JPWO2012147160A1 - エレベーターシステム - Google Patents

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Abstract

建物に複数のエレベーターバンクが存在する場合に、各バンクの混雑状況に応じて、エレベーター利用者を適切に誘導することができるエレベーターシステムを提供する。本システムは、建物の所定の階床に設けられた乗場表示器と、バンク負荷判定手段とを備える。乗場表示器は、所定のバンクのエレベーター乗場に配置される。バンク負荷判定手段は、乗場表示器が設置された階床の各エレベーターのかご内負荷率を運転方向毎に管理し、その階床の各バンクの混雑状況を運転方向毎に判定する。また、バンク負荷判定手段は、乗場表示器を備えたバンクが所定の運転方向で混雑し、且つ、同一運転方向で混雑していない他のバンクが存在する場合は、上記乗場表示器に、混雑している運転方向と他のバンクへの案内図とを表示させる。

Description

この発明は、複数のエレベーターバンクが存在する建物において、利用者を適切に誘導するためのエレベーターシステムに関するものである。
下記特許文献1及び2には、エレベーターの利用者を誘導するためのシステムが開示されている。
特許文献1に記載のシステムでは、エレベーターの乗場に通じる通路に、表示装置を設置している。また、このシステムでは、登録された呼びの数に応じて、エレベーターの混雑状況を検出している。エレベーターが混雑していることが検出された場合は、表示装置にその情報を表示して、利用者を階段がある方向に誘導している。
特許文献2に記載のシステムでは、群管理されているエレベーターの各乗場出入口近傍に、表示装置を設置している。表示装置には、対応するエレベーターの運転状況が表示される。エレベーターの利用者は、表示装置の表示内容を見て、どのエレベーターを利用したら良いのかを判断することができる。
日本特開昭58−31878号公報 日本特開平8−26609号公報
複数のエレベーターバンクが存在する百貨店のような建物では、例えば、催し物が行われると、バンク間で利用者の数に偏りが生じてしまう。特許文献1及び2に記載のシステムでは、このような場合に利用者を適切に誘導することができなかった。例えば、建物内で催し物が開催された場合、特定のバンクでは、催し物の開始直前と終了直後とに、利用者数が急増する。このため、ロビー階と催し物の会場となる階との間の階では、利用者が乗場で長時間待たされることがあった。
なお、特許文献1に記載のものでは、登録された呼びの数に応じてエレベーターが混雑しているか否かを判定している。このため、かご内の混雑状況を正確に把握することができなかった。また、利用者は、表示装置の表示内容から、どちらの運転方向が混雑しているのか、階段がどこにあるのかといった具体的内容を把握することができなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、建物に複数のエレベーターバンクが存在する場合に、各バンクの混雑状況に応じて、エレベーター利用者を適切に誘導することができるエレベーターシステムを提供することである。
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のエレベーターバンクが存在する建物において、利用者を誘導するためのエレベーターシステムであって、建物の所定の階床に設けられ、所定のバンクのエレベーター乗場に配置された乗場表示器と、乗場表示器が設置された階床の各エレベーターのかご内負荷率を運転方向毎に管理し、その階床の各バンクの混雑状況を運転方向毎に判定するバンク負荷判定手段と、を備え、バンク負荷判定手段は、乗場表示器を備えたバンクが所定の運転方向で混雑し、且つ、同一運転方向で混雑していない他のバンクが存在する場合は、乗場表示器に、混雑している運転方向と他のバンクへの案内図とを表示させるものである。
この発明によれば、建物に複数のエレベーターバンクが存在する場合に、各バンクの混雑状況に応じて、エレベーター利用者を適切に誘導することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムを示す構成図である。 バンク負荷判定装置の機能を説明するための図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャートである。 乗場表示器の表示例を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャートである。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムを示す構成図である。本システムは、複数のエレベーターバンクが存在する建物に適用される。本実施の形態では、A乃至Cに示す3つのバンクが建物に存在する場合を例に、説明を行う。
図1において、1は複数台のエレベーターを一群として管理する群管理装置である。本システムには、バンクの数に対応して、3台の群管理装置1が備えられている。
以下の説明においては、各バンクの構成を個別に特定する必要がある場合、符号の後にA乃至Cの何れかを付して表記する。例えば、バンクAの群管理装置は1A、バンクBの群管理装置は1B、バンクCの群管理装置は1Cと表記する。他の構成についても同様である。
2は群管理装置1によって管理される制御装置である。制御装置2は、エレベーターの運行を制御する。本実施の形態では、各バンクに3台のエレベーターが備えられている。即ち、各群管理装置1は、3台のエレベーター(の制御装置2)を管理する。
以下の説明においては、制御装置2を個別に特定する必要がある場合、バンク記号の後に号機番号を付して表記する。例えば、バンクAの1号機のエレベーターの制御装置は2A1、バンクBの2号機の制御装置は2B2、バンクCの3号機の制御装置は2C3と表記する。
各制御装置2には、負荷率演算手段3、通信制御手段4、表示制御手段5が備えられている。
負荷率演算手段3は、対応するエレベーターのかご内の負荷率を演算する。負荷率演算手段3は、かごが乗場に停止すると、かごに乗降する人数を検出し、かご内にいる人の数を特定する。乗降者数の検出は、例えば、かご内カメラからの映像、ドアセンサや秤装置の計測結果に基づいて行う。負荷率演算手段3は、特定したかご内人数とかごの定員とから、かご内負荷率を算出する。
通信制御手段4は、かごが各階を通過する際に、後述のバンク負荷判定装置7にかご負荷情報を送信する。かご負荷情報には、負荷率演算手段3によって演算されたかご内負荷率と、その時の運転方向(かごの移動方向)とが含まれる。例えば、かごが乗場を通過する場合、通信制御手段4は、かごがその乗場の着床位置(高さ)に達した際に、かご負荷情報をバンク負荷判定装置7に送信する。かごが乗場に停止する場合、通信制御手段4は、かごがその乗場から出発する際に、かご負荷情報をバンク負荷判定装置7に送信する。
6はエレベーターの乗場に設けられた乗場表示器である。乗場表示器6は、各エレベーターの各乗場に設置されている。表示制御手段5は、対応するエレベーターの乗場表示器6の表示を制御する。
以下の説明においては、乗場表示器6を個別に特定する必要がある場合、バンク記号と号機番号との後に、階床記号を付して表記する。本実施の形態では、建物の全ての階床(1F〜8F)に乗場表示器6を設置している。例えば、建物の2階(2F)に設置された乗場表示器のうち、バンクAの1号機の乗場に配置されたものは6A1−2F、バンクAの2号機の乗場に配置されたものは6A2−2Fと表記する。同様に、建物の8階(8F)に設置された乗場表示器のうち、バンクCの3号機の乗場に配置されたものは6C3−8Fと表記する。
バンク負荷判定装置7は、各バンクの混雑状況を、階床毎及び運転方向毎に判定する。バンク負荷判定装置7は、各群管理装置1に接続されており、対応の群管理装置1を経由して、各制御装置2の通信制御手段4からかご負荷情報を受信する。
バンク負荷判定装置7には、記憶手段8、判定手段9、表示指令手段10が備えられている。
図2はバンク負荷判定装置の機能を説明するための図である。記憶手段8には、図2に示すように、各エレベーターのかご内負荷率が、階床毎及び運転方向毎に記憶されている。バンク負荷判定装置7は、通信制御手段4からかご負荷情報を受信すると、記憶手段8に記憶されている対応のかご内負荷率を更新して、その値を常に最新の状態にしておく。
判定手段9は、記憶手段8で管理されているかご内負荷率に基づいて、各バンクの混雑状況を、階床毎及び運転方向毎に判定する。判定手段9は、例えば、バンク内のエレベーターのかご内負荷率が、同一階床の一方の運転方向で全て所定値以上であり、且つ、その状態が所定時間継続した場合に、そのバンクのその階床について、上記一方の運転方向で混雑している(所定の混雑状態である)ことを判定する。
表示指令手段10は、乗場表示器6に所定の内容を表示させるための指令(表示指令)を出力する。表示指令手段10は、判定手段9の判定結果に応じて、適切な内容の表示指令を出力する。各制御装置2の表示制御手段5は、表示指令手段10から表示指令を受信すると、対応の乗場表示器6に、その受信内容に応じた表示を行わせる。
次に、図3及び図4も参照し、上記構成を有するエレベーターシステムの動作について説明する。図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャート、図4は乗場表示器の表示例を示す図である。
各制御装置2では、対応のかごが階床を通過する際に、通信制御手段4がバンク負荷判定装置7に対してかご負荷情報を送信する。バンク負荷判定装置7では、かご負荷情報を受信すると(S101)、その受信内容に基づいて、記憶手段8に記憶されているかご内負荷率の更新を行う。
判定手段9は、バンク負荷判定装置7がかご負荷情報を受信すると、その受信したかご内負荷率が高いか否かを判定する(S102)。例えば、判定手段9は、受信したかご内負荷率が所定値(例えば、80%)以上である場合に、その階床及びその運転方向のかご内負荷率が高いことを検出する。
判定手段9によってかご内負荷率が低い(例えば、80%未満)と判定された場合(S102のNo)、そのエレベーターの表示制御手段5は、当該階床に設置された乗場表示器6の表示を特に変更しない。それまでの乗場表示器6の表示が通常の内容であれば、表示制御手段5は、その通常表示を継続させる(S103)。例えば、バンクAの1号機の2階のかご内負荷率が下方向で10%であれば(図2参照)、制御装置2A1の表示制御手段5は、乗場表示器6A1−2Fに所定の通常内容を表示させる。かかる場合、表示指令手段10は、制御装置2A1に所定の表示指令を出力しても良いし、出力しなくても良い。
通信制御手段4から受信したかご内負荷率が高い場合(S102のYes)、判定手段9は、そのバンク内の同一階床において、同一運転方向のかご内負荷率が全て高い(例えば、80%以上)か否かを判定する(S104)。上記同一運転方向のかご内負荷率の中に低い(例えば、80%未満)ものが存在する場合(S104のNo)、そのエレベーターの表示制御手段5は、当該階床に設置された乗場表示器6の表示を特に変更しない(S103)。
例えば、バンクBの3号機の2階のかご内負荷率が下方向で80%であれば(図2参照)、判定手段9は、かご内負荷率が高いと判定する(S102のYes)。バンクBの2階の他号機のかご内負荷率は、1号機は下方向で50%、2号機は下方向で40%である。かかる場合、上記他号機の中にかご内負荷率が低いものが存在するため、制御装置2B3の表示制御手段5は、乗場表示器6B3−2Fの表示を変更しない。例えば、制御装置2B3の表示制御手段5は、乗場表示器6B3−2Fに、それまでと同様に通常の内容を表示させる。
バンク内の同一階床において、同一運転方向のかご内負荷率が全て高い(以下、かかる状態を「高負荷状態」ともいう)場合(S104のYes)、判定手段9は、その高負荷状態が長時間継続しているか否かを判定する(S105)。例えば、判定手段9は、上記高負荷状態が所定の時間(例えば、15分)以上継続している場合に、そのバンクの当該階床が、上記運転方向で混雑していることを検出する。
判定手段9によって当該階床が混雑していないと判定された場合(S105のNo)、そのエレベーターの表示制御手段5は、当該階床に設置された乗場表示器6の表示を特に変更しない(S103)。
例えば、バンクAの1号機の7階のかご内負荷率が下方向で90%であれば(図2参照)、判定手段9は、かご内負荷率が高いと判定する(S102のYes)。バンクAの7階の他号機のかご内負荷率は、2号機及び3号機とも下方向で90%である。このため、判定手段9は、バンクAにおいて7階の下方向が高負荷状態であると判定する。しかし、この高負荷状態が15分以上継続していなければ、判定手段9は、バンクAの7階が下方向で混雑していないと判定する。かかる場合、制御装置2A1乃至2A3の各表示制御手段5は、乗場表示器6A1−7F、6A2−7F、6A3−7Fの表示を変更しない。例えば、制御装置2A1の表示制御手段5は、乗場表示器6A1−7Fに、それまでと同様に通常の内容を表示させる。
バンク内のある階床が所定の運転方向で混雑している場合(S105のYes)、判定手段9は、同一の階床及び同一の運転方向で、かご内負荷率の低いエレベーターが存在する他のバンクがあるか否かを判定する(S106)。
上記例において、バンクAの7階で下方向の高負荷状態が15分以上継続している場合、判定手段9は、バンクAの7階で下方向が混雑していることを判定する(S105のYes)。他のバンクの同一階床及び同一運転方向のかご内負荷率は、例えば、バンクBの1号機は80%、バンクCの1号機は30%である。即ち、バンクC(他のバンク)には、かご内負荷率が低いエレベーターが存在する(S106のYes)。かかる場合、制御装置2A1乃至2A3の各表示制御手段5は、乗場表示器6A1−7F、6A2−7F、6A3−7Fに、その階床で混雑が発生している運転方向と、かご内負荷率が低いエレベーターが存在するバンクCへの案内図とを表示させる(S107)。
図4は、この時の乗場表示器6A1−7Fの表示例を示している。図4に示す11は、建物の7階に設置されたバンクAの1号機の乗場ドア、12は乗場ドア11の近傍に設けられた乗場釦である。乗場表示器6A1−7Fには、建物の7階の平面図が表示され、現在地(バンクA)からバンクCまでの道順を示す矢印が、上記平面図に重ねて表示されている。また、乗場表示器6A1−7Fには、バンクAで混雑している運転方向が、上記平面図の下に、文字によって表示されている。
乗場表示器6A1−7Fの表示を見た利用者は、バンクCが空いていることを理解し、バンクCに移動することができる。
一方、上記例において、バンクCの全てのエレベーターにおいて、7階の下方向のかご内負荷率が80%以上であった場合は、他のバンクに、かご内負荷率が低いエレベーターは存在しない(S106のNo)。かかる場合、制御装置2A1乃至2A3の各表示制御手段5は、乗場表示器6A1−7F、6A2−7F、6A3−7Fに、その階床で混雑が発生している運転方向と、建物内の階段或いはエスカレーターへの案内図とを表示させる(S108)。例えば、乗場表示器6A1−7Fに、建物の7階の平面図を表示し、現在地(バンクA)からエスカレーターまでの道順を示す矢印を、上記平面図に重ねて表示する。また、乗場表示器6A1−7Fに、バンクAで混雑している運転方向を、上記平面図の下に、文字によって表示する。
なお、図3に示す処理は、所定の周期で各かご内負荷率について実施しても良い。
また、上記S106では、判定手段9は、同一の階床及び同一の運転方向で、混雑していない他のバンクがあるか否かを判定しても良い。
上記構成を有するエレベーターシステムであれば、建物に複数のエレベーターバンクが存在する場合に、各バンクの混雑状況に応じて、エレベーター利用者を適切に誘導することができる。特に、運転方向別に各バンクの混雑状況を検出しているため、一方の運転方向にのみ混雑が発生している時に逆方向の利用者を他のバンクに誘導してしまうことはなく、サービス性が低下する恐れもない。また、全てのバンクが混雑している(負荷が高い)場合は、利用者を階段やエスカレーターの設置場所に適切に誘導することができる。
本実施の形態では、バンク負荷判定装置7を各群管理装置1に接続している。しかし、これは一例を示したものであり、バンク負荷判定装置7の各機能を群管理装置1に備えさせても良い。かかる場合は、バンク負荷判定装置7として独立の機器を設置する必要がない。
また、本実施の形態では、乗場表示器6を各エレベーターの各乗場に設置しているが、
乗場表示器6を各階床の各バンクに設置しても、同様の効果を得ることは可能である。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベーターシステムの動作を示すフローチャートである。以下に、図5を参照し、本実施の形態におけるエレベーターシステムの動作について説明する。システム構成は、図1に示すものと同じである。
S201乃至S206に示す処理は、図3のS101乃至S106に示す処理と同じである。
S206において、同一の階床及び同一の運転方向で、かご内負荷率の低いエレベーターが存在する他のバンクがある場合、判定手段9は、当該バンクにおいて、混雑している階床(混雑階)が同一運転方向で連続しているか否かを判定する(S207)。例えば、バンクAの7階で下方向の高負荷状態が15分以上継続し、バンクC(他のバンク)の7階に、下方向でかご内負荷率が低いエレベーターが存在する場合(図2参照)、判定手段9は、バンクAの7階の上方階及び下方階において、下方向が混雑しているか否かを判定する。
図2に示す例において、バンクAの8階及び6階で下方向の高負荷状態が15分以上継続している場合、6階乃至8階が、連続する混雑階に該当する(S207のYes)。かかる場合、制御装置2A1乃至2A3の各表示制御手段5は、6階及び7階に設置された乗場表示器6(6A1−6F、6A2−6F、6A3−6F、6A1−7F、6A2−7F、6A3−7F)に、その階床で混雑が発生している運転方向と、かご内負荷率が低いエレベーターが存在するバンクCへの案内図とを表示させる。一方、制御装置2A1乃至2A3の各表示制御手段5は、混雑の始まりとなる8階の乗場表示器6(6A1−8F、6A2−8F、6A3−8F)には、上記運転方向や案内図を表示させない(S208)。
なお、バンクAの8階及び6階の双方で下方向が混雑していない場合(即ち、下方向で、連続する複数の階床に渡って混雑が発生していない場合)は、図3のS107の処理と同じである。制御装置2A1乃至2A3の各表示制御手段5は、乗場表示器6A1−7F、6A2−7F、6A3−7Fに、その階床で混雑が発生している運転方向と、かご内負荷率が低いエレベーターが存在するバンクCへの案内図とを表示させる(S209)。
また、判定手段9は、S206においてNoの判定を行う場合も、次に、S207と同様の処理を行う(S210)。そして、当該バンクにおいて、連続する複数の階床に渡って混雑が発生している場合は(S210のYes)、混雑の始まりとなる階以外の混雑階の乗場表示器6に、その階床で混雑が発生している運転方向と、建物内の階段或いはエスカレーターへの案内図とを表示させる(S211)。また、混雑階が同一運転方向で連続していない場合は(S210のNo)、混雑階の乗場表示器6に、その階床で混雑が発生している運転方向と、建物内の階段或いはエスカレーターへの案内図とを表示させる(S212)。
上記構成を有するエレベーターシステムであれば、混雑の始まりとなる階の利用者にはエレベーターを利用してもらい、待ち時間が増えると予想される中間階の利用者のみを、他のバンクや階段に適切に誘導することができる。
この発明に係るエレベーターシステムは、建物に複数のエレベーターバンクが存在する場合に適用することができる。
1 群管理装置
2 制御装置
3 負荷率演算手段
4 通信制御手段
5 表示制御手段
6 乗場表示器
7 バンク負荷判定装置
8 記憶手段
9 判定手段
10 表示指令手段
11 乗場ドア
12 乗場釦
この発明に係るエレベーターシステムは、複数のエレベーターバンクが存在する建物において、利用者を誘導するためのエレベーターシステムであって、建物の所定の階床に設けられ、所定のバンクのエレベーター乗場に配置された乗場表示器と、乗場表示器が設置された階床の各エレベーターのかご内負荷率を運転方向毎に管理し、その階床の各バンクの混雑状況を運転方向毎に判定するバンク負荷判定手段と、を備え、乗場表示器は、所定のバンクにおいて、各階床のエレベーター乗場に設けられ、バンク負荷判定手段は、乗場表示器を備えたバンクが所定の運転方向で混雑し、且つ、同一運転方向で混雑していない他のバンクが存在する場合は、乗場表示器に、混雑している運転方向と他のバンクへの案内図とを表示させ、乗場表示器を備えたバンクが、所定の運転方向で、連続する複数の階床に渡って混雑する場合は、同一運転方向で混雑していない他のバンクが同一階床に存在する場合であっても、混雑が始まる階床の乗場表示器には、混雑している運転方向と他のバンクへの案内図とを表示させないものである。
また、この発明に係るエレベーターシステムは、複数のエレベーターバンクが存在する建物において、利用者を誘導するためのエレベーターシステムであって、建物の所定の階床に設けられ、所定のバンクのエレベーター乗場に配置された乗場表示器と、乗場表示器が設置された階床の各エレベーターのかご内負荷率を運転方向毎に管理し、その階床の各バンクの混雑状況を運転方向毎に判定するバンク負荷判定手段と、を備え、バンク負荷判定手段は、同一バンク内のエレベーターのかご内負荷率が、同一階床の一方の運転方向で全て所定値以上であり、且つ、その状態が所定時間継続した場合に、そのバンクのその階床について、一方の運転方向で混雑していることを判定し、乗場表示器を備えたバンクが所定の運転方向で混雑し、且つ、同一運転方向で混雑していない他のバンクが存在する場合は、乗場表示器に、混雑している運転方向と他のバンクへの案内図とを表示させるものである。

Claims (5)

  1. 複数のエレベーターバンクが存在する建物において、利用者を誘導するためのエレベーターシステムであって、
    前記建物の所定の階床に設けられ、所定のバンクのエレベーター乗場に配置された乗場表示器と、
    前記乗場表示器が設置された階床の各エレベーターのかご内負荷率を運転方向毎に管理し、その階床の各バンクの混雑状況を運転方向毎に判定するバンク負荷判定手段と、
    を備え、
    前記バンク負荷判定手段は、前記乗場表示器を備えたバンクが所定の運転方向で混雑し、且つ、同一運転方向で混雑していない他のバンクが存在する場合は、前記乗場表示器に、混雑している運転方向と前記他のバンクへの案内図とを表示させるエレベーターシステム。
  2. 前記バンク負荷判定手段は、前記乗場表示器を備えたバンクが所定の運転方向で混雑し、且つ、同一運転方向で混雑していない他のバンクが存在しない場合は、前記乗場表示器に、混雑している運転方向と前記建物内の階段或いはエスカレーターへの案内図とを表示させる請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記乗場表示器は、所定のバンクにおいて、各階床のエレベーター乗場に設けられ、
    前記バンク負荷判定手段は、前記乗場表示器を備えたバンクが、所定の運転方向で、連続する複数の階床に渡って混雑する場合は、同一運転方向で混雑していない他のバンクが同一階床に存在する場合であっても、混雑が始まる階床の前記乗場表示器には、混雑している運転方向と前記他のバンクへの案内図とを表示させない請求項1又は請求項2に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記バンク負荷判定手段は、同一バンク内のエレベーターのかご内負荷率が、同一階床の一方の運転方向で全て所定値以上であり、且つ、その状態が所定時間継続した場合に、そのバンクのその階床について、前記一方の運転方向で混雑していることを判定する請求項1から請求項3の何れかに記載のエレベーターシステム。
  5. 前記バンク負荷判定手段は、前記乗場表示器を備えたバンクが所定の運転方向で混雑し、且つ、同一階床及び同一運転方向でかご内負荷率が所定値未満である他のバンクが存在する場合に、前記乗場表示器に、混雑している運転方向と前記他のバンクへの案内図とを表示させる請求項4に記載のエレベーターシステム。
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