JPWO2012147173A1 - 高圧ポンプの調量装置 - Google Patents
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Abstract
高圧ポンプの調量装置は、フィードポンプから供給された燃料を昇圧して圧送する高圧ポンプの調量装置であって、高圧ポンプが備えるシリンダと前記フィードポンプによって供給される燃料が流通するフィードポンプ連通路との連通状態を変化させ、前記高圧ポンプの吐出量を調節する吸入弁と、前記吸入弁を閉弁側に付勢するバネ部材と、通電により、前記バネ部材による前記吸入弁の閉弁方向への移動を許容する閉弁手段と、前記フィードポンプのフィード圧に応じて前記バネ部材の圧縮量を変更する圧縮量調整部材と、を備えている。
Description
本発明は高圧ポンプの調量装置に関する。
従来、燃料ポンプが複数のプランジャを備えることで複数の圧送系統を有する燃料噴射装置が知られている。例えば特許文献1である。特許文献1に開示された燃料噴射装置によれば、一部の圧送系統に異常が発生したときであっても、燃圧の制御性を高く維持することができる。具体的には、2つのプランジャのそれぞれによる燃料の圧送系統の一方に異常があると判断されると、異常と対応しない圧送系統の圧送量が多くなるように燃料ポンプの圧送開始角度を強制的に変更している。
ところで、昨今、単一のプランジャを備えた高圧ポンプが知られている。このように、単一のプランジャを備えた高圧ポンプにおいて調量弁の故障が発生した場合、上記特許文献1で開示されているように、他のプランジャから燃料を圧送することはできず、燃料の吐出を維持し、継続することは困難である。
そこで本明細書に開示された高圧ポンプの調量装置は、調量弁に故障が発生した場合に、燃料の吐出を維持し、継続することを課題とする。
上記課題を解決するために本明細書開示の高圧ポンプの調量装置は、フィードポンプから供給された燃料を昇圧して圧送する高圧ポンプの調量装置であって、高圧ポンプが備えるシリンダと前記フィードポンプによって供給される燃料が流通するフィードポンプ連通路との連通状態を変化させ、前記高圧ポンプの吐出量を調節する吸入弁と、前記吸入弁を閉弁側に付勢するバネ部材と、通電により、前記バネ部材による前記吸入弁の閉弁方向への移動を許容する閉弁手段と、前記フィードポンプのフィード圧に応じて前記バネ部材の圧縮量を変更する圧縮量調整部材と、を、備えている。
閉弁手段が作動し、バネ部材の付勢力によって吸入弁が閉弁状態となると、高圧ポンプは、シリンダ内の燃料を圧送可能な状態となる。従って、この閉弁手段に異常が発生し、吸入弁が閉弁できなくなると、燃料の圧送が継続できなくなるおそれがある。吸入弁は、圧縮状態で装着されたバネ部材に付勢されて閉弁方向に移動する。このため、バネ部材の圧縮量を大きくすれば、吸入弁は閉弁し易くなる。圧縮量調整部材は、フィード圧に応じてバネ部材の圧縮量を変更することにより、吸入弁の開閉のし易さを調整する。
このような圧縮量調整部材は第1の面と当該第1の面の裏面となる第2の面を備えたプレート部材とすることができる。プレート部材は、第1の面と前記吸入弁に設けられた掛合鍔部との間に前記バネ部材を保持し、前記第1の面における前記フィード圧の受圧面積が前記第2の面における前記フィード圧の受圧面積よりも大きい構成とする。
第1の面と第2の面とでフィード圧の受圧面積に差を設けることにより、フィード圧に応じてバネ部材の圧縮量を変更することができる。具体的には、フィード圧が小さくなると、受圧面積が大きい第1の面側に働く力の減少量が、受圧面積の小さい第2の面側に働く力の減少量よりも大きくなる。結果的に第2の面側から押される力が大きくなり、プレート部材は、第1の面側に移動する。すると、第1の面側で支持されたバネ部材の圧縮量が増大する。これにより、バネ部材の予荷重が増大し、吸入弁を閉弁方向に移動させ易い状態となる。この状態でプランジャが作動すると、シリンダ内で圧縮された燃料が吸入弁を押し上げて閉弁状態とする、いわゆる自閉現象を発現させることができる。自閉現象により吸入弁が閉弁状態となれば、高圧ポンプは、燃料の圧送を維持継続することができる。
高圧燃料ポンプの調量装置は、前記フィードポンプが電動式であるときに、前記閉弁手段の故障判定手段を備え、前記故障判定手段によって前記閉弁手段が故障していると判断したときに、前記フィードポンプのフィード圧を低下させる制御部を備えることができる。
圧縮量調整部材は、フィード圧に応じてバネ部材の圧縮量を変更する。具体的には、フィード圧が低下すると、バネ部材の圧縮量を増大させる。このため、閉弁手段の故障が検出されたときは、強制的にフィード圧を低下させる。これにより、バネ部材の圧縮量を増大させて、吸入弁の自閉現象を促進させ、燃料の吐出を維持継続させる。
前記故障判定手段は、前記高圧ポンプから高圧の燃料が供給されるコモンレールのレール圧に応じて前記閉弁手段の故障を判断することができる。追加の装備をすることなく、従来備えるレール圧センサを利用することができる。
本明細書に開示された高圧ポンプの調量装置によれば、調量弁に故障が発生した場合に、燃料の吐出を維持継続することができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されている場合もある。
実施例の高圧ポンプの調量装置(以下、単に「調量装置」という)20は、高圧ポンプ100に組み付けられている。調量装置20は、吐出量調整弁(PCV:
Control Valve)である。高圧ポンプ100は、電動式のフィードポンプ1から供給された燃料を昇圧して圧送する。高圧ポンプ100は、シリンダ101内に摺動自在に配置されたプランジャ102を備えている。高圧ポンプ100は、一のシリンダ101と一のプランジャ102を備えた単筒ポンプである。調量装置20は、フィードポンプ1と高圧ポンプ100との間に設けられている。調量装置20は、高圧ポンプ100が備えるシリンダ101とフィードポンプ1によって供給される燃料が流通するフィードポンプ連通路2との連通状態を変化させ、高圧ポンプ100の吐出量を調節する吸入弁3を備えている。吸入弁3は、テーパ状のシート面3aを備えた先端側がシリンダ101内に位置するように配置されている。すなわち、シリンダ101の上部に形成された燃料の導入孔101aを貫通した状態で配置されている。導入孔101aに形成されたテーパ状のシート部101a1に吸入弁3のシート面3aが着座することにより、シリンダ101は閉じた状態となる。高圧ポンプ100は、カム103によって駆動されるプランジャ102が上下動することにより燃料をコモンレール14へ圧送する。吸入弁3は、シリンダ101内にフィードポンプ1から供給された燃料を吸い込むときに開弁状態となる。また、プランジャ102によって燃料が吐出されるときに、その閉じ加減を調節することにより、吐出量を制御する。なお、高圧ポンプ100とコモンレール14との間には、一方弁15が設けられている。
Control Valve)である。高圧ポンプ100は、電動式のフィードポンプ1から供給された燃料を昇圧して圧送する。高圧ポンプ100は、シリンダ101内に摺動自在に配置されたプランジャ102を備えている。高圧ポンプ100は、一のシリンダ101と一のプランジャ102を備えた単筒ポンプである。調量装置20は、フィードポンプ1と高圧ポンプ100との間に設けられている。調量装置20は、高圧ポンプ100が備えるシリンダ101とフィードポンプ1によって供給される燃料が流通するフィードポンプ連通路2との連通状態を変化させ、高圧ポンプ100の吐出量を調節する吸入弁3を備えている。吸入弁3は、テーパ状のシート面3aを備えた先端側がシリンダ101内に位置するように配置されている。すなわち、シリンダ101の上部に形成された燃料の導入孔101aを貫通した状態で配置されている。導入孔101aに形成されたテーパ状のシート部101a1に吸入弁3のシート面3aが着座することにより、シリンダ101は閉じた状態となる。高圧ポンプ100は、カム103によって駆動されるプランジャ102が上下動することにより燃料をコモンレール14へ圧送する。吸入弁3は、シリンダ101内にフィードポンプ1から供給された燃料を吸い込むときに開弁状態となる。また、プランジャ102によって燃料が吐出されるときに、その閉じ加減を調節することにより、吐出量を制御する。なお、高圧ポンプ100とコモンレール14との間には、一方弁15が設けられている。
吸入弁3は、本体部4に摺動自在に支持されている。本体部4は、大気開放通路4aを備えている。本体部4には、筒状部5が設けられている。本体部4と筒状部5との間には、ガスケット6が装着されており、筒状部5の内側と、大気開放通路4aとが仕切られている。筒状部5の内側は、フィードポンプ連通路2と連通しており、内部にフィード圧がかかるようになっている。
調量装置20は、吸入弁3を閉弁側、すなわち、本実施例において、図1中、上方に付勢するバネ部材12を備えている。また、調量装置20は、通電により、バネ部材12による吸入弁3の閉弁方向への移動を許容する閉弁手段を備えている。閉弁手段は、ソレノイド9とアーマチャ10を含んでいる。ソレノイド9とアーマチャ10は、筒状部5の内部に配置されている。ソレノイド9に通電されていないとき、アーマチャ10は、吸入弁3に当接し、吸入弁3を開弁側に付勢するバネ部材11によって吸入弁3を開弁させる。アーマチャ10は、ソレノイド9に通電されることにより、バネ部材11を圧縮しつつソレノイド9側に引き寄せられる。これにより、バネ部材12により閉弁側に付勢されている吸入弁3が移動する。
吸入弁3の基端側、すなわち、アーマチャ10が当接する側には、掛合鍔部3bが設けられている。バネ部材12は、この掛合鍔部3bと、プレート部材7の第1の面7aとの間に保持されている。プレート部材7は、フィードポンプのフィード圧に応じてバネ部材12の圧縮量を変更する圧縮量調整部材の一例である。
プレート部材7は、図2(A)〜図2(C)に示されるように、第1の面7aと、この第1の面7aの裏面となる第2の面とを備えたリング状の部材である。図1に示すように、プレート部材7は、第1の面7aが筒状部5内に位置するように配置される。筒状部5内は、上述のようにフィード圧を受けるため、第1の面7aの全面がフィード圧の受圧面となる。一方、第2の面7b側には、縁部に壁部が設けられ、第2の面7bは、フィード圧受圧面7b1と大気圧受圧面7b2とに区分けされる。プレート部材7は、大気圧受圧面7b2が、大気開放通路4aに露出するように本体部4に装着されている。大気圧受圧面7b2と大気開放通路4aとの間には、皿バネ8が介装されており、プレート部材7は、皿バネ8を介して本体部4に支持されている。
第1の面7aにおけるフィード圧の受圧面積、すなわち、第1の面7aの面積は、第2の面7bにおけるフィード圧の受圧面積、すなわち、フィード圧受圧面7b1の面積よりも大きい。このように、フィード圧の受圧面積を異ならせておくことにより、フィード圧の変化に伴ってプレート部材の位置を変更することができる。具体的には、フィード圧が大きくなると、プレート部材7は、筒状部5内において下降し、フィード圧が小さくなると、プレート部材7は、筒状部5内において上昇する。プレート部材7は、第1の面7aと掛合鍔部3bとの間でバネ部材12を保持している。このため、プレート部材7が上昇すると、バネ部材12を圧縮する。プレート部材7は、フィード圧によってその位置を変更するため、フィード圧に応じてバネ部材12の圧縮量を変更することができる。具体的には、フィード圧が低下してプレート部材7が上昇すると、バネ部材12を圧縮し、予荷重が増大して吸入弁3を閉弁し易くする。
調量装置20は、制御部としてのECU(Electronic control unit)13を備えている。ECU13は、コモンレール14に装着されたレール圧センサ14a、ソレノイド9、フィードポンプ1と電気的に接続されている。
以上説明した調量装置20の動作につき、図3乃至図6を参照しつつ説明する。図3(A)は通常状態の調量装置20において吸入弁3が開弁した状態を示す説明図であり、図3(B)は通常状態の調量装置20において吸入弁3が閉弁した状態を示す説明図である。図4(A)〜(D)は通常状態における高圧ポンプ100による燃料吐出の様子を示す説明図である。図5(A)はソレノイド故障状態の調量装置20において吸入弁3が開弁した状態を示す説明図であり、図5(B)はソレノイド故障状態の調量装置20において吸入弁3が閉弁した状態を示す説明図である。図6(A)〜(D)はソレノイド故障状態における高圧ポンプ100による燃料吐出の様子を示す説明図である。
まず、図3(A)、図3(B)を参照すると、プレート部材7の第1の面7aには、通常時の高いフィード圧がかかっている。このため、プレート部材7は、皿バネ8を押し下げ、筒状部5の最下部に位置している。図3(A)に示すように、ソレノイド9が正常であり、ソレノイド9に通電されていないときは、吸気弁3は、アーマチャ10を介してバネ部材11によって付勢され、開弁状態となる。そして、図3(B)に示すように、ソレノイド9に通電されると、アーマチャ10がソレノイド9に引き寄せられる。そして、バネ部材12に付勢された吸入弁3は閉弁状となることができる。なお、ソレノイド9への通電制御を行うことにより、吸入弁3の開度調整が行われ、ひいては、高圧ポンプ100の吐出量調整が行われる。燃料吐出の様子につき、さらに詳細に説明する。図4(A)に示すように吸入弁3が開いた状態でカム103が回転を開始し、図4(B)に示すようにプランジャ102が下降を開始すると、シリンダ101内にフィードポンプ1から供給された燃料が流入する。そして、図4(C)に示すように、プランジャ102が上昇し始め、燃料を圧縮し始める。このとき、吸入弁3が開いた状態が継続されると、シリンダ101内の燃料は再び導入孔101aを通じて排出される。この排出量を調整することにより、吐出量が調整される。所望の吐出量となるように所定量燃料を導入孔101a完了させた後、図4(D)に示すようにソレノイド9に通電し、吸入弁3を閉弁状態とする。吸入弁3を閉弁状態とすることにより、プランジャ102に圧縮されたシリンダ101内の燃料は、コモンレール14側へ送られる。
つぎに、図5(A)、図5(B)を参照すると、プレート部材7の第1の面7aには、通常時と比較して低いフィード圧がかかっている。すなわち、フィードポンプ1がECU13の指令に基づいて制御され、抑制されたフィード圧がかかっている。故障判定手段として機能するECU13は、レール圧センサ14aの値が低下を検知すると、これが、ソレノイド9の故障によるものであると判断する。そして、フィードポンプ1を制御してフィード圧を低下させる。このため、プレート部材7の第1の面7aが受ける力が相対的に小さくなる。そして、プレート部材7は、皿バネ8の反発力と第1の面7a及び第2の面7bとが受ける力のバランスに起因して筒状部5内で上昇する。プレート部材7が上昇すると、バネ部材12は、圧縮量が増大する。この結果、バネ部材12の予荷重が増すため、吸入弁3は閉弁方向に移動し易くなる。ソレノイド9が故障しているときであっても、図5(A)に示すように、吸気弁3は、アーマチャ10を介してバネ部材11によって付勢され、開弁状態となる。そして、ソレノイド9が故障しているときであっても、図5(B)に示すように、プランジャ102が上昇すると、シリンダ101内で圧縮された燃料によって吸入弁3が押し上げられ、吸入弁3を閉弁状態とすることができる。いわゆる自閉現象が起こる。吸入弁3が閉弁状態となることにより、コモンレール14への燃料の圧送が可能となる。燃料吐出の様子につき、さらに詳細に説明する。図6(A)に示すように吸入弁3が開いた状態でカム103が回転を開始し、図6(B)に示すようにプランジャ102が下降を開始すると、シリンダ101内にフィードポンプ1から供給された燃料が流入する。そして、図6(C)に示すように、プランジャ102が上昇し始め、燃料を圧縮し始める。すると、導入孔101aから排出される燃料の流れによって、吸入弁3が押され、閉弁方向に移動する。吸入弁3を閉弁方向に付勢するバネ部材12は、プレート部材7が移動することによりその予荷重を増している。この結果、バネ部材12が発揮する付勢力は、プランジャ102によって圧縮された燃料の流れの力と合わさってバネ部材12の付勢力に打ち勝つことができ、吸入弁3を押し上げて閉弁状態とすることができる。図6(D)に示すようにプランジャ102による燃料の圧縮が継続される限り、吸入弁3は、閉弁状態を維持することができるため、プランジャ102に圧縮されたシリンダ101内の燃料は、コモンレール14側へ送られる。
このように、本実施例の調量装置20によれば、調量弁である吸入弁を駆動するソレノイド9に故障が発生した場合に、燃料の吐出を継続することができる。燃料の吐出を継続することができることにより、車両を安全な場所まで移動する退避走行が可能となる。
上記実施例では、レール圧センサ14aによりレール圧の低下を検知したECU13がフィードポンプ1を制御してフィード圧を低下させている。すなわち、フィードポンプ1が電気式であることを想定した例となっている。しかしながら、いわゆるメカ式のフィードポンプが用いられている場合であっても、本実施例と同様の調量装置20を適用することができる。例えば、上記例と同様にソレノイド9が故障した場合は、コモンレールへ14の燃料の圧送に不具合が生じ、機関の出力が低下する。図7は、エンジン回転数とフィード圧との関係を示したグラフであるが、機関の出力(エンジン回転数)が低下すれば、クランクシャフトやカムシャフトの回転を駆動源とするフィードポンプの出力も低下する。この結果、フィード圧が低下することになるため、上記例と同様にプレート部材7を移動させることができる。そして、自閉現象を生じさせ、燃料の圧送を維持継続することができる。メカ式のフィードポンプを用いた場合は、コモンレール14に装着された減圧弁を用いて燃料の圧力を制御し、機関の出力を低下させることによって積極的に自閉現象を誘発することも可能である。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、上記実施例は、ディーゼル機関に用いられる高圧ポンプを想定しているが、ガソリン機関における燃料ポンプに同様に調量装置を組み合わせて用いることもできる。
1 フィードポンプ
2 フィードポンプ連通路
3 吸入弁
3b 掛合鍔部
4 本体部
4a 大気開放通路
5 筒状部
7 プレート部材(圧縮量調整部材)
7a 第1の面(フィード圧受圧面)
7b 第2の面
7b1 フィード圧受圧面
7b2 大気圧受圧面
9 ソレノイド
10 アーマチャ
11 バネ部材(吸入弁を開弁側に付勢)
12 バネ部材(吸入弁を閉弁側に付勢)
13 ECU(Electronic control unit;制御部)
14 コモンレール
14a レール圧センサ
20 調量装置
100 高圧ポンプ
101 シリンダ
101a 導入孔
102 プランジャ
2 フィードポンプ連通路
3 吸入弁
3b 掛合鍔部
4 本体部
4a 大気開放通路
5 筒状部
7 プレート部材(圧縮量調整部材)
7a 第1の面(フィード圧受圧面)
7b 第2の面
7b1 フィード圧受圧面
7b2 大気圧受圧面
9 ソレノイド
10 アーマチャ
11 バネ部材(吸入弁を開弁側に付勢)
12 バネ部材(吸入弁を閉弁側に付勢)
13 ECU(Electronic control unit;制御部)
14 コモンレール
14a レール圧センサ
20 調量装置
100 高圧ポンプ
101 シリンダ
101a 導入孔
102 プランジャ
Claims (4)
- フィードポンプから供給された燃料を昇圧して圧送する高圧ポンプの調量装置であって、
高圧ポンプが備えるシリンダと前記フィードポンプによって供給される燃料が流通するフィードポンプ連通路との連通状態を変化させ、
前記高圧ポンプの吐出量を調節する吸入弁と、
前記吸入弁を閉弁側に付勢するバネ部材と、
通電により、前記バネ部材による前記吸入弁の閉弁方向への移動を許容する閉弁手段と、
前記フィードポンプのフィード圧に応じて前記バネ部材の圧縮量を変更する圧縮量調整部材と、
を、備えた高圧ポンプの調量装置。 - 前記圧縮量調整部材は第1の面と当該第1の面の裏面となる第2の面を備えたプレート部材であって、
前記第1の面と前記吸入弁に設けられた掛合鍔部との間に前記バネ部材を保持し、
前記第1の面における前記フィード圧の受圧面積が前記第2の面における前記フィード圧の受圧面積よりも大きい請求項1記載の高圧ポンプの調量装置。 - 前記フィードポンプが電動式であるときに、
前記閉弁手段の故障判定手段を備え、
前記故障判定手段によって前記閉弁手段が故障していると判断したときに、前記フィードポンプのフィード圧を低下させる制御部を備えた請求項1又は2記載の高圧ポンプの調量装置。 - 前記故障判定手段は、前記高圧ポンプから高圧の燃料が供給されるコモンレールのレール圧に応じて前記閉弁手段の故障を判断する請求項3記載の高圧ポンプの調量装置。
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
PCT/JP2011/060224 WO2012147173A1 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | 高圧ポンプの調量装置 |
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