JP2014021380A - 撮像装置、撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フレーミングアシスト機能においてズーム戻り位置を変更する際に、被写体を捉えることができる大きさでズーム戻り位置の画角を明示して、操作性を向上させる。
【解決手段】 撮像装置は、ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作部と、第1の操作部を介した第1の操作に応じてズーム位置を広角側に変更し、第1の操作部を介した第2の操作に応じてズーム位置を記憶手段によって記憶されているズーム戻り位置に変更する制御手段と、撮影画像の表示に重畳して戻り枠の表示を行う表示部と、ズーム戻り位置の変更を指示するための第2の操作部とを有する。第2の操作部の操作が行われた場合、制御手段は、記憶手段に記憶されたズーム戻り位置を更新するとともに、表示部への戻り枠の表示を更新する。第2の操作部を介して指示された戻り枠の表示の大きさに応じて、制御手段は、ズーム戻り位置の更新を制限する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置に関し、特にズーム機能を備える撮像装置に関するものである。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置の高倍率化が進んでいる。高倍率のズーム機能を備える撮像装置では、望遠状態での画角合わせの際、被写体の僅かな移動でフレームアウトが起こり得る。また、カメラを構えた撮影者が行う一寸したパンニング操作であっても画角の範囲が大きく変化してしまう。このように、望遠状態では、動体である被写体を所望の画角にフレーミングすることが困難である。そこで、被写体が画角外に外れた場合に被写体を再び画角内に入れるための機能が提案されている。例えば、被写体が画角外に外れた際に特定の操作部材を押下することで、所定量だけ広角側にズームを駆動する機能が提案されている。広角側にズームを駆動することで画角が広くなるため、見失った被写体を探しやすくなる。被写体を発見したら、画角の中心に被写体がくるようにカメラを移動させ、押下していた操作部材を解放する。すると、ズームが望遠側に駆動され、元の画角に戻る。この機能を以下フレーミングアシストと呼び、フレーミングアシストを行うための操作部材をフレーミングアシストボタンと呼ぶ。
ここで、例えばフレーミングアシストボタンを押して広角側にズームアウトした状態で被写体が前後に移動した場合を考える。見失った被写体を発見したら、フレーミングアシストボタンを離すことでズームが元の望遠側の画角に戻るが、このとき被写体の大きさが変わっているため、ズームレバーを操作して画角を決め直す必要がある。そのため、無駄なズーム移動が必要になるだけでなく、望遠側でズーム操作を行うことにより、再び被写体が画角外に外れてしまうおそれもある。
これに対して、特許文献1では、フレーミングアシストボタンを押して広角側にズームアウトした状態でさらにズームレバーを操作することで、ズーム戻り位置を変更することが可能な構成が開示されている。
特開2012−060595号公報
しかしながら、特許文献1では、ズーム戻り位置を変更する際に、ズーム戻り位置の画角を示す戻り枠の表示サイズが小さすぎると、枠内に被写体を捉えることが困難になる。
そこで、本発明は、フレーミングアシスト機能においてズーム戻り位置を変更する際に、被写体を捉えることができる大きさでズーム戻り位置の画角を明示して、操作性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作部と、前記第1の操作部を介した第1の操作に応じてズーム位置を広角側に変更し、前記第1の操作部を介した第2の操作に応じてズーム位置を記憶手段によって記憶されている第1のズーム位置に変更する制御手段と、撮影画像の表示に重畳して前記第1のズーム位置の画角を示す表示を行う表示部と、前記第1のズーム位置の変更を指示するための第2の操作部とを有する撮像装置であって、前記第2の操作部の操作が行われた場合、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1のズーム位置を更新するとともに、前記表示部への前記第1のズーム位置の画角を示す表示を更新し、前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置の画角を示す表示の大きさに応じて、前記制御手段は、前記第1のズーム位置の更新を制限することを特徴とする。
第2の本発明は、ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作部と第2の操作部を有する撮像装置の制御方法であって、前記第1の操作部を介した第1の操作に応じてズーム位置を広角側に変更するステップと、前記第1の操作部を介した第2の操作に応じてズーム位置を記憶手段によって記憶されている第1のズーム位置に変更するステップと、撮影画像の表示に重畳して前記第1のズーム位置の画角を示す表示を行うステップと、前記第2の操作部の操作に応じて前記第1のズーム位置を変更するステップと、前記第2の操作部の操作が行われた場合、前記記憶手段に記憶された前記第1のズーム位置を更新するとともに、前記第1のズーム位置の画角を示す表示を更新するステップとを有し、前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置の画角を示す表示の大きさに応じて、前記第1のズーム位置の更新を制限することを特徴とする。
本発明によれば、フレーミングアシスト機能においてズーム戻り位置を変更する際に、被写体を捉えることができる大きさでズーム戻り位置の画角を明示して、操作性を向上させることが可能になる。
実施例1の撮像装置を示すブロック図である。 実施例1の撮像装置におけるズーム戻り位置変更時のフローチャートである。 実施例2の撮像装置におけるズーム戻り位置変更時のフローチャートである。 実施例2の撮像装置における画面表示例である。 実施例3の撮像装置におけるズーム戻り位置変更時のフローチャートである。 実施例3の撮像装置における画面表示例である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
以下、本発明の第1の実施例による撮像装置の動作について説明する。
図1は、本実施例のデジタルカメラ100の構成を示す図である。バリア102は、撮影レンズ群、シャッター101、撮像部104を含む撮像系の汚れや破損を防止するための部材である。バリア102、ズームレンズ103を含む撮影レンズ群、絞り機能を備えたシャッター101を通過した光束は撮像部104に入射して被写体像を形成する。ズームレンズ103は光軸方向に移動することによりズーム動作を行う。撮像レンズ群には、ズームレンズ103の他に焦点調節を行うためのフォーカスレンズが含まれる。
CCDセンサやCMOSセンサ等から構成される撮像部104は、被写体像を光電変換して撮像信号を生成し、A/D変換器105に出力する。A/D変換器105は、アナログの撮像信号をデジタル信号に変換して、画像処理回路106に送信する。画像処理回路106は、デジタル変換された撮像信号に各種画像処理(画素補間処理や色変換処理など)を行う。A/D変換器105又は画像処理回路106から出力された信号は、ライブビュー画像や撮影画像としてメモリ制御回路107を介して画像表示メモリ110、メモリ111に送信される。
画像表示部109は、画像表示メモリ110に書き込まれD/A変換器でアナログ変換された表示用の画像データや、デジタルカメラ100の操作をするための操作画面(メニュー画面)等を表示する。画像表示部109は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパー等の表示デバイスであれば何でもよい。を表示する。画像表示部109により撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。メモリ制御回路107は、画像処理回路106、画像表示部109、画像表示メモリ110、メモリ111を制御する。112はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
システム制御回路113は、例えば、CPU(MPU)、メモリ(DRAM、SRAM)などから成り、デジタルカメラ100全体を制御する。ズーム制御手段114は、システム制御回路113の指示に基づき、ズームレンズ103のズーム動作を制御する。電源制御手段115は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。検出結果及びシステム制御回路113の指示に基づいて、電源制御手段115は、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。電源手段116は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
メモリ117は、システム制御回路113の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。不揮発性メモリ119は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばFlashROM等が用いられる。
操作部120は、各種操作を入力するためのボタンやカーソルキー、タッチパネル等から成り、通常のズーム操作を行うためのズームレバー(第2の操作部)も含まれる。ユーザにより操作部120が操作されると、システム制御回路113に操作信号が送信される。
第1の操作部としてのフレーミングアシストボタン(FAボタン)121は、背景技術で説明したフレーミングアシストを実行するためのボタンである。FAボタンが押下されると、システム制御回路113は、現在のズーム位置をメモリ117に記憶すると共に、ズーム位置を広角側へ移動させるようズーム制御手段114に指示する。また、記憶したズーム位置(ズーム戻り位置)を示す戻り枠を、画像表示部109を用いて画像に重畳表示する。FAボタンの押下に伴って移動されるズーム位置は、現在のズーム倍率をもとに求められる。ユーザは、FAボタンを押下した状態においてズームレバーを操作することにより、ズーム戻り位置を変更することができる。そして、FAボタン121が離されると、システム制御回路113は、記憶したズーム戻り位置にズーム位置を移動するズーム駆動手段114に指示する。
シャッタースイッチSW1_123は、不図示のシャッターボタンを半押しすることでONとなり、オートフォーカス処理、自動露出処理、オートホワイトバランス処理、フラッシュプリ発光処理等の動作開始を指示する。シャッタースイッチSW2_122は、不図示のシャッターボタンを全押しすることでONとなり、画像データの露光処理、現像処理、記録処理など一連の撮影処理の動作開始を指示する。また動画撮影の場合は動画撮影の開始・停止を指示する。
次に、図2を参照して本実施例の動作を説明する。図2は、本実施例におけるデジタルカメラのフレーミングアシスト動作を示すフローチャートである。画像表示部109を見ながら撮影画像の画角を調整している際に被写体が画角外に外れた場合、ユーザはFAボタン121を押すことでフレーミングアシストを開始する。
図2の制御は、FAボタン121が押された(第1の操作)ことにより、システム制御回路113が現在のズーム位置をズーム戻り位置(第1のズーム位置)として記憶すると共に、ズーム位置を広角側へ所定倍率移動させた状態からスタートする。このとき、ズーム戻り位置を示す戻り枠が画像表示部109に表示された状態である。広角側へ移動させる所定倍率は、ユーザが予め設定しておくことができる。ここで、広角側へ移動させた後のズーム位置をズームアウト位置と呼ぶ。
S200では、システム制御回路113は、FAボタン121が解放された(第2の操作)かどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置にズーム位置を移動させる操作が行われたかどうかを判定する。FAボタン121が解放された場合はS207へ進み、解放されていない場合はS201へ進む。
S207では、システム制御回路113は、記憶したズーム戻り位置にズーム位置を移動させ、フレーミングアシスト動作を終了する。
一方、S201では、システム制御回路113は、ズームレバーが操作されたかどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置を変更させる操作が行われたかどうかを判定する。ズームレバーが操作された場合はS202へ進み、操作されていない場合はS200へ戻る。
S202では、システム制御回路113は、変更後のズーム戻り位置と戻り枠のサイズを計算し、S203へ進む。ここでは、ズーム戻り位置及び戻り枠のサイズは更新しない。
S203では、システム制御回路113は、S202で計算した戻り枠のサイズが所定の大きさより大きいかどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置のズーム倍率が第1の所定値より高いかどうかを判定する。戻り枠のサイズが所定の大きさより大きくない場合は、望遠側の変更可能範囲を超えたと判断し、ズーム戻り位置及び戻り枠サイズを更新せず、S200へ戻る。つまり、ズーム戻り位置の更新を制限する。一方、S203で戻り枠サイズが所定の大きさより大きい場合、望遠側の変更可能範囲内であると判断し、S204へ進む。
ここで、上記所定の大きさは、予め決められた値でも、ユーザが任意に設定できる値でもよい。例えば、光学ズーム領域の望遠端のズーム位置に相当する値にしてもよい。また、被写体の形状や大きさを検出する手段を設け、被写体の形状や大きさに基づいて設定するようにしてもよい。
S204では、システム制御回路113は、S202で計算したズーム戻り位置がズームアウト位置よりも望遠側かどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置のズーム倍率が第2の所定値より低いかどうかを判定する。ズーム戻り位置がズームアウト位置より望遠側でなければ、広角側の変更可能範囲を超えたと判断し、ズーム戻り位置及び戻り枠サイズを更新せず、S200へ戻る。つまり、ズーム戻り位置の更新を制限する。一方、S204でズーム戻り位置がズームアウト位置よりも望遠側であれば、広角側の変更可能範囲内であると判断し、S205へ進む。
S205では、システム制御回路113は、FAボタン121を押した際に記憶したズーム戻り位置を、S202で計算したズーム戻り位置に更新し、S206へ進む。
S206では、システム制御回路113は、戻り枠のサイズをS202で計算した戻り枠のサイズに更新し、更新したサイズの戻り枠を画像表示部109に表示してS200へ進む。
本実施例では、システム制御回路113は、ズームレバーの操作に応じて戻り枠のサイズを変更するが、S202で計算した戻り枠のサイズが所定の大きさより小さい場合(S203でNoの場合)は、ズーム戻り位置と戻り枠のサイズ変更を制限する。なぜなら、計算した戻り枠のサイズが小さすぎる場合には、被写体を戻り枠内に捉えにくくなるためである。特に、ユーザが画角を調整している際に誤ってズームレバーを望遠側に操作してしまった場合などは、被写体を捉えにくくなるほど戻り枠を小さくしてしまうとユーザにとって不便である。
なお、フレーミングアシスト機能ではなく通常のズーム駆動で望遠側にズーム位置を移動する際は、これ以上望遠側にズーム駆動すると画像劣化する領域(セーフティズーム領域)に達すると一度駆動に制限がかかる。そこで、再度ズーム操作をすると、セーフティズーム領域を超えたズーム駆動を行う。一方、フレーミングアシスト機能で望遠側にズーム位置を移動する際は、セーフティズーム領域に関わらず、指定・変更したズーム戻り位置までズーム駆動する。
以上説明したように、本実施例によれば、ズーム戻り位置の変更可能範囲を設定することにより、被写体を捉えることができる大きさでズーム戻り位置の画角を明示でき、操作性を向上させることができる。
次に、図3を参照して本実施例の動作を説明する。図3は、本実施例におけるデジタルカメラのフレーミングアシスト動作を示すフローチャートである。画像表示部109を見ながら撮影画像の画角を調整している際に被写体が画角外に外れた場合、ユーザはFAボタン121を押すことでフレーミングアシストを開始する。
図3の制御は、FAボタン121が押されたことにより、システム制御回路113が現在のズーム位置をズーム戻り位置として記憶すると共に、ズーム位置を広角側へ所定倍率移動させ、ズーム戻り位置を示す戻り枠を画像表示部109に表示させた状態からスタートする。広角側へ移動させる所定倍率は、ユーザが予め設定しておくことができる。ここで、広角側へ移動させた後のズーム位置をズームアウト位置と呼ぶ。
S300では、システム制御回路113は、FAボタン121が解放されたかどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置にズーム位置を移動させる操作が行われたかどうかを判定する。FAボタン121が解放された場合はS307へ進み、解放されていない場合はS301へ進む。
S307では、システム制御回路113は、記憶したズーム戻り位置にズーム位置を移動させ、フレーミングアシスト動作を終了する。
一方、S301では、システム制御回路113は、ズームレバーが操作されたかどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置を変更させる操作が行われたかどうかを判定する。ズームレバーが操作された場合はS302へ進み、操作されていない場合はS300へ戻る。
S302では、システム制御回路113は、変更後のズーム戻り位置と戻り枠のサイズを計算し、S303へ進む。ここでは、ズーム戻り位置及び戻り枠のサイズは更新しない。
S303では、システム制御回路113は、S302で計算した戻り枠のサイズが所定の大きさより大きいかどうかを判定する。戻り枠のサイズが所定の大きさより大きくない場合は、望遠側の変更可能範囲を超えたと判断し、S308へ進む。また、S303で戻り枠サイズが所定の大きさより大きい場合、望遠側の変更可能範囲内であると判断し、S304へ進む。
ここで、上記所定の大きさは、予め決められた値でも、ユーザが任意に設定できる値でもよい。例えば、光学ズーム領域の望遠端のズーム位置に相当する値にしてもよい。また、被写体の形状や大きさを検出する手段を設け、被写体の形状や大きさに基づいて設定するようにしてもよい。
S304では、システム制御回路113は、S302で計算したズーム戻り位置がズームアウト位置よりも望遠側かどうかの判定を行う。ズーム戻り位置がズームアウト位置より望遠側でなければ、広角側の変更可能範囲を超えたと判断し、ズーム戻り位置及び戻り枠サイズを更新せず、S300へ戻る。また、S304でズーム戻り位置がズームアウト位置よりも望遠側であれば、広角側の変更可能範囲内であると判断し、S305へ進む。
S305では、システム制御回路113は、FAボタン121を押した際に記憶したズーム戻り位置を、S302で計算したズーム戻り位置に更新し、S306へ進む。
S306では、システム制御回路113は、戻り枠のサイズをS302で計算した戻り枠のサイズに更新し、更新したサイズの戻り枠を画像表示部109に表示してS300へ進む。
一方、S303でNoの場合はS308に進み、システム制御回路113は、所定の操作(第3の操作)が行われたかどうかを判定する。ここで、所定の操作とは、ズームレバーを望遠側に第1の所定時間以上継続して押すことである。所定の操作が行われた場合はS309へ進み、所定の操作が行われていない場合はズーム戻り位置及び戻り枠サイズの更新を行わずにS300へ戻る。
S309では、システム制御回路113は、FAボタン121を押した際に記憶したズーム戻り位置を、S302で計算したズーム戻り位置に更新し、S310へ進む。
S310では、システム制御回路113は、戻り枠のサイズをS302で計算した戻り枠のサイズに更新し、更新したサイズの戻り枠を画像表示部109に表示してS311へ進む。
S311では、システム制御回路113は、S310で更新した戻り枠内を画像表示部109に拡大表示してS300へ戻る。
ここで、図4を用いて、フレーミング動作における戻り枠の表示について説明する。図4(a)では、FAボタン121を押した際に広角側へズーム位置が移動し、戻り枠41が表示された状態を示している。システム制御回路113は、ズームレバーの操作に応じて戻り枠のサイズを変更するが、S302で計算した戻り枠のサイズが所定の大きさより小さい場合(S303でNoの場合)は、ズーム戻り位置と戻り枠のサイズ変更を制限する。なぜなら、計算した戻り枠のサイズが小さすぎる場合には、被写体を戻り枠内に捉えにくくなるためである。特に、ユーザが画角を調整している際に誤ってズームレバーを望遠側に操作してしまった場合などは、被写体を捉えにくくなるほど戻り枠を小さくしてしまうとユーザにとって不便である。
但し、計算した戻り枠のサイズが小さくても、ズームレバーが望遠側に押され続けた場合は、ユーザが意図して望遠側にズーム戻り位置を変更しようとしている可能性が高い。そのため、本実施例では、計算した戻り枠のサイズが小さくても、ズームレバーが望遠側に第1の所定時間以上継続して押された場合(S308でYesの場合)は、計算したズーム戻り位置と戻り枠のサイズに変更する。この場合、戻り枠が小さく画角の調整が困難であるため、戻り枠内を拡大表示する。図4(b)では、点線で示されている所定の大きさより戻り枠が小さい場合に、戻り枠41内の拡大表示42を行った状態を示している。なお、図4(b)では、拡大表示42が実際の戻り枠41と重ならないように配置されているが、戻り枠41の一部又は全部と重なってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、望遠側に枠変更可能範囲を超えてズームイン位置変更操作がされた場合でも、所定操作を行うことでズーム戻り位置を変更することができ、操作性を向上させることができる。
また、戻り枠のサイズが小さい場合でも、戻り枠内の画角を拡大表示するため、被写体を容易に画角内に捉えることが可能となる。
次に、図5を参照して本実施例の動作を説明する。図5は、本実施例におけるデジタルカメラのフレーミングアシスト動作を示すフローチャートである。画像表示部207を見ながら撮影画像の画角を調整している際に被写体が画角外に外れた場合、ユーザはFAボタン121を押すことでフレーミングアシストを開始する。
図5の制御は、FAボタン121が押されたことにより、システム制御回路113が現在のズーム位置をズーム戻り位置として記憶すると共に、ズーム位置を広角側へ所定倍率移動させ、ズーム戻り位置を示す戻り枠を画像表示部109に表示させた状態からスタートする。広角側へ移動させる所定倍率は、ユーザが予め設定しておくことができる。ここで、広角側へ移動させた後のズーム位置をズームアウト位置と呼ぶ。
S500では、システム制御回路113は、FAボタン121が解放されたかどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置にズーム位置を移動させる操作が行われたかどうかを判定する。FAボタン121が解放された場合はS507へ進み、解放されていない場合はS501へ進む。
S507では、システム制御回路113は、記憶したズーム戻り位置にズーム位置を移動させ、フレーミングアシスト動作を終了する。
一方、S501では、システム制御回路113は、ズームレバーが操作されたかどうかを判定する。すなわち、ズーム戻り位置を変更させる操作が行われたかどうかを判定する。ズームレバーが操作された場合はS502へ進み、操作されていない場合はS500へ戻る。
S502では、システム制御回路113は、変更後のズーム戻り位置と戻り枠のサイズを計算し、S503へ進む。ここでは、ズーム戻り位置及び戻り枠のサイズは更新しない。
S503では、システム制御回路113は、S502で計算した戻り枠のサイズが所定の大きさより大きいかどうかを判定する。戻り枠のサイズが所定の大きさより大きくない場合は、望遠側の変更可能範囲を超えたと判断し、S500へ戻る。また、S503で戻り枠サイズが所定の大きさより大きい場合、望遠側の変更可能範囲内であると判断し、S504へ進む。
ここで、上記所定の大きさは、予め決められた値でも、ユーザが任意に設定できる値でもよい。例えば、光学ズーム領域の望遠端のズーム位置に相当する値にしてもよい。また、被写体の形状や大きさを検出する手段を設け、被写体の形状や大きさに基づいて設定するようにしてもよい。
S504では、システム制御回路113は、S502で計算したズーム戻り位置がズームアウト位置よりも望遠側かどうかの判定を行う。ズーム戻り位置がズームアウト位置より望遠側でなければ、S508へ進む。また、S504でズーム戻り位置がズームアウト位置よりも望遠側であれば、広角側の変更可能範囲内であると判断し、S505へ進む。
S505では、システム制御回路113は、FAボタン121を押した際に記憶したズーム戻り位置を、S502で計算したズーム戻り位置に更新し、S506へ進む。
S506では、システム制御回路113は、戻り枠のサイズをS502で計算した戻り枠のサイズに更新し、更新したサイズの戻り枠を画像表示部109に表示してS500へ進む。
一方、S504でNoの場合はS508に進み、システム制御回路113は、所定の操作(第4の操作)が行われたかどうかを判定する。ここで、所定の操作とは、ズームレバーを広角側に第2の所定時間以上継続して押すことである。所定の操作が行われた場合はS509へ進み、所定の操作が行われていない場合はズーム戻り位置及び戻り枠サイズの更新を行わずにS500へ戻る。
S509では、システム制御回路113は、現在のズーム位置を所定の倍率だけ広角側に更新し、S500へ進む。
ここで、図6を用いて、フレーミング動作における戻り枠の表示について説明する。図6(a)では、FAボタン121を押した際に広角側へズーム位置が移動し、戻り枠61が表示された状態を示している。システム制御回路113は、ズームレバーの操作に応じて戻り枠のサイズを変更するが、S502で計算したズーム戻り位置が所定のズームアウト位置より望遠側の場合(S504でNoの場合)は、ズーム戻り位置と戻り枠のサイズ変更を制限する。なぜなら、計算したズーム戻り位置がズームアウト位置より広角側だと、戻り枠が画面内に収まらなくなるためである。
但し、計算したズーム戻り位置がズームアウト位置より広角側でも、ズームレバーが広角側に押され続けた場合は、ユーザがズームアウト位置をさらに広角側に変更したい可能性が高い。そのため、本実施例では、計算したズーム戻り位置がズームアウト位置より広角側でも、ズームレバーが広角側に第2の所定時間以上継続して押された場合(S508でYesの場合)は、現在のズーム位置を広角側に更新する。この場合、ズーム戻り位置は変更しない。図6(b)では、図6(a)の状態から現在のズーム位置を広角側に更新した状態を示している。点線は、広角側に更新されたズームアウト位置を示している。ここでは、ズーム戻り位置は変更していないため、戻り枠62は戻り枠61と同じズーム倍率の画角を示している。
なお、本実施例の変形例として、図5のS509において、現在のズーム位置だけでなく、ズーム戻り位置を変更してもよい。この場合、図6(c)で示すように、現在のズーム位置を広角側に更新しつつ、ズーム戻り位置も広角側に更新する。したがって、戻り枠63は、戻り枠61と画面上では同じ大きさに見えるが、より広角側の画角を示していることになる。
なお、図6(b)の動作と図6(c)の動作のどちらを使用するのかを予めユーザが設定可能にしてもよい。また、本実施例のS508及びS509の制御を、実施例2の図3の制御中で行ってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、望遠側/広角側に枠変更可能範囲を超えてズームイン位置変更操作がされた場合でも、所定操作を行うことで現在のズーム位置を変更し、より広角側への枠変更を可能とさせるため、操作性を向上させることができる。
なお、以上説明した実施例では、ズーム戻り位置変更操作をズームレバーの望遠側/広角側への押下操作、所定の操作をズームレバーの望遠側/広角側への所定時間以上の押下操作として説明したが、他の方法でも構わない。
100 撮像装置
103 撮影レンズ
104 撮像部
113 システム制御回路
114 ズーム制御手段
117 メモリ
120 操作部
121 フレーミングアシストボタン

Claims (14)

  1. ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作部と、
    前記第1の操作部を介した第1の操作に応じてズーム位置を広角側に変更し、前記第1の操作部を介した第2の操作に応じてズーム位置を記憶手段によって記憶されている第1のズーム位置に変更する制御手段と、
    撮影画像の表示に重畳して前記第1のズーム位置の画角を示す表示を行う表示部と、
    前記第1のズーム位置の変更を指示するための第2の操作部とを有する撮像装置であって、
    前記第2の操作部の操作が行われた場合、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1のズーム位置を更新するとともに、前記表示部への前記第1のズーム位置の画角を示す表示を更新し、
    前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置の画角を示す表示の大きさに応じて、前記制御手段は、前記第1のズーム位置の更新を制限することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置の画角を示す表示の大きさが第1の所定値より小さい場合、前記制御手段は、前記第1のズーム位置の更新を制限することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置のズーム倍率が第2の所定値より低い場合、前記制御手段は、前記第1のズーム位置の更新を制限することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の所定値は、前記第1の操作に応じて変更されたズーム位置のズーム倍率であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置の画角を示す表示の大きさが前記第1の所定値より小さい場合、前記制御手段は、前記第1のズーム位置を更新しないことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置のズーム倍率が前記第2の所定値より低い場合、前記制御手段は、前記第1のズーム位置を更新しないことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置の画角を示す表示が前記第1の所定値より小さい場合、前記制御手段は、第3の操作が行われれば前記第1のズーム位置を更新し、当該第3の操作が行われなければ前記第1のズーム位置を更新しないことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第3の操作は、前記第2の操作部を望遠側に第1の所定時間以上継続して操作することであることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置のズーム倍率が前記第2の所定値より低い場合であって、第4の操作が行われた場合、前記制御手段は、ズーム位置を広角側に移動することを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置のズーム倍率が前記第2の所定値より低い場合であって、前記第4の操作が行われた場合、前記制御手段は、さらに前記第1のズーム位置を更新することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第4の操作は、前記第2の操作部を広角側に第2の所定時間以上継続して操作することであることを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の所定値は、被写体の形状又は大きさに応じて設定可能であることを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記第1の所定値は、光学ズーム領域の望遠端のズーム位置に相当することを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. ユーザがズーム位置の変更を指示するための第1の操作部と第2の操作部を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の操作部を介した第1の操作に応じてズーム位置を広角側に変更するステップと、
    前記第1の操作部を介した第2の操作に応じてズーム位置を記憶手段によって記憶されている第1のズーム位置に変更するステップと、
    撮影画像の表示に重畳して前記第1のズーム位置の画角を示す表示を行うステップと、
    前記第2の操作部の操作に応じて前記第1のズーム位置を変更するステップと、
    前記第2の操作部の操作が行われた場合、前記記憶手段に記憶された前記第1のズーム位置を更新するとともに、前記第1のズーム位置の画角を示す表示を更新するステップとを有し、
    前記第2の操作部を介して指示された前記第1のズーム位置の画角を示す表示の大きさに応じて、前記第1のズーム位置の更新を制限することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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