JP6749140B2 - 医療用処置具 - Google Patents
医療用処置具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6749140B2 JP6749140B2 JP2016098684A JP2016098684A JP6749140B2 JP 6749140 B2 JP6749140 B2 JP 6749140B2 JP 2016098684 A JP2016098684 A JP 2016098684A JP 2016098684 A JP2016098684 A JP 2016098684A JP 6749140 B2 JP6749140 B2 JP 6749140B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear object
- distal
- tubular member
- degrees
- linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
この場合、αが180度のときにβが90度以下であることが好ましい。接続部を半回転(180度回転)させても遠位部材は回転しにくいものであるため、接続部の回転角度がα+γのときに遠位部材に伝達されるトルクを大きくすることができる。
(1−1)筒状部材
筒状部材10は、内腔に線状物20が配置されるものである。筒状部材10は、内視鏡の鉗子口から鉗子チャンネル内を通って異物の近くに搬送するまでの間に、遠位部材30が内視鏡内の鉗子口、鉗子チャンネル内、異物以外の体内組織等を傷付けることを防止する。
線状物20は、筒状部材10内に配置されるものであり、線状物20の遠位側には遠位部材30が接続されており、近位側には回転部材40が接続されている。線状物は、近位側の回転部材40の回転トルクを遠位部材30に伝達する役割を有するとともに、遠位部材30を軸方向に進退可能にする。本発明の観点から、線状物20の直径は0.2から0.5mm程度であることが好ましい。
遠位部材30は、線状物20の遠位側に接続されている部材であって、体内の異物や汚れを除去するものである。具体的には、バルーンやステントの挿通路を確保するために挿入されるガイドワイヤ;異物による狭窄または閉塞を解消するためのニードル、ドリル、ダイヤモンドチップを有するローターブレーダー等の除去部材;体内に挿入されている器具の清掃を行うためのブラシ、スポンジ、柔軟なプラスチック片、不織布等の清掃部材が挙げられる。遠位部材を血管内などの体腔管内を通過させる場合には、遠位部材は先端に螺旋状の溝が設けられたドリルや、針状の先端形状であってもよい。また、遠位部材の先端を粗面にしたり、硬度を高めるなどしてもよい。
遠位部材30よりも近位側、例えば、内視鏡の対物レンズや照明レンズに付着している異物を除去する場合、遠位部材30が接続されている部分よりも近位側、または遠位部材30が接続されている部分で、線状物20が屈曲していてもよい。
他方、遠位部材30よりも遠位側にある異物を除去する場合には、線状物20の遠位端部は直線状であってもよく、屈曲していなくてもよい。
回転部材40は、線状物20に接続されている部材であって、遠位部材30を回転させるために設けられる。回転部材40と線状物20は直接接続されていてもよく、間接的に接続されていてもよい。図1に示すように、回転部材40は使用者が把持するハンドルとしての機能を兼ねていてもよい。使用者は、回転部材40を回転操作することにより、線状物20を介して遠位部材30を軸方向に回転させることができる。回転部材をハンドルとして使用する場合には、ハンドルを掴みやすくするために、回転部材の外径は、筒状部材10の外径よりも大きいことが好ましい。これにより、効率的に線状物20の近位側を回転させることができる。また、ハンドルの機能を兼ねる回転部材の大きさは、例えば、軸方向において1cm以上10cm以下、径方向において3mm以上3cm以下に設定できる。回転部材の材料としては、例えば、ABSやポリカーボネート等の合成樹脂や、ポリウレタン発泡体等の発泡プラスチックを用いることができる。
第1発明の処置具1について、図2に示す模式図を用いて説明する。第1発明の処置具1は、線状物20を回転部材40との接続部50において回転角度αで回転させたときの遠位部材30の回転角度をβとし、上記接続部50において回転角度αからさらにγ回転させたときに遠位部材30はβからさらにδ回転するものであり、α>β、γ<δである。
次に、第2発明の処置具1について説明する。第2発明に係る処置具1は、回転部材40を筒状部材10内で回転させたときの線状物20の最大回転直径20rmaxが線状物20の最小外径20rminよりも大きい部分を有しているか、または筒状部材10の内側に幅狭部12を有している。
線状物20は、回転部材40を筒状部材10内で回転させたときの最大回転直径20rmaxが最小外径よりも大きい部分を有していることが好ましい。回転部材40との接続部50を回転させたときに、線状物20の最大回転直径20rmaxを形成する部分と筒状部材10が接触しやすくなる。ここで、線状物20の最大回転直径20rmaxは、回転部材40を筒状部材10内で回転させたときに、回転部材40との接続部50よりも遠位側における線状物20の最大回転直径20rmaxを意味し、線状物20の最小外径20rminとは、回転部材40との接続部50よりも遠位側における線状物20の最小外径20rminを意味する。
幅狭部12を有する筒状部材10と、バルーン部23、凸部、コイル部27の少なくともいずれか一つを有する線状物20の軸方向長さの関係は、上記屈曲部22を有する線状物20と組み合わせる場合と同様に設定できる。
10:筒状部材
11:最小内径を形成する部分
12:幅狭部
13:貫通口
20:線状物
20rmax:線状物の最大回転直径
21:最大回転直径を形成する部分
22:屈曲部
23:バルーン部
24、26:凸部
25:環状部材
27:コイル部
30:遠位部材
40:回転部材
50:接続部
60:接触部
Claims (9)
- 筒状部材と、
該筒状部材内に配置されている線状物と、
該線状物の遠位側に接続されている遠位部材と、
前記線状物の近位側に接続されている回転部材と、を有しており、
前記線状物を前記回転部材との接続部においてα回転させたときに前記遠位部材はβ回
転し、
前記線状物を前記回転部材との接続部においてαからさらにγ回転させたときに前記遠
位部材はβからさらにδ回転するものであり、
α>β、γ<δであり、
αが150度、γが90度のときに、βが75度以下であり、β+δが192度以上であり、
前記線状物は径方向外側に凸となる凸部を有していることを特徴とする医療用処置具。
なお、α、β、γ、δは回転角度(単位:度)である。 - αが180度のときにβが90度以下である請求項1に記載の医療用処置具。
- 前記接続部の回転角度を30度ずつn回以上増加させたときに、
前記遠位部材での回転角度の変化量Vnが、前記接続部の回転角度(n−1)×30度
における前記遠位部材での回転角度の変化量Vn-1の2倍以上となる前記接続部の回転角度n×30度が存在する請求項1または2に記載の医療用処置具。
ただし、nは2以上の整数である。 - 前記凸部は、屈曲部である請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療用処置具。
- 前記凸部は、前記線状物の表面に設けられている突起である請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療用処置具。
- 前記凸部は、前記線状物の径方向に拡縮可能なバルーン部である請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療用処置具。
- 前記凸部は、前記線状物がらせん状に巻回されているコイル部である請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療用処置具。
- 前記線状物を回転させたときに前記凸部が前記筒状部材と接触する請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療用処置具。
- 前記凸部が前記線状物の長手方向の中途部に位置している請求項1〜8のいずれか一項に記載の医療用処置具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016098684A JP6749140B2 (ja) | 2016-05-17 | 2016-05-17 | 医療用処置具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016098684A JP6749140B2 (ja) | 2016-05-17 | 2016-05-17 | 医療用処置具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017205211A JP2017205211A (ja) | 2017-11-24 |
JP6749140B2 true JP6749140B2 (ja) | 2020-09-02 |
Family
ID=60416201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016098684A Active JP6749140B2 (ja) | 2016-05-17 | 2016-05-17 | 医療用処置具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6749140B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2662848B2 (ja) * | 1993-10-14 | 1997-10-15 | 株式会社パイオラックス | 医療用ガイドワイヤの製造法 |
JP2626968B2 (ja) * | 1993-11-30 | 1997-07-02 | 株式会社パイオラックス | 医療用ガイドワイヤ及びその製造方法 |
JP4388324B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2009-12-24 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用処置具 |
JP4441509B2 (ja) * | 2006-06-22 | 2010-03-31 | Hoya株式会社 | 内視鏡用処置具 |
JP5114333B2 (ja) * | 2008-08-01 | 2013-01-09 | Hoya株式会社 | 内視鏡用処置具 |
JP5137754B2 (ja) * | 2008-09-10 | 2013-02-06 | Hoya株式会社 | 内視鏡用処置具 |
-
2016
- 2016-05-17 JP JP2016098684A patent/JP6749140B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017205211A (ja) | 2017-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10213578B2 (en) | Catheter assembly | |
JP2019503787A (ja) | 医用デバイスおよび関連する使用方法 | |
JP5728779B2 (ja) | 血管内止血カテーテル | |
US10799672B2 (en) | Catheter body structural support member including a polymer hypotube | |
US10792475B2 (en) | Medical tube and medical device | |
JP6964082B2 (ja) | 医療デバイス | |
JP6048415B2 (ja) | 粥腫切除カテーテル | |
JP6749140B2 (ja) | 医療用処置具 | |
JP7315583B2 (ja) | 医療デバイス | |
US20230001139A1 (en) | Catheter and catheter assembly | |
WO2017145909A1 (ja) | 医療デバイスおよび処置方法 | |
JP2016515009A (ja) | 可撓性の細長いトルク伝達部材を含む医学的デバイス | |
JP6633513B2 (ja) | カテーテル及びカテーテルセット | |
JP2015062532A (ja) | 医療用の長尺部材、および接続部材 | |
JP6891714B2 (ja) | フィルタ装置 | |
WO2018051893A1 (ja) | 医療デバイス | |
JP2015146878A (ja) | カテーテル | |
JP4316252B2 (ja) | カテーテル | |
JP2004344274A (ja) | 超音波カテーテル | |
JP2007097687A (ja) | ワイヤ操作具および血管内異物除去用ワイヤセット | |
JP2022035226A (ja) | 医療用長尺体および医療器具セット | |
JP2018157913A (ja) | 医療用デバイス | |
JP2019141302A (ja) | フィルタデバイス | |
JP2018043038A (ja) | カテーテル及び医療器具 | |
WO2018015073A1 (en) | Surgical tool |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190401 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200310 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200811 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6749140 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |