JPWO2013021978A1 - 旋回駆動装置 - Google Patents

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Abstract

旋回駆動装置は、蓄電装置(120)からの電力で駆動されて旋回体(3)を駆動する旋回用電動機(21)と、旋回用電動機の駆動を制御するインバータ(20)と、制御信号ラインを介してインバータに接続されたコントローラ(30)と、旋回用電動機(21)の制御に異常が発生したときにインバータ(20)に指令を与える非常時操作部とを含む。インバータ(20)は、非常時操作部からの信号に基づいて、制御信号ラインを遮断し、且つ旋回用電動機(21)の駆動を制御する。

Description

本発明は建設機械等に設けられた旋回体を駆動する旋回駆動装置に関する。
ショベル等の建設機械には、バケット等の作業要素が取り付けられた旋回体を駆動する駆動装置が設けられることが多い。例えば、ショベルにおいて作業要素であるバケットは操縦室が設けられた上部旋回体に取り付けられ、上部旋回体が旋回することでバケットも一緒に旋回する。これにより、ショベルの周囲で作業を行なう位置にバケットを旋回移動させることができる。したがって、ショベルには上部旋回体を旋回駆動する旋回機構が設けられる。
上述の旋回機構において、旋回用電動機を駆動源として用いることがある。旋回用電動機にはインバータの制御の下で電力が供給される。インバータは、ショベルの駆動機構全体を制御するコントローラにより制御される。ここで、コントローラ自体やインバータとコントローラとの間の制御通信ラインに異常が発生した場合、コントローラによりインバータを制御することができなくなり、その結果、旋回機構を正常に駆動することができなくなるおそれがある。
そこで、下位制御部(例えば、上述のインバータ)が上位制御部(例えば、上述のコントローラ)の異常を監視し、上位制御部での異常を検出したら、下位制御部が当該異常に対処して装置を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開パンフレット WO2010/064625
旋回用電動機を含む旋回機構を用いたショベルにおいて、コントローラやコントローラとインバータとの間の制御通信ラインに異常が発生した場合、旋回機構の駆動を停止することで当該異常に対処することができる。
ところが、旋回機構の駆動を停止した場合、上部旋回体の旋回方向の位置を変えることができなくなるため、例えばバケットの位置も停止した位置に固定されたままとなる。この場合、例えばバケットが邪魔となり他の方法で作業を続行できないおそれがある。あるいは、上部旋回体又はバケットが停止位置に固定されたままであると、ショベルのバランスが悪いまま放置しなければならない状況となるおそれがある。
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、コントローラやコントローラとインバータとの間の制御通信ラインに異常が発生した場合でも、上部旋回体を通常の制御によらず一時的に旋回させることのできる旋回駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様によれば、エンジンの動力を電力へ変換し、変換した電力により旋回体を回動させる旋回駆動装置であって、電気エネルギを蓄電する蓄電装置と、蓄電装置からの電力で駆動されて旋回体を駆動する旋回用電動機と、該旋回用電動機の駆動を制御するインバータと、制御信号ラインを介して該インバータに接続されたコントローラと、該旋回用電動機の制御に異常が発生したときに該インバータに指令を与える非常時操作部とを有し、該インバータは、該非常時操作部からの信号に基づいて、該制御信号ラインを遮断し、且つ該旋回用電動機の駆動を制御することを特徴とする旋回駆動装置が提供される。
本発明の他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面を参照しながら以下の発明の詳細な説明を読むことにより、一層明瞭となるであろう。
上述の発明によれば、コントローラや制御通信ラインの異常により旋回用電動機を正常に駆動できなくなった場合でも、非常時操作部からの信号によりインバータを制御し、旋回用電動機を駆動することができる。したがって、異常発生により通常の制御を行なうことができない状況であっても、旋回用電動機で駆動される旋回体を所望の位置に旋回させることができる。
ハイブリッド型ショベルの側面図である。 一実施形態によるハイブリッド型ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。 蓄電系の回路図である。 非常時操作部の一例を示す平面図である。 非常時操作部の他の例を示す平面図である。 上部旋回体を旋回させるときの一例における各制御要素の変化を示すタイムチャートである。 上部旋回体を旋回させるときの他の例における各制御要素の変化を示すタイムチャートである。 上部旋回体を旋回させるときのさらに他の例における各制御要素の変化を示すタイムチャートである。
次に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明が適用されるショベルの一例であるハイブリッド型ショベルの側面図である。
図1に示すハイブリッド型ショベルの下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端に、アーム5が取り付けられ、アーム5の先端にバケット6が取り付けられている。ブーム4,アーム5及びバケット6は、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3には、キャビン10が設けられ、且つエンジン等の動力源が搭載される。
図2は、図1に示すハイブリッド型ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は実線でそれぞれ示されている。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸には、油圧ポンプとしてメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。油圧ポンプ14は可変容量式油圧ポンプであり、斜板の角度(傾転角)を制御することでピストンのストローク長を調整し、吐出流量を制御することができる。
エンジン11には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出器11aが備えられている。エンジン回転数検出器11aにより検出されたエンジン回転数は、エンジンコントロールユニット(ECU:Engine Control Unit)11bに入力される。エンジンコントロールユニット11bは、検出されたエンジン回転数に基づいて、エンジン11のフィードバック制御を行なう。また、エンジンコントロールユニット11bは、検出されたエンジン回転数を後述するコントローラ30に送信する。
コントロールバルブ17は、ハイブリッド型ショベルにおける油圧系の制御を行う制御装置である。下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9は、高圧油圧ラインを介してコントロールバルブ17に接続される。
電動発電機12には、インバータ18Aを介して、蓄電器を含む蓄電系120が接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。操作装置26は、レバー26A、レバー26B、ペダル26Cを含む。レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cは、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29にそれぞれ接続される。圧力センサ29は、電気系の駆動制御を行うコントローラ30に接続されている。
図2に示すハイブリッド型ショベルは旋回機構を電動にしたもので、旋回機構2を駆動するために旋回用電動機21が設けられている。電動作業要素としての旋回用電動機21は、インバータ20を介して蓄電系120に接続されている。旋回用電動機21の回転軸21Aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回変速機24が接続される。旋回用電動機21と、インバータ20と、レゾルバ22と、メカニカルブレーキ23と、旋回変速機24とで負荷駆動系が構成される。
コントローラ30は、ハイブリッド型ショベルの駆動制御を行う主制御部としての制御装置である。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、CPUが内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムを実行することにより実現される装置である。
コントローラ30は、圧力センサ29から供給される信号を速度指令に変換し、旋回用電動機21の駆動制御を行う。圧力センサ29から供給される信号は、旋回機構2を旋回させるために操作装置26を操作した場合の操作量を表す信号に相当する。
コントローラ30は、電動発電機12の運転制御(電動(アシスト)運転又は発電運転の切り替え)を行うとともに、昇降圧制御部としての昇降圧コンバータ100(図3参照)を駆動制御することによるキャパシタ19の充放電制御を行う。コントローラ30は、キャパシタ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(電動(アシスト)運転又は発電運転)、及び旋回用電動機21の運転状態(力行運転又は回生運転)に基づいて、昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切替制御を行い、これによりキャパシタ19の充放電制御を行う。また、コントローラ30は、蓄電器電圧検出部によって検出される蓄電器電圧値に基づいて、蓄電器(キャパシタ)の充電率SOCを算出する。
また、コントローラ30は、制御信号ライン32によりインバータ20に接続されており、制御信号ライン32を介して制御信号を送信してインバータ20を制御する。以下に説明する実施形態では、インバータ20は、旋回用電動機21に供給する駆動電流を制御するとともに、メカニカルブレーキ23の動作も制御することができる。また、傾斜センサ50により検出した傾斜角度を示す検出値がインバータ20に供給される。傾斜センサ50はショベルの傾斜角度を検出するために設けられたセンサである。傾斜角度が大きいと、上部旋回体3を旋回する方向が上を向いているときは、水平なときよりも大きな旋回力が必要となり、旋回する方向が下を向いているときは、水平なときよりも小さな旋回力でよい。
さらに、レゾルバ22は旋回用電動機21の回転数(回転速度)を検出し、検出値をコントローラ30に送るとともに、インバータ20にも送信する。したがって、インバータ20は、レゾルバ22からの検出値に基づいて上部旋回体3の旋回速度を求めることができる。
図3は、蓄電系120の回路図である。蓄電系120は、蓄電器としてのキャパシタ19と、昇降圧コンバータとDCバス110とを含む。DCバス110は、キャパシタ19、電動発電機12、及び旋回用電動機21の間での電力の授受を制御する。キャパシタ19には、キャパシタ 電圧値を検出するためのキャパシタ電圧検出部112と、キャパシタ電流値を検出するためのキャパシタ電流検出部113が設けられている。キャパシタ電圧検出部112とキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電圧値とキャパシタ電流値は、コントローラ30に供給される。
昇降圧コンバータ100は、電動発電機12、及び旋回用電動機21の運転状態に応じて、DCバス電圧値を一定の範囲内に収まるように昇圧動作と降圧動作を切り替える制御を行う。DCバス110は、インバータ18A及び20と昇降圧コンバータ100との間に配設されており、キャパシタ19、電動発電機12、発電機300、及び旋回用電動機21の間での電力の授受を行う。
昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切替制御は、DCバス電圧検出部111によって検出されるDCバス電圧値、キャパシタ電圧検出部112によって検出されるキャパシタ電圧値、及びキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電流値に基づいて行われる。
以上のような構成において、アシストモータである電動発電機12が発電した電力は、インバータ18Aを介して蓄電系120のDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介してキャパシタ19に供給される。旋回用電動機21が回生運転して生成した回生電力は、インバータ20を介して蓄電系120のDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介してキャパシタ19に供給される。
昇降圧コンバータ100は、リアクトル101、昇圧用IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)102A、降圧用IGBT102B、キャパシタ19を接続するための電源接続端子104、インバータ105を接続するための出力端子106、及び、一対の出力端子106に並列に挿入される平滑用のコンデンサ107を備える。昇降圧コンバータ100の出力端子106とインバータ18A,20との間は、DCバス110によって接続される。
リアクトル101の一端は昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bの中間点に接続され、他端は電源接続端子104に接続される。リアクトル101は、昇圧用IGBT102Aのオン/オフに伴って生じる誘導起電力をDCバス110に供給するために設けられている。
昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)をゲート部に組み込んだバイポーラトランジスタで構成され、大電力の高速スイッチングが可能な半導体素子(スイッチング素子)である。昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bは、コントローラ30により、ゲート端子にPWM電圧が印加されることによって駆動される。昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bには、整流素子であるダイオード102a及び102bが並列接続される。
キャパシタ19は、昇降圧コンバータ100を介してDCバス110との間で電力の授受が行えるように、充放電可能な蓄電器であればよい。なお、図4には、蓄電器としてキャパシタ19を示すが、キャパシタ19の代わりに、リチウムイオン電池等の充放電可能な二次電池、リチウムイオンキャパシタ、又は、電力の授受が可能なその他の形態の電源を用いてもよい。
電源接続端子104及び出力端子106は、キャパシタ19及びインバータ18A,20が接続可能な端子であればよい。一対の電源接続端子104の間には、キャパシタ電圧を検出するキャパシタ電圧検出部112が接続される。一対の出力端子106の間には、DCバス電圧を検出するDCバス電圧検出部111が接続される。
キャパシタ電圧検出部112は、キャパシタ19の電圧値Vcapを検出する。DCバス電圧検出部111は、DCバス110の電圧値Vdcを検出する。平滑用のコンデンサ107は、出力端子106の正極端子と負極端子との間に挿入され、DCバス電圧を平滑化するための蓄電素子である。この平滑用のコンデンサ107によって、DCバス110の電圧は予め定められた電圧に維持されている。
キャパシタ電流検出部113は、キャパシタ19の正極端子(P端子)側においてキャパシタ19に流れる電流の値を検出する検出手段であり、電流検出用の抵抗器を含む。すなわち、キャパシタ電流検出部113は、キャパシタ19の正極端子に流れる電流値I1を検出する。一方、キャパシタ電流検出部117は、キャパシタの負極端子(N端子)側においてキャパシタ19に流れる電流の値を検出する検出手段であり、電流検出用の抵抗器を含む。すなわち、キャパシタ電流検出部117は、キャパシタ19の負極端子に流れる電流値I2を検出する。
昇降圧コンバータ100において、DCバス110を昇圧する際には、昇圧用IGBT102Aのゲート端子にPWM電圧が印加され、降圧用IGBT102Bに並列に接続されたダイオード102bを介して、昇圧用IGBT102Aのオン/オフに伴ってリアクトル101に発生する誘導起電力がDCバス110に供給される。これにより、DCバス110が昇圧される。
DCバス110を降圧する際には、降圧用IGBT102Bのゲート端子にPWM電圧が印加され、降圧用IGBT102B、インバータ105を介して供給される回生電力がDCバス110からキャパシタ 19に供給される。これにより、DCバス110に蓄積された電力がキャパシタ19に充電され、DCバス110が降圧される。
本実施形態では、キャパシタ19の正極端子を昇降圧コンバータ100の電源接続端子104に接続する電源ライン114に、当該電源ライン114を遮断することのできる遮断器としてリレー130−1,130−2が設けられる。リレー130−1は、電源ライン114へのキャパシタ電圧検出部112の接続点115とキャパシタ19の正極端子の間に配置されている。リレー130−1はコントローラ30からの信号により作動し、キャパシタ19からの電源ライン114を遮断することで、キャパシタ19を昇降圧コンバータ100から切り離すことができる。
また、キャパシタ19の負極端子を昇降圧コンバータ100の電源接続端子104に接続する電源ライン117に、当該電源ライン117を遮断することのできる遮断器としてリレー130−2が設けられる。リレー130−2は、電源ライン117へのキャパシタ電圧検出部112の接続点118とキャパシタ19の負極端子の間に配置されている。リレー130−2はコントローラ30からの信号により作動し、キャパシタ19からの電源ライン117を遮断することで、キャパシタ19を昇降圧コンバータ100から切り離すことができる。なお、リレー130−1とリレー130−2を一つのリレーとして正極端子側の電源ライン114と負極端子側の電源ライン117の両方を同時に遮断してキャパシタを切り離すこととしてもよい。
なお、実際には、コントローラ30と昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bとの間には、昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bを駆動するPWM信号を生成する駆動部が存在するが、図3では省略する。このような駆動部は、電子回路又は演算処理装置のいずれでも実現することができる。
以上のような構成のショベルにおいて、コントローラ30に異常が発生した場合、コントローラ30での制御を停止することとなり、ショベル全体の動作が停止することがある。この際、旋回用電動機21の制御も行なわれないので、旋回用電動機21は停止したままとなり、上部旋回体3を旋回させることができなくなる。また、コントローラ30とインバータ20との間の通信制御ライン32に異常が発生した場合も同様に、旋回用電動機21の制御を行なうことができず、上部旋回体3を旋回させることができなくなる。
そこで、本発明の一実施形態では、上述のような異常が発生した非常時でも、通常の制御とは別の制御に切替えて旋回用電動機21を駆動することで、上部旋回体3を所望の位置まで旋回させる。これを実現するために、旋回用電動機21の駆動を制御するインバータ20をコントローラ30から切り離したうえで、インバータ20を制御する必要がある。
本実施形態では、ショベルの運転者等が操作することができる非常時操作部40が、例えばキャビン10内に設けられる。非常時操作部40は、旋回用電動機21を駆動するための信号をインバータ20に供給するために運転者等が操作するいくつかのスイッチを有している。
図4は非常時操作部40の一例を示す平面図である。図4に示す非常時操作部40は、ON−OFFスイッチ42aと、旋回方向切替えスイッチ42bと、加減速切替えスイッチ42cとを有する。
ON−OFFスイッチ42aは通常はOFFとされており、コントローラ30がインバータ20を制御できなくなった時のような非常時に運転者等が操作することでONとされる。ON−OFFスイッチ42aがONとされると、非常時制御信号がインバータ20に供給される。これによりインバータ20とコントローラ30との通信が遮断され、且つ非常時操作部40からの信号でインバータ20が制御される状態に設定される。
旋回方向切替えスイッチ42bは、旋回用電動機21の旋回方向を指示するためのスイッチである。旋回方向切替えスイッチ42bが「左」に操作されると、上部旋回体3が運転者から見て左方向に旋回するように旋回用電動機21を駆動するための指令信号がインバータ20に送信される。この指令信号に基づいて、インバータ20は、所定の駆動電流を旋回用電動機21に供給する。一方、旋回方向切替えスイッチ42bが「右」に操作されると、上部旋回体3が運転者から見て右方向に旋回するように旋回用電動機21を駆動するための指令信号がインバータ20に送信される。この指令信号に基づいて、インバータ20は、所定の駆動電流を旋回用電動機21に供給する。
加減速切替えスイッチ42cは、旋回用電動機21を加速するための指令信号、等速とするための指令信号、減速するための指令信号を選択的にインバータ20に供給するためのスイッチである。加減速切替えスイッチ42cが「加速」の位置に操作されると、旋回用電動機21を加速するための指令信号がインバータ20に送信される。この指令信号に基づいて、インバータ20は旋回用電動機21に供給している駆動電流を増大して旋回用電動機21を加速させる。加減速切替えスイッチ42cが「中立」の位置に操作されると、旋回用電動機21が無負荷で運転(駆動出力がゼロ)するように指令信号がインバータ20へ送信される。この指令信号に基づいて、インバータ20は旋回用電動機21に供給している駆動電流をゼロにする。上部旋回体3は各部の摩擦抵抗により、次第に減速する。加減速切替えスイッチ42cが「減速」の位置に操作されると、旋回用電動機21を減速するための指令信号がインバータ20に送信される。この指令信号に基づいて、インバータ20は旋回用電動機21を発電機として駆動させ、回生ブレーキにより減速させる。
以上のように、コントローラ30に異常が発生して旋回用電動機21を制御できないような状況であっても、非常時操作部40のON−OFFスイッチ42a、旋回方向切替えスイッチ42b、及び加減速切替えスイッチ42cを適宜操作することで、旋回用電動機21を駆動して上部旋回体3を旋回させることができる。
非常時操作部40のスイッチは、図4に示すスイッチに限られず、様々な形態のスイッチを用いることができる。図5は非常時操作部40の他の例を示す平面図である。図5に示す非常時操作部40は、上述のON−OFFスイッチ42aの他に、駆動スイッチ42dが設けられている。
駆動スイッチ42dは、「左」、「中立」、「右」の三つの位置に選択的に操作できるスイッチである。駆動スイッチ42dが「左」の位置に操作されると、上部旋回体3が運転者から見て左方向に旋回するように旋回用電動機21を駆動するための指令信号がインバータ20に送信される。駆動スイッチ42dが「中立」の位置に操作されると、上部旋回体3が停止するように旋回用電動機21を停止させるための指令信号がインバータ20に送信される。駆動スイッチ42dが「右」の位置に操作されると、上部旋回体3が運転者から見て右方向に旋回するように旋回用電動機21を駆動するための指令信号がインバータ20に送信される。駆動スイッチ42dは、「中立」を挟んで左右の方向に押圧操作するように設定されている。すなわち、駆動スイッチ42cの操作は、通常時に旋回操作を行なう操作レバーによる操作と同様の操作であり、運転者が操作しやすいようになっている。
ここで、コントローラ30とインバータ20との間の通信制御ライン32に異常が発生した場合には、コントローラ30は正常な制御を行なうことができる。このため、旋回用電動機21を駆動するための電力は、キャパシタ19と電動発電機12の両方から供給することができる。また、コントローラ30に異常が発生した場合であっても、少なくともECU11bには異常が発生していないため、エンジン11の動力により電動発電機12を発電運転させることができる。このため、旋回用電動機21を駆動するための電力は、少なくとも電動発電機12から供給することができる。
次に、非常時操作部40を操作して上部旋回体3を旋回させる一例における制御要素の変化について説明する。図6は非常時操作部40を操作して上部旋回体3を旋回させるときの各制御要素の変化を示すタイムチャートである。図6に示す例は、図4に示す非常時操作部40を使用したときの例である。
図6−(a)は、非常時操作部40の加減速切替えスイッチ42cから出力される制御信号の変化を示すグラフである。加減速切替えスイッチ42cからは、加速信号と中立信号と減速信号が出力され、インバータ20に入力される。
図6−(b)はインバータ20が生成してメカニカルブレーキ23に出力されるパーキングブレーキ信号の変化を示すブラフである。パーキングブレーキ信号がONとなるとメカニカルブレーキ23は旋回用電動機21に機械的にブレーキを掛けて旋回用電動機21を固定することで、上部旋回体3の旋回位置を固定する。
図6−(c)は上部旋回体3の旋回速度の変化を示すグラフである。上部旋回体3の旋回速度は、レゾルバ22で検出する旋回用電動機の回転数(回転速度)に比例するので、旋回速度の代わりにレゾルバ22で検出した旋回用電動機の回転数をそのまま用いてもよい。
図6−(d)はインバータ20で生成される旋回トルク指令値の変化を示すグラフである。旋回トルク指令値に基づいて、旋回用電動機21に供給される駆動電流の値が決定され、決定された駆動電流がインバータ20から旋回用電動機21に供給される。
非常時操作部40を操作して上部旋回体3を旋回させるには、まず、ON−OFFスイッチ42aを操作してON信号をインバータ20に送信する。これにより、インバータ20はコントローラ30との間の通信を遮断し、非常時操作部40からの制御信号でインバータ20が制御できる状態に設定する。
その後、図6−(a)に示すように、時刻t1において、加減速切替えスイッチ42cから出力される加速信号がONとなる。加速信号がONとなると、インバータ20は、パーキングブレーキ信号をOFFとしてメカニカルブレーキ23によるブレーキを解除する。時刻t1において加速信号がONとなると、インバータ20は予め設定された旋回トルク指令値(正の値)を生成し、生成した旋回トルク指令値に応じた駆動電流を旋回用電動機21に供給する。旋回トルク指令値は予め設定された値に維持される。従って、旋回用電動機21は予め設定された旋回トルク指令値に応じた駆動電流で駆動され、回転速度は上昇していく。
図6−(d)に示すように、上部旋回体3の旋回速度には速度リミット(速度上限値)が設定されており、旋回速度が速度リミットに到達すると、それ以上旋回速度が上昇しないように、旋回トルク指令値が低減される。すなわち、非常時には上部旋回体3を急激に旋回させると危険なので、上部旋回体3が低速で旋回するように旋回速度にリミットをかけている。したがって、時刻t2において旋回速度が速度リミットに到達すると、旋回トルク指令値は低減され、旋回速度は速度リミットより大きくならないように維持される。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを加速位置からから中立位置に操作すると、時刻t3において加速信号がOFFとなり、中立信号がONとなる。中立信号がONとなると、旋回トルク指令値はゼロとなり、旋回用電動機21への駆動電流はゼロとなる。したがって、旋回用電動機21は惰性で回転し、上部旋回体3も慣性力で旋回するだけとなり、次第に旋回速度は減少していく。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを中立位置からから減速位置に操作すると、時刻t4において中立信号がOFFとなり、減速信号がONとなる。減速信号がONとなると、インバータ20は旋回トルク指令(負の値)を生成し、生成した旋回トルク指令値に応じた駆動電流を旋回用電動機21に供給する。このときの駆動電流は旋回用電動機を反対向きに回転させる向きである。従って、旋回用電動機21は予め設定された旋回トルク指令値に応じた駆動電流で減速方向に駆動され、回転速度は低下していくので、上部旋回体3の旋回速度も次第に低減していく。
そして、上部旋回体3の旋回速度がゼロになって停止すると、運転者は加減速切替えスイッチ42cを減速位置から中立位置に操作する。これにより、減速信号はOFFとなり、中立信号がONとなる。中立信号がONとなるので、旋回トルク指令値はゼロとなり、上部旋回体3は停止状態に維持される。
中立信号がONとなった状態で、旋回速度がほぼゼロの状態が所定時間続くと、時刻t6において、インバータ20はパーキングブレーキ信号をONとする。これにより、メカニカルブレーキ23は旋回用電動機21にブレーキを掛け、上部旋回体3は停止した位置に固定される。
以上の動作により、運転者は、非常時操作部40を操作して、上部旋回体3を所望の方向に旋回させて所望の旋回位置に停止させることができる。したがって、コントローラ30の異常や通信制御ライン32の異常により、上部旋回体3を制御できない状態となっても、運転者が非常時操作部40を操作することで、上部旋回体3を所望の方向に旋回させて所望の旋回位置に停止させることができる。また、この状態は、エンジンコントロールユニット(ECU:Engine Control Unit)には異常が発生していないため、エンジン11の動力により油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)を駆動させることが可能な状態である。このため、オペレータは、非常時操作部40を操作して上部旋回体3の向きを所定の方向へ向けた後、操作装置26を操作してショベルを所定の場所まで移動させることができる。
次に、非常時操作部40を操作して上部旋回体3を旋回させる他の例における制御要素の変化について説明する。図7は非常時操作部40を操作して上部旋回体3を旋回させるときの各制御要素の変化を示すタイムチャートである。図7に示す例は、図4に示す非常時操作部40を使用したときの例である。
図7(a)は、非常時操作部40の加減速切替えスイッチ42cから出力される制御信号の変化を示すグラフである。加減速切替えスイッチ42cからは、加速信号と中立信号と減速信号が出力され、インバータ20に入力される。
図7(b)はインバータ20が生成してメカニカルブレーキ23に出力されるパーキングブレーキ信号の変化を示すブラフである。パーキングブレーキ信号がONとなるとメカニカルブレーキ23は旋回用電動機21に機械的にブレーキを掛けて旋回用電動機21を固定することで、上部旋回体3の旋回位置を固定する。
図7(c)は上部旋回体3の旋回速度の変化を示すグラフである。上部旋回体3の旋回速度は、レゾルバ22で検出する旋回用電動機の回転数(回転速度)に比例するので、旋回速度の代わりにレゾルバ22で検出した旋回用電動機の回転数をそのまま用いてもよい。図7(c)には、旋回速度指令値が点線で示され、それ対する実際の旋回速度検出値が実線で示されている。
図7(d)はインバータ20で生成される旋回トルク指令値を制限する旋回制限トルク値の変化を示すグラフである。旋回トルク指令値は速度偏差に応じて旋回制限トルク値を超えないように設定される。このようにインバータ20で生成される旋回トルク指令値に基づいて、旋回用電動機21に供給される駆動電流の値が決定され、決定された駆動電流がインバータ20から旋回用電動機21に供給される。
非常時操作部40を操作して上部旋回体3を旋回させるには、まず、ON−OFFスイッチ42aを操作してON信号をインバータ20に送信する。これにより、インバータ20はコントローラ30との間の通信を遮断し、非常時操作部40からの制御信号でインバータ20が制御できる状態に設定する。
その後、図7(a)に示すように、時刻t1において、加減速切替えスイッチ42cから出力される加速信号がONとなる。加速信号がONとなると、インバータ20は、パーキングブレーキ信号をOFFとしてメカニカルブレーキ23によるブレーキを解除する。時刻t1において加速信号がONとなると、インバータ20は、予め設定されている時間−速度のパターンに基づいて旋回トルク指令値(正の値)を生成し、生成した旋回トルク指令値に応じた駆動電流を旋回用電動機21に供給する。このとき、旋回トルク指令値は予め設定された旋回制限トルク値T1を超えないように設定される。旋回用電動機21は予め設定された旋回トルク指令値に応じた駆動電流で駆動され、回転速度は上昇していく。
図7(d)に示すように、旋回速度指令値に対して旋回速度検出値は遅れて変化する。旋回トルク指令値は、旋回速度指令値に対して旋回速度検出値との偏差に基づいて生成され、旋回制限トルク値T1により制限が加えられる。上部旋回体3の旋回加速度が大きすぎると危険なため、低速で旋回させるために、旋回トルク指令値に制限を加えている。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを加速位置からから中立位置に操作すると、時刻t2において加速信号がOFFとなり、中立信号がONとなる。中立信号がONとなると、旋回トルク指令値はゼロとなり、旋回用電動機21への駆動電流はゼロとなる。したがって、旋回用電動機21は惰性で回転し、上部旋回体3も慣性力で旋回するだけとなり、次第に旋回速度は減少していく。
時刻t2において加速信号がOFFとなると、図7(d)に示すように、旋回制限トルク値は、負の値−T2に設定される。中立信号がONとなっても、旋回トルク指令値は旋回速度指令値と旋回速度検出値との偏差に基づいて生成されるので、旋回トルク指令値が負の値となることがあり、このときの旋回トルク指令値にリミットを設けるために、旋回制限トルク値を−T2に設定する。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを中立位置からから減速位置に操作すると、時刻t3において中立信号がOFFとなり、減速信号がONとなる。減速信号がONとなると、インバータ20は旋回トルク指令(負の値)を生成し、生成した旋回トルク指令値に応じた駆動電流を旋回用電動機21に供給する。このときの駆動電流は旋回用電動機を反対向きに回転させる向きである。従って、旋回用電動機21は、旋回速度指令値と旋回速度検出値との偏差に基づいて決定された旋回トルク指令値に応じた駆動電流で減速方向に駆動され、回転速度は低下していくので、上部旋回体3の旋回速度も次第に低減していく。このとき、旋回トルク指令値を制限する旋回制限トルク値は、負の値−T3に設定される。減速中の旋回制限トルク値−T3の絶対値は、加速中の旋回制限トルク値T1の絶対値より大きく設定することが好ましい。上部旋回体3を減速する際は加速する際よりも急減であってもよいためである。
そして、上部旋回体3の旋回速度がゼロになって停止すると、運転者は加減速切替えスイッチ42cを減速位置から中立位置に操作する。これにより、減速信号はOFFとなり、中立信号がONとなる。中立信号がONとなるので、旋回トルク指令値はゼロとなり、ゼロのままとなって、上部旋回体3は停止状態に維持される。
中立信号がONとなった状態で、旋回速度がほぼゼロの状態が所定時間続くと、時刻t5において、インバータ20はパーキングブレーキ信号をONとする。これにより、メカニカルブレーキ23は旋回用電動機21にブレーキを掛け、上部旋回体3は停止した位置に固定される。
ここで、上述の旋回制限トルク値の変化のパターン(加速時はT1,中立時は−T2、減速時は−T3というパターン)は、予めマップ情報としてインバータ20に設けられたメモリ20aに格納されている。インバータ20は、非常時操作部40からの制御信号に基づいて、メモリ20aに格納されているマップ情報を参照しながら旋回トルク指令値を決定する。あるいは、マップ情報を非常時操作部40に設けられたメモリ40aに格納しておき、制御信号とともにマップ情報をインバータ20に送信することとしてもよい。
ここで、ショベル自体が傾斜したところに停止しているときには、上部旋回体3の旋回面も傾斜するので、上部旋回体3の旋回させる方向によって旋回力を変更することが好ましい。すなわち、ショベルが傾斜しているときは、上部旋回体3に取り付けられたブーム4を高い位置に持ち上げる方向に旋回するときには、平地のときよりも大きな旋回力が必要であり、反対にブーム4を低い位置に下げる方向に旋回するときには、平地のときよりも小さな旋回力でよい。したがって、図7に示す例の場合で考えると、旋回トルク指令値を制限するための旋回制限トルク値は、ショベルの傾斜角度に応じて変更することが好ましい。
そこで、図8に示す例では、ショベルの傾斜角度に応じて旋回制限トルク値を変更している。なお、図8−(a)、(b)、(c)に示すグラフは、図7−(a)、(b)、(c)に示すグラフと同様であり、その説明は省略する。図8−(d)に示すように、ショベルの傾斜角度が大きいときに、旋回方向がブーム4を高い位置に持ち上げる方向である場合は、旋回制限トルク値をT1よりも大きくしてより強く加速できるようにする。また、ショベルの傾斜角度が大きいときに、旋回方向がブーム4を低い位置に下げる方向である場合は、旋回制限トルク値の絶対値を−T2及び−T3の絶対値よりも大きくしてより大きい減速できるようにする。
このような旋回制限トルク値の変更を可能にするため、ショベルの傾斜角度に応じて複数のマップ情報を準備して上述のメモリ40a又はメモリ20aに格納しておく。インバータ20は、傾斜センサ50からの傾斜角度情報に基づいて、傾斜角度に対応するマップ情報を参照し、旋回制限トルク値を決定する。
本明細書ではハイブリッド式ショベルの実施形態により本発明を説明したが、本発明は具体的に開示された上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、種々の変形例及び改良例がなされるであろう。
本出願は、2011年8月9日出願の優先権主張日本国特許出願第2011−174400号に基づくものであり、その全内容は本出願に援用される。
本発明は、建設機械等に設けられた旋回体を駆動する旋回駆動装置に適用可能である。
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
11a エンジン回転数検出器
11b エンジンコントロールユニット
12 電動発電機
13 変速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18A,20 インバータ
19 キャパシタ
20a メモリ
21 旋回用電動機
22 レゾルバ
23 メカニカルブレーキ
24 旋回変速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
26D ボタンスイッチ
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
32 制御信号ライン
40 非常時操作部
40a メモリ
42a ON−OFFスイッチ
42b 旋回方向切替えスイッチ
42c 加減速切替えスイッチ
42d 駆動スイッチ
50 傾斜センサ
100 昇降圧コンバータ
110 DCバス
111 DCバス電圧検出部
112 キャパシタ電圧検出部
113,116 キャパシタ電流検出部
114,117 電源ライン
115,118 接続点
120 蓄電系
120A コンバータ
130−1,130−2 リレー
図2は、図1に示すハイブリッド型ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは太い実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は細い実線でそれぞれ示されている。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸には、油圧ポンプ14(メインポンプ)及びパイロットポンプ15が接続されている。油圧ポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。油圧ポンプ14は可変容量式油圧ポンプであり、斜板の角度(傾転角)を制御することでピストンのストローク長を調整し、吐出流量を制御することができる。
図3は、蓄電系120の回路図である。蓄電系120は、蓄電器としてのキャパシタ19と、昇降圧コンバータ100とDCバス110とを含む。DCバス110は、キャパシタ19、電動発電機12、及び旋回用電動機21の間での電力の授受を制御する。キャパシタ19には、キャパシタ 電圧値を検出するためのキャパシタ電圧検出部112と、キャパシタ電流値を検出するためのキャパシタ電流検出部113が設けられている。キャパシタ電圧検出部112とキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電圧値とキャパシタ電流値は、コントローラ30に供給される。
昇降圧コンバータ100は、電動発電機12、及び旋回用電動機21の運転状態に応じて、DCバス電圧値を一定の範囲内に収まるように昇圧動作と降圧動作を切り替える制御を行う。DCバス110は、インバータ18A及び20と昇降圧コンバータ100との間に配設されており、キャパシタ19、電動発電機12、及び旋回用電動機21の間での電力の授受を行う。
昇降圧コンバータ100は、リアクトル101、昇圧用IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)102A、降圧用IGBT102B、キャパシタ19を接続するための電源接続端子104、インバータ18A,20を接続するための出力端子106、及び、一対の出力端子106に並列に挿入される平滑用のコンデンサ107を備える。昇降圧コンバータ100の出力端子106とインバータ18A,20との間は、DCバス110によって接続される。
キャパシタ19は、昇降圧コンバータ100を介してDCバス110との間で電力の授受が行えるように、充放電可能な蓄電器であればよい。なお、図3には、蓄電器としてキャパシタ19を示すが、キャパシタ19の代わりに、リチウムイオン電池等の充放電可能な二次電池、リチウムイオンキャパシタ、又は、電力の授受が可能なその他の形態の電源を用いてもよい。
キャパシタ電流検出部113は、キャパシタ19の正極端子(P端子)側においてキャパシタ19に流れる電流の値を検出する検出手段であり、電流検出用の抵抗器を含む。すなわち、キャパシタ電流検出部113は、キャパシタ19の正極端子に流れる電流値I1を検出する。一方、キャパシタ電流検出部116は、キャパシタの負極端子(N端子)側においてキャパシタ19に流れる電流の値を検出する検出手段であり、電流検出用の抵抗器を含む。すなわち、キャパシタ電流検出部116は、キャパシタ19の負極端子に流れる電流値I2を検出する。
DCバス110を降圧する際には、降圧用IGBT102Bのゲート端子にPWM電圧が印加され、降圧用IGBT102B、インバータ18A,20を介して供給される回生電力がDCバス110からキャパシタ 19に供給される。これにより、DCバス110に蓄積された電力がキャパシタ19に充電され、DCバス110が降圧される。
本実施形態では、キャパシタ19の正極端子を昇降圧コンバータ100の電源接続端子104に接続する電源ライン114に、当該電源ライン114を遮断することのできる遮断器としてリレー130−1が設けられる。リレー130−1は、電源ライン114へのキャパシタ電圧検出部112の接続点115とキャパシタ19の正極端子の間に配置されている。リレー130−1はコントローラ30からの信号により作動し、キャパシタ19からの電源ライン114を遮断することで、キャパシタ19を昇降圧コンバータ100から切り離すことができる。
以上のような構成のショベルにおいて、コントローラ30に異常が発生した場合、コントローラ30での制御を停止することとなり、ショベル全体の動作が停止することがある。この際、旋回用電動機21の制御も行なわれないので、旋回用電動機21は停止したままとなり、上部旋回体3を旋回させることができなくなる。また、コントローラ30とインバータ20との間の通信信号ライン32に異常が発生した場合も同様に、旋回用電動機21の制御を行なうことができず、上部旋回体3を旋回させることができなくなる。
駆動スイッチ42dは、「左」、「中立」、「右」の三つの位置に選択的に操作できるスイッチである。駆動スイッチ42dが「左」の位置に操作されると、上部旋回体3が運転者から見て左方向に旋回するように旋回用電動機21を駆動するための指令信号がインバータ20に送信される。駆動スイッチ42dが「中立」の位置に操作されると、上部旋回体3が停止するように旋回用電動機21を停止させるための指令信号がインバータ20に送信される。駆動スイッチ42dが「右」の位置に操作されると、上部旋回体3が運転者から見て右方向に旋回するように旋回用電動機21を駆動するための指令信号がインバータ20に送信される。駆動スイッチ42dは、「中立」を挟んで左右の方向に押圧操作するように設定されている。すなわち、駆動スイッチ42dの操作は、通常時に旋回操作を行なう操作レバーによる操作と同様の操作であり、運転者が操作しやすいようになっている。
図6−(b)はインバータ20が生成してメカニカルブレーキ23に出力されるパーキングブレーキ信号の変化を示すグラフである。パーキングブレーキ信号がONとなるとメカニカルブレーキ23は旋回用電動機21に機械的にブレーキを掛けて旋回用電動機21を固定することで、上部旋回体3の旋回位置を固定する。
図6−()に示すように、上部旋回体3の旋回速度には速度リミット(速度上限値)が設定されており、旋回速度が速度リミットに到達すると、それ以上旋回速度が上昇しないように、旋回トルク指令値が低減される。すなわち、非常時には上部旋回体3を急激に旋回させると危険なので、上部旋回体3が低速で旋回するように旋回速度にリミットをかけている。したがって、時刻t2において旋回速度が速度リミットに到達すると、旋回トルク指令値は低減され、旋回速度は速度リミットより大きくならないように維持される。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを加速位置から中立位置に操作すると、時刻t3において加速信号がOFFとなり、中立信号がONとなる。中立信号がONとなると、旋回トルク指令値はゼロとなり、旋回用電動機21への駆動電流はゼロとなる。したがって、旋回用電動機21は惰性で回転し、上部旋回体3も慣性力で旋回するだけとなり、次第に旋回速度は減少していく。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを中立位置から減速位置に操作すると、時刻t4において中立信号がOFFとなり、減速信号がONとなる。減速信号がONとなると、インバータ20は旋回トルク指令(負の値)を生成し、生成した旋回トルク指令値に応じた駆動電流を旋回用電動機21に供給する。このときの駆動電流は旋回用電動機を反対向きに回転させる向きである。従って、旋回用電動機21は予め設定された旋回トルク指令値に応じた駆動電流で減速方向に駆動され、回転速度は低下していくので、上部旋回体3の旋回速度も次第に低減していく。
図7(b)はインバータ20が生成してメカニカルブレーキ23に出力されるパーキングブレーキ信号の変化を示すグラフである。パーキングブレーキ信号がONとなるとメカニカルブレーキ23は旋回用電動機21に機械的にブレーキを掛けて旋回用電動機21を固定することで、上部旋回体3の旋回位置を固定する。
図7(c)は上部旋回体3の旋回速度の変化を示すグラフである。上部旋回体3の旋回速度は、レゾルバ22で検出する旋回用電動機の回転数(回転速度)に比例するので、旋回速度の代わりにレゾルバ22で検出した旋回用電動機の回転数をそのまま用いてもよい。図7(c)には、旋回速度指令値が点線で示され、それ対する実際の旋回速度検出値が実線で示されている。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを加速位置から中立位置に操作すると、時刻t2において加速信号がOFFとなり、中立信号がONとなる。中立信号がONとなると、旋回トルク指令値はゼロとなり、旋回用電動機21への駆動電流はゼロとなる。したがって、旋回用電動機21は惰性で回転し、上部旋回体3も慣性力で旋回するだけとなり、次第に旋回速度は減少していく。
続いて、運転者が加減速切替えスイッチ42cを中立位置から減速位置に操作すると、時刻t3において中立信号がOFFとなり、減速信号がONとなる。減速信号がONとなると、インバータ20は旋回トルク指令(負の値)を生成し、生成した旋回トルク指令値に応じた駆動電流を旋回用電動機21に供給する。このときの駆動電流は旋回用電動機を反対向きに回転させる向きである。従って、旋回用電動機21は、旋回速度指令値と旋回速度検出値との偏差に基づいて決定された旋回トルク指令値に応じた駆動電流で減速方向に駆動され、回転速度は低下していくので、上部旋回体3の旋回速度も次第に低減していく。このとき、旋回トルク指令値を制限する旋回制限トルク値は、負の値−T3に設定される。減速中の旋回制限トルク値−T3の絶対値は、加速中の旋回制限トルク値T1の絶対値より大きく設定することが好ましい。上部旋回体3を減速する際は加速する際よりも急減であってもよいためである。
そこで、図8に示す例では、ショベルの傾斜角度に応じて旋回制限トルク値を変更している。なお、図8−(a)、(b)、(c)に示すグラフは、図7−(a)、(b)、(c)に示すグラフと同様であり、その説明は省略する。図8−(d)に示すように、ショベルの傾斜角度が大きいときに、旋回方向がブーム4を高い位置に持ち上げる方向である場合は、旋回制限トルク値をT1よりも大きくしてより強く加速できるようにする。また、ショベルの傾斜角度が大きいときに、旋回方向がブーム4を低い位置に下げる方向である場合は、旋回制限トルク値の絶対値を−T2及び−T3の絶対値よりも大きくしてより大き減速できるようにする。
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
11a エンジン回転数検出器
11b エンジンコントロールユニット
12 電動発電機
13 変速機
14 油圧ポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18A,20 インバータ
19 キャパシタ
20a メモリ
21 旋回用電動機
22 レゾルバ
23 メカニカルブレーキ
24 旋回変速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダ
7 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
32 制御信号ライン
40 非常時操作部
40a メモリ
42a ON−OFFスイッチ
42b 旋回方向切替えスイッチ
42c 加減速切替えスイッチ
42d 駆動スイッチ
50 傾斜センサ
100 昇降圧コンバータ
110 DCバス
111 DCバス電圧検出部
112 キャパシタ電圧検出部
113,116 キャパシタ電流検出部
114,117 電源ライン
115,118 接続点
120 蓄電
30−1,130−2 リレー


Claims (5)

  1. エンジンの動力を電力へ変換し、変換した電力により旋回体を回動させる旋回駆動装置であって、
    電気エネルギを蓄電する蓄電装置と、
    蓄電装置からの電力で駆動されて旋回体を駆動する旋回用電動機と、
    該旋回用電動機の駆動を制御するインバータと、
    制御信号ラインを介して前記インバータに接続されたコントローラと、
    前記旋回用電動機の制御に異常が発生したときに前記インバータに指令を与える非常時操作部と
    を有し、
    前記インバータは、前記非常時操作部からの信号に基づいて、前記制御信号ラインを遮断し、且つ前記旋回用電動機の駆動を制御することを特徴とする旋回駆動装置。
  2. 請求項1記載の旋回駆動装置であって、
    前記非常時操作部又は前記インバータは、前記旋回用電動機に供給する電流値を決定するマップが格納された記憶部を有していることを特徴とする旋回駆動装置。
  3. 請求項1又は2記載の旋回駆動装置であって、
    前記旋回用電動機に機械的にブレーキを掛けるメカニカルブレーキを更に有し、
    該メカニカルブレーキは前記非常時操作部に基づいて動作が制御されることを特徴とする旋回駆動装置。
  4. 請求項2記載の旋回駆動装置であって、
    前記記憶部は、傾斜センサにより検出した傾斜角度に応じた電流値を決定するために、複数の前記マップを格納していることを特徴とする旋回駆動装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の旋回駆動装置であって、
    前記非常時操作部は、左旋回及び右旋回のいずれか一方を選択する選択ボタンを有することを特徴とする旋回駆動装置。
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