JP6164962B2 - 照明装置およびプラットホーム照明システム - Google Patents

照明装置およびプラットホーム照明システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、プラットホームを照明する照明装置、およびこの照明装置を用いたプラットホーム照明システムに関する。
従来、駅の車両が発着するプラットホームには、プラットホームの側縁に沿った上方にこのプラットホームを照明する複数の照明装置が設置されている。
また、プラットホームの側縁に沿った床面に複数の表示ブロックを設置し、表示ブロックの点灯状態によってプラットホームへの車両の接近や進入に関する情報を表示するようにした表示装置がある。さらに、この表示装置では、表示ブロックが点灯する色を、接近する車両の種類によって変え、利用者がプラットホームへ接近、進入する車両の種類を視覚的に確認できるようにしている。
特開2008−94335号公報
表示装置によってプラットホームに発着する車両に関する情報を利用者に提供できるが、表示ブロックをプラットホームの床面に設置することは容易でなく、また、表示ブロックを床面に設置しても、プラットホーム上に多くの他の利用者がいる場合には表示ブロックを視認しずらかったり見落としやすく、プラットホームに発着する車両に関する情報が利用者に提供されにくいものであった。
本発明が解決しようとする課題は、設置が容易で、プラットホームに発着する車両に関する情報を利用者に提供しやすい照明装置、およびプラットホーム照明システムを提供することである。
実施形態の照明装置は、車両が発着するプラットホームの側縁の上方に設置される。照明装置は、器具本体、照明部および報知部を備える。器具本体は、プラットホームの側縁寄りとなる幅方向一側の下面に設けられた下面部、およびプラットホームの中央寄りとなる幅方向他側の下面に設けられプラットホームの中央側に対向するように斜め下方に向く傾斜面部を有する。照明部は、器具本体の下面部に設けられ、プラットホームを照明する光を出射する光源部を有する。報知部は、器具本体の傾斜面部に設けられ、照明部の光源部とは別体で、かつ、光源部の光の色とは異なる色であって車両に対応する識別色の光を出射する第二光源部を有し、外部からの特定の外部信号に応じて第二光源部の光をプラットホームに発着する車両の識別色に可変する。
本発明によれば、プラットホームに発着する車両に関する情報を利用者に提供しやすくなることが期待できる。
一実施形態を示す照明装置の幅方向に沿った断面図である。 同上照明装置の長手方向に沿った断面図である。 同上照明装置の外観を示し、(a)は底面図、(b)は平面図である。 同上照明装置の設置例を示す説明図である。 同上照明装置を用いたプラットホーム照明システムのブロック図である。
以下、一実施形態を、図1ないし図5を参照して説明する。
図4にプラットホーム用照明装置である照明装置10の設置例を示す。
駅のプラットホーム11の両側縁に、車両12がそれぞれ発着する発着番線がある。車両12には種類や路線によって対応する識別色が定められており、車両12の前後面や側面等にライン状の色表示がなされている。
プラットホーム11の両側縁に沿った上方に、側縁照明用の複数の照明装置10が所定の間隔をあけて設置されている。これら照明装置10は、プラットホーム11上に立設された構造物13に支えられたケーブルラック14の下面に設置されている。
また、プラットホーム11の中央域の上方に、中央照明用の複数の照明装置15が設置されている。これら照明装置15は、プラットホーム11上に立設された構造物13に吊り下げ設置されている。
次に、図1ないし図3に照明装置10を示す。照明装置10は、器具本体20、この器具本体20に一体に設けられた第1の照明部としての照明部21および第2の照明部としての報知部22を備えている。これら照明部21と報知部22とは、器具本体20の長手方向に同じ長さで、かつ幅方向に同じ位置に並んで形成されている。
器具本体20は、プラットホーム11の長手方向に沿って長尺状に形成されるとともに、長手方向およびこの長手方向に直交する幅方向の寸法に対して高さ方向の寸法が小さい薄形形状に形成されている。そして、器具本体20は、ケーブルラック14に取り付けられる下面を開口したシャーシ24、このシャーシ24の長手方向に2分割されていてシャーシ24の下面に着脱可能に取り付けられる2つのカバー枠25、およびこれらカバー枠25間を覆う蓋体26を備えている。
シャーシ24の長手方向の一端には、照明部21に電源を供給する照明用電源ケーブル27および信号を伝達する信号ケーブル28が接続されている。シャーシ24の他端には報知部22に電源を供給する報知用電源ケーブル29が接続されている。シャーシ24の両端部および中央部にケーブルラック14への取付部30が設けられている。
カバー枠25は、シャーシ24の下面にパッキング31を介してねじ32で固定され、防水性が確保されている。カバー枠25の幅方向の一側の略半分の領域には直下方向に向く水平状の下面部33が形成され、この下面部33にはカバー枠25の長手方向に沿って長い開口部34が形成されている。カバー枠25の幅方向の他側の略半分の領域には一側とは反対側へ向けて斜めとなる斜め下方に向く傾斜面部35が形成され、この傾斜面部35にはカバー枠25の長手方向に沿って長い開口部36が形成されている。開口部34と開口部36とは、長手方向の開口幅が同じ寸法で、幅方向の開口幅も同じあるいは略同じ寸法となっている。
また、照明部21は、器具本体20の幅方向の一側であって各カバー枠25の下面部33に配設されており、光源部(第一光源部)37である照明用光源38が実装された基板39、この基板39をカバー枠25の開口部34に対向させてカバー枠25に取り付けられる取付板40、およびカバー枠25の開口部34を覆う透光性カバー41を備えている。
基板39は、カバー枠25の開口部34の長手方向に対応して細長く形成され、一面に照明用光源38が実装されている。照明用光源38は、白色系の光を出射する例えばLED素子であり、複数のLED素子が基板39の幅方向に2列で基板39の長手方向に沿って複数個実装されている。なお、照明用光源38としては、LED素子に限らず、EL素子等の他の発光素子でもよく、あるいはランプでもよい。
取付板40は、金属製で、下面に基板39が熱的に接続された状態に取り付けられている。取付板40の周辺部がカバー枠25の上面で開口部34の周辺部にねじ42で固定され、この取付板40に取り付けられている基板39の複数の照明用光源38が開口部34および透光性カバー41に対向されている。
透光性カバー41の周辺部が、カバー枠25の上面で開口部34の周辺部に環状のパッキング43を介在して配置されているとともに、カバー枠25にねじ止めされる取付板40との間にパッキング44が介在されている。したがって、透光性カバー41の周辺部が、カバー枠25と取付板40との間でパッキング43,44を介在して挟み込まれて取り付けられており、開口部34
における防水性が確保されている。
透光性カバー41は、光拡散性を有する材料や拡散処理が施されており、中央領域が開口部34より下方に突出されるとともに幅方向に光を拡散させるように凸円弧形状に形成されている。
さらに、照明部21は、照明用光源38を点灯、消灯および調光する照明用点灯装置45を備えている。この照明用点灯装置45は、照明部21が設置される器具本体20内の一側に配置されていて、シャーシ24の天板の下面に取り付けられている。照明用点灯装置45は、照明用電源ケーブル27によって外部電源が供給されるとともに信号ケーブル28から調光信号が入力され、外部電源を調光信号に応じた所定の点灯電源に変換して照明用光源38に供給し、照明用光源38を調光信号に応じた明るさで点灯させる。
また、報知部22は、器具本体20の幅方向の他側であって各カバー枠25の傾斜面部35に配設されており、照明用光源38の光とは異なる複数色、例えば2種類の色の光を出射する第二光源部46である報知用光源47,48が実装された基板49、この基板49をカバー枠25の開口部36に対向させてカバー枠25に取り付けられる取付板50、およびカバー枠25の開口部36を覆う透光性カバー51を備えている。
基板49は、カバー枠25の開口部36の長手方向に対応して細長く形成され、一面に報知用光源47,48が実装されている。報知用光源47,48は、例えばLED素子であり、報知用光源47である複数のLED素子が基板49の幅方向に2列で基板49の長手方向に沿って複数個実装されているとともに、報知用光源47に並んで報知用光源48である複数のLED素子が基板49の幅方向に2列で基板49の長手方向に沿って複数個実装されている。したがって、2列の報知用光源47と2列の報知用光源48とが幅方向に並んで配列されている。なお、報知用光源47と報知用光源48とは幅方向に1列ずつ交互に配列されていてもよいし、各列に報知用光源47と報知用光源48とが混在して配列されていてもよい。また、報知用光源47,48としては、LED素子に限らず、EL素子等の他の発光素子でもよく、あるいは可変色ランプや互いに発光色の異なる複数のランプでもよい。
取付板50は、金属製で、下面に基板49が熱的に接続された状態に取り付けられている。取付板50の周辺部がカバー枠25の上面で開口部36の周辺部にねじ52で固定され、この取付板50に取り付けられている基板49の報知用光源47,48が開口部36および透光性カバー51に対向するように配設されている。
透光性カバー51の周辺部が、カバー枠25の上面で開口部36の周辺部に環状のパッキング53を介在して配置されているとともに、カバー枠25にねじ止めされる取付板50との間にパッキング54が介在されている。したがって、透光性カバー51の周辺部が、カバー枠25と取付板50との間でパッキング53,54を介在して挟み込まれて取り付けられており、開口部36における防水性が確保されている。
透光性カバー51は、透光性カバー41よりも光拡散性が低く、例えば透明や半透明であり、平板状に形成されており、開口部36の内側(上側)に配置されている。
さらに、報知部22は、報知用光源47,48をそれぞれ独立して点灯、消灯および調光する報知用点灯装置55,56を備えている。これら報知用点灯装置55,56のいずれか一方は、照明部21が設置される器具本体20内の一側に配置され、他方は報知部22が設置される器具本体20内の他側に配置されていて、シャーシ24の天板の下面に取り付けられている。なお、報知用点灯装置55,56の両方とも、照明部21が設置される器具本体20内の一側に配置するようにしてもよい。報知用点灯装置55,56は、報知用電源ケーブル29によって外部電力が供給され、外部電力を所定の点灯電力に変換して報知用光源47,48に供給し、報知用光源47,48を所定の明るさで点灯させる。
そして、図4に示すように、照明装置10は、ケーブルラック14の下面に、照明部21がプラットホーム11の側縁寄り、報知部22がプラットホーム11の中央寄りとなるように設置されているとともに、照明部21は直下方向に対向されるのに対して、報知部22はプラットホーム11の中央側に対向される。このように照明装置10が設置されることにより、照明部21の点灯によってプラットホーム11の側縁付近を照明できるとともに、プラットホーム11上のいずれの位置にいる利用者からも報知部22を視認しやすくできる。
照明装置10を設置する場合には、カバー枠25を外したシャーシ24の各取付部30を利用してケーブルラック14に設置し、各ケーブル27〜29をシャーシ24に取り付けて各点灯装置45,55,56と電気的に接続し、カバー枠25に予め取り付けられている照明部21および報知部22と対応する点灯装置45,55,56とをコネクタ等を用いて電気的に接続し、カバー枠25をシャーシ24の下面にねじ止めして取り付け、カバー枠25間を覆って蓋体26をシャーシ24に取り付ける。
なお、プラットホーム11の中央域の上方に設置される複数の照明装置15は、照明装置10の照明部21と同様に、照明用光源や照明用点灯装置等の構成を備えている。
次に、図5に照明装置10を用いたプラットホーム照明システム60を示す。プラットホーム照明システム60は、制御装置61を備え、この制御装置61に、プラットホーム11の発着番線毎に信号系統が設けられている。この制御装置61の各信号系統には、制御装置61の制御により対応する発着番線に設置される複数の照明装置10の各点灯装置45,55,56および複数の照明装置15の点灯装置に対する電源の供給・遮断をそれぞれ独立して切り換える電源管理部62、制御装置61の制御により照明用光源38を調光するための調光信号を複数の照明装置10に与える調光管理部63、制御装置61の制御により照明用光源を調光するための調光信号を複数の照明装置15に与える調光管理部64、外光センサ65で検出される明るさに応じた明るさ信号を制御装置61に伝送する明るさ信号入力部66、照明装置10,15のオンオフを手動操作する壁スイッチ67、路線に応じた情報や災害情報信号等の外部信号を入力して制御装置61に伝送する外部信号入力部68が接続されている。
そして、制御装置61は、プラットホーム11からの車両12の発車情報および該プラットホーム11からの次発の車両12に応じた情報を取得し、該プラットホーム11からの次発の車両12の種類や路線に応じた色の光が照明装置10の報知部22から出射されるように制御する。さらに、制御装置61は、プラットホーム11から発車した車両12の種類や路線と該プラットホーム11からの次発の車両12の種類や路線とが同じ場合には、照明装置10の報知部22から同じ色の光の出射が連続するように制御する。さらに、制御装置61は、プラットホーム11からの次発の車両12の有無に応じて異なる点灯形態となるように照明装置10の報知部22を制御する。
次に、プラットホーム照明システム60による照明装置10の制御について説明する。
なお、プラットホーム11には例えば青色、緑色の識別色に設定された2種類の路線の車両12が発着するものとし、それに対応して照明装置10の報知用光源47は青色の光を出射し,報知用光源48は緑色の光を出射するものとする。また、プラットホーム11の同じ発着番線に、2種類の路線の車両12が発着する場合もあるものとする。
照明装置10の照明部21は、制御装置61によって報知部22とは関係なく独立して制御され、外光の明るさに応じて照明用光源38が点灯、消灯および調光される。すなわち、外光が予め設定されている所定の明るさ値より明るい場合には、照明用点灯装置45への電源の供給が遮断され、照明用光源38が消灯しており、また、外光が予め設定されている所定の明るさ値より暗い場合には、照明用点灯装置45へ電源が供給されて照明用光源38が点灯するとともに、外光の明るさレベルに応じて点灯する照明用光源38の明るさを調光する。
また、照明装置10の報知部22は、制御装置61によって照明部21とは関係なく独立して制御され、車両12に応じた情報に基づいて、プラットホーム11の各発着番線に発着する車両12の種類や路線に応じて報知用光源47,48が点灯、消灯される。
例えば、識別色が青色の車両12が発着する場合には、青色の報知用光源47を点灯させ、緑色の報知用光源48は消灯させる。すなわち、制御装置61の制御により、報知用点灯装置55のみへ電力を供給し、報知用光源47を点灯させて青色の光を出射させる。このとき、例えば、発着する車両12の長さに応じてプラットホーム11における複数の照明装置10のうちの一部の照明装置10の報知部22を任意に点灯、消灯するように制御してもよく、プラットホーム11における複数の照明装置10の報知部22を全て同じように点灯制御しなくてもよい。また、例えば発着する車両12が途中で複数の路線に分かれるように連結された編成である場合、路線毎の車両12に対応するように点灯色を可変させてもよい。
これにより、プラットホーム11上の利用者は、報知部22から出射される青色の光を視認して、プラットホーム11のどの発着番線から、青色の識別色の種類や路線の車両12が次に発着するかを容易に把握することができる。
そして、車両12がプラットホーム11の該当発着番線に到着し、その車両12に対して利用者が乗降し、車掌によって発車ベルが鳴らされ、車両12がプラットホーム11から発車していく。車両12が発車すると、プラットホーム11上に設置されている列車到着案内表示盤の表示が次発以降の車両12の情報に切り換えられる。
制御装置61は、発車情報を取得し、任意に設定される所定時間経過後に、路線に応じた情報に基づいてプラットホーム11の該当発着番線からの次発の車両12の種類や路線の情報を取得し、次発の車両12の種類や路線に応じた色の光を報知部22から出射させる。
例えば、次発の車両12が、発車済みの車両12の種類や路線とは異なり、識別色が緑色の車両12の場合には、緑色の報知用光源48を点灯させるように、報知部22から出射する光の色を切り換えさせる。
一方、次発の車両12が、発車済みの車両12の種類や路線と同じ場合には、青色の報知用光源47の点灯を継続させる。これにより、電源管理部62が有するリレーで報知用光源47または報知用光源48への電源のオンオフを切り換えている場合、そのリレーの動作回数を低減でき、耐久性を向上できる。なお、報知部22を上下2段に設け、上段側を先発車両、下段部側を次発車両の種別を表示するようにしてもよく、このようにすることで利用者が乗車する車両12の発着順序を把握することができる。
また、プラットホーム11のある発着番線に発着または通過する車両12が利用者の乗降できない回送車両である場合、報知部22を消灯し、該当発着番線からは車両12が次に発着しないことを利用者に報知できる。
さらに、プラットホーム11の両側の発着番線から同じ種類や路線の車両12が同じ方向に向かう場合であって、出発順序が1番目でない発着番線に対応する照明装置10の報知部22を消灯し、該当発着番線からは車両12が次に発着しないことを利用者に報知できる。この場合、出発順序が1番目の発着番線に対応する照明装置10の報知部22で車両12の種類や路線に応じた色の光を出射し、出発順序が1番目の発着番線であることを利用者に報知できる。
さらに、プラットホーム11のある発着番線からの車両12の発着が終了した終電後の場合、報知部22を消灯し、該当発着番線からは車両12が次に発着しないことを利用者に報知できる。なお、報知部22が、車両12の識別色に対応した青、緑の色を出射する報知用光源47,48以外に、例えば終電が発車済みを報知するための赤色の報知用光源を備え、報知部22から赤色の光を出射するように切り換えることにより、該当発着番線からは車両12の発着が終了したことを利用者に明確に報知するようにしてもよい。
なお、異なる種類の車両12が別の種類の路線に乗り入れる場合には、乗り入れる路線に対応する色の光を報知部22から出射させる。
そして、以上のように構成されている照明装置10では、プラットホーム11に発着する車両12に応じた色の光を出射する報知部22を一体に備えているため、照明装置10とともに報知部22を容易に設置することができ、しかも、報知部22が高所にあって、利用者にとって、プラットホーム11に他の利用者がいても報知部22を視認しやすいとともに見落としにくくでき、プラットホーム11に発着する車両12に関する情報を利用者に提供できる。
また、器具本体20の幅方向の一側に直下方向に向く下面部33が設けられ、幅方向の他側に斜め下方に向く傾斜面部35が設けられ、照明部21が下面部33に沿って設けられ、報知部22が傾斜面部35に沿って設けられているため、照明部21の点灯によってプラットホーム11の側縁付近を照明できるとともに、プラットホーム11上のいずれの位置にいる利用者からも報知部22を視認しやすくできる。さらに、プラットホーム11に発着する車両12の運転手からは報知部22の報知状態が視認し難くなっているため、プラットホーム11付近における図示しない信号等の他情報表示と誤認することを抑制することができる。
また、照明部21と報知部22は、器具本体20の長手方向に同じ長さで、かつ幅方向に同じ領域に形成されているため、報知部22の視認性をよくできる。
また、照明部21の透光性カバー41は、報知部22の透光性カバー51より高い光拡散性を有しているため、照明部21によってプラットホーム11の広い範囲を照明でき、一方、報知部22の透光性カバー51は、照明部21の透光性カバー41より光拡散性が低いため、プラットホーム11上の利用者に対して光の色での報知がしやすく、利用者に把握しやすくできる。
また、照明用点灯装置45および各報知用点灯装置55,56がそれぞれ独立して対応する照明用光源38および各報知用光源47,48を点灯制御するため、照明用光源38が消灯した状態でも、報知用光源47または報知用光源48を点灯させることができる。
また、器具本体20内は、下面部33が設けられている幅方向の一側が傾斜面部35が設けられている幅方向の他側に比べて内部空間が広いため、器具本体20内の幅方向の一側に、点灯装置45,55,56のうちの2つ、好ましくは全てを配置することにより、点灯装置45,55,56の設置を容易にできるとともに、点灯装置45,55,56に受ける光源38,47,48からの熱的な影響も低減できる。
なお、照明装置10の報知用点灯装置55,56は、報知用光源47,48を調光制御し、調光制御によって報知用光源47,48の点灯と消灯とを切り換えるようにしてもよい。この場合の消灯は、報知用光源47,48から光が出射されない状態とともに、点灯しているようには視認できないがわずかに光が出射されている状態も含まれる。このように調光することにより、電源管理部62が有するリレーで報知用光源47,48への電源のオンオフを切り換えている場合、そのリレーの動作回数を低減でき、耐久性を向上できる。さらに、外光の明るさに応じて報知用光源47,48を調光制御してもよい。
また、プラットホーム照明システム60では、プラットホーム11からの車両12の発車情報および該プラットホーム11からの次発の車両12に応じた情報を取得し、該プラットホーム11からの次発の車両12に応じた色の光が照明装置10の報知部22から出射されるように制御するため、プラットホーム11に発着する車両12に関する情報を利用者に提供できる。
さらに、プラットホーム11から発車した車両12に応じた色と該プラットホーム11からの次発の車両12に応じた色とが同じ場合には、照明装置10の報知部22から同じ色の光の出射が連続するように制御するため、電源管理部62が有するリレーで報知用光源47または報知用光源48への電源のオンオフを切り換えている場合、そのリレーの動作回数を低減でき、耐久性を向上できる。
さらに、プラットホーム11からの次発の車両12の発着の有無に応じて異なる点灯形態となるように照明装置10の報知部22を制御するため、プラットホーム11に車両12が発着しない場合の情報も利用者に提供できる。この場合、報知部22を消灯してもよいし、点滅させてもよく、あるいは別の色の光を出射するようにしてもよい。
なお、報知部22の報知用光源47,48の点灯制御は、異なる色を報知する制御に限らず、外部情報、例えば路線に応じた情報等に応じて点滅周期を変更する等の点灯状態を可変する形態であってもよい。また、連鎖点滅制御を行うことで車両12の近接を利用者に報知することも可能である。また、外部情報、例えば路線に応じた情報には該プラットホーム11における発車情報や次発の情報に限らず、本実施形態にも一部記載しているが、例えば特急、各駅停車、回送車両等の車両情報や緊急停止情報、運休、遅延、始発または終電等の情報も含むものである。さらにまた、これら情報のいずれかを特定情報として用いることを許容するものであって、報知部22の点灯状態を可変することによって該プラットホーム11における利用者や駅員に状況を報知するために用いられる形態であればよい。
さらに、報知部22の報知用光源47,48の点灯制御は、青と緑の2色の報知用光源47,48に限らず、さらに異なる色の報知用光源を備えていてもよく、あるいは、赤、緑および青の報知用光源によって任意の色の光を出射するようにしてもよい。このように、報知部22から報知できる色の種類が多くなることで、プラットホーム11からの次発の車両12の発着以外に、上述した回送車両であること、2番目の発着番線であること、終電後であること等に応じて、多彩な報知にも対応できるし、個別に点灯制御することによって多色またはフルカラーを再現できるようにしてもよい。
また、カバー枠25の開口部34を例えば幅方向に複数設け、各開口部34に各色の光を出射する報知部22を色別に設けるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明装置
11 プラットホーム
12 車両
20 器具本体
21 第1の照明部としての照明部
22 第2の照明部としての報知部
33 下面部
35 傾斜面部
37 光源部
41 透光性カバー
45 照明用点灯装置
46 第二光源部
47,48 報知用光源
51 透光性カバー
55,56 報知用点灯装置
60 プラットホーム照明システム
61 制御装置

Claims (10)

  1. 車両が発着するプラットホームの側縁の上方に設置される照明装置であって、
    前記プラットホームの側縁寄りとなる幅方向一側の下面に設けられた下面部、および前記プラットホームの中央寄りとなる幅方向他側の下面に設けられ前記プラットホームの中央側に対向するように斜め下方に向く傾斜面部を有する器具本体と;
    前記器具本体の前記下面部に設けられ、前記プラットホームを照明する光を出射する光源部を有する照明部と;
    前記器具本体の前記傾斜面部に設けられ、前記照明部の前記光源部とは別体で、かつ、前記光源部の光の色とは異なる色であって前記車両に対応する識別色の光を出射する第二光源部を有し、外部からの特定の外部信号に応じて前記第二光源部の光を前記プラットホームに発着する前記車両の識別色に可変する報知部と;
    を具備することを特徴とする照明装置
  2. 前記照明部および前記報知部は出射する光が透過する透光性カバーをそれぞれ備え、前記照明部の前記透光性カバーは前記報知部の前記透光性カバーより高い光拡散性を有していることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記照明部の前記光源部を点灯制御する照明用点灯装置を備えるとともに
    前記報知部の前記第二光源部における各色の報知用光源を点灯制御する複数の報知用点灯装置を備え、
    前記照明用点灯装置および各前記報知用点灯装置がそれぞれ独立して対応する前記光源部および各前記報知用光源を点灯制御することを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
  4. 前記照明部の前記光源部が消灯した状態でも、前記報知部の前記報知用光源は点灯することを特徴とする請求項記載の照明装置。
  5. 前記報知用点灯装置は、前記報知用光源を調光制御し、調光制御によって前記報知用光源の点灯と消灯とを切り換えることを特徴とする請求項または記載の照明装置。
  6. 前記照明部の前記光源部を点灯制御する照明用点灯装置を備えるとともに
    前記報知部の前記第二光源における各色の報知用光源を点灯制御する複数の報知用点灯装置を備え、
    これら点灯装置が前記器具本体内に配設されているとともに、複数の前記点灯装置が前記器具本体内の幅方向の一側に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置
  7. 車両が発着するプラットホームの側縁の上方に設置される請求項1ないしいずれか一記載の照明装置と;
    前記外部信号を出力し、前記照明装置の前記報知部の前記第二光源部の光を前記プラットホームに発着する前記車両の識別色に可変するように制御する制御装置と;
    を具備することを特徴とするプラットホーム照明システム。
  8. 前記制御装置は、前記プラットホームからの次発の前記車両の識別色となるように前記報知部の前記第二光源を制御することを特徴とする請求項記載のプラットホーム照明システム。
  9. 前記制御装置は、前記プラットホームから発車した前記車両の識別色前記プラットホームからの次発の前記車両の識別色とが同じ場合には、前記報知部の前記第二光源部の光の色を可変せず同じ光の色が連続するように制御することを特徴とする請求項または記載のプラットホーム照明システム。
  10. 前記制御装置は、前記プラットホームからの次発の前記車両の発着の有無に応じて異なる点灯状態となるように前記照明装置の前記報知部を制御することを特徴とする請求項ないしいずれか一記載のプラットホーム照明システム。
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