JPWO2013011589A1 - 調光装置 - Google Patents

調光装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013011589A1
JPWO2013011589A1 JP2013525447A JP2013525447A JPWO2013011589A1 JP WO2013011589 A1 JPWO2013011589 A1 JP WO2013011589A1 JP 2013525447 A JP2013525447 A JP 2013525447A JP 2013525447 A JP2013525447 A JP 2013525447A JP WO2013011589 A1 JPWO2013011589 A1 JP WO2013011589A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
color
control device
drive circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013525447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6111397B2 (ja
Inventor
敦 牧
敦 牧
長谷川 清
清 長谷川
美奈 吉村
美奈 吉村
智子 若村
智子 若村
知之 廣安
知之 廣安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Kyoto University
Doshisha Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Kyoto University
Doshisha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Kyoto University, Doshisha Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2013011589A1 publication Critical patent/JPWO2013011589A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6111397B2 publication Critical patent/JP6111397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/20Controlling the colour of the light
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/16Controlling the light source by timing means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

脳科学の検証実験の結果に基づいて、長時間、学習や事務作業などの作業効率を向上させることができる調光装置を提供する。寒色系光源と、暖色系光源と、前記寒色系光源の駆動回路と、前記暖色系光源の駆動回路と、前記寒色系光源の駆動回路および前記暖色系光源の駆動回路を制御する制御部を備えた調光装置において、前記制御部は、前記複数光源により高照度高色温度の光を発光させ、30分程度の所定の時間が経過後に、高照度高色温度の光に代えて、前記光源の発光強度を変化することにより低照度低色温度の光を発光するように構成した。

Description

本発明は、電気スタンドや天井灯・壁灯などの照明の調光装置に関し、特に、学習や事務作業などの作業効率の向上に適した調光装置に関するものである。
机の前に座って学習をしたり事務作業をしたりする人のために、電気スタンドなどの照明が用いられている。従来の電気スタンドには、白熱ランプや蛍光ランプが主として用いられていたが、希望の光色を発色させるために三波長(RGB)の光源を用いることが提案されている(特許文献1)。
三波長以上の光源を用いた電気スタンドの一例として、特許文献2には、多様な色相のLED(発光ダイオード)を光源として適用して色温度および明るさの調節を通じて能率が向上される多様な学習モードを提供し、多様な色彩の感性照明により心理的安定を提供するようにした感性調節スタンド、が記載されている。
また、照明と判断の反応時間との関係について、非特許文献1には、照明の高い色温度は脳内の松果体から分泌されるメラトニンを抑制し、その結果として覚醒度に影響を与え、判断の反応時間が早くなること、が報告されている。
特開平6−76958号公報 特開2010−182661号公報
S.L. Chellappa et al., Non-visual effects of light on melatonin, alertness and cognitive performance: Can blue-enriched light keep us alert? PLos ONE 6(1), e16429, pp.1-11, 2011.
特許文献2には、色温度および明るさの調節を通じて多様な学習モードを提供できる電気スタンドが記載され、言語領域のモードを選択すると、高い集中力と長時間の集中力が提供される4,500〜5,500K(ケルビン)の色温度照明を提供し、数理領域のモードを選択すると、速い頭脳回転と高い思考速度が提供される6,500〜7,500Kの色温度照明を提供し、創意力/芸術領域のモードを選択すると、安定的で穏やかな雰囲気が提供される2,500〜3,500Kの色温度照明を提供する、と記載されている。しかし、後に述べる、脳科学の検証実験に基づくものではない。
非特許文献1には、高い色温度の照明によって、反応時間が早くなると報告されているが、長時間作業した場合の反応時間については、考慮されていない。
本発明は、脳科学の検証実験の結果に基づいて、長時間、学習や事務作業などの作業効率を向上させることや、移動体運転中の運転者(士)や、非定常的に夜勤をしなければならない準夜の看護師や、交番(警察官)の照明、大規模プラント(発電所・化学コンビーナート)の運転員の眠気防止・疲労の低減・集中力の維持などができる調光装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、先ず、高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、高照度高色温度の光に代えて、低照度低色温度の光を発光するように構成する。
本発明の調光装置の代表的な一例を挙げるならば、寒色系光源と、暖色系光源と、前記寒色系光源の駆動回路と、前記暖色系光源の駆動回路と、前記寒色系光源の駆動回路および前記暖色系光源の駆動回路と駆動時間を制御する制御部を備えた調光装置において、前記制御部は、前記複数の光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、前記複数の光源の発光強度を変化させることにより別の照度および色温度の光に変更するようにしたものである。
本発明の調光装置において、前記制御部は、前記寒色系光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、高照度高色温度の光に代えて、前記暖色系光源により低照度低色温度の光を発光するようにしてもよい。
なお、本発明において、高照度高色温度の光とは、800lux(ルックス)以上、5000−9000K(ケルビン)の光であり、また、低照度低色温度の光とは、500lux以下、2000−3500Kの光である。
また、本発明の調光装置において、前記制御部は、移行期間において、徐々に、高照度高色温度の光から低照度低色温度の光に変更するようにしてもよい。
また、本発明の調光装置において、前記寒色系光源は、青色LEDであり、前記暖色系光源は赤色LEDまたはオレンジ色LEDでよい。
また、本発明の調光装置において、更に、中間色系光源および該中間色系光源の駆動回路を備えてもよい。
また、本発明の調光装置は、前記中間色系光源は、白色LEDでよい。
本発明の調光装置の他の一例を挙げるならば、暖色系光源および前記暖色系光源の駆動回路を備えた天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明と、寒色系光源および前記寒色系光源の駆動回路を備えたスタンドと、前記暖色系光源の駆動回路および前記寒色系光源の駆動回路を制御する制御部を備えた調光装置において、前記制御部は、前記複数の光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、高照度高色温度の光に代えて、前記光源の発光強度を変化させることにより低照度低色温度の光を発光するようにしたものである。
本発明の調光装置の他の一例を挙げるならば、暖色系光源および前記暖色系光源の駆動回路を備えた天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明と、寒色系光源、前記寒色系光源の駆動回路、および前記寒色系光源の駆動回路を制御する制御部を備えたスタンドを有する調光装置において、前記天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明は、前記暖色系光源による低照度低色温度の光の発光状態を維持し、前記制御部は、前記スタンドの点灯スイッチがONされると、前記寒色系光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、前記寒色系光源の発光を停止するようにしたものである。
本発明の調光装置において、前記天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明は、更に、中間色系光源および中間色系光源の駆動回路を有してもよい。
また、本発明の調光装置においてはタイマーを有して点灯時刻・時間を制御できるが、前記所定の時間は、20〜60分の範囲、より好ましくは25〜35分の範囲でよい。
本発明の調光装置によれば、短期的に積極性を上げるとともに、その後、長時間、認知判断時間を維持し、眠気を押さえ、積極性も維持することができ、学習や事務作業などの作業効率を向上させることができる。
本発明の実施例1の調光装置のブロック構成を示す図である。 本発明の実施例1の調光装置における各色の光の強さの時間変化を示す図である。 本発明の実施例1の調光装置の制御のフローを示す図である。 本発明の実施例2の調光装置のブロック構成を示す図である。 本発明の実施例2の調光装置の制御のフローを示す図である。 本発明の実施例3の調光装置のブロック構成を示す図である。 本発明の実施例3の調光装置の制御のフローを示す図である。 本発明の実施例4の調光装置のブロック構成を示す図である。 本発明の実施例4の調光装置における光の強さの時間変化を示す図である。 本発明の実施例4の調光装置の制御のフローを示す図である。 PANAS調査票による主観的評価の結果を示す図である。 KSS調査票による主観的眠気評価の結果を示す図である。 Go/Non-Goタスクによる認知反応テストの結果を示す図である。
本発明の実施の形態を説明する前に、先ず、本発明の基となる、光条件の変更による検証実験の結果を示す。検証実験は、20人の被験者(男子大学生)に対して行ったものである。
図11は、PANAS(ポジティブネガティブ感情)調査票による主観的評価の結果を示す。図において、横軸は時刻を示す。また、縦軸はポジティブ感情(点数)を示し、値が大きいほど積極性が大きい。図において、■で示されるグラフは、Dim状態(薄暗がりの状態)から寒色系光(Blue:7000K)を照射した結果を示す。▲で示されるグラフは、Dim状態(薄暗がりの状態)から暖色系光(Red:3000K)を照射した結果を示す。●は、Dim状態(薄暗がりの状態)を維持したグラフを示す。
図11の結果から、知的活動を継続して行っている場合、薄暗がりの状態(Dim)から寒色系(Blue:7000K)への光環境下では、ポジティブな感情が高くなる(p=0.046)。しかし、30分後にはその感情は明らかに低下する(p=0.001)。したがって、寒色系(Blue:7000K)の光環境下では、光を点灯してから短期的にポジティブな感情が起こる。
これに対して、薄暗がりの状態(Dim)から暖色系(Red:3000K)への光環境下では、ポジティブな感情が高くなる傾向があり(p=0.057)、その感情は、30分後にも持続する。
図12は、KSS調査票による主観的眠気評価の結果を示す。図において、横軸は時刻を示す。また、縦軸は眠気(点数)を示し、値が小さいほど覚醒状態である。図において、■で示されるグラフは、Dim状態(薄暗がりの状態)から寒色系光(Blue:7000K)を照射した結果を示す。▲で示されるグラフは、Dim状態(薄暗がりの状態)から暖色系光(Red:3000K)を照射した結果を示す。●は、Dim状態(薄暗がりの状態)を維持したグラフを示す。
図12の結果から、知的活動を継続して行っている場合、暖色系(Red:3000K)の光環境下では眠気が低下し、この眠気の低下は1時間は継続する。
図13は、Go/Non-Goタスクによる認知反応テストの結果を示す。図において、横軸は時刻を示す。また、縦軸は判断時間(ms)を示し、値が小さいほど反応時間が短い。図において、■で示されるグラフは、Dim状態(薄暗がりの状態)から寒色系光(Blue:7000K)を照射した結果を示す。▲で示されるグラフは、Dim状態(薄暗がりの状態)から暖色系光(Red:3000K)を照射した結果を示す。●は、Dim状態(薄暗がりの状態)を維持したグラフを示す。
図13の結果から、知的活動を継続して行っている場合、薄暗がりの状態(Dim)から寒色系(Blue:7000K)の光環境下では、一時的に反応時間が短くなる。
これに対し、薄暗がりの状態(Dim)から暖色系(Red:3000K)の光環境下では、1時間は継続してGo/Non-Go課題の反応時間が低下する。また、暖色系(Red:3000K)の光環境下では、寒色系(Blue:7000K)の光環境下では観測されないような、判断力の維持が起こる。
図11〜13の検証結果を纏めると、青白い光(7000K,900lux)について、主観評価に関し、点灯直後のみポジティブとなり、30分後に元に戻る。眠気変化はみられない。認知行動反応に関しては、点灯直後のみ判断時間が早くなる傾向で、30分後元に戻る。
これに対して、暗いオレンジ光(3000K,300lux)については、ポジティブ傾向が継続し、継続して眠気が低くなる。認知行動反応に関しては、継続して判断時間が早くなる。
以上の検証結果に基づいて、本発明では、短期的に積極性を上げるために、青白い光を最初の約30分間点灯し、その後は、暗いオレンジ光を点灯して、集中力を継続する。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施例1は、本発明を学習用や事務作業用の電気スタンドに適用したものである。
図1に、実施例1の調光装置のブロック構成を示す。本実施例では光源として、寒色系光源11、中間色系光源12および暖色系光源13を備えている。寒色系光源は、5000−9000Kの高色温度の光源で、高色温度の光を発光するLED、蛍光灯、発熱灯などで構成でき、例えば7000Kの青色LEDを用いることができる。蛍光灯や発熱灯の場合は、カラーフィルタを設けて色温度を調節しても良い。暖色系光源は、2000−3500Kの低色温度の光源で、低色温度の光を発光するLED、蛍光灯、発熱灯などで構成でき、例えばオレンジ色のLEDを用いることができる。蛍光灯や発熱灯の場合は、カラーフィルタを設けて色温度を調節しても良い。中間色系の光源は、例えば白色LEDを用いることができる。
各光源には、それぞれ寒色系光源の駆動回路14、中間色系光源の駆動回路15、暖色系光源の駆動回路16が設けられている。例えば100−110Vの商用電源から、電源部10により、各光源を点灯するに適した電圧に変換し、それぞれの光源の駆動回路14〜16に供給される。
調光装置は、前記複数光源の駆動回路と駆動時間を制御する制御部17を備えており、制御部17には、操作部18や表示部19が接続されている。操作部18には、点灯スイッチや明るさなどを調節する操作ボタンが設けられている。表示部19は、点灯モードや点灯スイッチをONにしてからの時間を表示するようにしてもよい。制御部17には、メモリ20が設けられており、それぞれの光源の光の強さの設定値や、後に述べる光の強さを変化させる場合の関数などが記憶されている。制御部17からは、制御信号が、各光源の駆動回路14〜16に供給され、後で述べるように各光源11〜13の光の強さを時間的に制御する。
図2に、実施例1の調光装置による、各光源の光の強さの時間変化を示す。光源の組合せとしては、寒色系光源として青色光源、暖色系光源として赤色光源、中間色光源として緑色光源の組合せ、或いは、寒色系光源として青色光源、暖色系光源としてオレンジ色(電球色)光源、中間色光源として白色光源の組合せを用いることができる。
点灯スイッチをONにすると、最初に高照度高色温度の光を発光する。すなわち、初期条件(設定値t0)として、強い寒色光と、一部の中間色光を発光させ、暖色光は微弱な光またはゼロとする。時間が経過して、所定の時間、例えば約30分近くになると、別の調光条件に変更する。所定の時間は、20〜60分の範囲、好ましくは25〜35分の範囲で選択することができる。図に示すように、点灯後25分から35分の間に調光条件を変更し、寒色光を徐々に減少させて、微弱な光またはゼロにし、暖色光を微弱な光またはゼロから徐々に増加させる。例えば、点灯後25分から35分の間に256段階で、寒色光および暖色光の強さを設定値t0から設定値t30に変化させる。中間色光については、強さを少し減少させる。そして、最終条件(設定値t30)として、弱い暖色光と一部の中間色光からなる、低照度低色温度の光の発光を持続する。
高照度高色温度の光から低照度低色温度の光へは、瞬間的に切り替えても良いが、図2に示すように、ある移行期間を持って、利用者が気付かないように、切り替えるのが好ましい。図2では、光の強度を線形に変化させているが、γ関数などの予め設定した関数を用いても良い。これらの関数は、図1のメモリ20内に記憶しておき、読み出して利用する。
図3に、実施例1の調光装置の制御のフローを示す。図3(a)は、点灯後所定の時間が経過すると、別の色温度の光源に変更するものである。点灯スイッチをONにすると、最初に高照度高色温度の光源を選択する。そして、所定の時間、例えば約30分が経過したかを監視し、所定の時間が経過すると別の色温度の光源に切り替える。
図3(b)は、図2に対応するもので、先ず、点灯スイッチをONにすると、最初に高照度高色温度の光源を選択する。そして、所定の時間、例えば約25分が経過すると移行期間に入り、徐々に寒色系光源および暖色系光源の強さを変更する。そして、移行期間が終わると、最終条件である低照度低色温度の光源を選択する。
本実施例では、照明の点灯後、最初は高照度高色温度の光を発光し、所定の時間、例えば約30分後に、低照度低色温度の光に変更することにより、短期的に積極性を上げるとともに、その後、長時間、認知判断時間を維持し、眠気を押さえ、積極性も維持することにより、学習や事務作業などの作業効率を向上させることができる。
実施例1では、中間色光源12および中間色光源の駆動回路15を設けているが、この構成は必須のものではなく、この光源を除いて、寒色系光源11および暖色系光源13のみで構成しても良い。
また、実施例1は、本発明を電気スタンドに適用したものとして説明したが、これに限られるものではなく、教室や事務室の照明、例えば天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明に用いることもできる。
実施例2は、本発明の調光装置を、教室や事務室に設けられた天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明と、利用者の近くに設けられたスタンドとから構成される照明に用いたものである。
図4に、実施例2の調光装置のブロック構成を示す。教室や事務室の天井に設けられた天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明41には、暖色系光源13および中間色系光源12が設けられている。これに対し、個々の利用者の近くに設けたスタンド42には、寒色系光源11が設けられている。本実施例では、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明などのリモコン操作部43を備えており、有線や無線で操作信号を制御部17に伝達するように構成されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
実施例2の動作も実施例1とほぼ同様である。リモコン操作部43により点灯スイッチをONにすると、先ず、スタンド42の寒色系光源11が高照度高色温度の光を発光する。このとき、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明41の暖色系光源13は、微弱な光とし、或いは発光しない。また、中間色光源12は、少し発光させても良い。そして、時間が経過して、所定の時間、例えば約30分近くになると、別の調光条件に変更する。例えば、スタンドの高色温度の寒色系光源を切断、或いは微弱な光とし、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の低色温度の暖色系光源を、弱く低照度で発光させる。この場合も、移行期間を設け、寒色系光源および暖色系光源の光の強さを徐々に変化させるのが好ましい。
図5に実施例2の調光装置の制御のフローを示す。図5(a)において、点灯スイッチをONにすると、最初にスタンドの高照度高色温度の光源を選択する。そして、所定の時間、例えば約30分が経過したかを監視し、所定の時間が経過するとスタンドの高色温度の光源を切断し、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の低照度低色温度の光源を選択する。
図5(b)は、図2に対応するもので、先ず、点灯スイッチをONにすると、最初にスタンドの高照度高色温度の光源を選択する。そして、所定の時間、例えば約25分が経過すると移行期間に入り、徐々にスタンドの寒色系光源および天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の暖色系光源の強さを変更する。そして、最終条件である天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の低照度低色温度の光源を発光させる。
実施例2では、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明が暖色系光源と白色系光源を備え、スタンドが寒色系光源を備えるものであるが、この実施例は、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明およびスタンドが、それぞれ、寒色系光源、暖色系光源および白色系光源を備えるものである。
図6に示すように、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明41は、寒色系光源11、白色系光源12、暖色系光源13およびそれらの駆動回路14〜16を備えている。また、スタンド42は、寒色系光源11’、白色系光源12’、暖色系光源13’およびそれらの駆動回路14’〜16’を備えている。操作部18はスタンドに設けられており、制御部17を介して、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の駆動回路14〜16およびスタンドの駆動回路14’〜16’を駆動時間も含めて制御する。
実施例3では、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の3つの光源、およびスタンドの3つの光源の光の強さを制御することにより、各光源の光の強さを組み合わせて、例えば図2にみられる特性を実現する。
図7に実施例3の調光装置の制御のフローを示す。図7において、スタンドの点灯スイッチをONにすると、先ず、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の照度および色温度を変更し、次に、高色温度のスタンドを点灯させる。天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明と高色温度のスタンドの光を組み合わせることにより、高照度高色温度の光を照射する。そして、所定の時間、例えば約30分が経過したかを監視し、所定の時間が経過するとスタンドの照度および色温度を低照度、低色温度の光に変更するとともに、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の照度および色温度を変更する。変更後の、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明とスタンドの光を組み合わせることにより低照度低色温度の光を照射する。
実施例4は、実施例2の一部を変形したものである。事務室においては、全員が同時に事務作業に入るとは限らない。本実施例は、利用者が異なる時間に事務作業を始めても、作業効率を向上できるようにしたものである。
図8に、実施例4の調光装置のブロック構成を示す。実施例2と同様に、事務室の天井に設けられた天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明41には、暖色系光源13および中間色系光源12が設けられている。これに対し、個々の利用者の近くに設けたスタンド42には、寒色系光源11が設けられている。本実施例では、個々のスタンド42が制御部17および操作部18を備えており、スタンド毎に寒色系光源11の光の強さと時間を制御できるように構成されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
図9に、実施例4の調光装置における各色の光の強さの時間変化を示し、図10に、実施例4の調光装置の制御のフローを示す。
本実施例では、先ず、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明41の暖色系光源13および中間色光源12は、予め点灯し、低照度で点灯状態を維持しておく。利用者によりスタンド42の操作部18の点灯スイッチがONとされると、制御部17を介してスタンドの寒色系光源11が発光し、高照度高色温度の光が照射される。そして、所定の時間、例えば約25分が経過すると移行期間に入り、制御部17の制御信号により、徐々にスタンドの寒色系光源の光の強さが減少してゼロとなり、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明の暖色および中間色の光からなる低照度低色温度の光が照射される状態に戻る。
本実施例では、点灯スイッチON後の所定の期間は、寒色光とともに暖色光も照射されるが、低照度の暖色光に比べて寒色光の照度は高照度であるため、寒色光の影響が大きく、暖色光がゼロである実施例1と同様の効果が期待される。
本実施例によれば、事務所などで利用者が異なる時間に事務作業を開始しても、個々の利用者が作業開始時にスタンドの点灯スイッチをONとすることにより、短期的に積極性を上げるとともに、その後、長時間、認知判断時間を維持し、眠気を押さえ、積極性も維持することにより、作業効率を向上させることができる。
なお、実施例4においても、実施例3と同様に、スタンドが、更に暖色系光源および中間色系光源を備え、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明が、更に寒色系光源を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、学習や事務作業の作業効率を向上させることができ、机に設ける電気スタンドや、天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明などの事務室の照明に利用することができる。
10 電源部
11 寒色系光源
12 中間色系光源
13 暖色系光源
14 寒色系光源の駆動回路
15 中間色系光源の駆動回路
16 暖色系光源の駆動回路
17 制御部
18 操作部
19 表示部
20 メモリ
41 天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明
42 スタンド
43 天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明などのリモコン操作部

Claims (15)

  1. 寒色系光源と、暖色系光源と、前記寒色系光源の駆動回路と、前記暖色系光源の駆動回路と、前記寒色系光源の駆動回路および前記暖色系光源の駆動回路を制御する制御部を備えた調光装置において、
    前記制御部は、前記複数の光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、前記複数の光源の発光強度を変化させることにより別の照度および色温度の光に変更するようにした調光装置。
  2. 請求項1に記載の調光装置において、
    前記制御部は、前記寒色系光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、高照度高色温度の光に代えて、前記暖色系光源により低照度低色温度の光を発光するようにした調光装置。
  3. 請求項2に記載の調光装置において、
    前記制御部は、移行期間において、徐々に、高照度高色温度の光から低照度低色温度の光に変更するようにした調光装置。
  4. 請求項1に記載の調光装置において、
    前記寒色系光源は、青色LEDであり、前記暖色系光源は赤色LEDまたはオレンジ色LEDである調光装置。
  5. 請求項1に記載の調光装置において、更に、
    中間色系光源および該中間色系光源の駆動回路を備える調光装置。
  6. 請求項5に記載の調光装置において、
    前記中間色系光源は、白色LEDである調光装置。
  7. 請求項1に記載の調光装置において、
    前記所定の時間は、20〜60分の範囲、より好ましくは25〜35分の範囲である調光装置。
  8. 暖色系光源および前記暖色系光源の駆動回路を備えた天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明と、寒色系光源および前記寒色系光源の駆動回路を備えたスタンドと、前記暖色系光源の駆動回路および前記寒色系光源の駆動回路を制御する制御部を備えた調光装置において、
    前記制御部は、前記複数の光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、高照度高色温度の光に代えて、前記光源の発光強度を変化させることにより低照度低色温度の光を発光するようにした調光装置。
  9. 請求項8に記載の調光装置において、
    前記制御部は、移行期間において、徐々に、高照度高色温度の光から低照度低色温度の光に変更するようにした調光装置。
  10. 請求項8記載の調光装置において、
    前記天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明は、更に、中間色系光源および中間色系光源の駆動回路を有する調光装置。
  11. 請求項8記載の調光装置において、
    前記所定の時間は、20〜60分の範囲、より好ましくは25〜35分の範囲である調光装置。
  12. 暖色系光源および前記暖色系光源の駆動回路を備えた天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明と、寒色系光源、前記寒色系光源の駆動回路、および前記寒色系光源の駆動回路を制御する制御部を備えたスタンドを有する調光装置において、
    前記天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明は、前記暖色系光源による低照度低色温度の光の発光状態を維持し、
    前記制御部は、前記スタンドの点灯スイッチがONされると、前記寒色系光源により高照度高色温度の光を発光させ、所定の時間が経過後に、前記寒色系光源の発光を停止するようにした調光装置。
  13. 請求項12記載の調光装置において、
    前記制御部は、移行期間において、徐々に、高照度高色温度の光を減少させるようにした調光装置。
  14. 請求項12記載の調光装置において、
    前記天井灯・壁灯などの周囲の環境光を制御する照明は、更に、中間色系光源および中間色系光源の駆動回路を有する調光装置。
  15. 請求項12記載の調光装置において、
    前記所定の時間は、20〜60分の範囲、より好ましくは25〜35分の範囲である調光装置。
JP2013525447A 2011-07-21 2011-07-21 調光装置 Active JP6111397B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/066608 WO2013011589A1 (ja) 2011-07-21 2011-07-21 調光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013011589A1 true JPWO2013011589A1 (ja) 2015-02-23
JP6111397B2 JP6111397B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=47557795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013525447A Active JP6111397B2 (ja) 2011-07-21 2011-07-21 調光装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6111397B2 (ja)
WO (1) WO2013011589A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019526160A (ja) * 2016-07-28 2019-09-12 ▲広▼▲東▼野光源▲視▼力保健研究院Guangdong Wlight Visual Health Research Institute 動的照明方法および装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6152726B2 (ja) * 2013-07-10 2017-06-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置及び照明装置の制御方法
JP6164962B2 (ja) * 2013-07-24 2017-07-19 東芝ライテック株式会社 照明装置およびプラットホーム照明システム
JP6258060B2 (ja) * 2014-02-13 2018-01-10 アイシン精機株式会社 照明装置および照明方法
JP6249165B2 (ja) * 2014-02-26 2017-12-20 東芝ライテック株式会社 照明器具
FR3032515B1 (fr) 2015-02-05 2017-01-27 Maquet Sas Equipement d'eclairage a stimulation optimale des fonctions non visuelles.
CN107172745B (zh) * 2017-06-05 2019-04-30 广州视源电子科技股份有限公司 色温自动调节方法、装置及灯镜
CN108495423B (zh) * 2018-05-25 2024-04-30 昆山人因健康工程研发中心有限公司 一种基于脑波特征的色温调节照明系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294388A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Sekisui House Ltd 照明制御方法および照明システム
JP2008238957A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 車室内照明装置
JP2009283317A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Sharp Corp 照明装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294388A (ja) * 1999-04-09 2000-10-20 Sekisui House Ltd 照明制御方法および照明システム
JP2008238957A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 車室内照明装置
JP2009283317A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Sharp Corp 照明装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019526160A (ja) * 2016-07-28 2019-09-12 ▲広▼▲東▼野光源▲視▼力保健研究院Guangdong Wlight Visual Health Research Institute 動的照明方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6111397B2 (ja) 2017-04-12
WO2013011589A1 (ja) 2013-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6111397B2 (ja) 調光装置
EP2235431B1 (en) Lighting device
JP5386576B2 (ja) 覚醒システム
JP4966315B2 (ja) 光源システムおよび照明装置
JP5415664B2 (ja) 光源装置
JP2009259639A (ja) 照明装置
JP2007299714A (ja) 照明器具
JP3933175B2 (ja) 照明装置
JP2016170972A (ja) 照明システム
KR20160110280A (ko) 온도에 따라 색온도를 변화시키는 엘이디 조명등
JP2014222587A (ja) 照明器具
JP3171258U (ja) 照明装置
WO2020022007A1 (ja) 照明器具、照明システム及び制御方法
JP5165257B2 (ja) Led照明器具装置
JP5902008B2 (ja) 照明器具および照明装置の制御方法
CN112042281B (zh) 发光装置、照明系统以及控制方法
JP2010073462A (ja) 電球型蛍光灯
JP2019102378A (ja) Led照明装置
JP2019106300A (ja) Led照明装置
JP2017117600A (ja) 照明装置の点灯方法と照明装置
KR20180121222A (ko) 사용자의 제스쳐를 이용하여 제어되는 조명장치
JP2012155905A (ja) 照明装置
JP5889680B2 (ja) 照明器具および照明装置の制御方法
JP3105352U (ja) 3色発光ledによる瞑想灯。
KR20170092820A (ko) 지연 점등과 소등 기능을 구비한 공간 조명장치 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131030

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6111397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250