JP2005296140A - 接続具付シリンジおよび接続具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コスト面におけるユーザの負担を軽減し、シリンジ使用時における作業性の低下を招くことなく、ルアースリップタイプおよびルアーロックタイプの両タイプでシリンジと器具とを接続可能とする医療用コネクタおよびシリンジを提供する。
【解決手段】 コネクタ1は、概略、2つの構成部分としての分割型11と分割型12、およびそれらを繋ぎ合わせている連結部13の3つの要素から構成されている。これら3つの部分は、一体に形成されている。分割型11、12は、ともに有底円筒状体を軸方向に二分割した形状を有している(開状態)。
分割型11、12には、それぞれの底面部分111、112に切り欠き11h、12hが形成されている。切り欠き11h、12hは、開口された状態にある。そして、分割型11、12には、それぞれの内周壁に雄ネジ11a、12aが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、接続具付シリンジおよび接続具に関する。
シリンジは、医療の現場において、注射針や混注ポートをはじめとする種々の器具に対し接続して用いられる。そして、シリンジと器具におけるポートとの接続形態には、大きく分けてルアースリップタイプとルアーロックタイプとの2種類が存在する。
ルアースリップタイプは、シリンジの先端に形成された、先細りテーパ状のルアー部を、切込みの入った弁膜を有するポートに対して、挿入することでシリンジと器具とを接続するものであって、素早い着脱が可能であるという優位性を有している。対して、ルアーロックタイプは、シリンジの先端におけるルアー部の外側を取り囲むように雌ネジを有するコネクタ(ロックナット)を装着しておき、このコネクタをポートの外周に形成された雄ネジに螺合させることでシリンジをポートに対して拘止するものであって、長期にわたって確実な接続が可能であるという優位性を有している。
ところで、医療の現場においては、これら両タイプのポートが共に用いられるので、同じ機能を有するシリンジにおいても、拘止しようとするポートのタイプに応じて、例えば、コネクタを有するか否かの違いだけで2種類のものを用意しておく必要が生じる。
このような効率の悪さを解消するために、例えば、コネクタをルアー部に対して移動可能に形成しておき、必要なときだけコネクタを使用してルアーロックタイプの接続を行い、不要なときにはルアー部に対してコネクタを退避させることでルアースリップタイプの接続を行うことができる医療器具も開発されている(特許文献1参照。)。
特開平7−148271号公報
ところが、上記特許文献1の技術を適用したシリンジでは、器具に対する汎用性を高めることは可能ではあるが、コネクタを本体から脱離させることができないので、あるシリンジで使用したコネクタを取り外して、他のシリンジに対して転用することはできない。即ち、このシリンジでは、ユーザに対してコスト面における負担を強いるという問題を有する。また、このシリンジでは、ルアースリップタイプでポートに接続するために、コネクタが退避可能なようにルアー部を通常より長く形成しておく必要があり、強度の低下などによる作業性の低下、あるいは、シリンジ本体の容量減少などという問題を生じる。
本発明は、このような課題を解決しようとなされたものであって、コスト面におけるユーザの負担を軽減し、シリンジ使用時における作業性の低下を招くことなく、ルアースリップタイプおよびルアーロックタイプの両接続タイプでポートに対して接続が可能な接続具付シリンジおよび接続具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、
(1) 本発明は、ポートにシリンジを拘止するための接続具が、シリンジ本体から突設されたルアー部に取り付けられてなる接続具付シリンジであって、ルアー部には、接続具と係合するための係合部が形成され、接続具は、複数の構成部材からなり、且つ、その各々に設けられた連結機構の相互の連結作用により全体として有底筒状体に組み付け可能となっており、有底筒状体に組み付けられた状態で、ルアー部における係合部と係合し、複数の構成部材間の連結を解除した状態で、ルアー部から挿抜自在となることを特徴とする。
また、
(2) 本発明は、上記(1)の接続具付シリンジにおいて、複数の構成部材は、相互に対称構造をしており、且つ、相互に突き合わされる各端部に切り欠き部を有し、切り欠き部どうしが突き合うことによって係合孔が形成され、接続具は、この係合孔によりルアー部の係合部と係合することを特徴とする。
また、
(3) 本発明は、上記(1)または(2)の接続具付シリンジの接続具において、複数の構成部材が連結される箇所の内、少なくとも1箇所では、係止爪と被係止爪との噛み合わせをもって連結がなされることを特徴とする。
また、本発明は、
(4) 上記(1)〜(3)の何れかの接続具付シリンジにおいて、ルアー部は、その根元側に縮径された部分を有し、係合部は、当該縮径により生じる段差であることを特徴とする。
さらに、
(5) 本発明は、シリンジ本体から突設されたルアー部に取り付けられ、ポートにシリンジを拘止するための接続具であって、複数の構成部材からなり、且つ、その各々に設けられた連結機構の相互の連結作用により全体として有底筒状体に組み付け可能となっており、有底筒状体に組み付けられた状態で、ルアー部と係合し、複数の構成部材間の連結を解除した状態で、ルアー部から挿抜自在となることを特徴とする。
また、
(6) 本発明は、上記(5)の接続具において、複数の構成部材は、相互に対称構造をしており、且つ、相互に突き合わされる各端部に切り欠き部を有し、切り欠き部どうしが突きあうことによって係合孔が形成され、この係合孔によりルアー部の係合部と係合することを特徴とする。
また、
(7) 本発明は、上記(5)または(6)の接続具において、複数の構成部材が連結される箇所の内、少なくとも1箇所では、係止爪と被係止爪との噛み合わせをもって連結がなされることを特徴とする。
さらに、
(8) 本発明は、治療および診断に係る処置方法において、上記(1)〜(4)の接続具付シリンジを用いることを特徴とする。
本発明に係る接続具付シリンジでは、複数の構成部材が有底筒状体に組み付けられた状態と、連結が解除された状態との間で接続具の状態を変形させるだけで、シリンジのルアー部に対して接続具が着脱自在である構成を有している。よって、この接続具付シリンジでは、拘止しようとするポートの接続形態に応じて、ルアーロックタイプおよびルアースリップタイプの両接続タイプを選択して用いることが可能である。
また、この接続具付シリンジでは、使用後あるいは接続具を使用しないような場合に、接続具をシリンジから取り外して他のシリンジなどに転用することも可能である。
従って、本発明に係る接続具付シリンジは、コスト面におけるユーザの負担を軽減し、且つ、シリンジ使用時における作業性の低下を招くことがないとともに、ルアースリップタイプおよびルアーロックタイプの両接続タイプでポートに対して接続可能であって、ポートへの接続時に高い汎用性を有する。
また、本発明に係る接続具では、上記接続具付シリンジに付帯された接続具と同様に、複数の構成部材が有底筒状体に組み付けられた状態と、連結が解除された状態との間で接続具の状態を変形させるだけで、シリンジのルアー部に対して容易に取り付け、取り外しが可能である。よって、シリンジとポートとの接続タイプがルアーロックタイプのときには、シリンジのルアー部に対して接続具を係合させ、接続タイプがルアースリップタイプのときには、脱離させるというように、必要に応じて着脱が可能である。
従って、本発明に係る接続具を用いれば、ポートに対して接続する際のシリンジの汎用性を高めるのに有効である。
(実施の形態1)
(コネクタ1の構成)
本発明の実施の形態に係る接続具であるコネクタ1の構成について、図1を用いて説明する。
図1(a)に示すように、コネクタ1は、概略、構成部材としての分割型11と分割型12、およびそれらの側壁どうしを連結している連結部13の3つの要素から構成されている。これら3つの部分は、一体に形成されている。この内、分割型11、12は、ともに有底円筒状体を軸方向に沿って二分割した形状を有している。そして、図1(a)、(b)では、分割型11と分割型12とが開いた状態(以下、「開状態」という。)にある。
分割型11、12は、各々有底円筒状体を二分割された形状で、半円筒部分112、122と半円状の底面部分111、121を有し、その内の半円筒部分112、122に互いに噛み合う爪11b、12bが形成されている。即ち、爪11b、12bは、分割型11、12における連結機構として機能するものであって、分割型11,12を連結するときに互いに噛み合い、一度噛み合うと、爪12bを外側に変形させる操作をしない限り連結が解除されないようになっている。また、各分割型11、12を上記爪11b、12bを用いて組み付けた状態(以下、「閉状態」という。)で、突き合うことになる部分である底面部分111、112には、各々切り欠き11h、12hが形成されている。切り欠き11h、12hは、ともに分割線を弦とする半円形をしている。
さらに、分割型11、12における半円筒部分112、122の内壁面には、雄ネジ11a、12aが設けられている。これらの雄ネジ11a、12aは、分割型11と分割型12とが閉状態にあるとき、連続した雄ネジを形成する。
連結部13は、分割型11、12よりも薄い肉厚を有しており、繰り返し開閉操作を行っても切断等されてしまうことがない。
(コネクタ1における開閉機構)
上記構成を有するコネクタ1の開閉機構について、コネクタ1を図1(a)の矢印Aの側から観た図である図1(b)を用いて説明する。
図1(b)に示すように、正面から見た分割型11、12は、それぞれ半円形をしている。これら分割型11、12を、連結部13を支点としてそれぞれを折り返した場合には、それぞれが向かい合い、爪11b、12bが噛み合うことになる。このように爪11b、12bどうしが噛み合った状態においては、コネクタ1は、略有底円筒形状となる(閉状態)。
このように分割型11、12が接合状態となったときには、それぞれに設けられた切り欠き11h、12hも向かい合うことになり、直径φD1を有する一つの円形の孔となる。
なお、分割型11、12および連結部13は、一体に形成されたものであるが、上記のような機能を果すために、例えば、樹脂材料を用いて構成されていることが望ましい。
(シリンジ5の構成)
シリンジ5の概略構成について、図2を用いて説明する。
図2にその一部を示すシリンジ5は、プレフィルドタイプのシリンジであって、シリンジ本体52の右側端部にルアー部51が突設されている。ルアー部51の根元側には、縮径された首部53が形成されている。また、図示はしていないが、シリンジ5には、プランジャおよびパッキンなどを備え、シリンジ本体52の筒内方に薬液が充填されている。
シリンジ5を構成する部分の内、ルアー部51は、先細りのテーパー状をしており、その最大外径がφD3である。この外径φD3については、上記図1における切り欠き11h、12hの直径φD1よりも大きく設定されている(φD3>φD1)。そして、ルアー部51の根元側における首部53は、外径φD2を有する円筒形状を有している。
ルアー部51における首部53の先端よりの部分には、段差がついた状態となっており、係合部としての係り部51aが形成された状態となっている。
(シリンジ5とコネクタ1との接続)
上記シリンジ5とコネクタ1との接続について、図1および図2を用いて説明する。
図1(a)に示すような開状態にあるコネクタ1に対して、シリンジ5のルアー部51を挿入させて行き、その首部53が切り欠き11h、12hのいずれかの縁に沿うように配置する。このとき、シリンジ5の軸とコネクタ1の軸とが略一致するように維持しておく。
次に、コネクタ1に対してシリンジ5が動かないように保持しておき、連結部13を支点として分割型11、12を開口部どうしが向かい合わせとなるように折り返してゆく。分割型11、12における各爪11b、12bが噛み合った時点で、コネクタ1は、有底円筒状となる。このとき、図2に示すように、切り欠き11hと切り欠き12hとは、一つの円形の孔を形成することになり、また、その内径がφD1である。
このように閉状態となったコネクタ1に対して、シリンジ5は、その首部53で係合された状態となる。つまり、ルアー部51の最大外径φD3は切り欠き11h、12hにより形成される孔の内径φD1よりも大きく、ルアー部51の係り部51aがコネクタ1の内底面111a、121aにより拘束される。このようにしてシリンジ5とコネクタ1とは、接続される。分割型11、12は、各2箇所に設けられた爪11b、12bが噛み合った状態になると、別途取り外しの操作(爪11bと爪12bとの連結解除)を実施しない限り開状態に戻ることはない。
なお、コネクタ1における各分割型11、12に形成されている雄ネジ11a、12aは、型どうしの接合線1Lを跨いで一続きになるように形成されている。
(ルアーロックタイプでのポートとの接続)
コネクタ1を接続した状態のシリンジ5を用い、ルアーロックタイプで他の医療器具のポートに接続するための方法について、図2を用いて説明する。図2では、接続対象として、ポート付きの延長チューブ6を一例として用いている。
図2に示すように、接続対象である延長チューブ6は、ポート61がチューブ62の一端側に設けられた構成を有している。ポート61は、その筒外壁に雌ネジ61aが設けられている。この雌ネジ61aは、コネクタ1における雄ネジ11a、12aに対応するものである。また、図示はしていないが、ポート61の端面には、その中央部に孔が形成されており、チューブ62の内管の開口部となっている。
なお、ポート61の中央部に設けられた孔は、シリンジ5におけるルアー部51の最大外径φD3よりも若干小さい内径を有する。そして、ポート61の孔には、シリンジ5のルアー部51が侵入可能となっている。
上記シリンダ5と延長チューブ6とを接続する場合には、シリンジ5に取り付けられたコネクタ1を延長チューブ6におけるポート61の側に向けて前進させる(矢印B)。コネクタ1と延長チューブ6のポート61とが接触した時点で、コネクタ1を矢印Cの方に向けて回転させ始め、なおも前進を続ける。これにより、分割型11、12にも受けられた雄ネジ11a、12aと、延長チューブ6のポート61に設けられた雌ネジ61aとが螺合して行く。この螺合に並行して、シリンジ5におけるルアー部51は、延長チューブ6のポート61の端面に設けられた孔に侵入して行く。そして、コネクタ1の雄ネジ11a、12aとポート61の雌ネジ61aとが螺合しきったところで、シリンジ5と延長チューブ6とが接続される。
以上のように、間にコネクタ1を介して接続(ルアーロックタイプでの接続)されたシリンジ5と延長チューブ6とは、確実な接続がなされ、長期にわたっても外れたり、緩んだりするということが生じ難い。
(ルアースリップタイプでのポートとの接続)
ルアースリップタイプでのシリンジ5と他の医療器具との接続について、図3を用いて説明する。図3では、シリンジ5との接続対象として、混注ポート7および注射針8を一例としている。
図3に示すように、ルアースリップタイプでの接続においては、コネクタ1を接続しない状態のシリンジ5を用いる。これについては、最初からコネクタ1が接続されていない状態のものを使用してもよいし、コネクタ1が取り付けられた状態でユーザが入手したものからコネクタ1を取り外したものを使用してもよい。コネクタ1の取り外しについては、噛み合っている爪11bと爪12bとの連結解除の操作を行うことで、容易に実施できる。
ルアースリップタイプでの接続は、シリンジ5のルアー部51を相手方の医療器具におけるポートに挿入するだけである。例えば、混注ポート7に対してシリンジ5を接続する場合にあっては、シリンジ5のルアー部51をカバー体71にも受けられた弁体(不図示)に挿入してゆくだけで完了する。これにより、シリンジ5の筒内部と混注ポート7の管72、73の管内部とが連通することになる。
なお、混注ポート7における弁体は、弾性を有する薄膜状をしており、その一部にルアー部51を受け入れるためのスリットなどが設けられている。これらについての事項は、すでに公知であるので、ここでの説明を省略する。
次に、シリンジ5に注射針8を接続する場合には、シリンジ5のルアー部51に対して注射針8の針基82を挿入して行く。シリンジ5と注射針8とは、ルアー部51の外周面51fに針基82の内周面82fが密着した時点で接続される。そして、図示を省略しているが、針管81は、針基82の内方にも突設された状態にあるが、上記接続によりその部分がルアー部51の内孔に挿入される。針基81とルアー部51の内孔とは、シリンジ5に注射針8を接続した状態で密に嵌合されている。即ち、シリンジ5を使用する際に、これらの間から薬液が漏れ出したり、あるいは細菌などが侵入しないようになっている。
以上、2つの例を示して、ルアースリップタイプでのシリンジ5と他の医療器具との接続について説明したが、図3のシリンジ5はコネクタ1が接続されていないので、迅速にルアースリップタイプでの接続が実施できる。
なお、上記2つの例以外にも、ルアースリップタイプによりシリンジ5との接続を行う医療器具は種々あるが、その操作などについては上記同様である。
(コネクタ1およびコネクタ1が付帯されたシリンジ5の優位性)
上述のように、本発明の実施の形態に係るコネクタ1は、上記図1に示すように、分割型11、12と連結部13とから構成されており、2つの分割型11、12の連結操作をもって、容易にシリンジ5への装着が可能であり、且つ、爪11b、12bの噛み合わせの解除と分離型11、12の開操作をもって、容易に脱離も可能である。一方、爪11b、12bの噛み合わせの解除操作を実施しない限り、分離型11、12がシリンジ5の操作中などに開いてしまうようなこともない。
従って、ユーザは、必要に応じてコネクタ1をシリンジ5に着脱することができることから、コネクタ1は、コスト面におけるユーザの負担を軽減し、且つ、シリンジ5の使用時における作業性の低下を招くことがないとともに、ルアースリップタイプおよびルアーロックタイプの両接続タイプの接続形態をもってシリンジ5を他の器具のポートに対して接続することができる、という優位性を有する。このような優位性については、コネクタ1が付帯されたシリンジ5についても同様に有する。
また、上記図3に示すように、シリンジ5に対して注射針8を接続する場合には、コネクタ1を取り外した状態で作業を行うので、誤穿刺の危険を回避するのにも有効である。
なお、コネクタ1は、シリンジ5に対して一対一の関係をもってユーザに供される必要は必ずしもなく、それ単独でユーザに供されてもよい。この場合には、ユーザが必要に応じてシリンジ5に対してコネクタ1の着脱を実施すればよい。
また、医療現場における治療や検査などにおいて、上記コネクタ1が取り付けられたシリンジ5を用いれば、ポートに対するシリンジの接続タイプに応じてコネクタ1の取り付け、取り外しを選択的に実施できる。よって、上記コネクタ1付のシリンジ5を用いれば、医療現場における効率を高いものとすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るコネクタ2について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、コネクタ2は、分割型21、22を構成要素として有しており、これらが別部材として分離状態にある点が上記コネクタ1と異なる。即ち、上記実施の形態1におけるコネクタ1の構成から連結部13を取り去ったものが、本変形例に係るコネクタ2であるといえる。ただし、コネクタ2には、分割型21、22において、上記連結部13が接続されていた箇所に相当する部分にも各々爪21b、22aが形成されている。
コネクタ2における他の構成については、上記コネクタ1と同様であるので、説明を省略する。
シリンジ5へのコネクタ2の取り付けは、分割型21、22が分離した状態で、各々の切り欠き21h、22hをシリンジ5における首部53に沿わせ、分割型21の爪21bと分割型22の爪22bとを噛み合わせることで実現される。このとき、切り欠き21h、22hの内径と、シリンジ5におけるルアー部51の最大外径および首部53の外径との関係については、上記実施の形態1に係るコネクタ1と同一である。
シリンジ5からのコネクタ2の取り外しは、上述の操作と逆に、爪21b、22bの噛み合わせを解除することで容易に実施できる。よって、本変形例に係るコネクタ2を用いる場合にも、ユーザは必要に応じてコネクタ2をシリンジ5に対して容易に着脱をすることができる。
従って、本実施の形態のコネクタ2も、コスト面におけるユーザの負担を軽減し、且つ、シリンジ5の使用時における作業性の低下を招くことがないとともに、ルアースリップタイプおよびルアーロックタイプの両接続タイプの接続をもってシリンジ5と他の医療器具のポートとを接続することができる、という優位性を有する。
(実施の形態3)
実施の形態3に係るコネクタ3について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、コネクタ3は、分割型31、32の分割バランスが上記コネクタ1とは異なっている点に特徴を有する。即ち、上記コネクタ1では、有底円筒体を軸対象に二分して分割型11、12を構成していたのに対して、本変形例に係るコネクタ3は、分割型32が有底円筒体の底面およびその近傍部分だけを分割した形状を有している。
コネクタ3における開閉動作については、上記図1で示したコネクタ1の場合と基本的に同一である。
このコネクタ3では、上記コネクタ1が有していた優位性に加えて、コネクタ3を他の医療器具(例えば、図2における延長チューブ6。)に螺合させて行く際のコネクタ3の円筒部の剛性が上記コネクタ1などより高いという優位性を有している。つまり、コネクタ3の雄ネジ31aと他の医療器具の雌ネジとを螺合させ、コネクタ3を他の医療器具に接合する際には、コネクタ3の円筒部には径方向外向きにも力を受けることになる。このとき、円筒部で分割されていないコネクタ3は、円筒部で分割されている上記コネクタ1よりも径方向に高い剛性が得られるという点から優位である。
このことは、コネクタ3を用いることにより、より強固にシリンジと他の医療器具のポートとを拘止できるということを意味する。
(その他の事項)
上記発明の実施の形態1〜3では、3種類のコネクタ1、2、3を例に本発明の特徴及び作用・効果を説明したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。
また、上記実施の形態1では、シリンジとして予め中に薬液が充填されたプレフィルドシリンジを一例として用いたが、これ以外のシリンジの場合にも、上述の作用・効果に変わりはない。
さらに、上記実施の形態1〜3では、コネクタ1、2、3とシリンジ5との接続を、シリンジ5におけるルアー部51の根元側に形成された首部53をもって実施するものとしたが、必ずしも首部53をルアー部51の根元側に形成する必要はない。例えば、シリンジ本体52の外周面に一部くびれた部分(この部分が首部に相当することになる。)を設けておき、コネクタをこれに対応した構成としておけば、上記と同様の作用・効果を得ることができる。
本発明に係る接続具付シリンジおよび接続具は、ルアースリップタイプおよびルアーロックタイプの両接続タイプのポートに対応可能であり、コスト面におけるユーザの負担軽減に効果を奏する。
(a)は、実施の形態1に係るコネクタ1の斜視図であり、(b)は、コネクタ1の正面図である。 接続時におけるコネクタ1と延長チューブ6との関係を示す斜視図である。 コネクタ1を取り付けず、ルアースリップタイプの接続形態をもって混注ポート7あるいは注射針8を接続する際の側面図である。 実施の形態2に係るコネクタ2とシリンジ5との関係を示す斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタ3の形状を示す斜視図でる。
符号の説明
1、2.コネクタ
5.シリンジ
6.延長チューブ
7.混注ポート
8.注射針

Claims (8)

  1. ポートにシリンジを拘止するための接続具が、シリンジ本体から突設されたルアー部に取り付けられてなる接続具付シリンジであって、
    前記ルアー部には、前記接続具と係合するための係合部が形成され、
    前記接続具は、複数の構成部材からなり、且つ、その各々に設けられた連結機構の相互の連結作用により全体として有底筒状体に組み付け可能であり、
    前記有底筒状体に組み付けられた状態で、前記ルアー部における係合部と係合し、
    前記複数の構成部材間の連結を解除した状態で、前記ルアー部から挿抜自在となる
    ことを特徴とする接続具付シリンジ。
  2. 前記複数の構成部材は、相互に対称構造をしており、相互に突き合わされる各端部に切り欠き部を有し、
    前記切り欠き部が突き合うことによって係合孔が形成され、当該係合孔により前記ルアー部の係合部と係合する
    ことを特徴とする請求項1に記載の接続具付シリンジ。
  3. 前記接続具において、前記複数の構成部材が連結される箇所の内、少なくとも1箇所では、係止爪と被係止爪との噛み合わせをもって連結がなされる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の接続具付シリンジ。
  4. 前記ルアー部は、その根元側に縮径された部分を有し、前記係合部は、当該縮径により生じる段差である
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の接続具付シリンジ。
  5. シリンジ本体から突設されたルアー部に取り付けられ、ポートにシリンジを拘止するための接続具であって、
    複数の構成部材からなり、且つ、その各々に設けられた連結機構の相互の連結作用により全体として有底筒状体に組み付け可能であり、
    前記有底筒状体に組み付けられた状態で、前記ルアー部と係合し、
    前記複数の構成部材間の連結を解除した状態で、前記ルアー部から挿抜自在となる
    ことを特徴とする接続具。
  6. 前記複数の構成部材は、相互に対称構造をしており、相互に突き合わされる各端部に切り欠き部を有し、
    前記切り欠き部が突き合うことによって係合孔が形成され、当該係合孔により前記ルアー部の係合部と係合する
    ことを特徴とする請求項5に記載の接続具。
  7. 前記複数の構成部材が連結される箇所の内、少なくとも1箇所では、係止爪と被係止爪との噛み合わせをもって連結がなされる
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の接続具。
  8. 請求項1から4の何れかに記載の接続具付シリンジを用いることを特徴とする治療および診断に係る処置方法。
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