JPWO2013061558A1 - 角速度センサとそれに用いられる検出素子 - Google Patents

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Abstract

互いに直交するX軸、Y軸、Z軸のうちの少なくとも1軸周りにおいて角速度を検出する検出素子は、支持体と、第1〜第4振動アームと、第1〜第4錘と、重量調整部とを有する。各振動アームの第1端は支持体に接続され、第2端にはそれぞれの錘が接続されている。各振動アームはXY平面内に延伸している。第1振動アーム及び第1錘と第2振動アーム及び第2錘とは支持体を通るX軸に対して対称である。第1振動アーム及び第1錘と第3振動アーム及び第3錘とは支持体を通るY軸に対して対称である。第2振動アーム及び第2錘と第4振動アーム及び第4錘とは支持体を通るY軸に対して対称である。重量調整部は第1〜第4錘または第1〜第4振動アームのうち対角位置の2つのみに設けられている。

Description

本発明は、携帯端末や車両等に用いられる角速度センサとそれに用いられる検出素子に関する。
図8は従来の角速度センサに用いられる検出素子101の平面図である。検出素子101は支持体102と、振動アーム103A〜103Dと、錘104A〜104Dとを有する。振動アーム103A〜103Dは支持体102の側面に接続されている。振動アーム103A〜103Dの他端にはそれぞれ錘104A〜104Dが接続されている。振動アーム103A〜103Dは例えば圧電材料で形成されている。
振動アーム103A〜103Dには図示しない駆動部が形成されている。この駆動部に交流の駆動電圧を印加することによって、振動アーム103A〜103Dおよび錘104A〜104DがXY平面内で振動する。X軸またはY軸周りに角速度が加わった際には、XY平面と直交するZ軸方向のコリオリの力が検出素子101に働く。その際に生じる検出素子101の歪みに基づいて角速度を検出できる。また、Z軸周りに角速度が加わった際には、XY平面内の振動方向に直交する方向のコリオリの力が検出素子101に働く。その際に生じる検出素子101の歪みに基づいて角速度を検出できる。このように、検出素子101は一つの振動子で直交する3軸の周りの角速度を検出することができる。
Z軸周りの角速度を検出するためには各振動アーム103A〜103D上に歪み検出用の検出電極105〜112を配置するのが良い。しかし、駆動振動時にはアーム103A〜103Dがそれぞれ歪むために、検出電極105〜112には、角速度を検出する以外に常に電極上に不要な信号が発生する。このような不要信号を打ち消すために、検出電極105〜112を適切な組み合わせで信号の差分を取るような信号処理回路と接続することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−046058号公報
本発明による検出素子は互いに直交するX軸、Y軸、Z軸のうちの少なくとも1軸の周りにおいて角速度を検出する。この検出素子は支持体と、第1〜第4振動部と、重量調整部とを有する。第1振動部は、第1振動アームと、第1錘とを有する。第1振動アームは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体に接続され、X軸とY軸とで形成されるXY平面内に延伸している。第1錘は第1振動アームの第2端に接続されている。第2振動部は第2振動アームと第2錘とを有する。第2振動アームは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体に接続され、XY平面内に延伸している。第2振動アームは支持体を通るX軸に対して第1振動アームと線対称である。第2錘は第2振動アームの第2端に接続され、支持体を通るX軸に対して第1錘と線対称である。第3振動部は第3振動アームと第3錘とを有する。第3振動アームは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体に接続され、XY平面内に延伸している。第3振動アームは支持体を通るY軸に対して第1振動アームと線対称である。第3錘は第3振動アームの第2端に接続され、支持体を通るY軸に対して第1錘と線対称である。第4振動部は第4振動アームと第4錘とを有する。第4振動アームは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体に接続され、XY平面内に延伸している。第4振動アームは支持体を通るY軸に対して第2振動アームと線対称である。第4錘は第4振動アームの第2端に接続され、支持体を通るY軸に対して第2錘と線対称である。重量調整部は第1振動部と第4振動部、第2振動部と第3振動部のうちのいずれか一方の組の二つの振動部のみに設けられている。また本発明による角速度センサは上記検出素子と、検出素子の検出部より出力された信号を受けて、前記信号を処理する検出回路とを有する。
この構成により、検出素子に発生するXY平面外方向への振動を抑えつつ、加工ばらつきに起因する不要信号のばらつきを抑制することができる。その結果、X軸周りやY軸周りの角速度を検出する信号に影響を与えることなく、不要信号を打ち消すことができる。
図1は本実施の形態における角速度センサを含む、角速度検出のための構成を示すブロック図である。 図2は図1に示す角速度センサにおける検出素子の平面図である。 図3は図2に示す検出素子の駆動振動の説明図である。 図4は図2に示す検出素子の検出振動の説明図である。 図5は駆動振動時、検出振動時それぞれの際に図2に示す検出素子の検出電極上に発生する電荷の極性を表す図である。 図6は図2に示す検出素子において重量調整部が対角に設けられていない場合の駆動振動時の変位量コンター図である。 図7は図2に示す検出素子において重量調整部が対角に設けられている場合の駆動振動時の変位量コンター図である。 図8は従来の角速度センサの検出素子の平面図である。
本発明の実施の形態の説明に先立ち、図8に示す従来の構成における問題点について説明する。Z軸周りの角速度を検出する検出電極105〜112を適切に組み合わせれば、駆動振動による不要信号を打ち消すことができる。しかし、実際に振動子を作製すると、わずかな加工のばらつきから4本の振動アーム103A〜103Dの駆動振動時の振幅の大きさに差が生じる。これによって検出電極103A〜103D上の不要信号にもばらつきが生じるため、不要信号を打ち消すことができない。この不要信号が原因となって、角速度検出信号のノイズが検出素子ごとにばらつく。
以下、本発明の実施の形態による角速度センサと、この角速度センサに用いられる検出素子について図面を参照しながら説明する。図1は本実施の形態における角速度センサを含む、角速度検出のための構成を示すブロック図である。図2は本実施の形態における角速度センサの検出素子の平面図である。
図1において、検出回路50と角速度を検出する検出素子1とは、角速度センサを構成している。検出回路50は検出素子1から出力された信号を受けて処理する。検出回路50で処理された信号は、外部回路70へ出力される。駆動回路60は検出素子1に交流電圧を供給する。
図2に示す検出素子1は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸周りにおいて角速度を検出する。検出素子1は、支持体2と、第1振動部23Aと、第2振動部23Bと、第3振動部23Cと、第4振動部23Dと、重量調整部13、14とを有する。
第1振動部23Aは第1振動アーム(以下、アーム)3Aと、第1錘(以下、錘)4Aとを有する。アーム3Aは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体2に接続されている。また第2端には錘4Aが接続されている。
同様に、第2振動部23Bは第2振動アーム(以下、アーム)3Bと、第2錘(以下、錘)4Bとを有する。アーム3Bは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体2に接続されている。また第2端には錘4Bが接続されている。アーム3Bは支持体2を通るX軸に対してアーム3Aと線対称であり、錘4BはこのX軸に対して錘4Aと線対称である。
第3振動部23Cは第3振動アーム(以下、アーム)3Cと、第3錘(以下、錘)4Cとを有する。アーム3Cは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体2に接続されている。また第2端には錘4Cが接続されている。アーム3Cは支持体2を通るY軸に対してアーム3Aと線対称であり、錘4CはこのY軸に対して錘4Aと線対称である。
第4振動部23Dは第4振動アーム(以下、アーム)3Dと、第4錘(以下、錘)4Dとを有する。アーム3Dは第1端と第2端とを有し、第1端が支持体2に接続されている。また第2端には錘4Dが接続されている。アーム3Dは支持体2を通るY軸に対してアーム3Bと線対称であり、錘4DはこのY軸に対して錘4Bと線対称である。
各アーム3A〜3DはX軸とY軸とで形成されるXY平面内に延伸している。各アーム3A〜3D上にはZ軸周りの角速度を検出するために歪み検出用の検出電極5〜12が配置されている。検出電極5〜12は図1に示す検出回路50に接続されている。また各アーム3A〜3D上には各アーム3A〜3Dを駆動するための駆動部21A〜21Dがそれぞれ形成されている。駆動部21A〜21Dは図1に示す駆動回路60に接続されている。
重量調整部13、14は第1振動部23Aと第4振動部23D、第2振動部23Bと第3振動部23Cのうちのいずれか一方の組の二つの振動部のみに設けられている。すなわち、第1振動部23A〜第4振動部23Dのうち、対角に位置する2つの振動部のみに重量調整部13、14が設けられている。図2に示す例では錘4B、4Cのみに重量調整部13、14が設けられている。
以下、各構成要素について説明する。支持体2は検出素子1を支持する固定部材である。支持体2は、検出素子1を格納するパッケージ(図示せず)に別の支持部材や接着剤等を用いて固定される。
アーム3A〜3Dは支持体2の側面にそれぞれ第1端が接続される略J字状の形状をしており、それぞれの第2端に錘4A〜4Dが接続されている。アーム3A〜3Dおよび錘4A〜4DはXY平面内で駆動振動させることができ、また、Z軸方向にも撓ませることができる。
支持体2、アーム3A〜3D及び錘4A〜4Dは、水晶、LiTaO又はLiNbO等の圧電材料を用いて形成しても良いし、シリコン、ダイアモンド、溶融石英、アルミナ又はGaAs等の非圧電材料を用いて形成しても良い。特に、シリコンを用いることにより、微細加工技術を用いて非常に小型に形成することが可能になるとともに、回路等のICと一体に形成することも可能となる。
支持体2、アーム3A〜3D及び錘4A〜4Dは、それぞれ異なる材料又は同一の材料から形成した後に組み立てて形成しても良いし、同一の材料を用いて一体に形成しても良い。同一の材料を用いて一体に形成する場合、ドライエッチング又は、ウェットエッチングを用いることにより、支持体2、アーム3A〜3D及び錘4A〜4Dを同一プロセスで形成することができる。そのため、検出素子1を効率的に製造することができる。
アーム3A〜3D上には前述のように圧電素子と駆動電極で構成された駆動部21A〜21Dがそれぞれ配置されている。駆動部21A〜21Dに交流の駆動電圧を印加すると、アーム3A〜3D及び錘4A〜4DがXY平面内に駆動振動する。一方、角速度検出用の検出電極5〜12は、アーム3A〜3D上に設けられた圧電素子からなる検出部上に配置されている。検出電極5〜12は角速度が加わった際の歪みを電荷として検出する。
重量調整部13、14は錘4B、4Cのみに設けられている。重量調整部13は錘4Cの2箇所に設けられている。このように重量調整部は一つの錘の複数の箇所に設けられていても良い。重量調整部13、14は、例えばレーザートリミングなどの手法で錘の一部を除去して重量を減らして形成しても良いし、印刷やマスク蒸着などの手法で錘の重量を増やして形成しても良い。すなわち、重量調整部13、14は錘4B、4Cの重量を調整した痕跡である。
次に、角速度センサの原理を説明しながら、本実施の形態による効果を説明する。圧電素子からなるアーム上の駆動部21A〜21Dに外部の駆動回路60から交流の電圧を印加されると、各アーム3A〜3Dと各錘4A〜4Dが図3に示すような駆動時錘振動方向にXY平面上で振動する。
このとき、Z軸周りに角速度が加わると、図4に示すように各錘4A〜4Dに対して、駆動時錘振動方向とXY平面上で直交した方向にコリオリ力が発生する。以下、このコリオリ力の発生する方向をコリオリ力方向Zと称す。発生したコリオリ力により、コリオリ力方向Zに検出振動が励振される。検出電極5〜12は、このコリオリ力によって発生した各アーム3A〜3Dの歪みを検出する。このようにしてZ軸周りの角速度を検出できる。
ただし、検出電極5〜12には駆動振動時に常に各アーム3A〜3Dの歪みが検出される。以下、角速度の検出以外で検出される信号を「不要信号」と呼ぶ。不要信号は角速度を検出するときの信号に比べてはるかに大きい。そのため、角速度出力を外部の回路で増幅する際にノイズとなる。
検出電極5〜12に駆動振動時とZ軸周りに角速度が加わったときの検出振動時に発生する電荷は、それぞれ圧電素子に加わる力が圧縮方向か引っ張り方向かの違いから図5のような極性になる。ここで、Z軸周りに角速度が加わったときに各検出電極5〜12から出力される信号を、数式(1)を用いて演算する。すると、駆動振動時には電荷の+と−が相殺されて不要信号が打ち消される。一方、検出振動時には電荷の+と−で差分を取る関係になるので角速度検出による信号は検出される。ここで、(電極X)は、各検出電極から出力される電荷量を表している。
Figure 2013061558
理想的にアーム3A〜3Dや錘4A〜4Dが駆動振動時に完全に同振幅であれば各歪み検出用の検出電極5〜12に発生する電荷は値が同じで極性が逆になるので打ち消される。しかし、わずかにアームや錘の加工形状にばらつきが発生すると、アームや錘の振動量にばらつきが生じる。そのため、検出電極5〜12上に発生する電荷量もばらつき、結果として不要信号は差分でも打ち消されなくなる。実際に検出素子を作製して数式(1)にしたがって不要信号を評価すると、不要信号は完全には打ち消されずに検出素子ごとにばらつきが発生する。
この加工ばらつきに起因する不要信号のばらつきを低減するために、本実施の形態では重量調整部13、14が設けられている。重量調整部13、14において、錘の重量を削減することで強制的にアームや錘の振動量を増やすことができる。あるいは、錘の重量を付加することでアームや錘の振動量を減らすことができる。その結果、各アームや錘の振動量ばらつきを低減させ、不要信号のばらつきを抑えることができる。
ここで、検出素子を作製後に実際に不要信号量を計測してから、その値に応じて重量調整量を決定しても良い。すなわち、加工のばらつきで不要信号が発生した検出素子でも、重量調整部13、14を設けることで強制的にアーム3A〜3Dの駆動振動時の振幅量をそろえ、不要信号を打ち消すことができる。また、あらかじめ不要信号量が予測できるならば、その値に応じて検出素子を作製する段階で重量調整を行っても良い。
不要信号を調整するだけであれば、重量調整部を必ずしも対角箇所に設ける必要はない。しかしながら、対角箇所にそれぞれ重量調整部を設けることによって、検出素子1に発生するXY平面外方向の振動を抑えることができる。これを有限要素法によるシミュレーション解析の結果に基づいて説明する。
図6、図7は解析で得られた駆動振動時の検出素子1のZ軸方向への変位量のコンター図である。図6、図7において、変位量が大きい箇所ほど密度の高いハッチングで示している。図6では、錘4Cの一部を除去して錘4Cのみに重量調整部13を設けている。すなわち、錘4A〜4Dのうち錘4Cのみ軽くなっている。そのために、アーム3A〜3D及び錘4A〜4DはXY平面内のみの振動のみではバランスが取れず、錘4A〜4Dが大きくZ軸方向へと振動している。このようなZ軸方向への錘4A〜4Dの動きは検出素子1において、X軸周りやY軸周りの角速度を検出する際の不要信号の発生要因となり、Z軸周りの不要信号と同様に多軸角速度センサにおいて望ましくない。
一方、図7に示すように対角位置にある錘4B、4Cにそれぞれ重量調整部13、14を設けると、錘4B、4Cがバランスを取り合う。そして重量調整を施していない錘4A、4Dもバランスを取り合う。その結果、Z軸方向への錘の動きを大きく抑制できる。そのため、X軸周りやY軸周りの角速度を検出する際の不要信号への影響を抑えることができる。
錘4A〜4Dの面積は比較的大きいために重量調整部13、14を配置しやすい。また錘4A〜4Dには圧電素子による駆動部や検出部がない。そのため、以上の説明では、錘4A〜4Dに重量調整部13、14が設けられている。しかしながら、対角に位置するアーム3A、3Dのみ、またはアーム3B、3Cのみに重量調整部が設けられていてもよい。この場合にも上記の効果は得られる。すなわち、第1振動部23Aと第4振動部23D、第2振動部23Bと第3振動部23Cのうちのいずれか一方の組の二つの振動部のみに重量調整部が設けられていればよい。
このように検出素子1では、対角に位置する2つの振動部に重量調整部13、14を設けることで錘4A〜4Dの振動バランスを取っている。そのため、重量調整部13、14は、アーム3A〜3Dと錘4A〜4Dとを含むすべての重心点に対して点対称に設けることが好ましい。すなわち、重量調整部13、14は検出素子1の重心点に対して点対称に設けられていることが好ましい。このような配置により、Z軸方向への錘の動きを最も抑制できる。
以上のように、角速度センサにおいて、X軸周りやY軸周りの角速度検出時の不要信号を抑えながら、Z軸周りの角速度検出時の不要信号を打ち消すことができる。そのため、角速度センサのノイズばらつきを小さくすることができる。
なお、以上の説明において、検出素子1は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸周りにおいて角速度を検出する。しかしながら必ずしもX軸、Y軸、Z軸周りの角速度全てを検出する必要はない。X軸、Y軸、Z軸のうちのいずれか1軸周り、もしくは2軸周りの角速度を検出する場合にも本実施の形態による構成は有効である。
本発明による角速度センサは、角速度出力のノイズばらつきを抑制できることから、カメラの手振れ補正用途から車両制御用途まで適用できる。
1 検出素子
2 支持体
3A 第1振動アーム(アーム)
3B 第2振動アーム(アーム)
3C 第3振動アーム(アーム)
3D 第4振動アーム(アーム)
4A 第1錘(錘)
4B 第2錘(錘)
4C 第3錘(錘)
4D 第4錘(錘)
5,6,7,8,9,10,11,12 検出電極
13,14 重量調整部
21A,21B,21C,21D 駆動部
23A 第1振動部
23B 第2振動部
23C 第3振動部
23D 第4振動部
50 検出回路
60 駆動回路
70 外部回路
次に、角速度センサの原理を説明しながら、本実施の形態による効果を説明する。アーム上の、圧電素子からなる駆動部21A〜21Dに外部の駆動回路60から交流の電圧を印加されると、各アーム3A〜3Dと各錘4A〜4Dが図3に示すような駆動時錘振動方向にXY平面上で振動する。

Claims (5)

  1. 互いに直交するX軸、Y軸、Z軸のうちの少なくとも1軸周りにおいて角速度を検出する検出素子であって、
    支持体と、
    第1端と第2端とを有し、前記第1端が前記支持体に接続され、前記X軸と前記Y軸とで形成されるXY平面内に延伸した第1振動アームと、前記第1振動アームの前記第2端に接続された第1錘と、を有する第1振動部と、
    第1端と第2端とを有し、前記第1端が前記支持体に接続され、前記XY平面内に延伸し、前記支持体を通るX軸に対して前記第1振動アームと線対称な第2振動アームと、前記第2振動アームの前記第2端に接続され、前記支持体を通る前記X軸に対して前記第1錘と線対称な第2錘と、を有する第2振動部と、
    第1端と第2端とを有し、前記第1端が前記支持体に接続され、前記XY平面内に延伸し、前記支持体を通るY軸に対して前記第1振動アームと線対称な第3振動アームと、前記第3振動アームの前記第2端に接続され、前記支持体を通る前記Y軸に対して前記第1錘と線対称な第3錘と、を有する第3振動部と、
    第1端と第2端とを有し、前記第1端が前記支持体に接続され、前記XY平面内に延伸し、前記支持体を通る前記Y軸に対して前記第2振動アームと線対称な第4振動アームと、前記第4振動アームの前記第2端に接続され、前記支持体を通る前記Y軸に対して前記第2錘と線対称な第4錘と、を有する第4振動部と、
    前記第1振動部と前記第4振動部、前記第2振動部と前記第3振動部のうちのいずれか一方の組の二つの振動部のみに設けられた重量調整部と、を備えた、
    検出素子。
  2. 前記重量調整部は前記第1錘と前記第4錘、前記第2錘と前記第3錘のうちのいずれか一方の組の二つの錘のみに設けられた、
    請求項1記載の検出素子。
  3. 前記重量調整部は前記第1振動アームと前記第4振動アーム、前記第2振動アームと前記第3振動アームのうちのいずれか一方の組の二つの振動アームのみに設けられた、
    請求項1記載の検出素子。
  4. 前記重量調整部は前記検出素子の重心点に対して点対称に設けられた、
    請求項1記載の検出素子。
  5. 請求項1記載の検出素子と、
    前記検出素子の検出部より出力された信号を受けて、前記信号を処理する検出回路と、を備えた、
    角速度センサ。
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