JPWO2012144026A1 - キャップ付きバレル、プレフィルドシリンジ、及びコネクタ付きキャップ - Google Patents

キャップ付きバレル、プレフィルドシリンジ、及びコネクタ付きキャップ Download PDF

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Abstract

本発明は、ルアロック式の被接続体とスリップイン式の被接続体との双方に対応できるキャップ付きバレル、プレフィルドシリンジ、及びコネクタ付きキャップを提供する。そして、本発明は、コネクタ(3)は、分離可能にキャップ(2)に連結されると共に、キャップ(2)を介してバレル(1)に装着される初期位置で、キャップ(2)と共にバレル(1)から離脱される一方、ノズル部(11)から離脱されるキャップ(2)と分離してバレル(1)に装着されるべく、初期位置よりもバレル(1)の軸心方向の基端部側の装着位置でバレル(1)のバレル係合部(13)と係合するコネクタ係合部33を備えることを特徴とする。

Description

本発明は、バレルの先端部に設けられるノズル部を封止するキャップと、ノズル部に接続される被接続体と螺合するためのネジ部を有するコネクタとを備えるキャップ付きバレルに関し、また、該キャップ付きバレルを備えるプレフィルドシリンジに関する。さらに、本発明は、該キャップと該コネクタとを備えてバレルに装着されるコネクタ付きキャップに関する。
従来、バレルとプランジャとを備えるシリンジとして、バレルの先端部に設けられるノズル部を封止するキャップと、ノズル部に接続される被接続体と螺合するためのネジ部を有するコネクタとを備えるシリンジが知られている(例えば、特許文献1)。斯かるシリンジによれば、キャップがノズル部から離脱され、コネクタのネジ部が被接続体のネジ部と螺合することで、被接続体がコネクタを介してノズル部に確実に接続される。
日本国特開2006−166961号公報
ところで、ノズル部に接続される被接続体には、前述のように、コネクタのネジ部と螺合するネジ部を有する、所謂、ルアロック式(ねじ込み式)の注射針やアクセスポート(輸液ラインへの混注手段)等が存在する一方、ネジ部を備えずにノズル部が差し込まれるだけでノズル部に接続される、所謂、スリップイン式(差し込み式)の注射針やアクセスポート等が存在する。そして、特許文献1に係るシリンジは、ルアロック式の被接続体には対応できるが、スリップイン式の被接続体には対応できないという問題を生じさせていた。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、ルアロック式の被接続体とスリップイン式の被接続体との双方に対応できるキャップ付きバレル、プレフィルドシリンジ、及びコネクタ付きキャップを提供することを課題とする。
本発明に係るキャップ付きバレルは、先端部にノズル部を有する筒状のバレルと、ノズル部を封止するようにノズル部に装着されるキャップと、ノズル部に接続される被接続体と螺合するためのネジ部を有し、ノズル部が内部に挿入される筒状のコネクタとを備え、コネクタは、分離可能にキャップに連結されると共に、キャップを介してバレルに装着される初期位置で、キャップと共にバレルから離脱されるキャップ付きバレルであって、コネクタは、ノズル部から離脱されるキャップと分離してバレルに装着されるべく、初期位置よりもバレルの軸心方向の基端部側の装着位置でバレルと係合するコネクタ係合部を備えることを特徴とする。
本発明に係るキャップ付きバレルによれば、分離可能にキャップに連結されるコネクタが初期位置に位置している際には、コネクタがキャップを介してバレルに装着されている。これにより、キャップがノズル部から離脱されると、コネクタがキャップと共に一体となってバレルから離脱される。
また、コネクタが初期位置よりもバレルの軸心方向の基端部側の装着位置に位置した際には、コネクタのコネクタ係合部がバレルと係合する。これにより、キャップが直接的にバレルに装着されるため、キャップがノズル部から離脱されると、キャップと分離したコネクタだけがバレルに装着される。
したがって、スリップイン式の被接続体に対しては、コネクタが初期位置に位置する際に、キャップをノズル部から離脱することで、キャップと一体になってコネクタをノズル部から離脱できると共に、ルアロック式の被接続体に対しては、コネクタを装着位置に位置させることで、コネクタがバレルに直接的に装着された後に、キャップをノズル部から離脱することで、コネクタだけをバレルに装着できる。
しかも、ルアロック式の被接続体をノズル部に接続する場合には、被接続体をノズル部に接続する直前に、コネクタをバレルに装着することで、コネクタがバレルに対してがたついたり緩んだりした状態で、被接続体がノズル部に接続されることを防止できる。したがって、被接続体を確実にノズル部に接続することができる。
また、本発明に係るキャップ付きバレルにおいては、バレルは、コネクタが初期位置から装着位置に押し込められることにより、コネクタ係合部と係合してコネクタを装着位置で固定させるバレル係合部を備えてもよい。
斯かる構成のキャップ付きバレルによれば、コネクタが初期位置から装着位置に押し込められることにより、バレル係合部がコネクタ係合部と係合するため、コネクタが装着位置で固定される。これにより、コネクタがバレルに直接的に装着されるため、キャップがノズル部から離脱されると、キャップと分離したコネクタだけがバレルに装着される。
また、本発明に係るキャップ付きバレルにおいては、キャップは、ノズル部を封止するシール部と、コネクタに連結される連結部と、シール部と連結部とをバレルの軸心方向で相対変位可能に接続する接続部とを備えてもよい。
斯かる構成のキャップ付きバレルによれば、ノズル部を封止するシール部と、コネクタに連結される連結部とは、接続部を介して、バレルの軸心方向で相対変位可能に接続されている。したがって、コネクタが初期位置から装着位置に押し込められる際に、連結部がシール部に対してバレルの軸心方向で相対変位することで、シール部がノズル部を封止する状態を維持することができる。
また、本発明に係るキャップ付きバレルにおいては、コネクタ係合部は、ネジ形状であって、バレルは、コネクタ係合部と螺合するのに伴ってコネクタを初期位置から装着位置に変位させ且つ装着位置で固定させるネジ形状のバレル係合部を備えてもよい。
斯かる構成のキャップ付きバレルによれば、ネジ形状のコネクタ係合部とネジ形状のバレル係合部とが螺合するのに伴って、コネクタが初期位置から装着位置に変位し、その後、コネクタが装着位置で固定される。これにより、コネクタがバレルに直接的に装着されるため、キャップがノズル部から離脱されると、キャップと分離したコネクタだけがバレルに装着される。
また、本発明に係るキャップ付きバレルにおいては、キャップは、コネクタが初期位置から装着位置に変位する際にコネクタのネジ部と螺合するネジ部を備え、キャップのネジ部及びコネクタのネジ部は、コネクタが装着位置に固定された際に、キャップがコネクタから分離可能となるように互いの螺合が解除されるように形成されてもよい。
斯かる構成のキャップ付きバレルによれば、キャップには、コネクタのネジ部と螺合するネジ部が設けられている。そして、コネクタが初期位置から装着位置に変位する際に、キャップのネジ部とコネクタのネジ部とが互いに螺合することで、キャップがコネクタから分離してノズル部から離脱することを防止できる。
そして、コネクタが装着位置に固定された際には、キャップのネジ部とコネクタのネジ部との互いの螺合が解除されるため、キャップをコネクタから分離させることができる。したがって、コネクタが装着位置に固定される前に、キャップがノズル部から不意に離脱することを防止できる。
また、本発明に係るプレフィルドシリンジは、前記キャップ付きバレルと、バレルの内部に充填された充填物を封止すべく、バレルの内部に挿入される弾性のガスケットとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコネクタ付きキャップは、筒状のバレルの先端部に設けられるノズル部を封止するように、ノズル部に装着されるキャップと、ノズル部が接続される被接続体と螺合するためのネジ部を有し、ノズル部が内部に挿入される筒状のコネクタとを備え、コネクタは、分離可能にキャップに連結されると共に、キャップを介してバレルに装着される初期位置で、キャップと共にバレルから離脱されるコネクタ付きキャップであって、コネクタは、ノズル部から離脱されるキャップと分離してバレルに装着されるべく、初期位置よりもバレルの軸心方向の基端部側の装着位置でバレルと係合するコネクタ係合部を備えることを特徴とする。
以上の如く、本発明に係るキャップ付きバレル、プレフィルドシリンジ、及びコネクタ付きキャップは、ルアロック式の被接続体とスリップイン式の被接続体との双方に対応できるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るプレフィルドシリンジの全体図であって、(a)は正面図、(b)はA−A線における断面図を示す。 同実施形態に係るバレルの全体図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はB−B線における断面図を示す。 同実施形態に係るキャップの全体図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はC−C線における断面図を示す。 同実施形態に係るコネクタの全体図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はD−D線における断面図を示す。 同実施形態に係るキャップ付きバレルの作用を説明する図であって、(a)及び(b)はそれぞれ要部縦断面図を示す。 同実施形態に係るキャップ付きバレルの作用を説明する図であって、(a)及び(b)はそれぞれ要部縦断面図を示す。 同実施形態に係るキャップ付きバレルの作用を説明する図であって、(a)及び(b)はそれぞれ要部縦断面図を示す。 本発明の他の実施形態に係るキャップ付きバレルの要部縦断面図であって、(a)はコネクタが初期位置に位置する状態、(b)はコネクタが装着位置に位置する状態を示す。 同実施形態に係るバレルの全体図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はE−E線における断面図を示す。 同実施形態に係るキャップの全体図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はF−F線における断面図を示す。 同実施形態に係るコネクタの全体図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)はG−G線における断面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係るキャップ付きバレルの構成部品図であって、(a)はバレルの全体平面図、(b)はバレルの要部正面図、(c)はコネクタの全体縦断面図、(d)はコネクタの全体底面図を示す。 同実施形態に係るキャップ付きバレルの要部縦断面図であって、(a)はコネクタが初期位置に位置する状態、(b)はコネクタが装着位置に位置する状態を示す。
以下、本発明に係るプレフィルドシリンジ(キャップ付きバレル、コネクタ付きキャップ)における第1の実施形態について、図1〜図7を参酌して説明する。
本実施形態に係るプレフィルドシリンジは、図1〜図4に示すように、先端部にノズル部11を有する筒状のバレル1と、ノズル部11を封止するようにノズル部11に装着されるキャップ2と、ノズル部11に接続される被接続体(図示していない)のネジ部と螺合するためのネジ部31を有する筒状のコネクタ3とを備える。なお、図1の「上方(側)」を「先端(側)」又は「一方(側)」とし、図1の「下方(側)」を「基端(側)」又は「他方(側)」として、以下説明する。
また、プレフィルドシリンジは、バレル1の内部に充填された薬液等の充填物Xを封止するプランジャ8を備える。該プランジャ8は、バレル1の内部に挿入されて充填物Xを封止する弾性のガスケット81と、先端部がガスケット81とネジ結合されるプランジャロッド82とを備える。
そして、詳細は後述するが、プレフィルドシリンジは、コネクタ3が初期位置に位置する際に、キャップ2がノズル部11から離脱されることで、キャップ2とコネクタ3とが一体的にバレル1から離脱されるように、構成されている。さらに、プレフィルドシリンジは、初期位置よりもバレル1の軸心方向の基端部側の装着位置に、コネクタ3が位置されることで、コネクタ3がバレル1に直接的に装着されるため、その後、キャップ2がノズル部11から離脱されることで、キャップ2から分離したコネクタ3だけがバレル1に装着されるように、構成されている。
なお、キャップ2とコネクタ3との組立体を、「コネクタ付きキャップ」といい、また、バレル1とコネクタ付きキャップ(キャップ2及びコネクタ3)との組立体を、「キャップ付きバレル」いう。そして、キャップ付きバレル(バレル1、キャップ2、及びコネクタ3)とプランジャ8との組立体とを、「シリンジ」という。
バレル1は、先端部がノズル部11に連結される筒状のバレル本体12を備える。また、バレル1は、コネクタ3と係合してコネクタ3を装着位置で固定させるバレル係合部13と、装着位置に位置するコネクタ3が軸心方向を中心に回転することを規制する回転規制部14とを備える。なお、バレル1は、剛性を有するように形成され、例えば、ガラスや硬質樹脂等で形成されている。
ノズル部11は、バレル本体12の内部に充填される充填物Xを外部に注出するための注出口111を先端部に備えると共に、充填物Xが流通すべく、注出口111とバレル本体12の内部とを連通させる流通部112とを備える。そして、ノズル部11は、バレル本体12の先端部から円筒状に突設されていると共に、基端部から先端部に向けて外径が小さくなるように、テーパ状に形成されている。
バレル本体12は、先端部に、コネクタ3の基端部と当接する平面状の当接部121を備える。また、バレル本体12は、基端部に、指が掛けられるフランジ形状の指掛部122を備える。そして、バレル本体12は、外径がノズル部11の外径よりも大きくなるように形成されている。
バレル係合部13は、コネクタ3を軸心方向で係止してコネクタ3が軸心方向に移動することを規制すべく、ノズル部11の外周部から径方向外方に突出して形成されている。そして、バレル係合部13は、周方向に沿って環状に延設されている。また、バレル係合部13は、先端部側から基端部側に向けて次第に小径となるように、テーパ状に形成されている。なお、バレル係合部13は、ノズル部11の基端部側に配置されている。
回転規制部14は、コネクタ3を周方向で係止すべく、ノズル部11の外周部から径方向外方に突出する複数(本実施形態においては九つ)の係止片141,…を備える。そして、回転規制部14は、バレル係合部13よりも基端部側に配置されている。具体的には、回転規制部14は、ノズル部11の基端部に配置されている。
複数の係止片141,…は、所定間隔を有して、周方向に並列されている。そして、各係止片141は、軸心方向に沿って延設されている。また、各係止片141は、先端部が先鋭となるように形成されている。
キャップ2は、ノズル部11を封止するシール部21と、コネクタ3に分離可能に連結される連結部22と、シール部21と連結部22とを接続する接続部23とを備える。なお、キャップ2は、弾性を有するように形成され、例えば、ゴム等で形成されている。
シール部21は、ノズル部11の先端部に装着されるべく、ノズル部11の先端部を外側から嵌合する筒状のシール部本体211と、シール部本体211の先端部に配置され、ノズル部11の注出口111を封止する封止部212とを備える。即ち、シール部21は、円筒状のシール部本体211の先端部(一端部)を封止部212で閉塞するように構成されている。
連結部22は、基端部がコネクタ3の先端部を外側から嵌合するように、円筒状に形成されている。そして、連結部22は、内径がシール部21の外径よりも大きくなるように形成されていると共に、シール部21を内部に収容するように配置されている。また、連結部22は、キャップ2に力が作用されていない状態において、シール部21の封止部212を内部に収容するように、換言すれば、先端部がシール部21の先端部よりも一方側(先端側)に位置するように配置されている。
接続部23は、シール部21の外周部と連結部22の内周部とを接続している。具体的には、接続部23は、シール部21の外周部の先端部側と連結部22の内周部の基端部側とを接続している。そして、接続部23は、弾性変形することにより、シール部21と連結部22とを軸心方向で相対変位可能に接続している。
コネクタ3は、雌ネジ形状であるネジ部31が先端部側の内周部に配設される筒状のコネクタ本体32を備える。また、コネクタ3は、バレル1のバレル係合部13と係合するコネクタ係合部33と、バレル1の回転規制部14に周方向で係止される被係止部34とを備える。なお、コネクタ3は、剛性を有するように形成され、例えば、硬質樹脂等で形成されている。
コネクタ係合部33は、コネクタ本体32の基端部側に配置されている。また、コネクタ係合部33は、コネクタ本体32の内周部から径方向内方に突出する複数(本実施形態においては三つ)の係合片331,…を備える。そして、複数の係合片331,…は、周方向に沿って円弧状にそれぞれ延設されると共に、所定間隔を有して周方向に並列されている。
被係止部34は、コネクタ係合部33よりも基端部側に配置されている。具体的には、被係止部34は、コネクタ本体32の基端部に配置されている。また、被係止部34は、コネクタ本体32の内周部から径方向内方に突出する複数(本実施形態においては三つ)の被係止片341,…を備える。そして、複数の被係止片341,…は、軸心方向に沿ってそれぞれ直線状に延設されると共に、所定間隔を有して周方向に並列されている。
ここで、プレフィルドシリンジの製造方法について、概略を説明する。プレフィルドシリンジは、キャップ2でノズル部11が封止されたバレル1の内部に、薬液等の充填物Xを充填し、さらに、ガスケット81を基端部側からバレル1の内部に挿入した後に、プランジャロッド82をガスケット81に結合することで製造される。
本実施形態に係るプレフィルドシリンジの構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るプレフィルドシリンジのコネクタ着脱方法について、図5〜図7を参酌して説明する。
まず、コネクタ3をバレル1から離脱する方法について説明する。図5(a)に示すように、コネクタ3が初期位置に位置している状態においては、コネクタ3は、分離可能に連結されているキャップ2を介して、バレル1に装着されている。斯かる状態においては、コネクタ3には、バレル1のノズル部11が挿入(緩挿)されており、また、バレル1とコネクタ3とは、コネクタ係合部33よりも先端部側(一端側)において、軸心方向(平面視)で重なっていない、即ち、径方向で離間している。
そして、斯かる状態から、図5(b)に示すように、キャップ2をノズル部11から離脱すると、キャップ2とコネクタ3とが一体になってバレル1から離脱される。したがって、コネクタ3が離脱されたバレル1のノズル部11に、スリップイン式(差し込み式)の注射針やアクセスポート等の被接続体を接続することができる。
次に、コネクタ3をバレル1に装着する方法について説明する。図6(a)に示すように、コネクタ3が初期位置に位置している状態においては、コネクタ係合部33がバレル係合部13よりも一方側(先端側)に位置していると共に、コネクタ係合部33の内周部とバレル係合部13の外周部とが軸心方向で重なっている。また、連結部22の先端部の方がシール部21の先端部よりも一方側(先端側)に位置している。
斯かる状態から、キャップ2の先端部を他方側(基端側)に向けて手で押圧すると、手に接触する連結部22のみが他方側に向けて押圧されることになる。したがって、図6(b)に示すように、接続部23が弾性変形することにより、連結部22がシール部21に対して他方側に移動すると共に、連結部22に連結されているコネクタ3がバレル1に対して他方側に移動して装着位置に位置する。
このとき、連結部22を介して、コネクタ3が押し込められることにより、コネクタ係合部33がバレル係合部13よりも他方側(基端側)に位置すると共に、コネクタ3の各被係止片341が回転規制部14の係止片141,141間に挿入される。なお、本実施形態においては、連結部22の先端部とシール部21の先端部とが面一となった状態で、コネクタ3が装着位置に位置する。
そして、コネクタ3が装着位置に位置している状態においては、コネクタ本体32の基端部がバレル本体12の当接部121に他方側(基端側)から当接されると共に、コネクタ係合部33がバレル係合部13に一方側(先端側)から係止される。これにより、コネクタ3が軸心方向に移動することを規制する。さらに、被係止部34の各被係止片341が回転規制部14の係止片141に周方向で係止される。したがって、コネクタ3が軸心方向を中心に回転することを規制する。
そして、キャップ2への押圧を解除すると、図7(a)に示すように、接続部23が弾性力により復元し、連結部22がシール部21に対して一方側(先端側)に移動する。このとき、コネクタ係合部33がバレル係合部13に一方側(先端側)から係止されているため、コネクタ3が装着位置に位置したままとなり、キャップ2とコネクタ3とが分離される。
なお、キャップ2とコネクタ3との結合力が強い場合には、キャップ2への押圧を解除しても、図6(b)の状態が維持される場合もある。斯かる状態においても、コネクタ係合部33がバレル係合部13に一方側(先端側)から係止されているため、キャップ2とコネクタ3とを分離できる状態である。
そして、斯かる状態から、図7(b)に示すように、キャップ2をノズル部11から離脱すると、キャップ2のみがノズル部11から離脱され、コネクタ3がバレル1に装着されたままとなる。したがって、ルアロック式(ねじ込み式)の注射針やアクセスポート等の被接続体のネジ部にコネクタ3のネジ部31を螺合することで、キャップ2が離脱されたバレル1のノズル部11に被接続体を接続することができる。
以上より、本実施形態に係るプレフィルドシリンジによれば、コネクタ3が初期位置に位置している際には、コネクタ3がキャップ2を介してバレル1に装着されている。これにより、キャップ2がノズル部11から離脱されると、コネクタ3がキャップ2と共に一体となってバレル1から離脱される。
また、コネクタ3が装着位置に位置された際には、コネクタ係合部33がバレル係合部13と係合するため、コネクタ3がキャップ2を介さずに直接的にバレル1に装着される。これにより、キャップ2がノズル部11から離脱されると、キャップ2から分離したコネクタ3だけがバレル1に装着される。
したがって、スリップイン式の被接続体に対しては、コネクタ3が初期位置に位置する際に、キャップ2をノズル部11から離脱することで、キャップ2と一体になってコネクタ3を離脱できると共に、ルアロック式の被接続体に対しては、コネクタ3を装着位置に位置させて、コネクタ3が直接的にバレル1に装着された後に、キャップ2をノズル部11から離脱することで、コネクタ3だけをバレル1に装着できる。これにより、スリップイン式の被接続体とルアロック式の被接続体との双方に対応することができる。
しかも、ルアロック式の被接続体をノズル部11に接続する場合には、接続体をノズル部11に接続する直前に、コネクタ3をバレル1に装着することで、コネクタ3がバレル1に対してがたついたり緩んだりした状態で、被接続体がノズル部11に接続されることを防止できる。したがって、被接続体を確実にノズル部11に接続することができる。
また、本実施形態に係るプレフィルドシリンジによれば、コネクタ3が初期位置から装着位置に押し込められることにより、バレル係合部13がコネクタ係合部33と係合する。これにより、バレル係合部13がコネクタ係合部33を軸心方向で係止するため、コネクタ3が装着位置で固定される。これにより、コネクタ3がバレル1に直接的に装着されるため、キャップ2をノズル部11から離脱すると、キャップ2から分離したコネクタ3だけがバレル1に装着される。
また、本実施形態に係るプレフィルドシリンジによれば、コネクタ3が装着位置に位置した際に、回転規制部14が被係止部34を周方向で係止する。これにより、コネクタ3がバレル1に対して軸心方向を中心に回転することを規制するため、コネクタ3が装着位置でがたつくことなく固定される。
また、本実施形態に係るプレフィルドシリンジによれば、ノズル部11を封止するシール部21と、コネクタ3に分離可能に連結される連結部22とは、接続部23を介して、バレル1の軸心方向で相対変位可能に接続されている。これにより、コネクタ3が初期位置から装着位置に押し込められる際に、連結部22がシール部21に対してバレル1の軸心方向で相対変位する。
その結果、シール部21がノズル部11を封止する状態で、コネクタ3を初期位置から装着位置に変位させることができる。したがって、コネクタ3をバレル1に装着させる際に、シール部21がノズル部11を封止し続けているため、ノズル部11から充填物Xが漏れることを防止できる。
次に、本発明に係るプレフィルドシリンジ(キャップ付きバレル、コネクタ付きキャップ)における第2の実施形態について、図8〜図11を参酌して説明する。
本実施形態に係るプレフィルドシリンジは、図8〜図11に示すように、先端部にノズル部41を有する筒状のバレル4と、ノズル部41を封止するようにノズル部41に装着されるキャップ5と、ノズル部41に接続される被接続体(図示していない)と螺合するためのネジ部(以下、「コネクタネジ部」ともいう)61を有する筒状のコネクタ6と、バレル4の内部に充填された薬液等の充填物を封止するプランジャ(図1参照)8とを備える。
そして、詳細は後述するが、プレフィルドシリンジは、コネクタ6が初期位置に位置する際に、キャップ5がノズル部41から離脱されることで、キャップ5とコネクタ6とが一体的にバレル4から離脱されるように、構成されている。さらに、プレフィルドシリンジは、初期位置よりもバレル4の軸心方向の基端部側の装着位置に、コネクタ6が位置されることで、コネクタ6がバレル4に直接的に装着されるため、その後に、キャップ5がノズル部41から離脱されることで、キャップ5から分離したコネクタ6だけがバレル4に装着されるように、構成されている。
バレル4は、先端部がノズル部41に連結される筒状のバレル本体42と、コネクタ6と係合してコネクタ6を装着位置で固定させるバレル係合部43と、装着位置に位置するコネクタ6が軸心方向を中心に回転することを規制する回転規制部44とを備える。そして、バレル1は、剛性を有するように形成されている。なお、ノズル部41及びバレル本体42は、第1実施形態に係るノズル部11及びバレル本体12と略同じ構成である。
バレル係合部43は、コネクタ6と螺合するのに伴って、コネクタ6を初期位置から装着位置に変位させ且つ装着位置で固定させるネジ形状である。そして、バレル係合部43は、ノズル部41の基端部側の外周部に配置される。即ち、バレル係合部43は、雄ネジ形状である。
回転規制部44は、コネクタ6を周方向で係止すべく、ノズル部41の外周部に凹状の係止部441,…を複数(本実施形態においては二つ)備える。そして、回転規制部44は、バレル係合部43よりも基端部側に配置されている。具体的には、回転規制部44は、ノズル部41の基端部に配置されている。
キャップ5は、ノズル部41の注出口411を封止するシール部51と、ノズル部41の先端部に装着されるべく、ノズル部41の先端部を外側から嵌合する円筒状のキャップ本体52と、コネクタ6に分離可能に連結されるべく、コネクタネジ部61と螺合するネジ部(以下、「キャップネジ部」ともいう)53とを備える。なお、キャップ5は、弾性を有するように形成されている。
キャップネジ部53は、キャップ本体52の先端部側の外周部に配置されている。即ち、キャップネジ部53は、雄ネジ形状である。そして、キャップネジ部53は、ネジ形状であるバレル係合部43と同じピッチとなるように形成されている。
コネクタ6は、雌ネジ形状であるコネクタネジ部61が先端部側の内周部に配設される筒状のコネクタ本体62を備える。また、コネクタ6は、バレル係合部43と係合するネジ形状のコネクタ係合部63と、回転規制部44に周方向で係止される被係止部64とを備える。なお、コネクタ6は、剛性を有するように形成されている。
コネクタネジ部61は、キャップネジ部53と螺合することにより、コネクタ6を初期位置から装着位置に変位させる。そして、コネクタネジ部61及びキャップネジ部53は、コネクタ6が装着位置に固定された際に、互いの螺合が解除されるように、各ネジ山の長さが設定されて構成される。
コネクタ本体62は、外周部に、軸心方向に沿って直線状に延設される溝部621,…を複数備える。具体的には、コネクタ本体62は、外周部に溝部621,…が周方向に複数並列されることで、外周部が周方向にて凹凸状となるように形成されている。これにより、コネクタ6が指で回転操作される際に、指がコネクタ本体62の外周部に掛止されるため、指がコネクタ本体62の外周部で滑ることを防止する。
コネクタ係合部63は、コネクタ本体62の基端部側に配置されている。また、コネクタ係合部63は、バレル係合部43に軸心方向で係止されることでコネクタ6が軸心方向に移動することを規制すべく、バレル係合部43と螺合するネジ形状である。
具体的には、コネクタ係合部63は、バレル係合部43と螺合すべく、コネクタ本体62の内周部から径方向内方に突出する複数(本実施形態においては二つ)の係合片631,631を備える。そして、複数の係合片631,631は、周方向に沿ってそれぞれ円弧状に延設されると共に、所定間隔を有して周方向に並列されている。
被係止部64は、コネクタ係合部63よりも基端部側に配置されている。具体的には、被係止部64は、コネクタ本体62の基端部に配置されている。また、被係止部64は、コネクタ本体62の内周部から径方向内方に突出する複数(本実施形態において二つ)の被係止片641,…を備える。そして、複数の被係止片641,…は、軸心方向に沿ってそれぞれ直線状に延設されると共に、所定間隔を有して周方向に並列されている。
本実施形態に係るプレフィルドシリンジの構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係るプレフィルドシリンジのコネクタ着脱方法について、図8を参酌して説明する。
まず、図8(a)に示すように、コネクタ6が初期位置に位置している状態においては、コネクタ6は、分離可能に連結されているキャップ5を介して、バレル4に装着されている。斯かる状態においては、コネクタネジ部61とキャップネジ部53とが螺合している一方、コネクタ係合部63とバレル係合部43とが螺合(係合)していない。
斯かる状態から、キャップ5をノズル部41から離脱すると、キャップ5とコネクタ6とが一体になってバレル4から離脱される。これにより、コネクタ6が離脱されたバレル4のノズル部41に、スリップイン式の被接続体を接続することができる。
また、図8(a)に示すように、コネクタ6が初期位置に位置している状態においては、コネクタ係合部63がバレル係合部43よりも一方側(先端側)に位置している。斯かる状態においては、コネクタ6には、バレル4のノズル部41が挿入されている。
斯かる状態から、コネクタ6が軸心方向を中心に回転されると、雌ネジ形状のコネクタ係合部63と雄ネジ形状のバレル係合部43とが締まる方向で螺合すると共に、雌ネジ形状のコネクタネジ部61と雄ネジ形状のキャップネジ部53とが緩む方向で螺合する。それに伴って、コネクタ6が初期位置から装着位置に向けて変位する。
このとき、コネクタ6が初期位置から装着位置に変位する際に、キャップネジ部53とコネクタネジ部61とが互いに螺合しているため、コネクタネジ部61がキャップネジ部53を軸心方向で係止する。したがって、キャップ5がコネクタ6から分離してノズル部41から離脱されることはない。
さらに、コネクタ6が軸心方向を中心に回転されると、図8(b)に示すように、コネクタ6は、バレル4に対して他方側に移動し、装着位置に位置する。このとき、被係止部64の凸状の各被係止片641は、回転規制部44の凹状の各係止部441に嵌合する。これにより、被係止部64の各被係止片641が回転規制部44の各係止部441に周方向で係止される。したがって、コネクタ6が軸心方向を中心に回転することを規制するため、バレル係合部43とコネクタ係合部63とのネジが緩むことを防止できる。
そして、コネクタ6が装着位置に位置している状態においては、バレル係合部43とコネクタ係合部63とが螺合しているため、コネクタ係合部63がバレル係合部43に軸心方向で係止される。したがって、コネクタ6が軸心方向に移動することを規制するため、コネクタ6が装着位置で固定される。
さらに、コネクタ6が装着位置に固定された際には、キャップネジ部53とコネクタネジ部61との互いの螺合が解除されているため、キャップ5をコネクタ6から分離させることができる。したがって、キャップ5をノズル部41から離脱すると、キャップ5から分離したコネクタ6だけがバレル4に装着される。これにより、ルアロック式の被接続体のネジ部にコネクタネジ部61を螺合させることで、キャップ5が離脱されたバレル4のノズル部41に被接続体を接続することができる。
以上より、本実施形態に係るプレフィルドシリンジによれば、コネクタ6が初期位置に位置する際に、キャップ5がノズル部41から離脱されることで、コネクタ6がキャップ5と一体になってバレル4から離脱されると共に、コネクタ6が装着位置に位置して、コネクタ6がキャップ5を介さずにバレル4に直接的に装着された後に、キャップ5がノズル部41から離脱されることで、キャップ5から分離したコネクタ6だけがバレル4に装着される。したがって、スリップイン式の被接続体とルアロック式の被接続体との双方に対応することができる。
また、本実施形態に係るプレフィルドシリンジによれば、雌ネジ形状のコネクタ係合部63と雄ネジ形状のバレル係合部43とが螺合するのに伴って、コネクタ6が初期位置から装着位置に変位し、その後、コネクタ6が装着位置で固定される。これにより、コネクタ6がバレル4に直接的に装着されるため、キャップ5がノズル部41から離脱されると、キャップ5から分離したコネクタ6だけがバレル4に装着される。
また、本実施形態に係るプレフィルドシリンジによれば、コネクタ6が初期位置から装着位置に変位する際には、キャップネジ部53とコネクタネジ部61とが互いに螺合しているため、キャップ5をコネクタ6から分離して、ノズル部41から離脱することができない。これにより、シール部51がノズル部41を封止する状態を強制的に維持することができる。
そして、コネクタ6が装着位置に固定された際には、キャップネジ部53とコネクタネジ部61との互いの螺合が解除されるため、キャップ5をコネクタ6から分離させることができる。したがって、コネクタ6が装着位置に固定される前に、キャップ5がノズル部41から離脱されることを防止できる。したがって、コネクタ6が初期位置から装着位置に変位する間において、シール部51がノズル部41を封止し続けているため、ノズル部41から充填物が漏れることを防止できる。
なお、本発明に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、上記した複数の実施形態の各構成や各方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る各構成や各方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、コネクタ3,6のネジ部31,61は、コネクタ本体32,62の内周部に設けられる雌ネジ形状であって、雄ネジ形状であるルアロック式の被接続体と螺合する構成を説明したが、斯かる構成に限られない。具体的には、コネクタのネジ部は、コネクタ本体の外周部に設けられる雄ネジ形状であって、雌ネジ形状であるルアロック式の被接続体と螺合する構成でもよい。
また、上記実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、バレル係合部13,43がバレル本体12,42から径方向外方に突出すると共に、コネクタ係合部33,63がコネクタ本体32,62から径方向内方に突出する構成を説明したが、斯かる構成に限られない。
具体的には、コネクタ係合部は、コネクタ本体から径方向外方に突出すると共に、バレルには、コネクタ本体よりも径方向外方に配置される部位が設けられ、バレル係合部が斯かる部位から径方向内方に突出される構成でもよい。
また、上記実施形態に係るプレフィルドシリンジにおいては、バレル1,4にプランジャ8(ガスケット81及びプランジャロッド82)が装着されている構成を説明したが、斯かる構成に限られない。例えば、プレフィルドシリンジは、バレル1,4の内部にガスケット81だけが装着されている構成でもよい。
また、上記第1実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、コネクタ3が初期位置から装着位置に変位すると、コネクタ3の被係止部34の各被係止片341がバレル1の回転規制部14の係止片141,141間に挿入されることで、コネクタ3が装着位置において軸心方向を中心に回転することを規制する構成を説明したが、斯かる構成に限られない。
例えば、回転規制部の各係止片が先端部側に向けてさらに軸心方向に沿って直線状に延設されることにより、コネクタ3が初期位置においても、コネクタ3の各被係止片34が回転規制部の係止片間に挿入される構成でもよい。斯かる構成によれば、コネクタ3が初期位置及び装着位置間において、コネクタ3が軸心方向を中心に回転することを規制し、しかも、コネクタ3が初期位置から装着位置に変位する際に、コネクタ3の各係止片34が回転規制部の各係止片にガイドされると共に、互いが干渉して欠損することを防止できる。
さらに別の変更例として、図12及び図13に示すように、コネクタ3aが初期位置から装着位置に変位すると、バレル1a及びコネクタ3aの少なくとも何れか一方が塑性変形し、コネクタ3aが装着位置において軸心方向を中心に回転することを規制する構成でもよい。
斯かる構成によれば、コネクタ3aが初期位置に位置する際に、バレル1aに対するコネクタ3aの周方向の位置決めをすることなく、コネクタ3aを初期位置から装着位置に変位させるだけで、コネクタ3aが装着位置において軸心方向を中心に回転することを規制できる。斯かる構成について、以下説明する。
図12(a)及び(b)に示すバレル1aは、コネクタ3aを周方向で係止すべく、ノズル部11の外周部から径方向外方に突出する複数(図12及び図13においては四つ)の係止片141a,…から構成される回転規制部14aを備える。そして、複数の係止片141a,…は、所定間隔を有して、周方向に並列されている。また、各係止片141aは、軸心方向に沿って直線状に延設されていると共に、径方向の先端部が先鋭となるように形成されている。
図12(c)及び(d)に示すコネクタ3aは、コネクタ本体32の内周部から径方向内方に突出する被係止部34aを備える。そして、被係止部34aは、周方向に沿って環状に延設されると共に、回転規制部14aの各係止片141aに圧接された際に小さい力で塑性変形するように、径方向の先端部が先鋭となるように形成されている。また、被係止部34aは、内径が回転規制部14aの各係止片141aを外接する円の直径よりも小さくなるように形成されている。
なお、コネクタ3aは、装着位置に変位する際にバレル1aと干渉して塑性変形すべく、バレル1aよりも軟質な材質で形成されている。例えば、バレル1aがCOP(シクロオレフィンポリマー)やCOC(シクロオレフィンコポリマー)等の樹脂で形成される場合には、コネクタ3aは、それよりも軟質であるPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)等の樹脂で形成され、また、バレル1aがPP等の樹脂で形成される場合には、コネクタ3aは、それよりも軟質であるPE(ポリエチレン)等の樹脂で形成される。
そして、図13(a)に示すように、コネクタ3aが初期位置に位置している状態において、コネクタ3aの被係止部34aとバレル1aの回転規制部14aの各係止片141aとが軸心方向で重なっている。斯かる状態から、コネクタ3aが初期位置から装着位置に変位するように、キャップ2を押圧する。
すると、コネクタ3aが装着位置に変位する際に、図13(b)に示すように、コネクタ3aの被係止部34aがバレル1aの回転規制部14aの各係止片141aに圧接される(食い込まれる)ため、バレル1aよりも軟質な樹脂で形成されているコネクタ3aの被係止部34aが塑性変形する。
具体的には、コネクタ3aの被係止部34aにおける先鋭の先端部が潰れるようにして、被係止部34aが塑性変形する。これにより、塑性変形した被係止部34aが回転規制部14の各係止片141aに周方向で係止されるため、コネクタ3aが装着位置において軸心方向を中心に回転することを規制する。
しかも、コネクタ3aがバレル1aよりも軟質な材質で形成されているため、コネクタ3aを塑性変形させることでバレル1aが変形するのを防止でき、その結果、バレル1aが損傷して充填液が漏れることを防止できる。なお、バレル1a及びコネクタ3aが同じ材質で形成されることで、バレル1a及びコネクタ3aが塑性変形される構成でもよく、また、コネクタ3aがバレル1aよりも硬質な材質で形成されることで、バレル1aが塑性変形される構成でもよい。
また、上記第1実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、接続部23がシール部21と連結部22とをバレル1の軸心方向で相対変位可能に接続することで、コネクタ3が装着位置に変位する際にも、コネクタ3と連結部22とが連結される構成を説明したが、斯かる構成に限られない。具体的には、コネクタが装着位置に変位する際に、キャップとコネクタとが分離する構成でもよい。
また、上記第1実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、コネクタ本体32の基端部がバレル本体12の当接部121に他方側(基端側)から当接されると共に、コネクタ係合部33がバレル係合部13に一方側(先端側)から係止されることで、コネクタ3が軸心方向に移動することを規制する構成を説明したが、斯かる構成に限られない。
例えば、コネクタ係合部がバレル係合部に一方側(先端側)から係止され且つ他方側(基端側)からも係止されることで、コネクタが軸心方向に移動することを規制する構成でもよい。
また、上記第2実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、キャップ5がコネクタ6のネジ部61と螺合するネジ部53を備える構成を説明したが、斯かる構成に限られず、例えば、キャップにネジ部が設けられていない構成でもよい。
また、上記第2実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、キャップ5のネジ部53とバレル係合部43とが同じネジのピッチとなるように形成される構成を説明したが、斯かる構成に限られない。具体的には、キャップのネジ部とバレル係合部43とが異なるネジのピッチとなるように形成される構成でもよい。
斯かる構成においては、剛性を有するバレル係合部43と剛性を有するコネクタ係合部63とのピッチに基づき、コネクタ6がバレル4に対して変位することになる。したがって、剛性を有するコネクタ6のネジ部61のネジ山が弾性を有するキャップのネジ部のネジ山を乗り上げるようにして、即ち、コネクタ6のネジ部61がキャップのネジ部を弾性変形させるようにして、コネクタ6のネジ部61とキャップのネジ部とが螺合することになる。
また、上記第2実施形態に係るプレフィルドシリンジ、キャップ付きバレル、及びコネクタ付きキャップにおいては、コネクタ6が装着位置に固定された際に、コネクタ6のネジ部61及びキャップ5のネジ部53の互いの螺合が解除されるような構成を説明したが、斯かる構成に限られない。
例えば、コネクタが装着位置に固定された状態でも、コネクタのネジ部とキャップのネジ部とが螺合している構成であって、その状態から、コネクタのネジ部とキャップのネジ部とが緩む方向で螺合するように、キャップをさらに回転させることで、キャップのネジ部とコネクタのネジ部との螺合が解除され、それにより、キャップがノズル部から離脱され得る構成でもよい。
斯かる構成によれば、ゴム等で形成されているキャップがノズル部に密着している際には、キャップを引っ張るのではなく、キャップを回転させながら(捻りながら)ノズル部から離脱することで、容易にキャップをノズル部から離脱することができるため、キャップをノズル部から離脱する際に、斯かる操作を強制的に促すことができる。
1…バレル、1a…バレル、2…キャップ、3…コネクタ、3a…コネクタ、4…バレル、5…キャップ、6…コネクタ、8…プランジャ、11…ノズル部、13…バレル係合部、21…シール部、22…連結部、23…接続部、31…ネジ部、33…コネクタ係合部、41…ノズル部、43…バレル係合部、61…ネジ部、63…コネクタ係合部、81…ガスケット、X…充填物

Claims (7)

  1. 先端部にノズル部を有する筒状のバレルと、ノズル部を封止するようにノズル部に装着されるキャップと、ノズル部に接続される被接続体と螺合するためのネジ部を有し、ノズル部が内部に挿入される筒状のコネクタとを備え、
    コネクタは、分離可能にキャップに連結されると共に、キャップを介してバレルに装着される初期位置で、キャップと共にバレルから離脱されるキャップ付きバレルであって、
    コネクタは、ノズル部から離脱されるキャップと分離してバレルに装着されるべく、初期位置よりもバレルの軸心方向の基端部側の装着位置でバレルと係合するコネクタ係合部を備えることを特徴とするキャップ付きバレル。
  2. バレルは、コネクタが初期位置から装着位置に押し込められることにより、コネクタ係合部と係合してコネクタを装着位置で固定させるバレル係合部を備える請求項1に記載のキャップ付きバレル。
  3. キャップは、ノズル部を封止するシール部と、コネクタに連結される連結部と、シール部と連結部とをバレルの軸心方向で相対変位可能に接続する接続部とを備える請求項2に記載のキャップ付きバレル。
  4. コネクタ係合部は、ネジ形状であって、
    バレルは、コネクタ係合部と螺合するのに伴ってコネクタを初期位置から装着位置に変位させ且つ装着位置で固定させるネジ形状のバレル係合部を備える請求項1に記載のキャップ付きバレル。
  5. キャップは、コネクタが初期位置から装着位置に変位する際にコネクタのネジ部と螺合するネジ部を備え、
    キャップのネジ部及びコネクタのネジ部は、コネクタが装着位置に固定された際に、キャップがコネクタから分離可能となるように互いの螺合が解除されるように形成される請求項4に記載のキャップ付きバレル。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のキャップ付きバレルと、バレルの内部に充填された充填物を封止すべくバレルの内部に挿入される弾性のガスケットとを備えることを特徴とするプレフィルドシリンジ。
  7. 筒状のバレルの先端部に設けられるノズル部を封止するように、ノズル部に装着されるキャップと、ノズル部が接続される被接続体と螺合するためのネジ部を有し、ノズル部が内部に挿入される筒状のコネクタとを備え、
    コネクタは、分離可能にキャップに連結されると共に、キャップを介してバレルに装着される初期位置で、キャップと共にバレルから離脱されるコネクタ付きキャップであって、
    コネクタは、ノズル部から離脱されるキャップと分離してバレルに装着されるべく、初期位置よりもバレルの軸心方向の基端部側の装着位置でバレルと係合するコネクタ係合部を備えることを特徴とするコネクタ付きキャップ。
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