JPWO2013080729A1 - 粥腫切除カテーテル - Google Patents

粥腫切除カテーテル Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013080729A1
JPWO2013080729A1 JP2013547070A JP2013547070A JPWO2013080729A1 JP WO2013080729 A1 JPWO2013080729 A1 JP WO2013080729A1 JP 2013547070 A JP2013547070 A JP 2013547070A JP 2013547070 A JP2013547070 A JP 2013547070A JP WO2013080729 A1 JPWO2013080729 A1 JP WO2013080729A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular body
tip
internal space
shaft
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013547070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6048415B2 (ja
Inventor
信之 添田
信之 添田
宮川 克也
克也 宮川
祐紀 西村
祐紀 西村
美沙 柿木
美沙 柿木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nipro Corp
Original Assignee
Nipro Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nipro Corp filed Critical Nipro Corp
Publication of JPWO2013080729A1 publication Critical patent/JPWO2013080729A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6048415B2 publication Critical patent/JP6048415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/3205Excision instruments
    • A61B17/3207Atherectomy devices working by cutting or abrading; Similar devices specially adapted for non-vascular obstructions
    • A61B17/320783Atherectomy devices working by cutting or abrading; Similar devices specially adapted for non-vascular obstructions through side-hole, e.g. sliding or rotating cutter inside catheter
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/3205Excision instruments
    • A61B17/3207Atherectomy devices working by cutting or abrading; Similar devices specially adapted for non-vascular obstructions
    • A61B17/320758Atherectomy devices working by cutting or abrading; Similar devices specially adapted for non-vascular obstructions with a rotating cutting instrument, e.g. motor driven
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/0021Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
    • A61M25/0023Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing by the form of the lumen, e.g. cross-section, variable diameter
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; for invasive removal or destruction of calculus using mechanical vibrations; for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B2017/22051Implements for squeezing-off ulcers or the like on inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; for invasive removal or destruction of calculus using mechanical vibrations; for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for with an inflatable part, e.g. balloon, for positioning, blocking, or immobilisation
    • A61B2017/22065Functions of balloons
    • A61B2017/22071Steering
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B2017/320064Surgical cutting instruments with tissue or sample retaining means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】血管への挿入に際して柔軟に姿勢変化し、切除された粥腫を収容可能な量を増加できる手段を提供する。【解決手段】粥腫切除カテーテル10は、側壁に開口20を有するシャフト11と、シャフト11の内部空間において開口20付近に位置されており、シャフト11の軸線方向101に移動可能なカッター12と、シャフト11の先端に接続された先端部13と、を具備する。先端部13は、シャフト11の先端に内部空間を連続させて接続されたブレードチューブ31と、ブレードチューブ31の先端に内部空間を連続させて接続された縮径部32と、ブレードチューブ31の先端の外径より小径な外径であり、先端35側が縮径部32の先端から外側へ突出されており、基端36側が縮径部32の内部空間を通じてブレードチューブ31の内部空間に延出された先端チップ33と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、血管の内壁に付着した粥腫を切除するために血管に挿入されるカテーテルに関する。
従来より、血管内に発生した粥腫を、血管にカテーテルを挿入して切除する治療が行われている。この治療に用いられるカテーテルは、側壁に開口を有している。カテーテルは、開口が粥腫に対向する位置まで血管に挿入される。そして、開口付近に設けられたバルーンが拡張されると粥腫に開口が近づけられ、開口を通じてカテーテルのルーメン内に粥腫が進入する。カテーテルのルーメンには、カッターが軸方向に移動可能に設けられている。このカッターは、モータから駆動伝達されて、ルーメン内で回転される。カッターが回転されながらルーメン内を移動されることによって、ルーメンに進入している粥腫が切除される。切除された粥腫はカテーテルのルーメンに収容される(特許文献1,2)。
前述されたカテーテルは、ガイドワイヤに案内されながら血管に挿入される。例えば冠動脈では、血管自体が湾曲していることが多く、カテーテルが血管に挿入されるに際して、カテーテルの先端が血管の内壁に接触することが多い。したがって、カテーテルの先端は、血管の形状に対応し、かつ血管の内壁を損傷しないような柔軟性を有することが望まれる。例えば、カテーテルの先端の構造として、ノーズコーンと呼ばれるものが公知である(特許文献3)。ノーズコーンは、樹脂製のチューブの内部に螺旋形状の線材を芯として設けられたものである。また、ノーズコーンの先端には、X線により検出可能なマーカーが設けられている。
特開平6−30943号公報 特開平5−56984号公報 特表2011−522591号公報
前述された従来のカテーテルの先端部分は、カテーテルを血管に挿入する際に屈曲しやすいという問題があった。また、大きな粥腫の切除にも対応できるように、カッターにより切除された粥腫をルーメンに収容可能な量を増やすことが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、血管への挿入に際して柔軟に姿勢変化し、切除された粥腫を収容可能な量を増加できる手段を提供することにある。
(1) 本発明にかかる粥腫切除カテーテルは、側壁に開口を有し、先端が開口された第1管体と、上記第1管体の内部空間において上記開口付近に位置されており、上記第1管体の軸線方向に移動可能なカッターと、上記第1管体の先端に接続された先端部と、を具備する。上記先端部は、上記第1管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、上記第1管体より剛性が高い樹脂製の第2管体と、上記第2管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、第2管体の先端からテーパ形状に縮径された樹脂製の第3管体と、上記第2管体の先端の外径より小径な外径であり、第1端側が上記第3管体の先端から外側へ突出されており、第2端側が上記第3管体の内部空間を通じて上記第2管体の内部空間に延出された樹脂製の第4管体と、を有する。
第3管体によりテーパ形状に縮径されて第2管体より小径の第4管体に接続されているので、第2管体の径を大きくして内部空間の容積を増やしても、粥腫切除カテーテルの先端部を血管に挿入しやすい。また、第2管体の第2端側が、第3管体の内部空間を通じて第2管体の内部空間に延出されているので、第3管体と第4管体とが二重管構造となって、第3管体に対応する部分の強度が増加される。
(2) 本発明にかかる粥腫切除カテーテルは、側壁に開口を有し、先端が開口された第1管体と、上記第1管体の内部空間において上記開口付近に位置されており、上記第1管体の軸線方向に移動可能なカッターと、上記第1管体の先端に接続された先端部と、を具備する。上記先端部は、上記第1管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、芯材により補強された樹脂製の第2管体と、上記第2管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、第2管体の先端からテーパ形状に縮径された樹脂製の第3管体と、上記第2管体の先端の外径より小径な外径であり、第1端側が上記第3管体の先端から外側へ突出されており、第2端側が上記第3管体の内部空間を通じて上記第2管体の内部空間に延出された樹脂製の第4管体と、を有する。
(3) 上記芯材は、線材が網目に組まれて筒形状にされたものであってもよい。
(4) 上記第2管体の内面側に、上記第1管体に接続される円筒部材、及び当該円筒部材から上記第3管体側へ延出された線材が設けられていてもよい。
(5) 上記線材は、螺旋形状をなすものであってもよい。
(6) 上記第4管体の第2端側は、テーパ形状に拡径されたものであってもよい。これにより、第4管体の第2端側からガイドワイヤを挿入しやすくなる。
(7) 上記第4管体は、上記第2端側の側壁に貫通孔を有するものであってもよい。
(8) 上記第1管体は、側壁から外側へ膨らむバルーンを有するものであってもよい。
本発明に係る粥腫切除カテーテルによれば、第2管体から第3管体によってテーパ形状に縮径されて第4管体へ接続されているので、血管への挿入に際して先端部が柔軟に姿勢変化する。また、第2管体の径を大きくすることができるので、切除された粥腫を収容可能な量を増加することができる。
図1は、バルーン23が収縮された状態の粥腫切除カテーテル10の外観構成を示す図である。 図2は、粥腫切除カテーテル10の先端部13付近の内部構成を示す拡大断面図である。 図3は、血管50においてバルーン23が拡張された状態を示す模式図である。 図4は、血管50において粥腫51が切除された状態を示す模式図である。 図5は、粥腫切除カテーテル10の変形例を示す拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、本実施形態は本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様を変更できることは言うまでもない。
図1,2に示されるように、粥腫切除カテーテル10は、シャフト11と、シャフト11内に設けられたカッター12と、シャフト11の先端を構成する先端部13と、シャフト11の基端に接続された基端部14と、カッター12に回転駆動を付与する駆動部15と、を具備する。粥腫切除カテーテル10は、血管に挿入されて粥腫を切除する医療器具として用いられる。
シャフト11は、内部にカッター12を内包できるチューブである。シャフト11は、例えば医療用ステンレス製の円管や合成樹脂製の円管から構成されており、血管の湾曲形状に応じて弾性的に湾曲する柔軟性を有している。シャフト11の先端及び基端はそれぞれ開口している。シャフト11の外径は、挿入すべき血管、例えば冠状動脈の内径に応じて設定されている。シャフト11の内径は、カッター12の外径に応じて設定されている。シャフト11の外径及び内径は、シャフト11の軸方向101に渡ってほぼ均等である。シャフト11の軸方向101の長さは、ヒトの四肢などのカテーテル挿入部から患部までの長さを考慮して設定されている。
図2に示されるように、シャフト11において、先端部13の近傍には開口20が形成されている。開口20は、シャフト11の側壁の一部が切欠されることにより形成されている。開口20の形状や大きさは、患部に形成されているであろう粥腫の形状や大きさを考慮して設定されている。シャフト11が、第1管体に相当する。
図2に示されるように、シャフト11の内部空間において開口20の近傍には、カッター12が設けられている。カッター12は、刃部21とシャフト22とを有する。刃部21は、概ね円筒形状であり、その外径は、シャフト11の内径より若干小さい。刃部21の先端側には、複数の刃が中心から放射状に延びるように形成されている。同図には現れていないが、刃部21の中心には、軸方向101に沿って貫通孔が形成されている。シャフト22は、刃部21の基端から基端部14の外側まで延出されている。シャフト22は細長な管であり、その内部空間が、刃部21の貫通孔と連通している。シャフト22の内部空間及び刃部21の貫通孔は、ガイドワイヤを挿通するためのものである。
図1に示されるように、シャフト22は、駆動部15に接続される。駆動部15から駆動伝達されてシャフト22が回転することによって刃部21が回転する。また、シャフト22が軸方向101に移動されることによって、刃部21がシャフト11の内部空間を軸方向101へ移動する。
図1,2に示されるように、シャフト11において開口20と反対側となる位置には、バルーン23が設けられている。バルーン23は、シャフト11の側壁から外側へ膨らむことが可能なものであり、粥腫切除カテーテル10が血管に挿入されるまでは、折り畳まれてシャフト11の側壁に密着している。バルーン23の素材としては、生体適合性を有する材料が好ましく、具体的には、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。
図2に示されるように、バルーン11の基端側は、シャフト11の側壁に沿って設けられた外管24に接続されている。外管24の内部空間は、バルーン11の内部空間と連通されている。外管24は基端部14まで延出されており、外管24の内部空間は、基端部14のポート41と接続されている。基端部14のポート41から注入された生理食塩水などの液体がバルーン11内に流入することによって、血管内においてバルーン23が膨らまされる。外管24は、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエーテルアミドなどの弾性変形可能な軟質プラスチックの成形体である。
図1,2に示されるように、シャフト11の先端には、先端部13が接続されている。図2に示されるように、先端部13は、ブレードチューブ31と、縮径部32と、先端チップ33とを有する。
図1,2に示されるように、ブレードチューブ31は、両側が開口した円管である。ブレードチューブ31は、シャフト11の先端に接続されて、その内部空間がシャフト11の内部空間と連通されている。ブレードチューブ31は、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエーテルアミドなどの弾性変形可能な軟質プラスチックが芯材34により補強されたものである。芯材34は、ブレードチューブ31の側壁内に埋め込まれている。より詳細には、ブレードチューブ31が、前述された軟質プラスチックからなる内層及び外層の二層構造をなしており、その層間に芯材34が挟み込まれることにより、ブレードチューブ31内に埋め込まれている。芯材34は、医療用ステンレスなどの線材が網目に組まれて筒形状にされたものである。芯材34によって、ブレードチューブ31の側壁の剛性が高められている。ブレードチューブ31の内径は、シャフト11の外径と同等程度であり、シャフト11の先端に外側からブレードチューブ11が嵌め込まれている。ブレードチューブ31の外径及び内径は、軸方向101に渡ってほぼ均等である。ブレードチューブ31が、第2管体に相当する。なお、図2においては、芯材34の図示が省略されている。
図1,2に示されるように、縮径部32は、両側が開口してテーパ形状に外径が縮径した円管である。縮径部32は、ブレードチューブ31の先端に接続されて、その内部空間がブレードチューブ31の内部空間と連通されている。縮径部32は、ポリアミドやポリエーテルアミドなどの弾性変形可能な軟質プラスチックからなる。縮径部32の基端側の内径は、ブレードチューブ31の先端の外径と同程度であり、ブレードチューブ31の先端に縮径部32が外側から嵌め込まれて熱溶着されている。縮径部32の先端側の内径は、先端チップ33の中央部分の外径と同程度である。縮径部32の先端側においては、肉厚が先端側に向かって薄くなっている。縮径部32が、第3管体に相当する。
図1,2に示されるように、先端チップ33は、両側が開口しており、基端36側がテーパ形状に外径が拡がった円管である。先端チップ33は、縮径部32の先端に接続されて、その内部空間が縮径部32の内部空間と連通されている。先端チップ33の先端35は、縮径部32の先端から軸方向101の外側へ突出されている。先端チップ33の基端36側は、縮径部32の内部空間を軸方向101に延出されており、基端36は、ブレードチューブ31の内部空間に至っている。つまり、ブレードチューブ31の先端側部分から縮径部32においては、ブレードチューブ31及び縮径部32を外側とし、先端チップ33を内側とした二重管構造となっている。
先端チップ33は、基端36側において拡径されているが、その他の部分の外径及び内径はほぼ均等である。均等な部分の外径は、ブレードチューブ31の内径より小さく、縮径部32の先端の内径と同程度である。また、基端36側は拡径されているが、その最大径は、ブレードチューブ31の内径より小さい。したがって、ブレードチューブ31及び縮径部32の内部空間において、先端チップ33の外面と、ブレードチューブ31及び縮径部32の内面との間には隙間が存在する。
先端チップ33は、ポリアミドやポリエーテルアミドなどの弾性変形可能な軟質プラスチックからなる。先端チップ33は、縮径部32の先端に挿入されて熱溶着されている。先端チップ33が、第4管体に相当する。なお、先端チップ33の先端には、X線などにより確認できるマーカーが設けられていてもよい。
シャフト11の基端には基端部14が設けられている。基端部14は、シャフト11の内部空間と連続する内部空間を有する筒状の部材である。基端部14は、ポリプロピレンやABSなどの樹脂の成形体である。基端部14は、シャフト11を血管へ挿抜するときなどの操作において持ち手となり得る。
基端部14には、軸線方向101に対して交差する方向へ延出されたポート41が設けられている。ポート41にシリンジなどの他のデバイスが接続されて、他のデバイスから流出入される生理食塩水などの流体が、基端部14から外管24へ流出入する。なお、基端部14には、シャフト11の内部空間と連続する他のポートが設けられていてもよい。このようなポートは、例えば、シャフト11の内部に進入した切除済みの粥腫を回収する目的などに用いられる。
基端部14の基端側の開口からは、カッター12のシャフト22が延出されており、このシャフト22に駆動部15が接続されている。駆動部15は、モータ及びバッテリーなどを内蔵する。シャフト22には、駆動部15のモータの回転が伝達される。
[粥腫切除カテーテル10の使用方法]
以下に、図3,4が参照されつつ粥腫切除カテーテル10の使用方法が説明される。
粥腫切除カテーテル10は、血管50の内壁に形成された粥腫51を切除する際に用いられる。粥腫切除カテーテル10は、バルーン23が収縮された状態(図1参照)で、先端部13から血管50へ挿入される。各図には示されていないが、粥腫切除カテーテル10を血管50に挿入するに際して、予めガイドワイヤが血管50に挿入される。ガイドワイヤの血管50への挿入は、公知の手法により行われる。血管50に挿入されたガイドワイヤを、先端部13の先端チップ33の内部空間から、シャフト11の内部空間、さらにカッター12の刃部21の貫通孔、シャフト22の内部空間へ順に挿入しながら、粥腫切除カテーテル10が先端部13から血管50へ挿入される。
冠状動脈のように、血管50が湾曲した箇所において、先端部13は、ガイドワイヤに沿って弾性的に湾曲しながら血管50の粥腫51まで進められる。先端部13は、縮径部32によりテーパ形状に縮径されて、ブレードチューブ31より小径の先端チップ33に接続されているので、ブレードチューブ31の内径を大きくして内部空間の容積を増やしても、柔軟且つ小径の先端チップ33が先端側にあることにより、血管50へ挿入しやすい。また、ブレードチューブ31は芯材34を有して軟質プラスチックより剛性が高められており、また、ブレードチューブ31の先端側及び縮径部32においては、先端チップ33との二重管構造により剛性が高められているので、先端部13を血管50へ挿入する際に、先端部13において屈曲が生じることが抑制される。
図3に示されるように、先端部13が粥腫51に到達し、シャフト11の開口20が粥腫51と対向すると、シャフト11の血管50への挿入が終了される。その後、ガイドワイヤが粥腫切除カテーテル10の基端側から引き抜かれる。また、カッター12のシャフト22に駆動部15が接続される。
図3に示されるように、粥腫51にシャフト11の開口20が対向した状態において、ポート41から外管24へ流入された流体により、収縮状態のバルーン23が拡張される。拡張されたバルーン23が、粥腫51と反対側の血管50の内壁に当接することによって、開口20が粥腫51に密着され、粥腫51の一部が開口20からシャフト11の内部空間へ進入する。
続いて、駆動部15のモータが駆動されて、カッター12のシャフト22を通じて刃部21が回転される。基端部14側において、シャフト22がシャフト11に対して軸方向101の先端側へ進行されることによって、回転する刃部21が粥腫51に当接し、刃部21によって粥腫51が切除される。
切除された粥腫51の欠片52は、シャフト11の内部空間を通じてブレードチューブ31の内部空間へ進入する。ブレードチューブ31は、芯材34によって軟質プラスチックが補強されているので、ブレードチューブ31の内径を大きくして、欠片52を収容可能な内部空間の容積を増やしても、剛性を高めるために肉厚を太くする必要がない。これにより、先端部13の外径が大きくなることが抑制される。また、ブレードチューブ31の先端側及び縮径部32においては、先端チップ33との二重管構造となっているので、ブレードチューブ31及び縮径部32の内面と先端チップ33の外面との間の空間にも、欠片52を収容することができる。
前述されたようにして、粥腫51の切除が終了すると、バルーン23が収縮されて、粥腫切除カテーテル10が血管50から引き抜かれて撤収される。
[本実施形態の作用効果]
前述されたように、粥腫切除カテーテル10によれば、ブレードチューブ31から縮径部32によってテーパ形状に縮径されて先端チップ33へ接続されているので、血管50への挿入に際して先端部13が柔軟に姿勢変化する。また、ブレードチューブ31の径を大きくすることができるので、切除された粥腫50の欠片52を収容可能な量を増加することができる。
[変形例]
なお、本実施形態では、芯材34により補強されたブレードチューブ31が用いられることにより、ブレードチューブ31がシャフト11より剛性が高いものとされているが、芯材34による補強は必須ではなく、例えば、合成樹脂の種類や組成などによってシャフト11より剛性が高いチューブがブレードチューブ31の代わりに用いられてもよい。
また、図5に示されるように、ブレードチューブ31の内面側に、シャフト11に接続される円筒部材37、円筒部材37から縮径部32側へ延出された線材38が設けられていてもよい。線材38は、ブレードチューブ31の内面に沿って螺旋形状をなしている。円筒部材37及び線材38は、例えば医療用ステンレスなどから形成される。線材38は、円筒部材37と一体に形成されていてもよいし、円筒部材37とは別部材として形成されたものが円筒部材37に接続されていてもよい。また、同図には示されていないが、螺旋形状の線材38に代えて、複数本の直線形状の線材がブレードチューブ31の径方向に離間して配置されて、円筒部材37から縮径部32へ向かって延出されていてもよい。ブレードチューブ31の内面側に線材38が配置されることにより、シャフト11とブレードチューブ31との接続部分において急激に剛性が変化することがなく、接続部分において屈曲が生ずることがなく、シャフト11及びブレードチューブ31の滑らかな変形が実現される。
また、図5に示されるように、先端チップ33の基端36側であって縮径部32に覆われている箇所の側壁に貫通孔39が形成されていてもよい。貫通孔39は、先端チップ33の軸方向101において異なる位置であり、かつ先端チップ33の軸線に対して対向する位置に2つが形成されている。
前述されたように、切除された粥腫51の欠片52は、シャフト11の内部空間を通じてブレードチューブ31の内部空間へ進入する。この欠片51は、施術後において、その成分などを分析するためにブレードチューブ31の内部から取り出される。欠片51の取り出しは、例えば、先端チップ33の先端35側から生理食塩水が注入されることにより、欠片51を開口20から流出させる方法によって行われる。生理食塩水が、先端チップ33の基端36のみならず、貫通孔39からも流出されることにより、先端チップ33と縮径部32との間の空間に収容された欠片51も、開口20へ向かって流出される。
なお、貫通孔39は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、貫通孔39が先端チップ33の軸線に対して同じ側に配置されてもよい。
10・・・粥腫切除カテーテル
11・・・シャフト(第1管体)
12・・・カッター
13・・・先端部
20・・・開口
23・・・バルーン
31・・・ブレードチューブ(第2管体)
32・・・縮径部(第3管体)
33・・・先端チップ(第4管体)
35・・・先端(第1端)
36・・・基端(第2端)
37・・・円筒部材
38・・・線材
39・・・貫通孔

Claims (8)

  1. 側壁に開口を有し、先端が開口された第1管体と、
    上記第1管体の内部空間において上記開口付近に位置されており、上記第1管体の軸線方向に移動可能なカッターと、
    上記第1管体の先端に接続された先端部と、を具備してなり、
    上記先端部は、
    上記第1管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、上記第1管体より剛性が高い樹脂製の第2管体と、
    上記第2管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、第2管体の先端からテーパ形状に縮径された樹脂製の第3管体と、
    上記第2管体の先端の外径より小径な外径であり、第1端側が上記第3管体の先端から外側へ突出されており、第2端側が上記第3管体の内部空間を通じて上記第2管体の内部空間に延出された樹脂製の第4管体と、を有する粥腫切除カテーテル。
  2. 側壁に開口を有し、先端が開口された第1管体と、
    上記第1管体の内部空間において上記開口付近に位置されており、上記第1管体の軸線方向に移動可能なカッターと、
    上記第1管体の先端に接続された先端部と、を具備してなり、
    上記先端部は、
    上記第1管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、芯材により補強された樹脂製の第2管体と、
    上記第2管体の先端に内部空間を連続させて接続されており、第2管体の先端からテーパ形状に縮径された樹脂製の第3管体と、
    上記第2管体の先端の外径より小径な外径であり、第1端側が上記第3管体の先端から外側へ突出されており、第2端側が上記第3管体の内部空間を通じて上記第2管体の内部空間に延出された樹脂製の第4管体と、を有する粥腫切除カテーテル。
  3. 上記芯材は、線材が網目に組まれて筒形状にされたものである請求項2に記載の粥腫切除カテーテル。
  4. 上記第2管体の内面側に、上記第1管体に接続される円筒部材、及び当該円筒部材から上記第3管体側へ延出された線材が設けられたものである請求項1から3のいずれかに記載の粥腫切除カテーテル。
  5. 上記線材は、螺旋形状をなすものである請求項4に記載の粥腫切除カテーテル。
  6. 上記第4管体の第2端側は、テーパ形状に拡径されたものである請求項1から5のいずれかに記載の粥腫切除カテーテル。
  7. 上記第4管体は、上記第2端側の側壁に貫通孔を有するものである請求項1から6のいずれかに記載の粥腫切除カテーテル。
  8. 上記第1管体は、側壁から外側へ膨らむバルーンを有する請求項1から7のいずれかに記載の粥腫切除カテーテル。

JP2013547070A 2011-11-28 2012-10-30 粥腫切除カテーテル Active JP6048415B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011258406 2011-11-28
JP2011258406 2011-11-28
PCT/JP2012/078051 WO2013080729A1 (ja) 2011-11-28 2012-10-30 粥腫切除カテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013080729A1 true JPWO2013080729A1 (ja) 2015-04-27
JP6048415B2 JP6048415B2 (ja) 2016-12-21

Family

ID=48535197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013547070A Active JP6048415B2 (ja) 2011-11-28 2012-10-30 粥腫切除カテーテル

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9572594B2 (ja)
EP (1) EP2786712B1 (ja)
JP (1) JP6048415B2 (ja)
ES (1) ES2864221T3 (ja)
WO (1) WO2013080729A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111298271B (zh) * 2014-02-06 2022-10-04 尼普洛株式会社 导管
JP6354324B2 (ja) * 2014-05-20 2018-07-11 ニプロ株式会社 カテーテル
FR3021859A1 (fr) * 2014-06-05 2015-12-11 Bernard Pain Dispositif de decoupe et d'evacuation de tissus calcifies d'une valve cardiaque
WO2016152548A1 (ja) * 2015-03-20 2016-09-29 テルモ株式会社 カテーテルシステム及び処置方法
CN113331918B (zh) * 2016-02-15 2024-06-21 泰尔茂株式会社 医疗器械

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62270140A (ja) * 1986-02-28 1987-11-24 カ−デイオヴアスキユラ− イメイジングシステムズ インコ−ポレ−テツド 血管内の2次元超音波検査のためのカテーテル装置
JPH02121648A (ja) * 1988-09-12 1990-05-09 Devices For Vascular Intervention Inc じゅく腫切除用カテーテル
US5470415A (en) * 1990-02-28 1995-11-28 Devices For Vascular Intervention, Inc. Balloon connection and inflation lumen for atherectomy catheter
JP2007089724A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nipro Corp カテーテル

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4696667A (en) * 1986-03-20 1987-09-29 Helmut Masch Intravascular catheter and method
JP3084830B2 (ja) 1991-08-29 2000-09-04 株式会社ニッショー 塞栓切除カテ−テル
JPH0630943A (ja) 1992-07-10 1994-02-08 Nissho Corp 塞栓切除カテ−テル
US5507795A (en) * 1994-04-29 1996-04-16 Devices For Vascular Intervention, Inc. Catheter with perfusion system
US7879022B2 (en) 1998-02-06 2011-02-01 Medrad, Inc. Rapid exchange fluid jet thrombectomy device and method
EP1345542B1 (en) * 2000-12-20 2011-02-23 Fox Hollow Technologies, Inc. Debulking catheter
US8617192B2 (en) * 2006-02-22 2013-12-31 Bradley H. Strauss Guide-wire sleeve for facilitation of lesion crossing
US8876879B2 (en) 2008-06-04 2014-11-04 Cook Medical Technologies Llc Introducer

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62270140A (ja) * 1986-02-28 1987-11-24 カ−デイオヴアスキユラ− イメイジングシステムズ インコ−ポレ−テツド 血管内の2次元超音波検査のためのカテーテル装置
JPH02121648A (ja) * 1988-09-12 1990-05-09 Devices For Vascular Intervention Inc じゅく腫切除用カテーテル
US5470415A (en) * 1990-02-28 1995-11-28 Devices For Vascular Intervention, Inc. Balloon connection and inflation lumen for atherectomy catheter
JP2007089724A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nipro Corp カテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
ES2864221T3 (es) 2021-10-13
US20140343584A1 (en) 2014-11-20
EP2786712B1 (en) 2021-03-24
US9572594B2 (en) 2017-02-21
WO2013080729A1 (ja) 2013-06-06
EP2786712A4 (en) 2015-07-01
JP6048415B2 (ja) 2016-12-21
EP2786712A1 (en) 2014-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI774832B (zh) 導管及導管套件
EP3043858B1 (en) Low-profile occlusion catheter
US9339632B2 (en) Catheter shaft designs
JP6048415B2 (ja) 粥腫切除カテーテル
JP2009520575A (ja) カッティングバルーンカテーテル組立体
JPWO2016163495A1 (ja) バルーンカテーテル
AU2020200732B2 (en) Catheter systems and methods for re-entry in body vessels with chronic total occlusion
JP2019187457A (ja) 吸引システムおよび処置方法
JP5826592B2 (ja) 拡張カテーテル
JP6749847B2 (ja) バルーンカテーテル
JP2018033491A (ja) 医療デバイスおよび処置方法
JP2017148158A (ja) 医療デバイスおよび処置方法
JP6303557B2 (ja) カテーテル
WO2014178197A1 (ja) 中空長尺体
JP6379803B2 (ja) カテーテル
JP6354324B2 (ja) カテーテル
WO2017164119A1 (ja) 医療デバイスおよび処置方法
JP2018134299A (ja) バルーンカテーテル
US20190015629A1 (en) Multi-Lumen Catheters for Small Body Vessel Applications
JP7467637B2 (ja) カテーテル
JP7408816B2 (ja) バルーンカテーテル
JP7516982B2 (ja) カテーテル
JP2014069034A (ja) バルーンカテーテル
JP6749140B2 (ja) 医療用処置具
JP6769905B2 (ja) 医療用長尺体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6048415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250