JPWO2013047010A1 - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

カメラ10は、撮影光学系と撮像素子21aとファインダ装置15とを有する。ファインダ装置15は、光路上に挿脱可能な変倍レンズ64と、ファインダ窓16から入射する光を遮断する閉状態とファインダ窓16から入射する光を通過させる開状態とを切り替え可能なシャッタ62とを含む。カメラ10は、撮影光学系の焦点距離に応じて変倍レンズ64の挿脱を制御するドライバ54と、シャッタ62の状態を制御するドライバ53と、CPU82とを備え、CPU82は、変倍レンズ64の移動中はシャッタ62を閉状態に制御する。

Description

本発明は、ファインダ装置を搭載する撮像装置に関する。
撮影光学系の焦点距離に応じて、ファインダ倍率を簡易な機構によって変更することができる撮像装置のファインダ構造が提案されている(特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に記載の撮像装置は、広角側レンズと望遠側レンズとのいずれかの変倍レンズを、ファインダ装置の光路上に挿入することができるようになっており、撮影光学系の焦点距離に応じてファインダ倍率を簡単に変更することができるようになっている。
日本国特開平11−38477号公報 日本国特開平1−217432号公報
特許文献1,2に記載されたような構造のファインダ装置は、光路上に変倍レンズを機械的に出し入れするものである。このため、変倍レンズの移動開始から変倍レンズの移動完了までの間、ファインダ装置の接眼窓から見える光学像は乱れることになる。変倍レンズの移動には例えば1,2秒程度かかるため、光学像が乱れる時間は無視できるほど短いものではない。このため、変倍レンズを機械的に出し入れする構造のファインダ装置では、変倍レンズの移動時に、観察者に違和感を与えてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ファインダ装置の観察者に違和感を与えることなく、ファインダ倍率を変更することのできる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、焦点距離可変の撮影光学系と、上記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、上記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、上記ファインダ装置は、上記ファインダ装置の光路上に挿脱可能かつ上記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、上記ファインダ装置の被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して上記ファインダ装置の接眼窓へのその光の入射を禁止する閉状態と上記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させてその光を上記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタとを含み、上記撮影光学系の焦点距離に応じて上記変倍レンズの挿脱を制御する変倍レンズ制御部と、上記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部とを備え、上記ファインダシャッタ制御部は、上記変倍レンズ制御部によって上記変倍レンズが挿脱のために移動されている間は、上記ファインダシャッタを閉状態に制御するものである。
本発明によれば、ファインダ装置の観察者に違和感を与えることなく、ファインダ倍率を変更することのできる撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図 図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図 図1に示すデジタルカメラ10の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャート 図1に示すデジタルカメラ10の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャート ファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像の一例を示す図 図4に示したフローチャートの変形例を示す図 ファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像の一例を示す図 デジタルカメラ10の動作の変形例を説明するためのフローチャート デジタルカメラ10の動作の変形例を説明するためのフローチャート ファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像の一例を示す図 図6に示したフローチャートの変形例を示す図 デジタルカメラ10の設定画面例を示す図 ファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像の一例を示す図 図12に示した設定画面にしたがって各種焦点距離を設定したときのデジタルカメラ10の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャート 動画撮影モード時におけるデジタルカメラ10の動作を説明するためのフローチャート ファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像の一例を示す図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下では撮像装置としてのデジタルカメラについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図である。
デジタルカメラ10は、矩形の筐体11を備える。筐体11の正面中央には沈胴式のレンズ鏡筒12が設けられている。レンズ鏡筒12内に撮影レンズ(焦点位置合わせ用のフォーカスレンズやズームレンズ等)13が収納されている。
筐体11の上端面の片側にはシャッターレリーズボタン14が設けられている。筐体11の上端面のシャッターレリーズボタン14とは反対側の角にはファインダ装置15が設けられている。ファインダ装置15の被写体側ファインダ窓16は、筐体11正面の角部に設けられている。被写体側ファインダ窓16と対向する筐体11の背面側の部分に、ファインダ装置15の接眼窓17が設けられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図である。
デジタルカメラ10は、CCD型の固体撮像素子21aと、固体撮像素子21aの前段に置かれた撮影光学系と、固体撮像素子21aの出力信号(撮影画像信号)をアナログ信号処理するCDSAMP25aと、CDSAMP25aの出力信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(A/D)変換器26aと、ファインダ装置15とを備える。撮影光学系は、撮影レンズ13(ズームレンズを13a、フォーカスレンズを13bとしている)と、絞り(アイリス)24とを含んで構成されている。
なお、固体撮像素子21aは、図2の例ではCCD型であるが、CMOS型等の他の形式の固体撮像素子でも良い。
ファインダ装置15は、被写体側ファインダ窓16と、接眼窓17と、OVFシャッタ62と、変倍レンズ64と、焦点距離固定の対物レンズ65と、ハーフミラー63を内部に持つプリズム66と、表示部61とを備える。被写体側ファインダ窓16と接眼窓17との間には、OVFシャッタ62と、変倍レンズ64と、対物レンズ65と、プリズム66とが、ファインダ装置15の入射光軸Lに沿ってこの順に配置されている。
OVFシャッタ62は、光軸Lに沿う光路上に挿脱可能に設けられている。OVFシャッタ62は、ファインダ装置15の光路上に挿入された閉状態と、ファインダ装置15の光路上から退避させられた開状態とをとることができる。
OVFシャッタ62は、閉状態では、被写体側ファインダ窓16を覆う位置に挿入される。このため、この閉状態では、被写体側ファインダ窓16に入射した光はOVFシャッタ62によって遮断され、当該光が接眼窓17に入射することはない。
OVFシャッタ62は、開状態では、被写体側ファインダ窓16を覆わない位置に退避させられる。このため、この開状態では、被写体側ファインダ窓16に入射した光はOVFシャッタ62によって遮断されずに通過し、当該光が接眼窓17に入射する。
OVFシャッタ62は、光を吸収又は反射する板状の部材を機械的に出し入れするものであってもよいし、電気的に透過率を制御できる素子(例えば液晶シャッタ)であってもよい。
変倍レンズ64は、ファインダ装置15の光路上に挿脱可能に設けられている。変倍レンズ64は、ファインダ装置15の焦点距離を変更する(本例では望遠側に伸ばす)ためのものである。変倍レンズ64は、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離(ズームレンズ13aの位置で決まる値)が最小値以上第一の閾値以下の範囲では、ファインダ装置15の光路上から退避した位置に制御される。また、変倍レンズ64は、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離が第一の閾値を超えて最大値までの範囲では、ファインダ装置15の光路上に挿入した位置に制御される。
ハーフミラー63は、光軸Lに対して斜め45度に設置されている。
表示部61は、例えば液晶表示装置によって構成されており、ハーフミラー63に隣接しかつ光軸Lに対し平行に配置されている。表示部61は、表示画面上において情報を表示させたい部分だけバックライトの光を透過させ、それ以外の部分のバックライト光は透過させないようにする(黒表示にする)ことで、情報の表示を行う。
これにより、OVFシャッタ62が開状態のときには、ハーフミラー63を透過した被写体からの入射光(OVF光学像)と、表示部61から発せられハーフミラー63で反射した光(表示部61に表示されるEVF画像)とが重畳された像を、接眼窓17から確認することができる。
OVFシャッタ62を開状態としかつ表示部61を非表示状態(オフ)にすることで、ファインダ装置15は光学式ビューファインダ(OVF)として使用される。また、OVFシャッタ62を閉状態としかつ表示部61を表示状態(オン)にすることで、ファインダ装置15は電子ビューファインダ(EVF)として使用されることになる。
更に、OVFシャッタ62を開状態としかつ表示部61を表示状態にすることで、被写体の構図と、表示部61に表示される画像とを同時に同一ファインダ枠内で確認することができる。
なお、ファインダ装置15は、OVFシャッタ62が開状態のときに、表示部61に表示する画像と被写体側ファインダ窓16から見える被写体像(OVF光学像)とが重畳された像を、接眼窓17を通して観察可能なものであればよく、他の構造を採用することもできる。例えば、図2のファインダ装置15の構成からプリズム66と表示部61を削除し、プリズム66があった位置に、シースルー型の表示部を表示面が光軸Lに対して垂直になるように配置したものであってもよい。
デジタルカメラ10は、更に、A/D変換器26aから出力されるデジタルの撮影画像信号を取り込む画像入力コントローラ80と、このデジタルカメラ10の全体を統括制御する演算処理装置(CPU)82と、画像入力コントローラ80によって取り込まれた撮影画像信号を画像処理して撮影画像データを生成する画像信号処理回路83と、固体撮像素子21aから出力される撮影画像信号から焦点位置を検出するAF検出回路84と、露出量,ホワイトバランスを自動検出するAE&AWB検出回路35と、ワークメモリとして使用するRAMや各種データを記憶するROM等を含むメモリ36と、画像処理後の撮影画像データをJPEG画像やMPEG画像に圧縮する圧縮処理回路39と、カメラ背面等に設けられた液晶表示装置(LCD)40に撮影画像やライブビュー画像を表示させたり、後述する各種画像をファインダ装置15内の表示部61に表示させたりする表示制御部81と、記録媒体42に撮影画像データを記録するメディアコントローラ43と、これらを相互接続するバス44とを備える。
CPU82には、図1に示したシャッターレリーズボタン14と図示しないズームボタンを含む操作部50が接続されている。この操作部50を介して入力されるユーザ指示に基づき、CPU82はデジタルカメラ10を制御する。
デジタルカメラ10は、更に、ズームレンズ13aの駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ46と、フォーカスレンズ13bの駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ47と、絞り24の絞り制御を行う駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ48と、OVFシャッタ62の位置制御を行うモータに駆動パルスを供給するモータドライバ53と、変倍レンズ64の位置制御を行うモータに駆動パルスを供給するモータドライバ54と、固体撮像素子21aに駆動タイミングパルスを供給するタイミングジェネレータ49とを備える。モータドライバ46,47,48,53,54及びタイミングジェネレータ49は、CPU82からの指令に基づいて動作する。また、CDSAMP25aもCPU82からの指令に基づいて動作する。
次に、以上のように構成されたデジタルカメラ10の撮影モード時の動作について説明する。以下では、一例として、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離の最小値を35mm、変倍レンズ64を移動させるときの焦点距離の閾値(上記第一の閾値)を101mm、撮影光学系の焦点距離の最大値を150mm、変倍レンズ64挿入前のファインダ装置15の焦点距離を35mm、変倍レンズ64挿入後のファインダ装置15の焦点距離を100mmとして説明する。また、OVFシャッタ62は、撮影モード設定時には開状態になっているものとする。また、撮影モードに設定された時点では、変倍レンズ64は光路上に挿入されていないものとする。
図3及び図4は、図1に示すデジタルカメラ10の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャートである。
撮影モードに設定されると、CPU82は、ファインダ装置15をOVFとして使用するOVFモード(ファインダ装置15の対物レンズ65を通して被写体像を確認するモード)の設定がなされているかどうかを判定する(ステップS1)。
OVFモードの設定がなされていない場合(ステップS1:NO)、CPU82はモータドライバ53を介してOVFシャッタ62を閉状態に制御する(ステップS2)。続いて、CPU82は、撮像素子21aによって撮影して得られるライブビュー画像を、表示制御部81を介して表示部61又は液晶表示装置40に表示させる(ステップS13)。ライブビュー画像をどちらの表示部に表示させるかは、ユーザによって設定可能である。また、表示部61と表示部40の両方にライブビュー画像を表示させる設定も可能である。
ステップS13の後、CPU82は、ステップS14において再びOVFモードの設定を確認し、OVFモードが設定されていれば、OVFシャッタ62を開状態に制御すると共にステップS3の処理を行い、OVFモードが設定されていなければステップS13の処理を継続して行う。
ステップS1の判定がYESのとき、CPU82は、ズームレンズ13aの位置によって決まる焦点距離に基づいて、接眼窓17から見える被写界範囲における撮影光学系の撮影範囲を示すブライトフレーム枠(BF枠)の表示用データを生成する。また、CPU82は、フォーカスレンズ13bの位置に応じて、上記撮影範囲におけるフォーカスエリアを示すAF枠の表示用データを生成する。そして、CPU82は、これら表示用データを表示制御部81に送信し、表示制御部81が、これら表示用データに基づくBF枠とAF枠を表示部61に表示させる(ステップS3)。
ステップS3の後、CPU82は、操作部50に含まれるズームボタンによるズーム操作がなされたか否かを判定する(ステップS4)。
ズーム操作がなされなかった場合(ステップS4:NO)、CPU82は、フォーカスレンズ13bが移動したかどうかを判定する(ステップS5)。そして、CPU82は、フォーカスレンズ13bが移動していた場合(ステップS5:YES)はステップS3に処理を戻し、フォーカスレンズ13bの位置に応じて表示部61に表示させるAF枠を更新する。
フォーカスレンズ13bが移動していない場合(ステップS5:NO)、CPU82は、ステップS6にてOVFモードが設定されているか否かを判定する。CPU82は、OVFモードが設定されていれば(ステップS6:YES)ステップS4に処理を戻し、OVFモードが設定されていなければ(ステップS6:NO)、ステップS2の処理を行う。
ズーム操作がなされた場合(ステップS4:YES)、CPU82は、このズーム操作に応じて変化した焦点距離が上記第一の閾値(=101mm)以上か否かを判定する(図4のステップS7)。CPU82は、ステップS7の判定がYESのときにステップS8以降の処理を行い、ステップS7の判定がNOのときにステップS15以降の処理を行う。
ステップS8とステップS15において、CPU82は、ファインダ装置15の光路上に変倍レンズ64が挿入されているかどうかを判定する。
ステップS15の判定において、ファインダ装置15の光路上に変倍レンズ64が挿入されていなかった場合(ステップS15:NO)、CPU82は図3のステップS3の処理を行う。
図5のFIG5Aは、撮影モード開始後にズーム操作を行って焦点距離が50mmになったときのファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像を示した図である。この図に示すように、観察像は、被写体側ファインダ窓16から見えるOVF光学像32にBF枠30とAF枠31が重畳されたものとなっている。
図5のFIG5Bは、FIG5Aの状態から更に望遠側にズーム操作がなされて、焦点距離が100mmになったとき(ステップS7:NOかつステップS15:NOのとき)のファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像を示した図である。この図に示すように、ズーム操作によって焦点距離が大きくなると、それに合わせて、BF枠30が小さく表示される。
CPU82は、ステップS8の判定において、ファインダ装置15の光路上に変倍レンズ64が挿入されていた場合(ステップS8:YES)は図3のステップS3の処理を行い、ファインダ装置15の光路上に変倍レンズ64が挿入されていない場合(ステップS8:NO)はステップS9の処理を行う。
例えば、図5のFIG5Bの状態(焦点距離=100mm)からズーム操作によって焦点距離が101mmになると、CPU82はステップS9の処理を行う。ステップS9において、CPU82は、OVFシャッタ62を閉状態に制御すると共に、表示部61をオフ(表示部61を全面黒表示、バックライトをオフ、又は表示部61の電源をオフ)する。
続いて、CPU82は、モータドライバ54を介して、光路上への変倍レンズ64の挿入を開始する(ステップS10)。
図5のFIG5Cは、FIG5Bの状態から更に望遠側にズーム操作がなされ、ステップS9の処理が行われた後のファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像を示した図である。ステップS9の処理により、OVFシャッタ62は閉状態になり、表示部61はオフになる。このため、この図に示したように、接眼窓17からは、表示部61の黒画面とOVFシャッタ62そのものとが重畳された像33が見えることになる。
ステップS10では、変倍レンズ64が移動を開始するが、このとき、変倍レンズ64はOVFシャッタ62によって遮光されている。このため、変倍レンズ64の移動している様子が観察窓17から見えてしまうことはない。
ステップS10において変倍レンズ64の挿入を開始した後、CPU82は、変倍レンズ64の挿入が完了したかを判定する(ステップS11)。変倍レンズ64の挿入が完了すると(ステップS11:YES)、CPU82は、OVFシャッタ62を開状態に制御すると共に、表示部61をオンし(ステップS12)、図3のステップS3の処理を行う。
図5のFIG5Dは、FIG5Cの状態から変倍レンズ64の移動が完了した後の接眼窓17から見える観察像を示す図である。この図に示すように、変倍レンズ64の移動完了後は、FIG5Bに示したBF枠30内の被写体像が拡大された像が接眼窓17から見え、この被写体像の僅か内側にBF枠30が重畳される。
CPU82は、ステップS15の判定において、ファインダ装置15の光路上に変倍レンズ64が挿入されていた場合(ステップS15:YES)はOVFシャッタ62を閉状態に制御すると共に、表示部61をオフ(表示部61を全面黒表示、バックライトをオフ、又は表示部61の電源をオフ)する(ステップS16)。
例えば、図5のFIG5Dの状態から広角側のズーム操作がなされて焦点距離が100mmになると、CPU82はステップS16の処理を行い、この処理により、観察像はFIG5Cに示すようになる。
続いて、CPU82は、モータドライバ54を介して、光路上から変倍レンズ64を退避させる(ステップS17)。
ステップS17では、変倍レンズ64が移動を開始するが、このとき、変倍レンズ64はOVFシャッタ62によって遮光されている。このため、変倍レンズ64の移動している様子が観察窓17から見えてしまうことはない。
ステップS17において変倍レンズ64の退避を開始した後、CPU82は、変倍レンズ64の退避が完了したかを判定する(ステップS18)。変倍レンズ64の退避が完了すると(ステップS18:YES)、CPU82は、OVFシャッタ62を開状態に制御すると共に、表示部61をオンし(ステップS19)、図3のステップS3の処理を行う。
以上のように、デジタルカメラ10によれば、変倍レンズ64をファインダ装置15の光路上に挿入する場合と、変倍レンズ64をファインダ装置15の光路上から退避する場合のいずれにおいても、変倍レンズ64の移動中は、OVFシャッタ62が閉じられる。このため、変倍レンズ64が移動している間のOVF光学像の変化による違和感をユーザに与えることがなく、デジタルカメラ10の使い勝手を向上させることができる。
なお、図1,2に示すデジタルカメラ10は、ファインダ装置15内に表示部61を含むものとしたが、この表示部61は省略しても、上述した効果を得ることができる。
図6は、図4に示したフローチャートの変形例を示す図である。図6において図4と同じ処理には同一符号を付して説明を省略する。
ステップS8の判定がNOのとき(変倍レンズ64が光路に挿入されていない状態で焦点距離が100mmから101mmに変化したとき)、CPU82は、OVFシャッタ62を閉状態に制御すると共に、変倍レンズ64の挿入を開始させる(ステップS20)。
次に、CPU82は、焦点距離が101mmになる直前に撮像素子21aで撮影して得られた撮像画像データ(焦点距離=100mmの撮像画像データ。FIG7A参照)を取得し、この撮像画像データを、焦点距離が101mmになる直前に表示部61に表示させていたBF枠(焦点距離100mmのときの枠)と同じ大きさまで縮小する(ステップS21)。
次に、CPU82は、縮小した撮像画像データに基づく画像(縮小画像)を表示部61に表示させる(ステップS22)。このとき、CPU82は、焦点距離=100mmのときに表示部61に表示されていたBF枠と同じ位置に当該縮小画像を表示させると共に、当該縮小画像以外の領域をグレー表示にする。
図7のFIG7Bは、図6のステップS22の処理が行われた後のファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像を示した図である。この図に示すように、BF枠が表示されていた位置には縮小画像40aが観察され、それ以外の領域41はグレー色の画面が観察される。
次に、CPU82は、FIG7Cに示すように、縮小画像40aを拡大表示させる(ステップS23)。
CPU82は、変倍レンズ64の挿入が完了するまでステップS23の処理を繰り返し行う。つまり、CPU82は、変倍レンズ64が移動を開始すると、表示部61に表示する縮小画像40aを徐々に大きくしていく制御を行う。CPU82は、変倍レンズ64の移動が完了した時点で、図7のFIG7B,7Cに示したグレーの領域41が完全になくなるように、縮小画像40aを徐々に拡大表示させていく。
図7のFIG7Dは、変倍レンズ64の移動が完了した時点における、ファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像を示した図である。FIG7Dに示すように、変倍レンズ64の移動が完了した時点で、観察像にグレーの領域はなくなり、表示部61の表示面全体に縮小画像40aが表示された状態になる。
そして、変倍レンズ64の挿入が完了すると(ステップS24:YES)、CPU82は、OVFシャッタ62を開状態に制御し(ステップS25)、その後、図3のステップS3の処理を行う。
図7のFIG7Eは、FIG7Dの観察像が見えている状態からステップS25の処理が行われてOVFシャッタ62が開き、更にステップS3の処理が行われて、表示部61にBF枠30とAF枠31が表示されたときの観察像を示した図である。変倍レンズ64の挿入完了後は、ファインダ装置15の焦点距離が100mmになる。このため、接眼窓17からは、焦点距離=100mmのときに撮像素子21aで撮影していた撮像画像(FIG7A)にほぼ等しいOVF光学像が確認でき、更に、このOVF光学像の僅か内側には、BF枠30が重ねて表示される。
ステップS15の判定がYESのとき(変倍レンズ64が光路に挿入されている状態で焦点距離が101mmから100mmに変化したとき)、CPU82は、OVFシャッタ62を閉状態に制御すると共に、変倍レンズ64を光路上から退避させる(ステップS26)。
ステップS26の後、CPU82は、焦点距離が101mmのときに撮像素子21aで撮影して得られた撮像画像データ(FIG7EのBF枠30内の撮像画像データ)を取得し、この撮像画像データを表示部61の表示面全体に表示させる(ステップS27)。
次に、CPU82は、表示部61に表示させている撮像画像を縮小表示させる(ステップS28)。
CPU82は、変倍レンズ64の退避が完了するまでステップS28の処理を繰り返し行う。つまり、CPU82は、変倍レンズ64が移動を開始すると、表示部61に表示する撮像画像を徐々に小さくしていく制御を行う。CPU82は、変倍レンズ64の移動が完了した時点で、焦点距離=100mmのときのBF枠を表示すべき位置に、この撮像画像が表示されるように、撮像画像の表示を行う。変倍レンズ64の移動が完了した時点でのファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像はFIG7Bに示したものと同じようになる。
そして、変倍レンズ64の退避が完了すると(ステップS29:YES)、CPU82は、OVFシャッタ62を開状態に制御し(ステップS30)、その後、図3のステップS3の処理を行う。このステップS3の処理が行われると、観察像は例えばFIG5Bに示すようなものとなる。
以上のように、この変形例によれば、変倍レンズ64の移動中に、変倍レンズ64を挿入又は退避することによるOVF光学像の変化を、表示部61に表示させる撮像画像によって擬似的に表現することができる。実際には、変倍レンズ64が挿入又は退避されると、OVF光学像はFIG7B〜7Dに示したように変化はしない。例えば、変倍レンズ64が水平方向に移動するものであった場合は、OVF光学像の水平方向の一方の端部から徐々に焦点距離が変化していくことになる。この変化が、前述した変倍レンズ64移動中の観察像の乱れとなるが、デジタルカメラ10では、変倍レンズ64の移動中はOVFシャッタ62を閉じるため、この観察像の乱れは問題にならない。更に、図6に示した変形例によれば、変倍レンズ64の移動中におけるOVF光学像の変化を擬似的に確認することができる。このため、変倍レンズ64の移動前後で観察像が急激に変化するのを防ぐことができ、撮影者の負担を軽減することができる。
図8及び図9は、デジタルカメラ10の動作の別の変形例を説明するためのフローチャートである。
図8は、図3において、ステップS1とステップS3の間にステップS40を追加し、ステップS4の後にステップS41を追加したものである。図9は、図6において、ステップS23とステップS24の間にステップS42,ステップS43を追加し、ステップS28とステップS29の間にステップS44,ステップS45を追加したものである。なお、図8,9では、図3,4,6と区別するために、図3,4,6に示した“A”を“C”に変更し、“B”を“D”に変更している。
図8のステップS40では、CPU82が、デジタルカメラ10の撮影光学系に設定可能な焦点距離の範囲と、その範囲における現時点での焦点距離(ズームレンズ13aの位置によって決まる焦点距離)の位置とを表示するための画像データを生成する。この画像データは、例えば、図10に示した符号70で示すズームメモリを表示するためのデータである。
図10に示したズームメモリ70に含まれる正方形のブロックと、菱形のブロックは、それぞれ、所定の焦点距離範囲に対応している。例えば、ズームメモリ70の左端のブロックは、焦点距離35mm〜40mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離41mm〜50mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離51mm〜60mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離61mm〜70mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離71mm〜80mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離81mm〜90mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離91mm〜100mmに対応する。また、ズームメモリ70の菱形のブロックは、焦点距離101mm〜110mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離111mm〜120mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離121mm〜130mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離131mm〜140mmに対応し、その右隣のブロックは、焦点距離141mm〜150mmに対応する。
ズームメモリ70は、上記第一の閾値(=101mm)を含む焦点距離範囲に対応するブロックが、その他の焦点距離範囲に対応するブロックとは区別して表示される。
また、ズームメモリ70に含まれる各ブロックは、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離が、該当ブロックに対応する焦点距離範囲に入った場合に、網掛け表示がなされるようになっている。したがって、このズームメモリ70により、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離がどの程度となっているかを知ることができる。
図8のステップS41では、ズーム操作によって変更された焦点距離にしたがって、CPU82が、ズームメモリ70の表示を更新する制御を行う。図10のFIG10Aは、焦点距離50mmのときの観察像を示し、図10のFIG10Bは、焦点距離100mmのときの観察像を示している。FIG10A,FIG10Bに示すように、ズーム操作によって焦点距離が増加すると、これに合わせてズームメモリ70内の網掛けされるブロックの数が増えていく。
そして、焦点距離が101mmになって、図9のステップS7の判定がYESとなり、更に、ステップS8の判定がNOのときにステップS20〜S22の処理が行われると、図10のFIG10Cに示すように、ズームメモリ70の菱形のブロックに網掛けがなされると共に、BF枠30が表示されていた位置に縮小画像40aが表示される。
CPU82は、図9のステップS23で縮小画像40aの拡大表示を開始した後、ステップS42にてズーム操作の有無を判定し、ズーム操作があった場合(ステップS42:YES)は、ズームメモリ70の表示を更新する(ステップS43)。
例えば、FIG10Cの状態から時間が経過し、この経過時間の間も焦点距離を増加させるズーム操作がなされていると、観察像はFIG10Dのように変化する。そして、変倍レンズ64の移動が完了してOVFシャッタ62が開状態になると、観察像はFIG10Eのようになる。
CPU82は、変倍レンズ64を退避させる場合も同様に、図9のステップS28の後にズーム操作の有無を判定し(ステップS44)、ズーム操作があった場合(ステップS44:YES)にはズームメモリ70の表示を更新する(ステップS45)。
以上のように、図8,9に示した変形例によれば、撮影光学系の焦点距離の設定範囲と、この設定範囲における現時点での撮影光学系の焦点距離の位置とを示す情報であるズームメモリ70をファインダ装置15の接眼窓17から確認することができる。また、このズームメモリ70は、変倍レンズ64の移動が開始されるときの閾値となる焦点距離(=101mm)に対応するブロックが他のブロックとは区別して表示される。このため、撮影者は、ズームメモリ70を見ることにより、変倍レンズ64の切り替わりタイミングを知ることができ、ファインダ倍率の変更を行いたくないときにはズーム操作を調整するといったことが可能になる。
図11は、図6に示したフローチャートの変形例を示す図である。図11は、図6において、ステップS22の後にステップS51とステップS52を追加し、ステップS28の後にステップS53とステップS54を追加したものとなっている。
図11のステップS22の後、CPU82は、撮影光学系の焦点距離が第一の閾値以上か否かを判定する(ステップS51)。焦点距離が第一の閾値未満になっていた場合(ステップS51:NO)、CPU82は、変倍レンズ64の挿入を停止し、変倍レンズ64を退避させる制御を行う(ステップS52)。ステップS52の後、CPU82は、ステップS29に処理を移行する。ステップS51の判定がNOとなるのは、例えば、焦点距離が100mmから101mm以上に変更された後に、ズーム操作が逆に行われて、焦点距離が100mm以下に変更された場合である。
焦点距離が第一の閾値以上の場合(ステップS51:YES)、CPU82はステップS23の処理を行う。
図11のステップS28の後、CPU82は、撮影光学系の焦点距離が第一の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS53)。焦点距離が第一の閾値以上であった場合(ステップS53:YES)、CPU82は、変倍レンズ64の退避を停止し、変倍レンズ64を挿入させる制御を行う(ステップS54)。ステップS54の後、CPU82は、ステップS24に処理を移行する。
焦点距離が第一の閾値未満の場合(ステップS53:NO)、CPU82はステップS29の処理を行う。
以上のように、図11に示した変形例によれば、ズーム操作によって変倍レンズ64の移動が開始した場合でも、焦点距離に応じてその移動を中断して、変倍レンズ64を逆方向に移動させることができる。このため、変倍レンズ64の無駄な動きを減らすことができ、変倍レンズ64の移動開始から所望のOVF光学像を確認するまでの時間を短縮することができる。
ここまでは、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離の最小値を35mm、変倍レンズ64を移動させるときの焦点距離の閾値(上記第一の閾値)を101mm、撮影光学系の焦点距離の最大値を150mm、変倍レンズ64挿入前のファインダ装置15の焦点距離を35mm、変倍レンズ64挿入後のファインダ装置15の焦点距離を100mmとして説明してきた。これらの焦点距離の値は一例であるが、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離の最小値が、変倍レンズ64挿入前のファインダ装置15の焦点距離よりも小さい場合も有り得る。
このように、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離の最小値が、変倍レンズ64挿入前のファインダ装置15の焦点距離よりも小さい場合には、変倍レンズ64挿入前のファインダ装置15の焦点距離よりも広角側にズーム操作がなされたときに、ファインダ装置15の接眼窓17から見えるOVF光学像では正確な撮影範囲を確認することができない。
そこで、このような場合には、CPU82が、変倍レンズ64挿入前のファインダ装置15の焦点距離(ファインダ装置15の焦点距離の最小値)よりも小さな焦点距離になったときに、OVFシャッタ62を閉状態にし、撮像素子21aで撮影中の撮像画像を表示部61に表示させる制御を行う。つまり、CPU82は、ファインダ装置15をEVFとして動作させる。
また、変倍レンズ64挿入後のファインダ装置15の焦点距離を超えて望遠側にズーム操作がなされると、例えば図7のFIG7Eの状態からBF枠30が小さくなっていくことになるが、BF枠30が小さくなり過ぎると、それに応じてAF枠31も小さくなるため、撮影範囲のどこにピントが合っているか分かりにくくなる。
そこで、CPU82は、変倍レンズ64挿入後のファインダ装置15の焦点距離(ファインダ装置15の焦点距離の最大値)と、デジタルカメラ10の撮影光学系の焦点距離の最大値との間における所定の焦点距離の値を超えてズーム操作がなされた場合には、OVFシャッタ62を閉状態にし、撮像素子21aで撮影中の撮像画像を表示部61に表示させる制御を行うことが好ましい。つまり、この場合、CPU82は、ファインダ装置15をEVFとして動作させることが好ましい。
このように、デジタルカメラ10は、ワイド端付近とテレ端付近ではファインダ装置15をEVFとして動作させ、ワイド端とテレ端の間の焦点距離ではファインダ装置15をOVFとして動作させることができる。
CPU82は、操作部50から入力される情報にしたがって、ファインダ装置15をEVFとして動作させる焦点距離範囲と、変倍レンズ64の移動を開始させる上記第一の閾値とを設定してもよい。
例えば、CPU82は、図12に示すような設定画面を液晶表示装置40に表示する。ユーザは、図12の設定画面中の“近景EVF使用焦点距離”の右にあるボックスに任意の数値を入力することで、ワイド端側のどの焦点距離でファインダ装置15をOVFからEVFに切り替えるかを指定することができる。また、ユーザは、図12の設定画面中の “遠景EVF使用焦点距離”の右にあるボックスに任意の数値を入力することで、テレ端側のどの焦点距離でファインダ装置15をOVFからEVFに切り替えるかを指定することができる。また、ユーザは、図12の設定画面中の“OVF切り替え焦点距離”の右にあるボックスに任意の数値を入力することで、上記第一の閾値を指定することができる。
また、ユーザは、図12の設定画面中の“OVF切り替え時のEVF使用”の右にあるボックスに“使用する”又は“使用しない”の情報を入力することで、変倍レンズ64の移動中に表示部61に画像を表示させるかどうかを指定することができる。このボックスに“使用しない”を入力すると、図3,4で説明したように、変倍レンズ64の移動中は、ファインダ装置15の接眼窓17からは真っ暗な画面しか確認できなくなる。一方、このボックスに“使用する”を入力すると、図6で説明したように、変倍レンズ64の移動中は、ファインダ装置15の接眼窓17から擬似的なOVF光学像を確認することができるようになる。
図12の設定画面には、ズームメモリ70’も表示されており、各ボックスに入力された数値にしたがって、その表示が変更される。各ボックスに入力された数値に対応するブロックは、それ以外のブロックとは区別できるよう、菱形で表示される。
図13は、図12の設定画面にしたがって設定を行った後の撮影モード時にファインダ装置15の接眼窓17から見える観察像を示す図である。図13に示すように、接眼窓17からはズームメモリ70’を常に確認することができる。このため、ユーザは、ファインダ装置15の機能の切り替わりタイミングを事前に知ることができ、好みにあった使い方が可能になる。
図14は、図12に示した設定画面にしたがって各種焦点距離を設定したときのデジタルカメラ10の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャートである。図14に示した“A”は、図3の“A”と接続される。
図3のステップS4でズーム操作がなされると、CPU82は、焦点距離が“近景EVF使用焦点距離”に設定された値未満かどうかを判定する(ステップS61)。ステップS61の判定がNOとき、CPU82は、焦点距離が“遠景EVF使用焦点距離”に設定された値以上かどうかを判定する(ステップS62)。ステップS61の判定とステップS62の判定が共にYESのとき、CPU82は、OVFシャッタ62を閉状態に制御し(ステップS64)、撮像素子21aで撮影して得られる撮像画像を表示部61に表示させて(ステップS65)、ファインダ装置15をEVFとして動作させる。ステップS65の後はステップS61に移行する。
ステップS62の判定がNOのとき、CPU82は、“OVF切り替え時のEVF使用”の設定が“使用する”になっているかを判定する(ステップS63)。ステップS63の判定がYESのとき、CPU82は、図6のステップS7以降の処理を行い、ステップS63の判定がNOのとき、CPU82は、図4のステップS7以降の処理を行う。
以上のように、ワイド端付近とテレ端付近ではファインダ装置15をEVFとして動作させ、ワイド端とテレ端の間の焦点距離ではファインダ装置15をOVFとして動作させることができる。また、図12の設定画面で各種焦点距離を設定できるため、ファインダ装置15を自由にカスタマイズすることができる。
また、上記第一の閾値は、焦点距離を増加させていくときのものと、焦点距離を減少させていくときのものとで別の値に設定できるようにしてもよい。
ここまでの説明では、撮影モード時における動作を説明した。撮影モードには、静止画撮影を行って静止画像データを記録媒体42に記録する静止画撮影モードと、連続撮影を行って複数の静止画像データからなる動画像データを記録媒体42に記録する動画撮影モードと、連続撮影を行って表示部61や表示部40にライブビュー画像を表示するライブビューモードとが含まれる。ここまで説明してきた実施形態の内容は、いずれのモードにおいても適用可能である。しかし、動画撮影モードにおいては、変倍レンズ64が移動したときに、この移動の音が録音されてしまう可能性がある。
そこで、CPU82が、動画撮影モード時においては、変倍レンズ64の出し入れを禁止することが好ましい。
図15は、動画撮影モード時におけるデジタルカメラ10の動作を説明するためのフローチャートである。図15における“A”と“B”はそれぞれ図3の“A”、“B”に接続される。
OVFシャッタ62が開状態で表示部61にはBF枠とAF枠が表示されているときにズーム操作があると(図3のステップS4:YES)、図15のステップS7の処理が行われる。
ステップS7の判定がYESのとき、CPU82は、OVFシャッタ62が閉状態かどうかを判定する(ステップS71)。ステップS71の判定がNOのとき、CPU82はOVFシャッタ62を閉状態に制御し(ステップS72)、撮像素子21aによって撮影された撮像画像(焦点距離=100mmのときの撮像画像)を表示部61に縮小表示させる(ステップS73)。ステップS73において、CPU82は、図6のステップS21のときと同様に、焦点距離=100mmのときに表示部61に表示されるBF枠と同じ位置に縮小画像を表示させる。ステップS73の後、CPU82は図4のステップS4の処理を行う。
ステップS71の判定がYESのとき、CPU82は、表示部61に表示させる撮像画像を焦点距離に応じて拡大又は縮小する(ステップS74)。ステップS74の後、CPU82は図3のステップS4の処理を行う。
例えば、図16のFIG16Aの状態から望遠側にズーム操作がなされて、観察像がFIG16B(焦点距離=100mm)のようになり、更に望遠側にズーム操作がなされて焦点距離が101mmになると、観察像はFIG16Cに示すようになる。
そして、図16のFIG16Cの状態から望遠側にズーム操作がなされると、観察像はFIG16Dのようになり、更に望遠側にズーム操作がなされると、観察像はFIG16Eのようになる。広角側にズーム操作がなされた場合には、表示部61に表示される撮像画像が縮小されていく(FIG16E→FIG16D→FIG16Cのように変化する)。
図15のステップS7の判定がNOのとき、CPU82は、OVFシャッタ62が閉状態かどうかを判定する(ステップS75)。ステップS75の判定がYESのとき、CPU82はOVFシャッタ62を開状態に制御し、その後、図3のステップS3の処理を行う(観察像は図16のFIG16CからFIG16Bのように変化する)。ステップS75の判定がNOのとき、CPU82は図3のステップS3の処理を行う。
以上のように、動画撮影モード時には変倍レンズ64の移動を禁止することで、変倍レンズ64の動作音が録音されてしまうのを防ぐことができ、高品質の動画撮影に可能になる。
また、焦点距離が第一の閾値以上になった後は、表示部61に表示される撮像画像がズーム倍率に応じた大きさで表示される。このため、焦点距離が第一の閾値を跨いで変化するときに、ファインダ装置15の接眼窓17から見える撮影範囲内の被写体像の大きさが急激に変化することがなくなり、ユーザに違和感を与えずにすむ。
ここまでの説明では、デジタルカメラ10のファインダ装置15に含まれる変倍レンズ64を1つとしているが、ファインダ装置15は変倍レンズ64を複数個有し、これらを切替えて挿入できるものであってもよい。
以上説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、焦点距離可変の撮影光学系と、上記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、上記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、上記ファインダ装置は、上記ファインダ装置の光路上に挿脱可能かつ上記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、上記ファインダ装置の被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して上記ファインダ装置の接眼窓へのその光の入射を禁止する閉状態と上記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させてその光を上記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタとを含み、上記撮影光学系の焦点距離に応じて上記変倍レンズの挿脱を制御する変倍レンズ制御部と、上記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部とを備え、上記ファインダシャッタ制御部は、上記変倍レンズ制御部によって上記変倍レンズが挿脱のために移動されている間は、上記ファインダシャッタを閉状態に制御するものである。
開示された撮像装置は、上記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、上記表示部に表示される画像は、上記ファインダシャッタが開状態及び閉状態のいずれにおいても上記接眼窓から観察可能であり、上記ファインダシャッタが開状態のときに、上記表示部に表示される画像と上記被写体側ファインダ窓から入射して上記接眼窓に入射する光像とが重畳された像を上記接眼窓から観察可能に構成されるものである。
開示された撮像装置は、上記変倍レンズの移動中に、上記変倍レンズの移動開始直前に上記撮像素子によって撮像された撮像画像を拡大又は縮小しながら上記表示部に表示させる表示制御部を備え、上記表示制御部は、上記ファインダ装置の焦点距離が増加する方向に上記変倍レンズが移動しているときは上記撮像画像を拡大しながら上記表示部に表示させ、上記ファインダ装置の焦点距離が減少する方向に上記変倍レンズが移動しているときは上記撮像画像を縮小しながら上記表示部に表示させるものである。
開示された撮像装置は、上記表示制御部が、上記ファインダ装置の焦点距離が増加する方向に上記変倍レンズが移動開始したときは、上記変倍レンズの移動が完了したときに上記撮像画像の大きさと上記接眼窓から見える観察像の大きさとが一致するように上記撮像画像を拡大表示させていき、上記ファインダ装置の焦点距離が減少する方向に上記変倍レンズが移動開始したときは、上記変倍レンズの移動が完了したときに上記撮像画像の大きさと上記接眼窓から見える観察像における撮影範囲の大きさとが一致するように上記撮像画像を縮小表示させていく撮像装置。
開示された撮像装置は、上記変倍レンズ制御部は、上記撮影光学系の焦点距離が増加してその焦点距離が予め設定された閾値に達したときと、上記撮影光学系の焦点距離が減少してその焦点距離が予め設定された閾値を下回ったときに、上記変倍レンズの移動を開始し、撮影動作中、上記表示部には、上記撮影光学系の焦点距離の設定可能範囲と、上記設定可能範囲における現時点での上記撮影光学系の焦点距離の位置とを示す情報が表示され、上記設定可能範囲にある上記閾値となる焦点距離を示す情報は、上記設定可能範囲にある他の焦点距離に対応する情報とは区別して表示されるものである。
開示された撮像装置は、上記変倍レンズ制御部は、上記撮影光学系の焦点距離が増加してその焦点距離が予め設定された閾値に達したときと、上記撮影光学系の焦点距離が減少してその焦点距離が上記閾値を下回ったときに、上記変倍レンズの移動を開始し、上記閾値を外部操作に応じて設定する閾値設定部を備えるものである。
開示された撮像装置は、上記閾値を外部操作に応じて設定する閾値設定部を備えるものである。
開示された撮像装置は、上記ファインダ装置は、上記撮影光学系の焦点距離が最小値から上記閾値よりも小さい第二の閾値までの範囲と、上記撮影光学系の焦点距離が上記閾値より大きい第三の閾値から最大値までの範囲では、上記ファインダシャッタを閉状態にして上記撮像素子によって撮影される撮像画像を上記表示部に表示し、
上記閾値設定部は、外部操作に応じて上記閾値、上記第二の閾値、及び上記第三の閾値を設定するものである。
開示された撮像装置は、上記変倍レンズ制御部は、上記変倍レンズを移動させている間に、上記撮影光学系の焦点距離が、上記変倍レンズの移動開始時よりも前の値に変更された場合は、上記変倍レンズを移動開始時点の位置に戻すように上記変倍レンズを制御するものである。
開示された撮像装置は、上記変倍レンズ制御部は、動画を記録する動画撮影モード時には、上記変倍レンズの移動を禁止する制御を行うものである。
本発明によれば、ファインダ装置の観察者に違和感を与えることなく、ファインダ倍率を変更することのできる撮像装置を提供することができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2011年9月28出願の日本特許出願(特願2011−213127)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10 デジタルカメラ
15 ファインダ装置
16 被写体側ファインダ窓
17 接眼窓
32 CPU
53,54 ドライバ
62 OVFシャッタ
64 変倍レンズ
本発明の撮像装置は、焦点距離可変の撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿脱可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記ファインダ装置の被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して前記ファインダ装置の接眼窓への当該光の入射を禁止する閉状態と前記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させて当該光を前記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタとを含み、前記撮影光学系の焦点距離に応じて前記変倍レンズの挿脱を制御して、前記変倍レンズの挿脱により前記ファインダ装置の焦点距離を変更する変倍レンズ制御部と、前記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部とを備え、前記ファインダシャッタ制御部は、前記変倍レンズ制御部によって前記変倍レンズが挿脱のために移動されている間は、前記ファインダシャッタを閉状態に制御し、前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、前記表示部に表示される画像は、前記ファインダシャッタが開状態及び閉状態のいずれにおいても前記接眼窓から観察可能であり、前記ファインダシャッタが開状態のときに、前記表示部に表示される画像と前記被写体側ファインダ窓から入射して前記接眼窓に入射する光像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成され、前記変倍レンズの移動中に、前記撮像素子によって撮像された撮像画像を拡大又は縮小しながら前記表示部に表示させる表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記ファインダ装置の焦点距離が増加する方向に前記変倍レンズが移動しているときは前記撮像画像を拡大しながら前記表示部に表示させ、前記ファインダ装置の焦点距離が減少する方向に前記変倍レンズが移動しているときは前記撮像画像を縮小しながら前記表示部に表示させるものである。
本発明の撮像装置は、焦点距離可変の撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿脱可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記ファインダ装置の被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して前記ファインダ装置の接眼窓への当該光の入射を禁止する閉状態と前記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させて当該光を前記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタとを含み、前記撮影光学系の焦点距離に応じて前記変倍レンズの挿脱を制御して、前記変倍レンズの挿脱により前記ファインダ装置の焦点距離を変更する変倍レンズ制御部と、前記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部とを備え、前記ファインダシャッタ制御部は、前記変倍レンズ制御部によって前記変倍レンズが挿脱のために移動されている間は、前記ファインダシャッタを閉状態に制御し、前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、前記表示部に表示される画像は、前記ファインダシャッタが開状態及び閉状態のいずれにおいても前記接眼窓から観察可能であり、前記ファインダシャッタが開状態のときに、前記表示部に表示される画像と前記被写体側ファインダ窓から入射して前記接眼窓に入射する光像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成され、前記変倍レンズの移動中に、前記変倍レンズの移動開始直前に前記撮像素子によって撮像された撮像画像を拡大又は縮小しながら前記表示部に表示させる表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記ファインダ装置の焦点距離が増加する方向に前記変倍レンズが移動しているときは前記撮像画像を拡大しながら前記表示部に表示させ、前記ファインダ装置の焦点距離が減少する方向に前記変倍レンズが移動しているときは前記撮像画像を縮小しながら前記表示部に表示させるものである。
本発明の撮像装置は、焦点距離可変の撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿脱可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記ファインダ装置の被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して前記ファインダ装置の接眼窓への当該光の入射を禁止する閉状態と前記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させて当該光を前記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタと、表示画像を前記接眼窓から観察可能な表示部と、を含み、前記撮影光学系の焦点距離に応じて前記変倍レンズの挿脱を制御して、前記変倍レンズの挿脱により前記ファインダ装置の焦点距離を変更する変倍レンズ制御部と、前記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部とを備え、前記ファインダシャッタ制御部は、前記変倍レンズ制御部によって前記変倍レンズが挿脱のために移動されている間は、前記ファインダシャッタを閉状態に制御し、前記変倍レンズ制御部は、前記撮影光学系の焦点距離が増加して当該焦点距離が予め設定された閾値に達したときと、前記撮影光学系の焦点距離が減少して当該焦点距離が予め設定された閾値を下回ったときに、前記変倍レンズの移動を開始し、撮影動作中、前記表示部には、前記撮影光学系の焦点距離の設定可能範囲と、前記設定可能範囲における現時点での前記撮影光学系の焦点距離の位置とを示す情報が表示され、前記設定可能範囲にある前記閾値となる焦点距離を示す情報は、前記設定可能範囲にある他の焦点距離に対応する情報とは区別して表示されるものである。
本発明の撮像装置は、焦点距離可変の撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿脱可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記ファインダ装置の被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して前記ファインダ装置の接眼窓への当該光の入射を禁止する閉状態と前記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させて当該光を前記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタとを含み、前記撮影光学系の焦点距離に応じて前記変倍レンズの挿脱を制御して、前記変倍レンズの挿脱により前記ファインダ装置の焦点距離を変更する変倍レンズ制御部と、前記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部とを備え、前記ファインダシャッタ制御部は、前記変倍レンズ制御部によって前記変倍レンズが挿脱のために移動されている間は、前記ファインダシャッタを閉状態に制御し、前記変倍レンズ制御部は、前記撮影光学系の焦点距離が増加して当該焦点距離が予め設定された閾値に達したときと、前記撮影光学系の焦点距離が減少して当該焦点距離が前記閾値を下回ったときに、前記変倍レンズの移動を開始し、前記閾値を外部操作に応じて設定する閾値設定部を備えるものである。

Claims (10)

  1. 焦点距離可変の撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置とを有する撮像装置であって、
    前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光路上に挿脱可能かつ前記ファインダ装置の焦点距離を変更するための少なくとも1つの変倍レンズと、前記ファインダ装置の被写体側ファインダ窓から入射する光を遮断して前記ファインダ装置の接眼窓への当該光の入射を禁止する閉状態と前記被写体側ファインダ窓から入射する光を通過させて当該光を前記接眼窓に入射させる開状態とを切り替え可能なファインダシャッタとを含み、
    前記撮影光学系の焦点距離に応じて前記変倍レンズの挿脱を制御する変倍レンズ制御部と、
    前記ファインダシャッタの状態を制御するファインダシャッタ制御部とを備え、
    前記ファインダシャッタ制御部は、前記変倍レンズ制御部によって前記変倍レンズが挿脱のために移動されている間は、前記ファインダシャッタを閉状態に制御する撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、
    前記表示部に表示される画像は、前記ファインダシャッタが開状態及び閉状態のいずれにおいても前記接眼窓から観察可能であり、
    前記ファインダシャッタが開状態のときに、前記表示部に表示される画像と前記被写体側ファインダ窓から入射して前記接眼窓に入射する光像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成される撮像装置。
  3. 請求項2記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズの移動中に、前記変倍レンズの移動開始直前に前記撮像素子によって撮像された撮像画像を拡大又は縮小しながら前記表示部に表示させる表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記ファインダ装置の焦点距離が増加する方向に前記変倍レンズが移動しているときは前記撮像画像を拡大しながら前記表示部に表示させ、前記ファインダ装置の焦点距離が減少する方向に前記変倍レンズが移動しているときは前記撮像画像を縮小しながら前記表示部に表示させる撮像装置。
  4. 請求項3記載の撮像装置であって、
    前記表示制御部は、前記ファインダ装置の焦点距離が増加する方向に前記変倍レンズが移動開始したときは、前記変倍レンズの移動が完了したときに前記撮像画像の大きさと前記接眼窓から見える観察像の大きさとが一致するように前記撮像画像を拡大表示させていき、前記ファインダ装置の焦点距離が減少する方向に前記変倍レンズが移動開始したときは、前記変倍レンズの移動が完了したときに前記撮像画像の大きさと前記接眼窓から見える観察像における撮影範囲の大きさとが一致するように前記撮像画像を縮小表示させていく撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズ制御部は、前記撮影光学系の焦点距離が増加して当該焦点距離が予め設定された閾値に達したときと、前記撮影光学系の焦点距離が減少して当該焦点距離が予め設定された閾値を下回ったときに、前記変倍レンズの移動を開始し、
    撮影動作中、前記表示部には、前記撮影光学系の焦点距離の設定可能範囲と、前記設定可能範囲における現時点での前記撮影光学系の焦点距離の位置とを示す情報が表示され、
    前記設定可能範囲にある前記閾値となる焦点距離を示す情報は、前記設定可能範囲にある他の焦点距離に対応する情報とは区別して表示される撮像装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズ制御部は、前記撮影光学系の焦点距離が増加して当該焦点距離が予め設定された閾値に達したときと、前記撮影光学系の焦点距離が減少して当該焦点距離が前記閾値を下回ったときに、前記変倍レンズの移動を開始し、
    前記閾値を外部操作に応じて設定する閾値設定部を備える撮像装置。
  7. 請求項5記載の撮像装置であって、
    前記閾値を外部操作に応じて設定する閾値設定部を備える撮像装置。
  8. 請求項6又は7記載の撮像装置であって、
    前記ファインダ装置は、前記撮影光学系の焦点距離が最小値から前記閾値よりも小さい第二の閾値までの範囲と、前記撮影光学系の焦点距離が前記閾値より大きい第三の閾値から最大値までの範囲では、前記ファインダシャッタを閉状態にして前記撮像素子によって撮影される撮像画像を前記表示部に表示し、
    前記閾値設定部は、外部操作に応じて前記閾値、前記第二の閾値、及び前記第三の閾値を設定する撮像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズ制御部は、前記変倍レンズを移動させている間に、前記撮影光学系の焦点距離が、前記変倍レンズの移動開始時よりも前の値に変更された場合は、前記変倍レンズを移動開始時点の位置に戻すように前記変倍レンズを制御する撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    前記変倍レンズ制御部は、動画を記録する動画撮影モード時には、前記変倍レンズの移動を禁止する制御を行う撮像装置。
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