JP2008051390A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱媒流路の形成が容易且つ低コストで得られ、軽量化・小型化が可能であり、メンテナンス性の良好な熱交換器を提供する。
【解決手段】第1の熱媒流路8を通過する第1の熱媒と、第2の熱媒流路9を通過する第2の熱媒との間で両熱媒同士が直接接触することなく熱交換を行う熱交換器1において、伝熱プレート7を介して、表・裏面に第1の熱媒流路8及び/又は第2の熱媒流路9を形成した合成樹脂プレート6を2以上積層した構成を有する熱交換器1。
【選択図】 図1

Description

本発明は熱交換器に関する。
熱交換器はエネルギーを生産或いは消費する機器、装置、設備、プラントに幅広く用いられている。家庭用では、給湯器(ヒートポンプ式やガス燃焼式)、空調機、冷蔵庫等に、また、産業部門では、火力や原子力発電プラント(復水器や給水加熱器)、化学プラント(加熱器)、製鉄プラント(排熱回収)等がある。
「省エネルギー技術戦略報告書」の第3章の3.1.1民生部門によれば、「家庭でのエネルギー消費の大部分を占める暖房、給湯等の熱利用の効率化が先ず挙げられる」としている。この内で、本発明は、重点課題に挙げられている「(1)民生部門(家庭)1」冷暖房、給湯等の熱利用の効率化」の内で給湯の熱利用の効率化に関連している。給湯については、省エネルギー効果の大きい家庭用ヒートポンプ式給湯器(エコキュート)の普及が現下において最も緊急の課題である。
従来、代表的な熱交換器としては、積層する複数枚の各金属プレートの表・裏面に伝熱を促進するためのフィン等の凹凸から構成される熱媒流路を形成し、この熱媒流路の一方の面に高温の熱媒(流体)を流し、他方の面に低温の熱媒(流体)を流して熱交換させる構成となっている(例えば、特許文献1〜4等参照)。
特開2004−333064号公報 特開2004−183916号公報 特開2004−108690号公報 特開2000−227295号公報
特許文献1〜4の技術では、金属プレートの表・裏面の熱媒流路の形成を、銅板等の伝熱性金属板を切削加工したりエッチング加工する等して行っている。
従って、金属板の切削加工、エッチング加工及びプレス加工はいずれも容易ではなく、手間・時間・コストのいずれもがかかるという欠点を有している。
また、熱媒流路が形成される金属プレートは重量が嵩み易く、熱交換器の軽量化・小型化の障害になるという欠点を有している。
更に、金属プレートが熱交換器の構成材料として一般的な銅製ないしは銅を含む金属製の場合は緑青が生じ易く、銅以外の金属の場合も錆等が生じ易いため、メンテナンスが容易ではないという欠点を有している。
そこで本発明の課題は、熱媒流路の形成が容易且つ低コストで得られ、軽量化・小型化が可能であり、メンテナンス性の良好な熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
1.第1の熱媒流路を通過する第1の熱媒と、第2の熱媒流路を通過する第2の熱媒との間で両熱媒同士が直接接触することなく熱交換を行う熱交換器において、
表・裏面に第1の熱媒流路及び/又は第2の熱媒流路を形成した合成樹脂プレートを伝熱プレートを介して2以上積層した構成を有することを特徴とする熱交換器。
2.前記合成樹脂プレートが、表・裏面のいずれか一方の面に第1の熱媒流路を形成し、他方の面に第2の熱媒流路を形成した構成であることを特徴とする上記1に記載の熱交換器。
3.表・裏面の両面に第1の熱媒流路を形成した第1の合成樹脂プレートと、表裏面の両面に第2の熱媒流路を形成した第2の合成樹脂プレートとを、伝熱プレートを介して2以上交互に積層した構成であることを特徴とする上記1に記載の熱交換器。
4.前記合成樹脂プレートが、シリコーン樹脂、ポリイミド等の耐熱合成樹脂材で形成されていることを特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の熱交換器。
5.前記合成樹脂プレートが、熱伝導性フィラーを含有することを特徴とする上記1〜4のいずれかに記載の熱交換器。
6.前記合成樹脂プレートが、射出成形、圧縮成形、その他の成形法によって形成されていることを特徴とする上記1〜5のいずれかに記載の熱交換器。
7.前記第1の熱媒流路及び第2の熱媒流路の夫々の最外周と合成樹脂プレートの縁部との間に、シール部材を配設したことを特徴とする上記1〜6のいずれかに記載の熱交換器。
請求項1に示す発明によれば、熱媒流路の形成が容易且つ低コストで得られ、軽量化・小型化が可能であり、メンテナンス性が良好な熱交換器を提供することができる。
請求項2に示す発明によれば、複数枚積層する合成樹脂プレートは1種類用意するだけでよいので、熱交換器が容易且つ低コストに得られる。
請求項3に示す発明によれば、様々な凹凸形状及び流路間隙の熱媒流路を有する合成樹脂プレートを2種類用意し、これらを適宜組合せることで熱交換器が容易且つ低コストに得られる。
請求項4に示す発明によれば、銅等の金属板から形成した金属プレートに比して、熱媒流路の成形が著しく容易となると共にコストダウンを図ることができる。
請求項5に示す発明によれば、1枚の合成樹脂プレートの表・裏面の間を通しても熱交換が行われることになり、熱交換効率を更に向上させることができる。
請求項6に示す発明によれば、銅等の金属板を切削加工又はエッチング加工して熱媒流路を形成する金属プレートに比して、熱媒流路の成形が著しく容易となると共にコストダウンを図ることができる。
請求項7に示す発明によれば、合成樹脂プレートと伝熱プレートとの積層構成であるにも拘らず、熱媒漏れを防止することができる。
尚、合成樹脂プレートは合成樹脂製とし、伝熱プレートは高伝熱性金属製とすることにより、いわゆるリサイクル対応性を備えることができる。
以下、本発明の詳細について添付図面に基き説明する。
図1は本発明に係る熱交換器の一実施例を示す概略断面図、図2は図1の概略拡散分解斜視図、図3は合成樹脂プレートの一例を示す概略表面図及び概略裏面図、図4は熱媒流路を構成する凸部であるフィン形状の例を示す概略図、図5は第1の合成樹脂プレートの一例を示す概略表面図及び概略裏面図、図6は第2の合成樹脂プレートの一例を示す概略表面図及び概略裏面図、図7は本発明に係る熱交換器の他の実施例を示す概略断面図、図8は図7の概略拡散分解斜視図、図9〜図16はシール構成の例を示す要部概略断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明に係る熱交換器1は、ボルト2及びナット3により固定される表固定板4と裏固定板5との間に、複数枚の合成樹脂プレート6及び伝熱プレート7を積層した状態で挟着する構成を有する。尚、ボルト2及びナット3による固定は、表固定板4及び裏固定板5の四隅のみに限らず、他の部位に付加してもよく、例えば、図2(及び後述する図8)に示すように、略中央部分(点線で示すボルト2の部分)を貫通する固定を付加してもよい。略中央部分等を固定する場合、図2(及び後述する図8)に示すように、四隅のボルト2及びナット3とは異なる強度・直径を有するボルト2及びナット3を用いてもよい。略中央部分等を貫通する部分での固定を付加することで、表固定板4及び裏固定板5による挟着固定強度を高めることができるので、該表固定板4及び裏固定板5の強度・厚みを必要以上にする必要がなくなる。
本実施例では、合成樹脂プレート6が3枚と、伝熱プレート7が4枚とを交互に積層した構成について説明するが、本発明は当該構成に限定されず、合成樹脂プレート6が2枚又は4枚以上(例えば、10枚程度)であってもよい。尚、合成樹脂プレート6、伝熱プレート7の外形形状は、図示の長方形に限定されず、正方形、楕円形、円形、菱形、その他であってもよい。
合成樹脂プレート6は、表・裏面の一方の面(図3の(A)に示す面)に第1の熱媒の流路となる第1熱媒流路8が形成され、他方の面(図3の(B)に示す面)に第2の熱媒の流路となる第2熱媒流路9が形成されている。また、該合成樹脂プレート6には、第1熱媒入口8A、第1熱媒出口8B、第2熱媒入口9A、第2熱媒出口9Bが形成されている。該合成樹脂プレート6は、シリコーン樹脂等の合成樹脂製の板材であり、好ましくは銅繊維、銅粉、カーボンブラック、セラミックスの如き、後述する熱伝導フィラー等を混合した合成樹脂複合材料である。
伝熱プレート7は、銅、アルミニウム、ステンレス等の高伝熱性の金属によって形成されている。或いは、金属粒子等の伝熱性材料が混合された伝熱性を有する合成樹脂複合材によって形成されていてもよい。また、該伝熱プレート7には、第1熱媒入口7A、第1熱媒出口7B、第2熱媒入口7C、第2熱媒出口7Dが形成されている。
表固定板4には、前記伝熱プレート7と接する面に第2熱媒流路10が形成されてもよい。第2熱媒流路10を表固定板4に形成することにより、前記合成樹脂プレート6の枚数を増やすことなく第2熱媒流路を増やすことができる。また、該表固定板4には、第1熱媒入口4A、第1熱媒出口4B、第2熱媒入口4C、第2熱媒出口4Dが形成されている。該表固定板4としては、熱交換器の固定板として公知公用のもの、例えば、アルミニウム、ステンレス等の金属を特別の制限なく用いることができる。
裏固定板5には、前記伝熱プレート7と接する面に第1熱媒流路11が形成されてもよい。第1熱媒流路11を裏固定板5に形成することにより、前記合成樹脂プレート6の枚数を増やすことなく第1熱媒流路を増やすことができる。該裏固定板5としては、熱交換器の固定板として公知公用のもの、例えば、アルミニウム、ステンレス等の金属を特別の制限なく用いることができる。
上記構成を有する各部材は、表固定板4、伝熱プレート7、合成樹脂プレート6、伝熱プレート7、合成樹脂プレート6、伝熱プレート7、裏固定板5の順で積層する。積層の際の2枚の合成樹脂プレート6の向きは、同じ向き、即ち、表固定板4側に第1熱媒流路8、裏固定板5側に第2熱媒流路9が向くように積層する。各合成樹脂プレート6を同じ向きに積層することにより、隣接する合成樹脂プレート6同士の第1熱媒流路8と第2熱媒流路9とが伝熱プレート7を介して向き合うように積層することになる。
積層する各構成部材の各接触面であって且つ第1熱媒流路8・11、第2熱媒流路9・10の最外周と各縁部との間には、熱媒漏れを防止するためのシール部材12が配設されている。また、該シール部材12は、第1熱媒入口7A及び第2熱媒入口7Cの周囲にも配設されている。該シール部材12としては、熱交換器の熱媒漏れを防止するシール部材として公知公用のものを特別の制限なく用いることができ、好ましくはシリコーンゴムが挙げられる。
合成樹脂プレート6に形成される第1熱媒流路8及び第2熱媒流路9の形状としては、熱交換器の熱媒流路として公知公用のものを挙げることができる。熱媒流路を構成する凸部であるフィン形状の具体例を図4の(A)〜(J)に挙げる。図4(A)はS字フィン、図4(B)はジグザグフィン、図4(C)はフラットフィン、図4(D)はステアフィン、図4(E)はスリットフィン、図4(F)はルーバーフィン、図4(G)はスーパースリットフィン、図4(H)はワッフルスリットフィン、図4(I)はピンフィン、図4(J)は波形フィンを各々示す。
合成樹脂プレート6に第1熱媒流路8及び第2熱媒流路9を形成するには、合成樹脂プレート6を構成する合成樹脂原板の表・裏面を切削加工することで形成してもよいが、好ましくは、射出成形、圧縮成形、その他の成形法によって第1熱媒流路8及び第2熱媒流路9が設けられた合成樹脂プレート6を形成することである。
以上の構成を有する熱交換器1は、第1熱媒流路8を通過する第1の熱媒と第2熱媒流路9を通過する第2の熱媒との熱交換は1枚の合成樹脂プレート6の表・裏面の間を通して行われる必要はなく、伝熱プレート7を介して積層する2枚の合成樹脂プレート6の一方の合成樹脂プレート6に形成された第1熱媒流路8と他方の合成樹脂プレート6に形成された第2熱媒流路9との間で伝熱プレート7を介して行われることが重要である。
尚、合成樹脂プレート6として、銅繊維、銅粉、カーボンブラック(カーボンナノチューブ、ナノカーボン等を含む。以下、同じ。)、セラミックスの如き熱伝導性フィラー等を混合した合成樹脂との複合材料に形成したものを用いた場合、第1の熱媒と第2の熱媒との熱交換は、1枚の合成樹脂プレート6の表・裏面の間を通して行われることになり、熱交換効率を更に向上させることができる。
第1の熱媒と第2の熱媒は、熱交換器に用いられる熱媒として公知公用の熱媒が挙げられ、例えば、水、油の如き液体、炭酸ガスの如き気体等の流体である。即ち、液体と気体、液体と液体、気体と気体の組合せのいずれでもよく、具体的には、例えば、第1熱媒として水等の液体を、第2熱媒として超臨界二酸化炭素、炭酸ガス等の気体を用いる。尚、用いる熱媒の種類・温度・量・要求される熱交換率等の種々条件に応じて、合成樹脂プレート6の厚み・大きさや積層する枚数、該合成樹脂プレート6に形成される第1熱媒流路8及び第2熱媒流路9の形状・流路幅・流路高さ・流路長さ等は適宜決定される。
以上、本発明に係る熱交換器の1実施例について図1〜図4に基き説明したが、本発明は上記に限定されず、他の態様を採ることができる。
実施例では、合成樹脂プレート6を3枚積層した態様について説明したが、本発明は上記に限定されず、2枚又は4枚以上(例えば、10枚程度)積層した構成でもよい。2枚又は4枚以上積層する場合、積層する各合成樹脂プレート6の間に介在させる伝熱プレート7についても対応数を配設することは勿論である。
上記の実施例では、表・裏面の一方の面に第1熱媒流路8を形成し、他方の面に第2熱媒流路9を形成した合成樹脂プレート6を2以上積層する構成を有していたが、図5〜図8に示す構成も本発明に包含される。尚、図5〜図8において、上記した図1〜図4に示す実施例と同様の符号を付す構成については同様の構成を有する。
図5に示す表・裏面の両面に第1熱媒流路8・8を形成した第1合成樹脂プレート13(図5の(A)は表面、(B)は裏面を示す)と、図6に示す表・裏面の両面に第2熱媒流路9・9を形成した第2合成樹脂プレート14(図6の(A)は表面、(B)は裏面を示す)の2種類の合成樹脂プレートを用い、図7及び図8に示すように伝熱プレート7・7’を介して2以上交互に積層する構成を採ることもできる。尚、伝熱プレート7’は伝熱プレート7のシール部材12の配設形状が対称である以外は材質等のその他の構成は同様となっている。但し、合成樹脂プレート等の外形形状が正方形である場合、伝熱プレート7と7’とは同一構成であってよい。
図7及び図8に示す実施例では、第1合成樹脂プレート13を2枚と第2合成樹脂プレート14を1枚の計3枚積層した構成であるが、2種類の合成樹脂プレート13・14は、2種類が同枚数であるか、いずれか一方が他方より1枚多い枚数であれば、図7及び図8に示す態様に限定されない。
図5〜図8に示す構成を有する熱交換器1は、第1熱媒流路8を通過する第1の熱媒と第2熱媒流路9を通過する第2の熱媒との熱交換が、1枚の合成樹脂プレートの表・裏面の間を通して行われる必要はなく、伝熱プレート7・7’を介して積層する2枚の合成樹脂プレート13・14の一方である第1合成樹脂プレート13に形成された第1熱媒流路8と他方である第2合成樹脂プレート6に形成された第2熱媒流路9との間で伝熱プレート7・7’を介して行われることが重要である。
本発明の合成樹脂プレートに用いられる合成樹脂には、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂であって、JIS K 7191で規定する荷重たわみ温度が100℃以上の耐熱性樹脂を用いることができる。具体例には、熱可塑性樹脂としては、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、ポリエーテルサルホン、ポリサルホン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキサイド、ポリフタールアミド、そしてポリアミド等、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、そして尿素樹脂等を挙げることができるが、PPSが好ましい。PPSは溶融時の粘度が低くフィラーが分散し易いので、フィラーを高充填できるからである。また、PPSは耐熱性が高いので、用いる低融点合金の選択の自由度を大きくすることができる。また、シリコーン樹脂、特にシリコーンゴムも好ましく用いられる。
尚、低融点合金及びフィラーとの混練に際しては、熱可塑性樹脂の場合、その融点以上の温度、好ましくは250℃〜400℃、より好ましくは300℃〜350℃の温度範囲に加熱して混練する。また、熱硬化性樹脂の場合、その分解温度以下の温度、好ましくは300℃以下の温度で混練することができる。
用いるシリコーンゴムは、ジメチル系、メチルビニル系、メチルビニルフェニル系、メチルフロロアルキル系等のいずれであってもよい。
本発明の実施態様は、下記構成を包含する。即ち、
(1)合成樹脂40重量%以上と、該合成樹脂に分散された熱伝導性フィラー10〜55重量%と、残部が該熱伝導性フィラー同士を連結する融点500℃以下の低融点合金から成り、
上記低融点合金と上記熱伝導性フィラーの体積含有率の比率が、低融点合金/熱伝導性フィラー=1/30〜3/1の範囲にあること、
(2)上記低融点合金が、Sn−Cu、Sn−Al、Sn−Zn、Sn−Pt、Sn−Mn、Sn−Mg、Sn−Ag、Sn−Au、Al−Li及びZn−Liから成る群から選択された少なくとも1種であること、
(3)上記熱伝導性フィラーは、少なくとも銅粉とグラファイト粉又はカーボンブラックとを含むこと、
(4)上記熱伝導性フィラーは、炭素繊維を5〜15重量%含むこと、
(5)合成樹脂と、熱伝導性フィラーと、融点500℃以下の低融点合金とを含む混合粉を加熱して、低融点合金が固相部と液相部が混在した半溶融状態とし、合成樹脂を溶融状態として混練し、混合物を所望形状に成形すること、
である。
尚、熱伝導性フィラーに用いる炭素繊維は、セルロース系、PAN系、そしてピッチ系を主原料とするもの、あるいは気相成長法によるものを挙げることができる。炭素繊維には金属あるいは金属酸化物等の無機系フィラーに比べ、高い熱伝導率を有するものがある。しかし、繊維方向には良好な熱伝導性を示す一方、熱拡散性や放熱性は十分ではない。そこで、無機系フィラーと併用することにより、無機系フィラー同士が炭素繊維を介して接続されて3次元的な熱伝導経路が形成される結果、樹脂組成物の熱拡散性や放熱性が向上する。もちろん、炭素繊維同士が低融点合金を介して連結され3次元的な熱伝導経路が形成され、樹脂組成物の熱拡散性や放熱性が向上する効果も得られる。
次に、本発明に用いられるシール構成の実施例について図9〜図14に基き説明する。
図9(A)〜(C)は、合成樹脂プレート6及び/又は伝熱プレート7の表・裏面のシール部位の平面上に、接着剤又は接着テープ等の接着手段、融着手段或いは溶着手段等によってシール部材12を貼着した態様を示す。図9(A)及び(B)は、シール部材12を接着剤等によってシール部位に直接貼着した態様を示す。尚、図9(A)のシール部材12は頂部12Aが平坦状を成しており、図9(B)のシール部材12の頂部12Aは山型状を成している。図9(C)は接着剤の塗布された樹脂シートないしフィルム15を介してシール部材12をシール部位に貼着した態様を示す。
図10(A)〜(C)は、合成樹脂プレート6及び/又は伝熱プレート7の表・裏面のシール部位に凹溝16Aを形成し、該凹溝16A内にシール部材12の一部が入り込んだ状態で配設した態様を示す。図10(A)は、シール部材12の基部12Bを凹溝16Aに嵌合又は嵌合状態で貼着した態様を示す。図10(B)は、シール部材12の一部を凹溝16A内に入り込んだ状態とした態様を示す。尚、図10(B)に示す態様では、シール部材12は、凹溝16A内に貼着してもよいし、凹溝16Aの側壁部に最大径部分を嵌合してもよい。図10(C)は、シール部材12の基部12Bを凹溝16Aの底面に貼着した態様を示す。また、図10(C)に示すシール部材12は、凹溝16Aの底面に接する部分である基部12Bの底面の面積よりも相対するシール部位に接する面であるシール部材12の頂部12Aの面積を大とすることでシール性を更に上げることができる。
図11は、前記図9(A)及び(B)と図10(A)〜(C)の中間的態様を示し、シール部位である合成樹脂プレート6及び/又は伝熱プレート7の表・裏面の端部近傍から縁部にかけて段部16Bを形成し、該段部16Bの平面上にシール部材12を貼着した態様を示す。
図12(A)〜(C)は、 合成樹脂プレート6及び/又は伝熱プレー7トのシール部位に表・裏面を貫通する貫通部16Cを形成し、該貫通部16Cにシール部材12を配設した態様を示す。図12(A)は、貫通部16Cをシール部材12の最大径部分と略等しい径に形成し、該貫通部16Cにシール部材12を嵌合又は嵌合状態で貼着した態様を示す。図12(B)は、シール部材12に鍔部12Cを形成し、貫通部16Cに嵌合させると共に鍔部12Cにより貫通部16C周囲を挟着する態様を示す。図12(C)は、シール部材12の厚み方向の略中央部に括れ部12Dを形成し、該括れ部12Dが貫通部16Cに嵌合するようにシール部材12を貫通部16Cに圧入状態で嵌合した態様を示す。
図13は、前記図10(A)〜(C)と図12(A)〜(C)の中間的態様を示し、合成樹脂プレート6及び/又は伝熱プレート7の表・裏面のシール部位に凹溝16Aが形成され、更に該凹溝16A内に貫通部16Cが形成され、前記凹溝16A内にシール部材12の一部が入り込んだ状態に配設されると共に前記貫通部16C内に、シール部材12の括れ部12Dが圧入状態で嵌合した態様を示す。
図14は、シール部材12が合成樹脂プレート6の表・裏面のシール部位に該合成樹脂プレート6と一体的に形成されている態様を示す。尚、伝熱プレート7が金属製ではなく、金属粒子等の伝熱性材料が混合された伝熱性を有する合成樹脂複合材によって形成されている場合はシール部材12を伝熱プレート7と一体的に形成することもできる。
図15及び図16は、シール部材12に相対する部材の相対向面に、シール部材12を収容する凹条を形成するまでもなく、シール部材12の潰ししろ12Eを設けた2つの例を示しており、図15は両側に潰ししろ12E・12Eを設けた場合、図16は片側に潰ししろ12Eを設けた場合を示す。
以上の構成を有するシール部材12は、合成樹脂プレート6及び伝熱プレート7のいずれか一方に配設してもよいし、両方に配設してもよい。両方に配設する場合、相対する位置に配設することでシール部材12・12同士を当接させた構成としてもよいし、異なる位置に配設することで2段構成のダブルシール構成としてもよい。
尚、伝熱プレート7と表固定板4との間のシール構成、伝熱プレート7と裏固定板5との間のシール構成についても、上記したシール構成と同様の構成を採ることができる。
尚また、図9〜図14に示すシール構成の場合、シール部材12に相対する部材の相対向面にシール部材12を収容する凹条を形成してもよい。
本発明に係る熱交換器の一実施例を示す概略断面図 図1の概略拡散分解斜視図 合成樹脂プレートの一例を示す概略表面図及び概略裏面図 熱媒流路を構成する凸部であるフィン形状の例を示す概略図 第1の合成樹脂プレートの一例を示す概略表面図及び概略裏面図 第2の合成樹脂プレートの一例を示す概略表面図及び概略裏面図 本発明に係る熱交換器の他の実施例を示す概略断面図 図7の概略拡散分解斜視図 シール構成の例を示す要部概略断面図 シール構成の例を示す要部概略断面図 シール構成の例を示す要部概略断面図 シール構成の例を示す要部概略断面図 シール構成の例を示す要部概略断面図 シール構成の例を示す要部概略断面図 シール構成の例を示す要部概略断面図 シール構成の例を示す要部概略断面図
符号の説明
1 熱交換器
2 ボルト
3 ナット
4 表固定板
4A 第1熱媒入口
4B 第1熱媒出口
4C 第2熱媒入口
4D 第2熱媒出口
5 裏固定板
6合成樹脂プレート
7 伝熱プレート
7’ 伝熱プレート
7A 第1熱媒入口
7B 第1熱媒出口
7C 第2熱媒入口
7D 第2熱媒出口
8 第1熱媒流路
8A 第1熱媒入口
8B 第1熱媒出口
9 第2熱媒流路
9A 第2熱媒入口
9B 第2熱媒出口
10 第2熱媒流路
11 第1熱媒流路
12 シール部材
12A 頂部
12B 基部
12C 鍔部
12D 括れ部
12E 潰ししろ
13 第1合成樹脂プレート
13A 第1熱媒入口
13B 第1熱媒出口
13C 第2熱媒入口
13D 第2熱媒出口
14 第2合成樹脂プレート
14A 第1熱媒入口
14B 第1熱媒出口
14C 第2熱媒入口
14D 第2熱媒出口
15 樹脂シートないしフィルム
16A 凹溝
16B 段部
16C 貫通部

Claims (7)

  1. 第1の熱媒流路を通過する第1の熱媒と、第2の熱媒流路を通過する第2の熱媒との間で両熱媒同士が直接接触することなく熱交換を行う熱交換器において、
    表・裏面に第1の熱媒流路及び/又は第2の熱媒流路を形成した合成樹脂プレートを伝熱プレートを介して2以上積層した構成を有することを特徴とする熱交換器。
  2. 前記合成樹脂プレートが、表・裏面のいずれか一方の面に第1の熱媒流路を形成し、他方の面に第2の熱媒流路を形成した構成であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 表・裏面の両面に第1の熱媒流路を形成した第1の合成樹脂プレートと、表裏面の両面に第2の熱媒流路を形成した第2の合成樹脂プレートとを、伝熱プレートを介して2以上交互に積層した構成であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記合成樹脂プレートが、シリコーン樹脂、ポリイミド等の耐熱合成樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱交換器。
  5. 前記合成樹脂プレートが、熱伝導性フィラーを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱交換器。
  6. 前記合成樹脂プレートが、射出成形、圧縮成形、その他の成形法によって形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 前記第1の熱媒流路及び第2の熱媒流路の夫々の最外周と合成樹脂プレートの縁部との間に、シール部材を配設したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の熱交換器。
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