JPWO2013069706A1 - プレート式熱交換器 - Google Patents

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Abstract

複数枚積層された各伝熱プレート間の外周部に流路形成用ガスケットが介装され、隣り合っている伝熱プレートの通路孔を交互に囲む連通路形成用ガスケットが介装されることで、伝熱プレートを境にして高温流体を流通させる第1流路と低温流体を流通させる第2流路と流体を第1流路と第2流路とに流入出させる連通路とが交互に形成されている。第1流路、第2流路又は連通路から漏洩した流体を排出するための排液孔が伝熱プレートに形成されている。排液孔は、第1流路、第2流路又は連通路から隔絶するガスケットによって囲まれている。ガスケットによって、漏液流路又は漏液収集部が形成されている。

Description

関連出願の相互参照
本願は、日本国特願2011−247552号の優先権を主張し、引用によって本願明細書の記載に組み込まれる。
本発明は、高温流体と低温流体とを熱交換させるプレート式熱交換器に関する。詳しくは、本発明は、複数枚の伝熱プレートを積層し、各伝熱プレート間の外周部などにガスケットを介装することにより、各伝熱プレート間に高温流体を流通させる流路と低温流体を流通させる流路とを交互に形成したプレート式熱交換器に関する。
プレート式熱交換器は、図8に示すように、鉛直姿勢の長方形板状の固定フレーム11と鉛直姿勢の長方形板状の移動フレーム12との間に複数枚の長方形状の伝熱プレート20,20,…を鉛直姿勢で積層し、図9に示すように、この伝熱プレート20と伝熱プレート20との間に第1流路1と第2流路2とを交互に形成し、第1流路1に高温流体Hを流通させ、第2流路2に低温流体Cを流通させることで、高温流体Hと低温流体Cとを熱交換する。
そして、固定フレーム11の四隅には、流体H,Cの出入口となる通路孔11a〜11dが設けられ、移動フレーム12には通路孔が設けられていない。また、固定フレーム11と移動フレーム12とには、それぞれ、専用のプレート(以下、「Dプレート」,「Eプレート」という。)20d,20eが重ねあわされている。Dプレート20dの四隅には、通路孔(採番せず)が設けられ、この通路孔を囲むガスケット(以下、「Dガスケット」という。)140がDプレート20dと固定フレーム11との間に介装されている。なお、Eプレート20eには、通路孔が設けられていない。
また、伝熱プレート20には、四隅に流体H,Cの出入口となる通路孔21〜24が設けられ、中間部に伝熱部(採番せず)が設けられ、各伝熱プレート20,20間にガスケット130を介装することで、例えば左側上、下の通路孔21,22と伝熱部とが連通し、かつ、右側上、下の通路孔23,24が伝熱部に開口しないように、あるいは、その逆になるようにされている。
ガスケット130は、各伝熱プレート20の外周部(外周縁に沿った内側)を囲む流路形成用ガスケット131と通路孔21〜24の周囲を囲む連通路形成用ガスケット132とを別体又は図示しない一体に形成したものとされている。
そして、プレート式熱交換器は、右側上下の連通路形成用ガスケット132,132が右側上下の通路孔23,24を囲むことで、左側上下の通路孔21,22及び第1流路1から遮断された連通路3,3を設けている。また、プレート式熱交換器は、流路形成用ガスケット131が左側上下の通路孔21,22と伝熱部とを囲むことで高温流体Hが流通する第1流路1を設けている。
また、プレート式熱交換器は、左側上下の連通路形成用ガスケット132,132が左側上下の通路孔21,22を囲むことで、右側上下の通路孔23,24及び第2流路2から遮断された連通路3,3を設けている。また、プレート式熱交換器は、流路形成用ガスケット131が右側上下の通路孔23,24と伝熱部とを囲むことで低温流体Cが流通する第2の流路2を設けている。
したがって、図9において、高温流体Hが左上の通路孔21から第1流路1内を下向きに流通して左下の通路孔22から排出され、低温流体Cが右下の通路孔24から第2流路2内を上向きに流通して右上の通路孔23から排出されることで、両流体H,Cが熱交換される。
なお、流路形成用ガスケットと連通路形成用ガスケットとを一体化したガスケットが伝熱プレート間に介装されたプレート式熱交換器において、伝熱部と通路孔との境界部分に流路形成用ガスケットの一部分と連通路形成用ガスケットの一部分とを並列させて介装した二重(2本)ガスケットを有するプレート式熱交換器が特許文献1に記載されている。このプレート式熱交換器は、二重ガスケットが接着剤を使用しないで伝熱プレートに固着され、他の部分のガスケットが接着剤を使用して伝熱プレートに接着されることを特徴としている。
そして、二重ガスケットは、積層される伝熱プレート間の空間に1枚おき(交互)に介装されることで、二重ガスケットがなく伝熱部と通路孔とを連通させる流路が形成されている。この二重ガスケットが介装されていない部分の伝熱プレートは、内圧によって変形しやすくなっているが、二重ガスケットが接着剤によって伝熱プレートに接着されていないことにより、プレート式熱交換器の耐圧性を向上させている。
日本国特開平9−72686号公報
しかしながら、上記図8及び図9に示した従来のプレート式熱交換器においては、下記のような問題があった。
プレート式熱交換器は、組み立てられた直後の試運転段階で、流体H,Cがガスケット130から漏洩することがある。例えば、ガスケット130の製造時の異物混入や接合不良に伴う亀裂や物性異常によって、あるいは、ガスケット130が高温流体Hに加熱されたり加圧されたりして位置ずれすることによって、あるいは、ガスケット130が異物を噛み込むなど装着不良によって、ガスケット130の膨潤によって、流体H,Cがガスケット130から漏洩する。このような流体H,Cの漏洩は、プレート式熱交換器を設置した初期段階で発生し、しかも、漏れ量が多いことから、容易に検知することができる。
しかし、特に高温流体Hを流通させるガスケット130は、内側が高温流体Hに触れ、外側が大気に触れることから、経年劣化のためにヘタリが増加することによって、また、熱負荷環境下での酸化劣化のために亀裂が生じることによって、高温流体Hがガスケット130から漏洩することがある。
そして、ガスケット130の品質、プレート式熱交換器が設置される環境、さらに、運転条件が異なることから、流体H,Cが漏洩する発生時期を予測することは困難であるだけでなく、漏洩量が滲み漏れ程度の僅少であることから、流体H,Cの漏洩をタイムリーに検知することも困難になっている。さらに、高温流体Hが危険な薬液である場合には、プレート式熱交換器から漏洩した高温流体Hが外部に流出すると、二次災害を起こすことがある。
流体H,Cが外部に漏洩しないように、ガスケット130を早めに交換すると、ランニングコストがアップする。また、プレート式熱交換器全体を水密性の高いシートなどで覆ったり、積層された伝熱プレート間の外周縁部の隙間にゴムなどを挿し込んだりすることにより、高温流体Hが外部に流出しないようにする方法も考えられるが、このような方法は、コスト面や品質面に問題があることから採用されていない。
また、特許文献1に記載されたプレート式熱交換器は、伝熱部と通路孔との境界部分に流路形成用ガスケットの一部分と連通路形成用ガスケットの一部分とが二重にされている。しかし、高温流体が流通する流路形成用ガスケットは、二重にされていないため、この流路形成用ガスケットの酸化劣化が進行するなどによって、高温流体が早期に外部に漏洩することがある。
そこで、本発明は、ガスケット劣化による高温流体の漏洩を、高温流体が外部へ漏洩することなく容易に検知することができるようにしたプレート式熱交換器を提供することを課題とする。
本発明に係るプレート式熱交換器は、複数の通路孔を形成した伝熱プレートが複数枚積層され、隣り合う各伝熱プレートの外周部間に流路形成用ガスケットが介装されることで、伝熱プレートを境にして高温流体を流通させる第1流路と、低温流体を流通させる第2流体とが交互に形成され、前記通路孔を囲む連通路形成用ガスケットが隣り合っている伝熱プレート間に介装されることで、流体を第1流路に流入出させる連通路と第2流路に流入出させる連通路とが形成され、第1流路、第2流路又は連通路から漏洩した流体を排出するための排液孔が伝熱プレートに形成され、該排液孔が複数のガスケットに囲まれることによって、第1流路、第2流路又は連通路から隔絶した漏液流路又は漏液収集部が形成されている。
ここで、本発明に係るプレート式熱交換器の一態様として、前記第1流路を形成する第1流路形成ガスケットの全周が外周ガスケットによって囲まれ、前記漏液流路は、前記第1流路形成ガスケットと外周ガスケットとの間に形成されている構成を採用することができる。
また、本発明に係るプレート式熱交換器の他態様として、前記第2流路を形成する第2流路形成用ガスケットと局部ガスケットとによって前記連通路形成用ガスケットが囲まれ、前記漏液収集部は、前記連通路形成用ガスケットと第2流路形成用ガスケットと局部ガスケットとの間に形成されている構成を採用することができる。
また、本発明に係るプレート式熱交換器のさらに異なる態様として、前記連通路形成用ガスケットは、内側ガスケット部材と外側ガスケット部材の二重ガスケットとされ、前記排液孔が該内側ガスケット部材と外側ガスケット部材との間に形成され、内側ガスケット部材と外側ガスケット部材との間が漏液流路とされ、該漏液流路と隣り合って第1流路又は第2流路に露出する排液孔が環状ガスケットによって繋がれている構成を採用することができる。
また、本発明に係るプレート式熱交換器のさらに異なる態様として、前記漏液流路又は漏液収集部内に第3の流体を供給するための流体供給孔が前記伝熱プレートに形成されている構成を採用することができる。
また、本発明に係るプレート式熱交換器のさらに異なる態様として、前記複数積層された伝熱プレートを挟む固定フレーム又は移動フレームに前記排液孔と連続する排液路が形成され、該排液路に排液用ノズルが取り付けられ、該排液用ノズルに流体を検知するセンサが接続されている構成を採用することができる。
また、本発明に係るプレート式熱交換器のさらに異なる態様として、前記通路孔は、伝熱プレートの各隅部に形成されている構成を採用することができる。
また、本発明に係るプレート式熱交換器のさらに異なる態様として、前記通路孔は、伝熱プレートの長さ方向に概ね1列に形成されている構成を採用することができる。
本発明に係るプレート式熱交換器の第1の実施形態の要部を示す概略分解斜視図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第1の実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第2の実施形態の要部を示す概略分解斜視図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態の要部を示す概略分解斜視図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態を示す左上部の要部拡大正面図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態を示し、図5AのV−V線での拡大断面図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態を示し、図5AのV−V線での拡大断面図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態を示す左下部の要部拡大正面図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態を示し、図6AのVI−VI線での拡大断面図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態を示し、図6AのVI−VI線での拡大断面図である。 本発明に係るプレート式熱交換器の第4の実施形態の要部を示す概略分解斜視図である。 従来のプレート式熱交換器を示す概略斜視図である。 従来のプレート式熱交換器を示す概略分解斜視図である。
〔実施形態1〕
本発明に係るプレート式熱交換器の第1の実施形態について図1及び図2を参照しながら説明する。ただし、従来と同一部分は、同一符号を付して説明する。なお、以下の説明において記述する上下左右など位置は各実施形態の一例であって、実際の使用態様において、異なる位置となる場合があることはいうまでもない。
第1の実施形態のプレート式熱交換器は、図1に示すように、従来と同様、伝熱プレート20と伝熱プレート20との間に第1流路1と第2流路2とを交互に形成し、第1流路1に高温流体Hを流通させ、第2流路2に低温流体Cを流通させる装置である。すなわち、伝熱プレート20を境にして、高温流体Hを流通させる第1流路1と低温流体Cを流通させる第2流路2とが交互に形成されている。
第1流路1は、第1流路形成用ガスケット31aが伝熱プレート20の左側上下の通路孔21,22及び伝熱部を(図面では台形状に)囲むことで形成される。そして、この伝熱プレート20の右側上下の通路孔23,24をそれぞれ低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cが囲むことで、低温流体連通路3c,3cが形成される。
この低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cは、第1流路1を形成する伝熱プレート20,20間に介装されることによって、低温流体Cが第1流路1を形成する伝熱プレート20,20間に流入することなく、第2流路2内に下側から供給され、また、第2流路2の上側から排出される。
そして、第1流路形成用ガスケット31aの全周及び二つの低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cは、伝熱プレート20の外周縁に沿って介装された外周ガスケット33によって囲まれ、第1流路形成用ガスケット31a及び二つの低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cと外周ガスケット33との間に漏液流路4が設けられている。
そして、第2流路2は、第2流路形成用ガスケット31bが前記伝熱プレート20と隣り合っている伝熱プレート20の右側上下の通路孔23,24及び伝熱部を(図面では台形状に)囲むことで形成される。また、この伝熱プレート20の左側上下の通路孔21,22をそれぞれ高温流体連通路形成用ガスケット32hが囲むことで、高温流体連通路3h,3hが形成される。
この高温流体連通路形成用ガスケット32hが第2流路2を形成する伝熱プレート20間に介装されることによって、高温流体Hが第2流路2を形成する伝熱プレート20,20間に流入することなく、第1流路1内に上側から供給され、また、第1流路1の下側から排出される。
そして、高温流体連通路形成用ガスケット32hは、局部ガスケット34と第2流路形成用ガスケット31bの一部(図面では高温流体連通路形成用ガスケット32hに近接して傾斜している部分)に囲まれ、これらのガスケット32h,34,31bの間に高温流体連通路形成用ガスケット32hから漏洩した高温流体Hmを収集する第1,第2の漏液収集部5a,5bが(図面では三角形状に)設けられている。
また、第1の漏液収集部5aの下端部には、第1漏液収集部5a内に漏洩した高温流体Hmを前記漏液流路4内に排出するための排液孔(以下、「第1の排液孔」という。)6aが伝熱プレート20を貫通して形成されている。
そして、漏液流路4の下端部には、漏液流路4内を流れ落ちてきた高温流体Hmを排出するための排液孔(以下、「第2の排液孔」という。)6bが形成されている。第2の排液孔6bは、伝熱プレート20を貫通し、伝熱プレート20を介して隣り合っている漏液流路4と第2の漏液収集部5bとに連通する。
したがって、第2の排液孔6bは、隣り合っている伝熱プレート20,20,…間で連続する。また、第2の排液孔6bが連続するように、漏洩した高温流体Hmが流れる排液路(採番せず)が設けられている。また、固定フレーム11には、排液路に連続する排液孔(図示せず)が形成され、図2に示すように、この排液孔に排液用ノズル8が取り付けられている。
この排液用ノズル8には、漏洩した高温流体Hmの温度、圧力、漏れ量、液成分などを必要に応じて検知するセンサ(図示せず)が必要に応じて、取り付けられている。なお、このセンサとしては、温度などを電気信号に変換するものを使用し、管理室に電気信号を送るシステムが構築されてもよい。
さらに、第1漏液収集部5a内には、漏液流路4に連通する第3流体供給孔7が伝熱プレート20を貫通して形成されている。この第3流体供給孔7は、隣り合っている伝熱プレート20,20間に形成されている漏液流路4と第1漏液収集部5aが重なる部位、したがって伝熱プレート20の上部に形成されている。そして、固定フレーム11にも第3流体供給孔(図示せず)が形成され、図2に示すように、この第3流体供給孔7に第3流体供給用ノズル9が取り付けられている。
この第3流体供給用ノズル9から、第3流体供給孔7を通過して漏液流路4及び第1,第2漏液収集部5a,5b内に窒素などの不活性ガスや純水などの流体が供給され、この空間内に初期において存在する空気中の酸素をなくし、各ガスケット31a,32h,32cの全域と、各ガスケット31b,33,34の内側が酸化しないようにしている。この第3流体供給孔7は、伝熱プレート20が上下反転して組み立てられたときに、第2の排液孔6bとして使用することができる位置に形成される。
このように伝熱プレート20に第1,第2の排液孔6a,6bを形成し、第1,第2の漏液収集部5a,5bを設けた第1の実施形態のプレート式熱交換器にあっても、高温流体Hが第1流路1を流通し、低温流体Cが第2流路2を流通することで、両流体H,Cが熱交換される。
そして、この第1の実施形態におけるプレート式熱交換器は、第1流路1や高温流体連通路形成用ガスケット32hが高温流体Hに触れ、熱負荷環境下で劣化したときに、漏洩した高温流体Hmを検知することで、高温流体Hmの漏洩が発生したと容易に判断することができる。
すなわち、第1流路形成用ガスケット31aが劣化すると、高温流体Hmが第1流路形成用ガスケット31aから漏液流路4内に漏出する。また、高温流体連通路形成用ガスケット32hが劣化すると、漏洩した高温流体Hmが高温流体連通路3h内から第1の漏液収集部5a内に形成された第1の排液孔6aを通って漏液流路4内に漏出する。
そして、この漏液流路4内に漏出した高温流体Hmは、第2の排液孔6b、排液路を通って排液用ノズル8から排出される。したがって、排液用ノズル8からこの高温流体Hmが排出されていることを検知することで、第1流路形成用ガスケット31a又は高温流体連通路形成用ガスケット32hが劣化し、高温流体Hmの漏洩が発生したと判断することができる。
なお、第3流体供給用ノズル9から純水が常時供給される場合は、排液用ノズル8から純水が常時排出される。純水と漏洩した高温流体Hmとは、センサによって識別することができるため、排液用ノズル8から高温流体Hmが排出されていることを検知することで、第1流路形成用ガスケット31a又は高温流体連通路形成用ガスケット32hが劣化し、高温流体Hmの漏洩が発生したと判断することができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明に係るプレート式熱交換器の第2の実施形態について図3を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同一部分は、同一符号を付して説明する。
第2の実施形態のプレート式熱交換器は、第1の実施形態において説明したように、伝熱プレート20の外周縁に沿って外周ガスケット33を介装した構成となっている。この外周ガスケット33が第1流路形成用ガスケット31aの全周及び二つの低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cを囲み、漏液流路4を設けるだけでなく、第2流路形成用ガスケット31bの全周及び二つの高温流体連通路形成用ガスケット32h,32hを囲って漏液流路4を設けている。
すなわち、第2の実施形態のプレート式熱交換器における第2流路形成用ガスケット31bが伝熱プレート20の右側上下の通路孔23,24及び伝熱部を(図面では台形状に)囲むことで、第2流路2が形成されている。また、高温流体連通路形成用ガスケット32h,32hが左側上下の通路孔21,22を囲むことで、高温流体連通路3hが形成されている。そして、第2流路形成用ガスケット31b及び二つの高温流体連通路形成用ガスケット32h,32hと外周ガスケット33との間に漏液流路4が設けられている。
したがって、第2の実施形態では、第1の実施形態のような第1,第2の漏液収集部5a,5bが設けられておらず、第1流路形成用ガスケット31aと第2流路形成用ガスケット31bとが左右対称の形状とされ、低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cと高温流体連通路形成用ガスケット32h,32hが左右対称に介装される。
ただし、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様、漏液流路4の下部に伝熱プレート20を貫通する排液孔6が形成され、漏液流路4の上部に伝熱プレート20を貫通する第3流体供給孔7が形成されている。排液孔6及び第3流体供給孔7は、漏液流路4内の任意の位置に複数形成することができるが、伝熱プレート20が上下反転して組み立てられたときに、排液孔6と第3流体供給孔7とを共用できるように、水平方向の中心軸を対称軸として上下対象に形成することが好ましい。
また、排液孔6は、隣り合っている伝熱プレート20,20,…間で、漏洩した高温流体Hmが流れる排液路(採番せず)を構成する。そして、第3流体供給孔7は、隣り合っている伝熱プレート20,20,…間で、漏洩した高温流体Hmが流れる第3流体供給路(採番せず)を構成する。
そして、図示しないが、第1の実施形態と同様、固定フレーム11にも、排液路と第3流体供給路とにそれぞれ連続する排液孔と第3流体供給孔が形成され、それぞれ、排液用ノズルと第3流体供給用ノズルが取り付けられる。排液孔と第3流体供給孔が複数形成されても、排液用ノズルと給気用ノズルは一つずつ取り付けられてもよい。
この第2の実施形態におけるプレート式熱交換器も、高温流体Hが第1流路1を流通し、低温流体Cが第2流路2を流通することで、両流体H,Cが熱交換される。そして、第1流路形成用ガスケット31aや高温流体連通路形成用ガスケット32hが高温流体Hに触れ、熱負荷環境下で劣化したときに、漏洩した高温流体Hmを検知することで、高温流体Hmの漏洩が発生したと容易に判断することができる。
すなわち、第1流路形成用ガスケット31aや高温流体連通路形成用ガスケット32hが高温流体Hに触れることで劣化し、高温流体Hmが第1流路形成用ガスケット31aや高温流体連通路形成用ガスケット32から漏液流路4内に流れ落ちると、この漏洩した高温流体Hmは、排液孔6、排液路を通って排液用ノズルから排出される。この排出された高温流体Hmを検知することで、第1流路形成用ガスケット31aや高温流体連通路形成用ガスケット32の劣化により高温流体Hmの漏洩が発生したと判断することができる。
なお、給気用ノズルから窒素などの不活性ガス又は純水が供給されることで、漏液流路4内に初期において存在する空気をなくし、各ガスケット31a,31b,32a,32c,32h,33が酸化しないようにされている。純水が常時供給されても、排液孔6から流出する漏洩した高温流体Hmは、センサによって識別して検出することができる。
〔実施形態3〕
次に、本発明に係るプレート式熱交換器の第3の実施形態について図4ないし図6を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態と同一部分は、同一符号を付して説明する。また、図5B,図5Cは、固定フレーム11とDプレート20dとの間に介装された二重のDガスケット41,42が連通孔21を囲み、図6B,図6Cは、固定フレーム11とDプレート20dとの間に介装された二重のDガスケット41,42が連通孔22を囲んだ状態をも示している。
第3の実施形態におけるプレート式熱交換器は、第2の実施形態のプレート式熱交換器のように、伝熱プレート20,20の外周に沿って介装される外周ガスケット33が第1流路形成用ガスケット31aと二つの低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cとを囲み、隣り合っている伝熱プレート20,20間に介装される外周ガスケット33が第2流路形成用ガスケット31b及び二つの高温流体連通路形成用ガスケット32h,32hを囲っている。
そして、第3の実施形態にあっては、低温流体連通路形成用ガスケット32c、高温流体連通路形成用ガスケット32hがともに内側ガスケット部材32c’、32h’と外側ガスケット部材32c”、32h”の二重ガスケットとされ、両ガスケット部材32c’,32c”、32h’,32h”の間に低温流体排液孔5c、高温流体排液孔5hが伝熱プレート20を貫通するように形成されている。この低温流体排液孔5c、高温流体排液孔5hは、各通路孔21〜24の下側に形成される。
したがって、低温流体排液孔5cが第2流路2内において露出しないように、第2流路2を形成する伝熱プレート20,20間に介装される環状ガスケット35cによって低温流体排液孔5c,5cが繋がれている。また、高温流体排出孔5hが第1流路1内において露出しないように、第1流路1を形成する伝熱プレート20,20間に介装される環状ガスケット35hによって高温流体排出孔5h,5hが繋がれている。
そして、外周ガスケット33の内側に形成される漏液流路4の下部には、高温流体漏洩検知用排液孔5dと低温流体漏洩検知用排液孔5eが形成されている。高温流体漏洩検知用排液孔5dは、図6に示すように、第1流路形成用ガスケット31aの下側部分又は下側の外側ガスケット部材32h”を挟んで高温流体排液孔5hと並列される。また、低温流体漏洩検知用排液孔5eは、第2流路形成用ガスケット31bの下側部分又は下側の外側ガスケット部材32c”を挟んで低温流体排液孔5cと並列される。
そして、このプレート式熱交換器における各排液孔5h,5cは、環状ガスケット35h,35cによって繋がれている。すなわち、環状ガスケット35h,35cは、隣り合っている伝熱プレート20と伝熱プレート20との間に挟まれ、第1流路1、第2流路2から各排液孔5h,5cを隔絶している。
そして、各排液孔5c,5h,5d,5eは、隣り合っている伝熱プレート20,20間に介装される環状ガスケット35c,35hによって排液路5vを形成している。そして、この排液路5vに連続して固定フレーム11に排液用ノズル8,8が取り付けられている。この排液用ノズル8,8にも、図示しないが、センサが取り付けられてもよい。
このような第3の実施形態におけるプレート式熱交換器においても、高温流体Hが第1流路1を流通し、低温流体Cが第2流路2を流通することで、両流体H,Cが熱交換される。そして、第1流路形成用ガスケット31aや高温流体連通路形成用ガスケット32hが高温流体Hに触れ、熱負荷環境下で劣化したときに、漏洩した高温流体Hmを検知することで、高温流体Hmの漏洩が発生したと容易に判断することができる。
例えば、第1流路形成用ガスケット31aが劣化し、図4に示すように、第1流路1から漏液流路4内に高温流体Hmが漏出すると、この漏洩した高温流体Hmは、高温流体漏洩検知用排液孔5dを通って排液用ノズル8から排出される。この漏洩した高温流体Hmは、環状ガスケット35eに囲まれた低温流体漏洩検知用排液孔5e内に流入しないため、排液用ノズル8から流出した高温流体Hmを検知することで、第1流路形成用ガスケット31aが劣化し、高温流体Hmの漏洩が発生していると判断することができる。
また、図5Cに示すように、高温流体連通路形成用ガスケット32hの内側ガスケット部材32h’が劣化し、あるいは、図5Bに示すように、高温流体排出孔5hを囲っている環状ガスケット35hが劣化し、高温流体Hmが漏洩すると、漏洩した高温流体Hmが排液用ノズル8から排出される。
また、図6Bに示すように、環状ガスケット35h又は高温流体連通路形成用ガスケット32hの内側ガスケット部材32h’が劣化し、あるいは、図6Cに示すように、第1流路形成用ガスケット31aが劣化すると、漏洩した高温流体Hmが排液用ノズル8から排出され、環状ガスケット35h又は内側ガスケット部材32h’が劣化し、高温流体Hmの漏洩が発生していると判断することができる。
〔実施形態4〕
次に、本発明に係るプレート式熱交換器の第4の実施形態について図7を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態ないし第3の実施形態と同一部分は、同一符号を付して説明する。
第4の実施形におけるプレート式熱交換器では、通路孔21〜24が上下方向に概ね1列(正確な1列を含む。)に配列されている。そして、高温流体Hが流通する第1流路1は、内側の二つの通路孔21,22を囲み、かつ、外側の二つの通路孔23,24を囲まない第1流路形成用ガスケット31aによって形成される。また、低温流体Cが流通する第2流路2は、四つの通路孔21〜24を囲む第2流路形成用ガスケット31bによって形成される。
そして、第1流路形成用ガスケット31aの外側に位置している外側の二つの通路孔23,24は、それぞれ低温流体連通路形成用ガスケット32c,32cに囲まれ、低温流体連通路3cを形成している。両低温流体連通路形成用ガスケット32cとも、通路孔23,24を囲む内側ガスケット部材32c’と、この内側ガスケット部材32c’を囲む外側ガスケット部材32c”の二重ガスケットとされている。この低温流体連通路形成用ガスケット32cの内側ガスケット部材32c’内に低温流体Cが流れる低温流体連通路3cが形成されている。
また、この内側ガスケット部材32c’と外側ガスケット部材32c”との間には、低温流体漏洩検知用排液孔5eが伝熱プレート20を貫通するように形成されている。この低温流体漏洩検知用排液孔5eは、当然、第2流路2内にも形成されている。第2流路2内において、隣り合っている低温流体漏洩検知用排液孔5e,5eが2枚の伝熱プレート20,20間に介装される環状ガスケット35cによって繋がれている。
そして、第2流路2内の内側の二つの通路孔21,22は、それぞれ高温流体連通路形成用ガスケット32h,32hに囲まれ、高温流体連通路3hを形成している。両高温流体連通路形成用ガスケット32hとも、通路孔21,22を囲む内側ガスケット部材32h’と、この内側ガスケット部材32h’を囲む外側ガスケット部材32h”の二重ガスケットとされている。この高温流体連通路形成用ガスケット32hの内側ガスケット部材32h’内に高温流体Hが流れる高温流体連通路3hが形成される。
そして、この内側ガスケット部材32h’と外側ガスケット部材32h”との間には、高温流体漏洩検知用排液孔5dが形成されている。この高温流体漏洩検知用排液孔5dは、当然、第1の流路1内にも形成される。第1流路1内は、隣り合っている高温流体漏洩検知用排液孔5d,5dが環状ガスケット35cによって繋がれている。
そして、低温流体漏洩検知用排液孔5eと高温流体漏洩検知用排液孔5dに連続する連通孔(図示せず)が固定フレーム(図示せず)に形成され、この連通孔に排液用ノズル(図示せず)が取り付けられている。
この第4の実施形態におけるプレート式熱交換器も、高温流体Hが第1流路1を流通し、低温流体Cが第2流路2を流通することで、両流体H,Cが熱交換される。
そして、高温流体連通路3h内を流通する高温流体Hによって、高温流体連通路形成用ガスケット32hの内側ガスケット部材32h’が劣化すると、高温流体Hmが内側ガスケット部材32h’から漏出するものの、外側ガスケット部材32h”によって第2流路2内に漏出せず、漏洩した高温流体Hmは環状ガスケット35c内を移動し、排液用ノズルから排出される。
また、低温流体連通路3c内を流通する低温流体Cによって低温流体連通路形成用ガスケット32cの内側ガスケット部材32c’が劣化すると、低温流体Cmが内側ガスケット部材32c’から漏出するものの、外側ガスケット部材32c”によって外部に流出せず、漏洩した低温流体Cmは、環状ガスケット35c内を移動し、排液用ノズルから排出される。
このように排液用ノズルから漏洩した高温流体Hmや低温流体Cmが排出されていることを検知することで、内側ガスケット部材32h’,32c’が劣化し、高温流体Hmや低温流体Cmの漏洩が発生していると判断することができる。
以上、上記本実施形態に係るプレート式熱交換器は、複数の通路孔21,22,23,24を形成した伝熱プレート20が複数枚積層され、隣り合う各伝熱プレート20の外周部間に流路形成用ガスケット31a,31bが介装されることで、伝熱プレート20を境にして高温流体Hを流通させる第1流路1と、低温流体Cを流通させる第2流体2とが交互に形成され、前記通路孔21,22,23,24を囲む連通路形成用ガスケット32c,32hが隣り合っている伝熱プレート20間に介装されることで、流体H,Cを第1流路1に流入出させる連通路3と第2流路2に流入出させる連通路3とが形成され、第1流路1、第2流路2又は連通路3から漏洩した流体Hm,Cmを排出するための排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bが伝熱プレート20に形成され、該排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bが複数のガスケット31a,31b,32c,32h,33,34,35c,35d,35e,35hに囲まれることによって、第1流路1、第2流路2又は連通路3から隔絶した漏液流路4又は漏液収集部5a,5bが形成されている。そのため、複数のガスケット31a,31b,32c,32h,33,34,35c,35d,35e,35hによって、排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bを含む漏液流路4又は漏液収集部5a,5bが形成され、第1流路形成用ガスケット31a、第2流路形成用ガスケット31b、連通路形成用ガスケット32c,32hが熱負荷環境下で劣化し、流体H,Cが第1流路1、第2流路2、連通路3を形成しているガスケット31a,31bから漏洩すると、この流体H,Cが漏液流路4又は漏液収集部5a,5bから排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6b内に流れ、排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bから排出されることで、前記ガスケット劣化による高温流体Hの漏液を検知することができる。
また、本実施形態に係るプレート式熱交換器によれば、前記漏液流路4は、前記第1流路形成ガスケット31aを全周囲む外周ガスケット33と、前記第1流路形成用ガスケット31aとの間に形成されている。これにより、外周ガスケット33と第1流路形成用ガスケット31aとの間に漏液流路4が形成されるだけでなく、外周ガスケット33によって第1流路形成用ガスケット31aの外側が大気に触れないようになることで、第1流路形成用ガスケット31aが劣化しにくいようにすることができる。
また、本実施形態に係るプレート式熱交換器によれば、前記漏液収集部5a,5bは、前記連通路形成用ガスケット32c,32hを囲む前記第2流路形成用ガスケット31b及び局部ガスケット34と、前記連通路形成用ガスケット32c,32hとの間に形成されている。これにより、第2流路形成用ガスケット31bと局部ガスケット34が第1流路形成用ガスケット31aを囲むことで漏液収集部5a,5bが形成されるだけでなく、局部ガスケット34によって第1流路形成用ガスケット31aの外側が大気に触れないようにすることで、第1流路形成用ガスケット31aが劣化しにくいようにすることができる。
また、本実施形態に係るプレート式熱交換器によれば、前記連通路形成用ガスケット32c,32hは、内側ガスケット部材32c’,32h’と外側ガスケット部材32c”,32h”の二重ガスケットとされ、前記排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bが該内側ガスケット部材32c’,32h’と外側ガスケット部材32c”,32h”との間に形成され、内側ガスケット部材32c’,32h’と外側ガスケット部材32c”,32h”との間が漏液流路4とされ、該漏液流路4と隣り合って第1流路1又は第2流路2に露出する排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bが環状ガスケット35c,35d,35e,35hによって繋がれている。そのため、連通路形成用ガスケット32c,32hが内側ガスケット部材32c’,32h’と外側ガスケット部材32c”,32h”の二重ガスケットとされることにより、内側ガスケット部材32c’,32h’が劣化して、連通路3内の流体が内側ガスケット部材32c’,32h’から漏出したとしても、外側ガスケット部材32c”,32h”から漏出せず、排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bから漏液流路4へ排出することができる。そして、隣り合っている第1流路1又は第2流路2内では、環状ガスケット35c,35d,35e,35hによって排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bが繋がれていることにより、内側ガスケット部材32c’,32h’から漏出した流体が第1流路1又は第2流路2内に流入しないようにされている。
また、本実施形態に係るプレート式熱交換器によれば、前記漏液流路4又は漏液収集部5a,5b内に第3の流体を供給するための流体供給孔7が前記伝熱プレート20に形成されている。そのため、第3の流体が流体供給孔7から漏液流路4や漏液収集部5a,5b内に供給されることによって、漏液流路4や漏液収集部5a,5b内において初期に存在する空気中の酸素をなくすことができる。なお、第3の流体としては、窒素などの不活性ガスや純水などを使用することができる。
また、本実施形態に係るプレート式熱交換器によれば、前記複数積層された伝熱プレート20を挟む固定フレーム11又は移動フレーム12に前記排液孔5c,5e,5d,5h,6,6a,6bと連続する排液路5vが形成され、該排液路5vに排液用ノズル8が取り付けられ、該排液用ノズル8に流体を検知するセンサが接続されている。これにより、排液用ノズル8から流体が漏れていることをセンサによって検知することができる。センサは、例えば、漏れている流体の温度、圧力、漏れ量、成分のいずれか又は全てを正確に検知することにより、的確な善後策をとることができる。
また、本実施形態に係るプレート式熱交換器によれば、前記通路孔21,22,23,24は、伝熱プレート20の各隅部に形成されている。これにより、例えば、ある伝熱プレート20において、左上の通路孔21が高温流体Hの入口とされ、左下の通路孔22が高温流体Hの出口とされることで、高温流体Hがこの伝熱プレート20の上部から下部に流通し、そして、隣り合っている伝熱プレート20において、右下の通路孔24が低温流体Cの入口とされ、右上の通路孔23が低温流体Cの出口とされることで、低温流体Cが伝熱プレート20の下部から上部に流通し、高温流体Hと低温流体Cを効率的に熱交換することができる。
また、本実施形態4に係るプレート式熱交換器によれば、前記通路孔21,22,23,24は、伝熱プレート20の長さ方向に概ね1列に形成されている。これにより、内上側、内下側、外下側、外上側に通路孔21,22,24,23が1列に形成され、例えば、ある伝熱プレート20において、内上側の通路孔21が高温流体Hの入口とされ、内下側の通路孔22が高温流体Hの出口とされることで、高温流体Hがこの伝熱プレート20内側上部から内側下部に流通し、そして、隣り合っている伝熱プレート20において、外下側の通路孔24が低温流体Cの入口とされ、外上側の通路孔23が低温流体Cの出口とされることで、低温流体Cが伝熱プレート20の外側下部から外側上部に流通し、高温流体Hと低温流体Cを効率的に熱交換することができる。なお、概ね1列には、正確な1列が含まれる。
〔その他の実施形態〕
本発明は、前記の実施形態に限定することなく、種々変更することができる。例えば、第1,第2の実施形態においても、低温流体連通路形成用ガスケット32cや高温流体連通路形成用ガスケット32hも二重ガスケットを採用してもよい。また、第3,第4の実施形態における低温流体連通路形成用ガスケット32cは、一重ガスケットとしてもよい。また、低温流体漏洩検知用排液孔5eと高温流体漏洩検知用排液孔5dに連続する連通孔は、固定フレームでなく、移動フレームに設けられてもよい。
1……………第1流路
2……………第2流路
3……………連通路
3c…………低温流体連通路
3h…………高温流体連通路
4……………漏液流路
5a…………第1漏液収集部
5b…………第2漏液収集部
5c,5e…低温流体漏洩検知用排液孔
5d,5h…高温流体漏洩検知用排液孔
5v…………排液路
6,6a,6b…排液孔
7……………流体供給孔
8……………排液用ノズル
9……………流体供給用ノズル
11…………固定フレーム
12…………移動フレーム
20…………伝熱プレート
21,22,23,24…通路孔
31a………第1流路形成用ガスケット
31b………第2流路形成用ガスケット
32a………内側ガスケット部材
32b………流路形成用ガスケット
32c………低温流体連通路形成用ガスケット
32c’……内側ガスケット部材
32c”……外側ガスケット部材
32h………高温流体連通路形成用ガスケット
32h’……内側ガスケット部材
32h”……外側ガスケット部材
33…………外周ガスケット
34…………局部ガスケット
35c,35d,35e,35h……環状ガスケット
C……………低温流体
Cm…………漏洩した低温流体、及び、漏洩しそうな低温流体
H……………高温流体
Hm…………漏洩した高温流体、及び、漏洩しそうな高温流体

Claims (8)

  1. 複数の通路孔を形成した伝熱プレートが複数枚積層され、
    隣り合う各伝熱プレートの外周部間に流路形成用ガスケットが介装されることで、伝熱プレートを境にして高温流体を流通させる第1流路と、低温流体を流通させる第2流体とが交互に形成され、
    前記通路孔を囲む連通路形成用ガスケットが隣り合っている伝熱プレート間に介装されることで、流体を第1流路に流入出させる連通路と第2流路に流入出させる連通路とが形成され、
    第1流路、第2流路又は連通路から漏洩した流体を排出するための排液孔が伝熱プレートに形成され、
    該排液孔が複数のガスケットに囲まれることによって、第1流路、第2流路又は連通路から隔絶した漏液流路又は漏液収集部が形成されている
    プレート式熱交換器。
  2. 前記第1流路を形成する第1流路形成ガスケットの全周が外周ガスケットによって囲まれ、前記漏液流路は、前記第1流路形成ガスケットと外周ガスケットとの間に形成されている請求項1に記載のプレート式熱交換器。
  3. 前記第2流路を形成する第2流路形成用ガスケットと局部ガスケットとによって前記連通路形成用ガスケットが囲まれ、前記漏液収集部は、前記連通路形成用ガスケットと第2流路形成用ガスケットと局部ガスケットとの間に形成されている請求項1に記載のプレート式熱交換器。
  4. 前記連通路形成用ガスケットは、内側ガスケット部材と外側ガスケット部材の二重ガスケットとされ、前記排液孔が該内側ガスケット部材と外側ガスケット部材との間に形成され、内側ガスケット部材と外側ガスケット部材との間が漏液流路とされ、該漏液流路と隣り合って第1流路又は第2流路に露出する排液孔が環状ガスケットによって繋がれている請求項1ないし3のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
  5. 前記漏液流路又は漏液収集部内に第3の流体を供給するための流体供給孔が前記伝熱プレートに形成されている請求項1ないし4のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
  6. 前記複数積層された伝熱プレートを挟む固定フレーム又は移動フレームに前記排液孔と連続する排液路が形成され、該排液路に排液用ノズルが取り付けられ、該排液用ノズルに流体を検知するセンサが接続されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
  7. 前記通路孔は、伝熱プレートの各隅部に形成されている請求項1ないし6のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
  8. 前記通路孔は、伝熱プレートの長さ方向に概ね1列に形成されている請求項1ないし6のいずれか一項に記載のプレート式熱交換器。
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