JPWO2012108156A1 - 電気車両充電システム、電気車両用充電器、サーバ、無線基地局及び充電方法 - Google Patents

電気車両充電システム、電気車両用充電器、サーバ、無線基地局及び充電方法 Download PDF

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Abstract

充電器の動作に連動させて、簡便かつ的確に無線LANサービスを提供できる電気車両充電システム。充電器(100)は、電気車両(600)を充電する充電部(102)と、ICカード(800)からユーザID又は媒体IDを読み取るICカード読取部(101)と、サーバ(200)及び無線LAN基地局(700)と通信可能な通信部(105)と、有する。サーバ(200)は、ユーザID又は媒体IDと、端末識別情報と、が登録されているデータベース(201)と、ICカード読取部(101)によって読み取られたユーザID又は媒体IDに一致する端末識別情報が、データベース(201)に登録されているか否かに基づいて、無線LAN基地局(700)への無線LAN端末(300)のアクセスの許可認証を行う認証処理部(202)と、を有する。

Description

本発明は、電気車両充電システム、電気車両用充電器、サーバ、無線基地局及び充電方法に関し、特に、電気車両への充電と通信とを組み合わせた技術に関する。
近年、電気自動車や電気バイクに代表されるような、電動機を動力源とするEV(Electric Vehicle:以下これを電気車両と呼ぶ)が開発されている。電気車両への充電は、第1に自宅で行う場合と、第2に自宅以外の充電ステーションで行う場合と、が考えられる。
充電ステーションは、例えば既存のガソリンスタンドに単数又は複数の充電器が設置されたものを想定してもよく、コンビニエンスストアの駐車場に単数又は複数の充電器が設置されたものを想定してもよい。充電ステーションでは、利用者の待ち時間を可能な限り少なくするために、急速充電型の充電器が採用されることもある。
一方で、近年、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコンなどの無線通信端末の多くは、WiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)に代表されるような無線LAN(Local Area Network)通信機能が搭載されている。WiFi通信機能が搭載された、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコンなどのWiFi端末は、WiFi基地局との間で無線LAN通信が可能である。
WiFi通信のような無線LAN通信は、利用者によって比較的容易にネットワークを構築することが可能なため、つまり、基地局の設置や、基地局と端末との間のアクセス権限の設定が比較的容易なため、商業施設等で提供する通信サービスとしても広く普及している。
例えば、特許文献1には、自動販売機の利用者に無線LANサービスを提供する技術が開示されている。具体的には、開示された技術は、自動販売機で物品を購入したら、購入者に無線LANの利用IDを提示(例えば表示や印字等)することで、物品購入者に無線LANサービスを提供するものである。
特開2005−165679号公報
ところで、充電ステーションの顧客に、無線の利用を、サービスとして提供できれば、顧客の満足度が増すことが期待できる。何故なら、電気車両用充電器では、急速充電器の場合であっても、バッテリが空の状態から80%の充電量まで充電するのに、通常30分以上の充電時間(待ち時間)が必要なのが現状であり、この待ち時間の間に充電器のユーザが退屈しないようなサービスを提供したり、待ち時間を有効活用できるようなサービスを提供できれば、顧客の満足度が格段に向上すると考えられるからである。
ところが、例えば上記特許文献1の技術を用いて、無線サービスを提供しようとすると、端末と無線基地局との通信を開始させるためには、顧客は、提示された利用IDを見て、これを端末に手作業で入力しなければならない。これは、無線サービスの利用手順を複雑化させ、サービスの点でのマイナス要因となる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、充電器の動作に連動させて、簡便かつ的確に無線サービスを提供できる、電気車両充電システム、電気車両用充電器、サーバ、無線基地局及び充電方法を提供することを目的とする。
本発明の電気車両充電システムの一つの態様は、電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムであって、前記充電器は、電気車両を充電する充電部と、ユーザ情報記憶媒体から、ユーザID又は媒体IDを読み取るID読取部と、前記サーバ及び前記無線基地局と通信可能な通信部と、を有し、前記サーバは、ユーザID又は媒体IDと、端末識別情報と、が登録されているデータベースと、前記ID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可認証を行う認証処理部と、を有する。
本発明の電気車両用充電器の一つの態様は、電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムにおける、前記充電器であって、電気車両を充電する充電部と、ユーザ情報記憶媒体からユーザID又は媒体IDを読み取るID読取部と、前記サーバ及び前記無線基地局と通信可能な通信部と、有し、前記ID読取部によって読み取ったユーザID又は媒体IDを、前記通信部を介して、前記サーバに送信し、前記サーバからの許可認証情報を、前記通信部を介して受信し、前記許可認証情報に基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可通知を行う。
本発明のサーバの一つの態様は、電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムにおける、前記サーバであって、ユーザID又は媒体IDと、端末識別情報と、が登録されているデータベースと、前記充電器のID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可認証を行う認証処理部と、を有する。
本発明の無線基地局の一つの態様は、電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムにおける、前記無線基地局であって、前記充電器のID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報に対して、アクセス許可を設定することにより、前記端末識別情報を有する端末とのデータ送受信を許可する。
本発明の充電方法の一つの態様は、電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムの充電方法であって、電気車両を充電する充電ステップと、ユーザ情報記憶媒体からユーザID又は媒体IDを読み取るID読取ステップと、前記サーバ及び前記無線基地局と通信する通信ステップと、ユーザID又は媒体IDと端末識別情報とが登録されているデータベースを用いて、前記ID読取ステップによって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可認証を行う認証処理ステップと、を含む。
本発明によれば、充電器の動作に連動させて、簡便かつ的確に無線サービスを提供できるようになる。
実施の形態における、電気車両充電システムの基本イメージを示す図 本実施の形態における、WiFiサービスの延長及び終了時の処理のイメージを示す図 実施の形態の電気車両充電システムの構成を示すブロック図 会員データベースの内容を示す図 利用ログの内容を示す図 ユーザ登録時の処理手順を示すシーケンス図 登録済のユーザへのWiFiサービス利用開始の処理手順を示すシーケンス図 充電を完了してからもWiFi利用を継続する場合の処理手順を示すシーケンス図 充電完了時にWiFi利用を終了する場合の処理手順を示すシーケンス図 継続確認を行うための表示画像例を示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[1]システムのイメージ
[1−1]基本イメージ
図1に、本実施の形態で提示する電気車両充電システムの基本イメージを示す。図1の電気車両充電システムは、充電器100と、WiFi基地局(図示していないが充電器100に搭載されている)と、WiFi端末300と、サーバ200と、を有する。
充電器100は、充電ステーションに設けられている。充電ステーションは、例えば既存のガソリンスタンドに単数又は複数の充電器100が設置されたものを想定してもよく、コンビニエンスストアやデパート等の店舗の駐車場に単数又は複数の充電器100が設置されたものを想定してもよい。通常、充電ステーションには、複数の充電器100が設けられる。
図1の例の場合、充電器100とサーバ200は、無線基地局10及びインターネット20を介して接続されている。具体的には、充電器100と無線基地局10との間は、高速無線通信であるWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)(登録商標)通信によって接続される。無線基地局10とサーバ200との間は有線で接続され、インターネット通信が行われる。
なお、充電器100とサーバ200との間の接続の仕方は、図1の例に限らない。例えば、無線基地局10は使用せず、充電器100とサーバ200とを有線網を通じてインターネット20によって接続してもよく、物理的な接続形態は問わない。
WiFi基地局の設置の仕方は、特に限定されるものではないが、例えば、次のように設置される。
(i)WiFi基地局は、充電ステーション内の複数の充電器全てに設置される。この場合、WiFi基地局間の通信は、無線LAN、有線LAN、またはPLC(Power Line Communication)で行われる。
(ii)WiFi基地局は、充電ステーション内の複数の充電器のうち、1つの充電器のみに設置される。この場合、1つの充電器のみに設けられたWiFi基地局と、他の充電器との間の通信は、例えば有線LAN又はPLCで行えばよい。
(iii)WiFi基地局は、充電ステーション内の充電器とは異なる位置に設置される。この場合、充電器とWiFi基地局との間の通信は、例えば有線LAN又はPLCで行えばよい。
因みに、本実施の形態では、上記(i)の構成を採用している。
充電器100には、ICカードリーダが設けられている。ユーザ30が充電器100のICカードリーダにICカードをタッチする(接触させる又は近づける)と(F01)、充電器100はICカードリーダによってICカードのIDを読み取る。なお、ユーザ30とは、充電器100を使用する顧客のことである。
ICカードリーダによって読み取られたICカードIDは、無線基地局10及びインターネット20を介してサーバ200に送られる(F02)。なお、ICカードにユーザIDが格納されている場合には、ICカードリーダがICカードIDの代わりにユーザIDを読み取って、サーバ200に送ってもよい。あるいは、ICカードIDがユーザIDに等しくてもよい。以下、ICカードIDを用いて説明するが、ユーザIDを用いても同じ効果が得られる。また、本実施の形態ではユーザを特定する情報(ID)の取得のためにユーザが持参しているICカードを使用した場合について説明するが、個人が特定できればよく、携帯電話または指紋、虹彩等の個人認証データを用いてユーザIDを特定してもよい。
サーバ200は、ICカードIDと、ユーザ所有のWiFi端末のMACアドレス(Media Access Contorol層のアドレス)とが対応付けられて格納された会員データベース201を有しており、インターネット20を介して受信したICカードIDに対応するMACアドレスを探索する(F03)。サーバ200は、ICカードIDに対応するMACアドレスを、ユーザ端末(WiFi端末300)のMACアドレスとして、インターネット20及び無線基地局10を介して充電器100に送る(F04)。
充電器100は、ユーザ端末のMACアドレスを受け取ると、WiFi基地局に対して、MACアドレスの接続許可を設定するように指示する(F05)。この接続許可の設定とは、カードIDに対応するMACアドレスをWiFi基地局に通知することである。MACアドレスを通知されたWiFi基地局は、このMACアドレスからのアクセスを許可するように自身の設定を変更する。
これにより、ICカードのMACアドレスに対応するWiFi端末300が、WiFi基地局にアクセスを要求すると(つまりWiFi基地局にMACアドレスを送信すると)、WiFi基地局は、そのMACアドレスからのアクセスを許可しているので、そのWiFi端末300にWEP(Wired Equivalent Privacy)キーを生成するための一時鍵を送信する。因みに、WEPキー生成のためのパスフレーズは、ICカードの会員登録時に、WiFi端末300に設定される。
WiFi端末300は、一時鍵を用いてWEPキーを生成し、そのWEPキーを用いてWiFi基地局と通信を行う(F06)。このようにして、WiFi端末300がWiFi基地局に対してセキュリティを保ちつつ自動的に接続される。
図1の電気車両充電システムによれば、予めサーバ200にICカードのIDとWiFi端末300のMACアドレスとを対応付けた対応テーブルを格納しておき、充電器100を用いる際のICカードの認証時に、対応テーブルを用いてWiFi端末300の接続許可確認を行って、ICカードのIDに対応するWiFi端末300を自動的にWiFi接続するようにした。
これにより、ユーザが手入力でWiFi通信の設定を行わなくても、充電時のICカード読み取り動作に連動させて、ユーザのWiFi端末300をWiFi通信が可能な状態に設定するので、簡便かつ的確な無線LANサービスを提供できる。ここで、「的確」とは、充電を行うユーザにのみ無線LANサービスを提供する、という意味である。
[1−2]WiFiサービスの延長及び終了
図2に、本実施の形態で提示する、WiFiサービスの延長及び終了時の処理のイメージを示す。
充電器100が充電終了を検知すると(G01)、サーバ200に充電が終了したことを通知する(G02)。このとき、ICカードのIDが充電終了通知と共に通知される。
サーバ200は、通知されたICカードのIDに対応するMACアドレスを、会員データベース201を用いて検索する(G03)。そして、サーバ200は、探索により得たMACアドレス宛に充電完了通知を送付する(G04)。この充電完了通知は、インターネット20、無線基地局10及びWiFi基地局を介してWiFi端末300に通知される(G05)。
これにより、WiFi端末300を携帯したユーザ30が充電器100から離れた場所にいても、WiFi基地局の圏内であればユーザ30は充電が完了したことを知ることができる。
WiFi端末300は、充電完了通知を受信したら、「WiFi通信を継続するかの意思確認ボタン」を表示する(G06)。ユーザ30がWiFi通信を継続するか否かの意思を入力すると(G07)、その入力はサーバ200に通知される(G08)。
サーバ200は、WiFi通信を継続する意思があることを示す通知を入力すると、WiFi通信の延長時間の計測を開始し、例えば課金を開始することができる(G09)。一方、WiFi通信を継続する意思がない(WiFi通信を終了する)ことを示す通知を入力すると、MACアドレスの削除指示をWiFi基地局に送付する(G09)。
これにより、WiFi端末300に充電終了を通知し、ユーザ30の意思を確認した上で、WiFi通信サービスの延長利用による課金開始、又は、WiFi通信サービスの終了を管理できる。なお、課金の代わりにここでは延長利用時間の計測のみ行い、延長利用時間に応じて、後払い(クレジット払い)の形で料金を徴収することも可能である。
[2]構成
図3に、本実施の形態の電気車両充電システムの構成を示す。
電気車両充電システム500は、電気自動車や電気バイク等の電気車両600の蓄電池601に充電を行う充電器100と、サーバ200と、WiFi基地局700と、を有し、ユーザの電気車両600の蓄電池601に対する充電サービスと、ユーザのノートパソコンやスマートフォン等のWiFi端末300に対するWiFi接続サービスと、を連携して提供するものである。
ここで、充電器100とサーバ200は、通信ネットワーク400で接続されている。通信ネットワーク400は、図1、図2では無線基地局10及びインターネット20として示されたものである。なお、図3の例では、WiFi基地局700は充電器100内に配置されているが、WiFi基地局700は、充電器100とは別に配置されてもよい。また、電気車両充電システム500は、充電器100を複数有する。但し、電気車両充電システム500は、1つの充電器100のみを有してもよい。
充電器100は、ICカードリーダ101と、充電部102と、充電制御部103と、電気錠制御部104と、通信部105と、WiFi基地局700と、を有する。
ICカードリーダ101は、非接触型のカードリーダでもよく、接触型のカードリーダでもよい。本実施の形態では、ICカードリーダ101が非接触型であるものとして説明する。ICカードリーダ101は、ユーザによってICカード800がタッチされると、ICカード800からICカードのIDを読み取る。ICカード800は、充電サービスを受けるための会員カードである。ICカード800は、充電ステーションを運営する会社と契約を交わすことで発行されたものでもよく、クレジット会社と契約を交わすことでクレジット会社によって発行されたもの、あるいは小売店等が発行する電子マネーカードであってもよい。要するに、充電サービス自体、または充電サービスに連携するサービスや、充電サービスが付随して提供されるサービスの会員に対して、発行されたものであればよい。
充電部102は、電気車両600に充電を行う部分である。充電部102は、例えば、商用電源である交流を入力する部分と、交流を直流に変換する部分と、絶縁トランスと、出力整流部と、電気車両600に接続される充電ケーブルと、を有する。充電部102は、電気車両600に充電ケーブルが接続された状態で、電気車両600の蓄電池601を充電する。
充電制御部103は、充電部102の充電動作を制御する。また、充電制御部103は、電気錠制御部104を制御する。電気錠(ノズル錠)とは、充電ケーブルを電気車両600側に接続する先端部(ノズル)近傍に設けられ、例えば、充電中に充電ケーブルが所定の接続位置から脱落しないように、充電ケーブルの電気車両600への接続をロックする機構である。電気錠制御部104は、例えば、充電制御部103から充電開始が通知されると電気錠をロックし、充電完了が通知されると電気錠のロックを解除する。
通信部105は、充電器100がサーバ及びWiFi基地局700と通信を行うためのインターフェースである。具体的には、通信部105は、ICカードリーダ101によって読み取られたカードIDを通信ネットワーク400を介してサーバ200に送出する。また、通信部105は、サーバ200からカードIDの認証応答を受信すると、充電制御部103にこれを知らせる。また、通信部105は、サーバ200とWiFi基地局700との間でのMACアドレスの送受を可能とする。
WiFi基地局700は、上述したように、充電ステーション内に、1つ又は複数設けられている。WiFi基地局700は、サーバ200から充電器100を介して、WiFi端末300との通信の承認又は否認の指示を受け取る。WiFi基地局700は、WiFi端末300との通信が承認された場合に、WiFi端末300との通信を行う。
サーバ200は、会員データベース(DB)201と、認証処理部202と、会員データベース(DB)更新部203と、利用ログ管理部204と、利用ログデータベース(DB)205と、を有する。
図4に示すように、会員データベース201には、充電サービスの会員ID(ユーザID)と、ICカードIDと、WiFi端末のMACアドレスと、登録日時と、が関連付けられて格納される。会員データベースの内容は、会員データベース更新部203によって更新される。
なお、充電サービスの会員については、会員IDとICカードIDが登録されている(会員IDとICカードIDとが同一であってもよい)が、必ずしもそれらに対応するWiFi端末のMACアドレスが登録されているとは限らない。すなわち、充電サービスに登録していても、WiFiサービスを利用しない会員や、後述するように初めてWiFiサービスを利用しようとする充電サービス会員については、会員IDやICカードIDに対応するWiFi端末のMACアドレスが未登録の状態もあり得る。
図5に示すように、利用ログデータベース205には、会員IDと、充電器IDと、充電開始時刻と、充電終了時刻と、WiFi利用の有無と、WiFi延長時間(WiFiを充電完了後も延長して利用した時間)と、が関連付けられて格納される。利用ログの内容は、利用ログ管理部204によって更新される。
なお、図3においては、サーバ200は一つの装置として図示して、論理的な(機能的な)構成を示しているが、物理的には、会員データベース201、各処理部202〜204、利用ログデータベース205が、任意の組合せで複数のハードウェア(サーバ装置)にまたがって実装され、それぞれのハードウェアがネットワーク接続されることで、必要な情報を通信・処理する形態で、実現できることは言うまでもない。サーバを運用するサービス提供者側の事情に合わせて、サーバのハードウェアは自由に構成可能である。
[3]動作
次に、本実施の形態の動作について説明する。図6は、WiFiサービスへのユーザ初期登録動作の処理手順を示すシーケンス図である。図7は、登録済のユーザへのWiFiサービス利用開始の処理手順を示すシーケンス図である。図8は、充電を完了してからもWiFi利用を継続する場合の処理手順を示すシーケンス図である。図9は、充電完了時にWiFi利用を終了する場合の処理手順を示すシーケンス図である。
[3−1]WiFiサービスへのユーザ初期登録時
図6に示されている、WiFiサービスへのユーザ初期登録時の処理手順について説明する。ステップS100で、ICカード800が充電器100のICカードリーダ101にタッチされると、ステップS101で、充電器100の通信部105からサーバ200にカードIDが送付されることで、サーバ200に認証要求がなされる。
サーバ200の認証処理部202は、ステップS102で、会員データベース(DB)201を用いて、カードIDに対応するMACアドレスを検索する。ここでは、会員データベースには未だユーザ登録はされていないので、サーバ200の認証処理部202は、ステップS103で、カードIDに該当するMACアドレスは無いことを示す認証応答を行う。
認証応答を受けて、ステップS104で、充電制御部103に充電開始要求が送られると、ステップS105で、充電制御部103は充電ケーブルが車両に接続されていることを確認した後に電気錠(ノズル錠)を施錠し、通電(充電)を開始し、ステップS106で、充電開始要求に対する応答を行う。
ステップS107で、端末検索要求(周辺のWiFi端末300を検索することを要求する信号)がWiFi基地局700に送られる。すると、ステップS108で、WiFi基地局700によってWiFi端末300の検索が行われる。WiFi基地局700の通信エリア内に、WiFiが起動されたWiFi端末300が存在すると、ステップS109で、そのWiFi端末300からWiFi基地局700に応答が行われる。この応答信号には、WiFi端末300のMACアドレスが含まれるため、WiFi基地局700は応答を返したWiFi端末300のMACアドレスを知ることができる。
因みに、WiFi基地局700の通信可能エリア内に、ユーザ登録しようとしているWiFi端末300以外にも、WiFiが起動されたWiFi端末300が存在すると、ステップS109で、そのWiFi端末300のMACアドレスもWiFi基地局700で受信されるので、好ましくない。
そこで、例えば、WiFi基地局700において、ステップS107の送信電力を弱くしたり、ステップS109での受信感度を小さくすると、充電器100の近傍のWiFi端末のみからのMACアドレスを受信できるので、好適である。これは、ユーザ登録しようとしているWiFi端末300は、充電器100の近くに存在する可能性が高いということ、を利用したものである。また、例えば、ステップS109での応答期間に時間制限を設けることも好適である。
ステップS110で、WiFi基地局700は、充電器100の通信部105に、端末検索への応答として、WiFi端末300から受信したMACアドレスを送信する。すると、ステップS111で、充電器100の通信部105は、サーバ200にカードIDとMACアドレスを送信することで、サーバ200に端末登録要求を行う。
ステップS112で、サーバ200は、会員データベース更新部203によって、このカードIDとMACアドレスを関連付けて会員データベース201に登録する。ステップS113で、サーバ200は、充電器100にMACアドレスを送信することで、登録応答(登録が完了したことの通知)を行う。
ステップS114で、充電器100の通信部105は、WiFi基地局700にMACアドレスを送信することで、WiFi基地局700に、MACアドレスへのアクセス許可を設定する(つまりそのMACアドレスにアクセス権限を与える)ことを要求する。ステップS115で、WiFi基地局700は、そのMACアドレスに許可設定を行い(つまりそのMACアドレスにアクセス権限を与え)、ステップS116で、充電器100にそのことを通知するための応答を行う。充電器100は、この応答を受けて、例えば液晶ディスプレイのような表示部(図示しない)にWiFi通信が可能になったことを表示してもよい。
このようにして、本実施の形態の電気車両充電システム500は、充電を行ったユーザのWiFi端末300のMACアドレスを自動的に登録でき、WiFi通信可能な状態にすることができる。つまり、ユーザは、ICカード800を充電器100にタッチするときに、WiFi端末300を起動させておくだけで、携帯しているWiFi端末300のMACアドレスを、ICカード800のIDに対応付けて自動登録することができる。
[3−2]WiFiサービス利用開始時
図7に示されている、登録済のユーザへのWiFiサービス利用開始の処理手順について説明する。ステップS200で、ICカード800が充電器100のICカードリーダ101にタッチされると、ステップS201で、充電器100の通信部105からサーバ200にカードIDが送付されることで、サーバ200に認証要求がなされる。
サーバ200の認証処理部202は、ステップS202で、会員データベース(DB)201を用いて、カードIDに対応するMACアドレスを検索する。サーバ200は、ステップS203で、カードIDに対応するMACアドレスを充電器100に送信することで、認証応答を行う。
認証応答を受けて、ステップS204で、充電制御部103に充電開始要求が送られると、ステップS205で、充電制御部103は充電ケーブルが車両に接続されていることを確認した後に電気錠(ノズル錠)を開錠施錠し、通電(充電)を開始し、ステップS206で、充電開始要求に対する応答を行う。
ステップS207で、充電器100の通信部105は、WiFi基地局700にMACアドレスを送信することで、WiFi基地局700に、MACアドレスへのアクセス許可を設定する(つまりそのMACアドレスにアクセス権限を与える)ことを要求する。換言すれば、WiFi基地局700に、アクセス許可を与えるべきWiFi端末300のMACアドレスを教える。ステップS208で、WiFi基地局700は、そのMACアドレスに許可設定を行い(つまりそのMACアドレスにアクセス権限を与え)、ステップS209で、充電器100にそのことを通知するための応答を行う。充電器100は、この応答を受けて、例えば液晶ディスプレイのような表示部(図示しない)にWiFi通信が可能になったことを表示してもよい。
ステップS210で、WiFi端末300は、WiFi基地局700にMACアドレスを含むアクセス要求を送信する。すると、WiFi基地局700は、ステップS211で一時鍵を生成し、ステップS212でWiFi端末300に一時鍵を送信することでアクセス要求に対する応答を行う。
WiFi端末300は、ステップS213で一時鍵を設定し、ステップS214で一時鍵を用いてデータを暗号化してWiFi基地局700とのWiFiデータ通信を行う。
なお、ステップS212の一時鍵の送信時に、例えば事前にWiFi端末300と共有した秘密鍵(WEPキー等のパスフレーズ)に基づいて、一時鍵を暗号化して送信するようにすれば、WiFi通信のセキュリティをさらに向上させることができる。事前の秘密鍵の共有方法としては、ユーザが充電サービスに登録する際、WiFiサービスを利用する意思がある場合にはオフライン(文書等)で通知して、ユーザが手入力で設定するようにしてもよい。
[3−3]充電を完了してからもWiFi利用を継続する場合
図8に示されている、充電を完了してからもWiFi利用を継続する場合の処理手順について説明する。なお、図8及び図9では、図を簡単化するために、通信部105を省略して示してあるが、実際には、充電器100と、サーバ200及びWiFi基地局700と、の間の信号の送受は通信部105を介して行われる。
ステップS300のWiFiデータ通信中に、ステップS301で充電器100の充電制御部103において充電完了が検出されると、ステップS302で充電器100はサーバ200にカードIDを送信することで充電の完了を通知する。すると、サーバ200の認証処理部202は、ステップS303で会員データベース201を検索し、対応するカードIDが存在することを確認し、ステップS304で充電器100に応答する。
ステップS305で、充電器100は、表示部(図示しない)に充電が完了したことを表示すると共に、電気車両600への通電(充電)を終了し、充電ケーブルを外せるように電気車両600(充電池601)との接続ノズルの電気錠を開錠する。
ステップS306で、サーバ200は、充電が完了したカードIDに対応するWiFi端末300のMACアドレスを、WiFi基地局700に送信することで、そのWiFi端末300にWiFi通信を継続するか否かを確認することをWiFi基地局700に要求する(継続確認要求)。すると、WiFi基地局700は、ステップS307で、MACアドレスに対応するWiFi端末300に継続確認要求信号を送信する。
継続確認要求信号を受信したWiFi端末300は、ステップS308で、表示画面に、継続確認を行うための画像を表示する(継続確認画面表示)。図10に、継続確認を行うための画像例を示す。図10は、タッチパネル式の表示画面に画像を表示した例である。ここで、ユーザが「継続します」の領域をタッチすると、WiFi通信を継続する処理が実行されることになり、「継続しません」の領域をタッチするとWiFi通信を終了させる処理が実行されることになる。
ステップS309で、ユーザによってWiFi端末300からWiFi通信を継続することが入力されると、ステップS310で、WiFi端末300からWiFi基地局700にこのことを示す継続応答信号が送信される。ステップS311で、WiFi基地局700は、サーバ200にMACアドレスと共に継続承認を示す信号を送信する。
ステップS312で、サーバ200は、継続が承認されたMACアドレスのWiFi端末300について、延長時間の計測を開始する。計測された延長時間に基づいて、WiFiの延長利用に対する課金を実施してもよい。
課金については、充電サービス会員に対する定額会費への上乗せの形でもよいし、あるいは電子マネーカードを用いている場合には、その場で延長料の精算を行わせるようにしてもよい。電子マネーによる精算を行う場合には、充電完了後の電気錠開錠(ステップS305)は行わず、充電ケーブルを車両から外せない状態にしておき、ユーザの意思でWiFiサービスを終了した後に、WiFiサービス延長利用に対して電子マネーカードでの精算が行われた後に、電気錠を開錠するようにすれば、延長利用料金を確実に回収することができる。このとき、WiFi利用が終了したことは、WiFi端末とWiFi基地局とが送受信する信号が一定期間以上途切れたことをWiFi基地局が検知してもよいし、ユーザの終了意思を伝えるための信号をWiFi端末からWiFi基地局側に明示的に送信させるようにしてもよい。
このように、電気車両充電システム500は、ユーザが、充電が終了してからもWiFi通信を継続することを希望する場合には、充電終了を始点として課金しながら、WiFi通信を継続させる。これにより、充電が終了したらすぐにWiFi通信を強制的に切断する場合と比較して、ユーザフレンドリィで利便性の高いサービスを提供できる。
[3−4]充電完了時にWiFi利用を終了する場合
図9に示されている、充電完了時にWiFi利用を終了する場合の処理手順について説明する。なお、図9では、図8との対応部分には図8と同一の符号が付されている。図9の処理手順のうち、ステップS300からステップS308までの処理は、図8で説明した処理と同じである。よって、ステップS300からステップS308までの処理については、ここでの説明は省略する。
ステップS400で、ユーザによってWiFi端末300からWiFi通信を継続しないことが入力されると、ステップS401で、WiFi端末300からWiFi基地局700にこのことを示す継続応答信号(No)が送信される。ステップS402で、WiFi基地局700は、サーバ200にMACアドレスと共に継続否認を示す信号を送信する。
ステップS403で、サーバ200は利用ログ管理部204によって利用ログを書き込む。また、ステップS404で、WiFi基地局700は、MACアドレスの許可設定を消去すると共に、一時鍵を消去する。また、ステップS405で、WiFi端末300はWiFiの利用を終了する。
[4]効果
次に、上述した実施の形態の構成によって得られる効果について言及する。
実施の形態の電気車両充電システムの一つの態様は、電気車両用充電器(100)と、充電器(100)に接続されるサーバ(200)と、無線LAN基地局(700)と、を有する電気車両充電システム(500)であって、充電器(100)は、電気車両(600)を充電する充電部(102)と、ユーザ情報記録媒体(800)から、ユーザID又は媒体IDを読み取るID読取部(101)と、サーバ(200)及び無線LAN基地局(700)と通信可能な通信部(105)と、有し、サーバ(200)は、ユーザID又は媒体IDと、端末識別情報と、が登録されているデータベース(201)と、ユーザID読取部(101)によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、データベース(201)に登録されているか否かに基づいて、無線LAN基地局(700)への無線LAN端末(300)のアクセスの許可認証を行う認証処理部(202)と、を有する。
実施の形態の電気車両充電システムの一つの態様は、認証処理部(202)は、ID読取部(101)によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、データベース(201)に登録されている場合、当該端末識別情報に対応する無線LAN端末(300)が、無線LAN基地局にアクセスすることを許可する。
実施の形態の電気車両用充電器の一つの態様は、電気車両用充電器(100)と、充電器(100)に接続されるサーバ(200)と、無線LAN基地局(700)と、を有する電気車両充電システム(500)における、充電器(100)であって、電気車両(600)を充電する充電部(102)と、ユーザ情報記録媒体(800)からユーザID又は媒体IDを読み取るID読取部(101)と、サーバ(200)及び無線LAN基地局(700)と通信可能な通信部(105)と、有し、ID読取部(101)によって読み取ったユーザID又は媒体IDを、通信部(105)を介して、サーバ(200)に送信し、サーバ(200)からの許可認証情報を通信部(105)を介して受信し、許可認証情報に基づいて、無線LAN基地局(700)への無線LAN端末(300)のアクセスの許可通知を行う。
実施の形態のサーバの一つの態様は、電気車両用充電器(100)と、充電器(100)に接続されるサーバ(200)と、無線LAN基地局(700)と、を有する電気車両充電システム(500)における、サーバ(200)であって、ユーザID又は媒体IDと、端末識別情報と、が登録されているデータベース(201)と、充電器(100)のID読取部(101)によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、データベース(201)に登録されているか否かに基づいて、無線LAN基地局(700)への無線LAN端末(300)のアクセスの許可認証を行う認証処理部(202)と、を有する。
実施の形態の無線LAN基地局の一つの態様は、電気車両用充電器(100)と、充電器(100)に接続されるサーバ(200)と、無線LAN基地局(700)と、を有する電気車両充電システム(500)における、無線LAN基地局(700)であって、充電器(100)のID読取部(101)によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報に対して、アクセス許可を設定することにより、前記端末識別情報を有する端末からのアクセスを許可する。
これらの構成により、ユーザが充電のために充電器(100)にユーザ情報記憶媒体(800)を読み取らせると、サーバ(200)によって、無線LAN端末(300)が無線LAN基地局(700)にアクセスするためのアクセス許可の認証が行われる。この結果、データベース(201)に登録されている端末識別情報に対応する無線LAN端末(300)は、無線LANの使用許可が得られ、その無線LAN端末(300)はユーザの入力なしに自動的に無線LAN基地局(700)にアクセス可能な状態とされる。かくして、充電器(100)の動作に連動させて、簡便かつ的確に無線LANサービスを提供できるようになる。
従来においては、一般に、無線LAN基地局と無線LAN端末の接続は、無線LAN基地局が自身のSSIDを報知し、それを受信した無線LAN端末のユーザがそのSSIDに対応するパスワードを入力することで、行われる。つまり、SSIDに対応するパスワードの入力が必要となる。これに対して、実施の形態の構成によれば、SSIDに対応するパスワードの入力が不要となる。
実施の形態の電気車両充電システムの一つの態様は、サーバ(200)は、充電が終了したことが充電器(100)から通知されると、無線LAN基地局(700)を介して、無線LAN端末(300)に、無線LAN通信を延長利用するか否かを問い合わせる信号を送信し、無線LAN基地局(700)を介して、無線LAN端末(300)から、無線LAN通信を延長利用することを示す応答信号を受信した場合に、無線LAN通信の延長利用を許可する。
これにより、充電が終了したらすぐにWiFi通信を強制的に切断する場合と比較して、ユーザフレンドリィで利便性の高いサービスを提供できる。
実施の形態の電気車両充電システムの一つの態様は、サーバ(200)は、ID読取部(101)によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、データベース(201)に登録されていない場合、無線LAN基地局(700)を介して、無線LAN端末(300)から、端末識別情報を受信し、当該端末識別情報をユーザID又は媒体IDに関連付けて登録する。
これにより、データベース(201)にユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報を容易に登録できるようになる。
実施の形態の電気車両充電システムの一つの態様は、無線LAN基地局(700)は、充電器100に設けられている。
これにより、無線LAN基地局(700)と充電器100との間の通信を簡単に行うことができるようになる。
なお、本実施の形態においては、WiFi端末の端末識別情報として、一般的にWiFi基地局で端末のアクセス制御に用いられることの多いMACアドレスを例に説明したが、端末の個体を識別できるものであれば、どんなものであっても構わない。例えば、IPv6アドレスによって端末識別(アクセス制御)が可能なWiFi基地局をシステムに採用する場合には、MACアドレスの代わりにIPv6アドレスを用いても構わない。
また、本実施の形態において、無線基地局として無線LAN(WiFi)基地局を、無線端末として、無線LAN(WiFi)端末を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、無線通信の方式として、Bluetooth(登録商標)、WiMAXまたはWiGig(Wireless Gigabit)を利用することもできる。この場合には、無線基地局としてBlueutooth端末(マスター端末:親局)、WiMAX基地局またはWiGig基地局を設置し、無線端末としてはBluetooth通信機能、WiMAX通信機能またはWiGig通信機能を搭載することになる。
また、端末識別情報としては、端末機器固有のMACアドレスを例に説明したが、無線通信方式がBluetoothである場合には、MACアドレスの代わりにBluetoothアドレスを用いて同様に端末識別・認証を行う構成としてもよい。
2011年2月7日出願の特願2011−023533の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、充電器の動作に連動させて、簡便かつ的確に無線サービスを提供できるという効果を有し、充電ステーションにおいて無線通信を行う場合に好適である。
100 充電器
101 ICカードリーダ
102 充電部
103 充電制御部
105 通信部
200 サーバ
201 会員データベース
202 認証処理部
300 WiFi端末
400 通信ネットワーク
500 電気車両充電システム
600 電気車両
700 WiFi基地局
800 ICカード

Claims (11)

  1. 電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムであって、
    前記充電器は、
    電気車両を充電する充電部と、
    ユーザ情報記憶媒体から、ユーザID又は媒体IDを読み取るID読取部と、
    前記サーバ及び前記無線基地局と通信可能な通信部と、
    を有し、
    前記サーバは、
    ユーザID又は媒体IDと、端末識別情報と、が登録されているデータベースと、
    前記ID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可認証を行う認証処理部と、
    を有する、
    電気車両充電システム。
  2. 前記認証処理部は、
    前記ID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されている場合、
    当前記端末識別情報に対応する無線端末が、前記無線基地局にアクセスすることを許可する、
    請求項1に記載の電気車両充電システム。
  3. 前記サーバは、
    充電が終了したことが前記充電器から通知されると、
    前記無線基地局を介して、前記無線端末に、無線通信を延長利用するか否かを問い合わせる信号を送信し、
    前記無線基地局を介して、前記無線端末から、無線通信を延長利用することを示す応答信号を受信した場合に、無線通信の延長利用を許可する、
    請求項1に記載の電気車両充電システム。
  4. 前記サーバは、
    前記ID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されていない場合、
    前記無線基地局を介して、前記無線端末から、端末識別情報を受信し、当該端末識別情報を前記ユーザID又は媒体IDに関連付けて登録する、
    請求項1に記載の電気車両充電システム。
  5. 前記無線基地局は、前記充電器に設けられている、
    請求項1に記載の電気車両充電システム。
  6. 前記ユーザ情報記憶媒体は、ICカードである、
    請求項1に記載の電気車両充電システム。
  7. 電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムにおける、前記充電器であって、
    電気車両を充電する充電部と、
    ユーザ情報記憶媒体からユーザID又は媒体IDを読み取るID読取部と、
    前記サーバ及び前記無線基地局と通信可能な通信部と、
    有し、
    前記ID読取部によって読み取ったユーザID又は媒体IDを、前記通信部を介して、前記サーバに送信し、
    前記サーバからの許可認証情報を、前記通信部を介して受信し、
    前記許可認証情報に基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可通知を行う、
    電気車両用充電器。
  8. さらに、前記無線基地局を有する、
    請求項7に記載の電気車両用充電器。
  9. 電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムにおける、前記サーバであって、
    ユーザID又は媒体IDと、端末識別情報と、が登録されているデータベースと、
    前記充電器のID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可認証を行う認証処理部と、
    を有するサーバ。
  10. 電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムにおける、前記無線基地局であって、
    前記充電器のID読取部によって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報に対して、アクセス許可を設定することにより、前記端末識別情報を有する端末とのデータ送受信を許可する、
    無線基地局。
  11. 電気車両用充電器と、前記充電器に接続されるサーバと、無線基地局と、を有する電気車両充電システムの充電方法であって、
    電気車両を充電する充電ステップと、
    ユーザ情報記憶媒体からユーザID又は媒体IDを読み取るID読取ステップと、
    前記サーバ及び前記無線基地局と通信する通信ステップと、
    ユーザID又は媒体IDと端末識別情報とが登録されているデータベースを用いて、前記ID読取ステップによって読み取られたユーザID又は媒体IDに対応する端末識別情報が、前記データベースに登録されているか否かに基づいて、前記無線基地局への無線端末のアクセスの許可認証を行う認証処理ステップと、
    を含む、電気車両充電システムの充電方法。
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