JPH09292193A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

Info

Publication number
JPH09292193A
JPH09292193A JP8106661A JP10666196A JPH09292193A JP H09292193 A JPH09292193 A JP H09292193A JP 8106661 A JP8106661 A JP 8106661A JP 10666196 A JP10666196 A JP 10666196A JP H09292193 A JPH09292193 A JP H09292193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid passage
fluid
header
heat exchanger
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8106661A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sudo
博之 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP8106661A priority Critical patent/JPH09292193A/ja
Publication of JPH09292193A publication Critical patent/JPH09292193A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0062Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by spaced plates with inserted elements
    • F28D9/0075Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by spaced plates with inserted elements the plates having openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2250/00Arrangements for modifying the flow of the heat exchange media, e.g. flow guiding means; Particular flow patterns
    • F28F2250/10Particular pattern of flow of the heat exchange media
    • F28F2250/104Particular pattern of flow of the heat exchange media with parallel flow

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術と比べて部品点数を少なくし、全て
の部品を例えば一括ろう付けにより接合することを可能
とすることによって、熱交換効率に優れた対向流型の熱
交換器を、安価にかつ容易に製造できるようにする。 【解決手段】 熱交換器1 は、上下に交互に形成された
第1流体通路A および第2流体通路B を有し、プレート
2 、第1および第2流体通路側壁構成部材3,4 、第1お
よび第2ヘッダ構成部材5,6 とを備える。第1および第
2流体通路側壁構成部材3,4 は、一対の角棒状側壁部3
1,41 および水平板状連結部32,42 よりなる。第1およ
び第2ヘッダ構成部材5,6 は、板状体よりなり、第1ま
たは第2流体通路連通用湾入部51,61 および第2または
第1流体通過孔52,62 を備える。中間位置のプレート2
の両端部前後両側に、第1および第2流体通過孔21,22
をあけ、上下両側位置のプレート2 の両端部に、流体導
入および排出管接続用孔23,24をあける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、オイルク
ーラ、インタークーラ、アフタークーラ、ラジエータ、
蒸発器等として用いられる熱交換器に関し、さらに詳し
くいえば、第1流体通路と第2流体通路とを上下に交互
に有しかつ第1流体と第2流体とを対向流(カウンター
フロー)として流すことのできるいわゆる対向流型熱交
換器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用水冷式オイルクーラ等
の熱交換器の技術分野において、互いに熱交換が行なわ
れるべき2種類の流体を対向流として流すのが熱交換効
率の点で最も優れていることは、一般に当業者に広く知
られている。
【0003】このようないわゆる対向流型熱交換器とし
ては、従来、上下に間隔をおいて配置される複数のプレ
ート、隣り合うプレートの前後両縁部同士の間に介在さ
れる複数対の流体通路側壁構成部材、および各流体通路
内に介在せられるフィンよりなるコア部と、コア部の両
端部分に溶接されかつ第1流体および第2流体の出入口
両側ヘッダをそれぞれ構成する2対のヘッダタンクとを
備えてなるものが考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の対向流型熱交換器の場合、部品点数が多いた
め、材料コストが嵩み、しかも、コア部の製造とは別に
コア部とヘッダタンクとを溶接により接合する必要があ
るため、製造コストも高くつき、さらには製造効率の点
でも問題があった。
【0005】本発明の課題は、上記の問題点を解決する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、上下に交互に形成された第1流体通路およ
び第2流体通路を有する熱交換器であって、左右に長く
かつ上下に間隔をおいて配置される複数のプレートと、
隣り合うプレートの長さ中間部同士の間に交互に介在さ
れる第1流体通路側壁構成部材および第2流体通路側壁
構成部材と、第1流体通路側壁構成部材の一端部と密接
するようにして同部材が介在された隣り合うプレートの
左右両端部同士の間にそれぞれ介在される第1ヘッダ構
成部材と、第2流体通路側壁構成部材の一端部と密接す
るようにして同部材が介在された隣り合うプレートの左
右両端部同士の間にそれぞれ介在される第2ヘッダ構成
部材とを備えてなり、第1流体通路側壁構成部材および
第2流体通路側壁構成部材は、それぞれ、プレートの長
さ中間部の前後両縁部分に沿ってのびる一対の角棒状側
壁部と、これらの高さの中間部同士を連結する水平板状
連結部とよりなり、第1ヘッダ構成部材は、第1流体通
路側壁部材の側壁部の高さと同じ厚みを有する板状体よ
りなるとともに、前後いずれか一方の側に第1流体通路
に開口するように形成された第1流体通路連通用湾入部
と、同他方の側に上下方向にあけられた第2流体通過孔
とを備え、第2ヘッダ構成部材は、第2流体通路側壁部
材の側壁部の高さと同じ厚みを有する板状体よりなると
ともに、第1ヘッダ構成部材の第2流体通過孔に対応す
る位置に第2流体通路に開口するように形成された第2
流体通路連通用湾入部と、第1ヘッダ構成部材の湾入部
に対応する位置に上下方向にあけられた第1流体通過孔
とを備えており、第1ヘッダ構成部材と第2ヘッダ構成
部材との間に位置するプレートの両端部の前後両側に、
第1および第2流体通過孔がそれぞれあけられ、上下両
側またはいずれか一方の側に位置するプレートの端部
に、流体導入および排出管接続用孔がそれぞれあけられ
ているものである。
【0007】上記発明によれば、熱交換器の構成部品と
して、プレート、第1および第2流体通路側壁構成部
材、ならびに第1および第2ヘッダ構成部材が用いられ
るにすぎないので、従来技術と比べて部品点数を少なく
することができるとともに、全ての部品を例えば一括ろ
う付けにより接合することが可能となるので、安価でか
つ製造の容易な量産に適した対向流型熱交換器が得られ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の熱交換器において、第2流体通路側壁構成部材が、第
1流体通路側壁構成部材と同形同大のものであり、第2
ヘッダ構成部材が、第1ヘッダ構成部材と同形同大のも
のである。
【0009】上記発明の熱交換器によれば、部品の種類
が少なくてすむので、製造コストがより安くつく。
【0010】また、請求項3記載の発明は、上記請求項
1または2記載の熱交換器において、少なくとも1つの
第1または第2ヘッダ構成部材に、第2または第1流体
通過孔に代えて、プレートの流体通過孔を介して同部材
と上下に隣り合う第2または第1ヘッダ構成部材の湾入
部と連通しかつ熱交換器外方に開口した流体導入または
排出管接続用湾入部が形成されているものである。
【0011】上記発明の熱交換器によれば、流体導入ま
たは排出管を、熱交換器の上側や下側に限らず、熱交換
器の前後や左右の側にも取り付けることができ、その分
だけ設計の自由度が高くなる。
【0012】請求項4記載の発明は、上記請求項1ない
し3記載の熱交換器において、第1および第2流体通路
側壁構成部材のうち少なくともいずれか一方の部材の連
結部に、複数のフィンが同部材と一体的に形成されてい
るものである。
【0013】上記発明の熱交換器によれば、流体通路内
に別体のフィンを介在させる必要がなく、その分だけ部
品点数を少なくすることができるので、製品コストをさ
らに安くすることができる。
【0014】次に、本発明のうち請求項5記載の発明
は、上下に交互に形成された第1流体通路および第2流
体通路を有する熱交換器であって、左右に長くかつ上下
に間隔をおいて配置される複数のプレートと、プレート
の周縁部に沿う枠状体よりなりかつ隣り合うプレート同
士の間に交互に介在される第1流体通路側壁・ヘッダ構
成部材および第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材とを備
えてなり、第1および第2流体通路側壁・ヘッダ構成部
材は、それぞれ、プレートの長さ中間部の前後両縁部分
に沿ってのびる一対の角棒状側壁部と、これらの一端部
同士を連結する左右両側の板状ヘッダ部とよりなり、第
1流体通路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部は、これの
前後いずれか一方の側に第1流体通路に開口するように
形成された第1流体通路連通用湾入部と、同他方の側に
上下方向にあけられた第2流体通過孔とを備え、第2流
体通路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部は、第1流体通
路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部の第2流体通過孔に
対応する位置に第2流体通路に開口するように形成され
た第2流体通路連通用湾入部と、第1流体通路側壁・ヘ
ッダ構成部材のヘッダ部の湾入部に対応する位置に上下
方向にあけられた第1流体通過孔とを備えており、第1
流体通路側壁・ヘッダ構成部材と第2流体通路側壁兼ヘ
ッダ構成部材との間に位置するプレートの両端部の前後
両側に、第1および第2流体通過孔がそれぞれあけら
れ、上下両側またはいずれか一方の側に位置するプレー
トの端部に、流体導入および排出管接続用孔がそれぞれ
あけられているものである。
【0015】上記発明によれば、熱交換器の構成部品と
して、プレート、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材お
よび第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材が用いられるに
すぎないので、従来技術と比べて部品点数を少なくする
ことができるとともに、全ての部品を例えば一括ろう付
けにより接合することが可能となるので、安価でかつ製
造の容易な量産に適した対向流型熱交換器が得られる。
【0016】請求項6記載の発明は、上記請求項5記載
の熱交換器において、第2流体通路側壁・ヘッダ構成部
材が、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材と同形同大の
ものである。
【0017】上記発明の熱交換器によれば、部品の種類
が少なくてすむので、製造コストがより安くつく。
【0018】また、請求項7記載の発明は、上記請求項
5または6記載の熱交換器において、少なくとも1つの
第1または第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ
部に、第2または第1流体通過孔に代えて、プレートの
流体通過孔を介して同部材と上下に隣り合う第2または
第1ヘッダ部材の湾入部と連通しかつ熱交換器外方に開
口した流体導入または排出管接続用湾入部が形成されて
いるものである。
【0019】上記発明の熱交換器によれば、流体導入ま
たは排出管を、熱交換器の上側や下側に限らず、熱交換
器の前後や左右の側にも取り付けることができ、その分
だけ設計の自由度が高くなる。
【0020】本発明のうち請求項8記載の発明は、上下
に交互に形成された第1流体通路および第2流体通路を
有する熱交換器であって、左右に長くかつ上下に間隔を
おいて配置される2枚のプレートと、両プレート同士の
間に上下に交互に積層された状態で介在される流体通路
・ヘッダ構成用箱形部材および蓋形部材とを備えてな
り、箱形部材は、底壁およびこれの周縁から立上り状に
設けられた周壁よりなるものであって、底壁の両端部ま
たは両端部寄りに第1流体通過孔があけられて、同部材
の上方開口凹部における第1流体通過孔の周辺部分が第
1流体用ヘッダ構成部分となされ、それらの間の部分が
第1流体通路構成部分となされるとともに、底壁におけ
る第1流体通過孔に近接する部分に、周壁の高さと同じ
深さを有しかつその底部分に第2流体通過孔があけられ
た第2流体用ヘッダ構成用下方開口凹陥部が形成され、
底壁における第1流体通過孔の周縁部分および第2流体
用ヘッダ構成用下方開口凹陥部を除く部分に、周壁の高
さよりも少ない深さを有しかつ第2流体用ヘッダ構成用
下方開口凹陥部と連通する第2流体通路構成用下方開口
凹陥部が形成されており、蓋形部材は、頂壁およびこれ
の周縁から垂下状に設けられた周壁よりなるものであっ
て、頂壁における箱形部材の第1流体通過孔と対応する
位置に第1流体通過孔があけられて、同部材の下方開口
凹部における2つの第1流体通過孔の周辺部分が第1流
体用ヘッダ構成部分となされ、それらの間の部分が第1
流体通路構成部分となされるとともに、頂壁における箱
形部材の第2流体用ヘッダ構成用下方開口凹陥部と対応
する位置に、周壁の高さと同じ深さを有しかつその底部
分に第2流体通過孔があけられた第2流体用ヘッダ構成
用上方開口凹陥部が形成され、頂壁における第1流体通
過孔の周縁部分および第2流体用ヘッダ構成用上方開口
凹陥部を除く部分に、周壁の高さよりも少ない深さを有
しかつ第2流体用ヘッダ構成用上方開口凹陥部と連通す
る第2流体通路構成用上方開口凹陥部が形成されてお
り、上下両側またはいずれか一方の側のプレートの端部
に、流体導入および排出管接続用孔がそれぞれあけられ
ているものである。
【0021】上記発明によれば、熱交換器の構成部品と
して、プレート、箱形部材および蓋形部材が用いられる
にすぎないので、従来技術と比べて部品点数を少なくす
ることができるとともに、全ての部品を例えば一括ろう
付けにより接合することが可能となるので、安価でかつ
製造の容易な量産に適した対向流型熱交換器が得られ
る。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項8記載の熱
交換器において、蓋形部材が、箱形部材と同形同大のも
のである。
【0023】上記発明の熱交換器によれば、部品の種類
が少なくてすむので、製造コストがより安くつく。
【0024】また、請求項10記載の発明は、上記請求
項8または9記載の熱交換器において、箱形部材の底壁
の第2流体通路構成用下方開口凹陥部の底部分および蓋
形部材の頂壁の第2流体通路構成用上方開口凹陥部の底
部分のうち少なくともいずれか一方に、複数のフィンが
同部材と一体に形成されているものである。
【0025】上記発明の熱交換器によれば、流体通路内
に別体のフィンを介在させる必要がなく、その分だけ部
品点数を少なくすることができるので、製品コストをさ
らに安くすることができる。
【0026】本発明のうち請求項11記載の発明は、上
下に交互に形成された第1流体通路および第2流体通路
を有する熱交換器であって、左右に長くかつ上下に交互
に積層される第1流体通路・ヘッダ構成部材および第2
流体通路・ヘッダ構成部材を備えてなり、両部材は、そ
れぞれ、長さ中間部に流体通路構成用凹部を有しかつ左
右両端部に上記凹部よりも深いヘッダ構成用凹部を有す
る一対のプレートを、これらの凹部同士が対向するよう
に重ね合わせた状態で接合してなるとともに、両部材の
左右両端部同士が互いに重なり合わないような平面形状
を有しており、上下に向かい合う第1流体通路・ヘッダ
構成部材のヘッダ構成用凹部の底壁同士および第2流体
通路・ヘッダ構成部材のヘッダ構成用凹部の底壁同士
が、それぞれ互いに重ね合わせられるとともに、同底部
分に第1および第2流体通過孔がそれぞれあけられてお
り、上下両側またはいずれか一方の側に位置する第1お
よび第2流体通路・ヘッダ構成部材のヘッダ構成用凹部
の底壁に、流体導入および排出管接続用孔がそれぞれあ
けられているものである。
【0027】上記発明によれば、熱交換器の構成部品と
して、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材および第2流
体通路側壁・ヘッダ構成部材をそれぞれ形成する各複数
対のプレートが用いられるにすぎないので、従来技術と
比べて部品点数を少なくすることができるとともに、全
ての部品を例えば一括ろう付けにより接合することが可
能となるので、安価でかつ製造の容易な量産に適した対
向流型熱交換器が得られる。
【0028】請求項12記載の発明は、上記請求項11
記載の熱交換器において、全てのプレートが、平面より
みて略等脚台形状の同形同大のものである。
【0029】上記発明の熱交換器によれば、部品の種類
が少なくてすむので、製造コストがより安くつく。
【0030】また、請求項13記載の発明は、上記請求
項1、2、3、5、6、7、8、9、11または12記
載の熱交換器において、第1流体通路および第2流体通
路のうち少なくともいずれか一方に、フィンが介在され
ているものである。
【0031】上記熱交換器によれば、フィンの存在によ
って熱交換効率を向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0033】なお、この明細書において、「アルミニウ
ム」の語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金
も含むものとする。
【0034】a.第1実施形態 この実施形態は、請求項1、2、4および13記載の発
明に対応しており、図1ないし図4に示すものである。
【0035】図示の熱交換器(1) は、例えば、自動車エ
ンジンオイル冷却用の水冷式オイルクーラとして使用さ
れるものであって、上下に交互に形成された各2つずつ
の第1流体通路(A) および第2流体通路(B) を有してい
る。
【0036】この熱交換器(1) は、左右に長くかつ上下
に間隔をおいて配置される複数のプレート(2) と、隣り
合うプレート(2) の長さ中間部同士の間に交互に介在さ
れる各複数の第1流体通路側壁構成部材(3) および第2
流体通路側壁構成部材(4) と、第1流体通路側壁構成部
材(3) の一端部と密接するようにして同部材(3) が介在
された隣り合うプレート(2) の左右両端部同士の間にそ
れぞれ介在される複数対の第1ヘッダ構成部材(5) と、
第2流体通路側壁構成部材(4) の一端部と密接するよう
にして同部材(4) が介在された隣り合うプレート(2) の
左右両端部同士の間にそれぞれ介在される複数対の第2
ヘッダ構成部材(6) とを備えてなる。
【0037】第1流体通路側壁構成部材(3) および第2
流体通路側壁構成部材(4) は、いずれもアルミニウム押
出形材製であって、プレート(2) の長さ中間部の前後両
縁部分に沿ってのびる一対の角棒状側壁部(31,41) と、
これらの高さの中間部同士を連結する水平板状連結部(3
2,42) とよりなる。連結部(32,42) の上下両側には、左
右にのびかつ側壁部(31,41) と同じ高さを有する各4つ
の垂直板状フィン(33,43) が、幅方向に等間隔おきに形
成されている。
【0038】第1ヘッダ構成部材(5) は、アルミニウム
押出形材製であって、第1流体通路側壁部材(3) の側壁
部(31)の高さと同じ厚みを有する略U形の板状体よりな
る。左側の第1ヘッダ構成部材(5) の後側には、第1流
体通路連通用湾入部(51)が第1流体通路(A) に開口する
ように、即ち、右方に開口して形成せられ、同前側に
は、第2流体通過孔(52)が上下方向にあけられている。
右側の第1ヘッダ構成部材(5) の前側には、第1流体通
路連通用湾入部(51)が、第1流体通路(A) に開口するよ
うに、即ち、左方に開口して形成せられ、同後側には、
第2流体通過孔(52)が上下方向にあけられている。
【0039】第2ヘッダ構成部材(6) も、アルミニウム
押出形材製であって、第2流体通路側壁部材(4) の側壁
部(41)の高さと同じ厚みを有する略U形の板状体よりな
る。左側の第2ヘッダ構成部材(6) の前側における左側
の第1ヘッダ構成部材(5) の第2流体通過孔(52)に対応
する位置には、第2流体通路連通用湾入部(61)が、第2
流体通路(B) に開口するように、即ち、右方に開口して
形成せられ、同後側には、第1流体通過孔(62)が上下方
向にあけられている。右側の第2ヘッダ構成部材(6) の
後側における右側の第1ヘッダ構成部材(5) の第2流体
通過孔(52)に対応する位置には、第2流体通路連通用湾
入部(61)が、第2流体通路(B) に開口するように、即
ち、左方に開口して形成せられ、同前側には、第1流体
通過孔(62)が上下方向にあけられている。
【0040】なお、左右両側の第1ヘッダ構成部材(5)
は、同形同大のものを表裏に向きを変えて使用している
にすぎず、同様に、左右両側の第2ヘッダ構成部材(6)
も、同形同大のものを表裏に向きを変えて使用している
にすぎない。また、第1流体通路側壁部材(3) の側壁部
(31)の高さと第2流体通路側壁部材(4) の側壁部(41)の
高さが同じ場合には、全てのヘッダ構成部材(5,6) につ
いて同形同大のものが使用できるので、部品の種類が少
なくてすみ、製造コストが安くつく。
【0041】プレート(2) は、左右に長いアルミニウム
板よりなる。第1ヘッダ構成部材(5) と第2ヘッダ構成
部材(6) との間に位置する複数のプレート(2) の左端部
後側および右端部前側に、第1流体通過孔(21)があけら
れ、同プレート(2) の左端部前側および右端部後側に、
第2流体通過孔(22)があけられている。上側に位置する
プレート(2) の左端部後側に第1流体排出管接続用孔(2
3)があけられ、同右端部前側に第1流体導入管接続用孔
(23)があけられている。下側に位置するプレート(2) の
左端部前側に第2流体導入管接続用孔(24)があけられ、
同右端部後側に第2流体排出管接続用孔(24)があけられ
ている。
【0042】そして、上記各管接続用孔(23,24) に、円
筒状ソケット(7) の一端部が接合され、これらのソケッ
ト(7) の他端部に、第1および第2流体導入および排出
管(図示略)がそれぞれ接続せられる。
【0043】上記熱交換器(1) において、第1流体通路
(A) は、第1流体通路側壁構成部材(3) とこれの上下両
側に位置するプレート(2) によって形成され、第2流体
通路(B) は、第2流体通路側壁構成部材(4) とこれの上
下両側に位置するプレート(2) によって形成されてい
る。また、各第1流体通路(A) 同士をこれらの両端部に
おいて連通させる左右一対のヘッダ(HA)は、第1ヘッダ
構成部材(5) の湾入部(51)、第2ヘッダ構成部材(6) の
第1流体通過孔(62)およびこれらの間に位置するプレー
ト(2) の第1流体通過孔(21)によって形成されている。
同様に、各第2流体通路(B) 同士をこれらの両端部にお
いて連通させる左右一対のヘッダ(HB)は、第2ヘッダ構
成部材(6) の湾入部(61)、第1ヘッダ構成部材(5) の第
2流体通過孔(52)およびこれらの間に位置するプレート
(2) の第2流体通過孔(22)によって形成されている。
【0044】そして、上記熱交換器(1) は、次のような
作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側のプ
レート(2) の第1流体導入管接続用孔(23)を介して右側
の第1流体用入口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、次いで各
第1流体通路(A) 内を左向きに流れて、左側の第1流体
用出口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、上側のプレート(2)
の第1流体排出管接続用孔(23)より排出される。一方、
オイル等の第2流体は、下側のプレート(2) の第2流体
導入管接続用孔(24)を介して左側の第2流体用入口側ヘ
ッダ(HB)内に流れ込み、次いで各第2流体通路(B) 内を
右向きに流れて、右側の第2流体用出口側ヘッダ(HB)内
に流れ込み、下側のプレート(2) の第2流体排出管接続
用孔(24)より排出される。このさい、第1流体通路(A)
内を左向きに流れる第1流体と、第2流体通路(B) 内を
右向きに流れる第2流体との間で、フィン(33,43) およ
びプレート(2) を介して熱交換が行なわれる。このよう
に、上記熱交換器(1) では、互いに熱交換される第1流
体および第2流体が対向流として各通路(A,B) 内を流れ
るようになされているので、熱交換性能が非常に優れて
いる。
【0045】上記熱交換器(1) を製造するにあたって
は、例えば、プレート(2) 、第1流体通路側壁構成部材
(3) および第1ヘッダ構成部材(5) 、第2流体通路側壁
構成部材(4) および第2ヘッダ構成部材(6) 、ならびに
ソケット(7) を所定の順序で重ね合わせておいてから、
これらを一括真空ろう付けにより接合すればよい。した
がって、製造が容易であり、製造効率も良い。
【0046】なお、上記実施形態では、第1および第2
流体通路側壁構成部材(3,4) の連結部(32,42) にフィン
(33,43) が一体に形成されているが、同部分にフィン(3
3,43) を形成せずに、連結部(32,42) とこれと上下に対
向するプレート(2) との間に、例えばコルゲートフィン
等よりなる別体のフィンを介在させるようにしてもよ
い。
【0047】b.第2実施形態 この実施形態は、請求項3、4および13記載の発明に
対応しており、図5および図6に示すものである。
【0048】図示の熱交換器(10)は、以下の点を除い
て、図1ないし図4に示す上記第1実施形態の熱交換器
(1) と同一の構成を有する。即ち、熱交換器(10)の上側
に位置するプレート(2) には、これの左端部後側に第1
流体導入管接続用孔(23)があけられているのみであり、
また、熱交換器(10)の下側に位置するプレート(2) に
は、これの右端部後側に第2流体導入管接続用孔(24)が
あけられているのみである。そして、上側のプレート
(2) の左端部の下方に位置する左側の第1ヘッダ構成部
材(5a)の前側に、第2流体通過孔(52)に代えて、プレー
ト(2) の第2流体通過孔(22)を介して同部材(5a)の下方
の第2ヘッダ構成部材(6) の湾入部(61)と連通しかつ左
方に開口した第2流体排出管接続用湾入部(53)が形成さ
れ、その開口部分にソケット(7) が接合されている。ま
た、下側のプレート(2) の右端部の上方に位置する右側
の第2ヘッダ構成部材(6a)の前側に、第1流体通過孔(6
2)に代えて、プレート(2) の第1流体通過孔(21)を介し
て同部材(6a)の上方の第1ヘッダ構成部材(5) の湾入部
(51)と連通しかつ右方に開口した第1流体排出管接続用
湾入部(63)が形成され、その開口部分にソケット(7) が
接合されている。
【0049】ここで、上記各流体排出管接続用湾入部(5
3,63) は、左方または右方に開口するように形成されて
いるが、前方に開口するように形成されてもよく、要す
るに熱交換器の外方に開口するようになされていればよ
い。
【0050】したがって、この熱交換器(10)によれば、
流体導入または排出管を、熱交換器(10)の上側や下側に
限らず、熱交換器(10)の左右や前後の側にも取り付ける
ことができ、その分だけ設計の自由度が高くなる。
【0051】そして、上記熱交換器(10)は、次のような
作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側のプ
レート(2) の第1流体導入管接続用孔(23)を介して左側
の第1流体用入口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、次いで各
第1流体通路(A) 内を右向きに流れて、右側の第1流体
用出口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、下方の第2ヘッダ構
成部材(6a)の第1流体排出管接続用湾入部(63)の開口部
分より排出される。一方、オイル等の第2流体は、下側
のプレート(2) の第2流体導入管接続用孔(24)を介して
右側の第2流体用入口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、次い
で各第2流体通路(B) 内を左向きに流れて、左側の第2
流体用出口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、上方の第1ヘッ
ダ構成部材(5a)の第2流体排出管接続用湾入部(53)の開
口部分より排出される。このさい、第1流体通路(A) 内
を右向きに流れる第1流体と、第2流体通路(B) 内を左
向きに流れる第2流体との間で、フィン(33,43) および
プレート(2) を介して熱交換が行なわれる。このよう
に、上記熱交換器(10)でも、互いに熱交換される第1流
体および第2流体が対向流として各通路(A,B) 内を流れ
るようになされているので、熱交換性能が非常に優れて
いる。
【0052】また、上記熱交換器(10)は、第1実施形態
の熱交換器(1) と同様の製造方法によって容易にかつ効
率的に製造することができる。
【0053】c.第3実施形態 この実施形態は、第1実施形態の熱交換器(1) の変形例
であって、図7および図8に示すものである。
【0054】図示の熱交換器(11)は、以下の点を除い
て、図1ないし図4に示す上記第1実施形態の熱交換器
(1) と同一の構成を有する。即ち、熱交換器(1) の上側
に位置するプレート(2) には、これの右端部前側に第1
流体導入管接続用孔(23)が、同後側に第2流体排出管接
続用孔(24)があけられている。また、熱交換器(11)の下
側に位置するプレート(2) には、これの左端部前側に第
2流体導入管接続用孔(24)があけられ、同右端部前側に
第1流体排出管接続用孔(23)があけられている。そし
て、上から2番目と3番目のプレート(2) の右端部同士
の間に位置する第2ヘッダ構成部材(6b)の前側に、第2
流体通過孔(62)があけられておらず、同部分が、第1流
体用入口側ヘッダ(HA)内を上下に隔てる隔壁構成部(64)
となされている。
【0055】そして、上記熱交換器(11)は、次のような
作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側のプ
レート(2) の第1流体導入管接続用孔(23)を介して右側
の第1流体用入口側ヘッダ(HA)内における第2ヘッダ構
成部材(6b)の隔壁構成部(64)よりも上側部分に流れ込
み、次いで上方の第1流体通路(A) 内を左向きに流れ
て、左側の第1流体用出口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、
さらに、下方の第1流体通路(A) 内を右向きに流れて、
下側のプレート(2) の第1流体排出管接続用孔(23)より
排出される。一方、オイル等の第2流体は、下側のプレ
ート(2) の第2流体導入管接続用孔(24)を介して左側の
第2流体用入口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、次いで各第
2流体通路(B) 内を右向きに流れて、右側の第2流体用
出口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、上側のプレート(2) の
第2流体排出管接続用孔(24)より排出される。このさ
い、第1流体通路(A) 内を右向きまたは左向きに流れる
第1流体と、第2流体通路(B) 内を右向きに流れる第2
流体との間でフィン(33,43) およびプレート(2) を介し
て熱交換が行なわれる。
【0056】このように、上記熱交換器(11)は、互いに
熱交換される第1流体および第2流体が互いに対向流ま
たは並行流として各通路(A,B) 内を流れるようになされ
た、いわゆる2パス・カウンターパラレル型熱交換器と
なっている。なお、上記熱交換器(11)において隔壁構成
部(64)と同様の隔壁構成部を有する複数の第1または第
2ヘッダ構成部材(5,6) を適宜に配置することにより、
3パス等とすることも可能である。また、第1または第
2ヘッダ構成部材(5,6) には隔壁構成部を形成せずに、
適宜の位置にあるプレート(2) の第1または第2流体通
過孔(21,22) をなくすことによって隔壁構成部を形成す
ることも可能である。
【0057】また、この実施形態を、第2実施形態の熱
交換器(10)に適用することも勿論可能である。
【0058】d.第4実施形態 この実施形態は、請求項5、6および13記載の発明に
対応しており、図9および図10に示すものである。
【0059】図示の熱交換器(71)は、例えば、自動車エ
ンジンオイル冷却用の水冷式オイルクーラとして使用さ
れるものであって、上下に交互に形成された各2つずつ
の第1流体通路(A) および第2流体通路(B) を有してい
る。
【0060】この熱交換器(71)は、左右に長くかつ上下
に間隔をおいて配置される複数のプレート(2) と、プレ
ート(2) の周縁部に沿う枠状体よりなりかつ隣り合うプ
レート(2) 同士の間に交互に介在される複数対の第1流
体通路側壁・ヘッダ構成部材(8) および第2流体通路側
壁・ヘッダ構成部材(9) と、第1流体通路(A) および第
2流体通路(B) 内にそれぞれ介在された複数のフィン(1
2)とを備えてなる。
【0061】第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材(8) お
よび第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材(9) は、いずれ
もアルミニウム押出形材製であって、それぞれ、プレー
ト(2) の長さ中間部の前後両縁部分に沿ってのびる一対
の角棒状側壁部(81,91) と、これらの一端同士を連結す
る左右両側の略U形板状ヘッダ部(82,92) とよりなる。
【0062】第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材(8) の
左側ヘッダ部(82)の後側および右側ヘッダ部(82)の前側
には、第1流体通路連通用湾入部(83)が、第1流体通路
(A)に開口するように、即ち、それぞれ左方および右方
に開口して形成せられている。また、同部材(8) の左側
ヘッダ部(82)の前側および右側ヘッダ部(82)の後側に
は、第2流体通過孔(84)が上下方向にあけられている。
【0063】第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材(9) の
左側ヘッダ部(92)の前側および右側ヘッダ部(92)の後側
における第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材(8) の第2
流体通過孔(84)に対応する位置には、第2流体通路連通
用湾入部(93)が、第2流体通路(B) に開口するように、
即ち、それぞれ左方および右方に開口して形成せられて
いる。また、同部材(9) の左側ヘッダ部(92)の後側およ
び右側ヘッダ部(92)の前側には、第1流体通過孔(94)が
上下方向にあけられている。
【0064】なお、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材
(8) と第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材(9) とは、同
形同大のものを向きを変えて使用しているにすぎず、し
たがって、部品の種類が少なくてすむので、製造コスト
が安くつく。
【0065】プレート(2) は、左右に長いアルミニウム
板よりなる。第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材(8) と
第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材(9) との間に位置す
るプレート(2) の左端部後側および右端部前側に、第1
流体通過孔(21)があけられ、同プレート(2) の左端部前
側および右端部後側に、第2流体通過孔(22)があけられ
ている。上側に位置するプレート(2) の左端部後側に第
1流体排出管接続用孔(23)があけられ、同右端部前側に
第1流体導入管接続用孔(23)があけられている。また、
下側に位置するプレート(2) の左端部前側に第2流体導
入管接続用孔(24)があけられ、同右端部後側に第2流体
排出管接続用孔(24)があけられている。
【0066】そして、上記各管接続用孔(23,24) に、円
筒状ソケット(7) の一端部が接合せられて、これらのソ
ケット(7) の他端部に、第1および第2流体導入および
排出管(図示略)がそれぞれ接続せられるようになされ
ている。
【0067】上記熱交換器(71)において、第1流体通路
(A) は、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材(8) の側壁
部(81)とこれの上下両側に位置するプレート(2) によっ
て形成され、第2流体通路(B) は、第2流体通路側壁・
ヘッダ構成部材(9) の側壁部(91)とこれの上下両側に位
置するプレート(2) によって形成されている。各流体通
路(A,B) 内に介在せられるフィン(12)としては、横断面
波形のアルミニウム押出形材製コルゲート・フィンが用
いられている。ただし、フィン(12)は、このコルゲート
フィンに限定されるものではない。また、各第1流体通
路(A) 同士をこれらの両端部において連通させる左右一
対のヘッダ(HA)は、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材
(8) のヘッダ部(82)の湾入部(83)、第2流体通路側壁・
ヘッダ構成部材(9) のヘッダ部(92)の第1流体通過孔(9
4)およびこれらの間に位置するプレート(2) の第1流体
通過孔(21)によって形成されている。同様に、各第2流
体通路(B) 同士をこれらの両端部において連通させる左
右一対のヘッダ(HB)は、第2流体通路側壁・ヘッダ構成
部材(9) のヘッダ部(92)の湾入部(93)、第1流体通路側
壁・ヘッダ構成部材(9) のヘッダ部(92)の第2流体通過
孔(94)およびこれらの間に位置するプレート(2) の第2
流体通過孔(22)によって形成されている。
【0068】そして、上記熱交換器(71)は、次のような
作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側のプ
レート(2) の第1流体導入管接続用孔(23)を介して右側
の第1流体用入口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、次いで各
第1流体通路(A) 内を左向きに流れて、左側の第1流体
用出口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、上側のプレート(2)
の第1流体排出管接続用孔(23)より排出される。一方、
オイル等の第2流体は、下側のプレート(2) の第2流体
導入管接続用孔(24)を介して左側の第2流体用入口側ヘ
ッダ(HB)内に流れ込み、次いで各第2流体通路(B) 内を
右向きに流れて、右側の第2流体用出口側ヘッダ(HB)内
に流れ込み、下側のプレート(2) の第2流体排出管接続
用孔(24)より排出される。このさい、第1流体通路(A)
内を左向きに流れる第1流体と、第2流体通路(B) 内を
右向きに流れる第2流体との間で、フィン(12)およびプ
レート(2) を介して熱交換が行なわれる。このように、
上記熱交換器(71)では、互いに熱交換される第1流体お
よび第2流体が対向流として各通路(A,B) 内を流れるよ
うになされているので、熱交換性能が非常に優れてい
る。
【0069】上記熱交換器(71)を製造するにあたって
は、例えば、プレート(2) 、第1流体通路側壁ヘッダ構
成部材(8) 、第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材(9) お
よびソケット(7) を所定の順序で重ね合わせておいてか
ら、これらを一括真空ろう付けにより接合すればよい。
したがって、製造が容易であり、製造効率も良い。
【0070】なお、上記実施形態の熱交換器(71)は、こ
れの第1および第2流体通路側壁ヘッダ構成部材(8,9)
の左右両側ヘッダ部(82,92) のうち適宜の1つまたは2
つ以上のものの第2または第1流体通過孔(84,94) をな
くすか、若しくは、適宜位置にあるプレート(2) の流体
通過孔(21,22) をなくして、当該部分にヘッダ(HA,HB)
を上下に隔てる隔壁構成部を設けることにより、第3実
施形態の熱交換器(11)と同様に、いわゆる2パスや3パ
ス等のカウンターパラレル型熱交換器とすることができ
る。
【0071】e.第5実施形態 この実施形態は、請求項7および13記載の発明に対応
しており、図11および図12に示すものである。
【0072】図示の熱交換器(81)は、以下の点を除い
て、図9および図10に示す上記第4実施形態の熱交換
器(71)と同一の構成を有する。即ち、熱交換器(81)の上
側に位置するプレート(2) には、これの左端部後側に第
1流体導入管接続用孔(23)があけられているのみであ
り、また、熱交換器(81)の下側に位置するプレート(2)
には、これの右端部後側に第2流体導入管接続用孔(24)
があけられているのみである。そして、上側のプレート
(2) の下方に位置する第1流体通路側壁・ヘッダ構成部
材(8a)の左側ヘッダ部(82a) の前側に、第2流体通過孔
(84)に代えて、プレート(2) の第2流体通過孔(22)を介
して同部材(8) の下方の第2流体通路側壁・ヘッダ構成
部材(9) の左側ヘッダ部(92)の湾入部(93)と連通しかつ
左方に開口した第2流体排出管接続用湾入部(85)が形成
され、その開口部分にソケット(7) が接合されている。
また、下側のプレート(2) の上方に位置する第2流体通
路側壁・ヘッダ構成部材(9a)の右側ヘッダ部(92a) の前
側に、第1流体通過孔(94)に代えて、プレート(2) の第
1流体通過孔(21)を介して同部材(9) の上方の第1流体
通路側壁・ヘッダ構成部材(8) の右側ヘッダ部(82)の湾
入部(83)と連通しかつ前方に開口した第1流体排出管接
続用湾入部(95)が形成され、その開口部分にソケット
(7) が接合されている。
【0073】ここで、上記各流体排出管接続用湾入部(8
5,95) は、左方または前方に開口するように形成されて
いるが、前方や右方に開口するように形成されてもよ
く、要するに熱交換器の外方に開口するようになされて
いればよい。
【0074】したがって、この熱交換器(81)によれば、
流体導入または排出管を、熱交換器(81)の上側や下側に
限らず、熱交換器(81)の左右や前後の側にも取り付ける
ことができ、その分だけ設計の自由度が高くなる。
【0075】そして、上記熱交換器(81)は、次のような
作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側のプ
レート(2) の第1流体導入管接続用孔(23)を介して左側
の第1流体用入口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、次いで各
第1流体通路(A) 内を右向きに流れて、右側の第1流体
用出口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、下方の第2流体通路
側壁・ヘッダ構成部材(9a)の右側ヘッダ部(92a) の第1
流体排出管接続用湾入部(95)の開口部分より排出され
る。一方、オイル等の第2流体は、下側のプレート(2)
の第2流体導入管接続用孔(24)を介して右側の第2流体
用入口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、次いで各第2流体通
路(B) 内を左向きに流れて、左側の第2流体用出口側ヘ
ッダ(HB)内に流れ込み、上方の第1流体通路側壁・ヘッ
ダ構成部材(8a)の左側ヘッダ部(82a) の第2流体排出管
接続用湾入部(85)の開口部分より排出される。このさ
い、第1流体通路(A) 内を右向きに流れる第1流体と、
第2流体通路(B) 内を左向きに流れる第2流体との間
で、フィン(12)およびプレート(2) を介して熱交換が行
なわれる。このように、上記熱交換器(81)でも、互いに
熱交換される第1流体および第2流体が対向流として各
通路(A,B) 内を流れるようになされているので、熱交換
性能が非常に優れている。
【0076】f.第6実施形態 この実施形態は、請求項8、9および13記載の発明に
対応しており、図13ないし図17に示すものである。
【0077】図示の熱交換器(101) は、例えば、自動車
エンジンオイル冷却用の水冷式オイルクーラとして使用
されるものであって、上下に交互に形成された各複数の
第1流体通路(A) および第2流体通路(B) を有してい
る。
【0078】この熱交換器(101) は、左右に長くかつ上
下に間隔をおいて配置される2枚のプレート(102) と、
両プレート(102) の間に上下に交互に積層された状態で
介在される各2つの流体通路・ヘッダ構成用箱形部材(1
03) および流体通路・ヘッダ構成用蓋形部材(104) と、
第1および第2流体通路(A,B) 内にそれぞれ介在される
フィン(105) とを備えてなる。
【0079】箱形部材(103) は、アルミニウムプレス成
形品であって、左右に長い長円形の底壁(131) およびこ
れの周縁から立上り状に設けられた周壁(132) よりな
る。底壁(131) の左右両端部の後側には、第1流体通過
孔(133) があけられている。そして、箱形部材(103) の
上方開口凹部(134) において、第1流体通過孔(133) を
有する左右両端部後側部分がそれぞれ第1流体用ヘッダ
構成部分(134a)となされ、長さ中間部分が第1流体通路
構成部分(134b)となされている。底壁(131) の左右両端
部前側には、周壁(132) の高さと同じ深さを有しかつそ
の底部分に第2流体通過孔(135) があけられた第2流体
用ヘッダ構成用下方開口凹陥部(136) がそれぞれ形成さ
れている。底壁(131) の長さ中間部には、周壁(132) の
約2分の1の高さに相当する深さを有しかつ第2流体用
ヘッダ構成用下方開口凹陥部(136)と連通する第2流体
通路構成用下方開口凹部(137) が形成されている。周壁
(132) の上縁には、外向きのフランジ(138) が形成され
ている。
【0080】蓋形部材(104) は、箱形部材(103) と同じ
くアルミニウムプレス成形品であって、左右に長い長円
形の頂壁(141) およびこれの周縁から垂下状に設けられ
た周壁(142) よりなる。頂壁(141) の左端部後側および
右端部前側には、第1流体通過孔(143) があけられてい
る。そして、蓋形部材(104) の下方開口凹部(144) にお
いて、第1流体通過孔(143) を有する左端部後側部分お
よび右端部前側部分がそれぞれ第2流体用ヘッダ構成部
分(144a)となされ、長さ中間部分が第1流体通路構成部
分(144b)となされている。頂壁(141) の左端部前側およ
び右端部後側には、周壁(142) の高さと同じ深さを有し
かつその底部分に第2流体通過孔(145)があけられた第
2流体用ヘッダ構成用上方開口凹陥部(146) が形成され
ている。頂壁(141) の長さ中間部には、周壁(142) の約
2分の1の高さに相当する深さを有しかつ第2流体用ヘ
ッダ構成用上方開口凹陥部(146) と連通する第2流体通
路構成用上方開口凹部(147) が形成されている。周壁(1
42) の下縁には、外向きのフランジ(148) が形成されて
いる。
【0081】なお、箱形部材(103) および蓋形部材(10
4) は、同形同大のものを向きを変えて使用しているに
すぎず、したがって、部品の種類が少なくてすむので、
製造コストが安くつく。
【0082】上側のプレート(102) は、アルミニウムプ
レス成形品であって、平面よりみて左右に長い長円形を
なすとともに、長さ中間部に浅い第1流体通路構成用下
方開口凹陥部(121) が形成されている。下側のプレート
(102) も、同じくアルミニウムプレス成形品であって、
平面よりみて左右に長い長円形をなすとともに、長さの
中間部に浅い第1流体通路構成用上方開口凹陥部(121)
が形成されている。上側プレート(102) の左端部後側に
第1流体導入管接続用孔(122) があけられ、右端部前側
に第2流体導入管接続用孔(123) があけられている。下
側プレート(102) の右端部後側に第1流体排出管接続用
孔(122) があけられ、同左端部前側に第2流体排出管接
続用孔(123) があけられている。
【0083】そして、上記各管接続用孔(122,123) に、
円筒状ソケット(7) の一端部が接合せられて、これらの
ソケット(7) の他端部に、第1および第2流体導入およ
び排出管(図示略)がそれぞれ接続せられる。
【0084】上記熱交換器(101) において、第1流体通
路(A) は、上側プレート(102) の下方開口凹陥部(121)
とこれの下方の箱形部材(103) の上方開口凹部(134) の
第1流体通路構成部分(134b)、上下に隣り合う箱形部材
(103) の上方開口凹部(134)の第1流体通路構成部分(13
4b)と蓋形部材(104) の下方開口凹部(144) の第1流体
通路構成部分(144b)、および下側プレート(102) の上方
開口凹陥部(121) とこれの上方の蓋形部材(104) の下方
開口凹部(144) の第1流体通路構成部分(144b)とで形成
されている。一方、第2流体通路(B) は、上下に隣り合
う箱形部材(103) の第2流体通路構成用下方開口凹陥部
(137) と蓋形部材(104) の第2流体通路構成用上方開口
凹陥部(147) とによって形成されている。各流体通路
(A,B) 内に介在せられるフィン(105) としては、例えば
横断面波形のアルミニウム押出形材製コルゲート・フィ
ンが用いられる。ただし、フィン(105) は、このコルゲ
ートフィンに限定されるものではない。また、各第1流
体通路(A) 同士をこれらの両端部において連通させる左
右一対のヘッダ(HA)は、箱形部材(103) の上方開口凹部
(134) における第1流体通過孔(133) を有する左右2つ
の第1流体用ヘッダ構成部分(134a)および蓋形部材(10
4) の下方開口凹部(144) における第1流体通過孔(143)
を有する左右2つの第1流体用ヘッダ構成部分(144a)
によって形成されている。各第2流体通路(B) 同士をこ
れらの両端部において連通させる左右一対のヘッダ(HB)
は、箱形部材(103) の左右両端部における第2流体通過
孔(135) を有する第2流体用ヘッダ構成用下方開口凹陥
部(136) および蓋形部材(104) の左右両端部における第
2流体通過孔(145) を有する第2流体用ヘッダ構成用上
方開口凹陥部(146) によって形成されている。
【0085】そして、上記熱交換器(101) は、次のよう
な作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側の
プレート(102) の第1流体導入管接続用孔(122) を介し
て左側の第1流体用入口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、次
いで各第1流体通路(A) 内を右向きに流れて、右側の第
1流体用出口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、下側のプレー
ト(102) の第1流体排出管接続用孔(122) より排出され
る。一方、オイル等の第2流体は、上側のプレート(10
2) の第2流体導入管接続用孔(123) を介して右側の第
2流体用入口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、次いで各第2
流体通路(B) 内を左向きに流れて、左側の第2流体用出
口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、下側のプレート(102) の
第2流体排出管接続用孔(123) より排出される。このさ
い、第1流体通路(A) 内を右向きに流れる第1流体と、
第2流体通路(B) 内を左向きに流れる第2流体との間
で、フィン(105) ならびに箱形部材(103) の底壁(131)
における第2流体通路構成用下方開口凹陥部(137) の底
部分および蓋形部材(104) の頂壁(141) における第2流
体通路構成用上方開口凹陥部(147) の底部分を介して熱
交換が行なわれる。このように、上記熱交換器(101) で
は、互いに熱交換される第1流体および第2流体が対向
流となされているので、熱交換性能が非常に優れてい
る。
【0086】上記熱交換器(101) を製造するにあたって
は、例えば、プレート(102) 、箱形部材(103) 、蓋形部
材(104 )、フィン(105) およびソケット(7) を所定の順
序で重ね合わせておいてから、これらを一括真空ろう付
けにより接合すればよい。したがって、製造が容易であ
り、製造効率も良い。
【0087】なお、上記実施形態の熱交換器(101) は、
これの箱形部材(103) および蓋形部材(104) の左右両端
部にそれぞれあけられた第1および第2流体通過孔(13
3,135,143,145) のうち適宜の1つまたは2つ以上をな
くして、当該部分にヘッダ(HA,HB) を上下に隔てる隔壁
構成部を設けることにより、第3実施形態の熱交換器(1
1)と同様に、いわゆる2パスや3パス等のカウンターパ
ラレル型熱交換器とすることができる。
【0088】また、上記熱交換器(101) においては、こ
れの左右両端部において第1流体用ヘッダ(HA)と第2流
体用ヘッダ(HB)とが前後に並ぶように構成されている
が、両ヘッダ(HA,HB) が各端部においてそれぞれ左右に
並ぶように構成することも可能である。その場合、例え
ば、図18に示すように、箱形部材(113) として、底壁
(131) の左右両端部の幅中央部分に第1流体通過孔(13
3) があけられるとともに、同孔(133) と左右に隣り合
う左右両端部寄りの幅中央部分に第2流体用ヘッダ構成
用下方開口凹陥部(136) が形成され、第1流体通過孔(1
33) の周縁部分および第2流体用ヘッダ構成用下方開口
凹陥部(136) を除く部分に第2流体通路構成用下方開口
凹部(137) が形成されてなるものを用い、蓋形部材もこ
れと同様のものを用いればよい。このような箱形部材(1
13 )および蓋形部材によって形成された熱交換器も、上
記熱交換器(101) と同様の作用効果を奏し得る。
【0089】g.第7実施形態 この実施形態は、請求項10記載の発明に対応してお
り、図19ないし図24に示すものである。
【0090】図示の熱交換器(201) は、例えば、自動車
エンジンオイル冷却用の水冷式オイルクーラとして使用
されるものであって、上下に交互に形成された各複数の
第1流体通路(A) および第2流体通路(B) を有してい
る。
【0091】この熱交換器(201) は、左右に長くかつ上
下に間隔をおいて配置される2枚のプレート(202) と、
両プレート(202) の間に上下に交互に積層された状態で
介在される各2つの流体通路・ヘッダ構成用箱形部材(2
03) および流体通路・ヘッダ構成用蓋形部材(204) とを
備えてなる。
【0092】箱形部材(203) は、アルミニウムプレス成
形品であって、左右に長い長方形の底壁(231) およびこ
れの周縁から立上り状に設けられた周壁(232) よりな
る。底壁(231) の左端部後側および右端部前側には、第
1流体通過孔(233) があけられている。そして、箱形部
材(203) の上方開口凹部(234) において、第1流体通過
孔(233) を有する左端部後側部分および右端部前側部分
がそれぞれ第1流体用ヘッダ構成部分(234a)となされ、
長さ中間部分が第1流体通路構成部分(234b)となされて
いる。底壁(231) の左端部前側および右端部後側には、
周壁(232) の高さと同じ深さを有しかつその底部分に第
2流体通過孔(235) があけられた第2流体用ヘッダ構成
用下方開口凹陥部(236) が形成されている。底壁(231)
の長さ中間部には、周壁(232) の約2分の1の高さに相
当する深さを有しかつ第2流体用ヘッダ構成用下方開口
凹陥部(236) と連通する第2流体通路構成用下方開口凹
部(237) が形成されている。周壁(232) の上縁には、外
向きのフランジ(238) が形成されている。底壁(231) に
おける第2流体通路構成用下方開口凹部(237) の底部分
には、これの幅中央に左右にのびかつ周壁(232) の下縁
と同じレベルの底を有する下方凹部よりなるフィン(239
a)が形成されるとともに、同フィン(239a)の前後両側に
左右にのびかつ周壁(232) の上縁と同じレベルの頂を有
する上方凸部よりなるフィン(239b)が形成されている。
【0093】蓋形部材(204) は、箱形部材(203) と同じ
くアルミニウムプレス成形品であって、左右に長い長円
形の頂壁(241) およびこれの周縁から垂下状に設けられ
た周壁(242) よりなる。頂壁(241) の左端部後側および
右端部前側には、第1流体通過孔(243) があけられてい
る。そして、蓋形部材(204) の下方開口凹部(244) にお
いて、第1流体通過孔(243) を有する左端部後側部分お
よび右端部前側部分がそれぞれ第2流体用ヘッダ構成部
分(244a)となされ、長さ中間部分が第1流体通路構成部
分(244b)となされている。頂壁(241) の左端部前側およ
び右端部後側には、周壁(242) の高さと同じ深さを有し
かつその底部分に第2流体通過孔(245)があけられた第
2流体用ヘッダ構成用上方開口凹陥部(246) が形成され
ている。頂壁(241) の長さ中間部には、周壁(242) の約
2分の1の高さに相当する深さを有しかつ第2流体用ヘ
ッダ構成用上方開口凹陥部(246) と連通する第2流体通
路構成用上方開口凹陥部(247) が形成されている。周壁
(242) の下縁には、外向きのフランジ(248) が形成され
ている。頂壁(241) における第2流体通路構成用上方開
口凹陥部(247) の底部分には、これの幅中央に左右にの
びかつ周壁(242) の上縁と同じレベルの頂を有する上方
凸部よりなるフィン(249a)が形成されるとともに、同フ
ィン(249a) の前後両側に左右にのびかつ周壁(242) の
下縁と同じレベルの底を有する下方凹部よりなるフィン
(249b)が形成されている。ここで、上下に隣り合う箱形
部材(203) の下方凹部よりなるフィン(239a)と蓋形部材
(204)の上方凸部よりなるフィン(249a)、箱形部材(203)
の上方凸部よりなるフィン(239b)と蓋形部材(204) の
下方凹部よりなるフィン(249b)、上側プレート(202) と
これと隣り合う箱形部材(203) の上方凸部よりなるフィ
ン(239a)、および下側プレート(202) とこれと隣り合う
蓋形部材(204) の下方凹部よりなるフィン(249b)とは、
それぞれ互いに重なり合うようになされている(図21
参照)。
【0094】なお、箱形部材(203) および蓋形部材(20
4) は、同形同大のものを向きを変えて使用しているに
すぎず、したがって、部品の種類が少なくてすむので、
製造コストが安くつく。
【0095】上下両側のプレート(202) は、左右に長い
長方形のアルミニウム板よりなる。上側プレート(202)
の左端部前側に第2流体導入管接続用孔(222) があけら
れ、右端部前側に第1流体導入管接続用孔(221) があけ
られている。下側プレート(202) の左端部後側に第1流
体排出管接続用孔(221) があけられ、同右端部後側に第
2流体排出管接続用孔(222) があけられている。
【0096】そして、上記各管接続用孔(221,222) に、
円筒状ソケット(7) の一端部が接合せられて、これらの
ソケット(7) の他端部に、第1および第2流体導入およ
び排出管(図示略)がそれぞれ接続せられる。
【0097】上記熱交換器(201) において、第1流体通
路(A) は、上側プレート(202) とこれの下方の箱形部材
(203) の上方開口凹部(234) の第1流体通路構成部分(2
34b)、上下に隣り合う箱形部材(203) の上方開口凹部(2
34) の第1流体通路構成部分(234b)と蓋形部材(204) の
下方開口凹部(244) の第1流体通路構成部分(244b)、お
よび下側プレート(202) とこれの上方の蓋形部材(204)
の下方開口凹部(244)の第1流体通路構成部分(244b)と
で形成されている。一方、第2流体通路(B) は、上下に
隣り合う箱形部材(203) の第2流体通路構成用下方開口
凹陥部(237) と蓋形部材(204) の第2流体通路構成用上
方開口凹陥部(247) とによって形成されている。また、
各第1流体通路(A) 同士をこれらの両端部において連通
させる左右一対のヘッダ(HA)は、箱形部材(203) の上方
開口凹部(234) における第1流体通過孔(233) を有する
左右2つの第1流体用ヘッダ構成部分(234a)および蓋形
部材(204) の下方開口凹部(244) における第1流体通過
孔(243) を有する左右2つの第1流体用ヘッダ構成部分
(244a)によって形成されている。各第2流体通路(B) 同
士をこれらの両端部において連通させる左右一対のヘッ
ダ(HB)は、箱形部材(203) の左右両端部における第2流
体通過孔(235) を有する第2流体用ヘッダ構成用下方開
口凹陥部(236) および蓋形部材(204) の左右両端部にお
ける第2流体通過孔(245) を有する第2流体用ヘッダ構
成用上方開口凹陥部(246) によって形成されている。
【0098】そして、上記熱交換器(201) は、次のよう
な作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側の
プレート(202) の第1流体導入管接続用孔(221) を介し
て右側の第1流体用入口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、次
いで各第1流体通路(A) 内を左向きに流れて、左側の第
1流体用出口側ヘッダ(HA)内に流れ込み、下側のプレー
ト(202) の第1流体排出管接続用孔(221) より排出され
る。一方、オイル等の第2流体は、上側のプレート(20
2) の第2流体導入管接続用孔(222) を介して左側の第
2流体用入口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、次いで各第2
流体通路(B) 内を右向きに流れて、右側の第2流体用出
口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、下側のプレート(202) の
第2流体排出管接続用孔(222) より排出される。このさ
い、第1流体通路(A) 内を左向きに流れる第1流体と、
第2流体通路(B) 内を右向きに流れる第2流体との間
で、それぞれ複数のフィン(239a,239b,249a,249b) なら
びに箱形部材(203) の底壁(231) の第2流体通路構成用
下方開口凹陥部(237) の底部分および蓋形部材(204) の
頂壁(241) の第2流体通路構成用上方開口凹陥部(247)
の底部分を介して熱交換が行なわれる。このように、上
記熱交換器(201) では、互いに熱交換される第1流体お
よび第2流体が対向流となされているので、熱交換性能
が非常に優れている。
【0099】上記熱交換器(201) を製造するにあたって
は、例えば、プレート(202) 、箱形部材(203) 、蓋形部
材(204) およびソケット(7) を所定の順序で重ね合わせ
ておいてから、これらを一括真空ろう付けにより接合す
ればよい。したがって、製造が容易であり、製造効率も
良い。
【0100】なお、上記実施形態の熱交換器(201) につ
いても、これの箱形部材(203) および蓋形部材(204) の
左右両端部における第1および第2流体通過孔(233,23
5,243,245) のうち適宜の1つまたは2つ以上をなくし
て、当該部分にヘッダ(HA,HB)を上下に隔てる隔壁構成
部を設けることにより、第3実施形態の熱交換器(11)と
同様に、いわゆる2パスや3パス等のカウンターパラレ
ル型熱交換器とすることができる。
【0101】また、上記熱交換器(201) では、これの左
右両端部において第1流体用ヘッダ(HA)と第2流体用ヘ
ッダ(HB)とが前後に並ぶようになされているが、両ヘッ
ダ(HA,HB) が各端部においてそれぞれ左右に並ぶように
することも可能である。その場合、箱形部材(203) およ
び蓋形部材(204) については、図18に示すものと同様
の構成とすればよい。
【0102】h.第8実施形態 この実施形態は、請求項11、12および13記載の発
明に対応しており、図25ないし図27に示すものであ
る。
【0103】図示の熱交換器(301) は、例えば、自動車
エンジンオイル冷却用の水冷式オイルクーラとして使用
されるものであって、上下に交互に形成された各2つず
つの第1流体通路(A) および第2流体通路(B) を有して
いる。
【0104】この熱交換器(301) は、左右に長くかつ上
下に交互に積層される各2つの第1流体通路・ヘッダ構
成部材(302) および第2流体通路・ヘッダ構成部材(30
3) と、各流体通路(A,B) 内に介在されるフィン(304)
とを備えてなる。
【0105】各第1流体通路・ヘッダ構成部材(302)
は、上下一対の第1プレート(321) によって形成されて
いる。第1プレート(321) は、アルミニウムプレス成形
品であって、平面よりみて前側に下辺を有しかつ左右に
長い略等脚台形状をなすとともに、長さの中間部に第1
流体通路構成用凹部(322) を有し、左右両端部に上記凹
部(322) の深さの約2倍の深さを有しかつ横断面円形の
ヘッダ構成用凹部(323)を有する。そして、一対の第1
プレート(321) は、これらの凹部(322,323) 同士が対向
するように重ね合わせられた状態で接合せられている。
【0106】各第2流体通路・ヘッダ構成部材(303)
は、上下一対の第2プレート(331) によって形成されて
いる。第2プレート(331) は、アルミニウムプレス成形
品であって、平面よりみて後側に下辺を有しかつ左右に
長い略等脚台形状をなすとともに、長さの中間部に第2
流体通路構成用凹部(332) を有し、左右両端部に上記凹
部(332) の深さの約2倍の深さを有しかつ横断面円形の
ヘッダ構成用凹部(333)を有する。そして、一対の第1
プレート(331) は、これらの凹部(332,333) 同士が対向
するように重ね合わせられた状態で接合せられている。
【0107】このようにして構成された第1流体通路・
ヘッダ構成部材(302) と第2流体通路・ヘッダ構成部材
(303) とは、上下に積層されたさい、各部材(302,303)
におけるヘッダ構成用凹部(323,333) を有する左右両端
部(302a,303a) 同士が互いに重なり合わないようになっ
ている。
【0108】なお、第1プレート(321) と第2プレート
(331) とは、同形同大のものを互いに180度向きを変
えて使用しているにすぎず、部品の種類としては1つで
足りるので、材料コストが安くつく。また、第1プレー
ト(321) と第2プレート(331) とは、図示の形状のもの
に限られず、要するに、第1流体通路・ヘッダ構成部材
(302) と第2流体通路・ヘッダ構成部材(303) とが上下
に積層されたさい、各部材(302,303) におけるヘッダ構
成用凹部(323,333) を有する左右両端部(302a,303a) 同
士が互いに重なり合わないような形状であれば何でもよ
い。例えば、平面よりみて略平行四辺形のものや略U型
のプレートであれば、一種類だけで足りる。
【0109】上下に向かい合う第1流体通路・ヘッダ構
成部材(302) のヘッダ構成用凹部(323) の底壁(324) 同
士および第2流体通路・ヘッダ構成部材(303) のヘッダ
構成用凹部(333) の底壁(334) 同士が、それぞれ互いに
重ね合わせられている。そして、互いに重ね合わせられ
ている第1流体通路・ヘッダ構成部材(302) のヘッダ構
成用凹部(323) の底壁(324) に第1流体通過孔(325) が
あけられ、互いに重ね合わせられている第2流体通路・
ヘッダ構成部材(303) のヘッダ構成用凹部(333) の底壁
(334) に第2流体通過孔(335) があけられている。
【0110】上側に位置する第1流体通路・ヘッダ構成
部材(302) の右側のヘッダ構成用凹部(323) の底壁(32
4) に、第1流体導入管接続用孔(326) があけられ、下
側に位置する第1流体通路・ヘッダ構成部材(302) の左
側のヘッダ構成用凹部(323) の底壁(324) に、第1流体
排出管接続用孔(図示略)があけられている。また、上
側に位置する第2流体通路・ヘッダ構成部材(303) の左
側のヘッダ構成用凹部(333) の底壁(334) に、第2流体
導入管接続用孔(336) があけられ、下側に位置する第2
流体通路・ヘッダ構成部材(303) の右側のヘッダ構成用
凹部(333) の底壁(334) に、第2流体排出管接続用孔
(図示略)があけられている。
【0111】そして、上記各管接続用孔(326,336) に、
円筒状ソケット(7) の一端部が接合せられて、これらの
ソケット(7) の他端部に、第1および第2流体導入およ
び排出管(図示略)がそれぞれ接続されるようになされ
ている。
【0112】上記熱交換器(301) において、第1流体通
路(A) は、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材(302) を
構成する2対の第1プレート(321) の第1流体通路構成
用凹部(322) によって形成され、第2流体通路(B) は、
第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材(303) を構成する2
対の第2プレート(331) の第2流体通路構成用凹部(33
2) によって形成されている。各流体通路(A,B) 内に介
在せられるフィン(304)としては、例えば横断面波形の
アルミニウム押出形材製コルゲート・フィンが用いられ
る。ただし、フィン(304) は、このコルゲートフィンに
限定されるものではない。また、各第1流体通路(A) 同
士をこれらの両端部において連通させる左右一対のヘッ
ダ(HA)は、第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材(302) を
構成する2対の第1プレート(321) のヘッダ構成用凹部
(323) によって形成され、各第2流体通路(B) 同士をこ
れらの両端部において連通させる左右一対のヘッダ(HB)
は、第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材(303) を構成す
る2対の第2プレート(331)のヘッダ構成用凹部(333)
によって形成されている。
【0113】そして、上記熱交換器(301) は、次のよう
な作用を奏する。まず、冷却水等の第1流体は、上側の
第1流体通路・ヘッダ構成部材(302) の第1流体導入管
接続用孔(326) を介して右側の第1流体用入口側ヘッダ
(HA)内に流れ込み、次いで各第1流体通路(A) 内を左向
きに流れて、左側の第1流体用出口側ヘッダ(HA)内に流
れ込み、下側の第1流体通路・ヘッダ構成部材(302) の
第1流体排出管接続用孔より排出される。一方、オイル
等の第2流体は、上側の第2流体通路・ヘッダ構成部材
(303) の第2流体導入管接続用孔(336) を介して左側の
第2流体用入口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、次いで各第
2流体通路(B) 内を右向きに流れて、右側の第2流体用
出口側ヘッダ(HB)内に流れ込み、下側の第2流体通路・
ヘッダ構成部材(303) の第2流体排出管接続用孔より排
出される。このさい、第1流体通路(A) 内を左向きに流
れる第1流体と、第2流体通路(B) 内を右向きに流れる
第2流体との間で、フィン(304) ならびに互いに重ね合
わせられた第1プレート(321) の第1流体通路構成用凹
部(322) の底壁および第2プレート(331) の第2流体通
路構成用凹部(332) の底壁を介して熱交換が行なわれ
る。このように、上記熱交換器(301) では、互いに熱交
換される第1流体および第2流体が対向流となされてい
るので、熱交換性能が非常に優れている。
【0114】上記熱交換器(301) を製造するにあたって
は、例えば、第1プレート(321) 、第2プレート(331)
およびソケット(7) を所定の順序で重ね合わせておいて
から、これらを一括真空ろう付けにより接合すればよ
い。したがって、製造が容易であり、製造効率も良い。
【0115】なお、上記熱交換器(301) は、これの第1
プレート(321) の第1流体通過孔(325) および第2プレ
ート(331) の第2流体通過孔(335) のうち適宜の1つま
たは2つ以上をなくして、当該部分にヘッダ(HA,HB) を
上下に隔てる隔壁構成部を設けることにより、第3実施
形態の熱交換器(11)と同様に、いわゆる2パスや3パス
等のカウンターパラレル型熱交換器とすることができ
る。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術と比べて部品
点数および種類を少なくすることができるとともに、全
ての部品を例えば一括ろう付けにより接合することが可
能となるので、熱交換効率に優れた対向流型の熱交換器
を、安価にかつ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2、4および13記載の発明の実施
形態(第1実施形態)を示すものであって、熱交換器全
体を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図1の熱交換器の一部を分解して示す斜視図で
ある。
【図5】請求項3、4および13記載の発明の実施形態
(第2実施形態)を示すものであって、熱交換器全体を
示す斜視図である。
【図6】図5の熱交換器の一部を分解して示す斜視図で
ある。
【図7】図1ないし図4に示す第1実施形態の熱交換器
の変形例(第3実施形態)を示すものであって、熱交換
器全体を示す斜視図である。
【図8】図7の熱交換器の一部を分解して示す斜視図で
ある。
【図9】請求項5、6および13記載の発明の実施形態
(第4実施形態)を示すものであって、熱交換器全体を
示す斜視図である。
【図10】図9の熱交換器の一部を分解して示す斜視図
である。
【図11】請求項7および13記載の発明の実施形態
(第5実施形態)を示すものであって、熱交換器全体を
示す斜視図である。
【図12】図11の熱交換器の一部を分解して示す斜視
図である。
【図13】請求項8、9および13記載の発明の実施形
態(第6実施形態)を示すものであって、熱交換器全体
を示す斜視図である。
【図14】図13のXIV −XIV 線に沿う断面図である。
【図15】図13のXV−XV線に沿う断面図である。
【図16】図13の熱交換器の箱形部材の平面図であ
る。
【図17】図13の熱交換器を分解して示す斜視図であ
る。
【図18】図13ないし図17に示す第6実施形態の熱
交換器の変形例を示す箱形部材の平面図である。
【図19】請求項10記載の発明の実施形態(第7実施
形態)を示すものであって、熱交換器全体を示す斜視図
である。
【図20】図19のXX−XX線に沿う断面図である。
【図21】図19のXXI −XXI 線に沿う断面図である。
【図22】図19のXXII−XXII線に沿う断面図である。
【図23】図19の熱交換器の箱形部材の平面図であ
る。
【図24】図13の熱交換器を分解して示す斜視図であ
る。
【図25】請求項11、12および13記載の発明の実
施形態(第8実施形態)を示すものであって、熱交換器
全体を示す斜視図である。
【図26】図25のXXVI−XXVI線に沿う断面図である。
【図27】図25の熱交換器の一部を分解して示す斜視
図である。
【符号の説明】
(A)…第1流体通路 (B)…第2流体通路 (1)(10)(11)…熱交換器 (2)…プレート (21)…第1流体通過孔 (22)…第2流体通過孔 (23)…第1流体導入管接続用孔、第1流体排出管接続用
孔 (24)…第2流体導入管接続用孔、第2流体排出管接続用
孔 (3)…第1流体通路側壁構成部材 (31)…側壁部 (32)…連結部 (33)…フィン (4)…第2流体通路側壁構成部材 (41)…側壁部 (42)…連結部 (43)…フィン (5)(5a) …第1ヘッダ構成部材 (51)…第1流体通路連通用湾入部 (52)…第2流体通過孔 (53)…第2流体排出管接続用湾入部 (6)(6a) …第2ヘッダ構成部材 (61)…第2流体通路連通用湾入部 (62)…第1流体通過孔 (63)…第1流体排出管接続用湾入部 (71)(81)…熱交換器 (8)(8a) …第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材 (81)…側壁部 (82)(82a) …ヘッダ部 (83)…第1流体通路連通用湾入部 (84)…第2流体通過孔 (85)…第2流体排出管接続用湾入部 (9)(9a) …第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材 (91)…側壁部 (92)(92a) …ヘッダ部 (93)…第2流体通路連通用湾入部 (94)…第1流体通過孔 (95)…第1流体排出管接続用湾入部 (101)(201)…熱交換器 (102,202) …プレート (122)(221)…第1流体導入管接続用孔、第1流体排出管
接続用孔 (123)(222)…第2流体導入管接続用孔、第2流体排出管
接続用孔 (103)(113)(203) …流体通路・ヘッダ構成用箱形部材 (131)(231)…底壁 (132)(232)…周壁 (133)(233)…第1流体通過孔 (134)(234)…上方開口凹部 (134a)(234a)…第1流体用ヘッダ構成部分 (134b)(234b)…第1流体通路構成部分 (135)(235)…第2流体通過孔 (136)(236)…第2流体用ヘッダ構成用下方開口凹陥部 (137)(237)…第2流体通路構成用下方開口凹陥部 (139a)(139b)(239a)(239b)…フィン (104)(204)…流体通路・ヘッダ構成用蓋形部材 (141)(241)…頂壁 (142)(242)…周壁 (143)(243)…第1流体通過孔 (144)(244)…下方開口凹部 (144a)(244a)…第1流体用ヘッダ構成部分 (144b)(244b)…第1流体通路構成部分 (145)(245)…第2流体通過孔 (146)(246)…第2流体用ヘッダ構成用上方開口凹陥部 (147)(247)…第2流体通路構成用上方開口凹陥部 (149a)(149b)(249a)(249b)…フィン (301) …熱交換器 (302) …第1流体通路・ヘッダ構成部材 (321) …第1プレート (322) …第1流体通路構成用凹部 (323) …第1流体用ヘッダ構成用凹部 (324) …(第1流体用ヘッダ構成用凹部の)底壁 (325) …第1流体通過孔 (326) …第1流体導入管接続用孔 (303) …第2流体通路・ヘッダ構成部材 (331) …第2プレート (332) …第2流体通路構成用凹部 (333) …第2流体用ヘッダ構成用凹部 (334) …(第2流体用ヘッダ構成用凹部の)底壁 (335) …第2流体通過孔 (336) …第2流体導入管接続用孔 (304) …フィン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に交互に形成された第1流体通路お
    よび第2流体通路を有する熱交換器であって、 左右に長くかつ上下に間隔をおいて配置される複数のプ
    レートと、隣り合うプレートの長さ中間部同士の間に交
    互に介在される第1流体通路側壁構成部材および第2流
    体通路側壁構成部材と、第1流体通路側壁構成部材の一
    端部と密接するようにして同部材が介在された隣り合う
    プレートの左右両端部同士の間にそれぞれ介在される第
    1ヘッダ構成部材と、第2流体通路側壁構成部材の一端
    部と密接するようにして同部材が介在された隣り合うプ
    レートの左右両端部同士の間にそれぞれ介在される第2
    ヘッダ構成部材とを備えてなり、 第1流体通路側壁構成部材および第2流体通路側壁構成
    部材は、それぞれ、プレートの長さ中間部の前後両縁部
    分に沿ってのびる一対の角棒状側壁部と、これらの高さ
    の中間部同士を連結する水平板状連結部とよりなり、 第1ヘッダ構成部材は、第1流体通路側壁部材の側壁部
    の高さと同じ厚みを有する板状体よりなるとともに、前
    後いずれか一方の側に第1流体通路に開口するように形
    成された第1流体通路連通用湾入部と、同他方の側に上
    下方向にあけられた第2流体通過孔とを備え、 第2ヘッダ構成部材は、第2流体通路側壁部材の側壁部
    の高さと同じ厚みを有する板状体よりなるとともに、第
    1ヘッダ構成部材の第2流体通過孔に対応する位置に第
    2流体通路に開口するように形成された第2流体通路連
    通用湾入部と、第1ヘッダ構成部材の湾入部に対応する
    位置に上下方向にあけられた第1流体通過孔とを備えて
    おり、 第1ヘッダ構成部材と第2ヘッダ構成部材との間に位置
    するプレートの両端部の前後両側に、第1および第2流
    体通過孔がそれぞれあけられ、 上下両側またはいずれか一方の側に位置するプレートの
    端部に、流体導入および排出管接続用孔がそれぞれあけ
    られている、熱交換器。
  2. 【請求項2】 第2流体通路側壁構成部材が、第1流体
    通路側壁構成部材と同形同大のものであり、第2ヘッダ
    構成部材が、第1ヘッダ構成部材と同形同大のものであ
    る、請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの第1または第2ヘッダ
    構成部材に、第2または第1流体通過孔に代えて、プレ
    ートの流体通過孔を介して同部材と上下に隣り合う第2
    または第1ヘッダ構成部材の湾入部と連通しかつ熱交換
    器外方に開口した流体導入または排出管接続用湾入部が
    形成されている、請求項1または2記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 第1および第2流体通路側壁構成部材の
    うち少なくともいずれか一方の部材の連結部に、複数の
    フィンが同部材と一体的に形成されている、請求項1な
    いし3記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 上下に交互に形成された第1流体通路お
    よび第2流体通路を有する熱交換器であって、 左右に長くかつ上下に間隔をおいて配置される複数のプ
    レートと、プレートの周縁部に沿う枠状体よりなりかつ
    隣り合うプレート同士の間に交互に介在される第1流体
    通路側壁・ヘッダ構成部材および第2流体通路側壁・ヘ
    ッダ構成部材とを備えてなり、 第1および第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材は、それ
    ぞれ、プレートの長さ中間部の前後両縁部分に沿っての
    びる一対の角棒状側壁部と、これらの一端部同士を連結
    する左右両側の板状ヘッダ部とよりなり、 第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部は、これ
    の前後いずれか一方の側に第1流体通路に開口するよう
    に形成された第1流体通路連通用湾入部と、同他方の側
    に上下方向にあけられた第2流体通過孔とを備え、 第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部は、第1
    流体通路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部の第2流体通
    過孔に対応する位置に第2流体通路に開口するように形
    成された第2流体通路連通用湾入部と、第1流体通路側
    壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部の湾入部に対応する位置
    に上下方向にあけられた第1流体通過孔とを備えてお
    り、 第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材と第2流体通路側壁
    兼ヘッダ構成部材との間に位置するプレートの両端部の
    前後両側に、第1および第2流体通過孔がそれぞれあけ
    られ、 上下両側またはいずれか一方の側に位置するプレートの
    端部に、流体導入および排出管接続用孔がそれぞれあけ
    られている、熱交換器。
  6. 【請求項6】 第2流体通路側壁・ヘッダ構成部材が、
    第1流体通路側壁・ヘッダ構成部材と同形同大のもので
    ある、請求項5記載の熱交換器。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの第1または第2流体通
    路側壁・ヘッダ構成部材のヘッダ部に、第2または第1
    流体通過孔に代えて、プレートの流体通過孔を介して同
    部材と上下に隣り合う第2または第1ヘッダ部材の湾入
    部と連通しかつ熱交換器外方に開口した流体導入または
    排出管接続用湾入部が形成されている、請求項5または
    6記載の熱交換器。
  8. 【請求項8】 上下に交互に形成された第1流体通路お
    よび第2流体通路を有する熱交換器であって、 左右に長くかつ上下に間隔をおいて配置される2枚のプ
    レートと、両プレート同士の間に上下に交互に積層され
    た状態で介在される流体通路・ヘッダ構成用箱形部材お
    よび蓋形部材とを備えてなり、 箱形部材は、底壁およびこれの周縁から立上り状に設け
    られた周壁よりなるものであって、底壁の両端部または
    両端部寄りに第1流体通過孔があけられて、同部材の上
    方開口凹部における第1流体通過孔の周辺部分が第1流
    体用ヘッダ構成部分となされ、それらの間の部分が第1
    流体通路構成部分となされるとともに、底壁における第
    1流体通過孔に近接する部分に、周壁の高さと同じ深さ
    を有しかつその底部分に第2流体通過孔があけられた第
    2流体用ヘッダ構成用下方開口凹陥部が形成され、底壁
    における第1流体通過孔の周縁部分および第2流体用ヘ
    ッダ構成用下方開口凹陥部を除く部分に、周壁の高さよ
    りも少ない深さを有しかつ第2流体用ヘッダ構成用下方
    開口凹陥部と連通する第2流体通路構成用下方開口凹陥
    部が形成されており、 蓋形部材は、頂壁およびこれの周縁から垂下状に設けら
    れた周壁よりなるものであって、頂壁における箱形部材
    の第1流体通過孔と対応する位置に第1流体通過孔があ
    けられて、同部材の下方開口凹部における2つの第1流
    体通過孔の周辺部分が第1流体用ヘッダ構成部分となさ
    れ、それらの間の部分が第1流体通路構成部分となされ
    るとともに、頂壁における箱形部材の第2流体用ヘッダ
    構成用下方開口凹陥部と対応する位置に、周壁の高さと
    同じ深さを有しかつその底部分に第2流体通過孔があけ
    られた第2流体用ヘッダ構成用上方開口凹陥部が形成さ
    れ、頂壁における第1流体通過孔の周縁部分および第2
    流体用ヘッダ構成用上方開口凹陥部を除く部分に、周壁
    の高さよりも少ない深さを有しかつ第2流体用ヘッダ構
    成用上方開口凹陥部と連通する第2流体通路構成用上方
    開口凹陥部が形成されており、 上下両側またはいずれか一方の側のプレートの端部に、
    流体導入および排出管接続用孔がそれぞれあけられてい
    る、熱交換器。
  9. 【請求項9】 蓋形部材が、箱形部材と同形同大のもの
    である、請求項8記載の熱交換器。
  10. 【請求項10】 箱形部材の底壁の第2流体通路構成用
    下方開口凹陥部の底部分および蓋形部材の頂壁の第2流
    体通路構成用上方開口凹陥部の底部分のうち少なくとも
    いずれか一方に、複数のフィンが同部材と一体に形成さ
    れている、請求項8または9記載の熱交換器。
  11. 【請求項11】 上下に交互に形成された第1流体通路
    および第2流体通路を有する熱交換器であって、 左右に長くかつ上下に交互に積層される第1流体通路・
    ヘッダ構成部材および第2流体通路・ヘッダ構成部材を
    備えてなり、 両部材は、それぞれ、長さ中間部に流体通路構成用凹部
    を有しかつ左右両端部に上記凹部よりも深いヘッダ構成
    用凹部を有する一対のプレートを、これらの凹部同士が
    対向するように重ね合わせた状態で接合してなるととも
    に、両部材の左右両端部同士が互いに重なり合わないよ
    うな平面形状を有しており、 上下に向かい合う第1流体通路・ヘッダ構成部材のヘッ
    ダ構成用凹部の底壁同士および第2流体通路・ヘッダ構
    成部材のヘッダ構成用凹部の底壁同士が、それぞれ互い
    に重ね合わせられるとともに、同底部分に第1および第
    2流体通過孔がそれぞれあけられており、 上下両側またはいずれか一方の側に位置する第1および
    第2流体通路・ヘッダ構成部材のヘッダ構成用凹部の底
    壁に、流体導入および排出管接続用孔がそれぞれあけら
    れている、熱交換器。
  12. 【請求項12】 全てのプレートが、平面よりみて略等
    脚台形状の同形同大のものである、請求項11記載の熱
    交換器。
  13. 【請求項13】 第1流体通路および第2流体通路のう
    ち少なくともいずれか一方にフィンが介在されている、
    請求項1、2、3、5、6、7、8、9、11または1
    2記載の熱交換器。
JP8106661A 1996-04-26 1996-04-26 熱交換器 Withdrawn JPH09292193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8106661A JPH09292193A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8106661A JPH09292193A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09292193A true JPH09292193A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14439281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8106661A Withdrawn JPH09292193A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09292193A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11173770A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Daikin Ind Ltd プレート式熱交換器
WO2000044467A1 (en) * 1999-01-28 2000-08-03 Atlantis Water Systems (Australia) Ltd Multiple effect plate evaporator and tray therefor
EP1549895A1 (en) * 2002-10-11 2005-07-06 Showa Denko K.K. Flat hollow body for passing fluid therethrough, heat exchanger comprising the hollow body and process for fabricating the heat exchanger
JP2008500512A (ja) * 2004-05-17 2008-01-10 セダーフェム,ヨセフ 噴霧またはシャワー構成およびシャワー・インサート
GB2447090A (en) * 2007-03-02 2008-09-03 Statoil Asa LNG heat exchanger manifold plates with a passageway connecting a header port with a cavity
JP2013083436A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Visteon Global Technologies Inc 外部マニホルドを備えた内部熱交換器
WO2013069706A1 (ja) * 2011-11-11 2013-05-16 株式会社日阪製作所 プレート式熱交換器
WO2013168772A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 三菱電機株式会社 積層型全熱交換素子および熱交換換気装置
JP2015200445A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 古河電気工業株式会社 熱交換器および熱交換器の製造方法
EP3051242A1 (en) 2014-12-26 2016-08-03 MAHLE Filter Systems Japan Corporation Oil cooler
CN105934644A (zh) * 2014-01-22 2016-09-07 波威特斯金属加工有限责任公司 热交换器
CN107735898A (zh) * 2015-04-21 2018-02-23 达纳加拿大公司 用于电池热管理应用的逆流热交换器
GB2552801B (en) * 2016-08-10 2021-04-07 Hs Marston Aerospace Ltd Heat exchanger device
CN116642353A (zh) * 2023-07-24 2023-08-25 中国核动力研究设计院 一种集流结构、换热芯体和换热器

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11173770A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Daikin Ind Ltd プレート式熱交換器
WO2000044467A1 (en) * 1999-01-28 2000-08-03 Atlantis Water Systems (Australia) Ltd Multiple effect plate evaporator and tray therefor
EP1549895A1 (en) * 2002-10-11 2005-07-06 Showa Denko K.K. Flat hollow body for passing fluid therethrough, heat exchanger comprising the hollow body and process for fabricating the heat exchanger
EP1549895A4 (en) * 2002-10-11 2012-01-18 Showa Denko Kk FLAT BODY AND HOLES FOR PASSING A FLUID, HEAT EXCHANGER COMPRISING THE HOLLOW BODY, AND METHOD OF MANUFACTURING THE HEAT EXCHANGER
JP2008500512A (ja) * 2004-05-17 2008-01-10 セダーフェム,ヨセフ 噴霧またはシャワー構成およびシャワー・インサート
GB2447090A (en) * 2007-03-02 2008-09-03 Statoil Asa LNG heat exchanger manifold plates with a passageway connecting a header port with a cavity
GB2447090B (en) * 2007-03-02 2012-03-21 Statoil Asa Heat exchanger manifolds
JP2013083436A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Visteon Global Technologies Inc 外部マニホルドを備えた内部熱交換器
DE102012109346B4 (de) * 2011-10-07 2020-02-20 Halla Visteon Climate Control Corporation 95 Interner Wärmetauscher mit externen Sammelrohren
WO2013069706A1 (ja) * 2011-11-11 2013-05-16 株式会社日阪製作所 プレート式熱交換器
JPWO2013069706A1 (ja) * 2011-11-11 2015-04-02 株式会社日阪製作所 プレート式熱交換器
US9772146B2 (en) 2011-11-11 2017-09-26 Hisaka Works, Ltd. Plate heat exchanger
JPWO2013168772A1 (ja) * 2012-05-11 2016-01-07 三菱電機株式会社 積層型全熱交換素子および熱交換換気装置
WO2013168772A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 三菱電機株式会社 積層型全熱交換素子および熱交換換気装置
US9863710B2 (en) 2012-05-11 2018-01-09 Mitsubishi Electric Corporation Laminated total heat exchange element
US10224263B2 (en) * 2014-01-22 2019-03-05 Provides Metalmeccanica S.R.L. Heat exchanger
CN105934644A (zh) * 2014-01-22 2016-09-07 波威特斯金属加工有限责任公司 热交换器
US20160293516A1 (en) * 2014-01-22 2016-10-06 Provides Metalmeccanica S.R.L. Heat exchanger
CN105934644B (zh) * 2014-01-22 2019-03-29 波威特斯金属加工有限责任公司 热交换器
JP2015200445A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 古河電気工業株式会社 熱交換器および熱交換器の製造方法
EP3051242A1 (en) 2014-12-26 2016-08-03 MAHLE Filter Systems Japan Corporation Oil cooler
US10619935B2 (en) 2014-12-26 2020-04-14 Mahle Filter Systems Japan Corporation Oil cooler
US11668530B2 (en) 2014-12-26 2023-06-06 Mahle International Gmbh Oil cooler
CN107735898A (zh) * 2015-04-21 2018-02-23 达纳加拿大公司 用于电池热管理应用的逆流热交换器
GB2552801B (en) * 2016-08-10 2021-04-07 Hs Marston Aerospace Ltd Heat exchanger device
CN116642353A (zh) * 2023-07-24 2023-08-25 中国核动力研究设计院 一种集流结构、换热芯体和换热器
CN116642353B (zh) * 2023-07-24 2023-10-24 中国核动力研究设计院 一种集流结构、换热芯体和换热器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7044205B2 (en) Layered heat exchangers
JP2605035Y2 (ja) 積層型熱交換器
JPH09292193A (ja) 熱交換器
US6920916B2 (en) Layered heat exchangers
JP4190289B2 (ja) 熱交換器
JP2006010130A (ja) 多流体熱交換器
JP2864173B2 (ja) 熱交換器
JP3909401B2 (ja) 積層型熱交換器
JP4328425B2 (ja) 積層型熱交換器
JP3151505B2 (ja) 積層型熱交換器
KR100350946B1 (ko) 적층형 열교환기
JP2003343993A (ja) 熱交換器
JPH1078269A (ja) 積層型蒸発器
JP4102519B2 (ja) 積層型熱交換器
US20040188075A1 (en) Cooler
JPH09273830A (ja) 蒸発器
JPH0721367B2 (ja) 積層型熱交換器
JPH0443739Y2 (ja)
JP2511956Y2 (ja) 積層型熱交換器
JP2001012889A5 (ja)
JP2000130983A (ja) 積層型熱交換器
JPH07318283A (ja) 積層型熱交換器
JPH0674681A (ja) 熱交換器用ヘッダ
JP2001012822A5 (ja)
JP2001153583A (ja) ケースまたはタンク内蔵多板型オイルクーラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701