JPWO2013105241A1 - スプリンクラーヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 負圧スプリンクラー設備に設置されるスプリンクラーヘッドの弁体をノズル端から引き離すための力が小さな力で済むスプリンクラーヘッドを提供する。
【解決手段】 本体1の一端に給水源に続いた配管と接続可能なノズル6を有しており、ノズル6の出口は火災の熱により分解作動する感熱分解部4により支持された弁体3によって閉塞されており、ノズル6の出口近傍に設けたバネSは弁体3の外周部の一部をノズル6の出口から引き離す方向へ付勢しており、さらにバネSはノズル6と弁体3の同軸状態を解除する方向へ弁体3を付勢している。
【選択図】 図2
【解決手段】 本体1の一端に給水源に続いた配管と接続可能なノズル6を有しており、ノズル6の出口は火災の熱により分解作動する感熱分解部4により支持された弁体3によって閉塞されており、ノズル6の出口近傍に設けたバネSは弁体3の外周部の一部をノズル6の出口から引き離す方向へ付勢しており、さらにバネSはノズル6と弁体3の同軸状態を解除する方向へ弁体3を付勢している。
【選択図】 図2
Description
本発明は、消火用のスプリンクラーヘッドに関する。
スプリンクラーヘッドは、建物内の天井面や壁面に設置され、一端に給水源に続いた配管と接続可能なノズルを有し、他端には感熱分解部が設けられている。平時において感熱作動部はノズルを閉止する弁体を支持している。
上記スプリンクラーヘッドの一例として、配管内が負圧である負圧スプリンクラー設備に対応したスプリンクラーヘッドがある(例えば特許文献1参照)。
図9に示す特許文献1のスプリンクラーヘッドは、給水配管と接続されたノズルを閉塞している「封止板」をノズル端から引き離す方向に付勢した「バネ」が設置されている。常時において「封止板」は「低融点合金」が組み込まれた感熱分解部により支持されているが、火災の熱により「低融点合金」が溶融して感熱分解部が分解作動すると「封止板」の支持が解除されて「封止板」はノズル端から開放可能となる。このときノズル内は負圧であり「封止板」はノズル端に吸着した状態であるが、前記「バネ」の付勢力によりノズル内の負圧に抗して「封止板」がノズル端から引き離され、ノズルが開放される。
上記のスプリンクラーヘッドは「封止板」の全周を「バネ」により付勢していたが、ノズルの径が大きくなる程「バネ」の付勢力も大きくしなければならないという問題があった。また、上記に加えてノズルから引き離された「封止板」がノズル内の負圧によって吸引され、再びノズルを閉塞することを防ぐ構成にしなければならいという問題があった。
そこで本発明では、上記問題に鑑み、負圧スプリンクラー設備に設置されるスプリンクラーヘッドの弁体をノズル端から引き離すための力が小さな力で済み、且つ一度ノズルから引き離された弁体がノズル内の負圧により吸引されて再びノズルを閉塞することを防止可能なスプリンクラーヘッドを提供することを目的としている。
上記の目的を達成すべく本発明は以下のスプリンクラーヘッドを提供する。
即ち本発明は、本体の一端に給水源に続いた配管と接続可能なノズルを有しており、ノズルの出口付近から放水方向へ延出されたフレーム部の先端に係合され火災の熱により分解作動する感熱分解部により支持された弁体によってノズルが閉塞されており、ノズル出口近傍に設けたバネは弁体をノズル出口から引き離し、さらにバネはノズルと弁体の同軸状態を解除する方向へ弁体を付勢していることを特徴とする。
即ち本発明は、本体の一端に給水源に続いた配管と接続可能なノズルを有しており、ノズルの出口付近から放水方向へ延出されたフレーム部の先端に係合され火災の熱により分解作動する感熱分解部により支持された弁体によってノズルが閉塞されており、ノズル出口近傍に設けたバネは弁体をノズル出口から引き離し、さらにバネはノズルと弁体の同軸状態を解除する方向へ弁体を付勢していることを特徴とする。
上記構造のスプリンクラーヘッドは、配管の内部が負圧である負圧スプリンクラー設備に設置される。火災時の熱により感熱分解部が作動して弁体の支持が解除された際に、弁体はバネの力によりノズル出口から引き離されて開放する。さらに弁体がノズル出口より離れた状態を維持するためにノズルの軸と弁体の軸を同軸状態とさせないことで、開放した弁体が再びノズル内の負圧によって吸引され、ノズルを塞ぐことを防止する。
弁体が閉止した状態において同軸であったノズルの軸と弁体の軸は、弁体が開放するとノズルの軸と弁体の軸の同軸状態が解除される。弁体が開放した際に、ノズルと弁体が同軸の状態だとノズル内の負圧によって弁体がノズル側に吸引されやすい状態となるが、弁体が開放した状態においてノズルと弁体が同軸でない場合はノズル内の負圧により弁体をノズル側に吸引する力の及ぶ範囲が減少する。具体的に説明すると、ノズルの軸と弁体の軸が平行であり、2つの軸の間に所定間隔を有する場合、ノズル内の負圧が弁体に作用する面積が減少することや、あるいはノズルの軸に対して弁体の軸が傾いている場合は、弁体とノズル出口端の間隔が弁体上において近い部分と遠い部分が生じ、遠い部分においてはノズル内の負圧による吸引力が小さくなるので弁体がノズル側に吸引されることを抑止することができる。
前記本発明については、弁体にはバネが装着されており、バネが無負荷の状態ではノズルの中心軸に対して弁体の中心軸は傾いた位置関係にある。
これにより、スプリンクラーヘッドが作動してバネの作用によって弁体がノズルから離れた際に、弁体の中心軸がノズルの中心軸に対して傾いているのでノズルから水が放出されると傾いた状態の弁体に衝突する。弁体が傾いているので弁体は斜め方向に飛散して、ノズルの中心軸の延長上に設置されたデフレクターと干渉することなくスプリンクラーヘッドの外部に放出される。あるいはバネの付勢力を増加させてスプリンクラーヘッドが作動したときにバネの付勢力で弁体をスプリンクラーヘッドの外部に弾き飛ばすことも可能である。また、ノズルの放水方向が下向きに設置される下向型スプリンクラーヘッドでは、スプリンクラーヘッドが作動した際に、弁体は自重およびバネの付勢によって斜め下方に変位してノズル端から離れ、ノズルの中心軸の延長上に設置されたデフレクターと干渉することなく弁体とバネがスプリンクラーヘッドの外部へ放出させることができる。
これにより、スプリンクラーヘッドが作動してバネの作用によって弁体がノズルから離れた際に、弁体の中心軸がノズルの中心軸に対して傾いているのでノズルから水が放出されると傾いた状態の弁体に衝突する。弁体が傾いているので弁体は斜め方向に飛散して、ノズルの中心軸の延長上に設置されたデフレクターと干渉することなくスプリンクラーヘッドの外部に放出される。あるいはバネの付勢力を増加させてスプリンクラーヘッドが作動したときにバネの付勢力で弁体をスプリンクラーヘッドの外部に弾き飛ばすことも可能である。また、ノズルの放水方向が下向きに設置される下向型スプリンクラーヘッドでは、スプリンクラーヘッドが作動した際に、弁体は自重およびバネの付勢によって斜め下方に変位してノズル端から離れ、ノズルの中心軸の延長上に設置されたデフレクターと干渉することなく弁体とバネがスプリンクラーヘッドの外部へ放出させることができる。
前記本発明については、バネの一端側は弁体を保持する弁体保持部であり、他端側はノズル近傍に設置される支持部として構成される。
これによりバネを形成する際には、ワイヤー状のバネ材を屈曲させて構成することが可能である。または平板状のバネ材を折り曲げて一端側に弁体保持部を形成し、他端側に支持部を形成することも可能である。その際、弁体保持部を弁体の外周部に沿って弁体の上面および下面を覆うように折り曲げて弁体を保持する構成にすると弁体をバネに固定設置することができる。また、上記構成とすることでバネ自体を大きくすることができ、バネによる変位量や付勢力を増大することができる。
これによりバネを形成する際には、ワイヤー状のバネ材を屈曲させて構成することが可能である。または平板状のバネ材を折り曲げて一端側に弁体保持部を形成し、他端側に支持部を形成することも可能である。その際、弁体保持部を弁体の外周部に沿って弁体の上面および下面を覆うように折り曲げて弁体を保持する構成にすると弁体をバネに固定設置することができる。また、上記構成とすることでバネ自体を大きくすることができ、バネによる変位量や付勢力を増大することができる。
前記本発明については、バネの支持部はノズル出口の環状突起部に挿通して設置される。
バネの支持部をノズル出口の環状突起部に挿通させて設置することでスプリンクラーヘッドを組み立てる際にバネの支持部とノズルを同軸上に設置することが可能である。
バネの支持部をノズル出口の環状突起部に挿通させて設置することでスプリンクラーヘッドを組み立てる際にバネの支持部とノズルを同軸上に設置することが可能である。
前記本発明については、弁体保持部と支持部を接続する連結部をフレームから90°回転した方向に配置して構成される。
これによれば、スプリンクラーヘッドが作動した際に弁体の軸がフレームの方向に向くことを防止し、ノズルから放出する水の勢いで弁体がレームに衝突することを回避できる。
これによれば、スプリンクラーヘッドが作動した際に弁体の軸がフレームの方向に向くことを防止し、ノズルから放出する水の勢いで弁体がレームに衝突することを回避できる。
前記本発明については、バネは弁体のノズル側の面でノズルより外側の外周部の一部を付勢している。
これによれば、従来のスプリンクラーヘッドにおいてはバネが弁体の全周を付勢しており、バネが弁体を付勢する方向がノズルの放水方向であったので弁体にかかる負圧以上の付勢力を加えなければ弁体は開放しなかった。本発明のスプリンクラーヘッドでは、弁体がノズルの軸と弁体の軸が異なる方向、例えば弁体の外周部の一部のみに集中してバネ付勢させていることで弁体には常に傾くような力または弁体とノズルの同軸状態を解除する力を作用させる。感熱分解部が分解作動した際には前記バネにより弁体は傾きながら、また弁体とノズルの同軸状態を解除しながらノズル出口から離れるので小さな力でノズルを開放することができる。例えば、ガラスに吸着している吸盤を外す際に吸盤の中心部を引っ張ってもなかなか吸盤を外すことができないが、吸盤の縁を捲ると簡単に吸盤を外すことができるのと同じ原理である。
これによれば、従来のスプリンクラーヘッドにおいてはバネが弁体の全周を付勢しており、バネが弁体を付勢する方向がノズルの放水方向であったので弁体にかかる負圧以上の付勢力を加えなければ弁体は開放しなかった。本発明のスプリンクラーヘッドでは、弁体がノズルの軸と弁体の軸が異なる方向、例えば弁体の外周部の一部のみに集中してバネ付勢させていることで弁体には常に傾くような力または弁体とノズルの同軸状態を解除する力を作用させる。感熱分解部が分解作動した際には前記バネにより弁体は傾きながら、また弁体とノズルの同軸状態を解除しながらノズル出口から離れるので小さな力でノズルを開放することができる。例えば、ガラスに吸着している吸盤を外す際に吸盤の中心部を引っ張ってもなかなか吸盤を外すことができないが、吸盤の縁を捲ると簡単に吸盤を外すことができるのと同じ原理である。
前記本発明については、バネは切り欠きを有するリング形状をしており、各々の端は互いに離れる方向へ屈曲されている。
バネをリング形状に形成することでノズル出口の外周に挿通させて設置可能であり、これにより弁体の外周部の一部のみを付勢するバネの位置決めをすることができる。
さらにリングの各々の端を互いに離れる方向へ屈曲させることで、切欠き部分においてリングの軸方向への変位量が確保でき、弁体の切欠き部と接する部分のみを付勢することができる。
バネをリング形状に形成することでノズル出口の外周に挿通させて設置可能であり、これにより弁体の外周部の一部のみを付勢するバネの位置決めをすることができる。
さらにリングの各々の端を互いに離れる方向へ屈曲させることで、切欠き部分においてリングの軸方向への変位量が確保でき、弁体の切欠き部と接する部分のみを付勢することができる。
前記本発明については、バネはリング形状であり、リングの周縁の一部が外方へ延出して形成され、該延出部が折り曲げられて板バネ部が形成されている。
前述と同様にリング状にすることでノズル出口の外周に挿通させて設置可能であり、さらにリング周縁の一部を外方へ延出させ、該延出部を折り曲げて板バネ部を形成したことで、弁体の板バネ部が接触する部分のみを付勢することができる。
前述と同様にリング状にすることでノズル出口の外周に挿通させて設置可能であり、さらにリング周縁の一部を外方へ延出させ、該延出部を折り曲げて板バネ部を形成したことで、弁体の板バネ部が接触する部分のみを付勢することができる。
前記本発明については、弁体は前記バネが係止されるバネ係止部が弁体外周部に形成されている。
弁体にバネが係止されるバネ係止部を設けることで、バネ係止部のみにバネの付勢力を作用させることができ、弁体が傾いて動作する力を付勢することができる。
弁体にバネが係止されるバネ係止部を設けることで、バネ係止部のみにバネの付勢力を作用させることができ、弁体が傾いて動作する力を付勢することができる。
前記本発明については、バネには回転を防止する本体との係合部が形成されている。
本体との係合部を設けたことでバネが回転して所定の付勢位置からずれることを防止可能である。
本体との係合部を設けたことでバネが回転して所定の付勢位置からずれることを防止可能である。
前記本発明については、スプリンクラーヘッドは、ノズルの放水方向が上向きの上向き型スプリンクラーヘッドである。
前述のバネを上向き型スプリンクラーヘッドに適用することで、スプリンクラーヘッドの感熱分解部が作動した場合には確実に弁体をノズル端から引き離して開放させることができる。また、ノズルから放出される水によって弁体をスプリンクラーヘッドの外部に放出させることができる。
前述のバネを上向き型スプリンクラーヘッドに適用することで、スプリンクラーヘッドの感熱分解部が作動した場合には確実に弁体をノズル端から引き離して開放させることができる。また、ノズルから放出される水によって弁体をスプリンクラーヘッドの外部に放出させることができる。
以上説明したように本発明によれば、負圧スプリンクラー設備に設置されるスプリンクラーヘッドの弁体をバネ付勢させ、弁体を傾いた状態で開放させることでノズル端から弁体を引き離すための力が小さな力で済み、且つ一度ノズルから引き離された弁体がノズル内の負圧により吸引されて再びノズルを閉塞することを防止可能なスプリンクラーヘッドを提供することができる。
第1実施形態(図1〜図5)
以下、第1実施形態のスプリンクラーヘッドについて図1〜図5を参照して説明する。
スプリンクラーヘッドAは、本体1、デフレクター2、弁体3、感熱分解部4、感熱体5から構成される。
以下、第1実施形態のスプリンクラーヘッドについて図1〜図5を参照して説明する。
スプリンクラーヘッドAは、本体1、デフレクター2、弁体3、感熱分解部4、感熱体5から構成される。
本体1は外周面に消火設備配管に接続する牡ネジを有しており、内部には配管内の水を放出可能なノズル6が穿設されている。ノズル6の出口側の端面6A近傍には、該端面6Aからノズル6の放水方向(図1及び図2の上方向)に延出された2本のフレーム7が設けられ、該フレーム7にはノズル6の軸線上で交差するボス部8が形成されている。
ボス部8の先端にはノズル6より放水された水を衝突させ、四方に飛散させるデフレクター2が固定設置されている。デフレクター2は円盤状をしており、周縁には複数の切欠きが形成されている(図2において切欠きの図示は省略)。ボス部8の内部には牝ネジ8Aが形成されている。牝ネジ8Aには後述するインプレスネジ21が螺入され、インプレスネジ21の先端が感熱分解部4を係止している。
ノズル6の出口側のフレーム7、7の間には後述のバネSを係止するための鍔部6Bが形成されており、さらに鍔部には凹部6Cが形成されている。
弁体3はノズル6を閉塞するものでありノズル6の出口端に配置され、後述の感熱分解部4によりノズル6側に押圧されている。弁体3とノズル6の端面6Aの間にはシール材3Aが介在されている。シール材3Aは粘着剤によって弁体3側に貼付けられているが、ノズル6の端面6Aに貼付けてもよい。
弁体3のノズル端面6A側にはバネSが設置され、弁体3の外周部の一部を弁体3が開く方向に付勢している。バネSは図3に示すようにリング形状をしており、ノズル端面6Aからノズル6の外周部に挿通される。バネSの外周縁の一部には外方へ延出した延出部S1(図3にて点線で示す)が形成されており、該延出部S1を屈曲させてバネ部S2を設けている。バネ部S2はリング部の内周縁から内方へ延出させて設置することも可能である。
バネ部S2により弁体3の外周部の一部のみが開放方向に付勢され、感熱分解部4が分解作動した際にはバネ部S2の作用により弁体3をノズル端面6Aから引き離すことができる。
バネ部S2と対向する側には本体1の鍔部6Bと係合されるように延出した係合部S3が形成されている。係合部S3の先端S4(図中点線で示す)は幅が広く形成されており、バネSをノズル6の外周部に挿通した際に、係合部S3を鍔部6Bの凹部6C内に係合させながら屈曲して設置すると先端S4は鍔部6Bと係合される。
係合部S3を凹部6の内側に係合させたことによりバネSの回転を防止する作用を有する。さらに係合部S3の先端S4を鍔部6Bと係合させたことで、バネSの脱落防止の作用を有する。上記実施形態では係合部S3が1箇所のみに設置されていたが、本体1の凹部6Cは2箇所あるのでこれに合わせて係合部S3を2箇所設けることも可能である。その際延出部S1は2つの係合部S3の間、例えば一方のフレーム7側に設けることも可能である。
感熱分解部4は、レバー10、支柱11、天秤12から構成されている。感熱分解部4は各々の部品と後述の感熱体5を組み合わせて構成されており、各々の部品には荷重が印加された状態で組み立てられている。
レバー10は断面L字形となっており、ボス部8側の表面には半球溝10Aが刻設され、裏面には半球溝10Aよりも内側にV字溝10Bが刻設されている。
支柱11は略楕円形状で中央に穴11Aが穿設され、該穴の端部からは係合枝11Bが穴11Aから外方に屈曲しており、穴11Aの他端からは支承枝11Cが係合枝11Bと同一方向に屈曲している。支柱41の両端はナイフエッヂとなっている。
天秤12は一端が太巾となった鎌首状で、太巾部には半球状の突起12Aが形成され、他端は斜め方向に屈曲した係合部12Bが形成されている。
感熱体5は、シリンダー14、可溶合金15、ピストン16から構成され、シリンダー14は有底円筒形状をしており内部に可溶合金15が入れられている。この可溶合金15は溶融状態の合金材料をシリンダー14に注入硬化させることで一体化される。また、予め図示の可溶合金15をシリンダー14の内部に差し込んで一体化してもよい。シリンダー14の底面の外部側には、すり鉢形状の係合穴14Aが形成されている。
上記構成から成る感熱体5は、レバー10、可動片11、天秤12に組み込まれ感熱分解部4のユニットを構成する。以下にユニットの構成を示す。
レバー10の半球溝10Aがインプレスネジ21の半球状の先端と係合し、レバー10の端部が天秤12の係合部12Bと係合している。またレバー10のV字溝10Bが支柱11の一端と係合し、支柱11の他端が弁体3のV字状溝と係合している。レバー10の端部と係合している天秤12は支柱11の穴11Aを挿通し、図2中下面となるところが支柱11の支承枝11C上に乗っている。
支柱11の係合枝11Bにはシリンダー14の係合穴14Aが係合している。シリンダー44内に挿入されたピストン16の穴16Aには天秤12の半球状の突起12Aが係合している。
本体1のボス部8の牝ネジ8Aからインプレスネジ21を螺入させていくとインプレスネジ21の先端から、感熱分解部4に荷重が印加されると共に、弁体3をノズル6側に押圧してノズル6を閉塞する。
感熱分解部4は、弁体3とインプレスネジ21により常に荷重が印加された状態になり、支柱11の係合枝11Bからシリンダー14へ力が作用すると共に、天秤12の半球状の突起12Aからピストン16へ力が作用して、可溶合金15に圧縮力が作用される。
次に第1実施形態のスプリンクラーヘッドAの作動について説明する。
本発明のスプリンクラーヘッドは、負圧スプリンクラー設備に設置されており、配管内が負圧となるよう維持されている。負圧スプリンクラー設備については特許第3264939号公報や特開2004−201746号公報に記載されているので、詳細な説明は省略する。
スプリンクラーヘッドAは図5に示すように屋根130の下側つまり屋内に配設された消火設備配管Pの立設部131にスプリンクラーヘッドSHの牡ネジ5が接続され、デフレクター2およびノズル6の放水方向が屋根130側(上向き)に向くように設置されている。
スプリンクラーヘッドAの近傍には火災感知器Kが設置されている。火災感知器Kは火災を感知すると給水装置を起動させ、配管Pに水を供給する。
火災が発生すると、火災の熱により周囲温度が上昇してスプリンクラーヘッドAのシリンダー14が熱を吸収してシリンダー14内の可溶合金15が溶ける。一方、火災感知器Kは周囲温度の上昇により作動して作動信号を出力する。
可溶合金15が溶融するとピストン16がシリンダー14内に没入して、感熱分解部4の力のバランスが崩れ、天秤12が支承枝11Cの先端を支点として半球状の突起12Aがピストン16側に回転する。天秤12の回転により天秤12の係合部12Bに対するレバー10の下端部の係合が外れてその下端部は半球溝10Aを支点として回転する。レバー10の回転に伴い支柱11もレバー10との係止が解除され、感熱分解部4が分解作動する。
弁体3を支持していた感熱分解部4が分解したことで弁体3をノズル6側に押圧していた力が解放されるので弁体3は開放可能な状態となる。バネSが弁体3をノズル端面6Aから引き離す方向へ作用して弁体3はノズル6から離れ、ノズル6内および配管内が加圧され、弁体3を吸引する力が弱まりノズル6が開放される。図4に示すように、作動する前のスプリンクラーヘッド(図4(a))においては、ノズル6の軸6Eと弁体3の軸3Eが同軸となっているが、作動後のスプリンクラーヘッド(図4(b))においては、ノズル6の軸に対して弁体3の軸が傾いた状態となっている。
スプリンクラーヘッドAの近傍に設けられた火災感知器Kの作動信号によって給水装置が起動しているのでスプリンクラーヘッドAに給水が開始され、水はノズル6より放出される。水の勢いにより弁体3とバネSをスプリンクラーヘッドAの外部へ放出され、デフレクター2に衝突した水は四方へ飛散されることで火災の抑制・消火が行われる。
また、スプリンクラーヘッドAが作動したあとで火災感知器Kが作動するケースについて説明する。
火災の熱によりスプリンクラーヘッドAが作動すると弁体3を支持していた感熱分解部4が分解作動してスプリンクラーヘッドAの外部に放出される。弁体3はバネSによって付勢されているのでノズル端面6Aから引き離され、弁体3が傾いた状態で開放する。
配管P内は弁体3の開放によってノズル6から配管P内に外気が流入してくるので圧力が上昇する。配管P内の圧力が上昇して所定の圧力に達すると、配管Pに接続された図示しない吸引装置が作動して配管P内の圧力を再び負圧化させる。弁体3はバネSによって傾いた状態で保持されているので、ノズル6内の負圧によって弁体3がノズル端面6Aに引き寄せられるのを防止する。
火災感知器Kが作動すると、吸引装置が停止して配管P上に設置された給水装置が起動して水源から作動したスプリンクラーヘッドBへ加圧水が送水される。作動したスプリンクラーヘッドBのノズル6からは水が放出され、水の勢いにより弁体3はバネSとともにスプリンクラーヘッドBの外部へ放出される。水はデフレクター2に衝突して四方へ飛散し、火災の抑制・消火が行われる。
第1実施形態の変形例(図6〜図8)
上記の実施形態の変形例を図6、図7に示す。図中に示すようにバネSをリングの一部を切欠いた形状とし、リングの切欠き部22の各々の端22A、22Bを互いに離れる方向へ屈曲させて構成したものである。図7では2種類のバネが示されており、(a)はリングの切欠きの先端部を各々の端が互いに離れる方向へ屈曲させたものである。図中においては切欠きの先端の両方の端を屈曲させて形成しているが、片側のみを屈曲させて形成することも可能である。図7(b)はリングの切欠き部分において各々の端が離れるようにリング全体を撓ませて形成したものである。
上記の実施形態の変形例を図6、図7に示す。図中に示すようにバネSをリングの一部を切欠いた形状とし、リングの切欠き部22の各々の端22A、22Bを互いに離れる方向へ屈曲させて構成したものである。図7では2種類のバネが示されており、(a)はリングの切欠きの先端部を各々の端が互いに離れる方向へ屈曲させたものである。図中においては切欠きの先端の両方の端を屈曲させて形成しているが、片側のみを屈曲させて形成することも可能である。図7(b)はリングの切欠き部分において各々の端が離れるようにリング全体を撓ませて形成したものである。
さらに弁体の変形例を図8に示す。図8に示す弁体は外周部の一部のみを外方へ突出させバネ係止部3Bを形成したものである。
第2実施形態(図10〜図11)
続いて第2実施形態のスプリンクラーヘッドについて説明する。尚、第1実施形態と構成が同じ箇所については、同符号を付して詳細な説明は省略する。
続いて第2実施形態のスプリンクラーヘッドについて説明する。尚、第1実施形態と構成が同じ箇所については、同符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態は、図6、図7で説明した第1実施形態の変形例の発展型であり、バネの一端側に弁体保持部を設けて他端側にはノズル近傍に設置される支持部を設けたものである。図10のスプリンクラーヘッドBは弁体3のノズル端面6A側にバネ30が設置されている。図6、図7に示す第1実施形態の変形例ではバネSの先端部分のみで弁体3を付勢していたが、第2実施形態のバネ30は、弁体保持部31により弁体3の大部分を付勢している。
バネ30は図11(a)〜(c)に示すようにワイヤー状のバネ材を層状に屈曲させて構成しており、弁体3を保持する弁体保持部31と、ノズル6の出口近傍に設置される支持部32から成る。弁体保持部31はワイヤー状のバネ材が円板状の弁体3の外周部に沿って弁体3の上面および下面を覆うように折り曲げられ弁体3を保持している。弁体保持部31は弁体3のノズル6と当接する箇所よりも外周側に設置されており、スプリンクラーヘッドBを組み立てる際に弁体保持部31が弁体3とノズル6の間に挟まれて干渉することが無い様に構成される。より具体的に説明すると、図11(a)に破線で示す弁体保持部31は弁体3のノズル6側の面に配設される部分であり、同図に二点鎖線で示す環状突起部33の外周径の外側に上記の破線部分が配置するよう構成されている。
支持部32は矩形型に折り曲げられており、内側はフレーム7の根元付近からボス8側に突出して形成されたノズル6の出口端の環状突起部33に挿通して設置される。上記構成では支持部32を矩形型としたが、これに限らず円形状に形成してもよい。また、支持部32をコイルバネのように螺旋状に積層して形成することも可能であり、バネ30の付勢力を増加させることができる。より具体的には、螺旋状に積層させた支持部32によりノズル6の放水方向への付勢力が得られ、後述する連結部34によりノズル6の軸36より傾いた方向への付勢力が得られることでバネ30は斜め上方へ付勢している。これによりスプリンクラーヘッドBの作動時にバネ30の作用によって支持部32がノズル6の環状突起部33から抜け出して弁体3とバネ30をスプリンクラーヘッドBの外部に放出させることができる。
弁体保持部31と支持部32の間は連結部34となっている。平時(スプリンクラーヘッドBが作動する前の状態)においては図10に示すように、連結部34は弁体3とインプレスネジ21の間に組み込まれる感熱分解部4によって押圧され屈曲した状態となっている。
スプリンクラーヘッドBが作動して感熱分解部4がスプリンクラーヘッドBの外部に放出されると図11(b)に示すように連結部34は元の直線形状に戻り、弁体3の軸35がノズル6の軸36から傾いた状態で保持される。連結部34の長さを長くする程、スプリンクラーヘッドBの作動時に弁体3がノズル6から離れる距離を大きくすることができる。
また、弁体保持部31と支持部32の間の角度は所定の角度θに設定される。この角度θはバネ30が無負荷状態において15°〜50°の間隔であり、より好ましくは20°〜40°である。この角度θの傾きを有することによりノズル6から放出された水によって弁体3をスプリンクラーヘッドの外部に放出することができる。仮に、弁体保持部31と支持部32が平行な位置に保持された場合、ノズル6から放出された水によって弁体3はボス8の方向に飛散してデフレクター2の周縁部に係留されるおそれがある。
これにより、スプリンクラーヘッドBが接続されている配管内が負圧の状態であっても弁体3がノズル6側に吸引されて再びノズル6を閉塞することを防止可能である。さらに、弁体3の軸35とノズル6の軸36が同軸でないことで、スプリンクラーヘッドBの作動後にノズル6から水が放出された際には弁体3が水流によってスプリンクラーヘッドBの外部に放出することができる。
支持部32には本体1と係合可能な係合部37が設けられている。係合部37は支持部32の末端に形成されており、本体1のノズル6付近に形成された凹部6Cの内側に係合する。これによりバネ30の回転を防止することができ、バネ30の付勢位置を維持することができる。
係合部37を連結部34の近傍に形成すると、一対のフレーム7、7の中間に形成された凹部6に係合部37が係合され、スプリンクラーヘッドBが作動した際には弁体3の軸35がフレーム7の方向に向くことを防止できる。これにより弁体3はノズル6から放出される水流によって飛散する際にフレーム7に衝突することを回避できる。
また、第2実施形態のバネ30は弁体保持部31により弁体3の大部分を付勢したことで第1実施形態のバネSと比較して大型化されており、バネ30の付勢力や変位量が第1実施形態のバネSよりも増加している。
より具体的に説明すると、第1実施形態のバネSは弁体3の外周部の一部分のみをバネ部S3により付勢しているが、第2実施形態のバネ30は弁体3の外周部の大部分がバネ30により保持されており、
スプリンクラーヘッドBの作動後の状態(図11(b))では弁体3の変位量も大きくなっている。しかしながらスプリンクラーヘッドBに組み込まれた状態(図10)では、バネ30全体の大きさが第1実施形態のバネSと略同じ程度であり、バネ30の設置位置は第1実施形態のバネSと同様にノズル出口端付近に設置される。本実施形態はバネ30による弁体3の変位量を増加させつつバネ30の設置スペースをコンパクトに収めることができるというメリットを有するものである。
より具体的に説明すると、第1実施形態のバネSは弁体3の外周部の一部分のみをバネ部S3により付勢しているが、第2実施形態のバネ30は弁体3の外周部の大部分がバネ30により保持されており、
スプリンクラーヘッドBの作動後の状態(図11(b))では弁体3の変位量も大きくなっている。しかしながらスプリンクラーヘッドBに組み込まれた状態(図10)では、バネ30全体の大きさが第1実施形態のバネSと略同じ程度であり、バネ30の設置位置は第1実施形態のバネSと同様にノズル出口端付近に設置される。本実施形態はバネ30による弁体3の変位量を増加させつつバネ30の設置スペースをコンパクトに収めることができるというメリットを有するものである。
第2実施形態の変形例1(図12)
次に第2実施形態の変形例について説明する。図12に示すバネ40は2ツ折の板バネ形状をしており、一方の片40aに弁体保持部として凹部41が設置され、他方の片40bには支持部としてノズル6の出口端の環状突起部33に挿通可能な穴42が形成されている。
次に第2実施形態の変形例について説明する。図12に示すバネ40は2ツ折の板バネ形状をしており、一方の片40aに弁体保持部として凹部41が設置され、他方の片40bには支持部としてノズル6の出口端の環状突起部33に挿通可能な穴42が形成されている。
凹部41は円形をしており、その内径は弁体3の外径より僅かに大きい。凹部41には内方フランジ41aが形成されており、内方フランジ41aに弁体3の外周部が係止される。ノズル6の出口端は、内方フランジ41aの内側の弁体3と接触しており、内方フランジ41aが弁体3とノズル6の間に挟まれて干渉しないように構成する。
片40aと片40bの中間は屈曲部43となっており、第2実施形態の連結部34に相当する。屈曲部43はバネ40が無負荷状態にあるときは片40aと片40bの間の角度を所定の角度に維持する。この角度は無負荷状態において15°〜50°の間隔であり、より好ましくは20°〜40°である。図12(b)に示す無負荷状態において、弁体3の軸44は穴42の軸45に対して傾いており、これによりノズル6から放出された水によって弁体3をスプリンクラーヘッドの外部に放出することができる。穴42がノズル6の環状突起部33に挿通されているので穴24の軸45はノズル6の軸36と同軸である。
また、屈曲部43をフレーム7、7が設置された方向から90°回転した方向に設置することでスプリンクラーヘッドが作動した際には弁体3の軸44がフレーム7の方向に向くことを防止できる。これにより弁体3はノズル6から放出される水流によって飛散する際にフレーム7に衝突することを回避できる。
さらに、図12(c)に示すように凹部41の縁にコ字型の切欠き46を形成して、切欠き46と凹41部の間に形成された爪部47を設置する。凹部41内に弁体3を収容した後に爪部47を凹部41の内側に折り曲げると爪部47は点線で示した状態になり、弁体3の上面および下面を覆うように弁体3を保持することが可能となりバネ40に弁体3を固定設置できる。
第2実施形態の変形例2(図13)
上記とは異なる第2実施形態の変形例について説明する。図13に示すバネ50は3ツ折の板バネ形状をしており、一方の片50aに弁体保持部として穴51が設置され、他方の片50bには支持部としてノズル6の出口端の環状突起部33に挿通可能な穴52が形成されている。片50a、50bの間は連結部50cとなっている。
上記とは異なる第2実施形態の変形例について説明する。図13に示すバネ50は3ツ折の板バネ形状をしており、一方の片50aに弁体保持部として穴51が設置され、他方の片50bには支持部としてノズル6の出口端の環状突起部33に挿通可能な穴52が形成されている。片50a、50bの間は連結部50cとなっている。
穴51は円形をしており、内径は弁体3の外径より小さくノズル6の出口端の外径よりも大きい。平時において弁体3の外周部は穴51の周縁部と接触した状態でノズル6の出口端に押圧される。バネ50は弁体3の外周部を付勢している。穴51の構成は前述の変形例1と同様な凹部41と置換えることができる。
連結部50cは、バネ50が無荷重状態のときには穴51の軸53と穴52の軸54を所定間隔で離す作用を有する。平時(スプリンクラーヘッドが作動する前の状態)においては連結部50cは片50a、50bの間に折りたたまれ、軸53、54は同軸であるが、スプリンクラーヘッドが作動した後の状態では穴51、52の同軸状態は解除され、それぞれの軸は間隙により隔てられる。これによりスプリンクラーヘッドの作動後にノズル6内の負圧によって弁体3がノズル6側へ引き寄せられ、ノズル6を閉塞することを防止できる。
さらに、弁体3が収容される穴51の軸53と、ノズル6の環状突起部33に挿通される穴52の軸54との間に所定間隔を有することから、スプリンクラーヘッドの作動時にバネ50は弁体3が保持されている片50aがバネ50の復元力と弁体3の自重によって片50bを支点として回動動作を行い、バネ50および弁体3をスプリンクラーヘッドの外部へ放出することができる。
1 本体
2 デフレクター
3 弁体
4 感熱分解部
5 感熱体
6 ノズル
6A ノズル端面
6B 鍔部
6C 凹部
7 フレーム
22 切欠き部
S バネ
S1 延出部
S2 バネ部
S3 係合部
S4 係合部の先端
30、40 バネ
31 弁体保持部
32 支持部
33 環状突起部
34 連結部
35 弁体の軸
36 ノズルの軸
37 係合部
2 デフレクター
3 弁体
4 感熱分解部
5 感熱体
6 ノズル
6A ノズル端面
6B 鍔部
6C 凹部
7 フレーム
22 切欠き部
S バネ
S1 延出部
S2 バネ部
S3 係合部
S4 係合部の先端
30、40 バネ
31 弁体保持部
32 支持部
33 環状突起部
34 連結部
35 弁体の軸
36 ノズルの軸
37 係合部
Claims (14)
- 本体の一端に給水源に続いた配管と接続可能なノズルを有しており、ノズルの出口付近から放水方向へ延出されたフレーム部の先端に係合され火災の熱により分解作動する感熱分解部により支持された弁体によってノズルが閉塞されており、ノズル出口近傍に設けたバネは弁体をノズル出口から引き離し、さらにバネはノズルと弁体の同軸状態を解除する方向へ弁体を付勢していることを特徴とするスプリンクラーヘッド。
- 弁体にはバネが装着されており、バネが無負荷の状態ではノズルの中心軸に対して弁体の中心軸は傾いた位置関係にある請求項1記載のスプリンクラーヘッド。
- バネの一端側は弁体を保持する弁体保持部であり、他端側はノズル近傍に設置される支持部として構成される請求項1または請求項2記載のスプリンクラーヘッド。
- バネの支持部はノズル出口の環状突起部に挿通して設置される請求項1〜請求項3の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- バネはワイヤー状のバネ材を層状に屈曲させて構成している請求項1〜請求項4の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- バネは平板状のバネ材を折り曲げて形成しており、一端側を弁体保持部とし、他端側をノズル近傍に設置される支持部として構成した請求項1〜請求項4の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- 弁体保持部は弁体の外周部に沿って弁体の上面および下面を覆うように形成され弁体を保持している請求項5または請求項6記載のスプリンクラーヘッド。
- 弁体保持部と支持部を接続する連結部をフレームから90°回転した方向に配置させた請求項1〜請求項7の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- バネは弁体のノズル側の面でノズルより外側の外周部の一部を付勢している請求項1記載のスプリンクラーヘッド。
- バネは切り欠きを有するリング形状をしており、各々の端は互いに離れる方向へ屈曲されている請求項9記載のスプリンクラーヘッド。
- バネはリング形状であり、リングの周縁の一部が外方へ延出して形成され、該延出部が折り曲げられて板バネ部が形成されている請求項9または請求項10記載のスプリンクラーヘッド。
- 弁体は前記バネが係止されるバネ係止部が弁体外周部に形成されている請求項1〜請求項11の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- バネには回転を防止する本体との係合部が形成されている請求項1〜請求項12の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
- スプリンクラーヘッドは、ノズルの放水方向が上向きの上向き型スプリンクラーヘッドである請求項1〜請求項13の何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
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