JPWO2013069516A1 - 圧電発電素子 - Google Patents

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Abstract

小型な圧電発電素子を提供する。
圧電発電素子1は、第1の方向xの一方側x1に位置する第1の面10aと、第1の方向xの他方側x2に位置しており、第1の面10aと対向している第2の面10bとを有する圧電素子10と、ストッパ20と、レバー30とを備える。ストッパ20は、第1の面10aに当接している第1の当接面21aを有する。レバー30は、第2の面10bに当接している第2の当接面31aを含む当接部31と、第2の面10bよりも一方側x1に配置されている変位部32とを有する。レバー30は、第2の方向yに延びる回転軸を中心としてストッパ20に対して相対的に回転可能に設けられている。変位部32が回転軸を中心としてストッパ20に対して相対的に回転した際に、第2の当接面31aが第2の面10bを押圧するようにレバー30が設けられている。

Description

本発明は、圧電素子を備えた圧電発電素子に関する。
従来、小型の発電素子として、圧電素子を備えた圧電発電素子が知られている(例えば特許文献1を参照)。圧電発電素子は、圧電素子と、振動などの外力が加わった際に圧電素子に応力を加える部材とにより構成されるため、構造を単純にすることができ、小型化が可能である。このため、例えば、タイヤの内部に取り付けられたタイヤ空気圧監視システム(Tire Pressure Monitoring System:TPMS)用無線機の電源等の幅広い用途への応用が期待されている。
特開2008−54450号公報
近年、電子機器、家具、建築物の建具などの様々な物に圧電発電素子を取り付けるために、圧電発電素子をさらに小型化したいという要望が強まってきている。
本発明は、小型な圧電発電素子を提供することを主な目的とする。
本発明に係る第1の圧電発電素子は、圧電素子と、ストッパと、レバーとを備える。圧電素子は、第1の面と、第2の面とを有する。第1の面は、第1の方向の一方側に位置している。第2の面は、第1の方向の他方側に位置している。第2の面は、第1の面と対向している。ストッパは、第1の当接面を有する。第1の当接面は、第1の面に当接している。レバーは、当接部と、変位部とを有する。当接部は、第2の当接面を含む。第2の当接面は、第2の面に当接している。変位部は、第2の面よりも第1の方向の一方側に配置されている。レバーは、第1の方向に対して垂直な第2の方向に延びる回転軸を中心としてストッパに対して相対的に回転可能に設けられている。変位部が回転軸を中心としてストッパに対して相対的に回転した際に、第2の当接面が第2の面を押圧するようにレバーが設けられている。
本発明に係る圧電発電素子のある特定の局面では、レバーは、ストッパによって回転可能に支持されている。
本発明に係る第1の圧電発電素子の別の特定の局面では、当接部と回転軸との間の最短距離が、変位部と回転軸との間の最短距離よりも短い。
本発明に係る圧電発電素子の他の特定の局面では、圧電発電素子は、付勢部材をさらに備える。付勢部材は、レバーがストッパに対して相対的に回転したときに、回転方向と逆向きの方向にレバーを付勢する。
本発明に係る第1の圧電発電素子のさらに他の特定の局面では、付勢部材は、変位部を付勢する。
本発明に係る第1の圧電発電素子のさらに別の特定の局面では、圧電発電素子は、レバーを回転軸を中心として複数回回転させる駆動機構をさらに備える。
本発明に係る第2の圧電発電素子は、圧電体と、応力印加部材とを備える。応力印加部材は、圧電体に応力を加える。本発明に係る第2の圧電発電素子は、駆動機構をさらに備える。駆動機構は、圧電発電素子に外力が加わった際に、応力印加部材が圧電体に対して複数回応力を印加するように応力印加部材を駆動する。
本発明によれば、小型な圧電発電素子を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子の略図的斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子の略図的平面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子の略図的側面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子の略図的正面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発電素子の略図的斜視図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発電素子の略図的側面図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発電素子の略図的側面図である。 図8は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発電素子の略図的斜視図である。 図9は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発電素子の略図的分解斜視図である。 図10は、本発明の第3の実施形態の変形例に係る圧電発電素子の略図的斜視図である。 図11は、本発明の第3の実施形態の変形例に係る圧電発電素子の略図的分解斜視図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、下記の実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、下記の実施形態等において参照する各図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子1の略図的斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子1の略図的平面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子1の略図的側面図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電素子1の略図的正面図である。図1〜図4には、x軸と、x軸に直交するy軸と、x軸およびy軸に直交するz軸とからなる直交座標系のx−y−z軸を付記している。ここで、x軸方向が第1の方向であり、y軸方向が第2の方向でありz軸方向が第3の方向である。
圧電発電素子1は、圧電素子10と、ストッパ20と、レバー30とを備えている。
圧電素子10は、圧電体と、電極とを有する。圧電体は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などにより構成することができる。電極は、圧電体において発生した電力を取り出すことができる限りにおいて、どのように配置されていてもよい。電極は、例えば、一対であり、圧電体を狭持するように配置されていてもよい。また、一対の電極のそれぞれは、複数の電極により構成されていてもよい。
本実施形態において、圧電素子10は、柱状である。より具体的には、圧電素子10は、四角柱状である。圧電素子10は、第1の面10aと、第2の面10bとを有する。第1の面10aと第2の面10bとは、x軸方向において互いに対向している。第1の面10aは、x軸方向のx1側に位置している。第2の面10bは、x軸方向のx2側に位置している。なお、圧電素子10は、複数の圧電体層と複数の内部電極とを積層してなる積層型圧電体により構成されていてもよい。また、圧電素子10は、対向する2つの面を有していればよく、柱状ではなく、平板状などの他の形状であってもよい。
ストッパ20は、当接部21と、支持部22と、接続部23と、シャフト24とを有する。当接部21は、第1の面10aのx軸方向のx1側に配置されている。当接部21は、第1の当接面21aを有する。第1の当接面21aは、第1の面10aと対向しており、第1の面10aと当接している。
支持部22は、第2の面10bのx軸方向のx2側に配置されている。支持部22は、接続部23により当接部21に接続されている。接続部23は、圧電素子10のz軸方向のz2側に配置されている。
支持部22には、y軸方向に沿って延びるシャフト24が設けられている。このシャフト24により、レバー30がシャフト24を中心として回転可能に支持されている。従って、レバー30は、第1の方向であるx軸方向に対して垂直な第2の方向であるy軸方向に延びる回転軸を中心としてストッパ20に対して相対的に回転可能である。
レバー30は、当接部31と、変位部32と、接続部33とを有する。当接部31は、第2の面10bのx軸方向のx2側に配置されている。当接部31は、y軸方向において、ストッパ20の内部に配置されている。当接部31は、第2の当接面31aを有する。第2の当接面31aは、第2の面10bと対向しており、第2の面10bに当接している。
変位部32は、第2の面10bよりもx軸方向のx1側に配置されている。具体的には、本実施形態では、変位部32は、第1の面10aよりもx軸方向のx1側に配置されている。変位部32は、y軸方向において、ストッパ20の内部に配置されている。変位部32のz軸方向のz1側の端部は、当接部21のz軸方向のz1側の端部よりも、z1側に位置している。このため、変位部32に対して、z軸方向のz2側への力を容易に加えることができる。
変位部32は、接続部33により当接部31に接続されている。接続部33は、圧電素子10のz軸方向のz2側に配置されている。
圧電発電素子1では、操作者がレバー30を操作したり、圧電発電素子1に振動や外力などが加わったりした際に、レバー30の変位部32にz軸方向のz2側への力が加わって、レバー30が回転軸(シャフト24の中心軸)を中心としてストッパ20に対して相対的に回転すると、その回転に伴って当接部31の第2の当接面31aも回転軸を中心として回転する。このため、当接部31の第2の当接面31aが、圧電素子10の第2の面10bをx軸方向のx1側に向けて押圧する。詳細には、第2の当接面31aが、第2の面10bをx軸方向のx1側であって、z軸方向のz2側に向けて押圧する。このため、圧電素子10に応力が加わる。その結果、圧電素子10において、圧電効果により電力が発生する。
圧電発電素子1には、付勢部材40(図3を参照)が設けられている。付勢部材40は、第2の当接面31aが第2の面10bをx軸方向のx1側に向けて押圧するようにレバー30がストッパ20に対して相対的に回転したときに、そのレバー30の回転方向と逆向きの方向にレバー30、詳細には、レバー30の変位部32を付勢する。このため、この付勢部材40によって、回転したレバー30が元の位置に戻ることが補助される。なお、付勢部材40は、例えば、バネ等により構成することができる。
以上説明したように、圧電発電素子1では、レバー30の変位部32が第2の面10bよりもx軸方向のx1側(第1の面10a側)に位置している。そして、レバー30の接続部33が圧電素子10のz軸方向のz2側に配置されている。よって、圧電発電素子1では、x軸方向において、レバー30の少なくとも一部の位置が圧電素子10の位置と重なっている。従って、圧電発電素子1では、x軸方向(第1の方向)における寸法を小さくすることができる。
また、圧電発電素子1では、当接部31と回転軸との間の最短距離が、変位部32と回転軸との間の最短距離よりも短くなるように、シャフト24が設けられている。このため、てこの原理により、第2の当接面31aの圧電素子10に対する押圧力が大きくなる。従って、圧電発電素子1のさらなる小型化、高発電効率化を図ることができる。
さらに、圧電発電素子1では、レバー30がストッパ20によって回転可能に支持されている。このため、レバー30を支持する部材を、ストッパ20とは別個に設ける必要がない。従って、圧電発電素子1のさらなる小型化を図ることができる。
圧電発電素子1では、付勢部材40が設けられているため、レバー30の変位部32にz軸方向のz2側への応力が加わると、レバー30が複数回揺動し得る。また、付勢部材40によって、レバー30が元の位置にまで復帰するまでに要する時間が短くなる。従って、圧電発電素子1の発電量の増大を図ることができる。
特に、本実施形態では、付勢部材40は、回転軸から離れた位置にある変位部32を付勢するように配置されているため、レバー30が元の位置にまで復帰するまでに要する時間がさらに短くなる。従って、圧電発電素子1の発電量のさらなる増大を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態の他の例について説明する。以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発電素子2の略図的斜視図である。図6は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発電素子2の略図的側面図である。
本発明の第2の実施形態に係る圧電発電素子2は、駆動機構としてのスライド部材50を有する点で、第1の実施形態に係る圧電発電素子1と異なる。スライド部材50は、第1の方向であるx軸方向に沿った応力が圧電発電素子2に加わった際に、レバー30を回転軸を中心として回転させる。
詳細には、スライド部材50は、ストッパ20及びレバー30に対して、第1の方向であるx軸方向に変位可能に設けられている。スライド部材50は、ストッパ20及びレバー30に対して、z軸方向のz1側に配置されている。スライド部材50は、z軸方向のz2側に突出する凸部50aを複数有する。複数の凸部50aは、変位部32に設けられた棒状部材32aとx軸方向に重なるように設けられている。棒状部材32aは、y軸方向に沿って延びるように設けられている。複数の凸部50aは、それぞれ、x軸方向に対して傾斜した一対の傾斜面50a1,50a2を有している。傾斜面50a1のx軸方向(スライド部材50の変位方向)に対する傾斜角と、傾斜面50a2のx軸方向に対する傾斜角とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、傾斜面50a2のx軸方向に対する傾斜角の方が、傾斜角50a1のx軸方向に対する傾斜角よりも大きくてもよい。
なお、本実施形態では、傾斜面50a1,50a2は、それぞれ、平面状であるが、曲面状であってもよい。例えば、複数の凸部50aを有するスライド部材50の輪郭の横断面形状は、例えばサインカーブなどのように、少なくとも一部が曲線により構成された波状の部分を有するものであってもよい。
ところで、特許文献1に記載の圧電発電素子では、圧電発電素子に対して外力が1回加わった際に、圧電体に対して1回のみ応力が加わる。このため、多くの発電量を得るためには、圧電体を大きく変形させる必要がある。このため、圧電体に加わる応力が大きくなるため、圧電体が破損しやすい。
それに対して、圧電発電素子2では、圧電発電素子2に対して外力が1回加わった際に、応力印加部材としてのレバー30が圧電素子10に対して複数回応力を印加するようにレバー30を駆動する、駆動機構としてのスライド部材50が設けられている。圧電発電素子2では、圧電発電素子2にx軸方向に沿った振動や外力が加わると、スライド部材50が、ストッパ20及びレバー30に対して相対的にx軸方向に変位する。その際に、複数の凸部50aの少なくとも1つが棒状部材32aをx軸方向に横切ると、当該凸部50aにより棒状部材32aがz2側に押圧される。スライド部材50がx軸方向に変位する大きさによっては、複数の凸部50aが棒状部材32aをx軸方向に横切ることになり、複数の凸部50aにより棒状部材32aがz2側に複数回押圧される。このため、スライド部材50がx軸方向に沿って一度変位する間に、レバー30が複数回操作される。よって、圧電発電素子2では、レバー30の1回の回転によって圧電素子10に加わる応力の大きさが小さくても、スライド部材50によってレバー30が複数回回転することで圧電素子10に応力が複数回加わるため、全体として大きな発電量が得られる。従って、圧電素子10に一度に大きな応力を加えることなく、大きな発電量を得ることができる。特に、スライド部材50には、バネ等により構成された弾性部材51が接続されているため、スライド部材50に応力が加わった際に、スライド部材50がx軸方向に変位する回数が多くなる。従って、優れた発電効率及びさらに大きな発電量を実現することができる。
また、圧電発電素子2では、z軸方向に沿った振動や外力が加わったときのみならず、x軸方向に沿った振動や外力が加わったときにも電力が発生する。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発電素子3の略図的側面図である。図8は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発電素子3の略図的斜視図である。図9は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発電素子3の略図的分解斜視図である。
本発明の第3の実施形態に係る圧電発電素子3では、ストッパ20にレバー30が直接接続されている。すなわち、ストッパ20とレバー30とが一体に形成されている。圧電発電素子3では、変位部32に、シャフト63が設けられている。一方、ストッパ20には、カム61が回転可能に取り付けられている。カム61は、平面視して非円形である。具体的には、カム61は、平面視して略多角形状、より具体的には、略矩形状である。カム61の外周面と、シャフト63の外周面とは当接している。カム61の中央部には、シャフト62が回転不能に固定されている。シャフト62の外周面には、歯車が設けられている。シャフト62のz軸方向における一方側には、駆動機構としてのスライド部材50が配置されている。スライド部材50は、z軸方向の一方側に突出する複数の凸部50aを有し、x軸方向に変位可能に設けられている。複数の凸部50aは、シャフト62の外周面に設けられた歯車と噛合するように形成されている。
圧電発電素子3では、スライド部材50がx軸方向に沿って変位すると、シャフト62と共に、カム61も回転する。ここで、カム61の形状は非円形であるため、カム61の回転に伴って、シャフト63がz軸方向に沿って揺動する。これに伴い、シャフト63が固定されたレバー30は、ストッパ20とレバー30との接続部分近傍に位置する回転軸Cを中心として回転し、当接部31の第2の当接面31aが圧電素子10の第2の面10bをx軸方向のx1側に向けて押圧する。このため、圧電素子10に応力が加わる。その結果、圧電素子10において、圧電効果により電力が発生する。
従って、圧電発電素子3では、x軸方向に沿った直線的な振動や外力が加わった場合においても、電力が発生する。また、スライド部材50がx軸方向に沿って一度変位すると、レバー30が複数回連続して揺動するため、連続的に電力を発生させることができる。
なお、本実施形態では、スライド部材50に複数の凸部50aを設けると共に、シャフト62の外周面に歯車を設ける例について説明したが、これらは必ずしも必須ではない。スライド部材50とシャフト62との間に発生する摩擦力により、カム61が回転するようにしてもよい。
(第3の実施形態の変形例)
図10は、本発明の第3の実施形態の変形例に係る圧電発電素子4の略図的斜視図である。図11は、本発明の第3の実施形態の変形例に係る圧電発電素子4の略図的分解斜視図である。
本変形例に係る圧電発電素子4は、変速機構70を有する点で、第3の実施形態に係る圧電発電素子3と異なる。変速機構70は、複数のギアにより構成されており、スライド部材50の変位速度に対するカム61の回転速度、即ち、減速比を変化させる機構である。変速機構70を設けることにより、圧電素子10に加わる振動の周波数等の調整が可能となる。
1,2,3,4…圧電発電素子
10…圧電素子
10a…第1の面
10b…第2の面
20…ストッパ
21…当接部
21a…第1の当接面
22…支持部
23…接続部
24…シャフト
30…レバー
31…当接部
31a…第2の当接面
32…変位部
32a…棒状部材
33…接続部
40…付勢部材
50…スライド部材
50a…凸部
50a1,50a2…傾斜面
61…カム
62,63…シャフト
70…変速機構
本発明に係る第1の圧電発電素子は、圧電素子と、ストッパと、レバーとを備える。圧電素子は、第1の面と、第2の面とを有する。第1の面は、第1の方向の一方側に位置している。第2の面は、第1の方向の他方側に位置している。第2の面は、第1の面と対向している。ストッパは、第1の当接面を有する。第1の当接面は、第1の面に当接している。レバーは、当接部と、接続部と、変位部とを有する。当接部は、第2の当接面を含む。第2の当接面は、第2の面に当接している。接続部は、当接部に連ねられている。変位部は、接続部に連ねられており、かつ第2の面よりも第1の方向の一方側に配置されている。レバーは、第1の方向に対して垂直な第2の方向に延びる回転軸を中心としてストッパに対して相対的に回転可能に設けられている。変位部は、第2の方向において、ストッパの内部に配置されている。変位部が回転軸を中心としてストッパに対して相対的に回転した際に、第2の当接面が第2の面を押圧するようにレバーが設けられている。

Claims (7)

  1. 第1の方向の一方側に位置する第1の面と、第1の方向の他方側に位置しており、前記第1の面と対向している第2の面とを有する圧電素子と、
    前記第1の面に当接している第1の当接面を有するストッパと、
    前記第2の面に当接している第2の当接面を含む当接部と、前記第2の面よりも前記第1の方向の一方側に配置されている変位部とを有し、前記第1の方向に対して垂直な第2の方向に延びる回転軸を中心として前記ストッパに対して相対的に回転可能に設けられたレバーと、
    を備え、
    前記変位部が前記回転軸を中心として前記ストッパに対して相対的に回転した際に、前記第2の当接面が前記第2の面を押圧するように前記レバーが設けられている、圧電発電素子。
  2. 前記レバーは、前記ストッパによって回転可能に支持されている、請求項1に記載の圧電発電素子。
  3. 前記当接部と前記回転軸との間の最短距離が、前記変位部と前記回転軸との間の最短距離よりも短い、請求項1または2に記載の圧電発電素子。
  4. 前記レバーが前記ストッパに対して相対的に回転したときに、前記回転方向と逆向きの方向に前記レバーを付勢する付勢部材をさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧電発電素子。
  5. 前記付勢部材は、前記変位部を付勢する、請求項4に記載の圧電発電素子。
  6. 前記レバーを前記回転軸を中心として複数回回転させる駆動機構をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の圧電発電素子。
  7. 圧電体と、
    前記圧電体に応力を加える応力印加部材と、
    を備える圧電発電素子であって、
    前記圧電発電素子に外力が加わった際に、前記応力印加部材が前記圧電体に対して複数回応力を印加するように前記応力印加部材を駆動する駆動機構と、
    を備える、圧電発電素子。
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