JPWO2013080647A1 - 降圧回路及び該降圧回路を用いた受電装置 - Google Patents

降圧回路及び該降圧回路を用いた受電装置 Download PDF

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Abstract

直方体状の圧電板を有し、圧電板の長手方向の両端部は、出力電極が形成された2つの低電圧部(L1,L5)として、2つの低電圧部に挟まれた領域の一部は、入力電極が形成された高電圧部(L3)として、それぞれ構成される。2つの低電圧部(L1,L5)及び高電圧部(L3)はそれぞれ分極されており、3/2λモード又は5/2λモードで駆動する圧電トランスを用いた降圧回路である。高電圧部(L3)又は高電圧部の近傍(L2,L4)は、高電圧部(L3)の中央部分又は高電圧部(L3)を挟んで互いに対称となる方向に分極され、分極されている一方の低電圧部(L5)の正電荷側の出力電極(34a)と、分極されている他方の低電圧部(L1)の負電荷側の出力電極(32b)とが接続され、分極されている一方の低電圧部(L5)の負電荷側の平衡出力電極(34b)と、分極されている他方の低電圧部(L1)の正電荷側の平衡出力電極(32a)とを備える。

Description

本発明は、簡易な構造で低背化してあり、不平衡−平衡変換、及び降圧を同時に行うことができる降圧回路及び該降圧回路を用いた受電装置に関する。
近年、非接触で電力を伝送する電子機器が多々開発されている。電子機器において非接触で電力を伝送するためには、電力の送電ユニットと、電力の受電ユニットとの双方にコイルモジュールを設けた磁界結合方式の電力伝送システムが採用されることが多い。
磁界結合方式では、各コイルモジュールを通過する磁束の大きさが起電力に大きく影響する。したがって、高い電力伝送効率を実現するためには、送電ユニット側(一次側)のコイルモジュールと受電ユニット側(二次側)のコイルモジュールとのコイルの平面方向の相対位置が重要になる。また、結合電極としてコイルモジュールを用いているので、送電ユニット及び受電ユニットの小型化、薄型化が難しくなる。
そこで、例えば電界結合方式を用いた電力伝送システムが開発されている。特許文献1では、送電ユニット側の結合電極と、受電ユニット側の結合電極との間に強い電場を形成することにより高い電力伝送効率を実現したエネルギー搬送装置が開示されている。図21は、従来の電力伝送システムの構成を示す模式図である。図21に示すように、従来の電力伝送システムは、送電ユニット(送電装置)1側に大きいサイズの受動電極3と小さいサイズの能動電極4とを備え、受電ユニット(受電装置)2側にも大きいサイズの受動電極5と小さいサイズの能動電極6とを備えている。送電ユニット1側の能動電極4と受電ユニット2側の能動電極6との間に強い電場7を形成することにより、高い電力伝送効率を実現している。
電界結合方式を用いた電力伝送システムでは、伝送電力の大きさ、伝送効率等は、電極間の結合強度に依存している。電極間の結合を強くするためには、電極間の距離を短くする、あるいは電極面積を大きくする必要がある。図22は、従来の電力伝送システムの構成を示す等価回路図である。図22に示すように、結合容量CMを介して電力を伝送するためには、送電ユニット1側では昇圧回路13、受電ユニット2側では降圧回路20が必要となる。通常は、電力の損失が少ない共振回路を用いることで伝送効率を高めている。受電ユニット2側の大きいサイズの受動電極5には低い電圧が発生し、小さいサイズの能動電極6には高い電圧が発生する。受電ユニット2側の結合電極は受動電極5と能動電極6とで構成されているので、非対称電圧(基準電位に近いことから不平衡とみなす電圧)が降圧回路20に供給され、降圧回路20で降圧された電圧が負荷回路RLに給電される。
降圧回路20は、筐体の大きさ等、物理的な制約が厳しい受電装置2に組み込まれるので、可能な限り小型で、しかも薄型であることが好ましい。
図22に示すように、降圧回路20は、磁性体に巻線してある構造であるので、小型化、薄型化と低損失化、高耐圧化との両立が困難であった。
図22に示す降圧回路20は、不平衡−不平衡型の降圧回路であり、負荷回路RLが不平衡型である場合に対応している。一方、降圧回路の出力側がブリッジ整流回路(平衡入力型である)に接続されない場合は、不平衡−平衡型降圧回路になる。
図23は、従来の巻線トランスで構成された不平衡−平衡変換機能を有する降圧回路20の例示図である。図23では、降圧回路20の不平衡入力端子は、受電電極(電源回路)に接続されている。降圧回路20の平衡出力端子は、負荷回路の平衡入力端子に接続されている。降圧回路20を不平衡−平衡変換型に構成することにより、負荷回路が平衡入力型である場合には、不平衡−平衡変換することなく降圧回路20と負荷回路とを接続することができる。図23に示す不平衡−平衡変換型の降圧回路20も磁性体に巻線してある構造であるので、小型化、薄型化と低損失化、高耐圧化との両立が困難であった。
そのため、降圧回路20に例えば圧電デバイス(圧電トランス)を用いることが検討されている。図24は、従来の3/2λモード(3次)を利用する圧電トランスの構成を示す斜視図であり、図25は、従来の1/2λモード(1次)、2/2λモード(2次)を利用する圧電トランスの構成を示す斜視図である。図24及び図25に示すように、従来の圧電トランス23は直方体状の圧電板200を備えている。
図24(a)に示すように、従来の3/2λモードを利用する圧電トランス23では、圧電板200の両端部分は、上下面に平面状の入力電極201A、201B及び入力電極202A、202Bが駆動部として設けられており、圧電板200の厚み方向に分極されている。また、圧電板200の長手方向の中央部分は、上下面に出力電極203A、203Bが発電部として設けられており、圧電板200の長手方向に分極されている。
図24(a)に示す圧電トランス23は、図24(b)に示すように振動する。すなわち、圧電板200の長手方向の略中央及び中央から両端方向へ略λ/2離れた位置で振動変位が0(ゼロ)となる、いわゆるノード点(支持点)となり、両端及び両端から中央方向へ略λ/2離れた位置で最大変位となっている。両端部の入力電極201A、201B間及び入力電極202A、202B間は並列接続されており、出力電流を取り出す。入力電極201A、201B間及び入力電極202A、202B間に入力電圧が印加された場合、圧電効果と逆圧電効果との作用により、出力電極203A、203Bから昇圧された高電圧を取り出すことができる。
一方、図25に示す1/2λモード、2/2λモードを利用する圧電トランス23は、直方体状の圧電板210を備えている点では図24に示す3/2λモードを利用する圧電トランス23と同様であるが、ノード点(支持点)の位置によってモードが区別されている。
図25(a)に示すように、圧電板210は、長手方向に沿って第1領域及び第2領域に2分され、第1領域には、上下面に平面状の入力電極211A、211Bが駆動部として設けられており、圧電板210の厚み方向に分極されている。また、第2領域の端面には出力電極213が発電部として設けられており、第2領域は圧電板210の長手方向に分極されている。
図25(b)に示すように1/2λモードを利用する圧電トランス23の振動は、圧電板210の長手方向の略中央で振動変位が0(ゼロ)となる、いわゆるノード点となり、両端で最大変位となっている。
また、2/2λモードを利用する圧電トランス23の振動は、圧電板210の長手方向の略中央から両端方向へ略λ/4離れた位置で振動変位が0(ゼロ)となる、いわゆるノード点となり、両端及び両端から中央方向へ略λ/2離れた位置(略中央)で最大変位となっている。そして、入力電極211A、211B間に入力電圧が印加された場合、圧電効果と逆圧電効果との作用により、出力電極213から昇圧された高電圧を取り出すことができる。
以上説明した3/2λモード、1/2λモード又は2/2λモードを利用した圧電トランス23は、いずれも不平衡−不平衡型である。図26は、従来の3/2λモード、1/2λモード、又は2/2λモードを利用した圧電トランス23で構成した不平衡−平衡変換回路を用いた電力伝送回路の構成を示す模式図である。
図26に示すように、1/2λモード又は2/2λモードの第1圧電トランス素子及び第2圧電トランス素子の高電圧側の電極を不平衡端子に接続し、第1圧電トランス素子の分極されている一方の低電圧部の正電荷側の出力電極と、分極されている他方の低電圧部の負電荷側の出力電極とを中点を介して接続し、分極されている一方の低電圧部の負電荷側の出力電極及び分極されている他方の低電圧部の正電荷側の出力電極を、平衡出力端子としている。中点は接地されている。このように接続することにより、入力電圧に対する第1圧電トランス素子の出力電圧と、第2圧電トランス素子の出力電圧との振幅差がほぼ0(ゼロ)になり、位相差が180度である平衡出力電圧を得ることができる。
このように、複数の圧電トランス素子を用いることが必要となるので、降圧回路20が大型化する。また、複数の圧電トランス素子の共振周波数のばらつき、圧電トランス素子のノード点(支持点)からの位置ずれ等により、入力電圧に対する第1圧電トランス素子の出力電圧と第2圧電トランス素子の出力電圧との振幅差が大きくなり、位相差が180度から離れることにより平衡度が低下し、電力の伝送効率が低下するという問題点があった。3/2λモードを利用した圧電トランス23でも同様に不平衡−平衡変換回路を構成することができるが、上記の問題点が解消されるものではない。
特表2009−531009号公報
圧電トランス23を用いて降圧回路20を構成する場合、不平衡−平衡変換を実現するためには、圧電トランス素子を2つ使用し、しかも接地電位を共通にする必要があった。圧電トランス素子を複数使用するので、共振周波数を一意に定めることができず、受電特性も安定しない。したがって、圧電トランス23を用いる場合であっても、降圧回路20を小型化、薄型化すること、受電特性を安定化させることは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、不平衡−平衡変換を実現しつつ、小型化、薄型化することが可能な降圧回路及び該降圧回路を用いた受電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る降圧回路は、直方体状の圧電板を有し、該圧電板の長手方向の両端部は、出力電極が形成された2つの低電圧部として、2つの該低電圧部に挟まれた領域の一部は、入力電極が形成された高電圧部として、それぞれ構成され、2つの前記低電圧部及び前記高電圧部は、それぞれ分極されており、3/2λモード又は5/2λモードで駆動する圧電トランスを用いた降圧回路であって、前記高電圧部又は前記高電圧部の近傍は、前記高電圧部の中央部分又は前記高電圧部を挟んで互いに対称となる方向に分極され、分極されている一方の前記低電圧部の正電荷側の出力電極と、分極されている他方の前記低電圧部の負電荷側の出力電極とを接続し、分極されている一方の前記低電圧部の負電荷側の平衡出力電極と、分極されている他方の前記低電圧部の正電荷側の平衡出力電極とを備えることを特徴とする。
上記構成では、圧電トランスが、高電圧部を2つの低電圧部で挟み込んだ対称構造となっており、振動モードが3/2λモード又は5/2λモードで駆動されるので、振動モードの節で支持すること、あるいは節に入力電極及び出力電極を配置することができ、振動による応力、歪み等の実装部への悪影響を低減することができる。また、1つの圧電トランスで不平衡−平衡変換を行うことができるので、降圧回路の小型化、薄型化が容易であり、積層構造にすることにより変圧比を容易に大きくすることも可能である。
また、本発明に係る降圧回路は、分極されている一方の前記低電圧部の負電荷側の平衡出力電極と、分極されている他方の前記低電圧部の正電荷側の平衡出力電極との間にインダクタを接続することが好ましい。
上記構成では、降圧回路と負荷回路との間のインピーダンス整合を改善することができ、電力の伝送効率を高めることが可能となる。
また、本発明に係る降圧回路は、2つの前記低電圧部は、前記圧電板の長手方向と直交する方向に分極されており、前記高電圧部又は前記高電圧部の近傍は、前記圧電板の長手方向に分極されていることが好ましい。
上記構成では、低電圧部が、圧電板の長手方向と直交する方向に分極されており、高電圧部(3/2λモードの場合)又は高電圧部の近傍(5/2λモードの場合)が、圧電板の長手方向に分極されているので、振動モードを3/2λモード、又は5/2λモードの高次モードとすることができ、入力電極及び出力電極を振動モードの節に配置することが容易となる。
また、本発明に係る降圧回路は、2つの前記低電圧部は、前記圧電板の長手方向と直交する、互いに反対の方向に分極されていることが好ましい。
上記構成では、2つの低電圧部が、圧電板の長手方向と直交する、互いに反対の方向に分極されているので、分極されている一方の低電圧部の正電荷側の出力電極と、分極されている他方の低電圧部の負電荷側の出力電極とを接続する場合に配線を簡略化することができ、全体として、より小型化、薄型化を図ることが可能となる。
次に、上記目的を達成するために本発明に係る受電装置は、第二の受動電極と第二の能動電極とを有し、前記第二の能動電極と送電装置の第一の能動電極とを空隙を介して対向させ、前記第二の受動電極と前記送電装置の第一の受動電極とを対向させて容量結合させ、前記第一の能動電極と前記第二の能動電極との間に、前記第一の受動電極と前記第二の受動電極との間よりも強い電場を形成することにより非接触で電力が伝送される受電装置において、上記構成のいずれか1つの降圧回路と、該降圧回路の平衡出力電圧が入力される平衡入力型の負荷回路とを備えることを特徴とする。
上記構成では、高電圧部を2つの低電圧部で挟み込んだ対称構造となっており、振動モードが3/2λモード又は5/2λモードで駆動される圧電トランスを用いて降圧回路を構成しているので、振動モードの節で支持すること、あるいは節に入力電極及び出力電極を配置することができ、振動による応力、歪み等の実装部への悪影響を低減することができる。また、1つの圧電トランスで不平衡−平衡変換を行うことができるので、降圧回路の小型化、薄型化が容易である。さらに、圧電トランスを積層構造にすることにより変圧比を容易に大きくすることができるので、小型でも電力伝送効率の高い受電装置を提供することが可能となる。
また、本発明に係る受電装置は、前記負荷回路は、前記降圧回路の平衡出力電圧が入力される整流回路を含むことが好ましい。
上記構成では、降圧回路の平衡出力電圧が入力される整流回路が負荷回路に含まれているので、負荷回路に安定した電力を供給することができ、例えば電子機器の充電装置として機能させることが可能となる。
本発明に係る降圧回路及び該降圧回路を用いた受電装置では、高電圧部を2つの低電圧部で挟み込んだ対称構造となっており、振動モードが3/2λモード又は5/2λモードで駆動される圧電トランスを用いて降圧回路を構成しているので、振動モードの節で支持すること、あるいは節に入力電極及び出力電極を配置することができ、振動による応力、歪み等の実装部への悪影響を低減することができる。また、1つの圧電トランスで不平衡−平衡変換を行うことができるので、降圧回路の小型化、薄型化が容易である。さらに、圧電トランスを積層構造にすることにより変圧比を容易に大きくすることができるので、小型でも電力伝送効率の高い受電装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る降圧回路に用いる5/2λモード型の圧電トランスの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る圧電トランスの低電圧部に形成してある出力電極の構成を示す、圧電トランスの長手方向に直交する面での模式断面図である。 本発明の実施の形態1に係る圧電トランスの高電圧部に形成してある入力電極の構成を示す、圧電トランスの長手方向に直交する面での模式断面図である。 本発明の実施の形態1に係る圧電トランスの分極状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る降圧回路の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る降圧回路を用いた電力伝送回路の、整流回路を用いる場合の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る降圧回路を用いた電力伝送回路の、両波整流回路を用いる場合の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る圧電トランスの分極状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る降圧回路の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る降圧回路に用いる5/2λモード型の圧電トランスの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る圧電トランスの低電圧部に形成してある出力電極の構成を示す、圧電トランスの幅方向に水平な面での模式断面図である。 本発明の実施の形態3に係る圧電トランスの低電圧部に形成してある出力電極の構成を示す、圧電トランスの幅方向に水平な面での模式断面図である。 本発明の実施の形態3に係る圧電トランスの高電圧部に形成してある入力電極の構成を示す、圧電トランスの幅方向に水平な面での模式断面図である。 本発明の実施の形態3に係る圧電トランスの分極状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る降圧回路の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1乃至3に係る圧電トランスの分極状態及び配線を示す模式図である。 本発明の実施の形態1乃至3に係る圧電トランスの分極状態及び配線を示す他の模式図である。 本発明の実施の形態4に係る降圧回路に用いる3/2λモード型の圧電トランスの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る圧電トランスの分極状態及び配線を示す模式図である。 本発明の実施の形態4に係る圧電トランスの分極状態及び配線を示す他の模式図である。 従来の電力伝送システムの構成を示す模式図である。 従来の電力伝送システムの構成を示す等価回路図である。 従来の巻線トランスで構成された不平衡−平衡変換機能を有する降圧回路の例示図である。 従来の3/2λモード(3次)を利用する圧電トランスの構成を示す斜視図である。 従来の1/2λモード(1次)、2/2λモード(2次)を利用する圧電トランスの構成を示す斜視図である。 従来の3/2λモード、1/2λモード、又は2/2λモードを利用した圧電トランスで構成した不平衡−平衡変換回路を用いた電力伝送回路の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態に係る降圧回路及び該降圧回路を用いた受電装置について、図面を用いて具体的に説明する。以下の実施の形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、実施の形態の中で説明されている特徴的事項の組み合わせの全てが解決手段の必須事項であるとは限らないことは言うまでもない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る降圧回路に用いる5/2λモード型の圧電トランスの構成を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る圧電トランス23は、厚みT、幅W、長さLの直方体状の圧電セラミック積層板である圧電板31で形成されている。圧電板31の両端部分は、比較的低い電圧を有する低電圧部L1、L5であり、圧電板31の中央部分は、比較的高い電圧を有する高電圧部L3である。圧電トランス23は、5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランスである。圧電トランス23の一方の低電圧部L5には出力電極34a、34bが、高電圧部L3には入力電極33a、33bが、他方の低電圧部L1には出力電極32a、32bが、それぞれ形成されている。
圧電板31の材料には、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛:PbZrO3 −PbTiO3 )系圧電セラミックスを用いる。出力電極32a、32b、34a、34b、入力電極33a、33bは、Agペーストをスクリーン印刷して、焼成することにより形成する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る圧電トランス23の低電圧部L1、L5に形成してある出力電極32a(34a)、32b(34b)の構成を示す、圧電トランス23の長手方向に直交する面での模式断面図である。
図2に示すように、本実施の形態1に係る圧電トランス23の圧電板31は、複数の電極層を長手方向に直交する方向に積層してあり、それぞれの層は圧電板31の両側部に形成してある出力電極32a(34a)又は出力電極32b(34b)と交互に接続してある。また、低電圧部L1、L5は、圧電板31の厚みT方向(圧電板31の長手方向に直交する方向)に分極している。図2の例では偶数枚の電極層を積層してあるので、層間の分極方向が交互に反対となる。便宜的に、低電圧部L1、L5全体としての分極方向を白抜き矢印で表示して区別する。
また、図3は、本発明の実施の形態1に係る圧電トランス23の高電圧部L3に形成してある入力電極33a、33bの構成を示す、圧電トランス23の長手方向に直交する面での模式断面図である。
図3に示すように、本実施の形態1に係る圧電トランス23の高電圧部L3は、複数の電極層を長手方向に直交する方向に積層してあり、それぞれの層において圧電板31の両側部に設けてある入力電極33aと入力電極33bとが短絡されている。入力電極33a及び入力電極33bと、出力電極32a(34a)及び出力電極32b(34b)との間が分極処理され、分極部L2及び分極部L4が形成される。すなわち、分極部L2と高電圧部L3との境界、及び分極部L4と高電圧部L3との境界を含む高電圧部L3に複数の電極層が設けられている。図1では、出力電極32a(34a)及び出力電極32b(34b)と、入力電極33a及び入力電極33bとをハッチングして表示している。以下の図面では、ハッチングを適宜省略する。図3における電極断面は、分極部L2と高電圧部L3との境界面及び高電圧部L3と分極部L4との境界面近傍に形成されることが望ましい。高電圧部L3の全領域に内部電極を形成することで、振動を抑制するためである。
図4は、本発明の実施の形態1に係る圧電トランス23の分極状態を示す模式図である。図4に示すように、低電圧部L1、L5は、圧電板31の厚みT方向(圧電板31の長手方向に直交する方向)に、しかも同一の方向に分極されており、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4(高電圧部L3の近傍)は、圧電板31の長手方向に、しかも高電圧部L3を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。したがって、本実施の形態1に係る圧電トランス23の両端部では、変形による振動の方向と分極方向とが直交している。高電圧部L3の電極層は短絡されており、分極されていない領域である。
斯かる構成の圧電トランス23を用いて、以下のように降圧回路を構成する。図5は、本発明の実施の形態1に係る降圧回路の構成を示す模式図である。
図5に示すように、入力信号源(AC)は、圧電トランス23の入力電極33a、33bと接地電位との間に接続されている。圧電トランス23の出力電極34aと出力電極32bとが接地電位に接続され、出力電極32a、34bには出力側配線が接続されている。すなわち、分極方向に沿って連続的に接続するよう、分極されている一方の低電圧部L5の正電荷側の出力電極34aと、分極されている他方の低電圧部L1の負電荷側の出力電極32bとを接続して接地してある点に特徴を有している。
本実施の形態1では、5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランス23を用いており、圧電トランス23の高電圧部L3に形成してある入力電極33a、33bは不平衡入力端子である。そして、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極34aと出力電極32bとを接続して接地してある。このように接続することにより、残りの出力電極34b、32aは、入力電圧に対する出力電極34bの出力電圧と出力電極32aの出力電圧との振幅差がほぼ0(ゼロ)となり、位相差が180度である平衡出力電圧を出力する平衡出力端子(平衡出力電極)となる。平衡出力端子は、負荷回路Rの平衡入力端子(平衡入力電極)に接続され、負荷回路Rの平衡入力端子と並列に、換言すれば平衡出力端子間にインピーダンス整合用のインダクタ50が接続してある。インダクタ50を接続することにより、圧電トランス23から負荷回路Rに効率良く電力を供給することが可能となる。
入力電圧Vinが印加された場合、圧電トランス23により降圧され、入力電圧Vinより低い出力電圧Voutが出力される。出力電圧Voutは、平衡出力端子に出力されるので、不平衡−平衡変換も降圧と同時に行うことができる。
駆動周波数は、圧電トランス23の振動モード、素子のサイズにより決まる。例えば5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランス23を用いる場合、共振周波数近傍の周波数に設定され、およそ50kHz〜1MHzである。外付けのインダクタ50のインダクタンス値は、圧電トランス23の出力インピーダンスに合わせて設定される。
以上のように本実施の形態1では、巻線トランスを用いる場合のように複数の巻き線を接続する必要がないので、降圧回路を小型化、薄型化することができる。また、圧電トランス23は振動の節において結線し、あるいは支持することができるので、振動により断線、破損等の障害が発生するおそれが少なく、安定した特性を発揮する降圧回路を提供することができる。さらに、圧電トランス23の積層数を増加させることにより、変圧比(降圧比)を容易に大きくすることが可能となる。
図6は、本発明の実施の形態1に係る降圧回路を用いた電力伝送回路の、整流回路を用いる場合の構成を示す模式図である。図6では、本実施の形態1に係る降圧回路を、受電装置2に備えている。
送電装置1は、少なくとも電源12と、図示しない昇圧回路と、第一の能動電極11a及び第一の受動電極11pで構成された第一の結合電極11とを備えている。一方、受電装置2は、第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pで構成された第二の結合電極21と、実施の形態1に係る圧電トランス23を用いた降圧回路と、インダクタ50と、整流回路60と、負荷回路Rとを備えている。
送電装置1の第一の結合電極11と受電装置2の第二の結合電極21とが容量CMで容量結合し、送電装置1の電源12から出力された電力が受電装置2へ伝送される。第二の結合電極21で受電された電力は降圧回路で降圧され、インダクタ50を介して複数のダイオードからなるブリッジ型の整流回路60で整流され、負荷回路Rへ入力される。なお、ブリッジ型の整流回路60を含む負荷回路を、以下平衡入力型の負荷回路Rという。
圧電トランス23は、5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランスであり、圧電トランス23の高電圧部L3に形成してある入力電極33a、33bに、第二の結合電極21で受電された電力が供給される。そして、分極方向に沿って連続的に接続するよう、分極されている一方の低電圧部L5の正電荷側の出力電極34aと、分極されている他方の低電圧部L1の負電荷側の出力電極32bとを接続して接地し、残りの出力電極34b、32aは、平衡出力電圧を平衡入力型の負荷回路Rに供給する。
このように電力伝送回路を構成することにより、受電装置2を小型化、薄型化することができ、従来のように圧電トランス素子を複数使用することがなく、共振周波数を一意に定めることができるので、受電特性が安定した受電装置2を提供することが可能となる。
なお、上述のようなブリッジ型の整流回路60に限定されるものではなく、例えば両波整流回路であっても良い。図7は、本発明の実施の形態1に係る降圧回路を用いた電力伝送回路の、両波整流回路を用いる場合の構成を示す模式図である。
図7に示す電力伝送回路は、整流回路以外の構成は図6と同様であるので、同一の符号を付することで詳細な説明は省略する。第二の結合電極21で受電された電力は降圧回路で降圧され、インダクタ50を介して複数のダイオードからなる両波整流回路61で整流され、負荷回路Rへ入力される。
両波整流回路61を用いる場合、ダイオードの数が、ブリッジ型の整流回路60の場合の4個から2個へと半減する。したがって、受電装置2をより一層小型化、薄型化することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る降圧回路に用いる5/2λモード型の圧電トランスの構成は、実施の形態1と同様であることから、同一の符号を付することで詳細な説明は省略する。本実施の形態2では、低電圧部L1、L5は、厚みT方向(圧電板31の長手方向と直交する方向)に、しかも互いに反対の方向に分極されている点で実施の形態1と相違する。図8は、本発明の実施の形態2に係る圧電トランス23の分極状態を示す模式図である。
図8に示すように、低電圧部L1、L5は、圧電板31の厚みT方向に、しかも互いに反対の方向に分極されており、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4(高電圧部L3の近傍)は、圧電板31の長手方向に、しかも高電圧部L3を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。したがって、本実施の形態2に係る圧電トランス23の両端部でも、変形による振動の方向と分極方向とが直交している。
斯かる構成の圧電トランス23を用いて、以下のように降圧回路を構成する。図9は、本発明の実施の形態2に係る降圧回路の構成を示す模式図である。
図9に示すように、入力側に定電流源を設けてあり、定電流源の一端は接地され、他端は圧電トランス23の入力電極33a、33bに接続されている。圧電トランス23の出力電極34bと出力電極32bとが接地電位に接続され、出力電極32a、34aには出力側配線が接続されている。すなわち、分極方向に沿って連続的に接続するよう、分極されている一方の低電圧部L5の正電荷側の出力電極34bと、分極されている他方の低電圧部L1の負電荷側の出力電極32bとを接続して接地してある点に特徴を有している。
本実施の形態2でも、5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランス23を用いており、圧電トランス23の高電圧部L3に形成してある入力電極33a、33bは不平衡入力端子である。そして、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極34bと出力電極32bとを接続して接地し、残りの出力電極34a、32aは、平衡出力端子として負荷回路Rと接続され、負荷回路Rと並列に、すなわちインダクタ50を平衡出力端子間に接続してある。本実施の形態2では、接地線が交錯することがなく、配線がより簡略化されるので、降圧回路全体としてより小型化、薄型化することができる。
以上のように本実施の形態2では、巻線トランスを用いる場合と比較して、降圧回路を小型化、薄型化することができる。また、圧電トランス23は振動モードの節において結線し、あるいは支持することができるので、振動により断線、破損等の障害が発生するおそれが少なく、安定した特性を発揮する降圧回路を提供することができる。さらに、配線をより簡略化することができ、製造工程全体として低コスト化に寄与することが可能となる。
また、上述のように電力伝送回路を構成することにより、受電装置2も小型化、薄型化することができ、圧電トランス素子を複数使用することがなく、共振周波数を一意に定めることができるので、受電特性が安定した受電装置2を提供することが可能となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る降圧回路に用いる5/2λモード型の圧電トランスの構成は、実施の形態1及び2と同様であることから、同一の符号を付することにより、詳細な説明は省略する。本実施の形態3では、低電圧部L1、L5は、圧電板31の長手方向に分極している点で実施の形態1及び2と相違する。
図10は、本発明の実施の形態3に係る降圧回路に用いる5/2λモード型の圧電トランス23の構成を示す斜視図である。図10に示すように、本実施の形態3に係る圧電トランス23は、厚みT、幅W、長さLの直方体状の圧電セラミック積層板である圧電板31で形成されている。圧電板31の両端部分は、比較的低い電圧を有する低電圧部L1、L5であり、圧電板31の中央部分は、比較的高い電圧を有する高電圧部L3である。圧電トランス23は、5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランスである。圧電トランス23の一方の低電圧部L5には出力電極34a、34bが、高電圧部L3には入力電極33a、33bが、他方の低電圧部L1には出力電極32a、32bが、それぞれ形成されている。
図11は、本発明の実施の形態3に係る圧電トランス23の低電圧部L1に形成してある出力電極32a、32bの構成を示す、圧電トランス23の幅W方向に水平な面での模式断面図であり、図12は、本発明の実施の形態3に係る圧電トランス23の低電圧部L5に形成してある出力電極34a、34bの構成を示す、圧電トランス23の幅W方向に水平な面での模式断面図である。
図11に示すように、本実施の形態3に係る圧電トランス23の圧電板31は、複数の電極層を圧電板31の長手方向に積層してあり、それぞれの層は圧電板31の両側部に形成してある出力電極32a又は出力電極32bと交互に接続してある。また、低電圧部L1は、圧電板31の長手方向に分極している。図11の例では偶数枚の電極層を積層してあるので、層間の分極方向が交互に反対方向となる。便宜的に、低電圧部L1全体としての分極方向を白抜き矢印で表示して区別する。
同様に図12でも、圧電板31は、複数の電極層を圧電板31の長手方向に積層してあり、それぞれの層は圧電板31の両側部に形成してある出力電極34a又は出力電極34bと交互に接続してある。また、低電圧部L5も、圧電板31の長手方向に分極している。図12の例では、偶数枚の電極層を積層してあるので、層間の分極方向が交互に反対方向となる。便宜的に、低電圧部L5全体としての分極方向を白抜き矢印で表示して区別する。
図13は、本発明の実施の形態3に係る圧電トランス23の高電圧部L3に形成してある入力電極33a、33bの構成を示す、圧電トランス23の幅W方向に水平な面での模式断面図である。
図13に示すように、本実施の形態3に係る圧電トランス23の高電圧部L3には、電極層は積層されておらず、入力電極33aと入力電極33bとが短絡されている。すなわち、分極部L2と高電圧部L3との境界、及び分極部L4と高電圧部L3との境界を含む位置に入力電極33a及び入力電極33bが設けられている。
図14は、本発明の実施の形態3に係る圧電トランス23の分極状態を示す模式図である。図14に示すように、低電圧部L1、L5は、圧電板31の長手方向に、しかも互いに反対の方向に分極されており、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4(高電圧部L3の近傍)は、圧電板31の長手方向に、しかも高電圧部L3を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。したがって、本実施の形態3に係る圧電トランス23の両端部では、変形による振動の方向と分極方向とが同じである。
斯かる構成の圧電トランス23を用いて、以下のように降圧回路を構成する。図15は、本発明の実施の形態3に係る降圧回路の構成を示す模式図である。
図15に示すように、入力信号源(AC)は、圧電トランス23の入力電極33a、33bと接地電位との間に接続されている。圧電トランス23の出力電極34aと出力電極32bとが接地電位に接続され、出力電極32a、34bには出力側配線が接続されている。すなわち、分極方向に沿って連続的に接続するよう、分極されている一方の低電圧部L5の正電荷側の出力電極34aと、分極されている他方の低電圧部L1の負電荷側の出力電極32bとを接続して接地してある点に特徴を有している。
本実施の形態3では、5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランス23を用いており、圧電トランス23の高電圧部L3に形成してある入力電極33a、33bは不平衡入力端子である。そして、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極34aと出力電極32bとを接続して接地し、残りの出力電極34b、32aは、平衡出力端子として負荷回路Rに接続され、負荷回路Rと並列に、換言すれば平衡出力端子間にインダクタ50を接続することにより、圧電トランス23から負荷回路Rに効率良く電力を供給することが可能となる。
入力電圧Vinが印加された場合、圧電トランス23により降圧され、入力電圧Vinより低い出力電圧Voutが出力される。出力電圧Voutは、インダクタ50が接続されている平衡出力端子に出力されるので、不平衡−平衡変換も降圧と同時に行うことができる。
駆動周波数は、圧電トランス23の振動モード、素子のサイズにより決まる。例えば、5/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランス23を用いる場合、共振周波数近傍の周波数に設定され、およそ50kHz〜1MHzである。外付けのインダクタ50のインダクタンス値は、圧電トランス23の出力インピーダンスに合わせて設定される。
以上のように本実施の形態3では、巻線トランスを用いる場合のように複数の巻き線を接続する必要がないので、降圧回路を小型化、薄型化することができる。また、圧電トランス23は振動の節において結線し、あるいは支持することができるので、振動により断線、破損等の障害が発生するおそれが少なく、安定した特性を発揮する降圧回路を提供することができる。さらに、圧電トランス23の積層数を増加させることにより、変圧比(降圧比)を容易に大きくすることが可能となる。両端の低電圧部L1、L5の分極方向を振動の方向に合わせており、実効的な電気機械結合係数を大きくすることができるので、高効率化を図ることができる。
なお、実施の形態1及び2と同様、本実施の形態3に係る降圧回路を用いることにより、受電装置2を小型化、薄型化することができ、圧電トランス素子を複数使用することがなく、共振周波数を一意に定めることができるので、受電特性が安定した受電装置2を提供することが可能となる。
なお、圧電トランス23の分極方向は、実施の形態1乃至3に記載された方向に限定されるものではなく、高電圧部L3の近傍が、高電圧部L3を挟んで互いに対称となる方向に分極されていれば同様の効果が期待できる。図16は、本発明の実施の形態1乃至3に係る圧電トランス23の分極状態及び配線を示す模式図である。図16において、Gは接地端子を、A、Bは平衡出力端子を、Hは入力端子を、それぞれ示している。
図16(a)は、実施の形態1に係る圧電トランス23の分極状態及び配線を示している。図5乃至図7とは接地電位への接続が左右反対となるよう図示しているが、実質的に同一である。図16(a)では、入力端子Hを高電圧部L3の入力電極33a、33bと接続してある。そして、接地端子Gを出力電極32aと接続し、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極32aと出力電極34bとを接続している。そして、平衡出力端子Aを出力電極32bと、平衡出力端子Bを出力電極34aと、それぞれ接続することにより、降圧回路を形成している。
同様に、図16(b)は、実施の形態3に係る圧電トランス23の分極状態及び配線を示している。図15とは接地電位への接続が左右反対となるよう図示しているが、実質的に同一である。図16(b)では、入力端子Hを高電圧部L3の入力電極33a、33bと接続してある。そして、接地端子Gを出力電極32aと接続し、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極32aと出力電極34bとを接続している。そして、平衡出力端子Aを出力電極32bと、平衡出力端子Bを出力電極34aと、それぞれ接続することにより、降圧回路を形成している。
以下、図16(c)及び図16(d)においても、各端子と各電極との接続は同一であるが、図16(c)及び図16(d)では分極方向が図16(a)及び図16(b)と相違する。図16(c)では、低電圧部L1、L5は、圧電板31の厚みT方向に、しかも同一の方向に分極されている。また、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4は、厚みT方向に、しかも高電圧部L3を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
また、図16(d)では、低電圧部L1、L5は、圧電板31の長手方向に、しかも互いに反対の方向に分極されている。そして、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4は、圧電板31の厚みT方向に、しかも互いに対称となる方向に分極されている。
また、実施の形態2と同様に、配線を簡略化する構成も考えられる。図17は、本発明の実施の形態1乃至3に係る圧電トランス23の分極状態及び配線を示す他の模式図である。図17においても、Gは接地端子を、A、Bは平衡出力端子を、Hは入力端子を、それぞれ示している。
図17(a)は、実施の形態2に係る圧電トランス23の分極状態及び配線を示している。図9とは接地電位への接続が左右反対となるよう図示しているが、実質的に同一である。図17(a)では、入力端子Hを高電圧部L3の入力電極33a、33bと接続してある。そして、接地端子Gを出力電極32bと接続し、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極32bと出力電極34bとを接続している。そして、平衡出力端子Aを出力電極32aと、平衡出力端子Bを出力電極34aと、それぞれ接続することにより、降圧回路を形成している。
以下、図17(b)、図17(c)、図17(d)においても、各端子と各電極との接続は同一であるが、図17(b)、図17(c)、図17(d)では分極方向が図17(a)と相違する。すなわち、図17(b)では、低電圧部L1、L5は、圧電板31の長手方向に、しかも同一の方向に分極されている。また、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4は、圧電板31の長手方向に、しかも高電圧部L3を挟んで互いに反対方向に分極されている。
また、図17(c)では、低電圧部L1、L5は、圧電板31の厚みT方向に、しかも互いに反対の方向に分極されている。そして、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4は、圧電板31の厚みT方向に、しかも高電圧部L3を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
さらに、図17(d)では、低電圧部L1、L5は、圧電板31の長手方向に、しかも同一の方向に分極されている。そして、高電圧部L3を挟む分極部L2、L4は、圧電板31の厚みT方向に、しかも高電圧部L3を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
以上のように分極されている圧電トランス23を、それぞれ結線して降圧回路に用いることにより、降圧回路を小型化、薄型化することができ、ひいては受電装置2を小型化、薄型化することが可能となる。
(実施の形態4)
図18は、本発明の実施の形態4に係る降圧回路に用いる3/2λモード型(ローゼン3次型)の圧電トランスの構成を示す斜視図である。図18に示すように、本実施の形態4に係る圧電トランス23は、厚みT、幅W、長さLの直方体状の圧電セラミック積層板である圧電板31で形成されている。圧電板31の両端部分は、比較的低い電圧を有する低電圧部L6、L8であり、圧電板31の中央部分は、比較的高い電圧を有する高電圧部L7である。圧電トランス23は、3/2λモードで駆動する対称構造の圧電トランスである。圧電トランス23の一方の低電圧部L8には出力電極34a、34bが、高電圧部L7には入力電極33a、33bが、他方の低電圧部L6には出力電極32a、32bが、それぞれ形成されている。
図19は、本発明の実施の形態4に係る圧電トランス23の分極状態及び配線を示す模式図である。図19において、Gは接地端子を、A、Bは平衡出力端子を、Hは入力端子を、それぞれ示している。
図19(a)に示すように、低電圧部L6、L8は、圧電板31の厚みT方向(圧電板31の長手方向に直交する方向)に、しかも同一の方向に分極されており、高電圧部L7は、圧電板31の長手方向に、しかも高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。したがって、本実施の形態4に係る圧電トランス23の両端部では、変形による振動の方向と分極方向とが直交している。
また、入力端子Hは、高電圧部L7の入力電極33a、33bと接続してある。そして、接地端子Gを出力電極32aと接続し、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極32aと出力電極34bとを接続している。そして、平衡出力端子Aを出力電極32bと、平衡出力端子Bを出力電極34aと、それぞれ接続することにより、降圧回路を形成している。
なお、圧電トランス23の分極方向は、図19(a)の方向に限定されるものではなく、実施の形態1乃至3と同様、高電圧部L7が、高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されていれば良い。
例えば図19(b)、図19(c)、図19(d)においても、各端子と各電極との接続は同一であるが、図19(b)、図19(c)、図19(d)では分極方向が図19(a)と相違する。すなわち、図19(b)では、低電圧部L6、L8は、圧電板31の長手方向に、しかも互いに反対の方向に分極されている。また、高電圧部L7は、圧電板31の長手方向に、しかも高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
同様に、図19(c)では、低電圧部L6、L8は、圧電板31の厚みT方向に、しかも同一の方向に分極されている。また、高電圧部L7は、圧電板31の厚みT方向に、しかも高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
また、図19(d)では、低電圧部L6、L8は、圧電板31の長手方向に、しかも互いに反対の方向に分極されている。そして、高電圧部L7は、圧電板31の厚みT方向に、しかも高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
また、3/2λモードの圧電トランス32でも、実施の形態2のように配線を簡略化する構成も考えられる。図20は、本発明の実施の形態4に係る圧電トランス23の分極状態及び配線を示す他の模式図である。図20においても、Gは接地端子を、A、Bは平衡出力端子を、Hは入力端子を、それぞれ示している。
図20(a)では、入力端子Hを高電圧部L7の入力電極33a、33bと接続してある。そして、接地端子Gを出力電極32aと接続し、分極方向に沿って連続的に接続されるように出力電極32bと出力電極34bとを接続している。そして、平衡出力端子Aを出力電極32bと、平衡出力端子Bを出力電極34aと、それぞれ接続することにより、降圧回路を形成している。
以下、図20(b)、図20(c)、図20(d)においても、各端子と各電極との接続は同一であるが、図20(b)、図20(c)、図20(d)では分極方向が図20(a)と相違する。すなわち、図20(b)では、低電圧部L6、L8は、圧電板31の長手方向に、しかも同じ方向に分極されている。また、高電圧部L7は、圧電板31の長手方向に、しかも高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
また、図20(c)では、低電圧部L6、L8は、圧電板31の厚みT方向に、しかも互いに反対の方向に分極されている。そして、高電圧部L7は、圧電板31の厚みT方向に、しかも高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
さらに、図20(d)では、低電圧部L6、L8は、圧電板31の長手方向に、しかも同一の方向に分極されている。そして、高電圧部L7は、圧電板31の厚みT方向に、しかも高電圧部L7の中央部分を挟んで互いに対称となる方向に分極されている。
以上のように分極されている圧電トランス23を、それぞれ結線して降圧回路に用いることにより、降圧回路を小型化、薄型化することができ、ひいては受電装置2を小型化、薄型化することが可能となる。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換等が可能であることは言うまでもない。
1 送電装置
2 受電装置
11a 第一の能動電極
11p 第一の受動電極
12 電源
21a 第二の能動電極
21p 第二の受動電極
23 圧電トランス
31 圧電板
32a、32b、34a、34b 出力電極
33a、33b 入力電極
50 インダクタ
L1、L5、L6、L8 低電圧部
L3、L7 高電圧部

Claims (6)

  1. 直方体状の圧電板を有し、
    該圧電板の長手方向の両端部は、出力電極が形成された2つの低電圧部として、
    2つの該低電圧部に挟まれた領域の一部は、入力電極が形成された高電圧部として、それぞれ構成され、
    2つの前記低電圧部及び前記高電圧部は、それぞれ分極されており、3/2λモード又は5/2λモードで駆動する圧電トランスを用いた降圧回路であって、
    前記高電圧部又は前記高電圧部の近傍は、前記高電圧部の中央部分又は前記高電圧部を挟んで互いに対称となる方向に分極され、
    分極されている一方の前記低電圧部の正電荷側の出力電極と、分極されている他方の前記低電圧部の負電荷側の出力電極とを接続し、
    分極されている一方の前記低電圧部の負電荷側の平衡出力電極と、分極されている他方の前記低電圧部の正電荷側の平衡出力電極とを備えることを特徴とする降圧回路。
  2. 分極されている一方の前記低電圧部の負電荷側の平衡出力電極と、分極されている他方の前記低電圧部の正電荷側の平衡出力電極との間にインダクタを接続することを特徴とする請求項1に記載の降圧回路。
  3. 2つの前記低電圧部は、前記圧電板の長手方向と直交する方向に分極されており、
    前記高電圧部又は前記高電圧部の近傍は、前記圧電板の長手方向に分極されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の降圧回路。
  4. 2つの前記低電圧部は、前記圧電板の長手方向と直交する、互いに反対の方向に分極されていることを特徴とする請求項3に記載の降圧回路。
  5. 第二の受動電極と第二の能動電極とを有し、
    前記第二の能動電極と送電装置の第一の能動電極とを空隙を介して対向させ、前記第二の受動電極と前記送電装置の第一の受動電極とを対向させて容量結合させ、
    前記第一の能動電極と前記第二の能動電極との間に、前記第一の受動電極と前記第二の受動電極との間よりも強い電場を形成することにより非接触で電力が伝送される受電装置において、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の降圧回路と、
    該降圧回路の平衡出力電圧が入力される平衡入力型の負荷回路と
    を備えることを特徴とする受電装置。
  6. 前記負荷回路は、前記降圧回路の平衡出力電圧が入力される整流回路を含むことを特徴とする請求項5に記載の受電装置。
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