JPWO2013080753A1 - ステアリングホイール - Google Patents
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Abstract
ステアリングホイール本体2とエアバッグモジュール3とホーンスイッチ装置を備える。ステアリングホイール本体2の芯金部2bには位置決め用長孔2e〜2gが、エアバッグモジュール3には位置決めピン3eが設けられている。位置決め用長孔2e〜2gは、長手方向の長さL1が位置決めピン3eの幅d1より長く、位置決め用長孔2eと位置決め用長孔2f,2gの長手方向を異ならせて配置する。取り付け状態では、位置決めピン3eは位置決め用長孔2e〜2gに挿通し、少なくとも位置決めピン3eの一部が位置決め用長孔2e〜2gの長手方向と直交する方向の側面2eb〜2gbに接するようにする。
Description
ステアリングホイール本体と、
このステアリングホイール本体を構成する芯金部に取り付けるエアバッグモジュールと、
このエアバッグモジュールを押すことで回路を閉じるホーンスイッチ装置を備え、
前記芯金部には、複数のエアバッグモジュール位置決め用長孔が設けられる一方、前記エアバッグモジュールには、前記位置決め用長孔に挿通することでエアバッグモジュールの位置決めを行う複数の位置決めピンが設けられたステアリングホイールであって、
前記位置決め用長孔は、長手方向の長さを前記位置決めピンの幅より長い長さを有するようにして前記長手方向にピン挿入許容領域を有し、少なくとも2つの前記位置決め用長孔の長手方向が互いに異なる方向となるように配置すると共に、
前記位置決めピンは、エアバッグモジュールを芯金部に取り付けた状態で、前記位置決めピンが前記位置決め用長孔に挿通され、少なくとも前記位置決めピンの一部が前記位置決め用長孔の長手方向と直交する方向の側面に接していることを最も主要な特徴としている。
1はステアリングホイールであり、ステアリングホイール本体2と、このステアリングホイール本体2の中央部に取り付けられるエアバッグモジュール3と、ホーンスイッチ装置(図示省略)を備えている(図4参照)。
Y方向に長手方向がくる長孔2e内の位置決めピン3eが位置する範囲1にX方向の紙面左側から外力F1が加わった場合は、前記位置決めピン3eが当接する前記長孔2eにおける紙面左側の側面2ebに反力Fc1が発生してその位置を保つ。反対に、前記範囲1にX方向の紙面右側から外力−F1が加わった場合は、前記位置決めピン3eが当接する前記長孔2eにおける紙面右側の側面2ebに反力Fc2が発生してその位置を保つ。
X方向に長手方向がくる前記2つの長孔2f,2gの中間部分にY方向の紙面下側に向く外力FYが加わった場合は、前記2つの長孔2f,2g内の位置決めピン3eと接する紙面上側の側面2fb,2gbに反力Fa 2とFb2が発生して位置を保つ。反対に、X方向に長手方向がくる前記2つの長孔2f,2gの中間部分にY方向の紙面上側に向く外力−FYが加わった場合は、前記2つの長孔2f,2g内の位置決めピン3eと接する紙面下側の側面2fb,2gbに反力Fa1とFb1が発生して位置を保つ。
例えば右回転の外力(回転モーメント)M1が加わった場合、前記反力Fa1とFb2とY方向に長手方向がくる長孔2e内の位置決めピン3eと接する紙面右側の側面2ebに発生する反力Fc2が発生して位置を保つ。反対に、左回転の外力(回転モーメント)−M1が加わった場合、前記反力Fa2とFb1とY方向に長手方向がくる長孔2e内の位置決めピン3eと接する紙面左側の側面2ebに発生する反力Fc1が発生して位置を保つ。
段落0036〜0042で説明した反力を位置決めピン3eで吸収するので、外力を取り除くと、位置決めピン3eの復元力でエアバッグモジュール3は初期の設定位置に戻る。
2 ステアリングホイール本体
2b 芯金部
2da 第1のフック
2e,2f,2g 長孔
2eb,2fb,2gb 側壁
3 エアバッグモジュール
3ca Zタブ
3e 位置決めピン
4 棒状スプリング
5 スプリング
A ピン挿入許容領域
Claims (31)
- ステアリングホイール本体と、
このステアリングホイール本体を構成する芯金部に取り付けるエアバッグモジュールと、
このエアバッグモジュールを押すことで回路を閉じるホーンスイッチ装置を備え、
前記芯金部には、複数のエアバッグモジュール位置決め用長孔が設けられる一方、前記エアバッグモジュールには、前記位置決め用長孔に挿通することでエアバッグモジュールの位置決めを行う複数の位置決めピンが設けられたステアリングホイールであって、
前記位置決め用長孔は、長手方向の長さを前記位置決めピンの幅より長い長さを有するようにして前記長手方向にピン挿入許容領域を有し、少なくとも2つの前記位置決め用長孔の長手方向が互いに異なる方向となるように配置すると共に、
前記位置決めピンは、エアバッグモジュールを芯金部に取り付けた状態で、前記位置決めピンが前記位置決め用長孔に挿通され、少なくとも前記位置決めピンの一部が前記位置決め用長孔の長手方向と直交する方向の側面に接していることを特徴とするステアリングホイール。 - 前記位置決めピンは、少なくとも2本以上で構成され、これらが前記位置決め用長孔の長手方向と直交する方向の側面に接していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のステアリングホイール。
- 前記複数の位置決め用長孔は、ステアリングホイールを正面側から見た場合の同一平面上に投影された、少なくとも一つの位置決め用長孔の長手方向に延長した線が、他の位置決め用長孔の長手方向に延長した線と交わるように配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決め用長孔は、同じ長手方向の向きを有するものが2つと、これら2つの位置決め用長孔の長手方向と直交する長手方向のものが1つの3つであることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決め用長孔は、可能な限りエアバッグモジュールの外周側に設けられていることを特徴とする請求の範囲第1、2、4項の何れかに記載のステアリングホイール。
- 前記位置決め用長孔は、可能な限りエアバッグモジュールの外周側に設けられていることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決め用長孔は、入側及び出側に対して中央部分が狭く成されていることを特徴とする請求の範囲第1、2、4項の何れかに記載のステアリングホイール。
- 前記位置決め用長孔は、入側及び出側に対して中央部分が狭く成されていることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決め用長孔は、入側及び出側に対して中央部分が狭く成されていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、横断面中心から前記位置決め用長孔の長手方向と直交する方向の側面と直交する線上の外周位置で前記長手方向と直交する方向の側面と接するように形成されていることを特徴とする請求の範囲第1、2、4項の何れかに記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、横断面中心から前記位置決め用長孔の長手方向と直交する方向の側面と直交する線上の外周位置で前記長手方向と直交する方向の側面と接するように形成されていることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、横断面中心から前記位置決め用長孔の長手方向と直交する方向の側面と直交する線上の外周位置で前記長手方向と直交する方向の側面と接するように形成されていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、横断面中心から前記位置決め用長孔の長手方向と直交する方向の側面と直交する線上の外周位置で前記長手方向と直交する方向の側面と接するように形成されていることを特徴とする請求の範囲第7項に記載のステアリングホイール。
- エアバッグモジュールを、常時は芯金部から離反する方向に付勢された状態となるように芯金部に取り付け、当該エアバッグモジュールを前記付勢力に抗して芯金部に接近させることで、ホーンスイッチ装置を作動させることを特徴とする請求の範囲第1、2、4項の何れかに記載のステアリングホイール。
- エアバッグモジュールを、常時は芯金部から離反する方向に付勢された状態となるように芯金部に取り付け、当該エアバッグモジュールを前記付勢力に抗して芯金部に接近させることで、ホーンスイッチ装置を作動させることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のステアリングホイール。
- エアバッグモジュールを、常時は芯金部から離反する方向に付勢された状態となるように芯金部に取り付け、当該エアバッグモジュールを前記付勢力に抗して芯金部に接近させることで、ホーンスイッチ装置を作動させることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のステアリングホイール。
- エアバッグモジュールを、常時は芯金部から離反する方向に付勢された状態となるように芯金部に取り付け、当該エアバッグモジュールを前記付勢力に抗して芯金部に接近させることで、ホーンスイッチ装置を作動させることを特徴とする請求の範囲第7項に記載のステアリングホイール。
- エアバッグモジュールを、常時は芯金部から離反する方向に付勢された状態となるように芯金部に取り付け、当該エアバッグモジュールを前記付勢力に抗して芯金部に接近させることで、ホーンスイッチ装置を作動させることを特徴とする請求の範囲第10項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、弾性部材で製作されたものであることを特徴とする請求の範囲第1、2、4項の何れかに記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、弾性部材で製作されたものであることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、弾性部材で製作されたものであることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、弾性部材で製作されたものであることを特徴とする請求の範囲第7項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、弾性部材で製作されたものであることを特徴とする請求の範囲第10項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、弾性部材で製作されたものであることを特徴とする請求の範囲第14項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、芯金部へのエアバッグモジュールの取り付け時に、エアバッグモジュールの裏面に形成されたZタブが芯金部に形成された第2のフックに係合する前に、前記位置決め用長孔に挿通する長さを有していることを特徴とする請求の範囲第1、2、4項の何れかに記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、芯金部へのエアバッグモジュールの取り付け時に、エアバッグモジュールの裏面に形成されたZタブが芯金部に形成された第2のフックに係合する前に、前記位置決め用長孔に挿通する長さを有していることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、芯金部へのエアバッグモジュールの取り付け時に、エアバッグモジュールの裏面に形成されたZタブが芯金部に形成された第2のフックに係合する前に、前記位置決め用長孔に挿通する長さを有していることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、芯金部へのエアバッグモジュールの取り付け時に、エアバッグモジュールの裏面に形成されたZタブが芯金部に形成された第2のフックに係合する前に、前記位置決め用長孔に挿通する長さを有していることを特徴とする請求の範囲第7項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、芯金部へのエアバッグモジュールの取り付け時に、エアバッグモジュールの裏面に形成されたZタブが芯金部に形成された第2のフックに係合する前に、前記位置決め用長孔に挿通する長さを有していることを特徴とする請求の範囲第10項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、芯金部へのエアバッグモジュールの取り付け時に、エアバッグモジュールの裏面に形成されたZタブが芯金部に形成された第2のフックに係合する前に、前記位置決め用長孔に挿通する長さを有していることを特徴とする請求の範囲第14項に記載のステアリングホイール。
- 前記位置決めピンは、芯金部へのエアバッグモジュールの取り付け時に、エアバッグモジュールの裏面に形成されたZタブが芯金部に形成された第2のフックに係合する前に、前記位置決め用長孔に挿通する長さを有していることを特徴とする請求の範囲第19項に記載のステアリングホイール。
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