光法により分析すると、通常1340cm-1付近および1580cm-1付近にピークが生じる。これらのピークは通常、「Dバンド」および「Gバンド」と称される。なお、ダイヤモンドのピークは厳密には1333cm-1であり、上記Dバンドとは区別される。これらの強度比をR値(=D/G)として結晶性を評価することが可能である。一般的にR値が小さいほど炭素材料の結晶性が高く、耐久性が高いと言われている。
〔5〕性能評価
上記のように作製したMEAを用いて、燃料電池セルに組み込み発電性能評価を行った。燃料電池セルを70℃に保持し、アノードには100%RHに調湿した水素ガスを、カソードには100%RHに調湿した空気と窒素で作った酸素濃度12%のガスをそれぞれ供給した。また、それぞれのガスの圧力は100kPa(ゲージ圧)で加圧して発電に必要な十分なガスを流量一定として供給した。電流密度を0.2、0.4、0.6A/cm2というように0.2A/cm2ずつ増加させていき、電圧が大きく低下しないものについては2.0A/cm2まで変化させた。その際に得られる電流密度と電圧の関係をグラフにプロットした。このようにして取得したI−V特性を図6に示す。
比較例1は高電流密度側において急激に性能が低下しており、比較例2は高電流密度における電圧低下は小さいものの全電流密度領域で性能が低い傾向をしめしている。一方、実施例1は低電流密度において性能が高く、また高電流密度においても性能が大きく低下することなく、全域で性能が改善することがわかった。
このように触媒の材料として、白金合金を使用すれば、高電流密度におけるフラッディング耐性が顕著に高まる。白金合金は、白金に比べもともと低電流密度において触媒の活性が高いので性能が高いといえる。しかしながら、従来のカーボン担体に白金合金粒子を適用すると、高電流密度において酸素拡散性が悪化して性能が極端に低下することがわかっており、実用化されていなかった。また、現状では耐久性も白金と比較して低かった。ところが、触媒を担持する担体を本実施形態のようにすることで、触媒活性を向上させる効果が維持されたままガス拡散性が改善された。すなわち、触媒を担持する担体を本実施形態のようにすることで、はじめて、白金合金を適用できるようになったのである。
実施例によれば、触媒を担持する担体に多数のポア1125aが形成されているので、担体の表面積が大きい。したがって、触媒粒子の分散性がよい。ゆえにESA(Electrochemical Surface Area;活性表面積)が大きくなるとともに酸素拡散性の悪化が抑制される。またポア1125aに触媒粒子が存在するので、アイオノマー被膜の影響を受けにくくなり、ORR活性が向上するのである。また触媒粒子同士の距離が長くなるので、互いに酸素を奪い合いことを防止でき、また触媒粒子が経時的に結合してしまって粒径が成長してしまうことを抑制できるのである。
本願は、2012年2月28日に日本国特許庁に出願された特願2012−41754に基づく優先権を主張し、これらの出願の全ての内容は参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
表面積が1300m/gを超える。
[0007]
本発明の実施形態、本発明の利点については、添付された図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図面の簡単な説明
[0008]
[図1A]図1Aは、本発明による燃料電池用カソード電極を適用する燃料電池を説明する外観斜視図である。
[図1B]図1Bは、本発明による燃料電池用カソード電極を適用する燃料電池の発電セルの拡大図である。
[図2A]図2Aは、実施形態が解決せんとする課題について説明する図である。
[図2B]図2Bは、実施形態が解決せんとする課題について説明する図である。
[図3]図3は、本実施形態の作用効果を説明する図である。
[図4]図4は、炭素材料のポア径(空孔径)の分布を示す図である。
[図5]図5は、ポアの径と容積との関係をプロットした図である
[図6]図6は、I−V特性図である。
発明を実施するための形態
[0009]
図1A及び図1Bは、本発明による燃料電池用カソード電極を適用する燃料電池を説明する図であり、図1Aは外観斜視図、図1Bは発電セルの拡大図である。
[0010]
最初に図1を参照して燃料電池の基本構成について説明する。燃料電池スタック1は、積層された複数の発電セル10と、集電プレート20と、絶縁プレート30と、エンドプレート40と、4本のテンションロッド50とを備える。
[0011]
発電セル10は、燃料電池の単位セルである。各発電セル10は、1ボルト(V)程度の起電圧を生じる。各発電セル10の構成の詳細については後述する。
[0012]
集電プレート20は、積層された複数の発電セル10の外側にそれぞれ配

Claims (3)

  1. ポアを有する導電性担体と、
    前記導電性担体のポアに白金合金が担持される触媒と、
    を含み、
    前記触媒は、ポア直径と容積との関係をプロットしたときに、ポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値が1cm3/gを越え、かつBET比表面積が1300m2/gである、
    燃料電池用カソード電極。
  2. 請求項1に記載の燃料電池用カソード電極において、
    前記導電性担体は、ラマン分光法による、1340cm-1付近(Dバンド)および1580cm-1付近(Gバンド)ピークの強度比R値(=D/G)が0.7よりも大きく、1.8よりも小さい、
    燃料電池用カソード電極。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の燃料電池用カソード電極において、
    前記導電性担体は、ポア直径と容積との関係をプロットしたときにポア直径2〜6nmの範囲におけるピーク値の、触媒を担持する前に対する触媒を担持した後の低下率が、1割以上5割以下である、
    燃料電池用カソード電極。
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