JPWO2013005274A1 - 車両の制御装置 - Google Patents

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雅史 高木
雅史 高木
晋也 小玉
晋也 小玉
明宏 貴田
明宏 貴田
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幹生 大林
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宏史 嶋田
大西 明渡
明渡 大西
隆正 北村
隆正 北村
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道仁 島田
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Abstract

駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくすることで、アクセルとブレーキの同時操作時にブレーキを優先させるブレーキ・オーバーライド・システム(BOS)(1)は、アクセル、ブレーキの同時操作が解消されたときの実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰の開始に際して、アクセル開度要求値の割増しを行うことで、BOS(1)の作動解除後の坂路発進性とBOS(1)の作動中の停止性能との両立を図っている。

Description

本発明は、アクセルとブレーキの同時操作時にブレーキを優先するブレーキ・オーバーライド・システムを採用する車両の制御装置に関するものである。
近年、アクセルペダルとブレーキペダルの同時操作時にブレーキを優先する、例えば特許文献1に見られるようなブレーキ・オーバーライド・システム(BOS)の車両への採用が進められている。BOSは、車両の駆動力の制御(例えばエンジンのスロットル開度の制御)に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度、すなわち実際のアクセルペダルの踏み込み量よりも小さくして、実アクセル開度に応じた値よりも車両の駆動力を小さくすることで、アクセル、ブレーキの同時操作時にブレーキを優先させている。
特開2008−063953号公報
ところで、BOSが作動する状況としては、坂路においてアクセル及びブレーキを同時操作した状態で車両が停止されるような状況も考えられる。この場合において、BOSの作動中に駆動力を低減し過ぎると、発進の際に所定の加速度が得られなくなる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、坂路発進性能と停止性能との両立を図ることのできる車両の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に従う第1の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰の開始に際して、規定量の前記アクセル開度要求値の割増しを行うようにしている。
上記構成では、アクセル、ブレーキの同時操作が解消されたときの実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰の開始に際して、アクセル開度要求値が規定量だけ割増される。そのため、BOSの作動解除とともに、駆動力が増大されるようになる。したがって、上記構成によれば、坂路発進性能と停止性能との両立を図ることができる。
上記課題を解決するため、本発明に従う第2の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰の開始に際して、当該車両の位置する路面の勾配に応じて前記アクセル開度要求値の割増しを行うようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第3の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰の開始に際して、当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて前記アクセル開度要求値の割増しを行うようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第4の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第5の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第6の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作時の前記アクセル開度要求値の縮小度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
なお、路面の勾配に応じたアクセル開度要求値の縮小度合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行うようにすれば良い。
上記課題を解決するため、本発明に従う第7の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作時の前記アクセル開度要求値の縮小度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
なお、車両前後方向の加速度に応じたアクセル開度要求値の縮小度合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行うようにすれば良い。
上記課題を解決するため、本発明に従う第8の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰の開始に際して、規定量の前記駆動力の割増しを行うようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第9の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰の開始に際して、当該車両の位置する路面の勾配に応じて前記駆動力の割増しを行うようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第10の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた前記駆動力の復帰の開始に際して、当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて前記駆動力の割増しを行うようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第11の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第12の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
上記課題を解決するため、本発明に従う第13の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作時の前記駆動力の低減度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
なお、路面の勾配に応じた駆動力の低減度合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行うようにすれば良い。
上記課題を解決するため、本発明に従う第14の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作時の前記駆動力の低減度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
なお、車両前後方向の加速度に応じた駆動力の低減合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行うようにすれば良い。
本発明の第1実施形態に係る車両の制御装置の構成を模式的に示す略図。 同実施形態に採用されるアクセル開度要求値演算ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の制御態様の一例を示すタイムチャート。 本発明の第2実施形態に係る車両の制御装置に採用される坂路補正量演算マップにおける車速、車両前後方向の加速度と坂路補正量との対応関係を示すグラフ。 本発明の第3実施形態に係る車両の制御装置に採用されるアクセル開度要求値演算ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の制御態様の一例を示すタイムチャート。 本発明の第4実施形態に係る車両の制御装置に採用されるアクセル開度要求値演算ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の制御態様の一例を示すタイムチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明の車両の制御装置を具体化した第1実施形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の制御装置を採用する車両には、ブレーキ・オーバーライド・システム(BOS)1が制御機構として搭載されている。BOS1には、アクセルポジションセンサーにより検出される実アクセル開度、ブレーキ踏力センサーにより検出されるブレーキ踏力、車速センサーにより検出される車速、及び加速度センサーにより検出される車両前後方向の加速度の検出信号が入力されている。BOS1は、アクセル要求開度を演算するとともに、その演算したアクセル要求開度を出力する。なお、BOS1は、通常は、実アクセル開度と同じ値となるようにアクセル要求開度を演算する一方で、アクセル、ブレーキの同時操作時には、実アクセル開度よりも小さい値となるようにアクセル要求開度を演算することで、アクセル、ブレーキの同時操作時にブレーキを優先させるBOS制御を実施する。
スロットル開度を制御するスロットルコントローラー2には、BOS1の演算したアクセル要求開度と実アクセル開度のうち、より小さい方の値が制御アクセル開度として入力される。そしてスロットルコントローラー2は、入力された制御アクセル開度とスロットルポジションセンサーにより検出された実スロットル開度とに応じてスロットル開度要求値を演算し、その値に基づいてスロットルバルブ3の開度を制御する。そしてスロットルバルブ3の開度の制御によっては、エンジンの出力が、ひいては車両の駆動力が制御される。
次に、BOS1によるアクセル開度要求値の演算の詳細を説明する。アクセル開度要求値の演算は、図2に示すアクセル開度要求値演算ルーチンの処理を通じて行われる。なお、アクセル開度要求値演算ルーチンの処理は、BOS1によって、規定の制御周期毎に繰り返し実施されるようになっている。
さて、本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS100において、アクセル、ブレーキの同時操作に応じたBOS1の作動中であるか否かが、すなわちBOS制御中であるか否かが判定される。ここでBOS1の作動中であれば(S100:YES)、ステップS101において、車速に応じたアクセル開度要求値の演算が行われる。ここでの車速に応じたアクセル開度要求値の演算は、車速とアクセル開度要求値との対応関係を示す演算マップM1を参照して行われる。そしてアクセル開度要求値の演算後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
一方、BOS1の作動中でなければ(S100:NO)、ステップS102において、BOS制御からの復帰中であるか否かが、すなわちアクセル、ブレーキの同時操作の解消に応じたアクセル開度要求値の復帰中であるか否かが判定される。ここでBOS制御からの復帰中であれば(S102:YES)、ステップS103の処理に移行され、復帰中でなければ(S102:NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。なお、復帰中でない場合には、実アクセル開度の値がそのままアクセル開度要求値の値に設定される。
ステップS103に処理が移ると、そのステップS103において、基本要求開度の演算が行われる。ここで演算される基本要求開度の値には、前回の制御周期において演算されたアクセル開度要求値の値に、定数として設定された復帰勾配角度αを加算した値と、実アクセル開度のうち、いずれか小さい方の値が設定される。
続くステップS104では、車速に応じて坂路補正量の演算が行われる。この坂路補正量の演算は、車速と坂路補正量との対応関係を示す演算マップM2を参照して行われる。坂路補正量は、車速が既定値以上のときには、その値が「0」に設定される。すなわち、坂路補正量は、車両が停止中又は微低速走行中のときに限り、正の値を取るように演算される。
次のステップS105では、坂路補正量と基本要求開度のうち、大きい方の値がアクセル開度要求値の値として設定される。そしてその後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
次に、こうした本実施形態の作用について、図3を参照して説明する。
図3の時刻T0におけるブレーキ操作の開始により、アクセル、ブレーキの同時操作がなされ、BOS制御が開始されると、アクセル開度要求値が実アクセル開度よりも小さい値に低減される。そしてこれにより、スロットル開度が縮小され、エンジン出力が、ひいては車両の駆動力が実アクセル開度に応じた値よりも小さくされて、アクセルよりもブレーキが優先されることから、その後、車速は低下していくようになる。
車両の停止後の時刻T1に、ブレーキ操作が解除され、BOS制御が解除されると、低減したアクセル開度要求値を実アクセル開度へと復帰させるための復帰処理が開始される。このとき、本実施形態では、復帰処理の開始後、直ちに、アクセル開度要求値が坂路補正量の分、割増しされ、これにより駆動力が確保される。
その後、アクセル開度要求値は、徐々に増加される。そしてアクセル開度要求値が実アクセル開度と同値となった時点で(時刻T2)、アクセル開度要求値の復帰処理が終了される。
以上の本実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、アクセル、ブレーキの同時操作が解消されたときの実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰の開始に際して、規定量のアクセル開度要求値の割増しを行っている。そしてこれにより、アクセル、ブレーキの同時操作が解消されたときの実アクセル開度に応じた値への駆動力の復帰の開始に際して、規定量の駆動力の割増しを行うようにしている。そのため、BOS作動中の駆動力を小さくしながらも、BOS制御の解除後、直ちに、駆動力を増大することができる。したがって、本実施形態によれば、坂路発進性能と停止性能との両立を図ることができる。なお、こうした本実施形態は、加速度センサーのような路面の勾配を確認する術を有していない場合にも、その採用が可能である。
(第2実施形態)
続いて、本発明の車両の制御装置を具体化した第2実施形態を、図4を併せ参照して詳細に説明する。第1実施形態では、BOS制御の解除後に駆動力を割増しするための坂路補正量を車速のみに応じて演算するようにしていたが、本実施形態では、そうした坂路補正量を、車両の位置する路面の勾配にも応じて可変設定するようにしている。
すなわち、本実施形態では、図2のアクセル開度要求値演算ルーチンのステップS104において、図4に示す演算マップM3を参照して坂路補正量の演算が行われる。同図に示すように、坂路補正量は、車両に作用する車両前後方向の加速度が大きいほど、大きい値に設定される。なお、ここでは、車両に作用する車両前後方向の加速度を、車両が位置する路面の勾配の指標値として使用している。
こうした本実施形態では、車両の位置する路面の勾配が大きいほど、BOS制御の解除後におけるアクセル開度要求値の割増し量が、すなわち駆動力の割増し量が増大されるようになる。その際の駆動力は、路面の勾配が大きいほど大きくなる。そのため、本実施形態では、BOS制御の解除後の駆動力の割増しを路面の勾配に応じて行うことができ、坂路発進性能をより確実に確保することが可能である。
(第3実施形態)
続いて、本発明の車両の制御装置を具体化した第3実施形態を、図5及び図6を併せ参照して詳細に説明する。上記実施形態では、BOS制御の解除時、すなわち実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰処理の開始時に、アクセル開度要求値の割増しを行うことで、坂路発進性能と停止性能との両立を図っていた。これに対して、本実施形態では、BOS制御中のアクセル開度要求値の縮小度合いを路面の勾配に応じて変更することで、坂路発進性能と停止性能との両立を図るようにしている。
こうした本実施形態では、BOS1は、図5に示すアクセル開度要求値演算ルーチンの処理により、アクセル開度要求値を演算している。なお、本ルーチンの処理は、BOS1によって、規定の制御周期毎に繰り返し実施されるようになっている。
さて、本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS200において、BOS制御中であるか否かが、すなわちアクセル、ブレーキの同時操作に応じたBOS1の作動中であるか否かが判定される。ここでBOS1の作動中であれば(S200:YES)、ステップS201において、車速に応じた基本アクセル開度要求値の演算が行われる。ここでの基本アクセル開度要求値の演算は、車速と基本アクセル開度要求値との対応関係を示す演算マップM4を参照して行われる。
続いてステップS202において、坂路補正量FxSlopeの演算が行われる。ここで坂路補正量FxSlopeは、車速が既定値β以下であり、車両が停止中か微低速走行中であれば、車両重量Vmassと加速度センサーによる車両前後方向の加速度の検出値Gxとの乗算値として演算される。一方、車速が既定値βを超えるときには、坂路補正量FxSlopeの値は、0とされる。
続くステップS203では、基本アクセル開度要求値と坂路補正量FxSlopeのうち、より大きい方の値がアクセル開度要求値の値として演算される。そしてその後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
これに対して、BOS1の作動中でなければ(S200:NO)、ステップS204において、BOS制御からの復帰中であるか否かが、すなわちアクセル、ブレーキの同時操作の解消に応じたアクセル開度要求値の復帰中であるか否かが判定される。ここでBOS制御からの復帰中であれば(S204:YES)、ステップS205の処理に移行され、復帰中でなければ(S204:NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。なお、復帰中でない場合には、実アクセル開度の値がそのままアクセル開度要求値の値に設定される。
ステップS205に処理が移ると、そのステップS205において、アクセル開度要求値の演算が行われる。ここで演算されるアクセル開度要求値の値には、前回の制御周期において演算されたアクセル開度要求値の値に、定数として設定された復帰勾配角度αを加算した値と、実アクセル開度のうち、いずれか小さい方の値が設定される。そしてその後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
次に、こうした本実施形態の作用について、図6を参照して説明する。
図6の時刻T10におけるブレーキ操作の開始により、アクセル、ブレーキの同時操作がなされ、BOS制御が開始されると、アクセル開度要求値が実アクセル開度よりも小さい値に低減される。そしてこれにより、スロットル開度が縮小され、エンジン出力が、ひいては車両の駆動力が実アクセル開度に応じた値よりも小さくされて、アクセルよりもブレーキが優先されることから、その後、車速は低下していくようになる。
車速が既定値β以下まで低下した時刻T11になると、車両前後方向の加速度、すなわち路面勾配に応じた坂路補正量FxSlopeがアクセル開度要求値に加算される。そしてこれにより、BOS制御中のアクセル開度要求値の縮小度合いが、そしてひいてはBOS制御中の駆動力の低減度合いが、路面の勾配に応じて抑えられる。
その後の時刻T12にブレーキ操作が解除されてBOS制御が解除され、実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰処理が開始される。このとき、本実施形態では、路面勾配に応じてBOS制御中のアクセル開度要求値の縮小度合いが抑えられた状態から復帰処理が開始されるため、復帰処理の開始直後にも、駆動力が確保される。
その後、アクセル開度要求値は、徐々に増加される。そしてアクセル開度要求値が実アクセル開度と同値となった時点で(時刻T13)、アクセル開度要求値の復帰処理が終了される。
以上の本実施の形態によれば、次の効果を奏することができる。
(2)本実施の形態では、アクセル、ブレーキの同時操作時のアクセル開度要求値の縮小度合いを、すなわちBOS制御中の駆動力の低減度合いを、車両前後方向の加速度から把握される路面勾配に応じて変更するようにしている。BOS制御からの坂路発進に際して必要な駆動力は、路面の勾配に応じて変化する。そのため、BOS制御中の駆動力の低減度合いを路面勾配に応じて変更すれば、BOS制御中の駆動力を、ひいてはBOS制御が解除されるときの駆動力を確保することができる。その一方で、平坦路や勾配の小さい坂路では、BOS制御中のアクセル開度要求値の縮小度合いを大きくすることができ、BOS制御中の停止性能を満すことも可能である。したがって、本実施形態によれば、坂路発進性能と停止性能との両立を図ることができる。
(3)本実施形態では、BOS制御中における路面勾配に応じたアクセル開度要求値の縮小度合いの変更は、すなわちBOS制御中における路面勾配に応じた駆動力の低減度合いの変更は、車速が既定値β以下のときにのみ行うようにしている。こうした場合には、BOS制御中のアクセル開度要求値の縮小度合いを、すなわちBOS制御中の駆動力の低減度合いを大きくすることができ、BOS制御中の停止性能をより確実に確保することができるようになる。
(第4実施形態)
続いて、本発明の車両の制御装置を具体化した第4実施形態を、図7及び図8を併せ参照して詳細に説明する。本実施形態では、アクセル、ブレーキの同時操作が解消されてBOS制御が解除されるときの実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰度合いを、車両前後方向の加速度から把握される路面勾配に応じて変更することで、坂路発進性能と停止性能との両立を図っている。
こうした本実施形態では、BOS1は、図7に示すアクセル開度要求値演算ルーチンの処理により、アクセル開度要求値を演算している。なお、本ルーチンの処理は、BOS1によって、規定の制御周期毎に繰り返し実施されるようになっている。
さて、本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS300において、BOS制御中であるか否かが、すなわちアクセル、ブレーキの同時操作に応じたBOS1の作動中であるか否かが判定される。ここでBOS1の作動中であれば(S300:YES)、ステップS301において、車速に応じたアクセル開度要求値の演算が行われる。ここでの車速に応じたアクセル開度要求値の演算は、車速とアクセル開度要求値との対応関係を示す演算マップM5を参照して行われる。そしてアクセル開度要求値の演算後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
一方、BOS1の作動中でなければ(S300:NO)、ステップS302において、BOS制御からの復帰中であるか否かが、すなわちアクセル、ブレーキの同時操作の解消に応じたアクセル開度要求値の復帰中であるか否かが判定される。ここでBOS制御からの復帰中であれば(S302:YES)、ステップS303の処理に移行され、復帰中でなければ(S302:NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。なお、復帰中でない場合には、実アクセル開度の値がそのままアクセル開度要求値の値に設定される。
ステップS303に処理が移ると、そのステップS303において、車両前後方向の加速度に応じた復帰勾配角度γの演算が行われる。ここでの復帰勾配角度γの演算は、車両前後方向の加速度と復帰勾配角度γとの対応関係を示す演算マップM6を参照して行われる。そして復帰勾配角度γは、車両前後方向の加速度が大きいほど、すなわち車両が位置する路面の勾配が大きいほど大きい値がその値に設定される。
次に、ステップS304において、アクセル開度要求値の演算が行われる。ここで演算されるアクセル開度要求値の値には、前回の制御周期において演算されたアクセル開度要求値の値に、ステップS303で演算された復帰勾配角度γを加算した値と、実アクセル開度のうち、いずれか小さい方の値が設定される。そしてその後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
次に、こうした本実施形態の作用について、図8を参照して説明する。
図8の時刻T20におけるブレーキ操作の開始により、アクセル、ブレーキの同時操作がなされ、BOS制御が開始されると、アクセル開度要求値が実アクセル開度よりも小さい値に低減される。そしてこれにより、スロットル開度が縮小され、エンジン出力が、ひいては車両の駆動力が実アクセル開度に応じた値よりも小さくされて、アクセルよりもブレーキが優先されることから、その後、車速は低下していくようになる。
車両の停止後の時刻T21に、ブレーキ操作が解除され、BOS制御が解除されると、低減したアクセル開度要求値を実アクセル開度へと復帰させるための復帰処理が開始される。本実施の形態では、車両前後方向の加速度から把握される路面勾配に応じて復帰勾配角度γを設定することで、この復帰処理でのアクセル開度要求値の増加勾配が路面勾配に応じて変化される。具体的には、路面勾配が大きいほど復帰処理でのアクセル開度要求値の増加勾配が大きくされる。そのため、本実施の形態では、坂路では、アクセル開度要求値が、ひいては駆動力が速やかに増加されるようになり、発進性能が向上する。
その後、実アクセル開度と同値となるまでアクセル開度要求値が増加した時刻T22に、アクセル開度要求値の復帰処理が終了され、通常の制御に復帰する。
以上の本実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(4)本実施形態では、アクセル、ブレーキの同時操作が解消されたときの実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰度合いを、すなわち実アクセル開度に応じた値への駆動力の復帰度合いを、車両前後方向の加速度から把握される路面勾配に応じて変更するようにしている。その点、本実施形態では、アクセル開度要求値の復帰度合いが路面勾配に応じて変更されるため、路面の勾配に応じてBOS制御解除後の駆動力の応答速度を変更することができる。その一方で、BOS制御中のアクセル開度要求値の低減幅は、すなわちBOS制御中の駆動力の低減幅は大きくしておくことができるため、BOS制御中の停止性能を満すことも可能である。したがって、本実施形態によれば、坂路発進性能と停止性能との両立を図ることができる。
以上説明した各実施形態は、次のように変更して実施することもできる。
・第3実施形態では、車速が既定値β以下のときに限り、BOS制御中における路面勾配に応じたアクセル開度要求値の縮小度合いの変更、すなわちBOS制御中における路面の勾配に応じた駆動力の低減度合いの変更を行うようにしていた。もっとも、BOS制御中の停止性能を十分確保できるのであれば、BOS制御中における路面勾配に応じたアクセル開度要求値の縮小度合いやBOS制御中における路面の勾配に応じた駆動力の低減度合いの変更を車速に拘らずに行うようにしても良い。
・上記実施形態では、加速度センサーにより検出される車両前後方向の加速度から路面勾配を把握するようにしていたが、カーナビゲーションシステムから取得した路面情報などの他の情報に基づいて路面勾配を把握するようにしても良い。
・上記実施形態では、アクセル開度要求値に応じてスロットルバルブ3の開度を制御することで、エンジン出力を、ひいては車両の駆動力を制御するようにしていたが、燃料噴射量などの他のエンジン制御パラメーターをアクセル開度要求値に応じて制御することで、車両の駆動力を制御するようにしても良い。また、モーターにより走行する電気車両では、アクセル開度要求値に応じてモーター出力を制御することで、同様の駆動力の制御を行うことができる。更にエンジン及びモーターを駆動源として備えるハイブリッド車両では、エンジン及びモーターの総出力をアクセル開度要求値に応じて制御することで、同様の駆動力の制御を行うことが可能である。
1…ブレーキ・オーバーライド・システム(BOS)、2…スロットルコントローラー、3…スロットルバルブ。
【0002】
[0006]
上記課題を解決するため、本発明に従う第1の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰を、規定量の前記アクセル開度要求値の割増しをその開始時に行った後、同アクセル開度要求値を徐々に増加させることで行うようにしている。
[0007]
上記構成では、アクセル、ブレーキの同時操作が解消されたときの実アクセル開度へのアクセル開度要求値の復帰の開始に際して、アクセル開度要求値が規定量だけ割増される。そのため、BOSの作動解除とともに、駆動力が増大されるようになる。したがって、上記構成によれば、坂路発進性能と停止性能との両立を図ることができる。
[0008]
上記課題を解決するため、本発明に従う第2の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰を、当該車両の位置する路面の勾配に応じた前記アクセル開度要求値の割増しをその開始時に行った後、同アクセル開度要求値を徐々に増加させることで行うようにしている。
[0009]
上記課題を解決するため、本発明に従う第3の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰を、当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じた前記アクセル開度要求値の割増しをその開始時に行った後、同アクセル開度要求値を徐々に増加させることで行うようにしている。
[0010]
上記課題を解決するため、本発明に従う第4の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操
【0003】
作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰速度を当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
[0011]
上記課題を解決するため、本発明に従う第5の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰速度を当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
[0012]
上記課題を解決するため、本発明に従う第6の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、車速が既定値以下のときにのみ、前記同時操作時の前記アクセル開度要求値の縮小度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
[0013]
[0014]
上記課題を解決するため、本発明に従う第7の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、車速が既定値以下のときにのみ、前記同時操作時の前記アクセル開度要求値の縮小度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
[0015]
[0016]
上記課題を解決するため、本発明に従う第8の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰を、規定量の前記駆動力の割増しをその開始時に行った後、同駆動力を徐々に増加させることで行うようにしている。
[0017]
上記課題を解決するため、本発明に従う第9の車両の制御装置は、アクセ
【0004】
ルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰を、当該車両の位置する路面の勾配に応じた前記駆動力の割増しをその開始時に行った後、同駆動力を徐々に増加させることで行うようにしている。
[0018]
上記課題を解決するため、本発明に従う第10の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた前記駆動力の復帰を、当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じた前記駆動力の割増しをその開始時に行った後、同駆動力を徐々に増加させることで行うようにしている。
[0019]
上記課題を解決するため、本発明に従う第11の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰速度を当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
[0020]
上記課題を解決するため、本発明に従う第12の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰速度を当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
[0021]
上記課題を解決するため、本発明に従う第13の車両の制御装置は、アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、車速が既定値以下のときにのみ、前記同時操作時の前記駆動力の低減度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更するようにしている。
[0022]
[0023]
上記課題を解決するため、本発明に従う第14の車両の制御装置は、アク
【0005】
セルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、車速が既定値以下のときにのみ、前記同時操作時の前記駆動力の低減度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更するようにしている。
[0024]
図面の簡単な説明
[0025]
[図1]本発明の第1実施形態に係る車両の制御装置の構成を模式的に示す略図。
[図2]同実施形態に採用されるアクセル開度要求値演算ルーチンの処理手順を示すフローチャート。
[図3]同実施形態の制御態様の一例を示すタイムチャート。
[図4]本発明の第2実施形態に係る車両の制御装置に採用される坂路補正量演算マップにおける車速、車両前後方向の加速度と坂路補正量との対応関係を示すグラフ。
[図5]本発明の第3実施形態に係る車両の制御装置に採用されるアクセル開度要求値演算ルーチンの処理手順を示すフローチャート。
[図6]同実施形態の制御態様の一例を示すタイムチャート。
[図7]本発明の第4実施形態に係る車両の制御装置に採用されるアクセル開度要求値演算ルーチンの処理手順を示すフローチャート。
[図8]同実施形態の制御態様の一例を示すタイムチャート。
発明を実施するための形態
[0026]
(第1実施形態)
以下、本発明の車両の制御装置を具体化した第1実施形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
[0027]
図1に示すように、本実施形態の制御装置を採用する車両には、ブレーキ・オーバーライド・システム(BOS)1が制御機構として搭載されている。BOS1には、アクセルポジションセンサーにより検出される実アクセル開度、ブレーキ踏力センサーにより検出されるブレーキ踏力、車速センサーにより検出される車速、及び加速度センサーにより検出される車両前後方向

Claims (18)

  1. アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰の開始に際して、規定量の前記アクセル開度要求値の割増しを行う
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰の開始に際して、当該車両の位置する路面の勾配に応じて前記アクセル開度要求値の割増しを行う
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  3. アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰の開始に際して、当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて前記アクセル開度要求値の割増しを行う
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  4. アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  5. アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度への前記アクセル開度要求値の復帰度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  6. アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、
    前記同時操作時の前記アクセル開度要求値の縮小度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  7. 前記路面の勾配に応じた前記アクセル開度要求値の縮小度合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行われる
    請求項6に記載の車両の制御装置。
  8. アクセルとブレーキの同時操作時に、駆動力の制御に使用されるアクセル開度要求値を実アクセル開度よりも小さくする車両の制御装置において、
    前記同時操作時の前記アクセル開度要求値の縮小度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  9. 前記車両前後方向の加速度に応じた前記アクセル開度要求値の縮小度合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行われる
    請求項8に記載の車両の制御装置。
  10. アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰の開始に際して、規定量の前記駆動力の割増しを行う
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  11. アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰の開始に際して、当該車両の位置する路面の勾配に応じて前記駆動力の割増しを行う
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  12. アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた前記駆動力の復帰の開始に際して、当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて前記駆動力の割増しを行う
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  13. アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  14. アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、
    前記同時操作が解消されたときの前記実アクセル開度に応じた値への前記駆動力の復帰度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  15. アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、
    前記同時操作時の前記駆動力の低減度合いを当該車両の位置する路面の勾配に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  16. 前記路面の勾配に応じた前記駆動力の低減度合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行われる
    請求項15に記載の車両の制御装置。
  17. アクセルとブレーキの同時操作時に、実アクセル開度に応じた値よりも駆動力を低減する車両の制御装置において、
    前記同時操作時の前記駆動力の低減度合いを当該車両に作用する車両前後方向の加速度に応じて変更する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  18. 前記車両前後方向の加速度に応じた前記駆動力の低減度合いの変更は、車速が既定値以下のときにのみ行われる
    請求項17に記載の車両の制御装置。
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